【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 1.公開の事実 ▲1▼展示日 平成25年6月26日 ▲2▼展示会名、開催場所 第24回国際文具・紙製品展−ISOT2013にて 東京ビッグサイト(東京国際展示場) ▲3▼公開者 プリントインフォームジャパン株式会社 代表取締役社長 渡辺 正人 ▲4▼出品内容 渡辺正人は、第24回国際文具・紙製品展 ISOT2013にて、自己が発明したロール式付箋紙供給具を自己が代表取締役を務めるプリントインフォームジャパンの出展ブースにて公開した。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記両側壁部21のロール型付箋紙供給部支持シャフト22の周囲にはロール型付箋紙を固定する固定部30が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロール式付箋紙供給具10。
前記第1の天板フレーム部25と対向する位置に第2の天板フレーム部27を配置し、一方がのこぎり形状、他方がナイフ形状を有することを特徴とする請求項1からの請求項4のうち少なくとも1つに記載のロール式付箋紙供給具10。
【背景技術】
【0002】
最初の糊付き付箋紙製品であるポスト・イット/Post-it(登録商標)は、アメリカの化学メーカー、スリーエム社が1980年に全米で発売されて以来、今でも世界の100カ国以上で販売されている大ヒット商品となっており、短冊状のものを一時的に文書や書籍に貼り付けたり、栞として使用されている。現在では、パソコン画面の枠などに貼り付けて備忘録や伝言メモとしても一般的に広く使われており、さらに使用先を拡大して外出先で書き写しや差し替えを必要としないメモ紙や手帳の代用品としても使われている。
【0003】
しかし、現在市販されている付箋紙は、目的に合わせてサイズを選択しなければならず、複数の異なったサイズの付箋紙を揃えておく必要がある。また、短冊状に積層した構成であると、一枚だけ必要なところ、複数枚剥がし取ってしまうこともある。従って、所望するサイズの付箋紙を安価に、且つ安易に得られる器具等に関する技術が求められている。
また、ロール状の付箋紙をセロテープ(登録商標)等で用いられるホルダーに収め、付箋紙を所望するサイズで切断する製品がある。しかしながら、セロテープ(登録商標)は粘着力が極めて強く、それに比べて付箋紙は、貼り付け、引き剥がしを繰り返し行う用途に用いることから、粘着力が低い。そのため、所望のサイズの長さ分をホルダーから引き出し、ホルダーのカッター部分で切断する際にセロテープ(登録商標)と付箋紙で品位の差が発生する。具体的には、セロテープ(登録商標)の場合は、カッター部分にセロテープ(登録商標)に一部が、その粘着力で固定された状態で、カットするので、ロール部分が移動することなく、切り口は正確に幅方向と一致する。それに対して、付箋紙の場合は、カッター部分に付箋紙の一部が弱い粘着力で固定される状態でカットするので、十分な固定ができずカットする際、ロール部分が動いてしまい、切り口が、幅方向に対して、斜めになってしまうことがあった。
そのため、単純な形状であっても、ロール状の付箋紙を品位良くカットできる器具等に関する技術も求められている。
【0004】
このような上記の問題点を解決しようと、本願発明以外にも種々の技術提案がなされている。例えば、ロール状の用紙を操作しながら送る用紙送り手段と、所望する寸法に切断する切断手段と、粘着剤を塗布する粘着剤塗布手段と、を備えた「付箋紙作成装置」(特許文献1参照)がある。係る発明も本願発明と同様にロール状に巻回した用紙から送り出した付箋紙を所望するサイズで切断することによりサイズの異なる付箋紙を得ることができるという目的と効果が共通する。しかしながら、係る発明では、付箋紙を搬出するために複数のローラー等を用いているため構造が複雑でコストもかかり、また、机上で手軽に使えるものではない。
【0005】
また、本願の出願人は、本体を垂直方向に積層しての使用に好的な付箋紙供給装置を既に提案している(特許文献2参照)。しかしながら、係る発明も前記の発明と同様に、付箋紙を搬出するための駆動力にモーターを用いているため構造が複雑でコストもかかり、また、机上で手軽に使えるものではなかった。
【0006】
本出願人は、以上のような問題点に鑑みて、どのような構成にすれば、複雑な構造を避け、机上において手軽にサイズの異なる付箋紙を品位良くカットし、得ることができるかという着想の下、本願発明の「ロール式付箋紙供給具」の提案に至ったものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ロール式付箋紙供給具の側面を持つだけで、ロール式付箋紙供給具内の付箋紙を容易に固定することができ、所望する大きさの付箋紙を容易に得ることができるロール式付箋紙供給具を、極めて少ない部品構成でありながら、極めて高い機能性と利便性を発揮させることができるロール式付箋紙供給具の提供を図る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ロール型付箋紙供給部と、基台部と、から成る
付箋紙供給具であって、前記基台部は、2枚の両側壁部と、前記ロール型付箋紙供給部を回動自在に軸支するロール型付箋紙供給部支持シャフトと、第一の天板フレーム部と、から構成され、前記ロール型付箋紙供給部支持シャフトは、前記両側壁部の内壁面に垂直に配置され、前記ロール型付箋紙供給部支持シャフトは、中間部分で分離可能であり、第1のシャフトと第2のシャフトで構成され、前記第1のシャフトは第2のシャフトに遊
嵌され、前記第1のシャフトの先端には緩衝部が配置され、
前記第2のシャフトの先端には緩衝部当て部を配置され、前記緩衝部と前記緩衝部当て部は当接し、前記両側壁部を前記ロール型付箋紙供給部方向に湾曲させると、前記両側壁部の内壁が前記ロール型付箋紙供給部の側面に接する構成を採用
する。
【0010】
また、
本発明は、前記両側壁部のロール型付箋紙供給部支持シャフトの周囲にはロール型付箋紙の動きを固定する固定部が配置されている構成を採用
することもできる。
【0011】
また、
本発明は、複数の前記ロール型付箋紙供給部の間に、スペーサーを配置され、前記スペーサ
ーの面部分の少なくとも一方の面には、凸凹の形状が施されている構成を採用
することもできる。
【0012】
また、
本発明は、前記スペーサ
ーの内径部には、少なくとも1つの突
起があり、前記第1のシャフ
トの周面には、前記突
起に対応する溝部が形成されている構成を採用
することもできる。
【0013】
また、
本発明は、前記第1の天板フレーム部と対向する位置に第2の天板フレーム
部を配置し、一方がのこぎり形状、他方がナイフ形状を有する構成を採用
することもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る
付箋紙供給具によれば、ロール式付箋紙供給具の側面を持つだけで、ロール式付箋紙供給具内の付箋紙を容易に固定することができ、所望する大きさの付箋紙を容易に得ることができるという優れた効果を奏する。
【0015】
また、本発明に係るロール式付箋紙供給具によれば、ロール状に巻回したロールを備えた本体をきわめて自然に押さえることで、ロール状付箋紙を固定できるので付箋紙の切り取りに無用な注意を払うことなく、常にゆがみのない切り口とすることができるという優れた効果を奏する。
【0016】
また、本発明に係るロール式付箋紙供給具によれば、複数の付箋紙を供給具内に保持できるので、付箋紙の幅、長さとも多くの形状に対応できるという優れた効果を奏する。
【0017】
また、本発明に係るロール式付箋紙供給具によれば、付箋紙が常にケースを兼用した基台部に収容されているため、使用時のケースからの取り出しや、使用後のケース内への収容という繁雑な作業を軽減できるという優れた効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係るロール式付箋紙供給具は、付箋紙供給具の側面を持つだけで、ロール式付箋紙供給具内の付箋紙を容易に固定することができ、所望する大きさの付箋紙を容易に得ることができるロール式付箋紙供給具を、極めて少ない部品構成でありながら、極めて高い機能性と利便性を発揮させることができる点を最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明する。
【0020】
図1、
図2、
図3、
図4に沿って説明する。
図1は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の全体構成説明図である。
図1(a)はロール型付箋紙供給部50を除いた状態での全体斜視図であり、
図1(b)はロール型付箋紙供給部50を含んだ状態での全体斜視図である。
図2は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の分解斜視図である。
図3は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の3面図である。
図4は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の断面図である。
【0021】
図1に示されるように、本発明に係るロール式付箋紙供給具10は、ロール型付箋紙供給部50と、基台部20と、から構成され、各構成部品が
図1に示されるように配置される。
【0022】
図2は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の分解斜視図である。基台部20の両側壁部21を基板として各構部材が一体成形で備えられているように示されているが、係る分割構造自体に限定されるものではなく、接着や嵌合等により前記各構成部材が両側壁部21に取り付けるものであっても良い。
【0023】
基台部20は、2枚の両側壁部21と、ロール型付箋紙供給部支持シャフト22と、第1の天板フレーム部25と、第1の給紙ガイドフレーム部26と、第2の天板フレーム部27と、第1の給紙ガイドフレーム部28と、固定部30と、で構成されている。
【0024】
ロール型付箋紙供給部支持シャフト22はロール型付箋紙供給部50を回動自在に軸支するための軸状部材であり、両側壁部21の内壁面に垂直に配置され、第1のシャフト23と第2のシャフト24とで構成されている。
ロール型付箋紙供給部支持シャフト22の外径は、ロール型付箋紙供給部50の軸受部52の内径よりも若干小さく、ロール型付箋紙供給部50がスムーズに回転できるよう滑らかな表面形態である。
第1のシャフト23と第2のシャフト24は、概ね、基台20の中央で遊
嵌され、第1のシャフト23の先端には、緩衝部2301が配置され、第2のシャフト24の先端には、緩衝部当て部2401が配置され、緩衝部2301と緩衝部当て部2401は、当接する構造となっている。
【0025】
第1の天板フレーム25は、ロール型付箋紙供給部50の軸受部52にロール状に巻けられた付箋紙部51から付箋紙53を引き抜いて搬出する際の、付箋紙の切断を行う板状部材であり、第1の給紙ガイドフレーム部26は、ロール型付箋紙供給部50の軸受部52にロール状に巻いた付箋紙部51が使用により、該ロール径の大きさが変動した場合でも付箋紙53と第1の天板フレーム25の位置関係を安定させる案内板である。なお、第1の天板フレーム25の外側端辺底部形状は、付箋紙53を裁断しやすい形状として、のこぎり状切り部2501としてる。
【0026】
また、第1の天板フレーム25と対向する位置には、第2の天板フレーム27が配置され、第1の給紙ガイドフレーム部26と対向する位置には、第2の給紙ガイドフレーム部28が配置され、第2の天板フレーム27の外側端辺底部形状は、付箋紙53を裁断しやすい形状として、ナイフ状切り部2701としてる。
【0027】
但し、係る端辺に安全性が確保できる裁断部材を除くものではなく、例えば、第1の天板フレーム部25と一体成形される極めて微少な突起を並べる裁断部や、安全性を考慮したカッター等の刃部を設ける構成を除く趣旨ではない。他方、第1の給紙ガイドフレーム部26のロール型付箋紙供給部50側端辺は、付箋紙部51が使用により、ロール径の大きさが変動した場合で付箋紙53が通過しやすいように、なだらかな形状とすることが望ましい。
【0028】
ロール型付箋紙供給部50は、裏面の全面に粘着材が塗布された長尺付箋紙をロール状に巻いた付箋紙部51と、前記付箋紙支持シャフト部22に回動自在に備えるための中空内径を有する軸受部52とから構成される。なお、粘着材の塗布領域は特に限定されるものではなく、使用目的に応じた領域幅で塗布された付箋紙53を用いればよい。
【0029】
図1(b)においては、複数のロール型付箋紙供給部50を配置している。複数のロール型付箋紙供給部50を用いる場合には、ロール型付箋紙供給部50の幅の合計が両側壁部21の間隔よりも若干小さい幅が望ましい。
【0030】
次に、
図4,5に沿って、本発明の動作を説明する。
図4は、本発明の断面図である。
図4(a)は、付箋の引き出しを行う際の図である。
図4(b)は、付箋の切断を行う際の図である。
図5は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10を持ち、付箋を切断する際の具体例である。
【0031】
すでに説明し
たように、基台部20の構成には、両側壁部21と第1のフレーム部が含まれる。対向する両側壁部21が第1のフレーム部によって固定される構造である。そして、両側壁部21に設置されたロール型付箋紙供給部支持シャフト22は、第1のシャフト23と第2のシャフト24に分かれ、中ほどで、遊
嵌されている。そのため、両側壁部21は、第1のフレーム部25を軸として湾曲可能となっている。より具体的には、両側壁部21の外壁側を、両側壁部21をはさむように押さえることで、両側壁部21を内壁側に曲げることができる(
図5)。
【0032】
第1のシャフト23と第2のシャフト24の接合部分を説明すると、第1のシャフト23の先端の内側はくぼんでおり、その窪み部分に緩衝部2301が配置されている。第1のシャフト23の先端の外径は細く成形され、第2のシャフト24の先端の内径よりも細くなっている。緩衝部の表面は、第1のシャフト23の先端位置よりも奥まった位置にある。
【0033】
第2のシャフト24の先端の内側は窪んでおり、その窪み部分に緩衝部当て部2401を持つ。緩衝部当て部2401の外径は、第2のシャフト24の先端の内径よりも細く、表面は、緩衝部2301に当接するために平面又は複数のリブによって平面と同じ効果を奏している。
【0034】
両側壁部21に力を加えない状態(
図4(a))では、緩衝部2301と緩衝部当て部2401は、接触程度に当接している。
両側壁部21の両側から挟むように力を加えることによって、両側壁部21は、第1のフレーム部25を軸として内側に湾曲する。第1のシャフト23と第2のシャフト24の間は遊
嵌であり、緩衝部2301は、緩衝部当て部2401に押されて圧縮される。すると、両側壁部21の内壁の一部がロール型付箋紙供給部50の側面に圧接し、ロール型付箋紙供給部50を両側面から固定する形となり、ロール型付箋紙供給部50を安定して固定するので、ロール型付箋紙供給部50が回転することはない。そのため、ロール型付箋紙供給部50が十分固定ができずカットする際、ロール部分が動いてしまい、切り口が、幅方向に対して、斜めになってしまうようなことがなく、品位の高い付箋紙を生成することができる。
【0035】
また、両側壁部21への力を解除すると、圧縮された緩衝部2301が元に戻る力によって、両側壁部21は、元の位置に戻る。両側壁部21の内壁とロール型付箋紙供給部50の側面との圧接は解消し、ロール型付箋紙供給部50は回転容易な状態に戻る。
【0036】
ロール式付箋紙供給具10から付箋紙53を生成する際、まず、両側壁部21の両側を軽く持ち、付箋紙53を所望の長さまで引き出すのが自然な動作である。付箋紙53を引き出すのに、力は要らないので、両側壁部21の両側を持つ力も当然弱い力で十分である。このとき、両側壁部21の側面からの力は弱いので、両側壁部21を湾曲させることはない。
【0037】
次に、付箋紙53を切断する際は、カッター部を用いて付箋紙53を引きちぎる動作となるので、両側壁部21の側面からの力は強くなる。すると、両側壁部21を湾曲することとなり、上述のように、ロール型付箋紙供給部50は安定して固定され、付箋紙53を品位よくカットすることができる(
図5)。
【0038】
第2の実施例について
図1、
図2、
図3、
図4に沿って説明する。第1の実施例に記載の内容は省略する。
固定部30は、両側壁部21の内壁側、ロール型付箋紙供給部支持シャフト22の周囲に配置されている。形状は、略ドーナッツ状であり、両側壁部21の内壁面よりも若干ロール型付箋紙供給部50側に突出した形状である。両側壁部21とロール型付箋紙供給部50の側面が接触する際、より確実にロール型付箋紙供給部50を固定し、ロールの回転を防ぐためのものである。固定部30の表面は、梨字状等の凸凹の形状が望ましい。付箋紙支持シャフト部22の軸位置から伸びる放射状の起伏形状や、畝構造でもよい。係る固定部30を付加することによって、ロール型付箋紙供給部50の固定動作はより安定したものとすることができる。
【0039】
第3の実施例について
図6に沿って説明する。
図6は、スペーサ40の動作を説明する図である。
図6(a)は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の上面からの図であり、ロール型付箋紙供給部50を点線にて表している。
図6(a)は、本発明に係る付箋紙供給具10の側面からの図であり、
図6(a)のIIの断面図である。ロール型付箋紙供給部50を点線にて表している。
図6(c)は、本発明に係るロール式付箋紙供給具10の分解斜視図である。第1の実施例、第2の実施例に記載の内容は省略する。
【0040】
スペーサ40は、
図6(c)に示すように、薄いドーナッツ状をしており、厚さは1mm程度、外径はロール型付箋紙供給部50の外径よりも若干小さめであり、内径は、第1のシャフト23の外径よりも若干大きい。スペーサ40の両面又は一方の面にはすべり防止用の凸凹の形状が付されている。内側には2つの凸部4001があり、2つの凸部4001は対向する位置にある。第1のシャフト22には、凸部4001に対応する位置に溝状の細径部分であるシャフト細巻部2203がある。第1のシャフト23にスペーサ40を通す際、凸部4001とシャフト細巻部2203を対応させることで、スペーサ40は、回転せずに外径はロール型付箋紙供給部50を保持できる。また、スペーサ40の外径には、半円形状の凹部4002があり、スペーサ40の位置を合わせるために、スペーサ40を移動させる際の手がかりとするものである。
【0041】
複数のロール型付箋紙供給部50を持つ際の付箋紙53の引き出し時の効果について説明する。ロール式付箋紙供給具10において、複数のロール型付箋紙供給部50を用い、付箋紙53を生成できたほうが、作成できる付箋紙のバリエーションが広がり便利である。幅の異なるもの、色の異なるもの、柄の異なるものを組み合わせることなどである。
【0042】
複数のロール型付箋紙供給部50を用いる際、ロールの幅の合計は概ね両側壁部21の内側の長さと同じ程度であることが望ましい。基台部20内に過不足無く収まるからである。ところで、複数のロール型付箋紙供給部50を用いる際、ロール型付箋紙供給部50同士が、その側面で接している形となる。付箋紙53の接着材が側面から染み出していると、ロール型付箋紙供給部50同士が密着してしまうこともある。そうすると、一方のロール型付箋紙供給部50から付箋紙53を引き出そうとして、一方のロール型付箋紙供給部50が回転すると、それに連動して他方のロール型付箋紙供給部50も回転してしまい、無用に他方の付箋紙53も引き出されてしまい、使い勝手が悪くなることになる。そこで、ロール型付箋紙供給部50同士の間にスペーサ40を入れることで、ロール型付箋紙供給部50間の密着を防止し、上述の不具合を解消することができる。
【0043】
複数のロール型付箋紙供給部50を持つ際の付箋紙53の切断時の効果について説明する。
複数のロール型付箋紙供給部50を持つ状態で、付箋紙53を第1のガイドフレーム部26で切断しようとしたとき、実施例1の動作によって、両側壁部21が内側に湾曲し、ロール型付箋紙供給部50の側面を両側壁部21の内壁で押さえ、ロール型付箋紙供給部50の回転を抑えようとした際、ロール型付箋紙供給部50同士の接した側面部分は、面としての均一性が低いことから、ロール型付箋紙供給部50同士の接した側面部分ですべりを生じて、十分な固定ができない可能性がある。そこで、スペーサ40をロール型付箋紙供給部50間に配置することによって、ロール型付箋紙供給部50同士のすべりを解消する。また、スペーサ40の表面を凸凹形状のようなすべりにくい形状とすることでさらに、ロール型付箋紙供給部50の固定を確実にすることができる。
【0044】
また、スペーサ40の内径に凸部4001を設け、第1のシャフト23の周部に対応する溝部を設け、シャフト細巻部2303とし、凸部4001とシャフト細巻部2303を対応するように、スペーサ40を第1のシャフト23に挿入することで、スペーサ40は、回転しないスペーサとしての機能を持つ。
そうすると、各々のロール型付箋紙供給部50は、両側壁部21の内壁とスペーサ40によってより確実に固定されることとなり、安定して付箋紙切断を行うことができる。
【0045】
第4の実施例について
図1、
図2、
図3に沿って説明する。第1の実施例、第2の実施例に記載の内容は省略する。基台部20において、第1のフレーム部25と対向する位置に、第2のフレーム部27があり、第1のガイドフレーム部26と対向する位置に、第2のガイドフレーム部27が配置されている。第1のフレーム部25と第2のフレーム部27はロール型付箋紙供給部支持シャフト22から見て対称の位置にある。第1のフレーム部25には、のこぎり状切り部2501が配置され、第2のフレーム部27には、ナイフ状切り部2701が配置されている。
【0046】
以下、第2のフレーム部27の効果を説明する。ロール式付箋紙供給具において、ロール状の付箋紙を切断する場合、切断する機構として、金属の刃で行うと最も精度よくカットできる。しかし、付箋紙は幅の広いものもあり、刃幅の広いカット部分は、安全上問題であるし、コストも上がる。そのため、本体と同じ樹脂構造でカット部分を作るのが現実的である。
【0047】
カット形状の1つとして、のこぎり状がある、あまり力を入れずに切断が可能である。しかし、切れ目が、ぎざぎざとなるので、見た目の品位が若干落ちる点が欠点となる。また、他のカット形状の1つとして、ナイフ状がある、切断時、特に切断の最初にある程度の力が必要である。しかし、切れ目が、比較的滑らかで、見た目の品位がよい。このように、カット形状によって、生成させる付箋紙の質に差がでることから、適宜、カット形状を選択できるロール式付箋紙供給具が望まれてた。
【0048】
そこで、ロール式付箋紙供給具の上下に異なるカット形状を持つフレーム部を配置し、好みに応じて、2つのカット形状を使い分けることとした。第1のフレーム部25ののこぎり状切り部2501を用いたい場合は、
図1(b)にあるように、ロール型付箋紙供給部50から出る付箋紙53の表面が第1のフレーム部にくるようにロール型付箋紙供給部50を取り付け、第2のフレーム部27のナイフ状切り部2701を用いたい場合は、ロール型付箋紙供給部50から出る付箋紙53の表面が第2のフレーム部27側に来るようにロール型付箋紙供給部50を反転させて取り付ける。このようにすることによって、2つのカット形状を使い分けることができる。