(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1検出コードパターンは、前記第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高い、請求項1又は2記載の方法。
前記送信端検出モジュールは、前記PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に前記2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するよう構成される、請求項13記載の第1検出回路。
前記回路スイッチングモジュールは更に、前記レジスタネットワークが前記OFF状態から前記ON状態にスイッチした時点から始まる所定の期間の後、前記PCI−E送信端の2つの端子に接続される前記レジスタネットワークを前記ON状態から前記OFF状態にスイッチバックするよう構成される、請求項12乃至14何れか一項記載の第1検出回路。
前記コントローラは更に、前記PCI−E受信端が配置されていると判定された後、当該送信端のリンクマシーン状態を前記検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするよう構成される、請求項16又は17記載の送信端。
【発明の概要】
【0005】
受信端検出が光ケーブル伝送をサポートするPCI−Eバスにおける従来の方法を利用することによっては実現できないという問題を解決するため、本発明の実施例は、受信端を検出する方法、検出回路、光モジュール及びシステムを提供する。その技術的方策は以下である。
【0006】
第1の態様によると、受信端を検出する方法が提供され、当該方法は、
光伝送を介しPeripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端に第1検出コードパターンを送信するステップであって、前記第1検出コードパターンを受信した後、前記PCI−E受信端は前記光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックする、送信するステップと、
前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されるか検出するステップと、
検出結果が前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されたことである場合、前記PCI−E受信端が配置されていると判断するステップと、
を有し、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0007】
第1の態様の第1の可能な実現方式では、前記光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信する前、当該方法は更に、
現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出するステップを有し、
前記光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信するステップは、
前記現在リンクマシーン状態が前記検出.静止サブ状態から前記検出.アクティブサブ状態にスイッチすることが検出された後、所定の時間間隔により前記光伝送を介し前記PCI−E受信端に前記第1検出コードパターンを送信することを含む。
【0008】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されるか検出するステップは、
前記第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されるか検出するステップを含む。
【0009】
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記PCI−E受信端が配置されていると判断した後、当該方法は更に、
前記現在リンクマシーン状態を前記検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするステップを有する。
【0010】
第1の態様又は第1の態様の第1、第2若しくは第3の可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、前記第1検出コードパターンは、前記第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高い。
【0011】
第2の態様によると、
Peripheral Component Interconnect Express(PCI−E)受信端を検出する方法が提供され、当該方法は、
光伝送を介
しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信するステップと、
前記光伝送を介し前記PCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンが受信された後、前記光伝送を介し前記PCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックするステップであって、前記PCI−E送信端は前記第2検出コードパターンに従って前記PCI−E受信端が配置されていると判断する、フィードバックするステップと、
を有し、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0012】
第2の態様の第1の可能な実現方式では、前記光伝送を介し前記PCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックする前、当該方法は更に、
前記第1検出コードパターンと同じ、又は異なる前記第2検出コードパターンを生成するステップを有する。
【0013】
第3の態様によると、受信端を検出する方法が提供され、当該方法は、
光伝送を介し第1所定信号を第2検出回路に送信するステップであって、前記第2検出回路は、前記第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、Peripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端が配置されているか検出し、前記PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする、送信するステップと、
前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされた前記第2所定信号が受信されるか検出するステップと、
検出結果が前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされた前記第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするステップであって、前記レジスタネットワークと前記
PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端が前記等価なRC充電回路に従って前記PCI−E受信端が配置されていると判断する、スイッチするステップと、
を有し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方は差分信号である。
【0014】
第3の態様の第1の可能な実現方式では、前記光伝送を介し第1所定信号を第2検出回路に送信する前、当該方法は更に、
電気接続を利用することによって、前記PCI−E送信端が
PCI−E受信端検出を実行しているか検出するステップと、
前記PCI−E送信端が前記
PCI−E受信端検出を実行していると検出された場合、前記光伝送を介し前記第1所定信号を前記第2検出回路に送信するステップと、
を有する。
【0015】
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記電気接続を利用することによって、前記PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行しているか検出するステップは、
前記PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか、且つ、所定の期間内に前記2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するステップを含む。
【0016】
第3の態様又は第3の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチした後、当該方法は更に、
前記レジスタネットワークが前記OFF状態から前記ON状態にスイッチした時点から始まる所定の期間の後、前記PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続される前記レジスタネットワークを前記ON状態から前記OFF状態にスイッチバックするステップを有する。
【0017】
第4の態様によると、受信端を検出する方法が提供され、当該方法は、
光伝送を介し第1検出回路により送信された第1所定信号を受信するステップと、
前記第1所定信号が受信された後、電気接続を利用することによって、Peripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端が配置されているか検出するステップと、
前記PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするステップであって、前記第1検出回路は前記第2所定信号に従ってPCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチすることを決定し、前記レジスタネットワークと前記PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端が前記等価なRC充電回路に従って前記受信端が配置されていると判定する、フィードバックするステップと、
を有し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方は差分信号である。
【0018】
第4の態様の第1の可能な実現方式では、前記電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出するステップは、
前記PCI−E受信端に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信するステップであって、前記通常モード電圧は初期電圧より高い、送信するステップと、
前記PCI−E受信端に接続される2つの端子にわたる電圧が前記初期電圧から前記通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出するステップと、
を有する。
【0019】
第5の態様によると、送信端が提供され、当該送信端は、
光伝送を介しPeripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端に第1検出コードパターンを送信するよう構成されるコードパターン送信モジュールであって、前記第1検出コードパターンを受信した後、前記PCI−E受信端は前記光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックする、コードパターン送信モジュールと、
前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されるか検出するよう構成される受信検出モジュールと、
前記受信検出モジュールの検出結果が前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンが受信されたことである場合、前記PCI−E受信端が配置されていると判定するよう構成される配置判定モジュールと、
を有し、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0020】
第5の態様の第1の可能な実現方式では、当該送信端は、状態検出モジュールを更に有し、
前記状態検出モジュールは、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出するよう構成され、
前記コードパターン送信モジュールは、具体的には、前記現在リンクマシーン状態が前記検出.静止サブ状態から前記検出.アクティブサブ状態にスイッチすることを前記状態検出モジュールが検出した後、所定の時間間隔において前記第1検出コードパターンを前記PCI−E受信端に送信するよう構成される。
【0021】
第5の態様又は第5の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記受信検出モジュールは、具体的には、前記コードパターン送信モジュールによる前記第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされる前記第2検出コードパターンが受信されるか検出するよう構成される。
【0022】
第5の態様又は第5の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、当該送信端は更に、状態スイッチングモジュールを有し、
前記状態スイッチングモジュールは、前記PCI−E受信端が配置されていると前記配置判定モジュールが判定した後、前記現在リンクマシーン状態を前記検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするよう構成される。
【0023】
第5の態様又は第5の態様の第1、第2若しくは第3の可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、前記コードパターン送信モジュールにより送信される前記第1検出コードパターンが、前記受信検出モジュールにより検出される前記第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高い。
【0024】
第6の態様によると、
Peripheral Component Interconnect Express(PCI−E)受信端が提供され、当該
PCI−E受信端は、
光伝送を介
しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成されるコードパターン受信モジュールと、
前記コードパターン受信モジュールが前記光伝送を介し前記PCI−E送信端により送信された前記第1検出コードパターンを受信した後、前記光伝送を介し前記PCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックするよう構成されるコードパターンフィードバックモジュールであって、前記PCI−E送信端は前記第2検出コードパターンに従って前記PCI−E受信端が配置されていると判定する、コードパターンフィードバックモジュールと、
を有し、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0025】
第6の態様の第1の可能な実現方式では、当該
PCI−E受信端は更に、コードパターン生成モジュールを有し、
前記コードパターン生成モジュールは、前記コードパターン受信モジュールにより受信される前記第1検出コードパターンと同じか、又は異なる前記第2検出コードパターンを生成するよう構成される。
【0026】
第7の態様によると、第1検出回路が提供され、当該回路は、
光伝送を介し第2検出回路に第1所定信号を送信するよう構成される信号送信モジュールであって、前記第2検出回路は、前記第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、Peripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端が配置されているか検出し、前記PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする、信号送信モジュールと、
前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされる前記第2所定信号が受信されるか検出するよう構成されるフィードバック検出モジュールと、
前記フィードバック検出モジュールの検出結果が前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされた前記第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう構成される回路スイッチングモジュールであって、前記レジスタネットワークと前記
PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端が前記等価なRC充電回路に従って前記PCI−E受信端が配置されていると判定する、回路スイッチングモジュールと、
を有し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方は差分信号である。
【0027】
第7の態様の第1の可能な実現方式では、前記第1検出回路は更に、送信端検出モジュールを有し、
前記送信端検出モジュールは、電気接続を利用することによって、前記PCI−E送信端が
PCI−E受信端検出を実行しているか検出するよう構成され、
前記信号送信モジュールは、前記PCI−E送信端が前記PCI−E受信端検出を実行していることを前記送信端検出モジュールが検出した場合、前記光伝送を介し前記第2検出回路に前記第1所定信号を送信するよう構成される。
【0028】
第7の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記送信端検出モジュールは、具体的には、前記PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に前記2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するよう構成される。
【0029】
第7の態様又は第7の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記回路スイッチングモジュールは更に、前記レジスタネットワークが前記OFF状態から前記ON状態にスイッチした時点から始まる所定の期間の後、前記PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続される前記レジスタネットワークを前記ON状態から前記OFF状態にスイッチバックするよう構成される。
【0030】
第8の態様によると、第2検出回路が提供され、当該回路は、
光伝送を介し第1検出回路により送信された第1所定信号を受信するよう構成される信号受信モジュールと、
前記信号受信モジュールが前記第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、Peripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端が配置されているか検出するよう構成される配置検出モジュールと、
前記PCI−E受信端が配置されていると前記配置検出モジュールが検出した場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするよう構成される信号フィードバックモジュールであって、前記第1検出回路は、前記第2所定信号に従ってPCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう決定し、前記レジスタネットワークと前記PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端は前記等価なRC充電回路に従って前記PCI−E受信端が配置されていると判定する、信号フィードバックモジュールと、
を有し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方は差分信号である。
【0031】
第8の態様の第1の可能な実現方式では、前記配置検出モジュールは、通常モード送信ユニットと時間検出ユニットとを有し、
前記通常モード送信ユニットは、前記PCI−E受信端に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信するよう構成され、前記通常モード電圧は初期電圧より高く、
前記時間検出ユニットは、前記PCI−E受信端に接続される前記2つの端子にわたる電圧が前記初期電圧から前記通常モード送信ユニットにより送信される前記通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出するよう構成される。
【0032】
第9の態様によると、送信端が提供され、当該送信端は、
送信機、受信機、コードパターン生成回路、コードパターン検出回路及びコントローラを有し、
前記送信機は、光伝送を介しPeripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端に前記コードパターン生成回路により生成された第1検出コードパターンを送信するよう構成され、前記第1検出コードパターンを受信した後、前記PCI−E受信端は前記光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックし、
前記コードパターン検出回路は、前記受信機が前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされる前記第2検出コードパターンを受信するか検出するよう構成され、
前記コントローラは、前記コードパターン検出回路の検出結果が前記受信機が前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンを受信したことである場合、前記PCI−E受信端が配置されていると判定するよう構成され、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0033】
第9の態様の第1の可能な実現方式では、前記コントローラは更に、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出するよう構成され、
前記送信機は、具体的には、前記現在リンクマシーン状態が前記検出.静止サブ状態から前記検出.アクティブサブ状態にスイッチすることを前記コントローラが検出した後、所定の時間間隔において前記PCI−E受信端に前記コードパターン生成回路により生成された前記第1検出コードパターンを送信するよう構成される。
【0034】
第9の態様又は第9の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、当該送信端は更にタイマを有し、
前記タイマは、前記送信機が前記コードパターン生成回路により生成された前記第1検出コードパターンを送信した後に所定の期間を計時するよう構成され、
前記コードパターン検出回路は、前記タイマにより計時される前記所定の期間内に、前記受信機が前記光伝送を介し前記PCI−E受信端によりフィードバックされた前記第2検出コードパターンを受信するか検出するよう構成される。
【0035】
第9の態様又は第9の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記コントローラは更に、前記PCI−E受信端が配置されていると判定された後、前記現在リンクマシーン状態を前記検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするよう構成される。
【0036】
第9の態様又は第9の態様の第1、第2若しくは第3の可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、前記コードパターン生成回路により生成される前記第1検出コードパターンは、前記受信機により受信される前記第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高い。
【0037】
第10の態様によると、受信端が提供され、当該受信端は、
受信機、コードパターン検出回路、コードパターン生成回路、送信機及びコントローラを有し、
前記受信機は、光伝送を介しPeripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)送信端により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成され、
前記コントローラは、前記受信機が前記光伝送を介し前記PCI−E送信端により送信された前記第1検出コードパターンを受信したことを前記コードパターン検出回路が検出した後、前記光伝送を介し前記PCI−E送信端に前記コードパターン生成回路により生成された第2検出コードパターンをフィードバックするよう前記送信機を制御するよう構成され、前記PCI−E送信端は、前記第2検出コードパターンに従って前記PCI−E受信端が配置されていることを判定し、
前記第1検出コードパターンと前記第2検出コードパターンとの双方が差分信号である。
【0038】
第10の態様の第1の可能な実現方式では、前記コードパターン生成回路は、前記受信機により受信される前記第1検出コードパターンと同じか、又は異なる前記第2検出コードパターンを生成するよう構成される。
【0039】
第11の態様によると、第1検出回路が提供され、当該第1検出回路は、
送信機、受信機、コントローラ及びレジスタネットワークを有し、
前記送信機は、光伝送を介し第2検出回路に第1所定信号を送信するよう構成され、前記第2検出回路は、前記第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、Peripheral Component Interconnect Express
(PCI−E
)受信端が配置されているか検出し、前記PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックし、
前記コントローラは、前記受信機が前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされた前記第2所定信号を受信するか検出するよう構成され、
前記コントローラは更に、検出結果が前記受信機が前記光伝送を介し前記第2検出回路によりフィードバックされた前記第2所定信号を受信したことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう構成され、前記レジスタネットワークと前記
PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端は前記等価なRC充電回路に従って前記PCI−E受信端が配置されていると判定し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方は差分信号である。
【0040】
第11の態様の第1の可能な実現方式では、前記第1検出回路は更に、状態特定回路を有し、
前記状態特定回路は、電気接続を利用することによって、前記PCI−E送信端が
PCI−E受信端検出を実行しているか検出するよう構成され、
前記PCI−E送信端が前記PCI−E受信端検出を実行していると前記
状態特定回路が検出する場合、前記送信機は、前記光伝送を介し前記第2検出回路に前記第1所定信号を送信するよう構成される。
【0041】
第11の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記状態特定回路は、具体的には、前記PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に前記2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するよう構成される。
【0042】
第11の態様又は第11の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記第1検出回路は更にタイマを有し、
前記タイマは、前記コントローラが前記レジスタネットワークを前記OFF状態から前記ON状態にスイッチした後に所定の期間を計時するよう構成され、
前記コントローラは更に、前記タイマにより計時された前記所定の期間の後、前記PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続される前記レジスタネットワークを前記ON状態から前記OFF状態にスイッチするよう構成される。
【0043】
第12の態様によると、第2検出回路が提供され、当該回路は、
受信機、受信端検出回路、コントローラ及び送信機を有し、
前記受信機は、光伝送を介し第1検出回路により送信された第1所定信号を受信するよう構成され、
前記受信端検出回路は、前記受信機が前記第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出するよう構成され、
前記コントローラは、前記PCI−E受信端が配置されていると前記受信端検出回路が検出した場合、前記光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするよう前記送信機を制御するよう構成され、前記第1検出回路は前記第2所定信号に従ってPCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチすることを決定し、前記レジスタネットワークと前記PCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なレジスタ−キャパシタ
(RC
)充電回路を構成し、それから前記PCI−E送信端は前記等価なRC充電回路に従って前記PCI−E受信端が配置されていると判定し、
前記第1所定信号と前記第2所定信号との双方が差分信号である。
【0044】
第12の態様の第1の可能な実現では、前記受信端検出回路は、
通常モード送信サブ回路と時間検出サブ回路とを有し、
前記通常モード送信サブ回路は、前記PCI−E受信端に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信するよう構成され、前記通常モード電圧は初期電圧より高く、
前記時間検出サブ回路は、前記PCI−E受信端に接続される2つの端子にわたる電圧が前記初期電圧から前記通常モード送信サブ回路により送信される前記通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出するよう構成される。
【0045】
第13の態様によると、光モジュールが提供され、第7の態様、第7の態様の各種の可能な実現方式、第11の態様若しくは第11の態様の各種の可能な実現方式に記載される第1検出回路、及び/又は第8の態様、第8の態様の各種の可能な実現方式、第12の態様若しくは第12の態様の各種の可能な実現方式に記載される第2検出回路が当該光モジュールに統合される。
【0046】
第14の態様によると、バスシステムが提供され、第5の態様、第5の態様の各種の可能な実現方式、第9の態様又は第9の態様の各種の可能な実現方式に記載される送信端と、第6の態様、第6の態様の各種の可能な実現方式、第10の態様又は第10の態様の各種の可能な実現方式に記載される受信端とを有し、
前記送信端と前記受信端とは、光モジュールと光ケーブルとを利用することによって互いに接続される。
【0047】
第15の態様によると、バスシステムが提供され、送信端、前記送信端に接続される第1検出回路、前記第1検出回路に接続される第1光モジュール、光ケーブルを利用することによって前記第1光モジュールに接続される第2光モジュール、前記第2光モジュールに接続される第2検出回路、及び前記第2検出回路に接続される受信端を有し、
前記第1検出回路は、第7の態様、第7の態様の各種の可能な実現方式、第11の態様又は第11の態様の各種の可能な実現方式に記載される第1検出回路であり、
前記第2検出回路は、第8の態様、第8の態様の各種の可能な実現方式、第12の態様又は第12の態様の各種の可能な実現方式に記載される第2検出回路である。
【0048】
第16の態様によると、バスシステムが提供され、送信端、前記送信端に接続される第1光モジュール、光ケーブルを利用することによって前記第1光モジュールに接続される第2光モジュール、及び前記第2光モジュールに接続される受信端を有し、
第7の態様、第7の態様の各種の可能な実現方式、第11の態様又は第11の態様の各種の可能な実現方式に記載される第1検出回路が前記第1光モジュールに統合され、
第8の態様、第8の態様の各種の可能な実現方式、第11の態様又は第11の態様の各種の可能な実現方式に記載される第2検出回路が前記第2光モジュールに統合される。
【0049】
本発明の実施例により提供される技術的方策の有用な効果は以下である。
【0050】
PCI−E送信端が光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それから、PCI−E送信端は、PCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が、PCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。これは、光伝送をサポートするPCI−Eバスにおける従来の方法を利用することによっては、受信端検出が実現できないという問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。
【発明を実施するための形態】
【0052】
本発明の課題、技術的方策及び効果をより明確にするため、以下において、添付図面を参照して本発明の実施例が詳細に更に説明される。
【0053】
説明の簡単化のため、電気接続を利用することによってPCI−Eバスによって受信端検出を実行する方法がまず詳細に説明される。
図1Aを参照して、
図1Aは、電気伝送をサポートするPCI−Eバスシステムの概略的な構成図を示す。PCI−E
バスシステムは、2つのパーツである送信チップ120及び受信チップ140を有し、ここで、2つのパーツは異なるデバイスに配置されてもよく、又は同一のデバイスに配置されてもよい。PCI−E送信端によってPCI−E受信端が配置されているか検出することは以下を含む。
【0054】
まず、電源オン初期化後、PCI−E送信端は、それの2つの端子D+及びD−から、初期電圧より高い通常モード電圧のペアを送信し、ここで、初期電圧は0であるか、又は2つの端子において等しく、且つより低い電圧のペアであってもよく、通常モード電圧は2つの端子において等しく、且つより高い電圧のペアであり、PCI−E受信端がPCI−E送信端に接続されていない、すなわち、PCI受信端が配置されていない場合、PCI−E送信端は、それの2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード電圧に急速に上昇することを検出可能であり、PCI−E受信端がPCI−E送信端に接続されている、すなわち、PCI−E受信端が配置されている場合、PCI−E送信端は、それの2つの端子にわたる電圧が、レジスタR1によるキャパシタC1と、レジスタR2によるキャパシタC2とによって構成される等価なRC(Resistor−Capacitor、レジスタ−キャパシタ)充電回路の充電処理のため、初期電圧から通常モード電圧に比較的にゆっくりと上昇することを検出可能であり、最終的に、PCI−E送信端は、検出回路を利用することによって、それの2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード電圧に上昇するための持続時間を検出することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出可能である。キャパシタC1及びキャパシタC2は、寄生レジスタ−キャパシタ及びACカップリングキャパシタであってもよく、レジスタR1及びレジスタR2は、PCI−E受信端の終端レジスタであってもよい。
【0055】
さらに、PCI−E送信端は更にリンク状態マシーン
(以降においてリンクマシーンとして参照される)を有し、PCI−E送信端によって受信端が配置されているか検出する処理において、リンク状態マシーンは3つの状態、すなわち、検出.静止サブ状態(Detect.Quiet)、検出.アクティブサブ状態(Detect.Active)及びポーリング状態(Polling)を有する。検出.静止サブ状態は、PCI−E送信端が電気的アイドル状態にあることを表し、電気的アイドル状態の最大持続時間はタイマにより計時される期間によって決定され、リンク状態マシーンは、タイマにより計時される期間が経過すると、検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態に自動的に入り、検出.アクティブサブ状態は、PCI−E受信端が配置されているかPCI−E送信端が検出していることを表し、ポーリン
グ状態は、PCI−E受信端が配置されていることをPCI−E送信端が検出し、リンクネゴシエーション処理を開始したことを表す。
【0056】
具体的には、
図1Bに示されるように、PCI−E送信端の電源オン初期化が終了した後、リンク状態マシーンは検出.静止サブ状態にあり、第1の計時が同時に開始され、当該計時が終了した後、リンク状態マシーンの状態は、検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態に自動的にスイッチし、PCI−E送信端は、受信端検出の実行を開始し、第2の計時が開始され、受信端が配置されていることをPCI−E送信端が検出した場合、リンク状態マシーンの状態は、検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチし、PCI−E送信端は、PCI−E受信端にネゴシエーションビットストリームの送信を開始し、PCI−E送信端が、PCI−E受信端が配置されていることを検出できない場合、リンク状態マシーンの状態は、検出.アクティブサブ状態から検出.静止サブ状態にスイッチバックし、それから第1の計時が上述した処理を繰り返すため再び開始される。明らかに、PCI−E送信端が検出.アクティブサブ状態において受信端が配置されていることを検出できない場合、リンク状態マシーンの状態はポーリング状態に入らず、PCI−E送信端はネゴシエーションビットストリームをPCI−E受信端に送信せず、リンクが通常通りにリンクアップ(LINK UP)できない。さらに、電気ケーブル伝送をサポートするPCI−Eバスシステムでは、PCI−E送信端によってPCI−E受信端が配置されているか検出することは、通常モード電圧を送信することによって主として実現されるが、通常モード電圧は光モジュール及び光ケーブルを利用することによって送信できない。すなわち、光モジュール及び光ケーブルは、通常モード電圧信号を送信することはできない。従って、光ケーブル伝送をサポートするPCI−Eバスシステムでは、PCI−E送信端は、電気接続を利用することによって受信端を検出する上記方法に従って、PCI−E受信端が配置されていることを直接的には検出できず、リンクが通常通りリンクアップできないことを生じさせる。
【0057】
図2を参照して、
図2は、本発明の実施例の一部に関係する実現環境の概略的な構成図を示す。当該実現環境は、光伝送をサポートするPCI−Eバスシステムである。PCI−Eバスシステムは、送信チップ220、第1光モジュール240、第2光モジュール260及び受信チップ280を有する。送信チップ220及び受信チップ280は、異なるデバイスに配置されるか、又は同一のデバイスに配置されてもよい。
【0058】
送信チップ220は送信端222を有し、送信端222の2つの差分ラインがそれぞれ、キャパシタC1及びキャパシタC2を利用することによって第1光モジュール240に接続される。
【0059】
第1光モジュール240は、光ファイバを利用することによって、第2光モジュール260に接続される。
【0060】
受信チップ280は
PCI−E受信端282を有し、受信端282の2つの差分ラインがそれぞれ第2光モジュール260に接続され、これら2つの差分ラインは、レジスタR1及びレジスタR2をそれぞれ利用することによって接地される。
【0061】
キャパシタC1及びキャパシタC2は、寄生レジスタ−キャパシタ及びACカップリングキャパシタであってもよく、レジスタR1及びレジスタR2は、PCI−E受信端
282の終端レジスタであってもよい。
【0062】
図3を参照して、
図3は、本発明の一実施例により提供される受信端を検出する方法
のフローチャートを示す。本実施例は、受信端を検出する方法が
図2に示される実現環境に適用される具体例を利用することによって主として説明される。受信端を検出する方法は以下を含む。
【0063】
ステップ302:PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信する。
【0064】
本実施例では、PCI−E送信端は、
図2に示される光ケーブル伝送をサポートするPCI−EバスシステムにおけるPCI−E送信端222であってもよく、PCI−E受信端は、
図2に示される光ケーブル伝送をサポートするPCI−EバスシステムにおけるPCI−E受信端282であってもよい。PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信してもよい。光モジュール及び光ケーブルは差分信号しか送信できないため、第1検出コードパターンは差分信号である。
【0065】
光伝送は、PCI−E送信端とPCI−E受信端との間に配置される第1光モジュール240及び第2光モジュール260と、2つの光モジュールの間の光ファイバとを利用することによって実行されてもよい。
【0066】
対応して、PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信する。
【0067】
ステップ304:PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンが受信された後、光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックする。
【0068】
光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックしてもよい。第2検出コードパターンはまた差分信号であり、第2検出コードパターンは、それらがPCI−E送信端とPCI−E受信端との間で予め合意されたコードパターンに従う限り、第1検出コードパターンと同じか、又は異なっていてもよい。
【0069】
対応して、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信する。
【0070】
ステップ306:PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出する。
【0071】
PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出する。すなわち、PCI−E受信端が配置されている場合、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされる第2検出コードパターンを受信可能であり、PCI−E受信端が配置されていない場合、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされる第2検出コードパターンを受信できない。
【0072】
ステップ308:検出結果が、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判断する。
【0073】
第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとは、
図4に示される実施例の一例となるコードテーブルを参照してもよいが、それらがPCI−E送信端とPCI−E受信端との間で予め合意されたコードパターンに従うものである限り、それらはそれに限定されるものでない。
【0074】
結論として、本実施例により提供される受信端を検出する方法では、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それからPCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判断する。これは、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できないという問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。
【0075】
図4を参照して、
図4は、本発明の他の実施例により提供される受信端を検出する方法
のフローチャートを示す。本実施例は、受信端を検出する方法が
図2に示される実現環境に適用される具体例を利用することによって主として説明される。
図3に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、受信端を検出する方法は以下を含む。
【0076】
ステップ402:PCI−E送信端は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出する。
【0077】
受信端検出の処理において、リンクマシーン状態は検出.静止サブ状態、検出.アクティブサブ状態及びポーリング状態の何れか1つを有することが、上記説明から知ることができる。PCI−E送信端が電源オン初期化された後、リンクマシーン状態は検出.静止サブ状態であり、第1の計時が同時に開始され、第1の計時が終了した後、リンク状態マシーンは、検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチする。PCI−E送信端はまず、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出する。
【0078】
ステップ404:PCI−E送信端は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチすることを検出した後、所定の時間間隔により光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信する。
【0079】
現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチすることを検出した後、PCI−E送信端は、第1検出コードパターンを生成し、所定の時間間隔により光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信する。光伝送は、PCI−E送信端とPCI−E受信端との間に配置される第1光モジュール240及び第2光モジュール260と、2つの光モジュールの間の光ファイバとを含む。
【0080】
対応して、PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信する。
【0081】
ステップ406:PCI−E受信端は、光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンが受信された後、光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックする。
【0082】
光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は、第1検出コードパターンと同じか、又は異なる第2検出コードパターンを生成し、それから光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックしてもよい。対応して、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信する。
【0083】
ステップ408:PCI−E送信端は、第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出する。
【0084】
第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出する。すなわち、PCI−E受信端が配置されている場合、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信可能であり、PCI−E受信端が配置されていない場合、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信することはできない。ここに説明される“所定の期間”は、上記のリンク状態マシーンが検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチした後に実行される第2の計時の時間長である。
【0085】
ステップ410:検出結果が、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0086】
第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、検出結果が、PCI−E送信端が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信したことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、検出結果が、PCI−E送信端が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信しなかったことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていないと判定し、現在リンクマシーン状態は、検出.アクティブサブ状態から検出.静止サブ状態にスイッチし、第1の計時が再び開始される。
【0087】
ステップ412:PCI−E受信端が配置されていると判定した場合、PCI−E送信端は、現在リンクマシーン状態を検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチする。
【0088】
PCI−E受信端が配置されていると判定した場合、PCI−E送信端は、現在リンクマシーン状態を検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチする。PCI−E送信端は、ネゴシエーションビットストリームをPCI−E受信端に送信し、リンクは通常のネゴシエーション処理を開始する。
【0089】
好ましくは、上記の第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとは以下の2つの条件を充足する。すなわち、第1には、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとは、受信端配置検出のためだけに利用され、他のビットストリームには出現せず、第2には、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの頻度は所定の閾値より高い。あるいは、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの頻度が低すぎる場合、光ケーブル伝送は歪むかもしれない。一方、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとは、以下の一例となるコードテーブルを参照して差分信号となる必要がある。第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は、K28.0+K28.1+K28.2+K28.3+K28.4により構成されるコードパターンであってもよい。
【表1】
【0090】
結論として、本実施例により提供される受信端を検出する方法では、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それからPCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判断する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できないという問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。一方、上記方法は更に、リンク状態マシーンの状態に関連して実現され、それは、リンク状態マシーンの通常の状態スイッチングを変更することなく、既存の検出機構との最大限の互換性を達成することができる。
【0091】
図5Aを参照して、
図5Aは、本発明の実施例の一部に関係する実現環境の概略的な構成図を示す。当該実現環境は、光伝送をサポートするPCI−Eバスシステムである。PCI−Eバスシステムは、送信チップ520、第1光モジュール540、第2光モジュール560及び受信チップ580を有する。送信チップ520及び受信チップ580は、2つの異なるデバイスに配置されるか、又は同一のデバイスに配置されてもよい。
【0092】
送信チップ520はPCI−E送信端522を有し、PCI−E送信端522の差分ラインはそれぞれ、キャパシタC1及びキャパシタC2を利用することによって第1光モジュール540に接続される。
【0093】
第1光モジュール540は、光ファイバを利用することによって第2光モジュール560に接続される。
図2と異なって、第1検出回路542は第1光モジュール540の回路部分に統合され、第2検出回路562は第2光モジュール560の回路部分に統合される。第1検出回路542と第2検出回路562とは、第1光モジュール540と第2光モジュール560との間のオリジナルの光ファイバを多重することによって互いに通信可能であり、第1検出回路542及び第2検出回路562はまた、追加的に配置された光ファイバを利用することによって互いに通信可能である。
【0094】
受信チップ580はPCI−E受信端582を有し、PCI−E受信端582の2つの差分ラインはそれぞれ、第2光モジュール560に接続され、それぞれレジスタR1及びレジスタR2を利用することによって接地される。
【0095】
キャパシタC1及びキャパシタC2は、寄生レジスタ−キャパシタ及びACカップリングキャパシタであってもよく、レジスタR1及びレジスタR2は、PCI−E受信端
582の終端レジスタであってもよい。
【0096】
図5Bを参照して、
図5Bは、本発明の実施例の他の部分に関係する実現環境の概略的な構成図を示す。実現環境は、光伝送をサポートするPCI−Eバスシステムである。PCI−Eバスシステムは、送信チップ520、第1光モジュール540、第2光モジュール560、及び受信チップ580を有する。送信チップ520及び受信チップ580は、2つの異なるデバイスに配置されるか、又は同一のデバイスに配置されてもよい。
【0097】
図5Aと異なって、送信チップ520はPCI−E送信端522を有し、PCI−E送信端522の2つの差分ラインはそれぞれ、キャパシタC1及びキャパシタC2を利用することによって第1検出回路542に接続され、第1検出回路542は第1光モジュール540に接続される。
【0098】
第1光モジュール540は、光ファイバを利用することによって第2光モジュール560に接続される。
【0099】
受信チップ580はPCI−E受信端582を有し、PCI−E受信端582の2つの差分ラインはそれぞれ、第2検出回路562に接続され、第2検出回路562は第2光モジュール560に接続され、PCI−E受信端582の2つの差分ラインはそれぞれ、レジスタR1及びレジスタR2を利用することによって接地される。
【0100】
第1検出回路542と第2検出回路562とは、第1光モジュール540と第2光モジュール560との間のオリジナルの光ファイバを多重することによって互いに通信可能であり、第1検出回路542と第2検出回路562とはまた、追加的に配置された光ファイバを利用することによって互いに通信可能である。
【0101】
キャパシタC1及びキャパシタC2は、寄生レジスタ−キャパシタ及びACカップリングキャパシタであってもよく、レジスタR1及びレジスタR2は、PCI−E受信端の終端レジスタであってもよい。
【0102】
図6を参照して、
図6は、本発明の一実施例により提供される受信端を検出する方法
のフローチャートを示す。本実施例は、受信端を検出する方法が
図5A又は
図5Bに示される実現環境に適用される具体例を利用することによって主として説明される。受信端を検出する方法は以下を含む。
【0103】
ステップ602:第1検出回路は、光伝送を介し第1所定信号を第2検出回路に送信する。
【0104】
第1検出回路は、光伝送を介し第1所定信号を第2検出回路に送信する。実現環境が
図5Aに示される実現環境である場合、光伝送は、第1光モジュール540と第2光モジュール560との間のオリジナルの光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを有し、実現環境が
図5Bに示される実現環境である場合、光伝送は、第1光モジュール540、第2光モジュール560、及び第1光モジュール540と第2光モジュール560との間のオリジナルの光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを有する。
【0105】
対応して、第2検出回路は、光伝送を介し第1検出回路により送信される第1所定信号を受信する。第1所定信号は、PCI−E受信端検出を実行するため、第2検出回路をトリガするのに利用される差分信号である。
【0106】
ステップ604:第1所定信号を受信した後、第2検出回路は、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出する。
【0107】
第1所定信号を受信した後、第2検出回路は、第2検出回路とPCI−E受信端との間の電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出する。
【0108】
ステップ606:PCI−E受信端が配置されていると検出した場合、第2検出回路は、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0109】
PCI−E受信端が配置されていると検出した場合、第2検出回路は、光伝送を介し第1検出回路に第2所定信号をフィードバックする。第2所定信号はまた、PCI−E受信端が配置されていることを第1検出回路にフィードバックするのに利用される差分信号である。
【0110】
ステップ608:第1検出回路は、光伝送を介し第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されるか検出する。
【0111】
ステップ610:第1検出回路の検出結果が、光伝送を介し第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成する。
【0112】
レジスタネットワークは、
図16及び対応する説明を例示的に参照してもよい。
【0113】
第1検出回路内において、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークと対応する電子スイッチとが含まれ、第1検出回路の検出結果が、第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークは、OFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成する。すなわち、第1検出回路は、“PCI−E受信端”として自らをシミュレートする。
【0114】
電子スイッチは、
図16及び対応する説明を例示的に参照してもよい。
【0115】
それから、PCI−E送信端は、等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0116】
結論として、本実施例により提供される受信端を検出する方法では、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって第2検出回路とPCI−E受信端とによって実現され、第2検出回路と第1検出回路とが光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていることを検出する。これは、光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては受信端検出が実現可能でないという問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。
【0117】
図7を参照して、
図7は、本発明の他の実施例により提供される受信端を検出する方法
のフローチャートを示す。本実施例は、受信端を検出する方法が
図5A又は
図5Bに示される実現環境に適用される具体例を利用することによって主として説明される。
図6に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、受信端を検出する方法は以下を含む。
【0118】
ステップ702:第1検出回路は、電気接続を利用することによって、PCI−E送信端が受信端検出を実行しているか検出する。
【0119】
第1検出回路はまず、電気接続を利用することによって、PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行しているか検出する。具体的には、第1検出回路は、PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか、例えば、差分信号の振幅が65mv未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか、例えば、500mvより大きい振幅の正の遷移が1ms内に存在し、すなわち、PCI−E送信端が初期電圧より高い通常モード電圧を送信するか検出する。
【0120】
ステップ704:PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行していると第1検出回路が検出した場合、第1検出回路は、光伝送を介し第2検出回路に第1所定信号を送信してもよい。
【0121】
PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行していることを第1検出回路が検出した場合、第1検出回路は、光伝送を介し第2検出回路に第1所定信号を送信してもよい。実現環境が
図5Aに示される実現環境である場合、光伝送は、第1光モジュール540と第2光モジュール560との間にオリジナルの光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含み、実現形態が
図5Bに示される実現形態である場合、光伝送は、第1光モジュール540、第2光モジュール560、及び第1光モジュール540と第2光モジュール560との間のオリジナルの光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを有する。第1所定信号は、PCI−E受信端検出を実行するため、第2検出回路をトリガするのに利用される差分信号である。
【0122】
対応して、第2検出回路は、第1検出回路により送信された第1所定信号を光伝送を介し受信する。
【0123】
ステップ706:第1所定信号を受信した後、第2検出回路は、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出する。
【0124】
第1所定信号を受信した後、第2検出回路は、電気接続を利用することによって、受信端が配置されているか検出する。具体的には、第2検出回路は、PCI−E受信端に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信し、ここで、通常モード電圧は初期電圧より高く、PCI−E受信端に接続される2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出する。必要とされる持続時間が所定の閾値より大きい場合、PCI−E受信端が配置されている。
【0125】
ステップ708:PCI−E受信端が配置されていると検出した場合、第2検出回路は、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0126】
PCI−E受信端が配置されていると検出した場合、第2検出回路は、光伝送を介し第1検出回路に第2所定信号をフィードバックする。第2所定信号はまた、PCI−E受信端が配置されているというフィードバックを第1検出回路に提供するのに利用される差分信号である。
【0127】
ステップ710:第1検出回路は、光伝送を介し第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されるか検出する。
【0128】
ステップ712:第1検出回路の検出結果が、光伝送を介し第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成する。
【0129】
第1検出回路内において、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークと対応する電子スイッチとが含まれ、第1検出回路の検出結果が、第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークは、OFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成する。すなわち、第1検出回路は“PCI−E受信端”として自らをシミュレートする。
【0130】
それから、PCI−E送信端は、等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0131】
PCI−E送信端は、等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると検出できる。具体的には、PCI−E送信端は、それの2つの端子を利用することによって、初期電圧より高い通常モード電圧のペアを第1検出回路に送信し、2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出する。第1検出回路におけるキャパシタとレジスタネットワークとにより構成される等価なRC充電回路が、PCI−E送信端と第1検出回路との間に存在するため、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出できる。
【0132】
ステップ714:レジスタネットワークがOFF状態からON状態にスイッチした時点から始まる所定の期間の後、第1検出回路は、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをON状態からOFF状態にスイッチバックする。
【0133】
ステップ712において、第1検出回路は、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチした後、計時を開始する。所定の期間が計時された後、第1検出回路は、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをON状態からOFF状態にスイッチする。
【0134】
結論として、本実施例により提供される受信端を検出する方法では、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって、第2検出回路とPCI−E受信端とによって実現され、第2検出回路と第1検出回路とは光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できないという問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。さらに、以降のステップは、PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行していることを第1検出回路が検出するまで、トリガされず、既存の検出機構との最大限の互換性が達成可能である。
【0135】
以下は、本発明の方法の実施例を実行するのに利用可能な本発明の装置の実施例である。本発明の装置の実施例に開示されない技術的詳細について、本発明の方法の実施例が参照されてもよい。
【0136】
図8を参照して、
図8は、本発明の一実施例により提供されるバスシステムの構成ブロック図を示す。本実施例は、バスシステムがPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。バスシステムは、PCI−E送信端820及びPCI−E受信端840を有する。
【0137】
PCI−E送信端820は、コードパターン送信モジュール822、受信検出モジュール824及び配置判定モジュール826を有する。
【0138】
コードパターン送信モジュール822は、光伝送を介しPCI−E受信端840に第1検出コードパターンを送信するよう構成され、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端840は光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックする。
【0139】
受信検出モジュール824は、光伝送を介しPCI−E受信端840によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出するよう構成される。
【0140】
配置判定モジュール826は、受信検出モジュール824の検出結果が光伝送を介しPCI−E受信端
840によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E受信端
840が配置されていると判定するよう構成される。
【0141】
PCI−E受信端840は、コードパターン受信モジュール842及びコードパターンフィードバックモジュール844を有する。
【0142】
コードパターン受信モジュール842は、光伝送を介しPCI−E送信端820により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成される。
【0143】
コードパターンフィードバックモジュール844は、コードパターン受信モジュール842が光伝送を介しPCI−E送信端により送信された第1検出コードパターンを受信した後、光伝送を介しPCI−E送信端
820に第2検出コードパターンをフィードバックするよう構成され、PCI−E送信端
820は第2検出コードパターンに従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0144】
第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0145】
結論として、本実施例により提供される受信端を検出するバスシステムによると、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それから、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。
【0146】
図9を参照して、
図9は、本発明の他の実施例により提供されるバスシステムの構成ブロック図を示す。本実施例は、バスシステムがPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。
図8に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、バスシステムは、PCI−E送信端820及びPCI−E受信端840を有する。
【0147】
PCI−E送信端820は、状態検出モジュール821、コードパターン送信モジュール822、受信検出モジュール824、配置判定モジュール826及び状態スイッチングモジュール827を有する。
【0148】
状態検出モジュール821は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出するよう構成される。
【0149】
コードパターン送信モジュール822は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチすることを状態検出モジュール821が検出した後、所定の時間間隔において第1検出コードパターンをPCI−E受信端840に送信するよう構成される。
【0150】
受信検出モジュール824は、コードパターン送信モジュール822による第1検出コードパターンの送信から始まる所定の期間内に、PCI−E受信端840によりフィードバックされる第2検出コードパターンが受信されるか検出するよう構成される。
【0151】
配置判定モジュール826は、受信検出モジュール824の検出結果が、光伝送を介しPCI−E受信端
840によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E受信端
840が配置されていると判定するよう構成される。
【0152】
状態スイッチングモジュール827は、PCI−E受信端
840が配置されていると配置判定モジュール826が判定した後、現在リンクマシーン状態を検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするよう構成される。
【0153】
コードパターン送信モジュール822により送信される第1検出コードパターンが、受信検出モジュール824により検出される第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高いことに留意すべきである。第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0154】
PCI−E受信端840は、コードパターン受信モジュール842、コードパターン生成
モジュール843及びコードパターンフィードバックモジュール844を有する。
【0155】
コードパターン受信モジュール842は、光伝送を介しPCI−E送信端820により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成される。
【0156】
コードパターン生成モジュール843は、コードパターン受信モジュール842により受信される第1検出コードパターンと同じか、又は異なる第2検出コードパターンを生成するよう構成される。
【0157】
コードパターンフィードバックモジュール844は、コードパターン受信モジュール842が光伝送を介しPCI−E送信端
820により送信された第1検出コードパターンを受信した後、光伝送を介しPCI−E送信端
820にコードパターン生成モジュール843により生成された第2検出コードパターンをフィードバックするよう構成され、PCI−E送信端
820は第2検出コードパターンに従ってPCI−E受信端
840が配置されていると判定する。第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は差分信号であり、光伝送は光モジュール及び光ファイバを有する。
【0158】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムによると、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それから、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。一方、上記方法は更に、リンク状態マシーンの状態に関して実現され、それは、リンク状態マシーンの通常状態スイッチングを変更することなく、既存の検出機構との最大限の互換性を達成することができる。
【0159】
図10を参照して、
図10は、本発明の一実施例により提供されるバスシステムの概略的な構成図を示す。本実施例は、バスシステムがPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。バスシステムは、PCI−E送信端1020及びPCI−E受信端1040を有する。
【0160】
PCI−E送信端1020は、送信機1021、受信機1022、コードパターン生成回路1023、コードパターン検出回路1024及びコントローラ1025を有する。
【0161】
PCI−E送信機1021は、光伝送を介しPCI−E受信端1040にコードパターン生成回路1023により生成された第1検出コードパターンを送信するよう構成され、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端1040は光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックする。
【0162】
コードパターン検出回路1024は、受信機1022が光伝送を介しPCI−E受信端1040によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信するか検出するよう構成される。
【0163】
コントローラ1025は、コードパターン検出回路1024の検出結果が受信機1022が光伝送を介しPCI−E受信端1040によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信したことである場合、PCI−E受信端1040が配置されていると判定するよう構成される。
【0164】
第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0165】
PCI−E受信端1040は、受信機1041、コードパターン検出回路1042、コードパターン生成回路1043、送信機1044及びコントローラ1045を有する。
【0166】
受信機1041は、光伝送を介しPCI−E送信端1020により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成される。
【0167】
コントローラ1045は、受信機1041が光伝送を介しPCI−E送信端1020により送信された第1検出コードパターンを受信したことをコードパターン検出回路1042が検出した後、光伝送を介しPCI−E送信端1020にコードパターン生成回路1043により生成された第2検出コードパターンをフィードバックするよう送信機1044を制御するよう構成され、PCI−E送信端1020は、第2検出コードパターンに従ってPCI−E受信端1040が配置されていると判定する。
【0168】
第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方が差分信号である。
【0169】
結論として、バスシステムによると、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信するよう構成され、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それから、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされる第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。
【0170】
図11を参照して、
図11は、本発明の他の実施例により提供されるバスシステムの概略的な構成図を示す。本実施例は、バスシステムがPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。
図10に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、バスシステムは、PCI−E送信端1020及びPCI−E受信端1040を有する。
【0171】
PCI−E送信端1020は、送信機1021、受信機1022、コードパターン生成回路1023、コードパターン検出回路1024、コントローラ1025及びタイマ1026を有する。
【0172】
コントローラ1025は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチするか検出するよう構成される。
【0173】
送信機1021は、現在リンクマシーン状態が検出.静止サブ状態から検出.アクティブサブ状態にスイッチすることをコントローラ1025が検出した後、所定の時間間隔においてPCI−E受信端1040にコードパターン生成回路1023により生成された第1検出コードパターンを送信するよう構成され、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端1040は、光伝送を介し第2検出コードパターンをフィードバックする。
【0174】
タイマ1026は、送信機1021がコードパターン生成回路1023により生成された第1検出コードパターンを送信した後に所定の期間を計時するよう構成される。
【0175】
コードパターン検出回路1024は、タイマ1026により計時される所定の期間内に、受信機1022が光伝送を介しPCI−E受信端1040によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信するか検出するよう構成される。
【0176】
コントローラ1025は、コードパターン検出回路1024の検出結果が受信機1022が光伝送を介しPCI−E受信端1040によりフィードバックされた第2検出コードパターンを受信したことである場合、PCI−E受信端1040が配置されていると判定するよう構成される。
【0177】
コントローラ1026は更に、PCI−E受信端1040が配置されていると判定された後、現在リンクマシーン状態を検出.アクティブサブ状態からポーリング状態にスイッチするよう構成される。
【0178】
コードパターン生成回路1023により生成される第1検出コードパターンは、受信機1022により受信される第2検出コードパターンと同じか、又は異なり、第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの頻度は所定の頻度閾値より高い。第1検出コードパターンと第2検出コードパターンとの双方は差分信号である。
【0179】
PCI−E受信端1040は、受信機1041、コードパターン検出回路1042、コードパターン生成回路1043、送信機1044及びコントローラ1045を有する。
【0180】
受信機1041は、光伝送を介しPCI−E送信端1020により送信された第1検出コードパターンを受信するよう構成される。
【0181】
コードパターン生成回路1043は、受信機
1041により受信される第1検出コードパターンと同じか、又は異なる第2検出コードパターンを生成するよう構成される。
【0182】
コントローラ1045は、受信機1041が光伝送を介しPCI−E送信端1020により送信された第1検出コードパターンを受信したことをコードパターン検出回路1042が検出した後、光伝送を介しPCI−E送信端1020にコードパターン生成回路1043により生成された第2検出コードパターンをフィードバックするよう送信機1044を制御するよう構成され、PCI−E送信端1020は、第2検出コードパターンに従ってPCI−E受信端1040が配置されていると判定する。
【0183】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムでは、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端に第1検出コードパターンを送信し、第1検出コードパターンを受信した後、PCI−E受信端は光伝送を介しPCI−E送信端に第2検出コードパターンをフィードバックし、それから、PCI−E送信端は、光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されるか検出し、検出結果が光伝送を介しPCI−E受信端によりフィードバックされた第2検出コードパターンが受信されたことである場合、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると判定する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法を利用することによっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて実現可能であるという効果を達成する。一方、上記方法は更に、リンク状態マシーンの状態に関連して実現され、それは、リンク状態マシーンの通常の状態スイッチングを変更することなく、既存の検出機構との最大限の互換性を達成することができる。
【0184】
図12を参照して、
図12は、本発明の一実施例により提供されるバスシステムの構成ブロック図を示す。本実施例は、バスシステムが
図5A又は
図5Bに示されるPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。バスシステムは、第1検出回路1220及び第2検出回路1240を有する。
【0185】
第1検出回路1220は、第1光モジュールに統合されるか、又は第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されてもよい。
【0186】
第2検出回路1240は、第2光モジュールに統合されるか、又は第2光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されてもよい。
【0187】
第1検出回路1220及び第2検出回路1240は、光伝送を介し互いに信号を交換してもよい。
【0188】
第1検出回路1220は、信号送信モジュール1222、フィードバック検出モジュール1224及び回路スイッチングモジュール1226を有する。
【0189】
信号送信モジュール1222は、光伝送を介し第2検出回路1240に第1所定信号を送信するよう構成され、第2検出回路1240は、第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出し、PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0190】
フィードバック検出モジュール1224は、光伝送を介し第2検出回路1240によりフィードバックされた第2所定信号が受信されるか検出するよう構成される。
【0191】
回路スイッチングモジュール1226は、フィードバック検出モジュール1224の検出結果が、光伝送を介し第2検出回路1240によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう構成され、レジスタネットワークと送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なレジスタ−キャパシタRC充電回路を構成し、それからPCI−E送信端は等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0192】
第1所定信号と第2所定信号との双方は差分信号であり、光伝送は、光モジュールと光ファイバとの双方を利用することによって、又は光ファイバを利用することによって実現されてもよい。具体的には、第1検出回路1220が第1光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第1検出回路1220が第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここに説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含む。
【0193】
第2検出回路1240は、信号受信モジュール1242、配置検出モジュール1244及び信号フィードバックモジュール1246を有する。
【0194】
信号受信モジュール1242は、光伝送を介し第1検出回路1220により送信された第1所定信号を受信するよう構成される。
【0195】
配置検出モジュール1244は、信号受信モジュール124
2が第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出するよう構成される。
【0196】
信号フィードバックモジュール1246は、PCI−E受信端が配置されていると配置検出モジュール1244が検出した場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするよう構成され、第1検出回路1220は第2所定信号に従ってPCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチすることを決定し、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、それから、PCI−E送信端は等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0197】
具体的には、第2検出回路1240が第2光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第2検出回路1240が第2光モジュールとPCI−E受信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここに説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含む。
【0198】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムでは、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって、第2検出回路及びPCI−E受信端により実現され、第2検出回路及び第1検出回路は、光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法によっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。
【0199】
図13を参照して、
図13は、本発明の他の実施例により提供されるバスシステムの構成ブロック図を示す。本実施例は、バスシステムが
図5A又は
図5Bに示されるPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。
図12に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、バスシステムは、第1検出回路1220及び第2検出回路1240を有する。
【0200】
第1検出回路1220は、第1光モジュールに統合されるか、又は第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合される。
【0201】
第2検出回路1240は、第2光モジュールに統合されるか、又は第2光モジュールとPCI−E受信端との間に統合される。
【0202】
第1検出回路1220及び第2検出回路1240は、光伝送を介し互いに信号を交換してもよい。第1検出回路1220は、送信端検出モジュール1221、信号送信モジュール1222、フィードバック検出モジュール1224及び回路スイッチングモジュール1226を有する。
【0203】
送信端検出モジュール1221は、電気接続を利用することによって、PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行しているか検出するよう構成される。具体的には、送信端検出モジュール1221は、具体的には、PCI−E送信端の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するよう構成される。
【0204】
信号送信モジュール1222は、PCI−E送信端がPCI−E受信端検出を実行していることを送信端検出モジュール1221が検出した場合、光伝送を介し第2検出回路1240に第1所定信号を送信するよう構成され、第1所定信号を受信した後、第2検出回路1240は、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出し、PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0205】
フィードバック検出モジュール1224は、光伝送を介し第2検出回路1240によりフィードバックされる第2所定信号が受信されるか検出するよう構成される。
【0206】
回路スイッチングモジュール1226は、フィードバック検出モジュール1224の検出結果が光伝送を介し第2検出回路1240によりフィードバックされた第2所定信号が受信されたことである場合、PCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう構成され、レジスタネットワークと送信端の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、それからPCI−E送信端が等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると判定する。
【0207】
回路スイッチングモジュール1226は更に、レジスタネットワークがOFF状態からON状態にスイッチした時点から始まる所定の期間の後、PCI−E送信端1240の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをON状態からOFF状態にスイッチバックするよう構成される。
【0208】
第1所定信号と第2所定信号との双方は差分信号であり、光伝送は光モジュールと光ファイバとの双方を利用することによって、又は光ファイバを利用することによって実現されてもよい。具体的には、第1検出回路1220が第1光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第1検出回路1220が第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここで説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを利用することによって実現されてもよい。
【0209】
第2検出回路1240は、信号受信モジュール1242、配置検出モジュール1244及び信号フィードバックモジュール1246を有する。
【0210】
信号受信モジュール1242は、光伝送を介し第1検出回路1220により送信された第1所定信号を受信するよう構成される。
【0211】
配置検出モジュール1244は、信号受信モジュール
1242が第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端が配置されているか検出するよう構成される。具体的には、配置検出モジュール1244は、通常モード送信ユニット1244aと時間検出ユニット1244bとを有する。
【0212】
通常モード送信ユニット1244aは、PCI−E受信端に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信するよう構成され、通常モード電圧は初期電圧より高い。
【0213】
時間検出ユニット1244bは、PCI−E受信端に接続される2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード送信ユニット1244aにより送信される通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出するよう構成される。
【0214】
信号フィードバックモジュール1246は、PCI−E受信端が配置されていると配置検出モジュール1244が検出した場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするよう構成され、第1検出回路1220は、第2所定信号に従ってPCI−E送信端の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう決定し、レジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、それから、PCI−E送信端は等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端が配置されていると検出する。
【0215】
具体的には、第2検出回路1240が第2光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第2検出回路1240が第2光モジュールとPCI−E受信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここに説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含む。
【0216】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムでは、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって、第2検出回路及びPCI−E受信端により実現され、第2検出回路及び第1検出回路は、光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法によっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。さらに、以降のステップは、送信端が受信端検出を実行していることを第1検出回路が検出するまでトリガされず、既存の検出機構との最大限の互換性が達成できる。
【0217】
図14を参照して、
図14は、本発明の一実施例により提供されるバスシステムの概略的な構成図を示す。本実施例は、バスシステムが
図5A又は
図5Bに示されるPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。バスシステムは、送信端1420、第1検出回路1440、第2検出回路1460及び受信端1480を有する。
【0218】
第1検出回路1440は、第1光モジュールに統合されるか、又は第1光モジュールとPCI−E送信端1420との間に統合されてもよい。
【0219】
第2検出回路1460は、第2光モジュールに統合されるか、又は第2光モジュールとPCI−E受信端1480との間に統合されてもよい。
【0220】
第1検出回路1440及び第2検出回路1460は、光伝送を介し互いに信号を交換してもよい。
【0221】
第1検出回路1440は、送信機1442、受信機1444、コントローラ1446及びレジスタネットワーク1448を有する。
【0222】
送信機1442は、光伝送を介し第2検出回路1460に第1所定信号を送信するよう構成され、第2検出回路1460は、第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端1480が配置されているか検出し、PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0223】
コントローラ1446は、受信機1444が光伝送を介し第2検出回路1460によりフィードバックされる第2所定信号を受信するか検出するよう構成される。
【0224】
コントローラ1446は更に、検出結果が、受信機1444が光伝送を介し第2検出回路によりフィードバックされた第2所定信号を受信したことである場合、PCI−E送信端1420の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチするよう構成され、レジスタネットワーク1448とPCI−E送信端1420の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、それから、PCI−E送信端1420が等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端1480が配置されていると判定する。
【0225】
第1所定信号と第2所定信号との双方は差分信号であり、光伝送は光モジュールと光ファイバとの双方を利用することによって、又は光ファイバを利用することによって実現されてもよい。具体的には、第1検出回路1420が第1光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第1検出回路1420が第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介して実現されてもよい。ここで説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを利用することによって実現されてもよい。
【0226】
第2検出回路1460は、受信機1462、受信端検出回路1464、コントローラ1466及び送信機1468を有する。
【0227】
受信機1462は、光伝送を介し第1検出回路1440により送信された第1所定信号を受信するよう構成される。
【0228】
受信端検出回路1464は、受信機1462が第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端1480が配置されているか検出するよう構成される。
【0229】
コントローラ1466は、PCI−E受信端1480が配置されていると受信端検出回路1464が検出した場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックするよう送信機1468を制御するよう構成され、第1検出回路1440は、第2所定信号に従ってPCI−E送信端1420の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワーク
1448をOFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワーク1448とPCI−E送信端1420の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、それから、PCI−E送信端1420は等価なRC充電回路に従って受信端が配置されていると判定する。
【0230】
具体的には、第2検出回路1440が第2光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第2検出回路1440が第2光モジュールとPCI−E受信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここに説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含む。
【0231】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムでは、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって、第2検出回路及びPCI−E受信端により実現され、第2検出回路及び第1検出回路は、光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法によっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。
【0232】
図15を参照して、
図15は、本発明の他の実施例により提供されるバスシステムの概略的な構成図を示す。本実施例は、バスシステムが
図5A又は
図5Bに示されるPCI−Eバスシステムである具体例を利用することによって主として説明される。
図14に示される実施例に基づき提供されるより好適な実施例として、バスシステムは、送信端1420、第1検出回路1440、第2検出回路1460及び受信端1480を有する。
【0233】
第1検出回路1440は、第1光モジュールに統合されるか、又は第1光モジュールとPCI−E送信端1420との間に統合されてもよい。
【0234】
第2検出回路1460は、第2光モジュールに統合されるか、又は第2光モジュールとPCI−E受信端1480との間に統合されてもよい。
【0235】
第1検出回路1440及び第2検出回路1460は、光伝送を介し互いに信号を交換してもよい。
【0236】
第1検出回路1440は、状態特定回路1441、送信機1442、受信機1444、コントローラ1446、レジスタネットワーク1448及びタイマ1449を有する。
【0237】
状態特定回路1441は、電気接続を利用することによって、PCI−E送信端1420が
PCI−E受信端検出を実行しているか検出するよう構成される。具体的には、状態特定回路1441は、具体的には、PCI−E送信端1420の2つの端子により出力される差分信号の振幅が第1閾値未満であるか検出し、且つ、所定の期間内に2つの端子により出力される通常モード電圧において、振幅が第2閾値より大きい正の遷移が存在するか検出するよう構成される。
【0238】
送信機1442は、PCI−E送信端1420がPCI−E受信端検出を実行していると
状態特定回路1441が検出する場合、光伝送を介し第2検出回路1460に第1所定信号を送信するよう構成され、第2検出回路1460は、第1所定信号を受信した後、電気接続を利用することによって、PCI−E受信端1480が配置されているか検出し、PCI−E受信端が配置されていると検出された場合、光伝送を介し第2所定信号をフィードバックする。
【0239】
コントローラ1446は、受信機1444が光伝送を介し第2検出回路1460によりフィードバックされた第2所定信号を受信するか検出するよう構成される。
【0240】
コントローラ1446は更に、検出結果が、受信機1444が光伝送を介し第2検出回路1460によりフィードバックされた第2所定信号を受信したことである場合、PCI−E送信端1420の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワーク1448をOFF状態からON状態にスイッチするよう構成され、レジスタネットワーク1448とPCI−E送信端1420の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、それから、PCI−E送信端1420は等価なRC充電回路に従ってPCI−E受信端1480が配置されていると判定する。
【0241】
タイマ1449は、コントローラ1446がPCI−E送信端1420の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワークをOFF状態からON状態にスイッチした後に所定の期間を計時するよう構成される。
【0242】
コントローラ1446は更に、タイマ1449により計時された所定の期間の後、PCI−E送信端1420の2つの端子に接続されるレジスタネットワーク1448をON状態からOFF状態にスイッチするよう構成される。
【0243】
第1所定信号と第2所定信号との双方は差分信号であり、光伝送は光モジュールと光ファイバとの双方を利用することによって、又は光ファイバを利用することによって実現されてもよい。具体的には、第1検出回路1420が第1光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第1検出回路1420が第1光モジュールとPCI−E送信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介して実現されてもよい。ここで説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを利用することによって実現されてもよい。
【0244】
第2検出回路1460は、受信機1462、受信端検出回路1464、コントローラ1466及び送信機1468を有する。
【0245】
受信機1462は、第1検出回路1440により送信された第1所定信号を受信するよう構成される。
【0246】
受信端検出回路1464は、受信機1462が第1所定信号を受信した後、受信端1480が配置されているか検出するよう構成される。具体的には、受信端検出回路1464は、通常モード送信サブ回路1464aと時間検出サブ回路1464bとを有する。
【0247】
通常モード送信サブ回路1464aは、受信端1480に接続される2つの端子を利用することによって通常モード電圧を送信するよう構成され、ここで、通常モード電圧は初期電圧より高い。
【0248】
時間検出サブ回路1464bは、受信端1480に接続される2つの端子にわたる電圧が初期電圧から通常モード送信サブ回路1464aにより送信される通常モード電圧に上昇するための持続時間が所定の閾値より大きいか検出するよう構成される。
【0249】
コントローラ1466は、受信端1480が配置されていると受信端検出回路1464が検出した場合、第2所定信号をフィードバックするよう送信機1468を制御するよう構成され、第1検出回路1440は、第2所定信号が受信されるか検出し、検出結果が第2所定信号が受信されたことである場合、送信端1420の2つの端子に別々に接続されるレジスタネットワーク1448はOFF状態からON状態にスイッチし、レジスタネットワークと送信端1420の2つの端子におけるキャパシタとが等価なRC充電回路を構成し、それから、送信端1420は等価なRC充電回路に従って受信端1480が配置されていると判定する。
【0250】
具体的には、第2検出回路1440が第2光モジュールに統合されるとき、光伝送は光ファイバを介し実現されてもよく、第2検出回路1440が第2光モジュールとPCI−E受信端との間に統合されるとき、光伝送は光モジュールと光ファイバとを介し実現されてもよい。ここに説明される“光ファイバ”とは、第1光モジュールと第2光モジュールとの間の光ファイバ又は新たに配置された光ファイバを含む。
【0251】
結論として、本実施例により提供されるバスシステムでは、PCI−E受信端検出は、電気接続を利用することによって、第2検出回路及びPCI−E受信端により実現され、第2検出回路及び第1検出回路は、光伝送を介し互いに通信し、第1検出回路におけるレジスタネットワークとPCI−E送信端の2つの端子におけるキャパシタとは等価なRC充電回路を構成し、PCI−E送信端は、PCI−E受信端が配置されていると検出する。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法によっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。さらに、以降のステップは、送信端が受信端検出を実行していることを第1検出回路が検出するまで、トリガされず、既存の検出機構との最大限の互換性が達成可能である。
【0252】
第1検出回路及び第2検出回路を光モジュールに統合する実現環境では、光ファイバ通信は双方向であり、2つの通信端が送信端と受信端とであるかもしれないため、通常は、第1検出回路及び第2検出回路の双方が各光モジュールに統合されることに継続的に留意すべきである。更なる詳細について、以下の実施例が参照されてもよい。
【0253】
図16を参照して、
図16は、本発明の更なる他の実施例により提供される光モジュールの概略的な構成図を示す。光モジュールは第1光モジュール又は第2光モジュールであってもよく、第1検出回路と第2検出回路との双方が光モジュールに統合される。光モジュールは、
受信端検出回路161、コントローラ162、状態特定回路163、タイマ164、レジスタネットワーク165、アンプ166、フォトダイオードアレイ167、レーザ発射ドライバ168及びレーザアレイ169を有する。
【0254】
アンプ166は、TIA/LA(Trans−impedance amplifier/Limiting amplifier、トランス−インピーダンスアンプ/リミティングアンプ)であってもよい。フォトダイオードアレイ167は、PIN Array(Photodiode Array、フォトダイオードアレイ)であってもよい。レーザ発射ドライバ168は、VCSEL Driver(Vertical Cavity Surface Emitting Laser Driver、バーティカル・キャビティ・サーファス・エミッティング・レーザ・ドライバ)であってもよい。レーザアレイ169は、VCSEL Array(Vertical Cavity Surface Emitting Laser Array、バーティカル・キャビティ・サーファス・エミッティング・レーザ・アレイ)であってもよい。
【0255】
他方、光モジュールがPCI−E送信端に接続される光モジュールとして利用されるとき、統合された第1検出回路が利用される。この場合、状態特定回路163は、以前の実施例の状態特定回路1421に対応し、レーザ発射ドライバ168及びレーザアレイ169は、以前の実施例の送信機1442に対応し、アンプ166及びフォトダイオードアレイ167は、以前の実施例の受信機1444に対応し、コントローラ164は、以前の実施例のコントローラ1446に対応し、レジスタネットワーク165は、以前の実施例のレジスタネットワーク1448に対応し、タイマ164は、以前の実施例のタイマ1449に対応する。具体的な処理は以前の実施例を参照してもよい。
【0256】
他方、光モジュールがPCI−E受信端に接続される光モジュールとして利用されるとき、統合された第2検出回路が利用される。この場合、アンプ166及びフォトダイオードアレイ167は、以前の実施例の受信機1462に対応し、受信端検出回路161は、以前の実施例の受信端検出回路1464に対応し、コントローラ164は、以前の実施例のコントローラ1466に対応し、レーザ発射ドライバ168及びレーザアレイ169は、以前に実施例の送信機1468に対応する。
【0257】
結論として、上記実施例において提供される第1検出回路と第2検出回路との双方は、本実施例により提供される光モジュールに統合される。これは、受信端検出が光伝送をサポートするPCI−Eバスにおいて従来の方法によっては実現できない問題を解決し、受信端検出がまた光伝送をサポートするPCI−Eバスにより実現可能であるという効果を達成する。さらに、以降のステップは、送信端が受信端検出を実行していることを第1検出回路が検出するまで、トリガされず、既存の検出機構との最大限の互換性が達成可能である。
【0258】
当業者は、実施例のステップの全て又は一部がハードウェア又は関連するハードウェアを指示するプログラムによって実現されてもよいことを理解するであろう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体は、ROM(Read−Only Memory)、磁気ディスク又は光ディスクを含むものであってもよい。
【0259】
上記説明は、本発明の単なる例示的な実施例であり、本発明を限定することを意図するものでない。本発明の趣旨及び原理から逸脱することなく行われる何れかの修正、等価な置換又は改良は、本発明の保護範囲に属するべきである。