(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6123852
(24)【登録日】2017年4月14日
(45)【発行日】2017年5月10日
(54)【発明の名称】操作装置の保持機構、X線撮影ユニット
(51)【国際特許分類】
A61B 6/00 20060101AFI20170424BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20170424BHJP
【FI】
A61B6/00 320Z
A61B6/00 321
H04Q9/00 371Z
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-156474(P2015-156474)
(22)【出願日】2015年8月6日
(65)【公開番号】特開2017-35135(P2017-35135A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2016年12月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155712
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 尚
(72)【発明者】
【氏名】飛田 孝吉
(72)【発明者】
【氏名】木村 雅孝
(72)【発明者】
【氏名】古澤 光一
【審査官】
原 俊文
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2011/132363(WO,A1)
【文献】
特開2003−210445(JP,A)
【文献】
特開2009−122303(JP,A)
【文献】
特開2006−154260(JP,A)
【文献】
特開2002−186059(JP,A)
【文献】
特開2005−038254(JP,A)
【文献】
特表2009−501995(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 6/00−6/14
H04Q 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体装置に設けられ、該本体装置を無線で操作するための操作装置を着脱可能に保持する保持機構であって、
前記本体装置の非通電時において前記操作装置の取り外しを阻止し、前記本体装置の通電時において前記操作装置の取り外しを可能にする持ち去り防止部を備え、
前記持ち去り防止部として、前記操作装置の取り外しを阻止するロック状態と、前記操作装置の取り外しを可能にする非ロック状態とに切り換えるロック機構を備え、
前記ロック機構は、前記本体装置の非通電時に、当該ロック機構に対して電力供給されなくなることにより前記ロック状態となり、前記本体装置の通電時に、当該ロック機構に対して電力供給されることにより前記非ロック状態となることを特徴とする、保持機構。
【請求項2】
前記操作装置の外面の少なくとも一部に当接して、該操作装置を保持する当接部材を備え、
前記ロック機構は、前記当接部材に設けられた孔から出没自在なフックを有する可動部材と、該可動部材を駆動する駆動装置と、前記当接部材の孔から前記フックが突出する方向に付勢する弾性部材とを、含み、
前記可動部材は、前記本体装置の非通電時には、前記駆動装置が非駆動であることで付勢方向に移動して前記フックが前記操作装置と係合することにより前記ロック状態となり、前記本体装置の通電時には、前記駆動装置が駆動することで付勢方向に抗する方向に移動して前記フックが前記操作装置との係合を解除することにより前記非ロック状態となることを特徴とする、請求項1に記載の保持機構。
【請求項3】
前記ロック機構は、
ソレノイドと、弾性部材とを備え、
前記本体装置の非通電時に、前記ソレノイドに対して電力供給されなくなり、前記弾性部材による力によって前記ロック状態となり、前記本体装置の通電時に、前記ソレノイドに対して電力供給され、該ソレノイドによる力によって前記非ロック状態となることを特徴とする、請求項1に記載の保持機構。
【請求項4】
前記操作装置の外周には、前記フックが係合する係合孔を有し、
前記可動部材は、前記ロック状態で該操作装置が装着される場合、前記フックが前記操作装置に当接することにより該フックの突出が押し戻されており、前記フックが前記係合孔に対向したときに、前記押し戻されていた前記フックが突出して、前記フックが前記係合孔に係合することを特徴とする、請求項2に記載の保持機構。
【請求項5】
前記ロック機構は、前記操作装置が装着されていない状態で前記ロック状態となった後に、該操作装置が装着された場合でも、該操作装置の取り外しを阻止した状態とすることを特徴とする、請求項1に記載の保持機構。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の保持機構と、
前記本体装置として、X線を検出してX線画像を生成するX線撮影装置とを備えることを特徴とする、X線撮影ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置の保持機構、X線撮影ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
患者にX線を照射し、患者を透過したX線を検出して画像を生成するX線撮影装置が知られている。従来、X線撮影装置の操作には、有線タイプの操作装置が主に使用されていた。
【0003】
また、X線撮影装置は、無線タイプの操作装置も生産されてきており、例えば特許文献1のように、電波や赤外線で操作するリモコンを用いて、X線撮影装置を操作することが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第5,206,894号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、以前は、撮影室でX線撮影装置が使用されることが多かったため、特許文献1に記載のような無線タイプのリモコンの場合について、撮影技師が操作装置を引出に入れ施錠するなどの対策で十分であったが、近年は病院へ巡回して撮影する場合が増えているため、第3者による操作装置の持ち去りの対策を取る必要がある。また、このような問題は、X線撮影装置に限らず、無線タイプのリモコンを有する装置であれば、同様の対策が必要となる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、簡単に持ち去り防止が可能な操作装置の保持機構およびX線撮影ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る保持機構は、本体装置に設けられ、該本体装置を無線で操作するための操作装置を着脱可能に保持する保持機構であって、前記本体装置の非稼働時において前記操作装置の取り外しを阻止し、前記本体装置の稼働時において前記操作装置の取り外しを可能にする持ち去り防止部を備える。
【0008】
上記の構成によれば、本体装置の非稼働時に操作装置の取外しを阻止し、稼働時に操作装置の取外しを可能にするので、本体装置を使用しない時に取外しを阻止し、本体装置を使用するときに取外しを可能にする。これにより、使用していないときに本体装置と一緒に操作装置を管理することができ、また移動中において操作装置から目を離した隙に持ち去られるといった問題もない。したがって、簡単に持ち去り防止が可能な操作装置の保持機構を提供することができる。
【0009】
また、本発明における保持機構は、前記持ち去り防止部として、前記操作装置の取り外しを阻止するロック状態と、前記操作装置の取り外しを可能にする非ロック状態とに切り換えるロック機構を備え、前記ロック機構は、前記本体装置の非稼働時に前記ロック状態となり、前記本体装置の稼働時に前記非ロック状態となる。
【0010】
上記構成によれば、本体装置の非稼働時に操作装置をロック状態にし、稼働時に操作装置を非ロック状態にするので、本体装置を使用しない時にロックし、本体装置を使用するときにロック解除することができる。これにより、使用していないときにも本体装置と一緒に操作装置を管理することができ、また移動中において操作装置から目を離した隙に持ち去られるといった問題もない。
【0011】
また、本発明における保持機構において、前記ロック機構は、前記本体装置の非稼働時に、当該ロック機構に対して電力供給されなくなることにより前記ロック状態となり、前記本体装置の稼働時に、当該ロック機構に対して電力供給されることにより前記非ロック状態となる。
【0012】
上記の構成によれば、電源オンまたは電源オフの切り換えに応じて、ロック状態または非ロック状態を切り換えることができる。
【0013】
また、本発明における保持機構は、前記操作装置の外面の少なくとも一部に当接して、該操作装置を保持する当接部材を備え、前記ロック機構は、前記当接部材に設けられた孔から出没自在なフックを有する可動部材と、該可動部材を駆動する駆動装置と、前記当接部材の孔から前記フックが突出する方向に付勢する弾性部材とを含み、前記可動部材は、前記本体装置の非稼働時には、前記駆動装置が非駆動であることで付勢方向に移動して前記フックが前記操作装置と係合することにより前記ロック状態となり、前記本体装置の稼働時には、前記駆動装置が駆動することで付勢方向に抗する方向に移動して前記フックが前記操作装置との係合を解除することにより前記非ロック状態となる。
【0014】
また、本発明における保持機構において、前記ロック機構は、ソレノイドと、弾性部材とを備え、前記本体装置の非稼働時に、前記ソレノイドに対して電力供給されなくなり、前記弾性部材による力によって前記ロック状態となり、前記本体装置の稼働時に、前記ソレノイドに対して電力供給され、該ソレノイドによる力によって前記非ロック状態となる。
【0015】
また、本発明における保持機構は、前記操作装置の外周には、前記フックが係合する係合孔を有し、前記可動部材は、前記ロック状態で該操作装置が装着される場合、前記フックが前記操作装置に当接することにより該フックの突出が押し戻されており、前記フックが前記係合孔に対向したときに、前記押し戻されていた前記フックが突出して、前記フックが前記係合孔に係合する。
【0016】
また、本発明における保持機構において、前記ロック機構は、前記操作装置が装着されていない状態で前記ロック状態となった後に、該操作装置が装着された場合でも、該操作装置の取り外しを阻止した状態とする。
【0017】
上記の構成によれば、ロック状態となった後に操作装置が装着されても、該操作装置のロックを掛けることができる。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明におけるX線撮影ユニットは、前記保持機構と、前記本体装置として、X線を検出してX線画像を生成するX線撮影装置とを備える。
【0019】
上記の構成によれば、簡単に持ち去り防止が可能なX線撮影ユニットを提供することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一態様によれば、簡単に持ち去り防止ができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本実施の形態におけるX線撮影ユニットの外観を示す図である。
【
図2】本実施の形態における本体装置を操作する操作装置をホルダーとともに示す斜視図である。
【
図3】本実施の形態における操作装置を示す図である。
【
図4】本実施の形態における操作装置の操作手順を示す図である。
【
図5】本実施の形態におけるホルダーを示す図である。
【
図6】本実施の形態におけるホルダーの内部構成を示す図である。
【
図7】操作装置がホルダーに装着された状態における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態におけるX線撮影ユニットの外観を示す図である。
図2は、本実施の形態における本体装置を操作する操作装置をホルダーとともに示す斜視図である。
【0023】
図1,2に示されるように、X線撮影ユニット300は、患者にX線を照射し、患者を透過したX線を検出してX線画像を生成するものであって、X線撮影装置(本体装置)1と、ホルダー(保持機構)100と、操作装置200を備える。X線撮影装置1には、ホルダー100が設けられ、ホルダー100によって操作装置200を着脱可能に保持する。
【0024】
図3(a)〜(b)および
図4は、本実施の形態における操作装置を示す図である。操作装置200は、X線撮影装置1に対して無線で操作するためのリモートコントローラである。
【0025】
図3(a)〜(b)に示されるように、操作装置200は、略円柱形状であり、ユーザが操作装置200の周面を握りながら、メインスイッチ210を親指で、オプションスイッチ220を人差し指で操作できるよう、操作装置200の上面に設けられたメインスイッチ210と、周面の上部に設けられたオプションスイッチ220とを含む。以下、オプションスイッチ220を有する側を操作装置200の表面側、その反対側を操作装置200の裏面側として説明する。
【0026】
操作装置200は、メインスイッチ210の押下により、X線撮影の指示をX線撮影装置に出力することが可能であり、オプションスイッチ220の押下により、X線撮影装置1が有する照明器具の照明をオンまたはオフするための指示をX線撮影装置1に出力することが可能である。
【0027】
具体的に、メインスイッチ210は、ユーザにより押下されていない原点位置の異なる第1,2スイッチ部材201,202を備えた2段階で動作するスイッチである。第1スイッチ部材201は、原点位置からのストローク距離が第2スイッチ部材202より長く設定されている。
【0028】
操作装置200は、ユーザにより第1スイッチ部材201が第2スイッチ部材202の原点位置まで押下されると、X線撮影回路を充電する指示を(ホルダー100を介して)X線撮影装置1に出力する(
図4(a)〜(c)参照)。その押下された状態が所定時間保持されるとX線撮影回路の充電が完了して、撮影可能な状態となる。そして、第1スイッチ部材201とともに第2スイッチ部材202が押し込まれ、フルストロークすることにより、X線撮影する指示を(ホルダー100を介して)X線撮影装置1に出力する(
図4(d)参照)。
【0029】
また、操作装置200は、X線撮影装置1に設けられたホルダー100に収容可能であるとともに、ホルダー100によってロックしておくことも可能である。操作装置200は、係合孔241,242と溝部231,232とが周面に形成される。具体的に、表面側において、オプションスイッチ220より下方に形成された第1係合孔241と、裏面側において、第1係合孔241に対向して形成された第2係合孔242とを含む。溝部231,232は、表面側と裏面側の境目に1つずつ形成され、側面の中段付近に位置する。
【0030】
図5は、本実施の形態におけるホルダーを示す図である。
図5に示されるように、ホルダー100は、正面側および上面側が開放された箱型形状のホルダー本体110と、ロック機構(持ち去り防止部)130(
図6,7参照)と、ホルダー本体(当接部材)110の背面側に取り付けられるカバー140とを備える。ホルダー本体110は、操作装置200を挿入可能な開口部114を下面側に有し、操作装置200を保持するためのガイド部111,112を両側面側に有している。具体的には、操作装置200の下部側から開口部114に向けて操作装置200が挿入されるときに、操作装置200の溝部231,232がガイド部111,112にスライド式に嵌め込まれることにより、操作装置200がホルダー本体110に所定位置で保持される。
【0031】
これにより、操作装置200の表面側(オプションスイッチ220および第1係合孔241)が正面側に露出し、操作装置200の裏面側を背面側に向けた状態で収容される。
【0032】
また、ホルダー100は、操作装置200をロックするためのロック機構130を背面側に有し、X線撮影装置1の非通電時(非稼働時)にロック状態となり、通電時(稼働時)にロック解除状態となる。
【0033】
図6は、ホルダーの内部構成を示す図である。
図7(a)〜(d)は、操作装置がホルダーに装着された状態における断面図である。
図6,7(a)〜(d)に示されるように、ホルダー100は、ロック機構130として、ソレノイド(駆動装置)131と、可動板(可動部材)132と、コイルバネ(弾性部材)133とを背面側に有する。可動板132は、U字形状の両端132a,132bが回動可能に軸支されており、一端132bの折曲部132cがプランジャを介してソレノイド131と接続される。
【0034】
また、可動板132において、軸支されている部分132a,132bとは反対側の端部には、ホルダー本体110の正面側に向けて突出したフック132dが形成されている。フック132dは、操作装置200の挿入方向側に傾斜面を有している。
【0035】
また、ホルダー本体110には、このフック132dが可動板132の動きに伴って出没可能な孔113が形成されている。この孔113は、操作装置200が収容された状態では、操作装置200の第1係合孔241と対向している。また、コイルバネ133は、カバー140と可動板132との間に設けられ、可動板132をホルダー本体110の正面側に付勢する。
【0036】
ソレノイド131は、通電時には磁力によりプランジャを吸引することにより、可動板132を付勢力とは反対方向に回動させる(
図7(a),(b)参照)。これにより、可動板132は、ソレノイド131の非通電時の動きに伴ってフック132dが孔113から突出し、操作装置200の第1係合孔241と係合することで、ロックを掛けることができる。
【0037】
一方、非通電時にはソレノイド131の非磁力によりプランジャの吸引が解消され、コイルバネ133によって付勢力と同じ方向に回動させる(
図7(c),(d)参照)。これにより、可動板132は、ソレノイド131の通電時の動きに伴ってフック132dが孔113に没入し、操作装置200の第1係合孔との係合が外れることにより、ロックを解除することができる。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態におけるホルダー100は、操作装置200の取り外しを阻止するロック状態と、操作装置200の取り外しを可能にする非ロック状態とに切り換えるロック機構130を備え、ロック機構130は、X線撮影装置1の非稼働時にロック状態となり、X線撮影装置1の稼働時に非ロック状態となる。
【0039】
この構成によれば、非稼働時にロック状態にし、可動時に非ロック状態にするので、X線撮影装置1の電源オフのときに、操作装置200を装着した状態でロックすることができる。これにより、X線撮影装置1と一緒に操作装置200を管理することができ、また使用しない時や巡回中において操作装置200から目を離した隙に持ち去られるといった問題もない。したがって、簡単に持ち去りを防止することができる。
【0040】
また、可動板132は、ロック状態で操作装置200が装着される場合、フック132dの傾斜面が操作装置200に当たることにより該フック132dの突出が押し戻されており、フック132dが第1係合孔241に対向したときに、押し戻されていたフック132dが突出して、フック132dが第1係合孔241に係合することができる。
【0041】
なお、ホルダー100のロック機構130は、電源オフのタイミングがX線撮影装置1より遅れる構成であってもよい。これにより、X線撮影装置1が電源オフされたときには、ロック機構130に電力供給を継続したまま非ロック状態となり、その後遅れてロック機構130への電力供給を停止して、ロック状態となる。この場合において、ソレノイド131の代わりに、モーターを使用してもよい。
【0042】
また、本実施形態において、ソレノイド131の非磁性により付勢方向に回動してフック132dが操作装置200と係合し、通電時には、ソレノイド131が磁性により付勢方向に抗する方向に回動してフック132dが操作装置200との係合を解除する構成としたが、これに限定するものではない。フック132dに磁石を設け、操作装置200内に鉄芯を設けるようにしてもよい。この場合、非通電時には、磁石の磁性により、鉄心と吸引することで、フック132dと第1係合孔241とが係合してロック状態となり、通電時には、ソレノイド131の磁性により、フック132dが鉄心と離れることで、フック132dと第1係合孔241との係合が解消されて、非ロック状態となる。
【0043】
また、持ち去り防止部として、操作装置200がX線撮影装置1に設けられたケースの内部に格納されており、ケースが備える開閉部材の開閉が制御されることによって持ち去り防止が実現されるようにしてもよい。
【0044】
なお、本実施の形態においては、操作装置200の表面側(オプションスイッチ220および第1係合孔241)が正面側に露出し、操作装置200の裏面側が背面側に向いた状態で収容およびロックされる場合を例に説明したが、操作装置200の裏面側(第2係合孔242)がホルダー本体110の正面側に露出し、操作装置200の表面側(オプションスイッチ220および第1係合孔241)がホルダー本体110の背面側に向いた状態で収容およびロックすることも可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 X線撮影装置(本体装置)
100 ホルダー(保持機構)
110 ホルダー本体(当接部材)
130 ロック機構(持ち去り防止部)
131 ソレノイド(駆動装置)
132 可動板(可動部材)
132d フック
133 コイルバネ(弾性部材)
200 操作装置
241 第1係合孔
242 第2係合孔
300 X線撮影ユニット