(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記資料マッチングモジュールは、ユーザ情報資料のうち身上情報を用いて前記コンテンツDBに含まれている人物DBとマッチングさせて前記人物DBとのマッチングが行われた場合、前記コンテンツDBのうち記事DB、写真DB、映像DB、音楽DBから当該ユーザと関連する資料を自動的に選別して前記ファイル生成日及びキーワードとマッチングされる資料を映像自叙伝製作資料として選別することを特徴とする請求項4に記載の映像自叙伝サービス提供システム。
【背景技術】
【0002】
一般に、自叙伝とは、自分の生涯に関する荒筋を有する自己陳述形式の記録物のことをいい、自分が言う一体の全ての資料、日記、書簡などを含む広義の概念をいう場合もある。
【0003】
このような自叙伝は、作成した者の精神的な成長と遍歴をうかがうことができ、他の者に生活のガイドラインとなっているため、従来の自叙伝を作成する者は、成功した企業家、政治人、芸能人など有名人が主流になっており、主として冊子タイプに製作されている。
【0004】
最近には、上記のような有名人はもちろん、一般人も自分の一代記を残して自分だけの思い出を保管したり自分の知り合いに配布したりするなど大勢の人々が自叙伝を製作し始めた。しかしながら、一般人が自叙伝を自ら作成することは非常に困難であり、これを作成するのに多大な時間とコストがかかるという問題がある。
【0005】
これを解消するために、自叙伝を手軽に製作する方法が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照、以下、「引用発明」と称する。)。
【0006】
前記引用発明は、有無線通信端末を用いて個人の人生旅程を日記、電子アルバムなど様々な形式でサーバに格納して時間や場所とは無関係に事実を記録することにより、自叙伝を手軽に製作することができるというメリットがあるが、個人が入力した資料に限定があるため、資料があまりない場合に自叙伝が正常に製作され難く、その時代の状況が反映されないが故にユーザがどのような意図をもって資料を入力したかを把握することが困難であるという問題がある。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、映像自叙伝サービス提供方法及び提供システムに関するものであり、特に、時代別に豊富でありながらも事実的な資料を活用してユーザが提供した資料を補完/補充することにより、豊富でありながらもユーザの時代的な状況/意図を把握することができ、しかも、配布しやすいようにユーザ端末が通信網を介してサービス提供サーバに接続して映像自叙伝製作を要請する第1のステップと、前記サービス提供サーバがユーザ端末にユーザ情報資料の入力を要請する第2のステップと、前記ユーザ端末がユーザにより入力されたユーザ情報資料を前記サービス提供サーバに伝送する第3のステップと、前記サービス提供サーバがユーザ情報資料を時代別に格納されたコンテンツDBとマッチングさせて映像自叙伝製作資料を選別した後に映像自叙伝を生成する第4のステップと、を含むことを特徴とする映像自叙伝サービス提供方法を提案する。
【0015】
また、ユーザが所持しているユーザ端末と、前記ユーザ端末の映像自叙伝製作の要請に応じて通信網を介して前記ユーザ端末にユーザ情報資料の入力を要請してこれを受け取る入出力モジュールと、人物DB、記事DB、写真DB、映像DB、音楽DBが時代別に格納されたコンテンツDBと、前記ユーザ情報資料とコンテンツDBをマッチングさせて映像自叙伝製作資料を選別する資料マッチングモジュールと、前記映像自叙伝製作資料を用いて映像自叙伝を生成する自叙伝映像生成モジュールと、を有するサービス提供サーバと、を備えることを特徴とする映像自叙伝サービス提供システムを提案する。
【0016】
本発明の権利範囲は以下において説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的要旨を逸脱しない範囲内において当該技術分野の通常の知識を有する者により種々に変形されて実施可能である。
【0017】
以下、本発明による映像自叙伝サービス提供方法及び提供システムについて、添付図面の
図1から
図5に基づいて詳細に説明する。なお、以下において本発明を説明するに当たって、関連する公知の機能又は構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。
【0018】
本明細書において、ある構成要素が他の構成要素にデータ又は信号を「伝送」又は「提供」する場合には、ある構成要素は他の構成要素に直接的に前記データ又は信号を伝送してもよく、少なくとも一つの他の構成要素を介してデータ又は信号を他の構成要素に伝送してもよいことを意味する。
【0019】
また、以下の説明において、「サーバ」とは、ユーザがコンテンツを利用するために接続するサーバコンピュータを意味し、容量が小さいか、あるいは、利用者数が少ない場合、一つのサーバに多数のプログラムが運営され得る。なお、容量が非常に大きいか、あるいは、リアルタイム接続人数が多い場合、サーバの機能に応じて一つのシステムの運営のためのサーバが一つ以上存在し得る。
【0020】
さらに、本明細書における「サーバ」には、それぞれのデータベースに対応する情報を格納するソフトウェア及びハードウェアの機能的・構造的な結合を意味するDBが含まれていてもよく、DBは少なくとも一つのテーブルにより実現されてもよく、データベースに格納された情報を検索、格納及び管理するための別途のDBMS(Database Management System)をさらに備えていてもよい。なお、リンクドリスト(linked−list)、木(Tree)、関係型データベースの形式など様々な方式により実現可能であり、データベースに対応する情報が格納可能なあらゆるデータ格納媒体及びデータ構造を含む。
【0021】
図1は、本発明による映像自叙伝サービス提供システムを示す構成図である。
図1を参照すると、映像自叙伝サービス提供システムは、ユーザ端末100及びサービス提供サーバ200を備え、移動式格納媒体300をさらに備えていてもよい。
【0022】
前記ユーザ端末100は、映像自叙伝の製作を依頼するユーザが所持している端末であり、通信網を介してサービス提供サーバ200とデータを授受する。ユーザは、自分の映像自叙伝の製作を依頼してもよく、他人の映像自叙伝の製作を依頼してもよい。前記ユーザ端末100は、映像自叙伝製作の要請に際してサービス提供サーバ200からの要請に応じてユーザ情報資料を入力してこれを伝送し、前記ユーザ情報資料とは、ユーザの名前、生年月日、経歴などを含む身上情報をはじめとして、ユーザの日記、ユーザが楽しんで聴いた音楽、ユーザの写真、映像などのことをいう。
【0023】
このようなユーザ端末100は、有線端末及び無線端末を含む広範な端末を意味するが、PC(Personal Computer)、IPTV(Internet Protocol Television)、ノート型パソコン(Notebook−sized personal computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)フォン、GSM(Global System for Mobile Communication)フォン、GPRS(General Packet Radio Service)フォン、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)フォン、UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォンなどを含み、前記ユーザ端末100には、異なる端末、サーバ及びシステムと音声及び映像を含むデータの送受を行う機能が搭載される。
【0024】
前記通信網は、大容量、長距離音声及びデータサービスが行える大型通信網の高速基幹網である通信網、インターネット(Internet)又は高速のマルチメディアサービスを提供するための次世代有線及び無線網であってもよく、近距離無線通信網であってもよい。有無線通信網が移動通信網である場合、同期式移動通信網であってもよく、非同期式移動通信網であってもよい。非同期式移動通信網の一実施形態として、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)方式の通信網が挙げられる。この場合、図示はしないが、有無線通信網は、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)を含む。一方、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)網を例として挙げたが、3GLTE網、4G網など次世代通信網、その他のIPに基づくIP網であってもよい。前記通信網は、ユーザ端末100、サービス提供サーバ200をはじめとして本発明に含まれているデータベース、その他の端末、機器相互間の信号及びデータの送信を行う役割を果たす。
【0025】
サービス提供サーバ200は、ユーザに映像自叙伝サービスを提供するウェブサーバ又はWAPサーバであってもよく、アプリケーションサーバなどあらゆるサーバ及び装置を網羅し、入出力モジュール210、資料マッチングモジュール230、自叙伝映像生成モジュール240、コンテンツDB250を備える。
【0026】
前記入出力モジュール210は、ユーザ端末100に映像自叙伝の主人公に対応するユーザ情報資料入力を要請してこれを受け取る役割を果たし、後述する移動式格納媒体300とデータを授受する。
【0027】
前記資料マッチングモジュール230は、上述したユーザ情報資料とコンテンツDB250をマッチングさせて映像自叙伝製作資料を選別し、マッチングに際してユーザ情報資料とコンテンツDB250に共通する事項を中心として映像自叙伝製作資料を優先的に選別する。また、前記ユーザ情報資料があまりなくて前記コンテンツDB250とマッチングされる資料が足りない場合、前記ユーザ情報資料に基づいて関連する映像自叙伝製作資料を前記コンテンツDB250からさらに選別するが、豊富でありながらも事実的な映像自叙伝を製作することができる。
【0028】
一方、前記サービス提供サーバ200は、ユーザ情報資料に対するファイル生成日及びキーワードを取り出す資料分析モジュール220をさらに備えていてもよい。前記ユーザ情報資料は、映像自叙伝に含めたい資料であり、日記をはじめとする文句、写真、映像、音楽などを含む。例えば、日記をはじめとする文句、写真、映像の場合、これに対するファイル生成日からどのような時代にこのような文句と写真、映像を残したかを把握することができ、前記ファイル生成日から把握し難いユーザ情報資料は、当該資料に含まれているキーワードを取り出してどのような時代にどのような意図をもって資料を残したかを把握することができる。
【0029】
前記サービス提供サーバ200が上記の資料分析モジュール220をさらに備える場合、前記資料マッチングモジュール230は、前記コンテンツDB250から前記ファイル生成日及びキーワードとマッチングされる資料を映像自叙伝製作資料として選別する。これにより、ユーザが映像自叙伝の製作のために提供した資料について理解することができ、前記コンテンツDB250からより豊富でありながらも事実的な資料を手軽に取り出すことができる。
【0030】
一方、
図2は、本発明による映像自叙伝サービス提供システムに適用されるコンテンツDB250を示す構成図であり、前記コンテンツDB250は、
図2に示すように、人物DB251、記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255を備え、各DBには時代別にデータが格納される。各DBに含まれるデータは、複数のポータルサイトなどインターネットを介して収集された資料であるか、あるいは、管理者により登録された資料であり、このような資料を時代別に格納することにより、ユーザ情報資料とのマッチングにより時代別に豊富な映像自叙伝製作資料を選別することができ、今後、映像自叙伝の製作に際して時代順に並べ易いという効果が得られる。
【0031】
特に、前記人物DB251にはポータルサイトなどの人物情報に登載されている者の身上情報が格納されており、前記資料マッチングモジュール230は、ユーザ情報資料のうち身上情報を用いて前記コンテンツDB250に含まれている人物DB251とマッチングさせることができる。
【0032】
前記人物DB251とのマッチングが行われた場合、映像自叙伝の製作を要請したユーザは、大勢の人々にある程度認知度があるか、あるいは、よく知られている人物とみなされ、当該ユーザと関連する資料がコンテンツDB250に含まれている可能性が高いが、前記資料マッチングモジュール230は、前記コンテンツDB250のうち記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255から当該ユーザと関連する資料を自動的に選別する。
【0033】
次いで、前記資料分析モジュール220を用いてユーザ情報資料から取り出したファイル生成日及びキーワードを用いて選別された記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255とマッチングされる資料を映像自叙伝製作資料として選別する。当該ユーザと関連する資料が膨大に前記コンテンツDB250から自動的に選別された場合、ユーザが重要視する資料を中心として映像自叙伝製作資料を選別することができ、選別された資料が足りない場合、前記ユーザ情報資料に基づいて補充/補完可能な映像自叙伝製作資料を前記コンテンツDB250から選別することができる。
【0034】
一方、ユーザが一般人であるが故に前記人物DB251とのマッチングが行われていない場合、前記資料分析モジュール220はユーザ情報資料に対するファイル生成日及びキーワードを取り出し、前記資料マッチングモジュール230は前記コンテンツDB250のうち記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255から前記ファイル生成日及びキーワードとマッチングされる資料を映像自叙伝製作資料として選別する。
【0035】
自叙伝映像生成モジュール240は、選別された映像自叙伝製作資料を用いて映像自叙伝を生成するが、生成に先立って、選別された映像自叙伝製作資料を時代順に並べる。選別された映像自叙伝製作資料の場合、時代別に格納されたコンテンツDB250から取り出された資料であるが、当該資料ごとにその資料が生成された時期が分かるので、手軽に時代順に並べることができ、時代順に並べられた映像自叙伝を提供することができるという効果が得られる。
【0036】
また、自叙伝映像生成モジュール240は、映像自叙伝の生成に際して、前記サービス提供サーバ200を運営する管理者からナレーション又は/及び字幕が入力されて選別された映像自叙伝製作資料とマッチングさせることができ、選別された映像自叙伝製作資料を映像自叙伝の生成に先立ってユーザ端末100に伝送して映像自叙伝の製作を依頼したユーザからナレーション又は/及び字幕が入力されて選別された映像自叙伝製作資料とマッチングさせることができる。
【0037】
一方、ユーザ情報資料として提供された映像には、ユーザ又は/及び知り合いのインタービュー映像、映像手紙などが含まれ、このようなユーザ情報資料は、前記資料マッチングモジュール230を介してコンテンツDBからマッチングされる資料を検索して補完/補充することができ、前記資料マッチングモジュール230を経由せずに前記自叙伝映像生成モジュール240に転送される。上記のユーザ情報資料として提供された映像は、前記自叙伝映像生成モジュール240がこれをそのまま自叙伝映像に用いることができ、管理者により所定の部分が編集された映像を前記自叙伝映像生成モジュール240を介して最終的に製作される映像自叙伝の適切な個所に埋め込んでもよい。
【0038】
このため、自叙伝映像生成モジュール240を介して最終的に製作された映像自叙伝は、時代別に豊富ながらも事実的な資料が反映されているので、これを視聴する者に信頼性を与え、映像自叙伝の製作を依頼したユーザは簡単な資料の提供だけでも完成度高い映像自叙伝を受け取ることが可能になる。
【0039】
一方、本発明による映像自叙伝サービス提供システムには前記入出力モジュール210とデータを授受する移動式格納媒体300がさらに配設され、前記移動式格納媒体300は、
図1に示すように、前記サービス提供サーバ200と直接的にデータを授受することができ、前記サービス提供サーバと通信可能なユーザ端末100又は管理者端末を介して前記サービス提供サーバ200と間接的にデータを授受することができる。
【0040】
前記移動式格納媒体300としてCD、DVD、外付けハードディスクなどが使用可能であるが、前記CD、DVD、外付けハードディスクは大きいため携帯性に劣っており、CD、DVDは格納されるデータの形式に制限があり、しかも、これを再生する別途の装置を必要とするが、本発明における移動式格納媒体300は携帯性に優れており、高画質に製作された映像自叙伝が格納可能である他、周りのTVやPCなどに直接的に又は間接的につないで映像自叙伝を手軽に再生可能なUSBメモリであることが好ましい。
【0041】
上述したように、前記移動式格納媒体300としてUSBメモリを用いる場合、ユーザ及びユーザの知り合いなどに映像自叙伝を手軽に配布しやすく、本発明により製作された映像自叙伝は冊子では表現し切れない様々なマルチメディア機能を有しているので、これを視聴する者の没入度を増やす一方、冊子から自叙伝の主人公に対する一代記を理解する場合よりさらに効果的に主人公の一代記を理解することができる。なお、冊子に比べてUSBメモリは顕著に小さいため、保管しやすいという効果も得られる。
【0042】
一方、個人が所蔵したり知り合いに自分を知らせたりするために用いられる自叙伝の特性からみて、インターネットにおいて音声や映像などをリアルタイムにて再生するストリーミングを用いて不特定多数に配布することは好ましくないため、本発明においては移動式格納媒体300を採択している。
【0043】
しかしながら、移動式格納媒体300のうち映像自叙伝を活用する上で最も効果的なUSBメモリを用いるとしても、自叙伝の主人公であるユーザが不特定多数への自叙伝の販売又は無料配布を希望する場合、前記USBメモリから本発明により製作された映像自叙伝が無分別に配布されることを防ぐために、前記移動式格納媒体300は、製作された映像自叙伝が格納される映像自叙伝格納モジュール320と、前記映像自叙伝の複製を防ぐために映像自叙伝にDRM情報を結合するDRM結合モジュール310と、を備え、映像自叙伝格納モジュール320に実質的に格納される映像自叙伝は、DRM情報が結合された映像である。
【0044】
図3は、本発明による映像自叙伝サービス提供システムに適用されるDRM結合モジュールを示す構成図であり、
図3に示すように、前記DRM結合モジュール310は、映像自叙伝に結合すべきDRM情報を生成するDRM情報生成部311と、前記DRM情報を前記映像自叙伝と同じフォーマットに変換するDRM情報変換部312と、前記映像自叙伝とDRM情報を合成するDRM情報合成部313と、を備える。
【0045】
前記DRM情報生成部311は、上述した映像自叙伝と関連して映像自叙伝の使い方、映像自叙伝を使用するに当たっての制限条件及び暗号化方法、暗号化キー、暗号化キーの長さなどの情報を生成する。
【0046】
前記DRM情報変換部312は、前記DRM情報生成部311において生成されたDRM情報を前記映像自叙伝と同じフォーマットに変換し、前記DRM情報合成部313は、前記映像自叙伝と同じフォーマットに変換されたDRM情報をウォータマーク(透かし)技法を用いて合成してDRM情報が結合された映像自叙伝を生成する。このため、悪意を持ったユーザが前記DRM情報を削除しようとしたり、操作されたDRM情報で上書きしようとしたりする場合には、合成された原コンテンツそのものが毀損されるか、あるいは、本発明により製作された映像自叙伝再生装置においてDRM情報を認識できなくなる。
【0047】
図4は、本発明による映像自叙伝サービス提供方法を示すフローチャートであり、
図5は、本発明による映像自叙伝サービス提供方法におけるコンテンツDBとのマッチング過程及び映像自叙伝の生成過程を示すフローチャートである。
【0048】
まず、
図4を参照すると、ユーザ端末100が通信網を介してサービス提供サーバ200に接続して映像自叙伝の製作を要請すれば(ステップS11)、前記サービス提供サーバ200はユーザ端末100にユーザ情報資料の入力を要請する(ステップS12)。このとき、要請するユーザ情報資料は、身上情報、日記をはじめとする文句、写真、映像、音楽などを含む。
【0049】
ステップS12後に、前記ユーザ端末100がユーザにより入力されたユーザ情報資料を前記サービス提供サーバに伝送すれば(ステップS13)、前記サービス提供サーバ200は、ユーザ情報資料を時代別に格納されたコンテンツDB250とマッチングさせて映像自叙伝製作資料を選別した後(ステップS15)、映像自叙伝を生成する(ステップS16)。
【0050】
前記ステップS15及びステップS16について具体的に説明すると、前記サービス提供サーバ200は、ユーザ情報資料のうち身上情報を用いて前記コンテンツDB250に含まれている人物DB251と優先的にマッチングさせる(ステップS21)。
【0051】
これにより、人物DB251とのマッチングが行われた場合、前記サービス提供サーバ200はコンテンツDB250のうち記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255から当該ユーザと関連する資料を自動的に選別する(ステップS22a)。次いで、前記サービス提供サーバ200は、ユーザ情報資料に対するファイル生成日及びキーワードを取り出し(ステップS23a)、選別された記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255から前記ファイル生成日及びキーワードとマッチング(ステップS24a)される資料を映像自叙伝製作資料として選別する(ステップS25)。
【0052】
また、前記人物DB251とのマッチングが行われていない場合、前記サービス提供サーバ200は、ユーザ情報資料に対するファイル生成日及びキーワードを取り出し(ステップS23b)、コンテンツDB250に含まれている記事DB252、写真DB253、映像DB254、音楽DB255から前記ファイル生成日及びキーワードとマッチング(ステップS24b)される資料を映像自叙伝製作資料として選別する(ステップS25)。
【0053】
ステップS25後に、前記サービス提供サーバ200は、前記選別された映像自叙伝製作資料を時代順に並べた後(ステップS26)、これに基づいて映像自叙伝を生成する(ステップS27)。
【0054】
前記サービス提供サーバ200は、製作された映像自叙伝を移動式格納媒体300であるUSBメモリに伝送し(ステップS17)、前記移動式格納媒体300は、映像自叙伝にDRM情報を結合した後に(ステップS18)、これを映像自叙伝格納モジュール320に格納する(ステップS19)。
【0055】
上述したように、本発明による映像自叙伝サービス提供方法及びシステムは、ユーザにより映像自叙伝の製作のために入力されたユーザ情報資料を時代別に格納されたコンテンツDB250とマッチングさせて映像自叙伝製作資料を選別するが、ユーザが提供した資料があまりない場合であっても、時代別に豊富でありながらも事実的な資料を構築することができ、ユーザがどのような時代にどのような意図をもって当該資料を残したかが把握可能な映像自叙伝を製作することができる。
【0056】
さらに、本発明は、自叙伝を冊子ではなく映像として製作するが、これを大勢の人々に配布しやすく、これを見る者も文字で接する場合よりも手軽にユーザの一代記を把握することができる。
【0057】
本発明はまた、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体にコンピュータにて読み取り可能なコードとして実現することが可能である。コンピュータにて読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読み取られるデータが格納されるあらゆる種類の記録装置を含む。
【0058】
コンピュータにて読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などが挙げられ、且つ、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形式として実現されるものも含む。
【0059】
また、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体は、ネットワークを介して接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式によりコンピュータにて読み取り可能なコードが格納されて起動され得る。また、本発明を実現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマにより容易に推論され得る。