特許第6124096号(P6124096)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6124096
(24)【登録日】2017年4月14日
(45)【発行日】2017年5月10日
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20170424BHJP
   G06Q 10/00 20120101ALI20170424BHJP
   G06F 9/445 20060101ALI20170424BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20170424BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20170424BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20170424BHJP
   A63F 13/77 20140101ALI20170424BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170424BHJP
【FI】
   G06Q30/02 324
   G06Q10/00
   G06F9/06 610A
   A63F13/30
   A63F13/35
   A63F13/69
   A63F13/77
   G06F13/00 530A
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-131723(P2016-131723)
(22)【出願日】2016年7月1日
【審査請求日】2016年8月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガゲームス
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100080953
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 克郎
(72)【発明者】
【氏名】平井 隼人
【審査官】 青柳 光代
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−517048(JP,A)
【文献】 特開2014−241119(JP,A)
【文献】 特開2014−48832(JP,A)
【文献】 特開2014−110860(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/128709(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06F 9/445
A63F 13/30
A63F 13/35
A63F 13/69
A63F 13/77
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一のユーザが使用する第1端末装置及び第2端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記第2端末装置にインストールしてプレイ可能なゲームアプリケーションの、エミュレータ用プログラムを記憶する記憶手段と、
前記第1端末装置から所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、前記エミュレータ用プログラムを実行してゲームを開始するとともに前記ゲームの出力情報を生成し、前記出力情報を前記第1端末装置に送信するエミュレータ実行手段と、
前記選択情報を受信した後に、前記ゲームアプリケーションをインストールするための情報を前記ユーザに通知する通知手段と、
前記ゲームアプリケーションが前記第2端末装置にインストールされる場合に、前記エミュレータ用プログラムが生成したプレイデータを、前記ゲームアプリケーションが引き継げるように、前記ゲームアプリケーションによって参照可能に設定する引継手段と、
前記インストールのタイミングに応じて異なる報酬を前記ユーザに付与する報酬付与手段と、
を備え
前記報酬付与手段は、前記通知手段による通知がされた後から前記インストールのタイミングが早いほど価値の高い報酬を前記ユーザに付与する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記通知手段は、前記インストールするための情報を含む電子メールを前記第2端末装置で受信可能なメールアドレスに送信することで前記ユーザに通知する、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知手段は、前記メールアドレスを、一又は複数のメールアドレスが登録されている外部のデータベースから取得する、
請求項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
同一のユーザが使用する第1端末装置及び第2端末装置と通信可能に構成され、前記第2端末装置にインストールしてプレイ可能なゲームアプリケーションの、エミュレータ用プログラムを記憶する記憶手段を備えるコンピュータに対し、
前記第1端末装置から所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、前記エミュレータ用プログラムを実行してゲームを開始するとともに前記ゲームの出力情報を生成し、前記出力情報を前記第1端末装置に送信するエミュレータ実行機能と、
前記選択情報を受信した後に、前記ゲームアプリケーションをインストールするための情報を前記ユーザに通知する通知機能と、
前記ゲームアプリケーションが前記第2端末装置にインストールされる場合に、前記エミュレータ用プログラムが生成したプレイデータを、前記ゲームアプリケーションが引き継げるように、前記ゲームアプリケーションによって参照可能に設定する引継機能と、
前記インストールのタイミングに応じて異なる報酬を前記ユーザに付与する報酬付与機能と、
を実現させ、
前記報酬付与機能は、前記通知機能による通知がされた後から前記インストールのタイミングが早いほど価値の高い報酬を前記ユーザに付与する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ゲームアプリケーション(以下、「ゲームアプリ」と称す。)の画面上において他のゲームアプリに関する広告バナーを表示し、ユーザによる当該広告バナーの選択に応答して、他のゲームアプリのインストールページを表示する技術が知られている(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−196044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、実際にユーザがゲームアプリをインストールしたい端末装置とは異なる端末装置を使用している場合に、当該異なる端末装置に表示される広告バナーを閲覧・選択したとしても、インストールしたい端末装置にはインストールページが表示されない。したがって、ユーザがゲームアプリをインストールしたい端末装置にゲームアプリをインストールするためには、その端末装置にインストールページを表示する作業が必要となり、インストールするまでに手間と時間を要してしまう。したがって、ユーザは、インストールするまでにゲームアプリへの興味が薄れてしまい、インストールを諦める場合があった。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゲームアプリのインストール先となる端末装置とは異なる端末装置を使用中のユーザにゲームアプリのインストールを促すことができる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、同一のユーザが使用する第1端末装置及び第2端末装置と通信可能な情報処理装置であって、前記第2端末装置にインストールしてプレイ可能なゲームアプリケーションの、エミュレータ用プログラムを記憶する記憶手段と、前記第1端末装置から所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、前記エミュレータ用プログラムを実行してゲームを開始するとともに前記ゲームの出力情報を生成し、前記出力情報を前記第1端末装置に送信するエミュレータ実行手段と、前記ゲームアプリケーションが前記第2端末装置にインストールされる場合に、前記エミュレータ用プログラムが生成したプレイデータを、前記ゲームアプリケーションが引き継げるように、前記ゲームアプリケーションによって参照可能に設定する引継手段と、を備える。
【0007】
この構成によれば、第1端末装置及び第2端末装置が同一のユーザによって使用され、第2端末装置にインストール可能なゲームアプリケーションが存在する環境の中で、エミュレータ実行手段が、第1端末装置において所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、ゲームアプリケーションのエミュレータ用プログラムを実行してゲームを開始する。したがって、ゲームアプリケーションのインストール先となる第2端末装置とは異なる第1端末装置を使用中のユーザに、そのゲームアプリケーションの内容をスムーズに確認させることができる。これにより、ユーザに対して、ゲームアプリケーションへの興味を抱かせ、ゲームアプリケーションの第2端末装置へのインストールを促すことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ゲームアプリのインストール先となる端末装置とは異なる端末装置を使用中のユーザにゲームアプリのインストールを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の第一実施形態に係るゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、エミュレータサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、エミュレータサーバとアプリ提供サーバとの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、第1端末と、第2端末と、エミュレータサーバと、アプリ提供サーバとの間で行われる処理の流れであって、ゲームアプリが第2端末にインストールされ実行されるまでの処理を説明するためのフローチャートである。
図5図5は、図4に示す処理の続きの流れを説明するためのフローチャートである。
図6図6(A)〜(D)は、第1端末及び第2端末の画面の遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0011】
図1は、本発明の第一実施形態に係るゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
【0012】
図1に示すように、ゲームシステム1は、第1端末装置10Aと、第2端末装置10Bと、エミュレータサーバ12と、アプリ提供サーバ14と、を備える。なお、以下では、第1端末装置10Aを「第1端末10A」と略し、第2端末装置10Bを「第2端末10B」と略す。
【0013】
第1端末10Aと第2端末10Bは、それぞれ同一ユーザが使用する装置である。
【0014】
第1端末10Aは、後述するゲームアプリケーション14A(以下、「ゲームアプリ14A」と称す。)のインストール先でない端末装置である。第1端末10Aは、例えばタブレットやパーソナルコンピュータ等である。この第1端末10Aは、ゲームアプリ14Aがインストール可能であっても不可能であってもよいが、本実施形態では、不可能とされている。また、第1端末10Aは、ゲームアプリ14Aのインストールが可能である場合に、ゲームアプリ14Aで実現されるゲームがプレイ可能であっても不可能であってもよいが、本実施形態ではプレイ不可能とされている。言い換えれば、本実施形態ではゲームアプリ14Aは、第1端末10Aにおいてインストール不可能で且つそのゲームがプレイ不可能とされている。
【0015】
第1端末10Aは、インターネット等のネットワークNTを介し、エミュレータサーバ12とアプリ提供サーバ14とに通信可能に構成されている。すなわち、第1端末10Aは、ネットワークNTに接続できる通信手段を備えている。この他にも、第1端末10Aは、ゲームの出力手段(表示手段や音出力手段)やゲームを操作する操作手段も備えている。また、第1端末10Aは、エミュレータサーバ12を含むWebサーバからデータを取得して出力するためのブラウザ等のプラットフォームを有している。本実施形態では、このプラットフォームから、ゲームアプリ14Aのエミュレータ用プログラム12A(以下、「エミュレータ12A」と称す。)で実現されるゲームが出力される。
【0016】
このような構成において、例えばユーザが第1端末10Aの使用中に表示されるゲームアプリ14Aの広告を選択することで、エミュレータサーバ12上でエミュレータ12Aが実行され、エミュレータ12Aのゲームの出力情報が第1端末10Aに出力される。ユーザは、この実現されたゲームを、第1端末10Aを操作しながらプレイする。
【0017】
第2端末10Bは、例えば上述した第1端末10Aと同様の構成を備え、後述のアプリ提供サーバ14から提供されるゲームアプリ14Aをインストール可能及び実行可能に構成されている。すなわち、ゲームアプリ14Aのインストール先となる端末であり、例えば携帯電話や携帯ゲーム機等である。なお、第1端末10Aと第2端末10Bは、それぞれ携帯電話である等、互いに同じ種類の端末装置であってもよい。本実施形態では、第1端末10Aがパーソナルコンピュータであり、第2端末10Bが携帯電話である場合を説明する。
【0018】
第2端末10Bは、ゲームアプリ14Aを実行してゲームの出力情報を出力する。ユーザは、このゲームを、第2端末10Bを操作しながらプレイする。
【0019】
エミュレータサーバ12は、ネットワークNTを介し、第1端末10Aに対してエミュレータ12Aで実現されるゲームを提供するWebサーバである。すなわち、エミュレータサーバ12は、エミュレータ12Aを実行することにより、第1端末10Aからの操作情報を受信し、第2端末10Bでゲームアプリ14Aが実行されるゲームと同様の或いは同じゲームをエミュレートし、エミュレートしたものを第1端末10Aに出力してユーザに提供するように構成されている。
【0020】
なお、エミュレータ12Aで実現されるゲームの出力情報は、ブラウザ等のプラットフォームを介し、第1端末10Aに出力される。すなわち、ユーザは、ゲームアプリ14Aをインストールすることなしに、第1端末10Aのプラットフォームを使用して、ゲームアプリ14Aで実現されるゲームと同様の或いは同じものをプレイすることが可能となっている。
【0021】
また、エミュレータ12Aで実現されるゲームの内容は、ゲームアプリ14Aで実現されるゲームの内容を全部含んでもよいし一部のみ含んでもよい。このゲーム内容の一部としては、ゲームのチュートリアル終了直後に始まるゲーム内容や、例えばゲーム中のユーザの操作が比較的簡単であったり、ゲーム中にユーザが操作するキャラクタの能力が高かったり等、ゲームの面白さを最も伝達可能なゲーム内容が挙げられる。
【0022】
アプリ提供サーバ14は、ネットワークNTを介し、第2端末10Bに対してゲームアプリ14Aを提供するWebサーバである。すなわち、アプリ提供サーバ14は、第2端末10Bからインストール要求を受け付けた場合に、当該第2端末10Bに対してゲームアプリ14Aを提供(配信)する。これにより、ゲームアプリ14Aは、第2端末10Bにダウンロード(受信)されて、インストールされる。なお、ゲームアプリ14Aは、アプリ提供サーバ14ではなく、アプリストア等から配信されることとしてもよい。
【0023】
図2は、エミュレータサーバ12のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
図2に示す例では、エミュレータサーバ12は、ハードウェア構成として、制御装置30、通信装置36、及び記憶装置38を主に備える。制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)32及びメモリ34を主に備えて構成される。
【0025】
制御装置30では、CPU32がメモリ34或いは記憶装置38等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。この機能実現手段の詳細については後述する。
【0026】
通信装置36は、外部の装置と通信するための通信インタフェース等で構成される。通信装置36は、例えば、第1端末10Aや第2端末10B、アプリ提供サーバ14との間で各種の情報を送受信する。
【0027】
記憶装置38は、ハードディスク等で構成される。記憶装置38は、制御装置30における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0028】
なお、エミュレータサーバ12は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。なお、エミュレータサーバ12は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。
【0029】
また、図2は、エミュレータサーバ12が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、エミュレータサーバ12は、サーバ装置が一般的に備える他の構成を備えることができる。
【0030】
また、アプリ提供サーバ14も図2に示すようなエミュレータサーバ12のハードウェア構成と同様の構成を主に備えた情報処理装置を用いて実現することができるため、アプリ提供サーバ14のハードウェア構成の詳細については説明を省略する。なお、本実施形態では、アプリ提供サーバ14とエミュレータサーバ12とは、別々の情報処理装置を用いて実現されるが、同一の情報処理装置を用いて実現されてもよい。
【0031】
図3は、エミュレータサーバ12とアプリ提供サーバ14との機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0032】
まず、アプリ提供サーバ14について説明する。
【0033】
アプリ提供サーバ14は、記憶手段140と、アプリ配信手段142と、を備える。記憶手段140は、図2に示すような一又は複数の記憶装置38で実現され、アプリ配信手段142は、図2に示すような制御装置30が所定のプログラムを実行することによって実現される。
【0034】
記憶手段140には、上述のゲームアプリ14Aやプレイデータ14B等が記憶されている。
【0035】
プレイデータ14Bは、第2端末10Bのユーザのユーザ識別情報に対応付けて一又は複数記憶されている。このプレイデータ14Bは、ゲームアプリ14Aが生成したゲームデータであって、ゲームアプリ14Aが実行されたときにおけるユーザによるゲームのプレイ状況を示すデータである。プレイ状況には、ユーザがクリアしたゲームステージ数(ゲームの進行状況)、ユーザが操作するキャラクタのレベル、獲得ポイント、獲得アイテム、プレイ時間等の情報が含まれる。なお、ユーザ識別情報としては、ゲームをプレイする前にWebサイト上において予め登録するユーザIDや、第2端末10Bの端末ID、ユーザのメールアドレス等が挙げられる。以下では、ユーザ識別情報が端末IDである場合を説明する。
【0036】
アプリ配信手段142は、第2端末10Bからのゲームアプリ14Aのインストール要求を通信装置36が受信した場合に、通信装置36を介して、ゲームアプリ14Aを第2端末10Bに配信する。
【0037】
次に、エミュレータサーバ12について説明する。
【0038】
エミュレータサーバ12は、記憶手段120と、広告配信手段122と、エミュレータ実行手段124と、引継手段126と、通知手段128と、報酬付与手段130と、を備える。記憶手段120は、図2に示すような一又は複数の記憶装置38で実現され、その他の手段122〜130は、図2に示すような制御装置30が所定のプログラムを実行することによって実現される。
【0039】
記憶手段120には、上述のエミュレータ12Aやプレイデータ12Bが記憶されている。
【0040】
プレイデータ12Bは、第1端末10Aのユーザのユーザ識別情報に対応付けて一又は複数記憶されている。このプレイデータ12Bは、エミュレータ12Aが生成したゲームデータであって、エミュレータ12Aが実行されたときにおけるユーザによるゲームのプレイ状況を示すデータである。
【0041】
広告配信手段122は、第1端末10Aや第2端末10Bにゲームアプリ14Aの広告を配信する。この広告には、例えばゲームアプリ14Aのキャラクタが描かれていたり、「エミュレータでゲームを試してみよう」等の記述が表示されていたり等、ユーザに対してゲームアプリ14Aのインストールに興味を抱かせるようなものであることが好ましい。この広告がユーザにより選択された場合には、その選択情報がエミュレータサーバ12に送信される。なお、この広告配信手段122は、アプリ提供サーバ14に設けられてもよい。
【0042】
エミュレータ実行手段124は、第1端末10Aにおいて所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、エミュレータ12Aを実行してゲームを開始するとともに当該ゲームの出力情報を生成する。なお、上記「所定の選択」とは、第1端末10Aにおいて表示されるゲームアプリ14Aの広告が選択された場合や、一以上のゲームを紹介するサイト等において実行ボタンが選択された場合等が挙げられる。
また、エミュレータ実行手段124は、エミュレータ12Aが実現するゲームを操作するための操作要求を第1端末10Aから受信した場合に、ゲームを進行するとともに当該操作による出力情報を生成する。そして、エミュレータ実行手段124は、通信装置36を介し、第1端末10Aに対して生成した出力情報を送信する。
【0043】
なお、エミュレータ実行手段124は、ゲームの開始後、随時、そのゲームのプレイ状況をユーザに対応するプレイデータ12Bに記憶する。
【0044】
引継手段126は、ゲームアプリ14Aが第2端末10Bにインストールされる場合に、エミュレータ12Aが生成したプレイデータ12Bを、ゲームアプリ14Aが引き継げるように、ゲームアプリ14Aによって参照可能に設定する。本実施形態では、引継手段126は、記憶手段120からプレイデータ12Bを取得して、当該プレイデータ12Bや対応する端末IDを、ゲームアプリ14Aが参照可能となるようにアプリ提供サーバ14に送信する。
【0045】
通知手段128は、所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した後に、ゲームアプリ14Aをインストールするための情報を、通信装置36を介してユーザに通知する。この通知のタイミングは、上記選択情報を受信した後であれば、特に限定されないが、本実施形態では、上記選択情報を受信した後であってユーザによるエミュレータ12Aのゲームプレイが終わった後である。また、インストールするための情報は、例えば、インストールページのURL(Uniform Resource Locator)であっても、インストールページそのものであってもよい。また、情報の通知先の端末は、第1端末10Aであっても、第2端末10Bであってもよいが、インストール先は第2端末10Bであるので、スムーズにインストールが可能という観点から、第2端末10Bであることが好ましい。本実施形態では、インストールするための情報を含む電子メールを第2端末10Bで受信及び閲覧可能なメールアドレスに送信することで第2端末10Bに通知する。
【0046】
報酬付与手段130は、通知手段128による通知がされた後のゲームアプリ14Aのインストールのタイミングに応じて異なる報酬をユーザに付与する。本実施形態では、報酬付与手段130は、通知がされた後からインストールのタイミングが早いほど価値の高い報酬をユーザに付与する。なお、報酬としては、ゲームアプリ14Aのゲームに使用されるアイテムや仮想通貨等の他、ゲーム以外で使用される、所定の商品やサービスと交換するためのポイントやギフトカードが挙げられる。
【0047】
図4は、第1端末10Aと、第2端末10Bと、エミュレータサーバ12と、アプリ提供サーバ14との間で行われる処理の流れであって、ゲームアプリ14Aが第2端末10Bにインストールされ実行されるまでの処理を説明するためのフローチャートである。図5は、図4に示す処理の続きの流れを説明するためのフローチャートである。図6(A)〜(D)は、第1端末10A及び第2端末10Bの画面の遷移図である。
【0048】
(ステップSP10)
エミュレータサーバ12の広告配信手段122は、例えば図6(A)に示すように、ユーザがネットサーフィンやゲームアプリ14Aのゲーム以外のゲームプレイ等で第1端末10Aを使用しているときに、当該第1端末10Aにゲームアプリ14Aの広告を配信する。そして、処理がステップSP12の処理に移行する。
【0049】
(ステップSP12)
第1端末10Aは、広告40が選択されたことを示す選択情報をエミュレータサーバ12に送信する。そして、処理がステップSP14の処理に移行する。
【0050】
(ステップSP14)
エミュレータサーバ12は、第1端末10Aから選択情報を受信する。これに応答して、エミュレータサーバ12のエミュレータ実行手段124は、エミュレータ12Aを実行してゲームを開始する。そして、処理がステップSP16の処理に移行する。
【0051】
なお、選択情報は、第2端末10Bから送信される場合もある。このような場合、エミュレータ実行手段124は、選択情報を第1端末10Aから受信したか或いは第2端末10Bから受信したかを、ユーザエージェント名を用いる等既存の技術を用いて判定してもよい。そして、選択情報を第1端末10Aから受信した場合にはエミュレータ12Aをエミュレータ実行手段124が実行し、処理がステップSP16の処理に移行し、選択情報を第2端末10Bから受信した場合には例えばエミュレータ12Aをエミュレータ実行手段124が実行することなく処理が例えばステップSP46の処理に移行する。
【0052】
(ステップSP16)
エミュレータ実行手段124は、ゲームの出力情報としてゲーム開始後のゲーム画像やゲーム音等の出力データを生成する。そして、エミュレータ実行手段124は、通信装置36を介し、選択情報の送信元である第1端末10Aに対して生成した出力データを送信する。次に、処理がステップSP18の処理に移行する。
【0053】
(ステップSP18)
第1端末10Aは、エミュレータサーバ12から出力データを受信する。そして、第1端末10Aは、受信した出力データに基づいて、図6(B)に示すようにゲーム画像42やゲーム音を出力する。次に、処理がステップSP20の処理に移行する。
【0054】
(ステップSP20)
第1端末10Aは、ユーザによるゲームの操作要求を受付ける。そして、第1端末10Aは、実際にユーザから操作要求を受付けた場合に、当該操作要求をエミュレータサーバ12に送信する。次に、処理がステップSP22の処理に移行する。
【0055】
(ステップSP22)
エミュレータサーバ12は、第1端末10Aから操作要求を受信する。これに応答して、エミュレータ実行手段124は、受信した操作要求に基づいて、ゲームのキャラクタ等を操作する。次に、処理がステップSP24の処理に移行する。
【0056】
(ステップSP24)
エミュレータ実行手段124は、ゲームの出力情報としてゲームの操作を反映したゲーム画像や音等の出力データを生成する。そして、エミュレータ実行手段124は、通信装置36を介し、操作要求を行った第1端末10Aに対して生成した出力データを送信する。次に、処理がステップSP26の処理に移行する。
【0057】
(ステップSP26)
第1端末10Aは、エミュレータサーバ12から出力データを受信する。そして、第1端末10Aは、受信した出力データに基づいて、ゲーム画像42やゲーム音を出力する。
【0058】
(ステップSP28)
第1端末10Aは、ユーザによるゲームの終了操作があるか否か判定する。そして、肯定判定された場合に処理がステップSP30の処理に移行し、否定判定された場合に処理がステップSP20の処理に戻る。
【0059】
(ステップSP30)
第1端末10Aは、ゲームの終了要求をエミュレータサーバ12に送信する。そして、処理がステップSP32の処理に移行する。
【0060】
(ステップSP32)
エミュレータサーバ12は、第1端末10Aから終了要求を受信する。これに応答して、エミュレータ実行手段124は、エミュレータ12Aの実行を停止することでゲームを終了する。
【0061】
(ステップSP34)
エミュレータ実行手段124は、これまでプレイしたユーザのプレイデータ12Bを生成し、記憶手段120に保存(記憶)する。なお、このステップSP34は、エミュレータ12Aが実行されている間に適宜行われてもよい。そして、処理がステップSP36の処理に移行する。
【0062】
(ステップSP36)
エミュレータサーバ12の通知手段128は、メールアドレス入力要求を第1端末10Aに送信する。具体的には、通知手段128は、メールアドレスの入力を要求する画面の画面データを送信する。そして、処理がステップSP38の処理に移行する。
【0063】
(ステップSP38)
第1端末10Aは、エミュレータサーバ12から入力要求を受信する。具体的には、第1端末10Aは、画面データを受信する。そして、第1端末10Aは、受信した画面データに基づき、図6(C)に示すような入力画面44を表示する。この入力画面44にはメールアドレスの入力欄46が設けられている。入力画面44には、他にも、ゲームアプリ14Aのインストールを促す情報、例えば「アプリをスマホにインストールしましょう!」や「ゲーム結果を引き継いだ状態でプレイできます」等の情報が記述されていてもよい。この入力画面44を見て、エミュレータ12Aのゲームプレイで興味を持ったユーザは、ゲームアプリ14Aをインストールするために、入力欄46に第2端末10Bで電子メールを受信及び閲覧可能なメールアドレスを入力する。そして、処理がステップSP40の処理に移行する。
【0064】
(ステップSP40)
図5に示すように、第1端末10Aは、入力されたメールアドレスをエミュレータサーバ12に送信する。そして、処理がステップSP42の処理に移行する。
【0065】
(ステップSP42)
エミュレータサーバ12は、第1端末10Aからメールアドレスを受信する。そして、処理がステップSP44の処理に移行する。
【0066】
(ステップSP44)
エミュレータサーバ12の引継手段126は、受信したメールアドレスとステップSP34で生成されたプレイデータ12Bとを対応付ける。そして、処理がステップSP46の処理に移行する。
【0067】
(ステップSP46)
エミュレータサーバ12の通知手段128は、アプリ提供サーバ14のURLであってゲームアプリ14AをインストールするためのURLを含んだ電子メールを、受信したメールアドレスに送信する。そして、処理がステップSP48の処理に移行する。
【0068】
(ステップSP48)
第2端末10Bは、エミュレータサーバ12からURLを含んだ電子メールを受信する。第2端末10Bのユーザは、受信した電子メール、例えば図6(D)に示すような電子メール48を開き、当該電子メール48内のURL50を選択する。この選択に応答して、第2端末10Bは、インストールページのページ要求をアプリ提供サーバ14に送信する。そして、処理がステップSP50の処理に移行する。
【0069】
(ステップSP50)
アプリ提供サーバ14は、ページ要求を受信する。そして、アプリ提供サーバ14は、受信したページ要求に応答して、インストールページをページ要求元の第2端末10Bに送信する。そして、処理がステップSP52の処理に移行する。
【0070】
(ステップSP52)
第2端末10Bは、アプリ提供サーバ14からインストールページを受信する。この受信に応答して、第2端末10Bは、受信したインストールページを表示する。そして、処理がステップSP54の処理に移行する。
【0071】
(ステップSP54)
第2端末10Bのユーザは、表示されているインストールページを見て、当該インストールページに含まれるインストールボタンを押下する。この押下に応答して、第2端末10Bは、ゲームアプリ14Aのインストール要求をアプリ提供サーバ14に送信する。そして、処理がステップSP56の処理に移行する。
【0072】
(ステップSP56)
アプリ提供サーバ14は、第2端末10Bからインストール要求を受信する。これに応答して、アプリ提供サーバ14のアプリ配信手段142は、ゲームアプリ14Aをインストール要求元の第2端末10Bに配信する。そして、処理がステップSP58の処理に移行する。
【0073】
(ステップSP58)
第2端末10Bは、アプリ提供サーバ14からゲームアプリ14Aを受信する(ダウンロードする。)。そして、ダウンロードが完了すると、第2端末10Bは、ゲームアプリ14Aをインストールする。インストールが完了すると、第2端末10は、端末IDと上記メールアドレスを含むインストール完了通知をアプリ提供サーバ14に送信する。そして、アプリ提供サーバ14は、第2端末10Bからインストール完了通知を受信すると、これに応答して、当該インストール完了通知をエミュレータサーバ12に転送する。そして、処理がステップSP60の処理に移行する。
【0074】
(ステップSP60)
エミュレータサーバ12は、第2端末10Bからインストール完了通知を受信する。これに応答して、エミュレータサーバ12の引継手段126は、ユーザのプレイデータ12Bを、ゲームアプリ14Aが実現するゲームが引き継げるように、ゲームアプリ14Aによって参照可能に設定する。
【0075】
具体的には、引継手段126は、インストール完了通知に含まれるメールアドレスに対応するプレイデータ12Bを記憶手段120から取得する。そして、引継手段126は、プレイデータ12Bをインストール完了通知に含まれる端末IDとともにアプリ提供サーバ14に送信する。アプリ提供サーバ14は、端末IDとともにプレイデータ12Bを受信する。これに応答して、アプリ提供サーバ14は、受信したプレイデータ12Bをプレイデータ14Bとして記憶手段140に生成(記憶)し、当該プレイデータ14Bを受信した端末IDと対応付ける。そして、処理がステップSP62の処理に移行する。
【0076】
(ステップSP62)
エミュレータサーバ12の報酬付与手段130は、報酬をユーザに付与する。具体的には、報酬付与手段130は、アプリ提供サーバ14に対して、ユーザの端末IDに対応するプレイデータ14Bに報酬を示すデータを追記するよう指示する。この際、報酬付与手段130は、ステップSP48においてURL50を含む電子メール48がユーザに通知された後のインストールのタイミングに応じて異なる報酬をユーザに付与する。そして、処理がステップSP64の処理に移行する。
【0077】
(ステップSP64)
第2端末10Bは、ユーザの操作に応答して、インストールされたゲームアプリ14Aを実行する。この際、第2端末10Bは、アプリ提供サーバ14に対して端末IDと共にアプリ実行の旨を送信する。次に、処理がステップSP66の処理に移行する。
【0078】
(ステップSP66)
アプリ提供サーバ14は、端末IDと共にアプリ実行の旨を第2端末10Bから受信する。これに応答して、アプリ提供サーバ14は、端末IDに対応するプレイデータ14Bを記憶手段140から取得する。そして、アプリ提供サーバ14は、第2端末10Bに対してプレイデータ14Bを送信する。次に、処理がステップSP68の処理に移行する。
【0079】
(ステップSP68)
第2端末10Bは、アプリ提供サーバ14からプレイデータ14Bを受信する。これに応答して、第2端末10Bは、受信したプレイデータ14Bに基づき、ゲームアプリ14Aのゲームを途中から開始する。すなわち、第2端末10Bは、ゲームアプリ14Aのゲームを、エミュレータ12Aでプレイされたゲームの続きから開始する。この開始後のゲームでは、ユーザは、ゲーム中に得られるアイテムだけでなく、ゲームアプリ14Aのインストールにより報酬として付与されたアイテム等も使用することができる。
【0080】
以上、本実施形態によれば、ステップSP14で説明したように、エミュレータ実行手段124が、第1端末10Aから広告40の選択情報を受信した場合に、ゲームアプリ14Aのエミュレータ12Aを実行してゲームを開始する。したがって、ゲームアプリ14Aのインストール先となる第2端末10Bとは異なる第1端末10Aを使用中のユーザに、そのゲームアプリ14Aの内容をスムーズに確認させることができる。これにより、ユーザに対して、ゲームアプリ14Aへの興味を抱かせ、ゲームアプリ14Aの第2端末10Bへのインストールを促すことができる。
【0081】
また、ステップSP60で説明したように、引継手段126はゲームアプリ14Aが第2端末10Bにインストールされる場合に、エミュレータ12Aが生成したプレイデータ12Bを、ゲームアプリ14Aが実現するゲームが引き継げるように、ゲームアプリ14Aによって参照可能に設定する。したがって、ユーザは、今までプレイしたエミュレータ12Aのゲームの続きを、ゲームアプリ14Aのゲームでプレイすることができる。
【0082】
また、通知手段128が、広告40の選択情報を受信した後に、ゲームアプリ14Aをインストールするための情報をユーザに通知するので、ユーザはその情報に基づいて第2端末10Bにゲームアプリ14Aをインストールすることができる。本実施形態では、通知手段128が、インストールするための情報(URL50)を含む電子メール48を第2端末10Bで受信及び閲覧可能なメールアドレスに送信するので、ユーザはインストールするための情報を入力したりコピーしたりする作業が必要なく、スムーズにインストールすることができる。
【0083】
また、報酬付与手段130が、インストールするための情報が通知された後に報酬を付与するので、ゲームアプリ14Aのインストールを促すことができる。この際、報酬付与手段130は、インストールのタイミングに応じて異なる報酬をユーザに付与する。したがって、ユーザのインストールのタイミングを調整することができる。例えば、報酬付与手段130は、インストールのタイミングが早いほど価値の高い報酬をユーザに付与することで、ユーザに対してゲームアプリ14Aの早期のインストールを促すことができる。
【0084】
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0085】
例えば、上記実施形態では、通知手段128が、メールアドレスをユーザに入力させて、それを受信(取得)する場合を説明したが、通知手段128がメールアドレスを自動的に取得してもよい。例えば、通知手段128は、上記メールアドレスを、一又は複数のメールアドレスが登録されている外部のデータベースから取得してもよい。具体的には、通知手段128は、ユーザが第1端末10Aにおいて検索サイト等所定のWebサイトにログインした状態でネットサーフィンしている場合、ログイン時に入力されたメールアドレス、すなわちログインされているWebサイトに登録しているメールアドレスを取得する。これにより、ユーザによるメールアドレスの入力を省き、インストールまでの作業をスムーズにし、ユーザに対してゲームアプリ14Aのインストールを促すことができる。
【0086】
また、第1端末10Aと第2端末10Bで共有のアカウントをユーザが所有している場合に、ユーザが第1端末10Aでそのアカウントにログインした状態でネットサーフィンしていることを想定する。このような場合、図6(C)に示すような入力画面44はインストールボタンを含む画面に置き換えることができる。そして、そのインストールボタンをユーザが押すと、第2端末10Bは共有のアカウントにログインしていることを条件に第2端末10Bへのインストールを自動で開始するようにしてもよい。また、インストールボタンをユーザが押すと、第2端末10B側では「予約」状態となり、第2端末10Bは当該予約状態に対応する操作(ロックキー解除やアイコン押下等)をすることでインストールを開始するようにしてもよい。これにより、ユーザによるメールアドレスの入力を省き、インストールまでの作業をスムーズにし、ユーザに対してゲームアプリ14Aのインストールを促すことができる。
【0087】
なお、広告配信手段122や、引継手段126、通知手段128、報酬付与手段130は、エミュレータサーバ12ではなく、アプリ提供サーバ14に設けてもよい。
【符号の説明】
【0088】
10A:第1端末装置
10B:第2端末装置
12:エミュレータサーバ(情報処理装置)
12A:エミュレータ用プログラム
12B:プレイデータ
14:アプリ提供サーバ
14A:ゲームアプリケーション
14B:プレイデータ
120:記憶手段
124:エミュレータ実行手段
126:引継手段
128:通知手段
130:報酬付与手段
【要約】
【課題】ゲームアプリのインストール先となる端末装置とは異なる端末装置を使用中のユーザにゲームアプリのインストールを促す。
【解決手段】同一のユーザが使用する第1端末装置(10A)及び第2端末装置(10B)と通信可能な情報処理装置(12)が、第2端末装置(10B)にインストールしてプレイ可能なゲームアプリケーション(14A)の、エミュレータ用プログラム(12A)を記憶する記憶手段(120)と、第1端末装置(10A)から所定の選択がされたことを示す選択情報を受信した場合に、エミュレータ用プログラム(12A)を実行してゲームを開始するエミュレータ実行手段(124)と、を備える。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6