(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方を前記シート保持ヘッドに接触させ、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、
その反射光の分布から前記接触箇所の位置情報を読み取り、
この接触箇所の位置情報に基づいて前記光学シートと表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せ、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるシリンドリカルレンズであり、
前記光学シートは、前記シリンドリカルレンズが所定のピッチで複数個配列されたレンチキュラレンズフィルムであり、
前記接触箇所の位置情報を読み取った後に、前記接触箇所の位置情報に基づき、前記ピッチの設計値からのズレ量を求め、
前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方を前記シート保持ヘッドに接触させ、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、
その反射光の分布から前記接触箇所の位置情報を読み取り、
この接触箇所の位置情報に基づいて前記光学シートと表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せ、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるフライアイレンズであり、
前記光学シートは、前記フライアイレンズが互いに直交する第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定のピッチで複数個配置されたレンズ面を有するフライアイレンズフィルムであり、
前記接触箇所の位置情報を読み取った後に、前記接触箇所の位置情報に基づき、前記ピッチの設計値からのズレ量を求め、
前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ装置において、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方に接触して前記光学シートを保持するシート保持ヘッドと、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、その反射光の分布の画像を取得する第一の撮像部と、
前記表示パネルに付されたパネルマークの画像を取得する第二の撮像部と、
前記光学シート及び前記表示パネルの少なくとも一方を座標空間において移動させる移動機構部と、
前記第一の撮像部で取得した前記画像から前記接触箇所の位置情報を読み取るとともに前記第二の撮像部で取得した前記画像から前記パネルマークの位置情報を読み取り、前記接触箇所の位置情報と前記パネルマークの位置情報とに基づき前記移動機構部を制御することにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる制御部と、
を備え、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるシリンドリカルレンズであり、
前記光学シートは、前記シリンドリカルレンズが所定のピッチで複数個配列されたレンチキュラレンズフィルムであり、
前記制御部は、前記接触箇所の位置情報を読み取った後に、前記接触箇所の位置情報に基づき、前記ピッチの設計値からのズレ量を求め、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ装置。
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ装置に用いられるプログラムにおいて、
前記貼り合せ装置は、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方に接触して前記光学シートを保持するシート保持ヘッドと、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、その反射光の分布の画像を取得する第一の撮像部と、
前記表示パネルに付されたパネルマークの画像を取得する第二の撮像部と、
前記光学シート及び前記表示パネルの少なくとも一方を座標空間において移動させる移動機構部と、
コンピュータを含む制御部とを備え、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるシリンドリカルレンズであり、
前記光学シートは、前記シリンドリカルレンズが所定のピッチで複数個配列されたレンチキュラレンズフィルムであり、
前記コンピュータに、
前記第一の撮像部で取得した前記画像から前記接触箇所の位置情報を読み取るとともに、前記接触箇所の位置情報に基づき前記ピッチの設計値からのズレ量を求める手順と、
前記第二の撮像部で取得した前記画像から前記パネルマークの位置情報を読み取る手順と、
前記接触箇所の位置情報と前記パネルマークの位置情報とに基づき前記移動機構部を制御することにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せるとともに、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する手順と、
を実行させるためのプログラム。
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ装置において、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方に接触して前記光学シートを保持するシート保持ヘッドと、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、その反射光の分布の画像を取得する第一の撮像部と、
前記表示パネルに付されたパネルマークの画像を取得する第二の撮像部と、
前記光学シート及び前記表示パネルの少なくとも一方を座標空間において移動させる移動機構部と、
前記第一の撮像部で取得した前記画像から前記接触箇所の位置情報を読み取るとともに前記第二の撮像部で取得した前記画像から前記パネルマークの位置情報を読み取り、前記接触箇所の位置情報と前記パネルマークの位置情報とに基づき前記移動機構部を制御することにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる制御部と、
を備え、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるフライアイレンズであり、
前記光学シートは、前記フライアイレンズが互いに直交する第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定のピッチで複数個配置されたレンズ面を有するフライアイレンズフィルムであり、
前記制御部は、前記接触箇所の位置情報を読み取った後に、前記接触箇所の位置情報に基づき、前記ピッチの設計値からのズレ量を求め、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ装置。
複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ装置に用いられるプログラムにおいて、
前記貼り合せ装置は、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方に接触して前記光学シートを保持するシート保持ヘッドと、
前記光学素子面及び前記非光学素子面の一方と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面及び前記非光学素子面の他方から光を照射し、その反射光の分布の画像を取得する第一の撮像部と、
前記表示パネルに付されたパネルマークの画像を取得する第二の撮像部と、
前記光学シート及び前記表示パネルの少なくとも一方を座標空間において移動させる移動機構部と、
コンピュータを含む制御部とを備え、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるフライアイレンズであり、
前記光学シートは、前記フライアイレンズが互いに直交する第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定のピッチで複数個配置されたレンズ面を有するフライアイレンズフィルムであり、
前記コンピュータに、
前記第一の撮像部で取得した前記画像から前記接触箇所の位置情報を読み取るとともに、前記接触箇所の位置情報に基づき前記ピッチの設計値からのズレ量を求める手順と、
前記第二の撮像部で取得した前記画像から前記パネルマークの位置情報を読み取る手順と、
前記接触箇所の位置情報と前記パネルマークの位置情報とに基づき前記移動機構部を制御することにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置を合わせ、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せるとともに、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる際に、前記ズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する手順と、
を実行させるためのプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については同一の符号を用いる。
【0027】
[実施形態1]
本実施形態1では、複数のシリンドリカルレンズからなるレンチキュラレンズシートを、光学シートとして用いた場合について記載する。なお、光学シートは、他の実施形態においてもレンチキュラレンズシートを一例に説明するが、これに限定されるものではなく、所定のパターンが形成されたプリズムシートや、反射シートや、拡散シートなどを含む光学素子アレイを用いてもよい。
【0028】
図1は実施形態1の貼り合せ方法を示す模式図であり、
図2は実施形態1の貼り合せ方法を示す工程図である。以下、
図1及び
図2に基づき説明する。
【0029】
本実施形態1の光学シートの貼り合せ方法は、光学シート10をシート保持ヘッド20を用いて表示パネル30に貼り合せるものである。光学シート10は、複数の光学素子としての複数のシリンドリカルレンズ11からなるレンチキュラレンズシートであり、シリンドリカルレンズ11が形成されている光学素子面12と、シリンドリカルレンズ11が形成されていない非光学素子面13とを有する。すなわち、光学素子面12は凹凸面であり、非光学素子面13は平坦面である。そして、本実施形態1の貼り合せ方法は、次の工程を含む。
【0030】
工程101〜103(
図1[A][B]):光学素子面12をシート保持ヘッド20に接触させ(工程101)、光学素子面12とシート保持ヘッド20との接触箇所14に対して非光学素子面13から光41を照射し(工程102)、その反射光42の分布から接触箇所14の位置情報を読み取る(工程103)。工程102,103では、例えば、光源43とカメラ44とを備える第一の撮像部40を用いる。工程101〜103は、最終的に接触箇所14の位置情報が読み取れればどのような順序でもよく、例えばこの順でも全て同時でもよい。また、非光学素子面13をシート保持ヘッド20に接触させ、非光学素子面13とシート保持ヘッド20との接触箇所に対して光学素子面12から光41を照射し、その反射光42の分布から接触箇所の位置情報を読み取る、としてもよい。
【0031】
工程104(
図1[B’]):表示パネル30に付されたパネルマーク31の位置情報を読み取る。工程104では、例えば、光源53とカメラ54とを備える第二の撮像部50を用いる。例えば、撮像部50は、表示パネル30に付されたパネルマーク31に対して光51を照射し、その透過光52からパネルマーク31の位置情報を読み取る。工程104は、工程101〜103に対して時間的に前でも後でも同時でもよいし、パネルマーク31の位置情報が既知であれば省略してもよい。
【0032】
工程105(
図1[C]):接触箇所14の位置情報とパネルマーク31の位置情報とに基づいて、光学シート10と表示パネル30との位置を合わせる。この位置合せには、一般的なアライメント技術を用いればよい。
【0033】
工程106(
図1[C]):光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる。例えば、光学シート10と表示パネル30とを接触させつつ、光学シート10と表示パネル30とを相対運動させることにより、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる。光学シート10と表示パネル30とを相対運動させるとは、光学シート10と表示パネル30との少なくとも一方を動かすということである。この貼り合せには、一般的な貼り合せ技術を用いることができる。
【0034】
本実施形態1によれば、光学シート10の位置情報の読み取りに透過光ではなく反射光42を用いることにより、透過光を用いた場合の諸課題を一挙に解決できるので、光学シート10の位置情報の読み取り精度を向上できる。そのため、光学シート貼り合せ工程において、高精度化の実現と歩留りの向上とを図ることができる。
【0035】
図3は、実施形態1の貼り合せ装置を示す模式図である。
図4[A]は、実施形態1の貼り合せ装置を示すブロック図である。
図4[B]は、
図4[A]における制御部の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態1の貼り合せ装置におけるアライメント動作の一例を示すグラフである。以下、
図3、
図4及び
図5に基づき説明する。
【0036】
本実施形態1の光学シートの貼り合せ装置60は、本実施形態1の光学シートの貼り合せ方法を用いて、光学シート10を表示パネル30に貼り合せるものであり、シート保持ヘッド20、第一の撮像部40、第二の撮像部50、移動機構部70及び制御部80を備えている。シート保持ヘッド20は、光学素子面12に接触して光学シート10を保持する。撮像部40は、光学素子面12とシート保持ヘッド20との接触箇所14に対して非光学素子面13から光41を照射し、その反射光42の分布の画像45を取得する。撮像部50は、表示パネル30に付されたパネルマーク31の画像55を取得する。移動機構部70は、光学シート10及び表示パネル30を座標空間において移動させる。制御部80は、撮像部40で取得した画像45から接触箇所14の位置情報を読み取るとともに撮像部50で取得した画像55からパネルマーク31の位置情報を読み取り、接触箇所14の位置情報とパネルマーク31の位置情報とに基づき移動機構部70を制御することにより、光学シート10と表示パネル30との位置を合わせ、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる。
【0037】
移動機構部70は、光学シート側機構71と表示パネル側機構74とを備える。光学シート側機構71は、例えばリニアモータ機構(又はステッピングモータ及びねじ送り機構)及び回転機構などから構成され、固定された本体72と、本体72に対して可動のヘッドステージ73とに分けられる。ヘッドステージ73は、シート保持ヘッド20をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向にそれぞれ直線的に移動自在であり、かつシート保持ヘッド20をZ軸を中心にθ方向に回転自在である。表示パネル側機構74は、例えばリニアモータ機構(又はステッピングモータ及びねじ送り機構)などから構成され、固定された本体75と、本体75に対して可動のパネルステージ76とに分けられる。パネルステージ76は、表示パネル30を載置してX軸方向及びY軸方向にそれぞれ直線的に移動自在である。ヘッドステージ73及びパネルステージ76は相対的に移動すればよいので、例えばパネルステージ76にZ軸方向の移動及びθ方向の回転を担当させてもよいし、ヘッドステージ73及びパネルステージ76のどちらか一方にのみY軸方向の移動を担当させてもよい。また、移動機構部70は光学シート10及び表示パネル30のどちらか一方を座標空間において移動させるようにしてもよく、その場合は光学シート側機構71及び表示パネル側機構74のどちらか一方を省略してもよい。
【0038】
制御部80は、例えば、CPU81、ROM82、RAM83及び入出力インタフェース84などからなる一般的なコンピュータを含み、コンピュータプログラム及びデータによって動作する。制御部80は、撮像部40,50から画像45,55を入力し、画像処理プログラムなどによって接触箇所14の位置情報とパネルマーク31の位置情報とを読み取り、これらの情報に基づいた制御信号85,86,87をそれぞれシート保持ヘッド20、光学シート側機構71及び表示パネル側機構74へ出力する。制御信号85は、光学シート10の保持の開始又は終了をシート保持ヘッド20に指示する信号を含む。制御信号86は、ヘッドステージ73(すなわち光学シート10)を所望の座標へ移動させるための信号を含む。制御信号87は、ヘッドステージ73(すなわち表示パネル30)を所望の座標へ移動させるための信号を含む。制御部80のコンピュータプログラムとして一例を述べれば、撮像部40で取得した画像45から接触箇所14の位置情報を読み取る手順と、撮像部50で取得した画像55からパネルマーク31の位置情報を読み取る手順と、接触箇所14の位置情報とパネルマーク31の位置情報とに基づき移動機構部70を制御することにより、光学シート10表示パネル30との位置を合わせ、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる手順とを、コンピュータに実行させるためのものである。
【0039】
ここで、貼り合せ装置60のアライメント動作の一例について説明する。まず、カメラ44,54の画素がXY平面における座標と一対一に対応するように、カメラ44,54の位置及び倍率等を調整しておく。そして、
図5に示すように、接触箇所14の位置情報がMa1(xa1,ya1),Ma2(xa2,ya2)と得られ、パネルマーク31の位置情報がMb1(xb1,yb1),Mb2(xb2,yb2)と得られたとする。Ma1,Ma2は、特定の一本のシリンドリカルレンズ11における両端の頂点の座標とする。Mb1,Mb2は、二つの十字形のパネルマーク31の座標とする。このとき、点Ma1と点Ma2とを結ぶ直線Maの中心Maoと、点Mb1と点Mb2とを結ぶ直線Mbの中心Mboとが一致し、かつ直線Maと直線Mbとの傾きが一致するように(すなわち角度θa=0となるように)、移動機構部70を制御する。
【0040】
次に、本実施形態1について更に詳しく説明する。
【0041】
レンチキュラレンズシートである光学シート10は、複数の視点に向けた画像表示を提供する表示装置に使用され、表示パネル30の表示面に当接されて、可視光領域の少なくとも一部の光の波長を透過させるものである。光学シート10の材質は、波長が400nm〜800nmの少なくとも一部の光を通すものであればよく、無機材でも有機材でも構わない。無機材としてはガラス等、有機材としてはプラスチック等を用いることができるが、一般的にはプラスチックを用いることが多い。プラスチックとしては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、シクロポリオレフィン(COP)、ポリカーボネート(PC)等のエンジニアリングプラスチックが利用できる。光学シート10の厚さは、特に限定されないが、実用上の観点から0.05mm〜0.5mm程度が望ましい。
【0042】
図1に、本実施形態1における光学シートの貼り合せ工程の一例の概略を示す。まず、
図1[A]に示すように、シート保持ヘッド20を用いて光学シート10を保持する。次に、
図1[B]に示すように、光源43から接触箇所14に向けて光41を照射し、その反射光42の分布をカメラ44で撮像し、得られた画像45を用いて光学シート10の位置情報を読み取る。それと並行して
図1[B’]に示すように、表示パネル30上のパネルマーク31(
図20も参照)の位置情報をカメラ54を用いて読み取る。その後、
図1[C]に示すように、両者の位置情報に基づいて、光学シート10を保持するシート保持ヘッド20と表示パネル30を固定するパネルステージ76(
図3参照)とを所定位置に整合させるアライメント動作を行ない、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる。
【0043】
ここで、パネルマーク31(
図20も参照)は透過光52で読み取っているが、パネルマークを構成する材料が所定の反射特性を有する場合は反射光で読み取ることも可能である。また、アライメント動作としては様々な動作を用いることができる。例えば、シート保持ヘッド20が任意位置に可動でありパネルステージ76(
図3参照)が固定である場合、パネルステージ76が任意位置に可動でありシート保持ヘッド20が固定である場合、シート保持ヘッド20とパネルステージ76との両方が任意位置に可動である場合(本実施形態1)など、いずれの場合も用いることができる。
【0044】
図6は、実施形態1におけるシート保持ヘッドと光学シートの光学素子面との接触箇所を示す画像及び側面図である。
図7[A]は実施形態1におけるシート保持ヘッドと光学シートの光学素子面との接触箇所を示す画像の他の例であり、
図7[B]はシート保持ヘッドと光学シートの非光学素子面とを接触させた状態を示す側面図である。以下、
図1、
図6及び
図7に基づき説明する。
【0045】
図6に、光学シート(レンチキュラレンズシート)10の光学素子面(レンズ面)12とシート保持ヘッド20との接触箇所14を、反射光42を用いて撮像したときの画像45を示す。レンチキュラレンズシートを形成するシリンドリカルレンズ11の頂点とシート保持ヘッド20とが直線状に接触して接触箇所14を形成し、更にシリンドリカルレンズ11の周期に応じて接触箇所14が周期的に複数形成されている。これらの接触箇所14に光41を照射すると、接触箇所14において光が強く反射される。そのため、関連技術2(特許文献1の
図8参照)のように透過光でレンチキュラレンズシートを撮像した場合に比べて、
図6に示すようにコントラストの大きい画像45を得ることができる。
【0046】
このとき、
図7[A]に示すように、シリンドリカルレンズ11の長手方向に対して少なくとも二点(例えば点Ma1,Ma2)の位置情報を読み取り、二点を結ぶ一次関数を利用して位置と傾きを求め、光学シート10と表示パネル30とのアライメント動作に必要な位置情報を得ることができる。読み取り精度を上げるため三点以上を読み取り、これらの三点に最小二乗法を適用して関数を得て、この関数を利用して位置と傾きを求めることも可能である。なお、二点(点Ma1,Ma2)は、
図7[A]では便宜上、光学シート10のレンズピッチ方向に対する最端部(
図7[A]において右端部)に位置するが、これに限定されず、最端部から内側にあるものの位置を用いてもよい。
【0047】
図7[B]に光学シート10の非光学素子面(非レンズ面)13とシート保持ヘッド20とを接触させたときの模式図を示す。この場合、反射光による撮像画像はレンズ結像性能に応じた分布が得られる。
【0048】
光源43については、LED照明や蛍光灯照明など様々な光源を用いることができ、波長についてもカメラ44内のCCDの分光感度特性に応じて任意に設定することができる。光源53についても同様である。
【0049】
図1[A]に示すように、シート保持ヘッド20を用いて光学シート10をピックアップするには、例えば真空吸着、静電吸着、粘着などの技術を用いる。本実施形態1では、反射光42を用いてシリンドリカルレンズ11の位置情報を読み取る構成のため、シート保持ヘッド20の材料に制約がない。例えば、真空吸着を用いる場合では、吸着穴を形成するのに加工性に優れた材料や、多孔質材料や、光学シート10に対する傷付けを抑制する低表面硬度材などを適用可能である。粘着を用いる場合では、ゴムや合成樹脂からなるエラストマーが適用可能である。いずれの場合においても、透光性を有する材料は必要無く、透過光を用いる場合と比較して、低コストで高機能なシート保持ヘッド20を提供することができる。
【0050】
特に、光学シート10に接触する面である保持面21をエラストマーで覆ったシート保持ヘッド20は、エラストマーの粘着力を用いたレンズピックアップとなり、光学シート10と表示パネル30との貼り合せに好適な技術である。この粘着エラストマーを用いた貼り合せは、エラストマーの弾性により、貼り合せ時における光学シート10への印加圧力をシート全面に渡って均一化でき、また圧力印加によるシリンドリカルレンズ11の変形を抑える効果がある。
【0051】
このとき、エラストマーの粘着力は、弱過ぎると光学シート10を保持できず、強すぎるとエラストマーから光学シート10が剥がれなくなる。したがって、光学シート10を保持するために、適正な範囲の粘着力を有するエラストマーを使用する必要がある。粘着力の大きさは光学素子とエラストマーとの接触面積にも大きく依存するため、接触面積に応じた粘着力が求められる。例えば、フライアイレンズシートやプリズムシートのような接触箇所14が点接触となる場合は、1.0N/20mmから500N/20mmまでの範囲の粘着力を有するエラストマーが望ましい。レンチキュラレンズシートのような接触箇所14が線接触となる場合は、0.1N/20mmから100N/20mまでの範囲の粘着力を有するエラストマーが望ましい。
【0052】
また、貼り合せる際の圧力は、小さすぎると光学シート10と表示パネル30との接触面内に気泡が発生し、大きすぎると光学シート10の変形や破損又は表示パネル30の破損が起こる。そのため、印加圧力についても適正な範囲で貼り合せる必要がある。印加圧力の大きさは光学シート10及び表示パネル30の剛性にも大きく依存するため、剛性に応じた印加圧力が求められる。例えば、厚さ0.2mmのプラスチック製レンチキュラレンズシートを総厚1.0mmの液晶表示パネルに貼り合せる場合は、0.01MPaから1.0MPaまでの範囲で印加圧力を設定することが望ましい。
【0053】
図8[A]に示す例では、シート保持ヘッド20に保持された光学シート10の位置情報読み取り工程において、光学シート10内の複数のシリンドリカルレンズ11の位置情報をより正確に読み取るために、複数のカメラ44a,44b(及び必要に応じ複数の光源43a,43b)をレンズピッチ方向に設けている。このようにした理由は、一本のシリンドリカルレンズ11の位置情報だけでなく、複数本のシリンドリカルレンズ11の位置情報を用いて、上述した一次関数の精度を向上できることや、ピッチ方向の距離からのピッチ精度が算出できるからである。
図1[B]に示すように、同じ効果を一つのカメラ44で得ようとする場合、複数のシリンドリカルレンズ11の位置を読むために、カメラ44又はシート保持ヘッド20を移動させる必要がある。これに対し、複数のカメラ44a,44bがあれば、そのような移動が不要であるため、貼り合せ工程の短縮を図ることができる。また、複数のカメラ44a,44bを設けた場合、レンズピッチ方向に対してできるだけ両端に位置する、両方のシリンドリカルレンズ11の位置情報を読み取ることが望ましい。これは、ピッチ方向の離間距離が大きくなるほど、読み取ったレンズピッチの変動量の精度が向上するためである。
【0054】
図1[B]に示す光学シート10の位置情報読み取りと、
図1[B’]に示すパネルマーク31の位置情報読み取りとを並列で行うことで、貼り合せ工程時間の短縮を図ることができる。
図1[C]に示す貼り合せの際には、光学シート10と表示パネル30との間に気泡が入らないように、
図8[B]に示すようにシート保持ヘッド20を表示パネル30に対して傾けて貼り合せることが望ましい。
【0055】
なお、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せる接着材料としては、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤、可視光硬化型接着剤などを用いることができるが、硬化時の熱的負荷が小さい紫外線硬化型接着剤か可視光型接着剤が望ましい。また、接着剤以外でも、粘着剤を有する両面透明接着フィルムを適用することもできる。両面透明接着フィルムは、熱的負荷も作用せず、レンズ端面からの接着剤のはみ出しも発生しないという利点を有している。
【0056】
図8[C]に示す例では、シート保持ヘッド20が表示パネル30に対して下側に設けられている。この状態でも、
図1に示す例と同様に、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せることが可能である。
【0057】
[実施形態2]
図9は実施形態2におけるシート保持ヘッドを示し、
図9[A]は斜視図であり、
図9[B][C]は位置情報の読み取り動作を示す模式図である。以下、
図9に基づき説明する。
【0058】
本実施形態2では、シート保持ヘッド20aの保持面21aが曲面形状を呈していることが特徴である。
図9[A]に、曲面形状の保持面21aの一例を示す。シート保持ヘッド20aは、光学シート10を保持する保持面21aが曲率を持った円弧状の形状をしている。ここで、複数のカメラ44a,44b(及び必要に応じ光源43a,43b)が設けられていることが望ましい。
【0059】
本実施形態2ではシート保持ヘッド20の保持面21aの形状が円弧状となっているが、光学シート10を保持する面が曲面であれば他の形状でも構わない。ただし、円弧状は、曲率半径が回転角度によらず一定になるため、後述するレンチキュラレンズシートの位置情報の読み取りに対するカメラ位置の設定、読み取り制御、貼り合せに対する回転軸の設定、貼り合わせ制御などが簡易であるというメリットを有する。
【0060】
図9[B][C]に示すように、円弧状の保持面21aを有するシート保持ヘッド20aを回転させることで、カメラ44を移動させることなく光学シート10の位置情報を回転角度に応じて複数得ることができる。また、本実施形態2では、シート保持ヘッド20aとヘッドステージ73(
図3)との間に回転機構77が付設されている。回転機構77は、例えばモータ及び減速ギヤなどからなり、回転軸78を中心にシート保持ヘッド20aを回転させる。回転機構77も、ヘッドステージ73(
図3)などと同様に、制御部80(
図4)の指示によって動作する。
【0061】
図10は、実施形態2における貼り合せ工程を示す模式図であり、
図10[A][B][C]の順に工程が進行する。以下、
図10に基づき説明する。
【0062】
図10に示すように、シート保持ヘッド20aを用いて保持した光学シート10を表示パネル30に接触させ、シート保持ヘッド20aの回転軸78を回転させつつ、その回転と同期するように表示パネル30又は回転軸78自身を相対運動させることで、光学シート10の端部から反対側の端部に向かって連続的に、光学シート10を表示パネル30に貼り合せることができる。
【0063】
このとき、
図10[A]に示すように、シート保持ヘッド20aが回転する前は光学シート10を保持している部分を表示パネル30と接触しないようにし、この状態からシート保持ヘッド20aを回転させ、
図10[B]に示すように光学シート10を貼り合せ始めることが望ましい。シート保持ヘッド20aが回転する前から光学シート10と表示パネル30とを接触させると、接触面の貼り合せ用の接着剤に回転前と回転中とのわずかな印加圧力の差に起因する偏りが生じて気泡が発生することがある。また、貼り終わりの際には、光学シート10が表示パネル30と全面で貼り合された後、
図10[C]に示すようにシート保持ヘッド20aが光学シート10から完全に離れるまでシート保持ヘッド20aを回転させることが望ましい。これも、貼り始めの場合と同様に、気泡の発生を低減することができる効果がある。
【0064】
図11は実施形態2における貼り合せ工程の一部を示す斜視図であり、
図11[A]はシート保持ヘッドと光学シートとの接触箇所がシート保持ヘッドの円弧接線方向に対して平行となる場合であり、
図11[B]はシート保持ヘッドと光学シートとの接触箇所がシート保持ヘッドの円弧接線方向に対して直交となる場合である。以下、
図10及び
図11に基づき説明する。
【0065】
シート保持ヘッド20aで光学シート10を保持する際に、レンズピッチ長手方向と円弧の接線方向とが平行であることが望ましい。この場合、
図11[A]に示すように光学シート10と表示パネル30との貼り合せ時において、常にシート保持ヘッド20aと光学シート10との接触箇所14が存在することになるので、レンズ保持力が安定する。一方、
図11[B]に示すようにレンズピッチ長手方向と接線方向とが直交している場合は、光学シート10と表示パネル30との貼り合せ時において、シート保持ヘッド20aと光学シート10との接触箇所14が円弧の接線方向(すなわち貼り合せ方向)と直交することになる。貼り合せの際にシート保持ヘッド20aを回転させると、レンズピッチの周期に応じて、光学シート10とシート保持ヘッド20aとの接触箇所14が存在しない部分が発生し、印加圧力が不均一になり気泡が発生することがある。また、シリンドリカルレンズ11の谷の部分に応力集中が作用し、最悪の場合にはシリンドリカルレンズ11にクラックが発生することがある。
【0066】
本実施形態2では、シート保持ヘッド20aを用いて貼り合せることで、光学シート10と表示パネル30と間の線状気泡を大幅に緩和することができる。シート保持ヘッド20aでは、光学シート10が反った状態で保持されることから、表示パネル30のパネルマーク31を重ね合わせて貼り合せる手法がとれない、このため、本発明における光学シート10の位置情報とパネルマーク31の位置情報とを別々に撮像することが、極めて有用となる。
【0067】
シート保持ヘッド20aの曲率半径は、小さいと光学シート10の剛性による保持力低下が発生し、大きいと線状気泡の緩和効果が小さくなる。このため、シート保持ヘッド20aの曲率半径は、50mmから500mmまでの範囲が望ましい。ただし、貼り合せ装置の高さの決定要因である回転軸78からシート保持ヘッド20aの先端までの距離を考慮すると、曲率半径の大きさは50mmから200mmまでの範囲がなお望ましい。
【0068】
図12は、シート保持ヘッド20aが表示パネル30に対して下側に設けられている状態を示す。この状態でも、上述した説明と同様に、光学シート10と表示パネル30とを貼り合せることが可能である。
【0069】
[実施形態3]
本実施形態3では、円弧状シート保持ヘッドに保持された状態の光学シートの少なくとも二箇所のピッチ精度を読み取り、その読み取り結果に応じてピッチ精度を補正する貼り合せ方法の一例を示す。
【0070】
図13は、実施形態2で述べた方法を用いた場合の貼り合せ圧力と、貼り合せ前後のレンズピッチ変動量との関係の、一例を示すグラフである。この例では、貼り合せ圧力とレンズピッチ変動量とは概ね線形関係にある。しかし、貼り合せ圧力とレンズピッチ変動量との関係は、レンチキュラレンズシートの厚さや弾性定数などの力学的な仕様や、シート保持ヘッドの構成や材料等の貼り合せ方法にも依存するので、
図13のようなグラフとしてあらかじめ把握しておく。以下、レンズピッチ変動量を「ΔL」で表す。
【0071】
まず、レンチキュラレンズシートの貼り合せ工程の前に、シート保持ヘッドに保持されたレンチキュラレンズシートの位置情報を
図14[A]に示すように、レンズ長手方向の端部の貼り合せ始めに相当する部分(AA部)におけるレンズピッチL1、もう一つの端部の貼り合せ終わりに相当する部分(BB部)のレンズピッチL2を読み取る。次に、L1とL2が本来のレンズピッチL0に対する差分、ΔL1=L1−L0、ΔL2=L2−L0を求める。ここでは、ΔL1=−20ppm、ΔL2=−60ppmと仮定する。続いて、
図14[B]を参照して、P1が0ppmを補正するのに必要な貼り合せ圧力となり、P2が60ppmを補正するのに必要な貼り合せ圧力となるように、シート保持ヘッドの回転角度に応じて貼り合せ圧力を設定する。そして、
図14[C]に示すように、この設定の応じた貼り合せ圧力をAA点からBB点にかけて作用させ、貼り合せ後のレンズピッチを適正化させる。
【0072】
なお、レンズピッチを読み取る箇所は貼り始めと貼り終わりとの二点に限らず、三点以上でも構わない。特に、
図15[A]に示すようなレンズピッチが不均一な場合の例では、レンズ長手方向の中間部のCC部を読み取ることで、
図15[B]に示すようなCC部を変曲点とした印加圧力制御が可能となり、レンズピッチの補正効果がより大きくなる。実施形態1で上述したように、最小二乗法による関数を利用してピッチ補正を行うことも当然可能である(
図15[C])。
【0073】
印加圧力を可変させる方法としては、シート保持ヘッドの押し込み量を変化せることで圧力を設定することが望ましい(例えば
図3の構成で言えばヘッドステージ73によるZ軸方向の移動を利用する。)。この場合、上記したような吸着や粘着などの方法やシート保持ヘッドを構成する材料によって、押し込み量とパネルに作用する圧力との関係が変化するので、あらかじめその関係を把握しておくことが望ましい。また、空気圧シリンダーなどの圧力可変手段を用いることも可能である。ただし、圧力可変手段では貼り付け速度に対して圧力調整が遅延する場合があるので、押し込み量変化の方がシンプルな圧力制御が容易である。
【0074】
本実施形態3では、レンズピッチが不均一なレンチキュラレンズシートでも高精度に貼り合せできるため、高精度な貼り合せ方法の提供だけでなく、レンズ製造時におけるピッチ許容度が増すため歩留り向上による低コスト化に大きく寄与する。
【0075】
[実施形態4]
本実施形態4では、シート保持ヘッドに保持された状態のレンチキュラレンズシートの特定位置でのピッチ精度を読み取る方法の例を示す。
【0076】
図16[B]に本実施形態4に用いる光学シート(レンチキュラレンズシート)10aの一例を示す。レンズピッチ方向における端部に、光学シート10aの位置情報を読み取るためマークとして、シリンドリカルレンズ11の周期が異なる非周期部15が少なくとも一つ設けられている。すなわち、光学シート10aの少なくとも一方向の両端に、シリンドリカルレンズ11の周期が異なる部分(二つの非周期部15)が存在する。
図16[A]は、光学シート10a及びシート保持ヘッド20との接触箇所14に光を照射し、その反射光を撮像した画像の一例を示したものである。実施形態1〜3では、任意のシリンドリカルレンズ11の接触箇所14を読み取っていた。これに対し、本実施形態4では、非周期部15という明確な特定位置があれば、光学シート10aの特定の位置のピッチを読み取ることができる。ここで、本実施形態4においても、接触箇所14を読み取るため、非周期部15の断面は、シリンドリカルレンズ11の高さより低ければどのような形状でもよく、平坦でなくても構わない。
【0077】
また、変形例として
図17[A]に光学シート(レンチキュラレンズシート)10bの一例を示す。光学シート10bの位置情報を読み取るためマークとして、光学シート10bの角部に少なくとも一つの切り欠き部16が設けられている。
図17[B]は本発明に用いる光学シート10b及びシート保持ヘッド20との接触箇所14に光を照射し、その反射光を撮像した画像の一例を示したものである。シリンドリカルレンズ11の角部に、光学シート10bの位置情報を読み取るためマークとして、切り欠き部16が設けられている。光学シート10bの特定の位置のピッチを読み取ることができる。
【0078】
実施形態1の
図7の説明において、シリンドリカルレンズ11の二点Ma1,Ma2は光学シート10の最端部でなくてもよい、と述べた。これは、光学シート10とシート保持ヘッドとの接触箇所14が
図18[B]に示すようになることがあるからである。
図18[A]に示すように、例えばレンチキュラレンズシートの外形形成を型抜き加工や切断加工などで行う場合に、シリンドリカルレンズ11の長手方向と平行な切断ラインに若干回転ズレが発生することがある。特に200μmピッチ以下の精細度の高いレンチキュラレンズシートでは、ピッチに依存して所定本数のレンズが欠損する可能性がある。そのため、この欠損部を見越して、最端部からの内側の任意のピッチ方向のシリンドリカルレンズ11の接触箇所14の画像を用いることになる。
【0079】
しかし、この画像は特定周期の繰り返しによる接触箇所のみが出現するため、レンチキュラレンズシート外形に対して読み取り位置を特定することが困難となる。したがって、切断で欠損する本数以上のダミーのシリンドリカルレンズが必要となるが、この不確定な読み取り状態では、相当のダミーレンズ本数が必要となる。その結果、表示パネルに対してレンチキュラレンズシートの外形がかなり大きくなる。
【0080】
それに対し、本実施形態4ではレンチキュラレンズシートの特定の位置が把握されているため、ダミーレンズは切断で欠損する本数分だけでよく、表示パネルに対してレンチキュラレンズシートの外形が少し大きくなる程度となる。このため、本方法を用いた表示装置の狭額縁化に大きく貢献する。
【0081】
[実施形態5]
図19[A]は、本発明を用いて光学シートを表示パネルに貼り合せた表示装置91を搭載した携帯端末装置90を示す斜視図である。
図19[A]に示すように、表示装置91は、例えば、携帯電話等の携帯端末装置90に搭載される。
【0082】
実施形態1〜5では光学シートにレンチキュラレンズシートを用いた場合を記載したが、光学シートには、フライアイレンズ17(
図19[B])、プリズムシートなどを用いることができる。それらを光学シートに用いた場合も、上記各実施形態と同様の作用がある。
【0083】
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
【0084】
次に、本発明について総括する。本発明のフィルム貼り合せ方法は、複数の光学素子が形成されている光学シートを、シート保持ヘッドを用いて複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、前記光学シートの前記光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、該接触箇所に前記光学シートの非光学素子面から光を照射し、反射光の分布を第一の撮像手段を用いて前記光学素子と前記シート保持ヘッドとの接触箇所を読み取る第一の読み取り工程と、前記第一の読み取り工程に基づいて、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合せを行ない、前記シート保持ヘッドを所定位置に移動させるアライメント工程と、前記光学シートと前記表示パネルとを接触させた後に、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させることで、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる工程を有することを特徴とする。
【0085】
この構成によれば、反射光を用いて光学シートの位置情報を読み取っているため、シート保持ヘッドが透光性を持たなくてもよく、ヘッドの材質に制約がない。例えばレンチキュラレンズシートを貼り合せた立体表示装置の場合は、レンチキュラレンズシートのレンズ面の頂点と表示パネルの画素との位置関係が重要である。本発明のように光学シートとシート保持ヘッドとの接触箇所を読み取ることで、確実にレンズ面の頂点部分を認識することができるため、光学シート貼り合わせに必要な光学シートの位置情報読み取り精度が向上する。また、各レンズの曲率半径のバラつきが大きい場合やレンズフィルム自身の歪みが生じた場合でも、レンチキュラレンズシートのレンズ面の頂点部分がシート保持ヘッドと接触することには変わりないため読み取り精度が劣化しない。
【0086】
本発明のフィルム貼り合せ方法は、複数の光学素子が形成されている光学シートを、シート保持ヘッドを用いて複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、前記光学シートの非光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、該接触箇所に前記光学シートの前記光学素子面から光を照射し、反射光の分布を第一の撮像手段を用いて前記光学素子と前記シート保持ヘッドとの接触箇所を読み取る第一の読み取り工程と、前記第一の読み取り工程に基づいて、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合せを行ない、前記シート保持ヘッドを所定位置に移動させるアライメント工程と、前記光学シートと前記表示パネルとを接触させた後に、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させることで、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる工程を有することを特徴とする。
【0087】
前記光学素子が、円柱状の表面を有する凸型レンズであるシリンドリカルレンズであり、前記光学シートが、前記シリンドリカルレンズが同一のレンズピッチで複数配列されたレンチキュラレンズシートフィルムであってもよい。又は、前記光学素子が、円柱状の表面を有する凸型レンズであるフライアイレンズであり、前記光学シートが、前記フライアイレンズが第1の方向と該第1の方向に直交する第2の方向とにそれぞれ独立したレンズピッチで複数個配置されたレンズ面を有するフライアイレンズフィルムであってもよい。
【0088】
前記シート保持ヘッドが曲率をもった円弧状の形状であり、前記光学シートを保持する面が曲面であってもよい。円弧状のシート保持ヘッドを用いて貼り合せを行うことによって、光学シートと表示パネルとの間に発生する線状気泡を抑制することができる。このとき、前記レンチキュラレンズシートフィルムのレンズ長手方向と、前記シート保持ヘッドを用いて前記レンチキュラレンズシートフィルムを貼り合せるための相対運動の方向とが、平行であってもよい。また、前記レンチキュラレンズシートフィルムのレンズ長手方向に対して、前記円弧型シート保持ヘッドの円弧の接線方向とが平行であってもよく、前記円弧型シート保持ヘッドを用いて前記レンチキュラレンズシートフィルムを貼り合せるための相対運動の方向が平行であってもよい。
【0089】
レンチキュラレンズシートとシート保持ヘッドとの接触面は、レンチキュラレンズシートを構成するシリンドリカルレンズのレンズ頂点とシート保持ヘッドとが線接触で接触しており、それが周期的に並んでいる状態にある。
図11は、円弧型シート保持ヘッド20aとレンチキュラレンズシートとの接触箇所14を示した図である。レンズ長手方向と貼り合せ方向とが平行である場合は(
図11[A])、貼り合せの際に常に接触箇所が存在することになるので、安定した保持力で貼り合せを行うことができる。レンズ長手方向と貼り合せ方向とが直交している場合は(
図11[B])、貼り合せの際に周期的にレンチキュラレンズシートとシート保持ヘッドとが接触していない部分が存在するため、安定した保持力が得られずに気泡が混入する場合がある。
【0090】
前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる工程において、前記シート保持ヘッドにかかる貼り合せ圧力が、貼り合せるための相対運動の途中で一定でなくてもよい。また、前記光学素子と前記シート保持ヘッドとの接触箇所を読み取る第一の読み取り工程において、前記レンズフィルムのレンズピッチの設計値からのズレ量を算出し、算出した結果を基に、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる工程において前記シート保持ヘッドにかかる貼り合せ圧力を設定してもよい。前記シート保持ヘッドにかかる貼り合せ圧力を前記表示パネルに対する前記シート保持ヘッドの押し込み量で設定してもよい。これらの場合、レンチキュラレンズシートのレンズピッチが貼り合せ前の段階で変動していても、貼り合せ圧力を調整することで貼り合せ後に適正なレンズピッチにすることができる。
【0091】
本発明における前記光学シートの少なくとも一辺、又は一方向の両端に、フィルムマークとして前記光学素子の周期が異なる部分が存在するとしてもよい。また、前記光学シートの角部の少なくとも1箇所に、切り欠きが設けられているとしてもよい。これらの場合、光学シートの一部に周期の異なる部分を設けることで、光学シートとシート保持ヘッドとの接触箇所に一部特徴的な箇所を設けることができる。
【0092】
本発明における前記第一の撮影手段を構成する撮影カメラが少なくとも二つ以上存在し、前記第一の読み取り工程の際に少なくとも二つ以上の映像を得て、前記アライメント工程で該映像を用いるとしてもよい。光学シートの位置情報を読み取るためには、少なくとも二点以上の位置情報を得ることが必要である。光学シートの位置情報を得る手段を二つ以上設けることで、一度の撮影で必要な位置情報を得ることができる。
【0093】
本発明における前記シート保持ヘッドが、前記第一の読み取り工程で用いる接触箇所を含む前記光学シート全域に渡って保持するとしてもよい。前記シート保持ヘッドの表面が粘着性のあるエラストマーで覆われており、エラストマーの粘着力を用いて前記光学シートを保持してもよい。弾性のある粘着エラストマーをシート保持ヘッド表面に設けることで、貼り合せの際の圧力を均一化することができる。また、貼り合せの際にレンチキュラレンズシートの変形を緩和することができる。
【0094】
本発明におけるフィルム貼り合せ方法は、前記表示パネルは位置合わせ用のパネルマークを有し、第二の撮像手段を用いて前記表示パネルの前記パネルマークを読み取る第二の読み取り工程と、前記第一の読み取り工程と前記第二の読み取り工程とに基づいて、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合わせを行ない、前記シート保持ヘッドを所定位置に移動させるアライメント工程と、前記光学シートと前記表示パネルとを接触させた後に、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させることで、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる工程を有することを特徴とする。光学シートの位置情報と表示パネルの位置情報とを別手段で読み取ることで、表示パネルマーク位置の制約がなくなる。例えば液晶表示装置においては、
図20に示すように、光学シート10から離れた表示パネル30の周縁近くにパネルマーク31を配置することができるため、表示品質に与える影響を少なくすることができる。
【0095】
次に、本発明の効果について述べる。本発明では、光学シートの位置情報読み取り精度が向上しているため、高精度な光学シート貼り合せ工程の提供と、貼り合せ工程の歩留り向上を図ることができる。光学シートの光学素子ピッチが面内で不均一に変動した場合でも、適正な光学素子ピッチとなるような貼り合せを行うことにより、高精度な光学シートの貼り合せ工程の提供と、貼り合せ工程の歩留り向上を図ることができる。光学シートと表示パネルとの間の気泡や線状気泡を防止することができるため、光学シート貼り合せ工程の歩留り向上を図ることができる。光学シートにレンチキュラレンズシートを用いる場合、レンズピッチ方向を考慮したシート保持及び貼り合せ方向により、高精度でかつ低負荷の貼り合せ工程の提供ができる。高精度の貼り合せに必要なパネルマーク位置の制約がないため、表示品質の向上を図ることができる。
【0096】
上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載され得るが、本発明は以下の構成に限定されるものではない。
【0097】
(付記1)複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、前記光学素子面と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記非光学素子面から光を照射し、その反射光の分布を第一の撮像手段を用いて取得することにより前記接触箇所の位置を読み取る第一の読み取り工程と、
この第一の読み取り工程で読み取られた前記接触箇所の位置に基づいて、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合わせを行なう位置合わせ工程と、
を含むことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0098】
(付記2)複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記非光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、前記非光学素子面と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面から光を照射し、その反射光の分布を第一の撮像手段を用いて取得することにより前記接触箇所の位置を読み取る第一の読み取り工程と、
この第一の読み取り工程で読み取られた前記接触箇所の位置に基づいて、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合わせを行なう位置合わせ工程と、
を含むことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0099】
(付記3)複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて、位置合せ用のパネルマークを有しかつ複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、前記光学素子面と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記非光学素子面から光を照射し、その反射光の分布を第一の撮像手段を用いて取得することにより前記接触箇所の位置を読み取る第一の読み取り工程と、
第二の撮像手段を用いて前記パネルマークの位置を読み取る第二の読み取り工程と、
前記第一の読み取り工程で読み取られた前記接触箇所の位置と前記第二の読み取り工程で読み取られた前記パネルマークの位置とに基づいて、前記シート保持ヘッドを移動させることにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合せを行なうアライメント工程と、
前記光学シートと前記表示パネルとを接触させつつ、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させることにより、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる貼り合せ工程と、
を含むことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0100】
(付記4)複数の光学素子が形成されている光学素子面と前記光学素子が形成されていない非光学素子面との両面を有する光学シートを、シート保持ヘッドを用いて、位置合せ用のパネルマークを有しかつ複数の電気光学素子が形成されている表示パネルに貼り合せる光学シートの貼り合せ方法において、
前記非光学素子面を前記シート保持ヘッドに接触させ、前記非光学素子面と前記シート保持ヘッドとの接触箇所に対して前記光学素子面から光を照射し、その反射光の分布を第一の撮像手段を用いて取得することにより前記接触箇所の位置を読み取る第一の読み取り工程と、
第二の撮像手段を用いて前記表示パネルの前記パネルマークの位置を読み取る第二の読み取り工程と、
前記第一の読み取り工程で読み取られた前記接触箇所の位置と前記第二の読み取り工程で読み取られた前記パネルマークの位置とに基づいて、前記シート保持ヘッドを移動させることにより、前記光学シートと前記表示パネルとの位置合せを行なうアライメント工程と、
前記光学シートと前記表示パネルとを接触させつつ、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させることにより、前記光学シートと前記表示パネルとを貼り合せる貼り合せ工程と、
を含むことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0101】
(付記5)付記3又は4記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるシリンドリカルレンズであり、
前記光学シートは、前記シリンドリカルレンズが所定のピッチで複数個配列されたレンチキュラレンズシートフィルムである、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0102】
(付記6)付記3又は4記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学素子は、円柱状の表面を有する凸型レンズからなるフライアイレンズであり、
前記光学シートは、前記フライアイレンズが互いに直交する第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定のピッチで複数個配置されたレンズ面を有するフライアイレンズフィルムである、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0103】
(付記7)付記5記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記シート保持ヘッドは、前記光学シートを保持する面が(所定の曲率を有する)円弧状の曲面である、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0104】
(付記8)付記7記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記レンチキュラレンズシートフィルムのレンズ長手方向に対して、前記円弧の接線方向が平行である、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0105】
(付記9)付記8記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記貼り合せ工程では、前記レンチキュラレンズシートフィルムのレンズ長手方向に対して、前記相対運動の方向が平行である、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0106】
(付記10)付記9記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記貼り合せ工程では、前記シート保持ヘッドと前記表示パネルとを相対運動させる際に前記光学シートに加わる圧力を、当該相対運動の途中で変化させる、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0107】
(付記11)付記10記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記貼り合せ工程では、前記第一の読み取り工程で読み取られた前記接触箇所の位置に基づき、前記ピッチの設計値からのズレ量を求め、このズレ量が小さくなるように前記光学シートに加わる圧力を設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0108】
(付記12)付記11記載の光学シートの貼り合せ方法において、
前記貼り合せ工程では、前記光学シートに加わる圧力を、前記表示パネルに対する前記シート保持ヘッドの押し込み量で設定する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0109】
(付記13)付記1乃至12のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学シートの少なくとも一辺に、フィルムマークとして前記光学素子の周期が異なる部分が存在する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0110】
(付記14)付記1乃至12のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学シートの少なくとも一方向の両端に、フィルムマークとして前記光学素子の周期が異なる部分が存在する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0111】
(付記15)付記1乃至12のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記光学シートの角部の少なくとも一箇所に、切り欠きが設けられている、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0112】
(付記16)付記1乃至15のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記第一の撮影手段を構成する撮影カメラが少なくとも二つ以上存在し、前記第一の読み取り工程の際に少なくとも二つ以上の映像を得て、前記アライメント工程でこれらの映像を用いる、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0113】
(付記17)付記1乃至16のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記シート保持ヘッドが、前記第一の読み取り工程で用いる前記接触箇所を含む前記光学シート全域に渡って保持する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0114】
(付記18)付記1乃至17のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記シート保持ヘッドの表面が粘着性のあるエラストマーで覆われており、このエラストマーの粘着力を用いて前記光学シートを保持する、
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0115】
(付記19)付記1乃至18のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法において、
前記表示パネルが液晶表示パネルである
ことを特徴とする光学シートの貼り合せ方法。
【0116】
(付記20)付記1乃至19のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法を用いる、
ことを特徴とする光学シート貼り合せ装置。
【0117】
(付記21)付記1乃至19のいずれか一つの光学シートの貼り合せ方法によって製造された、
ことを特徴とする表示装置。