【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
(1)本発明は、自らアクセス制限を行うアプリケーション(例えば、
図1、
図2のアプリケーション210に相当)を備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末であって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する処理手段(例えば、
図1、
図2の処理部211に相当)と、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する実行手段(例えば、
図1、
図2の実行部212に相当)と、該アプリケーションがユーザのリソースにアクセスを行おうとしたことを検知するアクセス検知手段(例えば、
図1、
図2のアクセス検知部214に相当)と、該アクセス検知手段が、ユーザのリソースへのアクセスを検出したときに、ユーザのアクセスポリシを参照して、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行うアクセス制限手段(例えば、
図1、
図2のアクセス制限部213に相当)と、を備えたことを特徴とする端末を提案している。
【0008】
この発明によれば、アプリケーションの処理手段は、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する。実行手段は、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アクセス検知手段は、アプリケーションがユーザのリソースにアクセスを行おうとしたことを検知する。アクセス制限手段は、アクセス検知手段が、ユーザのリソースへのアクセスを検出したときに、ユーザのアクセスポリシを参照して、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0009】
(2)本発明は、(1)の端末について、前記ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置(例えば、
図2のアクセスポリシサーバ300、リソースサーバ400に相当)を外部に備えたことを特徴とする端末を提案している。
【0010】
この発明によれば、ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置を外部に備えた。これにより、端末外のユーザのリソース、アクセスポリシを利用することができる。
【0011】
(3)本発明は、アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアプリケーション240に相当)と、該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアクセス制限アプリケーション250に相当)とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末であって、前記アクセス制限アプリケーションが、アクセス制限手段を備え、該アクセス制限手段は、前記アプリケーションが、ユーザのリソースにアクセスを行おうとしたときに、ユーザのアクセスポリシを参照し、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定することを特徴とする端末を提案している。
【0012】
この発明によれば、アクセス制限手段が、アプリケーションが、ユーザのリソースにアクセスを行おうとしたときに、ユーザのアクセスポリシを参照し、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0013】
(4)本発明は、(3)の端末について、前記ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置(例えば、
図5のアクセスポリシサーバ300、リソースサーバ400に相当)を外部に備えたことを特徴とする端末を提案している。
【0014】
この発明によれば、ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置を外部に備えた。これにより、端末外のユーザのリソース、アクセスポリシを利用することができる。
【0015】
(5)本発明は、アプリケーションと該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限手段とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能なアプリケーションのアクセス制限を行う端末であって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する処理手段(例えば、
図7、
図8の処理部211に相当)と、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する実行手段(例えば、
図7、
図8の実行部212に相当)と、前記アプリケーションがユーザのリソースにアクセスを行おうとしたときに、ユーザのアクセスポリシを参照し、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判定するアクセス制限手段(例えば、
図7、
図8のアクセス制限部251に相当)と、を備えたことを特徴とする端末を提案している。
【0016】
この発明によれば、アプリケーションの処理手段は、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する。実行手段は、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アクセス制限手段は、アプリケーションがユーザのリソースにアクセスを行おうとしたときに、ユーザのアクセスポリシを参照し、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0017】
(6)本発明は、(5)の端末について、前記ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置(例えば、
図7のアクセスポリシサーバ300、リソースサーバ400に相当)を外部に備えたことを特徴とする端末を提案している。
【0018】
この発明によれば、ユーザのリソース、アクセスポリシを記憶する記憶装置を外部に備えた。これにより、端末外のユーザのリソース、アクセスポリシを利用することができる。
【0019】
(7)本発明は、自らアクセス制限を行うアプリケーション(例えば、
図1、
図2のアプリケーション210に相当)を備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末おけるアクセス制限方法であって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する第1のステップ(例えば、
図3のステップS110に相当)と、前記アプリケーションが、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する第2のステップ(例えば、
図3のステップS120に相当)と、前記アプリケーションが、ユーザのリソースに対するアクセスを検知する第3のステップ(例えば、
図3のステップS130に相当)と、前記アプリケーションが、前記ユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第4のステップ(例えば、
図3のステップS140に相当)と、前記アプリケーションが、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う第5のステップ(例えば、
図3のステップS150に相当)と、を備えたことを特徴とするアクセス制限方法を提案している。
【0020】
この発明によれば、アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理し、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アプリケーションは、ユーザのリソースに対するアクセスを検知し、ユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0021】
(8)本発明は、アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアプリケーション240に相当)と、該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアクセス制限アプリケーション250に相当)とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末におけるアクセス制限方法であって、前記アクセス制限アプリケーションが、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知する第1のステップ(例えば、
図6のステップS210に相当)と、前記アクセス制限アプリケーションが、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第2のステップ(例えば、
図6のステップS220に相当)と、前記アクセス制限アプリケーションが、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する第3のステップ(例えば、
図6のステップS230に相当)と、を備えたことを特徴とするアクセス制限方法を提案している。
【0022】
この発明によれば、アクセス制限アプリケーションが、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知し、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0023】
(9)本発明は、アプリケーションと該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限手段とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能なアプリケーションのアクセス制限を行う端末におけるアクセス制限方法であって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する第1のステップ(例えば、
図9のステップS310に相当)と、前記アプリケーションが、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する第2のステップ(例えば、
図9のステップS320に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知する第3のステップ(例えば、
図9のステップS330に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第4のステップ(例えば、
図9のステップS340に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する第5のステップ(例えば、
図9のステップS350に相当)と、を備えたことを特徴とするアクセス制限方法を提案している。
【0024】
この発明によれば、アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理し、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アクセス制限手段は、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知し、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0025】
(10)本発明は、自らアクセス制限を行うアプリケーション(例えば、
図1、
図2のアプリケーション210に相当)を備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末おけるアクセス制限方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する第1のステップ(例えば、
図3のステップS110に相当)と、前記アプリケーションが、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する第2のステップ(例えば、
図3のステップS120に相当)と、前記アプリケーションが、ユーザのリソースに対するアクセスを検知する第3のステップ(例えば、
図3のステップS130に相当)と、前記アプリケーションが、前記ユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第4のステップ(例えば、
図3のステップS140に相当)と、前記アプリケーションが、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う第5のステップ(例えば、
図3のステップS150に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0026】
この発明によれば、アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理し、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アプリケーションは、ユーザのリソースに対するアクセスを検知し、ユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0027】
(11)本発明は、アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアプリケーション240に相当)と、該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限アプリケーション(例えば、
図4、
図5のアクセス制限アプリケーション250に相当)とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能な端末におけるアクセス制限方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記アクセス制限アプリケーションが、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知する第1のステップ(例えば、
図6のステップS210に相当)と、前記アクセス制限アプリケーションが、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第2のステップ(例えば、
図6のステップS220に相当)と、前記アクセス制限アプリケーションが、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する第3のステップ(例えば、
図6のステップS230に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0028】
この発明によれば、アクセス制限アプリケーションが、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知し、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。
【0029】
(12)本発明は、アプリケーションと該アプリケーションのアクセス制限を行うアクセス制限手段とを備え、前記アプリケーションのインストール時に、プラットフォーム上で、予め定められた粒度でのみポリシーの設定が可能なアプリケーションのアクセス制限を行う端末におけるアクセス制限方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理する第1のステップ(例えば、
図9のステップS310に相当)と、前記アプリケーションが、前記アプリケーションの独自の処理動作を実行する第2のステップ(例えば、
図9のステップS320に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知する第3のステップ(例えば、
図9のステップS330に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する第4のステップ(例えば、
図9のステップS340に相当)と、前記アクセス制限手段が、前記参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する第5のステップ(例えば、
図9のステップS350に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0030】
この発明によれば、アプリケーションが、アプリケーションサーバとの間でのデータ通信を処理し、アプリケーションの独自の処理動作を実行する。アクセス制限手段は、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知し、アプリケーションによるユーザのリソースに対するアクセスを検知したときに、ユーザのアクセスポリシを参照する。そして、参照したユーザのアクセスポリシに基づいて、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かを判定する。したがって、あるオープンプラットフォームにおけるパーミッション機構そのものに手を加えることなく、所望の粒度のアクセス制限を行うことができる。