(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記会話インタフェースに進入する段階は、前記メッセンジャの会話メッセージが格納された保管ボックスで特定の会話メッセージに対する選択が受信されると、前記特定の会話メッセージを含む会話インタフェースに進入する段階を含む、
請求項2に記載のコンテンツ提供方法。
前記会話インタフェースに進入する段階は、前記メッセンジャ上の会話インタフェースまたは会話メッセージを検索した検索結果で特定の会話インタフェースまたは特定の会話メッセージに対する選択が受信されると、前記特定の会話インタフェースまたは前記特定の会話メッセージを含む会話インタフェースに進入する段階を含む、
請求項2に記載のコンテンツ提供方法。
前記提供部は、前記メッセンジャの会話メッセージが格納された保管ボックスまたは前記メッセンジャ上の会話メッセージを検索した検索結果で特定の会話メッセージに対する選択が受信されると、前記特定の会話メッセージを含む会話インタフェースを提供する、
請求項12に記載のコンテンツ提供システム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
本実施形態は、インスタントメッセンジャを利用してコンテンツを提供する技術に関し、より詳細には、メッセンジャを利用して会話形態のコンテンツを製作するためのツールを提供し、ツールを利用して製作されたコンテンツをメッセンジャのチャットウィンドウでリアルタイム会話形式にて提供することのできるメディアプラットフォームに関する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態における、コンテンツ提供環境の例を説明するための図である。
図1では、ユーザ端末101、102およびコンテンツ提供システム100を示している。
図1に示す矢印は、構成要素間で有線/無線ネットワーク10を介してデータが送受信されることを意味している。
【0015】
ユーザ端末101、102は、本明細書で説明される特徴のうちの1つ以上を実行するように構成された1つ以上のプロセスを実行してもよい。ユーザ端末101、102とは、コンテンツ提供システム100と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続、またはサービス専用アプリケーションのインストールおよび実行が可能なすべての端末装置を意味してもよい。ここで、ユーザ端末101、102は、ウェブ/モバイルサイトまたは専用アプリケーションの制御下で、サービス画面の構成、データ入力、データ送受信、データ格納などのようなサービス全般の動作を実行してもよい。
【0016】
ユーザ端末101、102の例としては、PC(personal computer)、ノート型パソコン、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルコンピュータなどを含んでもよいが、これに限定されることはない。
【0017】
ユーザ端末101、102は、ネットワーク10(例えば、インターネットあるいはローカルエリアネットワークなど)に直接的あるいは間接的に結合してもよい。例えば、パーソナルコンピュータとノート型パンコンは、有線ネットワーク接続によってネットワーク10に直接的に結合してもよい。ラップトップコンピュータは、ラップトップコンピュータと無線アクセスポイント(Wireless Access Point:WAP)との間に確立された無線通信チャネルを介してネットワーク10に無線で結合してもよい。スマートフォンは、スマートフォンとセルラネットワーク/ブリッジとの間に確立された無線通信チャネルを介してネットワーク10に無線で結合してもよい。ここで、ネットワーク10は、1つ以上の2次ネットワーク(図示せず)と通信してもよく、2次ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、またはイントラネットを含んでもよいが、これに限定されることはない。
【0018】
ユーザ端末101、102は、上述したネットワーク10を介してコンテンツ提供システム100と互いにインタフェースしてもよい。
【0019】
コンテンツ提供システム100は、本明細書で説明される特徴のうちの1つ以上を実行するように構成された1つ以上のプロセスを実行してもよい。コンテンツ提供システム100は、メッセンジャサービスを提供するメッセンジャプラットフォーム上に実現されてもよく、メッセンジャサービスを利用するクライアントであるユーザ端末101、102を対象に、メッセンジャを利用してコンテンツを製作および再生する環境を提供してもよい。特に、コンテンツ提供システム100は、メッセンジャを利用してメッセンジャ会話形態のコンテンツを製作するためのツールを提供してもよく、時系列形式で構成されたコンテンツをメッセンジャチャットウィンドウでリアルタイム会話形式にて提供してもよい。
【0020】
コンテンツ提供システム100は、サーバコンピュータに該当するものであって、サーバコンピュータの例としては、サーバコンピューティングデバイス、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、および/またはメインフレームコンピュータを含んでもよいが、これに限定されることはない。サーバコンピュータは分散型システムであってもよく、サーバコンピュータの動作は、1つ以上のプロセッサ上で同時かつ/または順に実行されてもよい。
【0021】
上述したコンテンツ提供システム100は、メッセンジャサービスを提供するメッセンジャサーバ(図示せず)のプラットフォームに含まれる形態で実現されてもよいが、これに限定されることはなく、メッセンジャサーバとは別のシステムによって構築され、メッセンジャサーバとの連動によってメッセンジャ会話形態のコンテンツを提供する形態で実現されることも可能である。さらに、コンテンツ提供システム100は、少なくとも一部の構成要素がユーザ端末101、102上にインストールされるアプリケーション形態で実現されてもよいし、クライアント−サーバ環境でサービスを提供するプラットフォームに含まれる形態で実現されることも可能である。
【0022】
上述では、コンテンツ提供システム100がネットワーク10を介してユーザ端末101、102と互いにインタフェースすると説明したが、これに限定されることはなく、ユーザ端末101、102上にアプリケーション形態で実現され、ローカル環境でメッセンジャ会話形態のコンテンツを製作および再生する機能を提供することも可能である。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態における、コンテンツ提供システムの内部構成を説明するためのブロック図であり、
図3は、本発明の一実施形態における、コンテンツ提供方法を示したフローチャートである。
【0024】
本実施形態に係るコンテンツ提供システム100は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を備えてよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241およびコンテンツ提供ルーチン242を含んでよい。プロセッサ210は、登録部211、提供部212、および再生部213を含んでよい。他の実施形態において、コンテンツ提供システム100は、
図2の構成要素よりもさらに多くの構成要素を備えてもよい。しかし、大部分の従来技術的な構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンテンツ提供システム100は、ディスプレイやトランシーバのような他の構成要素を備えてもよい。
【0025】
メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記録装置を含んでよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241およびコンテンツ提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(図示せず)を利用してメモリ240とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を利用してメモリ240にロードされてもよい。
【0026】
バス220は、コンテンツ提供システム100の構成要素間の通信およびデータ送信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス、パラレルバス、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてもよい。
【0027】
ネットワークインタフェース230は、コンテンツ提供システム100をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であってよい。ネットワークインタフェース230は、コンテンツ提供システム100を無線または有線接続を介してコンピュータネットワークに接続させてもよい。
【0028】
データベース250は、メッセンジャ会話形態のコンテンツを格納および維持する役割をする。ここで、コンテンツは、メッセンジャ上のツールによってメッセンジャを利用するユーザや専門作家などのコンテンツ提供者によって入力されて製作された製作型コンテンツを含んでもよく、さらには、メッセンジャを利用してユーザ間でやり取りした一般的な会話メッセージである会話型コンテンツを含んでもよい。製作型コンテンツは、コンテンツ提供者がストーリのシナリオにしたがって時系列形式でメッセージやステッカなどを入力することにより、会話形態のコンテンツとして製作されてもよい。このように、データベース250に格納されたコンテンツは、基本的には時間情報を含んでもよく、製作型コンテンツの場合は、コンテンツ提供者によってシナリオに沿った時系列でストーリを構成することによって時間情報が含まれてもよく、会話型コンテンツの場合は、メッセンジャで実際にメッセージやデータを送受信した時間(すなわち、会話時間)が格納されてもよい。これにより、データベース250に格納されたコンテンツは、時間情報を基準にして管理されてもよく、さらには、日付別コンテンツ、会話相手別コンテンツ、各種タグ別コンテンツなどに分類されて管理されてもよい。さらに、データベース250にコンテンツが格納されるときには、コンテンツに含まれたイメージ、写真、動画、ファイルなどが共に格納されてもよく、例えば、ステッカイメージの場合には、ステッカイメージの識別情報(例えば、IDなど)などが含まれて格納されてもよい。
【0029】
図2には、コンテンツ提供システム100の内部にデータベース250を構築して含むものとして示されているが、これに限定されることはなく、システムの実現方式や環境などによって除去されてもよいし、全体または一部のデータベースが別の他のシステム上に構築された外部データベースとして存在することも可能である。または、データベース250がユーザ端末101、102上にインストールされたアプリケーションに含まれるローカルデータベースとして実現されることも可能である。
【0030】
プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、およびコンテンツ提供システム100の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230によって、バス220を介してプロセッサ210に提供されてよい。プロセッサ210は、登録部211、提供部212、および再生部213のためのプログラムコードを実行するように構成されてよい。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記録装置に格納されてもよい。
【0031】
登録部211、提供部212、および再生部213は、
図3の段階310〜330を実行するために構成されてよい。
【0032】
段階310で、登録部211は、コンテンツ提供者の端末からデータを受信し、受信したデータを時間情報とマッチングさせて格納することによって、これをコンテンツとして登録してもよい。ここで、時間情報とは、各データ別にコンテンツ提供者によって入力された時間を意味してもよいし、データそれぞれが受信された時間を意味してもよい。さらに、登録部211は、コンテンツ提供者のメッセンジャアカウントと関連を付けてコンテンツを格納および維持してもよい。一例として、登録部211は、メッセンジャアカウントをもつすべてのユーザを対象にコンテンツ製作のための別途のツールを提供してもよいが、ここで、ツールは、時系列形式でメッセージやステッカなどのデータを入力することのできるフォームとメニューとを含んでもよい。言い換えれば、コンテンツ製作ツールは、データを入力するための機能、データ別に時間情報を入力するための機能、データ別に人物情報または序文を入力するための機能などを含んでもよい。コンテンツ提供者がコンテンツ製作ツールを利用して時系列形式でメッセージやステッカなどのデータを入力すると、自動でデータと時間情報とをマッチングさせて登録することにより、時間の流れに沿った会話形態のコンテンツとして製作することができる。他の例として、登録部211は、メッセンジャアカウントをもつすべてのユーザを対象に、メッセンジャの会話内容を格納するための機能を提供してもよく、これによってメッセンジャの会話内容をユーザと関連するコンテンツとして登録してもよい。ここで、登録部211は、メッセンジャの会話内容から格納したい会話内容の区間を指定し、指定された区間の会話内容をコンテンツとして登録してもよい。メッセンジャの会話内容は、メッセンジャサーバ上に格納されるオンラインコンテンツとして存在してもよいが、これに限定されることはなく、ユーザの端末上に格納されるローカルコンテンツとして存在することも可能である。
【0033】
段階320で、提供部212は、段階310で登録されたコンテンツに対して、コンテンツ提供者または他のユーザの端末からアクセス要請を受信すると、このコンテンツと関連するメッセンジャアカウントとの会話インタフェースに進入してもよい。言い換えれば、提供部212は、コンテンツへのアクセス要請に応じて、このコンテンツと関連するメッセンジャアカウントとのメッセンジャチャットウィンドウを提供してもよい。一例として、コンテンツが特定の時間帯にリアルタイムでオープンするメディアとして製作された場合、提供部212は、この時間帯にコンテンツにアクセスしたユーザの端末、またはコンテンツの購読を事前に申し込んでいたユーザの端末を対象に、コンテンツと関連するメッセンジャアカウントとのメッセンジャチャットウィンドウを提供してもよい。他の例として、コンテンツがメッセンジャの会話内容である場合、ユーザはこの会話内容に対してリプレイを要請する形態でアクセスすることがあるが、このとき、提供部212は、ユーザのリプレイ要請に応じて、この会話内容を含むメッセンジャチャットウィンドウを提供してもよい。提供部212は、コンテンツと関連するメッセンジャアカウントとアクセスを要請したユーザとの間に関係(例えば、友だち)が設定された場合にチャットウィンドウを提供してもよいが、これに限定されることはなく、メディアの特性を考慮した上で、関係が設定されていなくても臨時関係設定などによってチャットウィンドウを一時的に提供することも可能である。
【0034】
段階330で、再生部213は、コンテンツと関連するメッセンジャアカウントとの会話インタフェースを通じて、このコンテンツのデータを時間情報に対応する順に提供することにより、このコンテンツを時間の流れに沿ったリアルタイム会話形態で再生してもよい。すなわち、再生部213は、チャットウィンドウにコンテンツのデータを一括表示してスクロールを使ってデータを確認するような形態ではなく、コンテンツのデータを時間順にしたがって再構成して順に表示し、スクロールを利用しなくても、時間の経過に沿って順に表示されるデータをリアルタイムで確認できるようにすることにより、コンテンツをリアルタイム会話形態で提供することができる。コンテンツ製作ツールを利用することにより、時間情報を含んで製作されたコンテンツだけではなく、メッセンジャの会話内容も同様に、格納された会話内容を会話当時の時間順と時間間隔をそのまま再現するため、リアルタイム会話形式と同じようにメッセンジャの会話内容のリプレイを再生することができる。
【0035】
したがって、本発明では、会話形態で製作されたストーリをメッセンジャチャットウィンドウでリアルタイム会話形式にてユーザに提供することができ、ユーザ間のメッセンジャ会話内容も時間順に再構成してリプレイ形式で提供することができる。
【0036】
図4は、登録部211のコンテンツ登録手順に関するユーザインタフェースとしてユーザ端末に表示されるサービスページの例示図を示している。
【0037】
図4は、コンテンツ製作画面400を示している。
図4に示すように、コンテンツ製作画面400には、コンテンツ提供者が会話形態でストーリを製作するためのフォームとメニューとを含むコンテンツ製作ツールとして、コンテンツのタイトルや話数などを含む基本情報を入力するためのメニュー401、序文や人物を入力するためのメニュー402、序文や人物別にメッセージを入力するためのメニュー403、メッセージ別に時間情報を入力するためのメニュー404が含まれてもよい。ここで、メッセージを入力するためのメニュー403は、テキストはもちろん、イメージ(ステッカなど)、写真、動画、ファイル、リンクなどのように、メッセンジャ内で添付可能なすべてのデータを入力することのできる環境で構成されてもよい。また、時間情報を入力するためのメニュー404は、コンテンツがブロードキャスティングされる特定の時間帯内で会話メッセージの時間を入力してもよいが、例えば、毎週月曜日の夜9時から30分間に渡って放送されるコンテンツの場合には、21時から21時30分の間でメッセージの時間を入力してもよい。さらに、コンテンツ製作画面400には、ストーリの中間に広告(例えば、PPL)を挿入するためのメニューが追加で構成されてもよい。上述した構成のコンテンツ製作画面400に、コンテンツ製作者がストーリのシナリオに沿って多様な人物の会話を時間順に構成して入力することにより、会話形態のコンテンツを製作および登録することができる。
【0038】
図5〜
図9は、再生部213のコンテンツ再生手順に関するユーザインタフェースとしてユーザ端末に表示されるサービスページの例示図を示している。
【0039】
図5は、コンテンツ再生画面500を示している。
図5を参照すると、特定の時間帯にコンテンツのブロードキャスティング対象に該当するユーザ端末を対象に、このコンテンツと関連するメッセンジャアカウントとの会話インタフェースとしてコンテンツ再生画面500を提供してもよく、コンテンツ再生画面500を通じて、このコンテンツのデータをコンテンツ製作するときに入力された時間順に提供してリアルタイム会話形態で再生してもよい。すなわち、コンテンツ提供者が仮想人物別に会話内容を入力して会話内容の時間を設定しておけば、特定の時間帯に該当のコンテンツと関連するメッセンジャチャットウィンドウが提供され、チャットウィンドウで会話内容の時間にしたがってリアルタイムで会話内容を送信する形態でリアルタイム会話形式のコンテンツを再生することができる。上述したコンテンツ再生画面500には、コンテンツの再生を終了するためのメニュー501が含まれてもよい。
【0040】
再生部213は、コンテンツ再生画面に、コンテンツが再生される間に該当のコンテンツと関連する広告を表示してもよい。ここで、広告は、コンテンツ製作者によってコンテンツに直接挿入された広告(PPL広告など)や、会話内容に基づいてシステムが自動選定した広告(キーワード広告など)などを含んでもよい。例えば、
図6に示すように、コンテンツ再生画面600に、再生中であるリアルタイム会話の「食事」というキーワードに対し、コンテンツ製作者によって挿入されたり所定の基準によって選定されたりした広告情報610が表示されてもよい。広告情報610には、該当の広告商品と連係するウェブ/アプリに移動することのできるリンクなどが含まれてもよい。
【0041】
さらに、再生部213は、ユーザ端末またはサーバに格納されたメッセンジャの会話内容を会話時間順に再構成し、リアルタイム会話のリプレイ形態で再生してもよい。一例として、
図7を参照すると、本実施形態では、別途の格納機能を提供してもよく、ユーザがメッセンジャの会話内容から格納したい領域を指定して別途の保管ボックスに格納してもよい。例えば、ユーザがメッセンジャのチャットウィンドウ700で任意の位置を長くタッチすると、格納したい領域の開始地点と終了地点それぞれを選択するためのユーザインタフェース701、702が活性化するようになるが、このとき、ユーザインタフェース701、702を利用して格納したい領域の開始地点と終了地点を指定すると、この領域の会話内容が保管ボックスに格納されてもよい。前記格納されたメッセンジャの会話内容は、保管ボックス内のリストとして管理されてもよく、提供部212は、会話内容保管ボックスに対してユーザ端末のアクセス要請を受信すると、保管ボックス内に格納されている会話内容リスト710を提供してもよい。ここで、ユーザが会話内容リスト710から特定の会話内容を選択した場合には、該当のチャットウィンドウ700に進入し、会話内容を実際の会話当時の時間順に再構成してリアルタイム会話形式でリプレイしてもよい。他の例として、
図8を参照すると、メッセンジャのチャットウィンドウ800で特定のメッセージ801を長くタッチすると、会話内容のリプレイを実行するためのポップアップメニュー810が実行されてもよいが、このとき、ユーザがポップアップメニュー810を選択すると、特定のメッセージ801以降の会話内容を実際の会話当時の時間順に再構成してリアルタイム会話形式でリプレイしてもよい。さらに他の例として、
図9を参照すると、本実施形態では、メッセンジャでチャットウィンドウやメッセージを検索するための機能を提供してもよく、これにより、提供部212は、ユーザからキーワードが入力されると、入力されたキーワードに対応する検索結果910を提供してもよい。このとき、ユーザが検索結果910で特定のチャットウィンドウが選択された場合には、該当のチャットウィンドウ900に進入し、少なくとも一部の会話内容(例えば、最近の会話セッションの会話内容や、キーワードを含んだ前後一定区間の会話など)を実際の会話当時の時間順に再構成してリアルタイム会話形式でリプレイしてもよい。
【0042】
上述したコンテンツ提供方法は、
図1〜
図9を参照しながら説明したコンテンツ提供システムの詳細内容に基づき、より短縮された動作または追加される動作を含んでもよい。さらに、2つ以上の動作が組み合わされてもよく、動作の順序や位置が変更されてもよい。
【0043】
図4〜
図9は、発明の理解を助ける、説明の便宜のための例示的な画面に過ぎず、画面の構成や順序などはいくらでも変更が可能である。
【0044】
図10は、本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。コンピュータシステム1000は、少なくとも1つのプロセッサ1010、メモリ1020、周辺装置インタフェース1030、入力/出力(I/O)サブシステム1040、電力回路1050、および通信回路1060を少なくとも備えてよい。ここで、コンピュータシステム1000は、ユーザ端末に該当してよい。
【0045】
メモリ1020は、一例として、高速RAM、磁気ディスク、SRAM、DRAM、ROM、フラッシュメモリ、または不揮発性メモリを含んでよい。メモリ1020は、コンピュータシステム1000の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語集合、またはその他にも多様なデータを含んでよい。ここで、プロセッサ1010や周辺装置インタフェース1030などの他のコンポーネントからメモリ1020へのアクセスは、プロセッサ1010によって制御されてよい。
【0046】
周辺装置インタフェース1030は、コンピュータシステム1000の入力周辺装置および/または出力周辺装置をプロセッサ1010およびメモリ1020に結合させてよい。プロセッサ1010は、メモリ1020に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語集合を実行し、コンピュータシステム1000のための多様な機能を実行してデータを処理してよい。
【0047】
入力/出力サブシステム1040は、多様な入力/出力周辺装置を周辺装置インタフェース1030に結合させてよい。例えば、入力/出力サブシステム1040は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要に応じてタッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース1030に結合させるためのコントローラを含んでよい。他の側面によると、入力/出力周辺装置は、入力/出力サブシステム1040を介さずに周辺装置インタフェース1030に結合されてもよい。
【0048】
電力回路1050は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してよい。例えば、電力回路1050は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、電源障害検出回路、電力変換器やインバータ、電力状態表示子、または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでよい。
【0049】
通信回路1060は、少なくとも1つの外部ポートを利用して他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてよい。または、上述したように、必要に応じて、通信回路1060はRF回路を含み、電磁信号とも知られているRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。
【0050】
このような
図10の実施形態は、コンピュータシステム1000の一例に過ぎず、コンピュータシステム1000は、
図10に示されたコンポーネントの一部が除去されてもよいし、
図10には示されていない追加のコンポーネントをさらに備えてもよいし、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、
図10に示されたコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに備えてもよく、通信回路1060には、多様な通信方式(WiFi(登録商標)、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbee(登録商標)など)のRF通信のための回路が備えられてもよい。コンピュータシステム1000に含めることができるコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてよい。
【0051】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャを利用してメッセンジャ会話形態のコンテンツを製作するためのツールを提供することにより、すべての種類のストーリをメッセンジャ形態で製作できる新たなメディアプラットフォームを提供することができ、このプラットフォームを利用することにより、専門作家はもちろん、一般のユーザが簡単かつ便利にコンテンツを製作することができる。また、本発明の実施形態によると、時系列形式で構成されたコンテンツをチャットウィンドウでリアルタイム会話形式にて提供することにより、ユーザが日常で主に利用しているメッセンジャで新たな形態のメディアを提供することができる。さらに、本発明の実施形態によると、メッセンジャ会話内容のリプレイ実行時に、会話内容を時間順に再構成してリアルタイム会話形式で提供することにより、スクロールを使って会話内容を確認する既存の方式とは異なり、会話内容をリアルタイム会話のように当時の時間間隔で自動再現することができ、会話の臨場感と機能の便宜性を高めることができる。
【0052】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行可能なプログラム命令の形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。
【0053】
本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラムまたはモバイル端末専用のアプリケーションで構成されてもよい。本発明が適用されたアプリケーションは、独立に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン−アプリ(in−app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作可能なように実現されてもよい。
【0054】
また、本発明の実施形態に係る方法は、メッセンジャサービスを提供するサーバシステムと連関するアプリケーションがユーザ端末を制御して実行されてもよい。一例として、このようなアプリケーションは、本明細書で説明される特徴のうちの1つ以上を実行するように構成された1つ以上のプロセスを実行してもよい。また、このようなアプリケーションは、ファイル配信システムが提供するファイルによってユーザ端末にインストールされてもよい。一例として、ファイル配信システムは、ユーザ端末の要請に応じて前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を備えてもよい。
【0055】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0056】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望するとおりに動作するように処理装置を構成したり、独立してまたは共同で処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置、または送信される信号波に永久的または一時的に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された態様で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0057】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピディスク、磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0058】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0059】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【0060】
また、本発明の一実施形態は、メッセンジャ会話形態のコンテンツを製作することができるコンテンツ提供方法、システム、および記録媒体を提供する。
【0061】
さらに、本発明の一実施形態は、時系列形式で構成されたコンテンツをチャットウィンドウでリアルタイム会話形式にて自動提供することのできるコンテンツ提供方法、システム、および記録媒体を提供する。
【0062】
さらに、本発明の一実施形態は、メッセンジャ会話内容のリプレイ実行のときに、会話内容を時間順に再構成してリアルタイム会話形式で提供することができるコンテンツ提供方法、システム、および記録媒体を提供する。
【0063】
本発明の実施形態によると、メッセンジャを利用してメッセンジャ会話形態のコンテンツを製作するためのツールを提供することにより、あらゆる種類のストーリをメッセンジャ形態で製作することのできる新たなメディアプラットフォームを提供することができ、このプラットフォームを利用することにより、専門作家はもちろん、一般のユーザが簡単かつ便利にコンテンツを製作することができる。
【0064】
さらに、本発明の実施形態によると、メッセンジャ会話内容のリプレイ実行時に、会話内容を時間順に再構成してリアルタイム会話形式で提供することにより、スクロールを使って会話内容を確認する既存の方式とは異なり、会話内容をリアルタイム会話のように当時の時間間隔で自動再現することができるため、会話の臨場感と機能の便宜性を高めることができる。