【文献】
ALCATEL-LUCENT SHANGHAI BELL,CONSIDERATIONS ON CSI FEEDBACK ENHANCEMENTS FOR HIGH-PRIORITY ANTENNA CONFIGURATIONS,3GPP TSG-RAN WG1 #66 (R1-112420),MOBILE COMPETENCE CENTRE,2011年 8月18日,V RAN WG1 N ATHENS
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複合プリコーディングマトリックスは、前記プリコーディングマトリックスインデックスのクロネッカー積に基づいて構築されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記複数のコンポーネントコードブックは、水平コンポーネントコードブックおよび垂直コンポーネントコードブックを備えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記CSIフィードバックは、前記複合コードブックに対するランクインジケータ(RI)またはチャネル品質インジケータ(CQI)の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
前記CSIフィードバックは、前記複合コードブックに対するランクインジケータ(RI)またはチャネル品質インジケータ(CQI)の少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1Aは、1または複数の開示されている実施形態が実装されてもよい例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多元接続システムであってもよい。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にしてもよい。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、および/またはシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1または複数のチャネルアクセス方法を採用してもよい。
【0010】
図1Aに示されているように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/もしくは102d(一般的にまたは総称的にWTRU102と称されてもよい)、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105、コアネットワーク106/107/109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびに/または他のネットワーク112を含んでもよいが、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素が実装されてもよい。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、および/または家庭用電化製品などを含んでもよい。
【0011】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースして、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、送受信基地局(BTS)NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および/または無線ルータなどであってもよい。基地局114a、基地局114bはそれぞれ単一要素として示されているが、基地局114a、基地局114bは任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよい。
【0012】
基地局114aは、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含んでもよい、RAN103/104/105の一部であってもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と称されてもよい、特定の地理的領域内で無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよい。セルは、セルセクタにさらに分割されてもよい。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてもよい。したがって、一例では、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのセクタごとに1つの送受信機を含んでもよい。別の例では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、したがって、セルのそれぞれのセクタに対して複数の送受信機を利用してもよい。
【0013】
基地局114a、基地局114bは、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってもよいエアインターフェース115/116/117を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信してもよい。エアインターフェース115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてもよい。
【0014】
通信システム100は、多元接続システムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、および/またはSC−FDMAなど、1または複数のチャネルアクセス方式を採用してもよい。たとえば、RAN103/104/105における基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインターフェース115/116/117を確立してもよい、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してもよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでもよい。
【0015】
基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立してもよい、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実装してもよい。
【0016】
基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 IX、CDMA2000 EV−DO、Interim Standard2000(IS−2000)、Interim Standard95(IS−95)、Interim Standard856(IS−856)、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))、enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、および/またはGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
【0017】
図1Aの基地局114bは、たとえば、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、自動車、および/またはキャンパスなどの局所エリア内で無線接続性を促進するための任意の適切なRATを利用してもよい。基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してもよい。基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してもよい。基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110との直接接続を有してもよい。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスする必要がなくてもよい。
【0018】
RAN103/104/105は、コアネットワーク106/107/109と通信していてもよく、コアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行してもよい。
図1Aには示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同一のRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接または間接的に通信してもよい。たとえば、E−UTRA無線技術を利用していてもよいRAN103/104/105に接続されることに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
【0019】
コアネットワーク106/107/109はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして機能してもよい。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでもよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線または無線通信ネットワークを含んでもよい。たとえば、ネットワーク112は、RAN103/104/105と同一のRATまたは異なるRATを採用してもよい1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含んでもよい。
【0020】
通信システム100における一部またはすべてのWTRU102a、102b、102c、102dは、マルチモード機能を含んでもよく、たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信するための複数の送受信機を含んでもよい。たとえば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用してもよい基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用してもよい基地局114bと通信するように構成されてもよい。
【0021】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信機120、送受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、着脱不能メモリ130、着脱可能メモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、上記の要素の任意の部分的組み合わせを含んでもよい。基地局114aおよび114b、ならびに/または、基地局114aおよび114bが表してもよいノード、たとえば、以下に限定されないが、とりわけ、送受信基地局(BTS)、NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームNodeB、発展型ホームNodeB(eNodeB)、ホーム発展型NodeB(HeNB)、ホーム発展型NodeBゲートウェイ、およびプロキシノードなどが、
図1Bに示され本明細書で説明される要素の一部または全部を含んでもよい。
【0022】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連した1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行してもよい。プロセッサ118は、送受信要素122に結合されてもよい送受信機120に結合されてもよい。
図1Bは、プロセッサ118および送受信機120を別々の構成要素として示しているが、プロセッサ118および送受信機120は、電子パッケージまたはチップにまとめて集積されてもよい。
【0023】
送受信要素122は、エアインターフェース115/116/117を介して基地局(たとえば、基地局114a)との間で信号を送信または受信するように構成されてもよい。たとえば、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。送受信要素122は、たとえば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/ディテクタであってもよい。送受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および受信するように構成されてもよい。送受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成されてもよい。
【0024】
図1Bでは送受信要素122は単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を含んでもよい。WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、WTRU102は、エアインターフェース115/116/117を介して無線信号を送信および受信するための2以上の送受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0025】
送受信機120は、送受信要素122によって送信される信号を変調し、送受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてもよい。WTRU102は、マルチモード機能を有してもよい。したがって、送受信機120は、たとえば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数送受信機を含んでもよい。
【0026】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、それらからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力してもよい。プロセッサ118は、着脱不能メモリ130および/または着脱可能メモリ132などの任意のタイプの適切なメモリの情報にアクセスし、そのようなメモリにデータを記憶してもよい。着脱不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリストレージデバイスを含んでもよい。着脱可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでもよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などの、WTRU102上に物理的に位置していないメモリの情報にアクセスし、そのようなメモリにデータを記憶してもよい。
【0027】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信してもよく、電力をWTRU102における他のコンポーネントに分配し、および/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであってもよい。たとえば、電源134は、1または複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)電池、ニッケル亜鉛(NiZn)電池、ニッケル水素(NiMH)電池、リチウムイオン(Li−ion)電池など)、太陽電池、および/または燃料電池などを含んでもよい。
【0028】
プロセッサ118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよいGPSチップセット136に結合されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース115/116/117を介して位置情報を受信し、および/または、2以上の近隣の基地局から信号が受信されるタイミングに基づいてその位置を判定してもよい。WTRU102は、実施形態と整合しながら、任意の適切な位置判定方法によって位置情報を取得してもよい。
【0029】
プロセッサ118は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1または複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含んでもよい、他の周辺機器138に結合されてもよい。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、および/またはインターネットブラウザなどを含んでもよい。
【0030】
図1Cは、RAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。上記のように、RAN103は、UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信してもよい。RAN103は、コアネットワーク106と通信してもよい。
図1Cに示されるように、RAN103は、NodeB140a、140b、140cを含んでもよく、これらはそれぞれ、エアインターフェース115を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数の送受信機を含んでもよい。NodeB140a、140b、140cはそれぞれ、RAN103における特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよい。RAN103はまた、RNC142a、142bを含んでもよい。RAN103は、任意の数のNodeBおよびRNC含んでもよい。
【0031】
図1Cに示されるように、NodeB140a、140bは、RNC142aと通信していてもよい。NodeB140cは、RNC142bと通信していてもよい。NodeB140a、140b、140cは、Iubインターフェースを介して各RNC142a、142bと通信してもよい。RNC142a、142bは、Iurインターフェースを介して互いに通信していてもよい。RNC142a、142bのそれぞれは、それが接続された該当のNodeB140a、140b、140cを制御するように構成されてもよい。RNC142a、142bのそれぞれは、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、および/またはデータ暗号化など、他の機能性を実行またはサポートするように構成されてもよい。
【0032】
図1Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動交換局(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含んでもよい。上記の要素のそれぞれはコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれかがコアネットワーク事業者以外の事業体によって所有および/または運営されてもよい。
【0033】
RAN103におけるRNC142aは、IuCSインターフェースを介してコアネットワーク106におけるMSC146に接続されてもよい。MSC146は、MGW144に接続されてもよい。MSC146およびMGW144は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。
【0034】
RAN103におけるRNC142aは、IuPSインターフェースを介してコアネットワーク106におけるSGSN148に接続されてもよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてもよい。SGSN148およびGGSN150は、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。
【0035】
上記のように、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線もしくは無線ネットワークを含んでもよい、ネットワーク112に接続されてもよい。
【0036】
図1Dは、RAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信してもよい。RAN104は、コアネットワーク107と通信していてもよい。
【0037】
RAN104はeNodeB160a、160b、160cを含んでもよいが、RAN104は任意の数のeNodeBを含んでもよい。eNodeB160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数の送受信機を含んでもよい。eNodeB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eNodeB160aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信してもよい。
【0038】
eNodeB160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ならびに/または、アップリンクおよび/もしくはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてもよい。
図1Dに示されるように、eNodeB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信してもよい。
【0039】
図1Dに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ164、および/またはパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166を含んでもよい。上記の要素のそれぞれは、コアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよい。
【0040】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに接続されてもよく、制御ノードとして機能してもよい。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、および/または、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチの間の特定のサービングゲートウェイの選択などを担当してもよい。MME162は、RAN104とGSMまたはWCDMAなど他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)とを切り換えるための制御プレーン機能を提供してもよい。
【0041】
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに接続されてもよい。サービングゲートウェイ164は、一般に、WTRU102a、102b、102cとの間でユーザデータパケットをルーティングおよび転送してもよい。サービングゲートウェイ164はまた、eNodeB間ハンドオーバの間にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、ならびに/またはWTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどの、他の機能も実行してもよい。
【0042】
サービングゲートウェイ164は、PDNゲートウェイ166に接続されてもよく、PDNゲートウェイ166は、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。
【0043】
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を促進してもよい。たとえば、コアネットワーク107は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。たとえば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはそれと通信してもよい。コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してもよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線または無線ネットワークを含んでもよい。
【0044】
図1Eは、RAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、IEEE802.16無線技術を採用してエアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってもよい。WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109の異なる機能エンティティの間の通信リンクが、基準ポイントとして定義されてもよい。
【0045】
図1Eに示されるように、RAN105は基地局180a、180b、180c、および/またはASNゲートウェイ182を含んでもよいが、RAN105は任意の数の基地局および/またはASNゲートウェイを含んでもよい。基地局180a、180b、180cは、それぞれ、RAN105における特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、それぞれ、エアインターフェース117を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数の送受信機を含んでもよい。基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、基地局180aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信しWTRU102aから無線信号を受信してもよい。基地局180a、180b、180cはまた、ハンドオフトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、および/またはサービス品質(QoS)ポリシ実施など、モビリティ管理機能を含んでもよい。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集約ポイントとして機能してもよく、ページング、加入者プロファイルのキャッシング、および/または、コアネットワーク109へのルーティングなどを担当してもよい。
【0046】
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェース117は、IEEE802.16仕様を実装するR1基準ポイントとして定義されてもよい。WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク109との論理インターフェース(図示せず)を確立してもよい。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェースは、認証、認可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用されてもよい、R2基準ポイントとして定義されてもよい。
【0047】
基地局180a、180b、180cのそれぞれの間の通信リンクは、WTRUのハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を促進するためのプロトコルを含むR8基準ポイントとして定義されてもよい。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6基準ポイントとして定義されてもよい。R6基準ポイントは、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられたモビリティイベントに基づくモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含んでもよい。
【0048】
図1Eに示されるように、RAN105はコアネットワーク109に接続されてもよい。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、たとえば、データ転送およびモビリティ管理機能を促進するためのプロトコルを含むR3基準ポイントとして定義されてもよい。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)184、認証、認可、アカウンティング(AAA)サーバ186、および/またはゲートウェイ188を含んでもよい。上記の要素のそれぞれは、コアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有および/または運営されてもよい。
【0049】
MIP−HAは、IPアドレス管理を担当してもよく、異なるASNおよび/または異なるコアネットワーク間でWTRU102a、102b、102cがローミングすることを可能にしてもよい。MIP−HA184は、インターネット110などのパケット交換網へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進してもよい。AAAサーバ186は、ユーザ認証、およびユーザサービスのサポートを担当してもよい。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの相互作用を促進してもよい。たとえば、ゲートウェイ188は、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を促進してもよい。ゲートウェイ188は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してもよく、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線または無線ネットワークを含んでもよい。
【0050】
図1Eには示されていないが、RAN105は他のASNに接続されてもよく、コアネットワーク109は他のコアネットワークに接続されてもよい。RAN105と他のASNとの間の通信リンクは、RAN105と他のASNとの間のWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含んでもよい、R4基準ポイントとして定義されてもよい。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクは、ホームコアネットワークと移動先コアネットワークとの間の相互作用を円滑にするためのプロトコルを含んでもよい、R5基準ポイントとして定義されてもよい。
【0051】
本明細書に説明される通信システムは、多次元アンテナ構成を使用してマルチアンテナ通信を実行することができる。マルチアンテナ通信は、基地局からWTRUに送信される情報、および/またはWTRUから基地局へのフィードバックを含んでもよい。WTRUは、複数のチャネルに対する測定を実行してもよい。測定は、複数の基準信号に対して実行されてもよい。基準信号に対して実行される測定は、チャネル状態情報(CSI)を判定するために使用されてもよい。WTRUは、WTRUと通信を実行するときに基地局によって使用されてもよい、CSIフィードバックを基地局に送信してもよい。
【0052】
基準信号は、WTRU固有基準シグナリング(WTRU−RS)および/またはセル固有基準シグナリング(CRS)として分類されてもよい。WTRU−RSは、WTRUに割り当てられたリソースに対してRSが送信されるように、WTRUに使用されてもよい。CRSは、セルにおけるWTRU、たとえばセルにおける各WTRUなどによって共有されてもよい。CRSは、広帯域な方式で送信されてもよい。基準信号の使用に従って、基準信号は、復調基準信号(DM−RS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)として区別されてもよい。DM−RSは、復調のためにWTRUに対して使用されてもよい。DM−RSは、プリコーディングされてもよい。プリコーディングは、ビームフォーミング利得を活用するものとしてもよい。DM−RSは、WTRU固有であってもよく、同一のセルの他のWTRUなど、他のWTRUと共有されなくてもよい。DM−RSがWTRU固有であるとき、DM−RSは、WTRUに割り当てられた時間/周波数リソースで送信されてもよい。
【0053】
図2は、プリコーディングされたWTRU固有DM−RS構成の例を示す図である。DM−RS構成は、DM−RSをプリコーディングするプリコーディングモジュール202を含んでもよい。プリコーディングモジュール202は、送信に対する1または複数のデータストリームを受信してもよく、プリコーディングモジュール202により受信されてもよいデータのレイヤ数は、値Kによって表わされてもよい。たとえば、プリコーディングモジュール202は、ストリーム0からストリームK−1のデータストリームを受信してもよい。各データストリームは、DM−RSを含んでもよい。
図2に示されるように、ストリーム0はDM−RS0を含んでもよく、ストリームK−1はDM−R、SK−1を含んでもよく、1からKの各ストリームは対応するDM−RSを含む。プリコーディングモジュール202は、データストリームを受信し、各ストリームに対してDM−RSを挿入し、および/またはプリコーディングを実行してもよい。DM−RSは、各ストリームに対するチャネルを推定し、およびデータを復調するために使用されてもよい。
【0054】
プリコーディングモジュール202により受信された各データストリームは、送信に対してCSI−RS値でプリコーディングされてもよい。たとえば、プリコーディングモジュール202は、CSI−RS値でストリーム0からストリームK−1の各データストリームをプリコーディングしてもよい。各CSI−RS値は、異なるアンテナポートに対応してもよい。アンテナポート1はCSI−RS値0を有してもよく、アンテナポートN
tはCSI−RS値N
t−1を有してもよく、アンテナポートの数は1からN
tであってもよい。
【0055】
図2は、プリコーディングされたDM−RSが採用される場合、RSは、データシンボルに使用されるのと同一のプリコーディングでプリコーディングされてもよいことを示す。RSシーケンスの数は、送信されてもよいレイヤの数Kに対応してもよい。Kは、アンテナポートN
t以下であってもよい。
【0056】
図2において、K個のストリームは、WTRUに割り当てられてもよく、または複数のWTRUで共有されてもよい。複数のWTRUがK個のストリームを共有する場合、同時スケジュールされるWTRUが、同時に時間/周波数リソースを共有してもよい。プリコーディングされたDM−RSが復調に対して使用される場合、WTRUがチャネル状態情報を測定するために測定基準信号が使用されてもよい。測定基準信号はCSI−RSであってもよい。
【0057】
図3は、プリコーディングされていないCRS構成の例を示す図である。
図3は、プリコーディングされたデータおよびプリコーディングされていないCRSの送信に対するMIMO送信機の例を示す。CRSは、1または複数のWTRUに対して実装されてもよい。たとえば、CRSは、セルにおける各WTRUに対して実装されてもよい。CRSは、復調および/または測定に対して使用されてもよい。CRSは各WTRUによって共有されてもよいので、プリコーディングされていないRSは、セルカバレッジを均一にすることを維持するために使用されてもよい。プリコーディングされたRSは、ビームフォーミング効果による方向に従った異なるセルカバレッジを有してもよい。たとえば、物理アンテナ要素と論理アンテナポートの数が異なってよい場合、WTRU透過アンテナ仮想化(WTRU transparent antenna visualization)が使用されてもよい。
【0058】
RSシーケンスは、ストリームの数に関係なく各アンテナポート上で送信されてもよい。たとえば、プリコーディングモジュール302は、K個のデータストリームに対して、ストリーム0からストリームK−1のデータストリームを受信してもよい。プリコーディングモジュール302による各データストリーム出力は、送信に対してCRS値で挿入されてもよい。各CRS値は、異なるアンテナポートに対応してもよい。アンテナポート1はCRS値0を有してもよく、アンテナポートN
tはCRS値N
t−1を有してもよく、アンテナポートの数は1からN
tであってもよい。
【0059】
様々なタイプのRS構造が実装されてもよい。RS構造は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)システム(たとえばLTEシステム)または同様の通信システムなどの無線通信システムに対して提供されてもよい。
【0060】
図4は、WTRU固有DM−RSパターン402の例を示す図である。DM−RSパターン402は、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)に対して使用されてもよい。DM−RSパターン402は、通信システム(たとえばLTEシステム)において基地局での非コードブックベースの送信をサポートするために使用されてもよい。DM−RSパターン402は、アンテナポート5を示してもよい。アンテナポート5は、単一レイヤ送信をサポートしてもよい。アンテナポート5は、測定に対してCRSとともに送信されてもよい。DM−RSパターン402は、アンテナポート5に対する時間/周波数リソース要素(RE)位置を示す。別のDM−RSパターンは、別のアンテナポートを示してもよい。
【0061】
図5A〜5Cは、アンテナポートの数に従って構成されてもよい、例示的なCRSパターン502、504、506を示す例示的な図である。CRSに対するRSオーバヘッドは、DM−RSパターンに対するRSオーバヘッドより大きいことがある。
図5A〜Cはそれぞれ、ノーマルCPに対して、1、2、および4アンテナポートに対するCRSパターン502、504、および506を示す。各アンテナポートに対するCRSパターン502、504、506は、時間および/または周波数ドメインで互いに直交してもよい。CRSパターン502、504、506は、いくつかのREを含むリソースブロック(RB)に対するものであってもよい。RBは、12個のサブキャリアを含んでもよい。RBは、たとえば1ミリ秒サブフレームなどの期間にわたって送信されてもよい。RBは、直交周波数分割多重(OFDM)を使用して送信されてもよい。例示的なまCRSパターン502、504、および506は例として提供されており、特定のリソースブロックサイズ、サブフレーム、サブキャリアの数、または本明細書に説明される任意の他の構成に限定されない。
【0062】
図5Aは、1つのアンテナポートに対して実装されてもよい、CRSパターン502を示す。CRSパターン502における各R
0は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート0に対するCRSを示してもよい。R
0は、基地局などの送信デバイスから、WTRUなどの受信デバイスに送信されてもよい。
【0063】
図5Bは、2つのアンテナポートに対して実装されてもよいCRSパターン504を示す。CRSパターン504における各R
0は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート0に対するCRSを示してもよい。CRSパターン504における各R
1は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート1に対するCRSを示してもよい。R
0およびR
1の送信は、RBにおけるいくつかのサブキャリアにわたって交換してもよい。R
0およびR
1は、1または複数のサブキャリアによって分離されてもよい。R
0およびR
1の送信は、同一のサブキャリアに対して期間を通じて交換してもよい。R
0およびR
1の送信は、期間によって分離されてもよい。R
1送信からR
0送信の期間は、R
0送信からR
1送信の期間と異なってよい。R
0およびR
1は、基地局などの送信デバイスからWTRUなどの受信デバイスに送信されてもよい。
【0064】
図5Cは、4つのアンテナポートに対して実装されてもよいCRSパターン506を示す。CRSパターン506における各R
0は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート0に対するCRSを示してもよい。CRSパターン506における各R
1は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよいアンテナポート1に対するCRSを示してもよい。CRSパターン506における各R
2は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート2に対するCRSを示してもよい。CRSパターン506における各R
3は、期間におけるサブキャリア上で送信されてもよい、アンテナポート3に対するCRSを示してもよい。
【0065】
アンテナポート0およびアンテナポート1に対するCRSパターンは、
図5Bに示されるCRSパターン504と同一または類似であってもよい。R
2および/またはR
3は、アンテナポート0およびアンテナポート1に対するCRSパターンで、R
0またはR
1が送信される期間内に隣接する期間で送信されてもよい。R
0、R
1、R
2、および/またはR
3は、基地局などの送信デバイスからWTRUなどの受信デバイスに送信されてもよい。
【0066】
CRSアンテナポートは、他のアンテナポートで送信されたデータによって干渉され得る。アンテナポートの間の干渉を回避するために、CRSアンテナポートが送信されてもよいREに配置されたデータREがミュート(mute)されてもよい。予め定義されたRSシーケンス(たとえば、擬似ランダムなど)が、セル間干渉を最小限にするように、CRSポートに対するRE位置で送信されてもよい。これがチャネル推定精度を改善し得る(たとえばCRSからの)。擬似ランダムシーケンスは、サブフレームにおけるOFDMシンボルレベルに適用されてもよい。シーケンスは、物理セルID、サブフレーム番号、および/またはOFDMシンボルの位置の関数として定義されてもよい。たとえば、物理RB(PRB)あたりにOFDMシンボルにおける複数(たとえば2つ)のCRSアンテナポートが存在してもよい。通信システムにおけるPRBの数は変化してもよい。たとえば、LTE通信システムにおけるPRBの数は、6から110に変化してもよい。RSを含むOFDMシンボルにおけるアンテナポートに対するCRSの数は、2×N
RBであってもよい。シーケンス長は、
【0068】
であってもよい。N
RBは、帯域幅に対応するRBの数を示してもよい。シーケンスは、2進数または複素数であってもよい。シーケンスのm番目の複素シンボルr(m)は、以下の式1で示される。
【0071】
は、通信システムにおける最大帯域幅に対応するRBの数を示してもよく、jは、虚数であってもよい。たとえば、
【0073】
は、LTE通信システムにおいて110であってもよい。cは、長さ31を有する擬似ランダムシーケンスを示してもよい。cは、Goldシーケンス(Gold-sequence)で定義されてもよい。DM−RSが構成される場合、以下の式2が使用されてもよい。
【0076】
は、WTRUに割り当てられたRBの数を示してもよい。示されるように、シーケンス長は、WTRUに割り当てられたRBの数に応じて変化してもよい。
【0077】
RSオーバヘッド全体を減少させるために、DM−RSベースのダウンリンク送信が実装されてもよい。CRSベースのダウンリンク送信は、各物理アンテナポートに対するRSシーケンスを送信してもよい。DM−RSベースのダウンリンク送信は、レイヤの数と同一のRSの数がDM−RSに使用されてもよいので、CRSベースのダウンリンク送信と比較してRSオーバヘッドを減少させ得る。レイヤの数は、物理アンテナポートの数と等しくてもよく、またはそれより小さくてもよい。
【0078】
図6は、複数のレイヤをサポートしてもよい例示的なDM−RSパターン602を示す図である。最大8レイヤがDM−RSパターン602でサポートされてもよい。DM−RSパターン602は、CPを有するサブフレームに対するPRBに含まれてよい。複数のCDMグループが、多重化に使用されてもよい。
図6に示されるように、CDMグループ1はCで示され、CDMグループ2はDで示される。複数のレイヤが、各CDMグループに含まれてよい。最大8レイヤがDM−RSパターン602においてCDMグループ1およびCDMグループ2を使用されて多重化されてもよい。各CDMグループに対するCDM多重化に対して、4×4 Walsh拡散が使用されてもよい。最大4レイヤが各CDMグループに含まれてよい。CDMグループにおける各レイヤは、異なるDM−RSポートをカバーしてもよいコードを含んでもよい。たとえば、コード1、1、1、1は第1のグループを示してもよく、コード1、−1、1、−1は第2のグループを示してもよく、コード1、1、−1、−1は第3のグループを示してもよく、および/またはコード1、−1、−1、1は第4のグループを示してもよい。同様のコードがCDMグループ1およびCDMグループ2に使用されてもよい。各コードは、CDMグループ内での異なるアンテナポートを識別してもよい。
【0079】
DM−RSは復調目的に使用されてもよいので、時間/周波数スパース(sparse)CSI−RSが測定目的に使用されてもよい。CSI−RSは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)領域においてデューティサイクル{5,10,20,40,80}msで送信されてもよい。いくつかのCSI−RSパターンがサブフレームで使用されてもよい。
【0080】
図7A〜7Cは、時間−周波数ドメインにおける例示的なCSI−RSパターンを示す図である。
図7A〜7Cに示されるように、RB702、704、706は、マルチ送信アンテナに対するCSI−RS構成のためのREのセットを含んでもよい。RB702、704、706はまた、CRS708、PDCCH領域710、DM−RS712、および/またはPDSCH714を含んでもよい。
【0081】
図7Aは、2つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対するREのセットを含む例示的なRB702を示す図である。同一の色/影付けを有する各「01」ペアは、CSI−RS構成に対するREのセットを示す。RB702は、サブフレームにおける20個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。ns mod2=0は、サブフレームのスロット(たとえば第1のスロット)を示してもよい。ns mod2=1は、サブフレームの次のスロット(たとえば第2のスロット)を示してもよい。
【0082】
図7Bは、4つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対するREのセットを含む例示的なRB704を示す図である。同一の色/影付けを有する「01」および「23」セットのそれぞれは、特定のCSI−RS構成に対するREのセットを示す。RB704は、サブフレームにおける10個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。
【0083】
図7Cは、8つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対するREのセットを含む例示的なRB706を示す図である。同一の色/影付けを有する「01」、「23」、「45」、および「67」セットのそれぞれは、特定のCSI−RS構成に対するREのセットを示す。RB706は、サブフレームにおける5個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。
【0084】
通信システムで通信を実行するために種々のコードブックが実装されてもよい。コードブックは、基地局とWTRUとの間の通信の変調(たとえばプリコーディング)および/または復調のために使用されてもよい。WTRUは、基地局から通信を受信してもよく、WTRUに送信される通信に対してコードブックベースのプリコーディングを実行するために使用されてもよいフィードバック情報を、基地局に送信してもよい。
【0085】
図8は、フィードバック情報808で実行されてもよいコードブックベースのプリコーディングの例を示す図である。
図8に示されるように、無線通信は、基地局802からWTRU804に送信されてもよい。無線通信は、MIMOチャネル806上で送信されてもよい。基地局802は、複数のデータストリームX
1からX
Mtを送信してもよい。基地局802は、1からNtのいくつかの送信アンテナに対して複数のアンテナポートZ
1からZ
Ntを含んでもよい。WTRU806は、1からNrのいくつかの受信アンテナにおいて信号r
1からr
Nrを受信してもよい。WTRU804は、受信された情報からデータストリーム
【0093】
は、たとえば、最大尤度(ML)受信機および/または最大平均二乗誤差(MMSE)受信機などのMIMO受信機を使用して、判定されてもよい。
【0094】
基地局802は、プリコーディング行列コードブックWを使用してもよいプリコーダを含んでもよい。プリコーディング行列コードブックWは、プリコーディング行列インデックスlにそれぞれ関連付けられてもよい、いくつかのプリコーディング行列Pを含んでもよい。データストリームX
1からX
Mtは、プリコーダにおいて受信されてもよい。プリコーダは、データストリームX
1からX
Mtをプリコーディングするための1または複数のプリコーディング行列を選択してもよい。プリコーディング行列は、WTRU804から受信されたフィードバック情報808に基づいて、プリコーダによって選択されてもよい。フィードバック情報808は、WTRU804により測定されたチャネル状態情報に基づいてもよい。フィードバック情報808は、コードブックにおけるプリコーディング行列インデックスl、チャネル状態情報、および/またはプリコーダによって使用されてもよい、他の情報を含んでもよい。プリコーダは、フィードバック情報808を使用してプリコーディングを実行してもよく、またはプリコーダは、フィードバック情報808を無視してもよい。
【0095】
コードブックWは、いくつかのアンテナポートに対するプリコーディングベクトル/行列のセットを含んでもよい。コードブックWにおける各プリコーディングベクトル/行列は、ランクに使用されてもよい。ランクは、空間ドメインにおけるデータストリームの数を示してもよい。各プリコーディングベクトル/行列は、ランクに対するそれ自体のインデックスlを有してもよい。インデックスlは、好ましいプリコーディングベクトル/行列インデックスまたは判定されたプリコーディングベクトル/行列インデックスを基地局802に通知するために、WTRU804によって使用されてもよい。好ましいまたは判定されたプリコーディングベクトル/行列は、データストリームに対するWTRU804受信機におけるルールに基づいてもよい。インデックスlは、送信に適用されてもよいプリコーディングベクトル/行列をWTRU804に通知するために、基地局802によって使用されてもよい。インデックスlによって識別されるプリコーディングベクトル/行列は、インデックスlを含む送信において使用されてもよい。
【0096】
コードブックベースのプリコーディングは、制御シグナリング/フィードバックオーバヘッドを低下させるために使用されてもよい。コードブックベースのプリコーディングは、非コードブックベースのプリコーディングと比較してプリコーディングベクトル/行列の数が限定されているため、コードブックベースのプリコーディングは性能が低下し得る。以下の表1および表2はそれぞれ、2Txアンテナポートおよび4Txアンテナポートのための例示的なコードブックを示す。
【0098】
表1に示されるように、2Txに対するコードブックは、7つのプリコーディングベクトル/行列を含んでもよい。恒等行列が開ループ送信に使用されてもよい。6つのプリコーディングベクトル/行列が、閉ループ送信に利用されてもよい。
【0104】
として定義されてもよく、Iは、4×4の恒等行列を示してもよい。変数u
nおよびレイヤの数νは、各プリコーディングインデックスおよびランクに対するプリコーディングベクトル/行列生成に対するシード(seed)ベクトルを示してもよい。表2における4Txコードブックは、64個のプリコーディング行列インデックスを有し、16個のプリコーディング行列インデックスが送信ランクに使用されてもよい。上記のコードブックは、定モジュラス(CM:constant modulus)特性、ネスト特性(nested property)、および/または制約付きアルファベットなどの共通の特性を有してもよい。CM特性では、各プリコーディングベクトル/行列の各要素が単位電力(unit power)を有してもよい。ネスト特性では、より低いランクのプリコーディングベクトル/行列が、より高いランクのプリコーディングベクトル/行列の列のサブセットであってもよい。制約付きアルファベットでは、
【0106】
によって、プリコーディングアルファベットが制約されてもよい。
【0107】
CSIフィードバックは、WTRUから基地局に情報を報告するために使用されてもよい。C様々なタイプの報告チャネル、たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および/または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)などが、SIフィードバックに使用されてもよい。表3は、PUCCHおよびPUSCHを使用する例示的な報告モードを示す。
【0109】
PUCCH報告チャネルは、PUSCH報告チャネルより低いフィードバックオーバヘッドを可能にしながら、ロバストなCSIフィードバックを提供してもよい。PUCCH報告チャネルは、周波数非選択および周波数選択スケジューリングモードに使用されてもよい。周波数非選択モードは、広帯域CSI報告を含んでもよい。周波数選択モードは、サブバンドCSI報告を含んでもよい。PUSCHは、周波数選択スケジューリングモードに使用されてもよい。サブバンドCSI報告は、周波数非選択モードにおける広帯域CSI報告と比較して大きなCSIフィードバックオーバヘッドを使用してもよいので、周波数選択モードは、PUSCHに使用されてもよい。PUSCH報告チャネルは、より低い信頼性でより大量のフィードバックオーバヘッドを許容してもよい。PUCCH報告チャネルは、粗い(coarse)リンク適応に対する周期的CSIフィードバックに使用されてもよい。PUSCH報告は、より精密なリンク適応に対して非周期的にトリガされてもよい。
【0110】
CSIフィードバックは、ランクインジケータ(RI:rank indicator)、プリコーダ行列インデックス(PMI:precoder matrix index)、および/またはチャネル品質インジケータ(CQI)の形式で報告されてもよい。RIおよび/またはPMIは、WTRU受信機で計算されてもよい。RIは、予め定義されたコードブックにおいてランクを選択することによって計算されてもよい。PMIは、予め定義されたコードブックにおいてプリコーディング行列を選択することによって計算されてもよい。WTRUは、WTRUスループットを最大限にするRIおよび/またはPMIを判定してもよい。WTRUは、現在の推定されたチャネル状態、および/またはWTRUにおける予め定義されたルールに基づいて、RIおよび/またはPMIを判定してもよい。予め定義されたルールは、サブセット内での固定PMIおよび/もしくはRI値、所望のPMIおよび/もしくはRI値、ならびに/または所望でないPMIおよび/もしくはRI値を示してもよい。PMIおよび/またはCQIは、広帯域、サブバンド、および/またはWTRUに選択されたサブバンドに分類されてもよい。RIは、広帯域方式で報告されてもよい。
【0111】
表4は、送信モードに応じたCSIフィードバックの詳細を示す。
【0113】
周期的フィードバックがPUCCHチャネル上で送信されてもよい。周期的フィードバックは、それが存在するとき、PUSCHチャネル上で送信されてもよい。周期的報告は、異なるタイプの報告のシーケンスを使用してもよい。報告のタイプは、サブバンドCQI報告、広帯域CQI/PMI報告、RI報告、および/または広帯域CQI報告を含んでもよい。表4に示されるように、WTRUはいくつかの送信モードを有してもよい。各送信モードは、非周期的フィードバックおよび/または周期的フィードバックに対する1または複数の報告モードを実装してもよい。
【0114】
送信モード1、2、3、7、および/または8は、非周期的フィードバックに対する報告モード2−0および/または報告モード3−0を使用してもよい。報告モード2−0は、M個の好ましいサブバンドを介して広帯域CQIおよび/またはCQIを使用してもよい、WTRU選択サブバンドCQIモード(WTRU selected subband CQI mode)であってもよい。好ましいサブバンドは、最大CQIを提供するサブバンドを含んでもよい。報告モード3−0は、広帯域CQIおよび/またはサブバンドCQIを使用してもよい、HL構成サブバンドCQIモード(HL configured sub-band CQI mode)であってもよい。CQIは、第1のコードワード(CW)に使用されてもよい。PMIは、報告モード2−0および/または報告モード3−0に使用されなくてもよい。
【0115】
送信モード1、2、3、7、および/または8は、周期的フィードバックに対する報告モード1−0および/または報告モード2−0を使用してもよい。報告モード1−0は、広帯域CQIを使用してもよい広帯域CQIモードであってもよい。報告モード2−0は、WTRU選択サブバンドCQIモードであってもよく、それは、広帯域CQIを使用してもよく、および/または、WTRUが、報告機会に含まれる広帯域の各部分における好ましいサブバンドにおいてCQIを報告してもよい。CQIは、第1のCWに使用されてもよい。PMIは、報告モード2−0および/または報告モード3−0に使用されなくてもよい。
【0116】
送信モード4、6、および/または8は、非周期的フィードバックに対する報告モード1−2、報告モード2−2、および/または報告モード3−1を使用してもよい。報告モード1−2は、各CWにCQIおよび/または各サブバンドにPMIを使用してもよい、広帯域CQI/複数PMIモードであってもよい。報告モード2−2は、全帯域幅およびM個の好ましいサブバンドを介してCWごとのCQIおよび/またはPMIを使用してもよい、WTRU選択サブバンドCQI/複数PMIモードであってもよい。報告モード3−1は、広帯域CQIおよび/またはCWごとのサブバンドCQIを使用してもよい、HL構成サブバンドCQI/単一PMIモードであってもよい。
【0117】
送信モード4、6、および/または8は、周期的フィードバックに対する報告モード1−1および/または報告モード2−1を使用してもよい。報告モード1−1は,広帯域CQIおよび/または単一PMIを使用してもよい。報告モード2−1は、WTRU選択サブバンドCQI/単一PMIモードであってもよく、それは、CWごとの広帯域CQIおよび/またはPMIを使用してもよく、WTRUが、報告に使用されてもよい各帯域幅部分における好ましいサブバンドにおいてCQIを報告してもよい。好ましいサブバンドは、各帯域幅部分における最も高いCQIを提供するサブバンドであってもよい。
【0118】
送信モード5は、非周期的フィードバックに対する報告モード3−1を使用してもよい。報告モード3−1は、広帯域CQIおよび/またはCWごとのサブバンドCQIを使用してもよい、HL構成サブバンドCQI/単一PMIモードであってもよい。
【0119】
図9は、例示的な周期的な報告シーケンスを示すグラフ902である。グラフ902は、時間経過とともにフィードバックを報告するための期間を示す。グラフ902に示されるように、フィードバック報告は、基準サブフレーム904から測定されてもよい。RIオフセット906は、基準サブフレーム904からRI値までが測定されてもよい。1または複数のWB CQIおよび/またはPMI値はRI値の後に報告されてもよい。WB CQIおよび/またはPMI値は、基準サブフレーム904から測定されたCQIオフセット908の後に報告されてもよい。1または複数のSB CQI値は、WB CQIおよび/またはPMI値の後に報告されてもよい。
【0120】
各フィードバックタイプは、フィードバックタイプに関連付けられたフィードバックサイクルの後に再度報告されてもよい。RIは、RIサイクル910の後に再度報告されてもよい。RIサイクル910は、H×MRI×NPの遅延を含んでもよく、NPおよびMRIは、より上位のレイヤのシグナリングによって構成されてもよいインデックスであってもよい。WB CQIおよび/またはPMIは、WB CQIおよび/またはPMIサイクル912の後に再度報告されてもよい。WB CQIおよび/またはPMIサイクル912は、H×NPの遅延を含んでもよい。Hは、J×K+1により計算されてもよく、Jは帯域幅部分の数であってもよく、および/またはKは反復の数であってもよい。Hは、WB CQIまたはPMIの後に報告されたSB CQIがない場合に1の値であってもよい。SB CQIは、SB CQIサイクル914の後に再度報告されてもよい。SB CQIサイクルは、NPの遅延を含む。
【0121】
PUSCHは、サブバンド報告に使用されてもよい。PUCCHは、広帯域報告に使用されてもよい。非周期的フィードバックは、DCI形式0またはDCI形式4によって要求されてもよい。非周期的フィードバックは、CQI要求ビットが設定されたときに要求されてもよい。それは、PUSCH上で送信されてもよい。周期的PUCCHフィードバックは、他のフィードバックタイプを含むように拡張されてもよい。フィードバックタイプは、WTRU選択サブバンドに対するCQIフィードバック、サブバンドCQIおよび第2のPMIフィードバック、広帯域CQIおよびPMIフィードバック、広帯域PMIフィードバック、RIフィードバック、広帯域CQI、RIおよび広帯域PMIフィードバック、ならびに/またはRIおよびプリコーディングタイプインジケータ(PTI)フィードバックを含んでもよい。RIおよびPTIフィードバックを含む報告では、8Txプリコーダが二重(dual)コードブックで定義されてもよいため、PTIは8個の送信アンテナポートに使用されてもよい。
【0122】
通信システムにおいて、複数アンテナ送信方式(たとえばMIMO方式)が、種々のWTRUチャネル特性および/またはシステム環境を処理するために使用されてもよい。これらの方式は、開ループ方式および/または閉ループ方式に分類されてもよい。閉ループ方式は、WTRUからのCSIフィードバックを使用してもよい。CSIフィードバックは、たとえば、チャネル状態に応じてプリコーディング重みおよび/またはランクを最適化することによって、ピーク/平均データレートを増大させるために使用されてもよい。開ループ方式は、CSIが基地局で使用不可能であり得るときにロバスト性を提供してもよい。通信システムにおいて、コードブックベースのプリコーディングは、閉ループ複数アンテナ送信方式として採用されてもよい。時空間ブロックコードおよび/または巡回遅延ダイバーシティ(CDD)ベースのプリコーディングが、開ループ方式に使用されてもよい。
【0123】
時空間ブロック符号化が、いくつかのアンテナにわたる空間変調でデータストリームの複数のコピーを送信することにより、空間ダイバーシティ利得を増大させるために使用されてもよい。WTRUは、データ転送の信頼性を改善し得る異なる空間チャネルを通じて、データストリームを受信してもよい。1つの空間チャネルが重大なフェージングにさらされている場合に、別の空間チャネルでデータストリームを受信するのにより高い機会があるため、データ転送の信頼性が改善され得る。CRSポート{0,1}が復調に使用されてもよい2Tx用の時空間周波数ブロックコードの例は、以下の式3で示されてもよい。
【0125】
CRSポート{0,1,2,3}が復調に使用されてもよい、4Txに対する時空間周波数ブロックコードの例は、以下の式4で示されてもよい。
【0127】
式3および式4において、*は複素共役を示してもよく、Sはシンボルを示してもよい。
【0128】
巡回遅延ダイバーシティ(CDD)は、OFDMサブキャリアごとに異なる位相遅延(たとえば巡回位相遅延)を適用することによって実装されてもよい、送信ダイバーシティメカニズムであってもよい。CDDは、2つの空間経路の間のダイバーシティを増大させるために空間多重化に使用されてもよい。たとえば、1つのアンテナがデータのコピーを送信してもよく、別のアンテナがデータの巡回シフトされたバージョンを送信してもよい。CDDベースのプリコーディングでは、時間遅延ダイバーシティが周波数選択性を増大させてもよい。時間遅延ダイバーシティは、チャネルの周波数選択性を増大させてもよい受信機における遅延信号を組み合わせることによって、周波数選択性を増大させてもよい。
【0129】
表5は、例示的な送信モードおよび関連付けられたPDSCH送信に対するDL MIMO送信方式を示す。
【0131】
1から6の送信モードは、復調および/または測定にCRSを使用してもよい。送信モード7および/または8では、CRSが測定に使用されてもよく、および/またはDM−RSが復調に使用されてもよい。送信モード9は、復調にDM−RS、および/または測定にCSI−RSを使用してもよい。対応する送信モードがPDSCH送信に対して構成される場合に、表5に従って、MIMO送信方式がPDSCH送信に適用されるとき、同一のMIMO送信方式が、他のタイプの送信、たとえば、BCHおよび/またはL1/L2制御シグナリングに適用されてもよい。したがって、送信ダイバーシティは、使用されてもよい物理ダウンリンク共有チャネル送信モードに関わらず、制御チャネルに適用されてもよい。送信ダイバーシティは、同一の情報担持信号により変調されており、それらの送信特性が変化してもよい複数のソースから発信する信号を使用してもよい。送信ダイバーシティは、無線複数経路チャネルからの悪影響を克服するために使用されてもよい。ダイバーシティ送信および受信を使用するとき、受信された信号の改善の量は、MIMOチャネルの自由度、および/または送信アンテナの相関特性に応じて変化してもよい。MIMO送信方式は、送信モードに関連付けられてもよいが、送信モード3から9は、送信モード再構成なしに送信ダイバーシティにフォールバックしてもよい。
【0132】
2次元アンテナ構成は、無線通信システムにおける通信に対して実装されてもよい。アンテナは、垂直ビーム幅および/または水平ビーム幅を有するビームを形成してもよい、反射器の前に垂直のスタックされたダイポールまたはパッチ要素の列を含んでもよい。ダイポールの列は、4つの垂直のスタックされたダイポールを含んでもよい。ビームは、およそ10〜15度の垂直ビーム幅、および/または約75度の水平ビーム幅であってもよい。2次元アンテナは、セルセクタをカバーするために使用されてもよい。セルセクタは、120度のセクタであってもよい。アンテナエリアは、水平および/または垂直の寸法で増大または減少されてもよい。アンテナエリアは、増大および/または減少されてもよく、依然として同一のセクタをカバーしてもよい。このアンテナ構成は、グリッドアンテナまたは平面アレイアンテナと称されてもよい。アンテナ要素は、基地局において(たとえばXZ平面で)均一に分散されてもよい。
【0133】
電気ダウンチルト(electrical down-tilt)が、同一の信号の適切に位相調整されたレプリカを2つまたは3つのベースラインアンテナに供給することによって適用されてもよい。適切な位相オフセットは、以下の式5によって与えられてもよい。
【0135】
θ
downtiltダウンチルトはダウンチルト角であってもよく、d
zはZ平面におけるベースラインアンテナの間の距離であってもよく、および/または、ラムダは波長であってもよい。有効な経路損失をダウンチルトすることにより、傾斜が増大されてもよく、それは、セルの隔離を増大させてもよく、増大されたセル負荷を可能にしてもよい。ダウンチルトの使用は、増大されたネットワーク容量をもたらしてもよい。アンテナを水平にスタックすることにより、スマートアンテナ技法のために使用されてもよいアンテナアレイが形成されてもよい。1つのそのような技法はビームフォーミングを含んでもよく、それにより、移動局に送信される信号は、移動局の位置に応じて位相調整されてもよい。ビームフォーミングは、以下の式6を使用して実行されてもよい。
【0137】
φ
MSはWTRUの方位角であってもよく、および/または、d
xはX平面におけるベースラインアンテナ間の距離であってもよい。このアンテナ構成では、MIMOチャネルの共分散が、チャネル状態情報のWTRUフィードバックのために実装されてもよい構造を有してもよい。
【0138】
図10A〜l0Cは、ビームフォーミングの例示的な形態を示す。
図10Aは、XZ平面上の均一平面アレイ(UPA)の例を示すグラフ1002である。グラフ1002は16個のポイントを含む。各ポイントは、2次元アンテナ構成におけるアンテナポートを示してもよい。4つのアンテナが、グラフ1002の各行で送信するように構成されてもよい。4つのアンテナは、グラフ1002の各列で送信のためにスタックされてもよい。距離dxは、x軸上の2つの隣接アンテナポートの間の距離であってもよい。距離dzは、z軸上の2つの隣接アンテナポートの間の距離であってもよい。
【0139】
図10Bは、垂直ビームフォーミングの例を示すグラフ1004である。グラフ1004はz軸上に4つのポイントを含む。z軸上の各ポイントは、垂直アンテナ構成におけるアンテナポートの位置を示してもよい。4つのアンテナは、グラフ1004において送信のためにスタックされてもよい。距離dzは、z軸上の2つの隣接アンテナポートの間の距離であってもよい。
【0140】
図10Cは、水平ビームフォーミングの例を示す。グラフ1006はx軸上の4つのポイントを含む。x軸上の各ポイントは、水平アンテナ構成におけるアンテナポートの位置を示してもよい。4つのアンテナは、グラフ1004において送信に対して調整(aligned)されてもよい。距離dxは、x軸上の2つの隣接アンテナポートの間の距離であってもよい。
【0141】
3次元チャネルモデリングにおいて、デパーチャ角および到来角は、XY平面における方位角および/またはZ軸に対する仰角を使用してモデル化されてもよい。XYZ平面(たとえばデカルト座標)は、球面座標に変換されてもよい。
図11は、チャネルモデルのための3次元球面座標系の例を示す図である。
図11に示されるように、送信面が3次元特性を含んでもよい。通信面における送信波1102は、XY平面1104上のx軸から角度φにおいて位置してもよい。送信波は、z軸から角度θに上げられてもよい。
【0142】
3次元チャネルモデルをモデル化するとき、モバイルアンテナの全(full)3Dアンテナ応答が考慮されてもよい。クラスタnについてのTxアンテナ要素sからRxアンテナ要素へのチャネル係数(たとえばWINNER−IIチャネルモデル)は、以下の式7に示されるように与えられてもよい。
【0147】
に対応する到来角(AoA)単位ベクトルまたは波数であってもよく、
【0149】
は、それぞれデパーチャ角(AoD)単位ベクトルであってもよく、°は、アダマール(Hadamard)ベクトル演算で示されてもよく、v
n,mは、光線n,mのドップラー周波数であってもよく、r
s,r
uは、それぞれ、XYZ平面(デカルト座標)における要素sおよびuの位置ベクトルであってもよく、および/またはスカラーは、(たとえば、球成分における応答ベクトルを表すことにより)以下の式8に示されるように表されてもよい。
【0158】
は、それぞれ、光線n,mの垂直対垂直および垂直対水平偏波の複素利得であってもよく、ζは、Z軸から傾けられた偏波ベクトルpを有する理想的ダイポールアンテナの角度であってもよい。τ
n,mは、n番目のクラスタにおけるm番目のマルチパス遅延であってもよい。
【0159】
図12は、3次元チャネルモデルの例を示す図である。3次元チャネルモデルは、基地局1202からWTRU1204に送信されてもよい通信を示す。基地局1202は、複数のアンテナから情報を送信してもよい。送信は、XY平面1206上の異なる経路に沿って送信されてもよい。3次元平面のz軸上で仰角特性が測定されてもよい。送信は、それらの経路に沿った初期の送信方向および/または干渉に基づいて3次元平面に沿って異なる方向に散乱してもよい。散乱された送信は、クラスタ1208などのクラスタにグループ分けされてもよい。散乱された送信は、WTRU1204において複数のアンテナにおいて受信されてもよい。
【0162】
は、u番目のアンテナ要素におけるm番目の経路の受信のn番目のクラスタの到来の仰角(たとえば垂直角)(EAoA)であってもよく、
【0164】
は、s番目のアンテナ要素におけるm番目の経路の送信のn番目のクラスタのデパーチャ仰角(EAoD)であってもよい。
【0166】
は、s番目のアンテナ要素におけるm番目の経路の送信のn番目のクラスタのデパーチャ方位角(A−AoA)であってもよい。
【0168】
は、u番目のアンテナ要素におけるm番目の経路の送信のn番目のクラスタのデパーチャ方位角(A−AoD)であってもよい。
【0170】
は、m番目の経路のn番目のクラスタのAoA単位ベクトルであってもよい。
【0172】
は、m番目の経路のn番目のクラスタのAoD単位ベクトルであってもよい。r
sは、散乱の半径であってもよい。d
uは、受信アンテナ間隔であってもよい。d
sは、送信アンテナ間隔であってもよい。
【0173】
N
cクラスタがある場合、3次元MIMOチャネルモデルは、
【0175】
として表されてもよい。都市マクロセルチャネル(urban macro-cell channel)の場合、クラスタの数は1であると想定されてもよく、たとえば、s送信アンテナとu受信アンテナとの間のチャネル係数は、
【0177】
と等しくてよい。下付き表記nは、都市マクロセルチャネルに対して省略(dropped)されてもよく、3Dチャネルモデルは、以下の式9に示されるように単純化される。
【0179】
2次元アンテナ構成は、水平および/または垂直次元でアンテナを実装することにより、限られた空間を有する基地局送信機における多数のアンテナからのマルチアンテナ送信を可能にしてもよい。プリコーダは、水平および/または垂直ビームフォーミングをサポートしてもよい。送信機は、水平および/または垂直ビームフォーミングをサポートしてもよい。コードブックは、水平および/または垂直ビームフォーミングが2次元アンテナ構成で実装されたとき、多数のアンテナポート(たとえば、8つより多いアンテナポート)をサポートしてもよい。関連付けられたCSIフィードバックプロシージャが、水平および/または垂直ビームフォーミングに使用されてもよい。
【0180】
基準信号は、2次元アンテナ構成を使用して、WTRUがCSIフィードバックを報告するために実装されてもよい。2次元アンテナ構成では1次元アンテナ構成と比較して多数の(たとえば8より多い)アンテナポートがあるため、アンテナポートの数が増大するに従って、基準信号オーバヘッドが増大し得る。基準信号オーバヘッドは、性能への影響を最小限にしながら、2次元アンテナ構成において減少されてもよい。
【0181】
2次元アンテナ構成が実装されたとき、送信方式は3次元MIMOを実装してもよい。送信ダイバーシティ方式は、2つまたは4つのアンテナポートなど、複数のアンテナポートをサポートしてもよい。空間周波数ブロックコード(SFBC)が、たとえば、式3に示されるように、2つのアンテナポートの場合に使用されてもよい。SFBCと周波数交換送信ダイバーシティ(FSTD:frequency-switched transmit diversity)との組み合わせが、たとえば、式4に示されるように、4つのアンテナポートの場合に使用されてもよい。送信ダイバーシティ方式は、アンテナに対して実装されてもよい。送信ダイバーシティ方式は、WTRU受信機においてチャネル推定を実行するためにCRSを使用してもよい。復調に対して送信されてもよいスタンドアロンキャリアタイプ(CT:carrier type)は、CRS以外の基準シグナリングに依拠してもよく、したがって、非CRSベースの送信ダイバーシティ方式が実装されてもよい。スタンドアロンCTは、復調に対してCRSを送信しなくてよい。2次元アンテナ構成での送信ダイバーシティ方式は、制御チャネルに適応するように実装されてもよい。2次元アンテナ構成での送信ダイバーシティ方式は、PDSCH送信からのフォールバック送信を実装してもよい。マルチユーザMIMO(MU−MIMO)送信方式が、水平ドメインにおいて実装されてもよい。2次元アンテナ構成でのMU−MIMO送信方式は、2次元空間ドメインでMUダイバーシティを活用するために使用されてもよい。
【0182】
N
h×N
vアンテナ要素/ポートが基地局で使用される場合、アンテナポートに対するプリコーディング重みがビームを形成するように定義されてもよく、ここで、N
hおよびN
vはそれぞれ、水平ドメインおよび垂直ドメインにおけるアンテナ要素/ポートの数を示してもよい。2次元ドメインにおける送信アンテナ要素/ポートの総数は、Nt=N
h×N
vであってもよい。複数のレイヤ(たとえば、複数のランクまたは複数のデータストリーム)が送信される場合、プリコーディング重みがレイヤごとに使用されてもよい。これは、N
h×N
v×N
rankプリコーディング重みを求めてもよく、ここで、N
rankは、複数の送信アンテナポートを通じて、同一の時間/周波数リソースでともに送信される送信レイヤまたはデータストリームの数であってもよい。ランクは、交換可能に使用されてもよい、いくつかのデータストリームおよび/またはいくつかのレイヤを含んでもよい。
【0183】
N
h×N
vのアンテナ構成は、WTRUに示されてもよい。WTRUは、予め定義されたサブフレームで送信されてもよいブロードキャストチャネルまたは基準信号からアンテナポートの数を測定するために、ブラインド検出(blind detection)を使用してもよい。ブロードキャストチャネルは、アンテナポートの数を示してもよいマスタ情報ブロック(MIB)および/またはシステム情報ブロック(SIB)を含んでもよい。SIBはSIB−xであってもよく、ここで、xはSIBに関連付けられた数を示してもよい。たとえば、SIB−xは、SIB−1からSIB−12のSIBの数であってもよい。WTRUは、ブロードキャストチャネルからアンテナ構成情報を受信してもよい。WTRUは、たとえばRRCレイヤシグナリングのような、より上位のレイヤのシグナリングから、アンテナ構成情報を受信してもよい。WTRUは、アンテナ構成を暗黙的に検出してもよい。WTRUは、CSI−RSの構成に基づいてアンテナ構成を暗黙的に検出してもよい。非ゼロ電力CSI−RS構成は、アンテナ構成を含んでもよい。
【0184】
コードブックベースのプリコーディングは、データストリームを多重化(たとえばプリコーディング)するため、および/または送信前にビームを形成するために、たとえば基地局などの送信機ユニットによって使用されてもよい。ビームは、WTRUからの限られたCSIフィードバックを用いて形成されてもよい。コードブックベースのプリコーディングは、受信されたデータストリームを逆多重化するために、たとえばWTRUなどの受信ユニットによって使用されてもよい。受信ユニットは、WTRUで推定された現在のチャネル条件に基づいて判定および/または選択されてもよいコードブックにおけるプリコーダ情報を示してもよいフィードバックを、送信ユニットに送信してもよい。WTRUは、PMIを判定および/または選択してもよい。PMIは、WTRUにおいて予め定義された条件を満たしてもよい。たとえば、PMIは、測定されたチャネルを有する最も高いスループット性能を提供するために使用されてもよいコードブックにおけるプリコーダベクトル/行列を示してもよい。予め定義された条件は、最も高いスループット性能および/または望まれていないPMI値などを提供するために使用されてもよいコードブックのサブセットにおけるPMI値を示してもよい。
【0185】
コードブック構造またはプリコーダ構造は、複数の成分を含んでもよい。N
h×N
v×N
rankプリコーディング重みは、複数のコードブック成分の合成を使用して判定されてもよい。複数のコードブック成分の合成は、コードブック成分の1または複数からの1または複数のプリコーディング重みの合成によって、N
h×N
v×N
rankプリコーディング重みが判定されてもよいことを示唆してもよい。たとえば、N
h×N
vプリコーディング重みは、第1のコードブック成分からのプリコーディング重みの数N
h、および第2のコードブック成分からのプリコーディング重みの数N
vによって判定されてもよい。コードブック構造は、2つ以上のコードブック成分を含んでもよい。2次元アンテナ構成に対する複合コードブックV
cは、垂直コードブックV
vおよび水平コードブックV
hなどの2つの成分コードブックの関数として定義されてもよい。垂直コードブックV
vは、垂直アンテナに対するコードブックを意味してもよい。水平コードブックV
hは、水平アンテナに対するコードブックを意味してもよい。複合コードブックは、V
c=f(V
hV
v)として表されてもよく、ここで、クロネッカー積がf(・)に対する関数として使用されてもよい。クロネッカー積がf(・)に関する関数として使用される場合、合成プリコーダコードブックは、
【0187】
として表されてもよい。関数f(・)の別の例は、行列の内積であってもよい。
【0188】
複数の関数f(・)が使用されてもよい。たとえば、システム構成は、複合コードブックVcを形成するためにどの関数が使用されてもよいかを暗黙的に定義してもよい。システム構成は、アンテナポートの数、アンテナ構成、および/または送信モードを含んでもよい。アンテナポートの数は、垂直アンテナの数および/または水平アンテナの数を示してもよい。アンテナ構成は、1次元アンテナ構成、2次元アンテナ構成、または他のアンテナ構成を示してもよい。送信モードは、PDSCH送信に対して構成されてもよい。指示ビットが、アンテナ構成を示してもよいブロードキャストチャネル、またはより上位のレイヤのシグナリング(たとえばRRC)に含まれてよい。ブロードキャストチャネルは、MIBまたはSIB−xを含んでもよい。
【0189】
示されたアンテナ構成は、受信ユニットにおいてコードブック構造を判定するために使用されてもよい。コードブックは、クロネッカー積ベースの多成分コードブックであってもよい。クロネッカー積は、コードブック成分の合成として使用されてもよい。たとえば、2つのコードブック成分が、第1の成分コードブックおよび第2の成分コードブックとして定義されてもよい。1つの成分コードブックが水平コードブックV
hであってもよく、および/または別の成分コードブックが垂直コードブックV
vであってもよい。水平コードブックV
hは、水平ドメインN
hでのアンテナ要素/ポートの数に対するベクトルまたは行列であってもよい。垂直コードブックV
vは、垂直ドメインN
vでのアンテナ要素/ポートの数に対するベクトルまたは行列であってもよい。クロネッカー積を使用して、複合コードブックV
cが以下の式10に示されるように定義されてもよい。
【0192】
は、クロネッカー積を示してもよい。単一レイヤ(たとえばランク−1)送信の場合、複合コードブックV
cに対するN
t×1プリコーディング重みは、水平コードブックV
hおよび垂直コードブックV
vのクロネッカー積から生成されてもよく、水平コードブックV
hおよび垂直コードブックV
vはそれぞれ、N
h×1ベクトルおよびN
v×1ベクトルであってもよい。垂直および水平ドメインにおけるアンテナインデックス付けに従って、クロネッカー積の順序は、以下の式11に示されるように逆に変更されてもよい。
【0194】
成分コードブックは、1より高いランク送信に基づくベクトルまたは行列であってもよい。ランクは、水平ドメインおよび/または垂直ドメインにおけるデータストリームの数を含んでもよい。水平ドメインでは、最大送信ランクは、min(N
h,N
r)であってもよくここで、N
rは、受信ユニットにおけるアンテナの数を示してもよい。例示的なコードブックが表6に示されるが、ここでは、水平ドメインおけるアンテナの数N
hおよび垂直ドメインにおけるアンテナの数N
vは、同一のであってもよく、またはそうでなくてもよい。
【0196】
表6に示されるコードブックは、水平ドメインにおける送信に対して拡張されてもよい。垂直ドメインでは、最大送信ランクはmin(N
v,N
r)であってもよい。垂直ドメインにおける送信に対するコードブックは、表6に示されるコードブックと同様に拡張されてもよく、
【0198】
は、より高いランクの送信に対して固定されてもよく、垂直コードブックV
vは、
【0200】
としてランクに応じて判定されてもよい。
【0201】
ランクは、垂直および水平ドメインにおいてコードブックにおいて拡張されてもよい。最大送信ランクはmin(N
t,N
r)であってもよい。コードブックの部分は、たとえば、ランクが2より高いときなどに、奇数番号ランクおよび/または偶数番号ランクに対して実装されてもよい。表7は、奇数番号ランクおよび偶数番号ランクに対するコードブック例を示す。表7に示されるように、複合コードブックは、偶数番号ランクについて
【0203】
として定義されてもよい。奇数番号ランクに対して、コードブックは、偶数番号ランクコードブックと奇数番号ランクコードブックとの組み合わせであってもよい。表7は、偶数番号ランクと奇数番号ランクがどのように組み合わされてもよいかの例を示す。やはり
図7に示されるように、N
rankに関してのコードブックが定義されてもよく、コードブックにおけるより低いランクは、コードブックにおけるN
rankの列サブセットであってもよい。たとえば、ランク3コードブックは、たとえば、N
rankコードブックが3より大きいときなどに、N
rankコードブックの3つの列を選択することによって定義されてもよい。表7は、ランクに基づいて複合コードブックV
cを計算するための複数の例を示しているが、1または両方の例が、複合コードブックV
cを計算するためのコードブックに含まれてもよい。
【0205】
水平コードブックV
hおよび垂直コードブックV
vは、同一のコードブック構造を有してもよい。アンテナ要素/ポートの数(たとえば、N
hおよび/またはN
v)が2より大きい場合、成分コードブックは副成分コードブック(sub-component codebook)に分割されてもよい。水平ドメインに対する副成分コードブックは、w
hと称されてもよい。垂直ドメインに対する副成分コードブックは、w
vと称されてもよい。複合コードブック構造は、
【0211】
であり、関数g(・)は、副成分コードブックを有する成分コードブック構造を判定する関数を示す。関数g(・)がクロネッカー積ベースのコードブックである場合、複合コードブックVcは、
【0213】
として表されてもよい。成分コードブックに対するクロネッカーベースのコードブックが本明細書に説明されるように判定される場合、水平ドメインw
hに対する副成分コードブックおよび/または垂直ドメインw
vに対する副成分コードブックは、偏波アンテナ要素/ポートから送信された信号の位相を変化させるために使用されてもよい、共位相(co-phasing)ベクトル/行列であってもよい。位相は、ビーム利得を増大させるように偏波アンテナ要素/ポートにおいて送信に対して調整(aligned)されてもよい。プリコーディングベクトル/行列
【0215】
は、水平ドメインに対応してもよい複合コードブックV
cの部分についてのプリコーディングベクトル/行列であってもよい。プリコーディングベクトル/行列
【0217】
は、N
h/2のプリコーディングベクトル/行列であってもよい。プリコーディングベクトル/行列
【0219】
は、垂直ドメインに対応してもよい複合コードブックV
cの部分についてのプリコーディングベクトル/行列であってもよい。プリコーディングベクトル/行列
【0221】
は、N
v/2のプリコーディングベクトル/行列であってもよい。
【0222】
g(・)は、表8に示される形式の少なくとも1つとして定義されてもよい。共位相副成分コードブックw
hは、
【0224】
として表現されてもよく、ここで、αは、偏波アンテナ要素/ポート(たとえば、V−polおよびH−pol)から送信された信号の位相を変化させるために使用されてもよい、共位相値を示してもよい。位相は、ビーム利得を増大させるように偏波アンテナ要素/ポートにおいて送信に対して調整されてもよい。表8に示されるコードブック構造は、1アンテナ次元またはマルチアンテナ次元などにおいて、交差偏波アンテナ要素に対して使用されてもよい。
【0228】
,k=0,1,…,N
C−1として定義されてもよく、ここで、N
Cは、副成分共位相コードブックのサイズを示してもよく、jは、虚数値であってもよい。
【0229】
コードブック構造は、多次元(たとえば2次元)交差偏波アンテナ構成に対して実装されてもよい。成分コードブックがクロネッカー積ベースで定義された場合、2次元交差偏波アンテナ構成に対する複合コードブックV
cは、以下の式12に示されるように定義されてもよい。
【0233】
、k=0,1,…,N
C−1の1つであってもよい。偏波アンテナ間のアンテナ相関は、同偏波アンテナに対して比較的低くてもよい。複合コードブックVcは、以下の式13に示されるように表されてもよい。
【0235】
共位相ベクトルのセットがコードブックに含まれてもよい。共位相ベクトルは、コードブックの各副成分コードブックに対して選択されてもよい。表9は、コードブックとしての共位相ベクトルの例を示す。共位相ベクトルは、より高い(たとえば1より高い)ランクの送信をサポートするように行列に拡張されてもよい。たとえば、1次元送信に対して、水平または垂直ドメインにおいて共位相ベクトルが使用されてもよく、2次元送信に対して、水平および垂直ドメインにおいて共位相行列が使用されてもよい。インデックスが、共位相ベクトルおよび/または共位相行列を示すために使用されてもよい。インデックスは、復調に使用するために、共位相ベクトルおよび/または共位相行列を示すために、基地局からWTRUに送信されてもよい。インデックスは、好ましい共位相ベクトルおよび/または共位相行列を示すために、WTRUから基地局にフィードバック情報で送信されてもよい。表9は、1次元および2次元アンテナ構成に対するコードブックを示すが、コードブックは2次元アンテナ構成を超えて(past)拡張されてもよい。複合コードブックは、
【0239】
アンテナ分割(antenna partitioning)ベースの多成分コードブックが使用されてもよい。多次元(たとえば2次元)アンテナ構成に対するアンテナ分割行列が、送信に対するアンテナポートのサブセットを選択するために使用されてもよい。WTRUは、減少された数のアンテナポートに対するプリコーディング重みを報告してもよく、これは、CSIフィードバック計算の複雑さの低減することができ、および/または柔軟なマルチユーザスケジューリングを可能にする。
【0240】
アンテナ分割行列は、N
h×N
vまたはN
v×N
h行列として定義されてもよい。行列における各アンテナポートは、どのアンテナポートが選択されるかを示す「0」または「1」を有してもよい。たとえば、4×4の2次元アンテナ構成が使用される場合、アンテナ分割行列のセットは、表10に示されるようにコードブックとして定義されてもよい。
【0242】
アンテナ分割行列は、N
t×N
t対角行列(diagonal matrix)として定義されてもよい。対角要素(diagonal elements)は、アンテナポートの選択に応じて「0」または「1」であってもよい。A
p=diag(A)が、対角アンテナ分割行列を表現するために使用されてもよい。たとえば、インデックス0のアンテナ分割行列(A)が、対角アンテナ分割行列(A
p)として表されてもよく、これは、水平第1(horizontal first)または垂直第1(vertical first)マッピングとしてのマッピングルールに従って表されてもよい。水平第1マッピングが使用される場合、インデックス0についての対角アンテナ分割行列A
pは、A
p=diag([1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0])として表されてもよく、行列の第1の行の後に行列における後続の行が続いてもよい。垂直第1マッピングが使用される場合、対角アンテナ分割行列A
pは、A
p=diag([1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0])として表されてもよく、行列の第1の列の後に行列における後続の列が続いてもよい。アンテナ分割行列が構成された場合、受信デバイスは、アンテナポートの分割された数N
Lからチャネルを測定してもよく、この数は、アンテナ分割行列における非ゼロ要素の数と同一であってもよい。
【0243】
アンテナ分割は、複数のアンテナ分割セットを使用して実行されてもよい。セットは互いに排他的であってもよく、したがって、1つのセットにおけるアンテナポートは別のセットでは除外されてもよい。各アンテナ分割セットの結合(union)が、N
h×N
vアンテナポートとなってもよい。たとえば、表10におけるアンテナ分割セット{インデックス4、インデックス5、インデックス6、およびインデックス7}は、選択されたアンテナ分割セットであってもよい。選択されたアンテナ分割セットは、WTRUに示されてもよい。選択されたアンテナ分割セットは、明示的または黙示的に示されてもよい。WTRUは、望まれるアンテナ分割セットを基地局に、フィードバック情報を介して示してもよい。
【0244】
コードブックは、アンテナ分割行列のセットに対して確立されてもよい。アンテナ分割行列のセットは、コードブックの一部として考えられてもよい。WTRUは、アンテナ分割行列に対するインデックス、および/または報告されるアンテナ分割行列に基づいて計算されてもよい、PMIを報告してもよい。アンテナ分割行列のセットは、行列における各要素が値「0」を有する行列を含んでもよい。アンテナ分割行列における各要素は、アンテナポートを示してもよい。WTRUが、行列における各要素が値「0」を有するアンテナ分割行列により構成される場合、WTRUはCSIを報告するのを控えてもよく、および/または、WTRUはCSI−RSを測定してもよい。アンテナ分割行列のセットは、行列における各要素が値「1」を有する(たとえば、表10のインデックス7に示されるような)行列を含んでもよい。WTRUが、行列における各要素が値「1」を有するアンテナ分割行列により構成される場合、WTRUは、アンテナ分割なしにアンテナに対するCSIを報告してもよい。セットにおける少なくとも1つのアンテナ分割行列が、水平アンテナを選択するために使用されてもよい。表10では、インデックス0が、水平アンテナを選択するために使用されてもよい、アンテナ分割行列であってもよい。セットにおける少なくとも1つのアンテナ分割行列が、垂直アンテナを選択するために使用されてもよい。表10では、インデックス1が、垂直アンテナを選択するために使用されてもよい、アンテナ分割行列であってもよい。アンテナ分割行列を使用する、選択された数のアンテナポートは、アンテナポートのセットのうちの1つであってもよく、アンテナポートのセットは、たとえば、{1,2,4,8,16,64}を含んでもよい。
【0245】
関連付けられたコードブックは、選択されたアンテナ分割行列に対して異なってもよい。WTRUは、アンテナ分割または選択されたアンテナサブセットに応じて、関連付けられたコードブックを判定してもよい。関連付けられたコードブックは、アンテナポートの数、コードブック構造、および/またはコードブックタイプに関して異なってもよい。アンテナ分割行列インデックスがアンテナ次元を2次元から1次元に(たとえば、表10におけるインデックス0およびインデックス1など)減少させる場合、コードブックV
cは本明細書に説明されるように定義されてもよい。たとえば、2次元行列の第2の次元が、表10におけるインデックス0に示されるように、水平次元に減少された場合、コードブックは、V
c=V
h(i
h)として定義されてもよく、i
hは、水平コードブックV
hに対するインデックスを示してもよい。2次元行列の第2の次元が、表10におけるインデックス1に示されるように、垂直次元に減少された場合、コードブックは、V
c=V
v(i
v)として定義されてもよく、i
vは、垂直コードブックV
vに対するインデックスを示してもよい。
【0246】
表11は、アンテナ分割行列に従って使用されてもよい3つのタイプの複合コードブックを示す。
【0248】
表11における複合コードブックが実装されると、関連付けられたコードブックによるCSI報告タイプが表12に示されるように定義されてもよい。
【0250】
WTRUがアンテナポートの分割された数N
LからCSIを測定する場合、アンテナポートの分割された数N
Lに使用されるコードブックは、表11に示されるように、アンテナ分割行列インデックスに応じて異なってもよい。たとえば、アンテナポートの分割された数N
Lが、水平ドメインにおいてアンテナポートを含む場合、インデックスセット1は、水平コードブックV
hにおける好ましいプリコーディングベクトル/行列を示すために使用されてもよい。アンテナポートの分割された数N
Lが、垂直ドメインにおいてアンテナポートを含む場合、インデックスセット2は、垂直コードブックV
vにおける好ましいプリコーディングベクトル/行列を示すために使用されてもよい。アンテナポートの分割された数N
Lが、水平ドメインおよび垂直ドメインにおいてアンテナポートを含む場合、インデックスセット3は、水平および垂直成分コードブックの複合コードブックf(V
h,V
v)を示すために使用されてもよい。複合コードブック構造は、
【0252】
である場合、アンテナ分割行列による関連付けられたコードブックは、表13に示されるように判定または定義されてもよい。
【0254】
表13に示されるように、コードブック構造は、多次元アンテナ構成における候補から判定されてもよい。コードブック構造は、アンテナ分割行列により選択されたアンテナのサブセットに応じて判定されてもよい。アンテナ偏波は、交差偏波アンテナ設定において垂直偏波に対するV−polおよび/または水平偏波に対するH−polとして示されてもよい。V−polアンテナポートおよび/またはH−polアンテナポートがアンテナ分割行列により選択される場合、共位相副成分プリコーダインデックスはWTRUから報告されなくてもよい。
【0255】
WTRUは、到来する送信に対して測定を実行してもよい。WTRUは、構成される場合に報告する測定RSからプリコーディング重み、CQI、および/またはランクを測定してもよい。WTRUは、送信ポイント選択および/またはセル選択/再選択プロシージャに対して基準信号電力を計算してもよい。WTRUは、受信された信号電力に基づいて基準信号を選択してもよい。たとえば、WTRUは、垂直ビーム選択に対して最も高い受信された電力に基づいて基準信号を選択してもよい。垂直ビームはCSI−RSであってもよい。複数のCSI−RS再使用パターンがWTRUに対して構成される場合、WTRUが好ましい垂直ビームを選択してもよいため、CSI−RSが選択されてもよい。WTRUは、基準(criteria)に基づいて、基準信号の1または複数のペアを選択してもよい。基準は、最も高い受信されたSNR、上位N個の最も高い受信されたSNR、および/または、送信アンテナまたはポートの1または複数のペアについての受信された電力を含んでもよい。
【0256】
WTRUがいくつかの垂直および水平アンテナポートN
v×N
hに対するチャネルを測定する場合、測定RSは、1または複数の特性をサポートしてもよい。たとえば、測定RSは、たとえばeNBなどの基地局からのデューティサイクルにより送信されてもよい。測定RSにより構成されたWTRUは、測定RSからCSIを計算してもよい。測定RSは、サブフレームにあってもよい。WTRUに対して複数の測定RSが構成されてもよい。測定RSごとのデューティサイクルが別々に構成されてもよい。制御シグナリングオーバヘッドを減少させるために、構成された測定RSの間のオフセットがWTRUに示されてもよい。異なる数のアンテナポートが各測定RSに対して構成されてもよい。各測定RSの送信電力が異なってもよい。たとえば、CSIフィードバックρ
cに対する基準PDSCH送信電力が、各測定RSに対して定義されてもよい。PMI/CQIおよび/またはRIが報告される場合、各測定RSは、PMI/CQIおよび/またはRI報告に対する異なる関連付けられたコードブックを有してもよい。WTRUは、複数の構成された測定RSに対する単一PMI/CQIおよび/またはRIを報告してもよい。
【0257】
測定RSは、垂直および/または水平アンテナ特性を含んでもよい。測定RSとして、CSI−RSは垂直および/または水平特性を含んでもよく、それにより、WTRUは、CSI−RSが水平アンテナ構成からであるかそれとも垂直アンテナ構成からであるかを区別することができる。CSI−RSは、垂直アンテナに対するCSI−RS(V−CSI−RS)または水平アンテナに対するCSI−RS(H−CSI−RS)であってもよい。H−CSI−RSおよびV−CSI−RSは、別々に構成可能であってもよく、および/または時間的に直交してもよい。たとえば、H−CSI−RSおよびV−CSI−RSは、CSI−RSサブフレーム構成において異なるサブフレーム期間および/またはサブフレームオフセットを使用してもよい。H−CSI−RSおよびV−CSI−RSは、H−CSI−RSおよびV−CSI−RSが相関していないとき、異なる周波数またはサブキャリアを使用してもよい。H−CSI−RSおよびV−CSI−RSは、共通サブフレーム期間構成を使用することにより、同一のサブフレームで送信されてもよい。
【0258】
測定RSは、セル固有構成および/またはWTRU固有構成を含んでもよい。セル固有測定RSは、WTRU固有測定RSと比較して多数のアンテナポートを有してもよい。セル固有測定RSは、セル固有CSI−RS(C−CSI−RS)であってもよい。WTRU固有測定RSは、WTRU固有CSI−RS(W−CSI−RS)であってもよい。セル固有測定RSは、全CSI−RS(F−CSI−RS)であってもよい。C−CSI−RSとF−CSI−RSとは交換可能に使用されてもよい。WTRU固有測定RSは、部分的CSI−RS(P−CSI−RS)であってもよい。W−CSI−RSとP−CSI−RSとは交換可能に使用されてもよい。
【0259】
垂直および水平アンテナ要素/ポートの数N
v×N
hの中で、サブセットまたは複数のサブセットが、WTRUに対する測定基準信号であってもよい。アンテナポートのサブセットは、本明細書に説明されるように選択されてもよい。たとえば、垂直アンテナ要素/ポートN
vが、測定RS送信に対して選択されてもよい。水平アンテナ要素/ポートN
hが、測定RS送信に対して選択されてもよい。垂直および/または水平アンテナ要素/ポートのサブセットが、測定RS送信に対して選択されてもよい。
【0260】
測定RSの様々なタイプのパラメータが、より上位のレイヤのシグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリングを介して構成可能であってもよい。たとえば、これらのパラメータは、垂直および/もしくは水平ビームに対するRSポートの数、シーケンス生成および/もしくはREへのマッピングに対する構成、サブフレーム構成、サブフレーム構成期間、ならびに/またはサブフレームオフセットなどを含んでもよい。
【0261】
CSI−RSは、全アンテナ次元で使用されてもよい。WTRUが測定RSから空間チャネルを測定し得るように、測定RSのセットは2次元アンテナ要素から送信されてもよい。アンテナ要素と基準信号との間の関連付けは、1対1マッピングであってもよい。アンテナ要素と基準信号との間の関連付けが要素とポートとの関連付けとして定義され得るように、アンテナポートが基準信号として定義されてもよく、この場合、要素はWTRUによって見られる論理アンテナであってもよい。
【0262】
図13は、2次元アンテナ構成を有するアンテナ要素マッピングを示す図である。
図13に示されるように、各アンテナ要素
【0264】
は、2次元アンテナ構成1302上にマッピングされてもよい。2次元アンテナ構成1302は、4×4の2次元アンテナ構成である。全アンテナ次元が使用される場合、アンテナポート
【0266】
のそれぞれに対するアンテナ要素のそれぞれがWTRUによって見られてもよい。部分的アンテナ次元が使用される場合、アンテナポート
【0268】
のサブセットがWTRUによって見られてもよい。アンテナ要素のそれぞれについてアンテナポート(たとえば基準信号)があってもよい。アンテナポートp
0,p
1,…,p
15は、
【0270】
として定義され1対1でマッピングされてもよい。この場合、アンテナ要素およびポートは、同一のユニットと見なされてもよい。
【0273】
は、対応するインデックスを有してもよい。
図13では、アンテナ要素/ポートは最初に水平アンテナでインデックス付けされるが、最初に垂直アンテナでまたはランダムにインデックス付けされてもよい。アンテナ構成1302におけるアンテナポートは、P
m,nのような2次元アンテナ位置を示しており、ここで、mおよびnは、水平および垂直アンテナインデックスまたはその逆を示してもよい。
【0274】
測定RS(たとえば、アンテナポート、CSI−RSなど)は、複数のCSI−RSパターンを集約(aggregate)することにより、後方互換方式で送信されてもよい。CSI−RSパターンは、レガシ(たとえばRel−10)CSI−RSパターンであってもよい。2次元構成におけるアンテナポートの数は、2、4、および/または8で割り切れてよい。CSI−RSパターンに対するアンテナポートの数は、2次元構成における水平アンテナポートおよび/または垂直アンテナポートの数と同一であってもよい。たとえば、4×8(たとえば、N
v×N
h)2次元アンテナ構成が使用される場合、複数の8ポートCSI−RS再使用パターンを集約することにより、CSI−RSパターン集約が実行されてもよい。垂直アンテナポートの数N
vのCSI−RSパターンが、水平アンテナポートの数N
hに対して集約されて、N
v×N
hアンテナ構成が形成されてもよく、またはその逆であってもよい。
【0275】
CSI−RSパターンに対するアンテナポートの数は、2次元構成におけるアンテナポートの総数に対する割り切れる最大の数であってもよい。たとえば、3x4(たとえばN
v×N
h)2次元アンテナ構成が使用される場合、{2,4,8}のうちの最大の割り切れる数は4であってもよい。4つのポートに対するCSI−RSパターンが集約されてN
v×N
hアンテナ構成を形成してもよい。
【0276】
図14A〜14Cは、例示的なCSI−RSパターンを示す図である。
図14A〜14Cは、実装および/または再使用されてもよいCSI−RSパターンを示すRB1402、1404、1406を含む。RB1402、1404、1406はまた、CRS1408、PDCCH領域1410、DM−RS1412、および/またはPDSCH1414を含んでもよい。
図14A〜14Cに示されるCSI−RSパターンは時間−周波数ドメインにある。
【0277】
図14Aは、2つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対してのREのセットを含む例示的なRB1402を示す図である。同一の色/影付けを有するREのそれぞれは、特定のCSI−RS構成に対するREを示す。RB1402は、サブフレームにおける20個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。RB1402は、2アンテナポートCSI−RS構成に対して実装されてもよい、CSI−RS再使用パターンを含む。2次元アンテナ構成に対するアンテナポートの数が2で割り切れる場合、2ポートCSI−RSパターンが、複数回(たとえば、2の倍数ごとに1回)再使用されてもよい。2ポートCSI−RSパターンは、アンテナポートの総数に関係なく再使用されてもよい。
図14Aでは、0から(N
v×N
h/2)−1の構成が2Tx CSI−RSパターンで集約されてもよい。
【0278】
図14Bは、4つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対してのREのセットを含む例示的なRB1404を示す図である。同一の色/影付けを有するREのそれぞれは、特定のCSI−RS構成に対するREを示す。RB1404は、サブフレームにおける10個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。2次元アンテナ構成に対するアンテナポートの数が4で割り切れる場合、4ポートCSI−RSパターンが、複数回(たとえば、4の倍数ごとに1回)再使用されてもよい。4ポートCSI−RSパターンは、アンテナポートの総数に関係なく再使用されてもよい。
図14Bでは、0から(N
v×N
h/4)−1の構成が4TxCSI−RSパターンで集約されてもよい。
【0279】
図14Cは、8つの送信アンテナに対するCSI−RS構成に対するREのセットを含む例示的なRB1406を示す図である。同一の色/影付けを有するREのそれぞれは、特定のCSI−RS構成に対するREを示す。RB1406は、サブフレームにおける5個のCSI−RSパターンに対する構成を含む。2次元アンテナ構成に対するアンテナポートの数が8で割り切れる場合、複数の8ポートCSI−RSパターンが、複数回(たとえば、8の倍数ごとに1回)再使用されてもよい。8ポートCSI−RSパターンは、アンテナポートの総数に関係なく再使用されてもよい。
図14Cでは、0から(N
v×N
h/8)−1の構成が8Tx CSI−RSパターンで集約されてもよい。
図14A〜14Cは、構成数およびアンテナポートの数に応じたCSI−RS再使用パターンを示す。複数のCSI−RS再使用パターンは、より上位のレイヤまたはブロードキャストによって構成されてもよい。
【0280】
アンテナポートは、PRBインデックスに応じて交換されてもよい。WTRUは、PRBインデックスのサブセットにおいてアンテナポートのサブセットを、PRBインデックスの別のサブセットにおいてアンテナポートの別のサブセットを受信してもよい。PRBインデックスの第1のサブセットにおいて、WTRUは、第1のセットのアンテナポート(たとえばp
0,p
1,…,p
7)のCSI−RSを受信してもよく、PRBインデックスの第2のサブセットにおいて、WTRUは、第2のセットのアンテナポート(たとえばp
8,p
9,…,p
15)を受信してもよい。PRBインデックスのサブセットは、偶数番号または奇数番号のPRBインデックスに応じて選択されてもよい。サブセット数が2より大きい場合、各セットに対するPRBインデックスは、サブセット数でのモジュロ演算を含んでもよい、インターレース(interlace)方式で選択されてもよい。たとえば、サブセットは循環的に割り当てられてもよい。与えられたPRBに対するサブセット数は、PRBインデックスmod(N
sets)によって選択されてもよく、ここで、N
setsはセットの数であってもよい。複数のサブセットが定義されるとき、表10に示されるアンテナ分割行列は、どのサブセットのアンテナポートが選択されるかを示すために使用されてもよい。
【0281】
4×4 (たとえばN
v×N
h)構成では、25のRBが使用可能であってもよい。たとえば、1つの8ポートCSI−RSパターンまたは2つの4ポートCSI−RSパターンが構成されてもよい。WTRUは、偶数番号RBにおけるポートp
0,p
1,…,p
7が
【0283】
にマッピングされてもよいこと、および/または奇数番号RBにおけるポートp
0,p
1,…,p
7が
【0285】
にマッピングされてもよいことを判定してもよい。この構成は、p
0,p
1,…,p
15として定義されてもよい。p
0,p
1,…,p
7は、偶数番号RBで送信されてもよい。p
8,p
9,…,p
15は、奇数番号RBで送信されてもよい。4ポートCSI−RSパターンが構成されてもよく、WTRUは、PRBインデックス{0,4,8,12,16,20,24}におけるポートp
0,p
1,p
2,p
3が
【0287】
にマッピングされてもよいこと、PRBインデックス{1,5,9,13,17,21}におけるポートp
0,p
1,p
2,p
3が
【0289】
にマッピングされてもよいことなどを判定してもよい。
【0290】
CSI−RS再使用パターンは、CRSがPDSCH領域で提示されないときに使用されてもよい。2次元CSI−RSは、より上位のレイヤのシグナリングおよび/またはブロードキャストチャネルによって構成されたデューティサイクルで送信されてもよい。MBSFNサブフレームとして構成可能なサブフレームが、2次元CSI−RS送信に対して使用されてもよい。CRSを含まないサブフレームが、2次元CSI−RS送信に対して使用されてもよい。アンテナポートのサブセットが、PRBインデックスのサブセットおよび/または構成されたサブフレームで送信されてもよい。複数アンテナポート多重化に対して、直交カバーコード(OCC:orthogonal covering code)長が、2次元構成におけるアンテナポートの総数に基づいて異なるように使用されてもよい。OCCは、PDSCHとアンテナポートとの間の6dB電力比を維持するために、異なる数のアンテナポートが異なるように使用されてもよい。OCC長xが使用される場合、値xを有するいくつかのREが、値xを有するアンテナポートの数によって共有されてもよい。各アンテナポートは、OCCインデックスによって識別されてもよい。OCCインデックスは、拡散コードの1つであってもよい。例では、OCC長4が使用される場合、4つのREが4つのアンテナポートにより共有されてもよく、各アンテナポートはOCCインデックスによって識別されてもよい。16個のアンテナポートの場合、OCC長4以上が使用されてもよい。32個のアンテナポートの場合、OCC長8以上が使用されてもよい。
【0291】
CSI−RSは、減少された数のアンテナを使用してもよい。測定RSのセットは、2次元アンテナ要素のサブセットから送信されてもよい。WTRUは、PMI、ランク、および/またはCQIを含んでもよいCSI報告を、推定および/または測定してもよい。アンテナ要素と基準信号との間の関連付けは、1または複数の構成に基づいて異なるように定義されてもよい。CSI−RSに対するアンテナポートの数を減少させるために、アンテナ仮想化、アンテナ分割、および/または空間チャネル補間(interpolation)が使用されてもよい。
【0292】
複数のタイプのCSI−RSがアンテナ仮想化に対して構成されてもよく、これは、アンテナ要素とアンテナポートとの間の関連付けがアンテナ仮想化行列として定義され得るようにアンテナポートの数を減少させてもよい。各アンテナタイプは、アンテナのサブセットを含んでもよい。アンテナ仮想化行列は、たとえば、プリコーディング行列またはアンテナ分割行列であってもよいが、これらに限定されない。アンテナ仮想化行列は、第1のタイプのCSI−RSから選択されてもよい。アンテナ仮想化行列は、アンテナポートの数を減少させるために使用されてもよい。第2のタイプのCSI−RSが、減少されたアンテナポートに対して送信されてもよい。
【0293】
第1のタイプのCSI−RSは、垂直アンテナを使用して送信されてもよい。第2のタイプのCSI−RSは、水平アンテナを使用して送信されてもよい。垂直アンテナに対するCSI−RSは、V−CSI−RSと称されてもよい。水平アンテナのためのCSI−RSは、H−CSI−RSと称されてもよい。V−CSI−RSのためのアンテナポートの数は、垂直アンテナポートN
vの数を含む。H−CSI−RSのためのアンテナポートの数は、水平アンテナポートN
hの数を含む。
【0294】
V−CSI−RSおよび/またはH−CSI−RSは、デューティサイクルで送信されてもよい。デューティサイクルは、より上位のレイヤのシグナリングおよび/またはブロードキャストシグナリングを介して構成されてもよい。V−CSI−RSは、H−CSI−RSと比較して長いデューティサイクルを有してもよい。たとえば、H−CSI−RSのためのデューティサイクルの整数倍がV−CSI−RSに対して使用されてもよく、またはその逆であってもよい。WTRUは、少なくとも1つのアンテナポートがH−CSI−RSとV−CSI−RSとの間に重複され得ることを判定してもよい。重複アンテナポートは、H−CSI−RSおよび/またはV−CSI−RSで送信されてもよい。重複アンテナポート番号がWTRUに示されてもよい。
【0295】
第1のタイプのCSI−RSおよび/または第2のタイプのCSI−RSは、全アンテナ次元をサポートしてもよい。第1のタイプのCSI−RSおよび第2のタイプのCSI−RSが全アンテナ次元をサポートする場合、CSI−RSはアンテナ要素のそれぞれで送信されてもよい。第1のタイプのCSI−RSおよび/または第2のタイプのCSI−RSは、減少されたアンテナポートをサポートしてもよい。第1のタイプのCSI−RSおよび第2のタイプのCSI−RSが減少されたアンテナポートをサポートする場合、CSI−RSはアンテナ要素のサブセットで送信されてもよい。減少されたアンテナポートに対するCSI−RSは、全CSI−RS(F−CSI−RS)と称されてもよい。部分的アンテナポートに対するCSI−RSは、部分的CSI−RS(P−CSI−RS)と称されてもよい。F−CSI−RSは、セル固有CSI−RS、全次元CSI−RS、より大きなCSI−RS、および/または長期(long-term)CSI−RSであってもよい。P−CSI−RSは、WTRU固有CSI−RS、部分的次元CSI−RS、より小さなCSI−RS、および/または短期(short-term)CSI−RSであってもよい。
【0296】
F−CSI−RSおよび/またはP−CSI−RSはデューティサイクルで送信されてもよい。デューティサイクルは、より上位のレイヤのシグナリングおよび/またはブロードキャストチャネルを介して構成されてもよい。F−CSI−RSは、P−CSI−RSより長いデューティサイクルを有してもよい。P−CSI−RSのためのデューティサイクルの整数倍がF−CSI−RSに対して使用されてもよい。F−CSI−RSはセル固有の方式で構成されてもよい。
【0297】
P−CSI−RSはWTRU固有の方式で構成されてもよい。WTRUは、ブロードキャストチャネル、MIB、および/またはSIB−xから、F−CSI−RSの構成情報を受信してもよい。WTRUは、より上位のレイヤのシグナリング(たとえばRRCシグナリング)から、P−CSI−RSの構成情報を受信してもよい。WTRUは、F−CSI−RSに基づいて、アンテナ仮想化行列を報告してもよい。構成されたP−CSI−RSに応じて、アンテナ仮想化のセットが同一のF−CSI−RSに対して異なってよい。
【0298】
CSI−RSは、ブロードキャストチャネルによって構成されてもよい。CSI−RSは、セルにおいてWTRUに対して共通であってもよい。 CSI−RSは、WTRU固有の方式で構成されてもよい。1つのタイプのCSI−RS(たとえば、第1のタイプのCSI−RS)は、ブロードキャストチャネルによって構成されてもよく、および/またはセルにおいてWTRUに対して共通であってもよく、他方で、別のタイプのCSI−RS(たとえば、第2のタイプのCSI−RS)は、WTRU固有の方式で構成されてもよい。
【0299】
異なるタイプのCSI−RSが異なるサブフレームで送信されてもよい。たとえば、V−CSI−RSとH−CSI−RSが異なるサブフレームで送信されてもよい。F−CSI−RSとP−CSI−RSが異なるサブフレームで送信されてもよい。
【0300】
図15は、複数CSI−RSタイプ構成の例を示す図である。複数のCSI−RS構成タイプは、F−CSI−RSおよびP−CSI−RSを含んでもよい。 たとえば、F−CSI−RSが64ポートであってもよく、および/またはP−CSI−RSが16ポートであってもよい。F−CSI−RSは、サブフレーム間のデューティサイクル1502を有してもよい。デューティサイクル1502は、複数の無線フレーム1506、1508を含んでもよい。無線フレーム1506、1508は、10ms無線フレームであってもよい。各無線フレーム1506、1508は、10のサブフレームを含んでもよい。デューティサイクル1502は、20のサブフレームであってもよい。オフセット1510がF−CSI−RSサブフレームから第1のP−CSI−RSサブフレームにあってもよい。オフセット1510は、3のサブフレームであってもよい。P−CSI−RSは、サブフレーム間にデューティサイクル1504を含んでもよい。デューティサイクル1504は5のサブフレームであってもよく、これは、F−CSI−RSに対するデューティサイクル1502におけるサブフレームの一部であってもよい。F−CSI−RSサブフレーム間に、4のP−CSI−RSサブフレームがあってもよい。
【0301】
N
v×N
hの2次元構成が使用される場合、アンテナ仮想化後の減少されたアンテナポートが、水平方向の減少されたアンテナポートの数で割った垂直方向の減少されたアンテナポートの数L
v×L
hとして定義されてもよく、ここで、L
v≦N
v、L
h≦N
hであり、減少されたアンテナポートの総数はL
t=L
v×L
hとして表現されてもよい。アンテナ仮想化ベクトル/行列は、N
t×L
tアンテナ仮想化行列のセットを使用して定義されてもよい。1または複数のアンテナ仮想化行列が使用されてもよい。アンテナ仮想化ベクトル/行列は、L
tに応じて予め定義されてもよい固定されたN
t×L
tアンテナ仮想化行列を使用して定義されてもよい。アンテナ仮想化ベクトル/行列は、定モジュラスベースのアンテナ仮想化行列で定義されてもよい。仮想化行列における各要素は、異なる位相を備える同一の振幅を有してもよい。定モジュラスベースのアンテナ仮想化行列W
virtualは、以下の式14に示されるように判定されてもよい。
【0303】
アンテナ仮想化行列W
virtualは、セットN
t×L
tに対するアンテナポートを示す行列であってもよく、a
i,jは、行iおよび列jにおける各アンテナ要素を示す。WTRUによって見られてもよいアンテナポートの数は、L
tにより示されてもよい。
【0304】
アンテナ仮想化ベクトル/行列は、CDDベースのアンテナ仮想化行列W
virtualを使用して定義されてもよい。位相シフト行列
【0306】
は、以下の式15に示されるように、定モジュラス行列
【0310】
位相シフト値は予め定義されてもよく、一方、定モジュラス行列
【0312】
は行列のセットにおいて選択されてもよい。位相シフト値は位相シフト値のセットにおいて選択されてもよい。位相シフト行列は時間ドメインでの周期遅延(cycle delay)として定義されてもよい。
【0313】
アンテナ要素は、複数のWTRU間の空間ドメイン多重化がサポートされ得るように、WTRUおよび/またはWTRUのグループに対して分割されてもよい。WTRUは、WTRUに使用されないアンテナ要素を、そのCSIフィードバック推定において見ないことがある。アンテナ分割のために、表10のアンテナ分割行列が使用されてもよい。全行列が使用されてもよい。表10におけるインデックス7は、全行列の例を示す。測定RSは、全行列を示すためにF−CSI−RSにより送信されてもよい。アンテナ要素サブセット選択に対して部分行列が使用されてもよい。表10のインデックス0からインデックス6は、部分行列の例を示す。測定RSは、使用される部分行列を示すためにP−CSI−RSにより送信されてもよい。
【0314】
チャネル情報を推定するために、空間チャネル補間が使用されてもよい。2つの隣接アンテナ要素間でアンテナ相関が高い場合、測定基準信号は、アンテナ構成情報とともに2次元アンテナ要素のサブセット上に送信されてもよい。WTRUは、2次元アンテナ要素のサブセットから送信された測定基準信号からチャネルを補間して、基準信号を有していないアンテナ要素に関するチャネル情報を推定してもよい。空間チャネル補間に対するアンテナ構成情報は、WTRUがアンテナ相関レベルを推定し得るように、2つの隣接アンテナポートの間のアンテナ間隔を含んでもよい。アンテナ構成情報は、ダイポールおよび/または交差偏波(cross-pol)アンテナを含んでもよい、アンテナ要素タイプを含んでもよい。アンテナ構成情報は、空間チャネル補間に対して使用されてもよいチャネル推定量(estimator)の係数を含んでもよい。2次元ウィーナーフィルタ(two-dimensional Wiener filter)が空間チャネル補間に対して使用されてもよく、それの関連付けられた係数が、より上位のレイヤのシグナリングを介して構成またはシグナリングされてもよい。アンテナ構成情報は、サブセットとして選択されたアンテナ要素に対する位置インデックスを含んでもよい。
【0315】
サブセットとして選択されたアンテナ要素に対する位置インデックスに関して、アンテナ要素サブセットは、2次元アンテナ次元で位置を示してもよい、位置インデックスを通知されてもよい。アンテナ要素サブセットは、アンテナ要素サブセット選択行列のセット内で選択されてもよい。たとえば、4×4の2次元アンテナ構成が使用される場合、
図14に示されるアンテナ要素サブセット選択行列のセットが使用されてもよい。アンテナ要素数は、
図13に示されるマッピングルールに従ってもよい。
【0317】
表14のアンテナ要素サブセットは、サブセットに応じて選択されたアンテナ要素上にアンテナポートを送信するためにアンテナポートp
0,p
1,…,p
7が使用され得るように、8つのアンテナポートが16のアンテナ要素のうちの8のアンテナ要素として使用されてもよいことを示す。アンテナ要素サブセット行列のサブセット選択は、たとえば表14におけるサブセット1に示されるように、水平アンテナに基づいてもよい。アンテナ要素サブセット行列のサブセット選択は、たとえば表14におけるサブセット2に示されるように、垂直アンテナに基づいてもよい。アンテナ要素は、たとえばサブセット3および/またはサブセット4に示されるように、インターレース方式で選択されてもよい。
【0318】
CSI−RSは、たとえば垂直セクタ化(sectorization)などの垂直ビーム選択のために使用されてもよい。広いビームが垂直方向の複数の狭いビームによりセクタ化され得るように、複数のアンテナを利用してもよい狭い垂直ビームが形成されてもよい。垂直セクタにおけるビームが他の垂直セクタにおけるビームに重なることがないように、垂直セクタが互いに直交してもよい。基地局は、垂直ビーム固有RS(V−CSI−RS)のセットを、垂直セクタのそれぞれに対して対応するアンテナポート上で送信してもよい。垂直セクタにおけるビームが他の垂直セクタにおけるビームと重なることがないので、垂直セクタにおけるビームに対するRSリソースが、他の垂直セクタにおけるビームに対して再使用されてもよい。セクタ化は、オーバヘッドを減少させるために使用されてもよい。
【0319】
垂直セクタにおいて重なることがある複数の垂直ビームが同時に送信されてもよい。同時送信は、垂直次元においてMIMOにより容量を改善することができる。WTRUが信号強度/SINRに基づいて望まれる垂直セクタを検出し得るように、RSは階層的にスケジュールされてもよい。WTRUは、予め判定されたコードブックに基づいて、垂直セクタにおけるチャネル伝達関数(channel transfer function:CTF)を推定し、SINR/CQIを計算し、および/または、PMI/ランクを選択してもよい。WTRUは、各スケジュールされた報告時間で、PMI、SINR/CQI、および/または垂直セクタ番号を基地局に報告してもよい。
【0320】
垂直セクタにおける垂直ビームと水平ビームが互いに相関され得るように、V−CSI−RSとH−CSI−RSとは相関されてもよい。垂直ビームと水平ビームとの相互相関は、同時にL×KアンテナポートからV−CSI−RSおよびH−CSI−RSを送信することによって垂直セクタにおいて検出されてもよく、垂直セクタにおいて、Lは垂直ビームの数であってもよく、Kは水平ビームの数であってもよい。L=2およびK=4の例では、2つの垂直ビームおよび4つの水平ビームを形成するために、8のアンテナポートが使用されてもよい。8×8である予め判定されたコードブックサイズが8のランクで使用されてもよい。
【0321】
垂直セクタにおける垂直ビームが垂直セクタにおける水平ビームと無相関にされ得るように、V−CSI−RSとH−CSI−RSは無相関にされてもよい。基地局は、V−CSI−RSとH−CSI−RSを異なるサブフレームで送信してもよい。L=2およびK=4の例では、2つのアンテナポートが、与えられたサブフレームで2つの垂直ビームに対して使用されてもよく、4のアンテナポートが、異なるサブフレームで水平ビームに対して使用されてもよい。WTRUは、垂直および水平CTFを個々に推定してもよい。WTRUは、2つの別個の予め判定されたコードブックを使用することによって、PMI/ランクを選択してもよい。予め判定されたコードブックの1つは、垂直ビームに対する2ランクを有する2×2コードブックであってもよい。他の予め判定されたコードブックは、水平ビームに対する4のランクを有する4×4コードブックであってもよい。WTRUは、2×2および4×4プリコーダに基づいて、8×8クロネッカー積を作成してもよい。
【0322】
基地局は、同一のサブフレームにおいて、V−CSI−RSおよびH−CSI−RSをスケジュールしてもよい。L=2およびK=4の例では、6つのアンテナポートが、与えられたサブフレームにおいて2の垂直ビームおよび4の水平ビームに対して使用されてもよい。6のアンテナポートは、垂直セクタにおける垂直ビームの数Lと水平ビームの数Kとを加算することによって判定されてもよい。
【0323】
WTRUは、垂直および水平CTFを個々に推定してもよく、2つの別々の予め判定されたコードブックを使用することによって、PMI/ランクを選択してもよい。2つの別個の予め判定されたコードブックは、垂直ビームに対する2のランクを有する2×2のコードブック、および水平ビームに対する4のランクを有する、4×4のコードブックを含んでもよい。WTRUは、2×2および4×4プリコーダに基づいて、8×8クロネッカー積を作成してもよい。
【0324】
セクタ化が、垂直次元に関して説明されたのと同一または類似の方式で、水平次元に適用されてもよい。垂直および/または水平セクタ化は、オーバヘッドおよび/または干渉を減少させるために使用されてもよい。
【0325】
CSIフィードバックが通信システムで使用されてもよい。WTRUは、CSIを測定および/または報告してもよい。CSIは、多次元通信に対する構成を判定するのを補助するために、基地局に報告されてもよい。CSIは、PMI、CQI、レイヤの数(ランク)、基準信号受信電力(RSRP)、空間共分散行列、プリコーディングタイプインジケータ(PTI:precoding type indicator)、および/または成分プリコーダインジケータ(CPI:component precoder indicator)などを含んでもよい。
【0326】
CSI報告は、多成分コードブックにより実装されてもよい。複数の成分コードブックが使用されて2次元アンテナ構成に対するプリコーダを形成するとき、各成分コードブックは異なる特性を有してもよい。たとえば、2つの成分コードブックは、2次元アンテナ構成に対するプリコーダ生成に使用されてもよい。2次元アンテナ構成に対する合成プリコーダV
cは、垂直プリコーダV
vおよび水平プリコーダV
hなど2つの成分プリコーダの関数として定義されてもよい。合成プリコーダは、V
c=f(V
h,V
v)として表されてもよい。関数f(・)としてクロネッカー積が使用される場合、合成プリコーダは、
【0328】
として定義されてもよく、i
hは、水平成分コードブックV
hに対するプリコーディング行列インデックスであってもよく、i
vは、垂直成分コードブックV
vに対するプリコーディング行列インデックスであってもよい。
【0329】
コードブックベースのCSIフィードバックは、各成分プリコーダに対して使用されてもよい。成分プリコーダに対するPMIは、別々に定義されてもよい。水平成分コードブックV
hに対するプリコーディング行列インデックスi
hは、h−PMIと称されてもよい。水平成分コードブックV
vに対するプリコーディング行列インデックスi
vは、v−PMIと称されてもよい。合成プリコーダV
cは、2つのインデックスi
hおよびi
vにより識別されてもよい。
【0330】
CPIに対するインジケータは、PMI報告との組み合わせで使用されてもよい。たとえば、WTRUが、水平アンテナにおける好ましいプリコーディング行列が垂直アンテナにおけるそれよりも速く変更されることを見た場合、WTRUは、CPIを有する水平ドメインV
hに対するプリコーディング行列インデックスを報告することができる。成分プリコーダインジケータは、水平または垂直ドメインを示すためのビットを含んでもよい。たとえば、成分プリコーダインジケータ「0」が水平ドメインを示してもよく、成分プリコーダインジケータ「1」が垂直ドメインを示してもよく、またはその逆であってもよい。
【0331】
2ビットアンテナドメインインジケータが、水平および/または垂直ドメインを示すために使用されてもよい。たとえば、2ビットインジケータ「00」が、PMIフィードバックに対する水平ドメインと垂直ドメインの両方を示してもよい。2ビットインジケータ「01」が水平ドメインを示してもよい。2ビットインジケータ「10」が垂直ドメインを示してもよい。2ビットインジケータ「11」は予約(reserve)されてもよい。本明細書では2ビットインジケータ例は特定のビットシーケンスを含んでもよいが、ビットシーケンスは2ビットインジケータの間で交換可能であってもよい。たとえば、2ビットインジケータ「11」が、PMIフィードバックに対する水平ドメインと垂直ドメインの両方を示してもよい。フィードバックのビットの数は、CPIに応じて変更されてもよい。CPIは、フィードバック情報と別々にコード化されてもよい。
【0332】
WTRUは、複数の成分コードブックのPMIを報告してもよい。成分コードブックに対するPMI報告は、報告コンテナによって異なるように実行されてもよい。報告コンテナは、PUCCHおよび/またはPUSCH形式を含んでもよい。複数の成分コードブックに対するPMIは、同時にまたは1つずつ報告されてもよい。たとえば、PUSCH報告モードが使用される場合、複数の成分コードブックは同時に報告されてもよい。PUCCH報告モードでは、一度に1つずつの成分コードブックが報告されてもよい。
【0333】
PUSCH報告モードが使用される場合、各成分コードブックがサブバンドにつき報告されてもよい。他の成分コードブックは、セットS帯域幅(set S bandwidth)について報告されてもよい。たとえば、h−PMIがサブバンドにつき報告され、v−PMIがセットS帯域幅について報告されてもよく、またはその逆であってもよい。サブバンドに対するPMIおよび/またはセットS帯域幅に対するPMIのための構成は、より上位のレイヤのシグナリング(たとえばRRCレイヤシグナリング)を介して構成されてもよい。セットS帯域幅は、システム帯域幅、またはシステム帯域幅より小さい帯域幅として定義されてもよい。セットS帯域幅は、より上位のレイヤのシグナリング(たとえばRRCレイヤシグナリング)またはブロードキャストを介して構成可能であってもよい。
【0334】
PUCCH報告モードが使用される場合、WTRUはサブフレームでh−PMIまたはv−PMIを報告してもよい。WTRUは、成分プリコーダ間で好ましいPMIを選択してもよい。CPIは、WTRUによって報告されてもよい。CPIは、h−PMIおよび/またはv−PMIを用いて報告されてもよい。h−PMIおよびv−PMIは、同時に報告されてもよい。CPIは、h−PMIおよび/またはv−PMIのサイクルと異なる報告サイクルで報告されてもよい。WTRUは、最新の報告されたCPIタイプに応じてh−PMIおよび/またはv−PMIを報告してもよい。たとえば、CPI=0(たとえばh−PMIが選択された)がサブフレームnで報告され、PMIがサブフレームn+6で報告された場合、CPI=0が最新の報告されたCPIタイプであるので、WTRUはh−PMIを報告してもよい。CPIは、PMIおよび/またはそれの関連付けられたCQIとともに報告されてもよい。PUCCH(たとえば形式3)がCSI報告に使用される場合、CPIは、同一のサブフレームでPMIおよび/またはCQIとともに報告されてもよい。CPIおよびPMIのためにジョイント符号化(joint coding)が使用されてもよい。CPIが報告される場合、PMI報告に対するビットの数を減少させるために、コードブックのサブサンプリングが使用されてもよい。CSI報告に対するPUCCH形式(たとえば形式2/2a/2b)が使用される場合、CPIは、異なるサブフレームで報告されてもよい。PMIとCPIが同一のサブフレームで報告される場合、WTRUはPMIを破棄してもよい。
【0335】
複数の成分コードブックに対するPMIが報告されてもよい。WTRUは、V−CSI−RSからチャネルを測定してもよく、好ましいプリコーディング行列インデックスv−PMIを発見してもよい。WTRUは、H−CSI−RSからチャネルを測定して、好ましいプリコーディング行列インデックスh−PMIを発見してもよい。好ましいプリコーディング行列は、WTRUに実装された受信機タイプに応じて受信されたSINRを最大限にし得る行列/ベクトルを示してもよい。WTRUが、H−CSI−RSおよびV−CSI−RSを有する非周期的報告によりサブフレームnでトリガされた場合、WTRUは、タイミングに関わらず、H−CSI−RSおよびV−CSI−RSに関するCSIを報告してもよく、または、WTRUは、サブフレームn−kの後でより直近に受信されたCSI−RSに関するCSIを報告してもよく、ここで、kは、より上位のレイヤのシグナリングを介して予め定められ、および/または構成されてもよい正の整数であってもよい。例では、kは、FDDにおける4サブフレームであってもよい。WTRUがPUCCHまたはPUSCHを介して周期的に報告する場合、WTRUは、与えられた期間においてH−CSI−RSまたはV−CSI−RSに関してCSIを報告してもよい。CSIに関連付けられたCSI−RSは、WTRUがタイミングに関わらずH−CSI−RSまたはV−CSI−RSに関してCSIを報告し得るように定義されてもよい。WTRUは、サブフレームn−kの後でより直近に受信されたCSI−RSに関するCSIを報告してもよく、ここで、kは、より上位のレイヤのシグナリングを介して予め定められ、および/または構成されてもよい正の整数であってもよい。例では、kは、FDDにおける4サブフレームであってもよい。
【0338】
がf(・)およびg(・)の両方に関するクロネッカー積によって定義される場合、合成プリコーダは、
【0340】
として定義されてもよく、m
h、m
v、n
h、およびn
vはそれぞれ、副成分コードブックに対するインデックスを示してもよい。成分コードブックのそれぞれは、関連付けられたPMIを有してもよい。水平副成分コードブック
【0342】
に対するプリコーディング行列インデックスn
hは、h−PMIと称されてもよい。垂直副成分コードブック
【0344】
に対するプリコーディング行列インデックスn
vは、v−PMIと称されてもよい。共位相水平副成分コードブックw
hに対するプリコーディング行列インデックスm
hは、ch−PMIと称されてもよい。共位相垂直副成分コードブックw
vに対するプリコーディング行列インデックスm
vは、cv−PMIと称されてもよい。
【0345】
4つの副成分コードブックを有するCSI報告の挙動は、周期的および非周期的報告に応じて異なるように定義されてもよい。周期的報告については、CPIは、4つの異なる副成分コードブックを示すために使用されてもよい。この場合、各副成分プリコーダは、異なるサブフレームで報告されてもよい。たとえば、CPIは、水平副成分コードブックが選択されてもよいこと、垂直副成分コードブックが選択されてもよいこと、共位相水平副成分コードブックが選択されてもよいこと、および/または共位相垂直副成分コードブックが選択されてもよいことを示してもよい。
【0346】
1または複数の副成分プリコーダが、2ビットインジケータを使用して示されてもよい。水平副成分コードブック選択が、「00」に等しいCPIによって示されてもよい。垂直副成分コードブック選択が、「01」に等しいCPIによって示されてもよい。共位相水平副成分コードブック選択が、「10」に等しいCPIによって示されてもよい。共位相垂直副成分コードブック選択が、「11」に等しいCPIによって示されてもよい。副成分プリコーダに対する2ビットインジケータのそれぞれは、交換可能であってもよく、または異なる値によって示されてもよい。
【0347】
CPIは、PTIとともに使用されて4つの異なる副成分コードブックを示してもよい。2つのインジケータが、より柔軟な報告のために別個に使用されてもよい。副成分プリコーダは、異なるサブフレームで報告されてもよい。CPIは、ビットインジケータによって示されてもよい。CPIは、「0」に等しくてもよく、これは、v−PMIおよび/またはcv−PMIなどの垂直ドメインにおけるPMIが報告されてもよいことを示してもよい。CPIは、「1」に等しくてもよく、これは、h−PMIまたはch−PMIなどの水平ドメインにおけるPMIが報告されてもよいことを示してもよい。PTIは、ビットインジケータによって示されてもよい。PTIは、「0」に等しくてもよく、これは、ch−PMIおよび/またはcv−PMIなどの共位相プリコーダが報告されてもよいことを示してもよい。PTIは、「1」に等しくてもよく、これは、h−PMIまたはv−PMIなどの成分プリコーダが報告されてもよいことを示してもよい。
【0348】
図16は、4つの成分コードブックを有する報告を示す図である。報告は、PUCCH上で実行されてもよい。
図16に示されるように、いくつかのサブフレーム1602が、CPI値、PTI値、および/またはPMI値を含んでもよい。PMIは、v−PMI、cv−PMI、h−PMI、またはch−PMIであってもよい。CPI値は、「0」または「1」であってもよく、1ビットインジケータがCPIに使用される。PTI値は、「0」または「1」であってもよく、1ビットインジケータがPTIに使用される。PMIとCPIが同一のサブフレーム(図示せず)で報告される場合、WTRUはPMIを破棄してもよい。CPIとPTIが同一のサブフレーム(図示せず)で報告される場合、WTRUは、CPIを破棄し、PTIを破棄し、またはジョイント符号化によってCPIとPTIを報告してもよい。PTIとPMIが同一のサブフレームで報告される場合、WTRUは、PMIを廃棄し、またはジョイント符号化によってPTIとPMIを報告してもよい。
【0349】
CPIは、PTIより長いデューティサイクルを有してもよい。アンテナ次元に対する空間チャネルはアンテナ偏波に対してそれよりも遅く変化してもよいので、より長い報告サイクルがCPIに使用されてもよい。CPIデューティサイクルは、PTIデューティサイクルの整数倍として定義されてもよい。CPIは、基地局によって構成されてもよい。PTIは、WTRUに対して報告されてもよい。
【0350】
非周期的報告の場合、WTRUは、同一のサブフレームで副成分コードブック(たとえば、4つの副成分コードブック)に対するインデックスを報告してもよい。複数の非周期的PUSCH報告モードが実装されてもよい。PUSCHモード1の場合、v−PMIおよびh−PMIがセットS帯域幅に対して報告されてもよく、および/またはcv−PMIおよびch−PMIが各サブバンドに対して報告されてもよい。cv−PMIおよびch−PMIを報告するためのサブバンドは、セットS帯域幅より小さくてよい。PUSCHモード2の場合、cv−PMI、ch−PMI、v−PMI、および/またはh−PMIがセットS帯域幅に対して報告されてもよい。PUSCHモード3の場合、v−PMIおよびh−PMIがセットS帯域幅について報告されてもよく、および/またはcv−PMIおよびch−PMIが好ましいMサブバンドについて報告されてもよい。Mは予め定義されてもよい。
【0351】
CSI報告は、アンテナ仮想化を使用して実行されてもよい。アンテナ仮想化に対してアンテナ分割行列が使用されてもよい。アンテナ分割行列のセットが予め定義されてもよく、および/またはアンテナ分割行列が全アンテナポート送信を含んでもよい。全アンテナポート送信を含むアンテナ分割行列の例が、表10のインデックス7に示されている。アンテナ分割行列は、WTRU固有の方式で基地局により構成されてもよい。WTRUは、アンテナ分割候補における好ましいアンテナ分割行列を報告してもよい。複数のタイプのCSI−RSが構成される場合、WTRUが好ましいアンテナ分割行列を報告するために、CSI−RSの1つが使用されてもよく、PMI、CQI、および/またはRI報告に対して、別のCSI−RSが使用されてもよい。F−CSI−RSおよびP−CSI−RSが使用される場合、WTRUが好ましいアンテナ分割行列を報告するために、F−CSI−RSが使用されてもよく、PMI、CQI、および/またはRI報告に対して、P−CSI−RSが使用されてもよい。WTRUは、P−CSI−RSにおけるアンテナポートがF−CSI−RSアンテナポートのサブセットであることを判定してもよい。アンテナ分割行列が基地局によって構成されるとき、P−CSI−RSは、F−CSI−RSアンテナポートのサブセットであってもよい。アンテナ分割行列が基地局によって構成されないとき、WTRUは、P−CSI−RSアンテナポートがF−CSI−RSアンテナポートのサブセットであると仮定しなくてもよい。
【0352】
基地局からの構成されたアンテナ分割行列が全アンテナポート送信行列(たとえば、表10のインデックス7)である場合、WTRUは、P−CSI−RSが送信され得ないことを判定してもよく、PMI、CQI、および/またはRI報告に対してF−CSI−RSからチャネルを測定してもよい。基地局からの構成されたアンテナ分割行列が全アンテナポート送信行列でない場合、WTRUは、F−CSI−RSからアンテナ分割行列を報告してもよく、P−CSI−RSからPMI、CQI、および/またはRIを報告してもよい。
【0353】
単一のF−CSI−RSが構成されるとき、1または複数のP−CSI−RSがWTRUに対して構成されてもよい。F−CSI−RSはセル固有の方式で構成されてもよい。P−CSI−RSはWTRU固有の方式で構成されてもよい。WTRUは、複数のP−CSI−RSが構成されるときなどに、各P−CSI−RSに対してPMI、CQI、および/またはRIを報告してもよい。複数のP−CSI−RSが構成される場合、WTRUは各P−CSI−RSに対してRSRPを測定してもよい。WTRUは、P−CSI−RSごとの測定されたRSRPを基地局に報告してもよい。基地局は、PMI、CQI、および/またはRI報告に関してP−CSI−RSの1つを選択してもよい。RSRPは、各P−CSI−RSについて測定されてもよい。WTRUは、各構成されたP−CSI−RSからRSRPを測定してもよい。WTRUは、基地局により示されるP−CSI−RSに関するCSIを報告してもよい。複数のP−CSI−RSが構成される場合、WTRUは、P−CSI−RSがV−CSI−RSであり、またはH−CSI−RSであるかを判定してもよい。アンテナポートの数は、構成されたP−CSI−RS内で異なってよい。デューティサイクルは、独立してP−CSI−RSに応じて構成されてもよい。
【0354】
WTRUは、F−CSI−RSにおけるアンテナポートからの干渉を測定してもよい。F−CSI−RSにおけるアンテナポートからの干渉は、P−CSI−RSアンテナポートがF−CSI−RSアンテナポートのサブセットであると判定された場合、P−CSI−RSと重ならなくてもよい。WTRUは、F−CSI−RSを含むサブフレームにおけるセル内干渉または同一チャネル干渉を測定してもよい。測定されたセル内干渉は、P−CSI−RSに基づいてCQIを推定するために使用されてもよい。例として、P−CSI−RSは、行列
【0358】
におけるアンテナポートは、P−CSI−RS行列で使用されなくてもよい、F−CSI−RSにおけるアンテナポートを示してもよい。P−CSI−RSにおいて使用されないアンテナポートの行列
【0360】
は、セル内干渉測定に使用されてもよい。
【0361】
図17は、マルチタイプCSI−RSに基づくCSIフィードバックに対する例示的なサブフレーム構造を示す図である。マルチタイプCSI−RSは、F−CSI−RS1706およびP−CSI−RS1708が実装されたときに使用されてもよい。複数のサブフレーム1702は、期間にわたってダウンリンクで送信されてもよい。サブフレーム1702は、F−CSI−RS1706および/またはP−CSI−RS1708を含んでもよい。F−CSI−RS1706は64ポートに対応してもよい。P−CSI−RS1708は16ポートに対応してもよい。F−CSI−RS1706、およびF−CSI−RS1706の後の第1のP−CSI−RS1708は、ダウンリンクにおいて3サブフレームにより分離されてもよい。F−CSI−RS1706を含む各サブフレームは、20サブフレームにより分離されてもよい。P−CSI−RS1708を含む各サブフレームは、5サブフレームにより分離されてもよい。
【0362】
アップリンクで送信されるCSIフィードバックのタイミングは、ダウンリンクでのCSI−RSの送信と同様であってもよい。各CSI−RSタイプに対するCSIフィードバックは、予め判定された数のサブフレームでオフセットされてもよい。
図17に示されるように、CSIフィードバックは、CSI−RSがその中で受信されるサブフレームから4サブフレームでオフセットされてもよい。WTRUは、ダウンリンクで受信されたCSI−RSのタイプに基づいて異なるタイプのフィードバックを報告してもよい。アンテナ仮想化行列(たとえばアンテナ分割行列)報告は、F−CSI−RS1706に関するフィードバック報告に対して使用されるアップリンクサブフレーム1704の1つで使用されてもよい。PMI、RI、および/またはCQI報告は、P−CSI−RS1708に関するフィードバック報告に対して使用されるアップリンクサブフレーム1704の1つで使用されてもよい。
【0363】
水平コードブックと垂直コードブックとの間で等しくないコードブックの粒度(granularity)があってもよい。WTRUは、CSIフィードバック報告プロシージャの一部として好ましい垂直および/または水平ビームを、測定および/または報告してもよい。垂直ビーム適応は、水平ビーム適応と比べて高い精度であってもよい。垂直ビームフォーミングに対して量子化されたチャネル状態情報は、水平ビームフォーミングのそれよりも高い符号化レートを有してもよい。
【0364】
WTRUは、垂直ビームフォーミングに対応するPMIフィードバックを、水平ビームフォーミングに対応するPMIフィードバックと一緒に送信してもよい。PMIフィードバックは、アップリンク制御チャネル上で送信されてもよい。大きなペイロードサイズのフィードバック情報が与えられたとすると、1または複数のPUCCH形式は、CSIフィードバック情報を搬送するために不十分であることがある。たとえば、PUCCH形式2は、CSIフィードバック情報を搬送するために不十分であることがある。WTRUは、単一報告ではCSIフィードバック情報を搬送するために不十分であることがある、PUCCH形式2などのPUCCH形式を使用して、いくつかの連続報告によってフィードバック報告を達成してもよい。WTRUは、単一報告を使用するCSIフィードバック情報のサイズをサポートするPUCCH形式上の垂直ビームフォーミングをサポートして、CSIフィードバックを送信してもよい。たとえば、WTRUは、キャリアアグリゲーションに対するダウンリンク送信肯定応答を搬送するために使用されてもよい、PUCCH形式3上のCSIフィードバックを送信してもよい。垂直ビームフォーミングおよび水平ビームフォーミングに対するPMIフィードバックを搬送するために、単一報告が使用されてもよく、または垂直ビームフォーミングおよび水平ビームフォーミングに対するPMIフィードバックが異なる報告で搬送されてもよい。
【0365】
WTRUによって報告されるCSIフィードバックは、水平ビームフォーミングに対する複数のPMI、および/または垂直ビームフォーミングに対する複数のPMIを含んでもよい。PMIの送信がサブバンドで実行される場合、各サブバンドに対して、WTRUは、複数の好ましいPMIを選択および/または報告してもよい。1つのPMIが水平ビームフォーミングについて報告されてもよく、別のPMIが垂直ビームフォーミングについて報告されてもよい。プリコーディング行列は、水平ビームフォーミングに対する第1のコードブックサブセットから取得されてもよく、別のプリコーディング行列は、垂直ビームフォーミングに対する第2のコードブックサブセットから取得されてもよい。水平プリコーディングと垂直プリコーディングとの間で等しくないフィードバック粒度がある場合、WTRUは、水平プリコーディングに対するプリコーディング行列インジケータ、および垂直プリコーディングに対する異なるプリコーディング行列インジケータを報告してもよい。プリコーディング行列インジケータは、水平ビームフォーミングに対応するプリコーディング行列インジケータがセットSサブバンドについて報告され、垂直ビームフォーミングに対応するプリコーディング行列インジケータがセットS’サブバンドについて報告され得るように、選択されてもよく、ここで、SとS’は異なるセットであってもよい。
【0366】
WTRUは、各コードワードに対して広帯域CQI値を報告してもよい。広帯域CQI値は、S個のサブバンドのセットにおける各サブバンドにおける対応する選択された垂直および水平プリコーディング行列に基づいて計算されてもよい。水平プリコーディングと垂直プリコーディングとの間で等しくないフィードバック粒度がある場合、広帯域CQI値は、S個のサブバンドのセットにおける各サブバンドにおける対応する選択された水平プリコーディング行列、およびS’個のサブバンドのセットにおける各サブバンドにおける対応する選択された垂直プリコーディング行列に基づいて計算されてもよく、ここで、SとS’は異なるセットであってもよい。
【0367】
WTRUは、水平ビームフォーミングに対するPMIおよび/または垂直ビームフォーミングに対するPMIによって、CSIフィードバック報告を実行してもよい。送信がS個のサブバンドのセットで実行される場合、WTRUは、複数のPMIを選択および/または報告してもよい。WTRUは、水平ビームフォーミングに対するPMIおよび/または垂直ビームフォーミングに対するPMIを報告してもよい。PMIに基づいて、プリコーディング行列は、水平ビームフォーミングについてのコードブックサブセットから使用されてもよく、別のプリコーディング行列は、垂直ビームフォーミングについてのコードブックサブセットから使用されてもよい。WTRUは、各セットSサブバンドに対してコードワードあたりのサブバンドCQI値を報告してもよい。サブバンドCQI値は、各サブバンドにおける水平ビームフォーミングについてのプリコーディング行列、垂直ビームフォーミングについてのプリコーディング行列の使用、および/または対応するサブバンドにおける送信に基づいて計算されてもよい。WTRUは、各コードワードに対して広帯域CQI値を報告してもよい。広帯域CQI値は、各サブバンドにおける水平ビームフォーミングについての単一プリコーディング行列、垂直ビームフォーミングについての単一プリコーディング行列の使用、および/またはS個のサブバンドのセット上の送信を仮定して計算されてもよい。
【0368】
WTRUは、ダウンチルト角を測定、量子化、および/または報告してもよい。ダウンチルト角は、受信された信号電力を最大限にする角度であってもよい。ダウンチルト角は、半静的および/または動的垂直ビームフォーミングに使用されてもよい。垂直ビームが水平ビームより小さい電力半値ビーム幅(HPBW:half-power beamwidth)を有し得るとすると、ダウンチルト角の報告は、たとえばコードブックベースのCSIフィードバック報告などの、フィードバック報告の他の形態より低いオーバヘッドをもたらすことがある。HPBWの範囲は、5〜20度の間であってセルエリアにおける十分なカバレッジを提供することができる。WTRUは、予め定義されたコードブックからのコードを報告してもよい。各コードは、ダウンチルト角、または予め定義された範囲の角度に対応してもよい。コードブックは、基地局のセルサイズおよび/またはアンテナ高の関数であってもよい。WTRUは、半静的に構成されてもよく、その場合、コードブックはダウンチルト角の量子化および/または報告に使用されてもよい。
【0369】
ランクが1より高いとき、WTRUは、各レイヤに対してダウンチルト値を報告してもよい。異なるレイヤに対するダウンチルト値が範囲内にあってもよいことを仮定する。WTRUは、1より多いレイヤに対してデルタ値または差分値を報告してもよい。WTRUは、第1のレイヤからのそれぞれのダウンチルト角値に基づいて、その他のレイヤに対して差分的にダウンチルト角値をエンコードしてもよい。これは、WTRUが1より高いランクをサポートする場合に、オーバヘッドを減少させるために使用されてもよい。
【0370】
CSIフィードバックは、コードブックサブセット制約を提供されてもよい。隣接セルのセル端WTRUに対する干渉を回避するために、セル端WTRUを対象とする垂直アンテナのダウンチルトがスケジューラによって制限されてもよい。セル端WTRUは、垂直ビームフォーミングを介した最大達成可能信号強度に関して制限されてもよい。サブセット制約は、スケジューラによってセル端WTRUのためのコードブックに対して適用されてもよい。WTRUは、予め定義されたコードブックからのプリコーダのサブセットを適用して、そのそれぞれのCSIフィードバックを計算してもよい。WTRUがセル中心に向かって移動するに従って、サブセット制約は除去されてもよい。WTRUは、CSIフィードバックの一部として好ましい垂直および/または水平プリコーダを計算および/または報告してもよい。好ましい垂直および/または水平プリコーダが、受信された信号を最大限にしてもよい。サブセット制約の使用は、セル間干渉を増大させることなく、基地局が、セル中心WTRUに向かってより急角度のダウンチルトを適用することを可能にすることができる。サブセット制約の使用は、望まれるWTRUにおける達成可能信号強度の最大化とセル間干渉全体の最小化との間のバランスをとってよい。サブセット制約の使用は、干渉が限定されたシナリオでより高いスペクトル効率をもたらしてもよい。
【0371】
送信方式は、2次元アンテナ構成で設計されてもよい。送信方式は、送信ダイバーシティ、開ループMIMO、閉ループMIMO、単一ユーザMIMO方式、および/またはマルチユーザMIMO方式を含んでもよい。
【0372】
様々なタイプの送信ダイバーシティ方式が、たとえばランダムビームフォーミングベースなどの2次元アンテナ構成に実装されてもよい。送信ダイバーシティ方式は、2次元開ループビームフォーミングを含んでもよい。開ループビームフォーミング方式は、たとえば
【0376】
などの多成分プリコーダ構造に基づいて定義されてもよい。様々なタイプの開ループビームフォーミングが、多成分プリコーダ構造に使用されてもよい。たとえば、ランダムプリコーダおよび/または位相シフトダイバーシティベースのプリコーダが実装されてもよい。
【0377】
ランダムプリコーディングは、複数の成分プリコーダとともに使用されてもよい。水平成分プリコーダおよび/または垂直成分プリコーダが、各リソースユニットに対してランダムに選択されてもよい。複合コードブックV
cは、
【0379】
として表現されてもよく、水平インデックスi
hおよび垂直インデックスi
vはそれぞれ、水平成分コードブックおよび垂直成分コードブックにおけるプリコーディングインデックスを示してもよい。成分プリコーダに対するプリコーディングインデックスは、リソースユニットに応じて選択および/または判定されてもよい。リソースユニットは、RE、REのグループ、PRB、PRBペア、サブバンド、および/またはサブフレームであってもよい。
【0380】
プリコーディング行列インデックスは、リソースユニットインデックス、サブフレームインデックス、C−RNTI、および/または物理セルIDの関数として予め定義されてもよい。成分コードブックは、ランダムプリコーディング行列に関連付けられてもよい。成分コードブックは、より上位のレイヤ、WTRUにより報告された最新のプリコーディング行列インデックス、および/または予め定義された固定行列を介して構成されてもよい。複数の成分コードブックが実装されたとき、1つの成分コードブックは、ランダムプリコーディング行列に関連付けられてもよく、別の成分コードブックは、より上位のレイヤ、WTRUにより報告された最新のプリコーディング行列インデックス、および/または予め定義された固定行列を介して構成されてもよい。リソースユニットサイズは、成分コードブックに応じて異なってよい。たとえば、水平インデックスi
hは、サブフレームにおける各リソースブロックに対して変更されてもよく、一方、垂直インデックスi
vは、システム帯域幅にわたって同一の、および/またはサブフレームに応じて変更されてもよい。水平インデックスi
hは、PRBインデックスおよび/またはサブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。垂直インデックスi
vは、PRBインデックスおよび/またはサブフレームインデックスの関数として定義されてもよいが、定義されなくてもよい。
【0381】
ランダムプリコーディングは、水平インデックスi
hおよび/または垂直インデックスi
vに対して使用されてもよい。インデックスは、プリコーディングベクトル/行列をランダム化するようにリソースユニットに応じて変更されてもよい。プリコーダ循環(precoder cycling)がランダムプリコーディングとして使用されてもよい。プリコーダ循環は、
【0383】
として定義されてもよく、kは、リソースユニットインデックスを示してもよく
【0385】
は、水平成分コードブックのコードブックサイズを示してもよい。プリコーダ循環は、
【0389】
は、垂直成分コードブックのコードブックサイズを示してもよい。成分コードブックでは、各成分コードブックのサブセットがプリコーダ循環に使用されてWTRU受信機の複雑さを減少させてもよい。各成分コードブックのサブセットが、より上位のレイヤのシグナリングを介して予め定義されおよび/または構成されてもよい。
【0390】
ランダムプリコーディングは、水平インデックスi
hおよび/または垂直インデックスi
vがリソースユニットに応じてランダムに選択され得るように、部分的に使用されてもよい。リソースユニットは、RE、REのグループ、PRB、PRBペア、サブバンド、および/またはサブフレームであってもよい。プリコーダ循環は、ランダムプリコーディングとして使用されてもよい。プリコーダ循環は、
【0392】
として定義されてもよく、kは、リソースユニットインデックスを示してもよく、
【0394】
は、水平成分コードブックのコードブックサイズを示してもよい。プリコーダ循環は、
【0398】
は、垂直成分コードブックのコードブックサイズを示してもよい。成分コードブックにおけるランダム行列インデックスは、Goldシーケンスなどのランダムシーケンス発生器を使用することにより、ランダムプリコーディングに対して選択されてもよい。
【0399】
水平プリコーディングインデックスi
hまたは垂直プリコーディングインデックスi
vがランダムプリコーディングに対して選択された場合、ランダムプリコーディングに対して選択されていないプリコーディングインデックス(たとえば、i
hまたはi
v)が様々な特性を含んでもよい。たとえば、ランダムプリコーディングに対して選択されていないプリコーディングインデックス(たとえば、i
hまたはi
v)が、予め定義された固定プリコーダインデックスであってもよい。ランダムプリコーディングインデックスおよび予め定義されたプリコーディングインデックスは、基地局がアンテナ次元をセクタとして使用する(たとえば、垂直または水平セクタ化)場合に、使用されてもよい。ランダムプリコーディングに対して選択されていないプリコーディングインデックス(たとえば、i
hまたはi
v)は、より上位のレイヤで構成されたプリコーダインデックスであってもよく、この場合、より上位のレイヤの構成に対するより上位のレイヤのシグナリングは、RRCおよび/またはMAC CEを含んでもよいが、これらに限定されない。アンテナ次元が長期ビームフォーミングに使用される場合、プリコーディングインデックスはランダムプリコーディングに対して選択されてもよく、別のプリコーディングインデックスがより上位のレイヤのプリコーディングインデックスに使用されてもよい。ランダムプリコーディングに対して選択されていないプリコーディングインデックスが、直近の報告されたプリコーダインデックスであってもよい。成分コードブックは閉ループとして使用されてもよく、および/または別の成分コードブックが開ループとして使用されてもよい。これは、垂直と水平との間のアンテナ次元が、WTRUの移動方向に起因して高いドップラー周波数の影響を受ける場合に有益であり得る。WTRUは、ランダムプリコーディングに対する成分プリコーダを選択してもよい。WTRUは、どの成分プリコーダが選択されたかを報告してもよい。選択された成分プリコーダは、CQIおよび/またはRIと一緒に報告されてもよい。
【0400】
ランダムプリコーディングは、4つの副成分プリコーダとともに使用されてもよい。副成分プリコーダは、共位相副成分プリコーダを含んでもよい。副成分プリコーダおよび/または共位相副成分プリコーダは、各リソースユニットに対してランダムに選択されてもよい。プリコーダは、以下の式16に示されるようにランダムに選択されてもよい。
【0402】
n
hは水平副成分プリコーダであってもよく、n
vは垂直副成分プリコーダであってもよく、m
hは水平共位相プリコーダであってもよく、および/またはm
vは垂直共位相プリコーダであってもよい。共位相および/または副成分プリコーダに対するプリコーディング行列インデックスは、リソースユニットに応じて選択されてもよい。プリコーディング行列インデックスは、リソースユニットインデックス、サブフレームインデックス、C−RNTI、および/または物理セルIDとして予め定義されてもよい。水平副成分プリコーダn
hおよび/または垂直副成分プリコーダn
vは、ランダムプリコーディングに使用されてもよい。水平共位相プリコーダm
hおよび/または垂直共位相プリコーダm
vは、予め定義された固定行列、WTRUにより報告された最新のプリコーディング行列インデックス、および/またはより上位のレイヤのシグナリングにより構成されたプリコーディング行列インデックスのうちの少なくとも1つによって選択されてもよい。
【0403】
リソースユニットサイズは、成分プリコーダと共位相プリコーダとの間で異なってよい。水平副成分プリコーダn
hおよび/または垂直副成分プリコーダn
vは、サブフレームにおける各リソースブロックに対して変更されてもよい。水平共位相プリコーダm
hおよび/または垂直共位相プリコーダm
vは、システム帯域幅にわたって同一または同様であってもよい。水平共位相プリコーダm
hおよび/または垂直共位相プリコーダm
vは、サブフレームに応じて変更されてもよい。水平副成分プリコーダn
hおよび/または垂直副成分プリコーダn
vは、PRBインデックスの関数として定義されてもよい。水平共位相プリコーダm
hおよび/または垂直共位相プリコーダm
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。水平共位相プリコーダm
hおよび/または垂直共位相プリコーダm
vは、PRBインデックスの関数として定義されてもよい。水平副成分プリコーダn
hおよび/または垂直副成分プリコーダn
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。水平副成分プリコーダn
hおよび/または垂直副成分プリコーダn
vは、PRBインデックスおよびサブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。
【0404】
リソースユニットサイズは、成分プリコーダおよび/または共位相プリコーダに応じて区別されてもよい。水平副成分プリコーダn
hは、PRBインデックスの関数として定義されてもよく、および/または、垂直副成分プリコーダn
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。垂直副成分プリコーダn
vは、PRBインデックスの関数として定義されてもよく、および/または、水平副成分プリコーダn
hは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。水平副成分プリコーダn
hは、PRBインデックスおよび/またはサブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。垂直副成分プリコーダn
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。水平共位相プリコーダm
hは、PRBインデックスの関数として定義されてもよく、および/または、垂直共位相プリコーダm
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。垂直共位相プリコーダm
vは、PRBインデックスの関数として定義されてもよく、および/または、水平共位相プリコーダm
hは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。水平共位相プリコーダm
hは、PRBインデックスおよび/またはサブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。垂直共位相プリコーダm
vは、サブフレームインデックスの関数として定義されてもよい。
【0405】
ランダムプリコーディングは、アンテナ分割行列との組み合わせで使用されてもよい。アンテナ分割行列のセットは、リソースユニットに応じてランダムに選択されてもよい。アンテナ分割行列のセットは、ランダムプリコーディングに使用されるアンテナポートが、各リソースユニットに対して変更され得るように、リソースユニットに応じてランダムに選択されてもよい。アンテナ分割行列が使用された場合、アンテナポートの数は、アンテナポートの総数N
tからアンテナポートの減少された数N
Lに減少されてもよい。アンテナ分割行列のサブグループは、アンテナポートの減少された数N
Lのサイズに応じて定義されてもよい。複数のアンテナ分割サブグループが定義された場合、アンテナ分割行列は、アンテナ分割サブグループからランダムに選択されてもよい。ランダム選択のアンテナサブグループは、構成されたサブグループにおけるインデックスに基づいて、CQIおよび/またはRIをWTRUが測定し得るように、基地局によって構成されてもよい。アンテナ分割行列は、リソースユニットインデックス、サブフレームインデックス、C−RNTI、および/または物理セルIDの関数として、各リソースユニットに対して予め定義されてもよい。WTRUは、与えられたリソースにおけるアンテナポートの減少された数N
Lに基づいて、CQIおよび/またはRIを測定してもよい。アンテナポートの減少された数N
Lは、サブフレーム内で同一であってもよい。WTRUは、別のサブグループが基地局によって構成されることがない限り、サブグループN
Lは同一であると仮定してもよい。ランダムプリコーディングは、アンテナポートの減少された数N
Lに使用されてもよい。
【0406】
表15は、アンテナポートの減少された数N
Lによるアンテナ分割行列のサブグループ化の例を示す。
【0408】
表15のサブグループ1からサブグループ3に示されるように、サブグループはそれぞれ、2、4、または8と等しいアンテナポートの減少された数N
Lを含んでもよい。表15のサブグループ4は、16と等しい全アンテナ分割行列を示す。アンテナポートの減少された数N
Lは、同一の行または列であってもよい。アンテナポートの減少された数N
Lは、行列全体からランダムに選択されてもよい。
【0409】
位相シフトダイバーシティ(PSD)ベースのプリコーダが実装されて、周波数ドメインにおける遅延周波数利得を活用することにより、周波数ダイバーシティ利得を増大させてもよい。PSD方式は、
【0411】
などの多成分プリコーダ構造によって定義されてもよい。2次元位相シフトダイバーシティ方式は、以下の式17に示されるように表されてもよい。
【0413】
D
v(K)およびD
h(k)はそれぞれ、N
v×N
vおよびN
h×N
h位相対角行列を示してもよい。4×4(たとえば、N
h×N
v)2次元アンテナ構成が使用される場合、2次元位相シフトダイバーシティ方式は、以下の式18に示されるように表される。
【0415】
θおよび/またはφは、−2π/N
fft・τとして定義されてもよい。リソースユニットインデックスkは、RE、REのグループ、PRB、PRBペア、サブバンド、および/またはサブフレームと関連付けられてもよい。成分プリコーダは、水平インデックスi
hおよび/または垂直インデックスi
vを使用して選択されてもよい。水平インデックスi
hおよび/または垂直インデックスi
vは、リソースユニットインデックスkの関数として選択されてもよい。水平インデックスi
hおよび/または垂直インデックスi
vは、WTRUから報告されてもよく、および/または基地局により構成されてもよい。θおよび/またはφが−2π/N
fft・τとして定義されるとき、遅延値τは、θおよびφに対して独立して構成されてもよい。遅延値τは、「0」を含んでもよく、および/または構成可能であってもよい。τ=N
fft/2は、遅延CDDパラメータとして使用されてもよい。
【0416】
{V−CSI−RSおよびH−CSI−RS}ならびに/または{F−CSI−RSおよびP−CSI−RS}など、複数のタイプのCSI−RSが構成される場合、WTRUは、MU−MIMO関係情報を報告して同一チャネル干渉を最小限にしてもよい。WTRUはMU−CQIを報告してもよく、これは、同一の時間/周波数リソースが空間ドメインで別のWTRUと共有される場合に、WTRU受信機で推定されてもよい。WTRUは、複合コードブックV
cに対する好ましいプリコーディングベクトル/行列インデックス、およびそれの関連付けられたCQIを報告する場合、WTRUは、MU−MIMOサポートに対するPMIを報告してもよい。WTRUは、コンパニオンプリコーディングベクトル/行列(companion precoding vector/matrix)V
prefとしてのPMI、および/またはそれの関連付けられたMU−CQIを報告してもよく、それは、WTRUにおけるMU−MIMOサポートに対するコンパニオンプリコーディングベクトル/行列を選択するための予め定義されたルールを満たしてもよい。たとえば、予め定義されたルールが、好ましいコンパニオンプリコーディングベクトル/行列を含んでもよく、それは、候補のうちの最小同一チャネル干渉および/または最大CQI値を提供してもよい。予め定義されたルールは、より好ましくない、または最も好ましくないコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
L-prefおよび/またはそれの関連付けられたMU−CQIを含んでもよく、それは、候補のうちの最大同一チャネル干渉または最小のCQI値を提供してもよい。V
prefは、プリコーディング行列候補のうちの最小同一チャネル干渉を提供してもよい。MU−CQIは、複合コードブックV
cおよび/または好ましいコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
prefに基づいて計算されてもよい。MU−CQI計算に対して、複合コードブックV
c、および/または好ましいコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
prefが、ランク1プリコーダとして考えられてもよい。より好ましくない、または最も好ましくないコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
L-prefは、考えられるプリコーディング行列候補のうちの最も大きい同一チャネル干渉を提供してもよい。MU−CQIは、複合コードブックVc、および/またはより好ましくない、または最も好ましくないコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
L-prefに基づいて計算されてもよい。
【0417】
1より高いランクに対するSU−MIMOベースのフィードバックが、MU−MIMOに使用されてもよい。複合コードブックV
cおよびそれの関連付けられたCQIは、ランクRに基づいて計算されてもよく、ここで、Rは、たとえば1より大きい正の整数であってもよい。複合コードブックV
cおよびそれの関連付けられたCQIは、ランク適合SU−MIMOベースのフィードバックに加えて報告されてもよく、ランクRは「1」より大きくてもよい。ランクRは、たとえばRRCおよび/またはMAC CEなど、より上位のレイヤを介して予め定義されおよび/または構成されてもよい。ランクRベースのMU−MIMOフィードバックは、ランク適応SU−MIMOベースのフィードバックの選択されたランクが「1」と等しい場合に報告されてもよい。ランクRベースのMU−MIMOフィードバックは、ランク適応SU−MIMOベースのフィードバックを使用して異なる時刻に報告されてもよい。
【0418】
MU−MIMOは、多成分コードブックによって実装されてもよい。WTRUは、
【0422】
などの多成分コードブックが使用される場合に、各成分コードブックに対するMU−MIMO関係フィードバック情報を報告してもよい。MU−MIMO関係フィードバックは、水平成分プリコーダV
hおよび/または垂直成分プリコーダV
vに対する好ましいコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
prefを含んでもよい。水平および垂直成分プリコーダに対する好ましいコンパニオンプリコーディングベクトル/行列はそれぞれ、
【0426】
として表されてもよい。MU−MIMO関係フィードバックは、水平成分プリコーダV
hおよび/または垂直成分プリコーダV
vに対するより好ましくない、または最も好ましくないコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
L-prefを含んでもよい。MU−MIMO関係フィードバックは、
【0430】
としてそれぞれ表されてもよい水平成分プリコーダおよび垂直成分プリコーダに対する、より好ましくない、または最も好ましくないコンパニオンプリコーディングベクトル/行列V
L-prefであってもよい。MU−MIMO関係フィードバックは、各成分プリコーダに対するランクRベースのMU−MIMOフィードバックであってもよい。
【0431】
MU−MIMO送信は、単一アンテナ次元で実行されてもよい。たとえば、同一チャネル干渉がマルチアンテナ次元でのMU−MIMOと比べて比較的低いときに、MU−MIMO送信は単一アンテナ次元で実行されてもよい。WTRUは、同一チャネル干渉を回避するために、マルチアンテナ次元でMU−MIMO関係フィードバック情報を報告してもよい。WTRUは、水平成分プリコーダおよび/または垂直成分プリコーダに関連付けられたMU−MIMO関係フィードバック情報を報告してもよい。MU−MIMO関係フィードバックに対する水平成分プリコーダと垂直成分プリコーダとの間の関連付けられた成分プリコーダは、より上位のレイヤのシグナリングを介して構成されてもよい。WTRUは、構成された成分プリコーダに対するMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。MU−MIMO関係フィードバックに対する水平成分プリコーダと垂直成分プリコーダとの間の関連付けられた成分プリコーダは、WTRUがMU−MIMO送信に対する好ましい成分プリコーダを報告し得るように、WTRUによって選択されてもよい。MU−MIMO関係フィードバックに対する水平成分プリコーダと垂直成分プリコーダとの間の関連付けられた成分プリコーダは、成分プリコーダの1つによって予め定義されてもよい。たとえば、WTRUが水平成分プリコーダについてのMU−MIMO関係フィードバックを報告し得るように、WTRUは水平アンテナ次元でMU−MIMOが実行されることを判定してもよい。MU−MIMO関係フィードバックは、CSI−RSと結び付けられてもよい。複数のタイプのCSI−RSが構成される場合、WTRUは、少なくとも1つのタイプのCSI−RSに基づいて、MU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。WTRUは、V−CSI−RSおよび/またはH−CSI−RSについてのMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。H−CSI−RSは、MU−MIMO関係CSI報告のために使用されてもよい。WTRUは、P−CSI−RSについてのMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。
【0432】
アンテナ分割は、MU−MIMO送信に使用されてもよい。N
v×N
hアンテナポートがJ個のサブセットに分割されてもよい。WTRUは、サブセットの少なくとも1つによって構成されてもよい。WTRUは、構成されたサブセットを除くサブセットに関して、MU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。たとえば、4×4(N
v×N
h)アンテナ構成が使用され4つのサブセットがMU−MIMOについて定義された場合、アンテナサブセットは、表16に示されるように定義されてもよい。
【0434】
WTRUは、WTRUに対して構成されていないサブセットについてのMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。サブセット0がWTRUに対して構成されることがない場合、WTRUは、残りのサブセット{サブセット1、サブセット2、サブセット3}についてMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい。WTRUが複数のサブセットについてのMU−MIMO関係フィードバックを報告してもよい場合、好ましい、および/またはより好ましくないもしくは最も好ましくないサブセットがWTRUによって選択されてもよい。サブセットが最小同一チャネル干渉を提供する場合、好ましいアンテナサブセットが選択されてもよい。サブセットが最大同一チャネル干渉を提供する場合、より好ましくない、または最も好ましくないアンテナサブセットが選択されてもよい。WTRUは、そのCSI推定のための干渉測定リソースとしてWTRUに対して構成されないサブセットを測定してもよい。
【0435】
DM−RSスクランブリングシーケンスは、アンテナサブセットに応じて異なってよい。DM−RSスクランブリングシーケンスは、準直交基準信号がアンテナ分割/サブセットに応じてサポートされ得るように異なってよい。スクランブリングシーケンスは、擬似ランダムシーケンスに基づいてもよい。この擬似ランダムシーケンスの発生器は異なる値のC
initを使用して生成されたDM−RSが低い相互相関を有し得るように、各サブフレームの初めのC
initの値で初期化されてもよい。C
initの値は、以下の式19に示されるように、スロット番号(n
s)および異なるパラメータの関数であってもよい。
【0437】
n
sは、サブフレームのスロット番号であってもよく、0から19の範囲であってもよい。(n
s/2+1)の値がサブフレーム番号であってもよい。表17に示されるように、n
SCIDが、アンテナ分割行列インデックスまたはサブセットインデックスと結び付けられてもよく(tied with)、
【0439】
は、物理セルIDであってもよく、サービング基地局からの構成/ブロードキャストされた値であってもよい。
【0441】
本明細書の実施形態が例示的な実施形態に関連して説明され得るが、それらに限定されなくてもよい。たとえば、本明細書では2次元および/または4次元アンテナ構成のための例が提供され得るが、他のタイプの多次元アンテナ構成が実装されてもよい。特徴および要素が特定の組み合わせで上記に説明されているが、それぞれの特徴もしくは要素は単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用されてもよい。加えて、本明細書で説明された方法は、コンピュータまたはプロセッサにより実行するためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてもよい。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定されないが、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体を含む。ソフトウェアに関連したプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波送受信機を実装するために使用されてもよい。