(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記IM−SSFエンティティと前記SCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、前記IM−SSFエンティティは、前記IM−SSFエンティティと前記CSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによって前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがって前記ETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様で前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、その後、前記CSCFエンティティが前記ETC動作情報を前記MGCFエンティティに送り、
前記MGCFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝える前記ETC動作情報を前記AIP装置によって取得する前記ステップは、
前記AIP装置により、前記MGCFエンティティによって送られて前記ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージ(IAM)を受けるステップであって、前記IAMから前記AIP装置が前記ETC動作情報を取得するようになっている、ステップを備える請求項2に記載の方法。
前記IM−SSFエンティティと前記SCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、前記IM−SSFエンティティは、前記IM−SSFエンティティと前記CSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによって前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがって前記ETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様で前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、その後、前記CSCFエンティティが前記ETC動作情報を前記MGCFエンティティに送り、
前記第1の取得ユニットは、前記MGCFエンティティによって送られて前記ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージ(IAM)を受けるように構成され、それにより、前記AIP装置は、前記IAMから前記ETC動作情報を取得する請求項7に記載の装置。
前記IM−SSFエンティティと前記SCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、前記第2の取得ユニットは、前記IM−SSFエンティティによって送られて前記ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージ(IAM)を受けるように構成され、それにより、前記AIP装置は、前記IAMメッセージから前記ETC動作情報を取得する請求項9に記載の装置。
前記IM−SSFエンティティと前記SCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、前記IM−SSFエンティティは、前記IM−SSFエンティティと前記CSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによって前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがって前記ETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様で前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、その後、前記CSCFエンティティが前記ETC動作情報を前記MGCFエンティティに送り、
前記IMSネットワーク側エンティティにより前記ETC動作情報を前記AIP装置に転送する前記ステップは、
前記MGCFエンティティにより、前記ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージ(IAM)を前記AIP装置へ送るステップであって、前記IAMから前記AIP装置が前記ETC動作情報を取得するようになっている、ステップを備える請求項12に記載の方法。
前記IM−SSFエンティティと前記SCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、前記IM−SSFエンティティは、前記IM−SSFエンティティと前記CSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによって前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがって前記ETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様で前記ETC動作情報を前記CSCFエンティティへ送り、その後、前記CSCFエンティティが前記ETC動作情報を前記MGCFエンティティに送り、
前記転送モジュールは、
前記ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージ(IAM)を前記AIP装置へ送る第1の送信ユニットであって、前記IAMから前記AIP装置がETC動作情報を取得するようになっている、第1の送信ユニットを備える、請求項17に記載のエンティティ。
【発明の概要】
【0007】
従来技術における問題を解決するために、本発明の実施形態は、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法、装置、及び、システムを提供する。技術的解決策は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様では、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法であって、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能によって求められる音声を事前に記憶し、また、AIP装置がインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される方法において、AIP装置により、IMSネットワーク側エンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC(Establish Temporary Connection、暫定接続確立)動作情報を取得するステップであって、ETC動作情報がSCPにより送られ、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、ステップと、AIP装置により、ETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってIMSネットワーク側エンティティを介してSCPとの接続を確立するステップと、AIP装置により、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするステップと、を含む方法が提供される。
【0009】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがMGCF(Media Gateway Control Function、メディアゲートウェイ制御機能)エンティティであり、MGCFエンティティがCSCF(Call Session Control Function、呼セッション制御機能)エンティティ及びIM−SSF(IP Multimedia Service Switch Function、インターネットプロトコルIPマルチメディア・サービス・スイッチ機能)エンティティを介してSCPに接続され、IMSネットワーク側エンティティにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置により取得する前記ステップは、AIP装置により、MGCFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティに送られた後にIM−SSFエンティティによりCSCFエンティティを介してMGCFエンティティに送られる、ステップを含む。
【0010】
第1の態様の第1の想定し得る実施態様に関連して、第1の態様の第2の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、その後、CSCFエンティティがETC動作情報をMGCFエンティティに送り、MGCFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置によって取得する前記ステップは、AIP装置により、MGCFエンティティによって送られてETC動作情報を伝えるIAM(Initial Address Message、初期アドレスメッセージ)を受けるステップであって、IAMからAIP装置がETC動作情報を取得するようになっているステップを含む。
【0011】
第1の態様に関連して、第1の態様の第3の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがIM−SSFエンティティであり、IM−SSFエンティティがSCPに接続され、IMSネットワーク側エンティティにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置により取得する前記ステップは、AIP装置により、IM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、ETC動作情報がSCPによりIM−SSFエンティティに送られるステップを含む。
【0012】
第1の態様の第3の想定し得る実施態様に関連して、第1の態様の第4の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置により取得する前記ステップは、AIP装置により、IM−SSFエンティティによって送られてETC動作情報を伝えるIAMを受けるステップであって、IAMメッセージからAIP装置がETC動作情報を取得するようになっているステップを含む。
【0013】
第1の態様、及び、第1の態様の第1〜第4の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第5の想定し得る実施態様では、AIP装置により、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりする前記ステップが、AIP装置により、SCPにより配信されて音声再生コンテンツを伝える音声再生要求を受け、音声再生要求にしたがって音声再生動作を行なうステップ、及び/又は、AIP装置によリ、SCPにより配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集命令を受け、プロンプティング・ユーザ情報収集要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集動作を行なうステップを含む。
【0014】
第1の態様、及び、第1の態様の第1〜第5の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第6の想定し得る実施態様では、AIP装置により、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりした後、方法は、AIP装置により、IMSネットワーク側エンティティにより送られるREL(Release Message、解放メッセージ)を受け、RELにしたがってリソースを解放してSCPから切断するとともに、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティに戻し、それにより、IMSネットワーク側エンティティがリソース解放完了メッセージをSCPへ戻すようになっているステップを更に含み、RELは、IMSネットワーク側エンティティがSCPにより配信されるDFC(Disconnect Forward Connection、順方向接続切断)命令を受けた後に送られる。
【0015】
第2の態様では装置が提供され、この場合、装置AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能によって求められる音声を事前に記憶し、AIP装置がインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続され、AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝える暫定接続確立ETC動作情報を取得するように構成される取得モジュールであって、ETC動作情報がSCPにより送られ、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを備える、取得モジュールと、ETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってIMSネットワーク側エンティティを介してSCPとの接続を確立するように構成される接続モジュールと、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするように構成される情報交換モジュールとを含む。
【0016】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがMGCFエンティティであり、MGCFエンティティ
がCSCFエンティティ及びIM−SSFエンティティを介してSCPに接続され、取得モジュールは、MGCFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第1の取得ユニットであって、ETC動作情報が、SCPによりIM−SSFエンティティに送られた後にIM−SSFエンティティによりCSCFエンティティを介してMGCFエンティティに送られる、第1の取得ユニットを含む。
【0017】
第2の態様の第1の想定し得る実施態様に関連して、第2の態様の第2の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、その後、CSCFエンティティがETC動作情報をMGCFエンティティに送り、第1の取得ユニットは、MGCFエンティティによって送られてETC動作情報を伝えるIAMを受けるように構成され、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0018】
第2の態様に関連して、第2の態様の第3の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがIM−SSFエンティティであり、IM−SSFエンティティがSCPに接続され、取得モジュールは、IM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第2の取得ユニットであって、ETC動作情報がSCPによりIM−SSFエンティティに送られる、第2の取得ユニットを含む。
【0019】
第2の態様の第3の想定し得る実施態様に関連して、第2の態様の第4の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、第2の取得ユニットは、IM−SSFエンティティによって送られてETC動作情報を伝えるジIAMを受けるように構成され、それにより、AIP装置は、IA
MからETC動作情報を取得する。
【0020】
第2の態様、及び、第2の態様の第1〜第4の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の第5の想定し得る実施態様では、情報交換モジュールが、SCPにより配信されて音声再生コンテンツを伝える音声再生要求を受け、音声再生要求にしたがって音声再生動作を行なうように構成され、及び/又は、SCPにより配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集命令を受け、プロンプティング・ユーザ情報収集要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集動作を行なうように構成される。
【0021】
第2の態様、及び、第2の態様の第1〜第5の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の第6の想定し得る実施態様では、装置が、IMSネットワーク側エンティティにより送られるRELを受けるように構成される受信モジュールと、RELにしたがってリソースを解放してSCPから切断するように構成される解放モジュールと、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティに戻すように構成される戻しモジュールであって、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティがSCPへ戻すようになっている、戻しモジュールとを更に含み、この場合、RELは、IMSネットワーク側エンティティがSCPにより配信されるDFC命令を受けた後に送られる。
【0022】
第3の態様では、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法であって、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能によって求められる音声を事前に記憶し、AIP装置がインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される方法において、IMSネットワーク側エンティティにより、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、ステップと、IMSネットワーク側エンティティにより、ETC動作情報をAIP装置に転送するステップであって、ETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってAIP装置がSCPとの接続を確立するようになっているステップと、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするステップと、を含む方法が提供される。
【0023】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがMGCFエンティティであり、MGCFエンティティが呼CSCFエンティティ及びIM−SSFエンティティを介してSCPに接続され、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をIMSネットワーク側エンティティにより取得する前記ステップは、MGCFエンティティにより、CSCFエンティティを介してIM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、ETC動作情報がSCPによりIM−SSFエンティティに送られるようになっているステップを含む。
【0024】
第3の態様の第1の想定し得る実施態様に関連して、第3の態様の第2の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、その後、CSCFエンティティがETC動作情報をMGCFエンティティに送り、IMSネットワーク側エンティティによりETC動作情報をAIP装置に転送する前記ステップは、MGCFエンティティにより、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置へ送るステップであって、IAMからAIP装置がETC動作情報を取得するようになっているステップを含む。
【0025】
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがIM−SSFエンティティであり、IM−SSFエンティティがSCPに接続され、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をIMSネットワーク側エンティティにより取得する前記ステップは、IM−SSFエンティティにより、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップを含む。
【0026】
第3の態様の第3の想定し得る実施態様に関連して、第3の態様の第4の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IMSネットワーク側エンティティによりETC動作情報をAIP装置に転送する前記ステップは、IM−SSFエンティティにより、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置に送るステップであって、IAMからAIP装置が前ETC動作情報を取得するようになっているステップを含む。
【0027】
第3の態様、及び、第3の態様の第1〜第4の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第5の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティによりETC動作情報をAIP装置へ転送した後、方法は、SCPにより配信されるDFC命令を受けるとともに、DFC命令にしたがってRELをAIP装置に送り、それにより、RELにしたがってAIP装置がリソースを解放してSCPを切断するステップと、AIP装置により戻されるリソース解放完了メッセージを受けるとともに、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻すステップとを更に含む。
【0028】
第4の態様では、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム・ネットワーク側エンティティであって、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能によって求められる音声を事前に記憶し、AIP装置がインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続されるインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム・ネットワーク側エンティティにおいて、該エンティティは、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される取得モジュールであって、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、取得モジュールと、AIP装置がETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってSCPとの接続を確立するとともに、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべくAIP装置が確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするように、ETC動作情報をAIP装置へ転送するように構成される転送モジュールとを含む、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステム・ネットワーク側エンティティが提供される。
【0029】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがMGCFエンティティであり、MGCFエンティティが呼CSCFエンティティ及びIM−SSFエンティティを介してSCPに接続され、取得モジュールは、CSCFエンティティを介してIM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第1の取得ユニットであって、ETC動作情報がSCPによりIM−SSFエンティティに送られる、第1の取得ユニットを含む。
【0030】
第4の態様の第1の想定し得る実施態様に関連して、第4の態様の第2の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、その後、CSCFエンティティがETC動作情報をMGCFエンティティに送り、転送モジュールは、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置へ送るように構成される第1の送信ユニットであって、IAMからAIP装置がETC動作情報を取得するようになっている、第1の送信ユニットを含む。
【0031】
第4の態様に関連して、第4の態様の第3の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティがIM−SSFエンティティであり、IM−SSFエンティティがSCPに接続され、取得モジュールは、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第2の取得ユニットを含む。
【0032】
第4の態様の第3の想定し得る実施態様に関連して、第4の態様の第4の想定し得る実施態様では、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースがETC動作をサポートするように拡張され、転送モジュールは、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置に送るように構成される第2の送信ユニットであって、IAMからAIP装置がETC動作情報を取得するようになっている、第2の送信ユニットを含む。
【0033】
第4の態様、及び、第4の態様の第1〜第4の想定し得る実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第5の想定し得る実施態様では、IMSネットワーク側エンティティが、SCPにより配信されるDFC命令を受けるように構成される第1の受信モジュールと、DFC命令にしたがってRELをAIP装置に送るように構成される送信モジュールであって、RELにしたがってAIP装置がリソースを解放してSCPを切断するようになっている、送信モジュールと、AIP装置により戻されるリソース解放完了メッセージを受けるように構成される第2の受信モジュールと、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻すように構成される戻しモジュールとを更に含む。
【0034】
第5の態様では、AIP装置とインターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムIMSネットワーク側エンティティとを含む、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するためのシステムであって、AIP装置が第2の態様又は第2の態様の任意の想定し得る実施態様に係る装置であり、IMSネットワーク側エンティティが第4の態様又は第4の態様の任意の想定し得る実施態様に係るエンティティである、システムが提供される。
【0035】
本発明の実施形態で提供される技術的解決策によりもたらされる有益な効果は以下の通りである。
【0036】
本発明において、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0037】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施形態又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡単に取り入れる。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明の幾つかの実施形態を単に示すにすぎず、また、当業者は、創造的労力を伴わずにこれらの添付図面にしたがって他の図面を依然として導き出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下は、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確に且
つ説明する。明らかに、説明されるべき実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく単なる一部にすぎない。創造的労力を伴うことなく本発明の実施形態に基づいて当業者により得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0040】
実施形態1
IMSネットワークが導入された後にAIP装置を使用してプロンプティングを実施するとともにユーザ情報を収集することができることを実行するべく、本発明の一実施形態は、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法を提供する。AIP装置の観点から方法が実施され、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能により求められる音声を事前に記憶し、及び、AIP装置がIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される、ことが一例として使用される。
図2を参照すると、方法の手順は以下を含む。
【0041】
201:AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティによって転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得し、この場合、ETC動作情報はSCPによって送られ、また、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む。
【0042】
202:AIP装置は、ETC動作情報において伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがって、IMSネットワーク側エンティティを介してSCPとの接続を確立する。
【0043】
203:AIP装置は、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりして、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了する。
【0044】
また、方法では、IMSネットワーク側エンティティの観点から方法が実施されることが一例として使用され、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集機能により求められる音声を事前に記憶し、及び、AIP装置がIMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される。
図3を参照すると、方法の手順は以下を含む。
【0045】
301:IMSネットワーク側エンティティは、SCPによって送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得し、この場合、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む。
【0046】
302:IMSネットワーク側エンティティは、ETC動作情報をAIP装置へ転送し、それにより、AIP装置は、ETC動作情報において伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってSCPとの接続を確立するとともに、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりして、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了する。
【0047】
この実施形態で提供される方法において、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0048】
実施形態2
本発明の一実施形態は、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法を提供する。実施形態1の内容に関連して、また、一例として、CSCFエンティティ、IM−SSFエンティティ、SCP、MGCFエンティティ、及び、AIP装置がプロンプティング・ユーザ情報収集システム内に存在することを使用することにより、本発明の実施形態で与えられるプロンプティングを実施してユーザ情報を収集する態様について詳しく説明して描く。
図4を参照すると、この実施形態で提供される方法の手順は以下を含む。
【0049】
ステップ401:IM−SSFエンティティは、ユーザにより開始されてCSCFエンティティを介して転送される発呼要求をSCPに送る。
【0050】
ユーザにより開始される発呼要求は、具体的には、ユーザの携帯端末又は固定端末を通じてユーザにより開始される他のユーザ又はサービスオペレータへの要求である。例えば、他のユーザの電話番号をダイヤルする、或いは、サービスオペレータのホットライン番号をダイヤルする。
【0051】
ユーザが発呼要求を開始した後、発呼要求は最初にCSCFエンティティによって受けられ、CSCFエンティティが発呼要求を受けた後、CSCFエンティティは、ISC(Intel Server Controller、インテルサーバコントローラ)標準インタフェースを介して発呼要求をIM−SSFエンティティへ転送し、及び、IM−SSFエンティティが発呼要求を受けた後、IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとSCPとの間のCAP/INAPインタフェースを介して発呼要求をSCPへ送る。
【0052】
ステップ402:SCPは、受けられた発呼要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を生成し、この場合、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む。
【0053】
AIP装置のルーティングアドレスは、AIP装置のアドレスを特定するために使用され、サービス相関IDは、呼出音サービス又はユーザホットラインサービスなどのユーザの発呼要求に対応するサービスタイプを特定するために使用され、SCPの識別子IDは、何れのSCPがプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を配信するのかを特定するために使用され、それにより、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けた後、AIP装置は、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を配信するSCPとの対応する接続を確立する。
【0054】
また、前述の3つのタイプの情報に加えて、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、他の情報、例えば、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を生成する時間に関する情報を伝えてもよい。この実施形態は、特に、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報に含まれる内容を制限しない。
【0055】
ステップ403:SCPは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報をIM−SSFエンティティに配信する。
【0056】
このステップのため、SCP及びIM−SSFエンティティは、CAP(Customised Applications for Mobile network Enhanced Logic Application Part、カスタマイズド・アプリケーションズ・フォー・モバイルネットワーク・エンハンスドロジック・アプリケーション・パート)/INAP(Intelligent Network Application Protocol、インテリジェント・ネットワーク・アプリケーション・プロトコル)インタフェースを使用することにより相互に接続され、また、CAP/INAPインタフェースは、CS(Circuit Switched、回線交換)標準規格におけるパラメータ及びETC動作をサポートするように拡張され、したがって、SCPは、CAP/INAPインタフェースを介してプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をIM−SSFエンティティに配信してもよい。
【0057】
ステップ404:IM−SSFエンティティは、SCPによって配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けて、そのプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をCSCFエンティティに転送する。
【0058】
このステップのため、IM−SSFエンティティは、CAP/INAPインタフェースを介して、SCPにより配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受け、この場合、IM−SSFエンティティがプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をCSCFエンティティに転送する特定の実施態様は、以下の2つの態様を含むが、これらに限定されない。
【0059】
態様1:ISCインタフェースを拡張して、ISCインタフェースにおいてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝え、及び、ISCインタフェースにおいて伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をCSCFエンティティに転送する。
【0060】
ISCインタフェースの拡張の一例は以下の通りである。
INVITE tel:+8613734567890;Correlation−id=222222;Scf−id=888888 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 172.22.131.124:11188;
Call−ID:16670405@172.22.131.209
From:<tel:+8613734568888>;tag=16670404
To:<tel:+8613734567890>;tag=16670adasdf
P−Asserted−Identity:"Cullen Jennings"<tel:818 008613734568888>
ここで、Correlation−id=222222;Scf−id=888888は拡張されたISCインタフェースであり、Correlation−idはサービス相関IDを示し、Scf−idはSCPの識別子IDを示し、すなわち、2つのパラメータであるCorrelation−id及びScf−idは、サービス相関ID及びSCP識別子を伝えるという目的を達成するべくユニフォームリソースロケータ要求(要求URI)において拡張され、加えて、AIP装置のルーティングアドレスがCSCFエンティティに伝えられると、CSCFエンティティは、ISCインタフェースにおいてAIP装置のルーティングアドレスを要求URIコンテンツへと変換して、当初の要求URIコンテンツをAIP装置のルーティングアドレスと置き換える。
【0061】
態様2:コンフィギュレーション規則にしたがって、要求URIにおいてAIP装置のルーティングアドレス、サービス相関ID、及び、SCPの識別子IDを組み合わせて伝達する。
【0062】
伝達の一例は以下の通りである。
INVITE tel:+8613734567890222222888888 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 172.22.131.124:11188;
Call−ID:16670405@172.22.131.209
From:<tel:+8613734568888>;tag=16670404
To:<tel:+8613734567890>;tag=16670adasdf
P−Asserted−Identity:"Cullen Jennings"<tel:818 008613734568888>
ここで、222222は相関ID(サービス相関ID)であり、また、888888は Scf−id(SCPの識別子ID)である。
【0063】
ステップ405:CSCFエンティティは、受けられたプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をMGCFエンティティに送る。
【0064】
CSCFエンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報をMGCFエンティティに送るときには、CSCFエンティティとMGCFエンティティとの間のMgインタフェースを使用することによってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報の転送を実施する。
【0065】
ステップ406:MGCFは、CSCFエンティティによって送られるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けて、そのプロンプティング・ユーザ情報収集の情報に含まれる情報を特定して変換する。
【0066】
このステップのために、MGCFエンティティは、主に以下の2つの態様でプロンプティング・ユーザ情報収集の情報に含まれる情報を特定して変換する。
【0067】
態様1:サービス相関ID及びSCP識別子がCSCFエンティティとMGCFエンティティとの間のMgインタフェースに存在する場合には、サービス相関ID及びSCP識別子を、標準的なISUP(Integrated Services Digital Network_User Part、統合サービスデジタルネットワーク_ユーザパート)インタフェースにおいてサポートされるサービス相関IDフォーマット及びSCPの識別子IDフォーマットへと直接に変換する。
【0068】
態様2::サービス相関ID及びSCPの識別子IDがCSCFエンティティとMGCFエンティティとの間のMgインタフェースに存在しない場合には、要求URIのプレフィックスにしたがって規則が構成されてもよい。すなわち、標準的なISUPインタフェースにおいて要求URIから幾つかの数字をそれぞれサービス相関ID及びSCPの識別子IDとして取得する。
【0069】
この態様に関して、この実施形態で提供される方法が実行されるときには、要求URIにおける幾つの数字がサービス相関IDを表わし且つ幾つの数字がSCPの識別子IDを表わすのかが予め規定されてもよい。例えば、要求URIにおける15番目の数字〜20番目の数字がサービス相関IDであり且つ21番目の数字〜26番目の数字がSCPの識別子IDであることが予め規定されてもよい。確かに、前述の規定に加え、要求にしたがって設定を行なうことができてもよく、また、この実施形態は、どの設定態様が具体的にとられるかについて制限しない。
【0070】
ステップ407:MGCFエンティティは、AIP装置のルーティングアドレスにしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をISUPインタフェースを介してAIPに送る。
【0071】
MGCFエンティティがAIP装置のルーティングアドレスにしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をISUPインタフェースを介してAIPに送る特定の実施態様は、以下を含むが、これらに限定されない。
最初に、IAMにおいてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝え、その後、そのプロンプティング・ユーザ情報収集の情報におけるAIP装置のルーティングアドレスにしたがってISUPインタフェースを介してプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIPへ転送する。
【0072】
ステップ408:AIP装置は、受けられたプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがって発呼完了メッセージで応答する。
【0073】
このステップのため、SCPにより生成されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIPが受けた後、AIPの受信状態をユーザへフィードバックするために、AIPは、発呼完了メッセージを伴ってユーザに応答する。発呼完了メッセージが生成された後、発呼完了メッセージは最初にISUPインタフェースを介してMGCFエンティティへ転送され、MGCFエンティティが発呼完了メッセージを受けた後、MGCFエンティティは、Mgインタフェースを介して発呼完了メッセージをCSCFエンティティへ転送し、また、CSCFエンティティは、発呼完了メッセージを受けた後に発呼完了メッセージをユーザへ直接にフィードバックしてもよい。また、情報をやりとりする二人の当事者の情報がトランスペアレントであるという目的を達成するように情報のやりとりの全体のプロセスを実施するために、この実施形態で提供される方法は、発呼完了メッセージを受けた後にユーザがCSCFエンティティを介して応答メッセージをMGCFエンティティへ戻すプロセスを更にサポートする。
【0074】
ステップ409:AIP装置は、IAMにおいて伝えられるSCPの識別子IDにしたがって、トリガされる必要があるSCPを取得して、アシスタント要求命令によってSCPとの接続を確立し、この場合、アシスタント要求命令はサービス相関IDを伝える。
【0075】
このステップにおいては、複数のSCPがIMSネットワークアーキテクチャ内に存在するため、何れのSCPがプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIP装置へ配信するのかを特定して、その後のSCPのプロンプティング・ユーザ情報収集命令の受信を容易にするべく、この実施形態で提供される方法では、SCPにより生成されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けた後、AIP装置が、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を送るSCPを決定するとともに、アシスタント要求命令をSCPへ送ることによってSCPとの接続を確立する。SCPがその後に具体的に何れのタイプのサービス命令を配信する必要があるのかをSCPが学習することを容易にするため、アシスタント要求命令はサービス相関IDを更に含む。確かに、サービス相関IDに加えて、アシスタント要求命令は、アシスタント要求命令を生成する時間などの他の情報を含んでもよいが、この実施形態では特に限定されない。
【0076】
ステップ410:SCPは、音声再生を行なうようにAIP装置に指示するべく、サービス命令を配信する。
【0077】
サービス命令は音声再生命令とプロンプティング・ユーザ情報収集命令とを含み、音声再生命令は、サービス相関IDに対応する音声コンテンツを再生する、例えばユーザが電話をかける他のユーザの呼出音を再生するようにAIP装置に指示するだけであり、プロンプティング・ユーザ情報収集命令は、サービス相関IDに対応する音声コンテンツをユーザに対して再生するだけでなく、ユーザにより入力されるキーコードを受けて、ユーザにより入力されるキーコードにしたがってキーコードに対応する音声コンテンツも、例えばユーザがサービスオペレータのホットライン番号をダイヤルするときにサービスオペレータによりユーザに対して再生される音声コンテンツもユーザに対して更に再生するようにAIP装置に指示する。
【0078】
ステップ411:AIP装置は、SCPにより配信されるサービス命令にしたがって音声再生を行なう。
【0079】
このステップにおいては、全ての音声コンテンツがAIP装置に記憶されるため、SCPにより配信されるサービス命令を受けた後、AIP装置は、サービス命令中に含まれるサービスコンテンツにしたがって音声再生を直接に行なってもよい。サービス命令が音声再生命令
を含む場合、AIP装置は音声再生動作のみを行ない、サービス命令がプロンプティング・ユーザ情報収集命令
を含む場合、AIP装置は、音声再生動作を行なうだけでなく、数字収集動作も行なう。
【0080】
また、AIP装置が音声再生を完了した後、AIP装置がSCPにより配信されるサービス命令に対応する音声再生作業を首尾良く完了するかどうかをSCPが決定できるように、この実施形態で提供される方法は、AIP装置が音声再生結果をSCPに対して報告するステップもサポートする。AIP装置が音声再生結果をSCPに報告する特定の実施態様は、既存の報告メカニズムに基づいて実行されてもよい。例えば、AIP装置は専用のリソース報告をSCPに対して報告するが、この実施形態では特に限定されない。
【0081】
ステップ401〜ステップ411によってインテリジェントサービスのプロンプティング・ユーザ情報収集が実施されてもよいことに留意すべきである。また、サービス論理にしたがって、プロンプティング・ユーザ情報収集機能が現在完了されることをSCPが決定する場合には、リソースを節約する目的で、この実施形態で提供される方法は、SCPとAIP装置とを切断するステップを更に含む。SCPとAIP装置とを切断する特定のプロセスは以下の通りである。
【0082】
SCPが最初に順方向
接続切断命令をIM−SSFエンティティに配信し、また、IM−SSFエンティティがSCPにより配信された順方向接続切断命令を受けた後、IM−SSFエンティティは、その命令にしたがって、CSCFエンティティを介してMGCFエンティティへByeメッセージを配信し、MGCFエンティティがByeメッセージを受けた後、MGCFエンティティは解放メッセージをAIP装置に送り、AIP装置は、その解放メッセージにしたがって、AIP装置を解放して現在の発呼を解放するとともに、解放を完了した後に発呼解放完了メッセージをMGCFエンティティに自動的に送る。AIP装置により戻される解放完了メッセージを受けた後、MGCFエンティティが200を戻し、AIP装置がSCPを切断する。その後、SCPは、現在のサービス論理にしたがって、現在のサービス処理が完結したことを決定して、現在の発呼を解放するための命令をIM−SSFエンティティに配信する。最後に、IM−SSFエンティティは、発呼を解放するためにCSCFエンティティを介してBye情報をユーザに送る。
【0083】
この実施形態で提供される方法において、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0084】
実施形態3
本発明の一実施形態は、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法を提供する。実施形態1の内容に関連して、また、4つの装置、すなわち、CSCFエンティティ、SCP、MGCFエンティティ、及び、AIPがプロンプティング・ユーザ情報収集システム内に存在し且つMGCFが一例として実施形態2においてIM−SSFエンティティの機能を実施してもよいことを使用することにより、本発明の実施形態で与えられるプロンプティングを実施してユーザ情報を収集する態様について詳しく説明して描く。
図5を参照すると、この実施形態で提供される方法の手順は以下を含む。
【0085】
ステップ501:IM−SSFエンティティは、ユーザにより開始されてCSCFエンティティを介して転送される発呼要求をSCPに送る。
【0086】
ユーザにより開始される発呼要求は、具体的には、ユーザの携帯端末又は固定端末を通じてユーザにより開始される他のユーザ又はサービスオペレータへの要求である。例えば、他のユーザの電話番号をダイヤルする、或いは、サービスオペレータのホットライン番号をダイヤルする。
【0087】
ユーザが発呼要求を開始した後、発呼要求は最初にCSCFエンティティによって受けられ、CSCFエンティティが発呼要求を受けた後、CSCFエンティティは発呼要求をMGCFエンティティへ転送し、及び、MGCFエンティティが発呼要求を受けた後、MGCFエンティティは発呼要求をSCPへ直接に送る。
【0088】
ステップ502:SCPは、受けられた発呼要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を生成し、この場合、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、AIP装置のルーティングアドレス、サービス相関ID、及び、SCPの識別子IDを含む。
【0089】
AIP装置のルーティングアドレスは、AIP装置のアドレスを特定するために使用され、サービス相関IDは、呼出音サービス又はユーザホットラインサービスなどのユーザの発呼要求に対応するサービスタイプを特定するために使用され、SCPの識別子IDは、何れのSCPがプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を配信するのかを特定するために使用され、それにより、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けた後、AIP装置は、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を配信するSCPとの対応する接続を確立する。
【0090】
また、前述の3つのタイプの情報に加えて、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報は、他の情報、例えば、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を生成する時間に関する情報を伝えてもよい。この実施形態は、特に、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報に含まれる内容を制限しない。
【0091】
ステップ503:SCPは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報をIM−SSFエンティティに配信する。
【0092】
ステップ504:IM−SSFエンティティは、AIP装置のルーティングアドレスにしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をISUPインタフェースを介してAIP装置に送る。
【0093】
MGCFエンティティがAIP装置のルーティングアドレスにしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をISUPインタフェースを介してAIPに送る特定の実施態様は、以下、すなわち、最初に、IAMにおいてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝え、その後、AIP装置のルーティングアドレスにしたがってISUPインタフェースを介してプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIP装置へ転送することを含むが、これに限定されない。
【0094】
ステップ505:AIP装置は、受けられたプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがって発呼完了メッセージで応答する。
【0095】
このステップのため、SCPにより生成されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIP装置が受けた後、AIP装置の受信状態をユーザへフィードバックするために、AIP装置は、発呼完了メッセージを伴ってユーザに応答する。発呼完了メッセージが生成された後、発呼完了メッセージは最初にISUPインタフェースを介してMGCFエンティティへ転送され、その後、MGCFエンティティが発呼完了メッセージを受けた後、MGCFエンティティは、Mgインタフェースを介して発呼完了メッセージをCSCFエンティティへ転送し、また、CSCFエンティティが発呼完了メッセージを受けた後、CSCFエンティティは、発呼完了メッセージをユーザへ直接にフィードバックしてもよい。また、情報をやりとりする二人の当事者の情報がトランスペアレントであるという目的を達成するように情報のやりとりの全体のプロセスを実施するために、この実施形態で提供される方法は、発呼完了メッセージを受けた後にユーザがCSCFエンティティを介して応答メッセージをMGCFエンティティへ戻すプロセスを更にサポートする。
【0096】
ステップ506:AIP装置は、IAMにおいて伝えられるSCPの識別子IDにしたがって、トリガされる必要があるSCPを取得して、アシスタント要求命令によってSCPとの接続を確立し、この場合、アシスタント要求命令はサービス相関IDを伝える。
【0097】
このステップにおいては、複数のSCPがIMSネットワークアーキテクチャ内に存在するため、何れのSCPがプロンプティング・ユーザ情報収集の情報をAIP装置へ配信するのかを特定して、その後のSCPのプロンプティング・ユーザ情報収集命令の受信を容易にするべく、この実施形態で提供される方法では、SCPにより生成されるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を受けた後、AIP装置が、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を送るSCPを決定するとともに、アシスタント要求命令をSCPへ送ることによってSCPとの接続を確立する。SCPがその後に具体的に何れのタイプのサービス命令を配信する必要があるのかをSCPが学習することを容易にするため、アシスタント要求命令はサービス相関IDを更に含む。確かに、サービス相関IDに加えて、アシスタント要求命令は、アシスタント要求命令を生成する時間などの他の情報を含んでもよいが、この実施形態では特に限定されない。
【0098】
ステップ507:SCPは、音声再生を行なうようにAIP装置に指示するべく、サービス命令を配信する。
【0099】
サービス命令は音声再生命令とプロンプティング・ユーザ情報収集命令とを含み、音声再生命令は、サービス相関IDに対応する音声コンテンツを再生する、例えばユーザが電話をかける他のユーザの呼出音を再生するようにAIP装置に指示するだけであり、プロンプティング・ユーザ情報収集命令は、サービス相関IDに対応する音声コンテンツをユーザに対して再生するだけでなく、ユーザにより入力されるキーコードを受けて、ユーザにより入力されるキーコードにしたがってキーコードに対応する音声コンテンツも、例えばユーザがサービスオペレータのホットライン番号をダイヤルするときにサービスオペレータによりユーザに対して再生される音声コンテンツもユーザに対して更に再生するようにAIP装置に指示する。具体的には、SCPが音声再生命令又はプロンプティング・ユーザ情報収集命令を配信するかどうかは、特定のサービスシナリオにしたがって決定されてもよい。
【0100】
ステップ508:AIP装置は、SCPにより配信されるサービス命令にしたがって音声再生を行なう。
【0101】
このステップにおいては、全ての音声コンテンツがAIP装置に記憶されるため、SCPにより配信されるサービス命令を受けた後、AIP装置は、サービス命令中に含まれるサービスコンテンツにしたがって音声再生を直接に行なってもよい。サービス命令が音声再生命令
を含む場合、AIP装置は音声再生動作のみを行ない、サービス命令がプロンプティング・ユーザ情報収集命令
を含む場合、AIP装置は、音声再生動作を行なうだけでなく、数字収集動作も行なう。AIP装置が音声再生を完了した後、AIP装置がSCPにより配信されるサービス命令に対応する音声再生作業を首尾良く完了するかどうかをSCPが決定できるように、この実施形態で提供される方法は、音声再生結果をSCPに対して報告するステップもサポートする。AIP装置が音声再生結果をSCPに報告する特定の実施態様は、既存の報告メカニズムに基づいて実行されてもよい。例えば、AIP装置は専用のリソース報告をSCPに対して報告するが、この実施形態では特に限定されない。
【0102】
ステップ501〜ステップ508によってインテリジェントサービスのプロンプティング・ユーザ情報収集が実施されてもよいことに留意すべきである。また、サービス論理にしたがって、プロンプティング・ユーザ情報収集機能が現在完了されることをSCPが決定する場合には、リソースを節約する目的で、この実施形態で提供される方法は、SCPとAIP装置とを切断するステップを更に含む。SCPとAIP装置とを切断する特定のプロセスは以下の通りである。
【0103】
SCPが最初に順方向
接続切断命令をMGCFエンティティに配信し、また、MGCFエンティティがSCPにより配信された順方向接続切断命令を受けた後、MGCFエンティティは解放メッセージをAIP装置に送る。AIP装置は、その解放メッセージにしたがって、AIP装置を解放して現在の発呼を解放するとともに、解放を完了した後に発呼解放完了メッセージをMGCFエンティティに自動的に送り、SCPを切断する。その後、SCPは、現在のサービス論理にしたがって、現在のサービス処理が完結したことを決定して、現在の発呼を解放するための命令をMGCFエンティティに配信する。最後に、MGCFエンティティは、発呼を解放するためにCSCFエンティティを介してBye情報をユーザに送る。
【0104】
この実施形態で提供される方法において、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0105】
実施形態4
この実施形態はAIP装置を提供する。AIP装置は、プロンプティング・ユーザ情報収集機能により求められる音声を事前に記憶し、また、AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される。
図6を参照すると、AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝える暫定接続確立ETC動作情報を取得するように構成される取得モジュール61であって、ETC動作情報がサービス制御ポイントSCPによって送られ、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、取得モジュール61と、ETC動作情報において伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってIMSネットワーク側エンティティを介してSCPとの接続を確立するように構成される接続モジュール62と、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするように構成される情報交換モジュール63とを含む。
【0106】
好ましくは、IMSネットワーク側エンティティはMGCFエンティティであり、また、MGCFエンティティは、CSCFエンティティ及びIM−SSFエンティティを介してSCPに接続される。
【0107】
取得モジュール61は、MGCFエンティティによって転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第1の取得ユニットを含み、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られた後、IM−SSFエンティティによりCSCFエンティティを介してMGCFエンティティへ送られる。
【0108】
また、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースは、ETC動作をサポートするように拡張される。IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、また、CSCFエンティティはETC動作情報をMGCFエンティティに送り、また、第1の取得ユニットは、MGCFエンティティによって送られてETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージIAMを受けるように構成され、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0109】
或いは、IMSネットワーク側エンティティはIM−SSFエンティティであり、また、IM−SSFエンティティはSCPに接続される。
【0110】
取得モジュール61は、IM−SSFエンティティによって転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第2の取得ユニットを含み、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られる。
【0111】
また、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、また、第2の取得ユニットは、IM−SSFエンティティによって送られてETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージIAMを受けるように構成され、それにより、AIP装置は、IAMメッセージからETC動作情報を取得する。
【0112】
更に、情報交換モジュール63は、SCPにより配信されて音声再生コンテンツを伝える音声再生要求を受け、音声再生要求にしたがって音声再生動作を行なうように構成され、及び/又は、SCPにより配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集命令を受け、プロンプティング・ユーザ情報収集要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集動作を行なうように構成される。
【0113】
また、AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティにより送られる解放メッセージRELを受けるように構成される受信モジュールと、RELにしたがってリソースを解放してSCPから切断するように構成される解放モジュールと、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティに戻すように構成される戻しモジュールであって、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティがSCPへ戻すようになっている、戻しモジュールとを更に含み、この場合、RELは、IMSネットワーク側エンティティがSCPにより配信される順方向接続切断DFC命令を受けた後に送られる。
【0114】
この実施形態で提供される装置は、IMSネットワーク側エンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を受けた後、そのETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立するとともに、その接続を介してSCPと情報をやりとりし、それにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0115】
実施形態5
この実施形態はIMSネットワーク側エンティティを提供する。AIP装置は、プロンプティング・ユーザ情報収集機能により求められる音声を事前に記憶し、また、AIP装置は、IMSネットワーク側エンティティを介してIMSネットワークに接続される。
図7を参照すると、IMSネットワーク側エンティティは、サービス制御ポイントSCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される取得モジュール71であって、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、取得モジュール71と、AIP装置がETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってSCPとの接続を確立するとともに、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべくAIP装置が確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするように、ETC動作情報をAIP装置へ転送するように構成される転送モジュール72とを含む。
【0116】
好ましくは、IMSネットワーク側エンティティはメディアゲートウェイ制御機能MGCFエンティティであり、また、MGCFエンティティは、呼CSCFエンティティ及びIM−SSFエンティティを介してSCPに接続される。
【0117】
取得モジュール71は、CSCFエンティティを介してIM−SSFエンティティによって転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第1の取得ユニットを含み、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られる。
【0118】
また、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースは、ETC動作をサポートするように拡張される。IM−SSFエンティティは、IM−SSFエンティティとCSCFエンティティとの間のインタフェースを拡張することによってETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、或いは、予め設定された規則にしたがってETC動作情報と要求ユニフォームリソース識別子とを組み合わせる態様でETC動作情報をCSCFエンティティへ送り、また、CSCFエンティティはETC動作情報をMGCFエンティティに送る。
【0119】
転送モジュール72は、ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージIAMをAIP装置へ送るように構成される第1の送信ユニットを含み、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0120】
或いは、IMSネットワーク側エンティティはIM−SSFエンティティであり、また、IM−SSFエンティティはSCPに接続される。
【0121】
取得モジュール71は、サービス制御ポイントSCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される第2の取得ユニットを含む。
【0122】
また、IM−SSFエンティティとSCPとの間のインタフェースはETC動作をサポートするように拡張され、また、転送モジュール72は、ETC動作情報を伝える初期アドレスメッセージIAMをAIP装置に送るように構成される第2の送信ユニットを含み、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0123】
また、IMSネットワーク側エンティティは、SCPにより配信される順方向接続切断DFC命令を受けるように構成される第1の受信モジュールと、DFC命令にしたがって解放メッセージRELをAIP装置に送るように構成される送信モジュールであって、RELにしたがってAIP装置がリソースを解放してSCPを切断するようになっている、送信モジュールと、AIP装置により戻されるリソース解放完了メッセージを受けるように構成される第2の受信モジュールと、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻すように構成される戻しモジュールとを更に含む。
【0124】
この実施形態で提供されるエンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0125】
実施形態6
本発明の一実施形態は、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するためのシステムを提供する。
図8を参照すると、システムは、AIP装置81と、IMSネットワーク側エンティティ82とを含む。
【0126】
AIP装置81は、実施形態4において提供される装置であり、詳細に関しては実施形態4における内容を参照されたく、ここでは繰り返し説明しない。
【0127】
IMSネットワーク側エンティティ82は、実施形態5において提供されるエンティティであり、詳細に関しては実施形態5における内容を参照されたく、ここでは繰り返し説明しない。
【0128】
この実施形態で提供されるシステムにおいて、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0129】
実施形態7
図9は、AIP装置の実装態様における概略的構造図である。AIP装置は、少なくとも1つのプロセッサ(601)、例えばCPUと、少なくとも1つのネットワークインタフェース604、又は、他のユーザインタフェース603と、メモリ605と、少なくとも1つの通信バス602とを含む。通信バス602は、これらの機器間で接続通信を実施するように構成される。ユーザインタフェース603は、ディスプレイ、キーボード、又は、クリック装置であってもよい。メモリ605は、高速RAMメモリを含んでもよく、また、不揮発性メモリ(不揮発性メモリ)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。メモリ605は、随意的に、前述のCPU601から離れて位置される少なくとも1つの記憶機器を含んでもよい。
【0130】
プロセッサ601は、以下の方法を実施するべく、すなわち、IMSネットワーク側エンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、ETC動作情報がSCPにより送られ、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、ステップと、ETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってIMSネットワーク側エンティティを介してSCPとの接続を確立するステップと、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするステップとを実施するべく、メモリ605に記憶されるプログラムを実行するように構成される。
【0131】
また、プロセッサ601は、具体的には、MGCFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成され、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られた後に、IM−SSFエンティティによってCSCFエンティティを介してMGCFエンティティへ送られる。
【0132】
更に、プロセッサ601は、具体的には、MGCFエンティティにより送られてETC動作情報を伝えるIAMを受けるとともに、IAMからETC動作情報を取得するように構成される。
【0133】
また、プロセッサ601は、IM−SSFエンティティによって転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成され、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られる。
【0134】
更に、プロセッサ601は、具体的には、IM−SSFエンティティにより送られてETC動作情報を伝えるIAMを受けるとともに、IAMからETC動作情報を取得するように構成される。
【0135】
更に、プロセッサ601は、SCPにより配信されて音声再生コンテンツを伝える音声再生要求を受けて、音声再生要求にしたがって音声再生動作を行なうように構成され、及び/又は、SCPにより配信されるプロンプティング・ユーザ情報収集命令を受けて、プロンプティング・ユーザ情報収集要求にしたがってプロンプティング・ユーザ情報収集動作を行なうように構成される。
【0136】
また、プロセッサ601は、IMSネットワーク側エンティティにより送られるRELを受けて、RELにしたがってリソースを解放してSCPから切断するとともに、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティに戻すように更に構成され、それにより、IMSネットワーク側エンティティは、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻す。
【0137】
RELは、IMSネットワーク側エンティティがSCPにより配信される順方向接続切断DFC命令を受けた後に送られる。
【0138】
幾つかの実施態様において、メモリ605は、以下の要素、モジュール、又は、データ構造、或いは、それらのサブセット、又は、それらの拡張セット、すなわち、様々なプログラムを含むとともに様々な基本的なサービスを実施してハードウェアベースのタスクを処理するように構成されるオペレーティングシステム606と、取得モジュール61、接続モジュール62、及び、情報交換モジュール63を含むアプリケーションモジュール607とを記憶する。前述のモジュールの機能に関しては、
図4の作業原理図の説明部分を参照してもよく、ここでは繰り返し説明しない。
【0139】
この実施形態で提供される装置において、IMSネットワーク側エンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0140】
実施形態8
図10は、IMSネットワーク側エンティティの実装態様における概略的構造図である。IMSネットワーク側
エンティティは、少なくとも1つのプロセッサ(701)、例えばCPUと、少なくとも1つのネットワークインタフェース704、又は、他のユーザインタフェース703と、メモリ705と、少なくとも1つの通信バス702とを含む。通信バス702は、これらの機器間で接続通信を実施するように構成される。ユーザインタフェース703は、ディスプレイ、キーボード、又は、クリック装置であってもよい。メモリ705は、高速RAMメモリを含んでもよく、また、不揮発性メモリ(不揮発性メモリ)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。メモリ705は、随意的に、前述のCPU701から離れて位置される少なくとも1つの記憶機器を含んでもよい。
【0141】
プロセッサ701は、以下の方法を実施するべく、すなわち、SCPにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するステップであって、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報が、AIP装置のルーティングアドレス、SCPの識別子ID、及び、サービス相関IDを含む、ステップと、ETC動作情報をAIP装置へ転送し、それにより、AIP装置がETC動作情報で伝えられるプロンプティング・ユーザ情報収集の情報にしたがってSCPとの接続を確立するステップと、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了するべく、確立された接続にしたがってSCPと情報をやりとりするステップとを実施するべく、メモリ705に記憶されるプログラムを実行するように構成される。
【0142】
また、プロセッサ701は、具体的には、CSCFエンティティを介してIM−SSFエンティティにより転送されてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成され、この場合、ETC動作情報は、SCPによりIM−SSFエンティティへ送られる。
【0143】
更に、プロセッサ701は、具体的には、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置に送るように構成され、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0144】
また、プロセッサ701は、具体的には、SCPにより送られてプロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報を取得するように構成される。
【0145】
更に、プロセッサ701は、具体的には、ETC動作情報を伝えるIAMをAIP装置に送るように構成され、それにより、AIP装置は、IAMからETC動作情報を取得する。
【0146】
また、プロセッサ701は、更に、SCPにより配信されるDFC命令を受けて、DFC命令にしたがってRELをAIP装置へ送るように構成され、それにより、AIP装置は、RELにしたがってリソースを解放してSCPを切断し、また、プロセッサ701は、AIP装置により戻されるリソース解放完了メッセージを受けて、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻すように構成される。また、プロセッサ701は、IMSネットワーク側エンティティにより送られる解放メッセージRELを受けて、RELにしたがってリソースを解放してSCPから切断するとともに、リソース解放完了メッセージをIMSネットワーク側エンティティに戻すように更に構成され、それにより、IMSネットワーク側エンティティは、リソース解放完了メッセージをSCPへ戻す。
【0147】
幾つかの実施態様において、メモリ705は、以下の要素、モジュール、又は、データ構造、或いは、それらのサブセット、又は、それらの拡張セット、すなわち、様々なプログラムを含むとともに様々な基本的なサービスを実施してハードウェアベースのタスクを処理するように構成されるオペレーティングシステム70
6と、取得モジュール71及び転送モジュール72を含むアプリケーションモジュール707とを記憶する。前述のモジュールの機能に関しては、
図5の作業原理図の説明部分を参照してもよく、ここでは詳しく説明しない。
【0148】
この実施形態で提供されるエンティティは、プロンプティング・ユーザ情報収集の情報を伝えるETC動作情報をAIP装置に送り、それにより、AIP装置は、ETC動作情報にしたがってSCPとの接続を確立した後、その接続を介してSCPと情報をやりとりすることにより、プロンプティング・ユーザ情報収集プロセスを完了して、AIP装置がIMSネットワーク内でプロンプティング・ユーザ情報収集機能を完了させるようにサポートされることを実施するとともに、IMSネットワークの導入により引き起こされるユーザサービス経験の損失を減らすと同時に、既存の装置を最も大きな度合まで引き継ぐ。
【0149】
なお、前述の実施形態で提供されるAIP装置又はIMSネットワーク側
エンティティは、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するときに、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための異なる機能モジュールに前述の機能を割り当てる、すなわち、前述の機能の全部又は一部を実施するべく装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割する。また、前述の実施形態で提供されるAIP装置、IMSネットワーク側エンティティ、及び、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するためのシステムは、プロンプティングを実施してユーザ情報を収集するための方法実施形態の概念と同じ概念に属する。その特定の実施プロセスに関する詳細に関しては、方法実施形態を参照されたく、ここでは繰り返し説明しない。
【0150】
本発明の前述の実施形態の連続番号は、単に説明の便宜のためにすぎず、実施形態のうちの優先順位を意味しない。
【0151】
当業者であれば分かるように、実施形態のステップの全部又は一部は、ハードウェアにより実施されてもよく、また、関連するハードウェアに指示するプログラムにより実施されてもよい。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。前述の記憶媒体は、リード・オンリー・メモリ、磁気ディスク、又は、光ディスクであってもよい。
【0152】
前述の説明は、単に本発明の典型的な実施形態にすぎず、本発明を限定しようとするものではない。本発明
の原理から逸脱することなく成される任意の変更、等価な置換、改良等は、本発明の保護範囲内に入るべきである。