特許第6128449号(P6128449)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6128449キナーゼ阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6128449
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】キナーゼ阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 231/38 20060101AFI20170508BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20170508BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20170508BHJP
   C07D 231/56 20060101ALI20170508BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/416 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/55 20060101ALI20170508BHJP
   A61K 31/551 20060101ALI20170508BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170508BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20170508BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20170508BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20170508BHJP
【FI】
   C07D231/38 A
   C07D471/04 101
   C07D401/12
   C07D231/56 Z
   C07D519/00 311
   C07D519/00 301
   A61K31/437
   A61K31/496
   A61K31/4545
   A61K31/4439
   A61K31/416
   A61K31/5377
   A61K31/553
   A61K31/55
   A61K31/551
   A61P43/00 111
   A61P11/00
   A61P11/06
   A61P37/08
【請求項の数】12
【全頁数】425
(21)【出願番号】特願2014-545229(P2014-545229)
(86)(22)【出願日】2012年12月5日
(65)【公表番号】特表2015-500260(P2015-500260A)
(43)【公表日】2015年1月5日
(86)【国際出願番号】EP2012074446
(87)【国際公開番号】WO2013083604
(87)【国際公開日】20130613
【審査請求日】2015年11月27日
(31)【優先権主張番号】11192871.9
(32)【優先日】2011年12月9日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】12187931.6
(32)【優先日】2012年10月10日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】514143839
【氏名又は名称】チエシ ファルマスーティシ エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ヴァン ニエル,モニク ボディル
(72)【発明者】
【氏名】レイ,ニコラス チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】アルカラズ,リリアン
(72)【発明者】
【氏名】パンチャル,テリー アーロン
(72)【発明者】
【氏名】ジェニングス,アンドリュー シュテファン ロバート
(72)【発明者】
【氏名】アルマーニ,エリザベッタ
(72)【発明者】
【氏名】クリドランド,アンドリュー ピーター
(72)【発明者】
【氏名】フレイ,クリストファー
【審査官】 早乙女 智美
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−526037(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/094956(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/121366(WO,A1)
【文献】 特表2005−507367(JP,A)
【文献】 特表2007−536280(JP,A)
【文献】 特表2006−504667(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/124930(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/067131(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/067130(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩:
【化1】
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(I)
式(I)中;
Wは、NHであり;
Yは、Oであり;
は、以下の(IIa)〜(IIc)から選択される基であり:
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

およびRは、それぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルであるか、あるいはRとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式飽和五〜十一員環系または縮合またはスピロ二環式環系を形成してもよく、形成された環系は酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、該窒素原子はC−Cアルキルで随意に置換され;このC−Cアルキル基は、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
、X、X、X、およびXは、それぞれ独立して、炭素原子、窒素原子、−(CH)−基、または−NH−基であるが;ただしそれらの組み合わせ方はどれも芳香環系を形成するものとし;
10は、以下からなる群より選択され:水素、−CN、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)NR、−C(O)NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−OR、−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、−OR、−SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)−、およびC−Cヘテロシクロアルキルカルボニル;これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
11は、Xと連結しており、かつ以下からなる群より選択され:
水素;−CN;C−Cアルキル(これは−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);C−Cシクロアルキル(これはC−Cアルキル、−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニル、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で置換されてもよく、R25基は独立して以下からなる一覧より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;あるいは
11は、Xと連結しており、かつフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、このフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールは、以下からなる一覧より選択される基で置換され:C−Cアルキル(これは−CN基で置換される);C−Cシクロアルキル(これは以下から選択される基で置換される:−CN、−OR、−SR、またはハロ基);−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニル、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で置換されてもよく、R25基は独立して以下からなる群より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、この複素環系は、1つ以上の、−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、該窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルはどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;および/または、RとRは、それらが接続する窒素と連結した基の−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、または−(C−Cシクロアルキレン)−部分にある1つの炭素原子と連結して環原子を最大6個まで含む飽和環を形成してもよく;
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
は、各存在において独立して、水素、−CH、または−Cであり;
12およびR13は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはハロゲンであり;
Aは、環原子を5個または6個有する二価シクロアルキレンラジカルであり;該シクロアルキレン環は、WおよびYと結合しており、かつフェニル環と縮合しており、このフェニル環は、1つまたは2つのR24基で随意に置換され;前記二価シクロアルキレンラジカルは、以下の基であり;
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
24は、各存在において独立して、以下からなる群より選択され:C−Cアルキル、ハロゲン、およびシアノ;
は、以下の式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(IIId)のラジカルであり:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]

式中
14は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
15およびR16は、独立して、−CHまたは−Cであり;
17は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
あるいは
17は、一般式(IV)の基であり
【化4】
[この文献は図面を表示できません]

式中
20は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
21は、−CHまたは−Cであり;
あるいは
上記で定義されるとおりのR20とR21は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、単環式飽和三〜七員環を形成してもよく;
およびRは、それぞれ独立して、C−Cアルキルであって、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換されるか;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、この複素環系は、1つ以上の−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、該窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、これらのうち、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換されてもよく;
は、水素、−CH、または−Cであり;
18は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、アリール、ヘテロアリール、−(C−Cアルキル)、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、アリール、ヘテロアリール、−(C−Cアルキル)、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、以下の基により随意に置換されてもよく:−CN、−OH、ハロ、−COOR、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)、−O−(C−Cシクロアルキル)、−S−(C−Cアルキル)、−S−(C−Cシクロアルキル)、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)の部分はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、この複素環系は、1つ以上の、−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、該窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、これらのうち、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
および/または、RとRは、それらが接続した窒素と連結した基の−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、または−(C−Cシクロアルキレン)−部分にある1個の炭素原子と連結して、環原子を最大で6個有する飽和環を形成してもよく;
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、ヒドロキシル基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
、z、z、およびzは、独立して、ただし形成される環が芳香族系であるような組み合わせで、以下からなる群より選択され:C、N、S、O、−CH−基、および−NH−基;
19は、以下からなる群より選択され:水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;あるいは
19は、以下の一般式(V)の基であり
【化5】
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式中、R20、R21、R、およびRは、上記で定義されるとおりであり;
Tは、−N=または−CR23=であり;
23は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
22は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
qは、0、1、2、または3である。
【請求項2】
以下の式(Ia)の化合物であり、式中、以下の、A環の前記シクロアルキレン部分にある、W基と連結した番号(1)で区別される不斉炭素中心が、以下に示す絶対配置を有する、請求項1に記載の式(I)の化合物:
【化6】
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(Ia)
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
以下の式(Ib)の化合物であり、式中、以下の、A環の前記シクロアルキレン部分にある、W基およびY基と連結した、それぞれ番号(1)および(2)で区別される不斉炭素中心が、以下に示す絶対配置を有する、請求項1または2に記載の式(I)の化合物:
【化7】
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(Ib)
またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
式(I)中、Rは、式(IIc)の基である、請求項1から3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物:
【化9】
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またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
式(I)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じて前記Y基と接続し
【化11】
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かつ式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【化12】
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式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、該アスタリスクは、Xを介してR11基が該分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(I)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【化13】
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式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【化14】
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かつ、式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHである、請求項1から4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
式(I)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じて前記Y基と接続し
【化16】
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かつ、式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【化17】
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式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、該アスタリスクは、Xを介してR11基が該分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(I)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【化18】
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式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【化19】
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かつ、式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHである、請求項1から4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項7】
以下
1)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
2)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
3)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
4)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
5)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
6)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((S)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
7)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペラジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
8)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−イソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
9)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
10)N−(4−{(1S,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド;
11)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
12)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((R)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
13)N−(4−{(1R,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド;
14)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
15)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−モルホリン−4−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
16)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
17)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[6−(モルホリン−4−カルボニル)−ピリジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
18)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
19)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
20)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
21)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
22)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
23)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[1−(2,2−ジフルオロ−エチル)−ピペリジン−4−イルメチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
24)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
25)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−{3−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
26)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
27)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
28)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
29)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
30)3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−安息香酸エチルエステル;
31)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
32)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
33)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素;
34)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
35)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
36)1−[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
37)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,3S)−3−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−インダン−1−イル}−尿素;
38)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
39)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
40)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
41)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
42)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
43)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
44)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
45)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
46)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
47)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
48)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
49)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
50)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−[1,4]オキサゼパン4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
51)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
52)1−(2−tert−ブチル−5−p−トリル−3H−イミダゾール−4−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
53)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
54)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
55)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
56)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4S)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
57)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−ヒドロキシメチル−4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
58)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
59)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
60)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ジメチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
61)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
62)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
63)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
64)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
65)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
66)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
67)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
68)1−[(1S,4R)−4−(3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素;
69)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素;
70)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素;
71)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
72)1−[5−tert−ブチル−2−(4−シアノ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
73)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
74)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
75)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
76)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
77)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
78)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
79)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
80)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
81)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
82)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
83)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
84)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
85)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
86)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
87)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
88)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
89)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
90)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
91)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
92)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
93)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
94)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
95)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
96)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
97)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
98)1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
99)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
100)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−シクロペンチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
101)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
102)1−[(1S,4R)−4−(3−アミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素;
103)1−[5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
104)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
105)N−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
106)1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
107)1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
108)1−(3−−イル−エチル)−1’−メチル−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
109)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
110)N−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
111)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
112)1−(5−tert−ブチル−イソオキサゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
113)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
114)1−[3−tert−ブチル−1’−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
115)1−[3−tert−ブチル−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
116)1−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−(3−フルオロ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−尿素;
117)1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
118)1−シクロプロピル−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
119)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
120)1−{5−tert−ブチル−2−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
121)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
122)1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
123)1−{(1S,4R)−4−[3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
124)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
125)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
126)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
127)1−(5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
128)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
129)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
130)1−{5−tert−ブチル−2−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
131)1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
132)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
133)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
134)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチルメチル−アミノ)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
135)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
136)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
137)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
138)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
139)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
140)1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
141)1−(5−tert−ブチル−2−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
142)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
143)1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
144)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
145)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
146)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
147)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル }−尿素;
148)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチルメチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
149)1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
150)1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}−尿素;
151)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
152)1−{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
153)1−{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
154)1−[2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
155)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
156)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
157)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
158)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
159)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
160)1−{5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
161)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]−ジアゼパン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
162)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
163)1−(2−{3−[2−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
164)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチルメチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
165)1−{5−tert−ブチル−2−(3−{2−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−エトキシ}−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
166)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
167)1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
168)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
169)1−[5−tert−ブチル−2−(3−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
170)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
171)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
172)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
173)1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
174)1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
175)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
176)1−{5−tert−ブチル−2−[3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
177)1−[5−tert−ブチル−2−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
178)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
179)1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
180)1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
181)1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
182)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
183)1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
184)1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
185)1−(5−tert−ブチル−2−{4−[(エチルメチル−アミノ)−メチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
186)1−[5−tert−ブチル−2−(4−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
187)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
188)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
189)1−[3−tert−ブチル−1’−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
190)1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
から選ばれる請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物を、1種以上の薬学的に許容可能なキャリアとともに含む、薬学的組成物。
【請求項9】
p38MAPキナーゼ活性の阻害が有効である疾患または症状の治療に使用するための、請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
前記疾患または症状は、慢性好酸球性肺炎、喘息、COPD、成人型呼吸促迫症候群(ARDS)、他の薬物療法による気道過敏の増悪、または肺高血圧症に関連した気道疾患である、請求項9に記載のp38MAPキナーゼ活性の阻害が有効である疾患または症状の治療に使用するための、請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
p38MAPキナーゼ活性の阻害が有効である疾患または症状の治療用医薬の製造における、請求項1から7のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項12】
前記疾患または症状は、慢性好酸球性肺炎、喘息、COPD、成人型呼吸促迫症候群(ARDS)、他の薬物療法による気道過敏の増悪、または肺高血圧症に関連した気道疾患である、請求項11に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、治療、特に気道の疾患の治療において抗炎症剤として有用な、p38MAPK阻害剤である化合物および組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)は、二重リン酸化によりキナーゼ基質を活性化するプロリン指向性セリン/トレオニンキナーゼファミリーを構成する。p38MAPキナーゼは、4種のヒトアイソフォーム、p38α、p38β、p38γ、およびp38δがあることが知られている。p38キナーゼは、サイトカイン抑制性抗炎症薬結合タンパク質(CSBP)、ストレス活性化タンパク質キナーゼ(SAPK)、およびRKとしても知られており、リン酸化(Stein et al., Ann. Rep. Med Chem., 1996, 31, 289−298)(非特許文献1)ならびに転写因子(ATF−2、MAX、CHOP、およびC/ERPbなど)および他のキナーゼ(MAPKAP−K2/3またはMK2/3など)の活性化の動因であるとともに、p38キナーゼ自身も物理的および化学的ストレス(例えばUV、浸透圧ストレス)、炎症促進性サイトカイン、ならびに細菌リポ多糖類(LPS)により活性化される(Herlaar E. & Brown Z., Molecular Medicine Today, 1999, 5, 439−447)(非特許文献2)。p38リン酸化産物は、腫瘍壊死因子α(TNFα)およびインターロイキン−(IL)−1などの炎症性サイトカイン、ならびにシクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)の産生を仲介することが示されている。IL−1およびTNFαは、IL−6およびIL−8など他の炎症促進性サイトカインの産生を刺激することも知られている。
【0003】
IL−1およびTNFαは、様々な細胞(単球またはマクロファージなど)で産生される生体物質である。IL−1は、免疫調節および他の生理的状態(炎症など)において重要であると考えられる様々な生命活動を仲介することが実証されている(例えば、Dinarello et al., Rev. Infect. Disease, 1984, 6, 51)(非特許文献3)。TNF(特にTNFα)の過剰なまたは無制御な産生は、多数の疾患の仲介および深刻化に関与しており、TNFが概して炎症効果の原因または一因であると思われる。IL−8は、単核球、線維芽細胞、内皮細胞、およびケラチン生成細胞を含む複数種の細胞により産生される走化性因子である。内皮細胞でのIL−8産生は、IL−1、TNF、またはリポ多糖類(LPS)により誘導される。IL−8は、in vitroで多数の機能を刺激する。IL−8は、好中球、T−リンパ球、および好塩基球にとって化学誘引物質となる性質を有することが示されている。IL−8産生の増加は、in vivoで好中球が炎症部位に化学遊走する原因でもある。
【0004】
p38は、複数種のさらなる炎症促進性タンパク質(例えば、IL−6、GM−CSF、COX−2、コラゲナーゼ、およびストロメライシン)の合成および/または作用にとって、上記のIL−1、TNF、およびIL−8に加えて必要なものであり、p38を介したシグナル伝達の阻害は、免疫系の過剰で破壊的な活性化を制御するのに非常に効果的な機序となることが予想される。この予想は、p38キナーゼ阻害剤について記載された強力で多種多様な抗炎症活性により支持される(Badger et al., J. Pharm. Exp. Thera., 1996, 279, 1453−1461; Griswold et al, Pharmacol. Comm., 1996, 7, 323−229)(非特許文献4および5)。詳細には、p38キナーゼ阻害剤は、リウマチ様関節炎の治療薬候補として記載されている。p38活性化と慢性炎症および関節炎との関連だけでなく、気道疾患、特にCOPDおよび喘息の発病にp38の役割を関連づけるデータもある。ストレス刺激(タバコの煙、感染症、または酸化作用物質など)は、肺環境内で炎症を引き起こす可能性がある。p38の阻害剤は、LPS誘導型および卵白アルブミン誘導型の気道TNF−α、IL−1β、IL−6、IL−4、IL−5、およびIL−13を阻害することが示されている(Haddad et al, Br. J. Pharmacol., 2001, 132(8), 1715−1724; Underwood et al, Am. J. Physiol. Lung Cell. Mol. 2000, 279, 895−902; Duan et al., 2005 Am. J. Respir. Crit. Care Med., 171, 571−578; Escott et al Br. J. Pharmacol., 2000, 131, 173−176; Underwood et al., J. Pharmacol. Exp. Ther. 2000, 293, 281−288)(非特許文献6〜10)。そのうえさらに、p38の阻害剤は、LPS、オゾン、またはタバコの煙の動物モデルにおいて、好中球増加およびMMP−9放出を顕著に阻害する。肺において関連していると思われるp38キナーゼを阻害することの将来的な利益を強調する前臨床データも非常に数多く存在する(Lee et al., Immunopharmacology, 2000, 47, 185−200)(非特許文献11)。したがって、p38活性化の治療的阻害は、気道の炎症を制御するのに重要であると思われる。
【0005】
様々な疾患におけるp38MAPK経路の意義についての総説が、P. Chopra et al.によりまとめられている(Expert Opinion on Investigational Drugs, 2008, 17(10), 1411−1425)(非特許文献12)。本発明の化合物は、以下のようなp38介在疾患の治療に用いることができると思われる:慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、慢性または急性の気管支収縮、気管支炎、急性の肺損傷および気管支拡張、肺動脈高血圧、結核、肺癌、炎症全般(例えば、炎症性腸疾患)、関節炎、神経炎症、疼痛、発熱、繊維性疾患、肺の障害および疾患(例えば、過酸素症による肺胞損傷)、循環器疾患、虚血後再灌流傷害およびうっ血性心不全、心筋症、脳卒中、虚血、再灌流傷害、腎臓再灌流傷害、脳浮腫、神経外傷および脳外傷、神経変性疾患、中枢神経系障害、肝疾患および腎炎、胃腸管症状、潰瘍性疾患、クローン病、眼疾患、眼科症状、緑内障、眼の組織の急性損傷および眼外傷、糖尿病、糖尿病性腎障害、皮膚関連症状、感染症による筋肉痛、インフルエンザ、内毒素ショック、毒素性ショック症候群、自己免疫疾患、移植片拒絶、骨吸収疾患、多発性硬化症、乾癬、湿疹、女性生殖器系障害、病的(ただし非悪性)症状(血管腫、上咽頭血管線維腫、および無血管性骨壊死など)、癌を含む良性および悪性の腫瘍/新生物、白血病、リンパ腫、全身性紅斑性狼瘡(SLE)、新生物を含む血管新生、出血、凝血、放射線障害、および/または転移。活性TNFの慢性的な放出は、悪液質および食欲不振を引き起こす可能性があり、さらにTNFは致命的となる可能性がある。TNFは、感染症にも関与してきている。そのような感染症として、例えば、マラリア、マイコバクテリア感染症、および髄膜炎が上げら得る。感染症として、HIV、インフルエンザウイルス、およびヘルペスウイルスなどのウイルス感染も挙げられるが、多数あるなかでも特に、単純ヘルペスウイルス1型(HSV−1)、単純ヘルペスウイルス2型(HSV−2)、サイトメガロウイルス(CMV)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、エプスタイン・バーウイルス、ヒトヘルペスウイルス6型(HHV−6)、ヒトヘルペスウイルス7型(HHV−7)、ヒトヘルペスウイルス8型(HHV−8)、仮性狂犬病、および鼻気管炎、が挙げられる。
【0006】
既知のP38キナーゼ阻害剤についての総説は、G. J. Hanson (Expert Opinions on Therapeutic Patents, 1997, 7, 729−733)、J Hynes et al. (Current Topics in Medicinal Chemistry, 2005, 5, 967−985)、C. Dominguez et al (Expert Opinions on Therapeutics Patents, 2005, 15, 801−816)、およびL. H. Pettus & R. P. Wurtz (Current Topics in Medicinal Chemistry, 2008, 8, 1452−1467)(非特許文献13〜16)によりまとめられている。トリアゾロピリジンモチーフを含有するP38キナーゼ阻害剤が、例えば、国際公開第07/091152号、国際公開第04/072072号、国際公開第06/018727号(特許文献1〜3)から、当該分野で知られている。
【0007】
国際特許出願公開第2010/094956号(特許文献4)は、式(I)のトリアゾロピリジン誘導体をp38MAPキナーゼ阻害剤であるとして開示する:
【0008】
【化1】
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【0009】
式(I)の化合物において、Aは、随意に置換される二価アリーレンラジカル、ヘテロアリーレンラジカル、環原子が5〜6個の(C−C)二価シクロアルキレンラジカル、またはピペリジニレン(pyperidinylene)ラジカルを表す。
【0010】
これらの化合物は、気道疾患の治療において抗炎症剤として有用であると述べられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】国際公開第07/091152号
【特許文献2】国際公開第04/072072号
【特許文献3】国際公開第06/018727号
【特許文献4】国際特許出願公開第2010/094956号
【特許文献5】欧州特許出願公開第0505321号
【特許文献6】国際公開第97/03094号
【特許文献7】国際公開第97/02289号
【特許文献8】国際公開第2005/026124号
【特許文献9】国際公開第2003/053930号
【特許文献10】国際公開第06/082412号
【特許文献11】国際公開第2002/42298号
【特許文献12】欧州特許第1052264号
【特許文献13】欧州特許第1241176号
【特許文献14】国際公開第2006009741号
【特許文献15】欧州特許第1609789号
【特許文献16】国際公開第2010077836号
【特許文献17】国際公開第2006009741号
【特許文献18】国際公開第2008125014号
【特許文献19】国際公開第2008034008号
【特許文献20】国際公開第20110189167号
【特許文献21】国際公開第2010068258号
【特許文献22】国際公開第2011042389号
【特許文献23】国際公開第2006133006号
【特許文献24】国際公開第2010108058号
【特許文献25】国際公開第2009022633号
【特許文献26】国際公開第2008063287号
【特許文献27】国際公開第2009022633号
【特許文献28】国際公開第2008/043019号
【特許文献29】国際公開第2010022076号
【特許文献30】米国特許第5756533号
【特許文献31】国際公開第2011/070368号
【特許文献32】国際公開第2009/015000号
【特許文献33】米国特許公開第2006/35922号
【特許文献34】米国特許公開第2006/035922号
【特許文献35】国際公開第2003072569号
【特許文献36】国際公開第2010026096号
【特許文献37】米国特許第6492529号
【特許文献38】国際公開第2010139731号
【特許文献39】国際公開第2006091671号
【特許文献40】欧州特許第1102743号
【特許文献41】国際公開第2007/72158号
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】Stein et al., Ann. Rep. Med Chem., 1996, 31, 289−298
【非特許文献2】Herlaar E. & Brown Z., Molecular Medicine Today, 1999, 5, 439−447
【非特許文献3】Dinarello et al., Rev. Infect. Disease, 1984, 6, 51
【非特許文献4】Badger et al., J. Pharm. Exp. Thera., 1996, 279, 1453−1461
【非特許文献5】Griswold et al, Pharmacol. Comm., 1996, 7, 323−229
【非特許文献6】Haddad et al, Br. J. Pharmacol., 2001, 132(8), 1715−1724
【非特許文献7】Underwood et al, Am. J. Physiol. Lung Cell. Mol. 2000, 279, 895−902
【非特許文献8】Duan et al., 2005 Am. J. Respir. Crit. Care Med., 171, 571−578
【非特許文献9】Escott et al Br. J. Pharmacol., 2000, 131, 173−176
【非特許文献10】Underwood et al., J. Pharmacol. Exp. Ther. 2000, 293, 281−288
【非特許文献11】Lee et al., Immunopharmacology, 2000, 47, 185−200
【非特許文献12】P. Chopra et al., Expert Opinion on Investigational Drugs, 2008, 17(10), 1411−1425
【非特許文献13】G. J. Hanson, Expert Opinions on Therapeutic Patents, 1997, 7, 729−733
【非特許文献14】J Hynes et al., Current Topics in Medicinal Chemistry, 2005, 5, 967−985
【非特許文献15】C. Dominguez et al, Expert Opinions on Therapeutics Patents, 2005, 15, 801−816
【非特許文献16】L. H. Pettus & R. P. Wurtz, Current Topics in Medicinal Chemistry, 2008, 8, 1452−1467
【非特許文献17】Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use by Stahl and Wermuth (Wiley−VCH, Weinheim, Germany, 2002)
【非特許文献18】Pro−drugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14, ACS Symposium Series (T. Higuchi and V.J. Stella)
【非特許文献19】Bioreversible Carriers in Drug Design, Pergamon Press, 1987 (ed. E. B. Roche, American Pharmaceutical Association; C.S. Larsen and J. OEstergaard, Design and application of prodrugs, In Textbook of Drug Design and Discovery, 3rd Edition, 2002, Taylor and Francis)
【非特許文献20】Design of Prodrugs by H. Bundgaard(Elsevier,1985)
【非特許文献21】T.W. Green; Protective Groups in Organic Synthesis (Wiley, N.Y. 1981)
【非特許文献22】J. Med Chem., 2007, 50, 4016
【非特許文献23】Bulletin des Societes Chimiques Belges, 1987, 96, 675−709
【非特許文献24】Organic & Biomolecular Chemistry, 2006, 4, 4158−4164
【非特許文献25】Chemistry−A European Journal, 2011, 17, 6606−6609, S6606/1−S6606/38
【非特許文献26】Journal of theChemical Society, Perkin Transactions 1: 1985, 2039−44
【非特許文献27】Journal of Organic Chemistry, 2007, 72, 669−671
【非特許文献28】Tetrahedron Letters, 2011, 52, 1310−1312
【非特許文献29】Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009
【非特許文献30】Chem. Commun. 2006, 14, 1482
【非特許文献31】Tetrahedron 1996, 52, 13739−13750
【非特許文献32】Eyles JE, Williamson ED and Alpar HO. 1999, Int J Pharm, 189(1):75−9
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の目的は、炎症性および閉塞性の気道疾患の治療において有用である新規の強力なp38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ阻害剤を同定することである。
【0014】
本発明の別の目的は、吸入投与で閉塞性または炎症性の呼吸器疾患を有効に治療できるようになる適切な開発可能性特徴を示す新規の強力なp38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ阻害剤を同定することである。そのような特徴は、具体的な性質を調節する多数の異なるやり方で達成可能であることが理解されるはずである;例えば、そのような特徴は、薬の有効量が少量であり従って副作用が限られていることにより達成可能であり、または肺での作用期間が長いことにより投与頻度を下げることが可能となることで達成可能である。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の化合物は、p38αキナーゼを含むp38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(「p38MAPK」、「p38キナーゼ」、または「p38」)の阻害剤であり、TNFα産生およびIL−8産生を含むサイトカイン産生およびケモカイン産生の阻害剤である。本発明の化合物は、炎症性疾患、特にアレルギー性および非アレルギー性の気道疾患、より詳細には閉塞性または炎症性の気道疾患(慢性閉塞性肺疾患(「COPD」)および喘息など)の治療において、多数の治療用途がある。したがって、本発明の化合物は、鼻または口からの吸入により肺へ送達するのが特に適切である。
【0016】
本発明に従って、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩が提供される:
【0017】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(I)
式(I)中;
【0018】
Wは、NまたはOから選択されるヘテロ原子であり、このNは、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルで置換され;
【0019】
Yは、以下からなる群より選択され:−S(O)−基(式中、pは、0、1、または2である);−O(CR−基;−(CR−基;−NR−基;−OC(O)−基;−OC(O)NH−基;および−OC(O)O−基;
【0020】
、R、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、またはC−Cアルキルであるか、あるいはそれぞれ、RとR、またはRとRは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、単環式飽和三〜六員炭素環を形成してもよく、形成された環は、C−Cアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換され;
【0021】
nは、0、1、2、または3であり;
【0022】
は、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、シアノ基、またはハロ基で随意に置換され;
【0023】
は、以下の(IIa)〜(IIc)から選択される基であり:
【0024】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0025】
およびRは、それぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルであるか、あるいはRとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式飽和五〜十一員環系または縮合もしくはスピロ二環式環系を形成してもよく、形成された環系は酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子はC−Cアルキルで随意に置換され;このC−Cアルキル基は、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0026】
、X、X、X、およびXは、それぞれ独立して、炭素原子、窒素原子、−(CH)−基、または−NH−基であるが;ただしそれらの組み合わせ方はどれも芳香環系を形成するものとし;
【0027】
10は、以下からなる群より選択され:水素、−CN、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)NR、−C(O)NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−OR、−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、−OR、−SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)−、およびC−Cヘテロシクロアルキルカルボニル;これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0028】
11は、Xと連結しており、かつ以下からなる群より選択され:
水素;−CN;C−Cアルキル(これは−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);C−Cシクロアルキル(これはC−Cアルキル、−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、および−(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニル、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で置換されてもよく、R25基は独立して以下からなる一覧より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;あるいは
【0029】
11は、Xと連結しており、かつフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、このフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールは、以下からなる一覧より選択される基で置換され:C−Cアルキル(これは−CN基で置換される);C−Cシクロアルキル(これは以下から選択される基で置換される:−CN、−OR、−SR、またはハロ);−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、および−(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニル、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)カルボニルの部分はどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で置換されてもよく、R25基は独立して以下からなる群より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;
【0030】
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、この複素環系は、1つ以上の−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルはどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;および/または、RとRは、それらが接続する窒素と連結した基の−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、または−(C−Cシクロアルキレン)−部分にある1つの炭素原子と連結して環原子を最大6個まで含む飽和環を形成してもよく;
【0031】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0032】
は、各存在において独立して、水素、−CH、または−Cであり;
【0033】
12およびR13は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはハロゲンであり;
【0034】
Aは、環原子を5個、6個、または7個有する二価シクロアルキレンラジカルであり;このシクロアルキレン環は、WおよびYと結合しており、かつフェニル環または環原子を5個もしくは6個有する単環式ヘテロアリール環と縮合しており、このフェニル環またはヘテロアリール環は、1つまたは2つのR24基で随意に置換され;
【0035】
24は、各存在において独立して、以下からなる群より選択され:C−Cアルキル、ハロゲン、およびシアノ;
【0036】
は、以下の式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(IIId)のラジカルであり:
【0037】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
式中
【0038】
14は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
【0039】
15およびR16は、独立して、−CHまたは−Cであり;
【0040】
17は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;あるいは
【0041】
17は、一般式(IV)の基であり
【0042】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
式中
【0043】
20は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
【0044】
21は、−CHまたは−Cであり;
あるいは
【0045】
上記で定義されるとおりのR20とR21は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、単環式飽和三〜七員環を形成してもよく;
【0046】
およびRは、それぞれ独立して、C−Cアルキルであって、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換されるか;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、この環系は、1つ以上の−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、これらのうち、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルはどれでも、C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換されてもよく;
【0047】
は、水素、−CH、または−Cであり;
【0048】
18は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、アリール、ヘテロアリール、−(C−Cアルキル)、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、アリール、ヘテロアリール、−(C−Cアルキル)、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、以下の基により随意に置換されてもよく:−CN、−OH、ハロ、−COOR、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)、−O−(C−Cシクロアルキル)、−S−(C−Cアルキル)、−S−(C−Cシクロアルキル)、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、これら列挙される基において、基の中の、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−(C−Cアルキレン)−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cシクロアルキレン)−、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)の部分はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0049】
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0050】
あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式飽和五〜十一員複素環系を形成してもよく、形成された複素環系は、1つ以上の−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0051】
および/または、RとRは、それらが接続した窒素と連結した基の−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、または−(C−Cシクロアルキレン)−部分にある1個の炭素原子と連結して、環原子を最大で6個有する飽和環を形成してもよく;
【0052】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0053】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、ヒドロキシル基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0054】
、z、z、およびzは、独立して、ただし形成される環が芳香族系であるような組み合わせで、以下からなる群より選択され:C、N、S、O、−CH−基、および−NH−基;
【0055】
19は、以下からなる群より選択され:水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;あるいは
【0056】
19は、以下の一般式(V)の基であり
【0057】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20、R21、R、およびRは、上記で定義されるとおりであり;
【0058】
Tは、−N=または−CR23=であり;
【0059】
23は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
【0060】
22は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
【0061】
qは、0、1、2、または3であるが;
【0062】
ただし、Yが−O(CR−基であり、nが1であり、かつR10が−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、または−N(R)C(O)Rである場合、Xは窒素である。
【0063】
1つの実施形態において、式(IP)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩が提供される:
【0064】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(IP)
式(IP)中;
【0065】
Wは、NまたはOから選択されるヘテロ原子であり、このNは、水素またはC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで置換され;
【0066】
Yは、以下からなる群より選択され:−S(O)−基(式中、pは、0、1、または2である);−O(CR−基;−(CR−基;−NR−基;−OC(O)−基;−OC(O)NH−基;および−OC(O)O−基;
【0067】
、R、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、またはC−Cアルキルであるか、あるいは、それぞれRとR、またはRとRは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、単環式飽和三〜六員炭素環を形成してもよく、この環は、C−Cアルキル、ヒドロキシル、またはハロ基で随意に置換され;
【0068】
nは、0、1、2、または3であり;
【0069】
は、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、シアノ基、またはハロ基で随意に置換され;
【0070】
は、以下の(IIa)−(IIc)から選択される基であり;
【0071】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0072】
およびRは、それぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルであるか、あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式飽和五〜十一員環系または縮合またはスピロ二環式環系を形成してもよく、形成された複素環系は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−Cアルキルで随意に置換され;このC−Cアルキル基は、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0073】
、X、X、X、およびXは、それぞれ独立して、炭素原子、窒素原子、−(CH)−基、または−NH−基であるが;ただしそれらの組み合わせは芳香環系を形成するようになっており;
【0074】
10は、以下からなる群より選択され:水素、−CN、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)NR、−C(O)NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−OR、−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)−、およびC−Cヘテロシクロアルキルカルボニル、この群において、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、ヘテロシクロアルキル−(C−Cシクロアルキル)、およびヘテロシクロアルキルカルボニルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0075】
11は、Xと連結しており、かつ以下からなる群より選択され:
水素;−CN;C−Cアルキル(これは−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);C−Cシクロアルキル(これはC−Cアルキル、−CN、−OR、−SR、ハロから選択される基で置換される);−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、およびC−Cヘテロシクロアルキルカルボニル、この群において、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、ヘテロシクロアルキル−(C−Cシクロアルキル)、およびヘテロシクロアルキルカルボニルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;あるいは
【0076】
11は、Xと連結しており、かつフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、そのようなフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールは、以下からなる一覧より選択される基で置換され:C−Cアルキル(これは−CN基で置換される);C−Cシクロアルキル(これは、以下:−CN、−OR、−SR、またはハロから選択される基で置換される);−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)(C−Cシクロアルキル)、および−C−Cヘテロシクロアルキルカルボニル、この群において、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、ヘテロシクロアルキル−(C−Cシクロアルキル)およびヘテロシクロアルキルカルボニルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0077】
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員環系を形成してもよく、形成された環系は、1つ以上のOR基、CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式飽和五〜十一員環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このアルキルまたはシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;および/または、RおよびRは、それらが接続した窒素と連結した基のアルキレンまたはシクロアルキレン部分にある1個の炭素原子と連結して、環原子を最大で6個有する飽和環を形成してもよく;
【0078】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0079】
は、各存在において独立して、水素、−CH、または−Cであり;
【0080】
12およびR13は、独立して、水素、C−Cアルキル、またはハロゲンであり;
【0081】
Aは、環原子を5個、6個、または7個有する二価シクロアルキレンラジカルであり;このシクロアルキレン環は、WおよびYと結合しており、かつフェニル環または環原子を5個もしくは6個有する単環式ヘテロアリール環と縮合しており、このフェニルまたはヘテロアリール環は、1つまたは2つのR24基で随意に置換され;
【0082】
24は、各存在において独立して、以下からなる群より選択され:C−Cアルキル、ハロゲン、およびシアノ;
【0083】
は、以下の式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、または(IIId)ラジカルであり:
【0084】
【化9】
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式中
【0085】
14は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
【0086】
15およびR16は、独立して、−CHまたは−Cであり;
【0087】
17は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、これらのうち、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;あるいは
【0088】
17は、一般式(IV)の基であり
【0089】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
式中
【0090】
20は、以下からなる群より選択され:−F、−CH、−C、−CHOH、−CHOMe、−CFCF、−CHSCH、−SCH、および−SC
【0091】
21は、−CHまたは−Cであり;
あるいは;
【0092】
上記で定義されるとおりのR20とR21は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、単環式飽和三〜七員環を形成してもよく;
【0093】
およびRは、それぞれ独立して、C−Cアルキルであって、C−Cアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員環系を形成してもよく、形成された環系は、1つ以上の−OR、−CN、ハロ、C−CアルキルorC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式の飽和五〜十一員環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このアルキルまたはシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基で随意に置換されてもよく;
【0094】
は、水素、−CH、または−Cであり;
【0095】
18は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、アリール、ヘテロアリール、−(C−Cアルキル)、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、または(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、アリール、ヘテロアリール、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、またはヘテロシクロアルキル−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、以下の基で随意に置換されてもよく:−CN、−OH、ハロ、−COOR、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)、−O−(C−Cシクロアルキル)、−S−(C−Cアルキル)、−S−(C−Cシクロアルキル)、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、アルキル、シクロアルキル、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、および(ヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
【0096】
およびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員環系を形成してもよく、形成された環系は、1つ以上のOR基、CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式の飽和五〜十一員環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このアルキルまたはシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;および/または、RとRは、それらが接続した窒素と連結した基のアルキレン部分またはシクロアルキレン部分にある1個の炭素原子と連結して、環原子を最大で6個有する飽和環を形成してもよく;
【0097】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0098】
は、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルは、ヒドロキシル基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;
【0099】
、z、z、およびzは、独立して、ただし形成される環が芳香族系であるような組み合わせで、以下からなる群より選択され:C、N、S、O、−CH−基、および−NH−基;
【0100】
19は、以下からなる群より選択され:水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく、あるいは;
【0101】
19は、一般式(V)の基であり
【0102】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20、R21、R、およびRは、上記で定義されるとおりであり;
【0103】
Tは、−N=または−CR23=であり;
【0104】
23は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
【0105】
22は、H、ハロ、−CH、または−CNであり;
【0106】
qは、0、1、2、または3であり;
【0107】
ただし、Yが−O(CR−基であり、nが1であり、かつR10が、−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、または−N(R)C(O)Rである場合、Xは窒素である。
【0108】
別の態様において、本発明は、本発明の化合物を、1種以上の薬学的に許容可能なキャリアおよび/または賦形剤と合わせて含有する薬学的組成物を含む。特に好適であるのは、肺投与用に吸入に適合させた組成物である。
【0109】
別の態様において、本発明は、p38MAPキナーゼ活性の阻害が有効である疾患または症状を治療するための、本発明の化合物の使用を含む。閉塞性または炎症性の気道疾患の治療は、好適な用途である。閉塞性または炎症性の気道疾患は、全ての形態のものが、本発明の化合物で治療できる可能性があるが、特に、慢性好酸球性肺炎、喘息、COPD、慢性気管支炎を含むCOPD、COPD関連または無関連の肺気腫または呼吸困難、不可逆性進行性気道閉塞を特徴とするCOPD、成人型呼吸促迫症候群(ARDS)、他の薬物療法による気道過敏の増悪および肺高血圧症に関連した気道疾患、嚢胞性線維症を含む慢性炎症性疾患、気管支拡張、ならびに肺線維症(特発性)からなる群より選択される閉塞性または炎症性の気道疾患が、本発明の化合物で治療できる可能性がある。p38キナーゼ阻害剤は、肺に局所的に(例えば、吸入および鼻腔内送達により)投与されても、全身的経路を介して(例えば、経口、静脈内、および皮下送達)投与されても、有効性が期待される。
【図面の簡単な説明】
【0110】
図1図1は、タバコ煙曝露から24時間後にタバコ煙により誘導されるBAL細胞数における、実験マウスに、ビヒクル(0.2%tween80含有生理食塩水)、実施例5(3μg/kg)、実施例5(30μg/kg)、または実施例5(100μg/kg)を鼻腔内投与した場合の、効果を示すグラフである。
図2図2は、タバコ煙曝露から24時間後にタバコ煙により誘導されるBAL好中球の数における、実験マウスに、ビヒクル(0.2%tween80含有生理食塩水)、実施例5(3μg/kg)、実施例5(30μg/kg)、または実施例5(100μg/kg)を鼻腔内投与した場合の、効果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0111】
用語法
本明細書中使用される場合、「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子を含む。
【0112】
本明細書中使用される場合、「C−Cアルキル」(式中、xおよびyは整数である)という用語は、x〜y個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルキルラジカルを示す。従って、例えば、xが1であり、yが6である場合、この用語には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、およびn−ヘキシルが含まれる。
【0113】
本明細書中使用される場合、「C−Cハロアルキル」という用語は、上記の「C−Cアルキル」基において1個以上の水素原子が1個以上のハロゲン原子と置き換わっているものを示す。
【0114】
本明細書中使用される場合、「C−Cヒドロキシアルキル」という用語は上記の「C−Cアルキル」基において1個の水素原子が1個のヒドロキシル基と置き換わっているものを示す。
【0115】
本明細書中使用される場合、「C−Cアルキレン」(式中、xおよびyは整数である)という用語は、合計で2の遊離原子価を有するC−Cアルキルラジカル(二価メチレンラジカルなど)を示す。
【0116】
本明細書中使用される場合、「炭素環の」という用語は、環原子を最大で16個有し、その全てが炭素である、単環式、二環式、または三環式ラジカルを示し、この用語には、アリールおよびシクロアルキルが含まれる。
【0117】
本明細書中使用される場合、「C−Cシクロアルキル」(式中、zおよびkは整数である)という用語は、z〜k個の炭素原子を有する単環式飽和炭素環ラジカルを示し、この用語には、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルが含まれる。「C−Cシクロアルキル」という用語の範囲には、1個の炭素原子上に2価の遊離原子価を有するラジカルも含まれ、このラジカルは、C−Cアルキル、C−Cアルキレン、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキレン、C−Cヘテロシクロアルキル、C−CヘテロシクロアルキルC−Cアルキル、C−CヘテロシクロアルキルC−Cシクロアルキル、または(C−C)ヘテロシクロアルキルカルボニル基のどれに対しても、1個の炭素に存在する2個の水素原子と置き換わることで連結することができる。このような状況では、このラジカルは、それが連結したC−Cアルキル、C−Cアルキレン、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキレン、C−Cヘテロシクロアルキル、C−CヘテロシクロアルキルC−Cアルキル、C−CヘテロシクロアルキルC−Cシクロアルキル、または(C−C)ヘテロシクロアルキルカルボニル基と一緒になってgem−二置換またはスピロ系を形成する。
【0118】
「C−Cシクロアルキレンラジカル」という用語は、以下のとおり、環の異なる炭素原子に2価の遊離原子価を有するC−Cシクロアルキルラジカルを示す:
【0119】
【化12】
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【0120】
本明細書中使用される場合、「アリール」という無条件の用語は、単環式または二環式の芳香族炭素環ラジカルを示し、この用語には、共有結合で直接連結した2つの単環式芳香族炭素環を有するラジカルが含まれる。そのようなラジカルの例として、フェニル、ビフェニル、およびナフチルがある。
【0121】
本明細書中使用される場合、「ヘテロアリール」という無条件の用語は、S、N、およびOから選択されるヘテロ原子を1個以上含有する、単環式または二環式の芳香族ラジカルを示し、この用語には、そのような単環を2つ、またはそのような単環を1つと単環式アリール環を1つ有し、2つの環が結合を共有することで縮合しているラジカルが含まれる。五、六員のヘテロアリールの代表例として、以下がある:チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およりトリアジニル。八、十員のヘテロアリールの代表例として、以下がある:ベンゾチエニル、ベンゾフリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、およびインダゾリル。
【0122】
本明細書中使用される場合、「複素環」または「ヘテロシクロ」という無条件の用語は、S、N、およびOから選択されるヘテロ原子を1個以上含有する、単環式、二環式、または三環式の芳香族ではない飽和ラジカルを示す。二環式複素環系の場合、この用語の範囲には、縮合、スピロ、および架橋の二環式系が含まれる。詳細には、「C−Cヘテロシクロアルキル」という用語は、単環式(C−C)シクロアルキル基の中の少なくとも1つの環炭素原子がヘテロ原子(例えばN,NH、S、またはO)と置き換わっているものを示す。(C−C)ヘテロシクロアルキルの例として、ピロリジニル、チアゾリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニルが挙げられる。
【0123】
同様に、「C−Cヘテロシクロアルキレン」という用語は、二価のC−Cヘテロシクロアルキルラジカルを示し、このC−Cヘテロシクロアルキルは上記で定義されるとおりである。
【0124】
「C−CヘテロシクロアルキルC−Cアルキル」という用語は、上記の「C−Cアルキル」基の中の1個以上の水素原子が1つ以上の「C−Cヘテロシクロアルキル」基と置き換わっているものを示す。「C−CヘテロシクロアルキルC−Cアルキル」という用語の範囲には、「C−Cアルキル」基の中の1個の炭素原子に連結した2個の水素原子が1つの「C−Cヘテロシクロアルキル」基と置き換わっている系も含まれる。こうして、そのようなラジカルは、gem−二置換「C−CヘテロシクロアルキルC−Cアルキル」系(1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イルラジカルなど)を形成する。
【0125】
「C−CヘテロシクロアルキルC−Cシクロアルキル」という用語は、上記の「C−Cシクロアルキル」基の中の1個以上の水素原子が1つ以上の「C−Cヘテロシクロアルキル」基と置き換わっているものを示す。
【0126】
「(C−C)シクロアルキルカルボニル」という表現は、(C−C)シクロアルキル−CO−基を示し、この基の中の「(C−C)シクロアルキル」基は、上記で定義される意味を有する。
【0127】
「(C−C)ヘテロシクロアルキルカルボニル」という表現は、(C−C)ヘテロシクロアルキル−CO−基を示し、この基の中の「(C−C)ヘテロシクロアルキル」基は、上記で定義される意味を有する。
【0128】
本発明の化合物は、1種以上の幾何異性体、光学異性体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体、および互変異性体の形で存在することが可能であり、そのような異性体として、シスおよびトランス形、E−およびZ−形、R−、S−、およびmeso−形、ケトおよびエノール形が挙げられるが、それらに限定されない。特に記載がない限り、特定の化合物についての記述には、異性体のラセミ混合物および他の混合物も含めて、そのような異性体が全て含まれる。そのような異性体は、適宜、既知の方法(例えば、クロマトグラフィー技術および再結晶技術)を使用または応用して、混合物から分離することができる。そのような異性体は、適宜、既知の方法(例えば不斉合成)を使用または応用して、調製することができる。
【0129】
明細書全体を通じて、構造式の定義におけるアスタリスク「*」の使用は、ラジカル基が、分子の他の部分に結合する結合点を示す。
【0130】
本明細書中使用される場合、「塩」という用語は、塩基付加塩、酸付加塩、およびアンモニウム塩を含む。簡単に言うと、上記の本発明の化合物で酸性のもは、塩基、例えばアルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム);アルカリ土類金属水酸化物(例えば、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、および水酸化マグネシウム);他の有機塩基(例えば、N−メチル−D−グルカミン、コリン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノ−メタン、L−アルギニン、L−リシン、N−エチルピペリジン、ジベンジルアミンなど)を用いて、薬学的に許容可能な塩をはじめとする塩を形成することができる。本発明の化合物で塩基性のものは、無機酸(例えば、塩酸または臭化水素酸などのハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、またはリン酸など)、および有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、サリチル酸、クエン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、グルタミン酸、乳酸、およびマンデル酸など)を用いて、薬学的に許容可能な塩をはじめとする塩を形成することができる。化合物(I)で塩基性窒素を有するものは、薬学的に許容可能な対イオン(例えば、アンモニウムイオン、塩素イオン、臭素イオン、酢酸イオン、ギ酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、コハク酸イオン、ヘミコハク酸イオン、ナフタレン−ビススルホン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、キシナホ酸イオンなど)を用いて、四級アンモニウム塩を形成することもできる。塩の総説については、Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use by Stahl and Wermuth (Wiley−VCH, Weinheim, Germany, 2002)(非特許文献17)を参照。
【0131】
本発明の化合物は、水和物、および溶媒和物の形で調製することが可能であると予測される。本明細書中、請求項も含めて、「本発明に関係する化合物」または「本発明の化合物」または「本化合物」などのどの記述にも、そのような化合物の塩、水和物、および溶媒和物が含まれる。「溶媒和物」という用語は、本明細書中、本発明の化合物および化学量論的量の1種以上の薬学的に許容可能な溶媒分子(例えば、エタノール)を含む分子複合体を記載するのに用いられる。「水和物」という用語は、この溶媒が水である場合に用いられる。
【0132】
本発明の個々の化合物には、複数の多形が存在する可能性があり、異なる晶癖または共晶癖で得られる可能性があるが、それらも「本発明の化合物」という用語の意味に含まれるものとする。
【0133】
本化合物は、そのプロドラッグの形でも投与することができる。すなわち、本化合物のある誘導体は、それ自身で活性があるかもしれないし、それ自身はほとんどまたはまったく活性がないかもしれないが、身体に投与されたときに、例えば、加水切断により、所望の活性を有する本発明の化合物に変換され得る。そのような誘導体を、「プロドラッグ」と称する。プロドラッグの使用についてのさらなる情報は、Pro−drugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14, ACS Symposium Series (T. Higuchi and V.J. Stella)およびBioreversible Carriers in Drug Design, Pergamon Press, 1987 (ed. E. B. Roche, American Pharmaceutical Association; C.S. Larsen and J. OEstergaard, Design and application of prodrugs, In Textbook of Drug Design and Discovery, 3rd Edition, 2002, Taylor and Francis)(非特許文献18および19)で得ることができる。
【0134】
本発明によるプロドラッグは、例えば、式(I)の化合物に存在する適切な官能基を、例えば、Design of Prodrugs by H. Bundgaard(Elsevier,1985)(非特許文献20)に記載されるとおり、「前駆部分(pro−moiety)」として当業者に既知である特定の部分で置換することにより、生成させることができる。そのような例として、カルボキシル基(アンピシリンのプロドラッグであるピバンピシリンで用いられる−CO−O−CH−O−CO−tBuなど)、アミド(−CO−NH−CH−NAlk)、またはアミジン(−C(=N−O−CH)−NH)のプロドラッグを挙げることができる。
【0135】
発明の態様
本明細書中以下、式(I)の化合物について記載される好適な基または実施形態は全て、それぞれ互いに組み合わせることができ、以下に定義されるとおりの式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、または(IF)の化合物にも、変更すべきところは変更して、同様に適用できるものとする。
【0136】
1つの実施形態において、式(Ia)の化合物が提供され、この化合物は、上記で定義されるとおりの式(I)の化合物において、以下の、A環のシクロアルキレン部分にある、W基と連結した番号(1)で区別される不斉炭素中心が、以下に示す絶対配置を有するものである:
【0137】
【化13】
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(Ia)
【0138】
別の実施形態において、式(Ib)の化合物が提供され、この化合物は、上記で定義されるとおりの式(I)の化合物において、以下の、A環のシクロアルキレン部分にある、W基およびY基と連結した、それぞれ番号(1)および(2)で区別される不斉炭素中心が、以下に示す絶対配置を有するものである:
【0139】
【化14】
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(Ib)
【0140】
さらなる実施形態において、式(Ic)の化合物が提供され、この化合物は、上記で定義されるとおりの式(I)の化合物において、以下の、A環のシクロアルキレン部分にある、W基およびY基と連結した、それぞれ番号(1)および(2)で区別される不斉炭素中心が、以下に示す絶対配置を有するものである:
【0141】
【化15】
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(Ic)
【0142】
1つの実施形態において、Wは、NHまたはOである。さらなる実施形態において、WはNHである。
【0143】
1つの実施形態において、Yは、−S(O)−基、−O(CR−基、−(CR−基、または−NR−基であり;pは、ゼロであり、nは、0、1、または2である。別の実施形態において、Yは、−S(O)または−O(CR基またはであり;pは、ゼロであり、nは、0または1である。
【0144】
さらなる実施形態において、Yは、−O(CR−基であり、nは0である。
【0145】
1つの実施形態において、R、R、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、またはC−Cアルキルである。別の実施形態において、R、R、R、およびRは、水素である。
【0146】
1つの実施形態において、Rは、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルである。
【0147】
1つの実施形態において、Rは、水素である。
【0148】
1つの実施形態において、Aは、環原子を5個または6個有する二価シクロアルキレンラジカルであり、このシクロアルキレン環は、WおよびYと結合しており、かつフェニル環と、または環原子を5個もしくは6個有する単環式ヘテロアリール環と縮合しており、このフェニル環またはヘテロアリール環は、1つまたは2つのR24基で随意に置換される。
【0149】
さらなる実施形態において、Aは、以下からなる群より選択される基である:
【0150】
【化16】
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【0151】
またさらなる実施形態において、Aは、以下の基である:
【0152】
【化17】
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または
【0153】
さらなる実施形態において、Aは、以下の基である:
【0154】
【化18】
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【0155】
1つの実施形態において、R24は、存在しないか、またはもし存在する場合は、各存在において独立して、以下からなる群より選択され:C−Cアルキル、−F、−Cl、およびシアノ;さらなる実施形態において、R24は、存在しないか、またはもし存在する場合は、各存在において独立して、メチルまたは−Fである。さらなる実施形態において、R24は、存在しない。
【0156】
1つの実施形態において、Rは、以下の式(IIa)の基である:
【0157】
【化19】
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【0158】
さらなる実施形態において、Rは、以下の式(IIa)の基であり:
【0159】
【化20】
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かつ、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式飽和五〜十一員環系または縮合またはスピロ二環式環系を形成し、形成された環系は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−Cアルキルで随意に置換され;このC−Cアルキル基は、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0160】
さらなる実施形態において、Rは、以下の式(IIa)の基であり:
【0161】
【化21】
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かつ、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式飽和五〜七員環系を形成し、形成された環系は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有された窒素原子は、C−Cアルキルで随意に置換される。またさらなる実施形態において、この単環式飽和環系は、モルホリン環である。
【0162】
別の実施形態において、Rは、以下の式(IIb)の基である:
【0163】
【化22】
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【0164】
1つの実施形態において、Xは、−(CH)−基または窒素原子である。別の実施形態において、Xは、−(CH)−基である。
【0165】
1つの実施形態において、R10は、以下からなる群より選択される:−CN、−C(O)N(R)、および−N(R)C(O)R
【0166】
1つの実施形態において、R12は、水素、C−Cアルキル、またはハロゲンである。
【0167】
さらなる実施形態において、Rは、以下の式(IIb)の基であり:
【0168】
【化23】
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式中、Xは、−(CH)−基であり、R10は、以下からなる群より選択され:−CN、−C(O)N(R)、および−N(R)C(O)R;かつ、R12は、水素である。
【0169】
さらなる実施形態において、Rは、以下の式(IIc)の基である:
【0170】
【化24】
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【0171】
1つの実施形態において、(IIc)基は、以下に示すとおり、炭素のうち1つを通じてY基と接続する式(IIca)または(IIcb)の基である:
【0172】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
別の実施形態において、(IIc)基は、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続する
【0174】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
1つの実施形態において、Xは、炭素原子である。
【0176】
1つの実施形態において、Xは、窒素原子である。
【0177】
別の実施形態において、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは窒素である。
【0178】
別の実施形態において、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基である。
【0179】
別の実施形態において、Xは窒素原子であり、Xは−CH−原子基であり、Xは炭素原子であり、かつXは−CH−基である。
【0180】
1つの実施形態において、R13は、水素、C−Cアルキル、またはハロゲンである。
【0181】
さらなる実施形態において、(IIc)基は、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0182】
【化27】
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かつ、式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは−CH−基であり、かつR13は水素である。
【0183】
1つの実施形態において、R11は、以下からなる群より選択され:−NR、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、この群において、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)または−(C−Cヘテロシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0184】
別の実施形態において、R11は、以下からなる群より選択され:−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、この群において、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)または−(C−Cヘテロシクロアルキル)のどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で随意に置換されてもよく、R25基は、独立して、以下からなる一覧より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ。
【0185】
別の実施形態において、R11は、フェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、このフェニルまたはヘテロアリールは以下から選択される基により置換され:(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、これらのうち、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)または−(C−Cヘテロシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0186】
別の実施形態において、R11は、フェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)または−(C−Cヘテロシクロアルキル)により置換され、これらの(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)のどれでも、1つ、2つ、または3つのR25基で随意に置換されてもよく、R25基は、独立して、以下からなる一覧より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ。
【0187】
1つの実施形態において、R25基は、1つ、2つ、または3つの基であり、それぞれ独立して、以下からなる一覧より選択される:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ。
【0188】
1つの実施形態において、RおよびRは、各存在において独立して、水素、C−Cアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換される。
【0189】
別の実施形態において、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環系を形成し、形成された複素環系は、1つ以上の−OR基、CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換される。
【0190】
またさらなる実施形態において、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環系を形成し、形成された複素環系は、1つ以上の−OR基、−CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で随意に置換され、このC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、−CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、形成された単環式または二環式の飽和五〜十一員複素環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を含有し、含有された窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、このC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0191】
1つの実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0192】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0193】
さらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0194】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、1つまたは2つのC−Cアルキル置換基を表し;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0195】
1つの実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0196】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0197】
さらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0198】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0199】
さらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0200】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、1つまたは2つのC−Cアルキル置換基を表し;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0201】
さらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0202】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0203】
さらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0204】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0205】
またさらなる実施形態において、R11は、以下の基であり:
【0206】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表す。
【0207】
1つの実施形態において、Rは、式(IIIa)のラジカルである:
【0208】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
1つの実施形態において、R14は、以下からなる群より選択され:−CH、−CHOH、または−CHSCH;別の実施形態において、R14は、−CHである。
【0210】
1つの実施形態において、R15およびR16は、独立して、−CH、または−Cであり;別の実施形態において、R15およびR16は、−CHである。
【0211】
別の実施形態において、Rは、式(IIIa)のラジカルである:
【0212】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
14は−CHであり、かつR15およびR16は、−CHである。
【0214】
別の実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルである:
【0215】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
1つの実施形態において、R17は、以下からなる群より選択され:孤立電子対、水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、メチル基、イソプロピル基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。別の実施形態において、R17は、以下からなる群より選択される:孤立電子対、水素、−CF、モルホリン、シクロヘキシル、フェニル、またはピリジル。
【0217】
別の実施形態において、R17は、一般式(IV)の基である
【0218】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
1つの実施形態において、R20は、以下からなる群より選択され:F、−CH;−CHOH、−CHOMe、−CHSCH;別の実施形態において、R20は、以下からなる群より選択され:−CH;−CHOH、−CHOMe。別の実施形態において、R20は−CHである。
【0220】
1つの実施形態において、R21は−CHである。
【0221】
別の実施形態において、上記で定義されるとおりのR20とR21は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、シクロヘキサン環またはシクロプロピル環を形成してもよく;さらなる実施形態において、上記で定義されるとおりのR20とR21は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環を形成してもよい。
【0222】
1つの実施形態において、R18は、フェニルまたはヘテロアリールであり、以下の基で随意に置換され:−CN、−OH、ハロ、−COOR、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、−O−(C−Cアルキル)、−O−(C−Cシクロアルキル)、−S−(C−Cアルキル)、−S−(C−Cシクロアルキル)、−NR、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)(C−Cシクロアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S−(C−Cアルキレン)−NR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)C(O)N(R)、−C(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−O−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−NR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cアルキレン)−OR、−N(R)S(O)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−S(O)N(R)、−N(R)S(O)、−N(R)C(O)R、OR、SR、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、アルキル、シクロアルキル、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−(C−Cアルキル)、(ヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、およびヘテロシクロアルキルカルボニルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、−OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。さらなる実施形態において、R18は、−(C−Cアルキル)で置換されたフェニルである。
【0223】
1つの実施形態において、R18は、−(C−Cアルキル)または−(C−Cシクロアルキル)である。
【0224】
1つの実施形態において、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり;別の実施形態において、z=O、z=C、zおよびzはNであり;さらなる実施形態において、z=−CH−、zおよびzはNであり、かつzは−CH−であり;さらなる実施形態において、z=N、zはCであり、zはNであり、かつzはOであり;またさらなる実施形態において、z=N、zはCであり、zはOであり、かつzはNである。
【0225】
さらなる実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0226】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zは酸素であり、zはNであり、R18は孤立電子対であり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0227】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHである。
【0228】
さらなる実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0229】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0230】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHである。
【0231】
別の実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0232】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0233】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつ式中、R18は、フェニルであり、このフェニルは以下の基で随意に置換され:−CN、−OH、−COOR、C−Cアルキル、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−NR、−O−(C−Cアルキレン)−OR、−S−(C−Cアルキレン)−OR、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0234】
さらなる実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0235】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0236】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18はフェニルであり、このフェニルはパラ位がC−Cアルキル基で置換される。
【0237】
さらなる実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0238】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0239】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18はフェニルであり、このフェニルは、メタ位が、−O−(C−Cアルキレン)−NR基または−(C−Cアルキレン)−NR基で置換される。
【0240】
別の実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0241】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0242】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18は五員または六員のヘテロアリールであり、このヘテロアリールは、C−Cアルキル、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、または−(C−Cアルキレン)−NRで随意に置換され、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。1つの実施形態において、このような化合物について、R18はイミダゾール環であり、このイミダゾール環はC−Cアルキル、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、または−(C−Cアルキレン)−NRで随意に置換される。
【0243】
別の実施形態において、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0244】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0245】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18は、−(C−Cアルキル)基であって、−OH基または−NR基で随意に置換されるか、または(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)基であって、この基はC−Cアルキル基で随意に置換されてもよい。
【0246】
さらなる実施形態において、Rは、式(IIIc)のラジカルである:
【0247】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
1つの実施形態において、R19は、以下からなる群より選択され:水素、−CF、−NR、−(C−Cシクロアルキル)、−(C−Cヘテロシクロアルキル)、アリール、またはヘテロアリール、この群において、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。別の実施形態において、R19は、以下からなる群より選択され:水素、−CF、モルホリン、シクロヘキシル、フェニル、またはピリジル、この群において、モルホリン、シクロヘキシル、フェニル、またはピリジルのどれでも、メチル基、−F基、または−Cl基で随意に置換されてもよい。
【0249】
別の実施形態において、R19は、一般式(V)の基である
【0250】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
1つの実施形態において、Tは−N=である。別の実施形態において、Tは、−CR23=である。
【0252】
1つの実施形態において、R22は、H、F、−Cl、−CH、または−CNであり;別の実施形態において、R22は、HまたはFである。
【0253】
1つの実施形態において、R23は、H、F、−Cl、−CH、または−CNであり;別の実施形態において、R23は、−Clである。
【0254】
別の実施形態において、Rは、式(IIIc)のラジカルであり:
【0255】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R19は、−(C−Cヘテロシクロアルキル)であり、これはC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、またはハロ基で随意に置換され;式中、Tは−CR23=であり、R22は、HまたはFである。
【0256】
またさらなる実施形態において、Rは、式(IIId)のラジカルである:
【0257】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
1つの実施形態において、qは、0、1、または2であり;別の実施形態において、qは、0または1である。さらなる実施形態において、qはゼロである。
【0259】
1つの実施形態において、式(IA)の化合物が提供され、式(IA)中、WはNHであり、Yは、−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0260】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
または
式(IA)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0261】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
かつ式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【0262】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(IA)中、Rは、式(IIIb)のラジカルを表し:
【0263】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0264】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつ式中、R18はフェニルであり、このフェニルは、−CN基、−OH基、−COOR基、C−Cアルキル基、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR基、−(C−Cアルキレン)−NR基、−O−(C−Cアルキレン)−NR基、−O−(C−Cアルキレン)−OR基、−S−(C−Cアルキレン)−OR基、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)基、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)基で随意に置換されてもよく、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0265】
1つの実施形態において、式(IB)の化合物が提供され、式(IB)中、WはNHであり、Yは−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0266】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
または
式(IB)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0267】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
かつ式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【0268】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(IB)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0269】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0270】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつ式中、R18はフェニルであり、このフェニルは、−CN基、−OH基、−COOR基、C−Cアルキル基、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR基、−(C−Cアルキレン)−NR基、−O−(C−Cアルキレン)−NR基、−O−(C−Cアルキレン)−OR基、−S−(C−Cアルキレン)−OR基、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)基、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)基で随意に置換されてもよく、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0271】
1つの実施形態において、式(IC)の化合物が提供され、式(IC)中、WはNHであり、Yは−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0272】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
式(IC)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0273】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
かつ式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
11は、以下の基であり:
【0274】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
は、式(IIIb)のラジカルであり:
【0275】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0276】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつ、R18は五員または六員のヘテロアリールであり、このヘテロアリールは、C−Cアルキル、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、または−(C−Cアルキレン)−NRで随意に置換され、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)のどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0277】
1つの実施形態において、式(ID)の化合物が提供され、式(ID)中、WはNHであり、Yは−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0278】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
は、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0279】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
かつ式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【0280】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(ID)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0281】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0282】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18は、五員または六員のヘテロアリールであり、このヘテロアリールは、C−Cアルキル、−N(R)(C−Cアルキレン)−NR、または−(C−Cアルキレン)−NRで随意に置換され、この群において、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−、−(C−Cアルキレン)−、(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)、および(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cシクロアルキル)はどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、またはハロ基で随意に置換されてもよい。
【0283】
1つの実施形態において、式(IE)の化合物が提供され、式(IE)中、WはNHであり、Yは−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0284】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
式(IE)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0285】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
かつ、式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【0286】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(IE)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0287】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0288】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18は、−(C−Cアルキル)基であって、−OH基または−NR基で随意に置換されるか、または(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)基であってC−Cアルキル基で随意に置換されてもよい。
【0289】
1つの実施形態において、式(IF)の化合物が提供され、式(IF)中、WはNHであり、Yは−O(CR−基であり、かつnは0であり、Aは以下の基であり:
【0290】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
式(IF)中、Rは、上記で定義されるとおりの式(IIca)の基であり、この基はXの隣の炭素を通じてY基と接続し
【0291】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
かつ、式中、Xは炭素原子であり、Xは窒素原子であり、Xは窒素原子であり、かつXは−CH−基であり、かつR13は水素であり;
式中、R11は、以下の基であり:
【0292】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R25は、随意に存在して、1つ、2つ、または3つの置換基を表し、置換基は独立して、以下からなる一覧より選択され:C−Cアルキル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)ヒドロキシアルキル、C−Cシクロアルキル、ヒドロキシル、およびハロ;かつ、式中、アスタリスクは、Xを介してR11基が分子の他の部分に結合する結合点を表し;
式(IF)中、Rは、式(IIIb)のラジカルであり:
【0293】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
式中、z=−CH−、z=C、zおよびzはNであり、かつR17は一般式(IV)の基であり
【0294】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
式中、R20は−CHまたは−CHOHであり、かつR21は−CHであり、かつR18は−(C−Cアルキル)基であって、−OH基または−NR基で随意に置換されるか、または(C−Cヘテロシクロアルキル)−(C−Cアルキル)基であってC−Cアルキル基で随意に置換されてもよい。
【0295】
1つの実施形態において、式(I)の化合物は、以下からなる一覧より選択される:
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((S)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペラジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−イソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
N−(4−{(1S,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((R)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
N−(4−{(1R,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−モルホリン−4−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[6−(モルホリン−4−カルボニル)−ピリジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[1−(2,2−ジフルオロ−エチル)−ピペリジン−4−イルメチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−{3−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−安息香酸エチルエステル;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,3S)−3−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−インダン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−[1,4]オキサゼパン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(2−tert−ブチル−5−p−トリル−3H−イミダゾール−4−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4S)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−ヒドロキシメチル−4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ジメチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[(1S,4R)−4−(3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−シアノ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−シクロペンチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[(1S,4R)−4−(3−アミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
N−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−フェニル)−メタンスルホンアミド;
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−(3−tert−ブチル−1’−メチル−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
N−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−フェニル]−メタンスルホンアミド;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−イソオキサゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−( 3−モルホリン−4−イル−プロピル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−(3−フルオロ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−シクロプロピル−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{(1S,4R)−4−[3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イル−メチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]−ジアゼパン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(2−{3−[2−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−(3−{2−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−エトキシ}−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−(5−tert−ブチル−2−{4−[(エチル−メチル−アミノ)−メチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−[5−tert−ブチル−2−(4−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素;
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素;
およびそれらの薬学的に許容可能な塩。
【0296】
本発明の別の態様に従って、式(J)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩が提供され:
【0297】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
(J)
式中、R、W、A、およびYは、式(I)の化合物について上記で提示されたのと同じ意味を有し;かつ、式中
は、(IIc)基であって、式中、R13、X、X、X、およびXは、式(I)の化合物について上記で提示されたのと同じ意味を有し;
【0298】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
かつ、式中、R11は、フェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールであり、このフェニルまたは五員もしくは六員の単環式ヘテロアリールは、−O−(C−Cアルキレン)−NR基で置換され、このC−Cアルキレンは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、ヒドロキシル基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;
およびRは、各存在において独立して、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、1つ以上のOR基、CN基、またはハロ基で置換され;あるいは、RとRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、単環式または二環式の飽和五〜十一員環系を形成してもよく、形成された環系は、1つ以上のOR基、CN基、ハロ基、C−Cアルキル基、またはC−Cシクロアルキル基で置換され、これらのC−CアルキルおよびC−Cシクロアルキルは、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換され;かつ、この単環式または二環式の飽和五〜十一員環は、酸素または窒素であるさらなるヘテロ原子を随意に含有し、含有される窒素原子は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルで随意に置換され、これらのうち、アルキルまたはシクロアルキルのどれでも、C−Cアルキル基、C−Cシクロアルキル基、OR基、CN基、またはハロ基で随意に置換されてもよく;かつ
は、各存在において独立して、水素、−CH、または−Cである。
【0299】
適宜、式(I)、(Ia)、(Ib)、および(Ic)の化合物について、本明細書中以下で記載される好適な基または実施形態は全て、それぞれ互いに組み合わせることができ、上記で定義されるとおりの式(J)の化合物にも、変更すべきところは変更して、同様に適用できる。
【0300】
用途
上記のとおり、本発明の化合物はp38MAPK阻害剤であり、したがって、p38酵素の阻害が有効である疾患または症状の治療に有用であると思われる。そのような疾患および症状は文献で既知であり、いくつかについては既に上記で述べた。しかしながら、本化合物は、概して抗炎症剤として有用であり、特に呼吸器疾患の治療に有用である。詳細には、本化合物は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、肺繊維症、肺炎、急性呼吸促迫症候群(ARDS)、肺気腫、または喫煙誘導性肺気腫、内因性(非アレルギー性)および外因性(アレルギー性)喘息、軽度喘息、中等度喘息、重度喘息、ステロイド抵抗性喘息、好中球性喘息、気管支炎性喘息、運動誘発性喘息、職業性喘息、ならびに細菌感染、嚢胞性線維症、肺線維症、および気管支拡張を受けて誘導される喘息の治療に用いることができる。
【0301】
本発明は、p38酵素の阻害が有効である任意の疾患または症状を予防および/または治療するための、本発明の化合物の使用を提供する。
【0302】
さらなる態様において、本発明は、p38酵素の阻害が有効である任意の疾患または症状を予防および/または治療するための医薬を調製するための、本発明の化合物の使用を提供する。
【0303】
そのうえ、本発明は、p38酵素の阻害が有効である任意の疾患を予防および/または治療する方法を提供し、この方法は、そのような治療を必要としている患者に本発明の化合物を治療上有効量で投与することを含む。
【0304】
組成物
上記のとおり、本発明に関係する化合物は、p38キナーゼ阻害剤であり、複数の疾患、例えば、気道の炎症性疾患の治療に有用である。そのような疾患の例は、上述されており、喘息、鼻炎、アレルギー性気道症候群、気管支炎、および慢性閉塞性肺疾患が挙げられる。
【0305】
任意の特定患者についての具体的な用量レベルは、様々な要因に依存するだろうということが理解されるだろう。そのような要因として、用いられる具体的な化合物の活性、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与時間、投与経路、排出率、併用薬、および治療中の特定疾患の重篤度が挙げられる。最適な用量レベルおよび投薬頻度は、医薬分野で必要とされるとおりの臨床試験で決められるだろう。一般に、経口投与の場合の一日量の範囲は、1回の投与でまたは分割投与の合計で、ヒトの体重1kgあたり約0.001mg〜約100mg、たいていは1kgあたり0.01mg〜約50mg、例えば、1kgあたり0.1〜10mgの範囲内に収まるだろう。一般に、吸入投与の場合の一日量の範囲は、1回の投与でまたは分割投与の合計で、ヒトの体重1kgあたり約0.1μg〜約1mg、好ましくは1kgあたり0.1μg〜50μgの範囲内に収まるだろう。一方で、場合によっては、これらの範囲外の投薬量を用いる必要があるかもしれない。本発明の目的に関して、吸入投与が好適である。
【0306】
本発明に関係する化合物は、化合物の薬物動態の性質と調和する任意の経路で投与できるように調製することができる。経口投与可能な組成物は、錠剤、カプセル剤、粉末、顆粒、ロゼンジ、液剤またはゲル剤(経口、外用、または滅菌非経口の、溶液または懸濁液など)の形をとることができる。経口投与用の錠剤およびカプセル剤は、単位用量を表す形をとることができ、従来の賦形剤、例えば、結合剤(例えば、シロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカント、またはポリビニルピロリドン);増量剤(例えば、ラクトース、糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビトール、またはグリシン);打錠潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、またはシリカ);崩壊剤(例えば、ジャガイモデンプン)、または使用可能な湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)を含有することができる。錠剤は、通常の薬務で周知の方法に従って被覆されてもよい。経口液状製剤は、例えば、水性または油性の、懸濁液、溶液、乳濁液、シロップ、またはエリキシル剤の形をとってもよいし、使用時に水または他の適切なビヒクルで再構成する乾燥製品として存在してもよい。そのような液状製剤は、従来の添加剤、例えば、懸濁剤(例えば、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、硬化食用脂肪);乳化剤(例えば、レシチン、モノオレイン酸ソルビタン、またはアラビアゴム);非水性ビヒクル(食用油を含んでもよい)、例えば、アーモンド油、分画ココナッツ油、油性エステル(グリセリン、プロピレングリコール、またはエチルアルコールなど);保存料(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸)、ならびに所望であれば、従来の香味剤または着色剤を含有してもよい。
【0307】
皮膚への外用塗布の場合、本薬物は、クリーム、ローション、または軟膏にすることができる。本薬物に利用できるクリームまたは軟膏配合物は、当該分野で既知である、例えば、一般的な薬学教科書(英国薬局方など)に記載されるとおりの従来の配合物である。
【0308】
本活性成分は、滅菌媒体に含まれた状態で、非経口投与することもできる。用いるビヒクルおよび濃度に依存して、本薬物は、ビヒクルに懸濁するか溶解するかのいずれかが可能である。有利なことに、アジュバント(局所麻酔剤、保存料、および緩衝剤など)をビヒクルに溶解させることができる。
【0309】
また一方、気道の炎症性疾患の治療の場合、本発明の化合物は、吸入(例えば、鼻スプレー、または乾燥粉末もしくはエーロゾルの吸入器など)用にも配合できる。吸入による送達の場合、本活性化合物は、好ましくは、微小粒子の形をしている。微小粒子は、噴霧乾燥法、凍結乾燥法、および微粒子化を含む様々な技術で調製することができる。エーロゾルの生成は、例えば、圧力駆動型ジェット噴霧器または超音波噴霧器を用いて、好ましくは推進剤駆動型定量エーロゾルまたは推進剤を用いない微粒子化活性化合物投与(例えば、吸入カプセル剤または他の「乾燥粉末」送達システムでの投与)を用いて、行なうことができる。
【0310】
例として、本発明の組成物は、ネブライザーで送達する用の懸濁液として、または液体推進剤に含まれたエーロゾル(例えば、加圧式定量噴霧吸入器(PMDI)用のもの)として調製することができる。PMDIで用いるのに適した推進剤は、当業者に既知であり、そのような推進剤として、CFC−12、HFA−134a、HFA−227、HCFC−22(CCl)、およびHFA−152(CHおよびイソブタン)が挙げられる。
【0311】
本発明の好適な実施形態において、本発明の組成物は、粉末吸入器(DPI)を用いた送達用の乾燥粉末の形をしている。DPIの種類は多数知られている。
【0312】
投与による送達用の微小粒子は、送達および放出を補助する賦形剤とともに配合することができる。例えば、乾燥粉末配合物において、微小粒子は、DPIから肺への流動を補助する巨大キャリア粒子と配合することができる。適切なキャリア粒子は既知であり、そのようなキャリア粒子としてラクトース粒子が挙げられる;キャリア粒子は、90μmより大きい空気力学的質量中央径を有することができる。
【0313】
エーロゾル系配合物の場合、例として以下が挙げられる:
本発明の化合物 24mg/缶
レシチン、NF液状、濃縮、 1.2mg/缶
トリクロロフルオロメタン、NF 4.025g/缶
ジクロロジフルオロメタン、NF 12.15g/缶。
【0314】
本活性化合物は、用いる吸入器システムに依存して、記載のとおりに服用させることができる。本活性化合物に加えて、投与形態は、さらに、賦形剤、例えば、推進剤(例えば、定量エーロゾルの場合のFrigen)、表面活性物質、乳化剤、安定剤、保存料、香味剤、増量剤(例えば、粉末吸入器の場合のラクトース)など、または、適切な場合は、さらなる活性化合物を含有することができる。
【0315】
吸入を目的とする場合、患者にとって適切な吸入技術を用いて、最適な粒子径のエーロゾルを生成および投与することができる非常に多数のシステムを利用することができる。定量エーロゾル用、特に粉末吸入器の場合の、補助具(スペーサー、エキスパンダー)およびナシ型容器(例えばNebulator(登録商標)、Volumatic(登録商標))、ならびに膨れる噴霧を発する自動装置(Autohaler(登録商標))に加えて、多数の技術解決策(例えば、ディスクヘラー(登録商標)、ロタディスク(登録商標)、Turbohaler(登録商標)、または、例えば、欧州特許出願公開第0505321号(特許文献5)に記載されるとおりの吸入器)を利用できる。さらに、本発明の化合物は、多室型装置で送達することができるので、薬剤を併用して送達することが可能である。
【0316】
合剤
炎症性疾患、特に呼吸器疾患の予防および治療のため、他の化合物を本発明に関係する化合物と併用することができる。したがって、本発明は、治療上有効量の本発明の化合物、および1種以上の他の治療薬を含む薬学的組成物にも関する。本発明の化合物との併用療法に適した治療薬として、以下が挙げられるが、それらに限定されない:(1)コルチコステロイド(プロピオン酸フルチカゾン、フロ酸フルチカゾン、フロ酸モメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、シクレソニド、ブデソニド、GSK 685698、GSK 870086、QAE 397、QMF 149、TPI−1020など);(2)β2−アドレナリン受容体アゴニスト(サルブタモール、アルブテロール、テルブタリン、フェノテロールなど)、および長時間作用型β2−アドレナリン受容体アゴニスト(サルメテロール、インダカテロール、ホルモテロール(フマル酸ホルモテロールを含む)、アルホルモテロール、カルモテロール、GSK 642444、GSK 159797、GSK 159802、GSK 597501、GSK 678007、AZD3199など);(3)コルチコステロイド/長時間作用型β2アゴニスト合剤(サルメテロール/プロピオン酸フルチカゾン(アドベア/セレタイド)、ホルモテロール/ブデソニド(シムビコート)、ホルモテロール/プロピオン酸フルチカゾン(フルティフォーム)、ホルモテロール/シクレソニド、ホルモテロール/フロ酸モメタゾン、ホルモテロール/ジプロピオン酸ベクロメタゾン、インダカテロール/フロ酸モメタゾン、インダカテロール/QAE 397、GSK 159797/GSK 685698、GSK 159802/GSK 685698、GSK 642444/GS K685698、GSK 159797/GSK 870086、GSK 159802/GSK 870086、GSK 642444/GSK 870086、アルホルモテロール/シクレソニドなど);(4)抗コリン剤、例えば、ムスカリン3(M3)受容体アンタゴニスト(臭化イプラトロピウム、臭化チオトロピウム、アクリジニウム(LAS−34273)、NVA−237、GSK 233705、ダロトロピウム、GSK 573719、GSK 961081、QAT 370、QAX 028、EP−101など);(5)M3−抗コリン性/β2−アドレナリン受容体アゴニストの二重薬理作用物(GSK961081、AZD2115、およびLAS190792など);(6)ロイコトリエン修飾薬、例えば、ロイコトリエンアンタゴニスト(モンテルカスト、ザフィルルカスト、またはプランルカストなど)、またはロイコトリエン生合成阻害剤(ジロートンまたはBAY−1005など)、またはLTB4アンタゴニスト(アメルバントなど)、またはFLAP阻害剤(GSK 2190914、AM−103など);(7)ホスホジエステラーゼIV(PDE−IV)阻害剤(経口または吸入による)、例えばロフルミラスト、シロミラスト、オグレミラスト、ONO−6126、テトミラスト、トフィミラスト、UK500,001、GSK 256066など;(8)抗ヒスタミン薬、例えば、選択的ヒスタミン1(H1)受容体アンタゴニスト(フェキソフェナジン、セチリジン、ロラタジン、またはアステミゾールなど)、または二重H1/H3受容体アンタゴニスト(GSK 835726、GSK 1004723など)、または選択的ヒスタミン4(H4)受容体アンタゴニスト(ZPL3893787など);(9)鎮咳剤(コデインまたはデキストロメトルファンなど);(10)粘液溶解薬(例えば、Nアセチルシステインまたはフドステインなど);(11)去痰薬/粘液作動修飾薬、例えば、アンブロキソール、高張液(例えば生理食塩水またはマンニトール)、または界面活性剤;(12)ペプチド粘液溶解薬、例えば、遺伝子組換えヒトデオキシリボヌクレアーゼI(doRNA分解酵素−αおよびrhDNA分解酵素)またはヘリシジン;(13)抗生物質(例えば、アジスロマイシン、トブラマイシン、およびアズトレオナム);(14)非選択的COX−1/COX−2阻害剤(イブプロフェンまたはケトプロフェンなど);(15)COX−2阻害剤(セレコキシブおよびロフェコキシブなど);(16)VLA−4アンタゴニスト(国際公開第97/03094号および国際公開第97/02289号(特許文献6および7)に記載のものなど);(17)TACE阻害剤およびTNF−α阻害剤、例えば、抗TNFモノクローナル抗体(レミケードおよびCDP−870など)およびTNF受容体免疫グロブリン分子(エンブレルなど);(18)マトリックスメタロプロテアーゼの阻害剤(例えば、MMP−12);(19)ヒト好中球エラスターゼ阻害剤(ONO−6818、または国際公開第2005/026124号、国際公開第2003/053930号、および国際公開第06/082412号(特許文献8〜10)に記載のものなど);(20)A2bアンタゴニスト(国際公開第2002/42298号(特許文献11)に記載のものなど);(21)ケモカイン受容体機能の修飾薬(例えば、CCR3およびCCR8のアンタゴニストなど);(22)他のプロスタノイド受容体の作用を修飾する化合物(例えば、トロンボキサンAアンタゴニスト);DP1アンタゴニスト(MK−0524など)、CRTH2アンタゴニスト(ODC9101およびOC000459およびAZD1981など)、およびDP1/CRTH2混合アンタゴニスト(AMG 009およびAMG853など);(23)PPARアゴニスト、例えば、PPARαアゴニスト(フェノフィブラートなど)、PPARδアゴニスト、PPARγアゴニスト(ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、およびバラグリタゾンなど);(24)メチルキサンチン(テオフィリンまたはアミノフィリンなど)およびメチルキサンチン/コルチコステロイド合剤(テオフィリン/ブデソニド、テオフィリン/プロピオン酸フルチカゾン、テオフィリン/シクレソニド、テオフィリン/フロ酸モメタゾン、およびテオフィリン/ジプロピオン酸ベクロメタゾンなど);(25)A2aアゴニスト(欧州特許第1052264号および欧州特許第1241176号(特許文献12および13)に記載のものなど);(26)CXCR2またはIL−8アンタゴニスト(SCH 527123またはGSK 656933など);(27)IL−R信号伝達修飾薬(キネレットおよびACZ 885など);(28)MCP−1アンタゴニスト(ABN−912など)。
【0317】
本発明は、本発明の化合物を単独で、または1種以上の薬学的に許容可能なキャリアおよび/または賦形剤と組み合わせて、またはそれらとの混合物として含む薬学的組成物、および装置を含むキットにも関し、この装置は、単回または複数回投与用粉末吸入器、定量吸入器、またはネブライザーが可能である。
【0318】
合成法
本発明の1つの態様において、この節で記載される一般合成経路に従った、本発明の化合物の調製プロセスが提供される。以下の反応スキームにおいて、特に記載がない限り、記載される基は、式(I)の化合物について報告されたものと同じ意味を有する。
【0319】
当業者は、合成経路をさらなる本発明の化合物の提供に適合させる目的で、適宜、実験で具体的に記載される条件を適切に変更してもよい。そのような変更として、異なる化合物を生成させるのに適切な出発物質の使用、反応溶媒および反応温度の変更、反応剤を同様な化学的役割を持つものと置き換えること、反応条件および試薬に敏感な官能基を保護/脱保護する段階の導入または削除、ならびに分子骨格にさらに官能基を導入するための特定の合成段階の導入または削除を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0320】
実施例およびスキームの、使用可能であり、記載され、および報告されるプロセスは、本発明の化合物の調製に利用可能な合成法の範囲を制限するものとしてみなされないはずである。
【0321】
記載されるプロセスは、所望の本発明の化合物がどれでも得られるように、当業者に既知の任意の適切な改変を通じて、適切に修飾しやすいので、特別有利である。そのような改変も、本発明の範囲に包含される。
【0322】
上記の全てから、当業者には明らかなはずであるが、記載される基のどれでも、そのまま、または任意の適切に保護された形で存在できる。
【0323】
詳細には、中間体および化合物に存在する官能基で望ましくない副反応および副生成物を生じる可能性があるものは、アルキル化、アシル化、カップリング、またはスルホニル化を行なう前に、適切に保護する必要がある。同様に、保護した基で行なうその後の脱保護は、これらの反応の完了を受けて行なわれるだろう。
【0324】
本発明において、特に記載がない限り、「保護基」という用語は、その基が結合した基の機能を保存するのに適した保護的基を示す。典型的には、保護的基は、アミノ、ヒドロキシル、またはカルボキシル官能基を保存するのに用いられる。したがって、適切な保護基として、例えば、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、アルキル、またはベンジルエステルなどを挙げることができ、そうした保護基は当業者に既知である[一般参照として、T.W. Green; Protective Groups in Organic Synthesis (Wiley, N.Y. 1981)を参照](非特許文献21)。
【0325】
同様に、上記の基の任意のもの(例えば、カルボニル、ヒドロキシル、またはアミノ基など)に対する選択的保護および脱保護は、有機合成化学で一般に用いられる非常によく知られた方法により達成することができる。
【0326】
式(I)の化合物またはその化合物のピリジン環N−オキシド体の随意の塩形成は、遊離酸性基または遊離アミノ基のどれかを対応する薬学的に許容可能な塩に適切に変換することで、行なうことができる。この場合も、本発明の化合物の最適な塩形成のために採用される操作条件は、全て、当業者の一般知識の範囲内にある。
【0327】
上記の全てから、明らかなはずであるが、上記プロセスは、適切な本発明化合物の調製のためのどのようなプロセスの改変も含めて、反応条件を特定の必要に適合させるべく、例えば、場合に応じた適切な縮合剤、溶媒、および保護的基を選択することにより、都合良く修飾することができる。
【0328】
例えば、本発明の式(I)の化合物は、スキーム1に示す経路に従って調製することができる。
【0329】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム1
【0330】
一般式(I)の化合物は、適切な溶媒(ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、またはアセトニトリルなど)中、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、一般式(1a)の化合物を、一般式(1b1)または(1b2)の化合物(式中、Rは一般式(I)で定義されるとおりである)と反応させることにより、調製することができる。
【0331】
一般式(1b1)および(1b2)の化合物は、文献で既知であるか、そうでなければ既知の文献手順(例えば、国際公開第2006009741号、欧州特許第1609789号(特許文献14および15)を参照)に従って、一般式(1c)のアミンから調製することができる。
【0332】
一般式(1c)の化合物は、文献で既知であるか、そうでなければ適切な文献手順(例えば、国際公開第2010077836号、国際公開第2006009741号、国際公開第2008125014号(特許文献16〜18)、J. Med Chem., 2007, 50, 4016、Bulletin des Societes Chimiques Belges, 1987, 96, 675−709、Organic & Biomolecular Chemistry, 2006, 4, 4158−4164(非特許文献22〜24))を応用することで当業者により合成することができる。
【0333】
一般式(1ca)の化合物、すなわち一般式(1c)中、Rが式(IIIb)基であり、かつR17、R18、z、z、z、およびzが上記で定義されるとおりの化合物は、適切な溶媒(メタノール、エタノール、または酢酸など)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、適切な還元剤(塩化スズ(II)、鉄、または水素ガスなど)を適切な触媒(パラジウム炭素など)とともに用いて、一般式(1e)の化合物、
【0334】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
(1e)
から調製することができる。
【0335】
一般式(1e)の化合物は、文献で既知であるか、そうでなければ文献手順(例えば、国際公開第2008034008号、国際公開第20110189167号、国際公開第2010068258号(特許文献19〜21))を用いて、当業者により調製することができる。
【0336】
あるいは、上記で定義されるとおりの一般式(1ca)の化合物は、適切な溶媒(ジクロロメタン、メタノール、エタノール、または酢酸など)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、触媒(例えば、パラジウム炭素)作用下で適切な脱保護条件(塩酸、トリフルオロ酢酸、または水素など)を用いて、一般式(1f)の化合物、
【0337】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
(1f)
(式中、R17、R18、z、z、z、およびzは、上記で定義されるとおりであり、かつ式中、PGは、当業者に既知である適切な適合性保護基(ベンジル、ベンジルカルバミン酸基、またはtert−ブチルカルバミン酸基など)である)から調製することができる。
【0338】
一般式(1f)の化合物は、適切な溶媒(トルエンまたはテトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、適切な条件を用いて、例えば塩基(炭酸カリウムまたはジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下で、まったはブッフバルト条件(触媒(Pd(OAc)など)、試薬(2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルなど)、および塩基(ナトリウムtert−ブトキシドなど)を用いる)下で、式(1g)の化合物、
【0339】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
(1g)
【0340】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
(1h)
(式中、R17、R18、z、z、z、およびzは、上記で定義されるとおりである)を、上記に報告されるとおりの式(1h)の化合物(式中、PGは当業者に既知である適切な保護基(ベンジル、ベンジルカルバミン酸基、またはtert−ブチルカルバミン酸基など)である)と反応させることで調製することができる。
【0341】
一般式(1g)および(1h)の化合物は、文献で既知であるか、そうでなければ適切な文献手順を(例えば、国際公開第2011042389号(特許文献22)、Chemistry−A European Journal, 2011, 17, 6606−6609, S6606/1−S6606/38(非特許文献25))を応用することで、当業者により調製することができる。
【0342】
一般式(1a)の化合物は、スキーム2に示す経路に従って調製することもできる。
【0343】
【化95】
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スキーム2
【0344】
一般式(1a)の化合物は、式(2a)の化合物を、一般式(2b)、(2c)、または(2d)の化合物と反応させることで調製することができる。スキーム2中、Gは、適切なカップリング反応(求核置換または金属触媒を用いたクロスカップリング)を促進できるように選択された、当業者に既知である適切な化学特性基である:例えば、Yが−O−、−S−、または−NR−であるような場合、Gの例として、直接連結した、または−(CR−基を介して結合した、のいずれかである、ハロゲンまたは適切な脱離基(メシレート基またはトリフレート基など)を挙げることができる。用いられるカップリング条件の例として、適切な溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、またはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲での、塩基(水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなど)および1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノンの使用を挙げることができる。例えば、Yが−O−であり、かつGが−OHまたは−SHであるような場合、このカップリングを行なう方法として、適切な溶媒(テトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜100℃の範囲での、光延条件(アゾジカルボン酸ジエチル/トリフェニルホスフィン)を挙げることができる。例えば、Yが、−O−、−S−、または−NR−であり、かつGが、ハロゲン、トリフレート基、またはボロン酸/ボロン酸エステルなどの基であるような場合、このカップリングを行なう方法として、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、塩基(炭酸セシウムなど)の存在下、適切な試薬(キサントホスまたは1,10−フェナントロリンなど)の存在下、金属(例えば、パラジウムまたは銅)触媒を用いたカップリング条件下で行なうものを挙げることができる。例えば、Yが−O−であり、かつGが、−COOMe、−COOH、イソシアン酸基、−OCOCl、または−NHCOOCHCClなどの基であるような場合、このカップリングを行なう条件の例として、適切な溶媒(ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲での、塩基(水素化ナトリウムまたはトリエチルアミンなど)またはカップリング試薬(HATUなど)の使用を挙げることができる。
【0345】
式(2b)の化合物は、市販されているか、文献で既知であるか、そうでなければ、式(2e)の化合物(式中、RおよびRは式(I)の化合物について定義されるとおりである)
【0346】
【化96】
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(2e)
に対して、適切な文献の方法(例えば、国際公開第2006133006号(特許文献23))を応用することで、または当業者に既知である方法を用いることで、例えば、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、適切な塩基(水素化ナトリウムまたは炭酸カリウムなど)の存在下、(2e)の化合物を適切なアルキル化剤(ジブロモエタンまたはブロモエタノールなど)と反応させることにより、または適切な溶媒(ジクロロエタンまたはテトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で、還元剤(トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなど)の存在下、(2e)の化合物を適切なアルデヒドと反応させることにより、合成することができる。
【0347】
式(2e)の化合物は、市販されているか、文献で既知であるか、そうでなければ文献の方法を用いて当業者により合成することができる。
【0348】
式(2c)の化合物は、式(2f)の化合物から合成することができる。
【0349】
【化97】
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(2f)
【0350】
式中、XおよびR12は、式(I)の化合物について定義されるとおりであり、Gは、ハロゲン、−O−PG、または−S−PGなどの基(式中、PGは、トリイソプロピルシリルまたはtert−ブチルジメチルシリルなどの保護基(それらを導入および除去する方法は、当業者に周知である)を表す)であり、かつJは、ハロゲン、−NH、−OH、−SH、−COOH、−SOClなどの基(この基は、適切なR10基を導入するため、当業者により文献の方法を用いて修飾することができる)を表すことができる。例えば、Jがハロゲンであるような場合、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、適切な塩基(水素化ナトリウム、トリエチルアミン、または炭酸カリウムなど)の存在下で、適切なアルコール、アミン、またはチオールを用いた求核置換などの方法を、用いることができる。例えば、Jが、−NH、−OH、または−SHであるような場合、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、適切な塩基(水素化ナトリウムまたは炭酸カリウムなど)の存在下、適切なアルキル化剤(アルキルハライドなど)を用いるアルキル化などの方法を用いることができる。例えば、Jが−COOHまたは−SOClであるような場合、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、またはN,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、適切な塩基(トリエチルアミンなど)またはカップリング試薬(HATUなど)の存在下、適切なアミンを用いた反応など。
【0351】
式(2da)の化合物、すなわち式(2a)中、X=Cである化合物は、本明細書中以下のスキーム3に記載の経路に従って調製することができる:
【0352】
【化98】
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スキーム3
【0353】
上記で定義されるとおりの一般式(2da)の化合物は、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはエタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、適切な酸化体(クロラミンT、四酢酸鉛、または二酢酸フェニルヨウ素(III)など)を用いて、一般式(3e)の化合物から調製することができる。
【0354】
一般式(3e)の化合物は、適切な溶媒(エタノールまたはテトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜80℃の範囲で、一般式(3a)の化合物を上記の一般式(3c)のアルデヒドと反応させることにより、調製することができる。
【0355】
式(3c)の化合物は、市販されているか、文献で既知であるか、そうでなければ文献の方法を用いて当業者により調製することができる。
【0356】
あるいは、式(2da)の化合物は、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、トルエン、またはNMPなど)中または無溶媒で、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、適切な脱水剤、例えばバージェス試薬、トリフェニルホスフィンとヘキサクロロエタン、オキシ塩化リン、酢酸、または光延条件(アゾジカルボン酸ジエチル/トリフェニルホスフィン/トリメチルシリルアジド)を用いて、式(3d)の化合物から調製することができる。
【0357】
式(3d)の化合物は、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、適切なアシル化/脱水剤(トリフェニルホスフィン/トリクロロアセトニトリルなど)を用いて、式(3a)の化合物を一般式(3b1)の化合物と反応させることにより、調製することができる。
【0358】
または、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはTHFなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜溶媒の沸点の範囲で、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、式(3a)の化合物を一般式(3b2)の化合物と反応させることによる。
【0359】
式(3b1)および式(3b2)の化合物は、市販されているか、文献で既知であるか、そうでなければ文献の方法を用いて当業者により調製することができる。
【0360】
あるいは、上記で定義されるとおりの式(2da)の化合物は、スキーム4の経路に従って調製することができる:
【0361】
【化99】
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スキーム4
【0362】
一般式(2da)の化合物は、一般式(4c)の化合物から調製することができる。式中、Gは、ハロゲン、−CHO、−COOH、−COOEt、およびSOClなどの基を表すことができる。
【0363】
例えば、一般式(2da)の化合物は、一般式(4c)中、Gがハロゲンを表す化合物に対して、適切な溶媒(テトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなど)中、ある温度範囲、好ましくは周辺温度〜150℃の範囲での、金属(例えば、パラジウム)触媒を用いた適切なR11誘導体(式中、Gは、ボロン酸/ボロン酸エステル、またはスタンナンなどの基である)とのカップリングなどの方法を用いることで、調製することができる。代替方法として、適切な溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、またはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、塩基(水素化ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド、またはN,N−ジエチルイソプロピルアミンなど)の存在下、Gであるハロゲンを適切なR11H基(−NH、−OH、または−SH基を含有するものなど)と置換することが挙げられる。
【0364】
基は、当業者に既知である金属挿入法(パラジウム触媒反応、グリニャール形成反応、またはリチウムハロゲン交換など)による、ハロゲンなどの基から−CHO、−COOH、−COOEt、およびSOClなどの基への変換によるものでもよい。
【0365】
一般式(2da)中、R11が、−CH−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−C(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、−C(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−OR、−C(O)N(R)、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−NR、−S(O)N(R)−(C−Cアルキレン)−OR、または−S(O)N(R)−(C−Cシクロアルキレン)−ORなどの基である化合物は、一般式(4c)中、Gが−CHO、−COOH、−COOEt、および−SOClを表す化合物に対して、還元的アミノ化(トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなどの試薬を用いる)などの方法を用いて適切なアミン(HNRなど)と反応させることにより、または適切な溶媒(ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、またはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、適切な試薬(HATUなど)の存在下、塩基(N,N−ジエチルイソプロピルアミンまたはトリメチルアルミニウムなど)を用いて、アミド/スルホンアミド形成反応を行なうことにより、調製することができる。
【0366】
一般式(4c)中、Gが−COOEtなどの基である化合物は、酸(酢酸など)の存在下、ある温度範囲、好ましくは室温〜120℃の範囲で、一般式(4a)の化合物をシュウ酸ジエチルなどの化合物と反応させることにより、合成することができる。
【0367】
一般式(4c)中、Gが臭素または塩素などの基である化合物は、溶媒(クロロホルムなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜室温の範囲で、一般式(4b)の化合物を、N−クロロスクシンイミドまたはN−ブロモスクシンイミドなどの化合物と反応させることにより、合成することができる。
【0368】
一般式(4b)の化合物は、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、一般式(4a)の化合物を、酢酸ジエトキシメチルなどの化合物と反応させることにより、合成することができる。
【0369】
一般式(2db)の化合物、すなわち式(2d)中、Xが窒素である化合物は、適切な溶媒(N,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、塩基(炭酸セシウムなど)の存在下、一般式(4b)中、X=NHである化合物を、適切なアルキル化剤R11と反応させることにより、調製することができる
【0370】
あるいは、一般式(1aa)の化合物、すなわち式(1a)中、XがCHである化合物は、スキーム5に示す経路に従って調製することができる。
【0371】
【化100】
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スキーム5
【0372】
一般式(1aa)の化合物は、溶媒(ジクロロメタンなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜室温の範囲で、適切な脱保護条件(トリフルオロ酢酸など)を用いることにより、一般式(5e)中、PGがBocなどの当該分野で既知の適切な保護基である化合物から調製することができる。
【0373】
一般式(5e)の化合物は、適切な溶媒(テトラヒドロフラン、トルエン、またはNMPなど)中または無溶媒で、ある温度範囲、好ましくは室温〜120℃の範囲で、適切な脱水剤、例えばバージェス試薬、トリフェニルホスフィンおよびヘキサクロロエタン、オキシ塩化リン、酢酸、または光延条件(アゾジカルボン酸ジエチル/トリフェニルホスフィン/トリメチルシリルアジド)を用いて、一般式(5d)の化合物から調製することができる。
【0374】
一般式(5d)の化合物は、一般式(5c)の化合物に対して、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、適切なアシル化/脱水剤(トリフェニルホスフィン/トリクロロアセトニトリルなど)を用いて、上記で定義されるとおりの一般式(3b1)の化合物と反応させることにより、または、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはTHFなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜溶媒の沸点の範囲で、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、上記で定義されるとおりの一般式(3b2)の化合物と反応させることにより、調製することができる。
【0375】
一般式(5c)の化合物は、適切な溶媒(エタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、一般式(5b)中、Gが適切な脱離基(ハロゲンなど)である化合物を、ヒドラジン一水和物などの試薬と反応させることにより、調製することができる。
【0376】
一般式(5b)の化合物は、適切な溶媒(ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、塩基(トリエチルアミンなど)の存在下、一般式(5a)の化合物を、当該分野で既知の適切な保護基試薬(Boc無水物など)と反応させることにより、調製することができる。
【0377】
一般式(5a)の化合物は、(1a)の化合物の合成について上記に記載した方法で合成することができる。
【0378】
一般式(2aa)の化合物、すなわち式(2a)中、Y=O、W=NH、かつPGが適切な保護的基(トリフルオロ酢酸基など)である化合物は、スキーム6に示す経路に従って調製することができる:
【0379】
【化101】
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スキーム6
【0380】
一般式(2aa)の化合物は、溶媒(メタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、当該分野で既知の方法(水酸化ナトリウム水溶液など)を用いて、一般式(6b)および(6c)の化合物から保護基PGを外すことにより、調製することができる。
【0381】
一般式(6b)中、PGが保護基、好ましくはトリフルオロアセトアミドであり、かつ−OH基がA環のシクロアルキレン部分に位置する化合物は、溶媒(N,N−ジメチルホルムアミドなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、塩基(トリエチルアミンなど)の存在下、キラル還元法(ギ酸およびRuCl[S,S−Tsdpen(p−シメン)]を用いるものなど)を用いることにより、一般式(6a)の化合物から調製することができる。式(6a)の化合物は、図示するとおりの異性体に偏っていてもよいし、反対の鏡像異性体であってもよいし、ラセミ体でもよいことが、理解されるだろう。
【0382】
(6a)の鏡像異性体の両方を用いて、さらにRuCl[R,R−Tsdpen(p−シメン)]またはRuCl[S,S−Tsdpen(p−シメン)]を用いることで、(2aa)の立体中心のどのような組み合わせも調製できることが、当業者には理解できるだろう。化合物(2a)は、立体中心を定義せずに描かれているが、スキーム2に示すとおり、どのような組み合わせでも得ることができる。
【0383】
式(6a)の化合物は、適切な溶媒(メタノール/水など)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜溶媒の沸点の範囲で、適切な酸化体(過マンガン酸カリウムおよび硫酸マグネシウムなど)を用いて、式(6d)の化合物
【0384】
【化102】
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(6d)
から調製できる。式(6d)の化合物は、図示するとおりの異性体に偏っていてもよいし、反対の鏡像異性体であってもよいし、ラセミ体でもよいことが、理解されるだろう。
【0385】
式(6d)の化合物は、溶媒(メタノールまたはジクロロメタンなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜溶媒の沸点の範囲で、塩基(トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、トリフルオロ酢酸エチルまたは二炭酸ジtert−ブチルを用いて、式(6e)中、PGが適切な保護基(トリフルオロ酢酸基またはtert−ブチル炭酸基など)である化合物:
【0386】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
(6e)
から調製できる。式(6e)の化合物は、図示するとおりの異性体に偏っていてもよいし、反対の鏡像異性体であってもよいし、ラセミ体でもよいことが、理解されるだろう。
【0387】
式(6e)の化合物は、文献で既知であり、文献の方法を応用することで当業者により調製することができる(例えば、S−(+)−1−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンについては、Journal of theChemical Society, Perkin Transactions 1: 1985, 2039−44を参照、(S)−(+)−8−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロキノリンについては、Journal of Organic Chemistry, 2007, 72, 669−671を参照、および1−アミノインダンについては、Tetrahedron Letters, 2011, 52, 1310−1312を参照)(非特許文献26〜28)。
【0388】
一般式(2ab)の化合物、すなわち式(2a)中、Y=NRかつW=NHである化合物は、スキーム7に示す経路に従って調製することができる:
【0389】
【化104】
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スキーム7
【0390】
一般式(2ab)の化合物は、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、水酸化ナトリウム水溶液含有溶媒(メタノールなど)またはトリフルオロ酢酸含有ジクロロメタンなどの当該分野で既知の方法を用いて、保護基PGを外すことにより、一般式(7a)の化合物から調製することができる。
【0391】
式(7a)の化合物は、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、還元剤(トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなど)および溶媒(1,2−ジクロロエタンなど)を用いて、一般式(6a)の化合物とアミン(7b)を還元的アミノ化条件で反応させることにより、調製することができる。
【0392】
式(7b)の化合物は、文献で既知であり、文献の手順を用いて当業者により調製することができる。式(6a)の化合物は、上記のとおり調製することができる。
【0393】
あるいは、式(7a)の化合物は、一般式(7c)中、Gが、求核置換などの反応を促進し得るように選択された当業者に既知である適切な化学特性基である化合物から調製することができる。例えば、Gは、適切な溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、またはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲で、適切な塩基(水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなど)および1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノンの存在下、適切なアミン(7b)と反応し得る適切な脱離基(ハロゲンまたはメシレート基など)である。
【0394】
式(7c)の化合物は、ハロゲン化条件(ジクロロメタン中で四臭化炭素およびトリフェニルホスフィンを用いるなど)または活性化条件(塩基(ジイソプロピルアミンなど)の存在下、ジクロロメタン中で塩化メタンスルホニルを用いるなど)を用いて、式(6b)または式(6c)の化合物から調製することができる。
【0395】
あるいは、一般式(Id)の化合物、すなわち式(I)中、Y=SかつW=NHである化合物は、スキーム8に示す経路に従って調製することができる:
【0396】
【化105】
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スキーム8
【0397】
一般式(Id)の化合物は、適切な溶媒(ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、またはアセトニトリルなど)中、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、式(1b1)または(1b2)の化合物を用いて、一般式(1ab)の化合物、すなわち式(1a)中、Y=SかつW=NHである化合物から調製することができる。
【0398】
上記で定義されるとおりの式(1ab)の化合物は、ある温度範囲、好ましくは室温〜溶媒の沸点の範囲で、メタノール中でヒドラジンを用いるなどの脱保護条件を用いて、式(8g)の化合物から調製することができる。
【0399】
式(8g)中、Y=Sである化合物は、式(8f)の化合物を、式(2b)、式(2c)、または式(2d)の化合物と反応させることにより、調製することができる。用いるカップリング条件の例として、適切な溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,4−ジオキサン、またはアセトニトリルなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜150℃の範囲での、塩基(水素化ナトリウムまたはカリウムtert−ブトキシドなど)および1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノンの使用を挙げることができる。このカップリングを行なう代替方法として、適切な溶媒(テトラヒドロフランまたは1,4−ジオキサンなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で、式(2b)、(2c)、または(2d)の適切な誘導体を出発物質に用いる、光延条件(アゾジカルボン酸ジエチル/トリフェニルホスフィン)または金属(例えば、パラジウム)触媒を用いたカップリング条件を挙げることができる。
【0400】
式(8f)の化合物は、溶媒(メタノールなど)中、酢酸の存在下、ある温度範囲、好ましくは室温〜溶媒の沸点の範囲で、ジチオトレイトール、リン酸一カリウム、炭酸カリウムを用いて、式(8e)の化合物から調製することができる。
【0401】
式(8e)の化合物は、酢酸中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、2−ニトロベンゼンスルフェニルクロリドを用いて、式(8d)の化合物から調製することができる。
【0402】
式(8d)の化合物は、溶媒(テトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜溶媒の沸点の範囲で、フタルイミド、トリフェニルホスフィン、およびアゾジカルボン酸ジイソプロピルを用いて、式(8c)の化合物から調製することができる。
【0403】
式(8c)の化合物は、溶媒(メタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜溶媒の沸点の範囲で、還元剤(水素化ホウ素ナトリウムなど)を用いて、式(8b)の化合物から調製することができる。
【0404】
式(8b)の化合物は、溶媒(テトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜溶媒の沸点の範囲で、塩基(ジイソプロピルエチルアミンなど)の存在下、tert−ブタンチオールを用いて、式(8a)の化合物から調製することができる。
【0405】
式(8a)の化合物は、文献で既知であり、文献の方法を用いて当業者により調製することができる(例えば3−ブロモ−インダン−1−オンは、国際公開第2010108058号(特許文献24)を参照)。
【0406】
あるいは、一般式(1ab)の化合物、すなわち式(1a)中、Y=CH、W=NH、かつPGが適切な保護基(トリフルオロ酢酸基など)である化合物は、スキーム9に示す経路に従って調製することができる:
【0407】
【化106】
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スキーム9
【0408】
一般式(1ab)の化合物は、溶媒(メタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜100℃の範囲で、水酸化ナトリウム水溶液などの当該分野で既知の方法を用いて、保護基PGを外すことにより、一般式(9b)の化合物から調製することができる。
【0409】
式(9b)の化合物は、適切な溶媒(エタノールなど)中、ある温度範囲、好ましくは室温〜70℃の範囲、および大気圧〜4Barrの圧力下で、適切な触媒(パラジウム担持活性炭など)の存在下、一般式(9a)の化合物を適切な還元剤(例えば、水素ガス)と反応させることにより、調製することができる。
【0410】
式(9a)の化合物は、適切な溶媒(テトラヒドロフランなど)中、ある温度範囲、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で、適切な塩基(水素化ナトリウムなど)の存在下、適切な基質(R−CH−P(O)(OMe)など)を用いて、ウィッティッヒ反応(またはホーナー・ワズワース・エモンズ法などのよく似た改変方法の1つ)などの反応により、一般式(6a)の化合物から調製することができる。
【0411】
−CH−P(O)(OMe)などの化合物は、ある温度範囲、好ましくは0℃〜100℃の範囲で、一般式R−CH−Hal(式中、Halは、−Brまたは−Clなどのハロゲンを表す)の化合物を、亜リン酸トリメチルなどの化合物と反応させることにより、合成することができる。
【0412】
−CH−Halなどの化合物は、適切な溶媒(四塩化炭素など)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜80℃の範囲で、触媒(AIBNなど)の存在下、試薬(N−ブロモスクシンイミドなど)を用いる、ラジカルハロゲン化などの反応により、式R−CHの化合物から合成することができる。R−CH−Halなどの化合物は、ハロゲン化条件(ジクロロメタン中、四臭化炭素およびトリフェニルホスフィンを用いるなど)または活性化条件(ジクロロメタン中、塩基(ジイソプロピルアミンなど)の存在化、塩化メタンスルホニルを用いるなど)を用いることにより、式R−CH−OHの化合物からも合成することができる。
【0413】
−CHおよびR−CH−OHなどの化合物は、化合物(2b)、化合物(2c)、および化合物(2d)について上記で概要を述べた方法により、調製することができる。
【0414】
式(1ac)の本発明の化合物、すなわち式(1a)中、Y=(CRかつW=NHである化合物は、スキーム10に示す経路に従って調製することができる。
【0415】
【化107】
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スキーム10
【0416】
式(1ac)の化合物は、ある温度範囲、好ましくは0℃〜100℃の範囲で、適切な脱保護条件(メタノール中で水酸化ナトリウムを用いる、ジクロロメタン中でトリフルオロ酢酸を用いる、またはエタノール中で水素ガスを触媒(例えば、パラジウム炭素)で反応させるなど)により、式(10c)中、PGが当業者に既知である適切な保護基(トリフルオロアセトアミド、tert−ブチルカルバミン酸基、およびベンジルカルバミン酸基など)である化合物から調製することができる。
【0417】
式(10c)の化合物は、適切な溶媒(メタノールまたはエタノールなど)中、酸(HClなど)の存在下または不在下、ある温度範囲、好ましくは0℃〜100℃の範囲で、触媒(パラジウム炭素など)の存在下、水素ガスを用いて、式(10b)中、PGが当業者に既知である適切な保護基(トリフルオロアセトアミド、tert−ブチルカルバミン酸基、およびベンジルカルバミン酸基など)である化合物から調製することができる。
【0418】
式(10b)の化合物は、適切な溶媒(NMP、トルエン、またはDMFなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜100℃の範囲で、適切な触媒(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)または酢酸パラジウムなど)、および塩基(ジイソプロピルエチルアミン、ナトリウムtert−ブトキシド、または炭酸セシウムなど)を用いて、式(10a)および(10f)の化合物で、クロスカップリングなどの反応を行なうことにより調製することができる。あるいは、(10b)の化合物は、文献の手順(例えば、国際公開第2009022633号(特許文献25)に報告される手順)を応用することにより調製することができる。
【0419】
式(10f)の化合物は、文献で既知であるか、または文献の手順(例えば、国際公開第2008063287号(特許文献26))を応用することで当業者により調製することができる。
【0420】
式(10a)の化合物は、溶媒(ジクロロメタンまたはクロロホルムなど)中、ある温度範囲、好ましくは0℃〜溶媒の沸点の範囲で、適切な塩基(ピリジンまたは2,6−ビス(tert−ブチル)−4−メチルピリジンなど)の存在下、トリフラート化剤(トリフリン酸無水物など)を用いて、式(6a)の化合物から調製することができる。あるいは、(10a)は、文献の手順(例えば、国際公開第2009022633号(特許文献27)に記載の手順)を応用することで調製することができる。
【0421】
実験の全般的な詳細
実験の節で用いられる略語:AcOH=酢酸;aq.=水性;DCM=ジクロロメタン;DIAD=アゾジカルボン酸ジイソプロピル;DIPEA=ジイソプロピルエチルアミン;DMAP=N,N−ジメチルアミノピリジン;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;DMSO=ジメチルスルホキシド;EDC=1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩;EtOAc=酢酸エチル;EtOH=エタノール;EtO=ジエチルエーテル;EtN=トリエチルアミン;EtNiPr=ジイソプロピルエチルアミン;FCC=フラッシュカラムクロマトグラフィー;h=時間;HATU=2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート;HOBt=1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール;HPLC=高速液体クロマトグラフィー;IMS=工業用メチル化アルコール;LCMS=液体クロマトグラフィー質量分析;NaOH=水酸化ナトリウム;MeCN=アセトニトリル;MeOH=MeOH;min=分;NH=アンモニア;NMR=核磁気共鳴;RT=室温;Rt=滞留時間;sat.=飽和;SCX−2=強陽イオン交換クロマトグラフィー;TFA=トリフルオロ酢酸;THF=テトラヒドロフラン;HO=水;IMS=工業用メチル化アルコール;キサントホス=4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン;X−Select=Waters X−select HPLCカラム;IPA=プロパン−2−オール;LDA=リチウムジイソプロピルアミド;MDAP=質量基準自動精製;MeOH=メタノール;PhP=トリフェニルホスフィン;TBAF=テトラブチルアンモニウムフルオリド。
【0422】
以下の手順において、各出発物質の後に、中間体/実施例番号についての記載が通常提供される。このように書くのは、化学関連の当業者を手助けするためにすぎない。出発物質は、必ずしも記載されるバッチから調製されている必要はない。
【0423】
「同様な」または「類似の」手順の使用という記載がなされる場合、当業者にとっては当然のことであるが、そのような手順には、些細な変更、例えば、反応温度、試薬/溶媒量、反応時間、後処理条件、またはクロマトグラフィー精製条件の変更が含まれてもよい。
【0424】
構造式の命名は、MDL Inc製のAutonom 2000 Nameソフトウェアを用いて決定した。Autonomを用いて構造式を命名することができなかった場合は、ACD/Labs Release 12.00 Product Version 12.5(Build 45133、2010年12月16日)の、ACD/Nameソフトウェアユーティリティー部分を用いた。化合物の立体構造決定は、重要な中間体については、国際公開第2008/043019号(特許文献28)に記載のデータとの比較に基づいている。全ての反応は、特に記載がない限り、無水条件で、窒素またはアルゴン雰囲気下で行なった。特に記載がない限り、全ての変換は、周辺温度(室温)で行なった。
【0425】
NMRスペクトルは、Varian Unity Inova 400分光計で、5mmの三重共鳴インバース検出プローブを用いて400MHzで操作して、またはBruker Avance DRX 400分光計で、5mmの三重共鳴インバース検出TXIプローブを用いて400MHzで操作して、またはBruker Avance DPX 300分光計で、5mmの標準二重周波数プローブを用いて300MHzで操作して、測定した。化学シフトは、テトラメチルシラン(δ=0ppm)に対するppmで示す。J値は、全てHz単位で示す。NMRスペクトルは、DataChord Spectrum Analystバージョン4.0.b21またはSpinWorksバージョン3を用いて帰属を行なった。
【0426】
生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製した場合、「フラッシュシリカ」は、0.035〜0.070mm(220〜440メッシュ)のクロマトグラフィー用シリカゲル(例えばFlukaシリカゲル60)、および上限10p.s.iまでの窒素圧をかけることによるカラム溶出の促進、またはCombiFlash(登録商標)Companion精製システムの使用、またはBiotage SP1精製システムの使用を示す。溶媒および市販の試薬は全て、入手した状態のままで用いた。
【0427】
分取HPLCにより精製された化合物とは、特に記載がない限り、C18逆相カラム(100×22.5mm内径、粒子径7μmのGenesisカラム)、またはフェニルヘキシルカラム(250×21.2mm内径、粒子径5μmのGeminiカラム)を用いて、UV検出220〜254nm、流速5〜20mL/分で、水/アセトニトリル(0.1%TFAまたは0.1%ギ酸含有)または水/MeOH(0.1%TFAまたは0.1%ギ酸含有)で100−0から0−100%まで勾配をつけながら溶出させるか、またはC18逆相カラム(19×250mm、XBridge OBD、粒子径5μm)を用いて、水/アセトニトリル(0.1%NHOH含有)で100−0から0−100%まで勾配をつけながら溶出させるか、またはChiralPak ICカラム(10×250mm内径、粒子径5μm)を用いて精製したものである。必要な生成物を含有する画分(LCMS分析で同定)をプールし、有機溶媒をエバポレートして除去し、残った水性残渣を凍結乾燥させることで、最終生成物を得た。分取HPLCにより精製された生成物は、特に記載がない限り、遊離塩基、ギ酸塩、またはTFA塩として単離された。
【0428】
使用した液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)およびHPLCシステムは以下のとおり:
【0429】
方法1
Waters Platform LC四重極質量分析器およびC18逆相カラム(30×4.6mm、Phenomenex Luna、粒子径3μm)を用い、溶出にはA:水+0.1%ギ酸、B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を用いる。勾配は以下のとおり:
【0430】
【表1】
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検出−MS、ELS、UV(MSから200μL分割し、直列のHP1100 DAD検出器で検出)。MSイオン化法−エレクトロスプレー(陽イオンおよび陰イオン)。
【0431】
方法2
Waters ZMD四重極質量分析器およびC18逆相カラム(30×4.6mm、Phenomenex Luna 粒子径3μm)を用い、溶出にはA:水+0.1%ギ酸、B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を用いる。勾配は以下のとおり:
【0432】
【表2】
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検出−MS、ELS、UV(MSから200μL分割し、直列のWaters 996 DAD検出器で検出)。MSイオン化法−エレクトロスプレー(陽イオンおよび陰イオン)。
【0433】
方法3
Waters ZMD四重極質量分析器およびC18逆相カラム(30×4.6mm Phenomenex Luna、粒子径3μm)を用い、溶出にはA:水+0.1%ギ酸、B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を用いる。勾配は以下のとおり:
【0434】
【表3】
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検出−MS、ELS、UV(MSから200μL分割し、直列のHP1100 DAD検出器で検出)。MSイオン化法−エレクトロスプレー(陽イオンおよび陰イオン)。
【0435】
方法4
VG Platform II四重極分析器およびC18逆相カラム(30×4.6mm、Phenomenex Luna、粒子径3μm)を用い、溶出にはA:水+0.1%ギ酸、B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を用いる。勾配は以下のとおり:
【0436】
【表4】
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検出−MS、ELS、UV(ESI源から200μL分割し、直列のHP1050DAD 検出器で検出)。MSイオン化法−エレクトロスプレー(陽イオンおよび陰イオン)。
【0437】
方法5
Waters micromass ZQ2000四重極質量分析器およびAcquity BEH C18 1.7um 100×2.1mm、Acquity BEH Shield RP18 1.7um100×2.1mm、またはAcquity HSST3 1.8um 100×2.1mmを用い、40℃に維持する。溶出にはA:水+0.1%ギ酸、B:アセトニトリル+0.1%ギ酸を用いる。勾配は以下のとおり:
【0438】
【表5】
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検出−MS、UVPDA。MSイオン化法−エレクトロスプレー(陽イオンおよび陰イオン)。
【0439】
方法6
Phenomenex Gemini C18逆相カラム(250×21.20mm、粒子径5μm)を用い、溶出にはA:水+0.1%ギ酸;B:CHCN+0.1%ギ酸を用いる。勾配−20分かけて90%A/10%Bから2%A/98%Bへ、流速は18mL/分。検出−波長254nmに設定した直列のUV検出器。
【0440】
方法7
Agilent 1260 Infinity精製システム。カラム:XSELECT CSH PrepC18 OBD、粒子径5μm、30×150mm、RT。溶出には、A:水+0.1%ギ酸、B:CHCN+0.1%ギ酸を用いる。勾配−22分かけて90%A/10%Bから2%A/95%Bへ、流速は60mL/分。検出−直列のAgilent 6100シリーズシングル四重極LC/MS。
【0441】
方法8
Agilent 1260 Infinity精製システム。カラム:XBridge Prep C18 OBD、粒子径5μm、30×150mm、RT。溶出には、A:水+0.1%アンモニア;B:CHCN+0.1%アンモニアを用いる。勾配−22分かけて90%A/10%Bから2%A/95%Bへ、流速は60mL/分。検出−直列のAgilent 6100シリーズシングル四重極LC/MS。
【0442】
示差走査熱量測定(DSC):当然ながら、測定されるとおりの吸熱ピークは、使用した機器、加熱速度、較正標準、湿度、および使用した試料の純度を含む多数の要因に依存する。
【0443】
実験で記載される融点は、DSC分析中に登録された吸熱ピークの開始点に基づいて見積もられたものである。
【0444】
当業者には当然のことであるだろうが、「部分ギ酸塩」という表現が用いられる場合、その表現は、塩基性化合物が部分的にギ酸塩に変換されており、したがってギ酸対イオンを1当量より少ない量で含有する誘導体を区別することを意図する。正確な塩/遊離塩基の比は、付随するNMS分析により与えられる。
【0445】
中間体A
(1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール
【0446】
【化108】
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【0447】
a.2,2,2−トリフルオロ−N−(S)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル−アセトアミド(中間体Aa)
【0448】
【化109】
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(S)−(1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)アミン(Alfa Aesar;25.0g、170mmol)およびトリエチルアミン(35.5mL、255mmol)をMeOH(250mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、トリフルオロ酢酸エチル(24.2mL、204mmol)を滴下して、18時間撹拌した。混合物を、体積が約1/3になるまで濃縮し、次いでDCM(200mL)と水(200mL)で分配した。水層をDCM(3×)で抽出し、有機層を1つにまとめて、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(41.1g、169mmol、99%)。H NMR(400MHz,CDCl):1.80−1.95(3H,m),2.05−2.15(1H,m),2.75−2.90(2H,m),5.18−5.25(1H,q,J 5.0Hz),6.38−6.48(1H,br s),7.12−7.16(1H,m),7.20−7.26(3H,m)。
【0449】
b.2,2,2−トリフルオロ−N−((S)−4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−アセトアミド(中間体Ab)
【0450】
【化110】
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中間体Aa(41.1g、169mmol)をアセトン(1.0L)に溶解させ、氷冷して、この溶液に、硫酸マグネシウム一水和物(46.6g、338mmol)の水(500mL)溶液を加えた。過マンガン酸カリウム(80.1g、507mmol)を、小分けして(10.0gずつ)45分かけて加えた。次いで、混合物を18時間撹拌した。チオ硫酸ナトリウム五水和物(126g、510mmol)の水(400mL)溶液を加え、反応物を30分間撹拌した。混合物を約300mLまで濃縮し、次いで、水(1.0L)、セライト(60g)、およびEtOAc(1.0L)を順に加えた。混合物を十分に撹拌し、次いでセライトパッドで濾過した。水層をEtOAc(3×)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(36.6g、142mmol、84%)。H NMR(400MHz,CDCl):2.20−2.30(1H,dddd,J 13.3,10.0,8.8,4.5Hz),2.43−2.52(1H,dddd,J 13.3,7.2,4.6,4.6Hz),2.67−2.77(1H,ddd,J 17.4,10.1,4.6Hz),2.78−2.88(1H,ddd,J 17.4,7.1,4.6Hz),5.39−5.47(1H,td,J 8.5,4.5Hz),7.32−7.37(1H,d,J 7.7Hz),7.44−7.49(1H,t,J 7.6Hz),7.59−7.64(1H,td,J 7.6,1.4Hz),8.03−8.07(1H,dd,J 7.7,1.4Hz)。
【0451】
c.2,2,2−トリフルオロ−N−((1S,4R)−4−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−アセトアミド(中間体Ac)
【0452】
【化111】
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脱気したDMF(アルゴン吹き込み、100mL)を、中間体Ab(8.00g、31.3mmol)および[N−[(1R,2R)−2−(アミノ−κN)−1,2−ジフェニルエチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミダト−κN]クロロ[(1,2,3,4,5,6−η)−1−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼン]−ルテニウム(Strem Chemicals Inc.;594mg、0.93mmol)に加えた。氷冷したギ酸(2.34mL、62.6mmol)にトリエチルアミン(8.66mL、62.6mmol)をゆっくりと加え、20分間撹拌し、次いでこれを上記のDMF溶液に加えた。反応物を18時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物をDCM(200mL)と水(600mL)で分配した。水層をDCM(3×)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(7.10g、27.4mmol、88%)。H NMR(400MHz,CDCl):1.88−1.92(1H,d,J 4.8Hz),1.98−2.18(4H,m),4.80−4.88(1H,m),5.165−5.24(1H,m),6.70−6.80(1H,br s),7.25−7.30(1H,m),7.30−7.40(2H,m),7.45−7.50(1H,m)。
【0453】
d.(1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール(中間体A)
中間体Ac(3.43g、13.2mmol)をMeOH/水(2:1、50mL)に溶解させて氷冷し、この溶液に、水酸化ナトリウム(2.10g、53.0mmol)を加えて3.5時間撹拌した。混合物をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで溶出させ、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させて、表題化合物を得た(2.30g、13.2mmol、99%)。H NMR(400MHz,d−DMSO):1.66−1.90(4H,m),3.71−3.77(1H,t,J 5.4Hz),4.46−4.54(1H,t,J 5.4Hz),7.14−7.22(2H,m),7.32−7.38(1H,m),7.40−7.46(1H,m)。
【0454】
中間体B
(1S,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール
【0455】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
a.2,2,2−トリフルオロ−N−((1S,4S)−4−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−アセトアミド(中間体Ba)
【0457】
【化113】
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中間体Ab(8.00g、31.1mmol)および[N−[(1S,2S)−2−(アミノ−κN)−1,2−ジフェニルエチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミダト−κN]クロロ[(1,2,3,4,5,6−η)−1−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼン]−ルテニウム(Strem Chemicals Inc.;0.06g、0.93mmol)を乾燥DMF(100mL)に溶解させ、この溶液全体に、アルゴンを10分間吹き込んだ。ギ酸(2.4mL、62.2mmol)およびEtN(8.60mL、62.2mmol)を予め混合しておき、これを加えて、混合物を50℃で24時間撹拌した。冷却してから、混合物を約25mLに濃縮した。水(70mL)を加えて、生じた沈殿を濾過し、DCM(3×30mL)およびジエチルエーテル(30mL)で洗うと、固体(4.75g)が残った。ろ液をデカンテーションで分けると、暗色固体が残った。続いて、FCC(0−30%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製して、固体が得られた。これを最初に得られた固体とまとめて、ベージュ色固体として表題化合物を得た(5.93g、74%)。H NMR(400MHz,d−DMSO):1.60−1.83(2H,m),2.06−2.17(2H,m),4.60(1H,m),5.08(1H,m),5.28(1H,d),7.07(1H,m),7.25(1H,ddd),7.28(1H,ddd),7.50(1H,dd),9.78(1H,d)。
【0458】
b.(1S,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール(中間体B)
中間体Ba(5.55g、21.4mmol)をMeOH(50mL)に溶解させ、この灰色溶液に、NaOH(1.28g、32.1mmol)の水(15mL)溶液を加え、混合物をRTで3日間撹拌した。NaOH(1.28g、32.1mmol)を加え、褐色溶液を5時間撹拌した。溶液をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで溶出させ、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させると、灰色固体が残った。固体をDCM(50mL)に懸濁させ、超音波処理し、濾過し、減圧乾燥させると、淡灰色固体として表題化合物が残った(2.93g、84%)。H NMR(400MHz,d−DMSO):1.41−1.64(2H,m),2.02−2.13(2H,m),3.82(1H,dd),4.55(1H,dd),5.08(1H,br s),7.13−7.22(2H,m),7.35−7.49(2H,m)。
【実施例1】
【0459】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0460】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0461】
a.3−ピロリジン−1−イル−プロピオン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体1a)
【0462】
【化115】
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5−フルオロ−2−ヒドラジノピリジン(285mg、2.24mmol)および3−(ピロリジン−1−イル)プロパン酸塩酸塩(400mg、2.24mmol)をDMF(15mL)に溶解させた。EDC(516mg、2.69mmol)、HOBt(30.0mg、0.22mmol)、およびトリエチルアミン(374μL、2.69mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。混合物をSCX−2カートリッジにロードし、混合物をMeOHで洗い、次いで2MのNH含有MeOHで洗った。塩基性画分を減圧エバポレートし、次いでFCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製することで、複数の不純物が混入している表題化合物を得た(400mg)。この生成物は、それ以上精製することなく次の工程に用いた。
【0463】
b.6−フルオロ−3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体1b)
【0464】
【化116】
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中間体1a(400mg)をTHF(20mL)に溶解させて、氷/水浴で冷却した。トリフェニルホスフィン(643mg、2.45mmol)、続いてトリエチルアミン(682μL、4.90mmol)およびヘキサクロロエタン(581mg、2.45mmol)を加えた。反応混合物を18時間撹拌し、次いでSCX−2カートリッジにロードし、反応混合物をMeOHで洗い、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させた。得られる残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製することで、表題化合物を得た(292mg、1.16mmol、52%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.80−1.87(4H,m),2.60−2.68(4H,m),3.00−3.10(2H,t,J 7.3),3.24−3.34(2H,t,J 7.3),7.13−7.21(1H,ddd,J 9.9,7.6,2.3),7.70−7.77(1H,dd,J 9.8,4.5),8.00−8.04(1H,m)。
【0465】
c.(1S,4R)−4−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体1c)
【0466】
【化117】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、139mg、3.48mmol)をDMF(5mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(189mg、1.16mmol)を加えた。反応物を20分間撹拌し、次いで中間体1b(292mg、1.16mmol)をDMF(5mL)に加え、反応物を2時間60℃に加熱した。混合物を冷却し、MeOHを滴下することでクエンチした。溶液をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製することで、表題化合物を得た(270mg、0.74mmol、64%)。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.80−1.86(4H,m),1.92−2.02(1H,m),2.05−2.18(2H,m),2.30−2.40(1H,m),2.62−2.70(4H,m),2.99−3.05(2H,t,J 7.8),3.28−3.36(2H,t,J 7.8),3.98−4.04(1H,dd,J 8.6,5.2),5.46−5.50(1H,t,J 4.3),7.22−7.40(4H,m),7.54−7.58(1H,d,J 7.8),7.63−7.68(1H,dd,J 9.8,0.7),7.97(1H,s),8.09−8.11(1H,d,J 1.6)。
【0467】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例1)
中間体1c(270mg、0.74mmol)を1,4−ジオキサン(6mL)に溶解させ、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);329mg、0.81mmol)およびDIPEA(257μL、1.48mmol)を加えた。反応物を18時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物をEtOAc(50mL)と水(50mL)で分配し、EtOAc(3×)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0から10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、次いでHPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製して、表題化合物を得た(78.0mg、0.12mmol、17%)。LCMS(方法5):Rt3.67分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.90−2.06(6H,m),2.07−2.18(1H,m),2.22−2.30(1H,m),2.39(3H,s),3.08−3.16(4H,m),3.42−3.50(4H,m),4.87−4.92(1H,dd,J 9.0,5.6),5.43−5.47(1H,t,J 4.2),6.33(1H,s),7.20−7.36(10H,m),7.62−7.66(1H,d,J 9.7),8.07−8.09(1H,d,J 1.6),8.45(0.6H,s)。
【実施例2】
【0468】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素ギ酸塩
【0469】
【化118】
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【0470】
a.3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピオン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体2a)
【0471】
【化119】
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5−フルオロ−2−ヒドラジノピリジン(295mg、2.32mmol)および3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピオン酸(400mg、2.32mmol)を、DCM(15mL)に溶解させた。EDC(536mg、2.79mmol)およびHOBt(31.0mg、0.23mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。混合物をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶解出させた。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を得た(458mg、1.63mmol、73%)。1H NMR(400MHz,CDCl):2.32(3H,s),2.48−2.54(2H,t,J 6.0),2.54−2.70(8H,br s),2.69−2.75(2H,t,J 6.0),6.60−6.65(1H,dd,J 8.9,3.3),6.75−6.78(1H,d,J 4.4),7.25−7.34(1H,m),8.02−8.05(1H,d,J 3.0),10.50(1H,s)。
【0472】
b.6−フルオロ−3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体2b)
【0473】
【化120】
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中間体2a(458mg、1.63mmol)をTHF(15mL)に溶解させて、氷/水浴で冷却した。トリフェニルホスフィン(854mg、3.26mmol)、続いてトリエチルアミン(907μL、6.52mmol)およびヘキサクロロエタン(773mg、3.26mmol)を加えた。反応物を18時間撹拌し、次いでSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を得た(310mg、1.18mmol、72%)。LCMS(方法4):Rt0.28分,m/z264[MH]。
【0474】
c.(1S,4R)−4−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体2c)
【0475】
【化121】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、133mg、3.33mmol)をDMF(5mL)に加え、この懸濁液に、中間体A(180mg、1.11mmol)を加えた。反応物を20分間撹拌し、次いで中間体2b(310mg、1.11mmol)をDMF(5mL)に加え、得られる混合物を3時間60℃に加熱した。冷却してから、反応物にMeOHを滴下してクエンチした。溶液をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(2−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製することで、表題化合物を得た(200mg、0.47mmol、43%)。LCMS(方法4):Rt0.28分,m/z407[MH]。
【0476】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素ギ酸塩(実施例2)
中間体2c(85.0mg、0.21mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶解させ、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);96.0mg、0.24mmol)およびDIPEA(75.0μL、0.43mmol)を加えた。反応物を、18時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物をEtOAc(50mL)と水(50mL)で分配し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、次いでHPLC(C18 X−selectカラム、HO中MeCN含量は10から40%まで、0.1%ギ酸)によりさらに精製して、表題化合物を主にギ酸塩として得た(43.0mg、0.065mmol、31%)。LCMS(方法5)Rt3.54分,m/z662[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.90−2.05(2H,m),2.06−2.15(1H,m),2.20−2.30(1H,m),2.38(3H,s),2.40(3H,s),2.55−2.75(8H,br s),2.90−2.95(2H,t,J 7.4),3.29−3.32(2H,t,J 7.4),4.86−4.92(1H,dd,J 8.8,5.6),5.43−5.47(1H,t,J 4.2),6.33(1H,s),7.21−7.35(11H,m),7.60−7.64(1H,d,J 9.9),8.07−8.09(1H,d,J 1.9),8.40−8.50(0.4H,br s,ギ酸塩)。
【実施例3】
【0477】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0478】
【化122】
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【0479】
a.ピペリジン−1−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体3a)
【0480】
【化123】
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5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.30g、2.36mmol)およびDIPEA(1.2mL、7.08mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、この溶液に、窒素下、RTで、1−ピペリジンカルボニルクロリド(348mg、0.30mL、2.36mmol)を滴下し、混合物を2時間撹拌した。溶液を水(2×15mL)で洗い、乾燥させた(NaSO)。溶媒をエバポレートして、残渣から溶解分を除去(ジエチルエーテル)し、濾過して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(475mg、84%)。LCMS(方法1):Rt1.82分,m/z239[MH]。
【0481】
b.6−フルオロ−3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体3b)
【0482】
【化124】
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中間体3a(466mg、1.95mmol)、トリフェニルホスフィン(1.03g、3.92mmol)、およびトリエチルアミン(1.1mL、7.83mmol)を乾燥THF(30mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、ヘキサクロロエタン(826mg、3.92mmol)を少しずつ加え、混合物を2時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、ろ液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物を淡橙色ガム状物として得た(206mg、48%)。LCMS(方法1):Rt2.44分,m/z221[MH]。
【0483】
c.(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−cis−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体3c)
【0484】
【化125】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、73mg、1.84mmol)を乾燥DMF(2mL)に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、中間体A(100mg、0.61mmol)を少しずつ加え、混合物を15分間撹拌した。次いで、中間体3b(135mg、0.61mmol)を1回で加え、混合物を3時間60℃に加熱した。冷却してから、飽和NHCl(約0.2mL)を加えた。次いで、混合物を水(15mL)と酢酸エチル(3×15mL)で分配し、有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(2×15mL)、乾燥させた(NaSO)。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2(MeOH、続いてNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物を褐色ガム状物として得た(133mg、60%)。LCMS(方法1):Rt1.95分,m/z364[MH]。
【0485】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例3)
出発物質に、中間体3cおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29)を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.79分,m/z916[MH]。H NMR(400MHz,CDCl):1.32(9H,s),1.60−1.77(6H,m),1.86−1.95(1H,m),2.01−2.11(2H,m),2.20−2.27(1H,m),2.36(3H,t),3.15(4H,m),5.08(1H,m),5.18(1H,m),5.41(1H,d,J9.20),6.28(1H,s),6.48(1H br s),6.96(1H,dd,J2.12,9.75),7.21(2H,d,J8.13),7.24−7.33(6H,m),7.38−7.41(2H,m),7.45−7.48(1H,d,J9.65)。
【0486】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例3の結晶化)
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(3.974g、実施例3)を、熱tert−ブチルアルコール(約130ml)に溶解させ、次いで一晩かけて凍結乾燥を行い乾燥させた。次いで、熟成チャンバー中で、固形物質を酢酸イソプロピル(120ml)に加えてスラリー状にし、熟成チャンバーの設定を、周囲温度と50℃の間を、各条件を4時間維持して循環するように設定した。3日後、反応物をRTに冷却し、次いでRTで4日間撹拌した。生じたオフホワイト色固体を濾過して単離し、40℃/0.5mbarで乾燥させた。収率=3.67g(92%)。Mp=253℃。
【実施例4】
【0487】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0488】
【化126】
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【0489】
a.4−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体4a)
【0490】
【化127】
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5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.30g、2.36mmol)、ピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノtert−ブチルエステル(Aldrich、649mg、2.83mmol)、およびHOBt(32mg、0.24mmol)を、乾燥DCM(20mL)に溶解させ、この溶液を撹拌しながら、そこにEDC(543mg、2.83mmol)を少しずつ加えた。混合物をRTで18時間撹拌した。溶液を水(2×20mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、エバポレートした。残渣から溶解分を除去(ジエチルエーテル)し、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(713mg、82%)。LCMS(方法1):Rt2.76分,m/z339[MH]。
【0491】
b.4−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体4b)
【0492】
【化128】
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中間体4a(707mg、2.09mmol)、トリフェニルホスフィン(1.103g、4.18mmol)、およびトリエチルアミン(1.2mL、8.36mmol)を乾燥THF(30mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、ヘキサクロロエタン(990mg、4.18mmol)を少しずつ加えた。混合物を2時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、濾液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、淡橙色固体を得た。この固体から溶解分を除去(ジエチルエーテル)して、表題化合物をもみ革色固体として得た(540mg、80%)。LCMS(方法1):Rt2.79分,m/z321および221(−Boc)[MH]。
【0493】
c.4−[6−((1S,4R)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体4c)
【0494】
【化129】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、73mg、1.84mmol)を乾燥DMF(2mL)に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、中間体A(100mg、0.61mmol)を少しずつ加えた。次いで、混合物を15分間撹拌した。中間体4b(193mg、0.61mmol)を1回で加え、混合物を、3時間60℃に加熱した。冷却してから、飽和NHCl(約0.2mL)を加えた。混合物を水(15mL)と酢酸エチル(3×15mL)で分配し、有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(2×15mL)、乾燥させ(NaSO)、エバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物を褐色発泡物として得た(261mg、92%)。LCMS(方法1):Rt2.19分,m/z464[MH]。
【0495】
d.4−(6−[{(1S,4R)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体4d)
【0496】
【化130】
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出発物質に、中間体4cおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法1):Rt3.89分,m/z719[MH]。
【0497】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例4)
中間体4d(272mg、0.37mmol)をMeOH(1mL)に溶解させ、この溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液、1mL)を滴下し、混合物をRTで5時間撹拌した。反応混合物を、SCX−2カートリッジ(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)に通すことにより、褐色発泡物を得た。HPLC(50−95%MeCN含有HO)によりさらに精製して、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(37mg)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z519[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.33(9H,s),1.87−1.97(5H,m),2.05−2.13(2H,m),2.22−2.29(1H,m),2.37(3H,s),2.71−2.81(1H,m),3.10(1H,m),3.19(2H,m),5.08(1H,m),5.22(1H,m,),5.44(1H,m),6.29(1H,s),7.06(1H,dd,J2.13,9.80),7.23−7.32(7H,m),7.39−7.45(3H,m),7.63(1H,d,J9.75)。
【実施例5】
【0498】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0499】
【化131】
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【0500】
a.(S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体5a)
【0501】
【化132】
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5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.15g、1.18mmol)、N−メチル−L−プロリン一水和物(0.20g、1.36mmol)、およびHOBt(16mg、0.12mmol)を乾燥DCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、EDC(271mg、1.41mmol)を少しずつ加え、16時間撹拌した。溶液をDCM(15mL)で希釈し、水(150mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、エバポレートして、表題化合物を淡黄色ガム状物として得た(189mg、67%)。LCMS(方法1):Rt0.31分,m/z239[MH]。
【0502】
b.6−フルオロ−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体5b)
【0503】
【化133】
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中間体5a(189mg、0.79mmol)、トリフェニルホスフィン(416mg、1.59mmol)、およびトリエチルアミン(0.44mL、3.17mmol)を乾燥THF(10mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、ヘキサクロロエタン(375mg、1.59mmol)を少しずつ加え、4時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、濾液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物を褐色発泡物として得た(136mg、78%)。LCMS(方法1):Rt0.45分,m/z221[MH]。
【0504】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン。(中間体5c)
【0505】
【化134】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、92mg、2.30mmol)を乾燥DMF(3mL)に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、中間体A(128mg、0.77mmol)を少しずつ加え、15分間撹拌した。次いで、中間体5b(169mg、0.77mmol)を1回で加え、混合物を4時間60℃に加熱した。冷却してから、飽和NHCl(約0.2mL)を加えた。混合物を水(10mL)と酢酸エチル(3×10mL)で分配した。水相を減圧濃縮し、残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物を褐色発泡物として得た(103mg、36%)。LCMS(方法1):Rt1.34分,m/z364[MH]。
【0506】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例5)
中間体5cおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.76分,m/z319[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.33(9H,s),1.88−2.12(6H,m),2.21(3H,s),2,21−2.30(2H,m),2.33−2.39(1H,m),2.37(3H,s),3.19−3.24(1H,m),3.98−4.02(1H,m),5.05−5.12(1H,m),5.17(1H,t,J 4.0),5.25(1H,d,J 8.7),6.25−6.27(2H,m),7.03(1H,dd,J 2.0,9.8),7.22−7.34(6H,m),7.40(2H,d,J 8.5),7.61(1H,d,J 9.8),8.27(1H,m)。
【実施例6】
【0507】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((S)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0508】
【化135】
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【0509】
a.(S)−2−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体6a)
【0510】
【化136】
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5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.30g、2.36mmol)、N−tert−ブチルカルボニル−L−プロリン(609mg、2.83mmol)、およびHOBt(32mg、0.24mmol)を、乾燥DCM(15mL)に溶解させ、RTで撹拌しながら、この溶液に、EDC(543mg、2.83mmol)を少しずつ加え、18時間撹拌した。溶液を水(2×20mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、エバポレートして、表題化合物を淡黄色発泡物として得た(767mg、100%)。LCMS(方法1):Rt2.69分,m/z325[MH]。
【0511】
b.(S)−2−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体6b)
【0512】
【化137】
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中間体6a(917mg、2.83mmol)、トリフェニルホスフィン(1.48g、5.65mmol)、およびトリエチルアミン(1.6mL、11.3mmol)を乾燥THF(15mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、ヘキサクロロエタン(1.34g、5.65mmol)を少しずつ加え、4時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、濾液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物としてもみ革色発泡物を得た(669mg、77%)。LCMS(方法4):Rt2.48分,m/z307[MH]。
【0513】
c.(S)−2−−[6−((1S,4R)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体6c)
【0514】
【化138】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、110mg、2.76mmol)を乾燥DMF(2mL)に懸濁させ、RTで、この懸濁液に、中間体A(150mg、0.92mmol)を少しずつ加え、15分間撹拌した。次いで、中間体6b(281mg、0.92mmol)を1回で加え、混合物を3時間60℃に加熱した。冷却してから、飽和NHCl(約0.2mL)を加えた。混合物を水(15mL)と酢酸エチル(3×15mL)で分配した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(20mL)、乾燥させ(NaSO)、エバポレートして、表題化合物を褐色ガム状物として得た(74mg、18%)。LCMS(方法1):Rt2.08分,m/z450[MH]。
【0515】
d.(S)−2−(6−[{(1S,4R)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体6d)
【0516】
【化139】
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出発物質に、中間体6cおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法1):Rt3.88分,m/z705[MH]。
【0517】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((S)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例6)
中間体6d(225mg、0.32mmol)をMeOH(0.5mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液;1mL)を加え、8時間撹拌した。溶液をSCX−2(10g)カートリッジにロードし、MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させて、褐色発泡物を得た。HPLC(50−85%MeCN含有HO(0.1%NH))によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(7mg、4%)。LCMS(方法5):Rt3.73分,m/z605[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.29(9H,s),1.84−2.07(5H,m),2.18−2.31(3H,m),2.35(3H,s),2.96−3.07(2H,m),4.64(1H,t,J 7.5),5.01−5.08(1H,m),5.19(1H,t,J 4.0),5.27(1H,d,J 8.8),6.24(2H,s),7.02(1H,dd,J 2.2,10.0),7.19−7.28(6H,m),7.37(2H,d,J 8.4),7.58(1H,d,J 10.0),7.98(1H,m)。
【実施例7】
【0518】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペラジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0519】
【化140】
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【0520】
a.4−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体7a)
【0521】
【化141】
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2−(4−Boc−1−ピペラジニル)酢酸(576mg、2.36mmol)、5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.30g、2.36mmol)、およびHOBt(32mg、0.24mmol)を乾燥DCM(15mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、EDC(543mg、2.83mmol)を少しずつ加え、16時間撹拌した。溶液をDCM(20mL)で希釈し、水(2×20mL)で洗い、乾燥させた(NaSO)。溶媒をエバポレートして、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(667mg、80%)。LCMS(方法1):Rt1.99分,m/z354[MH]。
【0522】
b.4−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体7b)
【0523】
【化142】
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中間体7a(667mg、1.89mmol)、トリフェニルホスフィン(990mg、3.77mmol)、およびトリエチルアミン(1.05mL、7.55mmol)を乾燥THF(20mL)に加え、RTで、この溶液に、ヘキサクロロエタン(893mg、3.77mmol)を少しずつ加え、4時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、濾液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、オフホワイト色固体を得た。得られた固体から溶解分を除去(ジエチルエーテル)し、表題化合物を無色固体として得た。LCMS(方法1):Rt2.33分,m/z336[MH]。
【0524】
c.4−[6−((1S,4R)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体7c)
【0525】
【化143】
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中間体7bおよび中間体Aを用い、実施例6の工程cに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法1):Rt1.98分,m/z479[MH]。
【0526】
d.4−(6−{(1S,4R)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。(中間体7d)
【0527】
【化144】
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出発物質に、中間体7cおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法1):Rt3.59分,m/z734[MH]。
【0528】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペラジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例7)
中間体7d(92mg、0.12mmol)をMeOH(1mL)に溶解させ、Rtで、この溶液に、HCl(4Mジオキサン溶液;1mL)を加え、4.5時間撹拌した。溶液をSCX−2カートリッジにロードし、MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させ、淡黄色発泡物を得た。HPLC(40−80%MeCN含有HO(0.1%NH))によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(28mg、35%)。LCMS(方法5):Rt3.59分,m/z634[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.33(9H,s),1.89−1.98(1H,m),2.06−2.14(2H,m),2.25−2.32(1H,m),2.38(3H,s),2.38−2.48(4H,m),2.80−2.83(4H,m),4.03(2H,s),5.06−5.12(1H,m),5.20−5.24(2H,m),6.28(1H,s),6.34(1H,br s),7.08(1H,dd,J 9.8,2.0),7.23−7.36(6H,m),7.40(2H,d,J 7.7),7.63(1H,d,J 9.5),8.14(1H,m)。
【実施例8】
【0529】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−イソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0530】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
a.2−(5−フルオロピリジン−2−イル)−N−(プロパン−2−イル)ヒドラジンカルボキサミド(中間体8a)
【0532】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;0.30g、2.36mmol)を乾燥DCM(10mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、イソシアン酸イソプロピル(0.25mL、2.60mmol)を2分かけて滴下し、3時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣から溶解分を除去(ジエチルエーテル)し、濾過して、表題化合物を無色固体として得た(464mg、93%)。LCMS(方法1):Rt1.92分,m/z213[MH]。
【0533】
b.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−イソプロピル−アミン。(中間体8b)
【0534】
【化147】
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中間体8a(822mg、3.87mmol)、トリフェニルホスフィン(2.03g、7.75mmol)、およびトリエチルアミン(2.2mL、15.49mmol)を乾燥THF(15mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、ヘキサクロロエタン(1.77g、7.75mmol)を少しずつ加え、16時間撹拌した。生じた沈殿を濾別し、濾液をエバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、続いて2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、表題化合物をもみ革色発泡物として得た(618mg、82%)。LCMS(方法1):Rt1.55分,m/z195[MH]。
【0535】
c.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−イソプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル。(中間体8c)
【0536】
【化148】
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中間体8b(168mg、0.86mmol)のDCM(2mL)溶液に、二炭酸ジtert−ブチル(472mg、2.16mmol)の乾燥DCM(1mL)溶液を加えた。次いで、RTで、4−(1−ピロリジニル)ピリジン(約5mg)を加え、5時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2(MeOH、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、暗色発泡物を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を得た(112mg)。LCMS(方法4):Rt2.90分,m/z295[MH]/589[2MH
【0537】
d.[6−((1S,4R)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−イソプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体8d)
【0538】
【化149】
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中間体A(62mg、0.38mmol)を乾燥DMF(1mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、45mg、1.14mmol)を少しずつ加え、15分間撹拌した。中間体8c(112mg、0.38mmol)を加え、混合物を4時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物を水(10mL)とEtOAc(3×10mL)で分配し、有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(2×15mL)、乾燥させ(NaSO)、エバポレートした。残渣をSCX−2(MeOH、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製して、暗色ガム状物を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を得た(75mg、45%)。LCMS(方法1):Rt2.20分,m/z438[MH]。
【0539】
e.(6−{(1S,4R)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−イソプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル。(中間体8e)
【0540】
【化150】
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出発物質に、中間体8dおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt3.98分,m/z693[MH]。
【0541】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−イソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例8)
中間体8e(110mg、0.16mmol)をMeOH(1mL)に溶解させ、RTで、この溶液に、HCl(4.0Mジオキサン溶液;1mL)を加え、5時間撹拌した。溶液をSCX−2カートリッジにロードし、MeOH、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させて、暗色ガム状物を得た。HPLC(50−90%MeCN含有HO(0.1%NH)で溶出させる)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を無色粉末として得た(10mg、11%)。LCMS(方法5):Rt4.15分,m/z593[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.21−1.27(15H,m),1.87(1H,m),2.00(2H,m),2.10(1H,m),2.31(3H,s),3.85(1H,br s),3.94(1H,m),5.02(1H,m),5.11(1H,t,J 4.13),5.59(1H,d),6.24(1H,s),6.54(1H,s),6.84(1H,dd,J 9.93,2.05),7.14(3H,d,J 8.13),7.20−7.26(3H,m),7.30−7.34(3H,m)。
【実施例9】
【0542】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0543】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
a.5−((1R、4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−ピリジン−2−カルボニトリル(中間体9a)
【0545】
【化152】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、221mg、5.52mmol)をDMF(15mL)に懸濁させ、氷冷して撹拌しながら、この懸濁液に、中間体A(300mg、1.84mmol)を加え、15分間撹拌した。2−シアノ−5−フルオロピリジン(224mg、1.84mmol)を加え、反応物をRTまで温めた。90分後、反応物に水を滴下してクエンチし、混合物をEtOAc(75mL)と水(150mL)で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をFCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(255mg、0.96mmol、52%)。LCMS(方法4):Rt0.28,1.73,m/z266.1[MH]。
【0546】
b.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−シアノ−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素。(実施例9)
出発物質に、中間体9aおよび[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29))を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt5.25分,m/z521[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.29(9H,s),1.76−1.88(1H,m),2.00−2.20(3H,m),2.36(3H,s),4.94−4.98(1H,d,J 8.8),5.00−5.08(1H,m),5.38−5.42(1H,t,J 3.6),6.03(1H,s),6.22(1H,s),7.16−7.20(1H,m),7.21−7.26(3H,m),7.26−7.32(3H,m),7.34−7.38(2H,d,J 8.3),7.63−7.66(1H,d,J 8.8),8.36−8.38(1H,d,J 2.7)。
【実施例10】
【0547】
N−(4−{(1S,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド
【0548】
【化153】
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【0549】
a.((1S,4S)−4−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体10a)
【0550】
【化154】
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中間体B(1.62g、9.94mmol)をアセトニトリル(35mL)に懸濁させ、次いで、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.40g、11mmol)を加えた。混合物をRTで16時間撹拌した。不溶物が依然として存在していたので、混合物をセライトで濾過し、DCMで洗った。濾液をエバポレートしてオフホワイト色固体を得、次いで、FCC(0−80%酢酸エチル含有シクロヘキサンで溶出させる)により精製して、表題化合物を白色固体として得た(2.38g、91%)。1H NMR(300MHz,d−DMSO):1.42(9H,s),1.54−1.70(2H,m),1.92−2.18(2H,m),4.46−4.73(2H,m),5.17(1H,d,J 6.3),7.10−7.25(4H,m),7.39−7.46(1H,m)。
【0551】
b.[(1S,4S)−4−(2−クロロ−ピリジン−4−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体10b)
【0552】
【化155】
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アルゴン下、水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、0.32g、8.00mmol)を乾燥DMF(15mL)に懸濁させた。これに、中間体10a(1.05g、4.00mmol)、続いて2−クロロ−4−ニトロピリジン(0.64g、4.02mmol)を加えた。暗色混合物を、アルゴン下、RTで、30分間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮した。FCC(0−70%酢酸エチル含有シクロヘキサンで溶出させる)により精製し、表題化合物を白色発泡物として得た(1.43g、95%)。LCMS(方法3):Rt4.22分,m/z373.1[MH]。
【0553】
c.{(1S,4S)−4−[2−(2−メトキシ−アセチルアミノ)−ピリジン−4−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体10c)
【0554】
【化156】
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中間体10b(562mg、1.50mmol)、2−メトキシアセトアミド(334mg、3.75mmol)、キサントホス(173mg、0.30mmol)、および炭酸カリウム(518mg、3.75mmol)を、1,4−ジオキサン(20mL)に懸濁させ、加温し、脱気して、アルゴン下に置いた。この混合物に、酢酸パラジウム(34.0mg、0.15mmol)を加えた。混合物を脱気し、次いで17時間加熱還流させた。冷却してから、混合物をセライト濾過し、DCMで洗い、エバポレートして、黄色ガム状物を得た。FCC(0−100%酢酸エチル含有シクロヘキサンで溶出させる)により精製して、表題化合物を白色発泡物として得た(281mg、44%)。LCMS(方法3):Rt3.27分,m/z450.2[MNa]。
【0555】
d.N−[4−((1S,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−2−メトキシ−アセトアミド(中間体10d)
【0556】
【化157】
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中間体10c(272mg、0.64mmol)のDCM(6mL)溶液にTFA(2mL)を加え、混合物をRTで30分間撹拌した。混合物を減圧濃縮した。残渣をIsolute SCX−2カートリッジ(MeOH、次いで0.4−1MのNH含有MeOHで溶出させる)で精製して、表題化合物を無色ガム状物として得た(208mg、100%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z350.2[MNa]。
【0557】
e.N−(4−{(1S,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド(実施例10)
中間体10d(204mg、0.62mmol)およびDIPEA(0.127mL、0.80mmol)を1,4−ジオキサン(6mL)に溶解させ、この溶液に、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);315mg、0.78mmol)を加えた。混合物を、アルゴン下で17時間80℃に加熱し、次いで乾固するまでエバポレートした。残渣を、FCC(0−100%酢酸エチル含有シクロヘキサンで溶出させる)により精製して、不純物をわずかに含む生成物を得た(0.262g)。HPLC(方法6)によりさらに精製して、表題化合物を白色固体として得た(102mg、28%)。LCMS(方法5):Rt4.51分,m/z583[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.26(9H,s),1.69−1.81(1H,m),1.90−2.24(3H,m),2.36(3H,s),3.36(3H,s),4.05(2H,s),4.86−4.94(1H,m),5.62−5.67(1H,m),6.32(1H,s),6.91(1H,dd,J 2.5,5.9),7.03(1H,d,J 8.4),7.26−7.37(8H,m),7.60(1H,br d,J 2.0),8.01(1H,s),8.16(1H,d,J 5.7),9.90(1H,s)。
【実施例11】
【0558】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0559】
【化158】
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【0560】
a.6−フルオロ−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−インダゾール(中間体11a)
【0561】
【化159】
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6−フルオロ−1H−インダゾール(2.0g、14.7mmol)、および2−(2−ブロモ−エトキシ)−テトラヒドロ−ピラン(3.38g、16.2mmol)をDMF(25mL)に加え、この混合物を炭酸セシウム(6.1g、18.7mmol)で処理して、RTで18時間撹拌した。減圧で溶媒の体積を減らし、残渣をEtOAc(100mL)と水(100mL)で分配した。水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−50%シクロヘキサン含有EtOAcを用いる)により精製して、表題生成物および黄色油状物を得た。LCMS(方法1):Rt3.42分,m/z181[MH](M−THP)。H NMR(300MHz;CDCl)1.52−1.56(6H,m),3.39−3.49(1H,m),3.57−3.68(1H,m),3.89−3.91(1H,m),4.19−4.21(1H,m),4.56−4.57(3H,m),6.88(1H,td,J 9.15および2.26),7.30(1H,m),7.62(1H,m),8.04(1H,s)。
【0562】
b.2−[6−((1R、4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−インダゾール−1−イル]−エタノール(中間体11b)
【0563】
【化160】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、120mg、3.0mmol)をDMF(3mL)に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、中間体A(212mg、1.3mmol)を少しずつ加え、20分間撹拌した。次いで、中間体11a(264.3mg、1.0mmol)のDMF(1mL)溶液を滴下し、得られる混合物を60℃で2.5時間撹拌した。冷却してから、混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、氷水に注いだ。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣をSCX−2カートリッジにロードし、MeOH、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させた。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を褐色油状物として得た。LCMS(方法1):Rt1.80分,m/z323[MH]。
【0564】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例11)
出発物質に、中間体11bおよび(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);315mg、0.78mmol)を用い、実施例1の工程dに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.99分,m/z578[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.22(9H,s),1.81−1.92(2H,m),2.02−2.06(2H,m),2.31(3H,s),3.74−3.75(2H,m),4.34(2H,t,J 5.75),4.78(2H,m),5.53(1H,t,J 4.8),6.28(1H,s),6.74(1H,dd,J 8.75および2.03),7.08(1H,d,J 8.53),7.27−7.28(9H,m),7.57(1H,d,J 8.75),7.89(1H,s),7.96(1H,s)。
【実施例12】
【0565】
【化161】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−((R)−3−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
出発物質に、N−tert−ブチルカルボニル−D−プロリンを用い、実施例6に記載されるのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.69分,m/z605[MH];1H NMR(400MHz,CDCl):1.33(9H,s),1.86−2.39(8H,m),2.36(3H,s),2.96−3.08(2H,m),4.51(1H,t,J 7.4Hz),5.04−5.10(1H,m),5.24(1H,t,J 4.0Hz),5.52(1H,d,J 8.1Hz),6.30(1H,s),6.57(1H,br s),7.03(1H,dd,J 2.2,10.0Hz),7.20(2H,d,J 7.9Hz),7.23−7.34(4H,m),7.38(2H,d,J 7.4Hz),7.56(1H,d,J 9.8Hz),7.92(1H,m)。
【実施例13】
【0566】
【化162】
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N−(4−{(1R,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−ピリジン−2−イル)−2−メトキシ−アセトアミド
出発物質に、中間体Aを用い、実施例10に記載されるのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.54分,m/z583[MH];1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.21(9H,s),1.66−2.11(4H,m),2.31(3H,s),3.31(3H,s),4.0(2H,s),4.72−4.81(1H,m),5.49−5.58(1H,m),6.26(1H,s),6.86(1H,dd,J 5.8,2.2Hz),7.07(1H,d,J 8.5Hz),7.19−7.33(8H,m),7.68(1H,d,J 2.2Hz),7.96(1H,s),8.12(1H,d,J 5.8Hz),9.86(1H,br s)。
【実施例14】
【0567】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【0568】
【化163】
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【0569】
a.(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体14a)
【0570】
【化164】
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5−フルオロ−2−ヒドラジニル−ピリジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;500mg、3.94mmol)および4−メチル−1−ピペラジン−1−イル酢酸(684mg、4.33mmol)を、DMF(10.0mL)に溶解させた。EDC(831mg、4.33mmol)およびHOBt(53.0mg、0.39mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。混合物をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、次いで2MのNH含有MeOHで溶出させた。得られる残渣を、FCC(4−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(570mg、54%)。1H NMR(400MHz,CDCl):2.32(3H,s),2.47−2.56(4H,br s),2.62−2.71(4H,br s),3.18(2H,s),6.56−6.61(1H,br s),6.60−6.66(1H,dd,J 8.9,3.4Hz),7.26−7.32(1H,m),8.02−8.05(1H,d,J 2.9Hz),8.93(1H,br s)。
【0571】
b.6−フルオロ−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体14b)
【0572】
【化165】
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中間体14a(570mg、2.13mmol)をTHF(20.0mL)に溶解させ、氷/水浴で冷却した。トリフェニルホスフィン(1.12g、4.27mmol)、続いてトリエチルアミン(1.19mL、8.54mmol)およびヘキサクロロエタン(1.01g、4.27mmol)を加えた。反応物を18時間撹拌した。混合物をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(470mg、1.89mmol、89%)。LCMS(方法1):Rt0.36分,m/z250[MH]。
【0573】
c.(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体14c)
【0574】
【化166】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、146mg、3.66mmol)をDMF(6.0mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(200mg、1.22mmol)を加え、20分間撹拌した。中間体14b(305mg、1.22mmol)を加え、反応物を90分間60℃に加熱した。混合物を冷却し、MeOHを滴下してクエンチした。溶液をMeOHで希釈し、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(240mg、0.61mmol、50%)。LCMS(方法4):Rt0.29分,m/z393[MH]。
【0575】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例14)
中間体14c(120mg、0.31mmol)を1,4−ジオキサン(2.0mL)に溶解させ、[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);124mg、0.31mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(106μL、0.61mmol)を加えた。反応物を20時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物をEtOAc(50mL)と水(50mL)で分配し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、次いで、HPLC(C18 X−selectカラム、20−70%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製して、表題化合物をギ酸塩として得た(103mg、0.16mmol、52%)。LCMS(方法5):Rt3.63分,m/z=648[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.90−1.99(1H,m),1.99−2.07(1H,m),2.10−2.19(1H,m),2.21−2.30(1H,m),2.37(3H,s),2.38(3H,s),2.52−2.67(8H,br s),4.05−4.09(1H,d,J 14.3Hz),4.11−4.15(1H,d,J 14.3Hz),4.88−4.93(1H,dd,J 8.9,5.6Hz),5.41−5.44(1H,t,J 4.3Hz),6.33(1H,s),7.22−7.36(11H,m),7.63−7.67(1H,d,J 10.0Hz),8.21−8.22(1H,d,J 1.9Hz),8.44−8.45(0.25H,s)。
【実施例15】
【0576】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−モルホリン−4−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素ギ酸塩
出発物質に、1−モルホリノ酢酸を用いて、実施例14に記載されるのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.02分,m/z=635[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.90−1.97(1H,m),1.97−2.07(1H,m),2.10−2.19(1H,m),2.23−2.31(1H,m),2.38(3H,s),2.42−2.53(4H,m),3.60−3.64(4H,m),4.01−4.05(1H,d,J 14.3Hz),4.08−4.12(1H,d,J 14.3Hz),4.88−4.93(1H,dd,J 9.0,5.6Hz),5.42−5.45(1H,t,J 4.3Hz),6.33(1H,s),7.22−7.36(11H,m),7.63−7.66(1H,d,J 10.0Hz),8.24−8.26(1H,d,J 2.0Hz),8.48−8.52(0.25H,s)。
【実施例16】
【0577】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
出発物質に、1−ピロリジン−1−イル−酢酸塩酸塩(手順については、米国特許第5756533号(特許文献30)を参照)を用いて、実施例14に記載されるのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.72分,m/z=619[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.80−1.85(4H,m),1.90−2.05(2H,m),2.07−2.15(1H,m),2.21−2.30(1H,m),2.38(3H,s),2.65−2.70(4H,m),4.21−4.26(1H,d,J 14.3Hz),4.26−4.31(1H,d,J 14.3Hz),4.87−4.92(1H,dd,J 8.9,5.6Hz),5.40−5.43(1H,t,J 4.3Hz),6.33(1H,s),7.21−7.36(11H,m),7.63−7.67(1H,d,J 9.9Hz),8.23−8.24(1H,d,J 1.9Hz),8.29−8.31(0.3H,br s)。
【実施例17】
【0578】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[6−(モルホリン−4−カルボニル)−ピリジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0579】
【化169】
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【0580】
a.(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン(中間体17a)
【0581】
【化170】
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2−シアノ−5−フルオロピリジン(1.00g、8.19mmol)を塩酸(37%水溶液、1.0mL)に溶解させ、18時間60℃に加熱し、次いで減圧エバポレートした。残渣をDMF(40.0mL)に懸濁させ、EDC(1.89g、9.83mmol)、HOBt(111mg、0.82mmol)、モルホリン(787μL、9.00mmol)、およびトリエチルアミン(1.25mL、9.00mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。反応物を、水(200mL)とEtOAc(100mL)で分配し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(350mg)が、1種類の不純物が混入していた(NMR積分により約10%)。この生成物は、それ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法1):Rt1.88分,m/z211[MH]。
【0582】
b.[5−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン(中間体17b)
【0583】
【化171】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、147mg、3.66mmol)をDMF(3.0mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(150mg、0.92mmol)を加えた。反応物を20分間撹拌し、次いで、中間体17a(280mg)のDMF(3.0mL)溶液を加え、反応物を90分間60℃に加熱した。混合物を冷却し、MeOHを滴下してクエンチした。溶液をMeOHで希釈し、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHおよび2MのNH含有MeOHで順に洗った。塩基性画分を減圧エバポレートし、次いで、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(234mg、0.66mmol、72%)。LCMS(方法4):Rt1.60分,m/z354[MH]。
【0584】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[6−(モルホリン−4−カルボニル)−ピリジン−3−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例17)
中間体17b(234mg、0.66mmol)を1,4−ジオキサン(7.0mL)に溶解させ、[5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);268mg、0.66mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(229μL、1.32mmol)を加えた。反応混合物を20時間60℃に加熱し、次いで、冷却し、EtOAc(50mL)と水(50mL)で分配し、EtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(120mg、0.20mmol、30%)。LCMS(方法5):Rt4.76分,m/z=609[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.85−2.05(2H,m),2.05−2.18(2H,m),2.38(3H,s),3.57−3.76(8H,br m),4.86−4.92(1H,dd,J 8.6,5.5Hz),5.54−5.57(1H,t,J 4.3Hz),6.33(1H,s),7.20−7.34(9H,m),7.58−7.65(2H,m),8.24−8.26(1H,dd,J 2.4,0.8Hz)。
【実施例18】
【0585】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0586】
【化172】
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【0587】
a.4−モルホリン−4−イルメチル−安息香酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体18a)
【0588】
【化173】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;500mg、3.94mmol)、4−モルホリン−4−イルメチル−安息香酸(1.04g、4.72mmol)、およびEDC(907mg、4.72mmol)をDCM(5.0mL)に加え、この混合物にHOBt(53mg、0.39mmol)を加えて、反応物を4時間撹拌した。反応物を、DCM(75mL)と飽和NaHCO水溶液(75mL)で分配し、水層をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートし、次いでFCC([0.5−7.5%2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(980mg、2.97mmol、75%)。LCMS(方法4):Rt0.27,m/z331[MH]。
【0589】
b.6−フルオロ−3−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体18b)
【0590】
【化174】
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中間体18a(980mg、2.97mmol)のTHF(15mL)溶液を氷冷し、これにトリフェニルホスフィン(1.56g、5.94mmol)、トリエチルアミン(1.65mL、11.9mmol)、およびヘキサクロロエタン(1.40g、5.94mmol)を加えた。反応物を90分間撹拌し、次いで、EtOAc(75mL)と水(75mL)で分配し、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートし、次いで、SCX−2(MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させる)により精製し、表題化合物を得た(640mg、2.05mmol、69%)。LCMS(方法2):Rt0.28,1.32,m/z313[MH]。
【0591】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例18)
出発物質に、中間体18bを用いて、実施例14に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.79分,m/z=711[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.29(9H,s),1.80−1.90(1H,m),1.96−2.08(2H,m),2.16−2.24(1H,m),2.33(3H,s),2.44−2.49(4H,t,J 4.2Hz),3.56(2H,s),3.68−3.71(4H,t,J 4.6Hz),5.00−5.06(1H,td,J 8.8,5.2Hz),5.11−5.17(2H,m),6.22(2H,s),7.06−7.10(1H,dd,J 9.9,2.1Hz),7.17−7.22(3H,m),7.24−7.30(3H,m),7.33−7.36(2H,d,J 8.4Hz),7.49−7.53(2H,d,J 8.1Hz),8.68−7.71(2H,d,J 8.2Hz),7.71(1H,s),7.81−7.82(1H,d,J 1.6Hz)。
【実施例19】
【0592】
【化175】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
3−モルホリン−4−イルメチル−安息香酸を用いて、実施例18に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.81分,m/z711.3[MH];1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.29(9H,s),1.89−2.10(3H,m),2.20−2.28(1H,m),2.37(3H,s),2.45−2.50(4H,t,J 4.3Hz),3.61(2H,s),3.61−3.65(4H,t,J 4.6Hz),4.84−4.88(1H,dd,J 8.9,5.7Hz),5.36−5.39(1H,t,J 4.1Hz),6.31(1H,s),7.18−7.38(9H,m),7.53−7.59(2H,m),7.70−7.74(1H,dt,J 6.4,2.3Hz),7.72−7.75(1H,d,J 9.9Hz),7.80(1H,s),8.02−8.04(1H,d,J 1.7Hz)。
【実施例20】
【0593】
【化176】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(2−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
2−モルホリン−4−イルメチル−安息香酸を用いて、実施例18に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.00分,m/z711.4[MH];1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.82−2.02(3H,m),2.04−2.18(5H,m),2.38(3H,s),3.08−3.16(4H,br s),3.50−3.54(1H,d,J 13.5Hz),3.54−3.58(1H,d,J 13.5Hz),4.81−4.86(1H,dd,J 8.8,5.6Hz),5.29−5.33(1H,t,J 4.0Hz),6.31(1H,s),7.17−7.35(9H,m),7.35−7.39(1H,dd,J 9.9,2.0Hz),7.49−7.59(6H,m),7.74−7.78(1H,d,J 9.9Hz)。
【実施例21】
【0594】
【化177】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(6−モルホリン−4−イルメチル−ピリジン−3−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例17(60.0mg、0.099mmol)のTHF(3.00mL)溶液に、ボラン・ジメチルスルフィドコンプレックス(2MのTHF溶液、99μL、0.20mmol)を加えた。反応物を20分間撹拌し、次いで一晩60℃に加熱した。反応物を冷却し、さらにボラン・ジメチルスルフィドコンプレックス(2MのTHF溶液、99μL、0.20mmol)を追加した。RTで20分間撹拌後、反応物を一晩60℃に加熱した。反応物を冷却し、さらにボラン・ジメチルスルフィドコンプレックス(2MのTHF溶液、99μL、0.20mmol)を追加した。RTで20分間撹拌後、反応物を一晩60℃に加熱した。反応物を冷却し、MeOHを滴下してクエンチし、次いで、減圧エバポレートした。次いで、残渣をEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、HPLC(C18 X−selectカラム、10−60%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(11mg、19%)。LCMS(方法5):Rt3.78分,m/z595.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.86−2.15(4H,m),2.38(3H,s),2.46(4H,t,J 9.3),3.57(2H,s),3.66(4H,t,J 9.4),4.89(1H,dd,J 8.7,5.7),5.44(1H,t,J 8.7),6.33(1H,s),7.19−7.34(8H,m),7.44(1H,d,J 8.5),7.51(1H,dd,J 8.7,2.9),8.15(1H,d,J2.8)。
【実施例22】
【0595】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0596】
【化178】
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【0597】
a.4−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体22a)
【0598】
【化179】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(549mg、4.32mmol)およびN−Boc−4−ピペリジンアセトアルデヒド(Aldrich、982mg、4.32mmol)をEtOH(10mL)に溶解させ、この暗褐色溶液を30分間還流撹拌し、次いで0℃に冷却し、DCM(25mL)で希釈し、次いで(ジアセトキシヨード)ベンゼン(1.67g、5.18mmol)を1分かけて少しずつ加えた。紫色溶液をRTで30分間撹拌し、次いでNaOH水溶液(1M、20mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(2×20mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、橙色固体が残った。FCC(3%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡橙色固体として得た(1.53g、90%)。LCMS(方法3):Rt3.15、m/z235[M−CO+H]。
【0599】
b.4−[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体22b)
【0600】
【化180】
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中間体A(392mg、2.40mmol)の乾燥DMF(5mL)溶液に、NaH(60%分散鉱物油、240mg、6.00mmol)を加え、得られる褐色懸濁液をRTで45分間撹拌した(注意:ガス発生)。中間体22a(669mg、2.00mmol)を加え、暗褐色溶液を60℃で2時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(5mL)に再溶解させて、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、暗褐色残渣が残った。FCC(4−9%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、表題化合物を褐色油状物として得た(421mg、44%)。LCMS(方法3):Rt2.45分,m/z478[MH]。
【0601】
c.4−(6−{(1R,4S)−4−[3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−ウレイド]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルメチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体22c)
【0602】
【化181】
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(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);162mg、0.401mmol)、中間体22b(174mg、0.364mmol)、およびDIPEA(0.079mL、0.455mmol)をDMF(5mL)に溶解させ、この暗褐色溶液を100℃で3時間撹拌した。溶液をRTに冷却し、減圧濃縮し、水(10mL)に懸濁させ、DCM(2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(2−6%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(155mg、58%)。LCMS(方法3):Rt4.16分,m/z733[MH]。
【0603】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−4−イルメチル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体22d)
【0604】
【化182】
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中間体22c(155mg、0.211mmol)およびTFA(0.157mL、2.11mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この橙色溶液をRTで3時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、MeOH(1mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(2g)に添加し、MeOH(15mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(15mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が淡褐色固体として残った(116mg、87%)。LCMS(方法3):Rt2.90分,m/z633[MH]。
【0605】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−ピペリジン−4−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例22)
中間体22d(58mg、0.0917mmol)およびホルムアルデヒド(37重量%水溶液、0.074mL、0.917mmol)をDCM−MeOH(4:1、2.5mL)に懸濁させ、この懸濁液にAcOH(0.0105mL、0.183mmol)およびNaBH(OAc)(38.8mg、0.183mmol)を順に加え、次いで、溶液をRTで2.5時間撹拌した。溶液を約0.5mL体積に減圧濃縮し、MeOH(0.5mL)で希釈し、次いで、SCX−2カートリッジに添加して、MeOH(15mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(15mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、淡褐色固体が残った。HPLC(XBridge C18、40−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)処理を行い、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(15.0mg、25%)。LCMS(方法5):Rt3.66分,m/z647[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.22(9H,s),1.26(2H,m),1.58(2H,d,J 12.6),1.75(2H,t,J 11.4),1.78−1.92(3H,m),2.03(2H,m),2.07(3H,s),2.31(3H,s),2.68(2H,d,J 10.7),2.97(2H,d,J 7.0),4.78(1H,m),5.48(1H,t,J 4.5),6.27(1H,s),7.07(1H,d,J 8.5),7.11(1H,dd,J 9.5,2.0),7.23−7.35(8H,m),7.63(1H,d,J 9.8),8.03(1H,s),8.17(1H,s)。
【実施例23】
【0606】
【化183】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[1−(2,2−ジフルオロ−エチル)−ピペリジン−4−イルメチル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
中間体22d(58mg、0.0917mmol)およびDIPEA(0.0319mL、0.183mmol)をDCM−MeOH(4:1、2.5mL)に溶解させ、この橙色溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸2,2−ジフルオロエチル(Fluorochem、29.4mg、0.138mmol)を加え、溶液をRTで2時間撹拌した。DIPEA(0.0319mL、0.183mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸2,2−ジフルオロエチル(29.4mg、0.138mmol)を順に加え、淡緑色溶液をRTで1時間撹拌した。水(2mL)を加え、混合物をDCM(2×3mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、淡緑色〜褐色固体が残った。HPLC(XBridge C18、50−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)処理を行い、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(11.5mg、18%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z697[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.22(9H,s),1.24−1.33(2H,m),1.59(2H,d,J 13.0),1.75−1.92(3H,m),2.01−2.10(4H,m),2.31(3H,s),2.62(2H,td,J 15.8,4.8),2.82(2H,d,J 11.4),2.98(2H,d,J 7.2),4.78(1H,m),5.48(1H,t,J 4.7),6.04(1H,tt,J 55.7,4.4),6.27(1H,s),7.07(1H,d,J 8.9),7.11(1H,dd,J 10.0,2.2),7.21−7.35(8H,m),7.63(1H,d,J 9.8),8.03(1H,s),8.17(1H,d,J 2.0)。
【実施例24】
【0607】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0608】
【化184】
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【0609】
a.6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体24a)
【0610】
【化185】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(500mg、3.93mmol)をジエトキシ酢酸メチル(5mL)に加え、これをRTで2時間撹拌した。生じた沈殿をシクロヘキサン(5ml)で希釈し、濾過して、表題化合物を得た(379mg、70%)。1H NMR(400MHz,CDCl):7.25(1H,m),7.84(1H,m),8.09(1H,t),8.84(1H,s)。
【0611】
b.3−クロロ−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体24b)
【0612】
【化186】
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中間体24a(789mg、5.98mmol)およびN−クロロスクシンイミド(878mg、6.57mmol)をクロロホルム(15mL)に溶解させ、この溶液を一晩65℃に加熱した。混合物を冷却し、飽和NaHCO水溶液(2×15mL)で洗い、乾燥させた(NaSO)。溶媒をエバポレートし、次いで、残渣をジエチルエーテル(10mL)に懸濁させ、濾過して、表題化合物を得た(730mg、76%)。LCMS(方法1):Rt1.83分,m/z172[MH]。
【0613】
c.1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル−ピペリジン−4−オール(中間体24c)
【0614】
【化187】
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中間体24b(855mg、4.98mmol)および4−ヒドロキシピペリジン(2.02g、19.9mmol)をDMA(15mL)に溶解させ、この褐色溶液にマイクロ波を照射して3時間175℃にした。溶液を冷却して減圧濃縮し、次いで、残渣を水(20mL)およびブライン(20mL)で希釈した。混合物をジエチルエーテル(2×50mL)で洗い、次いで、EtOAc(2×50mL)で抽出した。EtOAc層を1つにまとめてブラインで洗い(50mL)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、黄色油状物が残った。水層をさらにDCM(3×50mL)で抽出した。DCM層を1つにまとめて疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色油状物が残った。2つの油状物を1つにまとめた。FCC(4−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色結晶固体として得た(514mg、44%)。LCMS(方法3):Rt1.96分,m/z237[MH]。
【0615】
d.6−フルオロ−3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体24d)
【0616】
【化188】
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中間体24c(254mg、1.07mmol)およびEtN(0.20mL、1.40mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、この溶液に、N下、RTで、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(395mg、1.29mmol)を滴下した。混合物を1時間撹拌し、次いで、EtN(0.10ml、0.70mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(200mg、0.65mmol)を順に加え、混合物を1時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2カートリッジに添加して、MeOHで洗った。生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が残った(339mg、80%)。LCMS(方法1):Rt4.74分,m/z393[MH]。
【0617】
e.(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3a]ピリジン−6−イルオキシ]1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン。(中間体24e)
【0618】
【化189】
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NaH(60%分散油、59mg、1.49mmol)をDMF(3mL)に懸濁させ、この懸濁液に、N下、RTで、中間体A(81mg、0.497mmol)を滴下した。混合物を15分間撹拌し、次いで、中間体24d(150mg、0.382mmol)を加え、混合物を、N下、60℃で3時間撹拌した。混合物を冷却し、これに飽和NHCl水溶液(0.2mL)を加え、次いで、水(15mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(15mL)、乾燥させた(NaSO)。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が残った(180mg、90%)。LCMS(方法1):Rt3.05分,m/z536[MH]。
【0619】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素。(中間体24f)
【0620】
【化190】
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(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);140mg、0.346mmol)、中間体24e(185mg、0.346mmol)、およびDIPEA(0.18mL、1.03mmol)をDMF(3mL)に加え、この混合物を、N下、4時間60℃に加熱した。混合物を冷却してSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(0.6−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(124mg、45%)。LCMS(方法4):Rt5.15分,m/z791[MH]。
【0621】
g.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例24)
中間体24f(124mg、0.157mmol)の乾燥THF(3mL)溶液に、N下、−30℃で4時間、TBAF(1MのTHF溶液、0.235mL、0.235mmol)を滴下した。混合物をRTまで昇温させ、次いで、5時間撹拌した。溶液をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色発泡物が残った。HPLC(Gemini C18;40−90%MeCN含有HO、0.1%NHOH)により、表題化合物を白色粉末として得た(77mg、77%)。LCMS(方法5):Rt4.18分,m/z635[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.33(9H,s),1.71−1.80(2H,m),1.87−1.96(1H,m),2.01−2.12(4H,m),2.25(1H,m),2.36(3H,s),3.04−3.11(2H,m),3.37−3.44(2H,m),3.93(1H,m),5.09(1H,td,J 8.9,5.3),5.19(1H,t,J 4.0),5.44(1H,d,J 8.8),6.28(1H,s),6.46(1H,br s),6.99(1H,dd,J 9.9,2.1),7.21(2H,d,J 8.1),7.25−7.33(5H,m),7.39(2H,d,J 8.1),7.49(1H,d,J 9.9)。
【実施例25】
【0622】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−{3−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0623】
【化191】
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【0624】
a.2−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−メチル−アミノ]エタノールおよび2−[(3−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル)−メチル−アミノ]エタノール(中間体25a)
【0625】
【化192】
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中間体24b(300mg、1.75mmol)および2−メチルアミノエタノール(660mg、8.77mmol)をNMP(2ml)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で2時間165℃に加熱した。混合物を冷却してSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(3−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物の混合物を得た(240mg、65%)。LCMS(方法4):Rt1.05分,m/z211[MH]およびRt1.76分,m/z227[MH]。
【0626】
b.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−メチル−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−アミン。(中間体25b)
【0627】
【化193】
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中間体25a(240mg、1.14mmol)およびEtN(0.24mL、1.71mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液に、N下、RTで、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(454mg、1.48mmol)を滴下し、混合物を3時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(0−3%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(160mg、38%)。LCMS(方法4):Rt4.25分,m/z367[MH]。
【0628】
c.[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−メチル−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−アミン。(中間体25c)
【0629】
【化194】
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NaH(60%分散油、68mg、1.71mmol)をDMF(3mL)に懸濁させ、この懸濁液に、N下、RTで、中間体A(93mg、0.568mmol)を滴下した。混合物を15分間撹拌し、次いで、中間体25b(160mg、0.437mmol)を加えて、混合物を、N下、60℃で3時間撹拌した。混合物を冷却して、飽和NHCl水溶液(0.2mL)を加え、次いで、水(15mL)で希釈して、EtOAc(3×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(15mL)、乾燥させ(NaSO)た。溶媒をエバポレートし、残渣をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色発泡物が残った。FCC(0−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(64mg、29%)。LCMS(方法1):Rt2.71分,m/z510[MH]。
【0630】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−{3−[メチル−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル−アミノ]−1−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素。(中間体25d)
【0631】
【化195】
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(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);71mg、0.175mmol)、中間体25c(64mg、0.125mmol)、およびDIPEA(0.093mL、0.524mmol)をDMF(2mL)に加え、この混合物を、N下、4時間60℃に加熱した。混合物を冷却してSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(3−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(65mg、68%)。LCMS(方法1):Rt4.78分,m/z765[MH]。
【0632】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−{3−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例25)
中間体25d(65mg、0.085mmol)の乾燥THF(0.3mL)溶液に、N下、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液;0.127mL、0.235mmol)を滴下した。混合物をRTまで昇温させ、次いで、1時間撹拌した。溶液をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、淡黄色油状物が残った。HPLC(Gemini C18;40−100%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製して、表題化合物を白色粉末として得た(32mg、62%)。LCMS(方法5):Rt4.11分,m/z609[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.32(9H,s),1.90−1.99(1H,m),2.02−2.12(2H,m),2.23−2.30(1H,m),2.37(3H,s),2.94(3H,s),3.11(1H,ddd,J 14.3,6.9,3.5),3.18(1H,ddd,J 14.3,5.6,3.2),3.68−3.79(2H,m),5.06(1H,td,J 8.6,5.5),5.20(1H,t,J 4.2),5.50(1H,d,J 8.7),6.31(1H,s),6.42(1H,s),6.98(1H,dd,J 9.9,2.0),7.18−7.30(6H,m),7.39(2H,d,J 8.2),7.49(1H,d,J 9.9),7.58(1H,d,J 2.0)。
【実施例26】
【0633】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0634】
【化196】
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【0635】
a.(S)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−3−オール(中間体26a)
【0636】
【化197】
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中間体24b(300mg、1.74mmol)および(S)−3−ヒドロキシピロリジン(600mg、9.96mmol)をNMP(6mL)に加え、この混合物を、マイクロ波で2時間160℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(150mg、38%)。LCMS(方法1):Rt1.45分,m/z223[MH]。
【0637】
b.6−フルオロ−3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体26b)
【0638】
【化198】
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中間体26a(150mg、0.67mmol)およびEtN(101mg、1.00mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(250mg、0.81mmol)を加え、混合物を、RTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮により、表題化合物を得た(220mg、86%)。LCMS(方法4):Rt4.15分,m/z379[MH]。
【0639】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体26c)
【0640】
【化199】
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中間体A(104mg、0.640mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(60%含有油、70mg、1.74mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体26b(220mg、0.582mmol)を加えた。この混合物を、60℃で4時間、加熱撹拌し、次いで、マイクロ波で60℃に加熱しながら3時間撹拌した。反応混合物を冷却してSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色ガム状物として得た(70mg、23%)。LCMS(方法1):Rt2.89、m/z522[MH]。
【0641】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体26d)
【0642】
【化200】
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中間体26c(70mg、0.134mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);81mg、0.201mmol)、およびDIPEA(70mg、0.54mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液を、60℃で30分間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物をオフホワイト色発泡物として得た(19mg、23%)。LCMS(方法1):Rt4.70、m/z777[MH]。
【0643】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例26)
中間体26d(19mg、0.024mmol)のTHF(1mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、36μL、0.036mmol)を加え、混合物を1時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(2g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。HPLC(C6−Phカラム、35−75%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(10.0mg、60%)。LCMS(方法5):Rt4.00分,m/z621[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.29(9H,s),1.89−2.09(4H,m),2.13−2.29(2H,m),2.34(3H,s),3.35(1H,td,J 9.2,4.6),3.45(1H,d,J 11.1),3.50(1H,dd,J 11.1,4.3),3.60(1H,m),4.51(1H,m),5.04(1H,td,J 8.5,5.3),5.15(1H,t,J 4.1),5.57(1H,d,J 8.6),6.26(1H,s),6.67(1H,br s),6.89(1H,dd,J 9.9,1.7),7.15(2H,d,J 7.1),7.24−7.29(4H,m),7.30−7.38(4H,m)。
【実施例27】
【0644】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0645】
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0646】
a.[(R)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−2−イル]−メタノール(中間体27a)
【0647】
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
中間体24b(300mg、1.74mmol)および(R)−(−)−2−(ヒドロキシメチル)−ピロリジン(704mg、9.96mmol)をNMP(6mL)に加え、この混合物を、マイクロ波で2時間160℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(75g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(220mg、53%)。LCMS(方法4):Rt1.50、m/z237[MH]。
【0648】
b.6−フルオロ−3−((S)−2−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体27b)
【0649】
【化203】
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中間体27a(220mg、0.93mmol)およびEtN(190mg、1.86mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(430mg、1.40mmol)を加え、混合物を、RTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(170mg、47%)。LCMS(方法1):Rt4.45、m/z393[MH]。
【0650】
c.(1S,4R)−4−[3−((R)−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体27c)
【0651】
【化204】
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中間体A(60mg、0.364mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(60%含有油、40mg、0.99mmol)を加え、混合物を、RTで20分間撹拌し、それから中間体27b(130mg、0.331mmol)を加えた。この混合物を、マイクロ波で1.5時間60℃に加熱した。反応混合物を、SCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色油状物として得た(50mg、28%)。LCMS(方法4):Rt2.36、m/z536[MH]。
【0652】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体27d)
【0653】
【化205】
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中間体27c(50mg、0.093mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);56mg、0.140mmol)、およびDIPEA(70mg、0.54mmol)を、DMF(2mL)に溶解させ、この溶液を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を、SCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物をオフホワイト色発泡物として得た(27mg、36%)。LCMS(方法4):Rt4.58、m/z791[MH]。
【0654】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例27)
中間体27d(27mg、0.034mmol)のTHF(1mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、36μL、0.036mmol)を加え、混合物を、1時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物を、SCX−2カートリッジ(2g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。HPLC(C6−Phカラム、10−70%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(10.0mg、45%)。LCMS(方法5):Rt4.18分,m/z635[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.25(9H,s),1.63−1.75(1H,m),1.81−1.95(3H,m),1.97−2.01(3H,m),2.26(1H,m),2.31(3H,s),3.17−3.26(1H,m),3.32−3.47(2H,m),3.57(1H,dd,J 11.6,3.2),4.07−4.15(1H,m),4.99−5.07(1H,m),5.15(1H,t,J 4.1),5.57(1H,d,J 8.9),6.25(1H,s),6.61(1H,s),6.91(1H,d,J 10.2),7.16(2H,d,J 8.3),7.20−7.29(4H,m),7.32(2H,d,J 8.0),7.35−7.41(2H,m)。
【実施例28】
【0655】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0656】
【化206】
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【0657】
a.[(S)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−2−イル]−メタノール(中間体28a)
【0658】
【化207】
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中間体24b(300mg、1.74mmol)およびL−プロリノール(704mg、9.96mmol)をNMP(4mL)に加え、この混合物を、マイクロ波で2時間160℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(210mg、50%)。LCMS(方法4):Rt1.50分,m/z237[MH]。
【0659】
b.6−フルオロ−3−((S)−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体28b)
【0660】
【化208】
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中間体28a(210mg、0.89mmol)およびEtN(135mg、1.33mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(327mg、1.06mmol)を加え、混合物を、RTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(110mg、31%)。LCMS(方法1):Rt4.45分,m/z393[MH]。
【0661】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体28c)
【0662】
【化209】
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中間体A(50mg、0.309mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(60%含有油、33mg、0.80mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体28b(110mg、0.280mmol)を加えた。この混合物を、マイクロ波で1.25時間60℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を粘稠な黄色油状物として得た(42mg、28%)。LCMS(方法4):Rt2.55分,m/z536[MH]。
【0663】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体28d)
【0664】
【化210】
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中間体28c(40mg、0.074mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);45mg、0.112mmol)、およびDIPEA(38mg、0.296mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液を60℃で30分間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を粘稠な黄色油状物として得た(38mg、65%)。LCMS(方法1):Rt4.72分,m/z791[MH]。
【0665】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例28)
中間体28d(38mg、0.048mmol)のTHF(1mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、72μL、0.072mmol)を加え、混合物を1時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。HPLC(C6−Phカラム、10−70%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(12mg、39%)。LCMS(方法5):Rt4.20分,m/z635[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.29(9H,s),1.78−2.28(8H,m),2.38(3H,s),3.36−3.46(1H,m),3.53(2H,dd,J 5.0,1.6),3.64−3.73(1H,m),4.04−4.12(1H,m),4.85−4.91(1H,m),5.36(1H,t,J 4.1),6.32(1H,s),7.11(1H,dd,J 10.0,2.1),7.20−7.35(8H,m),7.44(1H,d,J 9.9),7.99−8.01(1H,m)。
【実施例29】
【0666】
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0667】
【化211】
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【0668】
a.3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−安息香酸エチルエステル(中間体29a)
【0669】
【化212】
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3−ヒドラジノ安息香酸(5.53g、36.4mmol)および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリル(5.00g、40.0mmol)および濃硫酸(2mL)をEtOH(72mL)に溶解させ、この溶液を19時間還流撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮し、1NのNaOH溶液(15mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−40%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(5.92g、56%)。LCMS(方法3):Rt3.04分,m/z288[MH]。
【0670】
b.[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェニル]−メタノール(中間体29b)
【0671】
【化213】
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中間体29a(1.00g、3.48mmol)およびEtN(265μL、1.91mmol)をEtOH(35mL)に溶解させ、この溶液に、NaBH(198mg、5.23mmol)を加え、懸濁液をRTで1.5時間撹拌した。NaBH(198mg、5.23mmol)を加え、懸濁液をさらに19時間撹拌した。NaBH(1.31g、34.8mmol)を加え、懸濁液をさらに24時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を白色固体として得た(740mg、87%)。LCMS(方法3):Rt2.05分,m/z246[MH]。
【0672】
c.[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体29c)
【0673】
【化214】
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中間体29b(737mg、3.00mmol)のEtOAc(22.5mL)溶液と1NのNaOH溶液(8.11mL、8.11mmol)からなる2相系混合物に、0℃で、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.45mL、3.30mmol)を加え、混合物を1.25時間撹拌した。層を分離させ、有機層をブラインで洗い、乾燥させ、減圧濃縮して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(1.26g、99%)。LCMS(方法3):Rt4.00分,m/z420,422[MH]。
【0674】
d.1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例29)
中間体29c(509mg、1.21mmol)および中間体3c(400mg、1.10mmol)およびDIPEA(0.58mL、3.30mmol)をTHF(11mL)に溶解させ、この溶液を15時間還流撹拌した。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た。そのうち50mgを、HPLC(XBridge C18カラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)でさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(10mg、20%)。LCMS(方法5):Rt4.23分,m/z635[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.35(9H,s),1.57−1.74(6H,m),1.89(1H,t,J 10.7),2.01−2.08(2H,m),2.14−2.22(1H,m),3.06(4H,t,J 5.1),4.56(2H,s),5.09(1H,m),5.18(1H,t,J 4.3),5.92(1H,d,J 8.6),6.40(1H,s),6.88(1H,dd,J 9.9,2.1),7.14−7.17(3H,m),7.30−7.32(5H,m),7.42(1H,d,J 8.1),7.50(1H,s)。
【実施例30】
【0675】
3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−安息香酸エチルエステル
【0676】
【化215】
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【0677】
a.3−[3−tert−ブチル−5−(2,2,2−トリクロロ−エトキシカルボニルアミノ)−ピラゾール−1−イル]−安息香酸エチルエステル(中間体30a)
【0678】
【化216】
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中間体29aを用いて、中間体29cについて記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法3):Rt4.67分,m/z462,464[MH]。
【0679】
b.3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−安息香酸エチルエステル(実施例30)
中間体5c(163mg、0.45mmol)、中間体30a(208mg、0.45mmol)を、1,4−ジオキサン(3mL)およびDIPEA(119μL、0.68mmol)に加え、この混合物を、90℃で3時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−12%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た(291mg、96%)。そのうち64mgを、HPLC(C18 X−selectカラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(38mg)。LCMS(方法5):Rt3.85分,m/z677.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.26−1.33(12H,m),1.80−2.27(11H,m),2.30−2.39(1H,m),3.09−3.16(1H,m),3.99(1H,br t,J 8.2),4.32(2H,q,J 7.1),4.74−4.83(1H,m),5.36−5.41(1H,m),6.33(1H,s),7.11(1H,d,J 8.6),7.19−7.37(5H,m),7.66(1H,t,J 7.9),7.75(1H,d,J 9.9),7.80−7.84(1H,m),7.93−7.98(1H,m),8.07−8.09(1H,m),8.22−8.28(2H,m)。
【実施例31】
【0680】
【化217】
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(0.5当量)
1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩
実施例30(225mg、0.333mmol)および水素化ホウ素ナトリウム(31.5mg、0.833mmol)をエタノール(3mL)に溶解させ、この溶液をRTで2.5時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(31.5mg、0.833mmol)を加え、溶液を90分間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(31.5mg、0.833mmol)を加え、溶液を2.5時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(31.5mg、0.833mmol)を加え、溶液をさらに15.5時間撹拌した。水、続いて飽和NHCl水溶液を加えた。次いで、混合物をDCM(4x20mL)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た(150mg)。これを、HPLC(C18 X−selectカラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(97mg、46%)。LCMS(方法5):Rt3.29分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.82−2.26(11H,m),2.30−2.39(1H,m),3.09−3.16(1H,m),3.99(1H,t,J8.1),4.57(2H,s),4.78−4.86(1H,m),5.39(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),7.11(1H,d,J 8.4),7.24−7.38(7H,m),7.42−7.48(2H,m),7.75(1H,d,J 9.9),8.1(1H,s),8.20(0.5H,s),8.24(1H,m)。
【実施例32】
【0681】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0682】
【化218】
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【0683】
a.2−((1S,4R)−4−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−イソインドール−1,3−ジオン(中間体32a)
【0684】
【化219】
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中間体A(150mg、0.92mmol)および無水フタル酸(143mg、0.97mmol)をトルエン(9mL)に溶解させ、この溶液を、19.5時間、撹拌しながら加熱還流させた。冷却してから、混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−50%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を白色粉末として得た(215mg、79%)。LCMS(方法3):Rt3.36分,m/z316[MNa]。
【0685】
b.2−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−イソインドール−1,3−ジオン(中間体32b)
【0686】
【化220】
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中間体32a(115mg、0.39mmol)の乾燥THF(4mL)溶液に、RTで、NaH(60%含有鉱物油、23mg、0.59mmol)を加え、15分間撹拌した。次いで、4−(クロロアセチル)モルホリン(56μL、0.43mmol)を加え、混合物を、3.5時間、加熱還流させた。冷却してから、暗褐色混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を明褐色発泡物として得た(103mg、62%)。LCMS(方法3):Rt3.44分,m/z443[MNa]。
【0687】
c.2−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−1−モルホリン−4−イル−エタノン(中間体32c)
【0688】
【化221】
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中間体32b(100mg、0.23mmol)およびヒドラジン水和物(74μL、2.4mmol)を乾燥MeOH(6mL)に溶解させ、この溶液をRTで5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCM/を用いる)により精製して、表題化合物をオフホワイト色発泡物として得た(50mg、72%)。LCMS(方法3):Rt1.70分,m/z291[MH]。
【0689】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体32d)
【0690】
【化222】
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中間体32c(50mg、0.17mmol)および5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);84mg、0.21mmol)およびDIPEA(90μL、0.52mmol)をTHF(1.7mL)に溶解させ、この溶液を撹拌しながら、21時間、加熱還流させた。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、純度の低い生成物を得た。この残渣を、HPLC(Gemini C18カラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(37mg、39%)。LCMS(方法5):Rt4.73分,m/z546[MH]。
【0691】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例32)
中間体32d(50mg、62.3μmol)のTHF(1.7mL)溶液に、ボラン(1MのTHF溶液、0.12mL、0.12mmol)を加え、混合物を60℃で撹拌した。23時間後、追加のボラン(1MのTHF溶液、0.31mL、0.31mmol)を加えた。26時間後、追加のボラン(1MのTHF溶液、0.31mL、0.31mmol)を加えた。3日後、反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、HPLC(Gemini C18カラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(15mg、47%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z532[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.32(9H,s),1.93−1.96(3H,m),2.02−2.07(1H,m),2.32(4H,t,J 4.5),2.38(3H,s),2.47(1H,dt,J 13.0,5.3),2.61(1H,ddd,J 13.0,7.3,5.4),3.56−3.58(5H,m),3.67−3.68(1H,m),4.35−4.37(1H,m),4.98−5.02(1H,m),5.50(1H,d,J 8.8),6.27(2H,s),7.18−7.28(5H,m),7.30−7.32(1H,m),7.36(2H,d,J 8.2)。
【実施例33】
【0692】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素
【0693】
【化223】
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【0694】
a.[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体33a)
【0695】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
[4−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェニル]−メタノール(国際公開第2011/070368号(特許文献31);3.05g、12.4mmol)を、NaOH水溶液(1M、31mL、31mmol)とEtOAc(30mL)の混合液に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(1.88mL、13.7mmol)を3分かけて加え(注意:発熱して約35℃になる)、混合物をRTで1時間撹拌した。水層をEtOAc(20mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめてブラインで洗い(25mL)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、淡橙色固体が残った。熱シクロヘキサン−EtOAc(3:1,30mL)で再結晶させ、真空乾燥させて、表題化合物を綿状オフホワイト色固体として得た(3.87g、74%)。LCMS(方法3):Rt4.00分,m/z420、422[MH]。
【0696】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素(実施例33)
中間体5c(109mg、0.300mmol)および中間体33a(126mg、0.300mmol)を、1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(78μL、0.45mmol)の混合液に加え、この混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで、95℃で2時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(95mg、50%)。LCMS(方法5):Rt3.26分,m/z635.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.81−2.26(11H,m),2.31−2.40(1H,m)3.10−3.17(1H,m),3.99(1H,br t,J 8.1),4.56(2H,d,J 5.6),4.78−4.87(1H,m),5.29(1H,t,J 5.7),5.37−5.42(1H,m),6.33(1H,s),7.11(1H,d,J 8.7),7.24−7.47(9H,m),7.75(1H,d,J 9.7),8.07(1H,s),8.24(1H,br d)。
【実施例34】
【0697】
【化225】
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1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
中間体3c(109mg、0.300mmol)および中間体33a(126mg、0.300mmol)を、1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(78μL、0.45mmol)の混合液に加え、この混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで、95℃で2時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(95mg、50%)。LCMS(方法5):Rt4.21分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.56−2.17(10H,m),3.11−3.17(4H,m),4.56(2H,d,J 5.7),4.77−4.86(1H,m),5.29(1H,t,J 5.7),5.52−5.57(1H,br t),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J 8.4),7.16(1H,dd,J 9.7,2.2),7.25−7.47(8H,m),7.58−7.64(2H,m),8.07(1H,s)。
【実施例35】
【0698】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0699】
【化226】
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【0700】
a.1−{3−[(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)スルファニル]フェニル}ヒドラジン−1,2−ジカルボン酸ジ−tert−ブチル(中間体35a)
【0701】
【化227】
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3−ブロモチオフェノール(1.00g、5.29mmol)、ブロモエトキシジメチルシリルエーテル(1.36mL、6.35mmol)、およびKCO(1.46g、10.6mmol)をアセトン(15mL)に加え、この混合物を一晩RTで撹拌した。混合物を濾過し、エバポレートして、残渣を、乾燥THF(15mL)に再溶解させ、−78℃に冷却した。nBuLi(1.6Mヘキサン溶液、4.5mL、7.28mmol)を滴下して加え、混合物を10分間撹拌した。−78℃で、アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチル(1.54g、6.68mmol)を1回で加え、混合物を20分間撹拌した。次いで、混合物を、2時間かけてRTまで昇温させた。反応物を、飽和NHCl水溶液(15mL)でクエンチし、次いで、EtOAc(3×15mL)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(20mL)、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%EtOAc含有ペンタンを用いる)により精製して、表題化合物を淡黄色油状物として得た(1.68g、64%)。1H NMR(400MHz,CDCl):0.04(6H,s),0.84(9H,s),1.48(18H,m),3.04(2H,t),3.79(2H,t),7.14−7.28(3H,m),7.42(1H,s)。
【0702】
b.2−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)フェニルスルファニル]−エタノール。(中間体35b)
【0703】
【化228】
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中間体35a(1.68g、3.37mmol)、ピバロイルアセトニトリル(0.42g、3.37mmol)、および濃HCl溶液(1.7mL)をエタノール(10mL)に加え、この混合物を3時間加熱還流させた。冷却してから、pHを約7に調整し(飽和NaHCO水溶液を用いる)、混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い(20mL)、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(20−80%EtOAc含有ペンタンで溶出させる)により精製して、表題化合物を淡黄色油状物として得た(458mg、47%)。LCMS(方法1):Rt2.35分,m/z292[MH]。
【0704】
c.{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル。(中間体35c)
【0705】
【化229】
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中間体35b(176mg、0.60mmol)およびDIPEA(0.31mL、1.81mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、この溶液にクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.10mL、0.78mmol)を加え、混合物をRTで3時間撹拌した。混合物を水で希釈し(15mL)、EtOAc(3×20mL)で抽出し、次いで、有機抽出物を1つにまとめて乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣をシクロヘキサンに懸濁させ、濾過して、表題化合物を黄色固体として得た(280mg、100%)。LCMS(方法1):Rt3.93分,m/z466,468[MH
【0706】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例35)
中間体5c(109mg、0.3mmol)および中間体35c(140mg、0.3mmol)を、1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(78μL、0.45mmol)の混合液に加え、この混合物を90℃で4時間撹拌した。混合物を冷却してを減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(115mg、56%)。LCMS(方法5):Rt3.47分,m/z681[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.83−2.26(11H,m),2.31−2.39(1H,m),3.04(2H,t,J 6.8),3.09(1H,m),3.59(2H,q,J 6.0),3.99(1H,t,J 8.2),4.78−4.86(1H,m),4.95(1H,t,J 5.6),5.36−5.41(1H,m),6.33(1H,s),7.08(1H,d,J 8.4),7.24−7.46(9H,m),7.75(1H,d,J 9.6),8.12(1H,s),8.25(1H,br d)。
【実施例36】
【0707】
【化230】
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1−[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
中間体3c(100mg、0.28mmol)および[5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(国際公開第2009/015000号(特許文献32);138mg、0.34mmol)を用いて、実施例34と同様な方法で、表題化合物をオフホワイト色固体として調製した(120mg、68%)。LCMS(方法5):Rt4.02分,m/z635[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.21(6H,s),1.58−1.64(2H,m),1.69−1.75(4H,m),1.81−1.97(2H,m),2.00−2.16(2H,m),2.36(3H,s),3.14(4H,t,J 5.4),3.43(2H,s),4.55(1H,br s),4.79−4.85(1H,m),5.54(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 4.9,2.3),7.26−7.39(8H,m),7.59−7.63(2H,m),8.07(1H,s)。
【実施例37】
【0708】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,3S)−3−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−インダン−1−イル}−尿素
【0709】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
a.(1S,3S)−3−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−インダン−1−イルアミン(中間体37a)
【0711】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(60%含有鉱物油、87mg、2.17mmol)を無水DMF(5mL)に懸濁させ、この懸濁液に、RTで、(1S,3S)−3−アミノ−インダン−1−オール(110mg、0.74mmol)を加え、20分間撹拌した。次いで、中間体5b(160mg、0.72mmol)を1回で加え、混合物を3時間60℃に加熱した。冷却してから、混合物を水で希釈し(20mL)、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(50mL)、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を発泡物として得た(132mg、52%)。LCMS(方法1):Rt0.34分,m/z350[MH]。1H NMR(300MHz,CDCl):1.95−2.16(6H,m),2.24(3H,s),2.26−2.45(2H,m),2.77(1H,ddd,J 14.1,7.0,2.0),3.23−3.30(1H,m),4.02−4.09(1H,m),4.71(1H,t,J 6.8),5.68(1H,dd,J 6.2,1.9),7.04(1H,dd,J 9.9,2.2),7.29−7.50(4H,m),7.64(1H,dd,J 9.9,0.9),8.35(1H,d,J 2.2)。
【0712】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,3S)−3−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−インダン−1−イル}−尿素(実施例37)
中間体33a(190mg、0.454mmol)、中間体37a(132mg、0.378mmol)、およびDIPEA(132μL、0.756mmol)を無水DMF(3mL)に溶解させ、この溶液を100℃で3時間撹拌した。冷却してから、混合物をEtOAc(50mL)と水(50mL)で分配し、次いでEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(50mL)、乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(143mg、61%)。LCMS(方法5):Rt3.23,m/z621[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.22(9H,s),1.95−1.97(3H,m),2.07(3H,s),2.20−2.23(3H,m),2.52−2.53(1H,m),3.10(1H,m),3.92(1H,t,J 8.1),4.51(2H,d,J 5.6),5.25−5.27(2H,m),5.83(1H,d,J 5.8),6.25(1H,s),6.99(1H,d,J 7.9),7.18(1H,dd,J 9.9,2.2),7.24−7.32(2H,m),7.35−7.41(6H,m),7.67(1H,d,J 9.9),8.10(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例38】
【0713】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0714】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
a.(R)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−3−オール(中間体38a)
【0716】
【化234】
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中間体24b(300mg、1.74mmol)および(R)−3−ヒドロキシピロリジン(607mg、9.96mmol)をNMP(4mL)に加え、この混合物をマイクロ波で2時間160℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(170mg、44%)。LCMS(方法1):Rt0.39分,m/z223[MH]。
【0717】
b.6−フルオロ−3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体38b)
【0718】
【化235】
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中間体38a(170mg、0.766mmol)およびEtN(116mg、1.14mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(280mg、0.919mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(260mg、90%)。LCMS(方法3):Rt4.26分,m/z379[MH]。
【0719】
c.(1S,4R)−4−[3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体38c)
【0720】
【化236】
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中間体A(123mg、0.755mmol)のDMF(4mL)溶液に、NaH(60%含有油、82mg、2.06mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体38b(260mg、0.687mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波で3時間60℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を粘稠な黄色油状物として得た(100mg、23%)。LCMS(方法1):Rt2.90分,m/z522[MH]。
【0721】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体38d)
【0722】
【化237】
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中間体38c(100mg、0.191mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);115mg、0.286mmol)、およびDIPEA(100mg、0.764mmol)をDMF(2mL)に溶解させ、この溶液を60℃で1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物粘稠な黄色油状物として得た(80mg、53%)。LCMS(方法4):Rt4.55分,m/z777[MH]。
【0723】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例38)
中間体38d(80mg、0.10mmol)のTHF(1mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、150μL、0.150mmol)を加え、混合物を1時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。HPLC(C6−Phカラム、35−75%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(22mg、35%)。LCMS(方法5):Rt4.01分,m/z621[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.29(9H,s),1.86−2.13(4H,m),2.14−2.28(2H,m),2.38(3H,s),3.40−3.45(1H,m),3.49−3.56(1H,m),3.66−3.71(1H,m),3.74−3.81(1H,m),4.50−4.55(1H,m),4.85−4.91(1H,m),5.37(1H,t J 4.2),6.33(1H,s),7.10(1H,dd,J 9.8,2.2),7.19−7.36(8H,m),7.43(1H,d,J 9.8),7.76(1H,d,J 1.6)。
【実施例39】
【0724】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0725】
【化238】
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【0726】
a.5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体39a)
【0727】
【化239】
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3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−1H−ピラゾール−1−イル)フェノール(米国特許公開第2006/35922号(特許文献33);500mg、2.16mmol)、2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エタノール(439μL、3.25mmol)、およびPhP(1.13g、4.32mmol)をTHF(10.0mL)に溶解させ、この溶液にDIAD(847μL、4.32mmol)をゆっくりと加え、混合物を72時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(75mL)とHO(75mL)で分配し、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。FCC(5−60%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.26g)。LCMS(方法4):Rt2.77,m/z360[MH]。
【0728】
b.(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体39b)
【0729】
【化240】
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出発物質に、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチルおよび中間体39aを用いて、中間体35cについて記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt3.85,m/z536[MH]。
【0730】
c.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体39c)
【0731】
【化241】
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中間体39b(287mg、0.53mmol)、中間体3c(177mg、0.49mmol)、およびDIPEA(256μL、1.46mmol)をTHF(5ml)に溶解させ、この溶液を60℃で16.5時間撹拌した。水を加え、混合物をDCM(3×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCM/を用いる)により精製して、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(361mg、99%)。LCMS(方法3):Rt4.05分,m/z749[MH]。
【0732】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例39)
中間体39c(360mg、0.48mmol)のMeOH(5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(362mg、1.44mmol)を加えた。溶液を40℃で19時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をFCC(0−7.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(218mg、68%)。LCMS(方法5):Rt4.22分,m/z665[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.60−1.63(2H,m),1.70−1.75(4H,m),1.86−1.92(2H,m),2.01−2.06(1H,m),2.10−2.16(1H,m),3.14(4H,t,J 5.2),3.71(2H,q,J 5.1),4.03(2H,t,J 5.0),4.79−4.82(1H,m),4.87(1H,t,J 5.5),5.54(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),6.96(1H,m),7.11−7.22(4H,m),7.34−7.46(5H,m),7.61−7.64(2H,m),8.11(1H,s)。
【実施例40】
【0733】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素部分ギ酸塩
【0734】
【化242】
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【0735】
a.メタンスルホン酸2−[3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−フェノキシ]−メチルエステル(中間体40a)
【0736】
【化243】
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実施例39(187mg、0.28mmol)およびDIPEA(122μL、0.70mmol)をDCM(3.0mL)に溶解させ、この溶液を氷冷して、そこに塩化メタンスルホニル(46.0μL、0.59mmol)を加えた。2.5時間後、反応物を、DCMと水で分配した。次いで、水層をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートして、表題化合物を得た(208mg、99%)。LCMS(方法2):Rt3.38分,m/z743[MH]。
【0737】
b.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素、部分ギ酸塩(実施例40)
中間体40a(208mg、0.28mmol)のTHF(3.0mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、1.12mL、2.24mmol)を加えた。反応物を、密閉環境下で一晩、50℃に加熱した。さらにジメチルアミン(2MのMeOH溶液、250μL、0.50mmol)を加え、加熱を8時間続け、次いで、混合物を冷却して、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(110mg、57%)。LCMS(方法5):Rt3.47分,m/z692.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.63−1.69(2H,m),1.73−1.80(4H,m),1.88−2.04(2H,m),2.04−2.14(1H,m),2.22−2.32(1H,m),2.60(6H,s),3.08−3.14(4H,m),3.17(2H,t,J 5.4),4.23(2H,t,J 5.4),4.89(1H,dd,J 8.7,5.8),5.41(1H,t,J 8.2),6.34(1H,s),7.03−7.07(1H,ddd,J 8.5,2.4,0.6),7.09−7.13(2H,m),7.18−7.25(3H,m),7.26−7.31(2H,m),7.39−7.44(1H,t,J 7.8),7.50−7.54(2H,m),8.45(0.7H,br s)。
【実施例41】
【0738】
【化244】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例29(100mg、0.15mmol)およびEtN(65μL、0.47mmol)をTHF(7mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(19μL、0.19mmol)を加え、混合物を30分間撹拌した。溶液に、1−メチルピペラジン(52μL、0.47mmol)を加え、溶液を35分間加熱還流させた。水を加えて、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をHPLC(Gemini C18カラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(32mg、28%)。LCMS(方法5):Rt3.52分,m/z717[MH]。1H NMR(400MHz,CDCl):1.34(9H,s),1.66(2H,q,J 5.4),1.72−1.76(4H,m),1.90−1.99(1H,m),2.04−2.13(3H,m),2.23(3H,s),2.39−2.55(10H,m),3.16(4H,t,J 5.2),3.60(1H,d,J 13.4),3.62(1H,d,J 13.4),5.13(1H,td,J 8.7,5.3),5.21(1H,t,J 4.4),6.00(1H,br s),6.37(1H,s),6.91(1H,br s),6.97−6.98(1H,m),7.23(1H,d,J 7.5),7.29−7.54(9H,m)。
【実施例42】
【0739】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0740】
【化245】
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【0741】
a.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体42a)
【0742】
【化246】
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中間体5c(150mg、0.410mmol)および中間体39b(230mg、0.430mmol)を、1,4−ジオキサン(4mL)とDIPEA(113μL、0.65mmol)の混合液に加え、この混合物を90℃で4.5時間撹拌した。混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)で2回精製し、表題化合物を淡黄色発泡物として得た(234mg、76%)。LCMS(方法3):Rt3.03分,m/z749.2[MH]。
【0743】
b.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例42)
中間体42a(230mg、0.300mmol)およびp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(226mg、0.900mmol)をMeOH(3mL)に加え、この混合物をRTで15時間撹拌した。p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(113mg、0.450mmol)を加え、混合物を50〜55℃で8時間撹拌した。混合物を冷却して、飽和NaHCO水溶液で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をFCC(0−14%MeOH含有DCM/を用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(163mg、82%)。LCMS(方法5):Rt3.33分,m/z665.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.82−2.27(11H,m),2.31−2.39(1H,m),3.10−3.17(1H,m),3.71(2H,q,J 5.1),3.96−4.05(3H,m),4.79−4.89(2H,m),5.37−5.41(1H,m),6.34(1H,s),6.95−6.99(1H,m),7.05−7.15(3H,m),7.24−7.43(6H,m),7.75(1H,d,J 9.9),8.11(1H,s),8.25(1H,br d)。
【実施例43】
【0744】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
【0745】
【化247】
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【0746】
a.N−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−N,N’,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミン(中間体43a)
【0747】
【化248】
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中間体24b(300mg、1.74mmol)およびN,N,N−トリメチルエタン−1,2−ジアミン(900mg、8.77mmol)をNMP(2mL)に加え、この混合物をマイクロ波で2時間170℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色油状物として得た(190mg、46%)。LCMS(方法4):Rt0.38分,m/z238[MH]。
【0748】
b.N−[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−N,N’,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミン(中間体43b)
【0749】
【化249】
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中間体A(143mg、0.88mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%含有油、96mg、2.4mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体43a(190mg、0.80mmol)を加えた。この混合物をマイクロ波で1時間60℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡褐色油状物として得た(140mg、46%)。LCMS(方法1):Rt1.34分,m/z381[MH]。
【0750】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(実施例43)
中間体43b(140mg、0.36mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);218mg、0.54mmol)およびDIPEA(186mg、1.44mmol)をDMF(6mL)に溶解させ、この溶液を60℃で1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、粘稠な黄色ガム状物を得た。HPLC(C6−Phカラム、10−40%MeCN含有HO、0.1%HCOH)処理を行い、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(80mg、35%)。LCMS(方法5):Rt3.67分,m/z636.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.30(9H,s),1.86−2.15(3H,m),2.19−2.30(1H,m),2.38(3H,s),2.57(6H,s),2.92(3H,s),3.00(2H,t J 6.2),3.46−3.60(2H,m),4.89(1H,m),5.42(1H,t,J 3.9),6.33(1H,s),7.16−7.36(9H,m),7.52(1H,d,J 10.1),7.90(1H,s)。
【実施例44】
【0751】
【化250】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例29(100mg、0.15mmol)およびEtN(65μL、0.47mmol)をTHF(7mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(19μL、0.19mmol)を加え、混合物を0.5時間撹拌した。溶液にピペリジン(47μL、0.47mmol)を加え、混合物を16時間加熱還流させた。NaI(24mg、0.15mmol)を加え、溶液を1時間加熱還流させた。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をHPLC(XBridge C18カラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により精製して、純度の低い生成物を得た。残渣をHPLC(Gemini C18カラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により再精製し、生成物含有画分をDCMと飽和NaHCO溶液で分配した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮して、表題化合物を白色粉末として得た(14mg、12%)。LCMS(方法5):Rt3.60分,m/z702[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.34(9H,s),1.39−1.44(2H,m),1.52−1.55(4H,m),1.67−1.71(2H,m),1.77−1.80(4H,m),2.03−2.08(3H,m),2.24−2.33(1H,m),3.20(4H,t,J 5.3),3.55(2H,s),4.93(1H,dd,J 8.6,5.6),5.44(1H,t,J 4.2),6.38(1H,s),7.21−7.33(5H,m),7.40−7.56(6H,m)。
【実施例45】
【0752】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
【0753】
【化251】
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【0754】
a.(2−モルホリン−4−イル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体45a)
【0755】
【化252】
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二炭酸ジtert−ブチル(8.38g、38.5mmol)および塩化インジウム(III)(85mg、0.39mmol)を混合し、撹拌しながら、そこに4−(2−アミノエチル)モルホリン(5.00g、38.5mmol)を加えた。この混合物を1分間撹拌してから、EtOAc(200mL)で希釈し、水(×2)で洗った。有機層を乾燥させ(MgSO)、減圧エバポレートして、表題化合物を透明油状物として得た(8.14g、92%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.45(9H,s),2.40−2.50(6H,m),3.23(2H,q,J 5.9),3.70(4H,t,J 4.7),4.96(1H,br s)。
【0756】
b.メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(中間体45b)
【0757】
【化253】
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中間体45a(6.0g、24.6mmol)のTHF(123mL)溶液に、水素化アルミニウムリチウム(2.33g、61.5mmol)を少しずつ加え、次いで、混合物を4時間還流撹拌した。溶液を冷却して、追加分の水素化アルミニウムリチウム(1.28g、33.6mmol)を加え、次いで、混合物をさらに8時間還流撹拌した。水(3.75mL)を滴下して加え、続いて4NのNaOH水溶液(11.3mL)および水(3.75ml)を滴下して加えた。混合物を濾過し、ジエチルエーテルで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た(3.67g、99%)。1H NMR(400MHz,CDCl):2.40−2.52(9H,m),2.67(2H,t,J 2.7),3.70(4H,t,J 4.5)。
【0758】
c.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(中間体45c)
【0759】
【化254】
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中間体24b(300mg、1.74mmol)および中間体45b(1.26g、8.77mmol)をNMP(2mL)に加え、この混合物をマイクロ波で2時間170℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を橙色油状物として得た(350mg、71%)。1H NMR(400MHz,CDCl):2.41−2.52(4H,m),2.58(2H,t,J 5.6),3.03(3H,s),3.27(2H,t,J 6.0),3.62(4H,t,J 5.2),7.04−7.08(1H,m),7.58−7.65(1H,m),8.39(1H,t,J 2.4)。
【0760】
d.[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミン(中間体45d)
【0761】
【化255】
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中間体A(225mg、1.38mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%含有油、150mg、3.75mmol)を加え、混合物を、RTで20分間撹拌し、それから中間体45c(350mg、1.25mmol)を加えた。この混合物を60℃で7時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を橙色油状物として得た(270mg、51%)。LCMS(方法4):Rt0.22分,m/z423[MH]。
【0762】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[メチル−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミノ]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(実施例45)
中間体45d(270mg、0.63mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);380mg、0.95mmol)、およびDIPEA(325mg、2.52mmol)をDMF(8mL)に溶解させ、この溶液を60℃で1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、堅い黄色ガム状物を得た。これをHPLC(C18カラム、10−45%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製した。残渣を沸騰EtOAcから再結晶させて、表題化合物を白色粉末として得た(60.0mg、14%)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z678.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.30(9H,s),1.87−2.15(3H,m),2.18−2.27(1H,m),2.32(4H,t,J 4.4),2.38(3H,s),2.55(2H,t,J 5.6),2.96(3H,s),3.31−3.40(6H,m),4.89(1H,m),5.40(1H,t,J 4.2),6.33(1H,s),7.19−7.36(9H,m),7.53(1H,d,J 10.0),7.92(1H,d,J 1.6)。
【実施例46】
【0763】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素および1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(ジアステレオマーの1:1混合物)
【0764】
【化256】
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【0765】
a.2−モルホリン−4−イル−プロピオン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体46a)
【0766】
【化257】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(1.62g、12.8mmol)、2−(モルホリン−4−イル)プロパン酸(Enamine、2.50g、12.8mmol)、HOBt・HO(196mg、1.28mmol)、およびEtN(2.14mL、15.3mmol)をDCM(50mL)に溶解させ、この溶液にEDC(2.94g、15.3mmol)を加え、褐色溶液をRTで16時間撹拌した。水(20mL)およびブライン(20mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCMで抽出し(20mL)、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮して、表題化合物を褐色発泡物として得た(3.43g、>99%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z269[MH]。
【0767】
b.6−フルオロ−3−(1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体46b)
【0768】
【化258】
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中間体46a(3.43g、12.8mmol)、PhP(6.71g、25.6mmol)、およびEtN(7.14mL、51.2mmol)をTHF(75mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(6.06g、25.6mmol)を加え、溶液をRTで4時間撹拌した。褐色懸濁液を濾過し、固体をTHF(10mL)で洗った。有機物を1つにまとめてSCX−2カートリッジに添加し、DCM−MeOH(1:1、100mL)およびMeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮により、オフホワイト色固体を得た。FCC(1−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(1.70g、53%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.66(3H,d,J 6.8),2.45−2.60(4H,m),3.63−3.76(4H,m),4.28(1H,q,J 6.8),7.21(1H,ddd,J 10.0,7.5,2.3),7.76(1H,ddd,J 10.0,4.9,0.9),8.50(1H,ddd,J 3.9,2.3,0.9)。
【0769】
c.(1S,4R)−4−[3−((R)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミンおよび(1S,4R)−4−[3−((S)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(ジアステレオマーの1:1混合物、中間体46c)
【0770】
【化259】
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中間体A(343mg、2.10mmol)およびNaH(60%分散油、240mg、6.00mmol)を乾燥DMF(10mL)に懸濁させ、この懸濁液を、Ar下、RTで、30分間撹拌し(注意:ガス発生)、次いで、中間体46b(501mg、2.00mmol)を加え、褐色混合物を、Ar下、60℃で1時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、MeOH(4mL)およびAcOH(0.60mL、10.0mmol)の混合液に再溶解させ、次いで、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(50mL)で溶出させ;減圧濃縮により、暗褐色発泡物を得た。FCC(2−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を明褐色発泡物として得た(558mg、71%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z394[MH]。
【0771】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素および1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−モルホリン−4−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(ジアステレオマーの1:1混合物)。(実施例46)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);223mg、0.550mmol)、中間体46c(197mg、0.500mmol)、およびDIPEA(0.109mL、0.625mmol)をジオキサン(10mL)に溶解させ、この黄色溶液を60℃で18時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10ml)に懸濁させ、DCM(2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、黄色〜褐色ガム状物が残った。FCC(2−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(192mg、59%)。LCMS(方法5):1:1の比で2つのピーク、Rt4.13分および4.15分,m/z649[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.52(1.5H,d,J 6.8),1.53(1.5H,d,J 6.8),1.83−1.99(2H,m),2.10−2.17(2H,m),2.36(3H,s),2.43(2H,t,J 4.5),2.51−2.55(2H,m),3.47−3.55(4H,m),4.46(0.5H,q,J 6.8),4.49(0.5H,q,J 6.8),4.83(1H,m),5.45(0.5H,t,J 4.5),5.52(0.5H,t,J 4.5),6.33(1H,s),7.10(1H,d,J 8.5),7.21−7.44(9H,m),7.73(1H,dd,J 9.9,2.6),8.03(1H,s),8.32(0.5H,d,J 2.1),8.37(0.5H,d,J 2.1)。
【実施例47】
【0772】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0773】
【化260】
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【0774】
a.(S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体47a)
【0775】
【化261】
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(S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(660mg、4.61mmol)、(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(488mg、3.84mmol)、およびEtN(1.1mL、7.7mmol)をDCM(20mL)に懸濁させ、この懸濁液にHOBt・HO(51mg、0.38mmol)およびEDCI・HCl(884mg、4.61mmol)を加え、混合物をRTで一晩撹拌した。混合物をEtOAc/水で分配し、EtOAcで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮した。FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色固体として得た(668mg、69%)。LCMS(方法4):Rt0.40,m/z253[MH]。
【0776】
b.3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体47b)
【0777】
【化262】
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中間体47a(668mg、2.64mmol)、EtN(1.5mL、11mmol)、およびPhP(1.4g、5.3mmol)をTHF(20mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(1.25g、5.29mmol)を加えた。混合物を0℃で10分間撹拌し、RTで1時間撹拌した。混合物をEtOAc/水で分配し、水層をEtOAcで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮した。FCC(0−10%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(300mg、49%)。LCMS(方法4):Rt0.39,m/z235[MH]。
【0778】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体47c)
【0779】
【化263】
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中間体47b(150mg、0.64mmol)および中間体A(126mg、0.64mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、この溶液にNaH(60%含有鉱物油、90mg、2.24mmol)を少しずつ加えた。混合物を60℃で1.5時間撹拌し、次いでRTまで放冷した。混合物を注意しながらMeOH(10mL)に注いでクエンチし、次いでSCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色固体として得た(180mg、75%)。LCMS(方法4):Rt0.49,m/z378[MH]。
【0780】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,2−ジメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例47)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);80mg、0.20mmol)および中間体47c(90mg、0.24mmol)を用いて、実施例1の工程dと同様な方法で、表題化合物をオフホワイト色固体として調製した(80mg、53%)。LCMS(方法5):Rt3.83分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.51(3H,s),1.78−1.99(5H,m),2.02(3H,s),2.03−2.22(3H,m),2.36(3H,s),2.65(1H,q,J 8.6),3.11−3.17(1H,m),4.79−4.86(1H,m),5.32(1H,t,J 4.2),6.32(1H,s),7.11(1H,d,J 8.6),7.25−7.39(9H,m),7.75(1H,d,J 9.8),8.05(1H,s),8.43(1H,d,J 2.2)。
【実施例48】
【0781】
【化264】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例29(204mg、0.32mmol)およびEtN(134μL、0.97mmol)をDCM(3.2mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(39μL、0.39mmol)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶液を水で洗い、乾燥させ、減圧濃縮して、メタンスルホン酸3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−ベンジルエステルを得た。これを直ちにジオキサン(1.5mL)とエチレングリコール(1.5mL)の混合液に溶解させ、溶液を85℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却して水に懸濁させ、濾過すると、固体が残った。HPLC(XBridge C18カラム、40−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(59mg、27%)。LCMS(方法5):Rt4.27分,m/z679[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.60−1.64(2H,m),1.70−1.75(4H,m),1.86−1.93(2H,m),2.03(1H,m),2.11(1H,m),3.14(4H,t,J 5.2),3.54−3.48(4H,m),4.56(2H,s),4.64(1H,s),4.80(1H,m),5.54(1H,t,J 4.3),6.34(1H,s),7.07(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 9.8,2.2),7.37−7.49(8H,m),7.60−7.63(2H,m),8.11(1H,s)。
【実施例49】
【0782】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−[1,4]オキサゼパン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0783】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0784】
a.6−フルオロ−3−[1,4]オキサゼパン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体49a)
【0785】
【化266】
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中間体24b(429mg、2.50mmol)およびホモモルホリン(939mg、9.30mmol)をNMP(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で10時間170℃に加熱した。混合物を冷却してSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、メタノールで洗い、次いで0.4−2MのNH含有MeOHで塩基性成分を溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめて、減圧濃縮した。残渣をFCC(0−12%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、純度の低い生成物を得た。FCC(0−12%MeOH含有EtOAcを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(147mg、25%)。LCMS(方法3):Rt2.11分,m/z237[MH]。
【0786】
b.(1S,4R)−4−(3−[1,4]オキサゼパン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体49b)
【0787】
【化267】
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中間体A(145mg、0.614mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、74mg、1.84mmol)を加えた。混合物をRTで15分間撹拌し、次いで、中間体49a(100mg、0.614mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、混合物を60℃で2.25時間撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCMで(4×25mL)抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−12%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(93mg、40%)。LCMS(方法3):Rt0.43分,m/z380[MH]。
【0788】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−[1,4]オキサゼパン−4−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例49)
中間体49b(90.0mg、0.237mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);97mg、0.24mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(63μL、0.36mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を90℃で4時間撹拌し、次いで、追加のDIPEA(63μL、0.36mmol)を加え、混合物を100〜110℃で3.5時間撹拌した。混合物を冷却してを減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−12%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た(31mg、21%)。生成物をHPLC(C18 X−selectカラム、35−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(20mg、13%)。LCMS(方法5):Rt4.40分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.80−2.18(6H,m),2.36(3H,s),3.44−3.51(4H,m),3.78−3.85(4H,m),4.77−4.85(1H,m),5.51(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.10−7.16(2H,m),7.25−7.40(8H,m),7.60(1H,d,J 9.6),7.65(1H,d,J 1.5),8.10(1H,s)。
【実施例50】
【0789】
【化268】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例29(150mg、0.24mmol)およびEtN(98μL、0.71mmol)をDCM(7mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(28μL、0.28mmol)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶液を水で洗い、乾燥させ、減圧濃縮して、メタンスルホン酸3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−ベンジルエステルを得た。これを直ちにTHF(2.5mL)とDIPEA(83μL、0.47mmol)の混合液に溶解させ、次いで、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(87μL、0.71mmol)を加え、溶液を1時間加熱還流させた。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をHPLC(XBridge C18カラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)で精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(45mg、25%)。LCMS(方法5):Rt3.42分,m/z747[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.60−1.64(2H,m),1.69−1.75(4H,m),1.83−1.94(2H,m),2.03−2.12(2H,m),2.29−2.45(8H,m),2.33(2H,t,J 6.4),3.14(4H,t,J 5.2),3.44(2H,m),3.49(2H,s),4.31(1H,s),4.80(1H,m),5.54(1H,t,J 4.4),6.33(1H,s),7.03(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 9.8,2.2),7.34−7.46(8H,m),7.60−7.63(2H,m),8.10(1H,s)。
【実施例51】
【0790】
1−(2−tert−ブチル−5−p−トリル−3H−イミダゾール−4−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0791】
【化269】
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【0792】
a.2−tert−ブチル−5−p−トリル−1H−イミダゾール(中間体51a)
【0793】
【化270】
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2,2−ジメチルプロピオンアミド塩酸塩(Atlantic、1.00g、7.32mmol)、2−ブロモ−4’−メチルアセトフェノン(Aldrich、1.56g、7.32mmol)、およびKCO(1.52g、11.0mmol)をDMF(20mL)に懸濁させ、この赤色懸濁液を75℃で3時間撹拌した。混合物をRTに冷却し、減圧濃縮し、水(25mL)に懸濁させ、DCM(2×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮し、MeOH(5mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOHで洗った(100mL)。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させた(60mL);減圧濃縮すると黄色発泡物が残った(1.26g)。FCC(1−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(770mg、49%)。LCMS(方法3):Rt2.26分,m/z215[MH]。
【0794】
b.2−tert−ブチル−4−ニトロソ−5−p−トリル−1H−イミダゾール(中間体51b)
【0795】
【化271】
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中間体51a(390mg、1.82mmol)および亜硝酸イソペンチル(0.294mL、2.18mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、この黄色溶液を50℃で8時間撹拌し、次いで、RTに冷却し、減圧濃縮すると、暗緑色油状物が残った。FCC(0−25%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により、表題化合物を緑色固体として得た(154mg、35%)。LCMS(方法3):Rt3.82分,m/z244[MH]。
【0796】
c.2−tert−ブチル−5−p−トリル−1H−イミダゾール−4−イルアミン(中間体51c)
【0797】
【化272】
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中間体51b(150mg、0.617mmol)およびPd/C(10%、15mg)をEtOH(10mL)に懸濁させ、この懸濁液を、H下、RTで2時間撹拌した。フラスコを脱気してNパージする操作を3回行い、次いで、混合物をセライト濾過し、フィルターケーキをEtOH(10mL)で洗った。有機物を1つにまとめて減圧濃縮すると、赤色〜褐色ガム状物が残った。FCC(1−6%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物として黄色〜橙色ガム状物を得た(96.3mg、68%)。LCMS(方法3):Rt2.26分,m/z230[MH]。
【0798】
d.(2−tert−ブチル−5−p−トリル−1H−イミダゾール−4−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体51d)
【0799】
【化273】
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中間体51c(45.3mg、0.197mmol)を、EtOAc(1mL)とNaOH水溶液(1M、0.49mL)の混合液に溶解させ、この溶液にクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.0326mL、0.237mmol)を加え、得られる混合物をRTで45分間撹拌した。層を分離し、水層をEtOAc(2mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(2mL)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、橙色〜赤色ガム状物が残った。FCC(0−50%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により、表題化合物を淡橙色膜状物として得た(44.1mg、55%)。LCMS(方法3):Rt2.87分,m/z404、406[MH]。
【0800】
e.1−(2−tert−ブチル−5−p−トリル−3H−イミダゾール−4−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素。(実施例51)
中間体51d(65.4mg、0.162mmol)、中間体3c(55.9mg、0.153mmol)、およびDIPEA(0.042mL、0.242mmol)をジオキサン(2mL)に溶解させ、この橙色溶液を60℃で18時間撹拌した。冷却してから、混合物を減圧濃縮し、水(5ml)に懸濁させ、DCM(2×5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、橙色〜褐色ガム状物が残った。FCC(2−8%MeOH含有DCMを用いる)により、淡黄色固体を得た(50.5mg)。HPLC(C18 XBridgeカラム、25−75%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(33.3mg、33%)。LCMS(方法5):Rt3.35分,m/z619[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):3:1の比の互変異性体混合物:1.30(6.75H,s),1.31(2.25H,s),1.61(2H,m),1.72(4H,m),1.83−2.00(2H,m),2.05(1H,m),2.15(1H,m),2.30(0.75H,s),2.32(2.25H,s),3.13(4H,q,J 5.2),4.87(1H,m),5.54(1H,t,J 4.3),7.14−7.19(2.5H,m),7.21(1.5H,d,J 8.2),7.25−7.40(4H,m),7.54(1.5H,d,J 8.3),7.60−7.71(3.5H,m),11.56(0.75H,s),11.68(0.25H,s)。
【実施例52】
【0801】
【化274】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
実施例29(150mg、0.24mmol)およびEtN(98μL、0.71mmol)をDCM(7mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(28μL、0.28mmol)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶液を水で洗い、乾燥させ、減圧濃縮して、メタンスルホン酸3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−ベンジルエステルを得た。これを直ちにTHF(2.5mL)とDIPEA(83μL、0.47mmol)の混合液に溶解させ、次いで、4−ヒドロキシピペリジン(83μL、0.71mmol)を加え、溶液を1時間加熱還流させた。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た。生成物を、HPLC(XBridge C18カラム、20−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(30mg、18%)。LCMS(方法5):Rt3.41分,m/z718[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.34−1.40(2H,m),1.60−1.75(7H,m),1.81−1.96(3H,m),2.00−2.15(4H,m),2.64−2.69(2H,m),3.14(4H,t,J 5.2),3.40−3.45(1H,m),3.47(2H,s),4.51(1H,d,J 3.9),4.82(1H,m),5.54(1H,t,J 4.4),6.33(1H,s),7.04(1H,d,J 8.5),7.16(1H,dd,J 9.8,2.2),7.26−7.33(4H,m),7.35−7.46(4H,m),7.60−7.63(2H,m),8.10(1H,s)。
【実施例53】
【0802】
【化275】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルスルファニル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
中間体3c(107mg、0.29mmol)および中間体53c(151mg、0.32mmol)をTHF(3mL)とDIPEA(169μL、0.97mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を20.5時間加熱還流させた。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をFCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、生成物を得た。この残渣を、HPLC(XBridge C18カラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(21mg、10%)。LCMS(方法5):Rt4.42分,m/z681[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.60−1.63(2H,m),1.69−1.74(4H,m),1.86−1.93(2H,m),2.03(1H,m),2.13(1H,m),3.09(2H,t,J 6.8),3.14(4H,t,J 5.2),3.59(2H,q,J 6.2),4.80(1H,m),4.95(1H,t,J 5.6),5.54(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),7.07(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 9.8,2.1),7.35−7.47(8H,m),7.60−7.64(2H,m),8.14(1H,s)。
【実施例54】
【0803】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0804】
【化276】
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【0805】
a.[1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−4−イル]−メタノール(中間体54a)
【0806】
【化277】
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中間体24b(593mg、3.45mmol)および4−ピペリジンメタノール(1.59g、13.8mmol)をNMP(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で3時間170℃に加熱した。混合物を冷却して、SCX−2カートリッジ(70g)に添加し、メタノールで洗い、次いで、塩基性成分を0.4−2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめて、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−15%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製して、表題化合物を褐色ガム状物として得た(481mg、56%)。LCMS(方法3):Rt2.12分,m/z251[MH]。
【0807】
b.6−フルオロ−3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体54b)
【0808】
【化278】
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中間体54a(470mg、1.88mmol)およびEtN(390μL、2.82mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(607μL、2.26mmol)を加え、混合物をRTで0.5時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で洗い、乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサン、次いで10%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(565mg、74%)。LCMS(方法3):Rt5.21分,m/z407[MH]。
【0809】
c.(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体54c)
【0810】
【化279】
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中間体A(223mg、1.37mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、168mg、4.20mmol)を加え、混合物をRTで15分間撹拌した。中間体54b(555mg、1.37mmol)のDMF(3mL)を加え、混合物を60℃で1.75時間撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(5×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣をFCC(0−14%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を褐色ガム状物として得た(344mg、46%)。LCMS(方法3):Rt3.29分,m/z550[MH]。
【0811】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体54d)
【0812】
【化280】
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中間体54c(171mg、0.311mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);132mg、0.327mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(87μL、0.50mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を90℃で3時間撹拌し、次いで、100℃で2.5時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣をFCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を淡褐色固体として得た(215mg、86%)。LCMS(方法3):Rt5.70分,m/z805.4[MH]。
【0813】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例54)
中間体54d(210mg、0.261mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.31mL、0.31mmol)をTHF(5mL)に溶解させ、この溶液をRTで1.25時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCM(3×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−16%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(134mg、79%)。LCMS(方法5):Rt4.24分,m/z649.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.38−2.16(9H,m),2.36(3H,s),2.85−2.97(2H,m),3.28−3.49(4H,m),4.52(1H,t,J 5.2),4.78−4.85(1H,m),5.55(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.07(1H,d,J 8.6),7.15(1H,dd,J 9.7,2.1),7.25−7.41(8H,m),7.60(1H,d,J 9.7),7.64(1H,d,J 1.6),8.04(1H,s)。
【実施例55】
【0814】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4S)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0815】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0816】
a.(1S,4S)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体55a)
【0817】
【化282】
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NaH(60%含有鉱物油、27.2mg、681μmol)をDMF(2.5mL)に加え、この混合物に、RTで、中間体B(74.0mg、454μmol)を加え、15分間撹拌した。次いで、中間体3b(100mg、454μmol)を加え、得られる混合物を1時間60℃に加熱した。冷却してから、反応物を飽和NHCl水溶液でクエンチした。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1つにまとめて、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を橙色残渣として得た(122mg、74%)。LCMS(方法3):Rt2.13分,m/z364[MH]。
【0818】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4S)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例55)
中間体55a(120mg、0.33mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);147mg、0.36mmol)、DIPEA(86.0μL、0.50mmol)、および1,4−ジオキサン(2.5mL)を混合し、この混合物を、18時間60℃に加熱した。冷却してから、溶媒を減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、淡黄色発泡物を得た。これを凍結乾燥させることで、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(28mg、20%)。LCMS(方法5)Rt4.76分,m/z619[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.26(9H,s),1.61(2H,m),1.72(5H,m),2.02−2.17(3H,m),2.35(3H,s),3.13(4H,m),4.90(1H,m),5.58(1H,m),6.31(1H,s),6.99(1H,d,J7.8),7.19(1H,dd,J 9.7,2.2),7.26−7.43(8H,m),7.58−7.64(2H,m),7.98(1H,s)。
【実施例56】
【0819】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−ヒドロキシメチル−4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0820】
【化283】
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【0821】
a.(3−ヒドロキシメチル−4−メチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸エチルエステル(中間体56a)
【0822】
【化284】
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(1−メチル−2−ピペラジニル)メタノール二塩酸塩(500mg、2.46mmol)、ブロモ酢酸エチル(410mg、2.46mmol)、KCO(1.02g、7.38mmol)、およびMeCN(15mL)を混合し、この混合物を18時間加熱還流させた。冷却してから、混合物を濾過し、減圧濃縮した。表題化合物を無色油状物として単離し(525mg、98%)、それ以上精製することなく用いた。1H NMR(300MHz,CDCl):1.25(3H,t,J 7.0),2.35(3H,s),2.35−2.59(4H,m),2.76−2.90(3H,m),3.19(2H,m),3.44(1H,dd,J 11.3,2.0),3.87(1H,dd,J 11.3,4.0),4.15(2H,q,J 7.1)。
【0823】
b.(4−メチル−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸ナトリウム(中間体56b)
【0824】
【化285】
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中間体56a(520mg、2.40mmol)、EtN(485mg、4.80mmol)、およびDCM(15mL)を混合し、この混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(774μL、2.88mmol)を加えた。混合物を1時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、水、飽和NaHCO水溶液、およびブラインで洗い、減圧濃縮した。表題化合物を、淡黄色油状物として単離し(882mg、定量的収率)、それ以上精製することなく用いた。
【0825】
シリル保護した粗生成物(440mg、1.18mmol)、NaOH(47.0mg、1.18mmol)、水(10mL)、およびTHF(10mL)を混合し、この混合物を18時間撹拌した。混合物を減圧濃縮して、表題化合物を桃色固体として得た(393mg、91%)。LCMS(方法3):Rt2.81分,m/z345[M−Na+2H]。
【0826】
c.(4−メチル−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペラジン−1−イル)−酢酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体56c)
【0827】
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
中間体56b(390mg、1.06mmol)、(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(135mg、1.06mmol)、およびHOBt・HO(14.4mg、106μmol)をDCM(15mL)に加え、この混合物に、EDC(245mg、1.27mmol)を加え、18時間撹拌した。混合物を、水、飽和NaHCO水溶液、およびブラインで洗い、減圧濃縮すると、表題化合物が褐色残渣として残った(412mg、86%)。LCMS(方法3):Rt3.00分,m/z454[MH]。
【0828】
d.6−フルオロ−3−(4−メチル−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体56d)
【0829】
【化287】
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中間体56c(410mg、0.90mmol)、PhP(472mg、1.80mmol)、およびEtN(500μL、3.60mmol)をTHF(15mL)に加え、RTで撹拌しながら、この混合物にヘキサクロロエタン(426mg、1.80mmol)を少しずつ加えた。反応混合物を18時間撹拌し、次いで、濾過し、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−25%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製し、表題化合物を得た(237mg、60%)。LCMS(方法3):Rt2.95分,m/z436[MH]。
【0830】
e.(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体56e)
【0831】
【化288】
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NaH(60%含有鉱物油、87.2mg、2.18mmol)をDMF(4mL)に加え、この混合物に、RTで、中間体A(115.4mg、0.71mmol)を加えて15分間撹拌した。次いで、中間体56d(237mg、0.54mmol)を加え、得られる混合物を2時間60℃に加熱した。冷却してから、反応物を、飽和NHCl水溶液でクエンチした。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1つにまとめて、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗い、減圧濃縮した。得られる残渣を、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、次いで、1MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を褐色残渣として得た(91mg、29%)。LCMS(方法3):Rt3.08分,m/z579[MH]。
【0832】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体56f)
【0833】
【化289】
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中間体56e(87.0mg、0.15mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);66.8mg、0.17mmol)、DIPEA(39.2μL、0.23mmol)、および1,4−ジオキサン(2.5mL)を混合し、この混合物を18時間60℃に加熱した。冷却してから、溶媒を減圧エバポレートして、残渣をFCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色発泡物として得た(64mg、51%)。LCMS(方法3):Rt3.63分,m/z834[M]。
【0834】
g.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(3−ヒドロキシメチル−4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例56)
中間体56f(60.0mg、72.0μmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、144μL、144μmol)をTHF(3mL)に加え、この混合物をRTで1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(24.9mg、51%)。LCMS(方法5):Rt3.54分,m/z678[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.82−2.01(4H,m),2.01−2.25(7H,m),2.53−2.88(3H,m),3.21(1H,m),3.54(1H,m),3.96−4.11(2H,m),4.37(1H,dt,J 12.5,5.4),4.84(1H,m),5.47(1H,m),6.32(1H,s),7.10(1H,d,J 8.4),7.22−7.44(9H,m),7.72(1H,d,J 10.3),8.02(1H,s),8.30(1H,m)。
【実施例57】
【0835】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0836】
【化290】
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【0837】
a.3−(4−アリルオキシ−ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体57a)
【0838】
【化291】
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中間体24c(510mg、2.16mmol)を乾燥THFに溶解させ、この不透明淡黄色溶液に、Ar下、0℃で、NaH(60%分散油、216mg、5.40mmol)(注意:ガス発生)を加え、得られる懸濁液を0℃で30分間撹拌した。臭化アリル(0.467mL、5.40mmol)を加え、懸濁液を、Ar下、RTで1時撹拌し、70℃で18時間撹拌した。溶液を冷却して水(25mL)を加え、次いで、混合物をEtOAc(3×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブラインで洗い(25mL)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、暗褐色油状物が残った。FCC(0−8%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製し、表題化合物を褐色油状物として得た(171mg、29%)。LCMS(方法3):Rt2.81分,m/z277[MH]。
【0839】
b.(1S,4R)−4−[3−(4−アリルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体57b)
【0840】
【化292】
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Ar下、RTで、中間体A(108mg、0.661mmol)およびNaH(60%分散油、72.1mg、180mmol)を乾燥DMF(5mL)に懸濁させ、この懸濁液を1時間撹拌した(注意:ガス発生)。中間体57a(166mg、0.601mmol)の乾燥DMF(3mL)溶液を加え、暗褐色溶液を60℃で90分間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、残渣をMeOH(5mL)とAcOH(0.171mL、3.00mmol)の混合液に再溶解させた。溶液をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、暗褐色固体が残った。FCC(2−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を暗褐色油状物として得た(204mg、81%)。LCMS(方法3):Rt2.34分,m/z420[MH]。
【0841】
c.1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アリルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−尿素(中間体57c)
【0842】
【化293】
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中間体33a(99.6mg、0.237mmol)、中間体57b(90.3mg、0.215mmol)、およびDIPEA(0.047mL、0.269mmol)をジオキサン(3mL)に溶解させ、この黄色〜褐色溶液を、60℃で18時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、次いで、残渣を水(5mL)に懸濁させて、DCM(2×5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(2−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCM/を用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色固体として得た(96.4mg、65%)。LCMS(方法3):Rt3.54分,m/z691[MH]。
【0843】
d.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素。(実施例57)
中間体57c(93.0mg、0.135mmol)および1,3−ジメチルバルビツール酸(63.0mg、0.404mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、Ar下、RTで、30分間Arをくまなく吹き込み、次いで、Pd(PPh(15.6mg、0.0135mmol)を加え、橙色溶液をRTで1時間撹拌し、次いで、17時間還流させた。懸濁液を減圧濃縮し、残渣を、DCE(10mL)に再溶解させ、30分間Arをくまなく吹き込んだ。Pd(PPh(15.6mg、0.0135mmol)を加え、不透明橙色〜赤色溶液を、Ar下、75℃で2時間撹拌した。溶液を冷却して、約3mL体積まで減圧濃縮し、次いで、SCX−2カートリッジ(5g)に添加して、MeOH(25mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(20mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、橙色固体が残った。FCC(5−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、淡橙色固体を得た(46.0mg)。HPLC(XBridge C18カラム、20−80%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(27.1mg、31%)。LCMS(方法5):Rt3.59分,m/z651[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.23(9H,s),1.56−1.67(2H,m),1.76−1.92(4H,m),1.95−2.11(2H,m),2.91−2.97(2H,m),3.31−3.35(2H,m),3.64−3.71(1H,m),4.51(2H,d,J 4.2),4.70(1H,d,J 3.9),4.77(1H,m),5.25(1H,t,J 5.3),5.50(1H,t,J 4.4),6.29(1H,s),7.05(1H,d,J 8.5),7.10(1H,dd,J 9.9,2.1),7.21−7.25(2H,m),7.28−7.34(2H,m),7.39(2H,d,J 9.1),7.40(2H,d,J 9.1),7.56(1H,dd,J 9.9,0.8),7.61(1H,dd,J 2.1,0.9),8.04(1H,s)。
【実施例58】
【0844】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩
【0845】
【化294】
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【0846】
a.(S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体58a)
【0847】
【化295】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(200mg、1.57mmol)のDMF(15.0mL)溶液に、(S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−カルボン酸(Chem.Commun.2006,14,1482(非特許文献30);247mg,1.57mmol)、EDC(332mg、1.73mmol)、およびHOBt・HO(20.0mg、0.16mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(346mg、83%)。LCMS(方法1):Rt0.37分,m/z267.1[MH]。
【0848】
b.6−フルオロ−3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体58b)
【0849】
【化296】
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中間体58a(346mg、1.30mmol)、PhP(681mg、2.60mmol)、およびEtN(723μL、5.20mmol)をTHF(10.0mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(616mg、2.60mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、MeOHに溶解させ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(220mg、68%)。LCMS(方法4):Rt0.32分,m/z249.1[MH]。
【0850】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体58c)
【0851】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(60%含有鉱物油、142mg、3.56mmol)をDMF(2.00mL)に懸濁させ、この懸濁液に(1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール中間体A(145mg、0.88mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体58b(220mg、0.88mmol)のDMF(2.00mL)溶液を加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチしてから、メタノールで希釈して、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(145mg、44%)。LCMS(方法4):Rt0.29分,m/z392.2[MH]。
【0852】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−イソプロピル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩(実施例58)
中間体58c(140mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(3.00mL)溶液に、DIPEA(130μL、0.75mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);151mg、0.37mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、冷却して、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−5%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(60mg、25%)。LCMS(方法5):Rt3.84分,m/z647.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):0.99(6H,d,J 6.5),1.29(9H,s),1.90−2.06(5H,m),2.11(1H,m),2.22−2.36(2H,m),2.38(3H,s),2.73−2.84(2H,m),3.25(1H,m),4.59(1H,t,J 7.3),4.90(1H,dd,J 9.1,5.7),5.29(1H,t,J 4.1),6.33(1H,s),7.20−7.36(9H,m),7.65(1H,d,J 10.0),8.25(0.5H,br s),8.42(1H,d,J 1.8)。
【実施例59】
【0853】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ジメチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0854】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
a.2−(5−フルオロピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルヒドラジンカルボキサミド(中間体59a)
【0856】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(500mg、3.93mmol)、塩化ジメチルカルバモイル(505mg、4.72mmol)、およびDIPEA(1.01g、7.86mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、この溶液を16時間加熱還流させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮し、次いでジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物を得た(600mg、77%)。1H NMR(400MHz,CDCl):2.99(6H,s),6.46(2H,m),6.75(1H,dd,J 9.1,3.5),7.22−7.32(1H,m),8.03(1H,d,J 2.7)。
【0857】
b.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ジメチル−アミン(中間体59b)
【0858】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
中間体59a(590mg、2.98mmol)、PhP(1.56g、5.96mmol)、およびEtN(1.20g、11.9mmol)をTHF(40mL)に溶解させ、この溶液にヘキサクロロエタン(1.41g、5.96mmol)を加え、混合物を60℃で9時間撹拌した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、次いで減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、次いで、ジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物を得た(78mg、14%)。LCMS(方法1):Rt2.24分,m/z181[MH]。
【0859】
c.[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−ジメチル−アミン(中間体59c)
【0860】
【化301】
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中間体A(75mg、0.458mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(60%含有油、50mg、1.25mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体59b(75mg、0.416mmol)を加えた。この混合物を、60℃で1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色ガム状物として得た(82mg、61%)。LCMS(方法4):Rt1.49分,m/z324[MH]。
【0861】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ジメチルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例59)
中間体59c(80mg、0.25mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);150mg、0.370mmol)、およびDIPEA(129mg、1.00mmol)を、DMF(2mL)に溶解させ、この溶液を60℃で30分間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(75mg、52%)。LCMS(方法5):Rt4.39分,m/z579.1[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.29(9H,s),1.83−2.17(3H,m),2.17−3.00(1H,m),2.38(3H,s),2.92(6H,s),4.88(1H,dd,J 8.5,5.4),5.41(1H,t,J 3.0),6.33(1H,s),7.14−7.36(9H,m),7.50(1H,d,J 9.7),7.70(1H,d,J 1.4)。
【実施例60】
【0862】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0863】
【化302】
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【0864】
a.6−フルオロ−3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体60a)
【0865】
【化303】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(889mg、7.00mmol)、N−メチル−D−プロリン塩酸塩(1.274g、7.7mmol)、およびHOBt・HO(95mg、0.70mmol)をDCM(20mL)に加え、この混合物をEDC(1.494g、7.8mmol)で処理し、混合物をRTで6.5時間撹拌した。次いで、混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、NaClを加え、混合物をDCM(8×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮して、(R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジドを淡橙色固体として得た(1.09g)。
【0866】
これを、THF(20mL)に溶解させ、次いで、PhP(2.40g、9.16mmol)、EtN(2.6mL、18.3mmol)、およびヘキサクロロエタン(2.17g、9.16mmol)を順に加えた。混合物をRTで4時間撹拌し、次いで、濾過して、フィルターケーキをジエチルエーテルで洗い、有機物を1つにまとめて減圧濃縮した。残渣を、SCX−2カートリッジ(50g)を用いて、メタノールで洗い、次いで塩基性成分を0.2−2Mアンモニア含有メタノールで溶出させて、精製した。生成物含有画分を1つにまとめて、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサン、次いで8−10%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製し、表題化合物を淡赤色油状物として得た(876mg、57%)。LCMS(方法3):Rt0.55分,m/z221[MH]。
【0867】
b.(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体60b)
【0868】
【化304】
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中間体A(245mg、1.50mmol)のDMF(4mL)溶液に、NaH(60%分散油、180mg、4.50mmol)を加え、混合物をRTで0.5時間撹拌した。中間体60a(330mg、1.50mmol)のDMF(5mL)溶液を加え、混合物を60℃で2時間撹拌した。溶液を冷却して水で希釈し、DCM(5×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−15%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を褐色固体として得た(408mg、74%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z364[MH]。
【0869】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例60)
中間体60b(123mg、0.339mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);140mg、0.346mmol)を1,4−ジオキサン(4mL)とDIPEA(91μL、0.52mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を93℃で3.25時間撹拌した。混合物を冷却して、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。HPLC(C18 X−selectカラム、25−70%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(118mg、56%)。LCMS(方法5):Rt3.67分,m/z619.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.80−2.27(11H,m),2.31−2.40(4H,m),3.11−3.18(1H,m),3.98(1H,t,J 8.2),4.78−4.86(1H,m),5.42(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J 8.5),7.26−7.42(9H,m),7.75(1H,dd,J 9.7,1.0),8.03(1H,s),8.28(1H,d,J 1.0)。
【実施例61】
【0870】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0871】
【化305】
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【0872】
a.(S)−1−エチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体61a)
【0873】
【化306】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(178mg、1.39mmol)のDMF(10.0mL)溶液に、(S)−1−エチル−ピロリジン−2−カルボン酸(200mg、1.39mmol)、EDC(293mg、1.53mmol)、およびHOBt・HO(18.0mg、0.14mmol)を加えた。反応物を4時間撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(190mg、54%)。LCMS(方法4):Rt0.29分,m/z253.1[MH]。
【0874】
b.6−フルオロ−3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体61b)
【0875】
【化307】
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中間体61a(190mg、0.75mmol)、PhP(395mg、1.51mmol)、およびEtN(419μL、3.01mmol)をTHF(6.00mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(357mg、1.51mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、MeOHに溶解させ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(157mg、89%)。LCMS(方法2):Rt0.28分,m/z235.2[MH]。
【0876】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体61c)
【0877】
【化308】
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NaH(60%含有鉱物油、107mg、2.68mmol)をDMF(2.00mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(110mg、0.67mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体61b(150mg、0.67mmol)をDMF(2.00mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチしてから、メタノールで希釈して、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(72.0mg、28%)。LCMS(方法4):Rt0.29分,m/z378.2[MH]。
【0878】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−エチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例61)
中間体61c(72.0mg、0.19mmol)の1,4−ジオキサン(2.00mL)溶液に、DIPEA(66μL、0.38mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);77.0mg、0.19mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−7.5%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、20−70%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(37mg、31%)。LCMS(方法5):Rt3.73分,m/z633.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):0.94(3H,t,J 7.2),1.30(9H,s),1.89−2.16(6H,m),2.22−2.31(2H,m),2.31−2.38(2H,m),2.38(3H,s),2.49(1H,m),3.32(1H,m),4.11(1H,t,J 8.0),4.90(1H,dd,J 9.0,5.6),5.28(1H,t,J 4.1),6.33(1H,s),7.19−7.36(9H,m),7.65(1H,dd,J 10.0,0.7),8.37(1H,d,J 1.9)。
【実施例62】
【0879】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0880】
【化309】
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【0881】
a.(S)−1−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体62a)
【0882】
【化310】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(250mg、1.96mmol)のDMF(20.0mL)溶液に、(S)−1−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸(281mg、1.96mmol)、EDC(416mg、2.16mmol)、およびHOBt・HO(25.0mg、0.20mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(331mg、67%)。LCMS(方法1):Rt0.35分,m/z253.2[MH]。
【0883】
b.6−フルオロ−3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体62b)
【0884】
【化311】
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中間体62a(331mg、1.31mmol)、PhP(688mg、2.63mmol)、およびEtN(731μL、5.25mmol)をTHF(13.0mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(622mg、2.63mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(250mg、81%)。LCMS(方法4):Rt0.31分,m/z235.1[MH]。
【0885】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体62c)
【0886】
【化312】
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NaH(60%含有鉱物油、171mg、4.27mmol)をDMF(4.00mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(175mg、1.07mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体62b(250mg、1.07mmol)をDMF(2.00mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却して、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈してSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。得られる残渣を、FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(287mg、71%)。LCMS(方法1):Rt1.64、m/z378.2[MH]。
【0887】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例62)
中間体62c(140mg、0.37mmol)の1,4−ジオキサン(4.00mL)溶液に、DIPEA(129μL、0.74mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);150mg、0.37mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−7.5%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(73mg、31%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z633.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.45(1H,m),1.60−1.83(3H,m),1.83−1.93(2H,m),1.93−2.07(5H,m),2.11(1H,m),2.20−2.33(2H,m),2.38(3H,s),3.05(1H,dt,J 11.8,2.8),3.79(1H,dd,J 10.9,2.8),4.91(1H,dd,J9.0,5.7),5.32(1H,t,J 4.0),6.33(1H,s),7.19−7.36(9H,m),7.64(1H,d,J 10.0),8.43(1H,d,J 1.7)。
【実施例63】
【0888】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0889】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
a.(S)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−3−オール(中間体63a)
【0891】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
中間体24b(394mg、2.30mmol)、(S)−3−ヒドロキシピペリジン塩酸塩(1.00g、7.27mmol)、およびDIPEA(1.27mL、7.30mmol)をDMA(8mL)に加え、この混合物をマイクロ波で9.5時間170〜180℃に加熱した。混合物を冷却して減圧濃縮し、SCX−2カートリッジ(70g)に添加し、メタノールで洗い、次いで、塩基性成分を0.4−2Mアンモニア含有メタノールで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめて減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色固体として得た(204mg、38%)。LCMS(方法3):Rt2.02分,m/z237[MH]。
【0892】
b.6−フルオロ−3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体63b)
【0893】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
中間体63a(204mg、0.864mmol)およびEtN(180μL、1.3mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(279μL、1.04mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で洗い、乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサン、次いで10%MeOH含有EtOAcを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(290mg、86%)。LCMS(方法3):Rt4.99分,m/z393[MH]。
【0894】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体63c)
【0895】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(116mg、0.714mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、44mg、1.1mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌した。中間体63b(280mg、0.714mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、混合物を60℃で25分間撹拌し、20分かけて150℃まで昇温させた。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(4×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−12%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を暗褐色ガム状物として得た(141mg、37%)。LCMS(方法3):Rt3.12分,m/z536[MH]。
【0896】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体63d)
【0897】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
中間体63c(140mg、0.261mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);106mg、0.261mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(70μL、0.4mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を90℃で3時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCM/を用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(124mg、60%)。LCMS(方法3):Rt5.43分,m/z791[MH]。
【0898】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例63)
中間体63d(123mg、0.156mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、195μL、0.195mmol)をTHF(4mL)に溶解させ、この溶液をRTで1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCM(4×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−12%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(82mg、83%)。LCMS(方法5):Rt4.27分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.38−1.47(1H,m),1.62−1.74(1H,m),1.79−1.98(4H,m),1.99−2.16(2H,m),2.36(3H,s),2.78−2.86(1H,m),2.89−2.98(1H,m),3.20−3.36(2H,m,水のシグナルと重なる),3.77−3.86(1H,m),4.77−4.86(1H,m),4.90(1H,d,J 5.2),5.53(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.7),7.16(1H,dd,J 10.1,2.1),7.26−7.41(8H,m),7.61(1H,d,J 10.0),7.69(1H,d,J 1.4),8.03(1H,s)。
【実施例64】
【0899】
【化318】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、(R)−3−ヒドロキシピペリジン塩酸塩を用いて、実施例63に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.27分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.36−1.47(1H,m),1.65−1.76(1H,m),1.77−1.98(4H,m),1.99−2.17(2H,m),2.36(3H,s),2.78−2.85(1H,m),2.87−2.95(1H,m),3.20−3.37(2H,m,水のシグナルと重なる),3.75−3.84(1H,m),4.78−4.85(1H,m),4.90(1H,d,J 5.0),5.51(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.4),7.17(1H,dd,J 10.0,2.2),7.26−7.41(8H,m),7.61(1H,d,J 10.0),7.69(1H,d,J 1.4),8.03(1H,s)。
【実施例65】
【0900】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩
【0901】
【化319】
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中間体62c(117mg、0.31mmol)の1,4−ジオキサン(3.00mL)溶液に、DIPEA(108μL、0.62mmol)および中間体33a(130mg、0.31mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(80mg、39%)。LCMS(方法5):Rt3.31分,m/z649.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.31(9H,s),1.49(1H,m),1.60−2.05(7H,m),2.05(3H,s),2.10(1H,m),2.25−2.35(2H,m),3.09(1H,m),3.87(1H,dd,J 10.9,2.4),4.65(2H,s),4.91(1H,m),5.33(1H,t,J 4.0),6.34(1H,s),7.19−7.33(5H,m),7.42−7.51(4H,m),7.65(1H,d,J9.6),8.26(0.5H,br s),8.43(1H,d,J 1.7)。
【実施例66】
【0902】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0903】
【化320】
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【0904】
a.[1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−4−イル]−エタノール(中間体66a)
【0905】
【化321】
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中間体24b(542mg、3.17mmol)および4−ピペリジン−エタノール(1.54g、11.9mmol)をDMA(10mL)に加え、この混合物をマイクロ波で3時間170℃に加熱した。混合物を冷却してSCX−2カートリッジ(50g)に添加し、メタノールで洗い、次いで、塩基性成分を0.4−2Mアンモニア含有メタノールで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめて、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色固体として得た(324mg、41%)。LCMS(方法3):Rt2.28分,m/z265[MH]。
【0906】
b.6−フルオロ−3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体66b)
【0907】
【化322】
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中間体66a(319mg、1.21mmol)およびEtN(252μL、1.82mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、この溶液にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(319μL、1.45mmol)を加え、混合物をRTで1.5時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で洗い、乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCM/を用いる)により精製し、表題化合物を橙色固体として得た(465mg、92%)。LCMS(方法3):Rt5.35分,m/z421[MH]。
【0908】
c.(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体66c)
【0909】
【化323】
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中間体A(122mg、0.75mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、60mg、1.5mmol)を加え、混合物をRTで25分間撹拌した。中間体66b(315mg、0.75mmol)のDMF(2.5mL)溶液を加え、混合物を1.5時間60℃で撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(5×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を暗褐色ガム状物として得た(180mg、42%)。LCMS(方法3):Rt3.35分,m/z564[MH]。
【0910】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−トリイソプロピルシラニルオキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体66d)
【0911】
【化324】
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中間体66c(178mg、0.316mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);128mg、0.316mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(83μL、0.474mmol)の混合液に加え、この混合物を95℃で4時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色発泡物として得た(208mg、81%)。LCMS(方法3):Rt5.96分,m/z819[MH]。
【0912】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシエチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例66)
中間体66d(207mg、0.253mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.303mL、0.303mmol)をTHF(4mL)に溶解させ、この溶液をRTで2.25時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCM(4×15mL)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、生成物を得た。これをHPLC(C18 X−selectカラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(114mg、68%)。LCMS(方法5):Rt4.29分,m/z663.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.38−1.51(4H,m),1.57−1.68(1H,m),1.72−1.97(4H,m),1.99−2.16(2H,m),2.36(3H,s),2.85−2.95(2H,m),3.30−3.52(4H,m,水のシグナルと重なる),4.38(1H,s),4.77−4.85(1H,m),5.55(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 9.9,2.2),7.26−7.40(8H,m),7.61(1H,d,J 9.9),7.65(1H,d,J 1.4),8.06(1H,s)。
【実施例67】
【0913】
1−[(1S,4R)−4−(3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素
【0914】
【化325】
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【0915】
a.6−フルオロ−3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体67a)
【0916】
【化326】
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中間体24b(451mg、2.50mmol)およびアゼパン(990mg、10.0mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で6時間175〜180℃に加熱した。混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。FCC(0−12%MeOH含有DCMを用いる)によりさらに精製し、純度の低い生成物を得た。FCC(0−6%MeOH含有EtOAcを用いる)によりさらに精製し、表題化合物を緑色ガム状物として得た(260mg、44%)。LCMS(方法3):Rt2.76分,m/z235[MH]。
【0917】
b.(1S,4R)−4−(3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体67b)
【0918】
【化327】
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中間体A(137mg、0.84mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、68mg、1.7mmol)を加え、混合物をRTで25分間撹拌した。中間体67a(197mg、0.84mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、混合物を1.25時間60℃で撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(5×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を暗褐色ガム状物として得た(175mg、55%)。LCMS(方法3):Rt2.22分,m/z378[MH]。
【0919】
c.1−[(1S,4R)−4−(3−アゼパン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素(実施例67)
中間体67b(173mg、0.458mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);186mg、0.458mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(122μL、0.700mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を95℃で3.5時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製した。FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)によりさらに精製して、純度の低い生成物を得た。これをHPLC(C18 X−selectカラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製して、純度の低い生成物を得た。HPLC(XBridgeカラム、35−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、オフホワイト色粉末を得た(50mg)。この物質を、MDAP(方法7)でさらに精製して、表題化合物を白色固体として得た(28mg、10%)。LCMS(方法5):Rt4.77分,m/z633.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.64−1.71(4H,m),1.74−1.97(6H,m),1.99−2.18(2H,m),2.36(3H,s),3.38−3.43(4H,m,水のシグナルと重なる),4.77−4.85(1H,m),5.47(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.07−7.14(2H,m),7.25−7.40(8H,m),7.55−7.59(2H,m),8.06(1H,s)。
【実施例68】
【0920】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0921】
【化328】
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【0922】
a.6−フルオロ−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体68a)
【0923】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
中間体24b(451mg、2.50mmol)およびN−メチル−ピペラジン(1.11mL、10.0mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で8時間170℃に加熱した。混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を橙色ガム状物として得た(190mg、32%)。LCMS(方法3):Rt0.43分,m/z236[MH]。
【0924】
b.(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体68b)
【0925】
【化330】
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中間体A(125mg、0.766mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、62mg、1.54mmol)を加え、混合物をRTで0.5時間撹拌した。中間体68a(180mg、0.766mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、混合物を1.75時間60℃で撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(5×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(225mg、78%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z379[MH]。
【0926】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素(実施例68)
中間体68b(215mg、0.560mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);226mg、0.560mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(146μL、0.840mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を65℃で18時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(10%MeOH含有DCM、次いで0−14%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。HPLC(XBridge C18カラム、35−95%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(205mg、58%)。LCMS(方法5):Rt3.58分,m/z634.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.79−1.98(2H,m),1.99−2.15(2H,m),2.26(3H,s),2.36(3H,s),2.52−2.57(4H,m),3.15−3.24(4H,m),4.78−4.85(1H,m),5.56(1H,t,J 4.4),6.33(1H,s),7.07(1H,d,J 8.6),7.15(1H,dd,J 9.9,2.1),7.26−7.40(8H,m),7.62(1H,d,J 9.9),7.68(1H,d,J 1.8),8.04(1H,s)。
【実施例69】
【0927】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素
【0928】
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
a.6−フルオロ−3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体69a)
【0930】
【化332】
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中間体24b(451mg、2.50mmol)および1−メチル−[1,4]ジアゼパン(1.14g、10.0mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で6時間175℃に加熱した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色油状物として得た(480mg、77%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z250[MH]。
【0931】
b.(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体69b)
【0932】
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(183mg、1.12mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、149mg、2.24mmol)を加え、混合物をRTで0.5時間撹拌した。中間体69a(400mg、1.12mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、混合物を60℃で1.5時間撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(3×20mL)、およびDCM−MeOH(4:1,2×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−25%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を暗褐色ガム状物として得た(179mg、41%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z393[MH]。
【0933】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}尿素(実施例69)
中間体69b(170mg、0.43mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);174mg、0.43mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)とDIPEA(113μL、0.65mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を65℃で18時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(10%MeOH含有DCM、次いで、0−15%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。HPLC(XBridge C18カラム、35−95%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(186mg、67%)。LCMS(方法5):Rt3.57分,m/z648.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.79−1.98(4H,m),2.00−2.18(2H,m),2.31(3H,s),2.36(3H,s),2.62−2.67(2H,m),2.68−2.73(2H,m),3.44−3.52(4H,m),4.78−4.85(1H,m),5.49(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.5),7.11(1H,dd,J 9.7,2.0),7.26−7.40(8H,m),7.58(1H,d,J 9.7),7.63(1H,d,J 1.9),8.03(1H,s)。
【実施例70】
【0934】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0935】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【0936】
a.1−{5−tert−ブチル−2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体70a)
【0937】
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
出発物質に、5−tert−ブチル−2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イルアミン(参照:米国特許公開第2006/035922号(特許文献34))および中間体3cを用いて、実施例30の調製で用いたのと類似の手順により、表題化合物を合成した。ベージュ色固体。LCMS(方法3)Rt4.78分,m/z735[MH]。
【0938】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例70)
中間体70a(124mg、169μmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.34mL、0.34mmol)をTHF(5mL)に加え、この混合物を1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめてブラインで洗い、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いで、HPLC(30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(18.4mg、18%)。LCMS(方法5)Rt4.22分,m/z621[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.25(9H,s),1.61(2H,m),1.72(4H,m),1.79−1.98(2H,m),1.99−2.15(2H,m),3.13(4H,m),4.81(1H,m),5.54(1H,t,J 4.5),6.29(1H,s),6.85(2H,m),7.09(1H,d,J 8.7),7.14(1H,dd,J 9.7,2.0),7.20−7.39(6H,m),7.59−7.64(2H,m),7.95(1H,s),9.77(1H,br s)。
【実施例71】
【0939】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−シアノ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0940】
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
【0941】
a.4−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−ベンゾニトリル(中間体71a)
【0942】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
4−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩(1.70g、10.0mmol)および4,4−ジメチル−3−オキソペンタンニトリル(1.31g、10.5mmol)をEtOH(25mL)に懸濁させ、このクリーム状懸濁液を4時間還流撹拌し、次いで、RTで64時間撹拌し、そして再び24時間還流撹拌した。溶液をRTに冷却し、減圧濃縮し、水(50mL)とEtOAc(75mL)で分配した。有機物をブライン(50mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、橙色固体が残った(2.28g、95%)。LCMS(方法3):Rt3.45分,m/z241[MH]。
【0943】
b.[5−tert−ブチル−2−(4−シアノ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体71b)
【0944】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
中間体71a(2.28g、9.49mmol)をEtOAc(25mL)とNaOH水溶液(1M、23.7mL、23.7mmol)の混合液に懸濁させ、この懸濁液に、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(1.57mL、11.4mmol)を2分かけて滴下した。沈殿が生じるが15分後には再溶解し、そうして得られる橙色溶液をRTで90分間撹拌した。クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.391mL、2.85mmol)を加え、橙色混合物をRTで16時間撹拌した。層を分離し、水層をEtOAc(25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブライン(25mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、橙色〜赤色油状物が残った。シクロヘキサンから再結晶させて、オフホワイト色固体を得た(3.12g、79%)。LCMS(方法3):Rt4.46分,m/z415,417[MH]。
【0945】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(4−シアノ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例71)
中間体71b(114mg、0.275mmol)、中間体3c(91.0mg、0.250mmol)、およびDIPEA(0.054mL、0.313mmol)をジオキサン(3mL)に溶解させ、この褐色溶液を60℃で16時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を水(4mL)に懸濁させ、DCM(2×4mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。FCC(3%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、淡黄色固体を得た(99.5mg、63%)。LCMS(方法5):Rt4.63分,m/z630[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.29(9H,s),1.60−1.64(2H,m),1.70−1.76(4H,m),1.86−1.94(2H,m),1.99−2.07(1H,m),2.11−2.18(1H,m),3.14(4H,t,J 5.2),4.79(1H,m),5.54(1H,t,J 4.3),6.38(1H,s),7.12(1H,d,J 8.6),7.16(1H,dd,J 9.8,2.2),7.25(1H,d,J 7.7),7.27−7.37(2H,m),7.39(1H,d,J 7.6),7.60−7.63(2H,m),7.78(2H,d,J 8.6),7.98(2H,d,J 8.6),8.30(1H,s)。
【実施例72】
【0946】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0947】
【化339】
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【0948】
a.(1S,4S)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン。(中間体72a)
【0949】
【化340】
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中間体B(179mg、1.10mmol)の乾燥DMF(2.5mL)溶液に、RTで、NaH(60%含有鉱物油、333mg、5.00mmol)を加え、15分間撹拌した。次いで、中間体5b(220mg、1.00mmol)のDMF(2.5mL)溶液を加え、混合物を1時間60℃に加熱した。冷却してから、得られる暗褐色混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)操作を行ない、凍結乾燥させて、表題化合物を明褐色粉末として得た(224mg、61%)。LCMS(方法3):Rt1.34分,m/z364[MH]。
【0950】
b.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例72)
中間体72a(219mg、0.60mmol)および5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);269mg、0.66mmol)およびDIPEA(317μL、1.14mmol)をTHF(6mL)に溶解させ、撹拌しながら、この溶液を23時間加熱還流させた。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。この残渣を、HPLC(ChiralPak ICカラム、50%IPA含有ヘプタン)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(225mg、60%)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z619[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.26(9H,s),1.74(1H,m),1.93−1.99(3H,m),2.08(3H,s),2.13−2.20(4H,m),2.32(1H,m),2.36(3H,s),3.14(1H,td,J8.1,2.5),3.95(1H,t,J8.1),4.90(1H,m),5.48(1H,t,J4.0),6.32(1H,s),7.00(1H,d,J8.2),7.33−7.45(9H,m),7.74(1H,dd,J9.9,0.8),7.98(1H,s),8.24(1H,d,J2.1)。
【実施例73】
【0951】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0952】
【化341】
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【0953】
a.1−{5−tert−ブチル−2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体73a)
【0954】
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
5−tert−ブチル−2−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イルアミン(参照:米国特許公開第2006/035922号(特許文献34))および中間体5cを用い、実施例30の調製に用いたのと類似の手順により、表題化合物を合成した。黄色粉末。LCMS(方法3):Rt3.59分,m/z735[MH]。
【0955】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例73)
中間体73a(160mg、0.21mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.26mL、0.26mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、この溶液を、RTで30分間撹拌し、次いで、水で希釈してDCM(3×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(107mg、79%)。LCMS(方法5):Rt3.24分,m/z621[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.26(9H,s),1.81−2.25(11H,m),2.34−2.36(1H,m),3.12−3.14(1H,m),3.99(1H,t,J 8.2),4.81−4.84(1H,m),5.39(1H,t,J 4.3),6.29(1H,s),6.85−6.88(2H,m),7.09(1H,d,J 8.6),7.28−7.39(7H,m),7.75(1H,dd,J 9.9,0.8),7.92(1H,s),8.24(1H,d,J 2.1),9.72(1H,s)。
【実施例74】
【0956】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
【0957】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【0958】
a.2−[1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−4−イル]−プロパン−2−オール(中間体74a)
【0959】
【化344】
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中間体24b(666mg、3.88mmol)および2−ピペリジニルプロパン−2−オール(東京化成工業株式会社、1.39g、9.71mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この褐色溶液に3時間マイクロ波を照射して175℃にした。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10mL)およびブライン(10mL)に懸濁させ、次いで、DCM(2×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色油状物(1.3g)が残った。FCC(5%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色固体として得た(484mg、45%)。LCMS(方法3):Rt2.42分,m/z279[MH]。
【0960】
b.6−フルオロ−3−[4−(1−メチル−1−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体74b)
【0961】
【化345】
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中間体74a(480mg、1.72mmol)、トリフルオロメタン−スルホン酸トリイソプロピルシリル(0.579mL、2.16mmol)、およびEtN(0.361mL、2.59mmol)を乾燥DCM(5mL)に溶解させ、この溶液を、N下、2時間還流撹拌した。混合物をRTに冷却し、次いで、EtN(0.361mL、2.59mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(0.579mL、2.16mmol)を加え、橙色溶液を3時間還流撹拌した。溶液を冷却し、水(5mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCMで抽出し(5mL)、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、橙色油状物が残った。FCC(1−3%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(592mg、79%)。LCMS(方法3):Rt5.66分,m/z435[MH]。
【0962】
c.(1S,4R)−4−{3−[4−(1−メチル−1−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体74c)
【0963】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(129mg、0.788mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液に、Ar下、RTで、NaH(60%分散油、45.0mg、1.13mmol)を加え(注意:ガス発生)、得られる不透明褐色溶液をRTで45分間撹拌した。中間体74b(326mg、0.750mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液を加え、得られる暗褐色溶液を60℃で2.5時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、MeOH(2mL)とAcOH(0.100mL)の混合液に再溶解させ、SCX−2カートリッジに添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮して、粘稠な暗褐色油状物を得た。FCC(1−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を粘稠な褐色油状物として得た(131mg、30%)。LCMS(方法3):Rt3.53分,m/z578[MH]。
【0964】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(実施例74)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);89.6mg、0.221mmol)、中間体74c(128mg、0.221mmol)、およびDIPEA(0.048mL、0.277mmol)をジオキサン(3mL)に溶解させ、この褐色溶液を60℃で16時間撹拌し、次いで80℃で6時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(4mL)に懸濁させ、DCM(2×4mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、粘稠な褐色油状物が残った。FCC(1−4%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(1−メチル−1−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素を黄色固体として得た(125mg)。
【0965】
この固体をTHF(3mL)に溶解させ、TBAF(1MのTHF溶液、0.161mL、0.161mmol)で処理し、溶液をRTで2時間撹拌し、次いで1時間還流させた。溶液を約40℃に冷却し、次いでTBAF(1MのTHF溶液、0.161mL、0.161mmol)を加え、溶液を16時間還流撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10mL)に懸濁させ、EtOAc−MeOH(19:1、2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブライン(10mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、暗緑色残渣が残った。FCC(2−7%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(60.6mg、41%)。LCMS(方法5):Rt4.42分,m/z677[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.09(6H,s),1.27(9H,s),1.37−1.44(1H,m),1.49−1.61(2H,m),1.80(2H,d,J 12.6),1.83−1.96(2H,m),2.01−2.10(2H,m),2.36(3H,s),2.81−2.90(2H,m),3.49(2H,t,J 11.2),4.16(1H,s),4.81(1H,td,J 8.5,5.5),5.56(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.6),7.14(1H,dd,J 9.9,2.1),7.27−7.40(8H,m),7.61(1H,d,J 9.9),7.66(1H,d,J 2.0),8.04(1H,s)。
【実施例75】
【0966】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【0967】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【0968】
a.6−フルオロ−3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体75a)
【0969】
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
中間体24b(515mg、3.00mmol)、ピロリジン(0.85g、12.0mmol)、およびDMA(10mL)を混合し、この混合物にマイクロ波を照射して4時間175℃に加熱した。冷却してから、溶媒を減圧除去して、得られる残渣を、FCC(0−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色ガム状物として得た(285mg、26%)。LCMS(方法3):Rt1.95分,m/z207[MH]。
【0970】
b.(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体75b)
【0971】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(60%含有鉱物油、163mg、4.08mmol)をDMF(15mL)に加え、この混合物に、RTで、中間体A(222mg、1.36mmol)を加えて30分間撹拌した。次いで、中間体75a(280mg、1.36mmol)を加え、得られる混合物を1時間60℃に加熱した。冷却してから、反応物を飽和NHCl水溶液でクエンチした。混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1つにまとめて、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗い、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−15%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色固体として得た(65.0mg、14%)。LCMS(方法3):Rt1.89分,m/z350[MH]。
【0972】
c.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピロリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例75)
中間体75b(62.0mg、0.18mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);78.9mg、0.195mmol)、DIPEA(46.3μL、0.27mmol)、および1,4−ジオキサン(2.5mL)を混合し、この混合物を18時間60℃に加熱した。冷却してから、溶媒を減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いでHPLC(30−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(22mg、20%)。LCMS(方法5)Rt4.30分,m/z605[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.79−2.15(8H,m),2.36(3H,s),3.49(4H,m),4.81(1H,m),5.51(1H,t,J 4.5),6.30(1H,s),7.03(1H,dd,J 10.1,2.2),7.09(1H,d,J 8.5),7.25−7.40(8H,m),7.51(1H,m),7.83(1H,m),8.07(1H,s)。
【実施例76】
【0973】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
【0974】
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
【0975】
a.2−ジメチルアミノ−2−メチル−プロピオン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体76a)
【0976】
【化351】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(200mg、1.57mmol)のDMF(10.0mL)溶液に、2−ジメチルアミノ−2−メチル−プロピオン酸(206mg、1.57mmol)、EDC(332mg、1.73mmol)、およびHOBt・HO(21.0mg、0.16mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いでEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(195mg、51%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.25(6H,s),2.28(6H,s),6.44(1H,br s),6.62(1H,dd,J 9.1,3.6),7.27(1H,ddd,J 9.1,8.0,3.1),8.03(1H,d,J 2.9),9.04(1H,br s)。
【0977】
b.[1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−1−メチル−エチル]−ジメチル−アミン(中間体76b)
【0978】
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
中間体76a(195mg、0.81mmol)、PhP(426mg、1.62mmol)、およびEtN(452μL、3.25mmol)をTHF(9.00mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(385mg、1.62mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、MeOHに溶解させて、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。反応物は、変換率が50%であったので、50℃で一晩、この反応条件に再度供した。後処理および精製手順を繰返して、表題化合物を得た(153mg、85%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.60(6H,s),2.20(6H,s),7.16(1H,ddd,J 9.9,7.4,2.4),7.71(1H,ddd,J 9.9,5.0,0.8),8.89(1H,ddd,J 4.4,2.4,0.8)。
【0979】
c.(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体76c)
【0980】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
NaH(60%含有鉱物油、112mg、2.80mmol)をDMF(2.50mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(114mg、0.70mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体76b(153mg、0.70mmol)をDMF(2.50mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈して、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮により残渣を得た。FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(120mg、47%)。LCMS(方法4):Rt0.31,m/z366[MH]。
【0981】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−1−メチル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩(実施例76)
中間体76c(120mg、0.33mmol)の1,4−ジオキサン(3.00mL)溶液に、DIPEA(117μL、0.66mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);133mg、0.33mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、25−60%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(21mg、10%)。LCMS(方法5):Rt3.86分,m/z621.1[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.55(3H,s),1.56(3H,s),1.88−2.04(2H,m),2.10(1H,m),2.17(6H,s),2.26(1H,m),2.38(3H,s),4.90(1H,dd,J 5.7,8.7),5.30(1H,t,J 4.1),6.33(1H,s),7.20−7.36(9H,m),7.60−7.64(1H,d,J 9.9),8.51(0.5H,br s),8.66(1H,d,J 1.9)。
【実施例77】
【0982】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0983】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【0984】
a.[(R)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−3−イル]−メタノール(中間体77a)
【0985】
【化355】
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中間体24b(565mg、3.29mmol)およびR−3−ヒドロキシメチルピペリジン(Chess GmbH、948mg、8.23mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この褐色溶液にマイクロ波を照射して3時間175℃にした。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10mL)およびブライン(10mL)に懸濁させ、次いで、DCM(2×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色油状物が残った。FCC(4−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を粘稠な黄色油状物として得た(237mg、29%)。LCMS(方法3):Rt2.11分,m/z251[MH]。
【0986】
b.6−フルオロ−3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体77b)
【0987】
【化356】
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中間体77a(233mg、0.931mmol)およびEtN(0.195mL、1.40mmol)を乾燥DCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、N下、RTで、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(0.313mL、1.16mmol)を加え、得られる黄色溶液をRTで30分間撹拌した。水(5mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(5mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、黄色油状物が残った。FCC(1−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色油状物として得た(333mg、88%)。LCMS(方法3):Rt5.23分,m/z407[MH]。
【0988】
c.(1S,4R)−4−[3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体77c)
【0989】
【化357】
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中間体A(140mg、0.860mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液に、Ar下、RTで、NaH(60%分散油、49.0mg、1.23mmol)を加え(注意:ガス発生)、得られる褐色懸濁液をRTで45分間撹拌した。中間体77b(333mg、0.819mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液を加え、得られる暗褐色溶液を、Ar下、60℃で2.5時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、MeOH(2mL)とAcOH(0.100mL)の混合液に再溶解させ、次いで、SCX−2カートリッジに添加し、MeOH(100ml)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、粘稠な暗褐色油状物が残った。FCC(2−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色〜褐色の粘稠な油状物として得た(257mg、57%)。LCMS(方法3):Rt3.27分,m/z550[MH]。
【0990】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体77d)
【0991】
【化358】
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(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);103mg、0.255mmol)、中間体77c(140mg、0.255mmol)、およびDIPEA(0.055mL)、をジオキサン(3mL)に溶解させ、この橙色〜褐色溶液を60℃で16時間撹拌し、次いで80℃で2時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(4mL)に懸濁させ、DCM(2×4mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮して、体積を約0.5mLにした。FCC(2−3%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色固体として得た(136mg、66%)。LCMS(方法3):Rt5.65分,m/z805[MH]。
【0992】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例77)
中間体77d(135mg、0.168mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.184mL、0.184mmol)をTHF(3mL)に溶解させ、この褐色溶液をRTで1時間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、水(10mL)に懸濁させ、EtOAc−MeOH(19:1、2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめてブライン(10mL)で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮すると、褐色固体が残った。FCC(5−9%MeOH含有DCM/を用いる)により、淡褐色固体を得た。HPLC(XBridge C18カラム、25−75%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(63.9mg、59%)。LCMS(方法5):Rt4.33分,m/z649[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.29−1.35(1H,m),1.71−1.77(3H,m),1.82−1.96(3H,m),2.01−2.17(2H,m),2.36(3H,s),3.02−3.07(2H,m),3.20(1H,dd,J 11.9,3.3),3.25−3.28(1H,m),3.42(1H,dt,J 10.5,5.0),3.52−3.58(1H,m),4.69(1H,t,J 5.1),4.81(1H,td,J 8.6,5.4),5.48(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J 8.3),7.12(1H,dd,J 9.9,2.1),7.27−7.39(8H,m),7.60(1H,d,J 9.9),7.80(1H,d,J 2.1),8.04(1H,s)。
【実施例78】
【0993】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0994】
【化359】
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出発物質に、(S)−3−ヒドロキシメチルピペリジン(Chess GmbH)を用い、実施例77に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.33分,m/z649[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.27(1H,m),1.69−1.79(3H,m),1.82−1.96(3H,m),2.03−2.14(2H,m),2.36(3H,s),2.96(1H,dd,J 11.9,8.2),3.02−3.08(1H,m),3.24(1H,dd,J 11.9,3.3),3.29(1H,m),3.43(1H,dt,J 10.6,5.1),3.47−3.54(1H,m),4.65(1H,t,J 5.2),4.81(1H,td,J 8.5,5.4),5.50(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J 8.5),7.13(1H,dd,J 9.9,2.1),7.27−7.40(8H,m),7.60(1H,d,J 9.9),7.78(1H,s),8.05(1H,s)。
【実施例79】
【0995】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【0996】
【化360】
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【0997】
a.4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体79a)
【0998】
【化361】
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1−Boc−4−ピペリドン(10.0g、50.0mmol)のジエチルエーテル(100mL)溶液に、0℃で、臭化メチルマグネシウム(3.0MのEtO溶液、22.3mL、67.0mmol)を加えた。その間、温度は+10℃より低く維持した。反応混合物を1時間かけてRTまで昇温させた。反応物に飽和NHCl水溶液を加えてクエンチし、次いで、混合物をジエチルエーテル(2×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を得た(6.76g、62%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.26(3H,s),1.45(9H,s),1.48−1.62(4H,m),3.15−3.32(2H,m),3.70(2H,d,J 12.5)。
【0999】
b.4−メチル−ピペリジン−4−オール(中間体79b)
【1000】
【化362】
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中間体79a(5.50g、25.6mmol)をTFA(20mL)とDCM(40mL)の混合液に溶解させ、この溶液をRTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(2×70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(3.19g、99%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.24(3H,s),1.51−1.61(4H,m),2.75−2.87(2H,m),2.89−3.02(2H,m)。
【1001】
c.1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−4−メチル−ピペリジン−4−オール(中間体79c)
【1002】
【化363】
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中間体24b(400mg、2.32mmol)および中間体79b(1.33g、11.6mmol)をNMP(5mL)に加え、この混合物をマイクロ波で3時間170℃に加熱した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(190mg、32%)。LCMS(方法1):Rt2.01分,m/z251[MH]。
【1003】
d.6−フルオロ−3−(4−メチル−4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体79d)
【1004】
【化364】
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中間体79c(150mg、0.60mmol)およびEtN(242mg、2.40mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(550mg、1.81mmol)を加え、混合物を1時間加熱還流させた。反応混合物をDCM(30mL)で希釈し、水(2×)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、次いで、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(235mg、96%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.00−1.20(21H,m),1.40(3H,s),1.76−1.93(4H,m),3.18−3.29(2H,m),3.44−3.58(2H,m),7.03−7.12(1H,m),7.58−7.69(2H,m)。
【1005】
e.(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体79e)
【1006】
【化365】
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中間体A(111mg、0.680mmol)のDMF(2mL)溶液に、NaH(60%含有油、68mg、1.70mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体79d(230mg、0.566mmol)を加えた。この混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却してEtOAc(100mL)で希釈し、水(2×)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(160mg、51%)。LCMS(方法1):Rt3.06分,m/z550[MH]。
【1007】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−メチル−4−トリイソプロピルシラニルオキシ−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体79f)
【1008】
【化366】
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中間体79e(160mg、0.291mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);176mg、0.437mmol)、およびDIPEA(150mg、1.16mmol)をDMF(4mL)に溶解させ、この溶液を50℃で1時間撹拌した。反応混合物を、EtOAcで希釈し、水(2×)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(210mg、93%)。LCMS(方法4):Rt5.32分,m/z805[MH]。
【1009】
g.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(4−ヒドロキシ−4−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例79)
中間体79f(210mg、0.260mmol)のTHF(4mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、390μL、0.390mmol)を加え、混合物を1時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)処理を行い、次いで沸騰EtOAc(約40mL)から再結晶させて、表題化合物を白色粉末として得た(67mg、40%)。LCMS(方法5):Rt4.31分,m/z649.1[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.30(3H,s),1.33(9H,s),1.71−1.77(2H,m),1.84−1.93(2H,m),1.95−2.17(3H,m),2.25−2.32(1H,m),2.41(3H,s),3.20−3.28(2H,m),3.36−3.45(2H,m),4.72−4.92(1H,m),5.47(1H,t,J 4.4),6.36(1H,s),6.88(1H,d,J 9.3),7.21−7.40(8H,m),7.58(1H,d,J 9.7),7.62(1H,d,J 1.7)。
【実施例80】
【1010】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1011】
【化367】
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【1012】
a.2−メチル−2−ピロリジン−1−イル−プロピオン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体80a)
【1013】
【化368】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(200mg、1.57mmol)のDMF(10.0mL)溶液に、2−メチル−2−ピロリジン−1−イル−プロピオン酸(246mg、1.57mmol)、EDC(332mg、1.73mmol)、およびHOBt・HO(21.0mg、0.16mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(260mg、62%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.30(6H,s),1.76−1.84(4H,m),2.64−2.72(4H,m),6.46(1H,br s),6.62(1H,dd,J 9.0,3.6),7.28(1H,ddd,J 9.0,8.0,2.9),8.03(1H,d,J 2.9),9.06(1H,br s)。
【1014】
b.6−フルオロ−3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体80b)
【1015】
【化369】
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中間体80a(260mg、0.98mmol)、PhP(511mg、1.95mmol)、およびEtN(544μL、3.91mmol)をTHF(10.0mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(462mg、1.95mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。反応物は、変換率が50%であったので、50℃で一晩、反応条件に再度供した。後処理および精製手順を繰り返して、表題化合物を得た(209mg、86%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.64(6H,s),1.74−1.82(4H,m),2.52−2.57(4H,m),7.16(1H,ddd,J 9.8,7.4,2.3),7.69(1H,m),8.93(1H,ddd,J 4.5,2.3,0.7)。
【1016】
c.(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体80c)
【1017】
【化370】
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NaH(60%含有鉱物油、135mg、3.37mmol)をDMF(4.50mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(137mg、0.84mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体80b(209mg、0.84mmol)をDMF(1.50mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈してSCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。得られる残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(180mg、55%)。LCMS(方法4):Rt0.31,m/z392.2[MH]。
【1018】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−メチル−1−ピロリジン−1−イル−エチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例80)
中間体80c(180mg、0.46mmol)の1,4−ジオキサン(5.00mL)溶液に、DIPEA(160μL、0.92mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);185mg、0.46mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(58mg、20%)。LCMS(方法5):Rt3.84分,m/z647.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.60(6H,s),1.70−1.76(4H,m),1.86−2.06(2H,m),2.11(1H,m),2.20(1H,m),2.38(3H,s),2.45−2.52(2H,m),2.55−2.62(2H,m),4.89(1H,dd,J 5.6,8.9),5.29(1H,t,J 4.2),6.33(1H,s),7.20−7.36(9H,m),7.62(1H,d,J 9.9),8.77(1H,d,J 2.0)。
【実施例81】
【1019】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1020】
【化371】
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【1021】
a.(S)−2−メチル−ピペリジン−1−カルボニルクロリド(中間体81a)
【1022】
【化372】
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トリホスゲン(742mg、2.50mmol)およびピリジン(0.404mL、5.00mmol)を乾燥DCM(10mL)に溶解させ、この淡黄色溶液に、N下、10℃で、(S)−2−メチルピペリジン(Aldrich、0.603mL、5.00mmol)を2分かけて注意して加えた。得られる鮮橙色溶液を、RTで18時間撹拌し、次いで、ピリジン(0.404mL、5.00mmol)およびトリホスゲン(742mg、2.50mmol)を順に加え(注意:トリホスゲンを加えると発熱する)、橙色溶液をRTで4時間撹拌した。HCl水溶液(1M、10mL)を加え、ガス発生がおさまるまで(30分)混合物を激しく撹拌した。水層をDCM(10mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物が暗い赤色油状物として残った(745mg、92%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.25(3H,d,J 7.0),1.42−1.77(6H,m),3.07(1H,br s),4.17(1H,dd,J 13.8,4.0),4.62(1H,見かけ上quin,J 6.3)。
【1023】
b.(S)−2−メチル−ピペリジン−1−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体81b)
【1024】
【化373】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(582mg、4.58mmol)およびDIPEA(0.997mL、5.72mmol)を乾燥DCM(20mL)に溶解させ、この溶液に中間体81a(740mg、4.58mmol)を加え、得られる赤色溶液をRTで66時間撹拌し、4時間還流させた。溶液を冷却し、そこに水(20mL)を加えて、混合物を震盪撹拌した。水層をDCMで抽出し(20mL)、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、淡褐色固体が残った。FCC(0−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(657mg、57%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.22(3H,d,J 6.9),1.40−1.77(6H,m),2.96(1H,td,J 13.0,2.9),3.85(1H,ddd,J 13.3,4.5,2.2),4.31(1H,m),6.50(1H,s),6.59(1H,br s),6.75(1H,ddd,J 9.0,3.6,0.7),7.27(1H,ddd,J 9.1,8.1,3.1),8.02(1H,d,J 2.9)。
【1025】
c.6−フルオロ−3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体81c)
【1026】
【化374】
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中間体81b(657mg、2.60mmol)、PhP(1.37g、5.21mmol)、およびEtN(1.45mL、10.4mmol)をTHF(20mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(1.23g、5.21mmol)を加え、得られる黄色懸濁液をRTで2時間撹拌し、19時間還流させた。溶液を冷却して濾過し、減圧濃縮した。褐色油状物を、MeOH(3mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮して、褐色油状物を得た。FCC(1−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色油状物として得た(542mg、89%)。LCMS(方法3):Rt3.00分,m/z235[MH]。
【1027】
d.(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体81d)
【1028】
【化375】
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中間体A(374mg、2.29mmol)の乾燥DMF(3mL)溶液に、N下、NaH(60%分散油、183mg、4.58mmol)を加え、得られる不透明褐色溶液を、RTで45分間撹拌した(注意:ガス発生)。中間体81c(537mg、2.29mmol)の乾燥DMF(7mL)溶液を加え、暗褐色溶液を、N下、60℃で90分間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(3mL)とAcOH(0.10mL)の混合液に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(50mL)で溶出させ;減圧濃縮して、暗褐色固体を得た。FCC(2−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡褐色発泡物として得た(505mg、58%)。LCMS(方法3):Rt2.29分,m/z378[MH]。
【1029】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素。(実施例81)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);106mg、0.263mmol)、中間体81d(94.4mg、0.250mmol)、およびDIPEA(0.054mL、0.313mmol)を乾燥ジオキサン(3mL)に溶解させ、この橙色〜褐色溶液を70℃で16時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(5mL)に懸濁させ、DCM(2×5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(2−6%MeOH含有DCMを用いる)により、淡黄色固体を得た(123mg)。HPLC(XBridge C18カラム、40−90%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(72.4mg、46%)。LCMS(方法5):Rt5.04分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J 6.3),1.27(9H,s),1.48−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.75−1.97(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.36(3H,s),2.90(1H,ddd,J 12.1,9.0,3.9),3.16(1H,dt,J 12.1,4.3),3.29(1H,m),4.82(1H,td,J 8.6,5.5),5.51(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.6),7.19(1H,dd,J 9.9,2.2),7.25−7.38(8H,m),7.64(1H,dd,J 9.8,0.8),7.69(1H,d,J 2.1),8.04(1H,s)。
【実施例82】
【1030】
【化376】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、(R)−2−メチルピペリジン(ABCR)を用い、実施例81に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt5.03分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.88(3H,d,J 6.3),1.27(9H,s),1.48−1.55(2H,m),1.65−1.71(2H,m),1.76−1.98(4H,m),2.01−2.14(2H,m),2.36(3H,s),2.94(1H,ddd,J 12.2,8.1,4.8),3.17(1H,dt,J 12.1,4.3),3.26−3.30(1H,m),4.82(1H,td,J 8.6,5.4),5.54(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J 8.6),7.18(1H,dd,J 9.8,2.2),7.26−7.38(8H,m),7.64(1H,d,J 9.9),7.70(1H,d,J 2.1),8.04(1H,s)。
【実施例83】
【1031】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩
【1032】
【化377】
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【1033】
a.(R)−3−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体83a)
【1034】
【化378】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(143mg、1.13mmol)のDCM(10.0mL)溶液に、(R)−モルホリン−3,4−ジカルボン酸4−tert−ブチルエステル(260mg、1.13mmol)、EDC(238mg、1.24mmol)、およびHOBt・HO(15.0mg、0.11mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(375mg、98%)。LCMS(方法1):Rt2.69,m/z341.2[MH]。
【1035】
b.(S)−3−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体83b)
【1036】
【化379】
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中間体83a(375mg、1.10mmol)、PhP(578mg、2.20mmol)、およびEtN(614μL、4.41mmol)をTHF(11.0mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(523mg、2.20mmol)を加えた。反応物をRTで一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(297mg、84%)。LCMS(方法1):Rt2.73,m/z323.2[MH]。
【1037】
c.6−フルオロ−3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体83c)
【1038】
【化380】
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中間体83b(297mg、0.92mmol)のDCM(8.0mL)溶液に、0℃で、TFA(400μL)を加え、反応物をRTで一晩撹拌した。追加のTFA(600μL)を加え、反応物を1時間撹拌し、次いで、DCMと飽和NaHCO水溶液で分配した。次いで、水層を、DCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をDCM(4.0ml)に移し入れ、MeOH(3滴)を加えた。ホルムアルデヒド溶液(37重量%水溶液、162μL、2.00mmol)、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(372mg、2.40mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を得た(75.0mg、34%)。1H NMR(400MHz,d−MeOD):2.09(3H,s),2.49(1H,td,J 11.4,3.8),2.98(1H,dt,J 11.9,2.0),3.79−3.90(3H,m),3.94(1H,m),4.01(1H,dd,J 10.1,4.0),7.50(1H,ddd,J 10.0,7.7,2.2),7.81(1H,ddd,J 10.1,4.9,0.8),8.98(1H,ddd,J 4.0,2.3,0.8)。
【1039】
d.(1S,4R)−4−[3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体83d)
【1040】
【化381】
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NaH(60%含有鉱物油、51.0mg、1.27mmol)をDMF(1.50mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(51.0mg、0.32mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体83c(75.0mg、0.32mmol)をDMF(1.50mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈し、SCX−2カートリッジにロードして、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(31mg、26%)。LCMS(方法4):Rt0.32,m/z380.0[MH]。
【1041】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−4−メチル−モルホリン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素、部分ギ酸塩(実施例83)
中間体83d(31.0mg、0.082mmol)の1,4−ジオキサン(2.00mL)溶液に、DIPEA(28.0μL、0.16mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);33.0mg、0.082mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで冷却して、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(10mg、19%)。LCMS(方法5):Rt3.90分,m/z635.2[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.86−2.06(3H,m),2.11(1H,m),2.08(3H,s),2.25(1H,m),2.38(3H,s),2.46(1H,td,J 11.7,3.5),2.92(1H,dt,J 11.8,1.7),3.73−3.91(3H,m),3.97(1H,dd,J 9.9,4.0),4.90(1H,dd,J 8.6,5.6),5.39(1H,t,J 4.1),6.33(1H,s),7.21−7.36(9H,m),7.65(1H,d,J 9.9),8.24(0.4H,br s),8.55(1H,d,J 1.4)。
【実施例84】
【1042】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
【1043】
【化382】
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【1044】
a.(S)−1−(2−tert−ブトキシカルボニル−エチル)−ピロリジン−2−カルボン酸ベンジルエステル(中間体84a)
【1045】
【化383】
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L−プロリンベンジルエステル塩酸塩(1.10g、4.54mmol)およびEtN(632μL、4.54mmol)をtert−ブタノール(5.00mL)に溶解させ、この溶液にアクリル酸tert−ブチル(5.00mL)を加えた。反応物を3時間80℃に加熱し、次いで、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−50%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を得た(1.20g、79%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.43(9H,s),1.72−2.00(3H,m),2.08(1H,m),2.39−2.48(3H,m),2.72(1H,ddd,J 12.2,8.4,6.7),3.00(1H,dt,J 12.3,7.8),3.13(1H,m),3.28(1H,dd,J 8.6,5.4),5.13(1H,d,J 12.3),5.18(1H,d,J 12.3),7.29−7.39(5H,m)。
【1046】
b.(S)−1−(2−tert−ブトキシカルボニル−エチル)−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体84b)
【1047】
【化384】
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パラジウム担持炭(10重量%、110mg)に中間体84a(1.10g、3.29mmol)のIMS(25.0mL)溶液を加え、反応物を、H下で1時間撹拌した。混合物をセライト濾過し、減圧エバポレートして、表題化合物を得た(840mg、99%)。1H NMR(300MHz,d−MeOD):1.48(9H,s),1.91(1H,m),2.02−2.24(2H,m),2.41(1H,m),2.74(2H,t,J 7.1),3.13(1H,ddd,J 11.1,10.2,7.0),3.32−3.53(2H,m),3.72(1H,ddd,J 11.0,7.2,3.5),3.89(1H,dd,J 9.5,5.3)。
【1048】
c.3−{(S)−2−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピロリジン−1−イル}−プロピオン酸tert−ブチルエステル(中間体84c)
【1049】
【化385】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(418mg、3.29mmol)、中間体84b(840mg、3.29mmol)、およびEDC(44.0mg、0.33mmol)をDMF(25.0mL)に懸濁させ、この懸濁液にHOBt・HO(695mg、3.62mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いでEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(1.16g、99%)。LCMS(方法1):Rt2.06分,m/z353.3[MH]。
【1050】
d.3−[(S)−2−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−1−イル]−プロピオン酸tert−ブチルエステル(中間体84d)
【1051】
【化386】
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中間体84c(1.16g、3.29mmol)、PhP(1.72g、6.58mmol)、およびEtN(1.80mL、13.1mmol)をTHF(30.0mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(1.56g、6.58mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(EtOAc、次いで10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(1.06g、99%)。LCMS(方法4):Rt1.97分,m/z335.1[MH]。
【1052】
e.3−[(S)−2−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−1−イル]−プロパン−1−オール(中間体84e)
【1053】
【化387】
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中間体84d(550mg、1.64mmol)のTHF(15.0mL)溶液に、−10℃で、水素化アルミニウムリチウム溶液(2MのTHF溶液、1.64mL、3.28mmol)を加えた。反応物を1時間撹拌し、次いで、水(125μL)、水酸化ナトリウム(3M水溶液、125・μL)、および水(375?μL)を滴下してクエンチした。反応物を10分間撹拌し、次いでEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(145mg、33%)。LCMS(方法4):Rt0.32分,m/z265.2[MH]。
【1054】
f.6−フルオロ−3−[(S)−1−(3−トリイソプロピルシラニルオキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体84f)
【1055】
【化388】
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中間体84e(218mg、0.82mmol)およびEtN(266?μL、1.24mmol)をDCM(8.00mL)に溶解させ、この溶液にトリイソプロピルシリルクロリド(266?μL、1.24mmol)を加えた。反応物を一晩撹拌し、次いで、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(10.0mg、0.082mmol)を加えた。反応物を3時間撹拌し、次いでEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−7.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(317mg、92%)。1H NMR(300MHz,CDCl):0.92(21H,s),1.56−1.68(2H,m),1.89−2.10(3H,m),2.21−2.40(3H,m),2.56(1H,dt,J 12.1,7.9),3.40(1H,m),3.46−3.64(2H,m),4.22(1H,t,J 8.4),7.16(1H,ddd,J 9.9,7.5,2.3),7.71(1H,ddd,J 10.0,4.9,0.6),8.64(1H,m)。
【1056】
g.(1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−トリイソプロピルシラニルオキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体84g)
【1057】
【化389】
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NaH(60%含有鉱物油、121mg、3.02mmol)をDMF(2.00mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(122mg、0.75mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体84f(317mg、0.75mmol)をDMF(2.00mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈し、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(2−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(140mg、33%)。LCMS(方法4):Rt2.37,m/z564.2[MH]。
【1058】
h.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−トリイソプロピルシラニルオキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(中間体84h)
【1059】
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
中間体84g(140mg、0.25mmol)の1,4−ジオキサン(3.00mL)溶液に、DIPEA(86.0μL、0.50mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);100mg、0.25mmol)を加えた。反応物を一晩60℃に加熱し、次いで、追加の(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(50.0mg、0.12mmol)を加え、一晩60℃の加熱を続けた。反応物を冷却し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(70.0mg、34%)。LCMS(方法1):Rt3.46,m/z820.4[MH]。
【1060】
i.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[(S)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−ピロリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(実施例84)
中間体84h(70.0mg、0.085mmol)のTHF(2.00mL)溶液に、TBAF(1MのTHF溶液、100μL、0.10mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌し、次いでEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(29mg、52%)。LCMS(方法5):Rt3.63分,m/z663.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.30(9H,s),1.54−1.62(2H,quin,J 7.0),1.88−2.15(6H,m),2.20−2.37(4H,m),2.38(3H,s),2.55(1H,dt,J 12.0,8.1),3.32−3.48(3H,m),4.11(1H,t,J 8.0),4.90(1H,dd,J 9.1,5.7),5.31(1H,t,J 4.0),6.33(1H,s),7.20−7.36(9H,m),7.65(1H,d,J 9.9),8.32(1H,d,J 1.7)。
【実施例85】
【1061】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1062】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【1063】
a.(3R、7aS)−3−トリクロロメチル−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−c]オキサゾール−1−オン(中間体85a)
【1064】
【化392】
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L−プロリン(10.0g、87.0mmol)およびクロラール水和物(21.6g、130mmol)をクロロホルム(100mL)に懸濁させ、この懸濁液を、硫酸ナトリウムを詰めたソックスレー抽出装置の存在下で6時間加熱還流させた。混合物を冷却して水(2×)で洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。生成物を、沸騰無水エタノールから再結晶させて、表題化合物を白色針状晶として得た(13.3g、63%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.65−1.83(1H,m),1.86−2.01(1H,m),2.04−2.31(2H,m),3.06−3.18(1H,m),3.36−3.49(1H,m),4.12(1H,dd,J 4.6,4.0),5.16(1H,s)。
【1065】
b.(3R,7aR)−7a−ベンジルオキシメチル−3−トリクロロメチル−テトラヒドロ−ピロロ[1,2−c]オキサゾール−1−オン(中間体85b)
【1066】
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
LDA(531mL、0.109M、58.1mmol)の溶液に、−78℃で、中間体85a(10.0g、41.2mmol)のTHF(200mL)溶液を30分かけて加えた。その間、温度は−70℃より低く維持した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、次いで、ベンジルオキシメチルクロリド(11.6g、74.1mmol)のTHF(50mL)溶液を加え、その間、温度は−70℃より低く維持した。混合物を3時間かけて、−30℃まで昇温させ、それから水(300mL)を滴下してクエンチした。水層をEtOAcで抽出した(2×)。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−60%ジエチルエーテル含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を透明油状物として得た(6.39g、42%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.63−1.77(1H,m),1.94−2.04(1H,m),2.08−2.17(1H,m),2.26−2.36(1H,m),3.22−3.29(1H,m),3.30−3.38(1H,m),3.74,(2H,s),4.62(2H,s),4.99(1H,s),7.26−7.37(5H,m)。
【1067】
c.(R)−2−ベンジルオキシメチル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル(中間体85c)
【1068】
【化394】
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中間体85b(6.39g、17.9mmol)およびナトリウムメトキシド(580mg、10.8mmol)をMeOH(100mL)に溶解させ、この溶液をRTで18時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、次いで、塩化アセチル(28.4g、359mmol)を加えた。混合物を1時間加熱還流させ、次いで冷却し、減圧濃縮した。残渣を、分割して、SCX−2カートリッジ(3×70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮表題化合物を淡黄色油状物として得た(3.92g、87%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.62−1.86(3H,m),1.07−2.13(1H,m),2.48(1H,br s),2.93−3.11(2H,m),3.69−3.78(4H,m),4.53(1H,d,J 12.9),4.55(1H,d,J 12.9),7.21−7.37(5H,m)。
【1069】
d.(R)−2−ベンジルオキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル(中間体85d)
【1070】
【化395】
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中間体85c(3.37g、13.5mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液、4.38mL、54.1mmol)をDCM(140mL)に溶解させ、この溶液をRTで30分間撹拌し、次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(5.74g、27.1mmol)を加えた。この混合物をRTで18時間撹拌し、次いで飽和NaHCO水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を透明油状物として得た(2.59g、72%)。LCMS(方法4):Rt1.85分,m/z263[MH]。
【1071】
e.(R)−2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル(中間体85e)
【1072】
【化396】
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中間体85d(2.59g、9.84mmol)、水酸化パラジウム担持炭(10%、250mg)、および氷酢酸(1mL)をIMS(20mL)に懸濁させ、懸濁液を、水素(1atm)雰囲気下、RTで5日間撹拌した。混合物を濾過し、減圧濃縮して、表題化合物を、メチルエステルとエチルエステルの混合物として、透明油状物として得た(1.70g、99%)。主要生成物であるメチルエステルのデータ:1H NMR(400MHz,CDCl):1.75−1.95(2H,m),2.01−2.18(2H,m),2.36(3H,s),2.86−2.99(2H,m),3.65(3H,s),4.19(2H,m),4.91(1H,br s)。
【1073】
f.(R)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル(中間体85f)
【1074】
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
中間体85e(2.20g、12.7mmol)およびEtN(12.8g、127mmol)をDCM(100mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(11.7g、38.1mmol)を加え、次いで、混合物をRTで30分間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、10%のKCO水溶液、水、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色固体として得た(2.51g、65%)。1H NMR(400MHz,CDCl):0.97−1.15(21H,m),1.72−1.96(2H,m),2.23−2.35(2H,m),2.46(3H,s),2.89−2.99(2H,m),3.69(3H,m),4.12−4.22(2H,m)。
【1075】
g.(R)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体85g)
【1076】
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
中間体85f(2.50g、7.93mmol)および水酸化リチウム一水和物(3.33g、79.3mmol)をMeOHと水(50mL)の混合液に溶解させ、この溶液を2時間還流撹拌した。溶液を冷却し、1MのHClでpH5まで酸性にした。MeOHを減圧除去し、得られる水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を白色発泡物として得た(2.21g、92%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.00−1.21(21H,m),1.93−2.04(2H,m),2.32−2.42(1H,m),2.43−2.56(1H,m),2.96−3.09(4H,m),3.90−4.00(1H,m),4.20(1H,d,J 10.9),4.22(1H,d,J 10.9)。
【1077】
h.(R)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体85h)
【1078】
【化399】
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中間体85g(1.08g、3.58mmol)、(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(500mg、3.93mmol)、およびDIPEA(1.38g、10.7mmol)をDCM(120mL)に溶解させ、この溶液に、HATU(2.04g、5.37mmol)を加え、混合物をRTで2時間撹拌した。溶液を10%のKCO水溶液、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色油状物として得た(1.37g、90%)。LCMS(方法4):Rt2.74分,m/z425[MH]。
【1079】
i.6−フルオロ−3−((S)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体85i)
【1080】
【化400】
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中間体85h(1.37g、2.08mmol)、PhP(1.09g、4.16mmol)、およびEtN(840mg、8.32mmol)をTHF(60mL)に溶解させ、この溶液に、ヘキサクロロエタン(980mg、4.16mmol)を加え、混合物をRTで20時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、10%のKCO水溶液、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を透明油状物として得た(350mg、41%)。LCMS(方法4):Rt3.07分,m/z407[MH]。
【1081】
j.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体85j)
【1082】
【化401】
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中間体A(170mg、1.03mmol)のDMF(4mL)溶液に、NaH(60%含有油、103mg、2.59mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体85i(350mg、0.862mmol)を加えた。この混合物を60℃で4時間撹拌した。混合物を冷却してEtOAcで希釈し、水(3×)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を粘稠な透明油状物として得た(230mg、48%)。LCMS(方法1):Rt2.28分,m/z550[MH]。
【1083】
k.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−2−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体85k)
【1084】
【化402】
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中間体85j(230mg、0.418mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);253mg、0.628mmol)、およびDIPEA(215mg、1.67mmol)をDMF(4mL)に溶解させ、この溶液を50℃で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水(2×)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を白色発泡物として得た(250mg、48%)。LCMS(方法3):Rt3.70分,m/z805[MH]。
【1085】
l.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例85)
中間体85k(250mg、0.310mmol)のTHF(10mL)溶液に、−30℃で、TBAF(1MのTHF溶液、620μL、0.620mmol)を加え、混合物を2時間かけてRTまで昇温させた。反応混合物をSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、粗生成物を得た。熱ジエチルエーテル(50mL)、EtOAc(10mL)およびシクロヘキサン(20mL)から再結晶させて、表題化合物を白色粉末として得た(113mg、56%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z649.1[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.29(9H,s),1.86−2.34(11H,m),2.38(3H,s),3.02(1H,m),3.09(1H,dt,J 8.8,3.5),4.07(1H,d,J 11.0),4.25(1H,d,J 4.3),4.52(1H,br s),4.90(1H,m),5.25(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),7.18−7.36(9H,m),7.62(1H,d J 7.6),8.44(1H,s)。
【実施例86】
【1086】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1087】
【化403】
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【1088】
a.2−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジ−tert−ブチルエステル(中間体86a)
【1089】
【化404】
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ピペラジン−1,2,4−トリカルボン酸1,4−ジ−tert−ブチルエステル(780mg、2.4mmol)および(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(250mg、2.0mmol)およびEtN(0.83mL、6mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、この溶液に、HOBt・HO(27mg、0.2mmol)およびEDC(542mg、2.4mmol)を順に加え、次いで、混合物をRTで一晩撹拌した。混合物をEtOAc/水で分配し、EtOAcで抽出した。有機物を1つにまとめてNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色固体として得た(550mg、63%)。LCMS(方法4):Rt3.28,m/z440[MH]。
【1090】
b.6−フルオロ−3−ピペラジン−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体86b)
【1091】
【化405】
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中間体86a(550mg、1.25mmol)、EtN(0.69mL、5mmol)、およびPhP(657mg、2.5mmol)をTHF(20mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(590mg、2.5mmol)を加え、混合物を10分間撹拌した。溶液をRTまで昇温させ、1時間撹拌し、次いで、EtOAc/水で分配し、EtOAcで抽出した。有機物を1つにまとめてNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、トリフェニルホスフィンオキシドが混入した粗2−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ジ−tert−ブチルエステルを淡褐色固体として得た(500mg)。
【1092】
この固体(500mg)を4MのHCl含有ジオキサン溶液(30mL)で処理し、混合物をRTで2時間撹拌した。懸濁液をMeOHで希釈し、次いで、SCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色固体として得た(100mg、2工程で23%)。LCMS(方法4):Rt0.26,m/z222[MH]。
【1093】
c.3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体86c)
【1094】
【化406】
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中間体86b(100mg)を1,2−ジクロロエタン(10mL)に懸濁させ、この懸濁液に、ホルムアルデヒド(30%水溶液、104μL、1.13mmol)およびNaBH(OAc)(240mg、1.13mmol)を順に加えた。混合物をRTで2時間撹拌し、次いで、SCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色固体として得た(100mg、89%)。LCMS(方法4):Rt0.49,m/z250[MH]。
【1095】
d.(1S,4R)−4−[3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体86d)
【1096】
【化407】
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中間体86c(100mg、0.40mmol)および中間体A(79mg、0.40mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、この溶液にNaH(60%含有鉱物油、56mg、1.4mmol)を少しずつ加えた。混合物を60℃で1.5時間撹拌し、次いで、RTまで放冷した。混合物を注意しながらMeOH(10mL)に注いでクエンチし、次いで、SCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を褐色油状物として得た(104mg、66%)。LCMS(方法4):Rt0.26,m/z393[MH]。
【1097】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1,4−ジメチル−ピペラジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例86)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);107mg、0.26mmol)および中間体86d(104mg、0.26mmol)を用いて、実施例1の工程dと同様な方法で、表題化合物を、オフホワイト色固体として調製した(70mg、42%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z648[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.83−1.98(5H,m),2.05−2.25(6H,m),2.30−2.42(5H,m),2.75(2H,d,J 10.7),2.89−2.94(1H,m),3.92−3.95(1H,m),4.80−4.86(1H,m),5.38−5.46(1H,m),6.32(1H,s),7.10(1H,d,J 8.6),7.26−7.42(9H,m),7.75(1H,d,J 9.7),8.04(1H,s),8.16(1H,s),8.46−8.50(1H,m)。
【実施例87】
【1098】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1099】
【化408】
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【1100】
a.(S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体87a)
【1101】
【化409】
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4,4−ジメチル−L−プロリン塩酸塩(900mg、5.00mmol)、ホルムアルデヒド(37%水溶液、450μL)、DIPEA(645mg、5.00mmol)、およびパラジウム炭素(10%、400mg)をIMS(50mL)に懸濁させ、この懸濁液を、水素(1atm)雰囲気下で4時間撹拌した。懸濁液を濾過し、減圧濃縮して、表題化合物を粘稠な桃色油状物として得た(780mg、99%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.47(3H,s),1.49(3H,s),2.04−2.16(1H,m),2.23−2.34(1H,m),2.93(3H,s),3.10(2H,m),3.78−3.89(1H,m),4.86(1H,br s)。
【1102】
b.(S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体87b)
【1103】
【化410】
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中間体87a(1.70g、5.00mmol)、(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(600mg、5.00mmol)、およびDIPEA(1.29g、10.0mmol)をDCMに溶解させ、この溶液にHATU(2.28g、6.00mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を黄色油状物として得た(950mg、71%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.13(3H,s),1.15(3H,s),1.74(1H,dd,J 12.5,6.2),2.12(1H,dd,J 11.6,10.0),2.29(1H,d,J 8.9),2.46(3H,s),2.88(1H,d,J 8.9),3.15(1H,dd,J 9.7,6.5),6.56−6.65(2H,m),7.28(1H dt,J 8.6,2.9),8.03(1H,d,J 2.5),9.09(1H,br s)。
【1104】
c.6−フルオロ−3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体87c)
【1105】
【化411】
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中間体87b(950mg、3.57mmol)、PhP(1.87g、7.14mmol)、およびEtN(1.44g、14.28mmol)をTHF(40mL)に溶解させ、この溶液にヘキサクロロエタン(1.65g、7.14mmol)を加え、混合物をRTで20時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を透明油状物として得た(750mg、84%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.22(3H,s),1.24(3H,s),1.84(1H,dd,J 12.7,10.8),2.04(1H,dd,J 12.4,7.4),2.16(3H,s),2.25(1H,d J,9.1),3.04(1H,d,J 9.3),4.22(1H,dd,J 10.0,7.6),7.14−7.23(1H,m),7.69−7.77(1H,m),8.75−8.80(1H,m)。
【1106】
d.(1S,4R)−4−[3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体87d)
【1107】
【化412】
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中間体A(552mg、3.89mmol)のDMF(25mL)溶液に、NaH(60%含有油、338mg、8.46mmol)を加え、混合物をRTで20分間撹拌し、それから中間体87c(700mg、2.82mmol)を加えた。この混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却してSCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を得た(820mg、74%)。LCMS(方法4):Rt1.53分,m/z392[MH]。
【1108】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1,4,4−トリメチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例87)
中間体87d(150mg、0.383mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);232mg、0.575mmol)、およびDIPEA(198mg、1.53mmol)をDMF(4mL)に溶解させ、この溶液を50℃で1時間撹拌した。反応混合物を冷却してSCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮して、残渣を得た。FCC(0−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCM/を用いる)処理を行い、次いでジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(170mg、68%)。LCMS(方法5):Rt3.80分,m/z647.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOH):1.15(3H,s),1.24(3H,s),1.30(9H,s),1.85−2.05(4H,m),2.14(3H,s),2.19−2.31(2H,m),2.38(3H,s),2.97(1H,d,J 10.3),3.45(1H,dd,J 7.5,6.1),4.06(1H,t,J 9.3),4.90(1H,m),5.30(1H,t,J 4.2),6.33(1H,s),7.20−7.36(9H,m),7.65(1H,d,J 10.8),8.46(1H,d,J 1.1)。
【実施例88】
【1109】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1110】
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
【1111】
a.(S)−3−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体88a)
【1112】
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(1.27g、10.0mmol)、(S)−1−BOC−ピペリジン−3−カルボン酸(Alfa Aesar、2.29g、10.0mmol)およびHOBt・HO(153mg、1.00mmol)をDCM(50mL)に溶解させ、この溶液にEDC(2.30g、12.0mmol)を加え、得られる橙色溶液をRTで16時間撹拌した。水(25mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCMで抽出し(25mL)、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、淡褐色発泡物が残った。FCC(0−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡橙色発泡物として得た(3.21g、95%)。LCMS(方法3):Rt3.14分,m/z361[MNa]。
【1113】
b.(S)−3−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体88b)
【1114】
【化415】
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中間体88a(3.21g、9.49mmol)、PhP(4.98g、19.0mmol)、およびEtN(5.29mL、37.9mmol)をTHF(100mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(4.49g、19.0mmol)を加え、得られる不透明橙色溶液をRTで2時間激しく撹拌した。懸濁液を濾過し、フィルターケーキをTHF(20mL)で洗った。有機物を1つにまとめて減圧濃縮し、MeOH(5mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(70g)に添加し、MeOH(150mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(150mL)で溶出させ;減圧濃縮して、淡橙色固体を得た(2.62g)。FCC(2−5%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(2.01g、66%)。LCMS(方法3):Rt3.09分,m/z221[M−C+H]。
【1115】
c.6−フルオロ−3−(S)−ピペリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体88c)
【1116】
【化416】
[この文献は図面を表示できません]
中間体88b(2.01g、6.27mmol)およびTFA(11.0mL、148mmol)をDCM(50mL)に溶解させ、この黄色溶液を30分間還流撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(3mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(50g)に添加し、MeOH(150mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(100mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が淡橙色固体として残った(1.26g、91%)。LCMS(方法3):Rt0.35分,m/z221[MH]。
【1117】
d.6−フルオロ−3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体88d)
【1118】
【化417】
[この文献は図面を表示できません]
中間体88c(220mg、1.00mmol)、ホルムアルデヒド(37%水溶液、0.811mL、10.0mmol)、およびAcOH(0.057mL、1.00mmol)をDCM−MeOH(5:1、12mL)に溶解させ、この黄色溶液に、NaBH(OAc)(424mg、2.00mmol)を加え(注意:ガス発生)、溶液をRTで2時間撹拌した。溶液を減圧濃縮して体積を約5mLにし、次いで、SCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(50mL)で溶出させ;減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色ガム状物として得た。これは放置しておくと白色固体になった(234mg、定量的)。LCMS(方法3):Rt0.45分,m/z235[MH]。
【1119】
e.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体88e)
【1120】
【化418】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(196mg、1.20mmol)の乾燥DMF(3mL)溶液に、N下、RTで、NaH(60%分散油、80mg、2.00mmol)を加え、得られる不透明褐色溶液を45分間撹拌した。中間体88d(234mg、1.00mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液を加え、得られる暗褐色溶液を60℃で90分間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)とAcOH(0.1mL)の混合液に再溶解させ、SCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った(75mL)。生成物を、2MのNH含有MeOH(60mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、暗褐色固体が残った。FCC(3−13%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)処理を行い、凍結乾燥させて、表題化合物を明褐色固体として得た(280mg、74%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z378[MH]。
【1121】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素。(実施例88)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);243mg、0.600mmol)、中間体88e(151mg、0.400mmol)、およびDIPEA(0.122mL、0.700mmol)を乾燥ジオキサン(5mL)に溶解させ、この橙色〜褐色溶液を65℃で15時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(30mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、褐色固体が残った。FCC(2−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(188mg、74%)。LCMS(方法5):Rt3.63分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.55(1H,qd,J 11.9,5.3),1.68−1.79(2H,m),1.83−2.03(4H,m),2.06−2.14(2H,m),2.22(1H,t,J 10.9),2.22(3H,s),2.36(3H,s),2.83(1H,br d,J 10.9),3.01(1H,ddd,J 11.1,3.6,1.6),3.54(1H,tt,J 11.1,3.7),4.83(1H,td,J 8.4,5.5),5.57(1H,t,J 4.5),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J 8.5),7.15(1H,dd,J 9.8,2.0),7.27−7.42(8H,m),7.68(1H,d,J 9.9),8.03(1H,s),8.32(1H,d,J 2.0)。
【実施例89】
【1122】
【化419】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピペリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、(R)−1−BOC−ピペリジン−3−カルボン酸(Alfa Aesar)を用い、実施例88に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.62分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.55(1H,qd,J 12.0,5.5),1.67−1.79(2H,m),1.82−2.16(6H,m),2.22(3H,s),2.23(1H,t,J 11.0),2.36(3H,s),2.83(1H,br d,J 11.0),2.99(1H,br d,J 11.2),3.53(1H,tt,J 11.1,3.7),4.83(1H,td,J 8.4,5.5),5.57(1H,t,J 4.5),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J 8.5),7.16(1H,dd,J 9.8,2.1),7.35−7.33(8H,m),7.68(1H,d,J 9.9),8.04(1H,s),8.29(1H,d,J 2.0)。
【実施例90】
【1123】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1124】
【化420】
[この文献は図面を表示できません]
【1125】
a.(R)−3−[N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジノカルボニル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体90a)
【1126】
【化421】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(590mg、4.64mmol)、(R)−1−N−BOC−β−プロリン(Manchester Organics、1.00g、4.64mmol)、およびHOBt・HO(71.1mg、0.464mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、この褐色溶液に、RTで、EDC(1.07g、5.57mmol)を加え(注意:約35℃に発熱する)、得られる溶液をRTで4時間撹拌した。水(20mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(20mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮して、体積を約1mLにした。FCC(1−10%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡褐色発泡物として得た(1.37g、91%)。LCMS(方法3):Rt2.93分,m/z347[MNa]。
【1127】
b.(R)−3−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(中間体90b)
【1128】
【化422】
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中間体90a(1.37g、4.22mmol)、PhP(2.22g、8.45mmol)、およびEtN(2.35mL、16.9mmol)をTHF(25mL)に溶解させ、この褐色溶液に、0℃で、ヘキサクロロエタン(2.00g、8.45mmol)を3回に分けて1分間隔で加えた。溶液を0℃で30分間、そしてRTで3.5時間撹拌した。懸濁液を濾過し、フィルターケーキをTHF(10mL)で洗った。有機物を1つにまとめてSCX−2カートリッジ(50g)に添加し、次いで、DCM−MeOH(1:1、50mL)およびMeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮して、褐色油状物を得た。これは放置しておくと固化した。
【1129】
この固体をDCM(10mL)に溶解させ、次いでEtN(0.580mL、4.16mmol)および無水BOC(454mg、2.08mmol)を順に加えた。溶液をRTで45分間撹拌し、次いで、水(10mL)を加え、水層をDCM(5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(2.5−3%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡褐色固体として得た(933mg、73%)。LCMS(方法3):Rt2.94分,m/z207[MH−C]。
【1130】
c.6−フルオロ−3−(R)−ピロリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体90c)
【1131】
【化423】
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中間体90b(335mg、1.09mmol)およびTFA(0.812mL、10.9mmol)をDCM(5mL)に加え、この混合物を45分間還流撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が淡黄色固体として残った(225mg、>99%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z207[MH]。
【1132】
d.6−フルオロ−3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体90d)
【1133】
【化424】
[この文献は図面を表示できません]
中間体90c(225mg、1.09mmol)、ホルムアルデヒド(37%水溶液、0.885mL、10.9mmol)、およびAcOH(0.0625mL、1.09mmol)をDCM(20mL)とMeOH(1mL)の混合液に溶解させ、この溶液にNaBH(OAc)(462mg、2.18mmol)を加え(注意:ガス発生)、淡黄色溶液をRTで16時間撹拌した。溶液を濃縮して体積を約2mLにし、次いで、SCX−2カートリッジに添加し、MeOHで洗った(25mL)。生成物を、2MのNH含有MeOH(25mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、表題化合物が粘稠な淡褐色油状物として残った(228mg、95%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z221[MH]。
【1134】
e.(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体90e)
【1135】
【化425】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(203mg、1.24mmol)の乾燥DMF(3mL)溶液に、N下、NaH(60%分散油、83.0mg、2.07mmol)を加え(注意:ガス発生)、得られる不透明褐色溶液をRTで45分間撹拌した。中間体90d(228mg、1.03mmol)の乾燥DMF(2mL)溶液を加え、暗褐色溶液を、N下、60℃で90分間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)とAcOH(0.1mL)の混合液に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOHで洗った(75mL)。生成物を、2MのNH含有MeOH(50mL)で溶出させ;減圧濃縮して、暗褐色固体を得た。FCC(5−15%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、凍結乾燥させて、表題化合物を明褐色粉末として得た(299mg、80%)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z364[MH]。
【1136】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素。(実施例90)
(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);227mg、0.560mmol)、中間体90e(145mg、0.400mmol)、およびDIPEA(0.111mL、0.640mmol)を乾燥ジオキサン(5mL)に溶解させ、この褐色溶液を65℃で15時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(10g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(30mL)で溶出させ;減圧濃縮して、褐色固体を得た。FCC(2−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、淡褐色固体を得た(195mg)。MDAP(方法8)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(10.0mg、4%)。LCMS(方法5):Rt3.62分,m/z619[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.83−1.98(2H,m),2.08−2.20(3H,m),2.32(3H,s),2.33−2.40(1H,m),2.36(3H,s),2.59−2.70(2H,m),2.75(1H,dd,J 9.2,6.1),2.96(1H,t,J 8.7),3.93−4.01(1H,m),4.83(1H,td,J 8.4,5.4),5.46(1H,t,J 4.6),6.32(1H,s),7.10(1H,d,J 8.5),7.18(1H,dd,J 9.9,2.1),7.27−7.40(8H,m),7.69(1H,dd,J 9.9,0.8),8.04(1H,s),8.44(1H,d,J 2.0)。
【実施例91】
【1137】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1138】
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
【1139】
a.(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸(中間体91a)
【1140】
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
(2S,4R)−4−フルオロピロリジン−2−カルボン酸(1.00g、7.52mmol)、ホルムアルデヒド(37重量%水溶液、1.00mL、30.8mmol)、12NのHCl(0.5mL)をIMS(38mL)に溶解させ、この溶液をアルゴンでパージした。溶液にPd/C(100mg)を加え、次いでフラスコを脱気して、Hで満たし、得られる懸濁液をRTで3日間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、混合物を減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色ガム状物として得た(600mg、54%)。1H NMR(300MHz,d−DMSO):2.29−2.37(1H,m),2.63−2.67(1H,m),2.97(3H,s),3.44−3.53(1H,m),4.00−4.04(1H,m),4.58(1H,dd,J 11.6,7.11),5.41−5.45(1H,m)。
【1141】
b.(2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体91b)
【1142】
【化428】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(378mg、2.98mmol)、中間体91a(600mg、4.08mmol)、およびHOBt・HO(44mg、0.12mmol)をDCM(10mL)とDMF(3mL)の混合液に溶解させ、この溶液に、RTで、EDC(628mg、3.28mmol)を少しずつ加え、混合物をRTで17時間撹拌した。溶液を水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−7.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を明橙色粉末として得た(366mg、35%)。LCMS(方法3):Rt0.56分,m/z257[MH]。
【1143】
c.6−フルオロ−3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体91c)
【1144】
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
中間体91b(189mg、0.79mmol)、PhP(416mg、1.59mmol)、およびEtN(0.44mL、3.17mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、ヘキサクロロエタン(375mg、1.59mmol)を少しずつ加え、混合物を4時間撹拌した。溶液を水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を明黄色粉末として得た(214mg、63%)。LCMS(方法3):Rt0.42分,m/z239[MH]。
【1145】
d.(1S,4R)−4−[3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン。(中間体91d)
【1146】
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
中間体A(161mg、0.99mmol)の乾燥DMF(2.5mL)溶液に、RTで、NaH(60%含有鉱物油、108mg、2.70mmol)を加え、混合物を15分間撹拌した。次いで、中間体91c(214mg、0.89mmol)のDMF(2.5mL)溶液を加え、混合物を60℃で1時間加熱した。冷却してから、得られる暗褐色混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、粗生成物を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を明褐色発泡物として得た(175mg、51%)。LCMS(方法3):Rt0.43分,m/z382[MH]。
【1147】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,4R)−4−フルオロ−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例91)
中間体91d(164mg、0.43mmol)および5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);191mg、0.47mmol)およびDIPEA(225μL、1.14mmol)をTHF(5mL)に溶解させ、この溶液を18.5時間還流撹拌した。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。この残渣を、HPLC(XBridge C18カラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(63mg、23%)。LCMS(方法5):Rt3.88分,m/z637[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.88−1.93(2H,m),2.06−2.10(2H,m),2.17(3H,s),2.30−2.41(2H,m),2.36(3H,s),2.61−2.64(2H,m),3.49(1H,ddd,J 25.6,11.5,5.5),4.54(1H,t,J 7.7),4.80−4.83(1H,m),5.49(1H,t,J 4.3),6.32(1H,s),7.10(1H,d,J 8.5),7.30−7.42(9H,m),7.75(1H,dd,J 9.9,0.8),8.05(1H,s),8.35(1H,d,J 2.1)。
【実施例92】
【1148】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1149】
【化431】
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【1150】
a.[(S)−1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピロリジン−3−イル]−メタノール(中間体92a)
【1151】
【化432】
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中間体24b(485mg、2.83mmol)および(S)−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン(1.00g、9.90mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で2.5時間175℃に加熱した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色ガム状物として得た(670mg、定量的)。LCMS(方法3):Rt0.44分,m/z237[MH]。
【1152】
b.6−フルオロ−3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体92b)
【1153】
【化433】
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中間体92a(667mg、2.83mmol)およびEtN(630μL、4.53mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(950μL、3.54mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、次いでブラインで洗い、乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(2−6%MeOH含有DCM)により精製し、表題化合物を粘稠な淡緑色油状物として得た(1.11g、定量的)。LCMS(方法3):Rt4.76分,m/z393[MH]。
【1154】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体92c)
【1155】
【化434】
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中間体A(179mg、1.10mmol)のDMF(3mL)溶液に、NaH(60%分散油、120mg、3.00mmol)を加え、混合物をRTで25分間撹拌した。中間体92b(958mg、1.10mmol)のDMF(3mL)を加え、混合物を60℃で1.5時間撹拌した。溶液を冷却し、水を加え、混合物をDCM(4×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−16%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色ガム状物として得た(216mg、37%)。LCMS(方法3):Rt3.08分,m/z536[MH]。
【1156】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−トリイソプロピルシラニルオキシ−メチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体92d)
【1157】
【化435】
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中間体92c(210mg、0.39mmol)および(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);159mg、0.390mmol)を1,4−ジオキサン(4mL)とDIPEA(105μL、0.600mmol)の混合液に溶解させ、この溶液を65℃で15.5時間撹拌し、そして90℃で1.5時間撹拌した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色固体として得た(242mg、79%)。LCMS(方法3):Rt5.18分,m/z791[MH]。
【1158】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例92)
中間体92d(240mg、0.300mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.400mL、0.400mmol)をTHF(3mL)に溶解させ、この溶液をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCM(4×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−14%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色粉末として得た(154mg、81%)。LCMS(方法5):Rt4.01分,m/z635.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.68−1.79(1H,m),1.79−1.97(2H,m),1.98−2.14(3H,m),2.36(3H,s),2.40−2.48(1H,m),3.23−3.30(1H,m),3.41−3.64(5H,m),4.71(1H,t,J 5.3),4.77−4.85(1H,m),5.51(1H,br t,J 4.4),6.33(1H,s),7.03−7.10(2H,m),7.25−7.40(8H,m),7.53(1H,d,J 9.9),7.82(1H,d,J 1.8),8.03(1H,s)。
【実施例93】
【1159】
【化436】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−3−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、(R)−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジンを用い、実施例92に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.01分,m/z635.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.67−1.77(1H,m),1.79−1.97(2H,m),1.98−2.15(3H,m),2.37(3H,s),2.40−2.48(1H,m),3.25−3.30(1H,m),3.41−3.62(5H,m),4.71(1H,t,J 5.3),4.77−4.85(1H,m),5.51(1H,br t,J 4.3),6.33(1H,s),7.04−7.10(2H,m),7.25−7.40(8H,m),7.53(1H,d,J 9.9),7.82(1H,d,J 1.6),8.04(1H,s)。
【実施例94】
【1160】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素
【1161】
【化437】
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【1162】
a.2−[4−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−エタノール(中間体94a)
【1163】
【化438】
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中間体24b(485mg、2.82mmol)および1−(2−ヒドロキシルエチル)−ピペラジン(1.39mL、11.3mmol)をDMA(10mL)に溶解させ、この溶液をマイクロ波で8時間170℃に加熱した。混合物を冷却して減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、純度の低い生成物を得た。FCC(0−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)によりさらに精製して、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(175mg、23%)。LCMS(方法3):Rt0.43分,m/z266[MH]。
【1164】
b.6−フルオロ−3−[4−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体94b)
【1165】
【化439】
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中間体94a(169mg、0.64mmol)およびEtN(265μL、1.91mmol)をDCM(6mL)に溶解させ、この溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(189μL、0.70mmol)を加えた。溶液を2.5時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(242mg、90%)。LCMS(方法3):Rt2.93分,m/z422[MH]。
【1166】
c.(1S,4R)−4−{3−[4−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体94c)
【1167】
【化440】
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中間体A(102mg、0.63mmol)のDMF(1.5mL)溶液に、NaH(60%分散油、68mg、1.71mmol)を加えた。混合物をRTで5分間撹拌し、次いで、中間体94b(240mg、0.57mmol)のDMF(1.5mL)溶液を加え、混合物を60℃で1.25時間撹拌した。混合物を冷却して水で希釈し、DCM(4×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガム状物として得た(219mg、68%)。LCMS(方法3):Rt2.65分,m/z565[MH]。
【1168】
d.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(2−トリイソプロピルシラニルオキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(中間体94d)
【1169】
【化441】
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中間体94c(170mg、0.42mmol)、5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29);170mg、0.42mmol)、およびDIPEA(199μL、1.14mmol)をTHF(4mL)に溶解させ、この溶液を15.5時間還流撹拌した。反応混合物を冷却して水で希釈し、DCMで抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−7.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色粉末として得た(293mg、93%)。LCMS(方法3):Rt3.70分,m/z820[MH]。
【1170】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−((1S,4R)−4−{3−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ}−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル)−尿素(実施例94)
中間体94d(243mg、0.29mmol)およびTBAF(1MのTHF溶液、0.53mL、0.53mmol)をTHF(3.5mL)に溶解させ、この溶液をRTで45分間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて乾燥させ、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−7.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(135mg、58%)。LCMS(方法5):Rt3.52分,m/z664[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.86−1.92(2H,m),2.04−2.11(2H,m),2.36(3H,s),2.48(2H,q,J 5.8),2.66(4H,t,J 4.8),3.19(4H,t,J 4.5),3.55(2H,q,J 5.8),4.44(1H,t,J 5.4),4.79−4.82(1H,m),5.57(1H,t,J 4.4),6.32(1H,s),7.07(1H,d,J 8.5),7.15(1H,dd,J 9.9,2.1),7.32−7.44(8H,m),7.60−7.63(1H,m),7.68(1H,d,J 2.0),8.04(1H,s)。
【実施例95】
【1171】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素
【1172】
【化442】
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【1173】
a.3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル−フェノール(中間体95a)
【1174】
【化443】
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5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(1g、7.18mmol)、3−ヨードフェノール(1.74g、7.90mmol)、ヨウ化銅(I)(68mg、0.36mmol)、(1S,2S)−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(204mg、1.44mmol)、および炭酸カリウム(2.08g、15.09mmol)をトルエン(8mL)に加え、この混合物を脱気してアルゴンフラッシュした(3×)。次いで、反応混合物にマイクロ波を照射して、150℃で1時間処理した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(20mL)で洗った。水層をさらに20mLのEtOAcで抽出し、有機層を1つにまとめてブライン(20mL)で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を褐色ガム状物として得た(1.42g、86%)。LCMS(方法3):Rt2.21分,m/z232[MH]。
【1175】
b.5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体95b)
【1176】
【化444】
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中間体95a(1.42g、6.15mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.22g、12.29mmol)をTHF(50mL)に溶解させ、この溶液を、アルゴン雰囲気下、2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エタノール(1.25mL、9.22mmol)で処理し、続いてアゾジカルボン酸ジエチル(1.94mL、12.29mmol)を滴下して処理した。次いで、反応混合物をRTで1時間撹拌した。水(0.5mL)を加え、混合物を減圧濃縮した。残渣をEtOAc(8mL)に移し入れ、トリフェニルホスフィンオキシドが溶液から析出しきるまでシクロヘキサンを加えた。析出物を濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を橙色/褐色油状物として得た(2.98g、>100%)。LCMS(方法3):Rt3.20分,m/z360[MH]。
【1177】
c.(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体95c)
【1178】
【化445】
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中間体95b(2.21g、6.16mmol)のEtOAc(20mL)溶液をNaOH水溶液(1M、11.08mmol)で処理し、続いてクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(1.01mL、7.39mmol)で処理して、反応混合物をRTで1時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)と水(50mL)で分配した。層を分離させ、水層をさらに50mLのEtOAcで抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を暗橙色油状物として得た(2.39g、73%)。LCMS(方法3):Rt4.70分,m/z534/536[MH]。
【1179】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体95d)
【1180】
【化446】
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中間体95c(200mg、0.37mmol)、中間体81d(141mg、0.37mmol)、およびDIPEA(98μL、0.56mmol)をジオキサン(1.5mL)に加え、この混合物を70℃で20時間加熱した。反応混合物をRTに冷却して、DCMで希釈し(5mL)、水(2×5mL)で洗った。有機層を疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色ガラス状物として得た(158mg、55%)。LCMS(方法3):Rt4.25分,m/z763[MH]。
【1181】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体95e)
【1182】
【化447】
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中間体95d(158mg、0.21mmol)およびp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(156mg、0.62mmol)をメタノールに加え、この混合物を45℃で18時間加熱した。混合物をRTに冷却して、DCM(5mL)と飽和NaHCO水溶液(5mL)で分配した。層を分離させ、有機層を疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物をベージュ色固体として得た(105mg、74%)。LCMS(方法3):Rt3.64分,m/z679[MH]。
【1183】
f.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素(実施例95)
中間体95e(105mg、0.15mmol)およびDIPEA(81μL、0.46mmol)をDCM(2mL)に溶解させ、この溶液にメタンスルホニルクロリド(16μL、0.20mmol)を加えた。反応混合物をRTで30分間撹拌した。混合物をDCMで希釈し(5mL)、水(2×5mL)で洗った。有機層を疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。残渣をTHF(2mL)に移し入れ、ジメチルアミンのTHF溶液(2M、1.55mL)を加えた。反応混合物を管に密閉し、60℃で20時間加熱した。反応混合物をRTに冷却して、減圧濃縮した。残渣からEtO(1mL)で溶解分を除去し、得られる固体をMDAPで精製して、表題化合物をガラス状固体として得た(44mg、40%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z706.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J 6.7Hz),1.28(9H,s),1.46−1.54(2H,m),1.63−1.72(2H,m),1.75−1.76(4H,m),2.00−2.18(2H,m),2.22(6H,s),2.66(2H,t,J 5.8Hz),2.85−2.95(1H,m),3.12−3.20(1H,m,水により不明瞭),3.27−3.35(1H,m,水により不明瞭),4.10(2H,t,J 5.4Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J 4.0Hz),6.33(1H,s),6.95−6.99(1H,m),7.06−7.14(3H,m),7.19(1H,dd,J 10.0Hz),7.25−7.43(5H,m),7.64(1H,d,J 10.6Hz),7.69(1H,d,J1.8Hz),8.12(1H,s)。
【実施例96】
【1184】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1185】
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
【1186】
a.cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体96a)
【1187】
【化449】
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トリホスゲン(4.42g、14.9mmol)をDCM(30.0mL)に懸濁させ、氷冷して、この懸濁液にピリジン(2.40mL、29.7mmol)を滴下した。cis−2,6−ジメチルピペリジン(2.00mL、14.9mmol)を加え、反応物を3時間撹拌し、次いで、HCl(1M水溶液、30mL)を滴下してクエンチした。混合物をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。生成物は、精製することなく次の工程に用いた。
【1188】
cis−2,6−ジメチルピペリジン−カルバモイル=クロリド(1.79g、10.2mmol)をDCM(90.0mL)に溶解させ、DIPEA(2.42mL、13.9mmol)を加え、続いて(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(国際公開第2010022076号(特許文献29)、1.18g、9.30mmol)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。反応物を冷却し、水に注いでクエンチした。混合物をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.38g、56%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.29(6H,d,J 7.1Hz),1.48−1.90(6H m),4.26(2H,qn,J 6.9Hz),6.39(1H,d,J 2.3Hz),6.50(1H,d,J2.3Hz),6.74(1H,dd,J9.0,3.6Hz),7.27(1H,ddd,J 8.9,8.0,2.9Hz),8.03(1H,d,J 2.9Hz)。
【1189】
b.3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体96b)
【1190】
【化450】
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中間体96a(1.38g、5.19mmol)をTHF(50.0mL)に溶解させ、氷冷し、この溶液に、トリフェニルホスフィン(2.72g、10.4mmol)、EtN(2.89mL、20.8mmol)、およびヘキサクロロエタン(2.46g、10.4mmol)を順に加えた。冷却浴を外して、反応物を一晩55℃に加熱した。反応物を冷却し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を減圧濃縮し、次いで、一晩、反応条件に再度供した。同様な後処理後、残渣を減圧濃縮して、表題化合物を得た(1.03g、80%)。1H NMR(300MHz,CDCl):0.68(6H,d,J 6.2Hz),1.36−1.68(3Hm),1.74−1.90(3H,m),3.35(2H,m),7.14(1H,ddd,J 9.8,7.5,2.3Hz),7.65(1H,ddd,J 9.9,4.7,0.8Hz),8.02(1H,ddd,J 3.2,2.3,0.8Hz)。
【1191】
c.(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体96c)
【1192】
【化451】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、323mg、8.06mmol)をDMF(10.0mL)に懸濁させ、この懸濁液に、(1R、4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−オール(329mg、2.02mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体96b(500mg、2.02mmol)をDMF(2.00mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈し、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(453mg、57%)。LCMS(方法4):Rt2.13,m/z392[MH]。
【1193】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体96d)
【1194】
【化452】
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中間体96c(100mg、0.25mmol)の1,4−ジオキサン(3.00mL)溶液に、DIPEA(89.0μL、0.51mmol)および中間体39b(133mg、0.25mmol)を加えた。反応物を一晩70℃に加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た。LCMS(方法4):Rt4.09分,m/z777[MH]。
【1195】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体96e)
【1196】
【化453】
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中間体96dのMeOH(2.0mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(65.0mg、0.26mmol)を加えた。反応物を、3.5時間60℃に加熱し、次いで冷却し、減圧で溶媒体積を減らした。残渣を、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートして、表題化合物を得た(89.0mg、99%)。LCMS(方法4):Rt3.49分,m/z693[MH]。
【1197】
f.メタンスルホン酸2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−エチルエステル(中間体96f)
【1198】
【化454】
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中間体96e(89.0mg、0.13mmol)およびDIPEA(27.0μL、0.15mmol)をDCM(1.5mL)に溶解させ、氷冷して、この溶液に、塩化メタンスルホニル(11.0μL、0.13mmol)を加えた。1時間後、追加のDIPEA(27.0μL、0.15mmol)および塩化メタンスルホニル(11.0μL、0.13mmol)を加えた。さらに1時間後、追加のDIPEA(27.0μL、0.15mmol)および塩化メタンスルホニル(11.0μL、0.13mmol)を加えた。1時間後、反応物を、DCMと水で分配した。次いで、水層を、DCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートして、表題化合物を得た(100mg、99%)。LCMS(方法1):Rt3.73分,m/z771[MH]。
【1199】
g.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−(cis−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例96)
中間体96f(100mg、0.13mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、520μL、1.04mmol)を加えた。反応物を、密閉環境で一晩50℃に加熱した。混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製した。HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)によりさらに精製し、凍結乾燥させて、表題化合物を白色粉末として得た(50mg、54%)。LCMS(方法5):Rt3.79分,m/z720.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):0.65(3H,d,J 6.0Hz),0.68(3H,d,J 6.0Hz),1.31(9H,s),1.40−1.50(2H,m),1.53−1.65(1H,m),1.73−1.87(3H,m),1.92−2.05(2H,m),2.05−2.15(1H,m),2.19−2.26(1H,m),2.43(6H,s),2.92(2H,t,J 5.2Hz),3.24(2H,m),4.18(2H,t,J 5.3Hz),4.90(1H,dd,J 8.7,5.8),5.42(1H,t,J 8.2),6.34(1H,s),7.02−7.06(1H,ddd,J 8.5,2.4,0.6),7.08−7.13(2H,m),7.17−7.25(3H,m),7.26−7.31(2H,m),7.38−7.44(1H,t,J 7.8),7.56−7.60(1H,dd,J 9.8,0.7Hz),7.86(1H,d,J 1.8Hz),8.45(0.3H,br s)。
【実施例97】
【1200】
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1201】
【化455】
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【1202】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体97a)
【1203】
【化456】
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中間体29c(177mg、0.420mmol)、中間体81d(151mg、0.400mmol)、およびDIPEA(0.087mL、0.50mmol)を乾燥ジオキサン(5mL)に溶解させ、この褐色溶液を100℃で3時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10mL)に懸濁させ、DCM(2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、暗褐色ガム状物が残った。FCC(3−8%MeOH含有DCMを用いる)により、表題化合物を橙色固体として得た(188mg、72%)。LCMS(方法4):Rt3.63分,m/z649[MH]。
【1204】
b.メタンスルホン酸3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−ベンジルエステルおよび1−[5−tert−ブチル−2−(3−クロロメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(1:1混合物)。(中間体混合物97b)
【1205】
【化457】
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中間体97a(187mg、0.288mmol)およびDIPEA(0.151mL、0.865mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、塩化メシル(0.056mL、0.721mmol)を加え、得られる橙色溶液を0℃で1時間撹拌した。水(5mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(5mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物の混合物が褐色ガム状物として残った。LCMS(方法4):1:1比、Rt3.87分,m/z727[MH]およびRt4.11,m/z667[MH]。
【1206】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩[
【1207】
中間体混合物97b(0.144mmol)およびモルホリン(0.063mL、0.72mmol)を乾燥DMF(3mL)に溶解させ、この褐色溶液を75℃で2時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(10mL)に懸濁させ、DCM(2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。FCC(3−7%MeOH含有DCM)により、淡黄色固体を得た(58.6mg)。MDAP(方法7)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(31mg、28%)。LCMS(方法5):Rt3.59分,m/z718.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J 6.3),1.28(9H,s),1.48−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.75−1.97(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.37(4H,t,J 4.2),2.90(1H,ddd,J 12.2,9.0,4.0),3.15(1H,dt,J 12.0,4.2),3.51(2H,s),3.55(4H,t,J 4.4),4.82(1H,td,J 8.6,5.6),5.51(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),7.04(1H,d,J 8.6),7.19(1H,dd,J 9.9,2.2),7.25−7.29(2H,m),7.31−7.48(6H,m),7.64(1H,dd,J 9.8,0.8),7.69(1H,d,J 2.1),8.10(1H,s),8.16(1H,s)。溶媒のピークと重なる1本の1Hシグナル。
【実施例98】
【1208】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1209】
【化458】
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出発物質に、N−メチルピペラジンを用い、実施例97に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.61分,m/z731.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J 6.3),1.28(9H,s),1.48−1.56(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.75−1.96(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.12(3H,s),2.26−2.43(8H,m),2.90(1H,ddd,J 11.8,9.2,4.2),3.16(1H,dt,J 12.0,4.2),3.28−3.34(1H,m),3.50(2H,s),4.82(1H,td,J 8.6,5.5),5.52(1H,t,J 4.3),6.33(1H,s),7.04(1H,d,J 8.6),7.19(1H,dd,J 9.9,2.2),7.25−7.47(8H,m),7.64(1H,dd,J 9.8,0.8),7.69(1H,d,J 2.1),8.11(1H,s),8.18(1H,s)。
【実施例99】
【1210】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−シクロペンチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1211】
【化459】
[この文献は図面を表示できません]
【1212】
a.1−ジメチルアミノ−シクロペンタンカルボン酸(中間体99a)
【1213】
【化460】
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1−アミノ−シクロペンタンカルボン酸(2.0g、15.5mmol)およびホルムアルデヒド(37%水溶液、3mL)をギ酸(4mL)に溶解させ、この溶液を80℃で2.5時間加熱した。揮発分を減圧濃縮し、得られる残渣を、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させて、表題化合物を得た(1.82g、75%)。1H NMR(400MHz,CDOD):1.71−2.02(6H,m),2.16−2.29(2H,m),2.77(6H,s)。
【1214】
b.1−ジメチルアミノ−シクロペンタンカルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体99b)
【1215】
【化461】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;200mg、1.57mmol)のDMF(10mL)溶液に、中間体99a(247mg、1.57mmol)、EDC(333mg、1.73mmol)、およびHOBt(21mg、0.16mmol)を加えた。反応混合物をRTで18時間撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。水相をさらにEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−8%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(282mg、67%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.54−1.73(4H,m),1.76−2.04(4H,m),2.25(6H,s),6.46(1H,s),6.64(1H,dd,J=9.0,3.5Hz),7.23−7.33(1H,m),8.04(1H,d,J=3.0Hz),8.94(1H,s)。
【1216】
c.[1−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−シクロペンチル]−ジメチル−アミン(中間体99c)
【1217】
【化462】
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中間体99b(282mg、1.06mmol)、トリエチルアミン(590μL、4.24mmol)、およびトリフェニルホスフィン(555mg、2.12mmol)をTHF(11mL)に加え、撹拌しながら、この混合物に、RTで、ヘキサクロロエタン(503mg、2.12mmol)を5分かけて少しずつ加えた。反応混合物を50℃で2.5時間撹拌し、次いで、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(SCX−2カートリッジを用いる)により精製した。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させて、表題化合物を得た(207mg、79%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.67−1.78(4H,m),2.10−2.22(8H,m),2.24−2.34(2H,m),7.15(1H,ddd,J=10.0,7.4,2.3Hz),7.69(1H,dd,J=10.0,5.0Hz),8.65−8.68(1H,m)。
【1218】
d.(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−シクロペンチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体99d)
【1219】
【化463】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、133mg、3.34mmol)をDMF(5mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(136mg、0.83mmol)を加え、反応混合物を20分間撹拌した。中間体99c(207mg、0.83mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、反応混合物を60℃で90分間加熱した。冷却してから、反応混合物に注意しながらMeOHを加えてクエンチし、次いで、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(211mg、65%)。LCMS(方法4):Rt1.49分,m/z392[MH]。
【1220】
e.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−(1−ジメチルアミノ−シクロペンチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例99)
中間体99d(108mg、0.27mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29)を参照;105mg、0.27mmol)、およびDIPEA(93μL、0.54mmol)をジオキサン(3mL)に加え、この混合物を、60℃で18時間撹拌し、次いで、80℃で4時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで水に注いだ。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、MDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(23mg、13%)。LCMS(方法5):Rt3.90分,m/z647[MH]。1H NMR(400MHz,CDOD):1.34(9H,s),1.59−1.85(4H,m),1.91−2.15(3H,m),2.18(6H,s),2.21−2.36(5H,m),2.42(3H,s),4.91−4.96(1H,m),5.34(1H,t,J=4.1Hz),6.37(1H,s),7.22−7.40(9H,m),7.65(1H,d,J=9.9Hz),8.46(1H,d,J=2.2Hz)。
【実施例100】
【1221】
【化464】
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1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、中間体96cおよび(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29)を参照)を用い、実施例3に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt5.33分,m/z647[MH]。1H NMR(400MHz,CDOD):0.64−0.74(6H,m),1.34(9H,s),1.41−1.72(3H,m),1.75−2.19(6H,m),2.21−2.31(1H,m),2.42(3H,s),3.22−3.35(2H,m),4.90−4.98(1H,m),5.45(1H,t,J=4.1Hz),6.37(1H,s),7.19−7.40(9H,m),7.62(1H,dd,J=9.9,0.8Hz),7.89(1H,d,J=2.1Hz)。
【実施例101】
【1222】
1−[(1S,4R)−4−(3−アミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素
【1223】
【化465】
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【1224】
a.2−(5−フルオロピリジン−2−イル)−N,N−ジ(プロパ−2−エン−1−イル)ヒドラジンカルボキサミド(中間体101a)
【1225】
【化466】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;2.54g、20.0mmol)をDCM(150mL)とDIPEA(3.87g、30.0mmol)の混合液に溶解させ、この溶液にN,N−ジ−2−プロペン−1−イル−カルバミン酸クロリド(手順については、例えば、Tetrahedron 1996, 52, 13739−13750(非特許文献31)を参照;4.13g、26.0mmol)を加え、反応混合物をRTで18時間撹拌した。反応混合物をMeOH(50mL)で希釈し、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。化合物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−6%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(2.30g、46%)を黄色固体として得た。LCMS(方法1):Rt2.26分,m/z251[MH]。
【1226】
b.ジアリル−(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−アミン(中間体101b)
【1227】
【化467】
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中間体101a(2.30g、9.2mmol)、トリエチルアミン(3.71g、36.8mmol)、およびトリフェニルホスフィン(4.82g、18.4mmol)をTHF(90mL)に加え、撹拌しながら、この混合物に、RTで、ヘキサクロロエタン(4.34g、18.4mmol)を5分かけて少しずつ加えた。反応混合物をRTで1時間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、FCC(SCX−2カートリッジを用いる)により精製した。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させた。化合物含有画分を1つにまとめて、減圧濃縮した。得られる残渣を、以下の精製手順;シリカでのFCC(0−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)、次いでSCX−2カートリッジ(上記の条件)、最後にもう一度シリカでのFCC(0−2%MeOH含有EtOAc)に供して、表題化合物を得た(1.34g、62%)。1H NMR(400MHz,CDCl):3.87(4H,d,J=6.2Hz),5.16−5.35(4H,m),5.85−6.02(2H,m),7.11(1H,ddd,J=10.0,7.6,2.3Hz),7.58−7.67(1H,m),7.75−7.80(1H,m)。
【1228】
c.[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−ビス−((E)−プロペニル)−アミン(中間体101c)
【1229】
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
水素化ナトリウム(40%含有鉱物油、690mg、17.31mmol)をDMF(20mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(1.12g、6.92mmol)を加え、反応混合物をRTで20分間撹拌した。中間体101b(1.34g、5.77mmol)のDMF(20mL)溶液を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物に、注意しながらMeOHを加えてクエンチし、次いで、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(1.33g、61%)を橙色ガム状物として得た。1H NMR(400MHz,CDCl):0.92−1.13(1H,m),1.39(6H,dd,J=7.2,1.7Hz),1.82−2.16(4H,m),2.26−2.38(1H,m),3.93−3.99(1H,m),4.99−5.10(2H,m),5.18(1H,t,J=4.4Hz),6.10(2H,dd,J=8.2,2.0Hz),7.09(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.25−7.44(3H,m),7.48−7.53(1H,m),7.57−7.66(2H,m)。
【1230】
d.1−[(1S,4R)−4−(3−アミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−3−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−尿素(実施例101)
中間体101c(1.33g、3.54mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29)を参照;2.0g、4.96mmol)、およびDIPEA(1.82、14.16mmol)をDMF(20mL)に加え、この混合物をRTで20時間撹拌した。反応混合物をMeOHで希釈し、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いて5%MeOH含有DCM(再結晶化を開始させるためにシクロヘキサンを数滴加えた)から再結晶させて、表題化合物(760mg、39%)をオフホワイト色ホコリ状物として得た。LCMS(方法5):Rt3.81分,m/z551[MH]。1H NMR(400MHz,CDOD):1.34(9H,s),1.86−2.08(2H,m),2.09−2.19(1H,m),2.22−2.34(1H,m),2.42(3H,s),4.89−4.96(1H,m),5.32(1H,t,J=4.4Hz),6.37(1H,s),7.05(1H,dd,J=10.0,2.1Hz),7.23−7.44(9H,m),7.83(1H,d,J=2.0Hz)。
【実施例102】
【1231】
1−[5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【1232】
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
【1233】
a.[5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体102a)
【1234】
【化470】
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5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イルアミン(手順については、例えば、国際公開第2003072569号(特許文献35)を参照;833mg、3.62mmol)をNaOH(1M水溶液、5.4mL、4.4mmol)とEtOAc(5mL)の混合液に加え、この混合物に、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(548μL、3.98mmol)を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。追加のNaOH(1M水溶液、5.4mL)およびクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(548μL)を加え、RTでの撹拌を1時間続けた。追加のNaOH(1M水溶液、5.4mL)およびクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(548μL)を加え、RTでの撹拌を2時間続けた。追加のNaOH(1M水溶液、10.8mL)およびクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(1.10mL)を加え、RTでの撹拌を24時間続けた。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(10−50%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物(550mg、37%)を白色発泡物として得た。LCMS(方法3):Rt3.87分,m/z405[MH]。
【1235】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例102)
中間体102a(84mg、0.206mmol)、中間体3c(75mg、0.206mmol)、およびDIPEA(45μL、0.258mmol)をジオキサン(3mL)に加え、この混合物を65℃で16時間撹拌した。冷却してから、揮発分を減圧濃縮し、得られる残渣を、水とDCMで分配した。有機層を、相分離装置に通して乾燥させ、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(2−7%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、続いてHPLC(XBridge C18カラム、25−75%MeCN含有HO、0.1%NHOH)により精製して、表題化合物(41mg、32%)を白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt4.06分,m/z620[MH]。H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.56−1.66(2H,m),1.67−1.77(4H,m),1.79−1.96(2H,m),1.96−2.20(2H,m),2.53(3H,s),3.13(4H,t,J=5.2Hz),4.75−4.84(1H,m),5.54(1H,t,J=4.3Hz),6.35(1H,s),7.06(1H,d,J=8.6Hz),7.16(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.23−7.43(5H,m),7.58−7.64(2H,m),7.81(1H,dd,J=8.3,2.6Hz),8.18(1H,s),8.59(1H,d,J=2.6Hz)。
【実施例103】
【1236】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【1237】
【化471】
[この文献は図面を表示できません]
【1238】
a.2−(5−フルオロピリジン−2−イル)−N,N−ジ(プロパン−2−イル)ヒドラジンカルボキサミド(中間体103a)
【1239】
【化472】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(手順については、国際公開第2010022076号(特許文献29)を参照;200mg、1.57mmol)をDCM(15mL)に溶解させ、この溶液に、トリエチルアミン(328μL、2.35mmol)を加え、続いてN,N−ジイソプロピルカルバモイルクロリド(282mg、1.73mmol)を加えた。反応混合物を45℃で4時間加熱し、次いで、水に注いで、DCM(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物(200mg、50%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl):1.30(12H,d,J=6.8Hz),3.80−4.03(2H,m),6.17(1H,s),6.53(1H,s),6.67−6.81(1H,m),7.24−7.36−(1H,m),8.02(1H,d,J=3.0Hz)。
【1240】
b.(6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−ジイソプロピル−アミン(中間体103b)
【1241】
【化473】
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出発物質に、中間体103aを用い、中間体99cで記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。1H NMR(400MHz,CDCl):1.09(12H,d,J=6.5Hz),3.60−3.79(2H,m),7.11−7.24(1H,m),7.44−7.62(1H,m),7.98−8.05(1H,m)。
【1242】
c.[6−((1R,4S)−4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル]−ジイソプロピル−アミン(中間体103c)
【1243】
【化474】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、136mg、3.39mmol)をDMF(5mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(138mg、0.85mmol)を加え、反応混合物をRTで15分間撹拌した。中間体103b(200mg、0.85mmol)のDMF(3mL)溶液を加え、反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応混合物に、注意しながらMeOHを加えてクエンチし、次いで、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(220mg、68%)。LCMS(方法4):Rt2.07分,m/z380[MH]。
【1244】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体103d)
【1245】
【化475】
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出発物質に、中間体103cおよび中間体95cを用い、中間体95dで記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt3.92分,m/z765[MH]。
【1246】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体103e)
【1247】
【化476】
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中間体103d(100mg、0.13mmol)のMeOH(2mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(65mg、0.26mmol)を加え、反応混合物を3時間加熱還流させた。揮発分を減圧濃縮し、得られる残渣を、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(97mg、99%)。LCMS(方法2):Rt3.39分,m/z681[MH]。
【1248】
f.メタンスルホン酸2−[3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−フェノキシ]−エチルエステル(中間体103f)
【1249】
【化477】
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中間体103e(97mg、0.13mmol)のDCM(2mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(58μL、0.32mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(22μL、0.27mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、次いで、DCMと水で分配した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(130mg、定量的)。LCMS(方法1):Rt3.69分,m/z759[MH]。
【1250】
g.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ジイソプロピルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例103)
中間体103f(130mg、0.13mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、520μL、1.04mmol)を加えた。反応混合物を50℃で18時間加熱し、次いで、冷却してEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてHPLC(C18 X−selectカラム、10−98%の勾配でMeCNを含有するHO、0.1%HCOH)により精製して、表題化合物を得た(37mg、40%)。LCMS(方法5):Rt3.70分,m/z708[MH]。1H NMR(400MHz,CDOD):1.05(12H,dd,J=6.4,1.8Hz),1.33(9H,s),21.89−2.30(4H,m),2.43(6H,s),2.91(2H,t,J=5.2Hz),3.62−3.74(2H,m),4.19(2H,t,J=5.3Hz),4.88−4.97(1H,m),5.42(1H,t,J=4.1Hz),6.37(1H,s),7.04−7.13(3H,m),7.19−7.34(5H,m),7.44(1H,t,J=8.3Hz),7.60(1H,d,J=9.8Hz),7.87(1H,d,J=2.1Hz)。
【実施例104】
【1251】
N−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−フェニル)−メタンスルホンアミド
【1252】
【化478】
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【1253】
a.(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体104a)
【1254】
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
N−[3−アミノ−5−(1,1−ジメチルエチル)−2−メトキシフェニル]−メタンスルホンアミド(手順については、例えば、国際公開第2010026096号(特許文献36)を参照;500mg、1.84mmol)の溶液を氷浴で冷却し、そこにNaOH(199mg、4.97mmol)を加えた。氷浴を外すと、試薬が完全に溶解した。クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(380μL、2.76mmol)を加え、反応混合物をRTまで昇温させて、90分間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−60%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物(620mg、75%)を白色固体として得た。LCMS(方法1):Rt3.98分,m/z445,447,449[MH]。
【1255】
b.N−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−フェニル)−メタンスルホンアミド(実施例104)
中間体3c(50mg、0.14mmol)、中間体104a(62mg、0.14mmol)、およびDIPEA(48μL、0.27mmol)をジオキサン(1.5mL)に加え、この混合物を、70℃で18時間撹拌し、次いで80℃で48時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水に注いだ。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−8%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、次いで、HPLC(C18 X−selectカラム、10−98%の勾配でMeCNを含有するHO、0.1%HCOH)により精製して、表題化合物を得た(19mg、21%)。LCMS(方法5):Rt4.47分,m/z662[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.25(9H,s),1.57−1.66(2H,m),1.69−1.78(4H,m),1.83−1.95(1H,m),1.98−2.24(3H,m),3.05(3H,s),3.15(4H,t,J=5.3Hz),3.69(3H,s),4.87−4.96(1H,m),5.59(1H,t,J=4.5Hz),6.94(1H,d,J=2.3Hz),7.19(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.31(1H,dd,J=8.2,6.7Hz),7.35−7.45(4H,m),7.60−7.69(2H,m),8.07(1H,s),8.19(1H,d,J=2.4Hz)。
【実施例105】
【1256】
1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1257】
【化480】
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【1258】
a.N−ベンズヒドリリデン−N’−(5−フルオロ−3−メチル−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(中間体105a)
【1259】
【化481】
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2−ブロモ−5−フルオロ−3−メチル−ピリジン(190mg、1.0mmol)、ベンズヒドリリデン−ヒドラジン(216mg、1.1mmol)、フェニルボロン酸(5mol%、6mg)、およびカリウムtert−ブトキシド(157mg、1.4mmol)を無水トルエン(6mL)に加え、この混合物をアルゴン流で脱気し、Pd(OAc)(2mol%、5mg)およびラセミ体(1,1’−ビナフタレン−2,2’−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(2mol%、12mg)で処理し、80℃で1時間撹拌した。RTに冷却してから、反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗い、続いて飽和NaHCO水溶液で洗った。有機層を乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCM、続いて100%DCMを用いる)により精製して、表題化合物(196mg、64%)を得た。LCMS(方法4):Rt3.44分,m/z306[MH]。
【1260】
b.(5−フルオロ−3−メチル−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(中間体105b)
【1261】
【化482】
[この文献は図面を表示できません]
中間体105a(194mg、0.635mmol)のトルエン(13mL)溶液をHCl(37%、3.5mL)で処理し、110℃で1.5時間加熱した。RTに冷却してから、反応混合物を水で希釈し、トルエン(×3)で抽出した。水層を0℃に冷却し、5NのNaOHで中和し、DCM(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物(78mg、86%)を銀色/緑色固体として得た。LCMS(方法4):Rt0.29分,m/z142[MH]。
【1262】
c.(S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−3−メチル−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体105c)
【1263】
【化483】
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中間体105b(76mg、0.537mmol)、(S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸(55mg、0.72mmol)、およびHOBT(8mg、0.72mmol)を無水DCM(5mL)に溶解させ、この溶液をEDC(138mg、0.717mmol)で処理し、窒素雰囲気下、RTで18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、ブラインで洗った。有機層を乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(76mg、56%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl):1.74−2.05(3H,m),2.15−2.33(4H,m),2.34−2.46(1H,m),2.52(3H,s),3.02−3.12(1H,m),3.15−3.25(1H,m),6.70(1H,s),7.08−7.18(1H,m),7.90(1H,d,J=2.8Hz),9.52(1H,br s)。
【1264】
d.6−フルオロ−8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体105d)
【1265】
【化484】
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中間体105c(74mg、0.293mmol)、トリエチルアミン(166μL、1.17mmol)、およびトリフェニルホスフィン(154mg、0.587mmol)をTHF(5mL)に加え、撹拌しながら、この混合物に、RTで、ヘキサクロロエタン(141mg、0.587mmol)を少しずつ加えた。反応混合物を80℃で2時間撹拌し、次いで、RTに冷却して濾過した。ろ液を減圧濃縮し、得られる残渣を、SCXカートリッジで精製した。カートリッジを10%MeOH含有DCMで洗い、生成物を10%(2MのNH含有MeOH)含有DCMで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(59mg、86%)を無色油状物として得た。1H NMR(400MHz,CDCl):1.88−2.12(3H,m),2.15−2.53(5H,m),2.69(3H,s),3.28(1H,t,J=7.8Hz),4.01−4.15(1H,m),6.97(1H,d,J=8.4Hz),8.50(1H,s)。
【1266】
e.(1S,4R)−4−[8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体105e)
【1267】
【化485】
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中間体A(44mg、0.267mmol)および水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、29mg、0.729mmol)を無水DMF(1mL)に加え、この混合物を、アルゴン雰囲気下、RTで20分間撹拌した。反応混合物に、中間体105d(57mg、0.243mmol)の無水DMF(2mL)溶液を加え、60℃で撹拌を2.5時間続けた。RTに冷却してから、反応混合物をEtOAcで希釈し、氷水に注いだ。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、SCXカートリッジに添加し、カートリッジを10%MeOH含有DCMで洗い、生成物を10%(2MのNH含有MeOH)含有DCMで溶出させて精製し、次いで、シリカでのFCC(10%MeOH含有DCM、続いて10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(53mg、58%)。LCMS(方法1):Rt0.38、1.54min,m/z378[MH]。
【1268】
f.1−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[8−メチル−3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例105)
中間体105e(53mg、0.14mmol)、(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、Synthetic Communications, 2009, 39, 3999−4009(非特許文献29)を参照;67mg、0.168mmol)、およびDIPEA(49μL、0.28mmol)をDMF(2mL)に加え、この混合物を、アルゴン雰囲気下、100℃で1.5時間撹拌した。RTに冷却してから、反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗った。有機層を乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサン、続いて10%[2MのNH含有MeOH]含有EtOAcを用いる)により精製した。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、HPLC(C18 Phenomenex Geminiカラム、5−98%の勾配でMeCNを含有するHO、0.1%NHOH)により精製して、表題化合物(52mg、74%)を得た。LCMS(方法5):Rt3.76分,m/z633[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.23(9H,s),1.75−2.30(13H,m),2.32(3H,s),2.48(3H,s),3.19(1H,br s),4.72−4.83(1H,m),5.30−5.38(1H,m),6.28(1H,s),7.03−7.11(2H,m),7.20−7.36(8H,m),8.00(1H,s),8.11(1H,s)。
【実施例106】
【1269】
1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【1270】
【化486】
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【1271】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体106a)
【1272】
【化487】
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中間体3c(100mg、0.28mmol)、中間体33a(116mg、0.28mmol)、およびDIPEA(96μL、0.55mmol)をジオキサン(3mL)に加え、この混合物を80℃で16時間撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とEtOAcで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(156mg、88%)を得た。LCMS(方法4):Rt3.07分,m/z635[MH]。
【1273】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−クロロメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体106b)
【1274】
【化488】
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中間体106a(150mg、0.25mmol)のDCM(3mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(107μL、0.61mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(29μL、0.37mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌した。RTまで温めた後、追加のDIPEA(65μL)およびメタンスルホニルクロリド(30μL)を加え、撹拌を2時間続けた。反応混合物をDCMと水で分配した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物は、それ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.59分,m/z653[MH]。
【1275】
c.1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例106)
中間体106b(0.25mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、DIPEA(130μL、0.75mmol)を加え、続いてN−メチルピペラジン(83μL、0.75mmol)を加えた。反応混合物を管に密閉し、50℃で18時間加熱し、次いで冷却して、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてHPLC(C18 X−selectカラム、10−98%の勾配でMeCNを含有するHO、0.1%HCOH)により精製して、表題化合物を得た(13mg、7%)。LCMS(方法5):Rt3.44分,m/z717[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.57−1.66(2H,m),1.68−1.77(4H,m),1.79−1.95(2H,m),1.98−2.19(5H,m),2.22−2.46(8H,m),3.14(4H,t,J=5.3Hz),3.49(2H,s),4.76−4.85(1H,m),5.54(1H,t,J=4.4Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.25−7.47(8H,m),7.59−7.65(2H,m),8.11(1H,s)。
【実施例107】
【1276】
【化489】
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1−(3−tert−ブチル−1’−メチル−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
中間体3c(100mg、0.27mmol)のジオキサン(3mL)溶液に、DIPEA(90μL、0.55mmol)を加え、続いて(3−tert−ブチル−1’−メチル−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、例えば、米国特許第6492529号(特許文献37)を参照;109mg、0.27mmol)を加えた。反応混合物を、60℃で18時間加熱し、次いで冷却して、水に注いだ。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(100mg、61%)。LCMS(方法5):Rt4.05分,m/z609[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.24(9H,s),1.54−1.66(2H,m),1.67−1.76(4H,m),1.81−2.18(4H,m),3.13(4H,t,J=5.2Hz),3.86(3H,s),4.78−4.87(1H,m),5.55(1H,t,J=4.1Hz),6.26(1H,s),7.10−7.18(2H,m),7.25−7.41(4H,m),7.58−7.64(3H,m),7.98−8.02(2H,m)。
【実施例108】
【1277】
1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【1278】
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
【1279】
a.3−tert−ブチル−1’−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イルアミン(中間体108a)
【1280】
【化491】
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4−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−ピラゾール(手順については、例えば、国際公開第2010139731号(特許文献38)を参照;1.54g、4.81mmol)、5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(668mg、4.81mmol)、ヨウ化銅(I)(45mg、0.24mmol)、およびKCO(1.39g、10.1mmol)を混合し、この混合物に、アルゴン流を用いてあらかじめ脱気したトルエン(5mL)溶液を加えた。次いで、(R,R)−(−)−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(151μL、0.96mmol)を加え、反応混合物にマイクロ波を照射して150℃で2時間加熱した。粗反応混合物を水に注ぎ、EtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.29g、81%)。LCMS(方法1):Rt2.31分,m/z334[MH]。
【1281】
b.{3−tert−ブチル−1’−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体108b)
【1282】
【化492】
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中間体108a(1.29g、3.87mmol)を水(5mL)とEtOAc(13mL)の混合液に加え、この混合物に、NaOH(310mg、7.74mmol)を加えた。10分間撹拌後、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(640μL、4.65mmol)を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−75%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.24g、63%)。LCMS(方法4):Rt3.92分,m/z508,510[MH]。
【1283】
c.1−{3−tert−ブチル−1’−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体108c)
【1284】
【化493】
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出発物質に、中間体3cおよび中間体108bを用い、中間体106aで記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt3.27分,m/z723.5[MH]。
【1285】
d.1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ヒドロキシ−エチル)−1’H−[1,4’] ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体108d)
【1286】
【化494】
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中間体108c(170mg、0.23mmol)のMeOH(2.5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(118mg、0.47mmol)を加え、反応混合物を60℃で2時間加熱した。得られる混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(105mg、72%)。LCMS(方法1):Rt2.96分,m/z639[MH]。
【1287】
e.メタンスルホン酸2−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−[1,4’]ビピラゾリル−1’− イル)−エチルエステル(中間体108e)
【1288】
【化495】
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中間体108d(105mg、0.16mmol)のDCM(2mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(43μL、0.25mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(15μL、0.20mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、次いで、水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.09分,m/z717[MH]。
【1289】
f.1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例108)
中間体108e(0.20mmol)のTHF(2mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、0.8mL、1.6mmol)を加え、RTで、撹拌を48時間続けた。粗反応混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(20mg、15%)。LCMS(方法5):Rt3.34分,m/z666[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.24(9H,s),1.54−1.65(2H,m),1.67−1.77(4H,m),1.81−2.13(4H,m),2.16(6H,s),2.67(2H,t,J=6.5Hz),3.13(4H,t,J=5.3Hz),4.20(2H,t,J=6.5Hz),4.79−4.87(1H,m),5.55(1H,t,J=4.5Hz),6.26(1H,s),7.11−7.19(2H,m),7.26−7.41(4H,m),7.58−7.64(3H,m),7.99−8.05(2H,m)。
【実施例109】
【1290】
【化496】
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N−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−フェニル]−メタンスルホンアミドギ酸塩
中間体5c(122mg、0.33mmol)、中間体104a(150mg、0.33mmol)、およびDIPEA(87μL、0.50mmol)をジオキサン(2mL)に加え、この混合物を60℃で18時間撹拌し、次いで85℃で48時間撹拌した。揮発分を減圧濃縮し、得られる残渣を、MDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(88mg、40%)。LCMS(方法5):Rt3.41分,m/z662[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.24(9H,s),1.81−2.27(10H,m),2.28−2.40(1H,m),3.04(3H,s),3.11−3.18(2H,m),3.67(3H,s),3.99(1H,t,J=8.3Hz),4.83−4.99(1H,m),5.43(1H,t,J=4.5Hz),6.93(1H,d,J=2.3Hz),7.25−7.44(7H,m),7.76(1H,d,J=10.3Hz),8.05(1H,s),8.15(1H,s),8.18(1H,d,J=2.8Hz),8.27(1H,d,J=2.1Hz)。
【実施例110】
【1291】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1292】
【化497】
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【1293】
a.2−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−エタノール(中間体110a)
【1294】
【化498】
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4,4−ジメチル−3−オキソ−ペンタンニトリル(5.0g、40.0mmol)のEtOH(IMS級、40mL)溶液を撹拌しながら、そこに、RTで、2−ヒドラジノ−エタノール(2.98mL、44.0mmol)を加え、続いて濃HCl(0.4mL)を加えた。反応混合物を還流温度で18時間加熱し、次いで冷却し、減圧濃縮した。得られた残渣から、ペンタンで溶解分を除去し、表題化合物(7.4g、定量的)を黄色固体として得た。LCMS(方法3):Rt0.81分,m/z184[MH]。
【1295】
b.[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体110b)
【1296】
【化499】
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中間体110a(4.11g、22.4mmol)をNaOH(1M水溶液、33.6mL、33.6mmol)とEtOAc(35mL)の混合液に溶解させ、この溶液を、アルゴン雰囲気下、0℃に冷却し、そこに、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(3.24mL、23.5mmol)を5分かけて滴下した。反応混合物をRTで5時間撹拌した。追加のクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(462μL)を加え、RTで、撹拌を16時間続けた。追加のNaOH(1M水溶液、15mL)およびクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(462μL)を加え、RTで、撹拌を1時間続けた。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シクロヘキサン(100mL)に溶解させ、5日間放置した。得られる懸濁液を濾過し、濾過で集まった固体を別のシクロヘキサンで洗って、表題化合物(3.64g、45%)を白色固体として得た。濾液を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(50%EtOAcを加えたシクロヘキサン混合物を用いる)により精製し、次いでDCMと水で分配した。有機層を相分離装置に通して乾燥させ、減圧濃縮して、表題化合物(1.43g、18%)をさらに橙色ガム状物として得た。LCMS(方法3):Rt3.72分,m/z358[MH]。
【1297】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例110)
中間体110b(143mg、0.40mmol)、中間体81d(1151mg、0.40mmol)、およびDIPEA(82μL、0.50mmol)をジオキサン(5mL)に加え、この混合物を100℃で4時間撹拌した。冷却してから、反応混合物を減圧濃縮し、次いで水とDCMで分配した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、相分離装置に通して乾燥させ、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(3−15%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物(36mg、15%)をガラス状白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt4.02分,m/z587[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.92(3H,d,J=6.3Hz),1.21(9H,s),1.44−1.57(2H,m),1.60−1.74(2H,m),1.74−1.87(2H,m),1.88−2.22(4H,m),2.86−2.96(1H,m),3.12−3.20(2H,m),3.63−3.71(2H,m),3.95(2H,t,J=6.0Hz),4.82−4.91(1H,m),5.00(1H,br s),5.54(1H,t,J=4.3Hz),6.07(1H,s),7.10(1H,d,J=8.6Hz),7.22(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.26−7.32(1H,m),7.35−7.42(3H,m),7.65(1H,d,J=10.8Hz),7.71(1H,d,J=2.1Hz),8.19−8.23(1H,m)。
【実施例111】
【1298】
【化500】
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1−(5−tert−ブチル−イソオキサゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
出発物質に、中間体81dおよび(5−tert−ブチル−イソオキサゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(手順については、国際公開第2006091671号(特許文献39)を参照)を用い、実施例110の工程cに記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.67分,m/z544[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.44−1.57(2H,m),1.60−1.73(2H,m),1.74−1.86(2H,m),1.88−2.22(4H,m),2.86−2.94(1H,m),3.12−3.20(2H,m),4.86−4.95(1H,m),5.54(1H,t,J=4.2Hz),6.40(1H,s),7.00(1H,d,J=8.6Hz),7.21−7.26(1H,m),7.27−7.33(1H,m),7.34−7.42(3H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.71(1H,d,J=2.10Hz),9.31(1H,s)。
【実施例112】
【1299】
【化501】
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1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素ギ酸塩
出発物質に、中間体108eおよびモルホリンを用い、実施例108に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.37分,m/z708[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.24(9H,s),1.55−1.65(2H,m),1.67−1.76(4H,m),1.79−2.19(4H,m),2.41(4H,d,J=4.7Hz),2.72(2H,t,J=6.7Hz),3.13(4H,t,J=5.3Hz),3.53(4H,t,J=4.6Hz),4.23(2H,t,J=6.6Hz),4.78−4.87(1H,m),5.55(1H,t,J=4.4Hz),6.25(1H,s),7.11−7.18(2H,m),7.25−7.41(4H,m),7.58−7.64(3H,m),8.00(1H,s),8.05(1H,s),8.16(1H,s)。
【実施例113】
【1300】
1−[3−tert−ブチル−1’−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素ギ酸塩
【1301】
【化502】
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【1302】
a.4−ヨード−1−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−1H−ピラゾール(中間体113a)
【1303】
【化503】
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4−ヨード−1H−ピラゾール(2.0g、10.3mmol)およびCsCO(5.04g、15.5mmol)をMeCN(28mL)に加え、この混合物に2−(3−ブロモプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(1.84mL、10.8mmol)を加え、得られる混合物を一晩撹拌した。粗反応混合物を水に注いで、EtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−80%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を得た(2.95g、81%)。1H NMR(300MHz,CDCl):150−1.58(4H,m),1.65−1.90(2H,m),2.12(2H,qn,J=6.4Hz),3.35(1H,dt,J=10.2,5.9Hz),3.46−3.54(1H,m),3.73(1H,dt,J=10.2,5.9Hz),3.80−3.88(1H,m),4.26(2H,td,J=6.9,1.5Hz),4.54(1H,dd,J=4.5,3.1Hz),7.46(1H,s),7.50(1H,s)。
【1304】
b.3−tert−ブチル−1’−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イルアミン(中間体113b)
【1305】
【化504】
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中間体113a(1.50g、4.46mmol)、5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(620mg、4.46mmol)、ヨウ化銅(I)(42mg、0.22mmol)、およびKCO(1.29g、9.37mmol)を混合し、この混合物に、アルゴン流を用いてあらかじめ脱気したトルエン(4.6mL)溶液を加えた。次いで、(R,R)−(−)−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(141μL、0.89mmol)を加え、反応混合物にマイクロ波を照射して140℃で2.5時間加熱した。粗反応混合物を水に注いで、EtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.14g、73%)。LCMS(方法4):Rt2.34分,m/z348[MH]。
【1306】
c.{3−tert−ブチル−1’−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体113c)
【1307】
【化505】
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中間体113b(1.14g、3.28mmol)を水(6mL)とEtOAc(12mL)の混合液に加え、撹拌しながら、この混合物にNaOH(263mg、6.57mmol)を加えた。10分後、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(543μL、3.94mmol)を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(1.57g、91%)。LCMS(方法4):Rt3.99分,m/z522、524[MH]。
【1308】
d.1−{3−tert−ブチル−1’−[3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−プロピル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体113d)
【1309】
【化506】
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出発物質に、中間体3cおよび中間体113cを用い、中間体106aで記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt3.34分,m/z737[MH]。
【1310】
e.1−[3−tert−ブチル−1’−(3−ヒドロキシ−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体113e)
【1311】
【化507】
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中間体113d(263mg、0.36mmol)のMeOH(2.5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(179mg、0.71mmol)を加え、反応混合物を60℃で3時間加熱した。得られる混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(3−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(163mg、70%)。LCMS(方法4):Rt3.00分,m/z653[MH]。
【1312】
f.メタンスルホン酸3−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−[1,4’]ビピラゾリル−1’−イル)−プロピルエステル(中間体113f)
【1313】
【化508】
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中間体113e(163mg、0.25mmol)のDCM(3mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(174μL、1.0mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(39μL、0.50mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.12分,m/z731[MH]。
【1314】
g.1−[3−tert−ブチル−1’−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素ギ酸塩(実施例113)
中間体113f(0.125mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、0.5mL、1.0mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(10mg、12%)。LCMS(方法5):Rt3.36分,m/z680[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.21(9H,s),1.54−1.65(2H,m),1.67−1.77(4H,m),1.81−1.95(4H,m),1.99−2.07(4H,m)2.08(6H,s),2.16(2H,t,J=6.9Hz),3.10(4H,t,J=5.2Hz),4.09(2H,t,J=7.1Hz),4.79(1H,td,J=8.4,5.5Hz),5.51(1H,t,J=4.5Hz),6.21(1H,s),7.09−7.14(2H,m),7.22−7.37(4H,m),7.55−7.62(3H,m),7.97−8.01(2H,m),8.22(0.4H,br s)。
【実施例114】
【1315】
【化509】
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1−[3−tert−ブチル−1’−( 3−モルホリン−4−イル−プロピル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素ギ酸塩
出発物質に、中間体113fおよびモルホリンを用い、実施例113に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.36分,m/z722[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.20(9H,s),1.54−1.60(2H,m),1.65−1.72(4H,m),1.80−1.96(4H,m),1.98−2.10(4H,m)2.22(2H,t,J=7.0Hz),2.24−2.30(4H,m),3.10(4H,t,J=5.2Hz),3.50(4H,t,J=4.6Hz),4.09(2H,t,J=7.0Hz),4.79(1H,td,J=8.4,5.5Hz),5.51(1H,t,J=4.5Hz),6.21(1H,s),7.10−7.15(2H,m),7.22−7.36(4H,m),7.55−7.62(3H,m),7.97−8.01(2H,m),8.22(0.3H,br s)。
【実施例115】
【1316】
1−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−(3−フルオロ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−尿素
【1317】
【化510】
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【1318】
a.(3−フルオロ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体115a)
【1319】
【化511】
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3−フルオロ−5−モルホリン−4−イルアニリン(手順については、欧州特許第1102743号(特許文献40)を参照;1.0g、5.10mmol)およびトリエチルアミン(1.77mL、10.2mmol)をTHF(25mL)に溶解させ、氷冷して、この溶液に、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(1.05mL、7.65mmol)を加えた。反応混合物をRTで1.5時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物(1.89g、99%)を透明油状物として得た。LCMS(方法3):Rt3.75分,m/z371、373[MH]。
【1320】
b.1−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−(3−フルオロ−5−モルホリン−4−イル−フェニル)−尿素(実施例115)
出発物質に、中間体96cおよび中間体115aを用い、実施例99に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.70分,m/z614[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.3Hz),0.59(3H,d,J=6.3Hz),1.35−1.53(3H,m),1.63−1.69(2H,m),1.72−1.78(1H,m),1.82−1.99(2H,m),2.00−2.13(2H,m),3.03(4H,t,J=4.8Hz),3.08−3.20(2H,m),3.65−3.69(2H,t,J=4.8Hz),4.80−4.88(1H,td,J=8.7,5.5Hz),5.50(1H,t,J=4.0Hz),6.31(1H,dt,J=12.4,2.0Hz),6.68(1H,br s),6.71(1H,d,J=8.9Hz),6.81(1H,dt,J=11.3,1.9Hz),7.18−7.25(2H,m),7.29−7.37(3H,m),7.62(1H,dd,J=9.8,0.6Hz),7.86(1H,d,J=2.0Hz),8.51(1H,s)。
【実施例116】
【1321】
【化512】
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1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
実施例110(80mg、0.136mmol)、DIPEA(71μL、0.409mmol)、およびメタンスルホニルクロリド(26μL、0.34mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液をRTで90分間撹拌した。追加のDIPEA(71μL)およびメタンスルホニルクロリド(26μL)を加え、撹拌を1時間続けた。水(1mL)および飽和NaHCO水溶液(2mL)を加え、反応混合物を30分間激しく撹拌した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめて相分離装置を通して乾燥させ、減圧濃縮した。得られる残渣を、DMF(2mL)とモルホリン(36μL、0.41mmol)の混合液に溶解させ、75℃で18時間加熱した。冷却してから、揮発分を減圧濃縮し、得られる残渣を、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめて減圧濃縮し、得られる残渣を、MDAP(方法7)により精製して、表題化合物(23mg、26%)を白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt3.48分,m/z656[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.92(3H,d,J=6.3Hz),1.21(9H,s),1.46−1.58(2H,m),1.63−1.73(2H,m),1.74−1.87(2H,m),1.89−2.02(2H,m),2.02−2.24(2H,m),2.35−2.43(4H,m),2.63(2H,t,J=7.1Hz),2.87−2.97(1H,m),3.14−3.22(2H,m),3.55(4H,t,J=4.5Hz),4.01(2H,t,J=7.1Hz),4.82−4.92(1H,m),5.51−5.57(1H,m),6.04(1H,s),7.10(1H,d,J=8.6Hz),7.23(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.27−7.42(4H,m),7.65(1H,d,J=9.9Hz),7.72(1H,s),8.37−8.45(1H,m)。
【実施例117】
【1322】
【化513】
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1−シクロプロピル−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
出発物質に、中間体96cおよびシクロプロピルカルバミン酸4−ニトロフェニル(手順については、国際公開第2007/72158号(特許文献41)を参照)を用い、実施例99に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt4.70分,m/z614[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.31−0.35(2H,m),0.52−0.60(8H,m),1.33−1.56(3H,m),1.63−1.70(2H,m),1.73−1.88(3H,m),1.94−2.11(2H,m),3.08−3.20(2H,m),4.78(1H,td,J=8.6,6.8Hz),5.47(1H,t,J=3.8Hz),6.07(1H,d,J=2.1Hz),6.24(1H,d,J=8.9Hz),7.15−7.22(2H,m),7.27−7.32(3H,m),7.62(1H,d,J=9.8Hz),7.84(1H,d,J=1.7Hz),8.12(0.6H,br s)。
【実施例118】
【1323】
【化514】
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1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
中間体96c(160mg、0.41mmol)、中間体110b(142mg、0.41mmol)、およびDIPEA(142μL、0.82mmol)をジオキサン(5mL)に加え、この混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−8%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製し、表題化合物(86mg、32%)をガラス状白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt4.32分,m/z601[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.17(9H,s),1.35−1.55(3H,m),1.63−1.69(2H,m),1.73−1.79(1H,m),1.82−2.00(2H,m),2.00−2.13(2H,m),3.09−3.19(2H,m),3.62(2H,br s),3.90(2H,t,J=5.9Hz),4.82(1H,td,J=8.6,5.7Hz),4.92−4.98(1H,br s),5.50(1H,t,J=4.2Hz),6.02(1H,s),7.04(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,dd,J=9.8,2.3Hz),7.20−7.25(1H,m),7.30−7.36(3H,m),7.62(1H,dd,J=9.7,0.6Hz),7.86(1H,d,J=2.1Hz),8.14(1H,s)。
【実施例119】
【1324】
1−{5−tert−ブチル−2−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素
【1325】
【化515】
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【1326】
a.4−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾールおよび5−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール(中間体119a)
【1327】
【化516】
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4−ヨード−1H−イミダゾール(1.0g、5.13mmol)および水酸化ナトリウム(226mg、5.64mmol)をDMF(10mL)に加え、氷冷して、この混合物に、2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(1.18mL、5.64mmol)を加え、得られる混合物を一晩撹拌した。粗反応混合物を水に注ぎ、EtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(20−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物(1.50g、91%)を位置異性体の2:1混合物として得た。LCMS(方法4):Rt2.03分,m/z323[MH]。
【1328】
b.5−tert−ブチル−2−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体119b)
【1329】
【化517】
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中間体119a(1.50g、4.66mmol)、5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(648mg、4.66mmol)、ヨウ化銅(I)(44mg、0.23mmol)、およびKCO(1.35g、9.78mmol)を混合し、この混合物に、アルゴン流を用いてあらかじめ脱気したトルエン(10mL)溶液を加えた。次いで、(R,R)−(−)−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(147μL、0.93mmol)を加え、反応混合物にマイクロ波を照射して150℃で3時間加熱した。粗反応混合物を水に注いで、EtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−100%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物(550mg)に未反応の5−ヨード−1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール単量体が混合している生成物を得た。LCMS(方法4):Rt2.32分,m/z334[MH]。
【1330】
c.(5−tert−ブチル−2−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体119c)
【1331】
【化518】
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中間体119b(550mg)を水(3mL)とEtOAc(6mL)の混合液に加え、この混合物に、NaOH(132mg、3.30mmol)を加えた。10分間撹拌後、クロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(273μL、1.98mmol)を加え、反応混合物をRTで2時間撹拌した。水層をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−80%の勾配でEtOAcを含有するシクロヘキサンを用いる)により精製して、表題化合物を得た(175mg)。LCMS(方法4):Rt4.54分,m/z508,510[MH]。
【1332】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{1−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1H−イミダゾール−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体119d)
【1333】
【化519】
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出発物質に、中間体3cおよび中間体119cを用い、中間体106aで記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法4):Rt5.52分,m/z723[MH]。
【1334】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(中間体119e)
【1335】
【化520】
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中間体119d(135mg、0.19mmol)のMeOH(2mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(94mg、0.37mmol)を加え、反応混合物を60℃で3時間加熱した。得られる混合物を水に注いで、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(2−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(65mg、53%)。LCMS(方法4):Rt2.96分,m/z639[MH]。
【1336】
f.メタンスルホン酸2−[4−(3−tert−ブチル−5−{3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−ウレイド}−ピラゾール−1−イル)−イミダゾール−1−イル]−エチルエステル(中間体119f)
【1337】
【化521】
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中間体119e(65mg、0.10mmol)のDCM(1.5mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(71μL、0.41mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(16μL、0.20mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.23分,m/z717[MH]。
【1338】
g.1−{5−tert−ブチル−2−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1H−イミダゾール−4−イル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−[(1S,4R)−4−(3−ピペリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル]−尿素(実施例119)
中間体119f(0.10mmol)のTHF(2mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、0.4mL、0.8mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてHPLC(XBridge C18カラム、30−98%MeCN含有HO、0.1%NHOH)により精製して、表題化合物を得た(12mg、18%)。LCMS(方法5):Rt3.43分,m/z666[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.21(9H,s),1.54−1.60(2H,m),1.65−1.71(4H,m),1.86−1.94(2H,m),1.95−2.05(1H,m)2.13(6H,s),2.13−2.16(1H,m),2.55(2H,t,J=6.3Hz),3.10(4H,t,J=5.2Hz),4.05(2H,t,J=7.1Hz),4.86(1H,td,J=8.4,5.5Hz),5.51(1H,t,J=4.5Hz),6.32(1H,s),7.12(1H,dd,J=10.0,1.9Hz),7.20−7.25(2H,m),7.28−7.36(3H,m),7.56−7.59(2H,m),7.63(1H,d,J=1.4Hz),7.90(1H,d,J=8.6Hz),9.63(1H,br s)。
【実施例120】
【1339】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1340】
【化522】
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【1341】
a.(S)−1−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体120a)
【1342】
【化523】
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(S)−1−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸(250mg、1.74mmol)および(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(244mg、1.92mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、この溶液にHATU(790mg、2.09mmol)およびDIPEA(606μL、3.48mmol)を加え、反応物を18時間撹拌した。次いで、反応物を、1時間45℃に加熱し、次いで、冷却して、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(272mg、62%)。LCMS(方法4):Rt0.87分,m/z253[MH]。
【1343】
b.6−フルオロ−3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体120b)
【1344】
【化524】
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中間体120a(270mg、1.07mmol)、トリエチルアミン(595μL、4.28mmol)、およびトリフェニルホスフィン(560mg、2.14mmol)をTHF(10mL)に加え、撹拌しながら、この混合物に、RTで、ヘキサクロロエタン(505mg、2.14mmol)を5分かけて少しずつ加えた。反応混合物を1.5時間撹拌し、次いで、メタノールで希釈して、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させ、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−8%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するEtOAcを用いる)により精製して、表題化合物を得た(105mg、42%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.34−1.51(1H,m),1.62−1.92(5H,m),2.00(3H,s),2.20(1H,td,J=11.4,3.7Hz),3.06(1H,m),3.87(1H,dd,J=10.9,3.3Hz),7.18(1H,ddd,J=9.8,7.6,2.3Hz),7.71(1H,ddd,J=9.9,5.0,0.7Hz),8.75−7.79(1H,m)。
【1345】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体120c)
【1346】
【化525】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、54mg、1.34mmol)をDMF(1mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(88mg、0.54mmol)を加え、反応混合物を20分間撹拌した。中間体120b(105mg、0.45mmol)のDMF(1mL)溶液を加え、反応混合物を60℃で90分間加熱した。冷却してから、反応混合物に、注意しながらMeOHを加えてクエンチし、次いで、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を減圧濃縮し、得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(77mg、45%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.38−1.51(1H,m),1.52−1.90(6H,m),1.90−2.05(1H,m),2.03(3H,s),2.04−2.15(1H,m),2.15−2.22(1H,m),2.33−2.44(1H,m),2.99−3.06(1H,m),3.82(1H,dd,J=11.3,3.2Hz),3.99(1H,dd,J=7.9,5.1Hz),5.23(1H,t,J=4.5Hz),7.11(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.23−7.30(1H,m),7.34−7.41(2H,m),7.60(1H,d,J=7.7Hz),7.65(1H,dd,J=9.9,0.7Hz),8.42(1H,d,J=2.2Hz)。
【1347】
d.1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピペリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例120)
中間体120c(35mg、0.10mmol)、中間体110b(54mg、0.15mmol)、およびDIPEA(53μL、0.30mmol)をジオキサン(1mL)に加え、この混合物を50℃で一晩撹拌した。冷却してから、反応混合物を、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させた。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−8%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製し、表題化合物(4mg、7%)をガラス状白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt3.02分,m/z586[MH]。1H NMR(400MHz,d−MeOD):1.20−1.30(2H,m),1.25(9H,s),1.40−1.52(1H,m),1.63−1.83(3H,m),1.85−1.92(2H,m),2.01(3H,s),2.06−2.20(3H,m),2.24(1H,td,J=11.7,3.1Hz),2.31−2.38(1H,m),3.04−3.09(1H,m),3.76−3.81(1H,m),3.81(2H,t,J=5.4Hz),4.08(2H,t,J=5.4Hz),4.98(1H,dd,J=8.1,6.5Hz),5.36(1H,t,J=3.8Hz),6.12(1H,s),7.24(1H,t,J=7.4Hz),7.28−7.37(3H,m),7.44(1H,d,J=7.8Hz),7.66(1H,dd,J=9.9,0.6Hz),8.46(1H,d,J=1.9Hz)。
【実施例121】
【1348】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1349】
【化526】
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【1350】
a.メタンスルホン酸2−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−エチルエステル(中間体121a)
【1351】
【化527】
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実施例118(43mg、0.07mmol)のDCM(1.5mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(49μL、0.18mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(11μL、0.11mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.38分,m/z679[MH]。
【1352】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例121)
中間体121a(0.07mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(50μL、0.29mmol)およびモルホリン(25μL、0.29mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(19mg、39%)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z670[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.56(3H,d,J=6.2Hz),0.59(3H,d,J=6.2Hz),1.16(9H,s),1.37−1.55(3H,m),1.63−1.69(2H,m),1.73−1.79(1H,m),1.85−2.00(2H,m),2.04−2.10(2H,m),2.34(4H,t,J=4.5Hz),2.57(2H,t,J=7.2Hz),3.09−3.19(2H,m),3.50(4H,t,J=4.5Hz),3.95(2H,t,J=7.2Hz),4.82(1H,td,J=8.6,5.7Hz),5.50(1H,t,J=4.2Hz),5.99(1H,s),6.92(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,dd,J=9.8,2.3Hz),7.20−7.26(1H,m),7.30−7.36(3H,m),7.62(1H,dd,J=9.7,0.6Hz),7.86(1H,d,J=2.1Hz),8.19(1H,s)。
【実施例122】
【1353】
1−{(1S,4R)−4−[3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素ギ酸塩
【1354】
【化528】
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【1355】
a.8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニルクロリド(中間体122a)
【1356】
【化529】
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8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(295mg、2.00mmol)およびピリジン(486μL、6.02mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、冷却(10℃)して、この溶液に、トリホスゲン(595mg、2.00mmol)を少しずつ加えた。反応物を、室温まで昇温させ、一晩撹拌した。混合物をHCl(1M水溶液、10mL)でクエンチし、30分間撹拌した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてHCl(1M水溶液)、ブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(244mg、70%)。1H NMR(400MHz,CDCl):1.46−1.70(4H,m),1.72−1.92(5H,m),2.04−2.11(2H,m),4.39−4.44(2H,m)。
【1357】
b.8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体122b)
【1358】
【化530】
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中間体122a(240mg、1.38mmol)および(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(176mg、1.38mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、この溶液にDIPEA(721μL、4.15mmol)を加え、反応物を5日間撹拌した。次いで、反応物を、DCMと水で分配した。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(170mg、47%)。LCMS(方法3):Rt2.31分,m/z265[MH]。
【1359】
c.3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体122c)
【1360】
【化531】
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中間体122b(165mg、0.62mmol)、トリエチルアミン(350μL、2.50mmol)、およびトリフェニルホスフィン(327mg、1.25mmol)をTHF(10mL)に加え、撹拌しながら、この混合物に、RTで、ヘキサクロロエタン(296mg、1.25mmol)を5分かけて少しずつ加えた。反応混合物を3.5時間撹拌し、次いで、一晩60℃に加熱した。加熱温度を5日間70℃に上げ、次いで冷却して、減圧濃縮した。残渣をジオキサンに移し入れ、ヘキサクロロエタン(150mg、0.63mmol)およびトリエチルアミン(200μL、1.43mmol)を用いて、115℃で一晩、再処理した。混合物を冷却し、減圧濃縮した。残渣をメタノールに移し入れ、SCXカートリッジにロードした。カートリッジをMeOHで洗い、生成物を2MのNH含有MeOHで溶出させ、減圧濃縮して、表題化合物を得た(117mg、76%)。LCMS(方法3):Rt2.88分,m/z247[MH]。
【1361】
d.(1S,4R)−4−[3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体122d)
【1362】
【化532】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、51mg、1.3mmol)をDMF(1.5mL)に懸濁させ、この懸濁液に、中間体A(73mg、0.45mmol)を加え、続いて中間体122c(110mg、0.45mmol)を加え、反応混合物を60℃で1時間加熱した。冷却してから、反応混合物に、注意しながらNHCl(飽和水溶液)を加えてクエンチし、水相をEtOAc(×3)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(98mg、56%)。LCMS(方法3):Rt2.26分,m/z390[MH]。
【1363】
e.1−{(1S,4R)−4−[3−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素ギ酸塩(実施例122)
中間体95cおよび中間体122dを用いて、実施例95で記載した手順に従って、表題化合物を調製した。LCMS(方法5):Rt3.55分,m/z318.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.27(9H,s),1.46−1.58(3H,m),1.63−1.79(3H,m),1.87−2.16(8H,m),2.19(6H,s),2.61(2H,t,J=5.9Hz),3.99(2H,m),4.08(2H,t,J=5.9Hz),4.81(1H,m),5.52(1H,m),6.32(1H,s),6.96(1H,m),7.05−7.17(4H,m),7.25−7.42(5H,m),7.56−7.61(2H,m),8.14(1H,s),8.19(1H,s)。
【実施例123】
【1364】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
【1365】
【化533】
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【1366】
a.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体123a)
【1367】
【化534】
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(R)−2−メチルピペリジンを用いて、中間体95eの調製に記載したのと類似の手順により、表題化合物を調製した。LCMS(方法3):Rt3.63分,m/z679[MH]。
【1368】
b.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((R)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩(実施例123)
中間体123a(108mg、0.159mmol)およびDIPEA(0.083mL、0.48mmol)をDCM(4mL)に溶解させ、この溶液にメタンスルホニルクロリド(36.5mg、0.318mmol)を加え、得られる黄色溶液をRTで20分間撹拌した。水(2mL)および飽和NaHCO水溶液(2mL)を加え、次いで水層をDCM(4mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、黄色固体が残った。
【1369】
この固体を、THF(2mL)に溶解させ、次いで、ジメチルアミン(2MのTHF溶液、1.6mL、3.2mmol)を加え、混合物を、バイアルに密閉し、18時間60℃で撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(1mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOH(20mL)で洗い、2MのNH含有MeOH(20mL)で溶出させ;減圧濃縮して、ガラス状黄色固体を得た(98mg)。MDAP(方法7)により、淡黄色固体を得た(63mg)。HPLC(Gemini C18、15−65%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分、×2)によりさらに精製して、表題化合物を白色固体として得た(18.6mg、17%)。LCMS(方法5):Rt3.62分,m/z706.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.88(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.48−1.56(2H,m),1.65−1.71(2H,m),1.76−1.96(4H,m),2.00−2.14(2H,m),2.17(6H,s),2.59(2H,t,J=5.8Hz),2.95(1H,ddd,J=12.2,8.1,4.8Hz),3.18(1H,dt,J=12.1,4.3Hz),3.26−3.29(1H,m),4.07(2H,t,J=5.8Hz),4.81(1H,td,J=8.6,5.6Hz),5.53(1H,t,J=4.3Hz),6.31(1H,s),6.95(1H,dd,J=8.4,2.2Hz),7.09(2H,m),7.18(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.25−7.41(6H,m),7.64(1H,d,J=9.9Hz),7.70(1H,d,J=2.1Hz),8.34(1H,s),8.50(0.3H,s)。
【実施例124】
【1370】
1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1371】
【化535】
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【1372】
a.1−{3−tert−ブチル−1’−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体124a)
【1373】
【化536】
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中間体96c(200mg、0.51mmol)、中間体108b(261mg、0.51mmol)、およびDIPEA(178μL、1.02mmol)をジオキサン(5mL)に加え、この混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(364mg、95%)をガラス状白色固体として得た。LCMS(方法4):Rt3.69分,m/z751[MH]。
【1374】
b.1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ヒドロキシ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体124b)
【1375】
【化537】
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中間体124a(239mg、0.32mmol)のMeOH(3.5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(160mg、0.64mmol)を加え、反応混合物を60℃で3時間加熱した。得られる混合物を水に注いで、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(3−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(174mg、82%)。LCMS(方法4):Rt3.22分,m/z667[MH]。
【1376】
c.メタンスルホン酸2−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−[1,4’]ビピラゾリル−1’−イル]−エチルエステル(中間体124c)
【1377】
【化538】
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中間体124b(174mg、0.26mmol)のDCM(3mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(182μL、1.0mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(41μL、0.52mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.47分,m/z746[MH]。
【1378】
d.1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例124)
中間体124c(0.13mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、DIPEA(90μL、0.52mmol)およびモルホリン(45μL、0.52mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(26mg、26%)。LCMS(方法5):Rt3.70分,m/z736[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.20(9H,s),1.34−1.54 3H,m),1.63−1.68(2H,m),1.72−1.86(2H,m),1.89−1.97(1H,m),2.01−2.07(2H,m),2.37(4H,t,J=4.4Hz),2.69(2H,t,J=6.7Hz),3.08−3.18(2H,m),3.49(4H,t,J=4.6Hz),4.19(2H,t,J=6.7Hz),4.80(1H,dt,J=8.6,5.6Hz),5.49(1H,t,J=4.3Hz),6.22(1H,s),7.11(1H,d,J=8.6Hz),7.16(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.19−7.25(1H,m),7.28−7.33(3H,m),7.59(1H,s),7.62(1H,d,J=9.6Hz),7.84(1H,d,J=1.9Hz),7.96(1H,s),8.02(1H,s),8.14(0.6H,br s)。
【実施例125】
【1379】
【化539】
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1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
中間体124c(0.13mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、1.3mL、2.6mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(2−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(26mg、29%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z694[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.20(9H,s),1.34−1.54 3H,m),1.63−1.68(2H,m),1.72−1.86(2H,m),1.89−1.97(1H,m),2.01−2.07(2H,m),2.23(6H,br s),2.77(2H,br s),3.08−3.18(2H,m),4.22(2H,br s),4.80(1H,dt,J=8.6,5.6Hz),5.49(1H,t,J=4.3Hz),6.22(1H,s),7.11(1H,d,J=8.6Hz),7.16(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.19−7.25(1H,m),7.28−7.33(3H,m),7.60(1H,s),7.62(1H,d,J=9.6Hz),7.84(1H,d,J=1.9Hz),7.98(1H,s),8.02(1H,s)。
【実施例126】
【1380】
1−(5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素
【1381】
【化540】
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【1382】
a.(5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体126a)
【1383】
【化541】
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5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(0.5g、3.26mmol)のEtOAc(10mL)溶液をNaOH水溶液(1M、5.87mmol)で処理し、続いてクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.54mL、3.92mmol)で処理して、反応混合物をRTで1時間撹拌した。混合物を、EtOAc(10mL)と水(2×10mL)で分配した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を淡橙色ガム状物として得た(0.915g、86%)。LCMS(方法3):Rt3.88分,m/z328/330[MH]。
【1384】
b.1−(5−tert−ブチル−2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素(実施例126)
中間体126a(70mg、0.21mmol)、中間体81d(80mg、0.21mmol)、およびDIPEA(55μL、0.32mmol)をジオキサン(1mL)に溶解させ、この溶液を70℃で18時間加熱した。混合物からジエチルエーテル(1mL)で溶解分を除去し、得られる固体をMDAP(方法7)により精製して、表題化合物をガラス状固体として得た(25mg、21%)。LCMS(方法5):Rt4.19分,m/z557.3[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.1Hz),1.20(9H,s),1.44−1.57(2H,m),1.61−1.73(2H,m),1.74−1.87(2H,m),1.87−2.03(2H,m),2.03−2.22(2H,m),2.87−2.95(1H,m),3.13−3.20(1H,m,),3.39(1H,m,水により不明瞭),3.57(3H,s),4.83−4.91(1H,m),5.54(1H,t,J=4.0Hz),6.02(1H,s),6.93(1H,d,J=8.9Hz),7.22(1H,dd,J=9.8Hz),7.26−7.32(1H,m),7.35−7.42(3H,m),7.65(1H,dd,J=9.7,1.0Hz),7.70−7.73(1H,m),8.28(1H,s)。
【実施例127】
【1385】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1386】
【化542】
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【1387】
a.メタンスルホン酸2−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−メチルエステル(中間体127a)
【1388】
【化543】
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実施例110(176mg、0.300mmol)およびDIPEA(0.157mL、0.900mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この溶液に、0℃で、メタンスルホニルクロリド(0.047mL、0.600mmol)を加え、得られる橙色溶液を0℃で30分間撹拌した。水(2mL)および飽和NaHCO水溶液(2mL)を加えて、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(5mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物が黄色ガム状物として残った(199mg、100%)。LCMS(方法3):Rt3.59分,m/z665[MH]。
【1389】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(2−ジメチルアミノ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩。(実施例127)
中間体127a(0.100mmol)およびジメチルアミン(2MのTHF溶液、1.0mL、2.0mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この黄色溶液を、バイアルに密閉し、60℃で16時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOH(15mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(15mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、黄色膜状物が残った。MDAP(方法7)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(42mg、62%)。LCMS(方法5):Rt3.43分,m/z614.4[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.21(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.63−1.72(2H,m),1.76−1.85(2H,m),1.92−2.01(2H,m),2.03−2.11(1H,m),2.15−2.19(1H,m),2.21(6H,s),2.61(2H,t,J=6.9Hz),2.91(1H,ddd,J=12.2,9.2,4.0Hz),3.17(1H,dt,J=12.2,4.3Hz),3.28−3.36(1H,m),3.99(2H,t,J=6.9Hz),4.87(1H,td,J=8.5,6.2Hz),5.53(1H,t,J=4.1Hz),6.03(1H,s),6.97(1H,d,J=8.7Hz),7.21(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.29(1H,td,J=7.3,2.0Hz),7.34−7.41(3H,m),7.65(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.71(1H,d,J=2.1Hz),8.17(1.4H,s),8.48(1H,s)。
【実施例128】
【1390】
【化544】
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1−[5−tert−ブチル−2−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体127a(0.100mmol)およびピペリジン(0.049mL、0.50mmol)を乾燥DMF(2mL)に溶解させ、この黄色溶液を75℃で2.5時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(2g)に添加し、MeOH(20mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(15mL)で溶出させ;減圧濃縮すると黄色固体が残った。MDAP(方法7)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(37mg、52%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z654.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.20(9H,s),1.33−1.38(2H,m),1.45−1.55(6H,m),1.63−1.72(2H,m),1.75−1.86(2H,m),1.89−2.02(2H,m),2.04−2.12(1H,m),2.14−2.21(1H,m),2.40(4H,t,J=4.7Hz),2.61(2H,t,J=7.1Hz),2.91(1H,ddd,J=12.2,9.2,4.2Hz),3.16(1H,dt,J=12.0,4.3Hz),3.32(1H,m),3.99(2H,t,J=7.1Hz),4.87(1H,td,J=8.5,5.7Hz),5.54(1H,t,J=4.3Hz),6.04(1H,s),6.95(1H,d,J=8.6Hz),7.22(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.29(1H,td,J=7.2,1.8Hz),7.34−7.41(3H,m),7.65(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.71(1H,d,J=2.1Hz),8.16(1.4H,s),8.29(1H,s)。
【実施例129】
【1391】
【化545】
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1−{5−tert−ブチル−2−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体127a(0.100mmol)およびN−メチルピペラジン(0.056mL、0.50mmol)を乾燥DMF(2mL)に溶解させ、この黄色溶液を75℃で2.5時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(2mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(5g)に添加し、MeOH(20mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(15mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、橙色固体が残った。MDAP(方法7)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(12mg、17%)。LCMS(方法5):Rt3.36分,m/z669.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.20(9H,s),1.49−1.56(2H,m),1.63−1.72(2H,m),1.75−1.85(2H,m),1.91−2.02(2H,m),2.04−2.10(1H,m),2.12(3H,s),2.14−2.21(1H,m),2.29(4H,br s),2.40(4H,br s),2.60(2H,t,J=7.1Hz),2.91(1H,ddd,J=12.2,9.0,4.0Hz),3.17(1H,dt,J=12.0,4.3Hz),3.28−3.36(1H,m),3.97(2H,t,J=7.1Hz),4.87(1H,td,J=8.5,5.7Hz),5.54(1H,t,J=4.3Hz),6.04(1H,s),6.95(1H,d,J=8.6Hz),7.22(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.29(1H,td,J=7.2,1.7Hz),7.34−7.41(3H,m),7.65(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.71(1H,d,J=2.1Hz),8.20(1H,s),8.27(1H,s)。
【実施例130】
【1392】
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1393】
【化546】
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【1394】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体130a)
【1395】
【化547】
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中間体96c(150mg、0.38mmol)、中間体29c(161mg、0.38mmol)、およびDIPEA(133μL、0.77mmol)をジオキサン(4mL)に加え、この混合物を80℃で7時間撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(1−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物(364mg、95%)をガラス状白色固体として得た。LCMS(方法4):Rt3.50分,m/z663[MH]。
【1396】
b.メタンスルホン酸3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−ベンジルエステル(中間体130b)
【1397】
【化548】
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中間体130a(175mg、0.26mmol)のDCM(2.5mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(184μL、1.0mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(41μL、0.52mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.72分,m/z741[MH]。
【1398】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例130)
中間体130b(0.17mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(122μL、0.70mmol)およびモルホリン(62μL、0.70mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(25mg、19%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z732[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.35−1.53 3H,m),1.63−1.68(2H,m),1.72−1.86(2H,m),1.86−1.92(1H,m),2.01−2.07(2H,m),2.32(4H,t,J=4.1Hz),308−3.20(2H,m),3.46(2H,s),3.50(4H,t,J=4.5Hz),4.78(1H,td,J=8.6,5.9Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),6.98(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.17−7.23(2H,m),7.25−7.31(3H,m),7.32−7.44(3H,m),7.61(1H,d,J=9.7Hz),7.83(1H,d,J=1.8Hz),8.05(1H,s),8.12(1.6H,s)。
【実施例131】
【1399】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1400】
【化549】
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【1401】
a.2−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル−フェノール]−エタノール(中間体131a)
【1402】
【化550】
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5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(629mg、4.52mmol)、2−(3−ブロモフェニル)−エタノール(1g、4.52mmol)、ヨウ化銅(I)(43mg、0.23mmol)、(1S,2S)−N。N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(129mg、0.90mmol)、および炭酸カリウム(1.31g、9.50mmol)をトルエン(8mL)に加え、この混合物を脱気してアルゴンフラッシュした(3×)。次いで、反応混合物にマイクロ波を照射して、150℃で3時間処理し、次いで160℃で16時間処理した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、水(10mL)で洗った。水層を別の10mLのEtOAcで抽出し、有機層を1つにまとめてブライン(10mL)で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−100%EtOAc含有シクロヘキサン/を用いる)により精製し、表題化合物を得たを褐色ガム状物として得た(364mg、31%)。LCMS(方法3):Rt0.43/2.00/2.24分,m/z260[MH]。
【1403】
b.{5−tert−ブチル−2−[3−[2−(ヒドロキシエチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体131b)
【1404】
【化551】
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中間体131a(364mg、1.40mmol)のEtOAc(5mL)溶液を、NaOH水溶液(1M、2.53mmol)で処理し、続いてクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(231μL、1.68mmol)で処理し、反応混合物をRTで1時間撹拌した。混合物をEtOAc(5mL)と水(5mL)で分配した。層を分離させ、水層を別の5mLのEtOAcで抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−50%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を赤色ガム状物として得た(516mg、85%)。LCMS(方法3):Rt4.03分,m/z434/436[MH]。
【1405】
c.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−(ヒドロキシエチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体131c)
【1406】
【化552】
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中間体131b(328mg、0.75mmol)、中間体81d(285mg、0.75mmol)、およびDIPEA(197μL、1.13mmol)をジオキサン(4.5mL)に加え、この混合物を70℃で20時間加熱した。反応混合物をRTに冷却して、DCM(10mL)で希釈し、水(2×10mL)で洗った。有機層を、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物をベージュ色固体として得た(358mg、72%)。LCMS(方法3):Rt3.67分,m/z663[MH]。
【1407】
d.メタンスルホン酸2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェニル}−エチルエステル(中間体131d)
【1408】
【化553】
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中間体131c(358mg、0.540mmol)およびDIPEA(0.28mL、1.6mmol)をDCMに溶解させ、この黄色溶液に、0℃で、塩化メシル(0.084mL、1.1mmol)を30秒かけて滴下し、次いで、溶液を0℃で30分間撹拌した。水(10mL)および飽和NaHCO水溶液(10mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層を、DCMで抽出し(10mL)、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。LCMS(方法3):Rt3.91分,m/z741[MH]。
【1409】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例131)
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびモルホリン(25.9μL、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(12mg、27%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z732.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.2Hz),1.28(9H,s),1.50(2H,m),1.66(2H,m),1.76−2.18(6H,重なり合うm),2.40(4H,m),2.53(m,溶媒により不明瞭),2.80(2H,m),2.90(1H,m),3.15(1H,m,溶媒により不明瞭),3.31(m,溶媒により不明瞭),3.54(4H,m),4.82(1H,m),5.51(1H,t,J=4.0Hz),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J=8.7Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.4Hz),7.24−7.44(8H,m),7.63(1H,m),7.69(1H,m),8.10(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例132】
【1410】
【化554】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびピロリジン(24.8μL、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(15mg、35%)。LCMS(方法5):Rt3.70分,m/z716.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.6Hz),1.28(9H,s),1.50(2H,m),1.61−1.72(6H,m),1.76−2.18(6H,重なり合うm),2.53(m,溶媒により不明瞭),2.72(2H,m),2.82(2H,m),2.90(1H,m),3.16(1H,m,溶媒により不明瞭),3.31(m,溶媒により不明瞭),4.82(1H,m),5.52(1H,t,J=4.2Hz),6.33(1H,s),7.10(1H,d,J=8.4Hz),7.19(1H,dd,J=10.0,2.0Hz),7.24−7.44(8H,m),7.64(1H,m),7.69(1H,m),8.14(1H,s),8.19(1H,s)。
【実施例133】
【1411】
【化555】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびN−エチルメチルアミン(25.8μL、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(10mg、24%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z704.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.2Hz),0.96(3H,t,J=7.5Hz),1.28(9H,s),1.50(2H,m),1.66(2H,m),1.76−2.17(6H,重なり合うm),2.20(3H,s),2.42(2H,q,J=7.5Hz),2.60(2H,m),2.78(2H,m),2.90(1H,m),3.16(1H,m,溶媒により不明瞭),3.31(m,溶媒により不明瞭),4.82(1H,m),5.52(1H,t,J=4.4Hz),6.33(1H,s),7.10(1H,d,J=8.5Hz),7.19(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),7.24−7.43(8H,m),7.64(1H,d,J=9.6Hz),7.69(1H,m),8.12(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例134】
【1412】
【化556】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびジメチルアミン溶液(2MのTHF溶液、0.6mL、1.2mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(18mg、41%)。LCMS(方法5):Rt3.63分,m/z690.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.47−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.75−1.97(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.19(6H,s),2.53(2H,t,J=8.1Hz),2.78(2H,t,J=7.6Hz),2.90(1H,ddd,J=12.2,9.0,4.0Hz),3.16(1H,dt,J=12.1,4.2Hz),3.31(1H,m),4.82(1H,td,J=8.6,5.5Hz),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.24−7.42(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,d,J=2.1Hz),8.12(1H,s),8.19(1H,s)。
【実施例135】
【1413】
【化557】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびピペリジン(30μL、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(26mg、55%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z730.7[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.31−1.37(2H,m),1.43−1.55(6H,m),1.62−1.71(2H,m),1.75−1.97(4H,m),2.00−2.17(2H,m),2.41(4H,t,J=4.4Hz),2.52−2.56(2H,m),2.79(2H,t,J=7.9Hz),2.90(1H,ddd,J=12.1,9.1,4.0Hz),3.16(1H,dt,J=11.8,4.1Hz),3.28−3.35(1H,m),4.82(1H,td,J=8.6,5.5Hz),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.32(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.24−7.42(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,d,J=2.1Hz),8.11(1H,s),8.19(1.4H,s)。
【実施例136】
【1414】
【化558】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびN−メチルピペラジン(33μL、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(16mg、33%)。LCMS(方法5):Rt3.54分,m/z745.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.47−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.75−1.97(4H,m),2.00−2.08(1H,m),2.11(3H,s),2.12−2.17(1H,m),2.29(4H,br s),2.42(4H,br s),2.51−2.55(2H,m),2.76−2.80(2H,m),2.90(1H,ddd,J=12.1,9.1,4.1Hz),3.16(1H,dt,J=11.9,4.2Hz),3.28−3.34(1H,m),4.82(1H,td,J=8.6,5.6Hz),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.32(1H,s),7.08(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.24−7.42(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,d,J=2.1Hz),8.10(1H,s),8.19(1.4H,s)。
【実施例137】
【1415】
【化559】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびホモモルホリン(30.4mg、0.30mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(15mg、31%)。LCMS(方法5):Rt3.66分,m/z746.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.47−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.73−1.97(6H,m),2.00−2.17(2H,m),2.66−2.81(8H,m),2.90(1H,ddd,J=12.2,9.0,4.0Hz),3.16(1H,dt,J=12.2,4.4Hz),3.28−3.34(1H,m),3.56−3.59(2H,m),3.63(2H,t,J=6.0Hz),4.82(1H,td,J=8.6,5.5Hz),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.08(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.24−7.42(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.1,0.9Hz),8.09(1H,s),8.18(1.3H,s)。
【実施例138】
【1416】
【化560】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体131d(44.5mg、0.06mmol)およびN−メチルホモピペラジン(34.3mg、0.300mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製して、オフホワイト色固体(22mg)を得た。分取HPLC(Gemini C18、20−60%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分)処理を行い、所望の画分を濃縮して、MeCNを除去した。水層をDCM(30mL)で洗い、次いで、NaOH水溶液(1M、0.5mL)で塩基性にして、DCM(2×10mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、次いでHCOH(0.01mL)を加えて、混合物を減圧濃縮すると、表題化合物が透明膜状物として残った。これは放置しておくと固体になった(10.6mg、23%)。LCMS(方法5):Rt3.19分,m/z759.7[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.48−1.55(2H,m),1.64−1.74(4H,m),1.77−1.96(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.29(3H,s),2.58−2.62(4H,m),2.69−2.80(8H,m),2.91(1H,ddd,J=12.4,9.3,4.3Hz),3.16(1H,dt,J=11.9,4.3Hz),3.28−3.34(1H,m),4.82(1H,td,J=9.0,5.7Hz),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.24−7.42(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.2,0.9Hz),8.10(1H,s),8.19(1.4H,s)。
【実施例139】
【1417】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1418】
【化561】
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【1419】
a.(S)−3−メチル−モルホリン−4−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体139a)
【1420】
【化562】
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トリホスゲン(2.94g、9.90mmol)をDCM(20.0mL)に懸濁させ、氷冷し、この懸濁液にピリジン(1.60mL、19.8mmol)を滴下した。(S)−3−メチルモルホリン(1.00mL、9.90mmol)を加え、反応物を3時間撹拌し、次いで、HCl(1M水溶液、20mL)を滴下してクエンチした。混合物をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートして、(S)−3−メチルモルホリン−カルバモイルクロリドを得た(1.25g、77%)。生成物はそれ以上精製することなく次の反応に用いた。
【1421】
(S)−3−メチルモルホリン−カルバモイルクロリド(766mg、4.33mmol)をDCM(35.0mL)に溶解させ、DIPEA(1.03mL、5390mmol)を加え、続いて(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(国際公開第2010022076号(特許文献29)、500mg、3.94mmol)を加え、反応物を一晩45℃に加熱した。反応物を冷却し、水に注いでクエンチした。混合物をDCM(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(574mg、57%)。1H NMR(300MHz,CDCl):1.36(3H,d,J=6.9Hz),3.30(1H,td,J=12.5,3.9Hz),3.47−3.74(4H,m),3.89−4.03(2H,m),6.41(1H,br s),6.45(1H,br s),6.73(1H,dd,J=9.0,3.5Hz),7.29(1H,ddd,J=9.0,7.9,2.9Hz),8.04(1H,d,J=2.9Hz)。
【1422】
b.6−フルオロ−3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体139b)
【1423】
【化563】
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中間体139a(574mg、2.26mmol)のTHF(23.0mL)溶液を氷冷し、そこに、トリフェニルホスフィン(1.18g、4.52mmol)、トリエチルアミン(1.26mL、9.04mmol)、およびヘキサクロロエタン(1.07g、4.52mmol)を順に加えた。冷却浴を外して、反応物を、一晩55℃に加熱した。反応物を冷却し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣をMeOHに移し入れ、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗い、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を減圧濃縮し、次いで、一晩、上記の反応条件に再度供した。反応物を冷却し、EtOAcと水で分配した。次いで、水層をEtOAc(3×)で抽出した。有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(154mg、29%)。1H NMR(300MHz,CDCl):0.94(3H,d,J=6.3Hz),3.13(1H,dt,J=12.2,3.1Hz),3.32(1H,ddd,J=12.4,9.5,3.2Hz),3.49(1H,dd,J=11.1,8.6Hz),3.56−3.68(1H,m),3.84(1H,ddd,J=12.1,9.4,2.7Hz),3.92−4.01(2H,m),7.16(1H,ddd,J=9.9,7.5,2.3Hz),7.68(1H,ddd,J=10.0,4.8,0.8Hz),7.85(1H,m)。
【1424】
c.(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体139c)
【1425】
【化564】
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水素化ナトリウム(60%含有鉱物油、187mg、4.68mmol)をDMF(6.0mL)に懸濁させ、この懸濁液に中間体A(191mg、1.17mmol)を加え、反応物を20分間撹拌した。中間体139b(276mg、1.17mmol)をDMF(2.00mL)に加え、反応物を1時間60℃に加熱した。反応物を冷却し、メタノールを滴下してクエンチし、それからメタノールで希釈し、SCX−2カートリッジにロードし、MeOHで洗った。生成物を、2MのNH含有MeOHで溶出させた。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(250mg、56%)。LCMS(方法4):Rt1.83,m/z380[MH]。
【1426】
d.1−[5−tert−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例139)
中間体139c(125mg、0.33mmol)、中間体110b(115mg、0.33mmol)、およびDIPEA(115μL、0.66mmol)をジオキサン(3mL)に加え、この混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、FCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(94mg、48%)。試料として生成物の一部(40.0mg)を、MDAP(方法7)によりさらに精製して、表題化合物(20mg)を白色固体として得た。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z589[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.83(3H,d,J=5.6Hz),1.16(9H,s),1.83−1.96(2H,m),1.97−2.07(1H,m),2.08−2.17(1H,m),2.95(1H,ddd,J=12.0,7.2,4.9Hz),3.17(1H,dt,J=12.2,3.3Hz),3.36−3.44(2H,m),3.62(2H,q,J=5.5Hz),3.72−3.80(2H,m),3.81−3.88(1H,m),3.88−3.92(2H,t,J=6.0Hz),4.81(1H,td,J=8.5,6.1Hz),4.96(1H,t,J=5.0Hz),5.52(1H,t,J=4.2Hz),6.02(1H,s),7.05(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.22−7.27(1H,m),7.30−7.37(3H,m),7.62(1H,d,J=9.9Hz),7.79(1H,d,J=1.9Hz),8.16(1H,s)。
【実施例140】
【1427】
1−(5−tert−ブチル−2−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1428】
【化565】
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【1429】
a.5−tert−ブチル−2−(2−クロロ−ピリミジン−4−イル)−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体140a)
【1430】
【化566】
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2,4−ジクロロピリミジン(1.0g、6.7mmol)、3−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(1.03g、7.4mmol)、および炭酸ナトリウム(1.42g、13.4mmol)を1,4−ジオキサンに加え、この混合物を4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(キサントホス)(58mg、0.10mmol)で処理し、続いてトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(31mg、0.03mmol)で処理した。混合物を脱気し、次いで、N下、5時間70℃に加熱した。室温に冷却してから、混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を、EtOAcと水で分配し、相を分離させた。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−15%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を得た(0.59g、35%)。LCMS(方法3):Rt3.97分,m/z252.2[MH]。
【1431】
b.N−[4−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イル]−N,N’,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミン(中間体140b)
【1432】
【化567】
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中間体140a(250mg、0.99mmol)およびN,N,N’−トリメチルエチレンジアミン(0.32mL、2.48mmol)をIPA(2.5mL)に溶解させ、この溶液にマイクロ波を照射して10分間120℃に加熱した。反応混合物を冷却して減圧濃縮し、残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAc(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、表題化合物を金色油状物として得た(0.31g、定量的)。これはそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法3):Rt2.51分,m/z318.3[MH]。
【1433】
c.(5−tert−ブチル−2−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸フェニルエステル(中間体140c)
【1434】
【化568】
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中間体140b(129mg、0.41mmol)のDCM(4.1mL)溶液をピリジン(0.046mL、0.57mmol)で処理し、混合物を0℃に冷却した。クロロギ酸フェニル(0.066mL、0.53mmol)を加え、得られる混合物をRTで16時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、ピリジン(0.013mL、0.16mmol)で処理し、次いでクロロギ酸フェニル(0.015mL、0.12mmol)で処理し、RTでさらに1.75時間撹拌した。もう一度、混合物を0℃に冷却し、ピリジン(0.013mL、0.16mmol)で処理し、次いでクロロギ酸フェニル(0.015mL、0.12mmol)で処理し、RTでさらに1.75時間撹拌した。混合物を水で希釈し、相を分離させた。水層をDCM(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、黄色ガム状物(236mg)を得た。エーテルで溶解分を除去し、残った固体を濾過することで、表題化合物を白色固体として得た(75mg、39%)。LCMS(方法3):Rt3.21分,m/z438.4[MH]。
【1435】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{2−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−ピリミジン−4−イル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例140)
中間体81d(25mg、0.066mmol)の1,4−ジオキサン(0.7mL)溶液を、中間体140c(32mg、0.073mmol)およびDIPEA(0.014mL、0.083mmol)で処理し、混合物を70℃で18時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物を得た。FCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により、無色ガラス状物(27mg)を得た。このガラス状物を、HPLC(Phenomenex Gemini C18カラム、5−95%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により30分かけてさらに精製した。画分を減圧濃縮して、無色ガラス状物を得て、それをエーテルに溶解させた。溶液にシクロヘキサンを加えて固体を析出させた。固体を濾別して、表題化合物を白色固体として得た(8mg、17%)。LCMS(方法5):Rt4.07分,m/z721.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO,353K):0.92(3H,d,J=6.4Hz),1.29(9H,s),1.49−1.58(2H,m),1.65−1.72(2H,m),1.77−1.86(2H,m),1.99(6H,s),2.00−2.14(4H,m),2.20−2.29(1H,m),3.12−3.19(5H,m),3.30−3.39(1H,m),3.58−3.72(2H,m),4.94−5.02(1H,m),5.42(1H,t,J=3.9Hz),6.55(1H,s),7.03(1H,d,J=5.5Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.3Hz),7.22−7.27(1H,m),7.31−7.37(2H,m),7.41−7.45(1H,m),7.56−7.61(2H,m),7.70(1H,br s),8.35(1H,d,J=5.5Hz),10.18(1H,br s)。
【実施例141】
【1436】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1437】
【化569】
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【1438】
a.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体141a)
【1439】
【化570】
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中間体139c(125mg、0.33mmol)、中間体39b(177mg、0.33mmol)、およびDIPEA(115μL、0.66mmol)をジオキサン(3mL)に加え、この混合物を一晩80℃で撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(214mg、85%)。LCMS(方法4):Rt3.65分,m/z765[MH]。
【1440】
b.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体141b)
【1441】
【化571】
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中間体141a(214mg、0.28mmol)のMeOH(3.0mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(141mg、0.56mmol)を加え、反応混合物を60℃で3時間加熱した。得られる混合物を水に注いで、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(132mg、69%)。LCMS(方法4):Rt3.04分,m/z681[MH]。
【1442】
c.メタンスルホン酸2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−メチルエステル(中間体141c)
【1443】
【化572】
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中間体141b(132mg、0.19mmol)のDCM(2.0mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(135μL、0.78mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(30μL、0.39mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.30分,m/z759[MH]。
【1444】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例141)
中間体141c(0.19mmol)のTHF(2.0mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、1.9mL、3.8mmol)を加え、反応物を管に密閉して、一晩50℃に加熱した。粗反応混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(50mg、34%)。LCMS(方法5):Rt3.33分,m/z708[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.83(3H,d,J=5.7Hz),1.23(9H,s),1.78−1.92(2H,m),1.94−2.04(1H,m),2.04−2.12(1H,m),2.16(6H,s),2.59(2H,t,J=5.7Hz),2.94(1H,ddd,J=12.2,7.3,4.7Hz),3.16(1H,dt,J=12.2,3.3),3.35−3.43(2H,m),3.72−3.80(2H,m),3.81−3.87(1H,m),4.04(2H,t,J=5.7Hz),4.77(1H,td,J=8.5,5.9Hz),5.50(1H,t,J=4.1Hz),6.28(1H,s),6.90−6.94(1H,m),7.01−7.09(3H,m),7.14−7.18(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.26(2H,m),7.26−7.30(1H,m),7.30−7.38(2H,m),7.62(1H,d,J=9.8Hz),7.78(1H,d,J=1.8Hz),8.09(1H,s),8.12(1.4H,s)。
【実施例142】
【1445】
1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1446】
【化573】
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【1447】
a.メタンスルホン酸2−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−メチルエステル(中間体142a)
【1448】
【化574】
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実施例139(54mg、0.092mmol)のDCM(2.0mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(65μL、0.37mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(14μL、0.18mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.04分,m/z667[MH]。
【1449】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例142)
中間体142a(0.092mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(64μL、0.37mmol)およびモルホリン(21μL、0.37mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(21mg、34%)。LCMS(方法5):Rt3.16分,m/z658[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.83(3H,d,J=5.6Hz),1.16(9H,s),1.83−1.96(2H,m),1.97−2.07(1H,m),2.08−2.17(1H,m),3.34(4H,t,J=4.5Hz),2.57(2H,t,J=7.1Hz),2.95(1H,ddd,J=12.0,7.2,4.9Hz),3.17(1H,dt,J=12.2,3.3Hz),3.36−3.43(2H,m),3.50(4H,t,J=4.5Hz),3.72−3.80(2H,m),3.81−3.88(1H,m),3.92−3.98(2H,t,J=7.1Hz),4.82(1H,td,J=8.5,6.1Hz),5.52(1H,t,J=4.2Hz),5.99(1H,s),6.89(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.22−7.27(1H,m),7.30−7.38(3H,m),7.62(1H,d,J=9.9Hz),7.79(1H,d,J=1.9Hz),8.16(1H,s),8.16(0.2H,s)。
【実施例143】
【1450】
【化575】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体130b(0.25mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、N−メチルピペラジン(277μL、2.50mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。冷却してから、混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(37mg、19%)。LCMS(方法5):Rt3.77分,m/z745[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.35−1.54(3H,m),1.63−1.68(2H,m),1.72−1.86(2H,m),1.86−1.92(1H,m),2.01−2.06(2H,m),2.07(3H,s),2.26(4H,br s),2.34(4H,br s),3.08−3.20(2H,m),3.46(2H,s),4.78(1H,td,J=8.6,5.9Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.00(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.18−7.25(2H,m),7.25−7.31(3H,m),7.32−7.37(2H,m),7.41(1H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,d,J=9.7Hz),7.83(1H,d,J=1.8Hz),8.05(1H,s),8.12(1.1H,s)。
【実施例144】
【1451】
【化576】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体130b(0.32mmol)のTHF(3.0mL)溶液に、ピロリジン(530μL、6.4mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。冷却してから、混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(60mg、24%)。LCMS(方法5):Rt3.79分,m/z716[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.2Hz),0.58(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.35−1.54(3H,m),1.60−1.68(6H,m),1.72−1.85(2H,m),1.86−1.92(1H,m),2.01−2.06(2H,m),2.38−2.44(4H,m),3.08−3.20(2H,m),3.58(2H,s),4.77(1H,td,J=8.6,5.9Hz),5.48(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.00(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.18−7.25(2H,m),7.26−7.35(4H,m),7.37(1H,s),7.41(1H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,d,J=9.7Hz),7.83(1H,d,J=1.8Hz),8.05(1H,s),8.13(1.2H,s)。
【実施例145】
【1452】
【化577】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
中間体96f(111mg、0.14mmol)のTHF(2mL)溶液に、ピロリジン(36μL、0.43mmol)を加えた。反応物を管に密閉して、一晩60℃に加熱した。混合物を冷却し、減圧エバポレートして、残渣を、FCC(0−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いでEtOで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(27mg、25%)。LCMS(方法5):Rt3.87分,m/z746.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6.0Hz),0.58(3H,d,J 6.0Hz),1.23(9H,s),1.32−1.54(3H,m),1.53−1.78(7H,m),1.79−1.95(2H,m),1.96−2.10(2H,m),2.49−2.60(2H,m),2.68−2.94(2H,m),3.06−3.20(3H,m),3.27(1H,m,水により不明瞭),4.03−4.14(2H,m),4.74−4.83(1H,m),5.49(1H,t,J=4.0Hz),6.29(1H,s),6.90−6.96(1H,m),7.01−7.09(3H,m),7.16(1H,dd,J=9.7,2.0Hz),7.19−7.25(2H,m),7.26−7.32(2H,m),7.33−7.39(1H,m),7.62(1H,d,J=9.7Hz),7.84(1H,m),8.06(1H,s)。
【実施例146】
【1453】
【化578】
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
中間体96f(111mg、0.14mmol)のTHF(2mL)溶液に、1−メチルピペラジン(48μL、0.43mmol)を加えた。反応物を管に密閉し、一晩60℃に加熱した。1−メチルピペラジン(48μL、0.43mmol)を加え、反応をさらに24時間続けた。混合物を冷却し、減圧エバポレートして、残渣を、FCC(0−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いでEtOで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(42mg、38%)。LCMS(方法5):Rt3.76分,m/z775.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.60(3H,d,J=6.0Hz),0.63(3H,d,J=6.0Hz),1.28(9H,s),1.36−1.62(3H,m),1.65−1.75(2H,m),1.76−1.99(3H,m),2.03−2.12(2H,m),2.14−2.26(3H,m),2.34−2.61(5H,m,溶媒により不明瞭),2.63−2.74(3H,m),3.11−3.24(2H,m),3.28−3.38(2H,m),4.1(2H,t,J=5.8Hz),4.78−4.87(1H,m),5.50−5.56(1H,m),6.33(1H,s),6.93−7.00(1H,m),7.05−7.13(3H,m),7.20(1H,dd,J=9.9,2.4Hz),7.23−7.31(2H,m),7.34(2H,t,J=8.0Hz),7.40(1H,t,J=8.0Hz),7.67(1H,d,J=9.9Hz),7.87−7.91(1H,m),8.11(1H,s)。
【実施例147】
【1454】
【化579】
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((2S,6R)−2,6−ジメチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体96f(111mg、0.14mmol)のTHF(2mL)溶液に、N−エチルメチルアミン(37μL、0.43mmol)を加えた。反応物をバイアルに密閉して、一晩60℃に加熱した。N−エチルメチルアミン(37μL、0.43mmol)を加え、さらに24時間反応を続けた。混合物を冷却し、減圧エバポレートして、残渣を、FCC(0−15%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いでEtOで溶解分を除去した。HPLC(Gemini C18カラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製し、続いて画分をエバポレートし、EtOで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(12mg、11%)。LCMS(方法5):Rt3.85分,m/z734.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.55(3H,d,J=6Hz),0.58(3H,d,J=6Hz),0.89(3H,t,J=7.0Hz),1.23(9H,m),1.33−1.57(3H,m),1.62−1.70(2H,m),1.71−1.95(3H,m),1.96−2.09(2H,m),2.13(3H,s),2.35(2H,q,J=7.2Hz),2.63(2H,t,J=5.7Hz),3.06−3.20(3H,m),3.21−3.36(2H,m,溶媒により不明瞭),4.03(2H,t,J=5.7Hz),4.74−4.83(1H,m),5.48(1H,t,J=5.5Hz),6.28(1H,s),6.88−6.94(1H,m),7.00−7.10(3H,m),7.16(1H,dd,J=9.8,2.0Hz),7.18−7.26(2H,m),7.26−7.32(2H,m),7.35(1H,t,J=8.0Hz),7.62(1H,d,J=9.8Hz),7.81−7.86(1H,m),8.09(1H,s),8.37(0.2H,s)。
【実施例148】
【1455】
1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素ギ酸塩
【1456】
【化580】
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【1457】
a.4−アザ−スピロ[2.5]オクタン−4−カルボニルクロリド(中間体148a)
【1458】
【化581】
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4−アザスピロ[2.5]オクタン塩酸塩(ABCR、443mg、3.00mmol)、ピリジン(0.36mL、4.5mmol)、およびDIPEA(0.52mL、3.0mmol)をDCM(10mL)に溶解させ、激しく撹拌しながら、この淡黄色溶液に、0℃で、トリホスゲン(594mg、2.00mmol)のDCM(5mL)溶液を5分かけて滴下した。得られる橙色溶液を0℃で30分間撹拌し、そしてRTで66時間撹拌した。HCl水溶液(1M、15mL)を加え、混合物を30分間撹拌した。水層をDCM(4×15mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物が赤色〜褐色油状物として残った(収率100%)。1H NMR(300MHz,CDCl):約2:1比の回転異性体混合物,0.71−0.76(1.33H,m),0.82(0.67H,br s),1.00−1.04(1.33H,m),1.09(0.67H,br s),1.53−1.59(2H,m),1.64−1.72(2H,m),1.75−1.83(2H,m),3.61−3.74(2H,m)。
【1459】
b.4−アザ−スピロ[2.5]オクタン−4−カルボン酸N’−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジド(中間体148b)
【1460】
【化582】
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(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−ヒドラジン(477mg、3.75mmol)、中間体148a(3.00mmol)、およびDIPEA(0.78mL、4.5mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、この赤色溶液を40時間還流撹拌した。溶液を冷却して水(20mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(2×10mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ40g、1−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、表題化合物を黄色固体として得た(587mg、74%)。LCMS(方法3):Rt2.66分,m/z265[MH]。
【1461】
c.3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−6−フルオロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン(中間体148c)
【1462】
【化583】
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中間体148b(587mg、2.22mmol)、トリフェニルホスフィン(1.17g、4.44mmol)、およびトリエチルアミン(1.24mL、8.88mmol)をジオキサン(25mL)に溶解させ、この溶液に、RTで、ヘキサクロロエタン(1.05g、4.44mmol)を加えた。得られる不透明溶液を、RTで30分間撹拌し、そして16時間還流撹拌した。溶液を冷却して濾過し、フィルターケーキをTHF(5mL)で洗った。有機物を1つにまとめてSCX−2カートリッジに添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、褐色油状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ40g、1.5−4.5%MeOH含有DCM)により、表題化合物を褐色ガム状物として得た(82%)。LCMS(方法3):Rt2.92分,m/z247[MH]。
【1463】
d.(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体148d)
【1464】
【化584】
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中間体A(371mg、2.28mmol)を乾燥DMF(5mL)に溶解させ、この不透明褐色溶液に、N下、水素化ナトリウム(60%分散鉱物油、273mg、6.83mmol)を加え、得られる混合物をRTで30分間撹拌した(注意:ガス発生)。中間体148c(448mg、1.82mmol)の乾燥DMF(5mL)溶液を加え、得られる暗褐色溶液を60℃で1時間撹拌した。溶液をRTに冷却し、次いで水(0.2mL)を加え(注意:ガス発生)、混合物を減圧濃縮した。残渣を、MeOH(10mL)に再溶解させ、SCX−2カートリッジ(25g)に添加し、MeOH(100mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(75mL)で溶出させ;減圧濃縮すると、暗褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ40g、4−7%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、表題化合物を淡褐色発泡物として得た(446mg、63%)。LCMS(方法3):Rt2.31分,m/z390[MH]。
【1465】
e.{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体148e)
【1466】
【化585】
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中間体39b(120mg、0.224mmol)およびp−トルエンスルホン酸ピリジニウム(169mg、0.673mmol)をMeOH(5mL)に溶解させ、この無色溶液を40℃で90分間撹拌した。溶液を減圧濃縮し、水(3mL)と飽和NaHCO水溶液(3mL)の混合液に懸濁させ、次いでDCM(2×5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮し、トルエン(2×5mL)と共沸させると、表題化合物が白色固体として残った(100mg、99%)。LCMS(方法3):Rt4.01分,m/z450,452[MH]。
【1467】
f.1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素(中間体148f)
【1468】
【化586】
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中間体148d(87.2mg、0.224mmol)、中間体148e(100mg、0.224mmol)、およびDIPEA(0.049mL、0.28mmol)を乾燥ジオキサン(3mL)に溶解させ、この橙色〜褐色溶液を75℃で16時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(5mL)に懸濁させ、DCM(2×5mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、4−8%MeOH含有DCM)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(138mg、89%)。LCMS(方法3):Rt3.57分,m/z691[MH]。
【1469】
g.メタンスルホン酸2−{3−[5−(3−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−エチルエステル(中間体148g)
【1470】
【化587】
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中間体148f(137mg、0.198mmol)、DIPEA(0.10mL、0.60mmol)、およびメタンスルホニルクロリド(45mg、0.40mmol)をDCM(5mL)に溶解させ、この黄色〜橙色溶液を、0℃で30分間撹拌し、そしてRTで30分間撹拌した。DIPEA(0.052mL、0.30mmol)およびMsCl(23mg、0.20mmol)を加え、溶液をRTで30分間撹拌した。水(2mL)および飽和NaHCO水溶液(2mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(5mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物が黄色固体として残った(100%)。LCMS(方法3):Rt3.80分,m/z769[MH]。
【1471】
h.1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素ギ酸塩。(実施例148)
中間体148g(0.099mmol)およびジメチルアミン(2MのTHF溶液、0.99mL、1.98mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この褐色溶液をバイアルに密閉して、60℃で16時間撹拌した。溶液をデカンテーションで移して濃縮した。MDAP(方法7)により、表題化合物を淡黄色固体として得た(50mg、65%)。LCMS(方法5):Rt3.62分,m/z718.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.42−0.53(4H,m),1.27(9H,s),1.53−1.61(2H,m),1.74−1.96(6H,m),1.99−2.15(2H,m),2.20(6H,s),2.63(2H,t,J=5.8Hz),3.22−3.29(2H,m),4.09(2H,t,J=5.8Hz),4.81(1H,td,J=8.6,5.5Hz),5.48(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),6.95−6.98(1H,m),7.06−7.12(3H,m),7.14(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.25−7.42(5H,m),7.56(1H,d,J=2.1Hz),7.61(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),8.12(1H,s),8.17(1.4H,s)。
【実施例149】
【1472】
1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イル−メチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1473】
【化588】
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【1474】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−{1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体149a)
【1475】
【化589】
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中間体5c(1.60g、4.40mmol)および中間体29c(1.85g、4.40mmol)をジオキサン(20mL)に溶解させ、この溶液をDIPEA(1.15mL、6.60mmol)で処理し、反応混合物を70℃で36時間加熱した。混合物を減圧濃縮し、残渣を、DCM(150mL)に溶解させ、水(2×75mL)およびブライン(75mL)で洗った。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧濃縮して、発泡物を得、これをFCC(0−5%MeOH含有DCM、次いで0−5%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色発泡固体として得た(0.94g、85%)。LCMS(方法3):Rt2.76分,m/z635[MH]。
【1476】
b.メタンスルホン酸3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−{1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−ベンジルエステル(中間体149b)
【1477】
【化590】
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中間体149a(200mg、0.32mmol)およびDIPEA(164μL、0.95mmol)をDCM(4mL)に溶解させ、この溶液をメタンスルホニルクロリド(32μL、0.41mmol)で処理し、反応混合物をRTで0.5時間撹拌した。混合物をDCM(5mL)で希釈し、水(10mL)およびブライン(10mL)で洗った。層を分離させ、有機層を相分離装置に通し、減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色固体として得た(208mg、92%)。LCMS(方法3):Rt3.02分,m/z713[MH]。
【1478】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(3−モルホリン−4−イル−メチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例149)
中間体149b(104mg、0.15mmol)およびモルホリン(64μL、0.73mmol)をTHF(2mL)に加え、この混合物を60℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却して、DCM(5mL)で希釈し、水(5mL)およびブライン(5mL)で洗った。有機層を相分離装置に通し、減圧濃縮して、得られる残渣を、分取HPLC(Gemini C18カラムにて、5−50%CHCN含有水、ギ酸で緩衝、を用いる)により20分かけて精製して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(22mg、21%)。LCMS(方法5):Rt2.66分,m/z704.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.84−2.11(6H,m),2.13(3H,s),2.15−2.26(2H,m),2.31−2.40(5H,m),3.10−3.17(1H,m,水により不明瞭),3.51(2H,s,水により不明瞭),3.55(4H,t,J=4.6Hz),3.99(1H,t,J=8.0Hz),4.78−4.86(1H,m),5.39(1H,t,J=4.2Hz),6.33(1H,s),7.06(1H,d,J=8.6Hz),7.24−7.49(9H,m),7.75(1H,d,J=9.7Hz),8.10(1H,s),8.19(0.6H,br s),8.24(1H,d,J=1.8Hz)。
【実施例150】
【1479】
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1480】
【化591】
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【1481】
a.N−(3−ブロモ−フェニル)−N,N’,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミン(中間体150a)
【1482】
【化592】
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N’−(3−ブロモ−フェニル)−N,N−ジメチル−エタン−1,2−ジアミン(400mg、1.6mmol)を1,2−ジクロロエタン(10mL)に溶解させて、溶液とした。ホルムアルデヒド(250μL、37%水溶液、3.3mmol)を加え、混合物をRTで10分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(700mg、3.3mmol)を加え、混合物をRTで2時間撹拌した。追加のホルムアルデヒド(250μL、37%水溶液、3.3mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(700mg、3.3mmol)を加え、混合物をRTで16時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO(水溶液)でクエンチし、DCMで抽出した。有機相を1つにまとめて乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(200mg、47%)。LCMS(方法3):Rt2.35分,m/z257、259[MH]。
【1483】
b.N−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェニル]−N,N’,N’−トリメチル−エタン−1,2−ジアミン(中間体150b)
【1484】
【化593】
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中間体150a(200mg、0.78mmol)、3−(tert−ブチル)−1H−ピラゾール−5−アミン(130mg、0.93mmol)、およびtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサンジアミン(22mg、0.16mmol)をトルエン(2mL)に溶解させて、溶液とした。炭酸カリウム(226mg、1.6mmol)を加え、混合物にくまなく窒素を吹き込んで脱気した。ヨウ化銅(I)(15mg、0.08mmol)を加え、混合物にマイクロ波を照射して、24時間150℃に加熱した。反応混合物を冷却して減圧濃縮し、残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAcで抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(50mg、20%)。LCMS(方法3):Rt1.84分,m/z316[MH]。
【1485】
c.(5−tert−ブチル−2−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸フェニルエステル(中間体150c)
【1486】
【化594】
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中間体150b(50mg、0.16mmol)のDCM(2mL)溶液をピリジン(26μL、0.32mmol)およびクロロギ酸フェニル(32μL、0.25mmol)で処理した。得られる混合物をRTで2時間撹拌した。追加のピリジン(26μL、0.32mmol)およびクロロギ酸フェニル(32μL、0.25mmol)を加え、混合物をRTで16時間撹拌した。混合物を水で希釈し、層を分離させた。水層をDCMで抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を得た(30mg、43%)。LCMS(方法3):Rt2.97分,m/z436[MH]。
【1487】
d.1−(5−tert−ブチル−2−{3−[(2−ジメチルアミノ−エチル)−メチル−アミノ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例150)
中間体81d(26mg、0.07mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液を、中間体150c(30mg、0.07mmol)およびDIPEA(24μL、0.13mmol)で処理し、混合物を70℃で18時間撹拌した。RTに冷却してから、混合物を減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−20%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、次いで分取HPLC(C18カラム、10−98%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により20分かけて精製した。画分を減圧濃縮して、淡黄色ガラス状物を得た。EtOで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(20mg、40%)。LCMS(方法5):Rt3.70分,m/z719.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.4Hz),1.27(9H,s),1.47−1.53(2H,m),1.64−1.71(2H,m),1.77−1.97(4H,m),2.00−2.15(2H,m),2.16(3H,s),2.39(2H,t,J=7.2Hz),2.87−2.92(1H,m),2.93(3H,s),3.13−3.21(4H,m),3.35−3.46(4H,m),4.80−4.87(1H,m),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.32(1H,s),6.68−6.72(3H,m),7.13(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),7.24−7.38(5H,m),7.64(1H,d,J=9.7Hz),7.69(1H,m),8.11(1H,s)。
【実施例151】
【1488】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1489】
【化595】
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【1490】
a.2−[3−((R)−2−ベンジルオキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体151a)
【1491】
【化596】
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中間体95a(0.50g、2.2mmol)を乾燥THF(17mL)に加え、この混合物をトリフェニルホスフィン(1.13g、4.32mmol)および(S)−(+)−1−ベンジルオキシ−2−プロパノール(0.52mL、3.24mmol)で処理した。混合物を0℃に冷却し、次いでアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.85mL、4.32mmol)を滴下した。周辺温度で1.75時間撹拌してから、混合物を水(0.2mL)で処理し、予め調整(MeOHを用いて)しておいたSCX−2カートリッジに添加した。カートリッジを、MeOH、次いで2NのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめ、減圧濃縮して、粘稠な褐色油状物とした。この油状物を、FCC(0−30%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を金色油状物として得た(0.37g、45%)。LCMS(方法3):Rt3.71分,m/z380.3[MH]。
【1492】
b.(R)−2−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェノキシ]−プロパン−1−オール(中間体151b)
【1493】
【化597】
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中間体151a(0.37g、0.97mmol)のエタノール(IMS級、8mL)溶液を、水(1mL)およびギ酸アンモニウム(0.61g、9.7mmol)で処理した。混合物をNでパージし、次いで、10%Pd/C(0.31g、0.29mmolのPd)を加えた。混合物を16時間加熱還流させ、次いで、セライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAc(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−75%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物(0.22g、79%)を桃色ガム状物として得た。LCMS(方法3):Rt2.44分,m/z290.3[MH]。
【1494】
c.{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体151c)
【1495】
【化598】
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中間体151b(112mg、0.39mmol)のEtOAc(2.1mL)溶液を、1NのNaOH水溶液(0.7mL、0.70mmol)で処理し、次いでクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.056mL、0.41mmol)で処理して、混合物をRTで2.5時間撹拌した。混合物を、追加分のクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.015mL、0.11mmol)で処理し、RTでさらに1時間撹拌した。混合物をEtOAcおよび水で希釈し、相を分離させた。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、淡赤色ガム状物(195mg)を得た。ガム状物を、FCC(0−40%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を淡金色ガム状物として得た(134mg、74%)。LCMS(方法3):Rt4.15分,m/z464.2,466.2[MH]。
【1496】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体151d)
【1497】
【化599】
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中間体151c(102mg、0.22mmol)の1,4−ジオキサン(2.0mL)溶液を、中間体81d(75mg、0.20mmol)およびDIPEA(0.043mL、0.25mmol)で処理し、混合物を70℃で7.5時間撹拌し、次いで50℃で64時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣をDCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物とした。ガム状物を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色ガラス状物として得た(84mg、61%)。LCMS(方法3):Rt3.75分,m/z693.5[MH]。
【1498】
e.メタンスルホン酸(R)−2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−プロピル尿素(中間体151e)
【1499】
【化600】
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中間体151d(81mg、0.12mmol)のDCM(2.7mL)溶液を、DIPEA(0.061mL、0.35mmol)で処理し、次いでメタンスルホニルクロリド(0.012mL、0.15mmol)で処理した。30分後、混合物をメタンスルホニルクロリド(0.012mL、0.15mmol)で処理し、次いでさらに30分後、DIPEA(0.030mL、0.18mmol)で処理した。混合物をRTで16時間撹拌した。追加分のメタンスルホニルクロリド(0.012mL、0.15mmol)を加え、次いで30分後、別の追加分のメタンスルホニルクロリド(0.012mL、0.15mmol)およびDIPEA(0.030mL、0.18mmol)を加えた。30分後、混合物をDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、表題化合物を褐色ガラス状物として得た(92mg、定量的)。LCMS(方法3):Rt3.97分,m/z771.5[MH]。
【1500】
f.1−{5−tert−ブチル−2−[3−((R)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例151)
中間体151e(89mg、0.12mmol)のTHF(0.8mL)溶液を2MのジメチルアミンのTHF溶液(1.2mL、2.3mmol)で処理し、混合物を60℃で24時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣をDCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガラス状物とした。ガラス状物を、HPLC(Phenomenex Gemini C18カラム、5−95%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により25分かけて精製した。画分を減圧濃縮して、淡黄色ガラス状物を得た。ガラス状物からエーテルで溶解分を除去して残った固体を濾別し、表題化合物を淡黄褐色固体として得た(16mg、19%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z720.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.5Hz),1.24(3H,d,J=6.1Hz),1.27(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.61−1.72(2H,m),1.74−1.98(4H,m),1.99−2.16(2H,m),2.17(6H,s),2.32−2.39(1H,m),2.86−2.95(1H,m),3.13−3.19(1H,m),3.29−3.34(1H,m),4.56−4.65(1H,m),4.79−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.4Hz),6.32(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.03−7.12(3H,m),7.19(1H,dd,J=9.9,2.0Hz),7.24−7.41(5H,m),7.64(1H,d,J=10.2Hz),7.68−7.70(1H,m),8.15(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例152】
【1501】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1502】
【化601】
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【1503】
a.2−[3−((S)−2−ベンジルオキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体152a)
【1504】
【化602】
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中間体95a(0.50g、2.2mmol)を乾燥THF(17mL)に加え、この混合物をトリフェニルホスフィン(1.13g、4.32mmol)および(R)−(−)−1−ベンジルオキシ−2−プロパノール(0.52mL、3.24mmol)で処理し、次いでアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.85mL、4.32mmol)を滴下した[反応混合物はかなり温かくなった]。周辺温度で1.75時間撹拌してから、混合物を水(0.2mL)で処理し、次いで減圧濃縮して、粘稠な橙色油状物とした。この油状物を、FCC(0−7%EtOAc含有DCMを用いる)により精製した。得られる油状物を、FCC(0−30%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)によりさらに精製した。生成物を、予め調整(MeOHを用いる)したSCX−2カートリッジに添加し、MeOH、次いで2NのNH含有MeOHで溶出させた。生成物含有画分を1つにまとめ、減圧濃縮して、表題化合物を粘稠な金色油状物として得た(0.39g、48%)。LCMS(方法3):Rt3.77分,m/z380.4[MH]。
【1505】
b.(S)−2−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェノキシ]−プロパン−1−オール(中間体152b)
【1506】
【化603】
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中間体152a(0.39g、1.0mmol)のエタノール(IMS級、10mL)溶液をNでパージし、次いで、10%Pd/C(0.11g、0.1mmolのPd)を加えた。混合物をHでパージし、次いで、H(風船)雰囲気下、周辺温度で2時間撹拌し、次いで50℃で1.5時間撹拌し、そして45℃で30分間撹拌した。追加分のPd/C(0.11g、0.1mmolのPd)を加え、混合物を45℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却してNでパージし、水(2mL)、次いでギ酸アンモニウム(0.65g、10.3mmol)で処理し、5時間加熱還流させた。追加分のギ酸アンモニウム(0.65g、10.3mmol)およびPd/C(0.11g、0.1mmol)を加え、混合物を16時間還流撹拌した。混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAc(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−75%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物(0.25g、83%)を桃色ガム状物として得た。LCMS(方法3):Rt2.44分,m/z290.3[MH]。
【1507】
c.{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体152c)
【1508】
【化604】
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中間体152b(69mg、0.24mmol)のEtOAc(1.2mL)溶液を、1NのNaOH水溶液(0.4mL、0.43mmol)で処理し、次いでクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.034mL、0.25mmol)で処理して、混合物をRTで2.5時間撹拌した。混合物を、追加分のクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.010mL、0.07mmol)で処理し、RTでさらに0.75時間撹拌した。混合物をEtOAcおよび水で希釈し、相を分離させた。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、淡赤色ガム状物(121mg)を得た。ガム状物をFCC(0−40%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を淡金色ガム状物として得た(62mg、56%)。LCMS(方法3):Rt4.15分,m/z464.2,466.2[MH]。
【1509】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体152d)
【1510】
【化605】
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中間体152c(59mg、0.13mmol)の1,4−ジオキサン(1.3mL)溶液を、中間体81d(44mg、0.12mmol)およびDIPEA(0.025mL、0.14mmol)で処理し、混合物を70℃で6.75時間撹拌し、次いで50℃で64時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣をDCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物とした。ガム状物を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡黄色ガラス状物として得た(49mg、61%)。LCMS(方法3):Rt3.74分,m/z693.5[MH]。
【1511】
e.メタンスルホン酸(S)−2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−プロピル尿素(中間体152e)
【1512】
【化606】
[この文献は図面を表示できません]
中間体152d(46mg、0.066mmol)のDCM(1.5mL)溶液を、DIPEA(0.035mL、0.20mmol)で処理し、次いでメタンスルホニルクロリド(0.0067mL、0.086mmol)で処理した。30分後、混合物をメタンスルホニルクロリド(0.0067mL、0.086mmol)で処理し、次いでさらに30分後、DIPEA(0.018mL、0.10mmol)で処理した。混合物をRTで16時間撹拌した。追加分のメタンスルホニルクロリド(0.0067mL、0.086mmol)を加え、次いで30分後、追加分のメタンスルホニルクロリド(0.0067mL、0.086mmol)およびDIPEA(0.018mL、0.10mmol)を加えた。30分後、混合物をDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、表題化合物を褐色ガラス状物として得た(54mg、定量的)。LCMS(方法3):Rt3.99分,m/z771.5[MH]。
【1513】
f.1−{5−tert−ブチル−2−[3−((S)−2−ジメチルアミノ−1−メチル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例152)
中間体152e(51mg、0.066mmol)のTHF(0.4mL)溶液を2MのジメチルアミンのTHF溶液(0.66mL、1.32mmol)で処理し、混合物を60℃で24時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガラス状物とした。ガラス状物を、HPLC(Phenomenex Gemini C18カラム、5−95%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により25分かけて精製した。画分を減圧濃縮して、淡黄色ガラス状物を得た。ガラス状物からジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物を淡黄褐色固体として得た(2.5mg、5%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z720.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.5Hz),1.24(3H,d,J=6.5Hz),1.27(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.61−1.72(2H,m),1.74−1.98(4H,m),1.99−2.16(2H,m),2.18(6H,s),2.32−2.38(1H,m),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.19(1H,m),4.56−4.65(1H,m),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.1Hz),6.32(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.03−7.11(3H,m),7.19(1H,dd,J=9.6,2.4Hz),7.24−7.41(5H,m),7.64(1H,d,J=10.0Hz),7.68−7.70(1H,m),8.15(1H,s),8.21(1H,s)。
【実施例153】
【1514】
1−[2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1515】
【化607】
[この文献は図面を表示できません]
【1516】
a.3−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−2,2−ジメチル−プロピオン酸メチルエステル(中間体153a)
【1517】
【化608】
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2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸メチル(5.0g、37.8mmol)のDMF(75mL)溶液を0℃に冷却し、イミダゾール(3.86g、56.7mmol)で処理し、次いでtert−ブチルジフェニルクロロシラン(11.8mL、45.4mmol)で処理した。混合物をRTで22時間撹拌し、次いで減圧濃縮した。残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAc(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、10%クエン酸水溶液、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、表題化合物を金色油状物として得た(15.93g、定量的)。LCMS(方法3):Rt5.32分,m/z393.3[M+Na]。
【1518】
b.5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−4,4−ジメチル−3−オキソ−ペンタンニトリル(中間体153b)
【1519】
【化609】
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水素化ナトリウム(60%含有分散油)(2.12g、52.9mmol)をトルエン(65mL)に懸濁させ、N下、還流させながら、この懸濁液に、中間体153a(15.93g、想定37.8mmol)およびアセトニトリル(2.87mL、54.9mmol)をトルエン(31mL)に溶解させた溶液を55分かけて加えた。混合物を67時間加熱還流させた。反応混合物を冷却して、1NのHCl水溶液で少しずつpH5まで酸性にして、EtOAcで抽出した。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−50%エーテル含有ペンタンを用いる)により精製し、表題化合物(3.52g、25%)を黄色油状物として得た。LCMS(方法3):Rt4.94分,m/z402.3[M+Na]。
【1520】
c.2−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−5−[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−1,1−ジメチル−エチル]−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体153c)
【1521】
【化610】
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中間体153b(1.00g、2.63mmol)のエタノール(IMS級、20mL)溶液を3−ベンジルオキシフェニルヒドラジン塩酸塩(0.66mL、2.63mmol)で処理し、次いで、DIPEA(0.46mL、2.63mmol)で処理して、混合物を114時間加熱還流させた。反応混合物を冷却してEtOAcおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、混合物を濾過して、相を分離させた。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、橙色油状物(1.62g)を得た。このガム状物をFCC(0−20%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を黄色油状物として得た(1.21g、80%)。LCMS(方法3):Rt5.40分,m/z576.5[MH]。
【1522】
d.3−{5−アミノ−3−[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−1,1−ジメチル−エチル]−ピラゾール−1−イル}−フェノール(中間体153d)
【1523】
【化611】
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中間体153c(1.21g、2.1mmol)のエタノール(IMS級、20mL)溶液を、水(1mL)およびギ酸アンモニウム(1.33g、21mmol)で処理した。混合物をNでパージし、次いで10%Pd/C(0.67g、0.63mmolのPd)を加えた。混合物を1時間加熱還流させ、次いでセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を、EtOAcと水で分配した。相を分離させ、水層をEtOAc(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−40%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物(0.53g、2工程で41%)を金色ガム状物として得た。LCMS(方法3):Rt4.55分,m/z486.5[MH]。
【1524】
e.5−[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−1,1−ジメチル−エチル]−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イルアミン(中間体153e)
【1525】
【化612】
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中間体153d(0.53g、1.09mmol)を乾燥THF(8mL)に加え、この混合物を、トリフェニルホスフィン(0.57g、2.18mmol)および2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エタノール(0.22mL、1.64mmol)で処理した。混合物を0℃に冷却し、次いでアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.43mL、2.18mmol)を滴下した。周辺温度で20時間撹拌してから、混合物を水(0.1mL)で処理し、減圧濃縮して、黄色油状物とした。油状物を、FCC(0−30%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を橙色油状物として得た(0.41g、61%)。LCMS(方法3):Rt5.25分,m/z614.6[MH]。
【1526】
f.(5−[2−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−1,1−ジメチル−エチル]−2−{3−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体153f)
【1527】
【化613】
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中間体153e(0.41g、0.67mmol)のEtOAc(3.6mL)溶液を、1NのNaOH水溶液(1.2mL、1.2mmol)で処理し、次いでクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.10mL、0.74mmol)で処理して、混合物をRTで4時間撹拌した。混合物をEtOAcおよび水で希釈し、相を分離させた。水層をEtOAc(×2)で抽出し、有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、淡赤色油状物(0.67g)を得た。油状物をFCC(0−25%EtOAc含有シクロヘキサンを用いる)により精製し、表題化合物を淡金色ガム状物として得た(0.38g、72%)。LCMS(方法3):Rt5.86分,m/z788.3、790.3[MH]。
【1528】
g.1−[3−(1−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}−2−メチルプロパン−2−イル)−1−{3−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エトキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−({3−[(2S)−2−メチルピペリジン−1−イル][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素(中間体153g)
【1529】
【化614】
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中間体153f(377mg、0.48mmol)の1,4−ジオキサン(4.8mL)溶液を、中間体81d(164mg、0.43mmol)およびDIPEA(0.095mL、0.54mmol)で処理して、混合物を70℃で30分間撹拌し、次いで50℃で64時間撹拌し、次いで70℃で22時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物とした。ガム状物を、FCC(0−7%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を褐色ガラス状物として得た(320mg、72%)。LCMS(方法3):Rt5.66分,m/z1017.7[MH]。
【1530】
h.1−{3−(1−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}−2−メチルプロパン−2−イル)−1−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−3−[(1S,4R)−4−({3−[(2S)−2−メチルピペリジン−1−イル][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素(中間体153h)
【1531】
【化615】
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中間体153g(317mg、0.31mmol)のMeOH(3.1mL)溶液を、para−トルエンスルホン酸ピリジニウム(235mg、0.93mmol)で処理し、混合物を45℃で19時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、クリーム色発泡物とした。発泡物を、FCC(0−10%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を無色ガラス状物として得た(217mg、75%)。LCMS(方法3):Rt5.06分,m/z933.7[MH]。
【1532】
i.2−{3−[3−(1−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}−2−メチルプロパン−2−イル)−5−({[(1S,4R)−4−({3−[(2S)−2−メチルピペリジン−1−イル][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]カルバモイル}アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル]フェノキシ}エチル=メタンスルホナート(中間体153i)
【1533】
【化616】
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中間体153h(214mg、0.23mmol)のDCM(2.3mL)溶液を、DIPEA(0.12mL、0.69mmol)で処理し、次いでメタンスルホニルクロリド(0.037mL、0.48mmol)で処理した。30分後、混合物をDCMおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめて、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、およびブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、橙色ガム状物とした。ガム状物をFCC(0−8%MeOH含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を淡褐色ガラス状物として得た(134mg、58%)。LCMS(方法3):Rt5.18分,m/z1011.7[MH]。
【1534】
j.1−[3−(1−{[tert−ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ}−2−メチルプロパン−2−イル)−1−{3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−5−イル]−3−[(1S,4R)−4−({3−[(2S)−2−メチルピペリジン−1−イル][1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イル}オキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]尿素(実施例153j)
【1535】
【化617】
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中間体153i(131mg、0.13mmol)のTHF(0.8mL)溶液を、2MのジメチルアミンのTHF溶液(1.3mL、2.6mmol)で処理し、混合物を60℃で18時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと水で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物とした。ガム状物を、FCC(0−8%(2NのNH/MeOH)含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を白色発泡物として得た(93mg、75%)。LCMS(方法3):Rt3.91分,m/z960.6[MH]。
【1536】
1−[2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−5−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例153)
中間体153j(90mg、0.09mmol)のTHF(0.5mL)溶液を、1MのテトラブチルアンモニウムフルオリドのTHF溶液(0.5mL、0.5mmol)で処理し、反応混合物をRTで1時間撹拌し、次いで50℃で16時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、残渣を、DCMと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で分配した。相を分離させ、水層をDCM(×2)で抽出した。有機相を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(NaSO)、減圧濃縮して、褐色ガム状物とした。ガム状物を、FCC(0−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、次いでHPLC(Phenomenex Gemini C18カラム、5−95%MeCN含有HO、0.1%HCOH)により25分かけてさらに精製して、無色ガラス状物を得た。ガラス状物からジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物を白色固体として得た(11mg、16%)。LCMS(方法5):Rt3.17分,m/z722.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.21(6H,s),1.44−1.57(2H,m),1.62−1.73(2H,m),1.74−1.98(4H,m),1.99−2.17(2H,m),2.18(6H,s),2.61(2H,t,J=6.0Hz),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.20(1H,m),3.27−3.36(1H,m),3.44(2H,s),4.08(2H,t,J=6.0Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.32(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.06−7.14(3H,m),7.19(1H,dd,J=10.1,2.0Hz),7.24−7.43(5H,m),7.64(1H,d,J=9.7Hz),7.68−7.71(1H,m),8.15(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例154】
【1537】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1538】
【化618】
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【1539】
メタンスルホン酸2−{3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−フェノキシ}−エチルエステル(中間体154a)
【1540】
【化619】
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中間体95e(545mg、803mmol)およびDIPEA(420μL、2.41mmol)をDCM(20mL)に溶解させ、撹拌しながら、この溶液に、アルゴン下で、メタンスルホニルクロリド(81μL、1.05mmol)を加え、反応混合物をRTで1.5時間撹拌した。追加のメタンスルホニルクロリド(25μL、0.32mmol)を加え、反応混合物の撹拌をRTで2時間続けた。水(20mL)を加え、2層をくまなく震盪撹拌してから、分離させた。水層をDCM(2×20mL)で抽出し、有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、減圧濃縮して、表題化合物を橙色ガラス状物として得た(690mg、>100%)。LCMS(方法3):Rt3.89分,m/z757[MH]。
【1541】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例154)
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)およびピロリジン(27μL、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(29mg、59%)。LCMS(方法5):Rt3.72分,m/z732.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=8.0Hz),1.28(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.61−1.72(6H,m),1.75−1.98(4H,m),1.99−2.18(2H,m),2.52(4H,m,溶媒により不明瞭),2.80(2H,t,J=8.0Hz),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.19(1H,m,水により不明瞭),3.27−3.35(1H,m,水により不明瞭),4.11(2H,t,J=8.0Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.97(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.05−7.14(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.14(1H,s),8.18(1.3H,s)。
【実施例155】
【1542】
【化620】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)およびジエチルアミン(34μL、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。追加のジエチルアミン(102μL、0.99mmol)を加え、混合物を引き続き管に密閉して60℃で24時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(22mg、45%)。LCMS(方法5):Rt3.74分,m/z734.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.89−0.96(9H,m),1.28(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.62−1.73(2H,m),1.74−1.98(4H,m),1.99−2.18(2H,m),2.52(4H,m,溶媒により不明瞭),2.76(2H,t,J=8.0Hz),2.87−2.94(1H,m),3.12−3.19(1H,m,水により不明瞭),約3.30(1H,m,水により不明瞭),4.05(2H,t,J=8.0Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.95(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.05−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.13(1H,s),8.19(1H,s)。
【実施例156】
【1543】
【化621】
[この文献は図面を表示できません]
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)およびモルホリン(29μL、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。追加のモルホリン(29μL、0.33mmol)を加え、混合物を引き続き管に密閉して60℃で24時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(25mg、50%)。LCMS(方法5):Rt3.66分,m/z748.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.0Hz),1.27(9H,s),1.46−1.56(2H,m),1.61−1.73(2H,m),1.75−1.98(4H,m),1.99−2.19(2H,m),2.42(4H,t,J=4.0Hz),2.67(2H,t,J=8.0Hz),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.20(1H,m,水により不明瞭),約3.30(1H,m,水により不明瞭),3.53(4H,t,J=8.0Hz),4.12(2H,t,J=8.0Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.95−6.99(1H,m),7.07−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.25−7.43(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.13(1H,s),8.21(0.5H,s)。
【実施例157】
【1544】
【化622】
[この文献は図面を表示できません]
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(66mg、88μmol)およびピペリジン(44μL、0.45mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を白色固体として得た(31mg、46%)。LCMS(方法5):Rt3.77分,m/z746[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.2Hz),1.24−1.34(11H,m),1.39−1.55(6H,m),1.61−2.18(8H,m),2.34−2.43(4H,m),2.63(2H,t,J 6.1Hz),2.86−2.94(1H,m),3.11−3.19(1H,m),3.27−3.36(1H,m),4.09(2H,t,J=5.9Hz),4.77(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.32(1H,s),6.93−6.98(1H,m),7.04−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=9.5Hz,2.6Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=9.9Hz),7.69(1H,d,J=1.8Hz),8.12(1H,s),8.17(1.5H,s)。
【実施例158】
【1545】
【化623】
[この文献は図面を表示できません]
1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)および1−メチルピペラジン(37μL、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(28mg、55%)。LCMS(方法5):Rt3.62分,m/z761.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=8.0Hz),1.28(9H,s),1.47−1.56(2H,m),1.61−1.73(2H,m),1.74−1.97(4H,m),2.00−2.19(5H,m),2.21−2.35(4H,m,),2.36−2.49(4H,m),2.66(2H,t,J=8.0Hz),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.19(1H,m,水により不明瞭),3.27−3.35(1H,m,水により不明瞭),4.10(2H,t,J=8.0Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.94−6.98(1H,m),7.05−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.13(1H,s),8.17(1.4H,s)。
【実施例159】
【1546】
【化624】
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1−{5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)および4−フルオロピペリジン(34mg、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。追加の4−フルオロピペリジン(34mg、0.33mmol)を加え、混合物を引き続き管に密閉して60℃で24時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(24mg、47%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z764.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=8.0Hz),1.27(9H,s),1.44−1.64(2H,m),1.59−1.72(4H,m),1.72−1.98(6H,m),1.99−2.19(2H,m),2.31−2.40(2H,m),2.55−2.64(2H,m,),2.68(2H,t,J=8.0Hz),2.87−2.95(1H,m),3.12−3.19(1H,m,水により不明瞭),約3.30(1H,m,水により完全に不明瞭),4.10(2H,t,J=8.0Hz),4.51−4.59(0.5H,m),4.64−4.71(0.5H,m),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.95−6.99(1H,m),7.06−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.25−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.12(1H,s),8.18(1H,s)。
【実施例160】
【1547】
【化625】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メチル−[1,4]−ジアゼパン−1−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.066mmol)およびN−メチルホモピペラジン(39mg、0.34mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製し、表題化合物の白色固体を得た(28mg、54%)。LCMS(方法5):Rt3.28分,m/z775[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.0Hz),1.27(9H,s),1.47−1.56(2H,m),1.62−1.73(4H,m),1.75−2.18(6H,m),2.28(3H,s),2.56−2.63(4H,m),2.70−2.77(4H,m),2.85(2H,t,J=6.0Hz),2.87−2.95(1H,m),3.12−3.20(1H,m),3.27−3.35(1H,m),4.07(2H,t,J=5.6Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=3.8Hz),6.32(1H,s),6.93−6.98(1H,m),7.04−7.10(2H,m),7.14(1H,d,J=8.9Hz),7.19(1H,dd,J=9.8Hz,2.2Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=4.9Hz),7.69(1H,d,J=1.8Hz),8.18(1H,s),8.20(2H,s)。
【実施例161】
【1548】
【化626】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、66μmol)および[1,4]オキサゼピン(70mg、0.68mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で48時間加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を白色固体として得た(27mg、53%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z762[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.2Hz),1.27(9H,s),1.46−1.54(2H,m),1.62−2.17(12H,m),2.67−2.72(3H,m),2.86(2H,t,J=6.0Hz),2.88−2.94(1H,m),3.12−3.19(1H,m),3.28−3.34(1H,m,水ピークにより不明瞭),3.53−3.58(2H,m),3.61(2H,t,J=6.0Hz),4.09(2H,t,J=6.1Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.05−7.12(2H,m),7.19(1H,dd,J=8.6Hz,2.0Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=9.8Hz),7.69(1H,d,J=2.0Hz),8.17(1H,s),8.18(1H,s)。
【実施例162】
【1549】
【化627】
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1−(2−{3−[2−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−5−tert−ブチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、66μmol)および8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(38mg、0.34mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製し、表題化合物を白色固体として得た(32mg、62%)。LCMS(方法5):Rt3.84分,m/z772[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.4Hz),1.21−1.36(11H,m),1.37−1.54(4H,m),1.58−1.72(4H,m),1.74−2.18(8H,m),2.72(2H,d,J=6.4Hz),2.86−2.95(1H,m),3.11−3.20(1H,m),3.22−3.36(5H,m),4.09(2H,t,J=6.1Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.1Hz),6.33(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.04−7.11(2H,m),7.14(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,dd,J=10.2Hz,2.1Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=10.2Hz),7.69(1H,d,J=2.0Hz),8.17(1H,s),8.19(1.6H,s)。
【実施例163】
【1550】
【化628】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(エチル−メチル−アミノ)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、66μmol)およびN−エチルメチルアミン(40mg、0.68mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で48時間加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を白色固体として得た(24mg、50%)。LCMS(方法5):Rt3.69分,m/z720[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),0.94(3H,t,J=7.2Hz),1.27(9H,s),1.46−1.55(2H,m),1.64−1.72(2H,m),1.76−2.09(6H,m),2.19(3H,s),2.41(2H,quart,J=7.0Hz),2.68(2H,t,J=4.7Hz),2.86−2.94(1H,m),3.12−3.19(1H,m),3.29−3.34(1H,m,水ピークにより不明瞭),4.08(2H,t,J=6.1Hz),4.77−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.4Hz),6.33(1H,s),6.94−6.98(1H,m),7.05−7.13(3H,m),7.19(1H,dd,J=9.6Hz,2.2Hz),7.23−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=10.2Hz),7.69(1H,d,J=2.2Hz),8.13(1H,s),8.18(1H,s)。
【実施例164】
【1551】
【化629】
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1−{5−tert−ブチル−2−(3−{2−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−エトキシ}−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.067mmol)およびN−(2−メトキシエチル)メチルアミン(35μL、0.33mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を管に密閉し、60℃で20時間撹拌した。追加のN−(2−メトキシエチル)メチルアミン(35μL、0.33mmol)を加え、混合物を引き続き管に密閉して60℃で24時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(24mg、48%)。LCMS(方法5):Rt3.72分,m/z750.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=8.0Hz),1.27(9H,s),1.44−1.56(2H,m),1.61−1.73(2H,m),1.73−1.98(4H,m),1.98−2.22(2H,m),2.24(3H,s),2.55(2H,t,J=8.0Hz),2.74(2H,t,J=8.0Hz),2.86−2.95(1H,m),3.12−3.18(1H,m,水により不明瞭),3.19(3H,s,水により不明瞭),約3.30(1H,m,水により不明瞭),3.38(2H,t,J=8.0Hz,水により不明瞭),4.07(2H,t,J=8.0Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.05−7.14(3H,m),7.19(1H,dd,J=8.0Hz,4.0Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=8.0Hz),7.69(1H,d,J=4.0Hz),8.13(1H,s),8.19(1H,s)。
【実施例165】
【1552】
【化630】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イル−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、0.066mmol)および4−メトキシピペリジン(39μL、0.34mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で一晩加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製し、表題化合物の白色固体を得た(31mg、60%)。LCMS(方法5):Rt3.75分,m/z776[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.2Hz),1.27(9H,s),1.30−1.42(2H,m),1.45−1.57(2H,m),1.61−2.18(13H,m),2.66(2H,t,J=5.7Hz),2.68−2.76(1H,m),2.86−2.95(1H,m),3.04−3.19(2H,m),3.16(3H,s),3.28−3.34(1H,m),4.09(2H,t,J=5.9Hz),4.77−4.85(1H,m),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),6.93−6.98(1H,m),7.04−7.13(3H,m),7.18(1H,dd,J=10.3Hz,2.3Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=9.5Hz),7.69(1H,d,J=2.3Hz),8.12(1H,s),8.16(1.7H,s)。
【実施例166】
【1553】
【化631】
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1−(5−tert−ブチル−2−{3−[2−(3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)−エトキシ]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体154a(50.5mg、66μmol)および3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(76mg、0.68mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この溶液を容器に密閉し、60℃で48時間加熱した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣をMDAP(方法7)により精製し、表題化合物を白色固体として得た(24mg、46%)。LCMS(方法5):Rt3.72分,m/z774[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.28(9H,s),1.46−1.54(2H,m),1.64−1.71(4H,m),1.75−2.17(8H,m),2.59(2H,t,J=5.9Hz),2.86−2.95(1H,m),3.07−3.11(2H,m),3.12−3.19(1H,m),3.28−3.34(3H,m,水ピークにより不明瞭),3.49(2H,d,J=9.6Hz),4.09(2H,t,J=6.3Hz),4.78−4.85(1H,m),5.52(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),6.94−6.99(1H,m),7.05−7.14(3H,m),7.19(1H,dd,J=9.6Hz,2.4Hz),7.24−7.42(5H,m),7.64(1H,d,J=10.0Hz),7.69(1H,d,J=2.2Hz),8.15(1H,s),8.20(1H,s)。
【実施例167】
【1554】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1555】
【化632】
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【1556】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体167a)
【1557】
【化633】
[この文献は図面を表示できません]
中間体81d(319mg、0.85mmol)、中間体29c(335mg、0.85mmol)、およびDIPEA(294μL、1.69mmol)をジオキサン(10mL)に加え、この混合物を80℃で18時間撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とDCMで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(362mg、66%)。LCMS(方法4):Rt3.29分,m/z649[MH]。
【1558】
b.メタンスルホン酸3−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−ピラゾール−1−イル]−ベンジルエステル(中間体167b)
【1559】
【化634】
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中間体167a(316mg、0.49mmol)のDCM(5.0mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(339μL、1.95mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(76μL、0.97mmol)を加えた。反応混合物を3時間撹拌し、次いで水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的、想定0.49mmol)。単離した生成物は、それ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.61分,m/z727[MH]。
【1560】
c.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例167)
中間体167b(0.19mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(130μL、0.75mmol)および4−メトキシピペリジン(86mg、0.75mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(20mg、14%)。LCMS(方法5):Rt3.66分,m/z746[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.30−1.40(2H,m),1.42−1.50(2H,m),1.58−1.67(2H,m),1.70−1.83(5H,m),1.83−1.93(1H,m),1.96−2.12(4H,m),2.56−2.64(2H,m),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.05−3.12(3H,m),3.13(3H,s),3.45(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.00(1H,d,J=8.6Hz),7.14(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.30(4H,m),7.30−7.37(3H,m),7.40(1H,t,J=7.7Hz),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.07(1H,s),8.23(0.3H,s)。
【実施例168】
【1561】
【化635】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.19mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(130μL、0.75mmol)およびN−(メトキシエチル)メチルアミン(81μL、0.75mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(20mg、14%)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z720[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.48(2H,m),1.58−1.67(2H,m),1.72−1.92(4H,m),1.96−2.12(2H,m),2.12(3H,s),2.49(2H,t,J=6.0Hz),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.12(1H,dt,J=12.1,4.3Hz),3.16(3H,s),3.39(2H,t,J=6.0Hz),3.50(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.02(1H,d,J=8.6Hz),7.14(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.25−7.30(2H,m),7.30−7.35(2H,m),7.38(1H,s),7.40(1H,t,J=7.7Hz),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.07(1H,s),8.28(0.2H,s)。
【実施例169】
【1562】
【化636】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.19mmol)のTHF(2mL)溶液に、DIPEA(260μL、1.5mmol)および4−フルオロピペリジン塩酸塩(104mg、0.75mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(25mg、16%)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z734[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.50(2H,m),1.58−1.70(4H,m),1.70−1.92(6H,m),1.95−2.12(2H,m),2.23−2.31(2H,m),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.11(1H,dt,J=12.2,4.3Hz),3.24−3.30(2H,m),3.48(2H,s),4.60(1H,dsp,J=48.9,3.5Hz),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),6.98(1H,d,J=8.6Hz),7.14(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.25−7.34(3H,m),7.35−7.38(2H,m),7.40(1H,t,J=7.7Hz),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.62(1H,d,J=1.8Hz),8.05(1H,s),8.10(1.8H,s)。
【実施例170】
【1563】
【化637】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.16mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、ジメチルアミン溶液(2MのTHF溶液、1.6mL、3.27mmol)を加え、反応物を容器に密閉し、50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(20mg、16%)。LCMS(方法5):Rt3.58分,m/z676[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.50(2H,m),1.58−1.67(2H,m),1.70−1.90(4H,m),1.94−2.03(1H,m),2.04−2.12(2H,m),2.11(6H,s),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.12(1H,dt,J=11.9,4.1Hz),3.39(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.46(1H,t,J=4.2Hz),6.27(1H,s),7.02(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.29(4H,m),7.29−7.34(1H,m),7.35−7.41(3H,m),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.07(1H,s),8.25(0.3H,s)。
【実施例171】
【1564】
【化638】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.16mmol)のTHF(2mL)溶液に、ピロリジン(273μL、3.27mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(26mg、22%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z702[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.50(2H,m),1.58−1.66(6H,m),1.70−1.84(3H,m),1.84−1.92(1H,m),1.95−2.12(2H,m),2.36−2.42(4H,m),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.12(1H,dt,J=11.9,4.1Hz),3.58(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.46(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.01(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.26−7.34(4H,m),7.35(1H,s),7.39(1H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.07(1H,s),8.19(0.7H,s)。
【実施例172】
【1565】
【化639】
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1−{(1S,4R)−4−[3−(4−アザ−スピロ[2.5]オクタ−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−3−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−尿素ギ酸塩
中間体148g(0.099mmol)およびモルホリン(43mg、0.50mmol)をTHF(1mL)に溶解させ、この褐色溶液をバイアルに密閉し、60℃で18時間撹拌した。溶液をデカンテーションで移し、濃縮した。MDAP(方法7)により、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(44mg、54%)。LCMS(方法5):Rt3.64分,m/z760.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.41−0.54(4H,m),1.27(9H,s),1.52−1.62(2H,m),1.72−1.81(3H,m),1.83−1.96(3H,m),1.99−2.15(2H,m),2.42(4H,t,J=4.4Hz),2.66(2H,t,J=5.7Hz),3.22−3.29(2H,m),3.52(4H,t,J=4.58Hz),4.11(2H,t,J=5.7Hz),4.81(1H,td,J=8.6,5.5Hz),5.48(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),6.95−6.98(1H,m),7.06−7.12(3H,m),7.14(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.25−7.42(5H,m),7.57(1H,dd,J=2.1,0.9Hz),7.61(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),8.11(1H,s),8.16(1.3H,s)。
【実施例173】
【1566】
【化640】
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1−[5−tert−ブチル−2−(3−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.22mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、ピペリジン(424μL、4.3mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(44mg、25%)。LCMS(方法5):Rt3.69分,m/z716[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.28−1.33(2H,m),1.38−1.48(6H,m),1.58−1.66(2H,m),1.70−1.92(4H,m),1.95−2.12(2H,m),2.26−2.34(4H,m),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.11(1H,dt,J=11.9,4.1Hz),3.23−3.29(1H,m),3.44(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.46(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),6.99(1H,d,J=8.6Hz),7.15(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.25−7.29(2H,m),7.29−7.36(3H,m),7.39(1H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.06(1H,s),8.12(1.8H,s)。
【実施例174】
【1567】
【化641】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.22mmol)のTHF(2.5mL)溶液に、1−メチルホモピペラジン(534μL、4.3mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(28mg、15%)。LCMS(方法5):Rt3.27分,m/z745[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.50(2H,m),1.58−1.66(2H,m),1.68−1.84(5H,m),1.84−1.92(1H,m),1.95−2.05(1H,m),2.05−2.12(1H,m),2.32(3H,s),2.58−2.66(6H,m),2.69(2H,t,J=5.7Hz),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.11(1H,dt,J=11.9,4.1Hz),3.23−3.29(1H,m),3.62(2H,s),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.04(1H,d,J=8.6Hz),7.14(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.26−7.36(4H,m),7.38−7.43(2H,m),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.12(1H,s),8.16(2.4H,s)。
【実施例175】
【1568】
【化642】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−((1S,4S)−5−メチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体167b(0.15mmol)のTHF(20mL)溶液に、(1S,4S)−2−メチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン(366mg、3.3mmol)を加え、反応物を50℃で24時間撹拌した。粗反応混合物を冷却し、EtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、次いでHPLC(C18 X−selectカラム、10−75%MeCN含有HO、0.1%ギ酸)によりさらに精製して、表題化合物を得た(11mg、9%)。LCMS(方法5):Rt3.45分,m/z743[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.86(3H,d,J=6.2Hz),1.23(9H,s),1.42−1.50(2H,m),1.54−1.66(4H,m),1.72−1.84(3H,m),1.84−1.92(1H,m),1.95−2.15(2H,m),2.22(3H,s),2.46−2.48(1H,m),2.52(1H,dd,J=9.6,2.4Hz),2.59(1H,d,J=9.7Hz),2.71(1H,d,J=9.6Hz),2.86(1H,ddd,J=12.7,9.0,3.9Hz),3.09−3.13(2H,m),3.22(1H,s),3.28−3.32(1H,m),3.63(1H,d,J=13.9Hz),3.70(1H,d,J=13.9Hz),4.77(1H,td,J=8.4,5.7Hz),5.47(1H,t,J=4.2Hz),6.28(1H,s),7.04(1H,d,J=8.6Hz),7.14(1H,dd,J=9.8,2.1Hz),7.20−7.25(2H,m),7.26−7.36(4H,m),7.36−7.41(2H,m),7.59(1H,d,J=10.0Hz),7.64(1H,d,J=1.8Hz),8.11(1H,s),8.25(0.7H,s)。
【実施例176】
【1569】
1−[5−tert−ブチル−2−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
【1570】
【化643】
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【1571】
a.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ジクロロメタン溶媒和物(中間体176a)
【1572】
【化644】
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中間体33a(883mg、2.10mmol)、中間体81d(755mg、2.00mmol)、およびDIPEA(0.44mL、2.5mmol)を乾燥ジオキサン(20mL)に溶解させ、この赤色〜褐色溶液を、70℃で16時間撹拌し、そして80℃で5時間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、水(15mL)に懸濁させ、DCM(2×15mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色油状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ80g、4−8%MeOH含有DCM)により、表題化合物を淡黄色発泡物として得た(1.27g、87%)。LCMS(方法3):Rt3.61分,m/z649[MH]。
【1573】
b.1−[5−tert−ブチル−2−(4−ホルミル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体176b)
【1574】
【化645】
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中間体176a(1.10g、1.70mmol)のDCM(25mL)溶液に、0℃で、デス・マーチン・ペルヨージナン(791mg、1.86mmol)を加え、得られる赤色〜褐色溶液を0℃で45分間撹拌した。メタ重亜硫酸ナトリウム(920mg)、水(10mL)、および飽和NaHCO水溶液(10mL)を加え、ガスの発生がおさまるまで(15分)、混合物をRTで撹拌した。混合物を水(25mL)で希釈し、DCM(2×25mL)で抽出した。有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物がガラス状橙色固体として残った(1.10g、100%)。LCMS(方法3):Rt3.91分,m/z647[MH]。
【1575】
c.1−[5−tert−ブチル−2−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(実施例176)
中間体176b(0.10mmol)およびモルホリン(17.4mg、0.200mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(31.8mg、0.15mmol)を加え、得られる黄色溶液をRTで1時間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、鮮黄色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、3.5−4.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、鮮黄色ガム状物(70mg)を得た。分取HPLC(Gemini C18、25−75%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分)を行い、所望の画分を濃縮してMeCNを除去した。水層をDCM(3×15mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、ガラス状橙色固体が残った(43.7mg)。分取HPLC(Gemini C18、25−50%MeCN含有水、20分)を行い、所望の画分を濃縮してMeCNを除去した。水層をDCM(3×5mL)で抽出し、次いで、有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、表題化合物が白色固体として残った(25.4mg、35%)。LCMS(方法5):Rt3.61分,m/z718.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.47−1.55(2H,m),1.63−1.71(2H,m),1.76−1.95(4H,m),2.00−2.16(2H,m),2.37(4H,t,J=4.3Hz),2.90(1H,ddd,J=12.1,9.0,3.9Hz),3.16(1H,dt,J=12.2,4.3Hz),3.29−3.34(1H,m,水シグナルにより不明瞭),3.50(2H,s),3.56(4H,t,J=4.5Hz),4.81(1H,td,J=8.6,5.6Hz),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.34(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.25−7.37(4H,m),7.43(2H,d,J=8.7Hz),7.45(2H,d,J=8.7Hz),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.2,0.9Hz),8.08(1H,s)。
【実施例177】
【1576】
【化646】
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1−[5−tert−ブチル−2−(4−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびジメチルアミン溶液(2MのTHF溶液、0.19mL、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この橙色溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(60mg、0.28mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、4−6.5%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、黄色固体(88mg)を得た。分取HPLC(Gemini C18、25−50%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分)および関連画分の減圧濃縮により、淡黄色膜状物を得た。ジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(48.4mg、36%)。LCMS(方法3):Rt2.99分,m/z676[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.45−1.56(2H,m),1.62−1.71(2H,m),1.75−1.96(4H,m),2.00−2.15(2H,m),2.17(6H,s),2.90(1H,dd,J=12.3,9.1,3.9),3.16(1H,dt,J=12.3,4.3Hz),3.28−3.34(1H,m 水ピークにより不明瞭),3.44(2H,s),4.82(1H,td,J=8.6,5.7Hz),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.34(1H,s),7.10(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.25−7.47(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.2,0.9Hz),8.10(1H,s),8.16(0.7H,s)。
【実施例178】
【1577】
【化647】
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1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびN−メチルピペラジン(38mg、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この橙色溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(60mg、0.28mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、5−8%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、黄色固体(47mg)を得た。分取HPLC(Gemini C18、25−50%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分)および関連画分の減圧濃縮により、淡黄色膜状物を得た。ジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(20.6mg、14%)。LCMS(方法3):Rt2.98分,m/z731[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.45−1.56(2H,m),1.62−1.71(2H,m),1.75−1.95(4H,m),1.99−2.16(2H,m),2.14(3H,s),2.26−2.45(8H,m),2.90(1H,ddd,J=12.2,9.0,4.0Hz),3.16(1H,dt,J=12.2,4.2Hz),3.28−3.34(1H,m,水シグナルにより不明瞭),3.49(2H,s),4.81(1H,td,J=8.6,5.6Hz),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.10(1H,d,J=8.6Hz),7.20(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.25−7.47(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.2,0.9Hz),8.10(1H,s),8.17(0.6H,s)。
【実施例179】
【1578】
【化648】
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1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素
中間体176b(0.188mmol)およびN−メチルホモピペラジン(43mg、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この橙色溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(60mg、0.28mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、7−11%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、表題化合物を黄色固体として得た(102mg、73%)。LCMS(方法3):Rt2.84分,m/z745[MH]。1H NMR(300MHz,CDCl):0.91(3H,d,J=6.2Hz),1.34(9H,s),1.40−1.55(2H,m),1.62−1.99(7H,m),2.15−2.02−2.14(2H,m),2.21−2.30(1H,m),2.33(3H,s),2.55−2.69(8H,m),2.90(1H,ddd,J=12.1,9.3,4.1),3.04(1H,dt,J=12.1,4.2Hz),3.23−3.32(1H,m),3.58(2H,s),5.09(1H,td,J=8.9,5.2Hz),5.19(1H,t,J=3.9Hz),6.04(1H,br d,J=8.6Hz),6.33(1H,s),6.94(1H,dd,J=9.9,2.1Hz),7.22(1H,br s),7.25−7.39(7H,m),7.43(1H,d,J=2.2Hz),7.47(2H,m)。
【実施例180】
【1579】
【化649】
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1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−メトキシ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)および4−メトキシピペリジン(43mg、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この橙色溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(60mg、0.28mmol)を加え、混合物をRTで1時間撹拌した。水(3mL)を加え、混合物を震盪撹拌した。水層をDCM(3mL)で抽出し、次いで有機物を1つにまとめて、疎水性フリットで濾過し、減圧濃縮すると、褐色ガム状物が残った。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ12g、3.5−6%[2MのNH含有MeOH]含有DCM)により、黄色固体(140mg)を得た。分取HPLC(Gemini C18、25−50%MeCN含有水、0.1%HCOH、20分、×2)および関連画分の減圧濃縮により、淡黄色膜状物を得た。ジエチルエーテルで溶解分を除去して、表題化合物をオフホワイト色固体として得た(70.5mg、48%)。LCMS(方法5):Rt3.69分,m/z746.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.37−1.56(4H,m),1.62−1.71(2H,m),1.75−1.95(6H,m),2.00−2.16(4H,m),2.62−2.69(2H,m),2.90(1H,ddd,J=12.2,9.1,4.1HzHH),3.12−3.18(2H,m),3.20(3H,s),3.29−3.34(1H,m),3.49(2H,s),4.82(1H,td,J=8.6,5.6Hz),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.10(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.2Hz),7.25−7.46(8H,m),7.64(1H,dd,J=9.8,0.8Hz),7.69(1H,dd,J=2.2,0.9Hz),8.10(1H,s),8.16(0.75H,s)。
【実施例181】
【1580】
【化650】
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1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびピロリジン(31.1μL、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59.8mg、0.28mmol)を加えた。混合物をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、乾固するまで濃縮した。得られる残渣を、RP−HPLC(C18、18mL/分、20−85%MeCN含有HO+0.1%HCOH)で精製し、関連画分を1つにまとめて、乾固するまで濃縮した。表題生成物を、明橙色固体として単離した(49.5mg)。LCMS(方法5):Rt3.66分,m/z702.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.50(2H,m),1.69(6H,m),1.75−1.95(4H,m),1.98−2.17(2H,m),2.47(4H,m,溶媒により不明瞭),2.90(1H,m),3.15(1H,m,溶媒により不明瞭),3.63(2H,s,溶媒により不明瞭),4.81(1H,m),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.9Hz),7.19(1H,dd,J=9.6,2.2Hz),7.24−7.38(4H,m),7.43(4H,m),7.64(1H,d,J=9.6Hz),7.69(1H,d,J=1.3Hz),8.09(1H,s),8.16(1.4H,s)。
【実施例182】
【1581】
【化651】
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1−[5−tert−ブチル−2−(4−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびピペリジン(37.2μL、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59.8mg、0.28mmol)を加えた。混合物をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、乾固するまで濃縮した。得られる残渣を、RP−HPLC(C18、18mL/分、20−85%MeCN含有HO+0.1%HCOH)で精製し、関連画分を1つにまとめて、乾固するまで濃縮した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(14mg)。LCMS(方法5):Rt3.71分,m/z716.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.4Hz),1.27(9H,s),1.36(2H,m),1.47(6H,m),1.67(2H,m),1.76−1.96(4H,m),1.98−2.16(2H,m),2.33(4H,m),2.90(1H,m),3.15(1H,m,溶媒により不明瞭),3.46(2H,s,溶媒により不明瞭),4.81(1H,m),5.51(1H,t,J=4.1Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=10.0,2.2Hz),7.24−7.46(8H,m),7.64(1H,d,J=10.0Hz),7.69(1H,d,J=1.5Hz),8.09(1H,s),8.17(1H,s)。
【実施例183】
【1582】
【化652】
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1−{5−tert−ブチル−2−[4−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)および4−フルオロピペリジン(38.8mg、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59.8mg、0.28mmol)を加えた。混合物をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、乾固するまで濃縮した。得られる残渣を、RP−HPLC(C18、18mL/分、20−85%MeCN含有HO+0.1%HCOH)で精製し、関連画分を1つにまとめて、乾固するまで濃縮した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(31mg)。LCMS(方法5):Rt3.71分,m/z734.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.1Hz),1.27(9H,s),1.50(2H,m),1.67(4H,m),1.76−1.96(6H,m),1.98−2.17(2H,m),2.31(2H,m),2.54(m,溶媒により不明瞭),2.90(1H,m),3.16(1H,m,溶媒により不明瞭),3.51(2H,s,溶媒により不明瞭),4.66(1H,dm,J=48Hz),4.82(1H,m),5.51(1H,t,J=4.2Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.7Hz),7.19(1H,dd,J=9.8,2.3Hz),7.24−7.50(8H,m),7.63(1H,d,J=10.2Hz),7.69(1H,d,J=1.4Hz),8.10(1H,s),8.16(1H,s)。
【実施例184】
【1583】
【化653】
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1−(5−tert−ブチル−2−{4−[(エチル−メチル−アミノ)−メチル]−フェニル}−2H−ピラゾール−3−イル)−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびN−エチルメチルアミン(32.3μL、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59.8mg、0.28mmol)を加えた。混合物をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、乾固するまで濃縮した。得られる残渣を、RP−HPLC(C18、18mL/分、20−85%MeCN含有HO+0.1%HCOH)で精製し、関連画分を1つにまとめて、乾固するまで濃縮した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(26.1mg)。LCMS(方法5):Rt3.65分,m/z690.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.4Hz),1.02(3H,t,J=7.1Hz),1.27(9H,s),1.50(2H,m),1.66(2H,m),1.74−1.97(4H,m),1.98−2.11(2H,m),2.12(3H,s),2.40(2H,q,J=7.1Hz),2.90(1H,m),3.16(1H,m,溶媒により不明瞭),3.49(2H,s,溶媒により不明瞭),4.81(1H,m),5.51(1H,t,J=4.6Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,dd,J=9.6,2.1Hz),7.24−7.47(8H,m),7.64(1H,d,J=10.2Hz),7.69(1H,d,J=1.6Hz),8.09(1H,s),8.17(1H,s)。
【実施例185】
【1584】
【化654】
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1−[5−tert−ブチル−2−(4−{[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−メチル}−フェニル)−2H−ピラゾール−3−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体176b(0.188mmol)およびN−(2−メトキシエチル)メチルアミン(32.7mg、0.38mmol)をDCM(3mL)に溶解させ、この溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(59.8mg、0.28mmol)を加えた。混合物をRTで1時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMで抽出した。有機物を1つにまとめて相分離装置に通し、乾固するまで濃縮した。得られる残渣を、RP−HPLC(C18、18mL/分、20−85%MeCN含有HO+0.1%HCOH)で精製し、関連画分を1つにまとめて、乾固するまで濃縮した。表題生成物を、オフホワイト色固体として単離した(23.9mg)。LCMS(方法5):Rt3.68分,m/z720.5[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.3Hz),1.27(9H,s),1.50(2H,m),1.66(2H,m),1.74−1.96(4H,m),1.98−2.16(2H,m),2.17(3H,s),2.54(2H,t,J=6.0Hz,溶媒により不明瞭),2.90(1H,m),3.16(1H,m,溶媒により不明瞭),3.23(3H,s,溶媒により不明瞭),3.45(2H,t,J=6.0Hz,溶媒により不明瞭),3.54(2H,s,溶媒により不明瞭),4.82(1H,m),5.51(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.09(1H,d,J=8.8Hz),7.19(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),7.24−7.50(8H,m),7.64(1H,d,J=10.0Hz),7.69(1H,d,J=1.5Hz),8.09(1H,s),8.17(1H,s)。
【実施例186】
【1585】
1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素
【1586】
【化655】
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【1587】
a.2−[3−(5−アミノ−3−tert−ブチル−ピラゾール−1−イル)−フェノキシ]−エタノール(中間体186a)
【1588】
【化656】
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中間体95a(1.2g、5.2mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.72g、10.4mmol)をTHF(30mL)に溶解させ、この溶液を、アルゴン雰囲気下、2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エタノール(1.05mL、7.78mmol)で処理し、続いてアゾジカルボン酸ジイソプロピル(1.64mL、10.4mmol)を滴下した。次いで、反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応混合物をSCX−2カートリッジにロードし、MeOHおよび2MのNH含有MeOHで溶出させた。塩基性画分を減圧エバポレートし、生成物をFCC(EtOAc/DCM、0−60%を用いる)により精製して、表題化合物を褐色ガム状物として得た(1.0g、80%)。LCMS(方法3):Rt2.27分,m/z276[MH]。
【1589】
b.{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(中間体148e)
【1590】
【化657】
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中間体186a(1.0g、3.63mmol)のEtOAc(20mL)溶液を、NaOH水溶液(1M、6.53mmol)で処理し、続いてクロロギ酸2,2,2−トリクロロエチル(0.529mL、3.85mmol)で処理して、反応混合物をRTで1時間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)と水(20mL)で分配した。層を分離させ、水層を別の20mLのEtOAcで抽出した。有機層を1つにまとめて乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧濃縮した。残渣を、FCC(0−40%EtOAc含有DCMを用いる)により精製した。画分を1つにまとめて、減圧エバポレートし、生成物からDCMで溶解分を除去した。固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗い、表題化合物を白色固体として得た(0.930g、58%)。LCMS(方法3):Rt4.01分,m/z450[M]。
【1591】
c.(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イルアミン(中間体186b)
【1592】
【化658】
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中間体B(232mg、1.6mmol)の乾燥DMF(10mL)溶液に、N下、ナトリウム(60%含有分散油、320mg、8.0mmol)を加え、得られる不透明褐色溶液をRTで45分間撹拌た(注意:ガス発生)。中間体81c(342mg、1.46mmol)の乾燥DMF(7mL)溶液を加え、暗褐色溶液を、N下、60℃で90分間撹拌した。溶液を冷却して減圧濃縮し、MeOH(3mL)に再溶解させ、次いで、SCX−2カートリッジ(20g)に添加し、MeOH(50mL)で洗った。生成物を、2MのNH含有MeOH(50mL)で溶出させ;減圧濃縮して、暗褐色固体を得た。FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により、表題化合物を淡褐色発泡物として得た(262mg、45%)。LCMS(方法3):Rt2.30分,m/z378[MH]。
【1593】
d.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体186c)
【1594】
【化659】
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中間体148e(313mg、0.7mmol)、中間体186b(262mg、0.7mmol)、およびDIPEA(182μL、1.05mmol)をジオキサン(4mL)に加え、この混合物を、70℃で20時間加熱した。反応混合物をRTに冷却して、直接SCX−2にロードし、MeOHおよび2MのNH含有MeOHで溶出させた。塩基性画分を減圧エバポレートした。残渣を、FCC(0−10%[2MのNH含有MeOH]含有DCMを用いる)により精製し、表題化合物を黄色ガラス状物として得た(293mg)。LCMS(方法3):Rt3.63分,m/z679[MH]。
【1595】
e.1−{5−tert−ブチル−2−[3−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル−3−{(1S,4S)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル]−尿素(実施例186)
中間体186c(293mg、0.44mmol)およびDIPEA(304μL、1.76mmol)をDCM(10mL)に加え、この溶液に、メタンスルホニルクロリド(103μL、1.33mmol)を加えた。反応混合物をRTで1時間撹拌した。混合物を減圧濃縮した。残渣を、THF(2mL)に移し入れ、ジメチルアミンのTHF溶液(2M、3.3mL)を加えた。反応混合物を管に密閉して、60℃で72時間加熱した。反応混合物をRTに冷却して、減圧濃縮した。生成物を、HPLC(Gemini C18カラムを使用、および20−35%の勾配+0.1%ギ酸を使用)で10分かけて精製した。画分を1つにまとめて減圧エバポレートし、MeCN/EtOで結晶化させて、表題化合物を白色固体として得た(90mg、30%)。LCMS(方法3):Rt3.01分,m/z706[MH]。1H NMR(300MHz,d−DMSO):0.91(3H,d,J=6.7Hz),1.23(9H,s),1.46−1.54(2H,m),1.63−1.72(2H,m),1.75−1.76(2H,m),2.00−2.18(2H,m),2.43(6H,s),2.66(2H,t,J5.8Hz),2.85−2.95(2H,m),3.12−3.20(4H,m),4.10(2H,t,J=5.4Hz),4.78−4.86(1H,m),5.52(1H,t,J=4.0Hz),6.33(1H,s),6.95−6.99(2H,m),7.06−7.14(2H,m),7.19(1H,dd,J=10.0Hz),7.25−7.32(3H,m),7.33−7.42(2H,m),7.58(1H,d,J=10.6Hz),7.63(1H,d,J=1.8Hz),8.17(1H,s)。
【実施例187】
【1596】
1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
【1597】
【化660】
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【1598】
a.1−{3−tert−ブチル−1’−[2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルオキシ)−エチル]−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体187a)
【1599】
【化661】
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中間体81d(240mg、0.64mmol)、中間体108b(325mg、0.64mmol)、およびDIPEA(221μL、1.27mmol)をジオキサン(6mL)に加え、この混合物を80℃で一晩撹拌した。冷却してから、反応混合物を水とEtOAcで分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(377mg、80%)。LCMS(方法4):Rt3.48分,m/z737[MH]。
【1600】
b.1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ヒドロキシ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素(中間体187b)
【1601】
【化662】
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中間体187a(377mg、0.51mmol)のMeOH(5mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(257mg、1.02mmol)を加え、反応混合物を55℃で3時間加熱した。得られる混合物を水に注いで、飽和NaHCO水溶液を加えた。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(3−10%の勾配でMeOHを含有するDCMを用いる)により精製して、表題化合物を得た(250mg、75%)。LCMS(方法1):Rt3.09分,m/z653[MH]。
【1602】
c.メタンスルホン酸2−[3−tert−ブチル−5−(3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−ウレイド)−[1,4’]ビピラゾリル−1’−イル]−エチルエステル(中間体187c)
【1603】
【化663】
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中間体187b(250mg、0.38mmol)のDCM(4mL)溶液を氷浴で冷却し、そこにDIPEA(267μL、1.53mmol)を加え、続いてメタンスルホニルクロリド(60μL、0.77mmol)を加えた。反応混合物を2時間撹拌し、次いで、水でクエンチした。水相をDCM(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮して、表題化合物を得た(定量的)。生成物はそれ以上精製することなく次の工程に用いた。LCMS(方法4):Rt3.25分,m/z732[MH]。
【1604】
d.1−[3−tert−ブチル−1’−(2−ジメチルアミノ−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩(実施例187)
中間体187c(0.19mmol)のTHF(3mL)溶液に、ジメチルアミン(2MのMeOH溶液、1.9mL、3.8mmol)を加え、反応物をバイアルに密閉して、50℃で一晩撹拌した。粗反応混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(0−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(46mg、33%)。LCMS(方法5):Rt3.50分,m/z680[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.87(3H,d,J=6.4Hz),1.20(9H,s),1.43−1.51(2H,m),1.58−1.69(2H,m),1.70−1.88(3H,m),1.88−1.96(1H,m),1.96−2.12(2H,m),2.13(6H,s),2.63(2H,t,J=6.5Hz),2.87(1H,ddd,J=12.6,9.1,3.9Hz),3.12(1H,dt,J=12.1,4.2Hz),4.16(2H,t,J=6.5Hz),4.80(1H,td,J=8.5,5.8Hz),5.48(1H,t,J=4.3Hz),6.22(1H,s),7.12(1H,d,J=8.5Hz),7.15(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.21−7.26(1H,m),7.28−7.36(3H,m),7.58(1H,s),7.60(1H,d,J=9.5Hz),7.66(1H,d,J=2.1Hz),7.96(1H,s),8.00(1H,s),8.13(1H,s)。
【実施例188】
【1605】
【化664】
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1−[3−tert−ブチル−1’−( 2−モルホリン−4−イル−エチル)−1’H−[1,4’]ビピラゾリル−5−イル]−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−2−メチル−ピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素部分ギ酸塩
中間体187c(0.19mmol)のTHF(3mL)溶液に、モルホリン(166μL、1.9mmol)を加え、反応物を50℃で一晩撹拌した。粗反応混合物をEtOAcと水で分配した。水相をEtOAc(×3)で抽出し、有機層を1つにまとめてブラインで洗い、乾燥させ(MgSO)、減圧濃縮した。得られる残渣を、シリカでのFCC(2.5−10%の勾配で[2MのNH含有MeOH]を含有するDCMを用いる)により精製し、続いてMDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(49mg、35%)。LCMS(方法5):Rt3.53分,m/z722[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):0.87(3H,d,J=6.4Hz),1.20(9H,s),1.43−1.51(2H,m),1.58−1.69(2H,m),1.70−1.88(3H,m),1.88−1.96(1H,m),1.96−2.12(2H,m),2.37(4H,t,J=4.5Hz),2.69(2H,t,J=6.5Hz),2.87(1H,ddd,J=12.6,9.1,3.9Hz),3.12(1H,dt,J=12.1,4.2Hz),溶媒と重なる1H,3.50(4H,t,J=4.6Hz),4.20(2H,t,J=6.5Hz),4.80(1H,td,J=8.5,5.8Hz),5.48(1H,t,J=4.3Hz),6.22(1H,s),7.11(1H,d,J=8.5Hz),7.15(1H,dd,J=9.9,2.2Hz),7.21−7.26(1H,m),7.28−7.35(3H,m),7.60(1H,d,J=9.8Hz),7.60(1H,s),7.66(1H,d,J=2.1Hz),7.96(1H,s),8.02(1H,s),8.12(0.5H,s)。
【実施例189】
【1606】
【化665】
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1−{5−tert−ブチル−2−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−2H−ピラゾール−3−イル}−3−{(1S,4R)−4−[3−((S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−6−イルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1−イル}−尿素ギ酸塩
中間体149b(87mg、0.12mmol)および1−メチルピペラジン(68μL、0.61mmol)をTHF(2mL)に加え、この混合物を60℃で18時間撹拌した。反応混合物をRTに冷却して、DCM(5mL)で希釈し、水(5mL)で洗った。水層をDCM(5mL)で抽出した。有機抽出物を1つにまとめて水(2×5mL)で洗い、相分離装置に通した。ろ液を減圧濃縮し、得られる残渣を、MDAP(方法7)により精製して、表題化合物を得た(23mg、27%)。LCMS(方法5):Rt2.69分,m/z717.6[MH]。1H NMR(400MHz,d−DMSO):1.28(9H,s),1.84−2.11(6H,m),2.13(6H,br s),2.15−2.26(2H,m),2.26−2.46(8H,m),3.13(1H,m,水により不明瞭),3.50(2H,s,水により不明瞭),3.99(1H,t,J=8.4Hz),4.82(1H,m),5.39(1H,t,J=4.3Hz),6.33(1H,s),7.06(1H,d,J=8.8Hz),7.24−7.48(9H,m),7.75(1H,d,J=9.7Hz),8.10(1H,s),8.19(1.9H,br s),8.24(1H,d,J=1.7Hz)。
【1607】
生物試験
P38α酵素阻害試験
Alphascreen(登録商標)(Perkin Elmer)を利用したキナーゼ活性試験により、化合物の阻害活性を明らかにした。キナーゼ反応物を、25mMのHEPES(pH7.5)、10mMのMgCl、100μMのNaVO、2mMのDTT、0.05mg/mlのTween20、100pMのp38α(Invitrogen、PV3304)、1%のDMSO、および0.3μg/mlのATF−2融合タンパク質(New England Biolabs、9224)で構成した。化合物を、これらの反応物条件下、25℃で2時間インキュベートしてから、250μMのATPを添加して、キナーゼの活動を開始させた。反応体積は20uLであった。25℃で1時間後、25mMのHEPES(pH7.5、62.5mMのEDTA、0.05%のTritonX−100、10%のBSA、および0.83ng/uLの抗phospho−ATF2抗体(Abcam、ab28812)を含有)10uLを添加して、反応を停止させた。検出は、Alphascreen Donorビーズ(Perkin Elmer 6765300)およびタンパク質AAlphascreen Acceptorビーズ(Perkin Elmer 6760137)の添加(両方とも最終濃度は20ug/ml)に続く発光を測定することで行なった。濃度反応曲線からIC50値を求めた。
【1608】
結果を以下の表に示す:
【1609】
【表6】
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【1610】
上記表中、p38α結合能(IC50値)は、以下のとおりに示す:7000−500nM「+」;500−100nM「++」;100−10nM「+++」;<10nM「++++」。
【1611】
LPS刺激によるPBMCのTNFα放出試験
標準的な密度勾配遠心分離技法を用いて、健常な献血者の血液から、末梢血単核球(PBMC)を単離した。クエン酸塩添加血をHistopaque(登録商標)の上に重層し、遠心分離した。密度勾配界面からPBMCを取り出し、リン酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄した。PBMCを、RPMI 1640培養液(血清を含まず)に懸濁させ、96ウェルプレートに分注し、加湿インキュベーターに入れて、37℃で3時間インキュベートした。インキュベーション後、培養液を交換(1%ウシ胎児血清を含有する培養液と)し、96ウェルプレートを、試験化合物または適切なビヒクルの存在下、37℃で1時間インキュベートした。次いで、LPS(10ng/ml)、または適切なビヒクル対照を細胞に添加し、96ウェルプレートを、インキュベーターに戻して、18時間入れておいた。細胞を含まない上清を取り出し、R&D Systems製のELISAキットを用いて、TNFαレベルについて試験した。
【1612】
各試験化合物の用量反応曲線を作成し、各実験における化合物の効果を、対照のTNFα放出に対する阻害割合で表した。用量反応曲線をプロットして、化合物の結合能(IC50)を求めた。化合物は、少なくとも3回の別個の実験で試験した。
【1613】
結果を以下の表に示す:
【1614】
【表7】
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【1615】
上記表中、p38α結合能(IC50値)は、以下のとおりに示す:>1000nM「+」;1000−100nM「++」;100−10nM「+++」;<10nM「++++」。試験した化合物は全て、<1000nMのIC50値を示した。
【1616】
COPDの前臨床マウスモデル−タバコ煙誘導型肺炎症。
これまでの研究により、気管支肺胞洗浄(BAL)により回復する炎症細胞の個数は、4日間連続して毎日タバコ煙(TS)に曝露してから24時間後に顕著に増加することが確立されている。この時点を、本明細書で報告する研究に用いた。
【1617】
マウスをTSに曝露させるプロトコル、気管支肺胞洗浄液(BALF)を得るプロトコル、および細胞百分率計数用のサイトスピンスライドを調製するプロトコルについて、概要を以下に記載する。
【1618】
マウスを4日間連続して毎日タバコ煙に曝露させるプロトコル
この曝露プロトコルでは、マウスを、1グループ5匹として、透明なポリカーボネート製の個室(27cm×16cm×12cm)に入れて曝露させた。シガレットからのTSを、100ml/分の流速で曝露用個室に流入させた。高濃度のTSに繰返し曝露させることで生じる可能性がある問題をどのようなものでも最小限にする目的で、マウスのTS曝露は、曝露期間の間に徐々に増加させて最大でシガレット6本までとした。4日間にわたって用いた曝露のスケジュールは以下のとおりであった:
1日目:シガレット5本(約25分曝露)
2日目:シガレット7本(約35分曝露)
3日目:シガレット9本(約45分曝露)
4日目:シガレット9本(約45分曝露)
【1619】
別の1群のマウスは、対照として、毎日同じ時間だけ空気に曝露させた(TS曝露なし)。
【1620】
気管支肺胞洗浄(BAL)分析
気管支肺胞洗浄は、以下のとおり行なった:気管に10mm長のルアー付きステンレス鋼カニューレを挿入した。リン酸緩衝食塩水(PBS)を洗浄液に用いた。1mlシリンジを用いて、3回、0.4mlの量を穏やかに注入および吸引し、次いで、エッペンドルフ管に入れて、その後の測定まで氷上で保存した。
【1621】
細胞計数:
洗浄液を遠心して細胞と分離し、上清をデカンテーションで移してその後の分析用に凍結させた。細胞ペレットを、体積既知のPBSに再懸濁させ、一定分量を染色して(チュルク染色)、顕微鏡観察下、血球計算器を用いて計数することにより、総合細胞数を計算した。
【1622】
細胞百分率計数を、以下のとおり行なった:
残りの細胞ペレットを希釈して、1mlあたり約10個の細胞濃度にした。それを500μlの量でサイトスピンスライドの漏斗に入れ、800rpmで6分間(RCF=72.26×g)遠心した(Shandon Cytospin 3)。スライドを風乾させ、ライト・ギムザ染色を用いてその指示どおりに染色した。スライドが乾燥したらカバーを滑らせて、光学顕微鏡を用いて細胞百分率計数を行なった。光学顕微鏡を用い、偏りのない操作者によって約400個の細胞が計数された。標準的な形態計測技術を用いて細胞を区別した。
【1623】
薬物治療
マウスおよびラットなどの齧歯類は、完全鼻呼吸生物であるので、吸入用の試験物質(治療薬など)を経口送達すると、肺を適切に曝露させることができない。そのため、齧歯類における治療薬の肺への送達は、一般に、鼻腔内、気管内、または鼻のみもしくは全身のエーロゾル曝露のいずれかによる吸入により行なわれる。
【1624】
鼻のみもしくは全身のエーロゾル曝露方法は、大量の試験物質を用いるので、一般に、常用的な薬理学的有効性検査というよりも吸入毒物学研究向きである。気管内投与は、試験物質がほとんど全て肺に送達されるので、非常に効率的な送達方法であるが、侵襲的な技術である。特にマウスで研究する場合、気管が細いため、気管内投与は技術的に難しくもある。鼻腔内経路は、気管内経路ほど侵襲的ではないので、上記のような4日間のマウスモデルの繰返し投与研究に特に適切である。鼻腔内投与後、投与量の約50%が肺に送達される(Eyles JE, Williamson ED and Alpar HO. 1999, Int J Pharm, 189(1):75−9)(非特許文献32)。
【1625】
経口吸入の代替経路として、マウスに、試験化合物含有ビヒクル(0.2%tween80含有生理食塩水)を鼻腔内投与した。対照群のマウスには、空気またはTSに曝露される1時間前に、ビヒクルを与えた。
【1626】
データ処理および統計分析:
結果は全て、各動物ごとの個別のデータ点として表し、平均値は、各群について計算した。正規性検定が正であったので、治療群間に統計上有意な差があるかについて検定する目的で、多重比較のため、データを一元配置分散分析法(ANOVA)で処理し、続いてボンフェローニ法で補正した。<0.05の「p」値を統計上有意であると判断した。阻害割合は、以下の式を用いて細胞データのExcelスプレッドシートで自動計算した:
【1627】
【1628】
【数1】
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【1629】
他のパラメーターについての阻害データは、上記の式を用いて手作業で計算した。
【1630】
本発明の実施例5を、上記のモデルで試験した。その結果を以下に報告する。
【1631】
図1に示すとおり、実施例5は、鼻腔内経路で投与された場合、3、30、または100μg/kgで、TSが誘導するBAL細胞流入を有意に阻害した。同様な所見がBAL好中球で観測された(図2)。これらの結果は、TSに曝露したマウスの肺において明らかに抗炎症作用があることを示す。
図1
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図2
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