特許第6128464号(P6128464)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6128464
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】咀嚼ベースの口部自己洗浄装置
(51)【国際特許分類】
   A46B 5/00 20060101AFI20170508BHJP
【FI】
   A46B5/00 A
【請求項の数】13
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-515236(P2014-515236)
(86)(22)【出願日】2012年6月15日
(65)【公表番号】特表2014-516736(P2014-516736A)
(43)【公表日】2014年7月17日
(86)【国際出願番号】ES2012070445
(87)【国際公開番号】WO2012172149
(87)【国際公開日】20121220
【審査請求日】2015年5月27日
(31)【優先権主張番号】P201100696
(32)【優先日】2011年6月17日
(33)【優先権主張国】ES
(73)【特許権者】
【識別番号】513318571
【氏名又は名称】ミナノ フェルナンデス,フェルナンド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ミナノ フェルナンデス,フェルナンド
【審査官】 横山 幸弘
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭56−166832(JP,U)
【文献】 米国特許第03769652(US,A)
【文献】 特開平02−206403(JP,A)
【文献】 特開平08−024047(JP,A)
【文献】 特開平07−008321(JP,A)
【文献】 英国特許出願公開第02457665(GB,A)
【文献】 欧州特許出願公開第00312462(EP,A1)
【文献】 米国特許第05175901(US,A)
【文献】 実開昭63−137618(JP,U)
【文献】 特開昭55−052710(JP,A)
【文献】 実開昭55−156718(JP,U)
【文献】 米国特許第03335718(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A46B 1/00−17/08
A46D 1/00−99/00
A61C 17/22−17/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒形(43)あるいはプリズム状(38)断面のフレームを形成する2つのチューブ(29、30)とベースプレート(13)とを有する本体から構成され、前記チューブ(29、30)に毛、突起及び掻取りやすりあるいは「歯舌」(10及び11)といった一組の洗浄、マッサージ及び引きずり部材が設けられている咀嚼ベースの口部自己洗浄装置であって、
・長手方向の向きにおいて完全に溝が設けられ、それぞれが洗浄チャネル(4及び5)を形成するとともに、重ね合せられ、直接的にあるいは中間ベースプレートによって一体に接合された2つの溝付きチューブから形成される、湾曲した大文字の「H」形状の弾性変形可能なボディを備え、
・前記チューブのそれぞれの前記の2つの縁部は、前記洗浄チャネルの内側に向けて延びて2つの洗浄用翼状膜(6、7、8及び9)を形成し、前記ベースプレート(13)の緩衝ストリップ(12)に達するまで歯弓列が押しつつそれらの間に貫通するときに弾性変形可能であり、かつ
・前記洗浄用翼状膜(6、7、8及び9)及び前記ベースプレート(13)には、それらが歯及び歯茎の表面領域に達して、咀嚼の間にこれらが移動するときに、これらが弾性変形可能に取付けられかつ設置された洗浄、マッサージ及び引きずり部材が設けられていることを特徴とする咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項2】
前記チューブ(2、3)の内側及び/または外側を覆うようにエラストマー製のケーシングが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項3】
前記ベースプレートの外側が外側取付けハンドル(1)を有していることを特徴とする請求項1または2に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項4】
前記チューブ(2、3)の間あるいは前記ベースプレート(13)の背後に位置決めフランジ(15)があることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項5】
前記チューブはそれらの端部が開放していて、前記洗浄の残りの、口腔内への排水路を形成していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項6】
前記チューブは、前記歯茎及びの他の軟らかい部分をこすってマッサージするための部材をそれらの外側表面上に有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項7】
前記チューブの壁が連続した表面を形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項8】
前記チューブの壁が不連続な表面を形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項9】
前記チューブの弾力的な張力を調整するための機構を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項10】
前記チューブの弾力的な張力を調整するための機構は、前記チューブの壁上にラム(58)のように回転圧力を作用させるハンドル(47)によって利用されるねじタイプの調節装置(48及び57)により作用することを特徴とする請求項9に記載の咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項11】
前記チューブの弾力的な張力を調整するための機構は、前記ベースプレートの調節装置からチューブの軸線に関して長手方向に取り付けられ、前記調節装置の締め付けにより、前記チューブ(34及び35)の壁(2及び3)、縁部及び洗浄用翼状膜(6、7、8、及び9)を多かれ少なかれ互いに一体に収束させることを特徴とする請求項9に記載の咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項12】
直線形であり、いくつかの歯が内側にあるようにできることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【請求項13】
曲線形であり、歯の全体が内側にあるようにできることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載した咀嚼ベースの口部自己洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明に関連する技術分野は、歯の洗浄及び口腔衛生装置である。
【0002】
本発明は、チューイングガムを咀嚼するときに実行される動作に類似した上顎の運動だけで動作する口部自己洗浄装置に関し、それは一組の硬い毛、突起及び掻取りやすりまたは「歯舌」から成る引きずり及びかき集め部材が設けられた内側の洗浄用翼状膜を備える。
【背景技術】
【0003】
日常的な口腔衛生は、現状では、多かれ少なかれ洗練された形状及び硬い毛の設計の、洗浄用の製品を小出しする装置を有しまたは有しないハンドルを備えた歯ブラシにより行われている。これらは、数ある中でも回転、振動、超音波によって作動する電気的なものとすることができる。また、隣接する歯の間の空間を洗浄するために用いられるものはデンタルフロスであり、それはフレーム上にセットされ、または連続したデンタルフロスディスペンサから取り出される。
【0004】
これらのすべての用具は、一方または両方の手で使用しなければならない。それらは外側から取り扱われるが、それらによって実行される作用は口の内部に生じる。洗浄の効果は、ユーザの技術及び用具の特徴によって左右される。
【0005】
歯科衛生のための装置に関係する多くの発明がある。
【0006】
さまざまな出願が、歯みがきが供給されまたは供給されない、固定されたまたは取り外し可能なヘッドを有した、電動または手動の歯ブラシに言及している。このうちの1つの実例は、スペイン国特許公開ES2035121T3号公報またはメキシコ国特許公開MX2009011596号公報に挙げられている。また、数ある中でも、例えば、欧州特許EP0449152号公報、コロンビア国特許公開CO5750038A1号公報、メキシコ国特許出願MXPA05010179号、またはチリ国特許出願CL26712003号といった、デンタルフロスのための支持部を含む異なる発明を見いだすこともできる。
【0007】
また、例えば欧州特許EP0951225号といった、洗浄のための硬い毛を製造する材料に関する発明もある。
【0008】
使い捨ての歯の洗浄装置もまた記載されている。見出すことができる1つの実例は、欧州特許EP0419587号である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】スペイン国特許出願公開第2035121号明細書
【特許文献2】メキシコ国特許出願公開第2009011596号明細書
【特許文献3】欧州特許第0449152号明細書
【特許文献4】コロンビア国特許出願公開第5750038号明細書
【特許文献5】メキシコ国特許出願公開第PA05010179号明細書、
【特許文献6】チリ国特許出願公告第26712003号明細書
【特許文献7】欧州特許第0951225号明細書
【特許文献8】欧州特許第0419587号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここで、現状技術による口腔衛生の技術的な制約について詳述する。
【0011】
1.洗浄操作の間において不可避な手の使用。
【0012】
2.歯の舌側、隣接する歯の間の空間、または下顎関節の近傍の頬の底部によって生じるアクセスが難しいまたは隠される領域への到達に伴って生じる問題点。
【0013】
3.身体障害者、病気にかかって寝たきりの者、及び精神運動性の能力を含むいくつかの原因のために彼ら自身の口腔衛生を実行するべく彼らの手を使用することができないまたはその使用が困難であることが見いだされる場合、または児童の場合に、付加的な制限を伴うこと。
【0014】
4.いくつかの洗浄装置のサイズ及び重み。これらのうちの1つの実例は電気的に作動するものであるが、それらの充電器と一緒に運搬しまたは旅行することについていくつかの問題点を伴う。
【0015】
5.歯冠の異なる側面を連続して処理しなければならないときに、良好な口部の洗浄を実行するために課されなければならない順序及び系統的な秩序。歯は、次から次へと、5つの段階で洗浄しなければならない。例えば、1番目にそれらの前庭側(外側)、2番目に舌側(内側)、3番目に咬合側(対合歯に面する側)、そして4番目に隣接する歯の間の空間。これは最初に上側の歯列弓、その後で下側の歯列弓についてなされなければならない。最後に口部の粘膜が、特にゴム質で処理されなければならない。
【0016】
6.歯をブラッシングしかつデンタルフロスを使用するために必要な時間。もちろん、前節で述べたものに従うことを望む場合は、必要とされるすべての時間をこのことに充てなければならない。
【0017】
7.負担となる位置に手や口を置くことに関連する筋肉の労力及び快適さの欠如。手による歯磨きまたは電動での歯磨きを実行しかつデンタルフロスを使用するときには、これらの全てに伴う不快さとは別に、難所に達するべくブラシを配置するという、不得意なまたはきわめて疲れる不利益とともに、口を開けたままにしなければならない。
【0018】
8.最新の電動モデルにおけるエネルギーの使用。電池の消費または送電線からの供給のいずれかの電源が必要である。
【0019】
9.例えば歯茎、口唇、頬及び舌といった歯の近傍の歯周領域のような柔らかい領域のマッサージを手で扱う必要があり、一般的には例えば従来の歯ブラシの背中にある、この目的のために設計された粗い表面を特別に使用しなければならない。
【0020】
10.中でも電動タイプの装置において歯みがきの際に生じる騒音。
【0021】
11.口腔衛生における、手動の歯ブラシの利用における過剰な力及び/または反復の影響。このことは実際に、他の障害の中でも、歯茎の急性病変及び傷(スティルマン法による傷(Stillman cracks))、歯の頸部の開口を生じさせる歯茎の後退、歯冠に近い根元領域のくさび状物質の損失といった、急性及び慢性の外傷を引き起し得る。歯の衛生を確実にするためにどれだけ強くかつどれだけの回数の歯磨きしなければならないかについて、多くの場合に疑いがある。
【0022】
12.歯みがきといった洗浄剤を使用する必要がある。
【0023】
13.適切な口腔衛生を確実にするためには、いくつかの品目及び器具(通常の歯ブラシ、隣接する歯の間用のブラシ、デンタルフロス、その他)を、それに伴う経済的及び環境的なコストで購入する必要がある。
【0024】
14.前述したすべての品目を次から次へと口内に挿入することによる、従来のまたは現在の口腔衛生の人工的な、過大な負担となる不快な性質。
【0025】
15.歯みがきを除去するための多量の水で洗浄しても、従来の歯ブラシの硬い毛の間に肉または野菜の繊維が残る。
【0026】
16.獣医、牧畜業者、介護者、調教師/ならし手、トレーナ、所有者、その他といった動物の取り扱いに関わる専門家が、イヌ及びネコといったペット、家畜、動物園のまたは野生の動物について、任意の安全性の度合いで定期的な歯の衛生的なブラッシングの実行を望むときに、彼らにより動物の歯の洗浄について示された取り扱いの問題。
【課題を解決するための手段】
【0027】
この当事者は、提案される本発明の特徴を有する如何なる先例も見いださなかった。
利点は以下に提示される。
【0028】
ここで提示される本発明は咀嚼ベースの口部自己洗浄装置から成り、わずかに触れる程度にかつ背中合わせの2つのチューブを有する半硬質の延在された本体を備える。これらのチューブのそれぞれは、ベースプレートに対して背中合わせの領域において長さ方向に開口し、接続領域とは反対側の接線に沿って開口し、 開口のそれぞれは、これらが位置する管の内側に面している部分または翼状膜を有していて、上側及び下側の洗浄チャネルを作り出す長手方向スリットを形成している。チューブは、例えば円筒状またはプリズム形状の、異なる断面を有することができる。チューブが互いに背中合わせとなる領域には、その外側に取り付けハンドルが設けられるともにこの取り付けハンドルとは背中合わせの位置で内側に位置決めフランジが設けられた、ベースプレートがある。
【0029】
ベースプレートまたはチューブが互いに背中合わせの領域の近傍のチューブの内側には、内側に向く部分の外側部分には開口に向かって前側に波打つストリップ及び一組のブラシ、突起及び掻取りやすりまたは「歯舌」がある。
【0030】
したがって本体は、ベースプレート及びその両側に接続される2つのチューブから構成された、湾曲した腕を有する基本的に大文字のH形状の横断面を有する。
【0031】
両方の歯弓列の歯は、咀嚼の間に洗浄チャネルに嵌入する。各チューブの内側に面するとともにそれぞれのチャンネルを形成する部分またはフランジは、既に述べたように、咀嚼の間の歯の進入及び退出に対抗するようにしっかりと取り付けられて配置された上述したような一組のクリーニング、マッサージ及び引きずり部材が取り付けられた洗浄用翼状膜を形成するように、チャネルの内側に向かって突出している。
【0032】
操作は、以下の段階を伴う:
【0033】
1.ハンドルによって自己洗浄装置を口内に挿入し、舌の助けを借りて処理する領域にこれを配置し、歯によってこれを保持する。
【0034】
2.洗浄チャネルにおいて自己洗浄装置を噛むことは、上側及び下側の歯がこの装置の各チューブに嵌入しかつ貫通することを意味する。それらを貫通する歯の表面を絶えず押圧するので、それらは同時に歯の貫通によって強制的に開かれる。チューブは柔軟でかつ抵抗力がある。この段階において歯は引きずりタイプの第1の洗浄部材の上を摺動するが、これが配置されている角度により、それは歯の貫通に対して何らの抵抗も示さない。
【0035】
3.自己洗浄装置を噛んでいる間に、2つのチューブの間にセットされたベースプレートの近傍に設置されているある種の緩衝ストリップまで進むと、我々がスケール除去部材と呼ぶ第2の洗浄部材との接触が生じる。それは、歯の噛み合い側、特に小臼歯及び最も大きな噛み合い表面領域を有する大臼歯にくっついているあらゆる有機物質をたがねのように除去する。
【0036】
4.顎をわずかに離すことにより、緩衝ストリップ上に歯によって加えられていた圧力が弱まり、移動中ではあるが装置からはみ出ない歯は、チューブの内側に面しているある種の翼状膜またはチューブの部分にぶつかる。それらの掻取り及びかき集め部材のその角度は、歯の退出、従ってそれらの表面にくっついている物に対抗する。傾斜した先端を有する硬い毛の形態構造及び突起と掻取りやすりの存在は、付着している有機物質が引きずられることを意味し、これを取り除いて歯をきれいなままにする。充分な洗浄を確実にするために、咀嚼運動は各歯の領域において数回反復されなければならず、それは歯が装置を完全に放すことなしに反復する咀嚼運動によって達成される。
【0037】
5.引き離された物質は、至る所に存在する唾液と共に、口腔内におけるその外側へと自己洗浄装置のチャネルを通って循環する。
【0038】
6.第1の歯の領域を洗浄した後、この装置は歯の隣接領域に向けたスライドによって転送されるが、それはわずかに顎を離すこと、及びそれらの間に閉じ込められていた装置を少し緩めることによって単純になすことができる。このようにして、この装置は舌の助けを借りて解放され、この装置をスライドさせることができるようにかつ歯弓列上でのその移動を容易にするために、横方向の圧力を位置決めフランジに作用させることができ、まだ処理されていない次の領域にこれを動かすことにより、単純な咀嚼動作によって洗浄し続けることが可能となる。本発明の基礎的な実施形態の寸法に応じて、全体的な歯の洗浄動作を完了するためには、例えば、右の大臼歯及び小臼歯のための第1の位置、右の犬歯及び切歯のために第2の位置、左側の犬歯及び切歯のための第3の位置、かつ左側の小臼歯及び大臼歯のために第4の位置の、4つの位置で十分である。
【0039】
7.この装置は、蛇口の下での指による単純なすすぎからブラッシングによる強い洗浄、化学物質または生物学的薬剤の使用、及び/または熱による殺菌に至る、異なる方法でいつでも洗浄することができる。
【0040】
上で指摘したように、この装置は、噛むときに歯が貫通する長手方向のスリットを各チューブに沿って有しており、噛み合いにおいて歯が徐々に貫通すると、徐々により大きくなる歯の容積(切歯、犬歯、小臼歯及び/または大臼歯)が隙間に入り込んで、開き角度を強制的に拡げる。
【0041】
洗浄用翼状膜の開き角度は、使用していないときに(図5d及び5e)調節可能とすることができる。例えば、ラムのように回転してチューブの壁を押すハンドルで操作されるねじタイプの調節装置による、チューブの弾力的な張力を調整するための機構を取り付けることができる。または他の選択肢において、これはベースプレート内に調整機構を有し、その締付はチューブの壁、縁部及び洗浄用翼状膜を多かれ少なかれ互いに収束させる。
【0042】
上側の歯が上側チューブのスリットに入るときに、下側の歯もまた下側のチューブに入って、掻取りやすり、硬い毛及び突起を含む引きずり部材によって構成され、かつ各円筒の内部まで延びるスロットの両側に配置された、歯の動作に対して支柱または土台のように作用する構造の一方の側を押す。それにもかかわらず、それらは常に歯弓列の貫通のために配置されていて、それらは容易に歯の進入を許容するが、チューブの大きな弾力性により出るときにはその垂直表面をしっかりと掴む。これは、歯の表面に付着している食物のあらゆる残り物及び歯垢に対して引きずり部材がたがねのように作用して、「間違った方法で磨く」それらの効果によってこれらを除去し、それらが唾液とともにチャネルから口腔の口に向かって排出されることを意味する。
【0043】
チューブが接続する各チューブの空洞の底部においては、特に大臼歯及び小臼歯の場合には、歯の噛み合い面に対して斜めであるいくつかの方向の突起及び硬い毛を有する、この底部にある一組の部材にぶつかって、歯が停止する。これらは、噛み合い側の硬い毛であり、歯の間に位置するベースプレートの波打つ緩衝ストリップの間に配置されたスケール除去部材として作用し、例えば大臼歯が一組の部材にぶつかるたびに、それらが引き離されるまで、食物のあらゆる残り物の上にこれらの部材がたがねのように力を作用させるようになっている。これらが大臼歯によって押しつぶされないように、硬い毛は高さが低いある種の隆起または硬い緩衝部分よって部分的に保護されており、それは咀嚼の間の歯の前進を制限する。
【0044】
洗浄は、歯弓列の任意の箇所、例えば右側の大臼歯領域から開始することができる。この歯の領域におけるいくつかの咀嚼の後、顎がゆるめられ、装置の舌側の中央にある外側押付けフランジを押付けることにより、舌の助けを借りて装置を徐々にスライドさせ、口の左側に向けて歯弓列に沿ってこれを左側に移動させる。それは、残りの歯の領域(右側の小臼歯、切歯、左側の小臼歯及び左側の大臼歯)をカバーしつつ、このように連続させて歯の全体の洗浄を完了する。これは、両側において必要なだけ何度も反復することができる。
【0045】
この洗浄動作は、食物の残り物及びあらゆる歯垢を歯の表面から取り除くことを確実にする。口の軟らかい部分は、歯頸、歯茎並びに舌、口唇及び頬といった他の柔らかい口内領域部に作用する、装置の表面の上の突出部の形態の掻取り及びマッサージ部材によってマッサージされる。
【発明の効果】
【0046】
上述した不都合とは対照的に、本発明は以下の利点をもたらす。
【0047】
1.最初の口内への挿入及び最後の取り出しを除いて、この発明で描写される装置は、手なしで使用できるように特別に設計されている。これは、ユーザが彼らの歯をこの装置で磨く間に、運転や、コンピュータで仕事をすることから家庭の作業を実行することに至る他の作業を同時に実行できることを意味する。それは、それらがチューインガムであるかのようである。
【0048】
2.この装置は、洗浄に関して重要であるすべての領域に実際に達する。食物が拡散し得るあらゆる所に実際に達する、硬い毛、突起または掻取りやすりといった、戦略的に配置されかつ分配された異なる引きずり部材を、その設計が含むからである。
【0049】
3.この装置を挿入し、繰り返し咀嚼し、最後にこれを取り除き、蛇口の下でこれを洗えば充分であるから、自分の手で磨かなくとも良い。洗浄は、咀嚼することによって受動的に、しかしながら効果的にかつとりわけ効率的になされる。
【0050】
4.自己洗浄装置は、そのサイズが読書用眼鏡の折り畳みセットのそれの概ね半分であり、かつその重みがポケットライターの様であることは、ポケット内に便利に携帯できることを意味する。
【0051】
5.この自己洗浄装置は、舌によって押されることにより歯弓列の間で徐々に移動するので、この全てが単一の操作においてなされる。先に述べたように、あたかもユーザがチューイングガムを咀嚼しているかのような、まさしく顎の上下運動によって、それが進むときに、歯茎及び他の口部の粘膜を含む歯のすべての側の2つの(上下の)歯弓列の連続する領域を取り扱う。
【0052】
6.この自己洗浄装置は、今日の従来システムで歯を磨くために必要とされる時間の1/10の時間とすることができる。
【0053】
7.この装置によれば、下唇を離すことなしに顎(上顎及び下顎それ自身)のみが使用されるので、洗浄操作は内側から、自然にかつ便利になされる。
【0054】
8.これは、如何なる外部エネルギーの使用もなく、顎及び舌が動作するのみであるので、非常に環境保護的である。
【0055】
9.本発明の対象物の表面上における硬い毛、突起及び掻取りやすりを有した領域の戦略的な分布は、これが咀嚼されるときに食物との接触に類似しているので、我々がこれに気づくことなしに、優しくかつ自然に、柔らかい領域をマッサージする。
【0056】
10.我々が口を閉じてガムを咀嚼するときに立てられる音より少ないので、これは実際には聞こえない。邪魔になる自己清浄装置によって防止されるので、咀嚼の角度が小さくかつ歯列弓が如何なる衝撃も作らないからである。これは、ベースプレートに設置された緩衝ストリップのおかげで顎の接触を弱める。噛み合い表面が清潔になるときは、さもなければ歯が互いに衝突する時点の、まさにこのときである。
【0057】
11.我々の顎は咀嚼するときにかなり繊細であり、この自己洗浄装置によって負傷は生じず、かつこれを使用するときに自分の舌を噛むことはない。この装置によると、自己洗浄装置の引きずり部材が我々の口部の粘膜や歯(歯肉線)に対して決して反対方向を向かないので、顎の力はそれほど重要ではない。それらは、食物の残り及び歯に付着している歯の微生物による歯垢に対して機械的な抵抗を与えるだけである。顎が開いて歯が移動するときに、洗浄用翼状膜の内部の引きずり部材がこれらを引きはがす。円筒の弾力的な圧力のおかげで、それらは歯に付着している堆積物の上に引きずり及びかき集めの効果を有する。
【0058】
12.この自己洗浄装置は、歯みがきの有無にかかわらず使用することができる。仕上げのときには、口をすすぎ、または必要に応じ歯の衛生動作に少しの洗口剤を加えれば充分である。歯みがきを使用する場合は、引きずり部材がより短くかつより拡散させるので、多い分量は消費されず、以前に必要とする量の4分の1であり、液体歯みがきが最も推薦される。
【0059】
13.単一片のコンパクトな自己洗浄装置により、洗浄はそれほど特別かつ強いものではないが、それでいてより多く実行され、かつ全部の動作を便利に扱うので、この場合はその1つが全てである。経済学的にかつ生態環境的に、その利点は明らかである。
【0060】
14.これは、あたかも我々が食物を咀嚼しているかのように、自然に噛むシステムであり、より優しいものである。ある種の食料品を食べるときのように困難ではなく、顎の開きが小さくて使いやすいからである。急速に、およそ15回の咀嚼または顎の運動において、歯垢は徐々に破壊され、歯の表面にくっついている食物の残りは取り除かれる。
【0061】
15. 短くかつ薄い、引きずり及びスケール除法部材の間で指を単純に動かしつつ、蛇口の下でまたはマイルドな洗口剤の少しの液体でこれらをすすげば充分である。
【0062】
16.この自己洗浄装置により、操作はより容易である。彼ら自身の歯を洗浄するのが動物自身であるので、実際にそうすることを強制するのではなく、装置の内部に彼らが好む何かの物質(甘いもの、肉の香り、その他)をしみ込ませることによって彼らをだますことだけが必要である。
【図面の簡単な説明】
【0063】
図1a】自己洗浄装置の外側の側方の、すなわち唇側の斜視図。
図1b】ユーザの口に取り付けられた後の自己洗浄装置の一端の側面図。
図1c】自己洗浄装置の内側、すなわち舌側の斜視図。
図1d】取り付けられた自己洗浄装置の(口の外側からの)外側の、すなわち唇図。
図1e】取り付けられた自己洗浄装置の舌側から見た内側、すなわち舌側の図。
図2a】自己洗浄装置の横方向の断面図。ここで、図Aは装置の前側(口唇側)を表し、図Bは装置の舌側を表している。
図2b】取付けハンドル及び位置決めフランジを示す、装置の中央断面の左側面図。
図2c】上側チューブ部分における引きずり及びスケール除去のための構造及び洗浄部材。
図2d】歯が噛み合う領域のための緩衝ストリップ及びスケール除法部材。ここで、図Aは装置の正面図及び緩衝ストリップ上の歯の突起の詳細を表し、かつ図Bは装置の噛み合い側(咀嚼の間に歯がその相手側と出会う側)を表している。
図3a】単一の洗浄部材(硬い毛、突起及び掻取りやすり)。
図3b】洗浄部材(硬い毛、突起及び掻取りやすり)の異なる組合せ及び配置。
図4】引きずり洗浄の段階。t1からt6は、洗浄部材による汚れた歯の洗浄において、きれいな歯が生じるまでの時点の規則正しい順序を示している。
図5a】切歯の挿入及び舌での移動による自己洗浄装置の壁の弾力的な後退。
図5b】大臼歯の挿入及び舌での移動による自己洗浄装置の壁の弾力的な後退。
図5c】基礎的な洗浄用翼状膜有り及び洗浄用翼状膜無しでの単純モデルにおける切歯の連結。
図5d】チューブの収束及び洗浄用翼状膜の弾力的な張力を調整するためのねじラムを有した取り付けハンドルによる調整方法。
図5e】ねじによって生じたラム圧による洗浄用翼状膜の収束のための調整システムを有した、動物に適用する自己洗浄装置の横断面図(すべての部分は断面とみなされなければならないが、明瞭な解釈のためのためにそれらはそのように描かれていない)。
図6a】平行に配置された多数の柔軟で弾力的なハーフリングから製作された、不連続な表面を形成する、代わりの円筒チューブのフレーム。
図6b】弾力的で柔軟な多角形部分の平行な連続から成る、代わりのプリズム状ケーシングのフレーム。
図6c】多少解剖学的な断面プリズムとチューブ及びプリズム状ケーシングの異なる基礎的なオプションとの異なる組み合わせの断面。
図7a】不連続な線の歯の突起を有する子供の歯列弓を完全に処置するためのアーチ型の口部自己洗浄装置のモデルの噛み合い側の図。
図7b図7aのモデルの斜視図及び上面図。
【発明を実施するための形態】
【0064】
上述したように、本発明において提示される装置はかなり完全な口腔衛生の機構の革新的な概念を使用しており、最初に挿入すること及び終了するときにそれを口から取り外すことを除いて、この装置は手なしで使用されるように特別に設計され、ユーザの咀嚼の機構のみを使用するので、外部エネルギーの消費も無い。実際、この装置は、あたかもチューインガムであるかのように咀嚼する、ユーザ自身の前後の顎運動によって歯をみがくために用いられる。このことの全ては、その設計によるものであり、食物を咀嚼した後に病原性のかすとして歯冠及び歯茎(24及び25)の表面に付着するかすの排除につながる効果的な衛生を確実なものとする。したがって、口部の粘膜の洗浄及びマッサージは別として、歯肉線及び隣接する歯の間の空間における微生物による歯垢の掃除を確実なものとし、かつ咀嚼することによって単純にその全てを行う。歯の表面に対して配置される、掻取り特性をもたらすその表面領域のおかげで、それは装置内への最初の歯の進入は邪魔しないがその退出についてはそのようにし、顎を開けるときに、歯及び歯茎に付着している有機物質の沈着物にたがねまたは熊手のように作用して、スケールを除去してこれを引き離す。
【0065】
したがって、基礎的なモデル(図1a〜1e)や、特に子供のために考案されたアーチ型モデル(図7a〜7b)または動物に適用するもの(図5e)ばかりでなく、他のモデル(38〜43)の実施例の説明がある。これらは、その解説が図において説明されるとともに、上述した説明において及び請求の範囲において支持される装置であり、それは、フレーム及び周囲のマトリックスによって形成された、弾力的で抵抗力があるエラストマ製の双管ボディの概念を含む、この発明の全部の形態を確立している。骨格またはフレームは、2つの連続した半硬質のチューブ(2、3)と、これらを接続するために高度に調和したベースプレート(13)とを有しており、チューブは上側洗浄チャネル(4)及び下側洗浄チャネル(5)(チャネル14)をそれぞれ定め、それぞれには、それぞれ上側及び下側の唇側及び舌側の洗浄(6、7、8、9)のための半硬質で柔軟かつ弾力的な翼状膜が設けられている。このセットは、洗浄チャネル(14)とともに、本質的に「H」形の構造を有している。翼状膜は、引きずり部材を有している。
【0066】
各チューブ(2、3)は、これらがベースプレート(13)に接続する領域であるその下側部分にスケール除去部材(11)を有している。これらが反復する噛み合いによって押しつぶされることを防止するために、スケール除法部材(11)が波打つ緩衝ストリップ(12)上に配置されている。この装置の側方の端部は丸められている。これらの丸められた端部は、符号(18)が与えられるとともに、それらの端部は開口しており、このようにして洗浄の残留物の口腔内へのドレインを構成する。
【0067】
翼状膜(6、7、8、9)の各組は、それを通って歯(または複数の歯)(26、27、31、32、49、60)が進む洗浄チャネル(14)を定めている。
【0068】
2つのチューブの間のベースプレート(13)の内側には、舌(28)によって動かすことができる位置決めフランジ(15)がある。このベースプレート(13)の外側は、動物または小さな子供の場合に、その手動による配置及び取り外しのためにまたはこれを保持するために用いられるハンドル(1)を有している。
【0069】
チューブ(2、3)は、その内側及び/または外側にエラストマ製のケーシングを有することができ、このケーシングが取り付けられたチューブは数字(29)及び(30)で表されている。このケーシングは、チューブ(2、3)の形状を丸めて、これらを鈍いものとし口部の粘膜及び舌に対する接触を快適なものにする。
【0070】
各チューブ(2、3)の両端は開口している。各洗浄チャネル(14)(2つの洗浄用翼状膜を認識することができるが)には、装置の弾力的な性質によって歯に押圧される硬い毛、突起及び掻取りやすりといった柔軟で弾力的な引きずり部材(10)が、それぞれ設けられている。
【0071】
本発明による装置は、その形状、サイズ及び長さに関して変化させることができ、いくつかの歯を同時に洗浄するための選択的な実施形態(図1a及び図2d)においては短くかつ真っ直ぐとし、または単一のプロセスで歯弓列の全体を洗浄するためのアーチ型の解剖学的モデルまたは「U」字形部材(図7a及び図7b)として公知の、より長い湾曲形状とすることができる。装置の表面は、チューブに沿って連続した面を有し、または、例えば環状の断片をなす、不連続なものとすることができる。
【0072】
結論を言うと、本発明は、それらを機械的に取り除くことができるという条件において、歯の表面に付着しているあらゆる食物の残留物または歯垢をスケール除去しまたは取り除いて、歯及びその周囲(歯茎、口唇、舌及び歯の間の空間)を自己洗浄するべく、顎自身の力ばかりでなく、単純な咀嚼または噛み合い運動を利用することについてそれが焦点を合わせているので、この明細書の始めに記載した問題を解決するのに適している。これは、ペーストもしくはゲル、洗口剤、もしくは他の歯を洗浄する物質または単に自分の自身の唾液と互換性を有する。
【符号の説明】
【0073】
1 取付けハンドル
2 上側チューブ(ケーシング無しの上側チューブのフレーム)
3 下側チューブ(ケーシング無しの下側チューブのフレーム)
4 上側洗浄チャネル
5 下側洗浄チャネル
6 上側の唇側洗浄用翼状膜
7 上側の舌側洗浄用翼状膜
8 下側の唇側の洗浄用翼状膜
9 下側の舌側の洗浄用翼状膜
10 引きずり部材(硬い毛、突出部及び掻取りやすり)
11 スケール除去部材(咬合性の硬い毛)
12 緩衝ストリップ
13 ベースプレート
14 洗浄チャネル
15 位置決めフランジ
16 スリット内で噛み合う上側の歯
17 スリット内で噛み合う下側の歯
18 丸められた端部の詳細
19 エラストマ製のモールド
20 口部洗浄のための突起及び掻取りやすり
21 引きずり用の硬い毛
22 咬合性のスケール除去用の硬い毛
23 舌側の洗浄のための突起及び掻取りやすり
24 上側の歯茎
25 下側の歯茎
26 上側の大臼歯
27 下側の大臼歯
28 ユーザの舌
29 上側チューブ(上側の円筒+ケーシング)
30 下側チューブ(下側の円筒+ケーシング)
31 上側の切歯
32 下側の切歯
33 顎を閉じる力(把持力)
34 円筒の弾力的な後退
35 洗浄用翼状膜の弾力的な後退
36 微生物による歯垢及び食物の残り物
37 下顎を開く力(把持解除力)
38〜43 円筒またはプリズム状ケーシングの断面の異なるモデル
44 連続壁を有する円筒に代わるものとしての平行で可撓性の弾力リングの連続物
45 チューブまたは洗浄用翼状膜の壁
46 洗浄部材(硬い毛、突起及び掻取りやすり)の異なる組合せ及び配置
47 円筒の張力を調整し洗浄翼状膜の収束を調整するための取付けハンドルの回転
48 ベースプレート内部の調整ねじ
49 きれいな切歯
50 下による装置の移動
51 平行な多数のハーフリングによって形成された円筒フレーム
52 平行な一組の多角形部分によって形成されたプリズム状の箱のフレーム
53 動物の歯のために自己洗浄装置の保護板
54 その内部で回転するねじロッドを収納する保護板に固定されたグリップ
55 ねじロッドに固定されて洗浄用翼状膜の収束を調整するべくグリップ上で回転するストップハンドル
56 ねじロッド
57 自己洗浄装置の位置決めフランジ及びベースプレートに固定されたねじベース
58 ロッドのネジ効果によってチューブの壁上に圧力を作用させる、洗浄用翼状膜を収束させるためのラム
59 グリップ、保護板及びラムから製作された複合組立体のアイドル回転
60 動物の歯(この場合は馬)
61 アーチ型の自己洗浄装置において取付けハンドルをベースプレートに連結する部品
62 アーチ型の自己洗浄装置において子供の乳歯の2つの歯列弓のうちの1つ(上側または下側)の歯を挿入するための通常のルート
63 単一動作でかつ舌による移動無しに歯列弓を洗浄するためのアーチ型自己洗浄装置のチューブ
図1a
図1b
図1c
図1d
図1e
図2a
図2b
図2c
図2d
図3a
図3b
図4
図5a
図5b
図5c
図5d
図5e
図6a
図6b
図6c
図7a
図7b