(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記取付補助部材は、針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体、粘着部材、磁石、吸着部材、面ファスナーのフック部又はループ部から選択される一又は複数の部材を備える
請求項乃至9乃至16の何れか一項に記載のネイルチップ配置補助具。
前記取付補助部材は、針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体、粘着部材、磁石、吸着部材、面ファスナーのフック部又はループ部から選択される一又は複数の部材を備える
請求項27乃至35の何れか一項に記載の展示用ネイルチップ。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。まず、各実施形態に共通するネイル本体の構成を
図1を参照して説明する。
【0025】
図示のネイル本体1は樹脂製の透明なチップで、表面である凸状に湾曲している面1aに様々なデザインが施される。図示の例では、ネイル本体1の表面は任意のデザインを施した装飾面1cと、デザインを施していない透明な非装飾面1dとに分かれている。
【0026】
ネイル本体1に係るネイルアート提供用のネイルチップを顧客の爪に装着する際、ネイル本体1の基端部1e側(後端側)に相当する前記ネイルアート提供用のネイルチップの部分が前記爪への装着部分となり、先端部1f側に相当する前記ネイルアート提供用のネイルチップの部分が指先側の部分となる。
【0027】
ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bはネイル本体1の裏面である。また、ネイル本体1の周縁1gの所定の厚さを有する部分を周縁の厚み部1hとする。さらに、ネイル本体の左右の縁部を側端部1iとする。
【0028】
以下、本発明の実施形態において、上述のネイル本体1の構成と共通する構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0029】
[ネイルチップの実施形態]
以下、
図2乃至
図9を参照して本発明に係るネイルチップの実施形態を説明する。
【0030】
本実施形態のネイルチップは、ネイル本体1と、ネイル本体1をハードケースやフレーム、ボード、台座、等のネイルチップ展示具に配置するためのネイルチップ配置補助具を取り付ける取付部とを備えている。
【0031】
本実施形態のネイルチップの形状は、
図2、
図3図示のような種々の形状を例示できる。
【0032】
図2(a)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の厚さが増加している部分である厚み部3がネイル本体の周縁1gと面一に形成されている。
【0033】
図2(b)図示のネイルチップ2では、厚み部3がネイル本体の周縁1gを結ぶ面を越えるように形成されている。
【0034】
図2(c)、(d)図示のネイルチップ2では、それぞれ厚み部3がネイル本体の基端部1e側と先端部1f側とで厚みが異なるように形成されている。
【0035】
図3(a)〜(c)図示のネイルチップ2では、それぞれ凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成されている。土台部4の形状は、凹状に湾曲している面1bから所定の長さを有するように突出していればよく、図示の例の他に棒状、円筒状、等の形状としてもよい。
【0036】
図3(d)図示のネイルチップ2では、周縁の厚み部1hの厚さが増加している。
【0037】
本実施形態に係る前記取付部は、
図4〜
図8図示のように以下の何れかに形成される。
(1)ネイル本体1の厚み部3
(2)ネイル本体1の周縁の厚み部1h
(3)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1b
(4)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4
(5)ネイル本体1の凸状に湾曲している面1a
【0038】
また、本実施形態に係る前記取付部は、
図4〜
図8図示のように以下の構成の何れかを備える。
(1)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる平坦部5
(2)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる突起部8又は凹部7
(3)ネイルチップ配置補助具の一方側が挿入又は螺入される孔6
(4)ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている係合部が係合される被係合部
【0039】
図4(a)〜(d)図示のネイルチップ2では、それぞれ
図2(a)〜(d)図示のネイル本体1の厚み部3に平坦部5、孔6、凹部7が形成されている。
【0040】
図5(a)〜(c)図示のネイルチップ2では、それぞれ
図3(a)〜(c)図示のネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4に平坦部5、孔6、凹部7が形成されている。
【0041】
図5(d)図示のネイルチップ2では、
図3(d)図示のネイル本体1の周縁の厚み部1hに平坦部5、孔6が形成されている。
【0042】
図6(a)、(b)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4に平坦部5が形成されている。
【0043】
図6(c)図示のネイルチップ2では、ネイル本体の厚み部3に形成されている土台部4に平坦部5が形成されている。
【0044】
図7(a)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに突起部8が形成されている。
【0045】
図7(b)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面に1bに形成されている土台部4に平坦部5、突起部8が形成されている。
【0046】
図7(c)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに平坦部5、突起部8が形成されている。
【0047】
図4、
図5図示の孔6には、内周面に雌ネジ部が形成されていてもよい。また、
図7図示の突起部8には、外周面に雄ネジ部が形成されていてもよい。
【0048】
図8図示の形態はネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている係合部が係合される被係合部を例示したものである。
【0049】
図8(a)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4に、ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている嵌合凸部が嵌合される嵌合凹部9が形成されている。
【0050】
図8(b)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに、ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている環状の係合部が係合される係合突起10が形成されている。
【0051】
図8(c)図示のネイルチップ2では、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4に、ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている係合部が係合される係合溝11が形成されている。
【0052】
本実施形態のネイルチップ2が備える上述した前記取付部には、ネイル本体1をハードケースやフレーム、ボード、台座、等のネイルチップ展示具に配置するための前記ネイルチップ配置補助具が取り付けられる。
【0053】
以下、本発明の各実施形態において、前記ネイルチップ配置補助具は、針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体、粘着部材、磁石、吸盤等の吸着部材、面ファスナーのフック部又はループ部から選択される一又は複数の部材を備える取付補助部材19を備える。
【0054】
図9は、取付補助部材19を例示したものであり、本実施形態のネイルチップ2が備える上述した前記取付部に適合した部材が使用される。
【0055】
図4〜
図6図示のネイルチップ2では、平坦部5、孔6、凹部7それぞれに適合した
図9図示の取付補助部材19の一方側12が接着剤や粘着剤、等を介して取り付けられる。
【0056】
図7図示のネイルチップ2では、突起部8に適合した
図9図示以外の取付補助部材19の一方側12に形成された凹部又は孔が接着剤や粘着剤、等を介して取り付けられる。また、
図7(a)、(c)図示の突起部8の外周に雄ネジ部が形成されている場合、当該雄ネジ部は取付補助部材19の一方側12に形成された雌ネジ部に螺入される。
【0057】
図8(a)図示のネイルチップ2では、嵌合凹部9に適合する
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体が圧入される。
【0058】
図8(b)図示のネイルチップ2では、係合突起10に適合する
図9図示以外の取付補助部材19の一方側12に形成された環状の係合部が係合される。
【0059】
図8(c)図示のネイルチップ2では、係合溝11に適合する
図9(f)〜(h)図示のような取付補助部材19の一方側12である板状体が係合される。
【0060】
本実施形態のネイルチップにおいて、
図5(c)、
図6(b)、(c)図示の土台部4や、
図7(a)、(c)図示の突起部8を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0061】
また、
図8(a)図示の嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0062】
[ネイルチップ配置補助具の実施形態]
<第一の実施形態>
図10を参照して、本発明に係るネイルチップ配置補助具の第一の実施形態を説明する。
【0063】
本実施形態のネイルチップ配置補助具14aは、所定の形状を有する取付補助体15を備えている。
【0064】
ネイルチップ配置補助具の各実施形態(第一、第二の実施形態)において、取付補助体15は、例えば、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体、等から選択される一又は複数の形状で構成することができる。また、取付補助体15は、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応する凸状に湾曲している面を有していてもよい。
図10図示の例では、取付補助体15は直方体形状でその一方側16がネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応するように凸状に湾曲している。
【0065】
本実施形態に係る取付補助体15の一方側16は以下の何れかに取り付けられる。
(1)ネイル本体1の厚み部3
(2)ネイル本体1の周縁の厚み部1h
(3)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1b
(4)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4
(5)ネイル本体1の凸状に湾曲している面1a
【0066】
図10図示の例では、取付補助体15の一方側16はネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに取り付けられている。
【0067】
本実施形態に係る取付補助体15の他方側17には、上述した針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体、粘着部材、磁石、吸盤等の吸着部材、面ファスナーのフック部又はループ部から選択される一又は複数の部材を備える取付補助部材19が取り付けられる取付部が形成されている。
【0068】
また、本実施形態に係る前記取付部は、以下の構成の何れかを備える。
(1)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる平坦部5
(2)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる突起部8又は凹部7
(3)ネイルチップ配置補助具の一方側が挿入又は螺入される孔6
(4)ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている係合部が係合される被係合部
【0069】
図10(a)図示の取付補助体15では、他方側17に平坦部5が形成されている。
【0070】
図10(b)図示の取付補助体15では、他方側17に平坦部5と孔6が形成されている。
【0071】
図10(c)図示の取付補助体15では、他方側17に平坦部5と突起部8が形成されている。
【0072】
図10(b)図示の孔6には、内周面に雌ネジ部が形成されていてもよい。また、
図10(c)図示の突起部8には、外周面に雄ネジ部が形成されていてもよい。
【0073】
本実施形態に係る取付補助体15が備える前記取付部には、
図9に例示したものを含む種々の取付補助部材19が取り付けられる。
【0074】
図10(a)、(b)図示の取付補助体15では、平坦部5、孔6それぞれに適合する
図9図示の取付補助部材19の一方側12が接着剤や粘着剤、等を介して取り付けられる。また、
図10(b)図示の孔6の内周に雌ネジ部が形成されている場合、取付補助部材19の一方側12に形成された雄ネジ部が前記雌ネジ部に螺入される。
【0075】
図10(c)図示の取付補助体15では、突起部8に適合する
図9図示以外の取付補助部材19の一方側12に形成された凹部又は孔が接着剤や粘着剤、等を介して取り付けられる。また、
図10(c)図示の突起部8の外周に雄ネジ部が形成されている場合、取付補助部材19の一方側12に形成された雌ネジ部に前記雄ネジ部が螺入される。
【0076】
図10図示の取付補助体15の他方側17に
図8(a)図示のような嵌合凹部9が形成されている場合、当該嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0077】
ネイルチップ配置補助具の各実施形態(第一、第二の実施形態)において、
図10図示のように、取付補助体15の一方側16を、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応した凸状に湾曲した面18とすることにより、取付補助体15をネイル本体1の凹状に湾曲している面1bの任意の箇所に確実に取り付けることができるとともに、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0078】
ネイルチップ配置補助具の各実施形態(第一、第二の実施形態)において、取付補助体15を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0079】
<第二の実施形態>
図11、
図12を参照して、本発明に係るネイルチップ配置補助具の第二の実施形態を説明する。なお、第一の実施形態と共通する構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0080】
本実施形態のネイルチップ配置補助具14bは、取付補助体15と、取付補助体15に取り付けられる
図9に例示したものを含む種々の取付補助部材19を備える。
【0081】
取付補助部材19の取付補助体15への取付け方法は、取付補助体15が備える上述した第一の実施形態で説明した前記取付部に取り付ける方法、その他、取付補助部材19と取付補助体15とを一体成形する方法、等種々の方法を採用することができる。
【0082】
本実施形態のネイルチップ配置補助具14bは、複数の取付補助体15と、又は取付補助体15と取付補助部材19とに接続している接続部20を備えてもよい。
【0083】
図11(a)〜(c)図示のネイルチップ配置補助具14bでは、
図9(a)図示の針状体からなる取付補助部材19の一方側12が取付補助体15の他方側17に取り付けられている。
【0084】
図11(d)〜(g)図示のネイルチップ配置補助具14bでは、取付補助体15と
図9(a)図示の針状体からなる取付補助部材19とが接続部20に接続されている。
【0085】
図12図示のネイルチップ配置補助具14bでは、二つの取付補助体15が接続部20に接続されている。
【0086】
なお、取付補助部材19を取付補助体15又は接続部20に着脱可能に取り付ける構成にすることができる。
【0087】
本実施形態において、
図11(d)〜(g)、
図12図示の接続部20を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、
図12(b)、(c)図示のようにネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0088】
また、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、
図11(c)図示のようにネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0089】
[展示用ネイルチップの実施形態]
<第一の実施形態>
図13〜
図20を参照して、本発明に係る展示用ネイルチップの第一の実施形態を説明する。本実施形態の展示用ネイルチップは、上述したネイルチップの実施形態に対応したものである。前記ネイルチップの構成と共通する構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0090】
本実施形態の展示用ネイルチップ21aは、ネイル本体1と、ネイル本体1をハードケースやフレーム、ボード、台座、等のネイルチップ展示具に配置するためのネイルチップ配置補助具と、当該ネイルチップ配置補助具を取り付ける取付部とを備えている。
【0091】
本実施形態に係る前記取付部は、
図13〜
図19図示のように以下の何れかに形成される。
(1)ネイル本体1の厚み部3
(2)ネイル本体1の周縁の厚み部1h
(3)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1b
(4)ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4
(5)ネイル本体の凸状に湾曲している面1a
【0092】
また、本実施形態に係る前記取付部は、
図13〜
図19図示のように以下の構成の何れかを備える。
(1)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる平坦部5
(2)ネイルチップ配置補助具の一方側が取り付けられる突起部8又は凹部7
(3)ネイルチップ配置補助具の一方側が挿入又は螺入される孔6
(4)ネイルチップ配置補助具の一方側に形成されている係合部が係合される被係合部
【0093】
図13(a)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の厚み部3に平坦部5が形成されている。平坦部5に割ピン、虫ピン、等
図9(a)図示の針状体からなる取付補助部材19が五つ取り付けられている。
【0094】
図13(b)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の厚み部3に平坦部5及び二つの突起部8が形成されている。取付補助部材19は
図9(f)図示の板状体の基部に
図9(a)図示の針状体の部材が五つ立設してなり、前記板状体の基部には、突起部8に対応する孔が二つ形成されている。前記孔に突起部8を嵌合させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。
【0095】
図13(c)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の厚み部3に凹部7が形成されている。取付補助部材19は
図9(f)図示の板状体の基部に
図9(a)図示の針状体の部材が五つ立設してなる。凹部7に前記板状体を嵌合させて取付補助体19がネイル本体1に取り付けられている。
【0096】
図13(d)図示の展示用ネイルチップ21aでは、
図13(c)図示の凹部7に粘着部材を介して前記板状体を嵌合させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。前記粘着部材を介しているので、取付補助部材19を凹部7に着脱可能に取り付けることができる。
【0097】
図14(a)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに平坦部5が形成されている。平坦部5に、円形の板状体に
図9(a)図示の針状体の部材が立設してなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0098】
図14(b)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに突起部8が形成されている。取付補助部材19は円筒形状の基部に
図9(a)図示の針状体の部材が立設してなり、前記円筒形状の基部には、突起部8に対応する孔が形成されている。前記孔に突起部8を嵌合させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。
【0099】
図14(c)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに孔6が形成されている。孔6に
図9(a)図示の針状体の部材からなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0100】
図14(d)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の厚み部3に沿った挿入孔6aが周縁の厚み部1hに形成されている。挿入孔6aに
図9(a)図示の針状体の部材からなる取付補助部材19が挿通されている。
【0101】
図15(a)〜(c)図示の展示用ネイルチップ21aでは、それぞれネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに
図9(a)、(c)、(e)図示の取付補助部材19が取り付けられている。
【0102】
図15(d)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに当該凹状に湾曲している面1bに沿って折り曲げられた
図9(a)図示の取付補助部材19が取り付けられている。
【0103】
図16(a)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成されている。土台部4に
図9(d)図示の取付補助部材19が取り付けられている。
【0104】
図16(b)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4に突起部8が形成されている。取付補助部材19は直方体形状の基部に
図9(a)図示の針状体の部材が二つ立設してなり、前記直方体形状の基部には、突起部8に対応する凹部が形成されている。前記凹部に突起部8を嵌合させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。
【0105】
図16(c)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4に凹部7が形成されている。凹部7に
図9(c)図示のコ字状の針状体からなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0106】
図16(d)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4に嵌合凹部9が形成されている。嵌合凹部9に
図9(e)図示の錐体状の部材からなる取付補助部材19が圧入されている。
【0107】
図17図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凸状に湾曲している面1aに
図9(f)図示の板状体の取付補助体19が取り付けられている。
【0108】
図18(a)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに係合突起10が形成されている。係合突起10に環状部を有する針状体の取付補助部材19が係合される。
【0109】
図18(b)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4に平坦部5が形成されている。取付補助部材19は直方体形状の基部に
図9(a)図示の針状部材が二つ立設してなる。前記直方体形状の基部には、平坦部5に対応する凹部が形成されている。平坦部5に前記凹部を嵌合させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。
【0110】
図18(c)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに雄ネジ部を有する突起部8が形成されている。取付補助部材19は円筒形状の基部に
図9(a)図示の針状体の部材が立設してなる。前記円筒形状の基部には、突起部8の前記雄ネジ部に対応する雌ネジ部を有する孔が形成されている。前記雌ネジ部に前記雄ネジ部を螺入させて取付補助部材19がネイル本体1に取り付けられている。
【0111】
図18(d)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の周縁の厚み部1hに雌ネジ部を有する孔6が形成されている。孔6の前記雌ネジ部に、一方側に雄ネジ部が形成されている針状体又は棒状体の部材からなる取付補助部材19が螺入されている。
【0112】
図19(a)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4には平坦部5が形成されている。平坦部5に粘着部材、磁石、吸盤等の吸着部材、又は面ファスナーのフック部もしくはループ部からなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0113】
図19(b)図示の展示用ネイルチップ21aでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに土台部4が形成され、土台部4には凹部7が形成されている。凹部7に粘着部材、磁石、吸盤等の吸着部材、又は面ファスナーのフック部もしくはループ部からなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0114】
展示用ネイルチップの各実施形態(第一乃至第三の実施形態)において、前記ネイルチップ配置補助具を前記取付部に着脱可能に取り付けることができる。このようにすることで、種々の取付部を備えたネイル本体1と前記ネイルチップ配置補助具を組み合わせて、ハードケースやフレーム、ボード、台座、等のネイルチップ展示具に適合した展示用ネイルチップとすることができる。また、前記ネイルチップ配置補助具が破損した場合でも交換可能である。
【0115】
展示用ネイルチップの各実施形態(第一乃至第三の実施形態)において、ネイル本体1の表面は装飾面1cと透明な非装飾面1dとに分かれている。そのため、ネイル本体1の前記取付部にネイルチップ配置補助具を配備する際、前記取付部は装飾面1cに対応する箇所に形成されていることが好ましい。
【0116】
なお、ネイル本体1に施すデザインによって、ネイル本体1の表面が装飾面1cのみとなる場合がある。この場合、透明な非装飾面1dは形成されないので、ネイルチップ配置補助具を配備する前記取付部の位置を自由に選択することができる。
【0117】
本実施形態では、展示用ネイルチップ21aを成形する際に、ネイル本体1と前記ネイルチップ配置補助具とを一体成形し、又はネイル本体1の前記取付部に前記ネイルチップ配置補助具をインサート成形してネイル本体1及び前記ネイルチップ配置補助具とを備える展示用ネイルチップとすることができる。
【0118】
ネイル本体1と前記ネイルチップ配置補助具とを一体成形する場合、前記ネイルチップ配置補助具は、ネイル本体1の厚み部3、ネイル本体1の周縁の厚み部1h、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1b、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに形成されている土台部4、ネイル本体の凸状に湾曲している面1aの何れかに形成される。
【0119】
この場合、前記ネイルチップ配置補助具は、針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体から選択される一又は複数の形状を有する。
【0120】
また、前記ネイルチップ配置補助具を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0121】
本実施形態では、土台部4、または、突起部8、あるいは、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0122】
本実施形態では、
図16(d)図示の嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌することでも、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0123】
本実施形態では、ネイル本体1が以下のように前記ネイルチップ展示具へ配置されネイルチップ見本セットとなる。
【0124】
(1)前記ネイルチップ配置補助具の他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1を前記ネイルチップ展示具に近接させる。
【0125】
図20(a)図示の例では、取付補助部材19の他方側13がコルクボード22aに差し込まれ、ネイル本体1がコルクボード22aに近接して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0126】
また、
図20(b)図示の例では、取付補助部材19が台座22bに接触し、ネイル本体1が台座22bに近接して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0127】
(2)前記ネイルチップ配置補助具の他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1の先端部1f、基端部1e(後端部)又は側端部1iの何れかを前記ネイルチップ展示具に接触させる。
【0128】
図20(c)図示の例では、取付補助部材19がコルクボード22aに差し込まれ、ネイル本体1の側端部1iがコルクボード22aに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0129】
また、
図20(d)図示の例では、取付補助部材19の他方側13を台座22bに接触させて、ネイル本体1の先端部1fが台座22bに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0130】
このように、本実施形態の展示用ネイルチップ21aは、ネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに配備された取付補助部材19を備えるネイルチップ配置補助具をネイルチップ展示具に取り付けて展示される。
【0131】
そして、
図20(a)、(c)図示のように、前記ネイルチップ配置補助具は、前記ネイルチップ展示具に確実に取り付けられている。
【0132】
したがって、従来のネイルチップ見本セット24におけるネイルチップ26の配列をくずす衝撃では、本発明に係るネイル本体1が前記ネイルチップ展示具から外れることがなく、展示用ネイルチップ21aの整然とした配列を維持することができる。
【0133】
また、前記ネイルチップ配置補助具を前記ネイルチップ展示具から取り外せるので、ネイリストは展示用ネイルチップ21aの配列を容易に変更することができ、ネイルサロン内の限られたスペースやネイルチップ展示具の面積を有効に使うことができる。
【0134】
さらに、ネイルアート提供用のネイルチップを顧客の爪に装着、又は顧客の爪から取り外す際、当該ネイルチップや顧客の爪をヤスリで削る等の作業による粉塵が、前記ネイルチップ展示具に付着しにくいので、ネイルチップ見本セット23の清掃等のメンテナンスが容易である。
【0135】
この他、前記ネイルチップ配置補助具をネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに配備することで、
図20(b)、(d)図示のように、展示用ネイルチップ21aを前記ネイルチップ展示具に自立させた状態で展示することができ、また、その姿勢を維持することができる。
【0136】
従来のネイルチップ26は前記ネイルチップ展示具に自立して展示させることができず、ハードケースやフレーム、ボード、台座、等に平面的に配置されるものであったため、ネイルチップ26の展示方法は平面的なものに限られていた。
【0137】
本実施形態では、
図20図示のように前記ネイルチップ配置補助具が様々な角度でネイル本体1に配備されているので、上述した配置方法でネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0138】
また、土台部4、または、突起部8、あるいは、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を塑性変形可能な部材で形成し、これらを任意に変形することでもネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0139】
さらに、
図16(d)図示のように、嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌すること等、前記係合部と前記被係合部とをネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節可能に係合することでも、ネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0140】
したがって、顧客が座っている状態のままでも顧客が身を乗り出すことがなく、顧客の視角に合わせて
展示用ネイルチップ21aを美しく見せることができる。
【0141】
<第二の実施形態>
図21、
図22を参照して、本発明に係る展示用ネイルチップの第二の実施形態を説明する。本実施形態の展示用ネイルチップ21bは、上述したネイルチップ配置補助具の第一の実施形態のネイルチップ配置補助具14aに係る取付補助体15と、取付補助体15に取り付けられる取付補助部材19とを備えている。ネイルチップ配置補助具14aの構成と共通する構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0142】
図21(a)〜(c)図示の展示用ネイルチップ21bでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応した凸状に湾曲した面18を有する取付補助体15を備えるネイルチップ配置補助具14aがネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに取り付けられている。
【0143】
図21(a)図示の展示用ネイルチップ21bでは、取付補助体15の他方側17に平坦部5が形成されている。平坦部5に、軸部を介して板状体の部材と球状体の部材とが針状体の部材に接続されてなる取付補助部材19が取り付けられている。
【0144】
図21(b)図示の展示用ネイルチップ21bでは、取付補助体15の他方側17に孔6が形成されている。孔6に
図9(c)図示のコ字状の針状体からなる取付補助部材19が挿通されている。
【0145】
図21(c)図示の展示用ネイルチップ21bでは、取付補助体15の他方側17に平坦部5と突起部8が形成されている。突起部8に、中央部に中空部を貫設した環状磁石板からなる取付補助部材19が嵌合されている。
【0146】
本実施形態と後述する第三の実施形態において、取付補助部材19を取付補助体15に着脱可能に取り付けることができる。このようにすることで、種々の取付補助部材19と取付補助体15とを備えたネイルチップ配置補助具14aと、ネイルチップ2を組み合わせて、ハードケースやフレーム、ボード、台座、等のネイルチップ展示具に適合した展示用ネイルチップとすることができる。また、前記ネイルチップ配置補助具が破損した場合でも交換可能である。
【0147】
本実施形態では、展示用ネイルチップ21bを成形する際に、ネイル本体1と取付補助体15と取付補助部材19とを一体成形し、又は取付補助体15に取付補助部材19をインサート成形して、ネイル本体1と取付補助体15と取付補助部材19とを備える展示用ネイルチップ21bとすることができる。
【0148】
本実施形態と後述する第三の実施形態において、取付補助体15を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0149】
本実施形態と後述する第三の実施形態において、取付補助体15は、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応する凸状に湾曲している面を有していてもよい。例えば取付補助体15の他方側16を凸湾形状にすることにより、取付補助体15をネイル本体1の凹状に湾曲している面1bの任意の箇所に確実に取り付けることができるとともに、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0150】
本実施形態では、取付補助体15の他方側17に
図8(a)図示のような嵌合凹部9が形成されている場合、当該嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0151】
本実施形態では、突起部8、あるいは、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を塑性変形可能な部材で形成し、これらを任意に変形することでもネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0152】
本実施形態では、ネイル本体1が以下のように前記ネイルチップ展示具へ配置されネイルチップ見本セットとなる。
【0153】
(1)ネイルチップ配置補助具14aの他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1を前記ネイルチップ展示具に近接させる。
【0154】
図22(a)図示の例では、取付補助部材19の他方側13がコルクボード22aに差し込まれ、ネイル本体1がコルクボード22aに近接して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0155】
(2)ネイルチップ配置補助具14aの他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1の先端部1f、基端部1e(後端部)又は側端部1iの何れかを前記ネイルチップ展示具に接触させる。
【0156】
図22(b)図示の例では、取付補助部材19がコルクボード22aに差し込まれ、ネイル本体1の先端部1fがコルクボード22aに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0157】
図22(c)図示の例では、取付補助部材19の他方側13を台座22bに接触させて、ネイル本体1の先端部1fが台座22bに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0158】
図22(d)図示の例では、環状磁石板からなる取付補助部材19を金属製のボード22cに吸着させて、ネイル本体1の側端部1iが金属製のボード22cに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0159】
このように、本実施形態の展示用ネイルチップ21bは、ネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに取り付けられた取付補助体15に配備されたネイルチップ配置補助具14aをネイルチップ展示具に取り付けて展示される。
【0160】
そして、
図22(a)、(b)、(d)図示のように、ネイルチップ配置補助具14aは、前記ネイルチップ展示具に確実に取り付けられている。
【0161】
したがって、従来のネイルチップ見本セット24におけるネイルチップの配列をくずす衝撃では、本発明に係るネイル本体1が前記ネイルチップ展示具から外れることがなく、展示用ネイルチップ21bの整然とした配列を維持することができる。
【0162】
また、ネイルチップ配置補助具14aを前記ネイルチップ展示具から取り外せるので、ネイリストは展示用ネイルチップ21bの配列を容易に変更することができ、ネイルサロン内の限られたスペースやネイルチップ展示具の面積を有効に使うことができる。
【0163】
さらに、ネイルアート提供用のネイルチップを顧客の爪に装着、又は顧客の爪から取り外す際、当該ネイルチップや顧客の爪をヤスリで削る等の作業による粉塵が、前記ネイルチップ展示具に付着しにくいので、ネイルチップ見本セット23の清掃等のメンテナンスが容易である。
【0164】
この他、ネイルチップ配置補助具14aをネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに配備することで、
図22(b)、(c)図示のように展示用ネイルチップ21bを前記ネイルチップ展示具に自立させた状態で展示することができ、また、その姿勢を維持することができる。
【0165】
従来のネイルチップ26は前記ネイルチップ展示具に自立して展示させることができず、ハードケースやフレーム、ボード、台座、等に平面的に配置されるものであったため、ネイルチップ26の展示方法は平面的なものに限られていた。
【0166】
本実施形態では、
図22図示のようにネイルチップ配置補助具14aが様々な角度でネイル本体1に配備されているので、上述した配置方法でネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0167】
また、取付補助体15、または、突起部8、あるいは、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を塑性変形可能な部材で形成し、これらを任意に変形することでもネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0168】
また、取付補助体15の一方側16に、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応した凸状に湾曲した面18を形成することにより、取付補助体15をネイル本体1の凹状に湾曲している面1bの任意の箇所に確実に取り付けることができるとともに、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節し、ネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0169】
さらに、取付補助体15の他方側17に、
図16(d)図示のように、嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌すること等、前記係合部と前記被係合部とをネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節可能に係合することでも、ネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0170】
したがって、顧客の視角に合わせて
展示用ネイルチップ21bを美しく見せることができる。
【0171】
<第三の実施形態>
図23、
図24を参照して、本発明に係る展示用ネイルチップの第三の実施形態を説明する。本実施形態の展示用ネイルチップ21cは、上述したネイルチップ配置補助具の第二の実施形態に係るネイルチップ配置補助具14bを備えている。ネイルチップ配置補助具14bの構成と共通する構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0172】
図23(a)、(b)図示の展示用ネイルチップ21cでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに
図11(d)図示のネイルチップ配置補助具14bが取り付けられている。
【0173】
図23(c)、(d)図示の展示用ネイルチップ21cでは、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに
図12(e)図示のネイルチップ配置補助具14bが取り付けられている。
【0174】
本実施形態では、ネイルチップ配置補助具14bが備える接続部20又は取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を周知の塑性変形可能な部材で成形してもよい。塑性変形可能な部材で成形することで、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節して、ネイル本体1を様々な角度で前記ネイルチップ展示具へ配置することができる。
【0175】
塑性変形可能な部材で成形された接続部20又は取付補助部材19を使用してネイル本体1のネイルチップ展示具への配置角度を調節する場合、
図23(b)図示のように、接続部20又は取付補助部材19を指で摘みながらネイル本体1の裏面の接線方向や法線方向、等適当な方向に向くように調節する。
【0176】
このように調節することで、展示用ネイルチップ21cを種々のネイルチップ展示具に応じて展示することができる。
【0177】
本実施形態では、ネイル本体1が以下のように前記ネイルチップ展示具へ配置されネイルチップ見本セットとなる。
【0178】
(1)ネイルチップ配置補助具14bの他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1を前記ネイルチップ展示具に近接させる。
【0179】
図24(a)図示の例では、他方側の取付補助体15が金属製のボード22cの取付面と平行になるように接続部20を変形させている。そして他方側の取付補助体15に貼付されている磁石からなる取付補助部材19が金属製のボード22cに吸着され、ネイル本体1が金属製のボード22cに近接して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0180】
(2)ネイルチップ配置補助具14bの他方側を前記ネイルチップ展示具に取り付けて又は接触させて、ネイル本体1の先端部1f、基端部1e(後端部)又は側端部1iの何れかを前記ネイルチップ展示具に接触させる。
【0181】
図24(b)図示の例では、塑性変形可能な針状体の部材からなる取付補助部材19がコルクボード22aに差し込まれ、ネイル本体1の先端部1fがコルクボード22aに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0182】
図24(c)図示の例では、塑性変形可能な針状体の部材からなる取付補助部材19と塑性変形可能な部材からなる接続部20を変形させ、コルクボード22aに差し込み可能な向きに調節している。そして、取付補助部材19をコルクボード22aに差し込み、ネイル本体1の側端部1iがコルクボード22aに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0183】
図24(d)図示の例では、塑性変形可能な針状体の部材からなる取付補助部材19と塑性変形可能な部材からなる接続部20を変形させ、コルクボード22aに接触可能な向きに調節している。そして、取付補助部材19をコルクボード22aに接触させ、ネイル本体1の先端部1fがコルクボード22aに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0184】
図24(e)図示の例では、塑性変形可能な部材からなる接続部20を変形させ、他方側の取付補助体15が台座22bに接触可能な向きに調節している。そして、他方側の取付補助体15に貼付されている粘着部材からなる取付補助部材19が台座22bに取り付けられ、ネイル本体1の先端部1fが台座22bに接触して配置されたネイルチップ見本セット23となっている。
【0185】
このように、本実施形態の展示用ネイルチップ21cは、ネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに取り付けられたネイルチップ配置補助具14bをネイルチップ展示具に取り付けて展示される。
【0186】
そして、
図24(a)、(b)、(c)図示のように、ネイルチップ配置補助具14bは、前記ネイルチップ展示具に確実に取り付けられている。
【0187】
したがって、従来のネイルチップ見本セット24におけるネイルチップ26の配列をくずす衝撃では、本発明に係るネイル本体1が前記ネイルチップ展示具から外れることがなく、展示用ネイルチップ21cの整然とした配列を維持することができる。
【0188】
また、ネイルチップ配置補助具14bを前記ネイルチップ展示具から取り外せるので、ネイリストは展示用ネイルチップ21cの配列を容易に変更することができ、ネイルサロン内の限られたスペースやネイルチップ展示具の面積を有効に使うことができる。
【0189】
さらに、ネイルアート提供用のネイルチップを顧客の爪に装着、又は顧客の爪から取り外す際、当該ネイルチップや顧客の爪をヤスリで削る等の作業による粉塵が、前記ネイルチップ展示具に付着しにくいので、ネイルチップ見本セット23の清掃等のメンテナンスが容易である。
【0190】
この他、ネイルチップ配置補助具14bをネイル本体1の厚み部3、周縁の厚み部1h、凹状に湾曲している面1b、土台部4又は凸状に湾曲している面1aに配備することで、
図24(b)、(d)、(e)図示のように展示用ネイルチップ21cを前記ネイルチップ展示具に自立させた状態で展示することができ、また、その姿勢を維持することができる。
【0191】
従来のネイルチップ26は前記ネイルチップ展示具に自立して展示させることができず、ハードケースやフレーム、ボード、台座、等に平面的に配置されるものであったため、ネイルチップ26の展示方法は平面的なものに限られていた。
【0192】
本実施形態では、
図24図示のように塑性変形可能な部材からなる接続部20又は取付補助部材19を変形させて、ネイルチップ配置補助具14bが様々な角度でネイル本体1に配備されているので、上述した配置方法でネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0193】
また、取付補助体15、または、突起部8、あるいは、取付補助部材19のうち、前記針状体、棒状体、板状体、柱状体、筒状体、球状体、錐体を塑性変形可能な部材で形成し、これらを任意に変形することでもネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0194】
また、取付補助体15の一方側16に、ネイル本体1の凹状に湾曲している面1bに対応した凸状に湾曲した面18を形成することにより、取付補助体15をネイル本体1の凹状に湾曲している面1bの任意の箇所に確実に取り付けることができるとともに、ネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節し、ネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0195】
さらに、取付補助体15の他方側17に、
図16(d)図示のように、嵌合凹部9に
図9(e)、(i)図示のような取付補助部材19の一方側12である球状体を遊嵌すること等、前記係合部と前記被係合部とをネイル本体1の前記ネイルチップ展示具への配置角度を調節可能に係合することでも、ネイル本体1の表面に施されたデザインを様々な角度で展示することができる。
【0196】
したがって、顧客の視角に合わせて
展示用ネイルチップ21cを美しく見せることができる。
【0197】
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。