特許第6129017号(P6129017)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6129017
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】作業機の上部構造
(51)【国際特許分類】
   E02F 9/08 20060101AFI20170508BHJP
【FI】
   E02F9/08 Z
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-163234(P2013-163234)
(22)【出願日】2013年8月6日
(65)【公開番号】特開2015-31115(P2015-31115A)
(43)【公開日】2015年2月16日
【審査請求日】2015年9月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
(74)【代理人】
【識別番号】100120341
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】上田 正明
(72)【発明者】
【氏名】草間 謙三
(72)【発明者】
【氏名】齋木 健一
【審査官】 大熊 靖夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−268802(JP,A)
【文献】 特開2008−007966(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02F 9/00−9/18,9/24−9/28
A01F 12/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、この開口部(6)を開閉自在に閉鎖する蓋部材(9)を設けており、
前記側部カバー(5)の内面に箱形成部材(31)を取り付けており、
前記箱形成部材(31)と前記側部カバー(5)とによって前記開口部(6)から挿入する工具(8)を収納する工具箱が形成されていることを特徴とする作業機の上部構造。
【請求項2】
前記側部カバー(5)は、開口部(6)を形成している側面から装置フレーム(3)に近づくように延びる延設部を有し、前記箱形成部材(31)を側部カバー(5)の前記延設部の上面に固着していることを特徴とする請求項1に記載の作業機の上部構造。
【請求項3】
前記箱形成部材(31)を、側部カバー(5)の内面に固着していることを特徴とする請求項2に記載の作業機の上部構造。
【請求項4】
走行装置(M)及び作業装置(N)を有する作業機(2)の装置フレーム(3)上に、走行装置(M)及び作業装置(N)を制御する油圧機器(P)及び操縦装置(Q)を配置し、操縦装置(Q)の運転席(Q1)の前下方に油圧機器(P)を上から覆うステップ(4)を配置し、装置フレーム(3)とステップ(4)との間の側方を覆う側部カバー(5)を設けている作業機の上部構造であって、
前記側部カバー(5)は、装置フレーム(3)上の前部及び後部に配置された油圧機器(P)に対応して前部から後部にかけて開口した開口部(6)を有し、この開口部(6)を開閉自在に閉鎖する蓋部材(9)を設けており、
前記側部カバー(5)の内面に、前記開口部(6)から挿入する工具(8)を収納する
箱形成部材(31)を取り付けており、
前記側部カバー(5)は、開口部(6)を形成している外側面の下部から装置フレーム(3)に近づくように湾曲して装置フレーム(3)と連結する下部(5b)を有し、前記箱形成部材(31)を側部カバー(5)の外側面の裏面と下部(5b)の上面とに固着していることを特徴とする作業機の上部構造。
【請求項5】
前記箱形成部材(31)は、前端が開口部(6)の前縁より前側で、後端が開口部(6)の後縁より後側でそれぞれ側部カバー(5)の内面に連結し、下部(5b)からの高さ(h)は開口部(6)の下縁の高さ(H)より低いことを特徴とする請求項に記載の作業機の上部構造。
【請求項6】
前記側部カバー(5)は、外側面の上部からステップ(4)に近づくようにL字状に屈曲した上部(5a)と、外側面の前部から装置フレーム(3)の前コーナ部を形成すべく装置フレーム(3)の中央側に近づくように湾曲した前部(5c)とを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機の上部構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行可能な建設機械又は農業機械等の作業機の上部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、バックホー等の建設用作業機は、特許文献1に開示されているように、クローラ式走行装置及び掘削作業装置を有していて、旋回可能な装置フレーム上に、エンジンを搭載するとともに、走行装置及び作業装置等を制御する油圧機器及び操縦装置を配置し、操縦装置の運転席の前下方に油圧機器を上から覆うステップを配置し、装置フレームとステップとの間の側方を覆う側部カバーを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−301652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来技術は、装置フレーム上の油圧機器のメンテナンスあるいは切換え操作をする場合、側部カバーを外して装置フレームの外側方から行うことができるが、この側部カバーを外す作業が非常に面倒になっている。また、グリスガン等のメンテナンス用の大型工具の収納が困難になっている。
そこで側部カバーに開口部を形成して、この開口部からメンテナンス等をしたり、この開口部から工具を出し入れする収納箱を装置フレーム上に配置したりすることが考えられるが、グリスガンを出し入れできるような大きな開口部を形成すると、側部カバーの強度が低下するという別の問題が発生する。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした作業機の上部構造を提供することを目的とする。
本発明は、側部カバーに開口部を形成するとともに側部カバーの内面に箱形成部材を取り付けることにより、装置フレーム上の油圧機器のメンテナンス、工具の収納等を容易にしながら側部カバーの補強ができる作業機の上部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、走行装置M及び作業装置Nを有する作業機2の装置フレーム3上に、走行装置M及び作業装置Nを制御する油圧機器P及び操縦装置Qを配置し、操縦装置Qの運転席Q1の前下方に油圧機器Pを上から覆うステップ4を配置し、装置フレーム3とステップ4との間の側方を覆う側部カバー5を設けている作業機の上部構造であって、前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、この開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けており、前記側部カバー5の内面に箱形成部材31を取り付けており、前記箱形成部材31と前記側部カバー5とによって前記開口部6から挿入する工具8を収納する工具箱が形成されていることを特徴とする。
【0007】
第2に、前記側部カバー5は、開口部6を形成している側面から装置フレーム3に近づくように延びる延設部を有し、前記箱形成部材31を側部カバー5の前記延設部の上面に固着していることを特徴とする。
第3に、前記箱形成部材31を、側部カバー5の内面に固着していることを特徴とする。
【0008】
第4に、走行装置M及び作業装置Nを有する作業機2の装置フレーム3上に、走行装置M及び作業装置Nを制御する油圧機器P及び操縦装置Qを配置し、操縦装置Qの運転席Q
1の前下方に油圧機器Pを上から覆うステップ4を配置し、装置フレーム3とステップ4との間の側方を覆う側部カバー5を設けている作業機の上部構造であって、前記側部カバー5は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pに対応して前部から後部にかけて開口した開口部6を有し、この開口部6を開閉自在に閉鎖する蓋部材9を設けており、前記側部カバー5の内面に、前記開口部6から挿入する工具8を収納する箱形成部材31を取り付けており、前記側部カバー5は、開口部6を形成している外側面の下部から装置フレーム3に近づくように湾曲して装置フレーム3と連結する下部5bを有し、前記箱形成部材31を側部カバー5の外側面の裏面と下部5bの上面とに固着していることを特徴とする。
第5に、前記箱形成部材31は、前端が開口部6の前縁より前側で、後端が開口部6の後縁より後側でそれぞれ側部カバー5の内面に連結し、下部5bからの高さhは開口部6の下縁の高さHより低いことを特徴とする。
第6に、前記側部カバー5は、外側面の上部からステップ4に近づくようにL字状に屈曲した上部5aと、外側面の前部から装置フレーム3の前コーナ部を形成すべく装置フレーム3の中央側に近づくように湾曲した前部5cとを有していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、装置フレーム上の油圧機器のメンテナンス、工具の収納等を容易にしながら側部カバーの補強ができる。
即ち、本発明は、側部カバー5に前部から後部にかけて開口した開口部6を形成しているので、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器Pのメンテナンス等が容易にでき、かつ側部カバー5の内面に開口部6から挿入する工具8を収納する箱形成部材31を取り付けているので、工具8を収納しながら側部カバー5の補強をすることができる。
【0010】
また、側部カバー5は下部から装置フレーム3に近づくように湾曲して装置フレーム3と連結する下部5bを有し、箱形成部材31を側部カバー5の外側面の裏面と下部5bの上面とに固着しているので、側部カバー5をより強固に構成することができる。
また、箱形成部材31は、前端が開口部6の前縁より前側で、後端が開口部6の後縁より後側でそれぞれ側部カバー5の内面に連結し、下部5bからの高さhは開口部6の下縁の高さHより低いので、油圧機器Pのメンテナンスの障害になることなく箱形成部材31を設けることができる。
【0011】
また、側部カバー5は、外側面の上部からステップ4に近づくようにL字状に屈曲した上部5aと、外側面の前部から装置フレーム3の前コーナ部を形成すべく装置フレーム3の中央側に近づくように湾曲した前部5cとを有しているので、側部カバー5をより強固
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
図2】作業機の全体側面図である。
図3】要部の分解斜視図である。
図4図1のX−X線断面図である。
図5図1のY−Y線断面図である。
図6図2のZ−Z線断面図である。
図7図2のW−W線断面図である。
図8】側部カバーの内面側の斜視図である。
図9】側部カバーの断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、2において、建設用作業機2として後方小旋回型のバックホーを示しており、作業機2はクローラ式の走行装置Mに装置フレーム(旋回台)3を縦軸廻り旋回自在に搭載し、装置フレーム3の前部に掘削をする作業装置Nを装着し、後部にエンジンEを搭載し、前部から後部にかけて操縦装置Qを搭載しており、装置フレーム3及びその上の構造物が作業機2の上部構造を構成している。
【0014】
操縦装置Qはロプス形式のものもあるが、ここではキャビン形式を示しており、キャビン20は異形パイプで形成した左右側枠20Aをフロント枠20B、屋根部材20C、底部のフロアシート20F等で連結し、左右各側枠20Aの前後中途部にサイドピラー20Dの上端を連結し、各側枠20Aの前下端とサイドピラー20Dの下端とをパイプ製の下部側枠材20E(図5、6に示す。)で連結し、フロントガラス、リヤガラス、サイドガラス等を取り付けて構成している。左側の側枠20Aの前部とサイドピラー20Dとの間は乗降口Rとなっていて、左サイドピラー20Dには乗降口Rを開閉するドア22が設けられている。
【0015】
操縦装置Qは、キャビン20で覆われる内底部にフロアシート20Fを設け、このフロアシート20Fの上部に運転席Q1を載置し、運転席Q1の左右及び/又は前方に操縦操作装置を配置し、運転席Q1の前下方のフロアシートの前部をステップ4に構成している。このステップ4の左右端部は下部側枠材20Eに載置されている。
前記操縦装置Qを内蔵したキャビン20は、装置フレーム3及びその上の構造物とは別個に組み立てられて、アセンブリにした状態でクッションを介して装置フレーム3上に組み付けられる。
【0016】
装置フレーム3の右側部には油圧タンク等の車両補機が搭載され、タンクカバー21で覆われている。
前記フロアシート20Fのステップ4で覆われる装置フレーム3の上面には、旋回用油圧モータ、コントロールバルブP1、操作モード切替バルブP2等の油圧機器Pが配置されており、旋回用油圧モータは装置フレーム3の略中央に配置され、コントロールバルブP1及び操作モード切替バルブP2は装置フレーム3の左側部に前後して配置されている。
【0017】
図1〜9において、装置フレーム3とステップ4との間の外周は、前側が前部カバー25によって覆われ、左側が側部カバー5によって覆われている。この側部カバー5は装置フレーム3から立設されたステー24に着脱自在に取り付けられている。
前記側部カバー5は略長方形の薄板をプレス加工したものであり、本体部分となる外側面と、上部5aと、下部5bと、前部5cと、後部とを有し、上部5aは外側面からステップ4に近づくようにL字状に屈曲しており、下部5bは外側面から装置フレーム3に近づくように湾曲して装置フレーム3と連結しており、前部5cは装置フレーム3の左前コーナ部を形成すべく装置フレーム3の中央側に近づくように(前部カバー25に近づくように)湾曲しており、本体部分の中央に位置する中央部5dは外側面から内面側に凹んでいる。
【0018】
前記側部カバー5の凹んだ中央部5dには、前部から後部にかけて広く開口した開口部6が形成されている。この開口部6は、装置フレーム3上の前部及び後部に配置された油圧機器P、即ち、前記コントロールバルブP1及び操作モード切替バルブP2に対向している。開口部6の前後長さ及び上下幅は、外部から油圧機器Pをメンテナンスしたり切換え操作ができるように設定されている。
【0019】
側部カバー5は前上部と後上部の外面に前後一対のヒンジ具26が取り付けられ、この前後ヒンジ具26に蓋部材9の前後上部がヒンジ結合されている。
蓋部材9の前後中途部の下部にはロック具27が設けられ、蓋部材9を閉鎖姿勢にしたときに、ロック具27のロック片28を側部カバー5の中央部5dの下部に係合して、蓋部材9を閉鎖姿勢にロックできるようにしている。このロック具27は作業機2の運転キーによって操作可能になっている。
【0020】
前記蓋部材9の内面には、側部カバー5の凹んだ中央部5dに略対応する形状の吸音材29が設けられている。
前記側部カバー5は、中央に大口径の開口部6が形成されているので、前上部から後上部にわたって上縁部材7が連結されている。この上縁部材7は帯板をT字状に溶着して形成されており、側部カバー5の上部5aの上面に添接される略水平な上面部7Aと、側部カバー5の外表面の上部に添接しかつ開口部6の上縁を形成する略垂直な側面部7Bとを有する。
【0021】
前記上縁部材7の上面部7Aはステップ4の外側方に位置し、ステップ4の上面と段差はあるが、作業者が乗降口Rを出入りするときに乗降用ステップとなり、側面部7Bは側部カバー5の上部を増強し、保護することができる。
前記上縁部材7は、断面L字の溝形鋼で上面部7Aと側面部7Bとを形成してもよく、また、側面部7Bに蓋部材9枢支用の前後一対のヒンジ具26を設けてもよい。
【0022】
図3〜9において、装置フレーム3は上面にコントロールバルブP1、操作モード切替バルブP2及びその他の油圧機器Pが配置されているが、側部カバー5の近くは空間となっている。
作業機2のメンテナンスのためには、グリスガン及びフィルタレンチ等の工具8と、その工具8を収納しておくための工具箱とが必要であり、作業機2に装備しておかねばならない。前記開口部6を、工具8が出し入れできる大きさにすることにより、装置フレーム3の上面側を工具8を収納する収納空間Sとし、蓋部材9の開閉によって出し入れできることになる。
【0023】
前記側部カバー5の内面(外側面の裏面)に、開口部6から挿入する工具8を収納する収納空間Sを形成する箱形成部材31を取り付けており、この箱形成部材31と側部カバ
ー5とによってポケット形状の工具箱が形成されている。
前記箱形成部材31は、帯板を屈曲して形成しており、前部に階段状に屈曲した補助板32を固着しており、この補助板32を有する前端が側部カバー5の外側面の裏面の開口部6の前縁より前側で固着され、帯板をL字状に屈曲した後端が開口部6の後縁より後側で側部カバー5の内面に固着連結されている。
【0024】
前記箱形成部材31は、側部カバー5の外側面の裏面に固着されると同時に側部カバー5の下部5bの上面とも固着され、側部カバー5の補強部材にもなっている。箱形成部材31の下部5bからの高さhは、図5に示すように、開口部6の下縁の高さHより低くなっており、開口部6から手を入れて、装置フレーム3の奥側に位置する油圧機器Pを操作するのに支障が生じないようになっている。
【0025】
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜9に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、作業機2はバックホーの他、ホイールローダ等であってもよく、上縁部材7の側面部7Bは側部カバー5の外面に取り付けられているが、側部カバー5の上部を略垂直に形成しておいて、その内面に側面部7Bを取り付けてもよい。
【0026】
側部カバー5を前後部分と下部分とで形成して、中央の開口部6を上方へ開放したコ字形状に形成しても、上縁部材7は側部カバー5の前後部分を繋ぐように取り付けることができる。
前記箱形成部材31は側壁だけでなく底壁を有する断面L字形状のものを使用して、側壁の前後端と底壁の側縁とを側部カバー5の外側面の裏面に固着して、工具8を収納する収納空間Sを形成してもよい。
【符号の説明】
【0027】
2 作業機
3 装置フレーム
4 ステップ
5 側部カバー
5a 上部
5b 下部
5c 前部
5d 中央部
6 開口部
7 上縁部材
8 工具
9 蓋部材
20 キャビン
26 ヒンジ具
31 箱形成部材
H,h 高さ
P 油圧機器
P1 コントロールバルブ
P2 操作モード切替バルブ
R 乗降口
S 収納空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9