【実施例】
【0108】
VII. 実施例
以下の実施例は、本発明の好ましい態様を示すために含まれる。当業者は、以下の実施例で開示される技術が、本発明の実行において十分に機能することを本発明者が発見した技術を代表するものであり、したがってその実行の好ましい様式を構成すると考えられうることを認識すべきである。しかし、当業者は、本開示に照らして、本発明の真意および範囲を逸脱することなく、開示されている具体的な態様に多くの変更を行い、なお類似または同様の結果を得ることができることを認識すべきである。
【0109】
方法および材料
一酸化窒素産生および細胞生存率
RAW264.7マウスマクロファージを、96ウェルプレートに、RPMI1640+0.5% FBS中30,000細胞/ウェルで三つ組でプレーティングし、5% CO
2と共に37℃でインキュベートした。翌日、細胞をDMSOまたは薬物(0〜200nM用量範囲)で2時間予め処理した後、組換え型マウスIFNγ(R&D Systems)で24時間処理した。培地中の一酸化窒素濃度はGriess試薬系(Promega)を使用して決定した。細胞生存率はWST-1試薬(Roche)を使用して決定した。IC
50値を、細胞生存率に対して正規化されたIFNγ誘導性一酸化窒素産生の抑制に基づいて決定した。
【0110】
NQO1-AREルシフェラーゼレポーターアッセイ
このアッセイは、培養哺乳動物細胞中のNrf2転写因子の内在的活性の定量的評価を可能にする。NQO1-AREルシフェラーゼレポータープラスミドからのホタルルシフェラーゼの発現は、ヒトNADPH:キノンオキシドレダクターゼ1(NQO1)遺伝子のプロモーター領域内で同定された抗酸化応答エレメント(ARE)に対応する特異的エンハンサー配列にNrf2を結合させることで制御される(Xie et al., 1995)。プラスミドは、HindIII/XhoIクローニング部位を使用するpLuc-MCSベクター(ニュージャージー州ピスカタウェイ、GenScript Corp.)に、ヒトNQO1-AREを包含する配列
[この文献は図面を表示できません]
を挿入することで構築された。アッセイは、10% FBSならびにペニシリンおよびストレプトマイシン(各)100U/mlを補充したDMEM(Invitrogen)中で維持されたHuH7細胞において行われる。アッセイでは、細胞を96ウェルプレートに、ウェル当たり17,000細胞でプレーティングする。24時間後、リポフェクタミン2000形質移入試薬(Invitrogen)を使用して細胞にNQO1-AREレポータープラスミドおよびpRL-TKプラスミド各50ngを同時形質移入する。pRL-TKプラスミドは、ウミシイタケルシフェラーゼを構成的に発現させ、形質移入レベルの正規化用の内部標準として使用される。形質移入の30時間後、細胞を化合物(0〜1μMの範囲の濃度)で18時間処理する。ホタルおよびウミシイタケルシフェラーゼ活性をDual-Gloルシフェラーゼアッセイ(ウィスコンシン州マジソン、Promega Corp.)によってアッセイし、発光シグナルをL-Max IIルミノメーター(Molecular Devices)上で測定する。ホタルルシフェラーゼ活性をウミシイタケ活性に対して正規化し、正規化されたホタル活性の媒体対照(DMSO)に対する誘導倍率を計算する。濃度62.5nMでの誘導倍率を、Nrf2転写活性を誘導するための化合物の相対的効力を比較するために使用する。参照により本明細書に組み入れられるXie ら(1995)を参照。
【0111】
合成スキーム、試薬および収率
スキーム1
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NH
2OH-HCl、NaOAc、CH
2Cl
2、MeOH、70℃、1.5時間; b) AcOH、Ac
2O、室温、2時間; c) PhI(OAc)
2、Pd(OAc)
2、60℃、24時間、1より48%; d) K
2CO
3、MeOH、0℃〜室温、1時間、5について75%、6について11%。
【0112】
スキーム2
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NaHSO
3、EtOH水溶液、還流、3時間、85%; b) キシレン、還流、28時間、85%; c) HCO
2Et、NaOMe、0℃〜室温、2.5時間; d) NH
2OH-HCl、EtOH水溶液、55℃、3時間、7より76%; e) NaOMe、MeOH、55℃、2時間; f) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) Py、55℃、3.5時間、9より85%; g) LiI、DMF、150℃、4時間、64%。
【0113】
スキーム3
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) 塩化オキサリル、DMF(触媒)、CH
2Cl
2、0℃〜室温、2時間; b) EtNH
2、CH
2Cl
2、THF、0℃、30分、100%。
【0114】
スキーム4
TX63521の代替合成経路
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) LiI、DMF、150℃、5〜8時間、93%; b) (i) HCOOEt、NaOMe、MeOH、0℃〜室温、1時間; (ii) NH
2OH-HCl、55℃、3時間、80%; c) (i) (COCl)
2、CH
2Cl
2、DMF、0℃〜室温、2時間; (ii) EtNH
2、CH
2Cl
2、THF、0℃、40分、86%; d) NaOMe、MeOH、55℃、2時間、92%; e) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) Py、55℃、3時間、82%。
【0115】
スキーム5
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) イミダゾール、ベンゼン、10℃、70分、77%。
【0116】
スキーム6
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CF
3CH
2NH
2、CH
2Cl
2、室温、1時間、82%。
【0117】
スキーム7
TX63523の代替合成経路
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) (i) (COCl)
2、CH
2Cl
2、DMF、0℃〜室温、2時間; (ii) CF
3CH
2NH
2、CH
2Cl
2、0℃、90分、85%; d) NaOMe、MeOH、55℃、2時間、81%; e) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、3時間、86%。
【0118】
スキーム8
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) LiAlH
4、THF、0℃、7時間、59%; b) NBS、DME、H
2O、室温、30分、94%; c) NaOMe、MeOH、55℃、1時間、94%; d) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、3時間、80%; e) Ac
2O、ピリジン、CH
2Cl
2、室温、3時間、77%。
【0119】
スキーム9
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) IPh(OH)OTs、CH
2Cl
2、還流、1時間、TX63555について53%、TX63556について37%。
【0120】
スキーム10
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) MeOH中NH
3、THF、0℃、30分、95%; b) TFAA、Et
3N、CH
2Cl
2、0℃、15分、83%。
【0121】
スキーム11
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) AcNHNH
2、Et
3N、Et
2O、CH
2Cl
2、0℃〜室温、2.5時間、68%; b) TsOH、トルエン、還流、2時間、74%。
【0122】
スキーム12
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DPPA、Et
3N、トルエン、0℃〜室温、4時間、79%; b) トルエン、80℃、3時間、91%; c) MeCN、12N HCl、0℃〜室温、1時間、97%。
【0123】
スキーム13
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CH
3SO
2Cl、Et
3N、CH
2Cl
2、0℃、1時間、36%。
【0124】
スキーム14
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CH
3COCl、Et
3N、CH
2Cl
2、0℃、30分、96%。
【0125】
スキーム15
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CH
3CF
2COOH、DCC、DMAP、CH
2Cl
2、室温、16時間、81%; b) H
2、EtOAc、室温、2時間、85%。
【0126】
スキーム16
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) TMSCHN
2、MeOH、トルエン、0℃、1時間、96%; b) (i) (COCl)
2、DMSO、-78℃、1.5時間; (ii) Et
3N、室温、1時間; c) NaOMe、MeOH、室温、30分、24より収率76%; d) (i) NaOMe、MeOH、0℃〜室温、6時間; (ii) NH
2OH-HCl、55℃、16時間、83%; e) AcOH中39% AcOOH、AcOH、55℃、18時間、80%; f) HCOOEt、NaOMe、MeOH、55℃、1時間; g) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、3時間、28より90%; h) LiBr、NaOAc、DMAc、150℃、6時間、61%。
【0127】
スキーム17
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) (COCl)
2、CH
2Cl
2、DMF、0℃〜室温、2時間; b) EtNH
2、CH
2Cl
2、THF、0℃、30分、88%。
【0128】
スキーム18
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NaOMe、MeOH、THF、55℃、2時間、95%; b) DDQ、ベンゼン; c) Ac
2O、ピリジン、DMAP、CH
2Cl
2、室温、20分、TX63779について27より27%、TX63795について27より43%。
【0129】
スキーム19
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CF
3CH
2NH
2、CH
2Cl
2、0℃〜室温、2時間、62%。
【0130】
スキーム20
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) イミダゾール、ベンゼン、0℃〜室温、2時間、80%。
【0131】
スキーム21
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) モルホリン、CH
2Cl
2、0℃〜室温、1時間、68%。
【0132】
スキーム22
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NH
2OH-HCl、THF、H
2O、Et
3N、室温、1時間、48%。
【0133】
スキーム23
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NH
2OMe-HCl、THF、H
2O、Et
3N、室温、1時間、61%。
【0134】
スキーム24
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) MeOH中NH
3、MTBE、CH
2Cl
2、0℃〜室温、1時間、83%; b) TFAA、Et
3N、CH
2Cl
2、0℃、30分、75%。
【0135】
スキーム25
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) EtI、DBU、トルエン、50℃、2時間、61%。
【0136】
スキーム26
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) n-BuNH
2、CH
2Cl
2、0℃、30分、69%。
【0137】
スキーム27
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DIBAL-H、THF、0℃、2時間、96%; b) Ac
2O、ピリジン、DMAP、室温、10分、96%; c) AcOOH、AcOH、55℃、20時間、80%; d) NaOMe、MeOH、55℃、1時間、99%; e) (i) DBDMH、DMF、0℃、1.5時間; (ii) ピリジン、55℃、1.5時間、81%; f) Ac
2O、ピリジン、DMAP、CH
2Cl
2、室温、10分、99%。
【0138】
スキーム28
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) TFAA、Et
3N、CH
2Cl
2、0℃、1時間、87%。
【0139】
スキーム29
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) MeOTf、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルピリジン、CH
2Cl
2、室温、16時間、75%。
【0140】
スキーム30
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DMSO、AcOH、Ac
2O、室温、20時間、80%; b) DAST、NBS、4Å MS、CH
2Cl
2、0℃、50分、52%。
【0141】
スキーム31
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DCC、DMAP、CH
2Cl
2、室温、5時間、80%; b) Bu
3SnH、AIBN、ベンゼン、還流、25分、89%; c) NaOMe、MeOH、55℃、2時間、99%; d) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、2時間、84%。
【0142】
スキーム32
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DDQ、トルエン、マイクロ波、115℃、3時間、47%; b) NaOH、THF、EtOH、H
2O、室温、6時間; c) TMSCHN
2、トルエン、MeOH、-20℃、15分、2工程で42%; d) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、2時間、72%。
【0143】
スキーム33
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) CH
3CHN
2、CHCl
3、MTBE、0℃、15分、18%; b) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、2時間、68%。
【0144】
スキーム34
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) LiAlH
4、THF、0℃、3時間、47%; b) Ac
2O、ピリジン、DMAP、CH
2Cl
2、0℃、1時間、44について75%。
【0145】
スキーム35
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NaOMe、MeOH、55℃、1時間、60%; b) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、2時間、88%。
【0146】
スキーム36
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NMO、TPAP、4Å MS、CH
2Cl
2、室温、3時間、72%; b) NaOMe、MeOH、55℃、2時間、89%; c) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、1.5時間、86%; d) Ac
2O、ピリジン、DMAP、室温、30分、94%。
【0147】
スキーム37
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) LiAlH
4、THF、0℃、1時間、72%; b) (i) DAST、CH
2Cl
2、0℃、20分; (ii) シリカゲル; c) ジョーンズ試薬、アセトン、0℃、10分、49および50より39%; d) NaOMe、MeOH、55℃、2時間; e) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、1.5時間、52より81%。
【0148】
スキーム38
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) PyH
+Br
3-、MeCN、室温、3時間、66%; b) LiAlH
4、THF、0℃、1時間、55について46%、56について46%; c) NMO、TPAP、4Å MS、CH
2Cl
2、室温、1時間、86%; d) m-CPBA、Na
2HPO
4、CH
2Cl
2、室温、6時間、85%; e) NaOMe、MeOH、55℃、1時間、90%; f) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、3時間、94%; g) Ac
2O、BF
3-OEt
2、CH
2Cl
2、0℃、10分、34%。
【0149】
スキーム39
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) Cl
3CCONCO、CH
2Cl
2、室温、2時間; b) K
2CO
3、MeOH、室温、1時間、2工程で61%。
【0150】
スキーム40
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NaOMe、MeOH、55℃、1時間、81%; b) (i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; (ii) ピリジン、55℃、3時間、80%。
【0151】
スキーム41
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) ヨウ化アルキル(RI)、DBU、トルエン、TX63820: 室温、21時間、18.4%; TX63821: 室温、18時間、次に80℃、2時間、75%。
【0152】
スキーム42
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) (COCl)
2、DMF(触媒)、CH
2Cl
2、室温、2時間; (b) R
1R
2NH、反応条件: 詳細は実験を参照。
【0153】
スキーム43
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) H
2NNHCOR、DCM、TEA、室温、TX63784: 72%、TX63785: 47%; b) TsOH-H
2O、トルエン、還流、-H
2O、TX63789: 34%、TX63790: 51%。
【0154】
スキーム44
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) アセトアミドオキシム、DCM、TEA、室温、61%; b) EtOAc、トルエン、200℃、マイクロ波、20分、24%。
【0155】
スキーム45
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) MMC、DMF、110℃、N
2スパージ、99%; b) TMSCHN
2、THF、MeOH、0℃; c) (i) PhSeCl、ピリジン、DCM、0℃; (ii) H
2O
2、0℃、67%; d) KOH、H
2O、MeOH、還流、61%; e) NH
3、MeOH、室温、40%。
【0156】
スキーム46
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) N-Boc-Gly-OH、EDC、DMAP、DCM、室温、85%; b) HCl、DCM、1,4-ジオキサン、室温、85%。
【0157】
スキーム47
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) (i) PhSeCl、EtOAc、室温〜-20℃; (ii) H
2O
2、THF、室温、55%; b) I
2、ピリジン、THF、還流、60%。
【0158】
スキーム48(a)
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
スキーム48(b)
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) LAH、THF、0℃〜室温; b) TEMPO、PhI(OAc)
2、CH
2Cl
2、H
2O、室温、27%; c) ホスホノ酢酸トリエチル、NaH、0℃〜室温、67%; d) TPAP、NMO、CH
2Cl
2、4 AMS、室温、88%; e) Pd/C、H
2、THF、室温; f) EtOCHO、NaOMe、MeOH、室温; g) (i) NH
2OH・HCl、EtOH、H
2O、55℃、(ii) HCl、MeOH、室温、80%; h) NaOMe、MeOH、55℃; i) (i) DBDMH、DMF、0℃、(ii) ピリジン、55℃、82%; j) HCl、H
2O、MeCN、65℃、93%; k) アミンまたはアミン-HCl、EDCI、TEA、DMAP、CH
2Cl
2、室温、TX63888: 69%、TX63893: 74%、TX63886: 76%、TX63887: 77%、TX63889: 84%、TX63890: 79%、TX63892: 85%、TX63914: 75%。
【0160】
スキーム49
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) AcNHNH
2、EDC、TEA、DMAP、DCM、室温、74%; b) TsOH-H
2O、トルエン、還流、-H
2O、73%。
【0161】
スキーム50
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) DIBAL-H、THF、0℃〜室温; b) NBS、DME、H2O、室温、81%; c) NaOMe、MeOH、室温、67%; d) DBDMH、DMF、0℃; 次にピリジン、55℃、83%; e) Ac
2O、TEA、DMAP、DCM、室温、95%。
【0162】
スキーム51
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) MePTf、2,6-tBu-4-Me-ピリジン、DCM、室温、73%。
【0163】
スキーム52
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) EtNCO、トルエン、室温、73%。
【0164】
スキーム53
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) SeO
2、1,4-ジオキサン、12%。
【0165】
スキーム54
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) XeF
2、CH
2Cl
2、室温、16時間、9%。
【0166】
スキーム55
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) NH
2OH-HCl、NaOAc、CH
2Cl
2、MeOH、60℃、1.5時間; b) i) AcOH、Ac
2O、室温、1時間; ii) PhI(OAc)
2、Pd(OAc)
2、ClCH
2CH
2Cl、60℃、15時間、次に80℃、6時間、7より44%; c) K
2CO
3、MeOH、0℃〜室温、1.5時間; d) NaHSO
3、EtOH水溶液、80℃、4時間、78より73%; e) ジョーンズ試薬、0℃; f) 80℃、2時間、次に120℃、30分、減圧、81より80%; g) i) HCO
2Et、NaOMe、0℃〜室温、5時間; ii) NH
2OH-HCl、EtOH水溶液、55℃、18時間、45%; h) NaOMe、MeOH、55℃、3.5時間、51%; i) DBDMH、DMF、0℃、1時間; Py、55℃、3時間、81%。
【0167】
スキーム56
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) ROH、ベンゼン、85℃、20時間。
【0168】
スキーム57
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) R
1R
2NH、THF、0℃〜室温、2〜20時間。
【0169】
スキーム58
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) RCl、TEA、DCM、0℃または室温、1〜2時間。
【0170】
スキーム59
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) HCOOAc、TEA、DCM、0℃、1時間、68%。
【0171】
スキーム60
[この文献は図面を表示できません]
試薬および条件: a) T3P、TEA、DCM、RCOOH、室温、2時間、TX63799: 20%、TX63866: 42%。
【0172】
化合物および中間体の合成および特性決定
化合物2:
化合物1(40g、83.0mmol)、NH
2OH-HCl(13.33g、191.8mmol)、NaOAc(15.60g、190.2mmol)、CH
2Cl
2(400mL)およびMeOH(400mL)を2Lフラスコ中で混合した。不均一反応混合物を70℃(油浴温度)で1.5時間攪拌した後、室温に冷却した。溶媒をロータリーエバポレーター上で除去した。残渣をCH
2Cl
2に溶解させ、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物を白色泡状固体として得た。粗生成物をCH
2Cl
2に溶解させ、CH
2Cl
2/EtOAc(1:1、1L)で溶離する2インチシリカゲルパッドを通じて溶液を濾過した。濾液および洗浄液を一緒にし、濃縮してオキシム2(43.44g)を白色泡状固体として得た。m/z 498.3 (M+1)。
【0173】
化合物3:
上記で得られた化合物2(43.44g、87.22mmol)をAcOH(217mL)およびAc
2O(217mL)に溶解させ、反応液を室温で2時間攪拌した。PhI(OAc)
2(42.13g、131mmol)およびPd(OAc)
2(0.98g、4.37mmol、0.05当量)を加えた。フラスコを封止し、混合物を60℃油浴中で24時間加熱した。室温に冷却後、トルエンを加え、AcOHの大部分をロータリーエバポレーター上でのトルエンとの共沸蒸発により除去した。得られた赤色油状物をNaHCO
3(150g)の水(500mL)中懸濁液にゆっくりと注いだ。混合物を室温で15分間攪拌した後、CH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物をNaHCO
3水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して生成物3(23.56g、1より収率47.5%)を黄色泡状固体として得た。化合物3はC4ジアステレオマーの4.4:1混合物である。m/z 598.4 (M+1)、538.4 (M-OAc)。
【0174】
化合物4および5:
化合物3(23.56g、39.4mmol)のMeOH(390mL)溶液にK
2CO
3(27.38g、197.1mmol)を0℃で加えた。反応液を室温で1時間攪拌した後、溶媒をロータリーエバポレーター上で除去した。残渣をCH
2Cl
2および12N HCl(33mL、396mmol)で処理した。混合物を5分間攪拌した後、分液漏斗に移し、CH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜70% EtOAcで溶離)で精製して生成物4(15.25g、収率75%)を明黄色固体として得た。m/z 514.1 (M+1)。カラムからは生成物5(2.20g、収率11%)も黄色泡状物として得た。m/z 514.1 (M+1)。
【0175】
化合物6:
化合物4(17.25g、33.6mmol)、NaHSO
3(12.21g、117.4mmol)、EtOH(135mL)および水(68mL)を混合し、80℃油浴中で3時間加熱した。さらなる量のNaHSO
3(3.49g、33.6mmol)を加え、反応液をさらに1時間加熱した。EtOHをロータリーエバポレーター上で除去した後、残渣をEtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得て、これをCH
2Cl
2に溶解させ、CH
2Cl
2/EtOAc(1:1、800mL)で溶離する1インチシリカゲルパッドを通じて濾過した。濾液を濃縮して化合物6(14.20g、収率85%)を白色固体として得た。m/z 499.3 (M+1)。
【0176】
化合物7:
化合物6(14.20g、28.5mmol)をキシレン(600mL)に溶解させ、還流温度で28時間加熱した。反応液を室温に冷却した後、溶媒をロータリーエバポレーター上で除去して粗生成物7を黄色固体として得た。粗生成物7をCH
2Cl
2(50mL)およびEtOH(50mL)に溶解させ、溶液をロータリーエバポレーター上で、CH
2Cl
2の大部分が除去されるまで蒸発させた。さらなる量のEtOH(25mL)を加えた。不均一混合物を還流温度で10分間加熱した後、室温で1時間静置した。析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物7(11.40g、収率85%)を白色固体として得た。化合物7は2つのC4エピマーの15:1混合物である。m/z 469.3 (M+1)。
【0177】
化合物8:
化合物7(4.02g、8.57mmol)のTHF(8.6mL)溶液にNaOMe(29.40mL、128.6mmol)を0℃で加えた。反応液を10分間攪拌した後、HCO
2Et(20.70mL、257.4mmol)で処理し、周囲温度で2.5時間攪拌した。混合物を0℃に冷却した後、MTBE(90mL)および12N HCl(11mL)を加えた。混合物を2分間攪拌し、水とEtOAcとの間で分配した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物8を桃色泡状固体として得た。m/z 497.3 (M+1)。
【0178】
化合物9:
上記で得られた化合物8、NH
2OH-HCl(900mg、12.9mmol)、EtOH(86mL)および水(8.6mL)を混合し、55℃で3時間加熱した。EtOHをロータリーエバポレーター上で除去した後、残渣をCH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をEtOH(20mL)によって還流温度で20分間トリチュレートし、混合物を室温で2時間静置した。析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物9(2.40g、7より収率57%)を白色固体として得た。母液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製して2回目の生成物9(820mg、7より収率19%)を白色固体として得た。化合物9: m/z 494.3 (M+1)。
【0179】
化合物10(TX63778):
化合物9(3.195g、6.47mmol)のMeOH(65mL)懸濁液にNaOMe(2.05mL、8.96mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で2時間加熱した後、室温に冷却した。MTBEを加え、混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物10を帯黄白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0180】
化合物TX63435:
上記で得られた化合物10のDMF(25mL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(939mg、3.28mmol)のDMF(10mL)溶液を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(1.68mL、20.8mmol)を加えた。反応液を55℃で3.5時間加熱し、室温に冷却した。混合物をEtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製してTX63435(2.727g、9より収率85%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
化合物TX63520:
化合物10(2.727g、5.54mmol)のDMF(40mL)溶液にLiI(14.85g、110.8mmol)を室温で加えた。反応液を150℃で4時間N
2を吹き込みながら加熱した後、冷却し、EtOAcで希釈した。混合物を1N HCl水溶液および水で洗浄した。水性洗浄液を再度EtOAcで抽出した。一緒にしたEtOAc抽出物をNa
2SO
3水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2上0%〜10% MeOHで溶離)で精製してTX63520(1.700g、収率64%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
化合物TX63521:
TX63520(660mg、1.38mmol)のCH
2Cl
2(28mL)溶液に塩化オキサリル(0.35mL、4.13mmol)およびDMF(11μL、0.14mmol)を0℃で順次加えた。反応液を周囲温度で2時間攪拌した後、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をトルエン(3x10mL)と共蒸発させて残留塩化オキサリルを除去した。化合物11を明黄色泡状固体として得た。
【0183】
酸塩化物11をCH
2Cl
2(14mL)に溶解させ、0℃に冷却した。EtNH
2(THF中2.0M溶液、2.07mL、4.14mmol)を加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した後、分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製してTX63521(704mg、100%)を、少量の不純物が混入した白色固体として得た。得られたTX63521をEtOH(5mL)による55℃で10分間のトリチュレーションでさらに精製した。混合物を室温で1時間静置した後、白色析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させてTX63521(504mg)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0184】
化合物12:
化合物7(11.88g、25.3mmol)のDMF(180mL)溶液にLiI(67.89g、506.6mmol)を室温で加えた。混合物を150℃で7.5時間N
2を吹き込みながら加熱した。反応液を冷却した後、EtOAcで希釈し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。水性洗浄液を再度EtOAcで抽出した。一緒にしたEtOAc抽出物をNa
2SO
3水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、ロータリーエバポレーター上で約40mLに濃縮した。黄色不均一混合物を20分間還流させた後、室温で5時間静置した。析出物を濾取し、EtOAc/ヘキサン(1:1)で洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物12(9.15g、収率79%)を白色固体として得た。母液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製して2回目の化合物12(1.65g、収率14%)を白色固体として得た。化合物12: m/z 455.3 (M+1)。
【0185】
化合物13:
化合物12(11.54g、25.4mmol)のHCO
2Et(61mL、758.4mmol)懸濁液にNaOMe(87mL、380.5mmol)を0℃で加えた。反応液を周囲温度で1時間攪拌した後、0℃に冷却した。MTBE(250mL)および6N HCl水溶液(67.6mL、405.6mmol)を順次加えた。5分間攪拌後、混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物を1N HCl水溶液および水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。
【0186】
残渣をNH
2OH-HCl(2.66g、38.3mmol)、EtOH(250mL)および水(25mL)と混合し、55℃で3時間加熱した。EtOHをロータリーエバポレーター上で除去した後、残渣をCH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物を桃色固体として得た。粗生成物7をEtOAc(25mL)によって還流温度で10分間トリチュレートし、混合物を室温で2時間静置した。析出物を濾取し、EtOAc/ヘキサン(1:1)で洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物13(9.70g、収率80%)を明桃色固体として得た。m/z 480.3 (M+1)。
【0187】
化合物14:
化合物13(6.25g、13.0mmol)のCH
2Cl
2(130mL)溶液に塩化オキサリル(3.31mL、39.0mmol)およびDMF(0.10mL、1.29mmol)を0℃で順次加えた。反応液を周囲温度で2時間攪拌した後、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をトルエン(3x50mL)と共蒸発させて残留塩化オキサリルを除去した。粗酸塩化物を明褐色固体として得た。
【0188】
酸塩化物をCH
2Cl
2(130mL)に溶解させ、0℃に冷却した。EtNH
2(THF中2.0M溶液、19.5mL、39.0mmol)を加え、反応液を0℃で40分間攪拌した。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物を最小量のCH
2Cl
2に溶解させ、EtOH(10mL)を加えた。混合物を還流温度で10分間加熱してCH
2Cl
2を蒸発させた後、4℃で16時間静置した。析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物14(5.66g、収率86%)を白色固体として得た。m/z 507.3 (M+1)。
【0189】
化合物15:
化合物14(5.66g、11.2mmol)のMeOH(112mL)溶液にNaOMe(5.11mL、22.3mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で2時間加熱した後、室温に冷却した。MTBE(200mL)を加え、混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。水性洗浄液を再度EtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物15を白色固体として得た。粗生成物15をEtOAc(20mL)によって還流温度で5分間トリチュレートし、室温で2時間静置した。析出物を濾取し、EtOAcで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物15(5.22g、収率92%)を白色固体として得た。化合物15はA環エノール異性体およびケトン異性体の1.75:1混合物である。m/z 507.3 (M+1)。
【0190】
化合物TX63521およびTX63597:
化合物15(5.218g、10.3mmol)のDMF(25mL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(1.472g、5.15mmol)のDMF(26mL)溶液を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(2.50mL、31.0mmol)を加え、混合物を55℃で3時間加熱した。室温に冷却後、反応液をEtOAc(300mL)で希釈し、分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、1:1 EtOAc:CH
2Cl
2(400mL)で溶離するシリカゲルパッドを通じて濾過した。濾液を濃縮して粗生成物を得て、これをCH
2Cl
2/EtOHからトリチュレートしてTX63521(4.37g、収率84%)を白色固体として得た。m/z 505.3 (M+1)。母液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、(10:1 ヘキサン:CH
2Cl
2)中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して2回目のTX63521(0.67g、収率12%)を白色固体として得た。母液からは化合物TX63597(12mg、収率2%)も白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
化合物TX63522:
化合物11(184mg、0.37mmol)のベンゼン(3.7mL)溶液にイミダゾール(75mg、1.10mmol)を10℃で加えた。反応液を40分間攪拌した後、さらなる量のイミダゾール(25mg、0.37mmol)を加えた。反応液をさらに30分間攪拌し続けた後、EtOAcで希釈した。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製してTX63522(150mg、収率77%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
化合物TX63523:
化合物11(600mg、1.21mmol)のCH
2Cl
2(12mL)溶液にCF
3CH
2NH
2(359mg、3.62mmol)を室温で加えた。反応液を1時間攪拌した後、EtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をEtOHによって55℃で10分間トリチュレートした。混合物を室温で1時間静置した後、白色析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させてTX63523(320mg、収率47%)を白色固体として得た。母液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して2回目のTX63523(235mg、収率35%)を白色固体として得た。化合物TX63523:
[この文献は図面を表示できません]
【0193】
化合物16:
化合物13(3.99g、8.32mmol)のCH
2Cl
2(83mL)溶液に塩化オキサリル(2.10mL、24.8mmol)および触媒量のDMFを0℃で順次加えた。反応液を周囲温度で2時間攪拌した後、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をトルエン(3x30mL)と共蒸発させて残留塩化オキサリルを除去した。粗酸塩化物を明褐色固体として得た。
【0194】
酸塩化物をCH
2Cl
2(83mL)に溶解させ、0℃に冷却した。CF
3CH
2NH
2(1.90mL、24.9mmol)を加え、反応液を0℃で90分間攪拌した。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物16(3.95g、収率85%)を白色固体として得た。m/z 561.3 (M+1)。
【0195】
化合物17:
化合物16(3.95g、7.04mmol)のMeOH(70mL)溶液にNaOMe(2.30mL、10.1mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で2時間加熱した後、室温に冷却した。MTBE(200mL)を加え、混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜60% EtOAcで溶離)で精製して化合物17(3.18g、収率81%)を白色固体として得た。m/z 561.3 (M+1)。
【0196】
化合物TX63523:
化合物17(4.80g、8.55mmol)のDMF(20mL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(1.22g、4.27mmol)のDMF(15mL)溶液を0℃でシリンジを経由して加えた。シリンジをDMF(8mL)ですすぎ、反応混合物に加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(2.07mL、25.7mmol)を加え、混合物を55℃で3時間加熱した。室温に冷却後、反応液をEtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗化合物TX63523(4.70g、収率98%)を明黄色固体として得た。粗化合物TX63523をCH
2Cl
2(30mL)およびEtOH(15mL)に溶解させた。CH
2Cl
2の大部分が除去されるまで溶液をロータリーエバポレーター上で蒸発させた。不均一混合物を還流温度で20分間加熱し、室温で1時間静置した。析出物を濾取し、EtOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物TX63523(4.04g、収率86%)を白色固体として得た。m/z 559.2 (M+1)。
【0197】
化合物18:
化合物9(100mg、0.20mmol)のTHF(4.0mL)溶液にLiAlH
4(THF中2.0M、0.30mL、0.60mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で4時間攪拌した後、さらなる量のLiAlH
4(THF中2.0M、0.10mL、0.20mmol)を加えた。反応液をさらに2時間攪拌した後、EtOHの添加により反応停止させた。EtOAcを加え、混合物を1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜80% EtOAcで溶離)で精製して化合物18(56mg、収率59%)を白色泡状固体として得た。m/z 468.3 (M+1)。
【0198】
化合物19:
化合物18(53mg、0.11mmol)のDME(1mL)および水(0.1mL)溶液にNBS(30mg、0.17mmol)を室温で加えた。反応液を遮光しながら室温で25分間攪拌した後、Na
2SO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜60% EtOAcで溶離)で精製して化合物19(50mg、収率94%)を白色泡状固体として得た。m/z 466.3 (M+1)。
【0199】
化合物20:
化合物19(50mg、0.11mmol)のMeOH(1.1mL)溶液にNaOMe(37μL、0.16mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、室温に冷却した。MTBEを加え、混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜80% EtOAcで溶離)で精製して化合物20(47mg、収率94%)を白色泡状固体として得た。m/z 466.3 (M+1)。
【0200】
化合物TX63545:
化合物20(46mg、0.099mmol)のDMF(0.3mL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(14mg、0.049mmol)のDMF(0.2mL)溶液を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(24μL、0.30mmol)を加えた。反応液を55℃で3時間加熱し、室温に冷却した。混合物をEtOAcで希釈し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜80% EtOAcで溶離)で精製してTX63545(37mg、収率80%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
化合物TX63546:
化合物TX63545(10.7mg、0.023mmol)およびピリジン(19μL、0.23mmol)のCH
2Cl
2(0.23mL)溶液にAc
2O(11μL、0.12mmol)を室温で加えた。反応液を室温で3時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜80% EtOAcで溶離)で精製してTX63546(9mg、収率77%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
化合物TX63555およびTX63556:
TX63520(65mg、0.14mmol)、IPh(OH)(OTs)(64mg、0.16mmol)およびCH
2Cl
2(2.7mL)を混合し、還流温度で1時間加熱した。室温に冷却後、混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜70% EtOAcで溶離)で精製してTX63555(34mg、収率53%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
カラムからはTX63556(24mg、37%)も白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
化合物TX63557:
化合物11(104mg、0.21mmol)のTHF(2.1mL)溶液にNH
3(MeOH中2.0M、0.50mL、1.00mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製してTX63557(95mg、収率95%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
化合物TX63558:
TX63557(70mg、0.15mmol)のCH
2Cl
2溶液にEt
3N(51μL、0.37mmol)およびTFAA(30μL、0.22mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で15分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、CH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製してTX63558(51mg、収率83%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0206】
化合物21:
化合物11(176mg、0.35mmol)のエーテル(3.0mL)中混合物を0℃に冷却した。Et
3N(99μL、0.71mmol)とCH
2Cl
2(8mL)中AcNHNH
2(40mg、0.53mmol)とを順次加えた。反応液を室温で30分間攪拌した後、さらなる量のAcNHNH
2(40mg、0.53mmol)を加えた。さらに2時間攪拌後、混合物をEtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して化合物21(130mg、収率68%)を白色泡状固体として得た。m/z 534.2 (M+1)。
【0207】
化合物TX63616:
化合物21(28mg、0.052mmol)、TsOH・H
2O(5mg、0.026mmol)およびトルエン(2mL)の混合物をディーン・スターク装置によって還流温度で2時間加熱した。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜65% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63616(20mg、収率74%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
化合物22:
化合物TX63520(76mg、0.16mmol)のトルエン(1.6mL)溶液にEt
3N(0.44mL、3.16mmol)およびDPPA(103μL、0.48mmol)を0℃で順次加えた。反応液を室温で4時間攪拌した後、溶媒を蒸発により除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAc)で精製してアジド22(63mg、79%)を白色泡状固体として得た。m/z 503.2 (M+1)。
【0209】
化合物TX63618:
化合物22(63mg、0.13mmol)のトルエン(5mL)溶液を80℃で3時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0〜3% EtOAc)で精製して化合物TX63618(54mg、91%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0210】
化合物TX63620:
化合物TX63618(49mg、0.10mmol)のMeCN(0.5mL)溶液に12N HCl水溶液(0.5mL、6.00mmol)を0℃で加え、反応液を室温で1時間攪拌した。CH
2Cl
2および10% NaOH水溶液(2.4mL、6.00mmol)を加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物TX63620(45mg、収率97%)を帯黄白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
化合物TX63621:
化合物TX63620(19mg、0.042mmol)のCH
2Cl
2(0.42mL)溶液にEt
3N(59μL、0.42mmol)およびMeSO
2Cl(5μL、0.064mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX63621(8mg、36%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
化合物TX63622:
化合物TX63620(19mg、0.042mmol)のCH
2Cl
2(0.42mL)溶液にEt
3N(18μL、0.13mmol)およびAcCl(6μL、0.085mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX63622(20mg、96%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
化合物TX63682:
TX63620(77mg、0.17mmol)、CH
3CF
2CO
2H(22.7mg、0.21mmol)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させた。DCC(53mg、0.26mmol)およびDMAP(8.4mg、0.069mmol)を加えた。反応液を室温で16時間攪拌した。反応混合物を濾過した。濾液をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜40% EtOAcで溶離)で精製してTX63682(75mg、収率81%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0214】
化合物TX63984:
TX63682(100mg、0.18mmol)のEtOAc(2mL)溶液に10% Pd/C(30mg)を加えた。混合物を室温で2時間水素化(バルーン)した後、シリカゲルパッドを通じた濾過により触媒を除去した。濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAcで溶離)で精製してTX63984(85mg、収率85%)を白色固体として得た。ケトン異性体:エノール異性体の3:1混合物、m/z = 543.3 (M+1); ケトン異性体:
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
化合物24:
化合物23(10.00g、21.16mmol)のトルエン(150mL)およびMeOH(50mL)中混合物にTMSCHN
2(エーテル中2.0M溶液、10.60mL、21.20mmol)を0℃で加えた。不均一反応混合物を0〜10℃で1時間攪拌した後、さらなる量のTMSCHN
2(エーテル中2.0M溶液、5.30mL、10.60mmol)を加えた。さらに1時間後、反応液をAcOHで反応停止させた。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をEtOHで再結晶させて化合物24(5.20g、収率51%)を白色固体として得た。母液を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して2回目の化合物24(4.60g、収率45%)を白色固体として得た。m/z 487.3 (M+1)、451.4。
【0216】
化合物25:
塩化オキサリル(4.02mL、47.51mmol)のCH
2Cl
2(50mL)溶液にDMSO(6.75mL、95.03mmol)を-78℃で滴下した。30分間攪拌後、CH
2Cl
2(45mL)中化合物24(4.63g、9.51mmol)を-78℃で加えた。さらに1時間攪拌後、反応液をEt
3N(26.5mL、190.2mmol)で処理し、周囲温度で30分間攪拌し続けた。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物25を得た。m/z = 483.3 (M+1)。化合物25をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0217】
化合物26:
化合物25のMeOH(95mL)中混合物にNaOMe(3.30mL、14.43mmol)を室温で加えた。30分間攪拌後、反応液を0℃に冷却した。MTBEおよび6N HCl水溶液(2.50mL、15.00mmol)を加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。水性洗浄液をEtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をCH
2Cl
2(30mL)およびEtOH(30mL)に溶解させた。溶液をロータリーエバポレーター上で蒸発させてCH
2Cl
2を除去した。白色スラリーを室温で60時間静置した後、析出物を濾取し、EtOHで洗浄して化合物26(3.29g、24より収率76%)を白色固体として得た。m/z = 455.3 (M+1)。
【0218】
化合物27:
化合物26(3.29g、7.24mmol)およびHCO
2Et(17.4mL、216.3mmol)の混合物にNaOMe(24.80mL、108.5mmol)を0℃で加えた。反応液を室温で1時間攪拌した後、THF(5mL)を加えた。さらに2時間後、THF(5mL)を再度加え、反応液をさらに3時間攪拌した。反応液を0℃に冷却した。MTBEおよび6N HCl(19mL、114mmol)を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をNH
2OH-HCl(760mg、10.94mmol)、EtOH(162mL)および水(8mL)と混合し、反応液を55℃で16時間攪拌した。EtOHをロータリーエバポレーター上で除去した後、残渣をEtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をMeOH(10mL)によって還流温度で10分間トリチュレートし、混合物を室温で1時間静置した。析出物を濾取し、MeOHで洗浄し、16時間減圧乾燥させて化合物27(2.87g、収率83%)を帯黄白色固体として得た。m/z 480.3 (M+1)。
【0219】
化合物28:
化合物27(1.00g、2.08mmol)のAcOH(10.4mL)溶液にAcO
2H(AcOH中39%、410μL、3.15mmol)を室温で加えた。55℃で18時間加熱後、反応液を室温に冷却し、Na
2SO
3水溶液で処理した。生成物をCH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物をNa
2SO
3水溶液およびNaHCO
3水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜25% EtOAcで溶離)で精製して化合物28(825mg、収率80%)を白色固体として得た。m/z 496.3 (M+1)。
【0220】
化合物29:
化合物28(823mg、1.67mmol)およびMeOH(17mL)の混合物にNaOMe(570μL、2.49mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物29を白色固体として得た。m/z = 496.3 (M+1)。化合物29をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0221】
化合物TX63749:
シアノケトン29のDMF(4.25mL)溶液にDBDMH(236mg、0.83mmol)のDMF(4mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(0.40mL、4.96mmol)を加えた。反応液を55℃で3時間加熱した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をCH
2Cl
2/EtOHでトリチュレートして化合物TX63749(744mg、28より収率90%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
化合物TX63797:
TX63749(684mg、1.39mmol)、NaOAc(280mg、3.41mmol)およびDMAc(14mL)の混合物にLiBr(1.20g、13.82mmol)を室温で加えた。不均一混合物を150℃でN
2を吹き込みながら6時間加熱した。反応液を冷却し、EtOAcで希釈した。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAc、次にCH
2Cl
2中0〜5% MeOHで溶離)で精製して化合物TX63797(404mg、収率61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
化合物30:
TX63797(407mg、0.85mmol)のCH
2Cl
2(17mL)溶液に塩化オキサリル(0.22mL、2.60mmol)および触媒量のDMFを0℃で順次加えた。反応液を周囲温度で2時間攪拌した後、ロータリーエバポレーター上で濃縮した。残渣をトルエン(3x10mL)と共沸させて残留塩化オキサリルを除去した。化合物30(490mg)を明黄色泡状固体として得た。化合物30をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0224】
化合物TX63680:
化合物30(mg、mmol)のCH
2Cl
2( mL)溶液にEtNH
2(THF中2.0M溶液、mL、mmol)を0℃で加えた。0℃で30分間攪拌後、反応液を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜70% EtOAcで溶離)で精製してTX63680(18mg、収率88%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
化合物31:
化合物27(100mg、0.21mmol)およびMeOH(2.1mL)の混合物にNaOMe(71μL、0.31mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で10分間加熱した後、THF(0.4mL)を加えた。反応液をさらに2時間加熱し、室温に冷却した。MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物31(95mg、収率95%)を白色固体として得た。m/z 480.3 (M+1)。
【0226】
化合物TX63779およびTX63795:
化合物31(95mg、19.8mmol)のベンゼン(2mL)溶液にDDQ(47mg、0.21mmol)を室温で加えた。反応液を20分間還流させた後、室温に冷却した。MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、有機層がほぼ無色になるまでNaHCO
3水溶液で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、EtOAc/ヘキサン(1/1)で溶離するシリカゲルパッドを通じて濾過した。濾液を濃縮した。残渣をCH
2Cl
2(0.5mL)に溶解させ、Ac
2O(0.1mL、1.06mmol)、ピリジン(0.2mL、2.48mmol)および触媒量のDMAPで処理した。反応液を室温で20分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜25% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63779(26mg、収率27%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0227】
カラムからは化合物TX63795(44mg、収率43%)も白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0228】
化合物TX63807:
化合物30(40mg、0.08mmol)のCH
2Cl
2(0.80mL)溶液にCF
3CH
2NH
2(19μL、0.24mmol)を0℃で加えた。周囲温度で2時間攪拌後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜15% EtOAcで溶離)で精製してTX63807(28mg、収率62%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
化合物TX63811:
化合物30(40mg、0.08mmol)のベンゼン(0.80mL)溶液にイミダゾール(16mg、0.24mmol)を0℃で加えた。周囲温度で2時間攪拌後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜65% EtOAcで溶離)で精製してTX63811(34mg、収率80%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
化合物TX63812:
化合物30(40mg、0.08mmol)のCH
2Cl
2(0.80mL)溶液にモルホリン(27μL、0.25mmol)を0℃で加えた。周囲温度で1時間攪拌後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜60% EtOAcで溶離)で精製してTX63812(30mg、収率68%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
化合物TX63814:
化合物30(50mg、0.10mmol)のTHF(1mL)および水(0.1mL)溶液にEt
3N(56μL、0.40mmol)およびNH
2OH-HCl(21mg、0.30mmol)を室温で順次加えた。反応液を1時間攪拌した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して、いくらかの不純物が混入したTX63814を得た。化合物を再度カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜5% MeOHで溶離)で精製してTX63814(24mg、収率48%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
化合物TX63815:
化合物30(50mg、0.10mmol)のTHF(1mL)および水(0.1mL)溶液にEt
3N(56μL、0.40mmol)およびNH
2OMe-HCl(25mg、0.30mmol)を室温で順次加えた。反応液を1時間攪拌した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜65% EtOAcで溶離)で精製してTX63815(31mg、収率61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
化合物TX63816:
化合物30(150mg、0.30mmol)のMTBE(3mL)およびCH
2Cl
2(3mL)溶液にNH
3(MeOH中2.0M、0.45mL、0.90mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で、次に室温で1時間攪拌した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製してTX63816(120mg、収率83%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0234】
化合物TX63817:
TX63816(90mg、0.19mmol)のCH
2Cl
2(1.9mL)溶液にEt
3N(65μL、0.47mmol)およびTFAA(39μL、0.28mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、CH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製してTX63817(65mg、収率75%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
化合物TX63842:
DBU(14μL、0.09mmol)、EtI(6.7μL、0.08mmol)、化合物TX63797(40mg、0.083mmol)およびトルエン(0.83mL)の混合物を50℃で2時間加熱した。室温に冷却後、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製してTX63842(26mg、収率61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
化合物TX63843:
化合物30(50mg、0.10mmol)のCH
2Cl
2(1.0mL)溶液にn-BuNH
2(30μL、0.30mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で30分間攪拌した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜40% EtOAcで溶離)で精製してTX63843(37mg、収率69%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
化合物32:
化合物27(1.00g、2.08mmol)のTHF(20mL)溶液にDIBAL-H(トルエン中1.0M溶液、7.3mL、7.30mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で2時間攪拌した後、水(1mL)および1N HCl水溶液(50mL)を順次加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物32(0.90g、収率96%)を白色固体として得た。m/z = 452.3 (M+1)。
【0238】
化合物33:
化合物32(400mg、0.88mmol)のピリジン(1.6mL)溶液にAc
2O(0.8mL、8.47mmol)およびDMAP(10mg、0.08mmol)を室温で加えた。反応液を室温で10分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させた。溶液をシリカゲルパッドを通じて濾過し、濃縮して化合物33(420mg、収率96%)を白色固体として得た。m/z = 494.3 (M+1)。
【0239】
化合物34:
化合物33(533mg、1.08mmol)のAcOH(5.4mL)溶液にAcO
2H(AcOH中39%、210μL、1.62mmol)を室温で加えた。55℃で7時間加熱した後、さらなる量のAcO
2H(AcOH中39%、100μL、0.77mmol)を加えた。さらに13時間後、反応液を室温に冷却し、Na
2SO
3水溶液で処理した。生成物をCH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物をNa
2SO
3水溶液およびNaHCO
3水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜40% EtOAcで溶離)で精製して化合物34(440mg、収率80%)を白色固体として得た。m/z 510.3 (M+1)。
【0240】
化合物35:
化合物34(315mg、0.62mmol)およびMeOH(6mL)の混合物にNaOMe(0.35mL、1.53mmol)を室温で加えた。55℃で2時間加熱した後、反応液を室温に冷却した。MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAcで溶離)で精製して化合物35(290mg、収率99%)を白色固体として得た。m/z 468.3 (M+1)。
【0241】
化合物TX63839:
化合物35(290mg、0.62mmol)のDMF(1.5mL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(81mg、0.28mmol)のDMF(1.5mL)溶液を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(200μL、2.48mmol)を加えた。反応液を55℃でさらに1.5時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜65% EtOAcで溶離)で精製してTX63839(235mg、収率81%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
化合物TX63840:
化合物TX63839(25mg、0.05mmol)およびピリジン(0.2mL)のCH
2Cl
2(0.5mL)溶液にAc
2O(50μL、0.47mmol)および触媒量のDMAPを室温で加えた。反応液を室温で10分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜10% EtOAcで溶離)で精製してTX63840(28mg、収率99%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
化合物TX63841:
化合物TX63839(43mg、0.09mmol)およびEt
3N(39μL、0.28mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液にTFAA(26μL、0.18mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製してTX63841(45mg、収率87%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
化合物TX63858:
化合物TX63839(40mg、0.09mmol)および2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルピリジン(35mg、0.17mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液にメチルトリフレート(17μL、0.15mmol)を0℃で加えた。周囲温度で16時間攪拌後、反応液をNaHCO
3水溶液の添加により反応停止させた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜40% EtOAcで溶離)で精製してTX63858(31mg、収率75%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
化合物TX63859:
化合物TX63839(85mg、0.18mmol)、DMSO(2.2mL)、AcOH(2.2mL)およびAc
2O(1.1mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液(80mL)に室温でゆっくりと加えた。40分間攪拌後、混合物を分液漏斗に移し、CH
2Cl
2で抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製してTX63859(77mg、収率80%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
化合物TX63860:
化合物TX63859(63mg、0.12mmol)、NBS(32mg、0.18mmol)および4Å MSのCH
2Cl
2(1.5mL)中混合物にDAST(24μL、0.18mmol)を0℃で加えた。50分間攪拌後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNa
2SO
3水溶液、NaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製してTX63860(31mg、収率52%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
化合物36:
化合物13(300mg、0.63mmol)および3-ヒドロキシ-4-メチル-2(3H)-チアゾールチオン(123mg、0.84mmol)のCH
2Cl
2溶液にDCC(171mg、0.83mmol)およびDMAP(26mg、0.21mmol)を室温で連続して加えた。5時間攪拌後、ヘキサン(2mL)を加えた。混合物を濾過した。析出物をCH
2Cl
2/ヘキサン(1:1、10mL)で洗浄した。一緒にした濾液および洗浄液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物36(305mg、収率80%)を白色固体として得た。m/z = 434.2 (M-C
5H
4NO
2S
2)。化合物36にはいくらかのN,N'-ジシクロヘキシルウレアが混入しており、さらに精製せずに次の工程に使用した。
【0248】
化合物37:
化合物36(305mg、0.50mmol)のベンゼン(20mL)溶液にBu
3SnH(0.33mL、1.24mmol)およびAIBN(9mg、0.05mmol)を室温で加えた。反応液を還流温度で25分間加熱した。反応液を室温に冷却した後、混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜20% EtOAcで溶離)で精製して精製化合物37(84mg、収率38%)を白色固体として得た。カラムからは、いくらかの不純物が混入した2回目の化合物37(111mg、収率51%)も得た。化合物37: m/z 436.3 (M+1)。
【0249】
化合物38:
化合物37(84mg、0.19mmol)およびMeOH(1.9mL)の混合物にNaOMe(66μL、0.29mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物38(86mg、収率99%)を白色固体として得た。m/z = 436.3 (M+1)。
【0250】
化合物TX63869:
シアノケトン38(86mg、0.20mmol)のDMF(0.5mL)溶液にDBDMH(28mg、0.10mmol)のDMF(0.5mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(48μL、0.59mmol)を加えた。反応液を55℃で2時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63869(72mg、収率84%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
化合物39:
化合物13(600mg、1.21mmol)、DDQ(305mg、1.34mmol)およびトルエン(12mL)の混合物をBiotageマイクロ波反応器中にて115℃で3時間加熱した。CH
2Cl
2を加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜40% EtOAcで溶離)で精製して化合物39(272mg、収率47%)を白色固体として得た。m/z = 478.3 (M+1)。
【0252】
化合物40:
化合物39(180mg、0.38mmol)をEtOH(4.8mL)、THF(2.4mL)および水(0.6mL)に溶解させた。NaOH(2.5N水溶液、0.75mL、1.88mmol)を室温で加えた。6時間攪拌後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物40(180mg)を白色固体として得た。m/z = 478.3 (M-17)。化合物40をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0253】
化合物41:
化合物40(80mg、0.16mmol)をトルエン(1.2mL)およびMeOH(0.4mL)に溶解させ、混合物を-20℃に冷却した。TMSCHN
2(エーテル中2.0M溶液、96μL、0.19mmol)を滴下した。10分間攪拌後、AcOHおよびEtOAcを連続して加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜40% EtOAcで溶離)で精製して化合物41(36mg、39より収率42%)を白色固体として得た。m/z = 492.3 (M-17)。
【0254】
化合物TX63870:
化合物41(36mg、0.07mmol)のDMF(0.18mL)溶液にDBDMH(10mg、0.035mmol)のDMF(0.17mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(17μL、0.21mmol)を加えた。反応液を55℃で2時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜40% EtOAcで溶離)で精製して、いくらかの不純物が混入した化合物TX63870を得た。生成物を再度PTLC(シリカゲル、ヘキサン中40% EtOAcで溶離)で精製して精製TX63870(26mg、収率72%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
化合物42:
化合物40(100mg、0.20mmol)をMTBE(2mL)およびCHCl
3(2mL)に溶解させ、溶液を0℃に冷却した。化合物40が完全に消費されるまでCH
3CHN
2(MTBE中1.0M溶液、N-ニトロソ-N-エチルウレアおよびKOHからその場で調製)を滴下した。窒素を反応液に5分間吹き込んで過剰のCH
3CHN
2を吹き飛ばした。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製して化合物42(19mg、39より収率18%)を白色固体として得た。m/z = 506.3 (M-17)。
【0256】
化合物TX63901:
化合物42(19mg、0.036mmol)のDMF(0.09mL)溶液にDBDMH(5.2mg、0.018mmol)のDMF(0.09mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(9μL、0.11mmol)を加えた。反応液を55℃で2時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をPTLC(シリカゲル、ヘキサン中33% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63901(13mg、収率68%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
化合物43:
化合物39(350mg、0.73mmol)のTHF(7mL)溶液にLiAlH
4(THF中2.0M、0.73mL、1.46mmol)を0℃で加えた。0℃で3時間攪拌後、反応液を水で反応停止させた。EtOAcおよび1N HCl水溶液を加えた。室温で10分間攪拌後、混合物を分液漏斗に移した。有機抽出物を分離し、水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜70% EtOAcで溶離)で精製して化合物43(165mg、収率47%)を白色固体として得た。m/z = 484.3 (M+1)。
【0258】
化合物44および45:
化合物43(163mg、0.34mmol)、ピリジン(136μL、1.68mmol)およびDMAP(4mg、0.03mmol)のCH
2Cl
2(3.3mL)溶液にAc
2O(40μL、0.42mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物44(133mg、収率75%)を白色固体として得た。m/z = 526.3 (M+1)。カラムからはいくらかの化合物43および45(全58mg)も得た。
【0259】
化合物46:
最後の反応から得られた化合物43および45(58mg)のMeOH(1.2mL)溶液にNaOMe(82μL、0.36mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜60% EtOAcで溶離)で精製して化合物46(33mg、60%)を白色固体として得た。m/z = 466.3 (M-17)、448.3。
【0260】
化合物TX63904:
化合物46(32mg、0.066mmol)のDMF(0.17mL)溶液にDBDMH(9.5mg、0.033mmol)のDMF(0.16mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(16μL、0.20mmol)を加えた。反応液を55℃で3時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63904(28mg、収率88%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
化合物47:
化合物44(132mg、0.25mmol)、NMO(45mg、0.38mmol)および4Å MSのCH
2Cl
2(5mL)中混合物を室温で10分間攪拌した。TPAP(9mg、0.025mmol)を加えた。反応液を室温で3時間攪拌した後、Na
2SO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、セライトパッドを通じて濾過した。濾液をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜10% EtOAcで溶離)で精製して化合物47(95mg、収率72%)を白色固体として得た。m/z = 524.3 (M+1)、508.3。
【0262】
化合物48:
化合物47(94mg、0.18mmol)のMeOH(1.8mL)溶液にNaOMe(103μL、0.45mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で2時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物48(77mg、収率89%)を白色固体として得た。m/z = 464.3 (M-17)。
【0263】
化合物TX63908:
化合物48(77mg、0.16mmol)のDMF(0.4mL)溶液にDBDMH(23mg、0.080mmol)のDMF(0.4mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(39μL、0.48mmol)を加えた。反応液を55℃で1.5時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63908(66mg、収率86%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
化合物TX63909:
化合物TX63908(32mg、0.067mmol)およびピリジン(54μL、0.67mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液にAc
2O(26μL、0.28mmol)およびDMAP(1mg、0.008mmol)を室温で加えた。反応液を室温で30分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HCl水溶液、NaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63909(30mg、収率94%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
化合物49および50:
化合物39(200mg、0.42mmol)のTHF(4mL)溶液にLiAlH
4(THF中2.0M、0.10mL、0.20mmol)を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、反応液を水で反応停止させた。EtOAcおよび1N HCl水溶液を加えた。室温で10分間攪拌後、混合物を分液漏斗に移した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物49および50の混合物(比率3:1、145mg、収率72%)を白色固体として得た。化合物49: m/z 482.3 (M+1)。化合物50: m/z 480.3 (M+1)。
【0266】
化合物51および52:
化合物49および50(145mg、0.30mmol)のCH
2Cl
2(6mL)溶液を0℃に冷却した。DAST(59μL、0.45mmol)を加えた。反応液を周囲温度で20分間攪拌した後、CaCl
2水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製して化合物51および52の混合物(66mg)を白色固体として得た。
【0267】
化合物52:
化合物51および52の混合物をアセトン(3mL)に溶解させ、0℃に冷却した。橙色が持続するまでジョーンズ試薬を滴下した。反応液を0℃で10分間攪拌した後、i-PrOHを加えた。室温でさらに5分間攪拌後、反応液をEtOAcで希釈した。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜25% EtOAcで溶離)で精製して化合物52(57mg、49および50より収率39%)を白色固体として得た。m/z = 482.2 (M+1)。
【0268】
化合物53:
化合物52(57mg、0.12mmol)のMeOH(1.2mL)およびTHF(0.6mL)溶液にNaOMe(41μL、0.18mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物53(57mg)を白色固体として得た。m/z = 482.2 (M+1)。
【0269】
化合物TX63907:
化合物53(57mg、0.12mmol)のDMF(0.29mL)溶液にDBDMH(17mg、0.059mmol)のDMF(0.30mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(29μL、0.36mmol)を加えた。反応液を55℃で1.5時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜45% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63907(46mg、52より収率81%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
化合物54:
化合物34(388mg、0.76mmol)のMeCN(4.6mL)溶液に三臭化ピリジニウム(311mg、0.88mmol)のMeCN(3mL)溶液を室温で加えた。反応液を2時間攪拌した後、さらなる量の三臭化ピリジニウム(62mg、0.17mmol)のMeCN(1mL)溶液を加えた。反応液をさらに1時間攪拌した。Na
2SO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物を1N HCl水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物54(256mg、収率66%)を白色固体として得た。
【0271】
化合物55および56:
化合物54(250mg、0.49mmol)のTHF(4.9mL)溶液にLiAlH
4(THF中2.0M、0.25mL、0.50mmol)を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、さらなる量のLiAlH
4(THF中2.0M、0.25mL、0.50mmol)を加えた。反応液をさらに1時間攪拌し続けた。水を加えた。混合物を室温で5分間攪拌した。EtOAcおよび1N HCl水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して化合物55(106mg、収率46%)を得た。カラムからは化合物56(107mg、収率46%)も得た。
【0272】
化合物57:
化合物55(103mg、0.21mmol)および56(60mg、0.12mmol)、NMO(82mg、0.70mmol)、4Å MSならびにCH
2Cl
2(9mL)を室温で10分間攪拌した。TPAP(16mg、0.045mmol)を加えた。室温で1時間攪拌後、混合物をシリカゲルプラグを通じて濾過し、CH
2Cl
2/EtOAc(2:1)で洗浄した。一緒にした濾液および洗浄液を分液漏斗に移し、1N HClおよび水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcで溶離)で精製して化合物57(140mg、収率86%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
化合物58:
CH
2Cl
2(5.5mL)中化合物57(133mg、0.29mmol)、Na
2HPO
4(71mg、0.5mmol)、m-CPBA(94mg、0.42mmol)を室温で6時間攪拌した。Na
2SO
3水溶液を加えた。混合物を5分間攪拌し、分液漏斗に移し、CH
2Cl
2で抽出した。有機抽出物をNaHCO
3水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製して化合物58(117mg、収率85%)を得た。m/z = 480.3 (M+1)、434.3。
【0274】
化合物59:
化合物58(117mg、0.24mmol)のMeOH(2.4mL)溶液にNaOMe(140μL、0.61mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% アセトンで溶離)で精製して化合物59(96mg、収率90%)を白色固体として得た。m/z = 452.3 (M+1)、434.3。
【0275】
化合物TX63925:
化合物59(96mg、0.21mmol)のDMF(0.5mL)溶液にDBDMH(30mg、0.10mmol)のDMF(0.5mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(51μL、0.63mmol)を加えた。反応液を55℃で2時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63925(90mg、収率94%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
化合物TX63928:
化合物TX63925(30mg、0.067mmol)のCH
2Cl
2(0.3mL)溶液にAc
2O(30μL、0.32mmol)およびBF
3-OEt
2(15μL、0.12mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で10分間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜35% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63928(11mg、収率34%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
化合物TX63929:
化合物TX63925(30mg、0.066mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液にトリクロロアセチルイソシアネート(11μL、0.092mmol)を室温で加えた。反応液を2時間攪拌した後、溶媒を蒸発により除去して化合物60を得た。化合物60をMeOH(1mL)に溶解させ、K
2CO
3(27mg、0.20mmol)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63929(20mg、TX63925より収率61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
化合物61:
化合物55(43mg、0.089mmol)のMeOH(0.89mL)溶液にNaOMe(31μL、0.14mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で1時間加熱した後、MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜100% EtOAcで溶離)で精製して化合物61(35mg、収率81%)を白色固体として得た。
【0279】
化合物TX63923:
化合物61(35mg、0.074mmol)のDMF(0.37mL)溶液にDBDMH(10.7mg、0.037mmol)のDMF(0.37mL)溶液を0℃で加えた。0℃で1時間攪拌後、ピリジン(18μL、0.22mmol)を加えた。反応液を55℃で3時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物を分離し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜65% EtOAcで溶離)で精製して化合物TX63923(28mg、収率80%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
化合物TX63820:
化合物TX63520(95.5mg、0.2mmol)、ヨウ化アルキル(0.2mmol)、DBU(33.5mg、0.22mmol)をトルエン(2mL)に溶解させた。反応混合物を室温で21時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜20% EtOAc)で精製してTX63820(18.6mg、18.4%、純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
化合物TX63821:
化合物TX63520(95.5mg、0.2mmol)、ヨウ化アルキル(0.2mmol)、DBU(33.5mg、0.22mmol)をトルエン(2mL)に溶解させた。反応混合物を室温で18時間、次に80℃で2時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜20% EtOAc)で精製してTX73821(84.1mg、75%)を得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
(表2)
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
化合物TX63822:
化合物11(0.2mmol)および2,4-ジメチル-1H-イミダゾール(19.2mg、0.2mmol)をトルエン(1mL)中に取り込み、混合物を室温で65時間攪拌したところ、反応は起こらなかった。さらなる2,4-ジメチル-1H-イミダゾール(76.8mg、0.8mmol)およびトルエン(2mL)を加え、混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物をH
2O(10mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(2x5mL)で抽出した。一緒にした有機相をNa
2SO
4プラグを通じて濾過した後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、2回、ヘキサン中0〜65% EtOAc、次にヘキサン中0〜60% EtOAc)で精製して化合物TX63822を白色固体(22.2mg、22%)として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
化合物TX64005:
化合物11(0.3mmol)および4-イミダゾールカルボン酸メチル(185mg、1.5mmol)をCH
2Cl
2(5mL)中に取り込み、混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物をH
2O(10mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(10mL)で抽出した。一緒にした有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX64005を白色固体(52.6mg、30%)として得た(純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
化合物TX64006:
化合物11(0.3mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(62.6mg、0.9mmol)をTHF(4.5mL)中に取り込んだ。Et
3N(0.5mL)およびH
2O(0.3mL)を加え、混合物を室温で20時間攪拌した。反応混合物をHCl(15mL)で反応停止させ、EtOAc(2x15mL)で抽出した。一緒にした有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧濃縮して固体残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜50% EtOAc)で精製して化合物TX64006を白色固体(44.4mg、30%)として得た(純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
化合物TX64007:
化合物11(0.3mmol)および2-オキサ-6-アザスピロ[3,3]ヘプタンオキサレート(124.7mg、0.66mmol)をCH
2Cl
2(5mL)中に取り込んだ。Et
3N(418μL、3mmol)を加え、混合物を室温で5時間攪拌した。反応混合物をHCl(5mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(2x10mL)で抽出した。一緒にした有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜75% EtOAc)で精製して化合物TX64007を白色泡状物(56.8mg、34%)として得た(純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
一般的方法A:
化合物11(約0.2mmol)および置換アミン(量は表2を参照)をトルエン(2mL)中に取り込み、混合物を室温で1分間攪拌した。NaOH(10%、1mL)を加え、混合物を室温で攪拌した(反応時間は表2を参照)。反応混合物をHCl(5mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(10mL)で抽出した。一緒にした有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAc)で精製して対応する誘導体を得た。
【0288】
化合物TX63823:
白色固体(59.1mg、60%)。
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
化合物TX63880:
白色泡状物(63.3mg、58%)。
[この文献は図面を表示できません]
【0290】
化合物TX63881:
白色泡状物(60.4mg、55%)。
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
一般的方法B:
化合物11(約0.2mmol)および置換アミン(量は表2を参照)をCH
2Cl
2(2mL)中に取り込んだ。Et
3N(0.5mL)を加え、混合物を室温で攪拌した(反応時間は表2を参照)。反応混合物をHCl(5mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(10mL)で抽出した。有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中EtOAc)で精製して対応する誘導体を得た。
【0292】
化合物TX63824:
白色固体(9.9mg、10%); (シリカゲル、ヘキサン中0〜30% EtOAc; 純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
化合物TX63882:
白色泡状物(8.3mg、8.2%); (シリカゲル、2回、ヘキサン中0〜15% EtOAc、次にヘキサン中0〜35% EtOAc; 純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
化合物TX63825:
白色固体(29.0mg、27%)(シリカゲル、ヘキサン中0〜20% EtOAc; 純粋な画分のみを収集、精製は最適化せず)。
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
一般的方法C:
化合物11(約0.2mmol)および置換アミン(量は表2を参照)をトルエン(2mL)中に取り込み、混合物を80℃で攪拌した(反応時間は表2を参照)。反応混合物をHCl(5mL)で反応停止させ、CH
2Cl
2(10mL)で抽出した。一緒にした有機相をNaCl(飽和)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた後、シリカゲルカラム上に直接添加し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中EtOAc)で精製して対応する誘導体を得た。
【0296】
化合物TX63878:
白色泡状物(64.1mg、63.5%); (シリカゲル、ヘキサン中0〜15% EtOAc)。
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
化合物TX63877:
非常に明黄色の固体(48.6mg、45.6%); (シリカゲル、ヘキサン中0〜15% EtOAc)。
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
化合物11:
TX63520(771mg、1.61mmol)および(COCl)
2(0.41mL、4.8mmol)のCH
2Cl
2(16mL)中0℃溶液にDMF(5滴)を加え、0℃で15分間攪拌した後、室温に4時間昇温させた。得られた溶液を黄色泡状物に濃縮し、CH
2Cl
2(15mL)と共沸し、減圧乾燥させて11を黄色泡状物として得た。黄色泡状物をCH
2Cl
2(16mL)に溶解させてストック溶液(約0.1M)を得て、これを引き続く反応に使用した。
【0299】
化合物TX63784:
メトキシ酢酸ヒドラジド(67.2mg、0.645mmol)およびTEA(0.21mL、1.5mmol)をストック11(CH
2Cl
2中0.1M、3.7mL、0.37mmol)に加え、混合物を室温で23時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(70mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製してTX63784(151mg、72%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
化合物TX63790:
TX63784(136mg、0.241mmol)、TsOH・H
2O(43.4mg、0.228mmol)およびPhMe(12mL)の混合物を、ディーン・スタークで激しく還流して水を除去しながら1時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(30mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(15mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→70% EtOAc)で精製してTX63790(67.0mg、51%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
化合物TX63785:
ギ酸ヒドラジド(55.9mg、0.931mmol)およびTEA(0.26mL、1.9mmol)をストック11(CH
2Cl
2中0.1M、4.6mL、0.46mmol)に加え、混合物を室温で23時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(70mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製してTX63785(112mg、47%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
化合物TX63789:
TX63785(94mg、0.181mmol)、TsOH・H
2O(34.4mg、0.181mmol)およびPhMe(12mL)の混合物を、ディーン・スタークで激しく還流して水を除去しながら45分間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→75% EtOAc)で精製してTX63789(31.0mg、34%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
化合物TX63786:
アセトアミドオキシム(34.4mg、0.464mmol)およびTEA(0.14mL、1.00mmol)をストック11(CH
2Cl
2中0.1M、2.5mL、0.25mmol)に加え、混合物を室温で23時間攪拌した。得られた溶液を濃縮し、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製してTX63786(82mg、61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
化合物TX63787:
TX63786(74mg、1mmol)のEtOAc(0.15mL)およびPhMe(1.35mL)溶液をマイクロ波バイアル中に封止し、200℃に20分間加熱した。溶液を濃縮し、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→55% EtOAc)で精製してTX63787(17.2mg、24%)を帯黄白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
化合物62:
炭酸メチルマグネシウム(DMF中2.0M、2.25mL、4.50mmol)および7(238mg、0.508mmol)の混合物を一定のN
2スパージを行いながら110℃に1.5時間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、EtOAc(75mL)で希釈し、1M HCl(50mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して62(257mg、99%)を帯黄白色固体として得た。m/z 513.3 (M+1)。
【0306】
化合物63:
62(257mg、0.501mmol)のTHF(8.0mL)およびMeOH(2.0mL)中0℃溶液にTMSCHN
2(THF中2.0M、0.51mL、1.02mmol)を加えた。得られた溶液を0℃で1.5時間攪拌し、EtOAc(150mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(50mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→45% EtOAc)で精製して63をガラス状固体として得て、これを次の反応にそのまま使用した。m/z 527.4 (M+1)。
【0307】
化合物TX63788:
PhSeCl(168mg、0.876mmol)のCH
2Cl
2(3mL)中0℃溶液にピリジン(77uL、0.95mmol)を加えた。15分後、63(228mg、0.433mmol)のCH
2Cl
2(8.7mL)溶液を加え、反応液を0℃で1.5時間攪拌した。得られた溶液をCH
2Cl
2(10mL)で希釈し、1M HCl(2x5mL)で洗浄し、0℃に冷却し、H
2O
2(30%、0.42mL)を加えた。二相性混合物を1時間激しく攪拌した後、CH
2Cl
2(50mL)で希釈し、10% Na
2SO
3(25 mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→50% EtOAc)で精製してTX63788(175mg、63より67%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
化合物TX63830:
TX63788(353mg、0.673mmol)、KOH(1.89g、33.7mmol)、H
2O(7mL)およびMeOH(21mL)の懸濁液を還流温度に10分間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、EtOAc(75mL)で希釈し、1M HCl(50mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、それぞれ0.5% HOAcを含有するヘキサン中0→60% EtOAc)で精製してTX63830(210mg、61%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
化合物TX63831:
TX63788(100.6mg、0.192mmol)およびNH
3(MeOH中2.0M、9.5mL、19mmol)の混合物を室温で12日間攪拌した。得られた溶液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製してTX63831(39mg、40%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
化合物TX63716:
TX63545(286mg、0.617mmol)、N-Boc-Gly-OH(165mg、0.942mmol)、DMAP(20.7mg、0.169mmol)およびCH
2Cl
2(12.4mL)の室温溶液にEDCI(192mg、1.00mmol)を加え、混合物を室温で19時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(100mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→75% EtOAc)で精製してTX63716(326mg、85%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
化合物TX63717:
TX63716(293mg、0.472mmol)のCH
2Cl
2(10 mL)中室温溶液にHCl(1,4-ジオキサン中4.0M、0.94mL、3.76mmol)を加えた。6時間後、溶液をEtOAc(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、それぞれ0.5% TEAを有するヘキサン中50→100% EtOAc)で精製してTX63717(209mg、85%)を淡黄色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
化合物TX63832:
7(469mg、1.00mmol)のEtOAc(20mL)中室温懸濁液にPhSeCl(334mg、1.74mmol)を加えた。6時間後、得られた溶液を水(2x25mL)で洗浄し、混合物を-20℃で終夜貯蔵した。溶液を室温に昇温させ、THF(8mL)およびH
2O
2(30%、1.0mL)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、EtOAc(50mL)で希釈し、10% Na
2SO
3(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→30% EtOAc)で精製してTX63832(255mg、55%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0313】
化合物TX63833:
TX63832(231mg、0.495mmol)、I
2(251mg、0.989mmol)、ピリジン(0.12mL、1.48mmol)およびTHF(10mL)の溶液を還流温度に17時間加熱した。得られた混合物を室温に冷却し、EtOAc(100mL)で希釈し、飽和Na
2S
2O
3(40mL)、1M HCl(50mL)および飽和NaHCO
3(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→30% EtOAc)で精製してTX63833(175mg、60%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
化合物64:
7(6.06g、12.9mmol)のTHF(225mL)中0℃溶液にLAH(THF中2.0M、32mL、64mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間攪拌し、室温に26時間昇温させ、0℃に冷却し、水(2.4mL)、4M NaOH(2.4mL)および水(2.4mL)を順次加えることで反応停止させ、室温に昇温させ、MTBE (100mL)で希釈し、1時間攪拌し、セライトを通じて濾過し、CH
2Cl
2(100mL)で溶離し、濃縮して64(5.79g、定量)を白色泡状物として得て、これをさらに精製せずに使用した。m/z 427.3 (M-17)、(M-H
2O+H)。
【0315】
化合物65:
64(上記で得られた全量、約12.9mmol)、PhI(OAc)
2(9.35g、29.0mmol)、TEMPO(2.01g、12.9mmol)、水(13mL)およびCH
2Cl
2(1.3L)の二相性溶液を室温で21時間激しく攪拌した。得られた混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製して65(1.56g、27%)を白色固体として得た。m/z 425.3 (M-17)、(M-H
2O+H)。
【0316】
化合物66:
NaH(60%、712mg、17.8mmol)のTHF(53mL)中0℃懸濁液にホスホノ酢酸トリエチル(3.52mL、17.7mmol)を加え、15分かけて室温に昇温させた。得られた溶液を0℃に冷却し、65(1.56g、3.52mmol)のTHF(17.5mL)溶液を加え、移動をTHF(5mL)によって完了させた。混合物を室温に昇温させ、17.5時間攪拌し、水(50mL)および1M HCl(25mL)の添加により反応停止させ、CH
2Cl
2(300mL、次に100mL)で抽出した。一緒にした有機画分を飽和NaHCO
3(100mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製して66(1.212g、67%)を白色固体として得た。m/z 495.3 (M-17)、(M-H
2O+H)。
【0317】
化合物67:
66(1.212g、2.364mmol)、NMO(831mg、7.09mmol)および4Åモレキュラーシーブ(3.04g)のCH
2Cl
2(50mL)中室温溶液にTPAP(82mg、0.233mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1.5時間攪拌し、約3mLに濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→65% EtOAc)で精製して67(1.057g、88%)を白色固体として得た。m/z 509.3 (M+1)。
【0318】
化合物68:
67(1.057g、2.078mmol)およびPd/C(10%、260mg)のTHF(42mL)中室温懸濁液を収容するフラスコをN
2、次にH
2で掃流した。懸濁液をH
2(バルーン)下で17時間攪拌し、N
2でスパージし、セライトを通じて濾過し、THF(50mL)で溶離し、濃縮して68(1.094g、定量)を白色固体として得て、これをさらに精製せずに使用した。m/z 511.3 (M+1)。
【0319】
化合物69:
68(上記で得られた全量、約2.078mmol)、NaOMe(MeOH中25%、5.25mL)およびEtOCHO(15.75mL)の溶液を室温で3.5時間攪拌し、1M HCl(50mL)で希釈し、EtOAc(2x100mL)で抽出した。一緒にした有機画分をブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して69(MeエステルおよびEtエステルの約1:2.4混合物)を帯黄白色泡状固体として得て、これをさらに精製せずに使用した。Meエステルm/z 525.3 (M+1)、Etエステルm/z 539.3 (M+1)。
【0320】
化合物70:
69(上記で得られた全量、約2.078mmol)、NH
2OH・HCl(192mg、2.76mmol)、EtOH(18mL)および水(3mL)の混合物を55℃に17時間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、1M HCl(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL、次に75mL)で抽出した。一緒にした有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をMeOH(100mL)に溶解させ、12M HCl(0.25mL)で処理し、室温で3時間攪拌した。混合物を1M HCl(50mL)で希釈し、EtOAc(2x100mL)で抽出した。一緒にした有機画分をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→60% EtOAc)で精製して70(876mg、Meエステル:Etエステル = 41:57、68より80%)を白色固体として得た。Meエステルm/z 522.3 (M+1)、Etエステルm/z 536.3 (M+1)。
【0321】
化合物71:
70(876mg、Meエステル:Etエステル = 41:57、1.65mmol)、NaOMe(1.0mL、MeOH中25%)およびMeOH(21mL)の溶液を55℃に2時間加熱した。得られた混合物を1M HCl(50mL)で希釈し、EtOAc(100mL、次に2x50mL)で抽出した。一緒にした有機画分をブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して71(900mg、定量)を白色泡状固体として得て、これをさらに精製せずに使用した。m/z 522.3 (M+1)。
【0322】
化合物TX63867:
71(上記で得られた全量、約1.65mmol)のDMF(20mL)中0℃溶液にDBDMH(236.5mg、0.827mmol)を加えた。混合物を0℃で2.5時間攪拌し、ピリジン(0.53mL、6.6mmol)を加え、反応液を55℃に16時間加熱した。溶液を室温に冷却し、EtOAc(200mL)で希釈し、1M HCl(25mL)、10% Na
2SO
3(25mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→75% EtOAc)で精製してTX63867(708mg、82%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
化合物TX63891:
TX63867(643mg、1.24mmol)のMeCN(37.5mL)および1M HCl(12.5mL)懸濁液を65℃に終夜加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、1M HCl(50mL)で希釈し、EtOAc(150mL、次に100mL)で抽出した。一緒にした有機画分をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、いずれも0.5% HOAcを含有するヘキサン中0→100% EtOAc)、同様の画分を一緒にし、濃縮し、PhMe(100mL)、次にEtOH(50mL)と共沸し、乾燥させてTX63891(583mg、93%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
化合物TX63886:
TX63891(50.5mg、0.0999mmol)、MeNH
2・HCl(16.3mg、0.241mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(25.8mg、0.211mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.3mg、0.205mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(15mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63886(39.3mg、76%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
化合物TX63892:
TX63891(50.3mg、0.0995mmol)、EtNH
2・HCl(18.5mg、0.227mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(24.8mg、0.203mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.0mg、0.203mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(15mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63892(44.9mg、85%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
化合物TX63887:
TX63891(50.6mg、0.100mmol)、2,2,2-トリフルオロエチルアミン塩酸塩(27.7mg、0.204mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(25.0mg、0.205mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.0mg、0.203mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63887(45.0mg、77%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
化合物TX63888:
TX63891(49.8mg、0.0985mmol)、モルホリン(18uL、0.207mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(24.5mg、0.201mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(38.5mg、0.201mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63888(38.9mg、69%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
化合物TX63889:
TX63891(50.2mg、0.0993mmol)、アゼチジン塩酸塩(19.0mg、0.203mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(25.0mg、0.205mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.0mg、0.203mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(15mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63889(45.6mg、84%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
化合物TX63893:
TX63891(51.3mg、0.101mmol)、ピロリジン(17uL、0.206mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(25.3mg、0.207mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.3mg、0.205mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(15mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63893(41.5mg、74%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
化合物TX63890:
TX63891(49.9mg、0.0987mmol)、3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩(28.6mg、0.199mmol)、TEA(28uL、0.20mmol)およびDMAP(23.8mg、0.195mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(39.7mg、0.207mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(25mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63890(46.3mg、79%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
化合物TX63914:
TX63891(49.9mg、0.0987mmol)、オキセタン-3-アミン塩酸塩(22.7mg、0.207mmol)、TEA(40uL、0.29mmol)およびDMAP(25.9mg、0.212mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEDCI(38.8mg、0.202mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(50mL)で希釈し、1M HCl(20mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63914(41.4mg、75%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
化合物TX63915:
TX63891(76.5mg、0.151mmol)、酢酸ヒドラジド(22.0mg、0.297mmol)、TEA(0.050mL、0.36mmol)およびDMAP(37.3mg、0.305mmol)のCH
2Cl
2(3mL)溶液にEDCI(59.0mg、0.308mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(50mL)で希釈し、1M HCl(20mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→75% EtOAc)で精製してTX63915(63mg、74%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
化合物TX63916:
TX63915(49mg、0.087mmol)、TsOH・H
2O(10mg、0.053mmol)およびPhMe(10mL)の混合物を、ディーン・スタークで激しく還流して水を除去しながら2時間加熱した。得られた混合物を濃縮し、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製してTX63916(34.4mg、73%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
化合物72:
8(R = Me:Et 約30:68、502mg、0.94mmol)のTHF(10mL)中0℃溶液にDIBAL-H(PhMe中1.0M、5.0mL、5.0mmol)を加えた。混合物を0℃で15分間攪拌した後、室温に2.5時間昇温させた。均一溶液を0℃に冷却し、飽和酒石酸NaK(10mL)で慎重に反応停止させ、MTBE(25mL)で希釈し、室温で攪拌した。混合物を水(20mL)および飽和酒石酸NaK(20mL)で希釈し、有機画分を分離し、水層をMTBE(25mLx2)で抽出した。一緒にした有機画分をブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して粗生成物72(509mg、定量)を白色泡状物として得て、これをさらに精製せずに使用した。m/z 496.3 (M+1)。
【0335】
化合物73:
72(上記で得られた、約0.94mmol)のDME/H
2O(9:1、10mL)溶液に室温でNBS(250mg、1.40mmol)を1回で加え、フラスコをホイルに包んだ。2時間後、2% Na
2SO
3(30mL)を加え、混合物を室温で30分間攪拌した。得られた混合物をEtOAc(60mL)で抽出し、有機画分をブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製して73(378mg、8より81%)を白色固体として得た。m/z 494.3 (M+1)。
【0336】
化合物74:
73(378mg、0.766mmol)、NaOMe(1.05mL、MeOH中25%)およびMeOH(25mL)の溶液を55℃に1.5時間加熱した。得られた混合物をEtOAc(175mL)で希釈し、1M HCl(50mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製して74(254mg、67%)を白色固体として得た。m/z 494.3 (M+1)。
【0337】
化合物TX63918:
74(254mg、0.514mmol)のDMF(10mL)中0℃溶液にDBDMH(74.7mg、0.261mmol)を加えた。混合物を0℃で2.5時間攪拌し、ピリジン(0.17mL、2.1mmol)を加え、反応液を55℃に加熱した。反応液を4時間後に室温に冷却し、さらに16時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(150mL)で希釈し、1M HCl(50mL)およびブライン(25mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63918(210mg、83%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
化合物TX63920:
TX63918(50mg、0.10mmol)、Ac
2O(53uL、0.56mmol)、ピリジン(90uL、1.1mmol)およびDMAP(4.0mg、0.33mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液を室温で18時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(70mL)で希釈し、1M HCl(25mL)およびブライン(15mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63920(50.6mg、95%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
化合物TX63919:
TX63918(49.2mg、0.100mmol)、MeOTf(65uL、0.57mmol)および2,6-
tBu-4-Me-ピリジンのCH
2Cl
2(2mL)溶液を室温で18.5時間攪拌した。得られた溶液をEtOAc(70mL)で希釈し、1M HCl(20mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63919(36.8mg、73%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
化合物TX63982:
TX63918(39.5mg、0.0803mmol)およびEtNCO(64uL、0.81mmol)のPhMe(0.5mL)溶液を室温で1時間攪拌し、70℃に約5時間加熱し、室温でさらに19時間攪拌した。得られた溶液をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0→100% EtOAc)で精製し、同様の画分を一緒にし、濃縮し、EtOHと共沸し、乾燥させてTX63982(33.2mg、73%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
化合物TX63448:
化合物TX63435(20mg、0.041mmol)およびSeO
2(13.5mg、0.12mmol)を1,4-ジオキサン(1mL)と混合した。100℃で16時間加熱後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで溶離するシリカゲルパッドを通じて濾過した。一緒にした濾液および洗浄液を濃縮して、12%のTX63448を含有する粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜30% EtOAcまたはCH
2Cl
2中0〜10% EtOAcで溶離)で繰り返し精製して化合物TX63448(1.1mg)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
化合物TX63936:
PTFE管中でXeF
2(157mg、0.93mmol)に化合物TX63520(370mg、0.77mmol)のCH
2Cl
2(8mL)溶液を室温で加えた。室温で16時間攪拌後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、NaHCO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜25% EtOAcで溶離)で精製して、いくらかの不純物が混入した生成物TX63936(80mg)を得た。生成物を再度カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0〜2% アセトンで溶離)で精製して精製TX63936(32mg、収率9%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
化合物75:
化合物7(1.16g、2.47mmol)、NH
2OH-HCl(398mg、5.72mmol)、NaOAc(466mg、5.68mmol)、CH
2Cl
2(12mL)およびMeOH(12mL)の混合物を60℃(油浴温度)で1.5時間加熱した。EtOAcを加えた。混合物を水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物77(1.20g)を白色泡状固体として得た。m/z 484.3 (M+1)。化合物75をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0344】
化合物76:
化合物75(1.20g、2.47mmol)をAcOH(2.9mL)およびAc
2O(0.35mL、3.70mmol)に溶解させた。反応液を室温で1時間攪拌した後、PhI(OAc)
2(1.195g、3.71mmol)、Pd(OAc)
2(28mg、0.13mmol、0.05当量)およびClCH
2CH
2Cl(5.8mL)を加えた。反応液を60℃で15時間および80℃で3時間加熱した後、さらなる量のPd(OAc)
2(28mg、0.13mmol、0.05当量)を加えた。80℃でさらに3時間後、反応液を室温に冷却した。溶媒を蒸発により除去した。NaHCO
3水溶液を加えた。混合物をEtOAcで抽出した。一緒にした有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製して生成物76(629mg、7より収率44%)を明橙色泡状固体として得た。化合物76は2つの異性体の3:1混合物である。m/z 584.3 (M+1)。
【0345】
化合物77:
化合物76(627mg、1.07mmol)のMeOH(22mL)溶液にK
2CO
3(742mg、5.37mmol)を0℃で加えた。反応液を室温で1.5時間攪拌した後、CH
2Cl
2および12N HCl(0.90mL、10.8mmol)を加えた。5分間攪拌後、混合物を分液漏斗に移した。水を加えた。生成物をCH
2Cl
2で抽出した。一緒にした有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮して化合物77を明黄色泡状物として得た。化合物77は2つの異性体の4.5:1混合物であった。m/z 500.2 (M+1)。
【0346】
化合物78:
上記で得られた化合物77、NaHSO
3(58.5% SO
2、410mg、3.73mmol)、EtOH(7.5mL)および水(2.5mL)の混合物を80℃で1時間加熱した。さらなる量のNaHSO
3(58.5% SO
2、100mg、0.91mmol)を加えた。反応液を80℃でさらに3時間加熱した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜100% EtOAcで溶離)で精製して化合物78(380mg、76より収率73%)を白色固体として得た。m/z 485.2 (M+1)。
【0347】
化合物80:
化合物78(51.6mg、0.11mmol)のアセトン(1mL)溶液にジョーンズ試薬を0℃で橙色が持続するまで滴下した。化合物78が完全に消費されるまで反応液を攪拌した。EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。化合物79(m/z = 499.2 (M+1))および80((m/z = 455.2 (M+1))の混合物である粗生成物を80℃で2時間および120℃で30分間減圧加熱した。室温に冷却後、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜40% EtOAcで溶離)で精製して化合物80(39mg、78より収率81%)を白色固体として得た。m/z 455.2 (M+1)。
【0348】
化合物81:
化合物80(37mg、0.08mmol)およびHCO
2Et(196μL、2.44mmol)の混合物にNaOMe(279μL、1.22mmol)を0℃で加えた。混合物を周囲温度で10分間攪拌した後、THF(0.3mL)を加えた。反応を室温で5時間続け、0℃に冷却した。MTBEおよび6N HCl(0.22mL、1.32mmol)を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をNH
2OH-HCl(9mg、0.13mmol)、EtOH(4mL)および水(0.2mL)と混合した。反応液を55℃で18時間加熱した後、EtOAcを加えた。混合物を分液漏斗に移し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl
2中0%〜10% EtOAcで溶離)で精製して化合物81(18mg、収率45%)を白色固体として得た。m/z = 480.2 (M+1)。化合物81にはいくらかの不純物が混入していた。
【0349】
化合物82:
化合物81(17mg、0.035mmol)のMeOH(0.70mL)およびTHF(0.35mL)懸濁液にNaOMe(12μL、0.052mmol)を室温で加えた。反応液を55℃で2.5時間加熱した後、さらなる量のNaOMe(12μL、0.052mmol)およびMeOH(0.70mL)を加えた。混合物を55℃でさらに1時間加熱し、室温に冷却した。MTBEを加えた。混合物を分液漏斗に移し、1N HCl水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAcで溶離)で精製して化合物82(8.7mg、収率51%)を白色固体として得た。m/z 480.2 (M+1)。
【0350】
化合物TX63614:
化合物82(8.7mg、0.018mmol)のDMF(100μL)溶液に1,3-ジブロモ-5,5-ジメチルヒダントイン(2.6mg、0.009mmol)のDMF(21μL)溶液を0℃で加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、ピリジン(5μL、0.062mmol)を加えた。反応液を55℃で3時間加熱し、室温に冷却した。混合物をEtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、1N HCl水溶液、Na
2SO
3水溶液および水で洗浄した。有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0%〜50% EtOAcで溶離)で精製してTX63614(7mg、収率81%)を白色固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
化合物TX63693:
化合物TX63618(200mg、0.421mmol)のメタノール(20mL)およびベンゼン(1ml)溶液を85℃で20時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜80% EtOAc)で精製して化合物TX63693(149mg、69%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
化合物TX63800:
化合物TX63618(200mg、0.421mmol)のエタノール(20mL)およびベンゼン(1ml)溶液を85℃で20時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜75% EtOAc)で精製して化合物TX63800(156mg、71%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
化合物TX63819:
化合物TX63618(150mg、0.316mmol)の2-プロパノール(20mL)およびベンゼン(1ml)溶液を85℃で20時間加熱した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜60% EtOAc)で精製して化合物TX63819(100mg、59%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
化合物TX63862:
化合物TX63618(158.6mg、0.334mmol)のTHF(2.5ml)溶液にメタノール中NH
3(2M溶液、0.83ml、1.67mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で4時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール中でのトリチュレーションにより精製して化合物TX63862(125mg、76%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
化合物TX63826:
化合物TX63618(152.8mg、0.322mmol)のTHF(2.5ml)溶液にTHF中エチルアミン(2M溶液、0.193ml、0.386mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜90% EtOAc)で精製して化合物TX63826(85mg、50%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
化合物TX63875:
化合物TX63618(154.6mg、0.325mmol)のTHF(2.5ml)溶液にTHF中ジメチルアミン(2M溶液、0.195ml、0.391mmol)を加えた。混合物を室温で20時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜80% EtOAc)で精製して化合物TX63875(108mg、63%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
化合物TX63876:
化合物TX63618(148.3mg、0.312mmol)のTHF(2.5ml)溶液にTHF中メチルアミン(2M溶液、0.187ml、0.375mmol)を加えた。混合物を室温で20時間攪拌した。溶媒を除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜80% EtOAc)で精製して化合物TX63876(100mg、63%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
化合物TX63798:
化合物TX63620(129mg、0.288mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEt
3N(400μL、2.88mmol)および塩化ベンゾイル(50μL、0.431mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜60% EtOAc)で精製して化合物TX63798(50.4mg、31%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
化合物TX63818:
化合物TX63620(122mg、0.272mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEt
3N(57μL、0.408mmol)および2,2,2-トリフルオロエチルスルホニルクロリド(39μL、0.353mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜60% EtOAc)で精製して化合物TX63818(77mg、47%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
化合物TX63863:
TX63620(300mg、0.669mmol)、トリエチルアミン(0.466ml、3.34mmol)およびDCM(4ml)の溶液にシクロブタンカルボニルクロリド(0.152ml、1.34mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。有機物を1M HCl、飽和NaHCO3、ブラインおよび水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX63863(200mg、56%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
化合物TX63864:
TX63620(123mg、0.274mmol)、トリエチルアミン(0.191ml、1.37mmol)およびDCM(4ml)の溶液に塩化プロピオニル(0.048ml、0.274mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。有機物を1M HCl、飽和NaHCO3、ブラインおよび水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX63864(80mg、57%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
化合物TX63865:
TX63620(0.121mg、0.270mmol)、トリエチルアミン(0.190ml、1.36mmol)およびDCM(4ml)の溶液に塩化ヘプタノイル(0.083ml、0.539mmol)を室温で加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。有機物を1M HCl、飽和NaHCO3、ブラインおよび水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜70% EtOAc)で精製して化合物TX63865(110mg、72%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
化合物TX63681:
化合物TX63620(80mg、0.178mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にEt
3N(124μL、0.89mmol)および酢酸ギ酸無水物(その場で調製された7.4M溶液、48μL、0.356mmol)を0℃で順次加えた。反応液を0℃で1時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜100% EtOAc)で精製して化合物TX63681(58mg、68%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0364】
化合物TX63799:
化合物TX63620(200mg、0.445mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液に3,3,3-トリフルオロプロピオン酸(47μL、0.534mmol)およびEt
3N(186μL、1.33mmol)を室温で順次加えた。溶液を室温で冷却し、T3P(EtOAc中50%、283mg、0.891mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を室温で1時間攪拌した後、分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中0〜50% EtOAc)で精製して化合物TX63799(50mg、20%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
化合物TX63866:
化合物TX63620(122mg、0.272mmol)のCH
2Cl
2(2mL)溶液にシクロプロパンカルボン酸(25μL、0.326mmol)およびEt
3N(111μL、0.816mmol)を室温で順次加えた。溶液を室温で冷却し、T3P(EtOAc中50%、330μL、0.543mmol)を加えた。反応液を室温で2時間攪拌した後、NaHCO
3水溶液を加えた。混合物を室温で1時間攪拌した後、分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した。有機抽出物をNaHCO
3水溶液および水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をEtOH中でのトリチュレーションにより精製して化合物TX63866(60mg、42%)を白色泡状固体として得た。
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
本明細書において開示および特許請求したすべての方法を、本開示に照らして、過度の実験なしに実施および実行することができる。本発明の方法を好ましい態様に関して説明してきたが、本発明の概念、真意および範囲を逸脱することなく、これらの方法、および本明細書に記載の方法の段階または段階の順序に変動を適用することができることは、当業者には明らかであろう。より具体的には、化学的にかつ生理学的に関連する特定の薬剤で、同一のまたは同様の結果を実現しながら、本明細書に記載の薬剤を代用することができることは明らかであろう。当業者に明らかなすべてのそのような同様の代用物および修正は、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の真意、範囲および概念内にあると見なされる。
【0367】
参考文献
以下の参考文献は、本明細書に開示の参考文献を補足する例示的な手順上の詳細または他の詳細を示す限りにおいて、参照により本明細書に具体的に組み入れられる。
[この文献は図面を表示できません]
[この文献は図面を表示できません]