(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、新たに設ける表示区分の指定に引き続く前記表示部の表示画面上に表示された表示区分の指定に応じて、指定された新たに設ける表示区分の配置を、指定された表示区分の配置に基づいて決定する、
請求項1又は2のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1を示す構成図である。
図1において、情報処理装置1は、制御部11と記憶部12と通信部13と操作部14と表示部15とを備える。これら各部はデータを交換できるように構成される。制御部11は、メモリ及びCPU(中央処理装置)を備え、制御部11の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCPUが実行することによりその機能を実現させる。
【0013】
記憶部12は、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラム及び各種のデータを記憶する。記憶部12としては、例えば、ハードディスク装置、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリ、SDカード等の着脱可能なメモリカードなどが利用可能である。
【0014】
通信部13は、情報処理装置1の外部の装置との間で通信を行う。この通信方法として、通信ネットワークを介して通信を行う方法、通信ケーブルを介して通信を行う方法、近距離無線通信により無線通信を行う方法などが挙げられる。操作部14は、入力デバイスから構成され、ユーザの操作に応じたデータ入力を行う。入力デバイスとして、例えば、キーボード、テンキー、マウス、操作ボタンなどが挙げられる。表示部15は、液晶表示装置等の表示デバイスから構成され、データ表示を行う。なお、表示部15として、データ入力とデータ表示の両方が可能なタッチパネルを備えてもよい。
【0015】
情報処理装置1としては、例えば、スマートフォン等の携帯通信端末装置、タブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータ、据置き型のパーソナルコンピュータなどであってもよい。
【0016】
図2は、記憶部12の構成例を示す図である。
図2において、記憶部12は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)_21と制御プログラム22とアプリケーションプログラム23とデータファイル24と表示区分リスト25とを記憶する。OS_21と制御プログラム22とアプリケーションプログラム23とは、制御部11のCPUで実行されるコンピュータプログラムである。アプリケーションプログラム23は複数あってもよい。アプリケーションプログラム23として、例えば、SNS(Social Networking Service)アプリケーション、電子メールアプリケーション、Web(ウェブ)ブラウザアプリケーション、画像管理アプリケーション、ゲームアプリケーションなどのコンピュータプログラムが挙げられる。データファイル24は複数あってもよい。データファイル24としては、例えば、テキストデータファイル、音声データファイル、画像(静止画像又は動画像)データファイル、個人データファイル、URL(Uniform Resource Locator)データファイルなどが挙げられる。
【0017】
以下、情報処理装置1の表示部15がタッチパネルを備える場合を例に挙げて説明する。
図4は、表示部15のタッチパネルの表示画面100の構成例を示す図である。
図4において、表示画面100上には、ウィンドウ画面110と、画面スクロール操作部120とが表示される。画面スクロール操作部120は、ユーザがウィンドウ画面110のスクロールを操作するための表示部分である。
図4には、ウィンドウ画面110のスクロール方向が示される。画面スクロール操作部120は、GUI(Graphical User Interface)画像であってもよい。例えば、画面スクロール操作部120は、スクロールバーと呼ばれる棒状のGUI画像であってもよい。画面スクロール操作部120は、画像121を有する。画像121は、ウィンドウ画面110上に現在表示されている表示領域と現在表示されていない未表示領域とを合わせた総表示領域中の、ウィンドウ画面110上に現在表示されている表示領域の位置、を示す。未表示領域は、ウィンドウ画面110上に現在表示されていないが、ウィンドウ画面110のスクロールによってウィンドウ画面110上に表示させることができる領域である。
【0018】
次に、
図3等を参照して、第1実施形態に係る情報処理装置1の動作を説明する。
図3は、第1実施形態に係る制御処理のフローチャートである。以下、ウィンドウ画面110上に表示される表示区分の例1、例2を挙げて、それぞれに説明を行う。
【0019】
<表示区分の例1>
まず、表示区分の例1に係る情報処理装置1の動作を説明する。
図5は、第1実施形態に係る表示区分リスト25の構成例1を示す図である。表示区分リスト25は、ウィンドウ画面110上にスクロールされる表示区分のリストである。
図5の例では、5個の表示区分がある。第1の表示区分は待受画面としての第1画面、第2の表示区分は第2画面、第3の表示区分は第3画面、第4の表示区分は第4画面、第5の表示区分は第5画面、である。上記した
図4の例では、ウィンドウ画面110上には、現在、第1の表示区分である第1画面130−1が表示されている。第1画面130−1は、オブジェクトに対応するアイコンGを有する。オブジェクトとしては、アプリケーションプログラム23とデータファイル24とがある。第1画面130−1は先頭の画面であるので、
図4の例において画像121は、画面スクロール操作部120内の先頭部分に表示されている。
【0020】
以下、
図3等を参照して、表示区分の例1に係る情報処理装置1の動作を説明する。
【0021】
(ステップS1)
図6に示されるように、ユーザUが画面スクロール操作部120にタッチすることにより、画面スクロール操作部120を選択する。これにより、制御部11は画面スクロール操作部120を選択する指定を入力する。
【0022】
(ステップS2)制御部11は、画面スクロール操作部120を選択する指定に応じて、
図5の表示区分リスト25の内容に従い、
図7に示されるように、表示区分選択部210−1〜5を表示画面100上に表示させる。
図7の例では、表示区分選択部210−1〜5は、画面スクロール操作部120の表示領域内に配置される。また、画像121は表示画面100上から削除される。
【0023】
表示区分選択部210−1は
図5の表示区分リスト25における第1の表示区分の第1画面に対応し、表示区分選択部210−2は
図5の表示区分リスト25における第2の表示区分の第2画面に対応し、表示区分選択部210−3は
図5の表示区分リスト25における第3の表示区分の第3画面に対応し、表示区分選択部210−4は
図5の表示区分リスト25における第4の表示区分の第4画面に対応し、表示区分選択部210−5は
図5の表示区分リスト25における第5の表示区分の第5画面に対応する。表示区分選択部210−1〜5は、表示区分に各々対応するGUI画像である。なお、表示区分選択部210−1〜5は、画面スクロール操作部120以外の表示画面100上に表示されてもよい。
【0024】
(ステップS3)
図8に示されるように、ユーザUが表示区分選択部210−3にタッチすると、制御部11は、表示区分選択部210−3へのタッチに応じて、表示区分選択部210−3に対応する第3画面130−3をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる。なお、ユーザUが上記ステップS1で画面スクロール操作部120の何処かにタッチした後にタッチしている場所を表示区分選択部210−3に移動させることを、表示区分選択部210−3に対応する第3画面130−3をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる条件にしてもよい。
【0025】
(ステップS4)制御部11は、画面スクロール操作部120の選択解除であるかを判断する。画面スクロール操作部120の選択解除方法として、例えば、ユーザUが画面スクロール操作部120をダブルタッチすることが挙げられる。又は、ユーザUが上記ステップS1で画面スクロール操作部120の何処かにタッチした後にタッチしている場所を表示区分選択部210−3に移動させることを、表示区分選択部210−3に対応する第3画面130−3をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる条件とする場合には、ユーザUが画面スクロール操作部120からタッチを止めることを、画面スクロール操作部120の選択解除方法とすることが挙げられる。
【0026】
ステップS4の判断の結果、画面スクロール操作部120の選択解除である場合にはステップS5へ進み、そうではない場合にはステップS4で画面スクロール操作部120の選択解除の判断を続ける。
【0027】
(ステップS5)制御部11は、
図9に示されるように、表示区分選択部210−1〜5を表示画面100上から削除する。制御部11は、画面スクロール操作部120において、ウィンドウ画面110上に現在表示されている表示領域と現在表示されていない未表示領域とを合わせた総表示領域中の、ウィンドウ画面110上に現在表示される第3画面130−3の位置、に対応する部分に画像121を配置する。
【0028】
上述した表示区分の例1によれば、ユーザは、ウィンドウ画面110上に表示させたい画面に対応する表示区分選択部にタッチすれば、表示画面100のフリックを行うことなく、所望の画面をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させることができる。これにより、ウィンドウ画面110をスクロールする操作を簡略化することができる。
【0029】
<表示区分の例2>
次に、表示区分の例2に係る情報処理装置1の動作を説明する。
図10は、第1実施形態に係る表示区分リスト25の構成例2を示す図である。表示区分リスト25は、ウィンドウ画面110上にスクロールされる表示区分のリストである。
図10の例では、7個の表示区分がある。一の表示区分に対して、さらにサブ表示区分を設けることができる。また、一のサブ表示区分に対してさらにサブ表示区分を設けるようにしてもよい。
【0030】
図10において、第1の表示区分は待受画面としての第1画面である。上記した
図4の例では、ウィンドウ画面110上には、現在、第1の表示区分である第1画面130−1が表示されている。第1画面130−1は、オブジェクトに対応するアイコンGを有する。オブジェクトとしては、アプリケーションプログラム23とデータファイル24とがある。第1画面130−1は先頭の画面であるので、
図4の例において画像121は、画面スクロール操作部120内の先頭部分に表示されている。
【0031】
図10において、第2から第7の表示区分は、オブジェクトグループに対応する表示区分である。オブジェクトグループは、オブジェクトを管理するためのグループである。オブジェクトとしては、アプリケーションプログラム23とデータファイル24とがある。
図10の例では、6個のオブジェクトグループがある。
図10中、オブジェクトグループに関するカッコ内はグループ名である。グループ名は、デフォルトとして予め準備してもよく、又は、ユーザが任意のグループ名を設定してもよい。ユーザは、任意のオブジェクトを、任意のオブジェクトグループに所属させる設定を行うことができる。なお、制御部11は、オブジェクトに予め付加されている属性情報やオブジェクトの内容に基づいてオブジェクトを所属させるオブジェクトグループを選択し、オブジェクトのグループ分けを行うようにしてもよい。また、表示区分とオブジェクトグループとの対応付けは、任意に設定できるようにしてもよい。
【0032】
第1オブジェクトグループはグループ名「SNS」である。第1オブジェクトグループ「SNS」に所属させるオブジェクトとしては、例えば、SNSアプリケーション、SNSに参加する友人の個人データファイルなどが挙げられる。第1オブジェクトグループ「SNS」は第2の表示区分に対応する。
【0033】
第2オブジェクトグループはグループ名「アルバム」である。第2オブジェクトグループ「アルバム」に所属させるオブジェクトとしては、例えば、写真(静止画像データファイル)、映像(動画像データファイル)、画像管理アプリケーションなどが挙げられる。第2オブジェクトグループ「アルバム」は第3の表示区分に対応する。第2オブジェクトグループ「アルバム」は、2個のサブグループを有する。一つのサブグループはグループ名「家族」である。もう一つのサブグループはグループ名「友人」である。サブグループ「家族」に所属させるオブジェクトとしては、例えば、ユーザの家族の写真(静止画像データファイル)や映像(動画像データファイル)などが挙げられる。サブグループ「友人」に所属させるオブジェクトとしては、例えば、ユーザの友人の写真(静止画像データファイル)や映像(動画像データファイル)などが挙げられる。第2オブジェクトグループ「アルバム」のサブグループ「家族」、「友人」は第3の表示区分のサブ表示区分に対応する。
【0034】
第3オブジェクトグループはグループ名「音楽」である。第3オブジェクトグループ「音楽」に所属させるオブジェクトとしては、例えば、楽曲(音声データファイル)、ミュージックビデオ(動画像データファイル)、音楽再生アプリケーション、楽曲配信サイトのURL(URLデータファイル)などが挙げられる。第3オブジェクトグループ「音楽」は第4の表示区分に対応する。
【0035】
第4オブジェクトグループはグループ名「ゴミ箱」である。第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」は、削除する対象のオブジェクトを所属させるグループである。ユーザは、削除したいオブジェクトを第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に所属させる設定を行うことによって、削除したいオブジェクトを削除する対象に設定することができる。第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」は第5の表示区分に対応する。
【0036】
第5オブジェクトグループはグループ名「SDカード」である。第5オブジェクトグループ「SDカード」は、情報処理装置1に装着されたSDカードに移動する対象のオブジェクトを所属させるグループである。ユーザは、SDカードに移動したいオブジェクトを第5オブジェクトグループ「SDカード」に所属させる設定を行うことによって、SDカードに移動したいオブジェクトをSDカードに移動する対象に設定することができる。第5オブジェクトグループ「SDカード」は第6の表示区分に対応する。
【0037】
第6オブジェクトグループはグループ名「その他」である。第6オブジェクトグループ「その他」は、例えば、通信部13が通信ネットワークを介してダウンロードしたアプリケーションプログラム23を最初に所属させるグループとして使用することが挙げられる。第6オブジェクトグループ「その他」は第4の表示区分に対応する。
【0038】
なお、記憶部12に記憶されるオブジェクトの全てをいずれかのオブジェクトグループに所属させる必要はない。記憶部12に記憶されるオブジェクトの全てをいずれかのオブジェクトグループに所属させてもよいし、いずれのオブジェクトグループにも所属しないオブジェクトが存在してもよい。
【0039】
以下、
図3等を参照して、表示区分の例2に係る情報処理装置1の動作を説明する。
【0040】
(ステップS1)
図6に示されるように、ユーザUが画面スクロール操作部120にタッチすることにより、画面スクロール操作部120を選択する。これにより、制御部11は画面スクロール操作部120を選択する指定を入力する。
【0041】
(ステップS2)制御部11は、画面スクロール操作部120を選択する指定に応じて、
図10の表示区分リスト25の内容に従い、
図11に示されるように、表示区分選択部220−1〜7を表示画面100上に表示させる。
図11の例では、表示区分選択部220−1〜7は、画面スクロール操作部120の表示領域内に配置される。また、画像121は表示画面100上から削除される。
【0042】
表示区分選択部220−1は
図10の表示区分リスト25における第1の表示区分の第1画面に対応し、表示区分選択部220−2は
図10の表示区分リスト25における第2の表示区分の第1オブジェクトグループ「SNS」に対応し、表示区分選択部220−3は
図10の表示区分リスト25における第3の表示区分の第2オブジェクトグループ「アルバム」に対応し、表示区分選択部220−4は
図10の表示区分リスト25における第4の表示区分の第3オブジェクトグループ「音楽」に対応し、表示区分選択部220−5は
図10の表示区分リスト25における第5の表示区分の第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に対応し、表示区分選択部220−6は
図10の表示区分リスト25における第6の表示区分の第5オブジェクトグループ「SDカード」に対応し、表示区分選択部220−7は
図10の表示区分リスト25における第7の表示区分の第6オブジェクトグループ「その他」に対応する。表示区分選択部220−1〜7は、表示区分に各々対応するGUI画像である。
【0043】
なお、表示区分選択部220−1〜7は、画面スクロール操作部120以外の表示画面100上に表示されてもよい。また、表示区分選択部220−1〜7の各GUI画像のサイズは、各々対応する表示区分のサイズに合わせて異ならせてもよい。
【0044】
(ステップS3)
図12に示されるように、ユーザUが表示区分選択部220−2にタッチすると、制御部11は、表示区分選択部220−2へのタッチに応じて、表示区分選択部220−2に対応する第2の表示区分131−2をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる。なお、ユーザUが上記ステップS1で画面スクロール操作部120の何処かにタッチした後にタッチしている場所を表示区分選択部220−2に移動させることを、表示区分選択部220−2に対応する第2の表示区分131−2をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる条件にしてもよい。
【0045】
図12に示されるように、第2の表示区分131−2はオブジェクトに対応するアイコンGを有する。第2の表示区分131−2に有されるアイコンGは、
図10の表示区分リスト25における第2の表示区分の第1オブジェクトグループ「SNS」に所属するオブジェクトに対応するアイコンである。
図12の例では、第2の表示区分131−2のサイズがウィンドウ画面110のサイズ未満のため、第2の表示区分131−2に引き続く第3の表示区分131−3も、ウィンドウ画面110上に表示されている。第2の表示区分131−2と第3の表示区分131−3との境界部分には、区切り132が表示される。第3の表示区分131−3に有されるアイコンGは、
図10の表示区分リスト25における第3の表示区分の第2オブジェクトグループ「アルバム」に所属するオブジェクトに対応するアイコンである。なお、区切り132に、当該区切り132に続く表示区分に対応するオブジェクトグループのグループ名を表示してもよい。
【0046】
(ステップS4)制御部11は、画面スクロール操作部120の選択解除であるかを判断する。画面スクロール操作部120の選択解除方法として、例えば、ユーザUが画面スクロール操作部120をダブルタッチすることが挙げられる。又は、ユーザUが上記ステップS1で画面スクロール操作部120の何処かにタッチした後にタッチしている場所を表示区分選択部220−2に移動させることを、表示区分選択部220−2に対応する第2の表示区分131−2をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる条件とする場合には、ユーザUが画面スクロール操作部120からタッチを止めることを、画面スクロール操作部120の選択解除方法とすることが挙げられる。
【0047】
ステップS4の判断の結果、画面スクロール操作部120の選択解除である場合にはステップS5へ進み、そうではない場合にはステップS4で画面スクロール操作部120の選択解除の判断を続ける。
【0048】
(ステップS5)制御部11は、
図13に示されるように、表示区分選択部220−1〜7を表示画面100上から削除する。制御部11は、画面スクロール操作部120において、ウィンドウ画面110上に現在表示されている表示領域と現在表示されていない未表示領域とを合わせた総表示領域中の、ウィンドウ画面110上に現在表示される第2の表示区分131−2の位置、に対応する部分に画像121を配置する。
【0049】
(表示区分の例2に係る他の動作)
次に、表示区分の例2に係る情報処理装置1の他の動作を説明する。
【0050】
(表示区分の例2に係る他の動作の例2−1)
上記ステップS3において、
図14に示されるように、ユーザUが表示区分選択部220−3にタッチすると、制御部11は、表示区分選択部220−3へのタッチに応じて、表示区分選択部220−3に対応する第3の表示区分131−3をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる。さらに、制御部11は、
図10の表示区分リスト25の第3の表示区分の内容に従い、
図15に示されるように、第3の表示区分のサブ表示区分選択部220−3−1〜2を表示画面100上に表示させる。さらに、制御部11は、サブ表示区分選択部220−3−1〜2に対応する第3の表示区分のサブ表示区分131−3−1〜2をウィンドウ画面110上に表示させる。第3の表示区分のサブ表示区分131−3−1〜2の境界部分には、サブ区切り133が表示される。サブ区切り133は、区切り132よりも長さが短い。これにより、サブ区切り133がサブ表示区分の区切りであることを分かりやすくしている。なお、サブ区切り133に、当該サブ区切り133に続くサブ表示区分に対応するサブグループのグループ名を表示してもよい。
【0051】
図15に示されるように、第3の表示区分のサブ表示区分131−3−1〜2はオブジェクトに対応するアイコンGを有する。第3の表示区分のサブ表示区分131−3−1に有されるアイコンGは、
図10の表示区分リスト25における第3の表示区分の第2オブジェクトグループ「アルバム」のサブグループ「家族」に所属するオブジェクトに対応するアイコンである。第3の表示区分のサブ表示区分131−3−2に有されるアイコンGは、
図10の表示区分リスト25における第3の表示区分の第2オブジェクトグループ「アルバム」のサブグループ「友人」に所属するオブジェクトに対応するアイコンである。なお、各表示区分131−1、2、・・・は、個別に、表示のオン/オフを切り替えできるようにしてもよい。表示オフにされた表示区分については、例えば、表示オフの表示区分に対応するオブジェクトグループのグループ名を有する区切り132のみを表示し、当該表示区分の存在を示すようにしてもよい。また、サブ表示区分についても、同様に、個別に、表示のオン/オフを切り替えできるようにしてもよい。表示オフにされたサブ表示区分については、例えば、表示オフのサブ表示区分に対応するサブグループのグループ名を有するサブ区切り133のみを表示し、当該サブ表示区分の存在を示すようにしてもよい。また、サブ表示区分選択部は、表示のオン/オフを切り替えできるようにしてもよい。
【0052】
(表示区分の例2に係る他の動作の例2−2)
上記ステップS1において、
図16に示されるように、ユーザUがアイコンG_1にタッチしたままの状態で所定時間経過すると画面編集モードに移行し、次いで、ユーザUがアイコンG_1にタッチしたままタッチしている場所を移動させると、アイコンG_1を移動させることができる。このアイコン移動操作によって、ユーザUは、アイコンG_1を画面スクロール操作部120上に移動させる。これにより、上記ステップS2において、制御部11は、
図10の表示区分リスト25の内容に従い、
図11に示されるように、表示区分選択部220−1〜7を表示画面100上に表示させる。
【0053】
次いで、上記ステップS3において、
図17に示されるように、ユーザUは、アイコンG_1にタッチしたままアイコンG_1を表示区分選択部220−5上に移動させる。この表示区分選択部220−5上へのアイコンG_1の移動に応じて、制御部11は、表示区分選択部220−5に対応する第5の表示区分の第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」をウィンドウ画面110上に表示させる。次いで、ユーザUがアイコンG_1にタッチしたままアイコンG_1を画面スクロール操作部120上からウィンドウ画面110上の第5の表示区分「ゴミ箱」における所望の位置に移動させると、制御部11は、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を、第5の表示区分の第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に決定する。制御部11は、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に設定する。なお、ユーザUがアイコンG_1を表示区分選択部220−5上に移動させた後に、ユーザUが表示画面100へのタッチを止める、つまり、アイコンG_1をリリースすることによって、制御部11が、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を、第5の表示区分の第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に決定し、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を第4オブジェクトグループ「ゴミ箱」に設定してもよい。この場合、制御部11は、ウィンドウ画面110上の第5の表示区分「ゴミ箱」における空き領域にアイコンG_1を表示させる。このとき、第5の表示区分「ゴミ箱」に既存の他のアイコンGが存在する場合には、既存の他のアイコンGに後続させてアイコンG_1を整列表示させることが見た目に好ましい。
【0054】
なお、上記
図17と同様にして、ユーザUがアイコンG_1をタッチしながらアイコンG_1を表示区分選択部220−6上に移動させた場合には、制御部11は、表示区分選択部220−6上へのアイコンG_1の移動に応じて、表示区分選択部220−6に対応する第6の表示区分の第5オブジェクトグループ「SDカード」をウィンドウ画面110上に表示させる。次いで、ユーザUがアイコンG_1にタッチしたままアイコンG_1を画面スクロール操作部120上からウィンドウ画面110上の第6の表示区分「SDカード」における所望の位置に移動させると、制御部11は、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を、第6の表示区分の第5オブジェクトグループ「SDカード」に決定する。制御部11は、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を第5オブジェクトグループ「SDカード」に設定する。制御部11は、アイコンG_1に対応するオブジェクトをSDカードに移動する。また、ユーザUがアイコンG_1を表示区分選択部220−6上に移動させた後に、ユーザUが表示画面100へのタッチを止める、つまり、アイコンG_1をリリースすることによって、制御部11が、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を第6の表示区分の第5オブジェクトグループ「SDカード」に決定し、アイコンG_1に対応するオブジェクトの所属を第5オブジェクトグループ「SDカード」に設定し、アイコンG_1に対応するオブジェクトをSDカードに移動してもよい。この場合、制御部11は、ウィンドウ画面110上の第6の表示区分「SDカード」における空き領域にアイコンG_1を表示させる。このとき、第6の表示区分「SDカード」に既存の他のアイコンGが存在する場合には、既存の他のアイコンGに後続させてアイコンG_1を整列表示させることが見た目に好ましい。
【0055】
また、上記したオブジェクトの所属グループの決定は、オブジェクトグループのサブグループに対しても同様に適用される。また、新規に追加されたオブジェクトに対しても、上記
図16と同様にして、ユーザUは、新規に追加されたオブジェクトのアイコンGをタッチしながら該アイコンGを画面スクロール操作部120上に移動させることにより、上記
図17と同様にして、新規に追加されたオブジェクトを所属させる先のオブジェクトグループ又はサブグループを選択することができる。また、同様にして、ユーザUは、任意のオブジェクトグループのオブジェクトのアイコンGをタッチしながら該アイコンGを画面スクロール操作部120上に移動させることにより、上記
図17と同様にして、該アイコンGに対応するオブジェクトを所属させる先のオブジェクトグループ又はサブグループを選択することができる。また、同様にして、ユーザUは、任意のオブジェクトグループのサブグループのオブジェクトのアイコンGをタッチしながら該アイコンGを画面スクロール操作部120上に移動させることにより、上記
図17と同様にして、該アイコンGに対応するオブジェクトを所属させる先のオブジェクトグループ又はサブグループを選択することができる。
【0056】
(表示区分の例2に係る他の動作の例2−3)
表示区分の例2に係る他の動作の例2−3は、新規に表示区分を追加する設定の動作例である。
図18に示されるように、ユーザUは、新規に表示区分を追加するメニューを操作した結果として表示画面上に表示された区切り132Gをタッチしながらタッチしている場所を画面スクロール操作部120上に移動させることにより区切り132Gを画面スクロール操作部120上に移動させる。これにより、制御部11は、
図10の表示区分リスト25の内容に従い、表示区分選択部220−1〜7を表示画面100上に表示させる。
【0057】
次いで、ユーザUは、区切り132Gをタッチしながら区切り132Gを、新規に表示区分を追加したい場所に対応する表示区分選択部220−2上に移動させる。これにより、制御部11は、表示区分選択部220−2に対応する第2の表示区分131−2をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる。次いで、ユーザUが、区切り132Gにタッチしたまま区切り132Gを画面スクロール操作部120上からウィンドウ画面110上の所望の位置に移動させた後に、表示画面100へのタッチを止めると、つまり、区切り132Gをリリースすると、制御部11は、その区切り132Gのリリースされた位置、例えば
図19に示されるように第2の表示区分131−2の表示領域に、新規に表示区分131−2Aを設ける。さらに、制御部11は、新規に設けた表示区分131−2Aに対応する表示区分選択部220−2Aを表示画面100上に表示させる。さらに、制御部11は、
図20に示されるように、
図10の表示区分リスト25に対して、新規に設けた表示区分131−2Aに対応する表示区分のエントリを追加する。
図20の例では、説明の便宜上、新規に設けた表示区分131−2Aに対応する表示区分のエントリとして項番2Aに、第2Aの表示区分に対応する第7オブジェクトグループが記載されている。なお、ユーザUが、区切り132Gをタッチしながら区切り132Gを、新規に表示区分を追加したい場所に対応する表示区分選択部220−2上に移動させた後に、表示画面100へのタッチを止める、つまり、区切り132Gをリリースすることにより、制御部11が、
図19に示されるように、表示区分選択部220−2に対応する第2の表示区分131−2の表示領域に、新規に表示区分131−2Aを設けるようにしてもよい。
【0058】
なお、任意の表示区分を削除するためのメニューを設け、ユーザが任意の表示区分を削除する設定を行うようにしてもよい。制御部11は、削除する設定が行われた表示区分のエントリを表示区分リスト25から削除する。また、ユーザUは、区切り132を移動させることによって、アイコンGを移動させることなく、区切り132を境界とする表示区分間でアイコンGの移動を行うことができる。制御部11は、区切り132の移動の結果に応じて、該区切り132を境界とする表示区分間で移動のあったアイコンGに対応するオブジェクトの所属を変更する。また、サブ区切り133についても同様である。
【0059】
上述した表示区分の例2によれば、ユーザは、ウィンドウ画面110上に表示させたい表示区分に対応する表示区分選択部にタッチすれば、表示画面100のフリックを行うことなく、所望の表示区分をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させることができる。これにより、ウィンドウ画面110をスクロールする操作を簡略化することができる。また、ユーザがオブジェクトの所属グループを設定する操作を簡略化することができる。
【0060】
[第2実施形態]
第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る情報処理装置1の構成は、
図1と同様である。以下、情報処理装置1の表示部15がタッチパネルを備える場合を例に挙げて説明する。
【0061】
図21は、第2実施形態に係る情報処理装置1の表示部15のタッチパネルの表示画面100の構成例を示す図である。
図21において、表示画面100上には、ウィンドウ画面110が表示される。
図21には、ウィンドウ画面110のスクロール方向が示される。第2実施形態に係る表示区分リスト25として、上述した
図5の構成例1と同じであるとする。ウィンドウ画面110上には、現在、第1の表示区分である第1画面130−1が表示されている。第1画面130−1は、オブジェクトに対応するアイコンGを有する。オブジェクトとしては、アプリケーションプログラム23とデータファイル24とがある。
【0062】
また、ウィンドウ画面110上には、ウィンドウ画面110上にスクロールされる画面に対応する印300−1〜5(第1の印)が表示される。印300−1は
図5の表示区分リスト25における第1の表示区分の第1画面に対応し、印300−2は
図5の表示区分リスト25における第2の表示区分の第2画面に対応し、印300−3は
図5の表示区分リスト25における第3の表示区分の第3画面に対応し、印300−4は
図5の表示区分リスト25における第4の表示区分の第4画面に対応し、印300−5は
図5の表示区分リスト25における第5の表示区分の第5画面に対応する。
図21の例において、ウィンドウ画面110上には、現在、第1画面130−1が表示されているので、第1画面130−1に対応する印300−1は現在表示画面を示す状態(
図21の例では黒色)になっている。他の第2〜第5画面130−2〜5に対応する印300−2〜5は現在非表示画面を示す状態(
図21の例では白色)になっている。なお、ユーザUが所定の画面スクロール操作場所(
図21中の表示画面100上の印300−1〜5の領域)にタッチすることにより、
図21に示されるように、印300−1〜5が表示画面100上に表示されるようにしてもよい。
【0063】
図21において、ユーザUが第1画面130−1に配置されるアイコンG_2(第2の印)にタッチしたままの状態で所定時間経過すると画面編集モードに移行し、次いで、ユーザUがアイコンG_2にタッチしたままタッチしている場所を移動させることによりアイコンG_2を印300−4上に移動させる。これにより、制御部11は、
図22に示されるように、印300−4に対応する第4画面130−4をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させる。さらに、制御部11は、ウィンドウ画面110上に現在表示される第4画面130−4に対応する印300−4を、現在表示画面を示す状態(
図22の例では黒色)に変更させる。さらに、制御部11は、ウィンドウ画面110上に表示されなくなった第1画面130−1に対応する印300−1を、現在非表示画面を示す状態(
図22の例では白色)に変更させる。なお、ユーザUが第1画面130−1に配置されるアイコンG_2にタッチしたままの状態で所定時間経過して画面編集モードに移行することにより、
図21に示されるように、印300−1〜5が表示画面100上に表示されるようにしてもよい。又は、ユーザUがアイコンG_2にタッチしたままアイコンG_2を所定の画面スクロール操作場所(
図21中の表示画面100上の印300−1〜5の領域)に移動させることにより、
図21に示されるように、印300−1〜5が表示画面100上に表示されるようにしてもよい。
【0064】
次いで、ユーザUが、アイコンG_2にタッチしたままアイコンG_2を第4画面130−4上の所望の位置に移動させた後に、表示画面100へのタッチを止める、つまり、アイコンG_2をリリースする。これにより、アイコンG_2は、元あった第1画面130−1から第4画面130−4へと、その配置が移動され、第4画面130−4上に表示される。なお、ユーザUがアイコンG_2を印300−4上に移動させた後に、ユーザUが表示画面100へのタッチを止める、つまり、アイコンG_2をリリースすることによって、制御部11が、
図22に示されるように、ウィンドウ画面110上に現在表示される第4画面130−4上の空き領域に、アイコンG_2を配置させるようにしてもよい。このとき、第4画面130−4上に既存の他のアイコンGが存在する場合には、既存の他のアイコンGに後続させてアイコンG_2を整列表示させることが見た目に好ましい。
【0065】
上述した第2実施形態によれば、ユーザは、アイコンを移動させたい画面に対応する印に当該アイコンを移動させれば、表示画面100のフリックを行うことなく、当該アイコンを移動させたい画面をウィンドウ画面110上にスクロールし表示させ、当該アイコンを移動させたい画面に当該アイコンを移動させることができる。これにより、ウィンドウ画面110をスクロールしてアイコンを移動する操作を簡略化することができる。
【0066】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0067】
また、上述した情報処理装置1が実行する各ステップを実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0068】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。