【実施例1】
【0060】
実施例1:複合製剤Iの調製
−レボセチリジン層−
レボセチリジン二塩酸塩 5.0mg
ルディプレス(登録商標) 60.5mg
微結晶セルロース 8.1mg
クエン酸 3.0mg
クロスカルメロースナトリウム 5.0mg
軽質無水ケイ酸 0.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.9mg
Opadry(登録商標)Y−1−7000 2.0mg
蒸留水 (10.0mg)
−モンテルカスト層−
モンテルカストナトリウム 10.4mg(モンテルカスト,10mg)
D−マンニトール 45.4mg
微結晶セルロース 92.0mg
軽質無水ケイ酸 2.4mg
ヒドロキシプロピルセルロース 4.0mg
デンプングリコール酸ナトリウム 8.4mg
ステアリン酸マグネシウム 3.4mg
ヒプロメロース 1.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 1.5mg
二酸化チタン 0.96mg
赤色酸化鉄 0.004mg
黄色酸化鉄 0.036mg
蒸留水 (40.0mg)
【0061】
レボセチリジン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。レボセチリジン二塩酸塩、ルディプレス(登録商標)(BASF)、微結晶セルロース、クエン酸、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が8.3mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する10個のMUSTを調製した。
【0062】
別個に、コーティング溶液は、Opadry(登録商標)Y−1−7000を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したレボセチリジン含有MUST上に適用した。それによって得られた10個のMUSTの総重量は、85mgであり、そのうちのレボセチリジンの総重量は、5mgであった。
【0063】
一方、モンテルカスト含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。モンテルカストナトリウム、D−マンニトール、微結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が8.3mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する20個のMUSTを調製した。
【0064】
別個に、コーティング溶液は、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、二酸化チタン、赤色酸化鉄、および黄色酸化鉄を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したモンテルカスト含有MUST上に適用した。それによって得られた20個のMUSTの総重量は、170mgであり、そのうちのモンテルカストの総重量は、10mgであった。
【0065】
上記で調製した2つの異なるMUST、10個のレボセチリジン含有MUSTおよび20個のモンテルカスト含有MUSTを、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、10mgのモンテルカストおよび5mgのレボセチリジンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0066】
実施例2:複合製剤IIの調製
−アンブロキソール層−
アンブロキソール塩酸塩 30.0mg
乳糖水和物 22.7mg
アルファ化デンプン 22.7mg
ポビドンK−30 1.4mg
蒸留水 (20.0mg)
軽質無水ケイ酸 0.4mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
−レボドロプロピジン層−
レボドロプロピジン 60.0mg
乳糖水和物 46.6mg
微結晶セルロース 47.0mg
デンプングリコール酸ナトリウ 5.6mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
【0067】
アンブロキソール含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。アンブロキソール 塩酸塩、乳糖水和物、およびアルファ化デンプンを混合し、ポビドンK−30を蒸留水中に溶解させることによって調製した結合溶液を加え、該混合物を湿式造粒した。軽質無水ケイ酸およびステアリン酸マグネシウムをそこに加え、該混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が7.8mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する10個のMUSTを調製した。それによって得られた10個のMUSTの総重量は、78mgであり、その中のアンブロキソール塩酸塩の総重量は、30mgであった。
【0068】
一方、レボドロプロピジン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。レボドロプロピジン、乳糖水和物、微結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が8.0mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.4mmの円柱の高さを有する20個のMUSTを調製した。それによって得られた20個のMUSTの総重量は、160mgであり、その中のレボドロプロピジンの総重量は、60mgであった。
【0069】
上記に調製した2つの異なるMUST、10個のアンブロキソール塩酸塩含有MUSTおよび20個のレボドロプロピジン含有MUSTを、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、30mgのアンブロキソール塩酸塩および60mgのレボドロプロピジンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0070】
実施例3:複合製剤IIIの調製
−ロサルタン層−
ロサルタンカリウム 50.0mg
ルディプレス(登録商標) 41.5mg
コポビドン 3.7mg
軽質無水ケイ酸 1.0mg
クロスカルメロースナトリウム 3.0mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
Opadry(登録商標)Y−1−7000 2.0mg
蒸留水 (10.0mg)
−アムロジピン層−
アムロジピンカンシレート 15.68mg(アムロジピン10mg)
マンニトール 40.0mg
微結晶セルロース 36.92mg
デンプングリコール酸ナトリウム 2.4mg
ヒドロキシプロピルセルロース 3.0mg
ステアリン酸マグネシウム 2.0mg
Opadry(登録商標)Y−1−7000 2.0mg
蒸留水 (10.0mg)
【0071】
ロサルタン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。ロサルタン カリウム、 ルディプレス(登録商標)(BASF)、コポビドン、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、およびステアリン酸マグネシウムををふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約8.3mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.2mmの円柱の高さを有する12個のMUSTを調製した。
【0072】
別個に、コーティング溶液は、Opadry(登録商標)Y−1−7000を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したロサルタン含有MUST上に適用した。それによって得られた12個のMUSTの総重量は、102mgであり、そのうちのロサルタンの総重量は、50mgであった。
【0073】
一方、アムロジピン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。アムロジピンカンシレート、マンニトール、微結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、およびステアリン酸マグネシウムををふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約8.3mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する12個のMUSTを調製した。
【0074】
別個に、コーティング溶液は、Opadry(登録商標)Y−1−7000を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したアムロジピン含有MUST上に適用した。それによって得られた12個のMUSTの総重量は、102mgであり、そのうちのアムロジピンの総重量は、10mgであった。
【0075】
上記に調製した2つの異なるMUST、12個のロサルタン含有MUSTおよび12個のアムロジピン含有MUSTを、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号2のカプセル体に充填して、50mgのロサルタンおよび10mgのアムロジピンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0076】
実施例4:複合製剤IVの調製
−ロスバスタチン層−
ロスバスタチンカルシウム 10.4mg(ロスバスタチン10mg)
乳糖水和物 44.7mg
微結晶セルロース 22.8mg
クロスポビドン 4.3mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
Opadry(登録商標)Y−1−7000 3.0mg
赤色酸化鉄 0.1mg
蒸留水 (15.0mg)
−アスピリン層−
アスピリン 100.0mg
微結晶セルロース 26.0mg
アルファ化デンプン 13.0mg
軽質無水ケイ酸 1.5mg
ステアリン酸 0.5mg
フタル酸ヒポメロース 17.0mg
二酸化チタン 1.7mg
アセチル化モノグリセリド 0.3mg
エタノール (90.0mg)
蒸留水 (180.0mg)
【0077】
ロスバスタチン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。ロスバスタチンカルシウム、乳糖水和物、微結晶セルロース、クロスポビドン、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約8.3mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する10個のMUSTを調製した。
【0078】
別個に、コーティング溶液は、Opadry(登録商標)Y−1−7000を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したロスバスタチン含有MUST上に適用した。それによって得られた10個のMUSTの総重量は、86mgであり、そのうちのロバスタチンの総重量は、10mgであった。
【0079】
一方、アスピリン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。アスピリン、微結晶セルロース、アルファ化デンプン、および軽質無水ケイ酸を混合した。生じた混合物に、ステアリン酸を滑沢剤として加え、次いで該混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約7.05mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.2mmの円柱の高さを有する20個のMUSTを調製した。
【0080】
別個に、コーティング溶液は、フタル酸ヒポメロース、二酸化チタン、およびアセチル化モノグリセリドをエタノールおよびアセトンの混合溶媒に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したアスピリン含有MUST上に適用した(腸溶性コーティング)。それによって得られた20個のMUSTの総重量は、160mgであり、そのうちのアスピリンの総重量は、100mgであった。
【0081】
上記に調製した2つの異なるMUST、10個のロスバスタチン含有MUSTおよび20個のアスピリン含有MUSTを、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、10mgのロスバスタチンおよび100mgのアスピリンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0082】
実施例5:複合製剤Vの調製
−クロピドグレル層−
クロピドグレル水素硫酸塩 97.9mg(クロピドグレル75mg)
D−マンニトール 40.0mg
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 17.1mg
脂肪酸のショ糖エステル 5.0mg
Opadry(登録商標)32K−14834 4.0mg
蒸留水 (15.0mg)
−アスピリン層−
アスピリン 100.0mg
微結晶セルロース 26.0mg
アルファ化デンプン 13.0mg
軽質無水ケイ酸 1.5mg
ステアリン酸 0.5mg
フタル酸ヒポメロース 17.0mg
二酸化チタン 1.7mg
アセチル化モノグリセリド 0.3mg
エタノール (90.0mg)
蒸留水 (180.0mg)
【0083】
クロピドグレル含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。クロピドグレル水素硫酸塩、D−マンニトール、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、および脂肪酸のショ糖エステルをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約8.0mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.3mmの円柱の高さを有する20個のMUSTを調製した。
【0084】
別個に、コーティング溶液は、Opadry(登録商標)32K−14834を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したクロピドグレル含有MUST上に適用した。それによって得られた20個のMUSTの総重量は、164mgであり、そのうちのクロピドグレルの総重量は、75mgであった。
【0085】
一方、アスピリン含有層は、下記に記載されるように調製した。アスピリン、微結晶セルロース、アルファ化デンプン、および軽質無水ケイ酸を混合した。生じた混合物に、ステアリン酸を滑沢剤として加え、次いで該混合物を2.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、各錠剤が約7.05mgの重量、約2.0mmの厚さ、および1.2mmの円柱の高さを有する20個のMUSTを調製した。
【0086】
別個に、コーティング溶液は、フタル酸ヒポメロース、二酸化チタン、およびアセチル化モノグリセリドをエタノールおよびアセトンの混合溶媒に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を上記で調製したアスピリン含有MUST上に適用した(腸溶性コーティング)。それによって得られた20個のMUSTの総重量は、160mgであり、そのうちのアスピリンの総重量は、100mgであった。
【0087】
上記に調製した2つの異なるMUST、20個のクロピドグレル含有MUSTおよび20個のアスピリン含有MUSTを、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、75mgのクロピドグレルおよび100mgのアスピリンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0088】
比較実施例1:複合製剤VIの調製
−レボセチリジン層−
レボセチリジン二塩酸塩 5.0mg
ルディプレス(登録商標) 60.5mg
微結晶セルロース 8.1mg
クエン酸 3.0mg
クロスカルメロースナトリウム 5.0mg
軽質無水ケイ酸 0.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.9mg
Opadry(登録商標)Y−1−7000 2.0mg
蒸留水 (10.0mg)
−モンテルカスト層−
モンテルカストナトリウム 10.4mg(モンテルカスト10mg)
D−マンニトール 45.4mg
微結晶セルロース 92.0mg
軽質無水ケイ酸 2.4mg
ヒドロキシプロピルセルロース 4.0mg
デンプングリコール酸ナトリウム 8.4mg
ステアリン酸マグネシウム 3.4mg
ヒプロメロース 1.5mg
ヒドロキシプロピルセルロース 1.5mg
二酸化チタン 0.96mg
赤色酸化鉄 0.004mg
黄色酸化鉄 0.036mg
蒸留水 (40.0mg)
【0089】
レボセチリジン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。レボセチリジン二塩酸塩、ルディプレス(登録商標)、微結晶セルロース、クエン酸、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を5.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮した。続いて、Opadry(登録商標)Y−1−7000を蒸留水に溶解させることによって調製したコーティング溶液を、前記錠剤上に適用してレボセチリジン錠剤を調製した。それによって得られた錠剤の総重量は、85mgであり、そのうちのレボセチリジンの総重量は、5mgであった。
【0090】
一方、モンテルカスト含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。モンテルカストナトリウム、D−マンニトール、微結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を5.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、2個の錠剤を調製した。別個に、コーティング溶液は、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、二酸化チタン、赤色酸化鉄、および黄色酸化鉄を蒸留水に溶解させることによって調製し、前記コーティング溶液を前記錠剤に適用して、モンテルカスト錠剤を調製した。それによって得られた錠剤の総重量は、170mgであり、そのうちのモンテルカストの総重量は、10mgであった。
【0091】
上記に調製した2つの異なる錠剤、1個のレボセチリジン錠剤および2個のモンテルカスト錠剤を、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、5mgのレボセチリジンおよび10mgのモンテルカストを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0092】
比較実施例2:複合製剤VIIの調製
−アンブロキソール層−
アンブロキソール塩酸塩 30.0mg
乳糖水和物 22.7mg
アルファ化デンプン 22.7mg
ポビドンK−30 1.4mg
蒸留水 (20.0mg)
軽質無水ケイ酸 0.4mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
−レボドロプロピジン層−
レボドロプロピジン 60.0mg
乳糖水和物 46.6mg
微結晶セルロース 47.0mg
デンプングリコール酸ナトリウム 5.6mg
ステアリン酸マグネシウム 0.8mg
【0093】
アンブロキソール含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。アンブロキソール 塩酸塩、乳糖水和物、およびアルファ化デンプンを混合し、ポビドンK−30を蒸留水中に溶解させて調製した結合溶液を加え、次いで、該混合物を湿式造粒した。軽質無水ケイ酸およびステアリン酸マグネシウムをそこに加え、該混合物を5.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、錠剤を調製した。それによって得られた錠剤の総重量は、78mgであり、そのうちのアンブロキソール塩酸塩の総重量は、30mgであった。
【0094】
一方、レボドロプロピジン含有錠剤層は、下記に記載されるように調製した。レボドロプロピジン、乳糖水和物、微結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、およびステアリン酸マグネシウムをふるいにかけ、混合し、次いで、生じた混合物を5.0mmのダイス直径の打錠機を用いて錠剤に圧縮して、2個の錠剤を調製した。それによって得られた錠剤の総重量は、160mgであり、そのうちのレボドロプロピジンの総重量は、60mgであった。
【0095】
上記に調製した2つの異なる錠剤、1個のアンブロキソール錠剤および2個のレボドロプロピジン錠剤を、予めゼラチンで埋めた硬カプセル番号1のカプセル体に充填して、30mgのアンブロキソールおよび60mgのレボドロプロピジンを含む硬カプセル製剤を調製した。
【0096】
試験実施例1:モンテルカストおよびレボセチリジンの溶解試験
実施例1および比較実施例1で調製したモンテルカストおよびレボセチリジンを含む複合製剤、ならびにモンテルカストおよびレボセチリジンの対照薬剤としてSingulair(登録商標)錠剤(MSD,10mg)およびXyzal(登録商標)錠剤(Korea UCB Co.,5mg)を各々、下記の条件において各薬剤について6個の試験管を用いて、薬物溶解試験にかけた。結果は表1および
図3および4に示す。
【0097】
<試験条件>
−溶解媒体:
モンテルカストについて=0.5% ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)溶液,900mL
レボセチリジンについて=蒸留水,900mL
−溶解試験系:パドル,75rpm
−温度:37℃
【0098】
<分析条件−モンテルカストおよびレボセチリジンの同時試験>
−カラム:液体クロマトグラフィー用に5μm オクタデシルシリルシリカゲルで充填したステンレススチールカラム(Inertsil C8,4.6×150mm,5μm)
−移動相:0.025M リン酸二水素カリウム(pH6.6)、アセトニトリル(40:60,v/v)
−検出器:紫外線分光光度計(225nm)
−流速:1.0mL/分
−注入量:10μL
−カラム温度:45℃
[表1]
【表1】
【0099】
表1、ならびに
図3および4に示されるように、MUSTを含む実施例1で調製された複合製剤は、従来の錠剤を含む比較実施例1よりも極めて高い初期溶解速度(10分以内)を示し、Singulair(登録商標)錠剤(モンテルカスト)およびXyzal(登録商標)錠剤(レボセチリジン)である対照薬物とでさえ同等であった。
【0100】
さらに、実施例1のモンテルカストおよびレボセチリジンの溶解試験結果は、比較実施例1の溶解試験の結果より著しく低い標準偏差値を示し、それゆえ、本発明複合製剤から体内吸収率のより少ない変化を予想することができる。よって、MUSTを含む本発明硬カプセル複合製剤がそれらの対照薬物Singulair(登録商標)およびXyzal(登録商標)と生物学的に同等でありうることも予想することができる。
【0101】
試験実施例2:アンブロキソールの溶解試験
実施例2および比較実施例2で調製したアンブロキソールおよびレボドロプロピジンを含む複合製剤、ならびにアンブロキソールの対照薬物としてのMucopect(登録商標)錠剤(Boehringer ingelheim,30mg)を、下記の条件において各薬物につき6個の試験管を用いて薬物溶解試験にかけた。結果は、表2および
図5に示す。
【0102】
<試験条件>
−溶解培地:pH1.2の人工胃液,900mL
−溶解試験系:パドル,50rpm
−温度:37℃
【0103】
<分析条件−アンブロキソール>
−カラム:液体クロマトグラフィー用に5μm オクタデシルシリルシリカゲルで充填したステンレススチールカラム(waters ODS−2,4.6mm×50mm,5μm)
−移動相:0.05M リン酸二水素カリウム(リン酸を用いてpH3.0に調整)、 メタノール(88:12,v/v)
−検出器:紫外線分光光度計(254nm)
−流速:1.0mL/分
−注入量:10μL
−カラム温度:30℃
[表2]
【表2】
【0104】
表2および
図5に示されるように、MUSTを含む実施例2で調製した複合製剤は、従来の錠剤で充填した比較実施例2より極めて高い初期溶解速度(10分以内)および標準偏差値の著しく低い変化を示した。
【0105】
よって、初期溶解速度が0.25〜1時間の所定のT
maxに重要とされるアンブロキソールが、MUSTを含む本発明硬カプセル複合製剤の形態で調製される場合、本発明複合製剤がその対照薬物であるMucopect(登録商標)錠剤と生物学的に同等でありうることも予想することができ、体内吸収率における変化が少ないこともまた予想される。
【0106】
試験実施例3:モンテルカストおよびレボセチリジンの吸収試験
実施例1で調製したモンテルカストおよびレボセチリジンを含む複合製剤、ならびにモンテルカストおよびレボセチリジンの対照薬物としてのSingulair(登録商標)錠剤10mgおよびXyzal(登録商標)錠剤5mgを各々、下記の条件下におけるバイオアベイラビリティ試験について試験動物に経口投与した。
【0107】
試験動物は、12±2kgの体重である健常な雄の20月齢のビーグル犬であり、5匹のイヌを1試験群あたり割り当てた。前記イヌをケージ内で飼い、市販のドッグフード(1日あたり400g)を自由に与え、実験前14時間にわたり絶食させた。前記イヌを2つの群:グループ1(実施例1)およびグループ2(Singulair(登録商標)錠剤+Xyzal(登録商標)錠剤)に分けた。各イヌに対応する製剤を経口投与し、40mgの水を強制的に投与した。血液試料(2mL)は、経口投与後0(開始)、0.25、0.5、1、2、3、4、8、10、24および48時間に抗凝血剤(1,000IU/mL,ヘパリン5μl)と共にチューブを用いて橈側皮静脈から採取した。全ての血液試料を血漿について遠心分離し(12,000rpm,2分,Eppendorf)、−20℃の冷凍庫に入れ、続いて、下記の条件におけるLC−MSにより各試料を解析した:
カラム:ハロC18(2.1×50mm,2.7μm)
移動相:メタノール、10mM ギ酸アンモニウム(85:15,v/v)
注入量:10μL
検出器:ターボイオンスプレーイオン化モード(Turbo Ion spray Ionization mode)(陽性)
C
maxおよびT
maxは、血漿濃度対時間曲線から取得し、投与後0〜24時間からのAUCは、前記曲線を用いて台形公式に従って算出した。結果は、表3、ならびに
図6および7に示す。
[表3]
【表3】
【0108】
表3、ならびに
図6および7に示されるように、実施例1の複合製剤は、同時に採取した2つの単一製剤対照錠剤と同等またはそれ以上の優れたバイオアベイラビリティを示した。
【0109】
実施例1による複合製剤は、その対照薬剤であるSingulair(登録商標)錠剤およびXyzal(登録商標)錠剤と同様のモンテルカストおよびレボセチリジンのAUCおよびC
max値を生じ、T
max値についても遅延しなかったが、わずかに低いT
max値を示した。