(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記受信者端末が前記発信者端末と同一のチャットグループ内でメッセージの送受信を行う場合、前記受信者端末へ前記発信者に対する発信者情報を提供することを特徴とする、請求項1に記載のプッシュメッセージの信頼性判断のためのメッセージングシステム。
【背景技術】
【0002】
モバイルフォンやスマートフォンなどの携帯端末を利用してメッセージを送受信する場合、発信者は、伝送したメッセージが受信者に到着して受信者が確認したのかを知ることができない。発信者は、発信者携帯端末にメッセージを伝送することができるだけであり、受信者携帯端末でメッセージを読み取った場合にのみ、メッセージが正常に伝送されて受信者が確認したことを知ることができる。
【0003】
受信者の立場では、所望しないメッセージが急増したり、メッセージの内容について適当な回答がない場合があったり、スパムメッセージに悩まされることがある。これらの問題について、韓国公開特許10−2007−0107378号は、登録した発信者が伝送するコンテンツのみを受信し、発信者別にカスタマイズされた受信方法を設定することにより、受信者のプライバシーを保護する私生活保護のための付加通信サービスの提供方法を提案している。
【0004】
しかし、韓国公開特許10−2007−0107378号は、受信者のプライバシー保護という側面についてのみ強調されただけであり、発信者の立場が排除される側面がある。
【0005】
一般に、受信者端末は、メッセージが受信されるとき、受信したメッセージが誰のメッセージなのかを知ることができるので、所望しない発信者からのメッセージは読まないか、又は、受信者端末に受信されるメッセージに対してプレビュー機能を適用しておおよその内容を把握することができるので、プレビュー機能を利用して確認された内容が業務指示か所望しない要求である場合は、受信されたメッセージを選択せず、まるで見なかったかのように放置することもできるだろう。
【0006】
これにより、メッセージを伝送する発信者は、受信者端末に伝送したメッセージが伝送されたのか、伝送された後に受信者端末に到着したのか、受信者が確認したのかを知ることができないため、息苦しいことがある。本出願人は、かかる問題点について、メッセージの発信者に伝送したメッセージの状態を知ることができるようにすることで、メッセージにより誘発される誤解や不便を減少させる、プッシュメッセージの信頼性判断のためのメッセージングシステムを提案しようとする。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書で言及される携帯端末は、モバイルフォン、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、およびその他のCDMA(Code Division Multiple Access)、GSM(Global System for Mobile communications)、LTE(Long Term Evolution)方式によって音声通信およびデータ通信が可能であり、タッチスクリーンを備える形態の機器を意味する。携帯端末は、タッチスクリーンを備えることを前提に記載および説明する。また、本明細書には、メッセージを伝送する側と受信する側とを基準に、携帯端末を発信者端末および受信者端末と記載する。
【0013】
本明細書で言及されるメッセージは、発信者端末からプッシュメッセージの信頼性判断のためのメッセージングシステムへ伝送されるメッセージを示し、プッシュメッセージは、プッシュメッセージの信頼性判断のためのメッセージングシステムから受信者端末へ伝送されるメッセージを示す。本明細書において、メッセージとプッシュメッセージは説明および理解の便宜のために混用されて記載される。
【0014】
本明細書において、プッシュメッセージの状態について「到着完了」と記載するのは、受信者端末でプッシュメッセージを受信したことを意味する。
【0015】
本明細書において、プッシュメッセージの状態について「確認」と記載するのは、受信者端末でプッシュメッセージを確認したことを意味する。
【0016】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施形態に係るプッシュメッセージの信頼性判断のためのメッセージングシステム(以下「メッセージングシステム」という)を示す概念図である。
【0018】
図1を参照すると、実施形態に係るメッセージングシステム200は、発信者端末50および受信者端末100に無線ネットワーク接続され、発信者端末50からメッセージを伝送するとき、メッセージに対するプッシュメッセージ(Push Message)を生成し、生成されたプッシュメッセージを受信者端末100へ伝送する。このとき、メッセージングシステム200は、受信者端末100側のアプリとのセッション(Session)状態に基づいて、プッシュメッセージについて2つの状態を判断することができる。ここで、セッションは、発信者端末50と受信者端末100とにインストールされるアプリ(App)となすことを意味することができる。
【0019】
1)セッションが維持される状態でプッシュメッセージを受信者端末100へ伝達する場合、プッシュメッセージが受信者端末100に伝達されたと判断し、
2)受信者端末100にインストールされるアプリとのセッションが切れる場合、受信者端末100へプッシュメッセージが伝送中であると判断することができる。
【0020】
これに加えて、受信者端末100側のアプリとのセッションを維持する状態で、アプリがプッシュメッセージに対するユーザーの選択を通知する場合、プッシュメッセージが受信者端末100に到着したと判断することができる。
【0021】
すなわち、セッションの維持状態と受信者端末100にインストールされるアプリの通知を用いて、メッセージングシステム200は、発信者端末50から伝送されたメッセージに対するプッシュメッセージの状態を判断することができる。
【0022】
判断結果に基づいて、メッセージングシステム200は発信者端末50へ制御メッセージを伝送することができる。メッセージングシステム200は、発信者端末50で起動するアプリでプッシュメッセージに対する状態をプッシュメッセージに対する「伝送中」、「到着完了」および「確認」の3つに分けて表示されるようにすることができる。
【0023】
ここで、「伝送中」は、プッシュメッセージがメッセージングシステム200から受信者端末100へ伝送中である状態を意味し、受信者端末100がパワーオフ状態であるか、或いは受信者端末100でアプリが起動状態ではない場合を意味する。
【0024】
また、「到着完了」は、受信者端末100がアプリを起動する状態であるときにプッシュメッセージを伝送する場合、あるいはメッセージングシステム200が送ったメッセージが受信者端末100にメッセージ受信アラーム(通知)の形態で表示されて受信者端末100でメッセージの到着か否かを知る場合を意味する。
【0025】
また、「確認」は、受信者端末100がパワーオン状態であり、受信者端末100側のアプリが起動状態であり、この状態で受信者端末100にプッシュメッセージを伝送したときに受信者端末100でメッセージの内容を確認した場合を意味する。
【0026】
前述したアプリは、発信者端末50と受信者端末100に同一のものがインストールでき、基本的に、発信者端末50と受信者端末100との間で音声通話を支援し、音声通話とともにメッセージの送受信のためのメッセージング機能を備えることができる。前述したアプリは次の各号による機能を行うことができる。
【0027】
4)発信者端末50と受信者端末100との間でインスタントメッセージを送受信するメッセージングインターフェースをタッチスクリーンに表示および実行する機能、
5)発信者端末50と受信者端末100とが互いにインスタントメッセージをやりとりするグループを設定する機能、
6)発信者端末50と受信者端末100とのユーザーが自分の音声を録音してボイストーク(Voice Talk)ファイルを生成した後、相手の端末(発信者端末または受信者端末)に伝送し、この時、発信者端末50と受信者端末100とは、ウォーキートーキー無線機のように、それぞれが生成したボイストークファイルを交互に送受信する機能、
7)4)〜6)の機能をユーザーが利用するためのインターフェースを発信者端末50または受信者端末100に表示する機能を含むことができる。
【0028】
ここで、発信者端末50と受信者端末100とが同じグループに属する場合、例えば、同じグループのチャットルームに発信者端末50と受信者端末100とが参加する場合には、発信者端末50から受信者端末100へ伝送するメッセージに対するプッシュメッセージの情報が公開できる。
【0029】
実施形態において、プッシュメッセージは、発信者情報を非公開で処理することにより、受信者端末100は、「メッセージが到着しました」のように、メッセージが到着したか否かを表示するようにし、受信者が該当メッセージを誰が発信したのかがわからないようしている。これにより、受信者が所望しない発信者のプッシュメッセージをフィルタリングするか、放置するか或いは読まない問題を解決している。
【0030】
ところが、同じグループのチャットルームでメッセージング機能を利用して互いにインスタントメッセージをやりとりする場合、発信者端末50や受信者端末100のユーザーは、インスタントメッセージを互いにやりとりする状態であり、他の業務や日程によってプッシュメッセージを受けられない状態ではないことが明確なので、プッシュメッセージに対する発信者情報を隠す必要はない。
【0031】
この場合には、発信者端末50から受信者端末100へ伝送されるプッシュメッセージに発信者情報が表示でき、この時のプッシュメッセージは、同じグループのチャットルームでユーザーの中の特定の人に対して個別メッセージを送る行為として理解できるだろう。
【0032】
ここで、発信者情報は、発信者の名前、連絡先、IDおよび別名のいずれかであるが、発信者の名前の場合、受信者端末100で任意に設定されたものであってもよい。例えば、発信者の実名が「ホンギルドン」であり、受信者端末100には「ギルドンイ」と設定されている場合は、発信者情報は「ホンギルドン」の代わりに「ギルドンイ」と表示されてもよい。
【0033】
好ましくは、メッセージングシステム200はプッシュメッセージ制御モジュール210、プッシュメッセージ発送モジュール220、データベース230およびメッセージングモジュール240を含んで構成できる。
【0034】
プッシュメッセージ制御モジュール210は、発信者端末50から受信者端末100へのメッセージ伝送を要求するとき、プッシュメッセージ発送モジュール220にメッセージに対するプッシュメッセージの発送を要求し、プッシュメッセージの発送の際に、受信者端末100とのセッション状態およびグループ設定状態を参照して、受信者端末100へは発信者情報の表示/非表示を決定し、発信者端末50へはプッシュメッセージに対する制御メッセージを伝送することができる。制御メッセージは、発信者端末50にインストールおよび起動されるアプリのインターフェースでプッシュメッセージの状態が表示されるようにするメッセージを意味することができるが、制御メッセージは、発信者端末50のアプリのインターフェースでプッシュメッセージに対して「伝送中」、「到着完了」および「確認」の3つについてテキストまたはイメージとしてプッシュメッセージの状態を表現することができる。
【0035】
このとき、制御メッセージに時刻情報を含めることができる。例えば、受信者端末100にプッシュメッセージが到着した時間、および受信者端末100のユーザーがプッシュメッセージを確認した時間情報が制御メッセージに含まれ得る。
【0036】
このような時間情報の表現によって、発信者端末50のユーザーは、受信者がいつ自分のメッセージを受け取ったのか、いつ受信したメッセージを確認したのかを知ることができ、受信者は、メッセージの到着有無および確認有無が発信者に明らかに露見するので、メッセージの送受信に関連して互いに無駄な誤解を誘発する言動をしなくなる。
【0037】
プッシュメッセージ発送モジュール220は、発信者端末50から伝送されたメッセージに対してプッシュメッセージを作成し、作成されたプッシュメッセージを受信者端末100へ伝送する。プッシュメッセージは、メッセージングシステム200から受信者端末100へ一方向に伝送されるもので、受信者端末100側のアプリが一定の周期(例えば10分)ごとにメッセージングシステム200に接続してプッシュメッセージの伝送有無を確認し、未受信のプッシュメッセージが存在する場合には要求して受信する。或いは、メッセージングシステム200が送ったプッシュメッセージを受信者端末50が受信することが可能な状態である場合、例えば、受信者端末50がパワーオン状態であるかまたは受信者端末50にインストールされたアプリが起動可能な状態である場合にはプッシュメッセージを伝送して受信することができる。
【0038】
したがって、プッシュメッセージは、発信者端末50から受信者端末100に伝送されても、常にリアルタイムで伝送されるわけではなく、受信者端末100がメッセージングシステム200に接続する周期や受信者端末50の状態に応じて伝送遅延が発生しうる。ここで、受信者端末50の状態は、受信者端末50のパワーオンか否か、アプリの起動か否かによる受信者端末の状態を意味することができるが、受信者端末50がパワーオフ状態である場合には、プッシュメッセージが受信者端末50にリアルタイムで伝送できず、受信者端末に50にインストールされたアプリが起動状態ではない場合でも、プッシュメッセージがリアルタイムで伝送されないことがある。
【0039】
データベース230は、発信者端末50と受信者端末100とのユーザー情報(発信者情報および受信者情報)を備え、新バージョンのアプリを備えて発信者端末50と受信者端末100とに新規アプリを提供し、発信者端末50または受信者端末100でグループを設定する場合、グループ情報を備えることができる。このとき、グループ情報は、一つのチャットルームでインスタントメッセージをやりとりする相手に対する情報を意味することができる。
【0040】
メッセージングモジュール240は、データベース230に設定されたグループ情報に基づいて、多数のユーザーに対してグループチャットを支援し、あるいは発信者端末50と受信者端末100とが1:1でインスタントメッセージをやりとりすることができるようにする。
【0041】
プッシュメッセージ制御モジュール210は、信頼性判断モジュール211、セッションチェックモジュール212およびグループチェックモジュール213を含んで構成できる。
【0042】
セッションチェックモジュール212は、発信者端末50と受信者端末100とにインストールされるアプリとのセッション状態をチェックすることができる。
【0043】
グループチェックモジュール213は、メッセージングモジュール240を介してグループ化してインスタントメッセージをやりとりする対象を判断する。これは、発信者端末50から受信者端末100へメッセージを伝送するとき、メッセージに対するプッシュメッセージを伝送する対象が同じチャットグループ内に位置するかを判断するためのものである。もし、発信者端末50と受信者端末100が同じグループ内でグループチャットを行っている場合、発信者端末50から受信者端末100へ伝送するメッセージに対するプッシュメッセージは発信者情報を非公開に処理する必要がないからである。
【0044】
信頼性判断モジュール211は、セッションチェックモジュール212とグループチェックモジュール213とのチェック結果に基づいて、発信者端末50から受信者端末100へ伝送を要求したメッセージに対するプッシュメッセージの状態を判断し、判断結果についての制御メッセージを作成して発信者端末50へ提供することができる。制御メッセージによって、発信者端末50は受信者端末100に伝送要求したメッセージの状態を把握することができるが、この時、発信者端末50のタッチスクリーンにはテキストまたはイメージとしてメッセージの状態が表示できる。また、制御メッセージは、受信者端末100に発信者のメッセージが到着した時間、および受信者端末100側で発信者のメッセージを確認した時間に対する時間情報を含むことができる。
【0045】
また、制御メッセージはプッシュメッセージの種類についての情報を含むことができる。プッシュメッセージは、テキスト、音声、写真および画像ベースのメッセージのいずれか一つであってもよい。これらのうち、音声ベースによるプッシュメッセージは、本出願人提案のボイストークファイルに該当し得る。
【0046】
ボイストークファイルは、発信者端末50で発信者の音声を録音して形成されるファイルを示すもので、発信者端末50と受信者端末100とが互いに交互にボイストークファイルをやり取りしながら音声通信を行うのに利用できる。ボイストークファイルは、Wi−Fi網および3G/4Gのデータ網を利用して発信者端末50と受信者端末100が音声通信を行うとき、Wi−Fi網および3G/4Gのデータ網が不安定であっても、音声信号が損傷することなく安定的に送受信されるようにすることができる。これは、ボイストークファイルが音声信号を含み、ファイル形式を有するため、ファイル自体が損傷しない限り、通信網の状態や品質による影響を受けないようにして音声信号の品質が維持されるようにしてあるからである。信頼性判断モジュール211は、発信者端末50から受信者端末100へ伝送しようとするメッセージに対するプッシュメッセージの状態を「伝送中」、「到着完了」および「確認」の3つで判断して、これに対する制御メッセージを発信者端末50へ伝送して発信者端末50でメッセージに対する状態を判断することができるようにする。
【0047】
図2〜
図5は本出願人が事業化準備中のアプリのインターフェースを示す参照図である。
【0049】
まず、
図2aは、受信者端末100に表示されるインターフェースの一例を示すもので、受信者端末100にはアプリが非起動状態であるとき、受信者端末50側のタッチスクリーン101に表示される一例を示す図である。
【0050】
図2aに示したインターフェースを考察すると、参照符号「103c」は最も先に受信者端末100に伝送されたプッシュメッセージを示し、参照符号「103b」はその次に受信されたプッシュメッセージを示し、参照符号「103a」は最後に受信されたプッシュメッセージを示す。
【0051】
各プッシュメッセージ103a〜103cはメッセージの内容が非公開に処理できる。このとき、受信者端末100側のタッチスクリーン101には、メッセージの内容が非公開である状態でプッシュメッセージの到着有無のみが表示できる。
【0052】
ここで、受信者端末100へプッシュメッセージを伝送する発信者端末50の発信者情報は公開または非公開で処理できる。好ましくは、発信者情報は非開示で処理して、受信者端末100がメッセージの発信者とメッセージの内容をすべてわからないようにすることにより、プッシュメッセージの確認に対する信頼性をさらに向上させることもできるだろう。このとき、受信者端末100のユーザーは、受信されたプッシュメッセージの発信者が誰なのかを知ることができず、プッシュメッセージの発信者とメッセージの内容が気になるなら、各プッシュメッセージ103a〜103cをそれぞれタッチしなければならない。ここで、プッシュメッセージ103a、103bおよび103cは、互いに異なる発信者端末から伝送されたものとなる場合がある。
【0053】
次に、
図2bは、受信者端末50に表示されるインターフェースの他の例を示すものであって、受信者端末100ではアプリが未起動状態にあり、複数のプッシュメッセージが一つにパッケージングされて表示されるインターフェースを示す。
【0054】
図2bを参照すると、タッチスクリーン101には、受信者端末100に受信されるプッシュメッセージの個数に応じるメッセージ到着通知メニュー103dが表示できるが、メッセージの到着通知メニュー103dがユーザーによってタッチされる場合、タッチスクリーン101には最後に到着したプッシュメッセージ(または最も先に受信者端末100に到着したプッシュメッセージ)が表示され、残りのプッシュメッセージがユーザーの選択を待つようにメニューが構成される。或いは、メッセージ到着通知メニュー103dがユーザーによってタッチされる場合、タッチスクリーン101には受信者端末100に到着したプッシュメッセージのリストが表示されることもできる。但し、特に限定されない。
【0055】
図3は受信者端末100がインスタントメッセージを送受信するとき、タッチスクリーン101にプッシュメッセージの受信を通知するインターフェースの一例を示す図である。
【0056】
図3を参照すると、受信者端末100のタッチスクリーン101にはメッセージ104がタッチスクリーン101に表示され、タッチスクリーン101の上端にはプッシュメッセージの到着を知らせる通知メッセージ103dを表示させることもできる。もし受信者端末100が発信者端末50とチャットしている場合、通知メッセージ103dは発信者情報を公開することができる。
【0057】
図4はメッセージの種類を表現する一例を示す参照図である。
図4(a)は、テキストタイプの通知メッセージの一例を示すもので、テキストタイプであることを表現するためのアイコン105aがタッチスクリーン101に表示できる。
【0058】
図4(b)は、ボイストークファイルが受信されたことを知らせる通知メッセージ106を示し、通知メッセージ106の一側には、ボイストークタイプであることを表現するためのアイコン106aがタッチスクリーン101に表示できる。
【0059】
図5はボイストークの一例を示す参照図である。
【0060】
ボイストークは、発信者端末50と受信者端末100とのユーザーが自分の端末50または100を用いてボイストークファイルを生成し、生成されたボイストークファイルを交互にやりとりするようにすることにより、ウォーキートーキー(Walkie−Talkie)のように音声通信を交互に行うことができるようにする。このとき、発信者端末50と受信者端末100はファイルをやりとりする方式で音声通信を行い、
図5に示したインターフェースを用いてボイストークファイルを生成することができる。
【0061】
図5を参照すると、図示したインターフェースは、タッチスクリーン101に表示され、音声入力領域114、スピーカーオン/オフメニュー112、リアルタイム再生メニュー111、モード切替メニュー102、ボイスメールメニュー116およびポップアップメニュー116を含んで構成できる。
【0062】
音声入力領域114は、タッチスクリーン101において最も多くの面積を占めるメニューであって、タッチスクリーン101の表現領域の1/2ないし3/4でありうる。あるいは、一部のメニューに対するアイコンをタッチスクリーン101の一側に羅列し、全体領域を音声入力領域114として設定することもできる。アプリ(App)は、音声入力領域114を発信者携帯端末100のユーザーがタッチしたときにはユーザーの音声を録音し、ユーザーがタッチオフしたときにはユーザーの音声録音を終了することができる。
【0063】
一方、アプリは、音声入力領域114においてユーザーが最初のタッチ位置121からA方向にドラッグ(Drag)入力を発生させたとき、ボイストークファイルの生成を中断することができる。A領域またはA領域と180度反対の方向にドラッグ入力が発生した場合、アプリは、音声入力領域114がタッチ状態であってもボイストークファイルを生成しないことがある。
【0064】
参照符号「112」は、スピーカーオン/オフメニューであって、発信者端末50から受信者端末100へ伝送されたボイストークファイルを受信者端末100で再生する際に、受信者端末100に設けられるスピーカーまたはイヤホン(またはヘッドホン)で再生するか否かを設定することができる。
【0065】
参照符号「111」は、発信者端末50から受信者端末100へ伝送されたボイストークファイルが受信者端末100で自動再生されるようにする自動再生メニューに該当する。
【0066】
参照符号「102」は、ボイストークモードとテキストメッセージモードを互いに切り替えるためのモード切替メニューであって、参照符号「102a」、「102b」はそれぞれボイストークモードとテキストメッセージモードに対応するアイコンを示す。
【0067】
参照符号「116」は、ボイスメールメニューであって、発信者端末50と受信者端末100とが互いにやりとりしたボイストークファイルを表示する。ボイスメールメニューは、受信者端末100に登録され、受信者端末100でユーザーによって呼び出されて再生できる。
【0068】
参照符号「115」は、ポップアップメニューであって、ユーザーによってタッチされると、ボイストークで対話する受信者グループを設定するための受信者グループ設定メニューがタッチスクリーン101に表示できる。
【0069】
図6は本発明の一実施形態に係るメッセージングシステムのプッシュメッセージの信頼性判断方法を示すフローチャートである。
【0070】
図6を参照すると、まず、メッセージングシステム200は、発信者端末50からメッセージが受信されるか否かを判断し(S301)、メッセージが受信されると、メッセージに対するプッシュメッセージを作成して受信者端末10へ伝送する。次に、メッセージングシステム200は、受信者端末100とのセッションが維持されるか否かを判断し(S303)、セッションが維持されない場合、発信者端末50側のタッチスクリーン101のアプリインターフェースで「伝送中」が表現されるように制御メッセージを提供する(S305)。その後、メッセージングシステム200は受信者端末100とのセッションをチェックし(S306)、受信者端末50とのセッションが接続されると判断されると(S307)、S304に進む。
【0071】
次に、メッセージングシステム200は、受信者端末50とのセッションが維持される場合、発信者端末50にメッセージの「到着」が表示されるように制御メッセージを提供し(S308)、受信者端末100でプッシュメッセージを確認したのかを判断する。プッシュメッセージの確認有無は、受信者端末100で起動するアプリがユーザーによる確認有無を通知することをチェックするものであって、メッセージが選択される場合、発信者端末にはプッシュメッセージに対する「確認」が表示されるように制御メッセージを伝送し、制御メッセージに時間情報を付加することで(S309)、メッセージの到着および確認時間を発信者端末50のユーザーが判断できるようにする。