(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
見出し文字と画像とを含んで構成する記事を記憶する記事記憶手段に記憶された前記記事を、表示手段に表示するテンプレート画面の所定の記事配置領域に配置する記事配置手段と、
前記記事配置領域に前記記事が配置された前記テンプレート画面を前記表示手段に表示する表示制御手段と、を有し、
前記記事配置領域は、前記見出し文字を配置する見出し文字配置領域と、前記画像を配置する画像配置領域と、で構成し、
前記記事配置手段は、前記記事に含まれる見出し文字数に応じて、前記記事を配置する前記記事配置領域を構成する前記見出し文字配置領域と前記画像配置領域との配置領域の割合を変更し、前記記事に含まれる見出し文字数に応じて、前記画像配置領域に表示するために前記画像から切り出される領域であるトリミング領域を変更する、ことを特徴とする情報処理装置。
前記記事配置手段は、前記記事に含まれる見出し文字数が多くなるにつれて、前記見出し文字配置領域の配置領域の割合を大きくし、前記画像配置領域の配置領域の割合を小さくし、前記記事に含まれる見出し文字数が少なくなるにつれて、前記見出し文字配置領域の配置領域の割合を小さくし、前記画像配置領域の配置領域の割合を大きくする、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
前記記事配置手段は、前記記事に含まれる見出し文字数が多くなるにつれて、前記見出し文字を配置する見出し文字段数を多くし、前記記事に含まれる見出し文字数が少なくなるにつれて、前記見出し文字段数を少なくする、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
前記記事配置手段は、前記記事に含まれる画像に応じて、前記画像配置領域に表示するために前記画像から切り出される領域であるトリミング領域を変更する、ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
見出し文字と画像とを含んで構成する記事を記憶する記事記憶手段に記憶された前記記事を、表示手段に表示するテンプレート画面の所定の記事配置領域に配置する記事配置処理と、
前記記事配置領域に前記記事が配置された前記テンプレート画面を前記表示手段に表示する表示制御処理と、をコンピュータに実行させ、
前記記事配置領域は、前記見出し文字を配置する見出し文字配置領域と、前記画像を配置する画像配置領域と、で構成し、
前記記事配置処理は、前記記事に含まれる見出し文字数に応じて、前記記事を配置する前記記事配置領域を構成する前記見出し文字配置領域と前記画像配置領域との配置領域の割合を変更し、前記記事に含まれる見出し文字数に応じて、前記画像配置領域に表示するために前記画像から切り出される領域であるトリミング領域を変更する、ことを特徴とするプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<本発明の一態様にかかる情報処理装置100の概要>
まず、
図1を参照しながら、本発明の一態様にかかる情報処理装置100について説明する。
図1は、本発明の一態様にかかる情報処理装置100の構成例を示す。
【0018】
本発明の一態様にかかる情報処理装置は、記事配置手段、表示制御手段を有して構成する。
【0019】
記事配置手段は、見出し文字と画像とを含んで構成する記事を記憶する記事記憶手段に記憶された記事を、表示手段に表示するテンプレート画面の所定の記事配置領域に配置する。記事記憶手段は、優先順位付記事記憶部33が機能する。表示手段は、操作表示部20が機能する。記事配置手段は、記事配置部45が機能する。
【0020】
表示制御手段は、記事配置領域に記事が配置されたテンプレート画面を表示手段に表示する。表示制御手段は、表示制御部46が機能する。
【0021】
記事配置領域は、記事に含まれる見出し文字を配置する見出し文字配置領域と、記事に含まれる画像を配置する画像配置領域と、で構成している。そして、記事配置手段は、記事に含まれる見出し文字数に応じて、記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更する。
【0022】
本発明の一態様にかかる情報処理装置100は、記事に含まれる見出し文字数に応じて、記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することになる。例えば、新聞等の記事を提供するサイトから取得した記事に含まれる見出しは簡潔に記載されており、見出し文字数が少ない傾向にある。このため、本発明の一態様にかかる情報処理装置100は、新聞等の記事を提供するサイトから取得した記事を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域を構成する見出し文字配置領域の配置領域の割合を小さくし、画像配置領域の配置領域の割合を大きくする。これにより、見出し文字配置領域に無駄な領域を残すことがないため、記事配置領域の有効活用を図ることができる。また、娯楽等の記事を提供するサイトから取得した記事に含まれる見出しは長く記載されており、見出し文字数が多い傾向にある。このため、本発明の一態様にかかる情報処理装置100は、娯楽等の記事を提供するサイトから取得した記事を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域を構成する見出し文字配置領域の配置領域の割合を大きくし、画像配置領域の配置領域の割合を小さくする。これにより、見出し文字配置領域に多くの見出し文字を配置することができ、見出し文字配置領域に表示された見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。このため、本発明の一態様にかかる情報処理装置100は、記事配置領域の有効活用を図りつつ、記事に含まれる見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。以下、添付図面を参照しながら、本発明の一態様にかかる情報処理装置100について詳細に説明する。
【0023】
<情報処理装置100の構成例>
まず、
図1を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の構成例について説明する。
図1は、本実施形態の情報処理装置100の構成例を示す図である。情報処理装置100としては、例えば、PC、スマートフォンなど各種の機器が該当する。
【0024】
本実施形態の情報処理装置100は、通信部10、操作表示部20、記憶部30、制御部40を有して構成する。
【0025】
通信部10は、有線または無線により、インターネットなどのネットワークを介して、各種のWebサーバ200等に接続する。また、TV受信用アンテナおよびTVチューナを備え、TV番組表やTV番組放送を受信する。
【0026】
操作表示部20は、例えばタッチパネルディスプレイなどであり、各種記事を画面表示すると共に、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作表示部20に表示する記事としては、例えば、画像コンテンツ、音楽コンテンツ、広告コンテンツなどの各種のコンテンツがあげられる。
【0027】
記憶部30は、各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部30は、記事蓄積部31、テンプレート画面記憶部32、優先順位付記事記憶部33、記事配置状況記憶部34を有している。
【0028】
記事蓄積部31は、ネットワーク上の各種のWebサーバ200等に格納されている各種記事を取得して予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積する。記事蓄積部31は、例えば、
図2に示すような情報ソーステーブルに基づいてインターネット上の各種のWebサーバ200等から取得した記事を記憶する。
図2に示す情報ソーステーブルは、「政治」、「経済」、「スポーツ」などのカテゴリが各URIに紐付けられている。記事は、このURIに基づいて取得したRSSやAtomフィードに含まれる記事の1つ1つのようなものである。これにより、記事蓄積部31には、様々なサイトから提供される様々なカテゴリの記事が蓄積されることになる。
【0029】
テンプレート画面記憶部32は、操作表示部20に記事を表示する際に使用するテンプレート画面50を記憶する。テンプレート画面50は、例えば、
図3に示すように、記事を配置する複数の記事配置領域A1、B1〜B8、C1、D1で構成し、各々の記事配置領域A1、B1〜B8、C1、D1に所望の記事を配置して操作表示部20に表示する。テンプレート画面50は、操作表示部20に全ての記事配置領域が一度に表示されるように構成しても良い。また、テンプレート画面50の一部の記事配置領域が操作表示部20に表示され、残りの記事配置領域はスクロール操作等により操作表示部20に表示されるように構成しても良い。
【0030】
テンプレート画面50は、アスペクト比の異なる複数種類の記事配置領域で構成する。この場合、テンプレート画面50を構成する記事配置領域のアスペクト比は、Webサーバ200等から配信されうる記事に含まれる記事画像のアスペクト比を基に数種類に決定することが好ましい。記事配置領域のアスペクト比の種類はいくつでもよいが、種類が少なすぎると記事画像をトリミングする際に記事画像の重要領域を取り除いてしまう場合が発生する。逆に、種類が多すぎるとテンプレート画面50を構成する記事配置領域のバリエーションが多くなり、テンプレート画面50の設計が困難になる。
【0031】
本実施形態では、テンプレート画面50を構成する記事配置領域は、
図3に示すように、特大サイズA1、正方形サイズB1〜B8、縦長サイズC1、横長サイズD1の4種類とし、この4種類の記事配置領域を組み合わせてテンプレート画面50を構成することにしている。但し、テンプレート画面50の構成例は
図3の構成例に限定せず、任意の種類の記事配置領域を組み合わせて構成することが可能である。
【0032】
優先順位付記事記憶部33は、操作表示部20に表示する際の優先順位が付与された記事を記憶する。優先順位付記事記憶部33には、例えば、カテゴリ毎に優先順位が付与された記事を記憶する。カテゴリは、記事蓄積部31に記事を蓄積する際に使用したカテゴリを使用し、記事蓄積部31に蓄積されたカテゴリ毎の記事に優先順位を付与して記憶する。また、優先順位付記事記憶部33には、所定の時間帯毎に優先順位が付与された記事を記憶する。所定の時間帯は、例えば、朝、昼、午後、夕方、夜などの各種時間帯を使用し、Webサーバ200等から記事が配信された時間帯毎の記事に優先順位を付与して記憶する。
【0033】
記事配置状況記憶部34は、テンプレート画面50を構成する複数の記事配置領域に記事を配置した状況を記憶する。例えば、記事が配置済みである記事配置領域は、配置済みである旨の情報およびその記事配置領域に配置する記事の情報を記憶する。また、記事が配置済みでない記事配置領域は、未配置である旨の情報を記憶する。これにより、テンプレート画面50を構成する複数の記事配置領域の中でどの記事配置領域が配置済みであり、どの記事配置領域が未配置であるかを把握することができる。また、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に対してどの記事を配置するかを把握することができる。
【0034】
制御部40は、情報処理装置100の制御を行う。本実施形態の制御部40は、記事取得部41、個人的注目度解析部42、社会的注目度解析部43、記事優先順位決定部44、記事配置部45、表示制御部46を有している。
【0035】
記事取得部41は、通信部10によりネットワークを介して各種のWebサーバ200に接続し、各種記事を取得する。記事取得部41が取得した各種記事は、記事蓄積部31にカテゴリ毎に分類して蓄積する。
【0036】
個人的注目度解析部42は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度を求める。記事蓄積部31には、各種記事を予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積している。個人的注目度解析部42は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事の個人的注目度を求める。これにより、どの記事の個人的注目度が高く、どの記事の個人的注目度が低いのかを把握することができる。個人的注目度は、ユーザ個人の記事に対する嗜好の度合いを特定する指標となる値であり、ユーザ個人の評価指標によって得られる。個人的注目度は、記事に対する得点、偏差値、順位、あるいはそれらを組み合わせたものがあげられる。個人的注目度の高い記事は、ユーザ個人がその記事に興味があることを意味し、個人的注目度の低い記事は、ユーザ個人がその記事に興味がないことを意味する。記事蓄積部31は、各種記事をカテゴリ毎に分類して蓄積している。このため、個人的注目度の高い記事のカテゴリは、注目度が高くなり、個人的注目度の低い記事のカテゴリは、注目度が低くなる。これにより、カテゴリに対する注目度も求めることができる。
【0037】
個人的注目度は、例えば、操作表示部20に表示した記事に対するユーザ操作およびその記事に含まれるキーワードを用いて決定する。ユーザ操作としては、例えば、記事を開いた、記事を開かなかった、記事に対して良いコメントをした、記事に対して悪いコメントをした、記事を保存した、記事を捨てたなどの操作があげられる。このユーザ操作の中で、記事を開いた、記事に対して良いコメントをした、記事を保存したなどの操作は、個人的注目度と正の相関を示す操作に該当する。また、記事を開かなかった、記事に対して悪いコメントをした、記事を捨てたなどの操作は、個人的注目度と負の相関を示す操作に該当する。これにより、個人的注目度と正の相関を示す操作が行われた記事に含まれるキーワードと同じキーワードを含む記事は、個人的注目度が高くなる。また、個人的注目度と負の相関を示す操作が行われた記事に含まれるキーワードと同じキーワードを含む記事は、個人的注目度が低くなる。なお、記事の個人的注目度は、ユーザ操作によって求められるため、学習速度が遅い。
【0038】
社会的注目度解析部43は、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求める。記事蓄積部31には、各種記事を予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積している。社会的注目度解析部43は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事の社会的注目度を求める。これにより、どの記事の社会的注目度が高く、どの記事の社会的注目度が低いのかを把握することができる。社会的注目度は、複数のユーザの記事に対する相対的な嗜好の度合いを特定する指標となる値であり、複数のユーザの評価指標によって得られる。社会的注目度は、記事に対する得点、偏差値、順位、あるいはそれらを組み合わせたものがあげられる。社会的注目度の高い記事は、複数のユーザが相対的にその記事に興味があることを意味する。社会的注目度の低い記事は、複数のユーザが相対的にその記事に興味がないことを意味する。社会的注目度は、例えば、記事に対するツイート数に基づいて決定する。また、記事を気に入ったユーザ数に基づいて決定する。また、記事のページビュー、PageRankなどの他のユーザによる記事の閲覧操作によって決定しても良い。記事の社会的注目度は、複数のユーザによってリアルタイムに求められるため、学習速度が早い。各記事に対する社会的注目度は、Webサーバ200等から纏めて取得することも可能である。
【0039】
記事優先順位決定部44は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、記事蓄積部31に蓄積された各種記事を操作表示部20に表示する際の優先順位を決定する。例えば、各種記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に記事に対する総合的な注目度を求め、その総合的な注目度を基に、各記事の優先順位を決定する。記事に対する総合的な注目度は、各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを単に加算した値にしても良く、また、個人的注目度と社会的注目度とに対して任意の重み付けを施して加算した値にしても良い。この場合、個人的注目度に施す重み付けと社会的注目度に施す重み付けとを任意に設定変更するようにすることも可能である。例えば、初期の段階は、個人的注目度の学習速度が遅いため、個人的注目度の重み付けを社会的注目度よりも大きくするようにし、個人的注目度の学習が蓄積されていくに従い、個人的注目度の重み付けを小さくしていき最終的に社会的注目度と同じ重み付けにするようにしても良い。各記事の優先順位は、記事に対する総合的な注目度を基に、カテゴリ毎に決定したり、時間帯毎に決定したりする。これにより、記事をカテゴリ毎に操作表示部20に表示する場合は、カテゴリ毎に決定した記事の優先順位を基に操作表示部20に表示することができる。また、記事を時間帯毎に操作表示部20に表示する場合は、時間帯毎に決定した記事の優先順位を基に操作表示部20に表示することができる。記事優先順位決定部44で決定した優先順位付けの記事は、優先順位付記事記憶部33に記憶する。これにより、優先順位付記事記憶部33には、カテゴリ毎に優先順位が付与された記事が記憶される。また、時間帯毎に優先順位が付与された記事が記憶される。
【0040】
記事配置部45は、テンプレート画面記憶部32からテンプレート画面50をランダムに読み出し、その読み出したテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する。記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33に記憶された優先順位の高い記事から順番にその記事が配置可能な記事配置領域に記事を配置する。この場合、記事配置部45は、記事を配置する際の記事配置領域の優先順位を決定し、その記事配置領域の優先順位を基に、記事が配置可能な記事配置領域に記事を配置する。例えば、記事に含まれる記事画像を記事配置領域に表示するために行われるトリミングで取り除かれる記事画像の領域のサイズ(面積)を基に、トリミング後の記事画像のアスペクト比の優先順位を求める。そして、その求めた記事画像のアスペクト比の優先順位を基に、記事を配置する際の記事配置領域の優先順位を決定する。そして、その記事配置領域の優先順位を基に、記事が配置可能な記事配置領域に記事を配置する。
【0041】
本実施形態では、記事に含まれる記事画像を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域に対応するアスペクト比になるように記事画像を機械的にトリミングし、トリミング後の記事画像を記事配置領域に配置する。
【0042】
例えば、記事に含まれる記事画像が縦3×横2の縦長サイズの記事画像と仮定する。この場合、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦1×横1の正方形サイズの記事配置領域に配置する場合は、縦3のサイズが縦2のサイズになるように記事画像の上下の領域を取り除くトリミングを行う。そして、縦2×横2のサイズの記事画像を縮小し、縦1×横1の正方形サイズの記事配置領域に配置する。この場合、一般に顔のような重要領域は、記事画像の上部に現れることが多いため、記事画像の上部より下部の領域を多く取り除くようにトリミングを行う。縦3×横2の縦長サイズの記事画像を正方形サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦1×横2の領域を取り除くことになる。
【0043】
また、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦2×横1の縦長サイズの記事配置領域に配置する場合は、横2のサイズが横1.5のサイズになるように記事画像の左右の領域を取り除くトリミングを行う。そして、縦3×横1.5のサイズの記事画像を縮小し、縦2×横1の縦長サイズの記事配置領域に配置する。縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦長サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦3×横0.5の領域を取り除くことになる。
【0044】
上記の例の場合、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を正方形サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦1×横2の領域を取り除くことになり、縦長サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦3×横0.5の領域を取り除くことになる。このため、正方形サイズへのトリミングよりも縦長サイズへのトリミングの方が、トリミングで取り除かれる記事画像の面積が小さくなる。トリミングで取り除かれる記事画像の面積が小さいほど、記事画像を自然な状態で記事配置領域に配置して表示することができる。このため、縦長サイズへのトリミングの方が記事画像を自然な状態で記事配置領域に配置して表示することになり、正方形サイズへのトリミングの方が記事画像を不自然な状態で記事配置領域に配置して表示することになる。従って、縦長サイズの記事画像のトリミング後の記事画像のアスペクト比の優先順位は、縦長サイズ→正方形サイズの順番になる。このため、縦長サイズの記事画像を含む記事を記事配置領域に配置する際の記事配置領域の優先順位は、縦長サイズ→正方形サイズの順番になる。
【0045】
なお、記事画像をトリミングする場合は、記事画像の重要領域を取り除かないように条件を設定することが好ましい。
【0046】
上記の例の場合、縦長サイズの記事画像を横長サイズの記事配置領域に配置するために、縦長サイズの記事画像をトリミングすると、トリミングの仕方によっては、記事画像の重要領域を取り除いてしまう可能性がある。また、横長サイズの記事画像を縦長サイズの記事配置領域に配置するために、横長サイズの記事画像をトリミングすると、トリミングの仕方によっては、記事画像の重要領域を取り除いてしまう可能性がある。このため、縦長サイズの記事画像を横長サイズの記事配置領域に配置しないように条件を設定する。また、横長サイズの記事画像を縦長サイズの記事配置領域に配置しないように条件を設定する。これにより、縦長サイズの記事画像は、特大サイズ、縦長サイズ、正方形サイズの記事配置領域に配置可能となる。また、横長サイズの記事画像は、特大サイズ、横長サイズ、正方形サイズの記事配置領域に配置可能となる。
【0047】
また、本実施形態では、正方形サイズの記事画像は、特大サイズ、正方形サイズの記事配置領域のみに配置可能にする。これは、正方形サイズの記事画像を縦長サイズや横長サイズの記事配置領域に配置すると、記事配置領域を無駄にしてしまうためである。
【0048】
記事配置部45は、上記のような処理を行い、記事を配置する際の記事配置領域の優先順位を決定することができる。そして、記事配置部45は、記事配置領域の優先順位を基に、記事が配置可能な記事配置領域に記事を配置する。
【0049】
例えば、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの場合は、その記事の記事配置領域の優先順位は、縦長サイズ→正方形サイズの順番となる。このため、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域の中から未配置の縦長サイズの記事配置領域を検索し、未配置の縦長サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の縦長サイズの記事配置領域に記事を配置する。また、未配置の縦長サイズの記事配置領域がない場合は、未配置の正方形サイズの記事配置領域を検索し、未配置の正方形サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の正方形サイズの記事配置領域に記事を配置する。また、未配置の正方形サイズの記事配置領域がない場合は、その記事の配置を断念する、または、未配置の記事配置領域に強制的に配置する。
【0050】
また、記事に含まれる記事画像が正方形サイズの場合は、その記事の記事配置領域の優先順位は、正方形サイズの順番となる。このため、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域の中から未配置の正方形サイズの記事配置領域を検索し、未配置の正方形サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の正方形サイズの記事配置領域に記事を配置する。また、未配置の正方形サイズの記事配置領域がない場合は、その記事の配置を断念する、または、未配置の記事配置領域に強制的に配置する。
【0051】
なお、テンプレート画面50を構成する特大サイズの記事配置領域A1には、縦長サイズ、横長サイズ、正方形サイズの様々なサイズの記事画像を配置することができる。このため、特大サイズの記事配置領域A1には、記事に含まれる記事画像のサイズに関わらず、優先順位付記事記憶部33に記憶された優先順位の高い記事から順番に配置する。例えば、
図3に示すテンプレート画面50を構成する特大サイズの記事配置領域A1は、操作表示部20に最初に表示される記事配置領域であるため、優先順位付記事記憶部33に記憶された最も優先順位の高い記事を配置する。
【0052】
記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置するまで優先順位の高い記事から順番に条件の満足する記事配置領域に記事を配置し、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置する。
【0053】
記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。この場合、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する度に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。
【0054】
表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に対して該当する記事を配置し、操作表示部20に表示する。表示制御部46は、例えば、記事に含まれる記事画像や見出し文字を用いてサムネイル画像を生成し、その生成したサムネイル画像を該当する記事配置領域に配置して操作表示部20に表示する。
【0055】
<操作表示部20に表示される画面遷移例>
次に、
図4を参照しながら、操作表示部20に表示される画面遷移例について説明する。
図4は、操作表示部20に表示される画面遷移例を示す。
【0056】
本実施形態の機能を実現するアプリケーションが実行されると、
図4(a)に示すように、時間帯順で構成された記事の一覧表示画面301が操作表示部20に表示される。最初の画面は、最新の時間帯で構成された記事の一覧表示画面301が操作表示部20に表示される。
図4(a)では、「12月20日の夜」の時間帯の記事が表示されている。一覧表示画面301は、例えば、
図3に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域A1、B1〜B8、C1、D1に所望の記事を配置して構成することになる。なお、
図4(a)に示す一覧表示画面301の記事25bの領域をユーザがタップして選択すると、
図4(d)に示すように、記事25bに対応する詳細表示画面302を操作表示部20に表示する。詳細表示画面302は、記事の詳細情報を表示する画面であり、記事の詳細情報を閲覧することができる。なお、
図4(a)に示す一覧表示画面301の記事25a、25c、25d、25e、25fについても同様に、その記事の領域をユーザがタップして選択すると、その記事に対応する詳細表示画面302を操作表示部20に表示する。また、
図4(a)に示す一覧表示画面301のアイコン22−11をタップして選択すると、
図4(b)に示すように、一覧表示画面301上に複数のリボン状のアイコン23が縦一列に表示される。アイコン23は、操作表示部20に表示する記事のカテゴリを選択するためのアイコンであり、個人的注目度の高い順に表示される。一覧表示画面301上に表示されたアイコン23のうち1つのアイコン23aをタップして選択すると、
図4(c)に示すように、そのアイコン23aに対応するカテゴリで構成された記事の一覧表示画面303が操作表示部20に表示される。
図4(c)では、「デザイン・アート」のカテゴリの記事が表示されている。一覧表示画面303は、例えば、
図3に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域A1、B1〜B8、C1、D1に所望の記事を配置して構成することになる。なお、
図4(c)に示す一覧表示画面303の記事25bの領域をユーザがタップして選択すると、
図4(d)に示すように、記事25bに対応する詳細表示画面302を操作表示部20に表示する。なお、
図4(c)に示す一覧表示画面303の記事25a、25c、25d、25e、25f、25gについても同様に、その記事の領域をユーザがタップして選択すると、その記事に対応する詳細表示画面302を操作表示部20に表示する。本実施形態の情報処理装置100は、ユーザ操作により、
図4に示す各種画面301〜303に遷移することができる。
【0057】
操作表示部20に表示するテンプレート画面50を構成する記事配置領域A1、B1〜B8、C1、D1は、記事に含まれる見出し文字を配置する見出し文字配置領域と、記事に含まれる記事画像を配置する画像配置領域と、で構成している。このため、記事配置部45は、記事に含まれる見出し文字を見出し文字配置領域に配置し、記事に含まれる記事画像を画像配置領域に配置する。その場合、特大サイズの記事配置領域A1は、画像配置領域上に見出し文字配置領域を重ねて構成しており、例えば、
図4(a)に示す記事25aのように、記事画像の上に見出し文字を重ねて表示する。
図4(a)に示す記事25aでは、記事画像の上に「サッカー日本代表W杯決定」の見出し文字を重ねて表示している。これは、特大サイズの記事配置領域A1は、表示サイズが大きいため、記事画像の上に見出し文字を重ねて表示しても、見出し文字が閲覧し易いためである。また、特大サイズ以外の他のサイズの記事配置領域B1〜B8、C1、D1は、見出し文字配置領域と画像配置領域とを重ねず区分けして構成しており、例えば、
図4(a)に示す記事25bのように、記事画像と見出し文字とを重ねず区分けして表示する。特大サイズ以外の他のサイズの記事配置領域B1〜B8、C1、D1は、表示サイズが小さいため、記事画像の上に見出し文字を重ねて表示すると、見出し文字が閲覧し難くなるため、記事画像と見出し文字とを区分けして表示するようにしている。これにより、表示サイズが小さくても、見出し文字を閲覧し易くすることができる。
【0058】
記事配置部45は、見出し文字配置領域と画像配置領域とを重ねず区分けして構成している記事配置領域B1〜B8、C1、D1に記事を配置する場合は、
図5、
図6に示すように、記事配置領域のサイズを変えずに、記事に含まれる見出し文字数に応じて、見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更するようにしている。具体的には、記事に含まれる見出し文字数が多くなるにつれて、見出し文字配置領域の配置領域の割合を大きくし、画像配置領域の配置領域の割合を小さくし、記事に含まれる見出し文字数が少なくなるにつれて、見出し文字配置領域の配置領域の割合を小さくし、画像配置領域の配置領域の割合を大きくするようにする。これにより、記事配置領域の有効活用を図りつつ、記事に含まれる見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。
図5は、正方形サイズの記事配置領域に記事を配置する場合の例を示しており、
図5(a)では、記事に含まれる見出し文字数が所定数の範囲より多いため、見出し文字を配置する見出し文字段数500を3段にして、見出し文字配置領域501の配置領域の割合を大きくし、その分、画像配置領域502の配置領域の割合を小さくしている。また、
図5(b)では、記事に含まれる見出し文字数が所定数の範囲であるため、見出し文字を配置する見出し文字段数500を2段にして、見出し文字配置領域501の配置領域の割合を少しだけ大きくし、その分、画像配置領域502の配置領域の割合を少しだけ小さくしている。また、
図5(c)では、記事に含まれる見出し文字数が所定数の範囲より小さいため、見出し文字を配置する見出し文字段数500を1段にして、見出し文字配置領域501の配置領域の割合を小さくし、その分、画像配置領域502の配置領域の割合を大きくしている。
図6は、縦長サイズの記事配置領域に記事を配置する場合の例を示しており、
図6(a)では、記事に含まれる見出し文字数が所定数の範囲より多いため、見出し文字を配置する見出し文字段数600を3段にして、見出し文字配置領域601の配置領域の割合を大きくし、その分、画像配置領域602の配置領域の割合を小さくしている。また、
図6(b)では、記事に含まれる見出し文字数が所定数の範囲より小さいため、見出し文字を配置する見出し文字段数600を1段にして、見出し文字配置領域601の配置領域の割合を小さくし、その分、画像配置領域602の配置領域の割合を大きくしている。記事配置部45は、
図5、
図6に示すように、記事配置領域のサイズを変えずに、記事に含まれる見出し文字数に応じて、見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することで、記事配置領域の有効活用を図りつつ、記事に含まれる見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。
【0059】
また、記事配置部45は、記事に含まれる記事画像を記事配置領域に配置する場合は、記事画像をトリミングして配置することになる。本実施形態では、記事に含まれる見出し文字数に応じて、見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更するため、見出し文字数に応じて記事画像のトリミング領域のアスペクト比も変更することになる。トリミング領域とは、記事に含まれる記事画像を画像配置領域に表示するためにその記事画像から切り出される領域を意味する。例えば、
図5に示すように、正方形サイズの記事配置領域を構成する画像配置領域502に対し、記事に含まれる記事画像を配置する場合は、記事に含まれる見出し文字数に応じて記事画像のトリミング領域のアスペクト比も変更することになる。また、
図6に示すように、縦長サイズの記事配置領域を構成する画像配置領域602に対し、記事に含まれる記事画像を配置する場合も、記事に含まれる見出し文字数に応じて記事画像のトリミング領域のアスペクト比も変更することになる。なお、記事配置部45は、記事に含まれる記事画像が正方形サイズか縦長サイズか横長サイズかによっても、その記事画像のトリミング領域のアスペクト比も変更することになる。これにより、見出し文字数に応じて画像配置領域の配置領域が変更されても、最適な記事画像を画像配置領域に配置して表示することができる。
【0060】
<情報処理装置100の処理動作例>
次に、
図7を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の処理動作例について説明する。
図7は、操作表示部20に記事を表示する際の処理動作例を示す図である。
【0061】
まず、記事取得部41は、通信部10によりネットワークを介して各種のWebサーバ200に接続し、各種記事を取得する。そして、記事蓄積部31にカテゴリ毎に分類して蓄積する(ステップS1)。
【0062】
次に、個人的注目度解析部42は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度を求める。また、社会的注目度解析部43は、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求める(ステップS2)。
【0063】
次に、記事優先順位決定部44は、各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、操作表示部20に表示する際の記事の優先順位を決定する(ステップS3)。この場合、例えば、カテゴリ毎の記事の優先順位を決定する。また、時間帯毎の記事の優先順位を決定する。記事優先順位決定部44は、優先順位を付与した記事を優先順位付記事記憶部33に記憶する。
【0064】
次に、記事配置部45は、テンプレート画面記憶部32からテンプレート画面50をランダムに読み出す。そして、優先順位付記事記憶部33に記憶された情報を基に、優先順位の高い記事から順番にテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する(ステップS4)。この場合、記事配置部45は、記事に含まれる見出し文字数に応じて、その記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更し、変更後の見出し文字配置領域に見出し文字を配置し、変更後の画像配置領域に記事画像を配置する。記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する度に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。
【0065】
表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置し、操作表示部20に表示する(ステップS5)。これにより、表示制御部46は、記事配置領域に記事を配置したテンプレート画面50を操作表示部20に表示することができる。
【0066】
<本実施形態の情報処理装置100の作用・効果>
本実施形態の情報処理装置100は、記事に含まれる見出し文字数に応じて、記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することになる。例えば、新聞等の記事を提供するサイトから取得した記事に含まれる見出しは簡潔に記載されており、見出し文字数が少ない傾向にある。このため、本実施形態の情報処理装置100は、新聞等の記事を提供するサイトから取得した記事を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域を構成する見出し文字配置領域の配置領域の割合を小さくし、画像配置領域の配置領域の割合を大きくする。これにより、見出し文字配置領域に無駄な領域を残すことがないため、記事配置領域の有効活用を図ることができる。また、娯楽等の記事を提供するサイトから取得した記事に含まれる見出しは長く記載されており、見出し文字数が多い傾向にある。このため、本実施形態の情報処理装置100は、娯楽等の記事を提供するサイトから取得した記事を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域を構成する見出し文字配置領域の配置領域の割合を大きくし、画像配置領域の配置領域の割合を小さくする。これにより、見出し文字配置領域に多くの見出し文字を配置することができ、見出し文字配置領域に表示された見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。このため、本実施形態の情報処理装置100は、記事配置領域の有効活用を図りつつ、記事に含まれる見出し文字の内容を閲覧者にとって把握し易くすることができる。
【0067】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0068】
例えば、上述する実施形態では、記事に含まれる見出し文字数に応じて、記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することにしている。しかし、記事を提供するサイトに応じて、記事を配置する記事配置領域を構成する見出し文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することも可能である。記事を提供するサイトによって、記事に含まれる見出し数を推測することができる。例えば、新聞等の記事を提供するサイトから提供される記事の見出し数は少ない傾向にあり、娯楽等の記事を提供するサイトから提供される記事の見出し数は多い傾向にある。このため、記事を提供するサイトによっても、文字配置領域と画像配置領域との配置領域の割合を変更することも可能である。
【0069】
また、上述する実施形態では、記事に含まれる記事画像のアスペクト比に応じて最適な記事配置領域に記事を配置することにしている。しかし、記事画像の解像度に応じて最適な記事配置領域に記事を配置するようにすることも可能である。記事画像の解像度は、個々の記事毎に異なる。この場合、解像度の高い記事画像は、特大サイズの記事配置領域A1に表示し、解像度の低い記事画像は、特大サイズ以外の小さなサイズの記事配置領域B1〜B8、C1、D1に表示するようにすることが好ましい。これにより、美的に優れた記事一覧画面を操作表示部20に表示することができる。
【0070】
また、上述する実施形態では、記事画像の重要領域の認識処理などは行わずに、機械的に記事画像をトリミングすることにしている。これにより、記事画像を記事配置領域に表示するまでの処理を速くすることにしている。但し、処理時間のかからない簡便な方法で記事画像の重要領域を認識し、その認識結果に応じて記事画像のトリミングを行うようにすることも可能である。
【0071】
また、本実施形態の情報処理装置100としては、例えば、PC、スマートフォンなど各種の機器が該当するが、本実施形態の情報処理装置100は、操作表示部20のディスプレイサイズが小さいスマートフォン等の小型の情報処理装置100に好適である。
【0072】
また、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部における制御動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
【0073】
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
【0074】
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
【0075】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
【0076】
プログラムの形態としては、クラウド等によるネット上のサーバからの利用もありえる。一部のプログラムのみをコンピュータに転送して利用する形態もありえる。
【0077】
また、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。