(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6130010
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】PM型ステッピングモータ
(51)【国際特許分類】
H02K 37/14 20060101AFI20170508BHJP
【FI】
H02K37/14 535B
H02K37/14 535K
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-48700(P2016-48700)
(22)【出願日】2016年3月11日
(62)【分割の表示】特願2011-228502(P2011-228502)の分割
【原出願日】2011年10月18日
(65)【公開番号】特開2016-105699(P2016-105699A)
(43)【公開日】2016年6月9日
【審査請求日】2016年3月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000114215
【氏名又は名称】ミネベアミツミ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096884
【弁理士】
【氏名又は名称】末成 幹生
(72)【発明者】
【氏名】佐野 浩
(72)【発明者】
【氏名】大屋敷 剛敏
(72)【発明者】
【氏名】木下 真
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 克敏
(72)【発明者】
【氏名】中村 医
【審査官】
池田 貴俊
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2009/069383(WO,A1)
【文献】
特開2008−160958(JP,A)
【文献】
特開2002−218728(JP,A)
【文献】
特開2008−211906(JP,A)
【文献】
実開平01−120783(JP,U)
【文献】
特開昭63−011057(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 37/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状を有し、外周面の円周方向に複数の磁極が配置されたロータと、
筒形状の外周部、および前記ロータを内側に納め、軸方向の一方の方向に延在する複数の第1の極歯とこの複数の第1の極歯に対して隙間を隔てて噛み合う複数の第2の極歯を有する内周部を有したステータヨークと、
前記ステータヨークに対して前記ロータを回転自在な状態で保持する保持部材と、
前記ステータヨークの前記外周部と前記内周部の間に収められたボビンと、
前記ボビンに巻回された界磁コイルと、
前記ステータヨークを軸方向で挟むフロントプレートおよびエンドプレートと、
前記ロータの中心に固定され、前記フロントプレートおよび前記エンドプレートから外部に突出したシャフトと、
前記フロントプレートに形成された孔に設けられ前記シャフトを回転自在に保持する第1の軸受と、
前記エンドプレートに形成された孔に設けられ前記シャフトを回転自在に保持する第2の軸受と、を備え、
前記第1の軸受および前記第2の軸受が設けられた前記フロントプレートおよび前記エンドプレートの前記各孔は、軸方向に屈曲して形成された円筒形状部の内周面で構成され、該内周面に前記第1の軸受および前記第2の軸受がそれぞれ保持されており、
前記ステータヨークは、外側ヨークと内側ヨークにより構成され、
前記外側ヨークは、前記筒形状の外周部、前記筒形状の外周部の軸方向端部縁の部分から軸中心の方向に延在した第1の円環部、および前記第1の円環部の軸中心の側の縁から軸方向に折れ曲がった構造を有した前記複数の第1の極歯を備え、
前記第1の円環部は、前記複数の第1の極歯が延在する方向に向いた面が平坦であり、
前記内側ヨークは、前記第1の円環部と軸方向において対向する第2の円環部および前記第2の円環部の軸中心の側の縁から軸方向に折れ曲がった構造を有した前記複数の第2の極歯を備え、
前記第2の円環部は、前記第1の円環部に対向する面が平坦であり、
前記ロータの外径dと前記ステータヨークの外径Dの比が、d/D>0.6であり、
前記ロータの前記磁極がフェライト磁石により構成されるPM型ステッピングモータ。
【請求項2】
前記ステータヨークの外径Dが35mm〜55mmである請求項1に記載のPM型ステッピングモータ。
【請求項3】
前記筒形状の外周部の内周は段差のない湾曲面であり、
前記ボビンが前記湾曲面に接触している請求項1または2に記載のPM型ステッピングモータ。
【請求項4】
前記ステータヨークの板厚が0.8mm以下である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のPM型ステッピングモータ。
【請求項5】
前記第1の軸受の外径が前記第2の軸受の外径よりも大きい請求項1乃至4のいずれか一項に記載のPM型ステッピングモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータのマグネット径とステータヨークの外径との関係に特徴のあるPM型ステッピングモータに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、PM(パーマネントマグネット)型ステッピングモータが示されている。このPMステッピングモータは、クローポール型のステッピングモータである。このPM型ステッピングモータは、ボビンにコイルが巻回され、このボビンが外側ヨークと内側ヨークを組み合わせた構造の内側に納められた第1のステータと、この第1のステータと同様な構造の第2のステータを備えている。そして、これら第1のステータと第2のステータが軸方向で重ねられてステータが構成されている。ステータの内側には、ロータがステータに対して回転可能な状態で配置されている。ステータは、外周に多極着磁されたマグネット(永久磁石)と、シャフトと、ロータスリーブとで構成されている。特許文献1には、ロータのマグネットの外径φdと、ステータヨークの外径φDをφd/φD<0.4とする点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6―105526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような構造を有するPM型ステッピングモータは、励磁によりステータコアで発生する磁力とロータマグネットの磁力との関係により、回転と停止の制御が行われる。この際、ステータコアが生成する磁力とロータ側のマグネットの磁力のバランスが重要な設計要件となる。また、一般的に永久磁石として、高い磁力が得られる希土類を用いた磁石が用いられるが、コストの点でフェライト磁石を用いる方が有利となる。
【0005】
このような背景において、本発明は、高価な材料である希土類磁石を使用せず、低コスト材料であるフェライト磁石を用いても従来と同等以上の特性を有したステッピングモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、円柱状を有し、外周面の円周方向に複数の磁極が配置されたロータと、筒形状の外周部、および前記ロータを内側に納め、軸方向の一方の方向に延在する複数の第1の極歯とこの複数の第1の極歯に対して隙間を隔てて噛み合う複数の第2の極歯を有する内周部を有したステータヨークと、前記ステータヨークに対して前記ロータを回転自在な状態で保持する保持部材と、前記ステータヨークの前記外周部と前記内周部の間に収められたボビンと、前記ボビンに巻回された界磁コイルと、
前記ステータヨークを軸方向で挟むフロントプレートおよびエンドプレートと、前記ロータの中心に固定され、前記フロントプレートおよび前記エンドプレートから外部に突出したシャフトと、前記フロントプレートに形成された孔に設けられ前記シャフトを回転自在に保持する第1の軸受と、前記エンドプレートに形成された孔に設けられ前記シャフトを回転自在に保持する第2の軸受と、を備え、前記第1の軸受および前記第2の軸受が設けられた前記フロントプレートおよび前記エンドプレートの前記各孔は、軸方向に屈曲して形成された円筒形状部の内周面で構成され、該内周面に前記第1の軸受および前記第2の軸受がそれぞれ保持されており、前記ステータヨークは、外側ヨークと内側ヨークにより構成され、前記外側ヨークは、前記筒形状の外周部、前記筒形状の外周部の軸方向端部縁の部分から軸中心の方向に延在した第1の円環部、および前記第1の円環部の軸中心の側の縁から軸方向に折れ曲がった構造を有した前記複数の第1の極歯を備え、前記第1の円環部は、前記複数の第1の極歯が延在する方向に向いた面が平坦であり、前記内側ヨークは、前記第1の円環部と軸方向において対向する第2の円環部および前記第2の円環部の軸中心の側の縁から軸方向に折れ曲がった構造を有した前記複数の第2の極歯を備え、前記第2の円環部は、前記第1の円環部に対向する面が平坦であり、前記ロータの外径dと前記ステータヨークの外径Dの比が、d/D>0.6であり、前記ロータの前記磁極がフェライト磁石により構成されるPM型ステッピングモータである。
【0007】
本発明において、ステータヨークの外径Dが35mm〜55mmである態様が挙げられる。また本発明において、筒形状の外周部の内周は段差のない湾曲面であり、 ボビンが前記湾曲面に接触している態様が挙げられる。また本発明において、ステータヨークの板厚が0.8mm以下である態様が挙げられる。
【0008】
また本発明においては
、前記第1の軸受の外径が前記第2の軸受の外径よりも大きい態様が挙げられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高価な材料である希土類磁石を使用せず、低コスト材料であるフェライト磁石を用いても従来と同等以上の特性を有したステッピングモータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】発明の実施形態におけるステッピングモータの断面図(A)と正面図(B)である。
【
図3】発明の実施形態と従来例のトルク特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(構成)
図1には、実施形態のPM型ステッピングモータ100が示されている。
図1(A)には、軸方向で切断した断面の状態が示され、
図1(B)には、正面から見た外観が示されている。PM型ステッピングモータ100は、クローポール型のステッピングモータである。PM型ステッピングモータ100は、ステータヨーク200を備えている。ステータヨーク200は、第1のステータヨーク201と第2のステータヨーク202とにより構成されている。第1のステータヨーク201と第2のステータヨーク202とは、軸方向における向きが反対なだけで同じ構造を有している。以下、代表して第1のステータヨーク201について説明する。
【0012】
図2には、第1のステータヨーク201の斜視図が示されている。
図2では、第1のステータヨーク201の部分のみが示され、それ以外の部材の記載は省略されている。第1のステータヨーク201は、軟磁性材料の鋼板(例えば、電磁鋼板や珪素鋼板)により構成された外側ヨーク210および内側ヨーク220により構成されている。外側ヨーク210は、第1のステータヨークの外周側を構成する円筒形状の外筒部211、この外筒部211の軸方向端部縁の部分から軸中心の方向に延在した円環部212、円環部212の軸中心側において、軸方向に折り曲げられた複数の極歯213を有している。
【0013】
内側ヨーク220は、円環部221、この円環部221の軸中心側において、軸方向に折り曲げられた複数の極歯222を有している。円環部221の外縁部は、円筒部211の内側に接合されている。この接合構造により、外側ヨーク210と内側ヨーク220との結合が行われている。外側ヨーク210の極歯213と、内側ヨーク220の極歯222は、互いに逆方向に延在し、隙間を有した状態で互い違いに噛み合った位置関係を有している。複数の極歯213と222とが隙間を隔てて噛み合った状態で対向した部分により、第1のステータヨーク201の内周側が構成されている。
【0014】
外側ヨーク210と内側ヨーク220によって構成される第1のステータヨーク201は、円環状の中空部分を内側に有している。この円環状の中空部分に、界磁コイル231が巻回された樹脂製のボビン232が収められている(
図1参照)。界磁コイル231の巻線の端部は、端子233に接続されている。端子233に外部からの駆動信号を供給する配線が接続される。第1のステータヨーク201と同様に、第2のステータヨーク202も円環状の中空部分を有し、この中空部分に界磁コイル241が巻回された樹脂製のボビン242が収められている。界磁コイル241の巻線の端部は、端子243に接続されている。そして、第1のステータヨーク201と第2のステータヨーク202を軸方向で積層することで、ステータヨーク200が構成されている。なお、第1のステータヨーク201と第2のステータヨーク202とは、一方を他方に対して軸方向で反転させた状態で重ねられている。
【0015】
ステータヨーク200の内側は、略円柱形状の空間とされており、そこにロータ300が回転自在な状態で収められている。ロータ300は、全体が円柱状の形状を有し、円柱形状のコア部材301、コア部材301の外周に固定された厚みのある筒状のロータマグネット302を有している。コア部材301は、中心に回転軸となるシャフト400が固定されている。ロータマグネット302は、厚みのある円筒形状を有したフェライト系の永久磁石であり、周方向に沿って交互に極性が反転する状態の着磁がされている。ロータマグネット302としては、フェライト磁石が用いられている。このフェライト磁石には、焼結磁石、樹脂磁石、極異方性磁石、ラジアル配向磁石、等方性磁石が含まれる。
【0016】
シャフト400は、軸受501および502によって回転自在な状態で保持されている。軸受501は、第1のステータヨーク201に固定されたフロントプレート503に固定されている。また、軸受502は、第2のステータヨーク202に固定されたエンドプレート504に固定されている。この構造により、ロータ300が回転自在な状態でステータヨーク200の内側で保持されている。
【0017】
第1のステータヨーク201および第2のステータヨーク202の外径Dと、ロータマグネット302の外径dとは、d/D>0.6の関係を満たす値とされている。また、Dの最大値は55mmである。d/D>0.6とすることで、希土類磁石よりも磁力の弱いフェライト磁石であっても、希土類磁石を用いた場合よりも高い性能が得られる。なお、ロータマグネット302としてフェライト磁石を採用した場合、d/D≦0.6となると、希土類磁石を採用した場合よりも性能が低下する傾向が見られる。
【0018】
(性能評価)
図3には、ロータマグネットとして希土類磁石を用いた場合のモータ(従来のモータ)と、本発明を利用した実施形態のモータとの性能試験の結果が示されている。
図3の横軸は、駆動信号の周波数(界磁コイルの極性を切り替える周波数)である。横軸の値は、回転数に比例するパラメータとして把握できる。
図3の縦軸は、トルクである。
【0019】
図3に示すデータが得られた試験体の条件は、下記の通りである。なお、ステータとロータの間の隙間は、両者で同じである。
(従来のモータ)
ステータの外径D:35mm
ロータマグネットの外径d:18mm
ロータマグネットの材質:希土類ボンド磁石
d/D≒0.51
駆動方法:定電流駆動方式
(実施形態のモータ)
ステータの外径D:35mm
ロータマグネットの外径d:22mm
ロータマグネットの材質:フェライト極異方性磁石
d/D≒0.63
駆動方法:定電流駆動方式
【0020】
図3に示すように、ロータマグネットとして希土類磁石を用いd/D≒0.51としたサンプルに比較して、ロータマグネットとしてフェライト磁石を用いd/D≒0.63としたサンプルは、低駆動周波数および高駆動周波数におけるトルクが大きい。特に、駆動周波数が高い領域におけるトルクの低下が小さい。
【0021】
図3に示すように、本実施形態では、ロータマグネットとして希土類磁石に比較して磁力の弱いフェライト磁石を用いても、希土類磁石を用いた従来のモータに比較して、トルク特性の低下が生じていない。これは、ロータの径を大きくすることで、その表面積を増やし、全体として見た場合のステータ/ロータ間に作用する磁力の強さが低下しないようにしているためであると考えられる。
【0022】
駆動周波数が低い領域でトルクが大きいのは、ロータ径が大きくなることで、ロータ側の着磁ピッチが大きくなり、またそれに対応してステータ側の極歯の幅(周方向における極歯213,222の寸法)も大きくなるので、低速回転時のトルクが大きくなるためであると考えられる。
【0023】
定電流駆動において、駆動周波数が高い領域におけるトルクの低下が抑えられているのは、d/Dの値を大きくすることで、界磁コイル231,241の巻き数を減らし、コイルのインピーダンスを下げることができるからである。さらに、本実施形態では、ステータヨークの板厚を薄くすることにより(たとえば従来の0.9mmを0.8mmへあるいは0.8mmを0.7mm)、ステータヨーク200中における鉄損を小さくしている。鉄損は、駆動周波数が高くなる程大きくなるので、鉄損の影響を抑えることで、高駆動周波数時におけるトルク特性が従来構造のものに比較して良好になると考えられる。また、ステータの板厚を薄くすることにより磁束密度は低下するがロータのピッチ幅が広がることにより、ロータに対向するステータの極歯の幅も広がるのでトルクに寄与する磁束の低下は起こらない。このように、D≦55mm、d/D>0.6の条件において、ステータヨークの板厚を0.8mm以下とすることで、駆動周波数が高い領域におけるトルクの低下を抑えることができる。
【0024】
なお、ロータマグネット302としてフェライト磁石を用いた場合において、d/D≦0.6となると、
図3の従来モータ(希土類磁石利用のモータ)に比較しての性能上の優位性は現れず、逆にロータマグネット302の磁力の弱さに起因する全体的なトルクの低下が目立ってくる。また、ロータマグネット302として希土類磁石を利用し、d/D>0.6とした場合、
図3にも現れている高駆動周波数におけるトルクの低下がより顕著になる。
【0025】
(優位性)
図1および
図2に示すように、本実施形態では、円柱状を有し、外周面の円周方向に複数の磁極が配置されたロータ300と、筒形状の外周部211、およびロータ300を内側に納め、軸方向の一方の方向に延在する複数の第1の極歯213とこの複数の第1の極歯213と隙間を隔てて噛み合う複数の第2の極歯222を有する内周部を有したステータヨーク200と、このステータヨーク200に対してロータ302を回転自在な状態で保持する軸受501,502とを備え、ロータ300の外径dとステータヨークの外径Dの比をd/D>0.6としている。
【0026】
この構造によれば、ロータマグネットとして高価な希土類磁石を利用せず、安価なフェライト磁石を利用することで、性能を低下させずにコストを下げることができる。また、d/Dの値を大きくすることで、界磁コイルを構成する巻線の使用量を減らすことができ、この点でも低コスト化が図れる。また、界磁コイルが生成する磁場の磁束密度を小さくできるので、ステータヨーク200を構成する軟磁性材料の板材の板厚を削減でき、軽量化、加工精度の向上、材料費削減といった効果が得られる。
【0027】
(その他) 本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、クローポール構造のPM型ステッピングモータに利用することができる。
【符号の説明】
【0029】
100…PM型ステッピングモータ、200…ステータヨーク、201…第1のステータヨーク、202…第2のステータヨーク、210…外側ヨーク、211…外筒部、212…円環部、213…極歯、220…内側ヨーク、221…円筒部、222…極歯、231…界磁コイル、232…ボビン、233…端子、241…界磁コイル、242…ボビン、243…端子、300…ロータ、301…コア部材、302…ロータマグネット、400…シャフト、501…軸受、502…軸受、503…フロントプレート、504…エンドプレート。