(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
情報提供元から提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、前記情報提供元から情報の提供を受けるサービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザであって、前記サービス提供元により提供されるサービス以外の所定のサービスに関する所定の条件を満たすことにより前記所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報であって、ユーザを識別する識別情報と当該識別情報に対応付けられた当該ユーザが前記所定のサービスの利益につながる行動を行ったことを示す情報とを含むユーザに関する情報を、前記ユーザに関する情報が記憶された記憶部から取得し、前記記憶部から前記サービス提供元により提供されるサービスが利用するチャネルに関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記ユーザに関する情報と前記チャネルに関する情報とに基づいて、前記サービス提供元に対して請求する前記仲介サービスの利用料であって、前記サービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザの数に応じた利用料を、前記サービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザのうち、前記所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザの割合が多い程当該利用料が安くなり、前記サービス提供元により提供されるサービスにおいて前記チャネルを利用するユーザ数の増加に基づく所定の基準により当該利用料が高くなるように決定する決定部と、
を備えたことを特徴とする決定装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法、及び決定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.決定処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る決定処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る決定処理の一例を示す図である。
図1に示す決定装置100は、サービス群SGに含まれるサービス以外の別サービスXにおけるユーザの会員種別に応じて、サービス群SGに含まれるサービスへ請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0011】
図1に示す決定システム1において、サービス群SGに含まれるサービスは、チャネル群CHから情報の提供を受けるものとする。また、サービス群SGに含まれるサービスは、ユーザ群UGに含まれるユーザU1やユーザU2やユーザU3等が利用するものとする。サービス群SGやチャネル群CHの詳細は後述する。
【0012】
図1において、ユーザ群UGに含まれる各ユーザと、サービス群SGに含まれる各サービスとを接続する接続線RGは、各ユーザがいずれのサービスを利用するかを示す。また、
図1の例に示すユーザU1は、ユーザ情報記憶部121のユーザID「U1」により識別されるユーザに対応する。また、
図1の例に示すユーザU2は、ユーザ情報記憶部121のユーザID「U2」により識別されるユーザに対応し、
図1の例に示すユーザU3は、ユーザ情報記憶部121のユーザID「U3」により識別されるユーザに対応する。以下では、ユーザID「U1」により識別されるユーザをユーザU1とし、ユーザID「U2」により識別されるユーザをユーザU2とし、ユーザID「U3」により識別されるユーザをユーザU3とする。なお、
図1に示す例において、ユーザ群UG中にユーザU1〜ユーザU3のみを図示するが、ユーザ群UGに含まれるユーザ数は、例えば100万ユーザや1000万ユーザ等であってもよい。
【0013】
例えば、ユーザU1は、サービス群SGに含まれるサービスのうち、サービスAやサービスC等を利用する。また、例えば、ユーザU2は、サービス群SGに含まれるサービスのうち、サービスBやサービスC等を利用する。なお、ここでいうユーザが利用するサービスには、実際にユーザが提供を受けているサービスに限らず、ユーザが登録を完了し、サービスの提供を受けることができる状態にあるサービスが含まれてもよい。また、
図1の例において、別サービスXの利益につながる行動とは、ユーザが別サービスXにおける有料会員となることであるものとする。
【0014】
また、
図1において、サービス群SGに含まれる各サービスと、決定装置100とを接続する接続線PFは、サービス群SGに含まれる各サービスが決定装置100による仲介サービスの提供を受けていることを示す。
図1の例では、サービス群SGに含まれるサービスA〜サービスD等が決定装置100による仲介サービスの提供を受けていることを示す。なお、
図1に示す例において、サービス群SG中にサービスA〜サービスDのみを図示するが、サービス群SGに含まれるサービス数は、例えば10万や100万等であってもよい。
【0015】
また、
図1において、チャネル群CHに含まれる各チャネルと、決定装置100とを接続する接続線CPは、チャネル群CHに含まれる各チャネルが決定装置100を介してサービス群SGに含まれる各サービスに情報を提供することを示す。
図1の例では、チャネル群CHに含まれるチャネルA〜チャネルD等が決定装置100を介してサービス群SGに含まれるサービスA〜サービスD等に情報を提供することを示す。なお、
図1に示す例において、チャネル群CH中にチャネルA〜チャネルDのみを図示するが、チャネル群CHに含まれるチャネル数は、例えば5万や50万等であってもよい。また、チャネル群CHに含まれるチャネルの提供元である情報提供元は、サービス群SGに含まれるサービスの提供元であるサービス提供元であってもよい。すなわち、1つの提供元が、サービスとチャネルとを提供してもよい。
【0016】
例えば、決定システム1において、チャネルAは、天気情報等の気象情報を提供する。また、例えば、決定システム1において、チャネルBは、路線情報等の交通機関の運行情報等を提供する。また、例えば、決定システム1において、チャネルCは、所定のソフトウェアメーカが開発したチャネルであり、所定の情報を提供する。また、例えば、決定システム1において、チャネルDは、所定のIoT機器製造元(IoTデバイスメーカ)が所定の情報を提供する。例えば、チャネルDは、所定のIoT機器製造元が製造するロボット等の音声アシスト機器との音声対話において用いられる情報を提供する。このように、チャネル群CHに含まれる各チャネルには、種々の情報を提供するチャネルが含まれる。
【0017】
例えば、決定システム1において、チャネル群CHに含まれる各チャネルは、仲介サービスを介してサービス群SGに含まれる各サービスに情報を提供する。例えば、決定システム1において、サービス群SGに含まれる各サービスは、チャネル群CHに含まれるチャネルのうち、自身のサービスにおいてユーザに情報提供を所望するチャネルを選択することにより、情報提供を受けるチャネルを選択してもよい。また、例えば、決定システム1において、各サービスを利用するユーザは、チャネル群CHに含まれるチャネルのうち、そのサービスにおいて自身が情報提供を所望するチャネルを選択することにより、情報提供を受けるチャネルを選択してもよい。例えば、各サービスを利用するユーザは、そのサービスが情報提供を受けているチャネルのうち、情報提供を所望するチャネルを選択することにより、情報提供を受けるチャネルを選択してもよい。
【0018】
また、各サービスを利用するユーザは、自身が使用するIoT機器10(
図2参照)により仲介サービスを介してチャネルからの情報提供を受ける。詳細は後述するが、IoT機器10は、エアコン、照明器具、洗濯機、冷蔵庫等のいわゆる家電製品等、サービスA〜サービスD等を利用可能であればどのような装置であってもよい。例えば、決定システム1において、サービスAを利用するユーザが使用するIoT機器10がエアコンである場合、IoT機器10は、サービスAによりチャネルAから気温情報を含む天気情報を取得し、気温が所定の閾値以上である場合、自動的に冷房モードとして動作を開始する。なお、上記は一例であり、IoT機器10は、各サービスによりチャネルから提供される情報に基づいて種々の処理を行ってもよい。すなわち、
図1の例では、決定装置100は、各サービスにチャネルから提供される情報を仲介することにより、各サービス提供元に対して仲介サービスの利用料を請求する。
【0019】
図1に示す例において、決定装置100は、ユーザ情報記憶部121やサービス提供元情報記憶部124に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する(ステップS11)。ここでいう、仲介サービスの利用料には、決定装置100が提供する仲介サービスのプラットフォーム利用料や情報提供元に支払うAPI(Application Programming Interface)提供料等の情報提供料等の種々の料金が含まれてもよい。
【0020】
ステップS11において、決定装置100は、
図1中のユーザ情報記憶部121に示すように、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料の決定に、各サービスを利用する各ユーザが別サービスXにおいて、無料会員(第1会員)であるか有料会員(第2会員)であるかに関する情報を用いる。
【0021】
例えば、
図1に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、別サービスXにおける有料会員であることを示す。また、例えば、ユーザU1は、サービスAやサービスCを利用していることを示す。例えば、
図1に示す例において、ユーザID「U2」により識別されるユーザ(ユーザU2)は、別サービスXにおける無料会員であることを示す。また、例えば、ユーザU2は、サービスBやサービスCを利用していることを示す。
【0022】
また、ステップS11において、決定装置100は、
図1中のサービス提供元情報記憶部124に示すように、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料の決定に、各サービスを利用するユーザのうち、別サービスXにおける無料会員の数と有料会員の数、無料会員(第1会員)であるか有料会員(第2会員)であるかに関する情報を用いる。
【0023】
例えば、
図1に示す例において、サービスAを利用するユーザ数が「150000」であり、サービスAを利用するユーザには、「ユーザU1」や「ユーザU3」や「ユーザU7」等が含まれることを示す。また、例えば、
図1に示す例において、サービスBを利用するユーザ数が「300」であり、サービスBを利用するユーザには、「ユーザU2」等が含まれることを示す。
【0024】
決定装置100は、上述した情報等に基づいて、請求一覧CL11に示すように、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
図1の例では、決定装置100は、各サービスを利用するユーザ数に基づいて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定装置100は、各サービスを利用するユーザのうち、別サービスXにおける有料会員のユーザ数と、別サービスXにおける無料会員のユーザ数とに基づいて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。具体的には、決定装置100は、以下の式(1)を用いて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0025】
利用料(円) = 10×別サービスXの有料会員数+100×別サービスXの無料会員数 ・・・ (1)
【0026】
上記式(1)に示すように、決定装置100は、各サービスの利用者のうち、別サービスXにおける有料会員のユーザの数に10(円)を乗算し、別サービスXにおける無料会員のユーザの数に100(円)を乗算することにより、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。このように、決定装置100は、各サービスの利用者のうち、別サービスXにおける有料会員であるユーザについては、別サービスXにおける無料会員であるユーザよりも請求する利用料を小さくする。これにより、決定装置100は、別サービスXにおける有料会員が多いサービスについては、仲介サービスの利用料が抑制される。
【0027】
図1の例では、決定装置100は、サービスAの利用料を以下の式(2)により算出する。
【0028】
サービスAの利用料 = 10×120000+100×30000 ・・・ (2)
【0029】
上記式(2)により、決定装置100は、サービスAの利用料を420万円と決定する。
【0030】
また、
図1の例では、決定装置100は、サービスCの利用料を以下の式(3)により算出する。
【0031】
サービスCの利用料 = 10×10000+100×60000 ・・・ (3)
【0032】
上記式(3)により、決定装置100は、サービスCの利用料を610万円と決定する。このように、
図1の例では、決定装置100は、サービスを利用する全ユーザ数が多いサービスAに請求する仲介サービスの利用料をサービスCに比べて小さく決定する。
【0033】
上述したように、
図1に示す例において、決定装置100は、仲介サービスを利用してサービスを提供する各サービスのユーザ数に応じて、各サービスを提供するサービス提供元に仲介サービス利用料(プラットフォーム利用料)を請求する。決定装置100は、仲介サービスを利用してサービスを提供する各サービスのユーザ数に応じて、従量課金する。これにより、決定装置100は、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0034】
なお、
図1の例では、サービスを利用するユーザ数が「10000」未満のサービスについては、仲介サービスの利用料を請求しないものとする。例えば、
図1の例では、サービスBを利用するユーザ数が「300」であり「10000」未満であるため、決定装置100は、仲介サービスの利用料を「0円」と決定する。これにより、決定装置100は、10000ユーザ未満のサービス提供者への利用料を請求するオペレーションコストの増大を抑制することができる。また、例えば、決定装置100は、サービスBのサービス提供元に請求する利用料を無料とすることに応じて、サービスBのサービス提供元以外のサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定してもよい。
【0035】
例えば、決定装置100は、サービスBのサービス提供元に請求する利用料を無料とすることに応じて、サービスA、C、D等のサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定してもよい。例えば、決定装置100は、サービスBのサービス提供元に請求した場合における利用料を、他のサービスA、C、D等の利用するユーザの数に応じて他のサービスA、C、D等のサービス提供元に対して利用料に加えてもよい。例えば、決定装置100は、サービスBのサービス提供元に請求した場合における利用料を、他のサービスA、C、D等の利用するユーザの割合に応じて案分して、他のサービスA、C、D等のサービス提供元に対して利用料に加えてもよい。
【0036】
例えば、チャネルDを利用する場合、1ユーザ(ID)当たり「50」円をサービス提供元に請求してもよい。また、チャネル群CHに含まれる各チャネルは、チャネル利用料を設定してもよい。例えば、チャネルDは、チャネルDを利用するサービスに対して、1ユーザ(ID)当たり10円の利用料を請求してもよい。また、例えば、チャネルDは、仲介サービスを提供する決定装置100に対して、チャネルDを利用するサービスを利用する1ユーザ(ID)当たり10円の利用料を請求してもよい。この場合、決定装置100は、チャネルDを利用するサービスに対して、チャネルDを提供する情報提供元に支払った利用料に基づく課金を行ってもよい。このように、仲介サービスを提供する決定装置100は、各サービスから受け取る仲介サービスの利用料をチャネルへの情報提供の対価としてもよい。例えば、決定装置100は、各チャネルからAPIの提供を受けるための費用を、仲介サービスを利用するサービスのサービス提供元に請求してもよい。
【0037】
また、仲介サービスの提供元と別サービスXの提供元とは、所定の関係を有してもよい。例えば、仲介サービスの提供元と別サービスXの提供元とは、同一または関連する提供元であってもよい。例えば、仲介サービスの提供元と別サービスXの提供元とは、同一企業や関連企業等の資本的なつながりがある提供元であってもよい。この場合、決定装置100は、別サービスXが有料会員の増大により受ける利益に基づいて、仲介サービスを利用するサービスのサービス提供元に請求する利用料を決定してもよい。
【0038】
例えば、決定装置100は、別サービスXが有料会員の増大により受ける利益に基づいて、仲介サービスを利用するサービスのサービス提供元に請求する利用料を減額してもよい。この場合、各サービスのサービス提供元は、別サービスXの有料会員を増大させたり、自身のサービスを利用する別サービスXの有料会員であるユーザに別サービスXの利用を促したりして、別サービスXの利益の増大に貢献することにより、仲介サービスの利用料を減額しようとする。これにより、決定システム1においては、各サービスのサービス提供元は、自身のサービスやホームページ等において、別サービスXの有料会員になることをユーザに促したり、別サービスXの有料会員のサービスを利用することを促したりして、別サービスXの利益の増大に貢献することが想定される。例えば、各サービスのサービス提供元は、自身のサービスにおいてユーザに対して別サービスXの有料会員の利点を通知したり、自身のホームページにおいてユーザに対して別サービスXの有料会員の利点を示す広告を表示したりすることにより、別サービスXの有料会員になることや、別サービスXの有料会員のサービスを利用することを促す。このような決定システム1において、仲介サービスの提供元は、仲介サービスを減額しても、別サービスXの利益の増大するため、全体としての利益を増大させることができる。
【0039】
また、例えば、決定装置100は、サービス提供元により別サービスXにおける無料会員(第1会員)から有料会員(第2会員)へと誘導されたユーザに関する情報を取得してもよい。そして、例えば、決定装置100は、サービス提供元により別サービスXにおける無料会員から有料会員へと誘導されたユーザの数に応じて、そのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を減額してもよい。例えば、決定装置100は、サービス提供元のサービスにおいて、ユーザが別サービスXの有料会員への登録を行った場合、そのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を減額してもよい。また、例えば、決定装置100は、サービス提供元のホームページに表示された別サービスXに関する広告をユーザが選択し、そのユーザが別サービスXの有料会員への登録を行った場合、そのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を減額してもよい。なお、上記は一例であり、決定装置100は、サービス提供元によりユーザが別サービスXにおける有料会員(第2会員)へと誘導されたと判定できれば、そのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を減額してもよい。
【0040】
このように、決定システム1においては、別サービスXにおける有料会員へとユーザを誘導したことに対する報酬として、ユーザを誘導したサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を減額することにより、サービス提供元に別サービスXにおける有料会員へとユーザを誘導する動機づけを与える。すなわち、決定システム1においては、サービス提供元には、別サービスXにおける有料会員へとユーザを誘導することに対するインセンティブが与えられることにより、サービス提供元が積極的に別サービスXにおける有料会員へとユーザを誘導することが想定される。このような、決定システム1においては、例えば、サービス提供元は、自身のサービスにおいて別サービスXにおける有料会員の利点をユーザに積極的に通知したり、ユーザに対して広告を出したりすることが想定される。また、別サービスXにおける有料会員へとユーザを誘導したサービス提供元に対して、仲介サービスの利用料の減額や所定の報奨金等を行うことにより、例えば、そのサービス提供元は、自身が販売する商品や提供するサービスの料金を値引きしてユーザに提供することができる。これにより、決定システム1においては、仲介サービスを利用するユーザに対しても利益を提供することができる。
【0041】
また、上述した例では、決定装置100は、ユーザ数が「10000」以上のサービスについては、そのサービスを利用するユーザに含まれる別サービスXにおける有料会員のユーザの数や無料会員のユーザの数に応じて、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定する。具体的には、決定装置100は、サービスを利用するユーザのうち、別サービスXにおける有料会員のユーザの数に10円(以下「第1単価」ともいう)を乗算し、別サービスXにおける無料会員のユーザの数に100円(以下「第2単価」ともいう)を乗算することにより、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定する。すなわち、上述した例では、サービスを利用するユーザの数が10000以上であれば、有料会員1人当たり10(円)と無料会員1人当たり100(円)として、サービスを利用するユーザの数の多寡に関わらず、同じ第1単価や第2単価を乗算することにより、仲介サービスの利用料を決定する場合を示した。しかしながら、決定装置100は、サービスを利用するユーザの数の多寡に応じて、第1単価や第2単価を変化させてもよい。
【0042】
例えば、決定装置100は、サービスを利用するユーザの数に応じて、段階的に料金体系を決定してもよい。例えば、決定装置100は、サービス提供元のサービスを利用するユーザ数が多い程、段階的に減少する第1単価と第2単価とに基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定してもよい。例えば、決定装置100は、利用するユーザの数が1万以上10万未満であるサービスについては、第1単価を10円とし、第2単価を100円として、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定してもよい。また、例えば、決定装置100は、利用するユーザの数が10万以上であるサービスについては、第1単価を5円とし、第2単価を50円として、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定してもよい。このように、決定装置100は、サービスを利用するユーザの数に応じて、段階的に料金体系を決定することにより、より柔軟に仲介サービスの利用料を決定できるため、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0043】
〔2.決定システムの構成〕
図2に示すように、決定システム1は、複数のIoT機器10−1、10−2、10−3と、複数の情報提供元装置50−1、50−2と、複数のサービス提供元装置60−1、60−2と、決定装置100とが含まれる。以下では、IoT機器10−1〜10−3等を区別しない場合、IoT機器10と記載する場合がある。なお、
図2では、3台のIoT機器10−1、10−2、10−3を図示するが、決定システム1には、多数(例えば100万台以上)のIoT機器10が含まれてもよい。なお、
図2に示した決定システム1には、複数台の決定装置100が含まれてもよい。
【0044】
また、以下では、情報提供元装置50−1、50−2等を区別しない場合、情報提供元装置50と記載する場合がある。なお、
図2では、2台の情報提供元装置50−1、50−2を図示するが、決定システム1には、情報提供元の数等に応じて、多数(例えば1万台以上)の情報提供元装置50が含まれてもよい。また、以下では、サービス提供元装置60−1、60−2等を区別しない場合、サービス提供元装置60と記載する場合がある。なお、
図2では、2台のサービス提供元装置60−1、60−2を図示するが、決定システム1には、サービス提供元の数等に応じて、多数(例えば5万台以上)のサービス提供元装置60が含まれてもよい。
【0045】
また、
図2に示すように、決定システム1において、複数台のIoT機器10と、複数台の情報提供元装置50と、複数台のサービス提供元装置60と、決定装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示した決定システム1には、複数台の決定装置100が含まれてもよい。
【0046】
IoT機器10は、ユーザによって利用される情報処理機能を有する各種装置である。例えば、IoT機器10は、通信機能を有し、サービス提供元装置60等が提供するサービスA〜D等を利用可能であればどのような装置であってもよい。例えば、IoT機器10は、洗濯機、冷蔵庫等のいわゆる家電製品であってもよいし、自動車等の車両であってもよい。また、IoT機器10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってもよい。また、例えば、IoT機器10は、ユーザが身に着けるウェアラブル端末(Wearable Device)等であってもよい。例えば、IoT機器10は、腕時計型端末やメガネ型端末等であってもよい。なお、以下では、IoT機器10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザをIoT機器10と読み替えることもできる。
【0047】
情報提供元装置50は、情報提供元によって利用される情報処理装置である。例えば、情報提供元装置50は、決定装置100等を介して、サービス提供元装置60やIoT機器10に情報の提供を行う。また、例えば、各情報提供元装置50は、
図1に示す例におけるチャネルA〜チャネルD等に対応する情報提供を行う。
【0048】
サービス提供元装置60は、各種サービスを提供する情報処理装置である。例えば、サービス提供元装置60は、ユーザに対してサービスを提供する情報処理装置である。例えば、サービス提供元装置60は、決定装置100等を介して、情報提供元装置50から提供される情報に基づくサービスの提供をユーザに対して行う。例えば、サービス提供元装置60は、決定装置100等を介して、情報提供元装置50から情報の提供を受け、ユーザが利用するIoT機器10にサービスの提供を行う。また、例えば、各情サービス提供元装置60は、
図1に示す例におけるサービスA〜サービスD等に対応するサービスの提供を行う。
【0049】
決定装置100は、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する情報処理装置である。
図1の例では、決定装置100は、サービスA〜サービスD等をユーザに提供するサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。また、決定装置100は、仲介サービスを提供する機能を有してもよい。なお、決定装置100は、仲介サービスを提供する機能を有しない場合、仲介サービスは、図示しない仲介装置等の他の情報処理装置により提供されてもよい。この場合、決定装置100は、仲介装置等の他の情報処理装置から取得したユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。なお、本実施形態では、説明を簡単にするために、決定装置100が仲介サービスを提供する機能を有するものとする。
【0050】
〔3.決定装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る決定装置100の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る決定装置100の構成例を示す図である。
図3に示すように、決定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、決定装置100は、決定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0051】
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークN(
図2参照)と有線または無線で接続され、IoT機器10や、情報提供元装置50や、サービス提供元装置60との間で情報の送受信を行う。
【0052】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、
図3に示すように、ユーザ情報記憶部121と、IoT機器情報記憶部122と、チャネル情報記憶部123と、サービス提供元情報記憶部124とを有する。
【0053】
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。
図4は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。
図4に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「別サービスX」、「利用サービス1」、「利用サービス2」といった項目が含まれる。
【0054】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、
図1の例に示すユーザ群UG中のユーザU1に対応する。また、ユーザID「U1」により識別されるユーザを、「ユーザU1」と記載する場合がある。また、「別サービスX」には、「ID」や「会員種別」といった項目が含まれる。「別サービスX」の「ID」は、別サービスXにおいてユーザを識別するための識別情報を示す。「別サービスX」の「会員種別」は、対応するユーザの別サービスXにおける会員の種別を示す。
図4に示す例においては、「別サービスX」の「会員種別」は、課金会員であることを示す「有料」または、無課金会員であることを示す「無料」のいずれかであるものとする。
【0055】
また、「利用サービス1」や「利用サービス2」には、「サービス名」や「ID」といった項目が含まれる。なお、「利用サービス1」や「利用サービス2」のみを図示するが、例えば、対応するユーザが利用するサービスが4つである場合、「利用サービス1」〜「利用サービス4」まで利用するサービスに関する情報が記憶される。すなわち、対応するユーザが利用するサービスが4つである場合、ユーザが利用する4つのサービスに関する情報が記憶される。「利用サービス1」や「利用サービス2」の「サービス名」は、ユーザが利用するサービスの名称を示す。また、「利用サービス1」や「利用サービス2」の「ID」は、対応するサービスにおいてユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、「利用サービス1」の「ID」は、対応するユーザを利用サービス1に記憶されたサービスにおいて識別するための識別情報を示す。
【0056】
例えば、
図4に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、別サービスXにおけるIDが「UID1」であり、別サービスXにおける会員種別が「有料」であることを示す。また、例えば、ユーザU1は、サービス名「サービスA」を利用しており、サービスAにおけるIDが「AID1」であることを示す。また、例えば、ユーザU1は、サービス名「サービスC」を利用しており、サービスCにおけるIDが「CID1」であることを示す。
【0057】
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、デモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。
【0058】
(IoT機器情報記憶部122)
実施形態に係るIoT機器情報記憶部122は、ユーザが利用するIoT機器に関する情報を記憶する。
図5は、実施形態に係るIoT機器情報記憶部の一例を示す図である。
図5には、IoT機器情報記憶部122に記憶されるIoT機器に関する情報の一例を示す。
図5に示すように、IoT機器情報記憶部122は、ユーザが利用するIoT機器に関する情報として、「ユーザID」、「IoT機器1」、「IoT機器2」といった項目が含まれる。
【0059】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、
図1の例に示すユーザU1に対応する。また、「IoT機器1」や「IoT機器2」には、「種別」や「ID」といった項目が含まれる。なお、「IoT機器1」や「IoT機器2」のみを図示するが、例えば、対応するユーザが利用するIoT機器が8つである場合、「IoT機器1」〜「IoT機器8」まで利用するIoT機器に関する情報が記憶される。すなわち、対応するユーザが利用するIoT機器が8つである場合、ユーザが利用する8つのIoT機器に関する情報が記憶される。「IoT機器1」や「IoT機器2」の「種別」は、ユーザが利用するIoT機器の種別を示す。また、「IoT機器1」や「IoT機器2」の「ID」は、対応するIoT機器を識別するための識別情報を示す。例えば、「IoT機器1」の「ID」は、対応するユーザが利用するIoT機器を識別するための識別情報を示す。
【0060】
例えば、
図5に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、種別「スマートフォン」のIoT機器を利用しており、ユーザU1が利用するIoT機器(スマートフォン)のIDが「TID11」であることを示す。また、例えば、ユーザU1は、種別「洗濯機」のIoT機器を利用しており、ユーザU1が利用するIoT機器(洗濯機)のIDが「TID12」であることを示す。
【0061】
なお、IoT機器情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、IoT機器情報記憶部122は、各IoT機器が利用できるサービスが異なる場合、IoT機器ごとに利用するサービスに関する情報を関連付けて記憶してもよい。
【0062】
(チャネル情報記憶部123)
実施形態に係るチャネル情報記憶部123は、情報提供元となるチャネルに関する情報を記憶する。例えば、チャネル情報記憶部123は、チャネルに関する情報を記憶する。
図6は、実施形態に係るチャネル情報記憶部の一例を示す図である。
図6に示すチャネル情報記憶部123は、チャネルに関する情報として、「チャネル」、「チャネル提供元」、「内容」、「情報提供先」といった項目が含まれる。
【0063】
「チャネル」は、チャネルの名称を示す。例えば、チャネル「チャネルA」は、
図1の例に示すチャネル群CH中のチャネルAに対応する。また、「チャネル提供元」は、対応するチャネルの提供元を示す。「内容」は、対応するチャネルが提供する情報の内容を示す。「情報提供先」は、対応するチャネルが情報を提供する提供先に関する情報を示す。「情報提供先」は、「サービス数」、「サービス」といった項目が含まれる。「サービス数」は、対応するチャネルが情報を提供する提供先となるサービスの数を示す。「サービス」は、対応するチャネルが情報を提供する提供先となるサービスを示す。例えば、チャネル「チャネルA」は、「情報提供先」の「サービス数」が「1000」であるため、「情報提供先」の「サービス」には、チャネルAから情報の提供を受ける1000個のサービスの各々を示す情報が記憶される。
【0064】
例えば、
図6に示す例において、チャネル「チャネルA」は、チャネル提供元「チャネル提供元A」により提供されるチャネルであることを示す。チャネル「チャネルA」は、内容「天気」に関する情報の提供を行うチャネルであることを示す。また、チャネル「チャネルA」は、情報提供先のサービス数が「1000」であり、情報提供先には、「サービスA」や「サービスB」や「サービスG」等が含まれることを示す。
【0065】
なお、チャネル情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々のモデル情報を記憶してもよい。例えば、チャネル情報記憶部123は、チャネルを識別するチャネルIDを記憶してもよい。
【0066】
(サービス提供元情報記憶部124)
実施形態に係るサービス提供元情報記憶部124は、サービス提供元に関する各種情報を記憶する。
図7は、実施形態に係るサービス提供元情報記憶部の一例を示す図である。
図7に示すサービス提供元情報記憶部124は、サービス提供元に関する情報として、「サービス」、「サービス提供元」、「利用チャネル」、「利用ユーザ」といった項目が含まれる。
【0067】
「サービス」は、サービスの名称を示す。例えば、サービス「サービスA」は、
図1の例に示すサービス群SG中のサービスAに対応する。また、「サービス提供元」は、対応するサービスの提供元を示す。
【0068】
また、「利用チャネル」は、対応するサービスが利用するチャネルに関する情報を示す。例えば、「利用チャネル」は、対応するサービスが仲介サービスを介して情報提供を受けるチャネルに関する情報を示す。「利用チャネル」は、「チャネル数」、「チャネル」といった項目が含まれる。「チャネル数」は、対応するサービスが情報の提供を受けるチャネルの数を示す。「チャネル」は、対応するサービスが情報の提供を受けるチャネルを示す。例えば、サービス「サービスA」は、「利用チャネル」の「チャネル数」が「5」であるため、「利用チャネル」の「チャネル」には、サービスAが情報の提供を受ける5つのチャネルの各々を示す情報が記憶される。
【0069】
また、「利用ユーザ」は、対応するサービスを利用するユーザに関する情報を示す。なお、ここでいう、サービスを利用するユーザには、実際にサービスの提供を受けているユーザに限らず、サービスへの登録が完了し、サービスの提供を受けることができる状態にあるユーザが含まれてもよい。「利用ユーザ」は、「ユーザ数」、「ユーザ」といった項目が含まれる。「ユーザ数」は、対応するサービスを利用するユーザの数を示す。「ユーザ」は、対応するサービスを利用するユーザを示す。例えば、サービス「サービスA」は、「利用ユーザ」の「ユーザ数」が「150000」であるため、「利用ユーザ」の「ユーザ」には、サービスAを利用する150000人(ID)のユーザの各々を示す情報が記憶される。
【0070】
例えば、
図7に示す例において、サービス「サービスA」は、サービス提供元「企業A」により提供されるサービスであることを示す。また、サービス「サービスA」は、情報の提供を受けるチャネル数が「5」であり、チャネルには、「チャネルA」や「チャネルC」や「チャネルF」等が含まれることを示す。また、サービス「サービスA」は、利用するユーザ数が「150000」であり、サービスAを利用するユーザには、「ユーザU1」や「ユーザU3」や「ユーザU7」等が含まれることを示す。
【0071】
なお、チャネル情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々のモデル情報を記憶してもよい。例えば、チャネル情報記憶部123は、チャネルを識別するチャネルIDを記憶してもよい。
【0072】
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0073】
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、送信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0074】
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、外部の情報処理装置や記憶部120から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、情報提供元から提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、前記情報提供元から情報の提供を受けるサービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザであって、前記サービス提供元により提供されるサービス以外の所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する例えば、取得部131は、情報提供元から提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、情報提供元から情報の提供を受けるサービス提供元により提供されるサービス以外の所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。
図1の例では、取得部131は、チャネルから提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、チャネルから情報の提供を受けるサービスを利用するユーザであって、別サービスXの有料会員であるユーザに関する情報を取得する。
【0075】
例えば、取得部131は、仲介サービスの提供元と所定の関係を有する提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、仲介サービスの提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へ変更されたユーザに関する情報を取得する。
【0076】
また、例えば、取得部131は、サービス提供元により他のサービスにおける第1会員から第2会員へと誘導されたユーザに関する情報を取得する。
【0077】
また、例えば、取得部131は、決定装置100が仲介サービスを提供する場合、IoT機器10から情報の要求を取得してもよい。
【0078】
(決定部132)
決定部132は、各種情報を決定する。例えば、決定部132は、取得部131により取得されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、取得部131により取得された第1会員から第2会員へ変更されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0079】
また、例えば、決定部132は、取得部131により取得された第1会員から第2会員へと誘導されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。また、例えば、決定部132は、決定装置100が仲介サービスを提供する場合、取得部131により取得されたIoT機器10からの情報の要求に応じて、情報を要求するチャネルを決定してもよい。また、例えば、決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザに含まれる他のサービスにおける第2会員の数に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0080】
また、例えば、決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザ数に応じて変化する第1会員に対応する第1単価と第2会員に対応する第2単価とに基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザ数が多い程、段階的に減少する第1単価と第2単価とに基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。また、例えば、決定部132は、仲介サービスを利用するユーザ数が所定の閾値未満であるサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を無料とし、仲介サービスの利用料が無料であるサービス提供元以外のサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0081】
図1に示す例において、決定部132は、ユーザ情報記憶部121やサービス提供元情報記憶部124に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、請求一覧CL11に示すように、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
図1の例では、決定部132は、各サービスを利用するユーザ数に基づいて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、各サービスを利用するユーザのうち、別サービスXにおける有料会員のユーザ数と、別サービスXにおける無料会員のユーザ数とに基づいて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0082】
図1の例では、決定部132は、上記の式(1)を用いて、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、各サービスの利用者のうち、別サービスXにおける有料会員のユーザの数に10(円)を乗算し、別サービスXにおける無料会員のユーザの数に100(円)を乗算することにより、各サービスのサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。上記式(2)により、決定部132は、サービスAの利用料を420万円と決定する。上記式(3)により、決定部132は、サービスCの利用料を610万円と決定する。このように、
図1の例では、決定部132は、サービスを利用する全ユーザ数が多いサービスAに請求する仲介サービスの利用料をサービスCに比べて小さく決定する。
【0083】
例えば、
図1の例では、決定部132は、サービスBを利用するユーザ数が「300」であり「10000」未満であるため、仲介サービスの利用料を「0円」と決定する。また、例えば、決定部132は、ユーザ数が「10000」以上のサービスについては、そのサービスを利用するユーザに含まれる別サービスXにおける有料会員のユーザの数や無料会員のユーザの数に応じて、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定する。例えば、決定部132は、第1単価を10円として、第2単価を100円として、そのサービスのサービス提供元に請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0084】
(送信部133)
送信部133は、各種情報を送信する。送信部133は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部133は、決定部132により決定された仲介サービスの利用料に関する情報をサービス提供元装置50へ送信する。また、例えば、送信部133は、決定装置100が仲介サービスを提供する場合、チャネルから提供された情報をIoT機器10に送信してもよい。
【0085】
〔5.決定処理のフロー〕
次に、
図8を用いて、実施形態に係る決定システム1による決定処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る決定処理の一例を示すフローチャートである。
【0086】
図8に示すように、決定装置100の取得部131は、一サービスを利用するユーザの別サービスXに関する情報を取得する(ステップS101)。例えば、取得部131は、
図4中のユーザ情報記憶部121から、サービスAを利用するユーザの別サービスXに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、
図4中のユーザ情報記憶部121から、サービスAを利用する各ユーザの別サービスXにおいて無料会員であるか有料会員であるかを示す情報を取得する。
【0087】
その後、決定装置100の決定部132は、各ユーザの別サービスXの会員種別に応じて一サービスへの請求額を決定する(ステップS102)。例えば、決定部132は、各ユーザの別サービスXの会員種別に応じてサービスAのサービス提供元への仲介サービスの利用に関する請求額を決定する。
【0088】
〔6.仲介サービスについて〕
ここで、決定装置100の仲介サービスによりIoT機器10を介してユーザに提供されるサービスの具体例を、
図9を用いて説明する。
図9は、実施形態に係る仲介サービスの一例を示す図である。
図9の例では、ユーザU1は、サービスAを利用しており、サービスAはチャネルAから天気に関する情報提供を受けるものとする。
【0089】
図9では、ユーザU1が利用するIoT機器10であって、ID「TID12」により識別される洗濯機であるIoT機器10が住宅HM内に配置される例を示す。例えば、住宅HMは、ユーザU1が所有する住宅であり、ユーザU1が居住する住宅であるものとする。また、以下では、ID「TID12」により識別される洗濯機であるIoT機器10を洗濯機10と記載する。
【0090】
まず、ユーザU1が、IoT機器である洗濯機10を操作する(ステップS21)。
図9の例では、ユーザU1が洗濯機10に対して洗濯を開始する操作を行う。なお、洗濯機10が音声認識(音声アシスト)等の機能を有する場合、ユーザU1は洗濯機10に対して音声により、洗濯を開始する操作を行ってもよい。また、
図9の例では、ユーザU1がX月Y日の前日の夜にステップS21の処理を行うものとする。
【0091】
ユーザU1による操作を受け付けた洗濯機10は、決定装置100にX月Y日の天気情報を要求する(ステップS22)。具体的には、洗濯機10は、サービスAを介して仲介サービスを提供する決定装置100にX月Y日の天気情報を要求する。なお、日付の特定は、仲介サービス側(例えば決定装置100)や情報を提供するチャネル側で行ってもよい。この場合、洗濯機10は、決定装置100に日付を指定せずに天気情報を要求してもよい。
【0092】
洗濯機10からX月Y日の天気情報の要求を受け付けた決定装置100は、チャネル群CHのうち対応するチャネルにX月Y日の天気情報を要求する(ステップS23)。具体的には、決定装置100は、チャネル群CHのうち天気に関する情報を提供するチャネルAにX月Y日の天気情報を要求する。
【0093】
決定装置100からX月Y日の天気情報の要求を受け付けたチャネルAは、決定装置100にX月Y日の天気情報を提供する(ステップS24)。例えば、チャネルAに対応する情報提供元装置50は、決定装置100にX月Y日の天気情報を提供する。
図9の例では、チャネルAは、決定装置100にX月Y日の天気が雨であることを示す情報を提供する。また、チャネルAから天気情報を取得した決定装置100は、洗濯機10にチャネルAから取得した天気情報を送信する(ステップS25)。
図9の例では、決定装置100は、洗濯機10にX月Y日の天気が雨であることを示す情報を提供する。
【0094】
決定装置100から天気情報を受信した洗濯機10は、受信した天気情報に基づいて所定の処理を行う(ステップS26)。例えば、洗濯機10は、受信した天気情報に基づいて所定の音声を出力する。
図9の例では、洗濯機10は、「明日X月Y日の天気予報は雨です。洗剤Bを使いますか?」という発話PA21を行う。また、上記の洗濯機10の音声出力は一例であり、洗濯機10は、発話PA21に替えて、X月Y日の天気予報が雨であることに応じて、例えば部屋干し用の洗剤Bを使用して洗濯を開始してもよい。
【0095】
なお、
図9に示すサービスは一例であり、どのようなサービスが提供されてもよい。例えば、決定システム1において、決定装置100の仲介サービスにより電子商取引に関するサービスがユーザに提供されてもよい。例えば、IoT機器10が冷蔵庫である場合、IoT機器10内の所定の物品がなくなった場合、IoT機器10は、決定装置100の仲介サービスにより電子商取引に関するチャネルへ所定の物品に関する情報を送信してもよい。また、決定装置100からIoT機器10から所定の物品に関する情報を取得したチャネルのチャネル提供元は、IoT機器10を利用するユーザの住所へ所定の物品を配送してもよい。また、例えば、決定装置100からIoT機器10から所定の物品に関する情報を取得したチャネルのチャネル提供元は、IoT機器10を利用するユーザのスマートフォン等のIoT機器10へ所定の物品を注文するかを確認する情報を送信してもよい。
【0096】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決定装置100は、取得部131と、決定部132とを有する。取得部131は、情報提供元から提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、情報提供元から情報の提供を受けるサービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザであって、サービス提供元により提供されるサービス以外の所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0097】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、仲介サービスを利用してサービスを提供する各サービスのユーザ数に応じて、各サービスを提供するサービス提供元に仲介サービス利用料(プラットフォーム利用料)を請求する。決定装置100は、仲介サービスを利用してサービスを提供する各サービスのユーザ数に応じて、従量課金する。これにより、決定装置100は、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0098】
また、実施形態に係る決定装置100において取得部131は、仲介サービスの提供元と所定の関係を有する提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。
【0099】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、仲介サービスの提供元と所定の関係を有する提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報に基づくことにより、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0100】
また、実施形態に係る決定装置100において取得部131は、仲介サービスの提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。
【0101】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、仲介サービスの提供元により提供される他のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報に基づくことにより、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0102】
また、実施形態に係る決定装置100において取得部131は、他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へ変更されたユーザに関する情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された第1会員から第2会員へ変更されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0103】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へ変更されたユーザに関する情報に基づくことにより、ユーザの他のサービスにおける会員種別の変動に応じて、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0104】
また、実施形態に係る決定装置100において取得部131は、サービス提供元により他のサービスにおける第1会員から第2会員へと誘導されたユーザに関する情報を取得する。決定部132は、取得部131により取得された第1会員から第2会員へと誘導されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0105】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へ誘導されたユーザに関する情報に基づくことにより、ユーザの他のサービスにおける会員種別の変動に応じて、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。また、決定装置100は、サービス提供元に他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へとユーザを誘導する動機づけを与えることができる。
【0106】
また、実施形態に係る決定装置100において決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザに含まれる他のサービスにおける第2会員の数に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0107】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、有料の第2会員へ変更されたユーザに関する情報に基づくことにより、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。また、決定装置100は、サービス提供元に他のサービスにおける無課金の第1会員から有料の第2会員へとユーザを誘導する動機づけを与えることができる。
【0108】
また、実施形態に係る決定装置100において決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザ数に応じて変化する第1会員に対応する第1単価と第2会員に対応する第2単価とに基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0109】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、サービスを利用するユーザの数に応じて、段階的に料金体系を決定することにより、より柔軟に仲介サービスの利用料を決定できるため、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0110】
また、実施形態に係る決定装置100において決定部132は、サービス提供元のサービスを利用するユーザ数が多い程、段階的に減少する第1単価と第2単価とに基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0111】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、サービスを利用するユーザの数に応じて、段階的に料金体系を決定することにより、より柔軟に仲介サービスの利用料を決定できるため、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0112】
また、実施形態に係る決定装置100において決定部132は、仲介サービスを利用するユーザ数が所定の閾値未満であるサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を無料とし、仲介サービスの利用料が無料であるサービス提供元以外のサービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。
【0113】
これにより、実施形態に係る決定装置100は、サービスを利用するユーザの数が少ないサービスに対して利用料を請求しないことにより、処理コストを抑制しつつ、そのサービスへ請求すべき利用料を加味して、他のサービスに対する利用料を決定することにより、仲介サービスの利用料を適切に決定することができる。
【0114】
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る決定装置100は、例えば
図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図10は、決定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0115】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0116】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0117】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0118】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0119】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る決定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0120】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0121】
〔9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0122】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0123】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0124】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【解決手段】本願に係る決定装置は、取得部と、決定部とを有する。取得部は、情情報提供元から提供される情報を仲介する仲介サービスを介して、情報提供元から情報の提供を受けるサービス提供元により提供されるサービスを利用するユーザであって、サービス提供元により提供されるサービス以外の所定のサービスの利益につながる行動を行ったユーザに関する情報を取得する。決定部は、取得部により取得されたユーザに関する情報に基づいて、サービス提供元に対して請求する仲介サービスの利用料を決定する。