(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項9又は10に記載の方法。
前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項17又は18に記載の装置。
前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項25又は26に記載の装置。
【発明の概要】
【0006】
従来技術において、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する時に、調節プロセスの操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決するために、本発明に係る実施例では、撮影パラメータの調節方法、
、装置
、プログラム、及び記録媒体を提供する。前記の技術案は、次の通りである。
【0007】
本発明に係る第1態様では、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信するステップと、
前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するステップと、
前記スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信するステップと、
前記スライドタッチ信号に基づいて前記撮影パラメータを調節するステップと、を含む撮影パラメータの調節方法を提供する。
【0008】
選択的に、前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するステップは、
前記クリック信号のクリック位置を円心として、1個の撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示するステップを含み、
前記ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形、および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0009】
選択的に、前記方法は、
コントローラ切替信号を受信するステップと、
前記コントローラ切替信号に基づいて、前記撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに切り替えて表示するステップとをさらに含む。
【0010】
選択的に、前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するステップは、
前記クリック信号のクリック位置を円心として、同一の前記円心に基づいて、n(n≧2)個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示し、各撮影パラメータが1個のダイヤル調節コントローラに対応するステップを含み、
前記ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0011】
選択的に、同一の前記円心に基づいて、n個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示するステップは、
異なる半径で同一の円心の同心円の様式でn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示するステップ、
または、
前記円心により位置決めされる同一環形における異なる弧度位置に、前記n個のダイヤル調節コントローラを表示するステップ
を含む。
【0012】
選択的に、前記スライドタッチ信号に基づいて前記撮影パラメータを調節するステップは、
前記スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるステップと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるステップとを含み、
または、
前記スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるステップと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるステップとを含む。
【0013】
選択的に、前記スライドタッチ信号に基づいて前記撮影パラメータを調節するステップは、
前記スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出するステップと、
前記スライドタッチ信号のスライド速度が前記所定閾値を超えた場合、前記撮影パラメータをディフォルト値に調節するステップと、
を含む。
【0014】
選択的に、前記ダイヤル調節コントローラに、前記撮影パラメータに対応する目盛り標識が設置される。
【0015】
選択的に、前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含む。
【0016】
選択的に、前記方法は、
前記クリック信号のクリック位置をフォーカス位置として、オートフォーカスを行うステップをさらに含む。
【0017】
選択的に、前記方法は、
前記オートフォーカスを終了した後、前記スライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信するステップと、
前記クリックモジュールが前記クリック信号を受信した後、前記撮影パラメータに基づいて撮影を行うステップとを、さらに含む。
【0018】
本発明に係る第2の態様では、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信するように配置されるクリック受信モジュールと、
前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するように配置されるコントローラ表示モジュールと、
前記スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信するように配置されるスライド受信モジュールと、
前記スライドタッチ信号に基づいて前記撮影パラメータを調節するように配置されるパラメータ調節モジュールと、を備える撮影パラメータの調節装置を提供する。
【0019】
選択的に、前記コントローラ表示モジュールは、前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、1個の撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示するように配置され、前記ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形、および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0020】
選択的に、前記装置は、
コントローラ切替信号を受信するように配置される切替受信モジュールと、
前記コントローラ切替信号に基づいて、前記撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに切り替えて表示するように配置されるコントローラ切替モジュールとを、さらに備える。
【0021】
選択的に、前記コントローラ表示モジュールは、前記クリック信号のクリック位置を円心として、同一の前記円心に基づいて、n個の撮影パラメータに対応するn(n≧2)個のダイヤル調節コントローラを表示し、各撮影パラメータが1個のダイヤル調節コントローラに対応するように配置され、
前記ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0022】
選択的に、前記コントローラ表示モジュールは、
異なる半径で同一の円心の同心円の様式でn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示するように配置される同心円表示ユニット、
または、
前記円心により位置決めされる同一環形における異なる弧度位置に前記n個のダイヤル調節コントローラを表示するように配置される弧度表示ユニット、
を備える。
【0023】
選択的に、前記パラメータ調節モジュールは、
前記スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第1の調節ユニットと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第2の調節ユニットと、を備え、
または、
前記スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第3の調節ユニットと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第4の調節ユニットと、を備える。
【0024】
選択的に、前記パラメータ調節モジュールは、
前記スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出するように配置される速度検出ユニットと、
前記スライドタッチ信号のスライド速度が前記所定閾値を超えた場合、前記撮影パラメータをディフォルト値に調節するように配置されるパラメータリセットユニットと、を備える。
【0025】
選択的に、前記ダイヤル調節コントローラに前記撮影パラメータに対応する目盛り標識が設置される。
【0026】
選択的に、前記撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含む。
【0027】
選択的に、前記装置は、前記クリック信号のクリック位置をフォーカス位置として、オートフォーカスを行うように配置されるオートフォーカスモジュールをさらに備える。
【0028】
選択的に、前記装置は、
前記オートフォーカスを終了した後、前記スライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信するように配置されるクリックモジュールと、
前記クリックモジュールが前記クリック信号を受信した後、前記撮影パラメータに基づいて撮影を行うように配置される撮影モジュールとを、さらに備える。
【0029】
本発明に係る第3の態様では、プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信し、
前記クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、
前記スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、
前記スライドタッチ信号に基づいて前記撮影パラメータを調節するように配置される撮影パラメータの調節装置を提供する。
本発明に係る第4の態様では、プロセッサに実行されることにより、前記の撮影パラメータの調節方法を実現するプログラムを提供する。
本発明に係る第5の態様では、前記のプログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0030】
本発明に係る実施例に提供された技術案では、次の有益な効果を果たすことができる。
即ち、クリック信号のクリック位置を中心として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0031】
以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は、例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
ここで、例示的実施例を詳しく説明し、その実施例は図面に示される。以下の説明は図面に係る場合、特別に示されない限り、異なる図面における同じ符号は同じ又は共通する要素を示す。本発明に合致するすべての実施の形態は、以下の例示的実施例で記述される実施の形態に限られない。逆に、以下の例示的実施例で記述される実施の形態は、特許請求の範囲に詳しく記述される、本発明のいくつかの形態に合致する装置及び方法の実例に過ぎない。
【0035】
本発明に係る撮影パラメータの調節方法は、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器に用いられることができる。当該電子機器は、携帯電話、タブレットPC、電子書籍リーダー、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV)プレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等であることができる。
【0036】
発明人らは、本発明を実現する過程において、ユーザがスマートフォンまたはタブレットPCを用いて写真を撮影する場合、操作階層が深すぎるため、ユーザが露光補正値、ホワイトバランス等の撮影パラメータを調節する場合が少なく、直接にフールモード(全自動モード)を用いる場合が多いことを見出した。一方、タッチスクリーンを用いて撮影ファインダーを表示する場合、ユーザに最も多く用いられる操作の一つとして、撮影ファインダー上においてクリック信号によりフォーカス位置を確定する。そのために、発明人らは、便利で敏捷である撮影パラメータの調節方法を実現するように、撮影パラメータを調節する過程とクリック信号によりフォーカス位置を確定する過程との有機的な組み合わせを図った。具体的には、次の実施例を参照する。
【0037】
図1Aは、例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節方法を示すフローチャートである。本実施例では、当該撮影パラメータの調節方法が、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器において適用され、当該方法は、次のようなステップ102〜ステップ108を含む。
【0038】
ステップ102において、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信する。
【0039】
ステップ104において、クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示する。
【0040】
当該スライド調節コントローラは、通常、ダイヤル調節コントローラであり、当該ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形、および不完全な環形のうちのいずれか1種であってもよい。
【0041】
ステップ106において、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信する。
【0042】
ステップ108において、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。
【0043】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0044】
1つの例示的な例において、
図1Bを参照するように、1回の撮影の過程に、ユーザが撮影ファインダー12においてモバイル端末へクリック信号を出し、モバイル端末がクリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータ「露光補正」に対応するスライド調節コントローラ14を表示し、当該スライド調節コントローラ14は、クリック位置を円心として外観が円形を呈するダイヤル調節コントローラであり、ユーザが時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号により、当該ダイヤル調節コントローラを調節し、さらに、相応の撮影パラメータを調節して変化させ、例えば、時計回り方向のスライド信号により、露光補正値を0.1から0.2まで増大する。
【0045】
説明すべきことは、スライド調節コントローラ14が、クリック位置を中心とし、曲線タイプのスライドタッチ信号により制御するコントローラである。スライド調節コントローラ14は、表示時の表示様式を限定しておらず、
図1Cの左から右へ、上から下へ順次に示すように、完全な円形、不完全な円形、完全な環形または不完全な環形であってもよく、もちろん、その他の様式であってもよい。
【0046】
また、説明すべきことは、撮影パラメータが、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含む。
【0047】
図2Aは、他の例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節方法を示すフローチャートである。本実施例では、当該撮影パラメータの調節方法が、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器において適用され、当該方法は、次のようなステップ201〜ステップ206を含む。
【0048】
ステップ201において、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信する。
【0049】
ユーザが撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器を用いて撮影を行う場合、電子機器がタッチスクリーンにおいて撮影内容をプレビューするための撮影ファインダーを表示する。
【0050】
ユーザがタッチスクリーンで表示した撮影ファインダー上においてクリック信号をトリガーし、電子機器が当該クリック信号のクリック位置をフォーカス位置としてもよく、電子機器がオートフォーカスの機能を持っている場合、当該クリック位置に対してオートフォーカスを行うことができる。
【0051】
ステップ202において、クリック信号のクリック位置を円心として、1つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示する。
【0052】
電子機器が当該クリック信号を受信した後、電子機器がクリック信号のクリック位置を円心として、1個の撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示する。当該ダイヤル調節コントローラが、撮影パラメータに対応する目盛り標識を含む完全な環形のコントローラであってもよい。
【0053】
例えば、
図2Bに示すように、当該撮影パラメータは露光補正値であってもよく、即ち、当該ダイヤル調節コントローラ22は、露光補正値を調節するために用いられ、当該ダイヤル調節コントローラ22は、1個の完全な環形24を含み、且つ当該環形24の内側に、均一に分布する、異なる露光補正値に対応する目盛り標識26が配列されている。
【0054】
ステップ203において、ダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信する。
【0055】
電子機器はユーザのトリガーしたスライドタッチ信号を受信し、当該スライドタッチ信号は、ダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号である。当該スライドタッチ信号は、時計回り方向のスライド信号であってもよく、または、当該スライドタッチ信号は、反時計回り方向のスライド信号であってもよい。
【0056】
ステップ204において、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。
【0057】
スライドタッチ信号によって、当該ステップは、次のような2つのケースに分ける。
【0058】
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを増大し、増大の幅と時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0059】
例えば、
図2Cに示すように、スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が露光補正値を増大し、時計回り方向のスライド信号が1/4円周を回転する場合、露光補正値を0.1から0.2まで大きくさせ、時計回り方向のスライド信号が1/2円周を回転する場合、露光補正値を0.1から0.3まで大きくさせる。
【0060】
スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを減少し、減少の幅と反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0061】
例えば、
図2Dに示すように、スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が露光補正値を減少し、反時計回り方向のスライド信号が1/4円周を回転する場合、露光補正値を0.1から0まで小さくさせ、時計回り方向のスライド信号が1/2円周を回転する場合、露光補正値を0.1から−0.1まで小さくさせる。
【0062】
一実現可能な形態では、当該ステップは、さらに、次のようなステップを含む。
【0063】
1.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出する。
【0064】
電子機器が時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号を受信した後、さらに、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出することができる。即ち、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号が快速スライド信号であるか否かを検出する。
【0065】
2.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、撮影パラメータをディフォルト値に調節する。
【0066】
当該スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、電子機器が撮影パラメータをディフォルト値にリセットし、例えば、露光補正値を、快速にディフォルト値0に変更する。
【0067】
明らかに、当該実現可能な形態は、ユーザが多数回の調節をしても所望な効果に達しない場合、当該撮影パラメータを、快速に初期のディフォルト値にリセットすることができる。
【0068】
ステップ205において、撮影トリガー信号を受信する。
【0069】
撮影パラメータの調節を終了した後、電子機器がユーザにトリガーされた撮影トリガー信号を受信する。当該撮影トリガー信号は、ユーザがユーザインターフェースにおける撮影ボタンをクリックすることでトリガーされた信号であってもよい。
【0070】
ステップ206において、撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0071】
調節後の撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0072】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、クリック信号のクリック位置を中心として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0073】
図2Aに示す実施例におけるスライド調節コントローラが1個の撮影パラメータを調節するように用いられるため、複数の撮影パラメータを調節することができるように、
図3Aに示す実施例を参照することができる。
【0074】
図3Aは、他の例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節方法を示すフローチャートである。本実施例では、当該撮影パラメータの調節方法が、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器において適用され、当該方法は、次のようなステップ301〜ステップ308を含む。
【0075】
ステップ301において、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされたクリック信号を受信する。
【0076】
ユーザが撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器を用いて撮影を行う場合、電子機器がタッチスクリーンにおいて撮影内容をプレビューするための撮影ファインダーを表示する。
【0077】
ユーザがタッチスクリーンで表示した撮影ファインダー上においてクリック信号をトリガーし、電子機器が当該クリック信号のクリック位置をフォーカス位置としてもよく、電子機器がオートフォーカスの機能を持っている場合、当該クリック位置に対してオートフォーカスを行うことができる。
【0078】
ステップ302において、クリック信号のクリック位置を円心として、1つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示する。
【0079】
電子機器が当該クリック信号を受信した後、電子機器がクリック信号のクリック位置を円心として、1個の撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示する。当該ダイヤル調節コントローラが不完全な環形のコントローラであってもよく、且つ当該不完全な環形の上に撮影パラメータに対応する目盛り標識と撮影パラメータの名称を含む。
例えば、
図3Bに示すように、当該撮影パラメータが露光補正値であってもよく、即ち、当該ダイヤル調節コントローラ32は、露光補正値を調節するために用いられ、当該ダイヤル調節コントローラ32は、1個の不完全な環形34を含み、且つ当該環形34の切り欠け部分に撮影パラメータ「露光補正」の名称がある。
【0080】
ステップ303において、コントローラ切替信号を受信する。
【0081】
現在表示されているダイヤル調節コントローラは、ユーザが調節しようとする撮影パラメータに対応するコントローラではない場合、ユーザが電子機器へコントローラ切替信号を出す。
【0082】
当該コントローラ切替信号は、電子機器により予め定義され、本実施例は、当該信号のトリガーする形態に対して限定しなく、所定物理ボタンを押してトリガーした信号であってもよく、タッチスクリーンに表示した仮想ボタンを押してトリガーした信号であってもよく、さらに所定スライド軌跡に合致したスライドタッチ信号でトリガーした信号であってもよく、さらに電子機器におけるセンサでトリガーした信号であってもよい。
【0083】
例えば、
図3Cに示すように、電子機器のタッチスクリーンの一辺には、さらに、いくつかのボタン36が表示され、各ボタン36がそれぞれ1個の撮影パラメータに対応する。1個のダイヤル調節コントローラを表示した後、ユーザが他の一つの撮影パラメータを調節しようとする場合、当該撮影パラメータに対応するボタン36をクリックし、電子機器へコントローラ切替信号をトリガーする。
【0084】
ステップ304において、コントローラ切替信号に基づいて、撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに切り替えて表示する。
【0085】
電子機器がコントローラ切替信号に基づいて、現在撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに切り替えて表示する。
【0086】
例えば、
図3Cに示すように、ユーザが「絞り」ボタン36をクリックする場合、電子機器が現在撮影パラメータ「露光補正値」に対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータ「絞り」に対応するダイヤル調節コントローラ38に切り替えて表示する。
【0087】
ステップ305において、ダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信する。
【0088】
電子機器はユーザのトリガーしたスライドタッチ信号を受信し、当該スライドタッチ信号は、ダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号である。当該スライドタッチ信号は、時計回り方向のスライド信号であってもよく、または、当該スライドタッチ信号は、反時計回り方向のスライド信号であってもよい。
【0089】
ステップ306において、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。
【0090】
スライドタッチ信号によって、当該ステップは、次のような2つのケースに分ける。
【0091】
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを増大し、増大の幅と時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0092】
スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを減少し、減少の幅と反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0093】
他の実現可能な形態として、電子機器が時計回り方向のスライド信号により撮影パラメータを減少し、反時計回り方向のスライド信号により撮影パラメータを増大する。
【0094】
また、その他の一実現可能な形態では、当該ステップは、さらに、次のようなステップを含む。
【0095】
1.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出する。
【0096】
電子機器が時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号を受信した後、さらに、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出することができる。即ち、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号が快速スライド信号であるか否かを検出する。
【0097】
2.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、撮影パラメータをディフォルト値に調節する。
【0098】
当該スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、電子機器が撮影パラメータをディフォルト値にリセットし、例えば、露光補正値を、快速にディフォルト値0に変更する。
【0099】
明らかに、当該実現可能な形態は、ユーザが多数回の調節をしても所望な効果に達しない場合、当該撮影パラメータを、快速に初期のディフォルト値にリセットすることができる。
【0100】
ステップ307において、撮影トリガー信号を受信する。
【0101】
撮影パラメータの調節を終了した後、電子機器がユーザにトリガーされた撮影トリガー信号を受信する。当該撮影トリガー信号は、ユーザがユーザインターフェースにおける撮影ボタンをクリックすることでトリガーされた信号であってもよい。
【0102】
ステップ308において、撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0103】
調節後の撮影パラメータに基づいて、電子機器が撮影を行う。
【0104】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0105】
当該実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、さらに、コントローラ切替信号に基づいて異なる撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに対して切替を行う技術案を提供し、ユーザがダイヤル調節コントローラにより異なる撮影パラメータに対して調節することができ、さらに操作効率の効果を向上させた。
【0106】
図2Aに示す実施例におけるスライド調節コントローラが1個の撮影パラメータを調節するように用いられるため、複数の撮影パラメータを調節することができるように、さらに
図4Aに示す実施例を参照することができる。
【0107】
図4Aは、他の例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節方法を示すフローチャートである。本実施例では、当該撮影パラメータの調節方法が、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器において適用され、当該方法は、次のようなステップ401〜ステップ406を含む。
【0108】
ステップ401において、タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信する。
【0109】
ユーザが撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器を用いて撮影を行う場合、電子機器がタッチスクリーンにおいて撮影内容をプレビューするための撮影ファインダーを表示する。
【0110】
ユーザがタッチスクリーンで表示した撮影ファインダー上においてクリック信号をトリガーし、電子機器が当該クリック信号のクリック位置をフォーカス位置としてもよく、電子機器がオートフォーカスの機能を持っている場合、当該クリック位置に対してオートフォーカスを行うことができる。
【0111】
ステップ402において、クリック信号のクリック位置を円心として、同一の円心に基づいて、n個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示し、各撮影パラメータは、1個のダイヤル調節コントローラに対応する。
【0112】
電子機器が当該クリック信号を受信した後、電子機器がクリック信号のクリック位置を円心として、n(n≧2)個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示する。ここで、ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形、および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0113】
一実現可能な形態としては、電子機器が異なる半径で同一の円心の同心円の様式でn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示する。
【0114】
例えば、
図4Bに示すように、電子機器が異なる半径で同一の円心の同心円の様式で3個の撮影パラメータのそれぞれに対応する3個のダイヤル調節コントローラ42を表示した。各ダイヤル調節コントローラ42は、すべて不完全な環形であり、半径が最小であるダイヤル調節コントローラ42は、撮影パラメータ「感光度」に対応しており、半径が中等であるダイヤル調節コントローラ42は、撮影パラメータ「絞り」に対応しており、半径が最大であるダイヤル調節コントローラ42は、撮影パラメータ「露光補正値」に対応している。
【0115】
他の実現可能な形態としては、電子機器が円心により位置決めされる同一環形における異なる弧度位置に、n個のダイヤル調節コントローラを表示する。
【0116】
例えば、
図4Cに示すように、電子機器が円心により位置決めされる環形における異なる弧度位置に、3個の撮影パラメータのそれぞれに対応する3個のダイヤル調節コントローラ44を表示した。各ダイヤル調節コントローラ44は、すべて不完全な環形であり、且つ各ダイヤル調節コントローラ44は、すべて完全な環形の1/3を占める。ここで、1個のダイヤル調節コントローラ44は、撮影パラメータ「感光度」に対応しており、他の1個のダイヤル調節コントローラ44は、撮影パラメータ「絞り」に対応しており、その他の1個のダイヤル調節コントローラ44は、撮影パラメータ「露光補正」に対応している。
【0117】
即ち、電子機器は、同時に複数の撮影パラメータに対応する複数のダイヤル調節コントローラを表示してもよい。
【0118】
ステップ403において、ダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信する。
【0119】
電子機器はユーザのトリガーしたスライドタッチ信号を受信し、当該スライドタッチ信号は、複数のダイヤル調節コントローラにおける1個のダイヤル調節コントローラに作用したスライドタッチ信号である。当該スライドタッチ信号は、時計回り方向のスライド信号であってもよく、または、当該スライドタッチ信号は、反時計回り方向のスライド信号であってもよい。
【0120】
ステップ404において、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。
【0121】
スライドタッチ信号によって、当該ステップは、次のような2つのケースに分ける。
【0122】
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを増大し、増大の幅と時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0123】
スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、電子機器が撮影パラメータを減少し、減少の幅と反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡長さとが正の相関関係にある。
【0124】
他の実現可能な形態として、電子機器が時計回り方向のスライド信号により撮影パラメータを減少し、反時計回り方向のスライド信号により撮影パラメータを増大する。
【0125】
また、その他の一実現可能な形態では、当該ステップは、さらに、次のようなステップを含む。
【0126】
1.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出する。
【0127】
電子機器が時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号を受信した後、さらに、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出することができる。即ち、当該時計回り方向のスライド信号、または反時計回り方向のスライド信号が快速スライド信号であるか否かを検出する。
【0128】
2.スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、撮影パラメータをディフォルト値に調節する。
【0129】
当該スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、電子機器が撮影パラメータをディフォルト値にリセットし、例えば、露光補正値を、快速にディフォルト値0に変更する。
【0130】
明らかに、当該実現可能な形態は、ユーザが多数回の調節をしても所望な効果に達しない場合、当該撮影パラメータを、快速に初期のディフォルト値にリセットすることができる。
【0131】
ステップ405において、撮影トリガー信号を受信する。
【0132】
撮影パラメータの調節を終了した後、電子機器がユーザにトリガーされた撮影トリガー信号を受信する。当該撮影トリガー信号は、ユーザがユーザインターフェースにおける撮影ボタンをクリックすることでトリガーされた信号であってもよい。
【0133】
ステップ406において、撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0134】
調節後の撮影パラメータに基づいて、電子機器が撮影を行う。
【0135】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、クリック信号のクリック位置を中心として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0136】
本実施例に係る撮影パラメータの調節方法では、さらに、同一の円心に基づいてn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示する技術案を提供し、ユーザがダイヤル調節コントローラにより複数の撮影パラメータに対して調節することができ、さらに操作効率の効果を向上させる。
【0137】
明らかに、上記の技術案において、電子機器がユーザのフォーカス点のクリック選択操作と撮影パラメータの調節操作とを有機的に組み合わせることができ、ユーザがフォーカス点を選択した後、余分な操作の必要がなく、すぐにスライド調節コントローラにより便利に撮影パラメータを調節することができ、ユーザが撮影パラメータを調節するための容易性と利便性を向上させる。従来技術における多数回の操作をしてから初めて撮影パラメータの調節メニューに進入することに比べると、大部分の撮影過程において、ユーザがクリックによりフォーカス点を選択する必要があるため、本発明におけるスライド調節コントローラを表示する操作階層は、ほぼゼロに近くなってもよく、ユーザの操作効率を顕著に向上させることができ、ユーザが撮影パラメータを調節することを促進する可能性があり、さらに、写真全体の品質が向上する。
【0138】
一実現可能な形態としては、上記の実施例において、電子機器がユーザのクリック信号を受信した後、クリック信号のクリック位置をフォーカス位置としてオートフォーカスを行うことができる。選択的に、オートフォーカスを終了した後、電子機器がスライド調節コントローラをさらに変更して表示し、当該変更して表示されたスライド調節コントローラは、オートフォーカス終了を表示するために用いられる。スライド調節コントローラにおける中央位置に表示された第1元素を第2元素に変更することにより当該変更して表示してもよい。
【0139】
例えば、
図4Dに示すように、オートフォーカスを終了した後、電子機器がスライド調節コントローラにおける中央位置に表示された「円」45を、「カメラボタン」46に変更して表示し、これにより、オートフォーカス終了を示す。この後、ユーザは、スライド調節コントローラにより撮影パラメータを調節してもよい。
【0140】
当該実現可能な形態に基づいて、上記のステップ205からステップ206へ、または、ステップ307からステップ308へ、または、ステップ405からステップ406への交替可能なステップとしている。上記の
図2A、
図3Aおよび
図4Aに示す実施例は、さらに、次のようなステップを含む。
【0141】
1.オートフォーカスを終了した後、スライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信する。
【0142】
ユーザーが写真を撮影したい場合、ユーザインターフェースの下方の撮影ボタンをクリックして撮影をトリガーするのみならず、さらにスライド調節コントローラにクリック信号を印加して撮影をトリガーしてもよい。
【0143】
例えば、
図4Dに示すように、ユーザがスライド調節コントローラにおける「カメラボタン」46をクリックして撮影をトリガーしてもよい。
【0144】
それに対応して、電子機器がスライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信する。
【0145】
2.クリック信号を受信した後、撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0146】
電子機器がクリック信号を受信した後、撮影パラメータに基づいて撮影を行う。
【0147】
さらに、再度に説明すべきことは、スライド調節コントローラの表示時の表示様式を限定しておらず、当該スライド調節コントローラは、クリック位置を中心として表示される、曲線タイプのスライドタッチ信号により調節されたコントローラであり、例えば、
図4Eに示すように、スライド調節コントローラは、さらに、弧形で表示された調節コントローラであってもよく、さらに、例えば、
図4Fに示すように、スライド調節コントローラは、スパイラル線形で表示された調節コントローラであってもよい。
【0148】
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することに用いられてもよい。本発明に係る装置の実施例に記載されない詳細は、本発明に係る方法の実施例を参照することができる。
【0149】
図5は、1つの例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節装置を示すブロック図であり、当該撮影パラメータの調節装置は、ソフトウェア、ハードウェア、または両方の組み合わせにより実現され、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器の一部または全部になることができる。当該撮影パラメータの調節装置は、
タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信するように配置されるクリック受信モジュール520と、
クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するように配置されるコントローラ表示モジュール540と、
スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信するように配置されるスライド受信モジュール560と、
スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節するように配置されるパラメータ調節モジュール580とを、備える。
【0150】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節装置では、クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0151】
図6は、1つの例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節装置を示すブロック図であり、当該撮影パラメータの調節装置は、ソフトウェア、ハードウェア、または両方の組み合わせにより実現され、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器の一部または全部になることができる。当該撮影パラメータの調節装置は、
タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信するように配置されるクリック受信モジュール520と、
クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するように配置されるコントローラ表示モジュール540と、
スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信するように配置されるスライド受信モジュール560と、
スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節するように配置されるパラメータ調節モジュール580とを、備える。
【0152】
一実現可能な形態では、コントローラ表示モジュール540は、クリック信号のクリック位置を円心として、1個の撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを表示し、ダイヤル調節コントローラの表示様式が完全な円形、不完全な円形、完全な環形、および不完全な環形のうちのいずれか1種であるように配置される。
【0153】
選択的に、当該撮影パラメータの調節装置は、
コントローラ切替信号を受信するように配置される切替受信モジュール552と、
コントローラ切替信号に基づいて、撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラを、他の一つの撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに切り替えて表示するように配置されるコントローラ切替モジュール554とを、さらに備える。
【0154】
選択的に、前記パラメータ調節モジュール580は、
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第1の調節ユニットと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第2の調節ユニットとを備え、
または、
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、撮影パラメータを減少し、減少の幅と時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第3の調節ユニットと、
スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、撮影パラメータを増大し、増大の幅と反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第3の調節ユニットと、
を備える。
【0155】
選択的に、パラメータ調節モジュール580は、
スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出するように配置される速度検出ユニットと、
スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、撮影パラメータをディフォルト値に調節するように配置されるパラメータリセットユニットとを、さらに備える。
【0156】
選択的に、ダイヤル調節コントローラに、撮影パラメータに対応する目盛り標識が設置される。
【0157】
選択的に、撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含む。
【0158】
選択的に、当該装置は、オートフォーカスモジュール590をさらに備える。
【0159】
オートフォーカスモジュール590は、クリック信号のクリック位置をフォーカス位置として、オートフォーカスを行うように配置される。
【0160】
選択的に、当該装置は、さらに、変更表示モジュール(図示せず)を備える。
【0161】
変更表示モジュールは、オートフォーカスモジュール590がオートフォーカスをした後、スライド調節コントローラを変更して表示するように配置される。当該変更して表示されたスライド調節コントローラは、オートフォーカス終了を表示するために用いられる。
【0162】
選択的に、当該装置は、
オートフォーカスモジュール590がオートフォーカスを終了した後、スライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信するように配置されるクリックモジュール592と、
クリックモジュール592がクリック信号を受信した後、撮影パラメータに基づいて撮影を行うように配置される撮影モジュール594とを、さらに備える。
【0163】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節装置では、クリック信号のクリック位置を中心として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0164】
当該実施例に係る撮影パラメータの調節装置では、さらに、コントローラ切替信号に基づいて異なる撮影パラメータに対応するダイヤル調節コントローラに対して切替を行う技術案を提供し、ユーザがダイヤル調節コントローラにより異なる撮影パラメータに対して調節することができ、さらに操作効率の効果を向上させた。
【0165】
図7は、1つの例示的な実施例に係る撮影パラメータの調節装置を示すブロック図であり、当該撮影パラメータの調節装置は、ソフトウェア、ハードウェア、または両方の組み合わせにより実現され、撮影能力およびタッチスクリーンを備える電子機器の一部または全部になることができる。当該撮影パラメータの調節装置は、
タッチスクリーンに表示された撮影ファインダー上においてトリガーされるクリック信号を受信するように配置されるクリック受信モジュール520と、
クリック信号のクリック位置を参考位置として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示するように配置されるコントローラ表示モジュール540と、
スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信するように配置されるスライド受信モジュール560と、
スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節するように配置されるパラメータ調節モジュール580とを、備える。
【0166】
一つの実現可能な形態において、コントローラ表示モジュール540は、クリック信号のクリック位置を円心として、同一の円心に基づいて、n(n≧2)個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示し、各撮影パラメータが1個のダイヤル調節コントローラに対応するように配置され、ダイヤル調節コントローラの表示様式は、完全な円形、不完全な円形、完全な環形および不完全な環形のうちのいずれか1種である。
【0167】
選択的に、コントローラ表示モジュール540は、
異なる半径で同一の円心の同心円の様式でn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示するように配置される同心円表示ユニット542、
または
n個のダイヤル調節コントローラにおける表示様式がいずれも不完全な円形または不完全な環形である場合、円心により位置決めされる同一環形における異なる弧度位置にn個のダイヤル調節コントローラを表示するように配置される弧度表示ユニット544、
を備える。
【0168】
選択的に、前記パラメータ調節モジュール580は、
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを増大し、増大の幅と前記時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第1の調節ユニットと、
前記スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、前記撮影パラメータを減少し、減少の幅と前記反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第1の調節ユニットと、を備え、
または、
スライドタッチ信号が時計回り方向のスライド信号である場合、撮影パラメータを減少し、減少の幅と時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第3の調節ユニットと、
スライドタッチ信号が反時計回り方向のスライド信号である場合、撮影パラメータを増大し、増大の幅と反時計回り方向のスライド信号のスライド軌跡の軌跡の長さとが正の相関関係にあるように配置される第3の調節ユニットと、を備える。
【0169】
選択的に、前記パラメータ調節モジュール580は、
スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えるか否かを検出するように配置される速度検出ユニットと、
スライドタッチ信号のスライド速度が所定閾値を超えた場合、撮影パラメータをディフォルト値に調節するように配置されるパラメータリセットユニットとを、さらに備える。
【0170】
選択的に、ダイヤル調節コントローラに、撮影パラメータに対応する目盛り標識が設置される。
【0171】
選択的に、撮影パラメータは、露光補正値、ホワイトバランス値、感光度、絞り値、フォーカスの焦点距離、およびシャッター速度のうちの少なくとも1種を含む。
【0172】
選択的に、当該装置は、オートフォーカスモジュール590をさらに備え、
オートフォーカスモジュール590は、クリック信号のクリック位置をフォーカス位置として、フォーカスを行うように配置される。
【0173】
選択的に、当該装置は、さらに、変更表示モジュール(図示せず)を備える。
【0174】
変更表示モジュールは、オートフォーカスモジュール590がオートフォーカスをした後、スライド調節コントローラを変更して表示するように配置される。当該変更して表示されたスライド調節コントローラは、オートフォーカス終了を表示するために用いられる。
【0175】
選択的に、当該装置は、
オートフォーカスモジュール590がオートフォーカスを終了した後、スライド調節コントローラに作用したクリック信号を受信するように配置されるクリックモジュール592と、
クリックモジュール592がクリック信号を受信した後、撮影パラメータに基づいて撮影を行うように配置される撮影モジュール594とを、さらに備える。
【0176】
上記のように、本実施例に係る撮影パラメータの調節装置では、クリック信号のクリック位置を中心として、撮影パラメータに対応するスライド調節コントローラを表示し、スライド調節コントローラに作用したスライドタッチ信号を受信し、スライドタッチ信号に基づいて撮影パラメータを調節する。これにより、ユーザがタッチスクリーンにおけるボタンにより撮影パラメータを調節する場合、調節過程の操作階層が多すぎて効率が比較的低い問題を解決した。ユーザがスライド調節コントローラにおいて直接にスライドタッチ信号を用い、撮影パラメータを調節することができるため、操作過程全体は、とても簡単で敏捷であり、効率が比較的高いという効果を達成する。
【0177】
本実施例に係る撮影パラメータの調節装置は、さらに、同一の円心に基づいてn個の撮影パラメータに対応するn個のダイヤル調節コントローラを表示する技術案を提供し、ユーザがダイヤル調節コントローラにより複数の撮影パラメータに対して調節することができ、さらに操作効率の効果を向上させる。
【0178】
上記の実施例に係る装置において、各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、該方法に関する実施例において詳しく説明したので、ここで、詳しく説明しない。
【0179】
図8は、例示的な実施例に係る装置800を示すブロック図である。例えば、端末800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲーム機、タブレット装置、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントであってもよい。
【0180】
図8に示すように、端末800は、プロセスアセンブリ802、メモリ804、電源アセンブリ806、マルチメディアアセンブリ808、オーディオアセンブリ810、入力/出力(I/O)インタフェース812、センサ・アセンブリ814、および通信アセンブリ816のような1つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0181】
プロセスアセンブリ802は、一般的には装置800全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ802は、1つ以上のプロセッサ820を含み、これらによって指令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ802は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ802と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ802は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ808とプロセスアセンブリ802の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0182】
メモリ804は、各種類のデータを記憶することにより装置800の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置800において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ804は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0183】
電源アセンブリ806は、装置800のの多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ806は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置800のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0184】
マルチメディアアセンブリ808は、前記装置800とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ808は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置800が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0185】
オーディオアセンブリ810は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ810は、一つのマイク(MIC)を含み、装置800が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されたり、通信アセンブリ816を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ910は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0186】
I/Oインターフェイス812は、プロセスアセンブリ802と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0187】
センサアセンブリ814は、装置800に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ814は、装置800のON/OFF状態、装置800のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ814は、装置800、或は装置800の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置800とが接触しているか否か、装置800の方位、又は加速/減速、装置800の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ814は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ814は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0188】
通信アセンブリ816は、装置800と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置800は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ816は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ816は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0189】
例示的な実施例において、装置800は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0190】
例示的な実施例では、さらに、指令を含むコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ804を提供しており、装置800のプロセッサ820により前記指令を実行して上記方法を実現する。例えば、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、および光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0191】
コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、装置800のプロセッサにより前記記憶媒体における指令が実行される場合、装置800に上記各実施例に係る撮影パラメータの調節方法を実行させることができる。
【0192】
当業者にとって、明細書を考慮してこの発明を実施した後、本発明のその他の実施の形態を容易に想到し得ることができる。本願は、本発明のいかなる変形、用途又は適応的変化をカバーすることを目的とし、これら変形、用途又は適応的変化は、本発明の一般的原理に従うとともに、本発明に開示されていない本技術分野における公知の常識又は慣用の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本発明の本当の範囲及び主旨は、特許請求の範囲に含まれる。
【0193】
本発明は、以上のように説明すると共に図面に示された正確な構造に限られず、その要旨を逸脱しない範囲内で各種の補正及び変更を行うことができると理解すべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみで限定される。