特許第6130146号(P6130146)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6130146
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】トラニオン式サスペンション構造
(51)【国際特許分類】
   B60G 5/02 20060101AFI20170508BHJP
   B60G 11/04 20060101ALI20170508BHJP
【FI】
   B60G5/02
   B60G11/04
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-3795(P2013-3795)
(22)【出願日】2013年1月11日
(65)【公開番号】特開2014-133518(P2014-133518A)
(43)【公開日】2014年7月24日
【審査請求日】2015年12月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000512
【氏名又は名称】特許業務法人山田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松本 浩司
【審査官】 岡▲さき▼ 潤
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−151579(JP,A)
【文献】 特開2010−052540(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60G 5/02
B60G 11/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
溝形鋼からなり且つ該溝形鋼の溝側が互いに対向するよう車両幅方向へ所要間隔をあけて配設されるフレーム間を連結するクロスメンバと、
該クロスメンバの両幅端部下面に締結部材により取り付けられるトラニオンブラケットと、
前記トラニオンブラケットのボス部間に掛け渡すよう配設され且つ該ボス部から外方へ張り出す両端部にそれぞれリーフスプリングの中央部が回動ベースを介し回動自在に取り付けられるトラニオンシャフトと
を備え、
前記トラニオンブラケットに、該トラニオンブラケット外側面から上方へ立ち上がるように延び且つ前記フレームのウェブ外側面に対し締結部材により取り付けられるトラニオンプレート部を一体に形成し、
前記クロスメンバの車両幅方向に、該クロスメンバとフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとトラニオンシャフトとによって構築される第一閉断面構造を形成すると共に、前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとによって構築される第二閉断面構造を形成し
前記トラニオンブラケットの前記クロスメンバ両幅端部下面に対する上面箇所に、下方へ湾曲して前記トラニオンプレート部へつながる湾曲凹状面部を形成し、
前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームと前記トラニオンブラケットの湾曲凹状面部及びトラニオンプレート部とによって構築される第三閉断面構造を形成したことを特徴とするトラニオン式サスペンション構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラニオン式サスペンション構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、後輪二軸の大型トラック等の車両には、トラニオン式サスペンションと称されるタンデムアクスル専用のサスペンションが採用されている。
【0003】
図4図8は従来のトラニオン式サスペンション構造の一例を示すものであって、車両の前後方向へ所要間隔をあけてタンデム配置された一対の車軸1,2の間でトラニオンシャフト3をトラニオンブラケット4によりフレーム5に固定し、該トラニオンシャフト3にリーフスプリング6の中央部を回動ベース7を介して回動自在に取り付け、該リーフスプリング6の両端部により前記前後の車軸1,2を支えると共に、これら各車軸1,2の前後方向位置を保持するためのアッパロッド8及びロアロッド9を備えた構造となっている。
【0004】
ここで、前記トラニオンブラケット4がフレーム5に固定されている位置には、クロスメンバ10が左右のフレーム5の相互間に渡されて補強されるようにしてあり、該クロスメンバ10の中央部の前後面と前記各車軸1,2の中央部上側との間がアッパロッド8によりそれぞれ連結され、前記トラニオンブラケット4の下端部の前後面と前記各車軸1,2の両端部下側との間がロアロッド9により連結されている。
【0005】
前記トラニオン式サスペンション構造では、前後の車軸1,2の上下動がリーフスプリング6により吸収され、前後方向の力はアッパロッド8及びロアロッド9を介してフレーム5に伝えられ、更に、車両の後輪が段差を乗り越える際には、リーフスプリング6がトラニオンシャフト3を中心に回動することで良好な段差乗り越しが実現されることになる。
【0006】
図中、11はリーフスプリング6の中央部を回動ベース7上に装着するためのUボルト、12はクロスメンバ10の中央部の前後面に設けられたアッパロッド8の取付部、13は各車軸1,2の中央部上側に設けられたアッパロッド8の取付部、14はトラニオンブラケット4の下端部の前後面に設けられたロアロッド9の取付部、15は各車軸1,2の両端部下側に設けられたロアロッド9の取付部を示している。
【0007】
尚、前述の如きトラニオン式サスペンション構造と関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平11−278027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、図4図8に示されるような従来のトラニオン式サスペンション構造では、前記フレーム5は、ウェブ5aとフランジ5bとを有する溝形鋼からなり且つ該溝形鋼の溝側が互いに対向するよう車両幅方向へ所要間隔をあけて配設されているが、該フレーム5のフランジ5bに対しトラニオンブラケット4をボルト・ナット等の締結部材を用いて取り付けているため、該フレーム5のフランジ5bに締結部材用の孔を穿設せざるを得なかった。
【0010】
しかしながら、主にフランジ5b部分によって断面二次モーメントを向上させている溝形鋼からなるフレーム5において、該フレーム5のフランジ5bに締結部材用の孔を穿設することはあまり好ましいとは言えず、改善の余地が残されていた。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、トラニオンブラケットをフレームのウェブに取り付けて該フレームのフランジに締結部材用の孔を穿設する必要をなくし且つ閉断面構造を採用することにより、全体の剛性を大幅に高めることができ、信頼性を向上し得、更にトラニオンブラケットを小型軽量化して部品点数増加をも回避し、原価低減を図り得るトラニオン式サスペンション構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、溝形鋼からなり且つ該溝形鋼の溝側が互いに対向するよう車両幅方向へ所要間隔をあけて配設されるフレーム間を連結するクロスメンバと、
該クロスメンバの両幅端部下面に締結部材により取り付けられるトラニオンブラケットと、
前記トラニオンブラケットのボス部間に掛け渡すよう配設され且つ該ボス部から外方へ張り出す両端部にそれぞれリーフスプリングの中央部が回動ベースを介し回動自在に取り付けられるトラニオンシャフトと
を備え、
前記トラニオンブラケットに、該トラニオンブラケット外側面から上方へ立ち上がるように延び且つ前記フレームのウェブ外側面に対し締結部材により取り付けられるトラニオンプレート部を一体に形成し、
前記クロスメンバの車両幅方向に、該クロスメンバとフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとトラニオンシャフトとによって構築される第一閉断面構造を形成すると共に、前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとによって構築される第二閉断面構造を形成し
前記トラニオンブラケットの前記クロスメンバ両幅端部下面に対する上面箇所に、下方へ湾曲して前記トラニオンプレート部へつながる湾曲凹状面部を形成し、
前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームと前記トラニオンブラケットの湾曲凹状面部及びトラニオンプレート部とによって構築される第三閉断面構造を形成したことを特徴とするトラニオン式サスペンション構造にかかるものである。
【0013】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0014】
前述の如く、トラニオンブラケットのトラニオンプレート部をフレームのウェブ外側面に対し締結部材により取り付けると、従来のトラニオン式サスペンション構造とは異なり、ウェブとフランジとを有する溝形鋼からなり且つ該溝形鋼の溝側が互いに対向するよう車両幅方向へ所要間隔をあけて配設されているフレームのフランジに対しトラニオンブラケットをボルト・ナット等の締結部材を用いて取り付けなくて済むため、該フレームのフランジに締結部材用の孔を穿設する必要がなくなる。
【0015】
しかも、前記クロスメンバの車両幅方向に、該クロスメンバとフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとトラニオンシャフトとによって構築される第一閉断面構造を形成すると共に、前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームとトラニオンプレート部とトラニオンブラケットとによって構築される第二閉断面構造を形成しているため、車両幅方向に荷重が作用した場合、該荷重を前記第一閉断面構造と第二閉断面構造で受けることが可能となり、剛性が高められ、信頼性も向上する。
【0016】
又、前記トラニオンブラケットにはトラニオンプレート部を一体に形成してあり、別部品を新たに用意しなくて済むため、部品点数が増加することが避けられる。
【0017】
前記トラニオン式サスペンション構造においては、前記トラニオンブラケットの前記クロスメンバ両幅端部下面に対する上面箇所に、下方へ湾曲して前記トラニオンプレート部へつながる湾曲凹状面部を形成し、
前記クロスメンバの車両幅方向両端部に、該クロスメンバ端部とフレームと前記トラニオンブラケットの湾曲凹状面部及びトラニオンプレート部とによって構築される第三閉断面構造を形成してある
【0018】
このため、車両幅方向に荷重が作用した場合、該荷重を前記第一閉断面構造と第二閉断面構造だけでなく第三閉断面構造でも受けることが可能となり、剛性がより高められ、信頼性も更に向上する。しかも、前記トラニオンブラケットに湾曲凹状面部を形成して第三閉断面構造を構築することにより、いたずらに厚肉部分を形成しなくても、トラニオンブラケットの全体質量に対し効率良く強度向上を図ることが可能となり、トラニオンブラケットの小型軽量化と原価低減にもつながることとなる。
【0019】
因みに、仮に前記トラニオンブラケットに湾曲凹状面部を形成せずにトラニオンプレート部を形成した場合、前記フレームのフランジ下面と対向するトラニオンブラケットの上面部分から略直角に前記トラニオンプレート部が上方へ立ち上がる形となるため、その上方へ立ち上がる付根部分に応力が集中する虞がある。しかし、本発明では、前記湾曲凹状面部によりトラニオンプレート部が滑らかに上方へ立ち上がる形となるため、前記付根部分への応力集中も避けられる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のトラニオン式サスペンション構造によれば、トラニオンブラケットをフレームのウェブに取り付けて該フレームのフランジに締結部材用の孔を穿設する必要をなくし且つ閉断面構造を採用することにより、全体の剛性を大幅に高めることができ、信頼性を向上し得、更にトラニオンブラケットを小型軽量化して部品点数増加をも回避し、原価低減を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】(a)は本発明のトラニオン式サスペンション構造の実施例を示す正面図、(b)は本発明のトラニオン式サスペンション構造の実施例における第一閉断面構造、第二閉断面構造及び第三閉断面構造を示す図である。
図2】本発明のトラニオン式サスペンション構造の実施例を示す側面図である。
図3】本発明のトラニオン式サスペンション構造の実施例におけるトラニオンブラケットを示す斜視図であって、(a)はトラニオンブラケットを斜め上方から見た図、(b)はトラニオンブラケットを斜め下方から見た図である。
図4】従来のトラニオン式サスペンション構造の一例を示す側面図である。
図5図4の斜視図である。
図6図5の要部の分解図である。
図7】従来のクロスメンバの詳細を示す斜視図である。
図8】従来のトラニオンブラケットの詳細を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0023】
図1図3は本発明のトラニオン式サスペンション構造の実施例であって、図中、図4図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0024】
本実施例の場合、クロスメンバ10の両幅端部下面にボルト・ナット等の締結部材16により取り付けられるトラニオンブラケット4に、該トラニオンブラケット4外側面から上方へ立ち上がるように延び且つフレーム5のウェブ5a外側面に対しボルト・ナット等の締結部材17により取り付けられるトラニオンプレート部4bを一体に形成してある。
【0025】
前記トラニオンブラケット4のボス部4a間に掛け渡すようユニット化する形でトラニオンシャフト3を配設し、該トラニオンシャフト3がユニット化されたトラニオンブラケット4を前記クロスメンバ10の両幅端部下面に前記締結部材16により取り付けると共に、前記トラニオンブラケット4のトラニオンプレート部4bをフレーム5のウェブ5a外側面に対し前記締結部材17により取り付け、前記ボス部4aから外方へ張り出すトラニオンシャフト3の両端部にそれぞれリーフスプリング6の中央部を回動ベース7を介して回動自在に取り付けるようにする。
【0026】
これにより、前記クロスメンバ10の車両幅方向に、該クロスメンバ10とフレーム5とトラニオンプレート部4bとトラニオンブラケット4とトラニオンシャフト3とによって構築される第一閉断面構造D1(図1(b)参照)を形成すると共に、前記クロスメンバ10の車両幅方向両端部に、該クロスメンバ10端部とフレーム5とトラニオンプレート部4bとトラニオンブラケット4とによって構築される第二閉断面構造D2(図1(b)参照)を形成してある。
【0027】
更に、本実施例の場合、前記トラニオンブラケット4の前記クロスメンバ10両幅端部下面に対する上面箇所に、下方へ湾曲して前記トラニオンプレート部4bへつながる湾曲凹状面部4cを形成し、前記クロスメンバ10の車両幅方向両端部に、該クロスメンバ10端部とフレーム5と前記トラニオンブラケット4の湾曲凹状面部4c及びトラニオンプレート部4bとによって構築される第三閉断面構造D3(図1(b)参照)を形成してある。
【0028】
次に、上記実施例の作用を説明する。
【0029】
前述の如く、トラニオンブラケット4のトラニオンプレート部4bをフレーム5のウェブ5a外側面に対し締結部材17により取り付けると、図4図8に示されるような従来のトラニオン式サスペンション構造とは異なり、ウェブ5aとフランジ5bとを有する溝形鋼からなり且つ該溝形鋼の溝側が互いに対向するよう車両幅方向へ所要間隔をあけて配設されているフレーム5のフランジ5bに対しトラニオンブラケット4をボルト・ナット等の締結部材を用いて取り付けなくて済むため、該フレーム5のフランジ5bに締結部材用の孔を穿設する必要がなくなる。
【0030】
しかも、前記クロスメンバ10の車両幅方向に、該クロスメンバ10とフレーム5とトラニオンプレート部4bとトラニオンブラケット4とトラニオンシャフト3とによって構築される第一閉断面構造D1を形成すると共に、前記クロスメンバ10の車両幅方向両端部に、該クロスメンバ10端部とフレーム5とトラニオンプレート部4bとトラニオンブラケット4とによって構築される第二閉断面構造D2を形成しているため、車両幅方向に荷重が作用した場合、該荷重を前記第一閉断面構造D1と第二閉断面構造D2で受けることが可能となり、剛性が高められ、信頼性も向上する。
【0031】
又、前記トラニオンブラケット4にはトラニオンプレート部4bを一体に形成してあり、別部品を新たに用意しなくて済むため、部品点数が増加することが避けられる。
【0032】
更に又、前記トラニオンブラケット4の前記クロスメンバ10両幅端部下面に対する上面箇所に、下方へ湾曲して前記トラニオンプレート部4bへつながる湾曲凹状面部4cを形成し、前記クロスメンバ10の車両幅方向両端部に、該クロスメンバ10端部とフレーム5と前記トラニオンブラケット4の湾曲凹状面部4c及びトラニオンプレート部4bとによって構築される第三閉断面構造D3(図1(b)参照)を形成してあるため、車両幅方向に荷重が作用した場合、該荷重を前記第一閉断面構造D1と第二閉断面構造D2だけでなく第三閉断面構造D3でも受けることが可能となり、剛性がより高められ、信頼性も更に向上する。しかも、前記トラニオンブラケット4に湾曲凹状面部4cを形成して第三閉断面構造D3を構築することにより、いたずらに厚肉部分を形成しなくても、トラニオンブラケット4の全体質量に対し効率良く強度向上を図ることが可能となり、トラニオンブラケット4の小型軽量化と原価低減にもつながることとなる。
【0033】
因みに、仮に前記トラニオンブラケット4に湾曲凹状面部4cを形成せずにトラニオンプレート部4bを形成した場合、図1(a)からも明らかなように、前記フレーム5のフランジ5b下面と対向するトラニオンブラケット4の上面部分から略直角に前記トラニオンプレート部4bが上方へ立ち上がる形となるため、その上方へ立ち上がる付根部分に応力が集中する虞がある。しかし、本実施例では、前記湾曲凹状面部4cによりトラニオンプレート部4bが滑らかに上方へ立ち上がる形となるため、前記付根部分への応力集中も避けられる。
【0034】
こうして、トラニオンブラケット4をフレーム5のウェブ5aに取り付けて該フレーム5のフランジ5bに締結部材用の孔を穿設する必要をなくし且つ閉断面構造を採用することにより、全体の剛性を大幅に高めることができ、信頼性を向上し得、更にトラニオンブラケット4を小型軽量化して部品点数増加をも回避し、原価低減を図り得る。
【0035】
尚、本発明のトラニオン式サスペンション構造は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0036】
3 トラニオンシャフト
4 トラニオンブラケット
4a ボス部
4b トラニオンプレート部
4c 湾曲凹状面部
5 フレーム
5a ウェブ
5b フランジ
6 リーフスプリング
7 回動ベース
10 クロスメンバ
16 締結部材
17 締結部材
D1 第一閉断面構造
D2 第二閉断面構造
D3 第三閉断面構造
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8