(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザーインターフェイスが、無線信号受信機を含み、前記ユーザーインターフェイスを介して選択を受け取る前記ステップが、前記混合飲料のユーザーからの選択を無線で受け取るステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記少なくとも2種の飲料を提供する前記ステップが、前記飲料を生成するための少なくとも2種の飲料成分を別々に貯蔵するステップを含み、自動的に注出する前記ステップが、前記単一のコックを通して、少なくとも2種の前記飲料成分を自動的に注出して前記混合飲料を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記飲料成分が、飲料ベース、希釈剤、水、炭酸水、甘味料、飲料ベース成分、着色料、風味剤、添加剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
前記ユーザーインターフェイスが、少なくとも2種の前記飲料を含む混合飲料の選択を無線で受け取るように構成された無線信号受信機を含む、請求項12に記載のポストミックス式飲料ディスペンシングシステム。
前記自動化プログラムが、事前にプログラムされたレシピ、ランダム化プログラムまたはそれらの組み合わせである、請求項14に記載のポストミックス式飲料ディスペンシングシステム。
前記飲料の成分が、飲料ベース、希釈剤、水、炭酸水、甘味料、飲料ベース成分、着色料、風味剤、添加剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項12に記載のポストミックス式飲料ディスペンシングシステム。
前記ポストミックス式飲料ディスペンサシステムシステムが、前記ユーザーインターフェイスを介してユーザーに関連付けられた識別情報を受け取り、かつ前記識別情報に関連付けられたユーザーのプロフィールを読みだすように構成されており、前記ユーザーのプロフィールが、飲料の嗜好リスト、飲料の推薦リストまたはそれらの組み合わせを含み、前記ポストミックス式飲料ディスペンシングシステムが、ランダム化プログラムによって、前記飲料の嗜好リストまたは前記飲料の推薦リスト上の飲料または混合飲料のうちの任意の1つのランダムな選択を決定するように構成されている、請求項18に記載のポストミックス式飲料ディスペンシングシステム。
前記飲料の嗜好リストが、過去の選択に基づいたものであるか、現在のユーザー情報から決定されたものである、請求項19に記載のポストミックス式飲料ディスペンシングシステム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書は、本発明を詳細に示しかつ明確に特許権を請求する特許請求の範囲で締めくくられているが、本発明の態様は、以下の説明からより良く理解されるであろう。
【0013】
本明細書で使用する「〜を含む(comprising)」という用語は、最終的な結果に影響を与えない他のステップを加えることができることを意味する。この用語は「〜からなる(consisting of)」および「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」を含意するものである。本発明の方法は、本明細書に記載されている本発明の本質的な要素および制限、ならびに本明細書に記載されている追加または任意の構成要素、ステップまたは制限のいずれかを含むことができ、それらからなることができ、かつ本質的にそれらからなることができる。
【0014】
本明細書で使用する「飲料」としては、果肉含有および果肉非含有の柑橘系および非柑橘系フルーツジュース、フルーツドリンク、野菜ジュース、野菜ドリンク、牛乳、豆乳、プロテインドリンク、高大豆飲料、お茶、水、スポーツドリンク、高ビタミン水、ソフトドリンク、フレーバーウォーター、栄養ドリンク、コーヒー、スムージー、ヨーグルト飲料、ココアおよびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。当該飲料は、炭酸入りであっても炭酸入りでなくてもよい。当該飲料は、飲料成分(例えば、飲料ベース、着色料、風味剤および添加剤)を含んでいてもよい。
【0015】
「天然色」または「天然色の」という用語は、自然な形態、すなわち不変の形態の飲料成分の色を指す。例えば、本発明の飲料成分は、牛乳などの「天然色の」飲料であってもよい。この場合、天然色は白である。別の例としては、天然色がオレンジ色であるオレンジジュースが挙げられる。
【0016】
「未着色の」という用語は、実質的に透明、実質的に無色の形態の飲料成分、または天然色から変化していない飲料成分の形態を指す。
【0017】
「天然の風味」または「天然の風味を有する」という用語は、甘味料などの添加剤が含まれていない自然な、不変の形態の飲料成分の風味を指す。
【0018】
「風味付けされていない」という用語は、飲料成分または天然の風味から変化していない飲料成分の実質的に風味のない形態を指す。
【0019】
「飲料ベース」という用語は、付加的な着色料、付加的な風味剤および/または付加的な添加剤が本発明の方法または装置によって添加される前の飲料の一部または飲料自体を指し、(a)特定の色および/または風味が選択されているか、(b)2種以上の飲料が混合されている本発明の飲料、すなわち最終製品とは区別され得る。特定の実施形態によれば、飲料ベースは、飲料ベース成分の混合物を含み得る。
【0020】
「飲料ベース成分」という用語は、飲料ベースに含まれ得る成分を指す。本発明の特定の実施形態によれば、飲料ベース成分は、それ自体が食品とみなされ得る飲料の一部を含み得る。
【0021】
従って、飲料ベースを要求、選択または注出することを目的とする場合、別々に貯蔵された飲料ベース成分から生成される飲料ベースは、別々に貯蔵された飲料ベースと同等であってもよい。飲料を要求、選択または注出することを目的とする場合、別々に貯蔵された飲料成分から生成される飲料は、別々に貯蔵された飲料と同等であってもよい。
【0022】
「混合飲料」という用語は、最終製品を生成するように2種以上の飲料がブレンド、ミックスまたは組み合わせられている最終製品を含む。
【0023】
「別々に貯蔵された」という用語は、本発明の成分が混合されるまで別々に維持されていることを意味する。例えば、当該成分は、各容器内に個々に別々に貯蔵されていてもよいし、1つの容器に全てが貯蔵され、各成分が個別に(例えば、ビニール袋に)包装されており、1つの容器内であっても混合されない状態でも良い。いくつかの実施形態では、当該容器自体が別個であっても、別の容器に隣接していても、そこに取り付けられていてもよい。
【0024】
特定の実施形態によれば、本発明は、様々な選択された色および/または選択された風味を有する様々な飲料、混合飲料および/またはランダムに選択された飲料を注出することができる方法および装置を提供する。複数の実施形態が以下に詳述されており、
図1および
図2に例示されている。当然のことながら、記載の本発明の方法および装置の実施形態における特徴はいずれも互いに組み合わせて他の実施形態で使用され得る。
【0025】
特定の実施形態によれば、本発明の飲料および飲料成分としては、ビタミン類、乳製品、大豆製品、食品、美容製品、ヘルスケア製品およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。また、本発明のいくつかの実施形態の飲料および飲料成分は、液体、気体、ゲル、コロイド、固体/流体混合物または懸濁液、液体/気体混合物または溶液およびそれらの混合物などの形態であってもよいが、それらに限定されない。
【0026】
本発明の特定の実施形態によれば、ポストミックス式飲料ディスペンシングシステムから注出するための少なくとも2種の飲料ベースが提供され、少なくとも2種の別々に貯蔵された着色料を含む少なくとも2つの着色料貯蔵容器から飲料の色が個別に選択され得る飲料を提供する方法が提供される。本発明のいくつかの実施形態での使用に適した飲料ベースとしてはシロップ、濃縮液などが挙げられるが、それらに限定されない。特定の実施形態では、飲料ベースは、ポストミックス式飲料ディスペンサ内に飲料ベースを別々に貯蔵することによって提供され得る。他の実施形態では、飲料ベースは、ポストミックス式飲料ディスペンサの外部にある飲料ベース供給源から提供され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、飲料ベースは、ポストミックス式飲料ディスペンサ内に飲料ベースを生成するための少なくとも2種の飲料ベース成分を別々に貯蔵することによって提供され得る。特定の実施形態で使用される飲料ベース成分の例としては、水、炭酸水、甘味料、増粘剤、乳製品、大豆製品、フルーツ製品、野菜製品、食品およびそれらの組み合わせなどの甘味料が挙げられる。
【0028】
特定の実施形態によれば、着色料は、風味付けされていてもよいし、風味付けされていなくてもよく、あるいは天然の風味を有していてもよい。いくつかの実施形態では、着色料は、飲料の色に影響を与えかつ通常それ自体が食品とはみなされない任意の物質であってもよい。特定の実施形態では、着色料は天然の着色料または人工の着色料であってもよい。本発明のいくつかの実施形態で使用するのに適した着色料としては、食品着色料、カラメル着色料、コチニール、二酸化チタン、食品用色素、野菜抽出物または任意の他の好適な着色料およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
【0029】
本発明の特定の実施形態によれば、コンピュータ処理装置によって個別に選択された色を有する飲料の選択の受領に応答して、注出される飲料の任意の量に対して予め定められた比率で連続的に、ポストミックス式飲料ディスペンサの単一のコックを通して、選択された飲料ベースおよび少なくとも1種の着色料が自動的に注出され、特に選択された色を有する飲料が提供され得る。いくつかの実施形態では、選択された飲料ベースを注出するステップは、選択された飲料ベースを生成する飲料ベース成分を注出するステップを含み得る。従って、例えば、本発明の方法の特定の実施形態は、選択された飲料、すなわち緑色が個別に選択された色である牛乳を提供することができる。従って、そのような実施形態では、最終飲料は、緑色の牛乳になる。
【0030】
本発明の着色料の分離貯蔵の実施形態によって提供される選択肢は、色の様々な強度が無限に可能な色の変化に寄与するので、さらにより無限となる。例えば、本発明の方法の特定の実施形態は、少なくとも1つの貯蔵容器が赤色の食品着色料を含み、少なくとも1つの貯蔵容器が黄色の食品着色料を含み、少なくとも1つの貯蔵容器が青色の食品着色料を含み、かつ、少なくとも2つの貯蔵容器が少なくとも2種の実質的に無色の飲料ベースを含む着色料貯蔵容器を含み得る。そのような一実施形態では、様々な選択可能な着色製品は、赤色、黄色、青色、紫色、オレンジ色、緑色、茶色、それらの様々な色相、強度、彩度または明度またはほぼあらゆるスペクトル色(それらに限定されない)を含み得る。
それは、様々な量の着色料の一部または全てを使用して飲料ベースに任意の色を与えることができるからである。
【0031】
特定の実施形態では、個別に選択された色は、個別に選択された強度、個別に選択された彩度または個別に選択された明度を有する。
【0032】
また、本発明の特定の実施形態は、飲料の色および風味が少なくとも2つの着色料貯蔵容器および少なくとも2つの風味剤貯蔵容器から個別に選択され得る飲料を提供する方法を提供する。特定の実施形態によれば、風味剤はそれぞれ着色されていても、着色されていなくても、天然の色を有していてもよい。いくつかの実施形態では、風味剤は、飲料の風味に影響を与えかつ通常はそれ自体が食品とはみなされない任意の物質であってもよい。特定の実施形態では、風味剤は、天然の風味剤または人工の風味剤であってもよい。本発明の特定の実施形態での使用に適した風味剤としては、食品用酸、フレーバーオイル、フレーバー化学薬品、天然のフレーバー抽出物または任意の他の好適な食品用風味剤およびそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。特定の実施形態によれば、個別に選択された色および個別に選択された風味を有する飲料の選択に応答して、少なくとも1種の別々に貯蔵された着色料、少なくとも1種の別々に貯蔵された風味剤および少なくとも1種の別々に貯蔵された飲料ベースが、注出される飲料の任意の量に対して予め定められた比率で連続的に、ポストミックス式飲料ディスペンサの単一のコックを通して自動的に注出され、特に選択された色および風味を有する飲料を提供し得る。従って、例えば、本発明の方法の実施形態は、紫色が選択された色であり、ストロベリーが選択された風味のジュースである、選択された飲料を提供し得る。従って、そのような例では、最終の飲料は、紫色に着色されたストロベリー風味のジュースとなる。
【0033】
特定の実施形態において、着色料および風味剤を別々に貯蔵することにより、選択可能な飲料の数が、貯蔵されている着色料の数および貯蔵されている風味剤の数を超える可能性がある。従って、そのような実施形態によれば、様々な選択肢のために、さらなるまたは過剰な貯蔵空間について心配することなく、より多くの選択肢を提供し得る。例えば、本発明の一実施形態は、7つの貯蔵容器を提供し得、それらは、2種の実質的に無色の飲料ベースを含む2つの貯蔵容器、赤色の着色料を含む第1の着色料貯蔵容器、黄色の着色料を含む第2の着色料貯蔵容器、実質的に無色のコーラ風味を含む第1の風味剤貯蔵容器、実質的に無色のチェリー風味を含む第2の風味剤貯蔵容器および実質的に無色のバニラ風味を含む第3の風味剤貯蔵容器から成る。そのような一実施形態では、7つの貯蔵容器は、赤色のコーラ、赤色のチェリー風味のコーラ、赤色のチェリーおよびバニラ風味のコーラ、赤色のバニラ風味のコーラ、黄色のコーラ、黄色のチェリー風味のコーラ、黄色のチェリーおよびバニラ風味のコーラ、黄色のバニラ風味のコーラ、オレンジ色のコーラ、オレンジ色のチェリー風味のコーラ、オレンジ色のチェリーおよびバニラ風味のコーラ、オレンジ色のバニラ風味のコーラ、および2種の飲料ベースのいずれかと一緒にした様々なそれらの色調を含む、少なくとも24種類の異なる無色および着色された様々な選択可能な風味付けされた飲料を提供することができる。
【0034】
本発明の特定の実施形態では、選択可能な飲料の種類は、任意の飲料成分として添加剤の提供が可能であることによってさらに増加され得る。いくつかの実施形態では、添加剤は、風味または色以外の飲料の特性に影響を与えかつ通常はそれ自体では食品とはみなされない任意の物質であってもよい。本発明の実施形態に適した添加剤としては、防腐剤、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、食品用酸、ビタミン類、ミネラル類、サプリメント(例えば、クロレラ、ピルリナなど)、カフェイン、カロリーのある甘味料(天然および人工)、ノンカロリーの甘味料(天然および人工)、炭酸化剤(carbonation)、希釈剤、美容製
品、ヘルスケア製品などが挙げられるが、それらに限定されない。例えば、本発明の方法の一実施形態は、少なくとも2種の飲料ベースを含む少なくとも2つの貯蔵容器、黄色の着色料を含む少なくとも1つの貯蔵容器、コーラ風味剤を含む少なくとも1つの貯蔵容器および添加剤を含む少なくとも1つの貯蔵容器を含み得、ここでは、添加剤はノンカロリーの甘味料またはショ糖あるいはブドウ糖果糖液糖などの栄養甘味料であってもよい。そのような例では、注出される飲料の選択肢は、「通常の甘味飲料」、「カロリー半分の甘味飲料」または「ダイエット甘味飲料」を含むように拡大している。従って、本発明のそのような一実施形態の利益に通じているユーザーであれば、黄色のダイエットコーラを選択するかもしれない。
【0035】
本発明の特定の実施形態の、着色料、風味剤、添加剤および他の飲料成分は、様々な方法で混合することができる。例えば、本発明の特定の実施形態では、そのような要素を、飲料を注出するポストミックス式飲料ディスペンサの中、ディスペンサの中(例えばノズル)、ディスペンサの外側(例えば、空中混合)で、あるいはそれらの組み合わせで混合し得る。従って、例えば、本発明の特定の実施形態は、選択された着色料、選択された風味剤および選択された飲料ベースが別々に装置の外側に注出され、そのような飲料を保持するのに適した容器内またはそこに隣接する位置で混合し得る飲料を提供し得る。制限することなく、本発明のいくつかの実施形態は、店内の装置、自動販売機などの製造設備内で使用し得る。
【0036】
本発明の特定の実施形態によれば、着色料、風味剤、添加剤および飲料ベースが別々に貯蔵されているため、色が必ずしも特定の風味または飲料と関連付けられていない、および、その逆である無限の種類の飲料を生成することができる。本発明のいくつかの実施形態では、注出される着色料の量および割合を調整することによって様々な色を生成し得る。当然のことながら、本発明の特定の実施形態では、注出される着色料の量および割合の調整は、特定の飲料のために注出される風味剤、添加剤および他の飲料成分が、着色されているか、実質的に無色(例えば、実質的に透明)であるか、あるいは天然の色を有するかによって決定され得る。従って、本発明の特定の実施形態の飲料は、互いに独立して調整された彩度および風味度を有し得る。本発明の実施形態の柔軟性によって、飲料の色は、例えば任意の色になり得、飲料の風味とは無関係である。従って、特定の実施形態では、非常に強いチェリー風味を有する飲料が淡い赤色を有する可能性がある一方で、非常にマイルドなチェリー風味を有する飲料が濃い飽和赤色である可能性がある。さらに、本発明の実施形態は、有利なことに、天然の風味および/または飲料自体に影響を与えずに、視覚的に望ましくない飲料の見た目に美しい質を与えることができる。
【0037】
さらに、本発明の方法の実施形態は、所定の量の成分が混合される従来のバッチ操作とは対照的に、連続的な混合を正確な比率で行ないかつ連続流を提供する。特に、本発明の方法の実施形態は、注出される飲料の任意の量に対して予め定められた比率で連続的に、飲料ベースまたは飲料ベース成分、着色料、風味剤および/または添加剤を注出し得る。
従って、本発明の特定の実施形態では、各成分の同じ体積比が、注出される飲料の任意の量に対して一定な状態となる。
【0038】
また、本発明の特定の実施形態では、ポストミックス式飲料ディスペンシングシステムから注出するための少なくとも2種の飲料が提供され、ユーザーインターフェイスによって飲料のうちの1つ、および混合飲料の選択肢が提供される、飲料を提供する方法が提供される。いくつかの実施形態では、混合飲料を生成するために混合される飲料は、自動化プログラムによって選択され得る。
【0039】
他の実施形態では、混合飲料を生成するために混合される飲料は、ユーザーによって選択され得る。例えば、一実施形態では、コンピュータ処理装置によって混合飲料の選択の受領に応答して、混合される飲料の選択肢が、ユーザーインターフェイスを介して提示され得る。そのような一実施形態では、コンピュータ処理装置によって混合される少なくとも2種の飲料の選択を受け取ると、選択に対応する飲料がポストミックス式飲料ディスペンシングシステムの単一のコックを通して自動的に注出され得る。
【0040】
従って、例えば、本発明の方法のいくつかの実施形態は、選択された飲料、すなわち、コーラ飲料、レモンライム飲料およびオレンジ飲料の混合物を提供し得る。本発明の特定の実施形態では、混合飲料の選択肢を提供することによって、ユーザーは、1回の注出でユーザーが選択した飲料を混合する利便性が与えられ、それによって混合飲料の提供時の速さおよび再現性を向上させる。
【0041】
また、本開示の方法のいくつかの実施形態は、ポストミックス式飲料ディスペンサ中に別々に貯蔵された飲料成分および着色料を提供し得、ユーザーインターフェイスによって飲料のうちの1つ、混合飲料および個別に選択された色の選択肢が与えられる。そのような実施形態では、コンピュータ処理装置による飲料のうちの1つまたは混合飲料および個別に選択された色の受領に応答して、ポストミックス式飲料ディスペンシングシステムの単一のコックを通して、選択に対応する少なくとも2種の飲料成分および少なくとも1種の着色料が自動的に注出され得る。従って、そのような実施形態は、混合される特定の選択された飲料に必ずしも関連付けられていない色を有し得る混合飲料を提供する。
【0042】
他の実施形態では、本開示の方法は、ブランド飲料を含む混合飲料を提供し得る。本発明の実施形態での使用に適したブランド飲料の例としては、コカ・コーラ(登録商標)、スプライト(登録商標)、ファンタ(登録商標)またはパワーエイド(登録商標)が挙げられるが、それらに限定されない。
【0043】
当該方法の上記実施形態は、各成分が個別に選択され得る飲料を提供するが、事前にプログラムされたレシピなどの自動化プログラム、ランダム化プログラムまたはそれらの組み合わせから要求された飲料を提供することも本発明の実施形態の範囲に十分含まれる。
例えば、特定の実施形態における個別に選択された色および/または飲料ベースは、事前にプログラムされたレシピまたはランダム化レシピによって選択され得る。同様に、特定の実施形態における飲料は、混合飲料を提供するために、事前にプログラムされたレシピまたはランダム化レシピによって選択され得る。例えば、特定の実施形態におけるブランド飲料の事前にプログラムされた混合飲料は、コカ・コーラ(登録商標)およびスプライト(登録商標)を含む混合飲料であってもよい。
【0044】
さらに、本発明の実施形態は、ポストミックス式飲料ディスペンシングシステムから注出するための少なくとも2種の飲料が提供され、ユーザーインターフェイスによって飲料のうちの1つ、およびランダムな飲料の選択肢が提供される、飲料を提供する方法を含む。特定の実施形態では、ランダムな飲料は、飲料のうちの1つまたは飲料のうちの2種からなる混合物(すなわち、ランダムな混合飲料)を含み得る。いくつかの実施形態では、ランダムな飲料は、ランダムな飲料ベースおよび個別に選択されたランダムな色を含み得る。特定の実施形態では、ランダム化プログラムによってプログラムされたコンピュータ処理装置によるランダムな飲料の選択の受領に応答して、ランダム化プログラムによって、1種または複数の飲料のランダムな選択が決定され、ランダムな選択が自動的に注出される。
【0045】
また、本開示の方法の実施形態は、ポストミックス式飲料ディスペンサ内に別々に貯蔵された飲料成分および着色料を提供し得、ここでは、ユーザーインターフェイスによって飲料のうちの1つ、ランダムな飲料、および個別に選択された色の選択が提供される。そのような実施形態では、ランダム化プログラムによってプログラムされたコンピュータ処理装置によるランダムな選択および個別に選択された色の選択の受領に応答して、飲料ベースの少なくとも1種のランダムな選択がランダム化プログラムによって決定され、選択に対応する飲料成分の少なくとも1種および着色料の少なくとも1種が自動的に注出され得る。従って、そのような実施形態では、ランダムな飲料は、個別に選択された色を有することができる。
【0046】
本発明の特定の実施形態によれば、ユーザーの嗜好は、本発明の方法によって、ユーザーに関連付けられた識別情報を受け取り、識別情報に基づいてユーザーのプロフィールを読みだす装置を使用することによってさらに満たすことができる。本発明の特定の実施形態によれば、ユーザーのプロフィールは、飲料の嗜好リストまたは飲料の嗜好リストに基づく飲料の推薦リストを含んでいてもよい。本発明の特定の実施形態によれば、飲料の嗜好リストは、過去の選択に基づいたものであるか、現在のユーザー情報から決定されたものであってもよい。従って、本発明の方法のいくつかの実施形態は、ランダムな選択肢または混合飲料の選択肢の選択時に、飲料の嗜好リストまたは飲料の推薦リストから選択される任意の飲料を提供することを含み得る。
【0047】
図1は、本発明の一実施形態に従って製造された装置10を示す。本発明の特定の実施形態に適した飲料ディスペンサ10の例としては、ポストミックス式ディスペンサ、自動販売機用ディスペンサ、店内ディスペンサなどが挙げられるがそれらに限定されない。
【0048】
図示のように、装置10は、複数の別々の貯蔵容器12を含んでいてもよく、2つの貯蔵容器12がそれぞれ少なくとも2種の飲料ベース(B
1、B
2...B
N)を含み得、少なくとも2つの貯蔵容器12が着色料(C
1、C
2...C
N)を含み得、少なくとも2つの貯蔵容器12が風味剤(F
1、F
2...F
N)を含み得、少なくとも1つの貯蔵容器12が添加剤(A)を含み得る。また、装置10は、ユーザーインターフェイス14、ディスペンサノズル16およびコンピュータ処理装置18を含んでいてもよい。
【0049】
着色料貯蔵容器12(C
1、C
2...C
N)はそれぞれ、袋、タンク、箱または着色料を貯蔵するのに適した任意の容器を含んでいてもよい。着色料貯蔵容器12(C
1、C
2...C
N)は、箱の容器またはそれ以外の中にある従来の袋の中に遠く離れて配置されるのではなく、装置10自体の中に配置されていてもよい。また、任意の他の種類の貯蔵形態が使用されていてもよい。
【0050】
風味剤貯蔵容器12(F
1、F
2...F
N)はそれぞれ、袋、タンク、箱または風味剤を貯蔵するのに適した任意の容器を含んでいてもよい。風味剤貯蔵容器12(F
1、F
2...F
N)は、箱の容器またはそれ以外の中にある従来の袋の中に遠く離れて配置されるのではなく、装置10自体の中に配置されていてもよい。また、任意の他の種類の貯蔵形態が使用されていてもよい。
【0051】
ユーザーインターフェイス14を介して飲料の要求がなされると、必要な貯蔵容器12の内容が、混合される飲料の任意の量に対して予め定められた比率で連続的にかつ自動的に注出されて混合され、最終的に、要求された飲料が適宜に提供され得る。選択に応答して、飲料ベース、着色料、風味剤および/または添加剤の任意の組み合わせを自動的に注出して、選択された飲料を提供してもよい。例えば、ユーザーは、インターフェイス14を介して、緑色のチェリー風味のダイエットソーダを要求し得る。図示のように、飲料ベース(B
1)12を含む貯蔵容器12は、炭酸ソーダを含んでいてもよく、添加剤(A)12を含む貯蔵容器は、ノンカロリーの甘味料を含んでいてもよい。着色料(C
1)を含む少なくとも1つの貯蔵容器12は、緑色の着色料を含んでいてもよく、風味剤(F
1)を含む少なくとも1つの貯蔵容器12は、チェリー風味剤を含んでいてもよい。そのような飲料の要求では、適当な貯蔵容器12はそれぞれ、ノズル16を介して必要な成分を注出して要求された飲料を提供する。
【0052】
飲料ベース、着色料、風味剤および/または添加剤のそれぞれに対して個別のポンプおよび/または計量装置を用いることによって、一定の流量にとって適当な割合で適当な材料を注出することが可能となる。従って、装置10は、貯蔵容器12内の内容物を注出するために、各貯蔵容器12に接続されているポンプ(図示せず)または計量装置(図示せず)などの手段をさらに含み得る。特定の実施形態では、制御装置(図示せず)またはコンピュータ処理装置18によってポンプおよび計量装置を制御してもよい。本発明の特定の実施形態に含まれるポンプは、電磁ポンプ、容積式ポンプなど(それらに限定されない)を含む貯蔵容器12内から注出するのに適した任意の従来のポンプであってもよい。容積式ポンプは、貯蔵容器12のうちの1つに貯蔵され得るより高濃度の成分に対して注出量の制御を与える。容積式ポンプの一例が、米国特許庁に2006年3月6日に出願され、「較正曲線を有するポンプシステム(Pump System with Calibration Curve)」と題する、共同所有の米国特許出願第11/276,548号に示されている。また、ポンプおよび計量装置は、注出ノズル16と流体接続されていてもよい。
【0053】
本発明の特定の実施形態によれば、ポンプおよび計量装置は、流量を変えるために、所望どおりに脈動させても脈動させなくてもよい。そのような脈動によって、例えば、その材料を確実に混合することができる。当該飲料は、飲料ベース、着色料、風味剤および/または添加剤を混合するために、注出ノズル16または下流の任意の場所(例えば、バックルーム(back room)、インライン(in-line)など)で混合してもよい。本発明の特定の実施形態によれば、異なる流量および流出のタイミングを用いてもよい。例えば、特定の流体流を早めにあるいは遅めに添加してもよく、あるいは、特定の流体流を脈動させてもよい。
【0054】
注出ノズル16は、同時に複数の流体を混合する能力を有する多風味注出バルブ(それに限定されない)を含む、装置10から飲料を注出することができる任意の注出ノズルであってもよい。ノズル16は、装置10内に一体化されていても、あるいは、分離され、そこに取り付けられていてもよい。本明細書で使用され得る注出ノズル16の例は、「注出ノズル(Dispensing Nozzle)」と題する、共同所有の米国特許出願第10/233,8
67号(米国特許公開第2004/0040983A1号)、および2006年3月6日に米国特許庁に出願され、「注出ノズルアセンブリー(Dispensing Nozzle Assembly)」と題する、共同所有の米国特許出願第11/276,551号に示されている。注出ノズル16がマルチ風味注出バルブ(図示せず)である特定の実施形態では、ノズル16は、貯蔵容器12のうちのいくつかまたは全てに流体接続する流れ指示器(flow director)(図
示せず)を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ノズル16は、貯蔵容器のうちのいくつかまたは全てに流体接続するマルチ導管(図示せず)を有する第3の流れアセンブリー(図示せず)をさらに含んでいてもよい。特定の実施形態では、第3の流れアセンブリーは、流れ指示器からの流体の流れおよび導管からの流体の流れが互いに交わるか隣接して構成されるように流れ指示器に隣接して配置されていてもよい。そのような配置により、貯蔵容器の内容物を混合して選択された飲料を生成することができる。多導管は、流量を変えるために異なる大きさおよび構成を有していてもよい。流れ指示器および第3の流れアセンブリーの好適な例が米国特許出願第11/276,551号の
図1および
図4に例示されている。本発明の実施形態での使用に適したディスペンサおよび他の注出ノズルの例は、米国特許庁に2007年3月6日に出願され、「飲料ディスペンシングシステム(Beverage Dispensing System)」と題する、共同所有の米国特許出願第11/276,550号に記載されている。
【0055】
本発明の特定の実施形態によれば、ユーザーインターフェイス14は、必要な貯蔵容器に適当な材料を注出するように命令するためのキーパッド、タッチパッド、処理装置、記憶装置、制御装置など(それらに限定されない)のユーザー入力手段(図示せず)を含んでいてもよい。本発明の特定の実施形態によれば、ユーザーインターフェイス14は、ユーザーが、ユーザー入力手段を介して少なくとも2種の飲料、混合飲料、ランダムな飲料、風味、色および添加剤から選択することができるようにプログラムされていてもよい。
特定の飲料の選択だけでなく、ユーザーインターフェイス14の実施形態によって、ユーザー入力手段を介してユーザーが飲料成分の濃度および強度ならびに飲料のサイズを変更可能にし得る。また、他の実施形態では、ユーザーインターフェイス14は自動的な事前にプログラムされた選択を提供し得、ここでは、選択された製品の一態様として、特定の事前にプログラムされたレシピまたはランダム化レシピが要求され得る。いくつかの実施形態では、ユーザーインターフェイス14は、ユーザーがユーザー入力手段を介して少なくとも2種の飲料、少なくとも2種の飲料成分、混合飲料またはランダムな飲料から選択することができ、次に、ユーザーインターフェイスが、インターフェイス内に格納されたレシピまたは他の飲料パラメータに従って装置10の他の構成要素を操作して、注出される飲料の任意の量に対して予め定められた所定の比率で、ユーザーの選択に従って適当な飲料成分を連続的に送るようにプログラムされている。従って、そのような実施形態では、ユーザーが飲料の材料を変えることができる。いくつかの実施形態では、ユーザーは、好みに合わせて、飲料または添加剤の強度も変えることができる。このようにして、本発明のいくつかの実施形態では、ユーザーは、飲料の全「レシピ」を提案することができる。従って、本発明の特定の実施形態によれば、装置10によって、ユーザーは、好みに合わせて飲料の材料を変えることによって所望どおりに多種の飲料を創出して混合させることができる。
【0056】
本発明の特定の実施形態によれば、ユーザーインターフェイス14は、ユーザーが選択された色および/または風味を有する選飲択された料を要求するためにユーザーインターフェイスと無線で通信できるように、無線信号受信機(図示せず)および/または無線信号送信機(図示せず)(それらに限定されない)を含んでいてもよい。また、ユーザーインターフェイス14の特定の実施形態は、ユーザーが現金の代わりとなる様々な方法を用いて飲料を購入することができる、プリペイドカードリーダー、クレジットカードリーダー、デビットカードリーダー、スマートカードリーダー(これらに限定されない)などのカードリーダー(図示せず)を含み得る。また、ユーザーインターフェイス14のいくつかの実施形態は、所望でない選択を回避するための親による制限装置を含んでいてもよい。
【0057】
図2は、本発明の一実施形態に従って飲料を選択するために使用されるユーザー入力手段20を含むユーザーインターフェイス14を示す。ユーザー入力手段20は、選択された製品の様々な成分および選択肢に対応する様々なボタン22を有するキーパッドであってもよい。従って、図示のように、第1の行のボタンは着色料(C
1、C
2...C
N)に対応し得、第2の行のボタンは風味剤(F
1、F
2...F
N)に対応し得、第3の行のボタンは飲料(B
1、B
2...B
N)に対応し得、第4の行のボタンは添加剤(A
1、A
2・・・A
N)に対応し得、第5の行のボタンは大きさ(S
1、S
2・・・S
N)に対応し得、第6の行のボタンは、流量(F)、混合飲料(Y)またはランダム化プログラム(Z)などの他の様々な選択肢に対応し得、第7の行のボタンは事前にプログラムされたレシピ(R
1、R
2・・・R
L)(例えば、ブランド飲料)に対応し得、最後に、全ての選択がなされると飲料を最終的に注出するためのボタン(P)がある。一実施形態では、混合飲料の選択肢の選択によって、使用可能なボタン、例えば、飲料(B
1、B
2...B
N)および事前にプログラムされたレシピ(R
1、R
2・・・R
L)に対応するボタンから、混合される飲料の選択が可能となり得る。
【0058】
当然のことながら、他の実施形態は、より少ないボタン、省略された型のボタン、より多くのボタンおよび異なる機能用のボタン、例えば、選択を取り消すためのボタンまたは栄養成分を表示するためのボタンを含んでいてもよい。例えば、他の実施形態では、ユーザー入力手段20は、タッチスクリーン色スペクトルから選択された色の強度または色相を示す色スペクトルなどの強度インジケータを含むタッチスクリーンパネル(図示せず)であってもよい。一実施形態では、混合飲料の選択肢の選択によって、混合される飲料のみが表示されるようにタッチスクリーンパネルのスクリーンを変化させてもよい。
【0059】
他の実施形態によれば、ユーザー入力手段20は、ディスペンサの統計値などの情報を表示するため、あるいはトラブルシューティングなどの情報をユーザーに伝えるための発光ダイオード(LED)ディスプレイ、グラフィカルインターフェイスまたは通信装置を含むディスプレイ(図示せず)または通信手段(図示せず)(それらに限定されない)を含み得る。例えば、選択された飲料に対して提案された添加剤をユーザーに伝えるLEDディスプレイまたはライトが存在していてもよい。また、いくつかの実施形態では、ディスプレイは、事前にプログラムされたレシピまたはランダム化プログラムの成分を表示し得る。
【0060】
上述のように、インターフェイス14は、ユーザー入力手段が様々なボタン22を有するキーパッドであるユーザー入力手段20を含み得る。装置10から注出される飲料の事前にプログラムされた大きさ(S
1、S
2・・・S
N)を示す大きさに対応する少なくとも1つのボタン22が存在していてもよい。本発明の特定の実施形態によれば、注出される飲料の実際の量または相対量は、適宜に調整または設定され得る。事前にプログラムされた量ではなく連続流の選択肢を提供する、流量(F)に対応する少なくとも1つのボタン22が存在していてもよい。所望の選択がなされると、ユーザーは、選択された飲料成分を有する選択された飲料を注出するためのボタン22(P)を選択することができる。
従って、本明細書には記載されていない追加の要素を提供する他の実施形態では他のボタン22が存在してもよい。装置10およびユーザー入力手段20の操作に関するさらなる詳細については、2007年3月6日に米国特許庁に出願され、「酸および酸分解性成分を含む組成物および/または複数の選択可能な成分を含む組成物を製造する方法および装置(Methods and Apparatuses for Making Compositions Comprising an Acid and an Acid Degradable Component and/or Compositions Comprising a Plurality of Selectable Components)」と題する、共同所有の米国特許出願第11/276,553号に記載され
ている。
【0061】
本発明のいくつかの実施形態は、個別の選択、事前にプログラムされた選択、ランダムな選択またはそれらの組み合わせによって生成され得る、選択された色および/または風味を有する飲料、混合飲料およびランダムな飲料を提供する方法および装置を提供する。
従って、本発明のいくつかの実施形態は、製造者およびユーザーも同様に、そのような選択肢が以前は利用可能ではなかった販売促進製品、新規製品などの恩恵を享受することができる広範囲な選択肢を提供する。
【0062】
発明を実施するための形態で引用された全ての文献は、関連部分において参照により本明細書に組み込まれ、任意の文献の引用は、それが本発明に関する先行技術であることを承認するものとして解釈されるべきではない。本明細書内の用語の任意の意味または定義が参照によって組み込まれる文献内の用語の任意の意味または定義と矛盾する限りにおいて、本明細書内の用語の意味または定義が適用されるものとする。
【0063】
当然のことながら、上記は、本発明の特定の実施形態に関するものであり、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱しない多くの変形が可能である。