【文献】
3GPP TS 36.213 V10.5.0,2012年 3月,pp.43-74,URL,http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.213/36213-a50.zip
【文献】
"Signaling and Configuration of CSI-RS"[online],3GPP TSG-RAN WG1#62 R1-104797,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_62/Docs/R1-104797.zip,2010年 8月27日
【文献】
Intel Corporation,"DL control signaling for DL CoMP"[online],3GPP TSG-RAN WG1♯67 R1-113937,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_67/Docs/R1-113937.zip,2011年11月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信するステップと、
他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断するステップと
をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信するステップと、
他の全てのサービングセルについてのCSIを中断するステップと
をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
無線通信測定およびチャネル状態情報(CSI)フィードバックのためにユーザ機器(UE)を設定するネットワークコンポーネントによって実行される方法であって、前記方法は、
対応する非ゼロ電力CSI参照信号(CSI-RS)リソースを指定する第1のインデックスと、対応するゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第2のインデックスと、対応する干渉測定用CSI-RSリソースを指定する第3のインデックスと、対応するチャネル品質インジケータ(CQI)報告を指定する第4のインデックスとを、前記UEに、送信するステップと、
前記第4のインデックスによって指定された前記CQI報告設定に従って、対応する周期的CQI報告を指定する第5のインデックスを、前記UEに、送信するステップと
を含む、ことを特徴とする方法。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、前記UEから、受信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、前記UEから、受信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
前記プログラミングが、同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信し、他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断する命令をさらに含む、ことを特徴とする請求項7に記載のUE。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信し、他の全てのサービングセルについてのCSIを中断する命令をさらに含む、ことを特徴とする請求項7に記載のUE。
無線通信測定およびチャネル状態情報(CSI)フィードバックのためにユーザ機器(UE)を設定するネットワークコンポーネントであって、前記ネットワークコンポーネントは、
プロセッサと、
前記プロセッサによる実行用のプログラミングを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラミングが、対応する非ゼロ電力CSI参照信号(CSI-RS)リソースを指定する第1のインデックスと、対応するゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第2のインデックスと、対応する干渉測定用CSI-RSリソースを指定する第3のインデックスと、対応するチャネル品質インジケータ(CQI)報告を指定する第4のインデックスとを、前記UEに、送信する命令と、
前記第4のインデックスによって指定された前記CQI報告設定に従って、対応する周期的CQI報告を指定する第5のインデックスを、前記UEに、送信する命令と
を含む、コンピュータ可読記憶媒体とを備える、ことを特徴とするネットワークコンポーネント。
前記プログラミングが、同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、前記UEから、受信する命令をさらに含み、または前記プログラミングが、同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、前記UEから、受信する命令をさらに含む、ことを特徴とする請求項10に記載のネットワークコンポーネント。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信し、他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断するように構成されたモジュールをさらに備える、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、あるサブフレームにおいて前記ネットワークに送信し、他の全てのサービングセルについてのCSIを中断するように構成されたモジュールをさらに備える、ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応する前記CSI報告との間でコリジョンがあった場合、前記第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告を、前記UEから、受信するように構成されたモジュールをさらに備える、請求項16に記載の装置。
同一の優先度の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、前記第5のインデックスの同一の値を用いた前記CQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告を、前記UEから、受信するように構成されたモジュールをさらに備える、請求項16に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
現時点推奨の実施形態の構成および利用について以下に詳細に述べる。しかしながら、本発明が、多種多様な特定の状況で具現され得る、多くの適用可能な発明上の概念を提供していることを理解されるべきである。本明細書に示した特定の実施形態は、発明を構成し使用するための特定の方法を例示するものに過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。
【0012】
直交周波数分割多重方式(OFDM)システムでは、周波数帯域幅が、周波数領域において複数のサブキャリアに分割される。時間領域において、1つのサブフレームが、複数のOFDMシンボルに分割される。OFDMシンボルは、複数の経路遅延によるシンボル間干渉を避けるためのサイクリックプレフィックスを有していてもよい。あるリソース要素は、1つのサブキャリアおよび1つのOFDMシンボルにおける時間-周波数リソースによって規定される。データチャネルであるPDSCHおよび制御チャネルであるPDCCHなどの参照信号および他の信号は、時間-周波数領域の異なるリソース要素において直交および多重化されている。さらには、信号は、変調され、リソース要素にマッピングされる。各OFDMシンボル毎に逆フーリエ変換を用いて、周波数領域の信号が、時間領域の信号に変換され、シンボル間干渉を避けるために追加されたサイクリックプレフィックスを付けて送信される。
【0013】
図1は、2つのアンテナポートのための通常のサイクリックプレフィックス(CP)を付けたOFDMシンボルを用いる、CSI-RSパターン100の例を示している。0から13までの符号が付けられた14のOFDMシンボルが存在する。CSI-RSパターン100は、無線ネットワークからUEにシグナリングされる。シンボル0から6は偶数スロットに対応し、シンボル7から13は奇数スロットに対応している。0から11までの符号が付けられた12のサブキャリアが存在する。CSI-RSパターン100は、周波数領域においてシフトすることによって得られる3つのパターンを備えている。各パターンは、複数のリソース要素またはブロックを含み、ここでは、各リソースブロックが、1つのサブキャリアおよび1つのシンボルに対応している。3つのパターンが、異なる3つの対応するシェーディングパターン(2つの斜線シェーディングパターンおよび1つのダイヤモンドシェーディングパターン)によって表されている。2つのアンテナポートを用いた他のパターンが、(例えば、灰色にシェーディングされた任意のブロックにおいて)得られてもよい。各パターンにおいて、番号「0」はUEの第1のアンテナポート(アンテナポート0)を指定し、番号「1」はUEの第2のアンテナポート(アンテナポート1)を指定している。
図2は、4つのアンテナポートのための通常のCPを付けたOFDMシンボルを用いている、CSI-RSパターン200の例を示している。各パターンにおいて、番号「0」、「1」、「2」、および「3」は、4つの対応するアンテナポートを指定している。
図3は、8つのアンテナポートのための通常のCPを付けたOFDMシンボルを用いている、CSI-RSパターン300の例を示している。各パターンにおいて、番号「0」から「7」は、8つの対応するアンテナポートを指定している。拡張CPを付けた他のCSI-RSパターンは、同様に規定され得る。
【0014】
上述したパターンの各々のリソース要素は、リソースブロック毎に(k', l')によって表されてもよい、ここで、k'およびl'の対は、物理リソースブロック(PRB)におけるサブキャリアの番号と、シンボル番号とをそれぞれ指定している。CSI-RSパターン100、200、および300は、無線ネットワークによって、例えば、基地局(BS)またはE-UTRANのNode-B(基地局)によって、UEにシグナリングされる。CSI-RSポート番号およびCSI-RS設定も、リリース10においては、専用のより高位レイヤのシグナリングを介して、UEにシグナリングされる。ポートの数は2ビットデータを用いてシグナリングされ、CSI-RS設定は5ビットデータを用いてシグナリングされる。
【0015】
CSI-RSは、CRSと比較して、低密度である。CSI-RS伝送のサブフレームは、デューティサイクルおよびサブフレームオフセットによって規定される。例えば、デューティサイクルは、5ミリ秒(ms)、10ms、20ms、40ms、または80msとなり得る。CSI-RSに関するサイクルおよびサブフレームオフセットも、リリース10においては、専用のより高位レイヤのシグナリングを介して、UEにシグナリングされる。UEの機能(例えば、UEのリリース)が、任意の利用可能な伝送モードにおける全ユニキャストPDSCH伝送のために、基地局またはBSによって知るところとなった後に、リリース10のUEは、CSI-RSリソース要素(RE)周辺のPDSCHのレートマッチングを行ってもよい。例えば、表1は、リリース10のUEが伝送モード9に設定された場合、UEが使用しているCQI/PMIフィードバック測定のための(1、2、4、または8つのアンテナポート用の)CSI-RSを示している。
【0017】
ここに組み込まれる3GPPのリリース10によれば、複数の非ゼロ電力CSI-RSリソースの設定は、以下のパラメータ:antennaPortsCountt、resourceConfig、subframeConfig、およびPcを設定することを含む。
【0018】
CSI-RSは、隣接セルのPDSCHによって干渉を受ける場合がある。したがって、PDSCHのREのミューティングは、隣接セル(s)のCSI-RSに対する干渉を低減するように使用され得る。このことは、リリース10のゼロ電力CSI-RSリソース(例えば、ミューティングリソース)を使用することによって行われてもよい。リリース10のUEのミューティングパターンを通知するシグナリングが存在する。したがって、リリース10のUEは、PDSCHの受信時にミューティングされたリソース要素を破棄する。ゼロ電力CSI-RSリソースは、16ビットのビットマップによって設定され、シグナリングされる。各ビットは、4ポートCSI-RSパターンを表している。ビット1は、4ポートCSI-RSパターンがミューティングされていることを指定し、ビット0は、4ポートCSI-RSパターンがミューティングされていないことを指定している。ミューティングは、隣接セルのCSI-RSに対する干渉を低減するためであるにもかかわらず、現在のセルのミューティングパターンと隣接セルのCSI-RSパターンとの間に、直接な関係が存在しなくてもよい。すなわち、ミューティングパターンは、独立してセルに設定され得る。リリース10のTS36.331v10.4.0に記載されているように、非ゼロ電力およびゼロ電力CSI-RSリソースは、表2および3に従ってシグナリングされ得る。
【0021】
システムおよび方法の実施形態は、無線通信のための参照信号およびCSIフィードバックを、シグナリングまたは指定することを目的として提供される。実施形態は、UE固有のリソース(例えば、CSI-RSリソース)に基づいた信号/チャネル/干渉測定およびCSIフィードバックのためのシグナリング方法およびシステムの様々な態様および詳細を含む。システムおよび方法は、その全体を参照により本明細書に組み込まれる、「System and Method for Wireless Communications Measurements and CSI Feedback」と題するWeimin Xiaoらにより2012年12月31日に出願された米国特許出願第13/732,129号において提供されるさらなる実施形態およびその詳細を含む。実施形態は、CSI-RSリソースおよびCRSリソースのためのインデックス処理方法を含む、例えば、どのリソースについてUEが信号/チャネル/干渉測定を実行するかを指定する方法を含む。CSI-RS/CRSリソースは、複数のリソース間で判別するためにインデックス処理され得る。実施形態は、干渉測定のために設定された非ゼロ電力CSI-RSリソースから信号が取り除かれているかどうかを指定するシグナリング、およびフィードバック方法も含む。
【0022】
インデックス処理方法およびシグナリングは、信号/チャネル測定ベースのCSI-RSを設定し、干渉測定ベースのCSI-RS設定し、CQI報告を設定するために使用される。これは、信号測定用CSI-RSリソースサブセットと、干渉測定用CSI-RSリソースサブセットとに各CQI報告を関連付けるインデックス処理スキームを含む。ネットワークによるCQI報告のインデックス処理およびUEへのインデックスのシグナリングは、UEがこれらのCQI報告の相対的優先度を識別できるようにするための1つの方法である。それゆえ、コリジョンがあった場合、UEは、ネットワーク側の把握と一致するようにどのCQI報告を送信する(そして他の報告を中断する)のかを理解している。開示した実施形態は、測定/CSIのフィードバック/伝送のさらなる自由度をもたらし、例えば、多地点協調(CoMP)およびヘテロジニアスネットワーク(HetNet)のための、伝送スキームの新たなタイプをサポートすることを可能としている。例えば、eICIC(Enhanced Inter-Cell Interference Control)をベースにしたリリース10のABS(Almost Blank Subframe)は、eICICに使用されていた従来技術(例えば、リソース制限測定)を使わないCSIフィードバックを、CoMPによって実現され得る。
【0023】
信号/チャネル測定に関しては、E-UTRANのNode B(基地局)は、リリース11のUEのためのCSI報告が、専用シグナリングによって、信号/チャネル測定のために0、1つ、または複数の非ゼロ電力CSI-RSリソースを用いて設定されることを可能とし得る。リリース11のUEに対する専用シグナリングによってCSI報告のための信号/チャネル測定用非ゼロ電力CSI-RSリソースが全く設定されていないまたは0であった場合、UEはCRSに基づいたCSI報告のための信号/チャネル測定を実行することになる。
【0024】
ある実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースの総数が、専用シグナリングによって設定される。別の実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースの最大数が、標準規格において、例えば、2、3、4、またはそれ以上に、事前に規定されている。基地局/移動管理エンティティ(MME)/CoMPセットコントローラは、専用シグナリングを介して、実際の最大数をさらに制限するように選択してもよい。例として、標準規格が最大数を4と事前に規定していても、CoMPセットコントローラはそれに制御されている基地局の全てに実際の最大数を2とすることをシグナルしてもよいし、基地局が専用シグナリングを介してUEの全てに通知してもよい。別の実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースの最大数に対して無制限と規定され/シグナリングされていても、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースの実際の最大数が、例えば、リリース11のUEに使用されるCSI-RSリソースの総数によって、実質的に制限されてもよい。
【0025】
ある実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースにおけるポートの総数が、専用シグナリングによって設定される。別の実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースにおけるポートの最大数が、標準規格において、例えば、16、32、またはそれ以上に、事前に規定されている。基地局/MME/CoMPセットコントローラは、専用シグナリングを介して、実際の最大数をさらに制限するように選択してもよい。例として、標準規格が最大数を32と事前に規定していても、CoMPセットコントローラはそれに制御されている基地局の全てに実際の最大数を8とすることをシグナルし、基地局が専用シグナリングを介してUEの全てに通知してもよい。別の実施形態においては、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースにおけるポートの最大数に対して無制限と規定され/シグナリングされていても、信号/チャネル測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースにおけるポートの実際の最大数が、例えば、リリース11のUEに使用されるCSI-RSリソースにおけるポートの総数によって、実質的に制限されてもよい。
【0026】
ある実施形態においては、リリース11のUEに対する信号/チャネル測定を設定する専用シグナリングが、CSI-RS設定とともにシグナリングされ得る。例として、CSI-RS設定には、どのCQI報告に関してこのCSI-RSリソースが信号/チャネル測定に使用されるのかを指定するためにフィールドが追加されている。CQI報告が、別々のシグナリングにおいて設定されてもよいしインデックス処理されてもよい、そして、その指定はCQI報告のインデックスに基づき得る。この場合においては、専用シグナリングは、CSI-RSリソースが無線リソース管理(RRM)/無線リンクモニタリング(RLM)測定に使用されているかを指定してもよい。しかしながら、CSI-RSリソースが変更/追加/削除された場合、CQI報告が再設定される必要もあり得る。CQI報告が再設定/追加/削除される必要がある場合も、いくつかのCQI設定情報がCSI-RS設定を用いてシグナリングされるので、CSI-RS設定が再シグナリングされる必要があり得る。
【0027】
ある実施形態においては、リリース11のUEに対する信号/チャネル測定を設定する専用シグナリングが、CQI報告設定とともにシグナリングされ得る。例として、CQI報告設定には、どの非ゼロ電力CSI-RSリソースがこのCQI報告に関する信号/チャネル測定に使用されるのかを指定するためにフィールドが追加されている。非ゼロ電力CSI-RSリソースが、別々のシグナリングにおいて設定されてもよいしインデックス処理されてもよい、そして、その指定はリソースのインデックスまたはリソースのX値に基づき得る。この場合においては、CQI報告のみが再設定/追加/削除されているならば、CSI-RS設定を再シグナルする必要はなくてもよい。ある実施形態においては、リリース11のUEに対する信号/チャネル測定を設定する専用シグナリングが、CQI/CSI-RS設定シグナリングから独立してシグナリングされ得る、そのCQI/CSI-RS設定シグナリングは、CQI報告を信号/チャネル測定のための関連CSI-RSリソースと関連付けるビットマップ、または信号/チャネル測定のためのCSI-RSリソースを関連CQI報告と関連付けるビットマップであってもよい。その指定は、リソースのインデックスまたはリソースのX値、およびCQI報告のインデックスに基づき得る。この場合においては、CQI報告のみが再設定/追加/削除されているならば、CSI-RS設定を再シグナルする必要はなくてもよい。
【0028】
リリース11のUEは、シグナリングが見つかった場合、CSI報告のために専用シグナリングによって指定されたRS(CRS、CSI-RSを含む)リソースのみについてCSI報告のためのチャネル/信号/RRM/RLM測定を実行するようにしてもよい、さもなければCRSのみについて実行する。さらに、リソース制限測定サブセットが、信号/チャネル測定リソースを制限するためにシグナリングされている場合は(ただし、3GPPでは一般的にリソース制限測定は、干渉測定リソースを制限するためだけであり、信号/チャネル測定リソースを制限するためではないことを留意されたい)、UEが、指定されたサブセット内の信号/チャネル測定をさらに制限することになる。ある実施形態においては、基地局がUEのために3つの非ゼロ電力CSI-RSリソースを設定してもよいし、非ゼロ電力CSI-RSリソースが信号測定のためのCQI報告(干渉測定についても)に関連付けられていなくてもよい。そのような場合には、UEは、さもなければ基地局によってシグナリングされるまで、このリソースについてチャネル/信号/RRM/RLM測定を実行しないことになる(干渉測定も実行しない)。例えば、UEがPDSCHを受信し復調/変調する際に、UEは、非ゼロ電力CSI-RSリソースとして指定されているがどのCQIとも関連付けられていないREのレートマッチングおよび/または破棄を実行することになる。これらのREについて、基地局は、シグナリングされたCSI-RSの内容に制限されない信号を送信することを決定してもよいし、しかしながら、(他の地点/セルからのCSI-RSリソースがこの地点/セルからの干渉無しに送信することができるように)ブランクとすることを選択してもよいし、また(例えば、他の地点/セルからのCSI-RSリソースがこの地点/セルからの望ましい干渉を見込み、UEが望ましい干渉測定を実行できるように)特別な信号を送信することを選択してもよい。
【0029】
例えば、HetNet eICICでは、ピコUEが、CSI-RSリソースについての測定に基づいて、マクロミューティング付きCQIおよびマクロ干渉付きCQI報告する必要がある場合があり得る。UEがマクロミューティングに関連付けられたCSI-RSリソースについて干渉を測定する場合、マクロはABSに存在する必要はない。しかしながら、マクロは、対応するREについてブランクとする必要があり、マクロUEがこれらのRE周辺のレートマッチングができるように、どのCQI報告にも関連付けられていない非ゼロ電力CSI-RSリソースとして、これらのREに注目することも選択できる。同様に、UEがマクロ干渉に関連付けられたCSI-RSリソースについて干渉を測定する場合、マクロは非ABSに存在する必要はない。しかしながら、マクロは、対応するREについて任意の選択信号を送信してもよいし、マクロUEがこれらのRE周辺のレートマッチングができるように、どのCQI報告にも関連付けられていない非ゼロ電力CSI-RSリソースとして、これらのREに注目することも選択できる。
【0030】
同様に、FeICIC(Further Enhanced Inter-Cell Interference Control)では、低減した電力を用いてピコUEがマクロ干渉に関連付けられたCSI-RSリソースについて干渉を測定する場合、マクロはABSに存在する必要はないが、対応するREについて低減した電力で送信してもよい。マクロは、マクロUEがこれらのRE周辺のレートマッチングができるように、どのCQI報告にも関連付けられていない非ゼロ電力CSI-RSリソースとして、これらのREに注目することを選択できる。同様に、CBB(Coordinated Beam Blanking)または他の半静的に設定された干渉調整スキームでは、空間/ビームフォーミング/ビームブランキングパターンを用いてUEがマクロ干渉に関連付けられたCSI-RSリソースについて干渉を測定する場合、マクロはパターンに従ってPDSCHを送信する必要はない。しかしながら、マクロは、対応するREについてパターンに従って送信してもよいし、マクロUEがこれらのRE周辺のレートマッチングができるように、どのCQI報告にも関連付けられていない非ゼロ電力CSI-RSリソースとして、これらのREに注目することも選択できる。すなわち、どのCQI報告にも関連付けられていない非ゼロ電力CSI-RSリソースを設定することとは、基地局がそのUEの操作に影響を与えることなくこれらのREについて望ましい干渉を「エミュレート」または「無視」することを可能とする方法のことである。このことは、基地局が、後方互換性がない可能性があるこれらのREについて操作することを可能とする方法でもある。すなわち、CQI報告に使用されていないUEに非ゼロ電力CSI-RSリソースをシグナリングすることが、ネットワークがUEの挙動に影響を与えることなく、REミューティング、または干渉エミュレーション、または非互換性の伝送を透過的に実行するための方法である。以下に記載しているように、そのようなことを行う他の方法に、CQI報告に使用されていないUEにゼロ電力CSI-RSリソースをシグナルすることがある。本目的のために非ゼロ電力CSI-RSリソースを使用することに関する問題は、非ゼロ電力CSI-RSリソースが、ゼロ電力CSI-RSリソースと比べて、(例えば、周期性、サブフレームオフセット、アンテナポートの数に関して)自由度がかなり高く設定されるようにできるが、より高いシグナリングオーバーヘッドを生じる可能性があることである。
【0031】
さらには、リリース11のUEは、CSI報告のためのチャネル/信号測定に用いられるシグナリングされたCSI-RSリソースが、(シグナリングされている場合、各リソース制限測定サブセット内の)1つのチャネル/信号状態に対応していることを想定していてもよい。チャネル/信号測定ためにリリース11のUEにシグナリングされたCSI-RSリソースは、一意なCSI-RSインデックスに、明示的にまたは暗黙的に関連付けられ得る。例として、CRSリソースは、暗黙的に0としてインデックス処理される。いくつかの実施形態においては、基地局(またはネットワーク)は、0(設定なし)、1、またはそれ以上のP
c値を用いて非ゼロ電力CSI-RSリソースが設定されるようにすることができる。Pcは、UEがCSIフィードバックを導出する際のCSI-RS EPREに対するPDSCH EPREの想定される比であり、1dBのステップサイズで[-8、15]dBの範囲の値をとる、ここで、PDSCH EPREは、TS 36.213のTable 5.2-2およびTable 5.2-3にて規定されているように、そのシンボルに関してセル固有のRS EPREに対するPDSCH EPREの比がρ
Aによって表されるシンボルに相当する。すなわち、P
c値は関連CQI報告を計算するためにUEによって使用され、たとえCQIフィードバック値が共通のチャネル/信号/干渉測定リソースに基づいていたとしても、異なるP
c値は異なるCQIフィードバック値となり得る。複数のCQI報告の可能性があるが、同一の非ゼロ電力CSI-RSリソースがこれらのCQI報告の信号/チャネル測定のために設定されていない場合、2つ以上のP
c値が同一の非ゼロ電力CSI-RSリソースに関して設定されるようにすることで、UEがCQI報告固有のP
c値を用いて各CQI報告を計算することが可能となる。1つまたはそれ以上のP
c値が非ゼロ電力CSI-RSリソースに関連付けられるようにすることの他の利点は、このリソースがリソース制限測定のために2つの異なるCQI報告を生成するために使用されてもよい、すなわち、各CQI報告がP
c値に関連付けられてもよいことにある。P
c値も非ゼロ電力CSI-RSリソースに設定されていない場合、UEは、CSI-RSのRE周辺のレートマッチングを実行することになる。CSI-RSのREs周辺のレートマッチングを実行するUEにシグナルするための他の方法が、そのことを指定するビット、またはこのCSI-RSリソースにCQI報告を関連付けないことなどによって用いられてもよい。
【0032】
干渉測定に関しては、3GPPにおいて、非ゼロ電力CSI-RSリソースまたはゼロ電力CSI-RSリソース、干渉測定リソースを目的としてその双方、のいずれかを用いることが提案されていた。ゼロ電力CSI-RSリソースが干渉測定に使用される場合、各干渉測定リソースが、ゼロ電力CSI-RSリソース内の4つのREのリソースであり、ゼロ電力CSI-RSリソースの16ビットのビットマップのうちの1つのビットに関連付けられることが一般的に提案されていた。このような4つのREの測定リソース部は、干渉測定リソース(IMR)、またはチャネル状態情報干渉測定(CSI-IM)リソース、またはゼロ電力干渉測定用CSI-RSリソースとも称されてもよい。ある実施形態においては、基地局は、0、1つ、または複数の非ゼロ電力CSI-RSリソース、および/または0、1つ、または複数のゼロ電力CSI-RSリソースが、専用シグナリングによってCSIフィードバックのための干渉測定ためにリリース11のUEに設定されることを可能とし得る。ある実施形態においては、干渉測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはゼロ電力CSI-RSリソースの総数が、専用シグナリングによって設定される。ある実施形態においては、干渉測定のためにリリース11のUEに使用されるゼロ電力CSI-RSリソースの総数が、専用シグナリングによって設定される。ある実施形態においては、リリース11のUEに使用されるゼロ電力CSI-RSリソース(干渉測定の目的に限定されない)の総数が、専用シグナリングによって設定される。このような総数のいずれの最大値も、標準規格に事前に規定されていてもよいし、以下のように規定されていてもよい。
【0033】
別の実施形態においては、干渉測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはゼロ電力CSI-RSリソースの最大数が、標準規格において、例えば、2、3、4、またはそれ以上に、事前に規定されている。基地局/MME/CoMPセットコントローラは、専用シグナリングを介して、実際の最大数をさらに制限するように選択してもよい。例として、標準規格が最大数を4と事前に規定していても、CoMPセットコントローラはそれに制御されている基地局の全てに実際の最大数を2とすることをシグナルしてもよい。基地局は、専用シグナリングを介してUEの全てに通知する。別の実施形態においては、干渉測定のためにリリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはゼロ電力CSI-RSリソースの最大数に対して無制限であることが規定され/シグナリングされる。しかしながら、非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび干渉測定のためにリリース11のUEに使用されるゼロ電力CSI-RSリソースの実際の最大数は、例えば、リリース11のUEに使用されるCSI-RSリソースの総数によって、実質的に制限されてもよい。
【0034】
ある実施形態においては、非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはリリース11のUEに使用されるゼロ電力CSI-RSリソースの総数が、専用シグナリングによって設定される。別の実施形態においては、非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはリリース11のUEに使用されるゼロ電力CSI-RSリソースの最大数が、標準規格において、例えば、2、3、4、またはそれ以上に、事前に規定されている。基地局/MME/CoMPセットコントローラは、専用シグナリングを介して、実際の最大数をさらに制限するように選択してもよい。例として、標準規格が最大数を4と事前に規定していても、CoMPセットコントローラはそれに制御されている基地局の全てに実際の最大数を2とすることをシグナルしてもよい。基地局は、専用シグナリングを介してUEの全てに通知する。別の実施形態においては、リリース11のUEに使用される非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/またはゼロ電力CSI-RSリソースの最大数に対して無制限であることが規定され/シグナリングされる。
【0035】
上述したように、いくつかの実施形態においては、ゼロ電力干渉測定用CSI-RSリソースの数の設定が、(干渉測定および/またはREミューティングおよび/または他の目的に使用され得る)ゼロ電力CSI-RSリソースの数の設定と関連していないようにすることが可能であってもよい。このことは、干渉測定に限定されない目的に使用されるゼロ電力干渉測定用CSI-RSリソースおよびゼロ電力CSI-RSリソースを設定することに高い自由度をもたらすので有用であるが、このことは、ゼロ電力干渉測定用CSI-RSリソースおよびゼロ電力CSI-RSリソースの別々のシグナリングという意味を含み得る。
【0036】
いくつかの実施形態においては、基地局は、リリース11のUEのためのCSI報告が、専用シグナリングによって、0、1つ、または複数の非ゼロ電力CSI-RSリソースおよび/または0、1つ、または複数のゼロ電力干渉測定用CSI-RSリソースを用いて設定されることを可能とし得る。リリース11のUEへの専用シグナリングによってCSI報告のための干渉測定用CSI-RSリソースが全く設定されていないまたは0であった場合、UEはCRSに基づいたCSI報告のための干渉測定を実行することになる。
【0037】
ある実施形態においては、リリース11のUEに対する干渉測定を設定する専用シグナリングが、CSI-RS設定とともにシグナリングされ得る。例として、CSI-RS設定には、どのCQI報告に関してこのCSI-RSリソースが干渉測定に使用されるのかを指定するためにフィールドが追加されている。CQI報告が、別々のシグナリングにおいて設定されてもよいしインデックス処理されてもよい、そして、その指定はCQI報告のインデックスに基づき得る。しかしながら、CSI-RSリソースが変更/追加/削除された場合、CQI報告が再設定される必要もあり得る。CQI報告が再設定/追加/削除される必要がある場合も、いくつかのCQI設定情報がCSI-RS設定を用いてシグナリングされるので、CSI-RS設定が再シグナリングされる必要があり得る。
【0038】
ある実施形態においては、リリース11のUEに対する干渉測定を設定する専用シグナリングが、CQI報告設定とともにシグナリングされ得る。例として、CQI報告設定には、どの(ゼロ電力または非ゼロ電力)CSI-RSリソースがこのCQI報告に関する干渉測定に使用されるのかを指定するためにフィールドが追加されている。干渉測定に使用されるCSI-RSリソースが、別々のシグナリングにおいて設定されてもよいしインデックス処理されてもよい、そして、その指定はリソースのインデックスに基づき得る。この場合においては、CQI報告のみが再設定/追加/削除されているならば、必ずしもCSI-RS設定を再シグナルする必要はなくてもよい。ある実施形態においては、リリース11のUEに対する干渉測定を設定する専用シグナリングが、CQI/CSI-RS設定シグナリングから独立してシグナリングされ得る、そのCQI/CSI-RS設定シグナリングは、CQI報告を干渉測定用関連CSI-RSリソースと関連付けるビットマップ、または干渉測定用CSI-RSリソースを関連CQI報告と関連付けるビットマップであってもよい。その指定は、リソースのインデックス、およびCQI報告のインデックスに基づき得る。この場合においては、CQI報告のみが再設定/追加/削除されているならば、必ずしもCSI-RS設定を再シグナルする必要はなくてもよい。
【0039】
さらには、リリース11のUEは、シグナリングが見つかった場合には、CSI報告のために専用シグナリングによって指定されたRS(CRS、CSI-RSを含む)リソースのみについてCSI報告のための干渉測定を実行するようにしてもよい、さもなければCRSのみについて実行する。さらに、リソース制限測定サブセットがシグナリングされている場合は、UEが、指定されたサブセット内の干渉測定をさらに制限することになる。ある実施形態においては、基地局がUEのために3つのCSI-RSリソースを設定してもよいし、CSI-RSリソースが信号測定のためのCQI報告および干渉測定に関連付けられていなくてもよい。そのような場合には、UEは、基地局によって新たにシグナリングされるまで、このリソースについてどんな測定も実行しないことになる。
【0040】
例えば、PDSCHの受信に対し、UEは、干渉測定用リソースとして指定されているがCQI報告とも関連付けられていないREのレートマッチングおよび/または破棄を実行することになる。これらのREについて、基地局は、シグナリングされたCSI-RSの内容に制限されない信号を送信することを決定してもよいし、しかしながら、(他の地点/セルからのCSI-RSリソースがこの地点/セルからの干渉無しに送信することができるように)何も設定しないことを選択してもよいし、また(例えば、他の地点/セルからのCSI-RSリソースがこの地点/セルからの望ましい干渉を見込み、UEが望ましい干渉測定を実行できるように)特別な信号を送信することを選択してもよい。非ゼロ電力CSI-RSリソースが干渉測定のためにリリース11のUEにシグナリングされる場合、UEは、干渉測定を実行した際にそのCSI-RSの信号を削除するかどうかを、専用シグナリングによって、通知もされる。このことは、専用シグナリングのビットを用いて指定されてもよい。さらには、干渉測定のためにリリース11のUEにシグナリングされたCSI-RSリソースは、一意なCSI-RSインデックスに、明示的にまたは暗黙的に関連付けられ得る。例として、CRSリソースは、暗黙的に0としてインデックス処理される。
【0041】
CSI設定および計算に関しては、基地局(またはネットワーク)は、1つまたは複数のCQI報告が、専用シグナリングによって、リリース11のUEに設定されることを可能とし得る。ある実施形態においては、リリース11のUEのためのCSI報告の総数が、専用シグナリングによって設定される。別の実施形態においては、リリース11のUEのためのCSI報告の最大数が、標準規格に事前に規定されている、例えば、高々2、3、4、またはそれ以上のリリース11のUEのためのCSI報告。別の実施形態においては、リリース11は、リリース11のUEのためのCSI報告最大数に対する制限を明示的に特定していない。いくつかの実施形態においては、基地局は、リリース11のUEのためのCSI報告が、報告周期、サブフレームオフセット、および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)モードを用いて周期的になるように、および/またはPUSCHモードを用いて非周期的になるように、専用シグナリングを介するなどにより設定されることを可能とする。
【0042】
複数のCQI報告が複数のCSI-RSリソースおよび場合によりCRSリソースに基づいてフィードバックされる場合、例として、専用シグナリング介した場合のように、CQI報告を参照信号と適切に関連付ける必要がある場合がある。同様の目的で、リリース11のUEに対し、基地局は、リリース10、または0、1つ、または複数の非ゼロ電力CSI-RSリソースの場合、CRSリソースの信号/チャネル測定に基づくとともに、リリース10、または0、1つ、または複数の非ゼロ電力および/またはゼロ電力CSI-RSリソースの場合、CRSリソースの干渉測定に基づいて、CQI報告が設定されることを可能とし得る。CQIをリリース11のUEのためのRSと関連付けるシグナリングがCQI報告に見つからなかった場合、UEはCRSに基づいてCQI報告を計算することになる。
【0043】
関連付けプロセスにおいて曖昧さが無いことを確保するために、明示的におよび/または暗黙的にインデックス処理(または、順序化)が採用される。このようなインデックス処理または順序化が実行される場合、基地局の専用シグナリングが、例えば、ビットマップ介した、CQI報告と参照信号との関連付けをUEに通知することができる。CQI報告は、一意なCQI報告インデックスに、明示的にまたは暗黙的に関連付けられる。CSI-RSリソースは、一意なCSI-RSインデックスに、明示的にまたは暗黙的に関連付けられる。CRSリソースは、暗黙的に0としてインデックス処理され得る。CQI報告とその測定リソースとの関連付けが、シグナリングにおいて、CQI設定シグナリングおよび測定リソース設定シグナリングから分離して設定されている場合、CQI報告のためのインデックス処理は有用であることを留意されたい。
【0044】
CSI-RSリソースのためのインデックス処理方法の実施形態は、信号および干渉についてのCSI-RSリソースを独立してインデックス処理することを含む。この方法において、信号測定用CSI-RSリソースの全てが、リストに含まれインデックス処理される。干渉測定用CSI-RSリソースの全てが、他のリストに含まれインデックス処理される。インデックスの最大ビット長は、例えば、信号リソースために2ビット、干渉リソースのために2または3ビットであってもよい。しかしながら、非ゼロ電力CSI-RSリソースが信号および干渉の双方に使用され得る場合、2つの場所にインデックス処理される必要があり、十分に効率的ではない。しかしながら、ゼロ電力CSI-RSリソースのみが干渉測定に使用されるようにできる場合、この効率性の問題は発生しない。ゼロ電力および非ゼロ電力CSI-RSリソースを独立してインデックス処理する他の方法においては、非ゼロ電力CSI-RSリソースの全てが、リストに含まれインデックス処理される、そしてゼロ電力CSI-RSリソースの全てが、他のリストに含まれインデックス処理される。インデックスの最大ビット長は、例えば、ゼロ電力リソースために2ビット、非ゼロ電力リソースのために2または3ビットであってもよい。CSI-RSリソースの全てを一緒にインデックス処理する、さらに別の方法においては、CSI-RSリソースの全てが、CSI-RSが測定に使用されているかどうかに関わらず(すなわち、CSI-RSリソースはCSIまたはRRM/RLMのどの測定とも関連付けされない)、CSI-RSが干渉および/または信号測定に使用されているかどうかに関わらず、そしてCSI-RSがゼロ電力または非ゼロ電力であるかどうかに関わらず、リストに含まれインデックス処理される。このことは、他の代替技術と比べ、数ビット節約するのに役立ち得る、最大ビット長は、例えば、2または3であってもよい。上述した実施形態の組み合わせも、使用され得るまたは可能となり得る。
【0045】
上述した方法においては、インデックスは、0、1、2、…など、連続的であってもよい。したがって、インデックスを明示的に定義する必要はなく、基地局およびUEはシグナリングの順序化に従うだけでよくなり得る。この連続的方法は、シグナリングにおいて、いくつかのビットを節約するのに役立ち得る。しかしながら、いずれかのCSI-RSリソースが追加/削除/置換され、再インデックス処理される必要がある場合、基地局はCSI-RSリソースの全リストをUEに再シグナルする必要があり得る。
【0046】
あるいは、インデックスは、1、9、5、…など、非連続的であってもよい。この場合においては、インデックスが明示的に定義される必要があり、インデックスとしてc
initを決定する際にX係数を再利用する(しかしながら、これは非ゼロ電力CSI-RSリソースのみに適用可能である)。この非連続的方法は、シグナリング設定においてさらにビットを必要とし得るが、いずれかのCSI-RSリソースが追加/削除/置換され、再インデックス処理される必要がある場合、CSI-RSリソースの全リストを再シグナルする必要がなくなり得る。さらに、リソースが追加/削除/置換されているかどうかを指定する追加ビットが必要なくなり得る(新規リソースが設定されたかおよび/またはインデックス処理されているかどうかを把握し得る)。例えば、インデックス9がCSI-RS設定のためにシグナリングされていたところに、インデックス9が再び後からシグナリングされている場合、UEはCSI-RSリソースが置換されたことを把握し得る。インデックス9が使用中ではないところに、インデックス9がシグナリングされている場合、UEはCSI-RSリソースが追加されたことを把握し得る。インデックス9が使用中であったところに、インデックス9がCSI-RS設定を用いずにシグナリングされている場合、UEはCSI-RSリソースが削除されたことを把握し得る。CRSリソースに対し、暗黙的に0としてインデックス処理されてもよい。セルID、例えば、または他の適した識別子に従って、明示的にインデックス処理されてもよい。あるいは、CRSは、インデックス処理される必要がなくても、例えば、非CoMPに対するCoMPなどの伝送モードに従って、使用される必要がなくてもよい。
【0047】
CQI報告のためのインデックス処理方法の実施形態は、周期的または非周期的CQI報告を独立してインデックス処理することを含む。基地局は、周期的CQI報告の全てをリストに含みそれらをインデックス処理し、非周期的CQI報告の全てをリストに含みそれらをインデックス処理してもよい。最大ビット長は、例えば、周期的報告のために2または3ビット、非周期的報告のために2または3ビットであってもよい。非周期的CQI報告のセットのトリガとして、PDCCHのCSI要求フィールドが使用され得る。リリース10では、フィールドビット長は2であり、キャリアアグリゲーション目的でもともと設計されている最大3つの非周期的CQI報告セット(その2ビットは、CSI報告のトリガ、非周期的報告セット#1、非周期的報告セット#2、非周期的報告セット#3に使用されない)をサポートしている。すなわち、リリース10のキャリアアグリゲーションにおいては、複数の非周期的CQI報告が存在していてもよく、その各々が1つのサービングセル用であり、上位レイヤのシグナリングが高々3つの値をとるインデックスを用いてその非周期的CQI報告の各々を割り当て、PDCCHのCSI要求フィールドが非周期的CQI報告セット指定している場合には関連非周期的CQI報告がトリガされる。このことは、CoMPに拡張されてもよい。リリース11のCoMPにおいては、複数の非周期的CQI報告が存在していてもよく、その各々が1つのCoMP伝送モード用(例えば、単一セル伝送、DPS/DPB、CS/CB、JTなど)であり、上位レイヤのシグナリングが高々3つの値をとるインデックスを用いてその非周期的CQI報告の各々を割り当て、PDCCHのCSI要求フィールドが非周期的CQI報告セット指定している場合には関連非周期的CQI報告がトリガされる。4つ以上の非周期的CQI報告インデックスが設定される必要がある場合、リリース10のPDCCH中の2ビットのCSI要求フィールドが3ビットに拡張される必要がある。CSI-RSのリソースインデックス処理と同様に、CQI報告のためのインデックスは連続的または非連続的であってもよいし、そのインデックスは暗黙的または明示的であってもよい。
【0048】
加えて、インデックス処理およびCSI-RSリソースとCQI報告との関連付けが、標準規格において規格化されていてもよい。例えば、CoMP測定セットが2つの地点(または2つのセル)を含んでいる場合、CQI報告およびCSI-RSリソースが、上述した表1の設定を用いて以下のように、インデックス処理され、関連付けられ得る。
(A)地点1は、設定3を用いて、CSI-RS:非ゼロ電力を送信する(表1参照)。地点1からの信号/チャネルを測定するために、UEの全てが地点1に接続されることを可能とすることを目的としている。
(B)地点2は、設定4を用いて、CSI-RS:非ゼロ電力を送信する。地点2からの信号/チャネルを測定するために、UEの全てが地点2に接続されることを可能とすることを目的としている。
(C)地点1は、設定4を用いて、CSI-RS:ゼロ電力(または非ゼロ電力)を送信する。地点1からの干渉無しに地点2からの信号/チャネルを測定するために、UEの全てが地点2に接続されることを可能とすることを目的としている。
(D)地点2は、設定3を用いて、CSI-RS:ゼロ電力(または非ゼロ電力)を送信する。地点2からの干渉無しに地点1からの信号/チャネルを測定するために、UEの全てが地点1に接続されることを可能とすることを目的としている。
(E)地点1が、設定5を用いて、CSI-RS:ゼロ電力(または非ゼロ電力)を送信する。地点2の干渉を含む干渉を測定するために、UEの全てが地点1に接続されることを可能とすることを目的としている。
(F)地点2は、設定6を用いて、CSI-RS:ゼロ電力(または非ゼロ電力)を送信する。目的は、地点1の干渉を含む干渉を測定するために、UEの全てが地点2に接続されることを可能とすることである。
【0049】
UEが、地点1および2を含むCoMPセットを有している場合、地点を制御する基地局がCSI-RSの全てをUEにシグナルしてもよいし、それらは、明示的または暗黙的方法で、それぞれ#1から#6としてインデックス処理される。標準規格または専用シグナリングは、以下のような表4の関連付けを指定し得る。
【0051】
上述したCSI-RSリソース#3および#4が設定され、UEにシグナリングされているにもかかわらず、それらはどのCQI報告においても使用目的で指定されない。UEは、これらのRE周辺のレートマッチングを実行する。したがって、基地局は、それらをゼロ電力または非ゼロ電力のいずれかとして設定し得る。それらがCSI-RSリソース#1および#2を用いてオーバーラップしている場合、それぞれがUEにシグナリングされる必要がなくてもよい。表4の例、それについてのどのような変更、または表の一部が、シグナリングオーバーヘッドを低減するため標準規格に規定されていてもよい。起こり得るCQI報告の全てが表中にリスト化されているが、基地局は、UEが報告するサブセットのみを選択してもよい。CoMPセットが3つ以上の地点/セルを含んでいる場合、その結果、テーブルは実質的に大きくなるが、専用シグナリングの残りの自由度を残している標準規格に表(または、表の一部)は変わらず準拠し得る。
【0052】
表4は、上記のようにCQI報告とCSI-RSリソースとを関連付ける。専用シグナリングの残りの自由度を残している、CQI報告を地点/セルに関連付ける、代替スキームが使用されてもよい。表5は、そのようなスキームの例を示している。
【0054】
表5の左上部(イタリック表記部分)は、2つの地点/セルが存在している場合に使用され得る。追加の専用シグナリングは、各地点/セルのためのCSI-RSリソースを特定することができ、そのCQI報告がフィードバックされる。このような表は、基地局/UEが表の情報をメモリに記憶する必要はないが特定のルール/パターンを用いて各エントリを取り出すことができるように、その特定ルール/パターンを用いて生成されてもよい。ルール/パターンは、単純な3値ベースの表現とすることができる。例えば、0が干渉に、1がミューティングに、2が信号に割り当てられる。したがって、4つのセル/地点についてのCQI報告の全ては、2222、2122、2022、1222、0222などのように表されてもよい。
【0055】
ある実施形態においては、リリース11のUEが専用シグナリングによってCSI-RSリソースに基づいて信号/チャネル/干渉測定を実行するように設定されている場合、周波数領域のCSI参照リソースは、導出されたCQI値に関係する帯域に対応するCSI参照信号のREのグループによって規定され、時間領域のCSI参照リソースは、(シグナリングされている場合、指定されたリソース制限測定サブセット中に)CQIのためのCSI-RSリソースを含む、ダウンリンクサブフレームにおいて制限される。さもなければ、リリース10の機構が使用されてもよい。あるいは、時間領域の参照リソースは、(シグナリングされている場合、指定されたリソース制限測定サブセット中に)CQIのためのCSI-RSリソースを含む、ダウンリンクサブフレームに基づいていてもよい、ただしCQIが最新の(4つのサブフレームの処理遅延を受ける)チャネル品質を反映できるように内挿/外挿が可能となっている。
【0056】
UEが2つ以上のサービングセルまたは2つ以上のCQI報告設定を用いて設定されている場合、UEは、任意の所与のサブフレームにおいて、1つのサービングセルまたは1つのCQI報告設定のみのCSI報告を送信する。リリース10の規格TS 36.213においては、キャリアアグリゲーションの場合についてのCSI報告のコリジョン対応が規定されており、そこでは、各キャリアに対し、PUCCHに1つの周期的CQI報告のみが存在するとされている。リリース11のCoMPにおいては、各キャリアがPUCCHに複数の周期的CQI報告を有していてもよいので、これは拡張されるべきである。所与のサブフレームにおいて、あるサービングセル(または、1つのCQI報告設定)の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)報告タイプ3、5、6、または2aを用いたCSI報告と、他のサービングセル(または、他のCQI報告設定)PUCCH報告タイプ1、1a、2、2b、2c、または4を用いたCSI報告とでコリジョンがあった場合、PUCCH報告タイプ(1、1a、2、2b、2c、または4)を用いた後者のCSI報告が、より低い優先度となり、中断される。所与のサブフレームにおいて、あるサービングセル(または、1つのCQI報告設定)のPUCCH報告タイプ2、2b、2c、または4を用いたCSI報告と、他のサービングセル(または、他のCQI報告設定)のPUCCH報告タイプ1または1aを用いたCSI報告とでコリジョンがあった場合、PUCCH報告タイプ1または1aを用いた後者のCSI報告が、より低い優先度となり、中断される。すなわち、UEは、より低い優先度に対応するCSI報告の全てを中断し、その優先度は、報告タイプによってのみ反映され、サービングセルインデックスまたはインデックス処理されたCQIによっては反映されない。
【0057】
所与のサブフレームにおいて、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告(または、別のCQI報告設定)間でコリジョンがあった場合、最低のServCellIndexを用いたサービングセルのまたは最低のCQIインデックスを用いたCQI報告設定のCSIが報告され、他の全てのサービングセルのまたは他の全てのCQI報告設定のCSIが中断される。いくつかの特定のケースについて以下に記載する。所与のサブフレームにおいて、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、別のCQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、最低のCQIインデックスを用いたサービングセルのCSIが報告され、他の全てのCQI報告設定のCSIが中断される。所与のサブフレームにおいて、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、同一のCQIインデックスに対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、最低のServCellIndexを用いたサービングセルのCSIが報告され、他の全てのサービングセルのCSIが中断される。所与のサブフレームにおいて、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、別のCQIインデックスに対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、最低のCQIインデックスを用いたCQI報告設定と最低のCQIインデックスを用いたサービングセルとのCSIが報告され、他の全てのサービングセルまたは他のCQIインデックスのCSIが中断される。いくつかの実施形態の方法が最後のケースで提案され得ることを留意されたい。ここで、最後のケースに記載事項に従うCSIが報告されるか、または最低のServCellIndexインデックスを用いたサービングセルにおいて最低のCQIインデックスのCSIが報告されるかする、各サービングセルがそれに割り当てられる複数のCQIインデックス有することができるという事実に起因してコリジョン対応を決定するために後者が2つのパラメータ(すなわち、ServCellIndexおよびCQIインデックスの双方)を必要とするのに対し、コリジョン対応を決定するために1つのパラメータ(すなわち、CQIインデックス)のみを必要としているので、前者が推奨される。
【0058】
ある実施形態においては、リリース10のリソース制限測定は、リリース11においても、独立して、またはCoMPのCSIフィードバックのための測定とともに、使用される。CoMPとともに使用される場合でも、上述した測定およびCSIフィードバックは、適切なサブセット制限を受けて適用可能である。他の実施形態においては、リリース10のリソース制限測定がリリース11ではサポートされていない、リリース10のリソース制限測定がCSI-RSベースのCSIフィードバックの形式でリリース11ではサポートされている、リリース10のリソース制限測定がCSI-RSベースのCSIフィードバックの形式でリリース11では拡張されている、リリース10のリソース制限測定がCSI-RSベースのCSIフィードバックとリリース11では組み合わされている、またはリリース10のリソース制限測定がCSI-RSベースのCSIフィードバックのサブセットとしてリリース11でサポートされる。
【0059】
図4は、参照信号およびCSIフィードバックを指定するための実施形態のスキーム400を示している。ステップ401において、基地局410(または他のネットワークコンポーネント)が、1つまたは複数のインデックスをUE420に送信またはシグナルする。1つまたは複数のインデックスは、対応する1つまたは複数のCSI-RSリソースおよび/またはCQI報告を指定する。1つまたは複数のインデックスが、対応する非ゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第1のインデックス、対応するゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第2のインデックス、対応する干渉測定用CSI-RSリソースを指定する第3のインデックス、および/またはCQI報告設定を指定する第4のインデックスを含んでいてもよい。インデックスは、第4のインデックスによって指定されたCQI報告設定に従って、対応する周期的CQI報告を指定する第5のインデックスも含んでいてもよい。インデックスは、第4のインデックスによって指定されたCQI報告設定に従って、対応する非周期的CQI報告を指定する第6のインデックスをさらに含んでいてもよい。
【0060】
ステップ402において、UE420が、基地局410に応答を返す。応答は、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、第5のインデックスの最低値を用いたあるサブフレームにおけるCQI報告設定のCSI報告を含む。UE420は、他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断する。加えてまたはそのかわりに、応答は、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、第5のインデックスの同一の値を用いたCQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、ServCellIndexの最低値を用いたあるサブフレームにおけるサービングセルのCSI報告を含んでいてもよい。UE420は、他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断する。応答は、第4のインデックスによって指定されたCQI報告設定に従って、あるサブフレームにおける対応する非周期的CQI報告を指定する第6のインデックスに関連したCSIを、第6のインデックスを指定するトリガシグナリングを受信する際に、含むこともできる。ステップ401/402における1つまたは複数のシグナルまたは応答は、例えば、単一のリストまたはメッセージにおいて、一緒に、または独立して、送信され得る。
【0061】
図5は、指定された参照信号に従うCSIフィードバックのための実施形態の方法500を示す。方法500は、基地局を介するなど、ネットワークを用いて通信するUEによって実行される。ステップ510において、UEが、1つまたは複数の対応する非ゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第1のインデックスの1つまたは複数の値と、1つまたは複数の対応するゼロ電力CSI-RSリソースを指定する第2のインデックスの1つまたは複数の値と、1つまたは複数の対応する干渉測定用CSI-RSリソースを指定する第3のインデックスの1つまたは複数の値と、1つまたは複数の対応するチャネル品質インジケータ(CQI)報告設定を指定する第4のインデックスの1つまたは複数の値とをネットワークから受信する。ステップ520において、UEが、第1のインデックスの値に対応する非ゼロ電力CSI-RSリソースと、第2のインデックスの値に対応するゼロ電力CSI-RSリソースとに関連付けられたRE周辺のPDSCHの復調のためのレートマッチングを実行する。ステップ530において、UEが、第1のインデックスの値によって指定されているように、信号測定用CSI-RSリソースについて信号/チャネルを測定する。ステップ540において、UEが、第3のインデックスの値によって指定されているように、干渉測定用CSI-RSリソースについて干渉を測定する。ステップ550において、UEが、第4のインデックスの値によって指定されたCQI報告設定に従って、CQI報告を生成する。ステップ560において、生成されたCQI報告が、UEによってネットワークへ報告される。他の実施形態においては、方法500のステップのうちの少なくともいくつかが、異なる順序で実行され得る。さらには、指定された参照信号に従うCSIフィードバックのための他の実施形態の方法が、上述したステップのうちのいくつかのみを含んでいてもよい。例えば、ステップ520および530がステップ510の後に行われるが、ステップ520がステップ530の後に行われてもよい。あるいは、方法は、ステップ520および530のうちの1つのみを含んでいてもよい。後続のステップについても同様の考慮がなされていてもよい。
【0062】
図6は、指定された参照信号に従うCSIフィードバックのためのUEによる他の実施形態の方法600を示す。方法600は、方法500のステップ510の後の処理である。ステップ610において、UEが、第4のインデックスの以前の送信値によって指定されたCQI報告設定に従って、対応する1つまたは複数の周期的CQI報告を指定する第5のインデックスの1つまたは複数の値を、ネットワークから、受信する。ステップ620において、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた同一サービングセルのCSI報告と、第5のインデックスの別の値を用いた別のCQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、UEは、第5のインデックスの最低値を用いたCQI報告設定のCSI報告をあるサブフレームにおいて返送し、UEは、他の全てのCQI報告設定についてのCSIを中断する。ステップ630において、同一の優先度のPUCCH報告タイプを用いた別のサービングセルのCSI報告と、第5のインデックスの同一の値を用いたCQI報告設定に対応するCSI報告との間でコリジョンがあった場合、UEは、ServCellIndexの最低値を用いたサービングセルのCSI報告をあるサブフレームにおいて返送し、UEは、他の全てのサービングセルについてのCSIを中断する。ステップ620および630についての具体的な時間的順序は、方法600において特定されない。他の実施形態においては、方法600のステップのうちの少なくともいくつかが、異なる順序で実行され得る。さらには、指定された参照信号に従うCSIフィードバックのためのUEによる他の実施形態の方法が、上述したステップのうちのいくつかのみを含んでいてもよい。例えば、ステップ620および630がステップ610の後に行われるが、ステップ620がステップ630の後に行われてもよい。あるいは、方法は、ステップ620および630のうちの1つのみを含んでいてもよい。後続のステップについても同様の考慮がなされていてもよい。
【0063】
図7は、指定された参照信号に従うCSIフィードバックのためのUEによる他の実施形態の方法600を示す。方法700は、方法500のステップ510の後の処理である。ステップ710において、UEが、第4のインデックスの以前の送信値によって指定されたCQI報告設定に従って、対応する非周期的CQI報告を指定する第6のインデックスを、ネットワークから、受信する。ステップ720において、UEが、第4のインデックスによって指定されたCQI報告設定に従って、対応する非周期的CQI報告を指定する第6のインデックスに関連付けられたCSIを、第6のインデックスを指定するトリガシグナリングを受信する際に、あるサブフレームにおいて返送する。
【0064】
図8は、上述した参照信号およびCSIフィードバックスキームおよび方法の一部またはサポートするUEにおいて実行される、受信方法800の実施形態を示す。ステップ801において、(UE側における)受信信号が、FFTによって変換され、OFDMシンボル毎に周波数領域信号にされる。ステップ802において、UEが、CSI-RSを得るために基地局からのシグナリングをデコードする。この情報を用いて、デマッピングが、CSI-RS信号を得るためにステップ803において実行される。ステップ804において、このCSI-RS信号がチャネル推定および測定に使用
される。
【0065】
図9は、様々な実施形態を実施するのに使用され得る処理システムのブロック
図900である。特定のデバイスは、示したコンポーネントの全てを使用してもよいし、コンポーネントのサブセットのみを使用してもよく、統合のレベルはデバイスごとに変化してもよい。さらに、デバイスは、複数の処理装置、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機などの複数のコンポーネントのインスタンスを備えていてもよい。処理システム900は、スピーカ、マイクロフォン、マウス、タッチスクリーン、キーパッド、キーボード、プリンタ、ディスプレイなどの、1つまたは複数の入力/出力デバイスを備えた処理装置901を備えていてもよい。処理装置901は、バスに接続された、中央処理装置(CPU)910と、メモリ920と、マスストレージデバイス930と、ビデオアダプタ940と、I/Oインターフェース950とを備えていてもよい。バスは、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バス、ビデオバスなどを含む、任意の種類のいくつかのバス機構のうちの1つまたは複数であってもよい。
【0066】
CPU910は、任意の種類の電子データプロセッサであってもよい。メモリ920は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、またはその組み合わせなどの任意の種類のシステムメモリを含んでいてもよい。メモリ920は、起動時に使用されるROMと、プログラム実行中に使用されるプログラムおよびデータストレージのためのDRAMとを含んでいてもよい。マスストレージデバイス930は、データとプログラムと他の情報とを記憶し、データとプログラムと他の情報とをバスを介してアクセス可能にするように構成された、任意の種類のストレージデバイスを含んでいてもよい。マスストレージデバイス930は、例えば、半導体ドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブなどのうちの1つまたは複数を含んでいてもよい。
【0067】
ビデオアダプタ940およびI/Oインターフェース960は、外部の入力および出力デバイスと、処理装置とを接続するインターフェースを提供する。図示したように、入力および出力デバイスの例は、ビデオアダプタ940に接続されたディスプレイ960と、I/Oインターフェース960に接続されたマウス/キーボード/プリンタ970の任意の組み合わせとを備えている。他のデバイスが、処理装置901に接続されていてもよく、追加のまたはより少ないインターフェースカードが、使用されていてもよい。例えば、シリアルインターフェースカード(図示せず)が、プリンタにシリアルインターフェースを提供するために使用されてもよい。
【0068】
また、処理装置901は、イーサネット(登録商標)ケーブルなどの有線リンク、および/またはノードもしくは1つまたは複数のネットワーク980にアクセスするための無線リンクを備え得る、1つまたは複数のネットワークインターフェース950を備えている。ネットワークインターフェース950は、処理装置901がネットワーク980を介してリモート装置と通信することを可能としている。例えば、ネットワークインターフェース950は、1つまたは複数の送信機/送信アンテナおよび1つまたは複数の受信機/受信アンテナを介した無線通信を提供してもよい。ある実施形態においては、処理装置901は、他の処理装置、インターネット、リモートストレージ設備などのリモートデバイスを用いたデータ処理および通信のために、ローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークに接続されている。
【0069】
本発明およびその利点を詳細に記載してきたが、様々な変更、置換、および修正が、添付の特許請求の範囲に記載しているような発明の本質および範囲から逸脱することなくここに行い得ることを理解されるべきである。さらに、本出願の範囲は、明細書に記載した、プロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、およびステップの特定の実施形態に限定されることを意図していない。当業者が本発明の開示を容易に理解できるように、ここに記載した対応する実施形態のように実質的に同一の機能を遂行し、または実質的に同一の結果を達成する、既存または今後開発されるであろうプロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、またはステップは、本発明に準じて使用され得る。それゆえ、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に、そのようなプロセス、機械、製品、組成物、手段、方法、またはステップを含むことを意図している。