【実施例】
【0651】
実施例1
第一工程
N’−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセチル)−5,6−ジクロロニコチノヒドラジド(3)
【0652】
【化108】
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【0653】
(1)(341 mg, 1.668 mmol)のトルエン溶液(5 ml)に、ピリジン(0.162 ml, 2.001 mmol)および(2)(351 mg, 1.668 mmol)のトルエン溶液(1.0ml)を0℃で窒素下添加した。
【0654】
H
2O(5 ml)および飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした後、水層より酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。
【0655】
粗生成物は、さらには精製せず次の反応に使用した。
3:
1H NMR: δ(300 MHz, DMSO): 10.75(1H, s), 9.83(1H, s), 8.81(1H, s), 8.49(1H, s), 4.19(2H, s), 0.90(9H, s), 0.11(6H, s)。
【0656】
第二工程
2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール(5)
【0657】
【化109】
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【0658】
(4)(691 mg, 1.826 mmol)のアセトニトリル溶液(7 ml)に、DIPEA(1.850 ml, 10.59 mmol)、PPh
3(814 mg, 3.10 mmol)およびヘキサクロロエタン(562mg, 2.374 mmol)を0℃で窒素下添加した。混合物は室温で2時間撹拌した。
【0659】
H
2O(5 ml)でクエンチした後、混合物より酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用い、ヘキサン/酢酸エチル(4:1)により溶出することによりクロマトグラフィーを行った。集めた分画を真空乾燥し、(5)(646 mg, 1.793 mmol, 98%)を白色固体として得た。
5:
1H NMR: δ(300 MHz, CDCl3): 8.96(1H, s), 8.46(1H, s), 4.96(2H, s), 0.94(9H, s), 0.17(6H, s)。
【0660】
第三工程
4−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(7)
【0661】
【化110】
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【0662】
(5)(743mg、2.062 mmol)のTHF(3.0ml)−EtOH(1.51ml)−3M K
2CO
3水溶液(1.512 ml 、4.54 mmol)による溶液に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(6)(765 mg, 2.475 mmol)およびPdCl
2(PPh
3)
2(72.4 mg, 0.103 mmol)を室温で窒素下添加した。混合物は85℃で2時間撹拌した。
【0663】
H
2O(5 ml)でクエンチした後、混合物より酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。
【0664】
粗生成物は、シリカゲルを用い、ヘキサン/酢酸エチル(2:1)により溶出することによりクロマトグラフィーを行った。集めた分画を真空乾燥し、(7)(1040 mg, 2.051 mmol 99%)を黄色油状物として得た。
7:
1H NMR: δ(300 MHz, CDCl3): 9.10(1H, s), 8.37(1H, s), 6.30(1H, m), 4.96(2H, s), 4.13(2H, m), 3.67(2H, m), 2.64(2H, m), 1.51(9H, s), 0.94(9H, s), 0.17(6H, s)。
【0665】
第四工程
2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−5−(5−クロロ−6−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール(8)
【0666】
【化111】
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【0667】
(7)(1.055g, 2.080 mmol)のCH
2Cl
2(10 ml)溶液(1.512 ml 、4.54 mmol)に、4MのHCl−ジオキサン(2.080 ml, 8.32 mmol)を0℃で添加した。混合物は室温で3時間撹拌した。
【0668】
白色固体が沈殿した。固形物をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、(8)(680mg, 2.066 mmol, 99%)を白色固体として得た。
【0669】
第五工程
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド(I−9)
【0670】
【化112】
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【0671】
(8)(158.4 mg, 0.481 mmol)のCH2Cl2溶液(3 ml)に、i−Pr2EtN(0.378 ml, 2.165 mmol)を室温で窒素下添加した。混合物は85℃で30分撹拌し、(9)を0℃で添加した。結果として得られた混合物を室温で18時間撹拌した。H
2O(5 ml)でクエンチした後、混合物より酢酸エチル(×3)で抽出し、食塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、濃縮した。
【0672】
結果として得られた固形物は酢酸エチルで洗浄し、I−9(113mg 0.235 mmol, 49%)を白色固体として得た。
I−9:
1H NMR: δ(300 MHz, DMSO): 9.85(1H, s), 9.07(1H, s), 8.61(1H, m), 8.44(1H, s), 8.76(1H, d, J = 9.0Hz)。7.98(1H, d, J = 9.0Hz), 6.40(1H, s), 6.02(1H, t, J = 6.0Hz), 4.75(2H, d, J = 6.0Hz), 4.26(2H, m), 3.72(2H, m), 2.63(2H, m)。
【0673】
実施例2
以下の化合物は、実施例1と同様の方法で得た。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド(I−10)
【0674】
【化113】
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【0675】
I−10:
1H NMR: δ(300 MHz, DMSO): 9.08, (1H, s), 8.98(1H, s), 8.44(1H, s), 7.72(2H, d, J = 9.0Hz), 7.59(2H, d, J = 9.0Hz), 6.42(1H, s), 6.20(1H, t, J = 6.0Hz), 4.74(2H, d, J = 6.0Hz), 4.24(2H, m), 3.71(2H, m), 2.64(2H, m)。
【0676】
実施例3
以下の化合物は、実施例1と同様の方法で得た。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド(I−11)
【0677】
【化114】
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【0678】
I−11:
1H NMR: δ(300 MHz, DMSO): 9.15, (1H, s), 9.07(1H, s), 8.44(1H, s), 7.92(1H, s), 7.73(1H, d, J = 9.0Hz), 7.64(1H, d, J = 9.0Hz), 6.42(1H, m), 6.03(1H, t, J = 6.0Hz), 4.74(2H, d, J = 6.0Hz), 4.24(2H, m), 3.71(2H, m), 2.64(2H, m)。
【0679】
参考例1
他の化合物は、実施例1の第一工程および第二工程と同様の方法で得た。
【0680】
【化115】
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【0681】
他の化合物は、実施例1の第一工程および第二工程と同様の方法で得た。
10a : 83%、黄色固体
(R)−2−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.98 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.66 (1H, d, J = 1.98 Hz), 5.48 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.41 (2H, d, J = 6.06 Hz), 1.46 (3H, s), 1.41 (3H, s). LC/MS (M+1): 316.
10b: 77% 、黄色固体
(S)−2−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.98 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.66 (1H, d, J = 1.98 Hz), 5.48 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.41 (2H, d, J = 6.06 Hz), 1.46 (3H, s), 1.41 (3H, s). LC/MS (M+1): 316.
10c: 70% 、黄色固体
(R)−2−(6−クロロ−5−メチルピリジン−3−イル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.83 (1H, s), 8.40 (1H, s), 5.47 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.41 (2H, d, J = 6.06 Hz), 2.45 (3H, s), 1.45 (3H, s), 1.41 (3H, s). LC/MS (M+1): 296.
10d: 63% 、黄色固体
(S)−2−(6−クロロ−5−メチルピリジン−3−イル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.84 (1H, s), 8.41 (1H, s), 5.47 (1H, t, J = 5.31 Hz), 4.41 (2H, d, J = 5.31 Hz), 2.46 (3H, s), 1.45 (3H, s), 1.41 (3H, s). LC/MS (M+1): 296.
10e: 89% 、白色固体
2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.96 (1H, s), 8.64 (1H, s), 4.05 (2H, t, J = 6.06 Hz), 3.17 (2H, t, J = 6.06 Hz), 0.79 (9H, s), 0.00 (6H, s). LC/MS (M+1): 374.
10f: 80% 、白色固体
2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−5−(6−クロロ−5−メチルピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.88 (1H, s), 8.46 (1H, s), 5.04 (2H, s), 2.56 (3H, s), 0.95 (9H, s), 0.20 (6H, s).
10g: 90% 、白色固体
2−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 7.99 (1H, s), 7.90 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.08 Hz), 4.84 (2H, s), 0.76 (9H, s), 0.00 (6H, s). LC/MS (M+1): 405.
10h: 80% 、黄色油状物
(R)−2−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.13 (1H, s), 8.01 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.85 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.45 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.39 (2H, d, J = 5.05 Hz), 1.45 (3H, s), 1.40 (3H, s). LC/MS (M+1): 359.
10j: 84% 、橙色油状物
(S)−2−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.16 (1H, s), 8.04 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.87 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.46 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.39 (2H, d, J = 5.05 Hz), 1.45 (3H, s), 1.41 (3H, s). LC/MS (M+1): 359。
【0682】
参考例2
第一工程
5,6−ジクロロ−N’−ヒドロキシニコチンイミドアミド
【0683】
【化116】
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【0684】
アミド(11)(942 mg, 4.93 mmol)のCHCl
3溶液(6 ml)に、POCl
3(2ml, 21.5 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、85℃で2時間撹拌した後、真空濃縮した。残留物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチした後、CH
2Cl
2で希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、さらには精製せず次の反応に使用した。
【0685】
NH
2OH・HCl(514mg, 7.40 mmol)のEtOH溶液(10 ml)に、NEt
3(2.1 ml, 14.8 mmol)を室温で窒素下添加した。反応混合物は、室温で10分撹拌した後、上記の粗生成物を添加し、加熱して還流させた。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、水でクエンチし、。酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物をCHCl
3存在下で粉砕した。結果として得られた固体をガラスロートでろ過し、ヘキサンで洗浄し、894mgの求める産物(12)を88%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 10.11(1H, s), 8.67(1H, s), 8.31(1H, s), 6.13(2H, s). LC/MS(M+1): 206。
【0686】
第二工程
酢酸(3−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル
【0687】
【化117】
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【0688】
アミドキシム(12)(350 mg, 1.70 mmol)のDMF溶液(3 ml)に、2−アセトキシ酢酸(201 mg, 1.70 mmol)、TBTU(545 mg, 1.70 mmol)、HOBt(46 mg, 0.349 mmol)およびDIEA(1.5 ml, 8.49 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で1時間撹拌した後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、さらには精製せず次の反応に使用した。
【0689】
粗生成物のトルエン(8 ml)溶液に、窒素下で還流温度まで加熱した。反応混合物は、同じ温度で5時間撹拌した後、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの10−30%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、368mgの求める産物(13)を75%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 8.96(1H, s), 8.60(1H, s), 5.51(2H, s), 2.18(3H, s). LC/MS(M+1): 289。
【0690】
参考例3
第一工程
5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−カルボン酸エチル
【0691】
【化118】
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【0692】
5,6−ジクロロニコチン酸(14)(2.0 g, 1.83 mmol)のトルエン(10 ml)溶液に、SOCl
2(1.14 ml, 15.6 mmol)および0.01当量のDMF(16 μl, 0.208 mmol)を25℃で添加し、還流温度まで3時間加熱した。次に、反応混合物を真空濃縮した。
【0693】
エチルカルボノシアニデート(15)のEtOH(13 ml)およびH
2O(7.5 ml)溶液に、NH
2OH・HCl(1.44 g, 20.7 mmol)およびNa
2CO
3(1.17 g, 11.1 mmol)を25℃で添加した。反応混合液は、2時間撹拌した後、真空濃縮した。残留物はCH
2Cl
2で希釈し、食塩水でクエンチし、CH
2Cl
2で抽出した。結果として得られた有機層は食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。
【0694】
(16)(1.27g, 9.60 mmol)のCH
2Cl
2溶液にNEt
3(6.65 ml, 48.0 mmol)を添加し、次に塩化5,6−ジクロロニコチノイル(2)のトルエン溶液(3 ml)を滴下ロートにより0℃で窒素下滴下した。反応混合物は、2時間撹拌した後、CHCl
3/ヘキサンを添加した。結果として得られた固形物をガラスロートでろ過し、ヘキサンで洗浄して集めた。
【0695】
粗生成物のDMF(30 ml)溶液に、窒素下還流温度まで加熱した。反応混合物は、2.5時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、CHCl
3/ヘキサン存在下で粉砕した。結果として得られた固形物は、ガラスロートでろ過し、ヘキサンで洗浄し、1.04gの求める産物(18)を40%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.13(1H, s), 8.86(1H, s), 4.47(2H, q, J = 6.91 Hz), 1.37(3H, t, J = 6.91 Hz). LC/MS(M+1): 288。
【0696】
第二工程
(5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メタノール
【0697】
【化119】
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【0698】
エステル(18)(300 mg, 1.04 mmol)のTHF(8 ml)およびEtOH(8 ml)溶液に、LiBH
4(34 mg, 1.56 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌し、LiBH
4(13.6 mg, 0.625 mmol)を0℃で添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌し、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの30−50%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、85.4mgの求める産物(19)を33%の収率で白色固体として得た。
LC/MS(M+1): 246。
【0699】
参考例4
第一工程
2−(5,6−ジクロロニコチンアミド)−3−ヒドロキシプロパン酸メチル
【0700】
【化120】
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【0701】
5,6−ジクロロニコチン酸(14)(1 g, 5.21 mmol)のDMF(10 ml)溶液に、2−アミノ−3−ヒドロキシプロパン酸メチル塩酸塩(972 mg, 6.25 mmol)、HATU(2.2 g, 5.73 mmol)およびDIEA(2.73 ml, 15.6 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌し、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの30−50%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、460mgの求める産物(20)を43%の収率で黄色油状物として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 9.09(1H, d, J = 6.57 Hz), 8.83(1H, s), 8.57(1H, s), 5.13(1H, br), 4.57(1H, m), 3.80(2H, m), 3.67(3H, s). LC/MS(M+1): 294。
【0702】
第二工程
2−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)オキサゾール−4−カルボン酸メチル
【0703】
【化121】
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【0704】
(20)(443 mg, 1.51 mmol)のCH
2Cl
2(2.0 ml)溶液に、Deoxo−Fluor(ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファトリフルオリド、334 μl, 1.80 mmol)を滴下ロートにより−20℃で窒素下滴下した。反応混合物は、−20℃で30分撹拌し、ブロモトリクロロメタン(596μl, 6.05 mmol)およびDBU(911μl, 6.05 mmol)を滴下し、次に2−3℃まで温度を上げた。反応混合物は、さらに6時間撹拌し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル/ヘキサンの10−30%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、263mgの求める産物(21)を64%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.13(1H, s), 8.98(1H, s), 8.64(1H, s), 3.87(3H, s). LC/MS(M+1): 273。
【0705】
第三工程
(2−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)オキサゾール−4−イル)メタノール
【0706】
【化122】
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【0707】
エステル(21)(253 mg, 0.925 mmol)のCH
2Cl
2(15 ml)溶液に、DIBAL−H(1Mトルエン溶液)(2.29 ml, 2.31 mmol)を滴下ロートにより−78℃で窒素下滴下した。反応混合物は、−78℃で30分撹拌し、1.5時間以上−30℃まで温度を上げた。反応混合物は、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル/ヘキサンの10−40%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、105mgの求める産物(22)を46%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ : 8.92(1H, s), 8.55(1H, s), 8.18(1.H, s), 5.34(1H, br), 4.47(2H, d, J = 6.06 Hz). LC/MS(M+1): 245。
【0708】
参考例5
第一工程
2−(5,6−ジクロロニコチンアミド)−3−ヒドロキシプロパン酸メチル
【0709】
【化123】
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【0710】
(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノール(23)(1 g, 5.62 mmol)のCH
2Cl
2(40 ml)溶液に、Dess−Martin試薬(2.6 g, 6.18 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、0℃で30分撹拌し、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、CH
2Cl
2で希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層よりCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機層をNa
2S
2O
3、水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、CHCl
3存在下で粉砕した。結果として得られた固形物は、ガラスロートでろ過し、CHCl
3で洗浄した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの10−20%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、867mgの求める産物(24)を88%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 10.09(1H, s), 8.90(1H, s), 8.55(1H, s). LC/MS(M+1): 176。
【0711】
第二工程
5,6−ジクロロニコチンアルデヒドオキシム
【0712】
【化124】
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【0713】
(24)(866mg, 4.92 mmol)のEtOH(16 ml)溶液に、NH
2OH・HCl(581 mg, 8.36 mmol)およびNaOAc(848mg, 10.3 mmol)を室温で窒素下添加した。反応混合物は、還流温度で3時間撹拌した後、水中に注ぎ、グラスファイバー紙を用いてろ過した。結果として得られた固形物はCH
2Cl
2に再溶解し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、ヘキサン存在下で粉砕した。結果として得られた固形物は、ガラスロートでろ過し、ヘキサンで洗浄し、681mgの求める産物(25)を72%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 11.85(1H, s), 8.59(1H, s), 8.26(1H, s), 8.21(1H, s). LC/MS(M+1): 191。
【0714】
第三工程
(3−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)イソオキサゾール−5−イル)メタノール
【0715】
【化125】
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【0716】
(25)(758 mg, 3.96 mmol)のDMF(10 ml)溶液に、NCS(582 mg, 4.36 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で2時間撹拌した後、水中に注ぎ、グラスファイバー紙を用いてろ過した。結果として得られた固形物は酢酸エチルに再溶解し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
【0717】
粗生成物および2−プロピン−1−オール(555mg, 9.90 mmol)のトルエン(20 ml)溶液に、NEt
3(1.0 ml, 7.92 mmol)のトルエン(10 ml)溶液を、滴下ロートにより0℃で窒素下滴下した。反応混合物は、同じ温度で7時間撹拌した後、食塩水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物は、CHCl
3/ヘキサン存在下で粉砕した。結果として得られた固形物は、ガラスロートでろ過し、ヘキサンで洗浄し、654mgの求める産物(26)を67%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 8.91(1H, s), 8.62(1H, s), 7.14(1H, s), 5.81(1H, t, J = 4.55 Hz), 4.65(2H, d, J = 4.55 Hz). LC/MS(M+1): 245。
【0718】
参考例6
第一工程
5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)オキサゾール−4−カルボン酸メチル
【0719】
【化126】
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【0720】
5,6−ジクロロニコチン酸(14)(500 mg, 2.60 mmol)の溶液に、SOCl
2(285 μl, 3.91 mmol)および0.01当量のDMF(4.05 μl, 0.052 mmol)を25℃で添加し、還流温度まで6時間加熱した。次に、反応混合物を真空濃縮した。
【0721】
結果として得られた(2)(547 mg)および2−メトキシ−N−メチリジン−2−オキソエタンアミニウム(260 mg, 2.59 mmol)のCH
2Cl
2(5 ml)溶液に、NEt
3(1.44 ml, 10.4 mmol)のCH
2Cl
2(2.5 ml)溶液を、0℃で窒素下滴下した。反応混合物は、同じ温度で4時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの20−45%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、558mgの求める産物(27)を79%の収率で黄色固体として得た。
LC/MS(M+1): 273。
【0722】
第二工程
(5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)オキサゾール−4−イル)メタノール
【0723】
【化127】
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【0724】
(27)(500 mg, 1.83 mmol)のCH
2Cl
2(20 ml)溶液に、DIBAL−H(1M THF溶液)(4.58 ml, 4.58 mmol)を−78℃で滴下した。反応混合物は、同じ温度で40分撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、10%酒石酸カリウムナトリウム水溶液により−78℃でクエンチし、室温まで温度を上げた。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、酢酸エチル抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。
【0725】
粗生成物(445 mg)のTHF(6 ml)−EtOH(6 ml)溶液に、NaBH
4(80 mg, 2.11 mmol))を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、同じ温度で30分撹拌し、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの20−40%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、292mgの求める産物(28)を65%の収率で褐色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.73(1H, s), 8.54(1H, s), 8.42(1H, s), 5.54(1H, t, J = 4.55 Hz), 4.58(2H, d, J = 4.55 Hz). LC/MS(M+1): 245。
【0726】
参考例7
第一工程
1−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)エタノン
【0727】
【化128】
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【0728】
5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(29)(702 mg, 3.09 mmol)のTHF(7 ml)溶液に、塩化イソプロピルマグネシウムおよび塩化リチウムの混合物(3.09 ml, 4.02 mmol)を0℃で10分滴下した。次に、N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(658 μl, 6.19 mmol)のTHF(2 ml)溶液に、反応混合物を同じ温度で滴下し、2時間撹拌した。次に、反応混合物を水溶液によりクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた産物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの5−15%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、232mgの求める産物(30)を40%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.91(1H, s), 8.55(1H, s), 2.65(3H, s)。
【0729】
第二工程
2−アジド−1−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)エタノン
【0730】
【化129】
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【0731】
(30)(983 mg, 5.17 mmol)のトルエン(30 ml)溶液に、ピリジニウムトリブロミド(1.95 g, 5.68 mmol)を0℃で添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。
【0732】
粗生成物(1.4 g)のDMSO(13 ml)溶液に、NaN
3(403 mg, 6.20 mmol)を0℃で窒素下滴下した。反応混合物は、同じ温度で3時間撹拌した後、水によりクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた産物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの5−15%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、464mgの求める産物(31)を39%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.87(1H, s), 8.54(1H, s), 4.91(2H, s)。LC/MS(M+1): 231。
【0733】
第三工程
2−アセトキシ酢酸(E)−2−アジド−1−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)ビニル
【0734】
【化130】
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【0735】
(31)(464 mg, 2.00 mmol)のTHF(9 ml)溶液に、NaHMDS(2.21 ml, 2.21 mmol)を−78℃で滴下した。反応混合物は、同じ温度で30分撹拌した後、酢酸2−クロロ−2−オキソエチル(548mg、4.01 mmol)に−78℃で滴下した。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、室温で30分温め、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた産物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの10−25%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、347mgの求める産物(32)を52%の収率で黄色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.48(1H, s), 8.17(1H, s), 7.84(1H, s), 5.03(2H, s), 2.14(3H, s)。
【0736】
第四工程
酢酸(5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)オキサゾール−2−イル)メチル
【0737】
【化131】
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【0738】
(29)(347 mg, 1.05 mmol)のジオキサン(25 ml)溶液に、P(OEt)3(1.83 ml, 10.5 mmol)を室温で添加した。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、90℃まで加熱した。反応混合物は、2.5時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた産物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチルの15−35%グラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、484mgの求める産物(33)を黄色油状物として得た。
LC/MS(M+1): 287。
【0739】
参考例8
(5−(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)メタノール
【0740】
【化132】
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【0741】
化合物(35)は、実施例1の第一工程および第二工程と同様の方法で得た。
LC/MS(M+1): 230 。
【0742】
参考例9
以下の化合物は、参考例16の第一工程と同様の方法で得た。
【0743】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0744】
36a: 収率99%、黄色固体。
2,3−ジクロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン
1H−NMR (400 MHz, DMSO−d6)δ : 8.66(1H, s), 8.37(2H, s), 8.07(1H, s), 3.89(3H, s).
LC/MS(M+1): 229.
36b: 収率97%、黄色アモルファス。
2,3−ジクロロ−5−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン
LC/MS(m+1): 342。
【0745】
参考例10
第一工程
(4R,5R)−N−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−5−(ヒドロキシメチル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボキサミド
【0746】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
5,6−ジクロロピリジン−3−アミン(37)(1.8 g, 11.0 mmol)のTHF(6.0 ml)溶液に、EtMgBr(1.0 MのTHF溶液)(14.3 ml, 14.3 mmol)を、黄褐色溶液を得るために滴下ロートにより−78℃で窒素下滴下した。反応混合物は、20分撹拌した後、0℃まで温度を上げた。反応混合物は、さらに10分撹拌した後、(3aR,6aR)−2,2−ジメチルジヒドロフロ[3,4−d][1,3]ジオキソール−4(3aH)−オン(1.663 ml, 19.2,2 mmol)のTHF(6 ml)溶液を−78℃で滴下した。次に、反応混合物は、1時間撹拌した後、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル(30−50%)/ヘキサンのグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、1.45gの求める産物(38)を41%の収率で褐色油状物として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 10.09(1H, s), 8.61(1H, s), 8.43(1H, s), 4.77(1H, br), 4.70(1H, d, J = 7.58 Hz), 4.43(1H, m), 3.58(1H, m), 3.45(1H, m), 1.55(3H, s), 1.36(3H, s).
LC/MS(M+1): 321。
【0748】
第二工程
(3aR,6aR)−5−(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)−2,2−ジメチルジヒドロ−3aH−[1,3]ジオキソロ[4,5−c]ピロール−4(5H)−オン
【0749】
【化135】
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【0750】
アルコール(38)(190 mg, 0.592 mmol)のCH
2Cl
2(2 ml)溶液に、NEt
3(205 μl, 1.48 mmol)およびMsCl(60 μl, 0.77 mmol)を、0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で30分撹拌した後、飽和Na
2HCO
3水溶液でクエンチし、CH
2Cl
2で希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層よりCH
2Cl
2で抽出し、合わせた有機層を水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
【0751】
粗生成物のTHF(3 ml)溶液に、NaH(60重量%の油状物)(70.9 mg, 1.77 mmol)を、室温で窒素下添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌した後、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和Na
2HCO
3水溶液および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル(20−50%)/ヘキサンのグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、153mgの求める産物(39)を85%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR (DMSO−d6)δ: 8.76(1H, s), 8.55(1H, s), 4.92−4.85(2H, m), 4.10(1H, dd, J = 11.6, 4.29 Hz), 3.98(1H, d, J = 11.6 Hz), 1.35(6H, s).
LC/MS(M+1): 303。
【0752】
参考例11
以下の化合物は、実施例1と同様の方法で得た。
【0753】
【化136】
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【0754】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
40a: 定量的、橙色油状物。
4−(3−クロロ−5−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸(R)−tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.08(1H, d, J = 1.98 Hz), 8.45(1H, d, J = 1.98 Hz), 6.37(1H, br), 5.47(1H, d, J = 6.06 Hz), 4.41(2H, br), 4.08(2H, t, J = 6.06 Hz), 3.56(2H, br), 1.45(12H, s)1.42(3H, s). LC/MS(M+1): 463.
40b: 96%、橙色アモルファス。
4−(3−クロロ−5−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.08(1H, d, J = 1.98 Hz), 8.45(1H, d, J = 1.98 Hz), 6.37(1H, br), 5.47(1H, d, J = 6.06 Hz), 4.41(2H, br), 4.08(2H, t, J = 6.06 Hz), 3.56(2H, br), 1.45(12H, s)1.42(3H, s). LC/MS(M+1): 463.
40c: 定量的、黄色アモルファス。
4−(5−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸(R)−tert−ブチル
LC/MS(m+1): 443.
40d: 定量的、黄色固体。
4−(5−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
LC/MS(m+1): 443.
40e : 98%、黄色固体。
4−(5−(5−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.06(1H, s), 8.42(1H, s), 6.36(1H, br), 4.08−4.03(4H, m), 3.56(2H, br), 3.17(2H, t, J = 5.81 Hz), 2.54(2H, br), 1.45(9H, s), 0.79(9H, s), 0.00(6H, s). LC/MS(M+1): 521.
40f: 定量的、黄色アモルファス。
4−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
LC/MS(m+1): 487.
40g: 90%、黄色油状物。
4−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 7.98(1H, s), 7.92(1H, d, J = 8.08 Hz), 7.53(1H, d, J = 8.08 Hz), 5.84(1H, br), 4.97(2H, s), 4.00(2H, br), 3.55(2H, br), 2.40(2H, br), 1.44(9H, s), 0.89(9H, s), 0.13(6H, s). LC/MS(M+1): 506.
40h: 92%、黄色油状物。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.07(1H, s), 8.40(1H, s), 6.33(1H, br), 6.14(1H, t, J = 6.06 Hz), 4.84(2H, d, J = 6.06 Hz), 4.07(2H, br), 3.56(2H, br), 2.53(2H, br), 1.45(9H, s). LC/MS(M+1): 393.
40i: 72%、黄色油状物。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.17(1H, s), 8.57(1H, s), 6.39(1H, br), 5.84(1H, t, J = 4.08 Hz), 4.66(2H, d, J = 4.04 Hz), 4.08(2H, br), 3.57(2H, t, J = 5.56 Hz), 2.55(2H, br), 1.45(9H, s). LC/MS(M+1): 393.
40j: 65%、黄色油状物。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.04(1H, s), 8.35(1H, s), 8.15(1H, s), 6.32(1H, br), 5.32(1H, br), 4.47(2H, d, J = 6.06 Hz), 4.06(2H, br), 3.56(2H, br), 2.51(2H, br), 1.45(9H, s). LC/MS(M+1): 392.
40k: 定量的、黄色油状物。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソオキサゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
LC/MS(m+1): 392.
40l: 定量的、褐色油状物。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
LC/MS(m+1): 392.
40m: 92%、黄色油状物。
4−(3−クロロ−5−(2−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.85(1H, s), 8.25(1H, s), 7.86(1H, s), 6.26(1H, br), 5.79(1H, t, J = 5.05 Hz), 4.59(。2H, d, J = 5.05 Hz), 4.05(2H, br), 3.55(2H, br), 2.51(2H, br), 1.45(9H, s). LC/MS(M+1): 392.
40n: 収率41%、黄色固体。
4−(3−フルオロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 9.08(1H, s), 8.37(1H, d, J = 12.13 Hz), 6.77(1H, br), 5.83(1H, t, J = 5.56 Hz), 4.66(2H, d, J = 5.56 Hz), 4.12(2H, br), 3.55(2H, br), 2.63(2H, br), 1.44(9H, s). LC/MS(M+1): 376.
40o : 収率23%、橙色固体。
4−(3−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.76(1H, s), 8.34(1H, s), 8.13(1H, s), 8.04(1H, s), 6.18(1H, br), 4.03(2H, t, J = 5.41 Hz), 3.88(3H, s), 3.54(2H, br), 2.58(2H, br), 1.44(9H, s). LC/MS(M+1): 375.
40p: 収率68%、橙色油状物。
4−(3−クロロ−5−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6)δ : 8.78(1H, d, J = 1.83 Hz), 8.39(1H, s), 8.15(1H, d, J = 1.83 Hz), 8.08(1H, s), 6.19(1H, br), 4.55(1H, br), 4.31(2H, br), 4.03−3.94(4H, br), 3.76(1H, m), 3.54(3H, br), 1.67−1.30(6H, m). LC/MS(M+1): 489.
40q: 収率97%、橙色アモルファス。
4−(3−クロロ−5−((3aR,6aR)−2,2−ジメチル−4−オキソ−3aH−[1,3]ジオキソロ[4,5−c]ピロール−5(4H,6H,6aH)−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.84 (1H, s), 8.36 (1H, s), 6.18 (1H, br), 4.88 (2H, m), 4.12−3.96 (4H, m), 3.54 (2H, br), 2.51 (2H, br), 1.44 (9H, s), 1.34 (6H, s). LC/MS (M+1): 450。
【0756】
参考例12
第一工程
2,5−ジブロモ−3−クロロピリジン
【0757】
【化138】
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【0758】
5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(29)(11.7 g, 51.6 mmol)に、HBr(5M酢酸溶液)(51.6ml, 258 mmol)を室温で添加した。次に、反応混合物を70℃まで加熱した。反応混合物は、70℃で7時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈し、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を1MのNaOHで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はヘキサン−酢酸エチルにより再結晶を行い、11.2gの求める産物(41)を80%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.55(1H, s), 8.49(1H, s)。
【0759】
第二工程
4−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0760】
【化139】
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【0761】
(41)(11.2 g, 41.2 mmol)のトルエン(150 ml)溶液に、n−ブチルリチウム(2.73 Mヘキサン溶液)(16.6 ml, 45.3 mmol)を−60℃で滴下し、同じ温度で10分撹拌した。4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(42)(8.62 g, 43.3 mmol)のトルエン(14 ml)溶液を反応混合物に−60℃で滴下した。反応混合物は、−60℃で1時間撹拌し
た後、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(15−20%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、9.1gの求める産物(43)を56%の収率で無色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.62(1H, s), 8.24(1H, s), 5.40(1H, s), 3.77(2H, d, J = 10.61 Hz), 3.20(2H, br), 2.02(2H, m), 1.87(2H, d, J = 12.63 Hz), 1.40(9H, s)。
【0762】
第三工程
4−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0763】
【化140】
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【0764】
アルコール(43)(9.1 g, 23.2 mmol)のトルエン(100 ml)溶液に、Deoxo−Fluor(ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド, 4.71 ml, 25.5 mmol)を−40℃で添加した。次に、反応混合物を1時間以上で0℃まで温度を上げ、同じ温度で2時間撹拌した。次に、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を飽和NaHCO
3水溶液および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(15−20%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、6gの求める産物(44)を65%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.69(1H, s), 8.39(1H, s), 3.92(2H, m), 3.14(2H, br), 2.19−2.04(4H, m), 1.41(9H, s)。
【0765】
第四工程
4−(3−クロロ−5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0766】
【化141】
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【0767】
(44)(902 mg, 2.29 mmol)のDMF(9 ml)溶液に、Zn(CN)
2をPd(PPh
3)
4と共に室温で添加した。反応混合物をマイクロウエーブにより120℃で1時間加熱した。次に、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(5−15%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、494mgの求める産物(45)を63%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.02(1H, s), 8.67(1H, s), 3.94(2H, m), 3.14(2H, br), 2.20−2.09(4H, m), 1.41(9H, s)。
【0768】
第五工程
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0769】
【化142】
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【0770】
化合物(46)は参考例2の第一工程および第二工程に示される方法を用いて得た。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
【0771】
(46)(359 mg, 0.788 mmol)のTHF(2 ml)溶液に、NaOMe(42.6 mg, 0.788 mmol)を0℃で添加した。反応混合物は、同じ温度で30分撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(20−40%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、310mgの求める産物(47)を95%の収率で白色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.09(1H, s), 8.44(1H, s), 6.15(1H, t, J = 5.05 Hz), 4.85(2H, d, J = 5.05 Hz), 3.96(2H, m), 3.17(2H, br), 2.25−2.13(4H, m), 1.42(9H, s)。LC/MS(M+1): 413。
【0772】
参考例13
第一工程
4−(3−クロロ−5−ホルミルピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0773】
【化143】
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【0774】
(45)(100 mg, 0.294 mmol)のトルエン(2 ml)溶液に、DIBAL−H(0.95Mトルエン溶液)(1.95 ml, 1.85 mmol)を−78℃で添加した。反応混合物は、同じ温度で5時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(15−20%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、43mgの求める産物(48)を42%の収率で無色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 10.11(1H, s), 9.00(1H, s), 8.39(1H, s), 3.96(2H, m), 3.15(2H, br), 2.23−2.12(4H, m), 1.42(9H, s)。
【0775】
第二工程
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0776】
【化144】
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【0777】
化合物(49)は、参考例5の第二工程および第三工程に示される方法を用いて得られ、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(20−40%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、463mgの求める産物(49)を72%の収率で白色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.02(1H, s), 8.43(1H, s), 7.14(1H, s), 5.80(1H, t, J = 5.81 Hz), 4.65(2H, d, J = 5.81 Hz), 3.95(2H, m), 3.17(2H, br), 2.25−2.13(4H, m), 1.42(9H, s). LC/MS(M+1): 412。
【0778】
参考例14
第一工程
6−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)−5−クロロニコチン酸
【0779】
【化145】
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【0780】
(45)(1.26 g, 3.71 mmol)のTHF(10 ml)およびEtOH(20 ml)溶液に、2MのNaOH水溶液(18.5 ml, 37.1 mmol)を0℃で添加した。反応混合物は、還流温度で2時間撹拌した後、1Mの塩酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.96(1H, s), 8.31(1H, s), 3.95(2H, m), 3.16(2H, br), 2.23−2.12(4H, m), 1.42(9H, s). LC/MS(M+1): 359。
【0781】
第二工程
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0782】
【化146】
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【0783】
化合物(51)は、参考例6の第一工程および第二工程に示される方法を用いて得られ、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(30−60%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、204mgの求める産物(51)を42%の収率で褐色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ :8.88(1H, s), 8.53(1H, s), 8.27(1H, s), 5.51(1H, br), 4.59(2H, br), 3.95(2H, m), 3.16(2H, br), 2.25−2.12(4H, m), 1.42(9H, s)。
【0784】
参考例15
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0785】
【化147】
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【0786】
化合物(52)は、参考例3の第一工程および第二工程に示される方法を用いて得られ、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(30−60%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、368mgの求める産物(52)を90%の収率で褐色アモルファスとして得た。
LC/MS(M+1): 413。
【0787】
参考例16
第一工程
4−フルオロ−4−(5−(5−ホルミルフラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0788】
【化148】
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【0789】
(53)(1 g, 2.68 mmol)のTHF(10 ml)溶液に、5−ホルミルフラン−2−イルボロン酸(431 mg, 3.08 mmol)をPdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(131 mg, 0.161 mmol)と共に室温で添加した。反応混合物を85℃で1時間加熱した。次に、反応混合物は水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(10−35%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、905mgの求める産物(54)を87%の収率で橙色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.65(1H, s), 8.88(1H, s), 8.09(1H, s), 7.69(1H, d, J = 3.54 Hz), 7.43(1H, d, J = 3.54 Hz), 3.96(2H, brm), 3.13(2H, br), 2.54(3H, s), 2.25−2.01(4H, m), 1.43(9H, s)。
【0790】
第二工程
4−フルオロ−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
【0791】
【化149】
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【0792】
(54)(1.05 g, 2.70 mmol)のTHF(10 ml)およびEtOH(10 ml)溶液に、NaBH
4(107 mg, 2.84 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、同じ温度で30分撹拌した後、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(20−40%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、940mgの求める産物(55)を89%の収率で褐色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.69(1H, s), 7.88(1H, s), 7.03(1H, s), 6.45(1H, s), 5.34(1H, br), 4.47(2H, br), 3.95(2H, m), 3.14(2H, br), 2.20−2.01(4H, m), 1.43(9H, s)。
【0793】
参考例17
2−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イルアミノ)エチルカルバミン酸tert−ブチル
【0794】
【化150】
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【0795】
(5)(400mg, 1.11 mmol)のNMP(1.0 ml)溶液に、2−アミノエチルカルバミン酸tert−ブチル(445 mg, 2.78 mmol)およびDIEA(0.388 ml, 2.22 mmol)を室温で窒素下添加した。次に、反応混合物をマイクロウエーブにより120℃で加熱した。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(20−40%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、412mgの求める産物(57a)を77%の収率で無色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.55(1H, s), 8.04(1H, s), 7.35(1H, br), 6.95(1H, br), 4.93(2H, s), 3.50(2H, m), 3.18(2H, m), 1.38(9H, s), 0.89(9H, s), 0.13(6H, s). LC/MS(M+1): 484。
【0796】
参考例18
以下の化合物は、参考例17と同様の方法で得た。
【0797】
【化151】
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【0798】
57b: 98%、黄色油状物。
4−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.73(1H, s), 8.22(1H, s), 4.95(2H, s), 3.47(8H, brm), 1.43(9H, s), 0.89(9H, s), 0.13(6H, s). LC/MS(M+1): 510。
57c: 88%、黄色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.86 (1H, s), 8.34 (1H, s), 5.77 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.61 (2H, d, J = 5.05 Hz), 3.50 (8H, br), 1.43 (9H, s). LC/MS (M+1): 396.
57d: 56%、黄色油状物。
1−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸アリル
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.73 (1H, s), 8.25 (1H, s), 6.93 (1H, d, J = 7.58 Hz), 5.93 (1H, br), 5.32 (1H, d, J = 17.18 Hz), 5.23 (1H, d, J = 10.61 Hz), 4.94 (3H, brm), 4.60 (2H, d, J = 3.54 Hz), 3.74 (2H, brm), 3.65 (1H, brm), 2.05 (2H, brm), 0.88 (9H, s), 0.12 (6H, s). LC/MS (M+1): 491。
【0799】
参考例19
(E)−3−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)アクリル酸エチル
【0800】
【化152】
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【0801】
(5)(109 mg, 0.302 mmol)のジオキサン(1.0 ml)およびEtOH(1.0 ml)溶液に、(E)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アクリル酸エチル(82 mg, 0.363 mmol)、PdCl
2(PPh
3)
4(12.7 mg, 0.018 mmol)およびK
3PO
4(64.2 mg, 0.302 mmol)を室温で窒素下添加した。次に、反応混合物を90℃で加熱した。反応混合物は、90℃で6時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(5−15%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、81.9mgの求める産物(59a)を64%の収率で黄色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ : 9.14(1H, s), 8.51(1H, s), 7.98(1H, d, J = 16.17 Hz), 7.06(1H, d, J = 15.16 Hz), 4.99(2H, s), 4.25(2H, q, J = 7.07 Hz), 1.28(3H, t, J = 7.07 Hz), 0.89(9H, s), 0.14(6H, s). LC/MS(M+1): 424。
【0802】
参考例20
以下の化合物は、参考例19と同様の方法で得た。
【0803】
【化153】
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【0804】
59b: 47% 、無色油状物。
(E)−3−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)2−ブテン酸ベンジル
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.08(1H, s), 8.47(1H, s), 7.40−7.30(5H, m), 6.18(1H, s), 5.21(2H, s), 4.99(2H, s), 2.47(3H, s), 0.88(9H, s), 0.13(6H, s). LC/MS(M+1): 500.
59c: 32%、黄色油状物。
(E)−3−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)2−ブテン酸ベンジル
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.02(1H, s), 7.95(1H, d, J = 7.58 Hz), 7.58(1H, d, J = 7.58 Hz), 7.40−7.34(5H, m), 5.95(1H, s), 5.20(2H, s), 4.96(2H, s), 2.44(3H, s), 0.88(9H, s), 0.12(6H, s). LC/MS(M+1): 499。
【0805】
参考例21
(E)−3−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)2−ブテン酸
【0806】
【化154】
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【0807】
59c(613 mg, 0.60 mmol)のTHF(3 ml)およびEtOH(3 ml)溶液に、LiOH(38 mg, 0.90 mmol)の水溶液(1 ml)を室温で添加した。反応混合物は、同じ温度で終夜撹拌した後、1Mの塩酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
【0808】
結果として得られた粗化合物のTHF(2 ml)溶液に、イミダゾール(246 mg, 3.60 mmol)およびTBSCl(362 mg, 2.40 mmol)を室温で窒素下添加した。反応混合物は、同じ温度で5時間撹拌した後、1Mの塩酸でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
LC/MS(M+1): 409。
【0809】
参考例22
以下の化合物は、参考例21と同様の方法で得た。
【0810】
【化155】
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【0811】
60a : (E)−3−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)アクリル酸
LC/MS(M+1): 396.
60b: (E)−3−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)2−ブテン酸
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.10(1H, s), 8.50(1H, s), 6.06(1H, s), 5.00(2H, s), 2.44(3H, s), 0.89(9H, s), 0.14(6H, s). LC/MS(M+1): 410。
【0812】
参考例23
3−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)2−プロピン−1−オール
【0813】
【化156】
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【0814】
(61)(300 mg, 0.743 mmol)のDMF(3 ml)溶液に、2−プロピン−1−オール(58.3 mg, 1.04 mmol)、Pd(PPh
3)
4(51.5 mg, 0.045 mmol)、CuI(14.2 mg, 0.074 mmol)およびNEt
3(0.206 ml, 1.486 mmolを室温で窒素下添加した。次に、反応混合物を85℃で加熱した。反応混合物は、85℃で2時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(10−30%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、281mgの求める産物(62a)を定量的に黄色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ : 8.07(1H, s), 7.93(1H, d, J = 8.08 Hz), 7.78(1H, d, J = 8.08 Hz), 5.50(1H, t, J = 5.56 Hz), 4.97(2H, s), 4.40(2H, d, J = 5.56 Hz), 0.89(9H, s), 0.13(6H, s). LC/MS(M+1): 379。
【0815】
参考例24
以下の化合物は、参考例23と同様の方法で得た。
【0816】
【化157】
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【0817】
62b: 85%、 黄色固体。
(R)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)2−プロピン−1−オール
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.09(1H, s), 7.95(1H, d, J = 8.08 Hz), 7.78(1H, d, J = 8.08 Hz), 5.52(1H, t, J = 6.32 Hz), 5.46(1H, t, J = 5.56 Hz), 4.40(4H, m), 1.45(3H, s), 1.41(3H, s)。LC/MS(M+1): 335.
62c: 79%、橙色固体。
(S)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)2−プロピン−1−オール
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.09(1H, s), 7.95(1H, d, J = 8.08 Hz), 7.78(1H, d, J = 8.08 Hz), 5.52(1H, t, J = 6.32 Hz), 5.46(1H, t, J = 5.56 Hz), 4.40(4H, m), 1.45(3H, s), 1.41(3H, s). LC/MS(M+1): 335。
【0818】
参考例25
3−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)プロピオルアルデヒド
【0819】
【化158】
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【0820】
(62a)(280 mg, 0.739 mmol)のCH
2Cl
2(3 ml)溶液に、Dess−Martin試薬(376 mg, 0.887 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、0℃で30分撹拌した後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層をNa
2S
2O
3、水および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。液体残留物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(15−20%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、211mgの求める産物(63a)を76%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.52(1H, s), 8.18(1H, s), 8.04(2H, s), 4.99(2H, s), 0.89(9H, s), 0.14(6H, s)。
【0821】
参考例26
以下の化合物は、参考例25と同様の方法で得た。
【0822】
【化159】
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【0823】
63b: 定量的、白色固体。
(R)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)プロピオルアルデヒド
LC/MS(M+1): 333.
63c: 93%、白色固体。
(S)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)プロピオルアルデヒド
LC/MS(M+1): 333。
【0824】
参考例27
3−(4−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−クロロフェニル)プロピン酸
【0825】
【化160】
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【0826】
(63a)(211 mg, 0.560 mmol)のt−BuOH(2 ml)およびH
2O(1 ml)溶液に、2−メチル−2−ブテン(1 ml)、NaH
2PO
4−2H
2O(131 mg, 0.840 mmol)およびNaClO
4(152 mg, 1.68 mmol)を0℃で添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌した後、1Mの塩酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層をNa
2S
2O
3および食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた生成物はさらには精製せず次の反応に使用した。
LC/MS(M+1): 393。
【0827】
参考例28
以下の化合物は、参考例27と同様の方法で得た。
【0828】
【化161】
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【0829】
64b: (R)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)プロピン酸
LC/MS(M+1): 349.
64c: (S)−3−(2−クロロ−4−(5−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)プロピン酸
LC/MS(M+1): 349。
【0830】
参考例29
1−(5−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−クロロピリジン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸
【0831】
【化162】
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【0832】
(57d)(153 mg, 0.311 mmol)のTHF(2 ml)溶液に、5,5−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオン(65 mg, 0.467 mmol)およびPd(Ph
3)
4(36 mg, 0.031 mmol)を室温で添加した。反応混合物は、同じ温度で1時間撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。結果として得られた生成物はさらには精製せず、実施例2の反応に使用した。
LC/MS(M+1): 451。
【0833】
実施例4
以下の化合物は、実施例1の第四工程および第五工程と同様の方法で得た。
【0834】
【化163】
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【0835】
I−12: 収率72%、ベージュ色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.13 (1H, s), 8.76 (1H, d, J = 1.68 Hz), 8.33 (1H, s), 8.14 (1H, d, J = 1.86 Hz), 8.04 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.25 (1H, br), 4.20 (2H, d, J = 2.44 Hz), 3.87 (3H, s), 3.69 (2H, t, J = 5.41 Hz), 2.59 (1H, br). LC/MS (M+1): 496.
I−13: 収率47% 、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.82 (1H, s), 8.76 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.33 (1H, s), 8.13 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 1.98, 8.85 Hz), 8.04 (1H, s), 7.98 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.23 (1H, br), 4.21 (2H, br), 3.87 (3H, s), 3.71 (2H, t, J = 5.41 Hz), 2.58 (2H, br). LC/MS (M+1): 463.
I−14: 62 %、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.76 (1H, d, J = 1.68 Hz), 8.33 (1H, s), 8.13 (1H, d, J = 1.68 Hz), 8.04 (1H, s), 7.77 (1H, dd, J = 2.75, 7.17 Hz), 7.55 (1H, br), 7.20 (1H, td, J = 9.07, 2.75 Hz), 6.25 (1H, br), 4.26 (2H, br), 3.87 (3H, s), 3.78 (2H, t, J = 5.41 Hz), 2.57 (2H, br). LC/MS (M+1): 469.
I−15: 収率59% 、白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.13 (1H, s), 8.78 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.36 (1H, s), 8.16 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.06 (1H, s), 7.92 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.85, 1.68 Hz), 6.25 (1H, br), 4.94 (1H, t, J = 5.26 Hz), 4.20 (2H, d, J = 2.75 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.76 (2H, dt, J = 5.57, 5.26 Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.57 Hz), 2.59 (2H, s). LC/MS (M+1): 526.
I−16: 収率70% 、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.81 (1H, s), 8.77 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, m), 8.35 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.06 (1H, s), 8.05 (1H, dd, J = 8.85, 2.44 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.23 (1H, br), 4.94 (1H, t, J = 5.26 Hz), 4.22 (2H, d, J = 2.75 Hz), 4.15 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.78−3.69 (4H, m), 2.58 (2H, br). LC/MS (M+1): 493.
I−17: 収率59% 、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.77 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.35 (1H, s), 8.15 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.06 (1H, s), 7.77 (1H, dd, J = 8.69, 2.59 Hz), 7.56 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 8.69, 2.59 Hz), 6.25 (1H, br), 4.94 (1H, t, J = 5.34 Hz), 4.26 (2H, br), 4.16 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.76 (4H, m), 2.58 (2H, br). LC/MS (M+1): 499.
I−71: 47%、橙色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−((3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−2−オキソピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.12 (1H, s), 8.82 (1H, d, J = 2.29 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.29 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.60 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.62 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.62, 1.60 Hz), 6.24 (1H, br), 5.74 (1H, d, J = 6.41 Hz), 5.24 (1H, d, J = 2.75 Hz), 4.31 (2H, d, J = 4.88 Hz), 4.19 (2H, d, J = 2.90 Hz), 3.92 (1H, dd, J = 10.29, 2.75 Hz), 3.67 (3H, m), 2.57 (2H, br). LC/MS (M+1): 531.
I−85: 収率31%、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−((3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−2−オキソピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.80 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 2.29 Hz), 8.60 (1H, d, J = 2.36 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.29 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 9.00, 2.36 Hz), 7.97 (1H, d, J = 9.00 Hz), 6.22 (1H, br), 5.73 (1H, d, J = 6.71 Hz), 5.23 (1H, d, J = 3.05 Hz), 4.31 (2H, d, J = 5.34 Hz), 4.21 (2H, d, J = 2.59 Hz), 3.92 (1H, dd, J = 10.45, 3.05 Hz), 3.72−3.63 (3H, m), 2.57 (2H, br).. LC/MS (M+1): 498.
I−72: 収率56% 、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−((3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−2−オキソピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.81 (1H, d, J = 2.29 Hz), 8.31 (1H, d, J = 2.29 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 8.69, 2.44 Hz), 7.55 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 8.69, 2.64 Hz), 6.24 (1H, br), 5.73 (1H, d, J = 6.25 Hz), 5.23 (1H, br), 4.28 (4H, m), 3.92 (1H, dd, J = 10.83, 2.67 Hz), 3.77 (2H, t, J = 5.49 Hz), 3.65 (1H, d, J = 10.83 Hz), 2.56 (2H, br). LC/MS (M+1): 504.
I−74: 62% 、橙色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.08 (1H, s), 7.92 (1H, d, J = 1.53 Hz), 7.83 (1H, d, J = 2.59 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.85, 1.53 Hz), 6.91 (1H, d, J = 2.59 Hz), 6.08 (1H, br), 4.97 (2H, d, J = 4.58 Hz), 4.15 (4H, br), 3.66 (2H, t, J = 5.64 Hz), 3.45 (2H, dd, J = 9.46, 5.49 Hz), 3.14 (2H, dd, J = 9.91, 4.27 Hz), 2.53 (2H, br). LC/MS (M+1): 517.
I−86: 収率73% 、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.75 (1H, s), 8.60 (1H, d, J = 2.44 Hz), 8.04 (1H, dd, J = 8.85, 2.44 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.82 (1H, d, J = 2.44 Hz), 6.90 (1H, d, J = 2.44 Hz), 6.06 (1H, br), 4.97 (2H, d, J = 4.42 Hz), 4.17−4.13 (4H, m), 3.67 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.44 (2H, dd, J = 9.68, 4.42 Hz), 3.13 (2H, dd, J = 9.91, 4.42 Hz), 2.53 (2H, br). LC/MS (M+1): 484.
I−73: 80%、ベージュ色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.07 (1H, s), 7.90 (1H, d, J = 1.22 Hz), 7.79 (1H, d, J = 2.44 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.60 (1H, dd, J = 8.85, 1.22 Hz), 6.88 (1H, d, J = 2.44 Hz), 4.94 (2H, d, J = 4.58 Hz), 4.23 (2H, d, J = 13.12 Hz), 4.12 (2H, d, J = 3.51 Hz), 3.41 (2H, dd, J = 8.77, 4.96 Hz), 3.21 (1H, m), 3.10 (2H, dd, J = 9.76, 4.27 Hz), 3.00−2.91 (2H, m), 1.69 (4H, br). LC/MS (M+1): 519.
【0836】
【化164】
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【0837】
I−20: 収率47% 、黄色アモルファス。
(R)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 9.09 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.53 Hz), 7.72 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 8.85, 1.53 Hz), 6.43 (1H, br), 6.20 (1H, d, J = 5.64 Hz), 5.05 (1H, t, J = 5.64 Hz), 4.87 (1H, q, J = 5.64 Hz), 4.24 (2H, d, J = 2.75 Hz), 3.78 (2H, q, J = 5.64 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.41 Hz), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 544.
I−21: 収率38% 、ベージュ色固体。
(R)−4−(3−クロロ−5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 9.08 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 2.36 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 8.85, 2.36 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.41 (1H, br), 6.20 (1H, d, J = 6.05 Hz), 5.05 (1H, t, J = 6.02 Hz), 4.87 (1H, q, J = 6.05 Hz), 4.26 (2H, d, J = 2.59 Hz), 3.81−3.71 (4H, m), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 511.
I−18: 収率46% 、ベージュ色固体。
(S)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.15 (1H, s), 9.09 (1H, d, J = 1.98 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.98 Hz), 7.93 (1H, d, J = 1.37 Hz), 7.72 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 8.85, 1.37 Hz), 6.43 (1H, br), 6.20 (1H, d, J = 6.10 Hz), 5.06 (1H, t, J = 6.02 Hz), 4.87 (1H, q, J = 6.10 Hz), 4.24 (2H, d, J = 2.44 Hz), 3.81−3.70 (4H, m), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 544.
I−19: 収率36% 、白色固体。
(S)−4−(3−クロロ−5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 9.08 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 2.36 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 9.00, 2.36 Hz), 7.98 (1H, d, J = 9.00 Hz), 6.41 (1H, br), 6.21 (1H, d, J = 6.10 Hz), 5.07 (1H, t, J = 5.95 Hz), 4.87 (1H, q, J = 6.10 Hz), 4.26 (2H, d, J = 2.44 Hz), 3.81−3.71 (4H, m), 2.63 (2H, br). LC/MS (M+1): 511.
I−23: 収率34% 、ベージュ色固体。
(R)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.15 (1H, s), 8.98 (1H, s), 8.24 (1H, d, J = 0.82 Hz), 7.95 (1H, s), 7.73 (1H, d, J = 8.79 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 8.79, 0.82 Hz), 6.18 (1H, d, J = 6.04 Hz), 6.09 (1H, br), 5.06 (1H, t, J = 6.04 Hz), 4.87 (1H, q, J = 6.04 Hz), 4.22 (2H, d, J = 1.92 Hz), 3.81−3.71 (4H, m), 2.60 (2H, br), 2.48 (3H, s). LC/MS (M+1): 524.
I−24: 収率32% 、ベージュ色固体。
(R)−4−(5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.82 (1H, s), 8.98 (1H, d, J = 1.92 Hz), 8.62 (1H, d, J = 2.06 Hz), 8.24 (1H, d, J = 1.92 Hz), 8.07 (1H, dd, J = 8.93, 2.06 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.93 Hz), 6.18 (1H, d, J = 6.04 Hz), 6.07 (1H, br), 5.06 (1H, t, J = 6.04 Hz), 4.86 (1.0H, q, J = 6.04 Hz), 4.24 (2H, d, J = 1.92 Hz), 3.81−3.72 (4H, m), 2.59 (2H, br), 2.47 (3H, s). LC/MS (M+1): 491.
I−22: 収率38% 、ベージュ色固体。
(S)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(5−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 8.98 (1H, d, J = 1.92 Hz), 8.24 (1H, d, J = 1.92 Hz), 7.94 (1H, s), 7.73 (1H, d, J = 8.79 Hz), 7.66 (1H, d, J = 8.79 Hz), 6.18 (1H, d, J = 6.04 Hz), 6.09 (1H, br), 5.06 (1H, t, J = 6.04 Hz), 4.86 (1H, q, J = 6.04 Hz), 4.22 (2H, d, J = 2.20 Hz), 3.81−3.71 (4H, m), 2.60 (2H, br), 2.48 (3H, s). LC/MS (M+1): 524.
I−43: 収率40% 、 白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 8.97 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.23 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.95 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.66 (1H, d, J = 8.59 Hz), 6.09 (1H, br), 6.01 (1H, br), 4.75 (2H, brs), 4.23 (2H, br), 3.73 (2H, br), 2.60 (2H, br), 2.47 (3H, s). LC/MS (M+1): 494.
I−44: 収率50% 、白色固体。
4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.98 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.90 (1H, s), 8.25 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.57−7.54 (3H, m), 6.09 (1H, br), 6.00 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.75 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.22 (2H, br), 3.72 (2H, br), 2.59 (2H, br), 2.48 (3H, s), 2.39 (3H, s). LC/MS (M+1): 474.
I−75: 収率47% 、 白色固体。
4−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 8.01 (1H, s), 7.94 (2H, s), 7.72 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.65 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.55 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.99 (1H, t, J = 5.81 Hz), 5.92 (1H, br), 4.73 (2H, d, J = 5.81 Hz), 4.19 (2H, br), 3.72 (2H, br), 2.50 (2H, br). LC/MS (M+1): 513.
I−89: 収率45%、白色固体。
4−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.82 (1H, s), 8.63 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 7.58 Hz), 8.02 (1H, s), 8.00 (1H, d, J = 7.58 Hz), 7.95 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.56 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.99 (1H, t, J = 5.56 Hz), 5.90 (1H, br), 4.73 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.21 (2H, br), 3.73 (2H, br), 2.50 (1H, br).LC/MS (M+1): 480.
I−76: 収率45% 、白色固体。
4−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.89 (1H, s), 8.02 (1H, s), 7.96 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.56−7.53 (4H, m), 5.99 (1H, t, J = 6.06 Hz), 5.92 (1H, br), 4.73 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.18 (2H, br), 3.71 (2H, br), 2.50 (2H, br), 2.39 (3H, s). LC/MS (M+1): 493.
I−50: 収率52% 、白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.18 (1H, s), 9.08 (1H, s), 8.44 (1H, s), 7.94 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.59 Hz), 6.43 (1H, br), 5.00 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.25 (2H, br), 3.86 (2H, dd, J = 5.81, 5.05 Hz), 3.73 (2H, br), 3.10 (2H, t, J = 5.81 Hz), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 528.
I−49: 収率23% 、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.84 (1H, s), 9.08 (1H, s), 8.62 (1H, s), 8.44 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 9.09 Hz), 8.00 (1H, d, J = 9.09 Hz), 6.41 (1H, br), 4.99 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.27 (2H, br), 3.86 (2H, dd, J = 6.06, 5.56 Hz), 3.74 (2H, br), 3.10 (2H, t, J = 6.06 Hz), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 495.
I−51: 収率48% 、橙色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.08 (1H, s), 8.92 (1H, s), 8.44 (1H, s), 7.56−7.53 (3H, m), 6.43 (1H, br), 5.00 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.24 (2H, br), 3.86 (2H, dd, J = 6.06, 5.05 Hz), 3.72 (2H, t, J = 4.80 Hz), 3.10 (2H, t, J = 6.06 Hz), 2.64 (2H, br), 2.38 (3H, s). LC/MS (M+1): 508.
I−48: 収率48% 、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.07 (1H, s), 8.71 (1H, s), 8.43 (1H, s), 7.50 (1H, s), 7.42 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.08 Hz), 6.42 (1H, br), 5.00 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.22 (2H, br), 3.86 (2H, dd, J = 6.06, 5.56 Hz), 3.70 (2H, t, J = 5.05 Hz), 3.10 (2H, t, J = 6.06 Hz), 2.62 (2H, br), 2.23 (3H, s). LC/MS (M+1): 524.
【0838】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
I−25: 収率51%、黄色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 9.08 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.41 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.69 Hz), 7.64 (1H, d, J = 8.69 Hz), 6.40 (1H, br), 6.13 (1H, t, J = 6.41 Hz), 4.83 (2H, d, J = 6.41 Hz), 4.23 (2H, d, J = 1.07 Hz), 3.71 (2H, t, J = 5.19 Hz), 2.63 (2H, br). LC/MS (M+1): 514.
I−26: 収率45% 、黄色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 9.07 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 0.92 Hz), 8.40 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 8.85, 0.92 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.38 (1H, br), 6.13 (1H, t, J = 6.41 Hz), 4.83 (2H, d, J = 6.41 Hz), 4.25 (2H, d, J = 1.53 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.19 Hz), 2.63 (2H, br). LC/MS (M+1): 481.
I−36: 収率50%、黄色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.16 (2H, m), 8.56 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.92 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.69 Hz), 7.64 (1H, d, J = 8.69 Hz), 6.45 (1H, br), 5.83 (1H, t, J = 5.87 Hz), 4.65 (2H, d, J = 5.87 Hz), 4.25 (2H, br), 3.71 (2H, t, J = 5.49 Hz), 2.64 (2H, br). LC/MS (M+1): 514.
I−37: 収率80%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.17 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.62 (1H, s), 8.56 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.07 (1H, d, J = 8.59 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.59 Hz), 6.45 (1H, br), 5.84 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.67 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.28 (2H, br), 3.74 (2H, br), 2.65 (2H, br). LC/MS (M+1): 481.
I−38: 収率35%、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.16 (1H, s), 8.90 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.54 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.55−7.52 (3H, m), 6.46 (1H, br), 5.84 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.67 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.25 (2H, br), 3.72 (2H, br), 2.64 (2H, br), 2.38 (3H, s). LC/MS (M+1): 494.
I−27: 収率53%、ベージュ色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.95 (1H, s), 8.85 (1H, d, J = 1.92 Hz), 8.16 (1H, d, J = 1.92 Hz), 7.95 (1H, s), 7.74 (1H, s), 7.53 (1H, d, J = 9.06 Hz), 7.45 (1H, d, J = 9.06 Hz), 6.19 (1H, br), 4.26 (2H, s), 4.04 (2H, d, J = 1.92 Hz), 3.51 (2H, t, J = 5.49 Hz), 2.43 (2H, br). LC/MS (M+1): 513.
I−31: 収率52%、黄色固体。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 9.03 (1H, d, J = 1.53 Hz), 8.61 (1H, d, J = 1.07 Hz), 8.33 (1H, d, J = 1.53 Hz), 8.13 (1H, s), 8.05 (1H, dd, J = 9.00, 1.07 Hz), 7.98 (1H, d, J = 9.00 Hz), 6.36 (1H, br), 5.32 (1H, t, J = 5.64 Hz), 4.45 (2H, d, J = 5.64 Hz), 4.24 (2H, d, J = 1.83 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.49 Hz), 2.62 (2H, br). LC/MS (M+1): 480.
I−32: 収率54%、褐色固体。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.03 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.34 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.13 (1H, s), 7.77 (1H, dd, J = 8.62, 1.75 Hz), 7.54 (1H, m), 7.20 (1H, m), 6.38 (1H, br), 5.32 (1H, br), 4.45 (2H, d, J = 2.59 Hz), 4.29 (2H, br), 3.79 (2H, t, J = 4.96 Hz), 2.61 (2H, br). LC/MS (M+1): 486.
I−28: 収率51%、黄色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 8.85 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.50 (1H, s), 8.23 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.54 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.54 Hz), 6.35 (1H, br), 5.49 (1H, t, J = 5.41 Hz), 4.57 (2H, d, J = 5.41 Hz), 4.22 (2H, d, J = 1.68 Hz), 3.71 (2H, t, J = 5.11 Hz), 2.62 (2H, br). LC/MS (M+1): 513.
I−30: 収率33%、黄色固体。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 8.85 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 1.53 Hz), 8.50 (1H, s), 8.22 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 8.85, 1.53 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.85 Hz), 6.33 (1H, br), 5.49 (1H, t, J = 5.11 Hz), 4.56 (2H, d, J = 5.11 Hz), 4.24 (2H, d, J = 1.83 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.26 Hz), 2.61 (2H, br). LC/MS (M+1): 480
I−35: 収率40%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.66 (1H, d, J = 1.92 Hz), 8.31 (1H, s), 8.04 (1H, d, J = 1.92 Hz), 7.58 (1H, m), 7.36 (1H, br), 7.01 (1H, td, J = 9.06, 2.47 Hz), 6.16 (1H, br), 5.29 (1H, t, J = 5.36 Hz), 4.37 (2H, d, J = 5.36 Hz), 4.09 (2H, br), 3.60 (2H, br), 2.41 (2H, br). LC/MS (M+1): 486.
I−29: 収率44%、ベージュ色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (1H, s), 9.01 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.41 (1H, d, J = 1.83 Hz), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.69 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.69 Hz), 7.12 (1H, s), 6.35 (1H, br), 5.78 (1H, t, J = 5.64 Hz), 4.63 (2H, d, J = 5.64 Hz), 4.22 (2H, d, J = 1.98 Hz), 3.71 (2H, t, J = 5.41 Hz), 2.62 (2H, br). LC/MS (M+1): 513.
I−33: 収率43%、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 9.00 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.61 (1H, d, J = 2.21 Hz), 8.40 (H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 9.00, 2.21 Hz), 7.98 (1H, d, J = 9.00 Hz), 7.11 (1H, s), 6.33 (1H, br), 5.78 (1H, br), 4.63 (2H, br), 4.24 (2H, d, J = 2.29 Hz), 3.72 (2H, t, J = 5.34 Hz), 2.61 (2H, br). LC/MS (M+1): 480
I−34: 収率52%、ベージュ色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−N−(6−フルオロベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.01 (1H, s), 8.40 (1H, s), 7.78 (1H, br), 7.60 (1H, br), 7.20 (1H, t, J = 8.62 Hz), 7.11 (1H, s), 6.35 (1H, br), 5.79 (1H, br), 4.63 (2H, s), 4.28 (2H, br), 3.79 (2H, br), 2.61 (2H, br). LC/MS (M+1): 486.
I−45: 収率44%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(2−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.83 (1H, s), 8.86 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.63 (1H, s), 8.24 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.07 (1H, d, J = 8.59 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.86 (1H, s), 6.32 (1H, br), 5.79 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.59 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.25 (2H, br), 3.73 (2H, br), 2.61 (2H, br). LC/MS (M+1): 480
I−39: 収率51%、無色アモルファス。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−フルオロ−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.19 (1H, s), 8.70 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.90 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.04 (1H, d, J = 2.53 Hz), 6.45 (1H, d, J = 2.53 Hz), 5.33 (1H, t, J = 5.31 Hz), 4.47 (2H, d, J = 5.31 Hz), 4.15 (2H, d, J = 12.63 Hz), 3.26 (2H, t, J = 12.63 Hz), 2.52 (3H, s), 2.35−2.19 (2H, m), 2.12 (2H, t, J = 12.63 Hz). LC/MS (M+1): 512.
I−40: 収率30% 、無色アモルファス。
4−フルオロ−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.89 (1H, s), 8.70 (1H, s), 8.62 (1H, s), 8.06 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.99 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.90 (1H, s), 7.04 (1H, d, J = 2.53 Hz), 6.46 (1H, d, J = 2.53 Hz), 5.33 (1H, t, J = 3.54 Hz), 4.47 (2H, d, J = 3.54 Hz), 4.18 (2H, d, J = 11.62 Hz), 3.25 (2H, t, J = 11.62 Hz), 2.36−2.20 (2H, m), 2.10 (2H, t, J = 11.62 Hz). LC/MS (M+1): 479.
I−41: 収率40%、無色アモルファス。
4−フルオロ−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.95 (1H, s), 8.70 (1H, s), 7.90 (1H, s), 7.55−7.52 (3H, m), 7.04 (1H, s), 6.46 (1H, s), 5.33 (1H, t, J = 4.55 Hz), 4.47 (2H, d, J = 4.55 Hz), 4.15 (22H, d, J = 12.38 Hz), 3.24 (2H, t, J = 12.38 Hz), 2.39 (3H, s), 2.33−2.17 (2H, m), 2.11 (2H, t, J = 12.38 Hz). LC/MS (M+1): 492.
I−42: 収率33%、無色アモルファス。
4−フルオロ−4−(5−(5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル)−3−メチルピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.76 (1H, s), 8.70 (1H, s), 7.90 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.41 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.04 (1H, s), 6.46 (1H, s), 5.33 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.47 (2H, d, J = 5.05 Hz), 4.13 (2H, d, J = 12.13 Hz), 3.23 (2H, t, J = 12.13 Hz), 2.33−2.10 (5H, m), 2.09 (2H, t, J = 12.13 Hz). LC/MS (M+1): 508.
【0840】
【化166】
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【0841】
I−46: 収率92%、無色アモルファス。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.21 (1H, s), 9.10 (1H, s), 8.45 (1H, s), 7.91 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.62 (1H, d, J = 9.09 Hz), 6.15 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.85 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.15 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.31 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.34−2.29 (4H, brm). LC/MS (M+1): 534.
I−47: 収率82%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.91 (1H, s), 9.09 (1H, s), 8.61 (1H, s), 8.44 (1H, s), 8.05 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.59 Hz), 6.15 (1H, t, J = 6.57 Hz), 4.85 (2H, d, J = 6.57 Hz), 4.19 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.28 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.36−2.28 (4H, brm). LC/MS (M+1): 501.
I−52: 収率75%、白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.21 (1H, s), 9.04 (1H, s), 8.46 (1H, s), 7.91 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.15 (1H, s), 5.81 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.65 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.15 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.30 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.33−2.25 (4H, brm). LC/MS (M+1): 533.
I−53: 収率57%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.90 (1H, s), 9.04 (1H, s), 8.61 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.05 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.15 (1H, s), 5.80 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.65 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.18 (2H, d, J = 13.64 Hz), 3.30 (2H, t, J = 13.64 Hz), 2.32−2.28 (4H, brm). LC/MS (M+1): 500.
I−54: 収率78%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)イソキサゾール3−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.04 (1H, s), 8.96 (1H, s), 8.45 (1H, s), 7.54−7.51 (3H, m), 7.15 (1H, s), 5.80 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.65 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.14 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.27 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.38 (3H, s), 2.38−2.28 (4H, brm). LC/MS (M+1): 513.
I−55: 収率53%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.90 (1H, s), 8.88 (1H, s), 8.61 (1H, s), 8.53 (1H, s), 8.28 (1H, s), 8.05 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.59 Hz), 5.52 (1H, t, J = 4.55 Hz), 4.59 (2H, d, J = 4.55 Hz), 4.17 (2H, d, J = 13.64 Hz), 3.30 (2H, t, J = 13.64 Hz), 2.32−2.27 (4H, brm). LC/MS (M+1): 500.
I−56: 収率48%、黄色アモルファス。
4−(3−クロロ−5−(4−(ヒドロキシメチル)オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.96 (1H, s), 8.88 (1H, s), 8.53 (1H, s), 8.28 (1H, s), 7.54−7.52 (3H, m), 5.52 (1H, t, J = 5.05 Hz), 4.59 (2H, d, J = 5.05 Hz), 4.14 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.29 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.38−2.28 (7H, m). LC/MS (M+1): 513.
I−59: 収率55%、白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.21 (1H, s), 9.19 (1H, s), 8.59 (1H, s), 7.90 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.61 (1H, d, J = 8.59 Hz), 5.84 (1H, t, J = 4.04 Hz), 4.67 (2H, d, J = 4.04 Hz), 4.16 (2H, d, J = 12.63 Hz), 3.30 (2H, t, J = 12.63 Hz), 2.33−2.29 (4H, m). LC/MS (M+1): 534.
I−57: 収率66%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.91 (1H, s), 9.20 (1H, s), 8.60 (1H, s), 8.06 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.84 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.67 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.19 (2H, d, J = 14.15 Hz), 3.30 (2H, t, J = 14.15 Hz), 2.32−2.28 (4H, m). LC/MS (M+1): 501.
I−58: 収率78%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.20 (1H, s), 8.97 (1H, s), 8.60 (1H, s), 7.53−7.51 (3H, m), 5.84 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.67 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.16 (2H, d, J = 13.14 Hz), 3.29 (2H, t, J = 13.14 Hz), 2.38 (3H, s), 2.32−2.28 (4H, m). LC/MS (M+1): 514.
I−63: 収率62%、白色固体。
4−(3−フルオロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジンe−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.84 (1H, s), 9.10 (1H, s), 8.63 (1H, s), 8.39 (1H, d, J = 12.13 Hz), 8.07 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.99 (1H, d, J = 9.09 Hz), 6.82 (1H, br), 5.83 (1H, br), 4.66 (2H, d, J = 3.54 Hz), 4.32 (2H, br), 3.74 (2H, t, J = 5.05 Hz), 2.73 (2H, br). LC/MS (M+1): 465.
I−64: 収率60%、白色固体。
4−(3−フルオロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジンe−1(2H)−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.11 (1H, s), 8.91 (1H, s), 8.40 (1H, d, J = 12.13 Hz), 7.55−7.53 (3H, m), 6.83 (1H, br), 5.84 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.66 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.29 (2H, br), 3.71 (2H, t, J = 5.81 Hz), 2.73 (2H, br), 2.38 (3H, s). LC/MS (M+1): 478.
I−60: 収率35%、白色固体。
1−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(2−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)エチル)ウレア
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.22 (1H, s), 8.58 (1H, s), 8.06 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.67 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.44−7.39 (2H, m), 6.60 (1H, br), 5.93 (1H, t, J = 5.31 Hz), 4.68 (2H, d, J = 5.31 Hz), 3.57 (2H, d, J = 4.55 Hz), 3.37 (2H, brm). LC/MS (M+1): 491.
I−62: 収率22%、白色固体。
1−(2−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)エチル)−3−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ウレア
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.70 (1H, s), 8.52 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.03−7.97 (2H, m), 7.61 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.49 (1H, t, J = 5.05 Hz), 5.92 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.67 (2H, d, J = 6.06 Hz), 3.61 (2H, br), 3.45 (2H, br). LC/MS (M+1): 458.
I−61: 収率39%、白色固体。
1−(2−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)エチル)−3−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ウレア
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.86 (1H, s), 8.58 (1H, s), 8.06 (1H, s), 7.49 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.44−7.40 (3H, m), 6.46 (1H, br), 5.93 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.68 (2H, d, J = 6.06 Hz), 3.56 (2H, br), 3.35 (2H, br), 2.36 (3H, s). LC/MS (M+1): 471.
I−92: 収率49%、白色固体。
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.19 (1H, s), 8.77 (1H, s), 8.27 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.72 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.59 Hz), 5.98 (1H, br), 4.72 (2H, d, J = 5.56 Hz), 3.66 (4H, br), 3.55 (4H, br). LC/MS (M+1): 517.
I−93: 収率44%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.87 (1H, s), 8.77 (1H, s), 8.63 (1H, s), 8.26 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.08 Hz), 5.98 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.72 (2H, d, J = 5.56 Hz), 3.68 (4H, br), 3.53 (4H, br). LC/MS (M+1): 484.
I−94: 収率38%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.93 (1H, s), 8.78 (1H, s), 8.27 (1H, s), 7.54−7.53 (3H, m), 5.98 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.72 (2H, d, J = 6.06 Hz), 3.64 (4H, br), 3.54 (4H, br), 2.38 (3H, s). LC/MS (M+1): 497.
I−95: 収率84%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.87 (1H, s), 8.87 (1H, s), 8.62 (1H, s), 8.35 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 9.09 Hz), 7.98 (1H, d, J = 9.09 Hz), 5.78 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.62 (2H, d, J = 6.06 Hz), 3.67 (4H, br), 3.60 (4H, br). LC/MS (M+1): 484.
I−96: 収率88%、白色固体。
4−(3−クロロ−5−(3−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペラジン−1−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 8.93 (1H, s), 8.87 (1H, s), 8.34 (1H, s), 7.54−7.52 (3H, m), 5.78 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.62 (2H, d, J = 6.06 Hz), 3.64 (4H, br), 3.61 (4H, br), 2.38 (3H, s). LC/MS (M+1): 497。
【0842】
実施例5
以下の化合物は、実施例1の第五工程と同様の方法で得た。
【0843】
【化167】
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【0844】
I−65: 収率5%、褐色固体。
(E)−3−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)アクリルアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.14 (2H, s), 8.50 (1H, s), 7.89 (1H, d, J = 14.65 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.08 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.08 Hz), 7.42 (1H, d, J = 14.65 Hz), 6.03 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.76 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.53 (2H, d, J = 5.05 Hz). LC/MS (M+1): 439.
I−66: 収率25%、黄色固体。
(E)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)2−ブテンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 10.78 (1H, s), 9.15 (1H, s), 8.55 (1H, s), 8.12 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.70 (1H, d, J = 8.59 Hz), 6.38 (1H, s), 6.06 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.77 (2H, d, J = 6.06 Hz), 2.55 (3H, s). LC/MS (M+1): 473.
I−68: 収率15%、黄色固体。
(E)−3−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)2−ブテンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 10.61 (1H, s), 9.15 (1H, s), 8.56 (1H, s), 7.89 (2H, d, J = 8.59 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.59 Hz), 6.40 (1H, s), 6.05 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.77 (2H, d, J = 5.56 Hz), 2.55 (3H, s). LC/MS (M+1): 439.
I−69: 収率16%、黄色固体。
(E)−3−(3−クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)2−ブテンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.12 (1H, s), 8.83 (1H, br), 8.51 (1H, s), 7.71 (2H, d, J = 7.58 Hz), 7.52 (2H, d, J = 7.58 Hz), 6.22 (1H, s), 6.04 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.76 (2H, d, J = 5.56 Hz), 4.45 (2H, brs), 2.48 (3H, s). LC/MS (M+1): 453.
I−83: 収率7% 、白色固体。
(E)−3−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)2−ブテンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 10.67 (1H, s), 8.11 (1H, s), 8.08 (1H, s), 8.02 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.82 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.08 Hz), 6.11 (1H, s), 6.01 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.75 (2H, d, J = 6.06 Hz). LC/MS (M+1): 472.
I−81: 収率39%、黄色固体。
3−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.54 (1H, s), 8.20 (1H, s), 8.08 (1H, d, J = 8.59 Hz), 8.02 (1H, s), 8.01 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.76 (1H, d, J = 8.08 Hz), 6.02 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.75 (2H, d, J = 6.06 Hz). LC/MS (M+1): 456.
I−82: 3−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
収率27%、白色固体。
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.39 (1H, s), 8.19 (1H, s), 8.07 (1H, d, J = 7.58 Hz), 8.00 (1H, d, J = 7.58 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.08 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.08 Hz), 6.03 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.75 (2H, d, J = 6.06 Hz). LC/MS (M+1): 422.
I−98: 収率55%、白色固体。
3−(2−クロロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 9.60 (1H, t, J = 5.56 Hz), 8.16 (1H, s), 8.03 (1H, d, J = 7.58 Hz), 7.93 (1H, d, J = 7.58 Hz), 7.73 (2H, d, J = 8.08 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.08 Hz), 6.01 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.74 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.47 (2H, d, J = 5.56 Hz). LC/MS (M+1): 436.
I−99: 収率46%、黄色固体。
(R)−3−(2−クロロ−4−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.54 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.09 (1H, d, J = 8.59 Hz), 8.02 (1H, s), 8.01 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.76 (1H, d, J = 8.08 Hz), 6.22 (1H, d, J = 5.56 Hz), 5.08 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.88 (1H, dt, J = 6.06, 5.56 Hz), 3.79 (2H, dd, J = 6.06, 5.56 Hz). LC/MS (M+1): 486.
I−100: 収率58%、白色固体。
(R)−3−(2−クロロ−4−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.39 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.09 (1H, d, J = 8.08 Hz), 8.01 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.59 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.59 Hz), 6.21 (1H, d, J = 5.56 Hz), 5.07 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.88 (1H, dt, J = 6.06, 5.56 Hz), 3.79 (2H, dd, J = 6.06, 5.56 Hz). LC/MS (M+1): 452.
I−101: 収率19%、黄色固体。
(S)−3−(2−クロロ−4−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.54 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.09 (1H, d, J = 8.59 Hz), 8.02 (1H, s), 8.01 (1H, d, J = 8.59 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.76 (1H, d, J = 8.08 Hz), 6.21 (1H, d, J = 6.06 Hz), 5.07 (1H, t, J = 5.56 Hz), 4.88 (1H, dt, J = 6.06, 5.65 Hz), 3.79 (2H, d, J = 5.56 Hz). LC/MS (M+1): 486.
I−102: 収率21%、黄色固体。
(S)−3−(2−クロロ−4−(5−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピンアミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 11.39 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.09 (1H, d, J = 8.08 Hz), 8.01 (1H, d, J = 8.08 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.59 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.59 Hz), 6.21 (1H, d, J = 5.56 Hz), 5.07 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.88 (1H, dt, J = 6.06, 5.56 Hz), 3.79 (2H, dd, J = 6.06, 5.56 Hz). LC/MS (M+1): 452.
I−67: 収率6%、黄色固体。
N−(3−クロロ−4−(クロロ−5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)−1,2,3,6−トリフルオロメチル)フェニル)−1−(3−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド
1H−NMR (DMSO−d6) δ: 10.26 (1H, s), 8.76 (1H, s), 8.26 (1H, s), 8.12 (1H, s), 7.86−7.80 (2H, m), 6.89 (1H, br), 5.98 (1H, t, J = 6.06 Hz), 4.72 (2H, d, J = 6.06 Hz), 4.24 (2H, br), 3.69 (2H, br), 2.62 (2H, br). LC/MS (M+1): 514。
【0845】
実施例6
第一工程
(E)−N−(4−ブロモ−2−フルオロベンジル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリルアミド
【0846】
【化168】
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【0847】
(E)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリル酸(67)(500 mg, 2.31 mmol)および(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メタンアミン(66)(519 mg, 2.54 mmol)のDMF(5 ml)溶液に、HATU(924 mg, 2.43 mmol)およびDIEA(0.81 ml, 4.63 mmol)を0℃で窒素下添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌した後、10%クエン酸でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。結果として得られた有機層を分離し、水層より酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、ヘキサン/酢酸エチル(20−40%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、460mgの求める産物(68)を91%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.74(1H, t, J = 5.05 Hz), 7.79(4H, s), 7.56−7.52(2H, m), 7.42(1H, d, J = 8.34 Hz), 7.33(1H, d, J = 8.34 Hz), 6.81(1H, d, J = 15.66 Hz), 4.41(2H, d, J = 5.05 Hz). LC/MS(M+1): 404。
【0848】
第二工程
(E)−N−(2−フルオロ−4−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリルアミド
【0849】
【化169】
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【0850】
化合物(69)は、参考例2の第一工程および第二工程に示される方法を用いて得た。残留物はさらには精製せず次の反応に使用した。
【0851】
(59)(359 mg, 0.788 mmol)のTHF(3 ml)およびEtOH(3 ml)溶液に、K
2CO
3(108 mg, 0.764 mmol)水溶液(0.5 ml)を0℃で添加した。反応混合物は、室温で終夜撹拌した後、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。結果として得られた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、クロロホルム/メタノール(0−5%)のグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、65mgの求める産物(I−84)を40%の収率で白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.83(1H, br), 7.86(1H, d, J = 7.58 Hz), 7.79−7.74(5H, m), 7.58−7.54(2H, m), 6.85(1H, d, J = 15.66 Hz), 6.10(1H, t, J = 6.06 Hz), 4.81(2H, d, J = 6.06 Hz), 4.52(2H, brs). LC/MS(M+1): 422。
【0852】
実施例7
第一工程
(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノン(68)
【0853】
【化170】
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【0854】
窒素雰囲気下、−10℃の5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(29)(1.72 g, 7.58 mmol)の12 mlシクロペンチルメチルエーテル溶液に、i−PrMgCl LiCl混合物(1.3 Mテトラヒドロフラン溶液)(6.41 mL, 8.34mmol)を−5°C以下の温度を維持しながら滴下添加した。添加終了後に、混合物を−10℃で10分撹拌し、5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−カルボン酸エチル(3.26g、11.37 mmol)の5.2 mlシクロペンチルメチルエーテル溶液を5分以上の間添加した。結果として得られた混合物は−10℃で0.5時間撹拌した。飽和NH
4Clを反応フラスコに添加し、混合液より酢酸エチル(50 mL x 2)で抽出した。結果として得られた有機層を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル(3−15%)/ヘキサンのグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、1.75mgの合成物(70)を得た(59%)。
1H−NMR(CDCl3) δ: 9.42(1H, d, J = 2.1 Hz), 8.95(1H, d, J = 2.1 Hz), 5.01(2H, s), 0.94(9H, s), 0.18(6H, s)。
【0855】
第二工程
(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノール(71)
【0856】
【化171】
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【0857】
(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノン(70)(1.75 g, 4.51 mmol)のテトラヒドロフラン(8.8 mL)およびエタノール(8.8 mL)溶液に、テトラヒドロボロン酸ナトリウム(0.085 g, 2.25 mmol)を窒素雰囲気下の0℃で添加した。結果として得られた混合物を0°Cで15分間撹拌した。AcOHを反応フラスコに添加し、混合物より酢酸エチル(50 mL x 2)で抽出した。結果として得られた有機層を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空濃縮し、1.79mgの合成物(71)を薄黄色油状物として得た(定量的)。
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.42(1H, dd, J = 2.2, 0.5 Hz), 7.98(1H, d, J = 2.2 Hz), 6.12(1H, s), 4.84(2H, s), 0.87(9H, s), 0.09(6H, s)。
【0858】
第三工程
O−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチルO−フェニルカルボノチオアート(72)
【0859】
【化172】
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【0860】
(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メタノール(71)(1.77 g, 4.53 mmol)のジクロロメタン(12.4 mL)およびピリジン(12.4 mL)溶液に、窒素雰囲気下、クロロチオノギ酸フェニル(1.17 g, 6.80 mmol)を0℃で添加した。その結果得られた混合物を室温で2.5時間撹拌した。飽和NaHCO
3を反応フラスコに添加し、混合物より酢酸エチル(50 mL x 2)で抽出した。結果として得られた有機層を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル(5−20%)/ヘキサンのグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、1.79mgの合成物(72)を薄黄色油状物として得た(75%)。
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.53(1H, d, J = 2.3 Hz), 8.07(1H, d, J = 2.3 Hz), 7.50(1H, s), 7.45−7.39(2H, m), 7.33−7.30(1H, m), 7.11−7.08(2H, m), 4.90(2H, s), 0.90(9H, s), 0.13(6H, s)。
【0861】
第五工程
2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−5−((5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール(73)
【0862】
【化173】
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【0863】
窒素雰囲気下、O−(5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)(5,6−ジクロロピリジン−3−イル)メチルO−フェニルカルボノチオアート(72)(1.75 g, 3.32 mmol)の18 mLトルエン溶液に、AIBN(0.027 g, 0.166 mmol)およびトリブチルスタンナン(1.16 g, 3.99 mmol)を室温で添加した。混合物は80℃で3時間撹拌した。
【0864】
反応混合物は、20%KF水溶液(20 mL)で希釈し、30分撹拌し、次に酢酸エチル(50 mL x 2)で抽出した。有機層を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空濃縮した。粗生成物は、シリカゲルを用いることにより、酢酸エチル(20−50%)/ヘキサンのグラジエントで溶出してクロマトグラフィーを行い、1.13mgの合成物(73)を無色油状物として得た(91%)。
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.29(1H, d, J = 2.4 Hz), 7.79(1H, d, J = 2.4 Hz), 4.83(2H, s), 4.21(2H, s), 0.88(9H, s), 0.10(6H, s)。
【0865】
第六工程
4−(5−((5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−3−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(74)
【0866】
【化174】
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【0867】
化合物(74)は、実施例1の第三工程に示される方法を用いて得た。(収率89%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.43(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.69(1H, d, J = 2.0 Hz), 6.10(1H, br), 4.83(2H, s), 4.20(3H, s), 4.10(2H, br), 3.64(2H, t, J = 5.4 Hz), 2.56(2H, br), 1.49(9H, s), 0.87(9H, s), 0.10(6H, s)。
【0868】
第七工程
(5−((5−クロロ−6−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン−3−イル)メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メタノール塩酸塩(75)
【0869】
【化175】
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【0870】
化合物(75)は、実施例1の第四工程に示される方法を用いて得た。(収率98%)。
【0871】
第八工程
4−(3−クロロ−5−((5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0872】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0873】
化合物I−103は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率98%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.45(2H, d, J = 2.0 Hz), 8.20(1H, d, J = 8.8 Hz), 7.87(1H, dd, J = 8.8, 2.0 Hz), 7.72(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.46(1H, s), 6.23−6.21(1H, m), 4.85(2H, d, J = 6.6 Hz), 4.28−4.22(4H, m), 3.79(2H, t, J = 5.6 Hz), 2.71−2.71(2H, m), 2.49(1H, t, J = 6.6 Hz)。
【0874】
実施例8
4−(3−クロロ−5−(オキサゾール−2−イルメチル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0875】
【化177】
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【0876】
化合物I−104は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率68%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.47−8.43(2H, m), 8.21(1H, d, J = 8.9 Hz), 7.87(1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.70(1H, d, J = 2.4 Hz), 7.62(1H, s), 7.40(1H, s), 7.08(1H, s), 6.21−6.19(1H, m), 4.26(2H, q, J = 2.9 Hz), 4.13(2H, s), 3.79(2H, t, J = 5.6 Hz)。
【0877】
実施例9
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(オキサゾール−2−イルメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0878】
【化178】
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【0879】
化合物I−79は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率70%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.48(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.74(2H, dd, J = 4.6, 1.8 Hz), 7.64(2H, dd, J = 11.7, 4.6 Hz), 7.41(1H, dd, J = 8.3, 1.8 Hz), 7.13(1H, s), 6.58(1H, s), 6.25−6.23(1H, m), 4.27(2H, q, J = 2.8 Hz), 4.18(2H, s), 3.80(2H, t, J = 5.5 Hz), 2.77−2.74(2H, m)。
【0880】
実施例10
4−(3−クロロ−5−(オキサゾール−2−イルメチル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0881】
【化179】
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【0882】
化合物I−80は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率65%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.44(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.70(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.62(1H, d, J = 1.0 Hz), 7.51(1H, d, J = 8.7 Hz), 7.38−7.28(2H, m), 7.08(1H, d, J = 0.8 Hz), 6.44(1H, s), 6.20−6.18(1H, m), 4.22(2H, q, J = 2.8 Hz), 4.13(2H, s), 3.76(2H, t, J = 5.6 Hz), 2.70−2.69(2H, m), 2.45(3H, s)。
【0883】
実施例11
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−((5−(ヒドロ騎士メチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0884】
【化180】
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【0885】
化合物I−77は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率36%)
1H−NMR(CDCl3)δ: 8.46(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.73(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.68(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.58(1H, d, J = 8.9 Hz), 7.36(1H, dd, J = 8.9, 2.0 Hz), 6.52(1H, s), 6.23−6.21(1H, m), 4.85(2H, d, J = 6.7 Hz), 4.24−4.23(4H, m), 3.76(2H, t, J = 5.6 Hz), 2.72−2.69(2H, m), 2.22(1H, br)。
【0886】
実施例12
4−(3−クロロ−5−((5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0887】
【化181】
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【0888】
化合物I−78は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率40%)
1H−NMR(CDCl3)δ: 8.46(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.73(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.52(1H, d, J = 8.7 Hz), 7.38−7.29(2H, m), 6.47(1H, s), 6.23−6.21(1H, m), 4.86(2H, d, J = 6.7 Hz), 4.25−4.23(4H, m), 3.77(2H, t, J = 5.6 Hz), 2.71−2.71(2H, m), 2.46−2.40(4H, m)。
【0889】
実施例13
4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0890】
【化182】
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【0891】
化合物I−105は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率30%)
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 8.90(1H, s), 8.62(1H, s), 8.01(1H, s), 7.56−7.53(3H, m), 6.26−6.17(2H, m), 4.64(2H, s), 4.20(2H, s), 3.71−3.69(2H, m), 2.60−2.57(2H, m), 2.38(3H, s)。
【0892】
実施例14
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0893】
【化183】
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【0894】
化合物I−106は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率20%)
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.15(1H, s), 8.62(1H, s), 8.01(1H, s), 7.94(1H, s), 7.72(1H, d, J = 8.6 Hz), 7.65(1H, d, J = 8.6 Hz), 6.28−6.25(1H, m), 6.17(1H, s), 4.64(2H, s), 4.23−4.20(2H, m), 3.72−3.70(2H, m), 2.60−2.58(2H, m)。
【0895】
実施例15
4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−(ヒドロキシメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0896】
【化184】
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【0897】
化合物I−107は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率22%)
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.84(1H, s), 8.62(2H, s), 8.06−8.00(3H, m), 6.24−6.17(2H, m), 4.64(2H, s), 4.24−4.22(2H, m), 3.74−3.71(2H, m), 2.59(2H, s)。
【0898】
実施例16
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(フラン−2−イル(ヒドロキシ)メチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0899】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
化合物I−108は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率6%)
1H−NMR(DMSO−d6) δ : 9.16(1H, s), 8.53(1H, s), 7.92(2H, d, J = 22.0 Hz), 7.72−7.61(3H, m), 6.41(1H, d, J = 1.8 Hz), 6.29(1H, d, J = 1.8 Hz), 6.25−6.23(1H, m), 5.84(1H, s), 4.22−4.20(2H, m), 3.72−3.69(2H, m), 2.60−2.57(2H, m)。
【0901】
実施例17
4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0902】
【化186】
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【0903】
化合物I−109は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率33%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.57(1H, dd, J = 1.9, 0.5 Hz), 8.45(1H, s), 8.20(1H, d, J = 9.0 Hz), 7.89−7.86(2H, m), 7.45(1H, s), 6.25−6.21(1H, m), 6.08(1H, d, J = 3.4 Hz), 4.27−4.26(2H, m), 3.79(2H, t, J = 5.6 Hz), 2.73−2.70(2H, m), 2.55(3H, s)。
【0904】
実施例18
N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0905】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0906】
化合物I−110は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率38%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.57(1H, dd, J = 2.0, 0.6 Hz), 7.91(1H, dd, J = 2.0, 0.6 Hz), 7.68(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.58(1H, d, J = 8.7 Hz), 7.37(1H, dd, J = 8.7, 2.0 Hz), 6.58(1H, s), 6.25−6.23(1H, m), 6.08(1H, d, J = 4.5 Hz), 4.24−4.23(2H, m), 3.76(2H, t, J = 5.6 Hz), 3.48(1H, br), 2.72−2.71(2H, m), 2.55(3H, s)。
【0907】
実施例19
4−(3−クロロ−5−(ヒドロキシ(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−N−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキサミド
【0908】
【化188】
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【0909】
化合物I−111は、実施例1の第五工程に示される方法を用いて得た。(収率43%)
1H−NMR(CDCl3) δ: 8.57(1H, d, J = 2.0 Hz), 7.90(1H, dd, J = 2.0, 0.5 Hz), 7.52(1H, d, J = 8.6 Hz), 7.35−7.31(2H, m), 6.46(1H, s), 6.25−6.23(1H, m), 6.08(1H, d, J = 5.5 Hz), 4.23−4.23(2H, m), 3.76(2H, t, J = 5.5 Hz), 3.39(1H, d, J = 5.5 Hz), 2.71−2.71(2H, m), 2.55(3H, s), 2.46−2.45(3H, m)。
【0910】
実施例20
【0911】
【化189】
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【0912】
丸底フラスコに14(1g, 5.2 mmol)、DCE(20 ml)および塩化チオニル(0.852 ml)を0℃で撹拌しつつ添加した。結果として得られた混合物を77℃の油浴で5時間加熱し、過剰の塩化チオニルおよび溶媒をロータリーエバポレーターにより減圧下除去した。残留物をDCM(20 ml)で希釈し、0℃まで冷却した。この混合物に、ヒドラジン(0.333 ml, 10 mmol)のDCM(1 ml)溶液をシリンジにより添加した。結果として得られた混合物は、室温まで温め、30分撹拌した。次に、反応液をEtOAc(50 ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液で二回洗浄した。水層をEtOAc(50ml)で抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、ロータリーエバポレーターで濃縮することにより粗82(540mg、2.6 mmol)が得られ、さらには精製せず使用した。粗82をDCE(10ml)に溶解し、酢酸(1ml)およびPOCl
3(1 ml, 6.4 mmol)を室温で添加し、結果として得られた粘性混合物を81℃の油浴で30分加熱した。反応混合物は、冷却し、氷水上に注ぎ、0℃でNa
2CO
3 によりpH7に調整した。結果として得られた混合物よりEtOAc(3×50ml)で抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残留物をシリカクロマトグラフィー(0〜100% EtOAc/ヘキサン)により精製し、83(435mg, 1.9 mmol)を得た。反応容器に、83(435 mg, 1.9 mmol)、6(734 mg, 2.37 mmol)、K
2CO
3(524 mg, 3.8 mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(107 mg, 0.15 mmol)、DME(4 ml)、EtOH(2 ml)および水(4 ml)を添加した。次に、容器をアルゴンで満たし、密封し、90℃の油浴で30分加熱した。混合物は、室温まで冷やした後、EtOAc(3×50ml)で抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(5−10% MeOH/DCM)により精製し、84を得た。84のEtOAc(10 ml)溶液に4 mol/L HClの1,4−ジオキサン(2ml)溶液を室温で添加し、12時間撹拌した。次に、混合物を溶媒を除くためにロータリーエバポレーターで濃縮し、残留物をEt
2Oで希釈した。析出物をろ過して集め、85(580 mg, 1.6 mmol、2HCl塩としての)を得た。バイアルに、85(100 mg, 0.28 mmol)、DIEA(0.5 g, 1.92 mmol)担持ポリマーおよびDCM(2 ml)を添加した。この懸濁液に、0℃で86(52 mg, 0.28 mmol)を添加し、反応混合物を室温まで温め、30分間撹拌した。透明な溶液をシリカゲルカラムに写し、クロマトグラフィー(5−10% MeOH/DCM)により精製し、I−1(36 mg)を得た。
1HNMR(CD3OD, δ, ppm): 8.98(d, 1H, J=1.6 Hz), 8.37(d, 1H, J=1.6Hz), 7.50(m, 4H), 6.29(m, 1H), 4.20(m, 2H), 3.71(t, 2H, J=5.6Hz), 2.63(m, 2H), 2.56(s, 3H)。MS: 464(M+1)。
【0913】
実施例21
次の化合物は、実施例20と同様の方法により得た。
I−2:
1HNMR(CD3OD, δ, ppm): 8.98(d, 1H, J=1.6 Hz), 8.37(d, 1H, J=1.6Hz), 7.3.9(m, 2H), 7.09(d, 2H, J=9.2 Hz), 6.29(m, 1H), 4.18(m, 2H), 3.69(t, 2H, J=5.6Hz), 2.62(m, 2H), 2.56(s, 3H)。MS: 480(M+1).
I−5:
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 9.02(d, 1H, J=2Hz), 8.41(m, 1H), 8.29(1H, J=2Hz), 8.15(d, 1H, J=8.8Hz), 7.81(dd, 1H, J=2.4, 8.8Hz), 7.36(s, NH, 1H), 6.34(m, 1H), 4.24(m, 2H), 3.75(t, 2H, J=5.6 Hz), 2.71(m, 2H), 2.60(s, 3H).MS: 465(M+1).
I−7:
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 9.02(d, 1H, J=2Hz), 8.28(1H, J=2Hz), 7.25(m, 4H), 6.31(m, 1H), 6.24(m, NH, 1H), 4.19(m, 2H), 3.71(t, 2H, J=6 Hz), 2.69(m, 2H), 2.60(s, 3H), 1.24(s, 9H).MS: 452(M+1)。
【0914】
実施例22
【0915】
【化190】
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【0916】
85(40 mg, 0.11 mmol)、DIEA(0.1 ml, 0.55 mmol)のDMC(1 ml)溶液に、87(34 mg, 0.13 mmol)を0℃で添加した。結果として得られた混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、残留物をprep−TLC(10% MeOH/DCM)により精製し、I−8(13 mg)を得た。
1HNMR(CD3OD, δ, ppm): 9.09(d, 1H, J=2Hz), 8.47(d, 1H, J=1.6Hz), 7.37(m, 1H), 7.31(d, 1H, J=8 Hz), 7.13(dd, 1H, J=2, 8Hz), 6.41(m, 1H), 4.40(m, 2H), 3.91(m, 2H), 2.71(m, 2H), 2.67(s, 3H)。MS: 470(M+1)。
【0917】
実施例23
【0918】
【化191】
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【0919】
14(500 mg, 2.6 mmol)、N−(3−ジメチルエチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(599 mg, 3.12 mmol)、HOBT(421 mg, 3.12 mmol)、DIEA(2 g, 7.8 mmol)担持ポリマー、88(211 mg, 2.86 mmol)のDCE(20 ml)懸濁液を40℃で12時間加熱した。室温まで冷却後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフ(50−100% EtOAC/ヘキサン)により精製し、89(330 mg)を白色固体として得た。89(330 mg, 1.3 mmol)のDCE(10 ml)およびアセトニトリル(1 ml)の混合溶媒溶液を85℃油浴で12時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒をロータリーエバポレーターで除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフ(5−15% EtOAc/ヘキサン)により精製し、90(110 mg)を白色固体として得た。90(110 mg, 0.48 mmol)、6(185 mg, 0.6 mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(27 mg, 0.04 mmol)、K
2CO
3(132 mg, 0.96 mmol)の混合物のDME(2 ml)、EtOH(1 ml)および水(2ml)の混合溶媒溶液を含有するバイアルをアルゴンで満たし、密封し、85℃で油浴中において30分加熱した。室温まで冷却後、混合物よりEtOAc(3 X 20 ml)で抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、ロータリーエバポレーターで濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフ(5−15%EtOAc/ヘキサン)で精製し、91を得てEtOAc(3 ml)に溶解し、4 mol/L HClの1,4−ジオキサン溶液(1ml)により室温で12時間処理した。ロータリエバポレーターで溶媒を除去した後、残留物をEt
2Oで洗浄し、92(70 mg)を白色固体として得た。92(30 mg, 0.096 mmol)、DIEA(100 mg, 0.38 mmol)担持ポリマーのDCM(1 ml)懸濁液に86(19mg,, 0.096 mmol)を室温で添加し、結果として得られた混合物を30分撹拌した。混合物はシリカゲルクロマトグラフ(50% EtOAc/ヘキサン)、次にprepTLCにより精製し、I−3(24 mg)を得た。
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 9.11(d, 1H, J=2Hz), 8.35(1H, J=2Hz), 7.47(m, 4H), 6.47(s, NH, 1H), 6.35(m, 1H), 4.22(m, 2H), 3.73(t, 2H, J=6 Hz), 2.72(m, 2H), 2.44(s, 3H).MS: 464(M+1)。
【0920】
実施例24
I−4は、実施例23と同様の方法により得た。
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 9.11(d, 1H, J=2Hz), 8.35(1H, J=2Hz), 7.35(m, 2H), 7.10(d, 2H, J=8Hz), 6.34(m, NH, 1H), 6.34(m, 1H), 4.21(m, 2H), 3.72(t, 2H, J=6 Hz), 2.71(m, 2H), 2.44(s, 3H).MS: 480(M+1)。
【0921】
実施例25
【0922】
【化192】
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【0923】
14(1g、5.2 mmol)、6(1.9g、6.2 mmol)、PdCl
2(PPh
3)
2(292mg、0.4 mmol)、K
2CO
3(1.4g、10.4 mmol)の混合物のDME(4ml)、EtOH(2ml)および水(4ml)の混合溶媒溶液を含有する反応容器をアルゴンで満たし、密封し、70℃油浴で30分加熱した。室温まで冷却後、混合物よりEtOAc(50 ml)で抽出した。有機層はK
2CO
3水溶液(50 ml)により洗浄した。合わせた水層を0℃で希塩酸によりpH7に中和し、凍結乾燥した。固形物質は5%MeOH/DMC(50ml X 3)で撹拌した。10分撹拌した後、懸濁液をろ過するごとに合わせたろ紙上物質を濃縮し、93(1.5 g)を得た。6(52 mg, 0.22 mmol)のTHF(2ml)溶液に、ピリジン(70 mg, 0.88 mmol)、トリホスゲン(65 mg, 0.22 mmol)を室温で添加した。結果として得られた溶液を60℃で2時間加熱した。この溶液に、0℃で94(33 μl, 0.33 mmol)、Et
3N(0.1 ml, 0.66 mmol)のTHF(0.5 ml)溶液製剤を添加した。結果として得られた溶液を室温に温め、3時間撹拌した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフ(20−50% EtOAc/ヘキサン)により精製して95を得て、2N HClのEt
2O溶液により室温で10分処理することにより96を得た。粗96のDCM(2 ml)懸濁液に、0℃でDIEA(121 μl, 0.66 mmol)および86(31 μl, 0.22 mmol)を添加した。結果として得られた混合物を室温に温め、30分撹拌した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフ(50−100% EtOAc/ヘキサン)、次にprep−TLCにより精製し、、I−6(9 mg)を褐色固体として得た。
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 9.05(d, 1H, J=2Hz), 8.57(1H, J=2Hz), 7.94(s, 1H), 7.47(m, 4H), 6.46(m, NH, 1H), 6.32(m, 1H), 4.21(m, 2H), 3.93(s, 3H), 3.73(m, 2H), 2.71(m, 2H).MS: 407(M+1)。
【0924】
実施例26
【0925】
【化193】
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【0926】
93(800 mg, 2.3 mmol)、4 mol/L HClの1,4−ジオキサン(2ml)溶液を室温で12時間撹拌した。ロータリエバポレーターにより溶媒を除去した後、残留物をDCM(4 ml)中に懸濁した。懸濁液にDIEA(1.7 ml, 9.6 mmol)、続いて7(462 μl, 3.2 mmol)を0℃で添加した。結果として得られた混合物を室温に温め、30分撹拌した。反応混合物は、DCM(20 ml)で希釈し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層
をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、ロータリエバポレーターで濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフ(10−30% MeOH/DCM)により精製し、98(665 mg)を白色固体として得た。98(70 mg, 0.16 mmol)のDCM(1 ml)懸濁液に、0℃でN−(3−ジメチルアンモニウムプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(31 mg, 0.16 mmol)、HOBT(22 mg, 0.16 mmol)および99(14 mg, 0.16 mmol)を添加した。結果として得られた溶液を室温に温め、2時間撹拌した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフ(10% MeOH/DCM)により精製し、100を得た。粗21のピリジン(2 ml)溶液にp−塩化トルエンスルホニル(156 mg, 0.48 mmol)を添加し、40℃で1時間加熱した。I−70(23 mg)を取得するために、粗混合物をシリカゲルクロマトグラフ(0−15% MeOH/DCM)により精製し、I−70(23mg)を得た。
1HNMR(CDCl3, δ, ppm): 8.88(d, 1H, J=2Hz), 8.19(1H, J=2Hz), 7.46(m, 4H), 6.44(m, NH, 1H), 6.21(m, 1H), 4.19(m, 2H), 4.07(s, 2H), 3.71(t, 2H, J=5.6 Hz), 2.67(m, 2H), 1.32(s, 6H).MS: 479(M+1).
【0927】
【表1a】
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【0928】
【表1b】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
【表1c】
[この文献は図面を表示できません]
【0930】
【表1d】
[この文献は図面を表示できません]
【0931】
【表1e】
[この文献は図面を表示できません]
【0932】
【表1f】
[この文献は図面を表示できません]
【0933】
【表1g】
[この文献は図面を表示できません]
【0934】
【表1h】
[この文献は図面を表示できません]
【0935】
【表1i】
[この文献は図面を表示できません]
【0936】
【表1j】
[この文献は図面を表示できません]
【0937】
【表1k】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
【表1l】
[この文献は図面を表示できません]
【0939】
【表1m】
[この文献は図面を表示できません]
【0940】
【表1n】
[この文献は図面を表示できません]
【0941】
【表1o】
[この文献は図面を表示できません]
【0942】
【表1p】
[この文献は図面を表示できません]
【0943】
【表1q】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
【表1r】
[この文献は図面を表示できません]
。
【0945】
実施例27 溶解度試験
化合物の溶解度は、1%DMSO添加条件下で決定する。DMSOにて10mM化合物溶液を調製し、化合物溶液6 μLをpH 6.8 人工腸液(0.2 mol/L リン酸二水素カリウム試液 250 mL に 0.2 mol/L NaOH 試液 118 mL、水を加えて 1000 mL とした) 594 μLに添加する。25℃で16時間静置させた後、混液を吸引濾過する。濾液をメタノール/水= 1/1にて2倍希釈し、絶対検量線法によりHPLCまたはLC/MS/MSを用いてろ液中濃度を測定する。
【0946】
実施例28 体温上昇測定
試験動物:
本試験用のラット(Crl/SDラット、7週、雄)の選択は、薬物投与日の朝に測定された直腸体温に基づいて行う。更に、本試験用に選択された動物は、自発的、ストレス誘発の体温上昇を最小限にするため、直腸の測定手続及び触れられ投薬されることの双方に慣らされる。試験は、室温及び湿度が維持された動物ケア研究室で行う。ラットは試験の間、運動、食物および水に対して自由である。各ラットは、尾にそれぞれカラー線で番号付けされ、各ケージに収容されて、正常範囲内の運動が許容される。動物は、それぞれ体温が測定される直前に、測定毎に、単一のケージに移される。体温に影響するストレスを減らすために、測定時にラットをタオルで覆う。次いで、サーミスタープローブを、各ラットの直腸に注意深く挿入し、デジタル表示の値が安定するまで、そこに留めおく。
アッセイ:
薬物投与前日に、試験またはコントロール処置の投与に先立って測定手続に動物を慣れさせるために、直腸体温を、9:00、10:00、11:00、12:30、13:30、14:30および15:30に測定する。触れられ、投薬される手順に動物を順応させ及び馴染ませるために、ラットに、12:30に賦形剤のない経口胃管栄養も投与する。
【0947】
薬物投与日に、その直腸の体温が37.0℃から37.7℃の範囲内であったラットだけを本試験用に選択する。直腸体温を、9:00、10:00および11:00に測定する。その直腸体温が10:00に37.9℃を超えたラット、および11:00に37.0℃から37.7℃の範囲外にあったラットは、試験から除外する。選択されたラットを、11:00でのそれらの直腸体温に基づいていくつかのグループに分ける。選択されたラットの直腸体温を、12:30に再び測定する。そして、その直腸の体温が38.0℃以上であったいずれのラットも試験から除外する。
【0948】
グループ割付に続いて、試験化合物または賦形剤をラットに投与する。試験化合物をそれぞれ0.5%のメチルセルロース中に溶解し、化合物の最終濃度を1mg/mLに調節する。試験化合物を、容量10mL/kgにて経口で一度に投与する。賦形剤(0.5%のメチルセルロース) 10mL/kgを賦形剤グループに投与する。直腸体温を、投与の0.5、1および2時間後に測定する。試験は、室温及び湿度が維持された動物ケア研究室で行われる。化合物I−20, I−25, I−26, I−28, I−29, I−33, I−34, I−36, I−37, I−63およびI−64の体温上昇(ΔTb)は0.3℃以下であった。
【0949】
実施例29 疼痛の予防または治療のためのインビボアッセイ
試験動物:
各実験では、実験開始時に体重200〜260 gのラットを用いる。ラットは群飼され、式Iの化合物を経口投与前16時間は食物が除去される以外は常に食物および水が自由に得られる。コントロール群は、テトラヒドロ式Iの化合物で処置されるラットに対する比較として作用する。コントロール群は、式Iの化合物用の担体を投与される。コントロール群に投与される担体の容量はテスト群に投与される担体および式Iの化合物の容量と同じである。
急性疼痛:
急性疼痛の治療または予防に対する式Iの化合物の作用を評価するために、ラットテイルフリックテストを用いることができる。ラットを手で緩やかに拘束し、テイルフリックユニット(Model 7360、イタリア、Ugo Basileより市販)を用いて尾の先から5 cmの位置に放射熱の焦点ビームを当てる。熱刺激の開始から尾を振るまでの期間をテイルフリック潜期と定義する。20秒以内に反応しない動物はテイルフリックユニットから外し、20秒の退避潜期を指定する。テイルフリック潜期は式Iの化合物の投与直前(処置前)ならびに投与から1、3および5時間後に測定する。データをテイルフリック潜期として表し、最大可能効果率、すなわち20秒の最大可能効果率(% MPE)は以下のように計算する。
【0950】
【数2】
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ラットのテイルフリックテストはF.E. D’Amourら、 “A Method for Determining Loss of Pain Sensation,” J. Pharmacol. Exp. Ther. 72:74−79 頁(1941年)に記載されている。
【0951】
急性疼痛は、以下に記載されるように、足を退ける閾値(「PWT」)を判定することにより不快な機械的刺激に対する動物の反応を測定することによっても評価することができる。
炎症性疼痛:
炎症性疼痛の治療または予防に対する式Iの化合物の作用を評価するために、炎症性疼痛のフロイント完全アジュバント (「FCA」)モデルを用いる。ラット後足のFCA−誘導型炎症は、持続性炎症の機械的痛覚過敏の発生と関連づけられ、臨床的に有用な鎮痛剤の抗鎮痛作用を確実に予測させる(L. Barthoら、 “Involvement of Capsaicin−sensitive Neurones in Hyperalgesia and Enhanced Opioid Antinociception in Inflammation,” Naunyn−Schmiedeberg’s Archives of Pharmacol. 342:666−670 頁(1990年))。各動物の左後足に50μLの50% FCAを足底内注射する。注射の24時間後に、以下のようにPWTを判定することにより不快な機械的刺激に対する、またはPWLを判定することにより不快な熱刺激に対する動物の反応を評価する。ラットに、1、3、10または30 mg/Kgの式Iの化合物または、セレブレックス、インドメタシンまたはナプロキセンから選択される30 mg/Kgのコントロールまたは担体のいずれかを1回注射する。投与から1、3、5および24時間後に、不快な機械的または熱刺激に対する反応を判定する。各動物の痛覚過敏のパーセンテージリバーサルは以下のように定義される。
【0952】
【数3】
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神経因性疼痛:
神経因性疼痛の治療または予防に対する式Iの化合物の作用を評価するために、SeltzerモデルまたはChungモデルを用いることができる。
【0953】
Seltzerモデルでは、神経因性疼痛の部分座骨神経結紮モデルを用いて、ラット体内に神経因性痛覚過敏を生じさせる(Z. Seltzerら、 “A Novel Behavioral Model of Neuropathic Pain Disorders Produced in Rats by Partial Sciatic Nerve Injury,” Pain 43:205−218 頁(1990年))。左の座骨神経の部分結紮をイソフルラン/O
2吸入麻酔下で行う。麻酔誘導に続いて、ラットの左大腿部を剃り、小さく切開することにより高大腿部レベルで座骨神経を露出させ、後方二頭筋半腱様筋神経が共通座骨神経から分枝する点に対して遠位の転子近傍の部位で周囲の結合組織を慎重に取り除く。神経に3/8カーブの逆カッティングミニ針を用いて7−0絹縫合糸を挿入し、神経厚みの背側1/3〜1/2が結紮内に保持されるように堅く結ぶ。筋肉を1回縫合すること(4−0ナイロン(ビクリル))とベトボンド組織糊により傷口を縫い合わせる。手術後、傷口領域に抗生物質パウダーを振りかける。疑似処置を施したラットにも、座骨神経を処理する以外は同一の外科手順を行う。手術後、動物の体重を測定し麻酔から覚めるまで暖かいパッド上に置く。その後、動物を、挙動テストを開始するまでケージに戻す。以下に述べるように、手術前(ベースライン)、動物の後足に薬物を投与した直後、および投与してから1、3および5時間経過後に、PWTを判定することにより不快な機械的刺激に対する動物の反応を評価する。神経因性痛覚過敏のパーセンテージリバーサルは以下のように定義される。
【0954】
【数4】
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Chungモデルでは、神経因性疼痛の背骨神経結紮モデルを用いて、ラットに機械的痛覚過敏、熱的痛覚過敏および触覚的異痛を発生させる。手術をイソフルラン/O
2吸入麻酔下で行う。麻酔誘導に続いて、3 cm切除を行いL
4〜S
2レベルで左の傍脊椎線を棘状突起から分離する。L
6横突起を1対の小さい骨鉗子で慎重に除去することにより、L
4〜L
6背骨神経を視覚的に確認する。左のL
5(またはL
5およびL
6)背骨神経を分離して絹縫合糸で堅く結紮する。完全な止血を確認し、ナイロン縫合またはステンレス鋼ステープル等の非吸収型縫合糸で傷口を縫合する。疑似処置を施したラットにも、背骨神経を処理する以外は同一の外科手順を行う。手術後、動物の体重を測定し、塩水または乳酸リンガー液を皮下注射し、傷口領域に抗生物質パウダーを振りかけ、麻酔から覚めるまで暖かいパッド上に置く。その後、動物を、挙動テストを開始するまでケージに戻す。以下に述べるように、手術前(ベースライン)、動物の左後足に式Iの化合物を投与した直後、および投与してから1、3および5時間経過後に行うPWTを判定することにより不快な機械的刺激に対する動物の反応を評価する。さらに以下に述べるように不快な熱的刺激または触覚的異痛に対する動物の反応を評価することができる。神経因性疼痛用のChungモデルは、S.H. Kim、“An Experimental Model for Peripheral Neuropathy Produced by Segmental Spinal Nerve Ligation in the Rat,” Pain 50(3):355−363 頁(1992年)に記載されている。
機械的痛覚過敏の評価としての機械的刺激に対する反応:
足圧力アッセイを用いて機械的痛覚過敏を評価することができる。このアッセイのために、痛覚過敏メータ(Model 7200、イタリア、Ugo Basileより市販)を用いて不快な機械的刺激に対して後足を退ける閾値(PWT)を、C. Stein、”Unilateral Inflammation of the Hindpaw in Rats as a Model of Prolonged Noxious Stimulation: Alterations in Behavior and Nociceptive Thresholds,” Pharmacol. Biochem. and Behavior 31:451−455 頁(1988年)に従って判定する。後足に与えることができる最大重量を250 gに設定し、足の完全な撤退を主要エンドポイントとみなす。各ラットについて各時間点でPWTを1回判定し、影響を受けた(同側の)足のみをテストする。
熱的痛覚過敏の評価としての熱的刺激に対する反応:
足底テストを用いて熱的痛覚過敏を評価することができる。このテストのために、足底テスト装置(イタリア、Ugo Basileより市販)を用いて不快な熱的刺激に対する後足退避潜期をK. Hargreavesら、“A New and Sensitive Method for Measuring Thermal Nociception in Cutaneous Hyperalgesia,” Pain 32(1):77−88 頁(1988年)に記載の手法に従って判定する。組織損傷を回避する最大露出時間を32秒と設定し、熱源からいずれの方向に足が撤退してもそれをエンドポイントとみなす。各時間点で三つの潜期を判定しその平均値を取る。影響を受けた(同側の)足のみをテストする。
触覚的異痛の評価:
触覚的異痛を評価するために、ラットを透明な、ワイヤメッシュ床のプレキシガラス製コンパートメント内に入れ、少なくとも15分間慣らす。慣れた後、一連のフォンフライモノフィラメントで各ラットの左(手術した)足底表面に触れる。一連のフォンフライモノフィラメントは、直径が順に増加する6本のモノフィラメントからなり、最初に最小径のファイバーで触れる。これを各フィラメントで5回ずつ、約2分間隔で行う。各回を4〜8秒または痛覚に対する退避挙動が観察されるまで行う。尻込みしたり、足を引っ込めたり、または足を舐めたりすると、これを痛覚に対する挙動反応とみなす。
カプサイシン誘発のEye Wipe試験:
TRPV1受容体媒介の疼痛における式Iの化合物の効果を評価するために、カプサイシン誘発のEye Wipe試験が用いられた(N.R. Gavvaら、 「AMG 9810 [(E)−3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)アクリルアミド]、抗痛覚過敏的な特性を有する新規バニロイド受容体(Novel VanIlloId Receptor 1 (TRPV1))アンタゴニスト」、 J. Pharmacol. Exp. Ther. 313:474−484 頁(2005年))。そのEye wipe試験は、TRPV1アンタゴニスト効果に関して、信頼性のあるハイスループット試験である。ラットに式Iの化合物の1、3、10または30 mg/kgのいずれかを単回投与する; セレブレックス、インドメタシンもしくはナプロキセン;または担体から選択されたコントロール30 mg/kg。薬物投与後1、3または5時間に、100 μMカプサイシン溶液(10% EtOH/PBS中)の 3 μLをピペットを用いて各動物の一方の目の中に注入する。 カプサイシンを目の中に注入した後、前肢を動かした回数(カプサイシンを処理した目を触る、または拭くこと) を2分間カウントする。
【0955】
実施例30 実施例 12:式Iの化合物のTRPV1への結合
TRPV1を阻害できる化合物をアッセイする方法は当業者に既知であり、例えばDuckworthらの米国特許第6,239,267号;McIntyreらの米国特許第6,406,908号;またはJuliusらの米国特許第6,335,180号に開示される。これらのアッセイの結果は、テトラヒドロピペリジル化合物がTRPV1に結合し、TRPV1の活性を調節することを示している。
手順 1
ヒトTRPV1のクローニング:
ヒト脊髄RNA(クロンテック(カリフォルニア州パロアルト)から市販)を用いた。逆転写を1.0μgの全RNAに対して、サーモスクリプト逆転写酵素(Thermoscript Reverse Transcriptase)(インビトロジェン(カリフォルニア州カールスバート)から市販)と製品記載に開示したオリゴdTプライマーを用いて行った。逆転写反応は、55℃で1時間インキュベートし、85℃で5分間熱による不活性化を行い、37℃で20分間RNaseH処理を行った。
【0956】
ヒトTRPV1cDNA配列を、アノテーション前のヒトゲノム配列と公開されたラットの配列を比較することにより得た。イントロン配列を除去し、隣接するエクソン配列を連結して、仮想のヒトcDNAを生成した。ヒトTRPV1のコーディング領域に隣接するプライマーを次の通りデザインした。フォワードプライマー、GAAGATCTTCGCTGGTTGCACACTGGGCCACA (SEQ ID No: 1); およびリバースプライマー、GAAGATCTTCGGGGACAGTGACGGTTGGATGT (SEQ ID No: 2)。
【0957】
TRPV1のPCRを逆転写反応混合物の1/10に対して、拡張型長テンプレートポリメラーゼ(Expand Long Template Polymerase)および拡張緩衝液(Expand Buffer)2(最終容量50 μL)を用いて製造業者(ロシュ・アプライドサイエンシズ(インディアナ州インディアナポリス))の指示に従って行った。94℃で2分間変性した後、PCR増幅を94℃で15秒間、58℃で30秒間、68℃で3分間、25サイクル行い、その後、72℃で7分間最終インキュベーションを行うことにより増幅を完了させた。約2.8 kbのPCR産物を、1.6 μg/mLのクリスタルバイオレットを含む1.0%アガロース、トリス−酢酸ゲルを用いてゲル単離し、S.N.A.P UVフリーのゲル精製キット(インビトロジェンより市販)で精製した。TRPV1 PCR生成物を、製造業者の指示に従ってpIND/V5−His−TOPOベクター(インビトロジェンより市販)にクローニングした。DNA調製、制限酵素反応および予備的DNAシーケンシングを標準プロトコルに従って行った。完全長シーケンシングによりヒトTRPV1の同一性が確認された。
誘導性細胞株の産生:
他に記載がない限り、細胞培養用試薬はライフテクノロジーズ(メリーランド州ロックビル)より購入した。エクジソンレセプターを発現するHEK293−EcR細胞(インビトロジェンより市販)を成長培地(10%胎児ウシ血清を含むダルベッコ変法イーグル培地(ハイクロン(ユタ州ローガン)より市販)、1倍ペニシリン/ストレプトマイシン、1倍グルタミン、1 mMピルビン酸ナトリウム、および400 μg/mLのゼオシン(インビトロジェンより市販))中で培養した。TRPV1−pIND構築物を、Fugeneトランスフェクション試薬(ロッシュ・アプライドサイエンシズ(スイス・バーゼル)より市販)を用いてHEK293−EcR細胞株にトランスフェクトした。48時間後、細胞を選択培地(300 μg/mL G418を含む成長培地(インビトロジェンより市販))に移送した。約3週間後、個々のゼオシン/G418耐性コロニーを単離し、培地にひろげた。機能クローンを同定するために、複数のコロニーを96穴プレートに播き、5 μMポナステロンA (「PonA」;インビトロジェンより市販)を補給した選択培地を用いて48時間に亘って発現を誘導した。アッセイ当日、細胞にFluo−4 (感カルシウム染料;モレキュラープローブ(オレゴン州ユージーン)より市販)をロードし、CAP−仲介によるカルシウム流入を、以下に述べるようにFLIPRを用いて測定した。機能クローンを再アッセイして拡張し、凍結保存した。
pH−ベースアッセイ:
このアッセイを行う2日前に、ポリ−D−リジンをコーティングした96穴透明底黒色プレート(Becton−Dickinsonより市販)に5 μM PonA(インビトロジェンより市販)を含む成長培地中で75,000細胞/ウェルで細胞を接種することによりTRPV1の発現を誘導した。アッセイ当日、プレートを0.2 mLの1.6 mM CaCl
2および20 mM HEPEを含む1倍ハンクスの平衡塩溶液(ライフテクノロジーズより市販;pH 7.4;「洗浄緩衝液」)で洗浄し、Fluo−4(最終濃度3 μM、モレキュラープローブより市販)を含む0.1 mLの洗浄緩衝液をロードした。1時間後、細胞を0.2 mLの洗浄緩衝液で2回洗浄し、0.05 mL 3.5 mM CaCl
2および10 mMクエン酸塩を含む1倍ハンクスの平衡塩溶液(ライフテクノロジーズより市販;pH 7.4;「アッセイ緩衝剤」)で再懸濁した。その後、プレートをFLIPRに移してアッセイを行った。試験化合物をアッセイ緩衝液で希釈し、得られた溶液を細胞プレートに添加し、溶液を2分間モニターした。試験化合物の最終濃度は約50 pM〜約3 μMの範囲であった。その後、アゴニスト緩衝液(アッセイ緩衝液と1:1で混合したときにpH5.5を有する溶液を得るために1N HClで滴定した洗浄緩衝液)(0.1 mL)を各ウェルに添加し、プレートをさらに1分間インキュベートした。全期間に亘るデータを収集し、エクセルおよびグラフパッドプリズムを用いて分析し、IC50を決定した。
カプサイシンベースアッセイ:
このアッセイを行う2日前に、ポリ−D−リジンをコーティングした96穴透明底黒色プレート(50,000細胞/ウェル)に5 μM PonA (Invitrogenより市販)を含む成長培地中で細胞を接種することによりTRPV1の発現を誘導した。アッセイ当日、プレートを0.2 mLの1 mM CaCl2および20 mM HEPESを含む1倍ハンクスの平衡塩溶液(Life Technologiesより市販;pH 7.4)で洗浄し、細胞にFluo−4(最終濃度3 μM)を含む0.1 mLの洗浄緩衝液をロードした。1時間後、細胞を0.2 mLの洗浄緩衝液で2回洗浄し、0.1 mLの洗浄緩衝液で再懸濁した。プレートをFLIPRに移送してアッセイを行った。アッセイ緩衝液(1 mM CaCl
2および20 mM HEPEを含む1倍ハンクスの平衡塩溶液、pH 7.4)で希釈した50 μLの試験化合物を細胞プレートに添加して2分間インキュベートした。化合物の最終濃度は約50 pM〜約3 μMの範囲であった。50 μLのカプサイシン(400 nM)を添加することによりヒトTRPV1を活性化し、プレートをさらに3分間インキュベートした。全期間に亘るデータを収集し、エクセルおよびグラフパッドプリズムを用いて分析し、IC50を決定した。
手順2
手順2において、ヒト組換 TRPV1を安定に発現するよう設計された、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)株化細胞を用いた(TRPV1/CHO細胞)。TRPV1/CHO株化細胞は、下記の通り作成した。
ヒトTRPV1 クローニング:
ヒトTRPV1受容体(hTRPV1)のcDNAは、ヒト脳cDNAライブラリー(BioChain)から、PCR(KOD−Plus DNAポリメラーゼ、東洋紡績、日本)により、hTRPV1完全オープンリーディングフレームを囲んでデザインしたプライマー(forward 5’−GGATCCAGCAAGGATGAAGAAATGG (SEQ ID NO:3)、およびreverse 5’−TGTCTGCGTGACGTCCTCACTTCT (SEQ ID NO:4))を用いて増幅した。 その結果得られたPCR産物を、アガロースゲルよりGel Band Purificationキット(GE Healthcare Bioscience)を用いて精製し、pCR−Bluntベクター(Invitrogen)へサブクローニングした。クローニングされたcDNAは、蛍光ダイターミネーター試薬(BigDye Terminator ver3.1 Cycle Sequencing Kit, Applied Biosystems)およびABI Prism 3100ジェネティックアナライザー(Applied Biosystems)を用いて完全にシークエンスした。そのhTRPV1 cDNAを含有するpCR−Bluntベクターは、Eco RIにより制限酵素消化を受けた。 その制限酵素断片を、発現ベクターであるpcDNA3.1(−) (Invitrogen)内にサブクローニングし、pcDNA3.1(−)−hVR1プラスミドと名づけた。TRPV1をコードするcDNAの配列は、GenBankによりアクセッション番号AJ277028で得ることができる。
TRPV1/CHO株化細胞の作成:
CHO−K1細胞は、α−MEM、10% FBS (Hyclone)、および100 IU/mL ペニシリン−100 μg/mL ストレプトマイシン混合溶液(ナカライテスク、日本)からなる増殖培地中において、37℃で湿度95%および5%CO
2状況下で維持した。その細胞へ、pcDNA3.1(−)−hVR1プラスミドをFuGENE6 (Roche)を用いて製造業者の手順により遺伝子導入した。遺伝子導入より24時間後に、ネオマイシン耐性細胞を1 mg/mL G418 (ナカライテスク)を用いて選択した。2週間後、個々のコロニーを拾い上げ、増殖させ、カプサイシン誘導Ca
2+流入アッセイ(下記参照)によりFLIPR(Molecular Devices)を用いて、hTRPV1発現を求めて選別した。カプサイシンによる最も大きなCa
2+応答を有するクローンを選択し、同じ手順により再クローニングした。そのhTRPV1発現細胞を、1 mg/mL G418を添加した増殖培地中で培養した。およそ1ヶ月後、選択された株化細胞における機能的なTRPV受容体の安定発現を、カプサイシンアッセイにおいてカプサゼピン(Sigma, at 1 nM−10 μM)存在下または非存在下のCa
2+応答を検証することにより確認した。
細胞選択のためのカプサイシン誘導Ca2+流入アッセイ:
以下のアッセイを、hTRPV1発現細胞を同定するために行った。pcDNA3.1(−)−hVR1プラスミド導入CHO−K1細胞を384穴black−wall clear−bottomプレート(Corning)中に播き、増殖培地(上記参照)中で1日培養した。実験日に、培地を4 μM Fluo−3−AM (同人、日本)を含むアッセイバッファー(20 mM HEPES、137 mM NaCl、2.7 mM KCl、0.9 mM MgCl
2、5.0 mM CaCl
2、5.6 mM D−グルコース、2.5 mM プロベネシド、pH 7.4)に交換した。37℃で1時間インキュベートした後、それぞれのウェルをアッセイバッファーでEMBLA 384 プレートウォッシャー(Molecular Devices)を用いて3回洗浄し、アッセイバッファーにより再度満たした。そのプレートを25℃の温度で10分インキュベートした。その後に、そのプレートをFLIPR中に挿入し、アッセイバッファー中で調製した1.5 μM カプサイシン(Sigma)溶液を各ウェルに添加した(最終濃度は500 nM)。細胞内応答を5分間モニターした。
細胞培養:
1. 細胞培地
1. α−MEM(Gibco, CAT: 12561−056, LOT: 1285752): 450 mL。
【0958】
2. 牛胎児血清(FBS)、非働化処理済(Gibco, CAT: 16140−071, LOT: 1276457): 50 mL。
【0959】
3. HEPES緩衝液、1 M保存液(Gibco, CAT: 15630−080): 10 mL (final 20 mM)。
【0960】
4. ジェネティシン、50mg/mL保存液(Gibco, CAT: 10135−035): 10 mL (final 1 mg/mL)。
【0961】
5. 抗生物質−抗真菌剤混合溶液、100倍濃縮(ナカライテスク、日本、CAT: 02892−54): 5 mL。
【0962】
上記成分1−5を指示量で混合し、4℃で保存した。その細胞培地を使用前に約37℃にした。場合により、成分5はペニシリン−ストレプトマイシン(例えば、Gibco 15140−122またはSigma P−0781)に置き換えてもよい。
2. 細胞の解凍
TRPV1/CHO細胞はセルバンカー
TM(十慈フィールド、日本、CAT: BLC−1)中で凍結させ、−80℃で保存した。ジメチルスルホキシドおよびFBSを含有する、最適化した凍結保存液を使用した。
【0963】
TRPV1/CHO細胞を含有するバイアルは、−80℃で保存した。−80℃より除去した後、そのバイアルを直ちに37℃の水浴に、約1−2分で解凍するために移した。一旦完全に解凍した後、バイアル内容物(1 mL/バイアル)を滅菌した15 mLのテストチューブに移し、9 mLの暖めた培地をゆっくり添加した。その後に、テストチューブを1,000 rpmで4分、約25℃の温度で遠心した。上清を除去し、沈殿を10 mLの培地で再懸濁した。その細胞懸濁液を滅菌75 cm
2プラスチックフラスコに移し、5%CO
2/95%加湿した空気中において、37℃でインキュベートした。生死をモニターするために、インキュベート後およそ1時間後に、その細胞を視覚的に検査および/またはカウントした。
3. 細胞の継代
フラスコ内の細胞を、継代時にコンフルエント状態に近づけた。細胞培地を培養フラスコより除去し、10 mLの滅菌PBS(−)を添加し、フラスコを穏やかに振盪した。そのPBSをフラスコより除去し、2 mLのトリプシン−EDTA溶液(0.05% trypsin with EDTA−4Na; Gibco, CAT: 25300−054)を添加し、フラスコを穏やかに振盪した。そのフラスコを37℃で約2分インキュベートした。8 mLの細胞培地をその後にフラスコに添加し、 フラスコを全ての細胞が溶液に浸かることを確認して振盪した。そして、その細胞懸濁液を15 mLまたは50 mLの滅菌プラスチックチューブに移し、1,000 rpmで4分、約25℃の温度で遠心した。上清を除去し、沈殿を約5 mLの培地に再懸濁した。細胞数はビルケルチュルク血球計数盤を用いて測定した。
【0964】
その細胞を、滅菌75 cm
2プラスチックフラス中に約0.8 x 10
5 cells/mLで播き、5%CO
2/95%加湿した空気中において37℃で72時間インキュベートした。
4. 細胞の凍結
細胞数の測定までの手順は上記「細胞の継代」と同様である。その後に、その細胞懸濁液を1,000 rpmで4分、約25℃の温度で遠心した。上清を除去し、沈殿をセルバンカー
TM液に、最終濃度が5×10
5から5×10
6 cells/mLとなるように再度懸濁した。その細胞懸濁液を、適切にラベルした1 mLのクリオバイアルに移し、そして−80℃の冷凍庫中に置いた。
pHに基づくアッセイ:
以下のアッセイは、TRPV1への影響について化合物を評価するのに最適なCa
2+応答を誘導するpHを生じさせる硫酸濃度を決定するために行われる。
1. 細胞
TRPV1/CHO細胞を96穴clear−bottom black−wallプレート(Nunc)に1−2×10
4 cells/ウェルの密度で播き、100 μLの培地(10 % FBS、20 mM HEPES、1 mg/mL ジェネティシンおよび1%抗生物質−抗真菌剤混合溶液を添加したα−MEM)中で実験前の1〜2日間増殖させた。
2. pH感受性およびアゴニスト用量の決定
2.1. アゴニスト溶液
15 mMから18 mMまでの硫酸濃度を含有する異なるアゴニスト溶液(
図1参照)を、1 M 硫酸を測定バッファーで希釈することにより作成した。アゴニスト溶液中の異なる硫酸濃度は、1:4希釈により最終硫酸濃度がそれぞれ
図1で示す通り3.0 mMから3.6 mMまでになるように選択された。
2.2. アッセイ
96穴プレート中で培養したTRPV1/CHO細胞における、pH依存性Ca
2+応答を
図2に示す。特に、低pHへの応答としてTRPV1/CHO細胞へ流入したCa
2+を、Fura−2 AM蛍光の測定結果として
図2に示す。細胞を、3.0 mM (ウェル番号B1−6)、3.1 mM (C1−6)、3.2 mM (D1−6)、3.3 mM (E1−6)、3.4 mM (F1−6)、3.5 mM (G1−6)、若しくは3.6 mM (H1−6) H
2SO
4 またはH
2SO
4を含有しないpH 7.2の測定バッファー(A1−6)(
図2)を用いて刺激した。
【0965】
(1) 培地を8連ピペット(Rainin, USA)を用いて96穴プレートより除去し、ウェルを5 μMのFura−2 AM (同人、日本)を含有する100 μLのローディングバッファー(20 mM HEPES、115 mM NaCl、5.4 mM KCl、0.8 mM MgCl
2、1.8 mM CaCl
2、13.8 mM D−グルコース、2.5mM プロベネシド、pH 7.4)で再度満たした。
【0966】
(2) その96穴プレートを37℃で45分インキュベートした。
【0967】
(3) ローディングバッファーを各ウェルより除去した。その後、細胞を150 μLの測定バッファー(20 mM HEPES、115 mM NaCl、5.4 mM KCl、0.8 mM MgCl
2、5.0 mM CaCl
2、13.8 mM D−グルコース、0.1 % BSA、pH 7.4) (プロベネシドを含まない)で2回洗浄した。そして、ウェルを80 μLの測定バッファーで再度満たした。
【0968】
(4) 4℃で15分インキュベートした後、96穴プレートをFDSS−3000 (浜松ホトニクス、日本)に移した。
【0969】
(5) Fura−2蛍光強度を、340 nmおよび380 nmの波長において、それぞれ240秒間で0.5Hzの速度でモニターした。16時点(32秒)のベースライン検出の後、20 μLのアゴニスト溶液を各ウェルに添加した。最終量は100 μL/ウェルであった。
【0970】
(6) 蛍光強度比は、特定の時点における、340 nmの蛍光強度を380 nmの蛍光強度で割った値を適用する。ベースラインは、アゴニスト溶液添加前の最初の16時点における蛍光強度の平均として設定した。最大の応答は、アゴニスト溶液添加後の60時点の間で最も高い蛍光強度比であった。
【0971】
(7) 各ウェルの最大シグナル割合は、FDSS−3000分析プログラムを用いて、出力データとして計算した。データは、Excel (Microsoft)およびXLfit (idbs)ソフトウェアを用いて分析した。
2.3. pH決定
Ca
2+応答の観察の後、それぞれのレーンのバッファー(50 μL/ウェル、8−20 ウェル/プレート)を、ウェルを連続して集め、携帯式pHメーター(新電元工業、日本)を用いてpH値を測定した。
【0972】
図2に示すとおり、DおよびEレーンのCa
2+応答は中間であり、従って化合物のTRPV1カルシウムチャンネルを評価するのに最適であった。これらのレーンのウェルにおける最終硫酸濃度は、それぞれ3.2 mMおよび3.3 mMであった。これらの最終硫酸濃度は、それぞれ16.0 mMおよび16.5 mMの硫酸濃度のアゴニスト溶液を用いることにより得られた(
図1のDおよびEレーン)。これらの硫酸濃度を用いて得られたpHは約5.0 −5.1であった。
【0973】
従って、それぞれ16.0 mMおよび16.5 mMの硫酸濃度のアゴニスト溶液(
図1のDおよびEレーン)が、下記のセクション3の実験のために選択された。
3. pH アッセイ
3.1. アゴニスト
異なるH
2SO
4濃度の2つの異なるアゴニスト溶液をpHアッセイに用いた(
図3A)。96穴プレートの半分に一方のアゴニスト溶液を用い、もう一方の半分にもう一方のアゴニスト溶液を用いた。アゴニスト溶液は、硫酸(H
2SO
4、1 M)を測定バッファーで希釈することにより得た。2つのアゴニスト溶液の濃度は、上記の手順2のセクション2の通り決定された。
【0974】
2つのアゴニスト溶液の間の硫酸濃度は、0.5 mMだけ異なる。手順2のセクション2に記載された実験において、アゴニスト溶液の硫酸濃度はそれぞれ16 mMおよび16.5 mMと決定された。アゴニスト溶液の1:4希釈の後、最終硫酸濃度はそれぞれ3.2 mMおよび3.3 mMであった。pHアッセイにおける結果としてのpH値は5.0から5.1であった。
3.2. 試験化合物
試験化合物をDMSOに溶解し、1 mMの保存液を得た。その保存液を、さらにDMSOを用いて、6点(1000 μM、250 μM、62.5 μM、15.625 μM、3.9062 μMおよび0.977 μM)の1:3連続希釈段階に希釈した。それによって得られた溶液を、さらに測定バッファー(1:100)で、DMSO濃度が1%の10×保存連続希釈液として希釈した。10 μLの10×保存液を、手順2の段階3.3.(4)において各ウェルに添加した。そして、アンタゴニストの最終濃度は、0.1% DMSOを含み、1000−0.977 nMの範囲であった(
図3B)。
3.3. アッセイ
本アッセイの段階(1)および(2)は、それぞれ手順2の段階2.2.(1)および2.2.(2)と同様であった。
【0975】
(3) 細胞を150 μLの測定バッファー(手順2の段階2.2.(3)において述べた、プロベネシドを含まない)で2回洗浄した。
【0976】
(4) 10 μLの測定バッファーまたは10 μLの試験化合物の10×保存連続希釈液(上記3.2. に記載)を各ウェルに添加した。通常、1つの試験化合物のみが96穴プレートごとに評価される。特定の濃度の特定のアンタゴニストについての96穴プレートごとの複製の数は、2つの異なる硫酸濃度が96穴プレートごとに使用される(N = 7 × 2)(
図3)ため、7×2である。
【0977】
段階(5)は、上記2.2.(4)と同様である。
【0978】
(6) Fura−2蛍光強度は、上記2.2.(5)の通りモニターした。16時点のベースライン検出後、20 μLのアゴニスト溶液(1:4で試験化合物を含む測定バッファーと混合した際に、pH 5.0 − 5.1となるようにH
2SO
4で設定された測定バッファー)を各ウェルに添加した(最終量100 μL/ウェル)。
【0979】
段階(7)および(8)は、それぞれ上記2.2.(6) and 2.2.(7)と同様である。
3.4. pH確認
(1) A1 → H1およびA7 → H7 (縦方向;
図3)のウェルにおけるバッファーのpH値を、携帯型pHメーターで順次測定した。
【0980】
(2) ウェルがpH 5.0 または5.1と確認できた時、その右側の次の5ウェルを続いてチェックした。
【0981】
(3) IC
50算出のため、pH値が5.0−5.1のウェルのデータのみ用いた。
pHを評価したウェルの数はプレート間で異なる(約16 − 60ウェル/プレート)。その数は、上記3.4.(1)の結果およびCa
2+応答に依存した。
カプサイシンに基づくアッセイ:
アッセイの1日前に、TRPV1/CHO細胞を96穴透明底黒色プレートに増殖培地中に播いた(20,000 cells/ウェル)。実験日に、その細胞を1.6 mM CaCl
2および20 mM HEPES、pH 7.4(「洗浄バッファー」)を含む0.2 mL 1x Hank’s Balanced Salt Solution (Life Technologies)で洗浄した。その後、細胞を最終濃度3 μMのFluo−4を含有する0.1 mLの洗浄バッファー中でインキュベートした。1時間後、その細胞を0.2 mLの洗浄バッファーで洗浄し、0.1 mLの洗浄バッファーに再懸濁した。そして、プレートを蛍光イメージングプレートリーダー(Molecular Devices)に移した。ベースラインを設定するため、蛍光強度を15秒モニターした。その次に、1%のDMSOを含むアッセイバッファー(1 mM CaCl
2および20 mM HEPES、pH 7.4を含有する1×Hank’s Balanced Salt Solution)中で希釈した試験化合物を細胞プレートに添加し、蛍光を2分間モニターした。化合物の最終濃度は100 μMから1.5625 μMまでの範囲に調整された。もし、試験化合物が特に有力なアンタゴニストであった場合、化合物の最終濃度は10 μMから1.5625 nMまでの範囲に調整された。そして、ヒトTRPV1は50 μL カプサイシン(最終濃度100 nM)の添加により活性化され、プレートはさらに3分インキュベートされた。 データをタイムコース全体を通して集め、Excelおよびcurve−fitting formula GraphPad Prismを用いて解析した。
【0982】
手順2のアッセイ結果を表2および表3に示す。
【0983】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
以下に示す化合物はpHアッセイにおけるIC
50値が100nM以下であった。
化合物I−1、I−2、I−3、I−4、I−5、I−9、I−10、I−11、I−25、I−26、I−28、I−29、I−33、I−36、I−37、I−38、I−43、I−45、I−46、I−47、I−48、I−51、I−52、I−53、I−54、I−58、I−59、I−64、I−67、I−75、I−82、I−89、I−92、I−93、I−94、I−95およびI−96。
【0984】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
以下に示す化合物はカプサイシンに基づくアッセイにおけるIC
50値が100nM以下であった。
化合物I−1、I−2、I−5、I−7、I−9、I−10、I−11、I−25、I−26、I−33、I−36、I−37、I−38、I−43、I−44、I−45、I−46、I−47、I−52、I−53、I−54、I−56、I−58、I−59、I−63、I−64、I−67、I−75、I−76、I−81、I−82、I−89、I−92、I−93、I−94、I−95およびI−96。
【0985】
製剤例
以下に示す製剤例は例示に過ぎないものであり、発明の範囲を何ら限定することを意図するものではない。
製剤例1 錠剤
本発明化合物 15mg
乳糖 15mg
ステアリン酸カルシウム 3mg
ステアリン酸カルシウム以外の成分を均一に混合し、破砕造粒して乾燥し、適当な大きさの顆粒剤とする。次にステアリン酸カルシウムを添加して圧縮成形して錠剤とする。
【0986】
製剤例2 カプセル剤
本発明化合物 10mg
ステアリン酸マグネシウム 10mg
乳糖 80mg
を均一に混合して粉末又は細粒状として散剤をつくる。それをカプセル容器に充填してカプセル剤とする。
【0987】
製剤例3 顆粒剤
本発明化合物 30g
乳糖 265g
ステアリン酸マグネシウム 5g
よく混合し、圧縮成型した後、粉砕、整粒し、篩別して適当な大きさの顆粒剤とする。
【0988】
本発明の範囲は、実施例に開示された特定の実施態様に限定されるものではない。特定の実施態様は、本発明のいくつかの局面を説明することを意図しており、機能的に均等な実施態様であれば、いずれも本発明の範囲内である。実際、当業者にとって、本明細書に示され、記載されたものの他に、様々な変更が明らかであり、これらも請求の範囲に含まれると解釈される。
【0989】
多くの参考文献が引用されているが、これらの開示内容全てを参照することにより本明細書に援用する。