(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
出品者が用いる出品者端末と、購入者が用いる購入者端末と、通信ネットワークを介して前記出品者端末及び前記購入者端末のそれぞれと相互に通信可能なサーバ装置と、を備え、出品者が音声付きの自撮り動画を商品として出品し、購入者が該商品を購入するコンピュータシステムにおいて前記サーバ装置が購入者のリクエストに応じた音声付きの自撮り動画を購入者に提供するメッセージ動画提供方法であって、
前記出品者端末から、出品した商品の説明、前記商品の販売期間及び販売数、並びに動画の記録時間を、少なくとも含む商品情報を受け付ける商品情報受付ステップと、
前記商品情報受付ステップにより受け付けた商品情報を、前記購入者端末に送信する商品情報送信ステップと、
前記商品情報送信ステップにより送信された商品情報を表示した前記購入者端末から、表示された商品に対する購入指示を受付ける購入指示受付ステップと、
前記購入指示を送信した前記購入者端末から、購入した商品において自撮りする際の音声及び映像に関するリクエストを含むリクエスト情報を受け付けるリクエスト情報受付ステップと、
前記リクエスト情報受付ステップにより受け付けたリクエスト情報を、購入した商品を出品した出品者の前記出品者端末に送信するリクエスト情報送信ステップと、
前記リクエスト情報送信ステップにより送信されたリクエスト情報を表示した前記出品者端末から、表示されたリクエスト情報に基づいて撮影された、音声付きの自撮り動画を受け付ける自撮り動画受付ステップと、
前記自撮り動画受付ステップにより受け付けられた音声付きの自撮り動画を、前記購入指示を送信した前記購入者端末に送信する自撮り動画送信ステップと、
を備えることを特徴とするメッセージ動画提供方法。
出品者が用いる出品者端末と、購入者が用いる購入者端末と、通信ネットワークを介して前記出品者端末及び前記購入者端末のそれぞれと相互に通信可能なサーバ装置と、を備え、出品者が音声付きの自撮り動画を商品として出品し、購入者が該商品を購入するコンピュータシステムにおいて、購入者のリクエストに応じた音声付きの自撮り動画を購入者に提供するメッセージ動画提供プログラムであって、
前記サーバ装置に、
前記出品者端末から、出品した商品の説明、前記商品の販売期間及び販売数、並びに動画の記録時間を、少なくとも含む商品情報を受け付ける商品情報受付ステップと、
前記商品情報受付ステップにより受け付けた商品情報を、前記購入者端末に送信する商品情報送信ステップと、
前記商品情報送信ステップにより送信された商品情報を表示した前記購入者端末から、表示された商品に対する購入指示を受付ける購入指示受付ステップと、
前記購入指示を送信した前記購入者端末から、購入した商品において自撮りする際の音声及び映像に関するリクエストを含むリクエスト情報を受け付けるリクエスト情報受付ステップと、
前記リクエスト情報受付ステップにより受け付けたリクエスト情報を、購入した商品を出品した出品者の前記出品者端末に送信するリクエスト情報送信ステップと、
前記リクエスト情報送信ステップにより送信されたリクエスト情報を表示した前記出品者端末から、表示されたリクエスト情報に基づいて撮影された、音声付きの自撮り動画を受け付ける自撮り動画受付ステップと、
前記自撮り動画情報受付ステップにより受け付けられた音声付きの自撮り動画を、前記購入指示を送信した前記購入者端末に送信する自撮り動画送信ステップと、
を実行させることを特徴とするメッセージ動画提供プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0012】
<メッセージ動画提供システムの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係るメッセージ動画提供システム100の概略構成図である。メッセージ動画提供システム100は、第一のユーザ(例えば、アーティストなど動画メッセージを提供する側;以下、出品者ともいう)が自撮りのメッセージ動画を一商品として販売し、第二のユーザ(例えば、ファンなど動画メッセージを購入する側;以下、購入者ともいう)が第一のユーザに自分の要望を伝えて上記商品を購入すると、第一のユーザは第二のユーザの要望を反映したメッセージ動画を作成し、作成したメッセージ動画を第二のユーザに届けるサービス(以下、メッセージ動画提供サービスという)を支援するコンピュータシステムである。
【0013】
なお、メッセージ動画提供サービスは、会員制サービスとなっており、出品者である第一のユーザ、及び購入者である第二のユーザは、当該サービスの会員であることが前提となっている。また、本実施形態でいう「自撮りのメッセージ動画」とは、第一のユーザ自身が撮影の対象となるメッセージ動画をいい、第一のユーザ自身によって撮影されるほか、第三者(例えば、アーティストの関係者、マネージャーなど)によって撮影される場合も含まれるものである。
【0014】
メッセージ動画提供システム100は、
図1に示すように、メッセージ動画提供サービスを提供する事業者が有するもので、メッセージ動画提供サービス実行の中核的な役割を担うメッセージ動画提供装置(以下、サーバという)1と、メッセージ動画提供サービスを利用するユーザ(出品者、購入者)が用いるユーザ端末(以下、端末という)2A、2B、2C、…(以下、端末を総称して2と表記する)と、サーバ1と端末2を相互に通信可能とする、例えば、インターネット網などからなる通信ネットワーク3、とを備える構成である。
【0015】
サーバ1は、例えば、ハードディスク等から構成され、メッセージ動画提供システム100が管理するデータを記憶する記憶部11と、例えば、CPU及びメモリ等から構成され、記憶部11の制御や、各種データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うことにより、本実施の形態の後述する各種処理(出品処理、購入処理、動画作成支援処理、動画登録処理、動画出力処理)を実行する制御部12と、通信ネットワーク3を介して端末2とデータの送受信を行う通信部13と、を備えている。
【0016】
記憶部11は、詳しくは、ユーザデータベース(以下、ユーザDBという)111、出品データベース(以下、出品DBという)112、購入データベース(以下、購入DBという)113、及び動画データベース(以下、動画DBという)114を具備する構成となっている。
図2にユーザDB、出品DB、購入DB及び動画DBのデータ構成の模式図を示す。
【0017】
ユーザDB111は、メッセージ動画提供サービスを利用する会員ユーザ(出品者、購入者)の属性情報を記憶するデータベースであり、
図2(a)に示すように、ユーザを一意に識別可能なユーザIDと、ユーザ属性情報d11と、を対応付けて構成されたユーザデータd10を記憶する。ここで、ユーザ種別は、ユーザが出品者であるか購入者であるかを識別するためのフラグであり、本実施の形態の場合、ユーザが出品者の場合、ユーザ属性情報d11は、ユーザ種別(出品者)、パスワード、名前、アイコン画像、所属会社、カテゴリー、などの情報を備え、ユーザが購入者の場合、ユーザ属性情報は、ユーザ種別(購入者)、パスワード、名前、アイコン画像、連絡先、などの情報を備える。ユーザデータd10は、ユーザがメッセージ動画提供サービスに加入したときにユーザにより登録される情報であるが、その後、ユーザ属性に変更が生じた場合には、ユーザにより適宜変更される。
【0018】
出品DB112は、出品者が出品するメッセージ動画(以下、出品されるメッセージ動画を「商品」ともいう)に関する情報を記憶するデータベースであり、
図2(b)に示すように、出品した商品を一意に識別可能な出品IDと、出品属性情報と、を対応付けて構成された出品データd20を記憶する。さらに詳しくは、出品属性情報は、当該商品を出品した出品者のユーザIDと、商品情報d21と、から構成されており、商品情報d21とは、本実施の形態の場合、商品名、アイコン画像、価格、販売期間、販売数、再生時間、タグ、カテゴリー、商品説明、複数購入可フラグ、メッセージタブ選択設定、要望タブ選択設定、作成期限などの情報を備えている。出品データd20は、出品者が出品して、後述する出品処理が実行されると、出品DB112に登録されるデータであり、誰がどのような商品を出品したのかを記録したデータとなっている。
【0019】
購入DB113は、購入者が購入した商品に対する要望(リクエスト)に関する情報を記憶するデータベースであり、
図2(c)に示すように、購入者の注文を一意に識別可能な購入IDと、購入属性情報d31と、を対応付けて構成された購入データd30を記憶する。さらに詳しくは、購入属性情報d31は、購入した商品の出品IDと、購入者のユーザIDと、リクエスト情報d32と、から構成されており、リクエスト情報d32とは、本実施の形態の場合、呼んで欲しい名前、アイコン画像、メッセージ、メッセージ選択タブ、要望、要望タブ、注文日などの情報を備えている。購入データd30は、購入者が商品を購入して、後述する購入処理が実行されると、購入DB113に登録されるデータであり、購入者がどのような商品を購入したのか、及び購入した商品に対する要望(リクエスト)を記録したデータとなっている。
【0020】
動画DB114は、出品者が撮影したメッセージ動画を記憶するデータベースであり、
図2(d)に示すように、購入IDと、出品者が撮影したメッセージ動画d41と、を対応付けて構成された動画データd40を記憶する。動画データd40は、後述する動画登録処理が実行されると、動画DB114に登録されるデータであり、購入IDごと、つまり同一商品であっても購入者ごとに作成された動画を記録したデータとなっている。
【0021】
制御部12を、主たる機能ごとに細分化すると、出品処理を実行する出品情報登録部121、購入処理を実行する購入情報登録部122、動画作成支援処理を実行する動画作成支援部123、動画登録処理を実行する動画登録部124、及び動画出力処理を実行する動画出力部125に分類される。
【0022】
出品情報登録部121は、出品処理を実行することにより、出品者が入力した商品情報d21に基づいて出品データd20を作成し、作成した出品データd20を出品DB112に登録するようになっている。
【0023】
購入情報登録部122は、購入処理を実行することにより、購入者が入力したリクエスト情報d32に基づいて購入データd30を作成し、作成した購入データd30を購入DB113に登録するようになっている。
【0024】
動画作成支援部123は、出品者がメッセージ動画を撮影する場合に利用される処理である動画作成支援処理を実行することにより、購入者のリクエスト情報d32を出品者の端末2に表示するようになっている。
【0025】
動画登録部124は、動画登録処理を実行することにより、出品者が撮影したメッセージ動画d41から動画データd40を作成し、作成した動画データd40を動画DB114に登録するようになっている。
【0026】
動画出力部125は、動画出力処理を実行することにより、購入者が注文した商品のメッセージ動画d41を端末2に出力するようになっている。本実施の形態におけるメッセージ動画の出力形態は、サーバ1によるストリーミング再生、メッセージ動画d41を端末2にダウンロードした後の端末2による再生のほか、メッセージ動画d41を所定の情報記録媒体(例えば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)など)に記録した後、この記録媒体を購入者のもとに届ける方法などがある。
【0027】
なお、サーバ1は、上述したようなアプリケーションサーバ、データベースサーバとしての機能の他、図示していないが、Web(World Wide Web)サーバとしての機能を有しており、端末2とWebを活用した情報授受ができるようになっている。さらに、サーバ1は、物理的に一つからなる装置の他、複数の装置がネットワーク接続されたシステムから構成されてもよく、複数の装置で構成された場合には、同一の場所にすべてが設置されていてもよいし、複数の場所に分散して設置されていてもよい。
【0028】
また、本実施の形態に係る各種処理(出品処理、購入処理、動画作成支援処理、動画登録処理、動画出力処理)を実行するプログラムは、上述したメモリなどの主記憶装置やハードディスクなどの補助記憶装置に格納されているものである。そして、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することも、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
【0029】
端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(personal computer;PC)などの情報端末が想定されており、詳しくは、記憶部21と、UI(User Interface)部22と、撮影部23と、通信部24と、制御部25と、を具備する構成である。以下、一例としてスマートフォンを端末2に用いた場合について詳細に説明する。
【0030】
記憶部21は、例えば、フラッシュメモリ等から構成され、制御部25が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶するようになっている。本実施の形態の記憶部21には、ブラウザソフト、メッセージ動画提供サービスを利用するための端末用アプリケーションソフト(以下、端末用アプリという)などのソフトがインストールされている。また、出品者の端末2においては、出品者が撮影したメッセージ動画、購入者の端末2においては、ダウンロードしたメッセージ動画などが記憶される。
【0031】
UI部22は、情報端末の入力部及び出力部を兼ねるものであり、ユーザからの入力操作を受け付けるとともに、入力操作に応じて制御部25にて処理された結果を出力するようになっている。スマートフォンの場合、表示画面を兼ねたタッチパネル、マイク、スピーカなどで構成されている。
【0032】
撮影部23は、ビデオカメラ機能により、音声を含んだ動画の撮影を行う機能を有している。本実施の形態では、出品者の端末2において、出品者が自撮り動画を撮影する際に必要な機能である。したがって、撮影部23は、購入者の端末2においては必ずしも必要な機能ではない。
【0033】
通信部24は、ブラウザソフト及び端末用アプリなどにより、通信ネットワーク3を介してサーバ1とデータの送受信を行うようになっている。
【0034】
制御部25は、例えば、CPU及びメモリ等から構成され、記憶部21の制御や、各種データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行うことにより、メッセージ動画提供システム100における端末2側の処理を実行する。なお、本実施の形態の場合、端末2に少なくともブラウザソフト又は端末用アプリのいずれか一方がインストールされていれば、メッセージ動画提供システム100における端末2側の処理は、実現可能となっている。
【0035】
<メッセージ動画提供システムの動作>
次に、
図3〜
図13を用いて、本実施の形態に係るメッセージ動画提供システム100の動作について説明する。ここで、
図3〜
図6は、メッセージ動画提供システム100の各種処理の流れを示すシーケンス図であり、
図7〜
図13は、メッセージ動画提供システム100における端末2の画面例を示す図である。なお、
図3〜
図6に示すメッセージ動画提供システム100の各種処理は、ユーザ(出品者、購入者)がメッセージ動画提供システム100においてユーザ認証された後(ユーザID及びパスワードの入力により認証された後のログイン状態において)、実行される処理である。また、メッセージ動画提供システム100の各種処理における端末2側の処理は、上述したようにブラウザ機能でも実現可能であるが、
図3〜
図12は、端末2にインストールされた端末用アプリの機能により実現される場合を示している。
【0036】
<出品処理>
まず、
図3を用いて、メッセージ動画提供システム100の出品処理について説明する。なお、
図3は、メッセージ動画提供システム100の出品処理の流れを示すシーケンス図である。
【0037】
出品者は、出品者の端末2から出品画面選択の指示を行う(ステップS1)。例えば、出品者は、端末2に表示されたメッセージ動画提供サービスの初期画面のメニューの中から「出品する」を選択する。この結果、出品者の端末2から出品画面の表示要求がサーバ1に送信される(ステップS2)。
【0038】
サーバ1は、出品者の端末2から出品画面の表示要求を受信すると、ユーザDB111に記憶された出品者のユーザデータd10に基づいて、出品画面用のデータを作成し(ステップS3)、出品画面用のデータを出品者の端末2に送信する(ステップS4)。ここで、出品画面用のデータとは、例えば、出品者のアイコン画像、カテゴリーなどのデータである。
【0039】
出品画面用のデータを受信した出品者の端末2は、受信した出品画面用のデータに基づいて、出品画面dis1を表示する(ステップS5)。
図7に出品画面dis1の一例を示す。
【0040】
出品者は、出品画面dis1において必要な入力事項、つまり商品情報d21を入力する(ステップS6)。具体的には、商品名I01(例えば、「アーティストAの10秒個別メッセージ」)、アイコン画像IO02(例えば、アーティストAの複数の画像)、価格I03(例えば、2000円)、販売期間I04(例えば、2015年1月〜15日)、販売数I05(例えば、100名)、メッセージ動画の再生時間I06(例えば、15秒)、検索時に使用されるタグI07(例えば、アーティストA、ドラマ)、カテゴリーIO08(例えば、アイドル、女性)、商品説明I09(例えば、ファン垂涎!人気女優がオリジナルメッセージをくれるよ!)を入力し、一ユーザで複数の商品購入が可能か否か示す複数購入フラグI10の設定(例えば、複数購入可)、購入者が複数の選択肢の中から選択可能なメッセージタブ選択I11の設定(例えば、「応援します」、「愛しているよ」、「もっと頑張れ」、「可愛いね」の4つの選択肢を設定)、購入者が複数の選択肢の中から選択可能な要望タブ選択I12の設定(例えば、「衣装リクエスト」、「ポーズリクエスト」、「せりふリクエスト」、「歌リクエスト」の4つの選択肢を設定)を行う。
【0041】
なお、アイコン画像IO02は、ユーザDB111に記憶されている、出品者のアイコン画像がデフォルト表示されるが、出品者のアイコン入れ替え操作により他の画像と入れ替え可能であり、また、カテゴリーIO08は、ユーザDB111に記憶されている、出品者のカテゴリーがデフォルト表示されるが、出品者の入力により変更可能である。
【0042】
商品情報d21を入力後、出品者が出品ボタンI13を押下すると(ステップS7)、出品者の端末2は、入力された商品情報d21をサーバ1に送信する(ステップS8)。
【0043】
サーバ1は、商品情報d21を受信すると、受信した商品情報d21と、出品者のユーザIDに基づいて出品データd20を作成し、作成した出品データd20を出品DB112に登録する(ステップS9)。
【0044】
なお、
図3に示した出品処理では、端末2の端末用アプリの機能を用いて、出品処理を実行したが、これとは別に、端末2のブラウザ機能を用いて、出品処理を実行してもよい。この場合、サーバ1は、ステップS4において、出品者の端末2に出品画面用のデータを送信するのではなく、出品画面用のデータに基づいて出品画面を作成し、作成した出品画面を出品者の端末2に送信するものである。
【0045】
このように本実施の形態に係る出品処理によれば、出品者側で価格I03、販売期間I04、販売数I05、再生時間I06等の条件を自由に設定できるので、出品者側が企画した商品の範囲内で購入者のリクエストを反映したメッセージ動画を作成することができる。すなわち、商品に対する大枠(方向性)の設定は出品者側にある。また、出品者側で、メッセージタブ選択設定や要望タブ設定などの選択肢を自由に設定できるので、メッセージや要望に関しても出品者の嗜好性をメッセージ動画にある程度反映させることができる。
【0046】
<購入処理>
次に、
図4を用いて、メッセージ動画提供システム100の購入処理について説明する。なお、
図4は、メッセージ動画提供システム100の購入処理の流れを示すシーケンス図である。
【0047】
購入者は、購入者の端末2から商品選択の指示を行う(ステップ11)。例えば、メッセージ動画提供サービスに用意された「検索」の機能を利用して(例えば、商品名、カテゴリーなど)、多数の商品の中から所望の商品を選択する。この結果、購入者の端末2から選択された商品の詳細画面の表示要求がサーバ1に送信される(ステップS12)。
【0048】
サーバ1は、購入者の端末2から商品の詳細画面の表示要求を受信すると、選択された商品の出品IDに基づいて、出品DB112から該当する出品データd20を抽出するとともに、選択された商品の出品者のユーザIDに基づいて、ユーザDB111から該当するユーザデータd10に抽出して、商品の詳細画面用のデータを作成し(ステップS13)、商品詳細画面用のデータを購入者の端末2に送信する(ステップS14)。ここで、商品の詳細画面用のデータとは、例えば、出品者のアイコン画像、所属会社、商品名、商品説明、価格、販売期間、販売数、再生時間などのデータである。
【0049】
商品の詳細画面用のデータを受信した購入者の端末2は、受信した商品の詳細画面用のデータに基づいて、商品の詳細画面dis2を表示する(ステップS15)。
図8に商品の詳細画面dis2の一例を示す。商品の詳細画面dis2には、具体的には、選択された商品の出品者のアイコン画像O21(例えば、アーティストAの画像)、所属会社O22(例えば、株式会社XXXX)、商品名O23(例えば、「アーティストAの10秒個別メッセージ」)、商品説明O24(例えば、ファン垂涎!人気女優がオリジナルメッセージをくれるよ!)、価格O25(例えば、2000円)、販売期間O26(例えば、2015年1月〜15日)、販売数O27(例えば、100名)、再生時間O28(例えば、15秒)が表示される。なお、
図8の商品の詳細画面dis2に示された商品は、
図7の出品画面dis1にて入力された商品である。
【0050】
購入者は、商品の詳細画面dis2において購入数I29(例えば、1個)を入力して、購入ボタンI30を押下すると、(ステップS16)、購入者の端末2は、入力された購入数をサーバ1に送信する(ステップS17)。なお、出品処理において出品者が複数購入を不可にした場合(
図7の複数購入フラグI10を不可に設定した場合)には、購入数は1以外入力できない。
【0051】
サーバ1は、購入数を受信すると、購入者のユーザIDに基づいて、ユーザDB111から該当するユーザデータd10を抽出して、リクエストの入力画面用のデータを作成し(ステップS18)、リクエストの入力画面用のデータを購入者の端末2に送信する(ステップS19)。ここで、リクエストの入力画面用のデータとは、例えば、購入者のアイコン画像、購入者の名前(漢字、かな)などのデータである。
【0052】
リクエストの入力画面用のデータを受信した購入者の端末2は、受信したリクエストの入力画面用のデータに基づいて、リクエスト入力画面dis3を表示する(ステップS20)。
図9にリクエスト入力画面dis3の一例を示す。リクエスト入力画面dis3には、具体的には、購入者のアイコン画像IO31(例えば、ユーザBの画像)、名前O32(例えば、ユーザB)が表示される。なお、
図9のリクエスト入力画面dis3は、ユーザBが
図8の商品の詳細画面dis2に示された商品を購入した場合の画面である。
【0053】
購入者は、リクエスト入力画面dis3において呼んで欲しい名前(漢字、かな)I33(例えば、「じろうじろう」、「次郎次郎」)、メッセージI34(例えば、「11月30日の横アリのコンサート、感動しちゃいました(恥)。これからも応援します」)、メッセージ選択タブI35(例えば、「応援します」)、要望I36(例えば、「いつもの「だっちゅーの」ポーズしてほしい」)、要望タブI37(例えば、「ポーズリクエスト」)を入力して、送信ボタンI38を押下すると、(ステップS21)、購入者の端末2は、リクエスト情報d32をサーバ1に送信する(ステップS22)。
【0054】
なお、アイコン画像IO31は、ユーザDB111に記憶されているアイコン画像がデフォルト表示されるが、購入者のアイコン入れ替え操作により他の画像と入れ替え可能である。また、メッセージ選択タブI35及び要望タブI37は、出品処理において出品者が設定したメッセージ選択タブ及び要望タブ(
図7のメッセージタブ設定I11、要望タブ選択I12)の中から選択されるものである。
【0055】
サーバ1は、リクエスト情報d32を受信すると、受信したリクエスト情報d32、購入者のユーザID、及び購入した商品の出品IDに基づいて購入データd30を作成し、作成した購入データd30を購入DB113に登録する。
【0056】
なお、
図4では、
図8に示したように、購入数1の場合について説明したが、購入数が複数の場合には、ステップS18〜ステップS23の処理を複数回実行するものである。これにより、購入数分の購入データd30が購入DB113に登録される。
【0057】
また、
図4に示した購入処理では、端末2の端末用アプリの機能を用いて、購入処理を実行したが、これとは別に、端末2のブラウザ機能を用いて、購入処理を実行してもよい。この場合には、サーバ1は、ステップS13において、商品の詳細画面用のデータに基づいて商品の詳細画面を作成し、作成した商品の詳細画面を購入者の端末2に送信し、また、ステップS18において、リクエストの入力画面用のデータに基づいてリクエストの入力画面を作成し、作成したリクエストの入力画面を購入者の端末2に送信するものである。
【0058】
このように本実施の形態に係る購入処理によれば、購入者側が、呼んで欲しい名前I33、出品者へのメッセージI34やメッセージ選択タブI35、及び出品者への要望I36や要望タブI37を入力できるので、自撮り動画に対する音声や映像に関する種々のリクエストを出品者に届けることができる。すなわち、購入者側の嗜好性が反映されたメッセージ動画の作成を依頼することができる。
【0059】
<動画作成支援処理、動画登録処理>
次に、
図5を用いて、メッセージ動画提供システム100の動画作成支援処理、及び動画登録処理について説明する。なお、
図5は、メッセージ動画提供システム100の動画作成支援処理、及び動画登録処理の流れを示すシーケンス図である。
【0060】
出品者は、出品者の端末2において、購入者一覧画面を表示している状態において(ステップS31)、動画作成の指示を行う(ステップS32)。この結果、出品者の端末2から動画作成画面の表示要求がサーバ1に送信される(ステップS33)。
【0061】
例えば、端末2に表示されたメッセージ動画提供サービスに用意された「出品商品一覧画面」(図示せず;出品者が出品した商品の一覧画面)の中から所望の商品(動画撮影の対象となっている商品)を選択すると、選択した商品の「購入者一覧画面」が表示されるので、この「購入者一覧画面」において、いずれかの購入者(購入ID)を選択する。
図10に購入者一覧画面dis4の一例を示す。購入者一覧画面dis4には、出品者が選択した商品(動画撮影する商品)に関する情報O41(例えば、出品者のアイコン画像、商品名、販売期間、作成期限、現時点での購入者数、現時点での売上金額など)が表示されるとともに、当該商品を購入した購入者に関する情報IO42(例えば、購入ID、購入者のアイコン画像、購入者の名前、購入日など)が表示されるので、出品者は、購入者に関する情報IO42の中からいずれか一つの購入IDを選択することにより、選択した購入IDに対して動画作成の指示を行う。なお、
図10の購入者一覧画面dis4は、
図7の出品画面dis1に示された商品を購入した購入者の購入者一覧画面である。
【0062】
なお、
図10において、購入者一覧画面dis4に表示される購入者に関する情報IO42は、当然のことながら、未だメッセージ動画が作成されていない購入IDである。勿論、これとは別の方法により、購入者一覧画面dis4を表示してもよく、例えば、既にメッセージ動画が作成された購入IDも含めて表示するとともに、購入IDごとにメッセージ動画が作成されたか否かを示すフラグも表示してもよい。この場合には、未だメッセージ動画が作成されていない購入IDだけが選択可能となる。
【0063】
サーバ1は、出品者の端末2から動画作成画面の表示要求を受信すると、選択された購入IDに基づいて、購入DB113から該当する購入データd30を抽出するとともに、選択された商品の出品IDに基づいて、出品DB112から該当する出品データd20を抽出して、動画作成画面用のデータを作成し(ステップS34)、動画作成画面用のデータを出品者の端末2に送信する(ステップS35)。ここで、動画作成画面用のデータとは、例えば、購入者のアイコン画像、再生時間(撮影時間)、呼んで欲しい名前(漢字、かな)、メッセージ、メッセージ選択タブ、要望、要望タブなどのデータである。
【0064】
動画作成画面用のデータを受信した出品者の端末2は、受信した動画作成画面用のデータに基づいて、動画作成画面dis5を表示する(ステップS36)。
図11に動画作成画面dis5の一例を示す。動画作成画面dis5には、再生時間(撮影時間)O53(例えば、15秒)が表示されるとともに、購入者のアイコン画像O54、購入者が呼んで欲しい名前(漢字、かな)O55(例えば、「じろうじろう」、「次郎次郎」)、メッセージO56(例えば、「11月30日の横アリのコンサート、感動しちゃいました(恥)。これからも応援します」)、メッセージ選択タブO57(例えば、「応援します」)、要望O58(例えば、「いつもの「だっちゅーの」ポーズしてほしい」)、要望タブ059(例えば、「ポーズリクエスト」)が表示されるとともに、撮影部23により撮影される自撮り動画O51(例えば、アーティストAの動画)が表示されるようになっている。なお、
図11の動画作成画面dis5は、ユーザBが
図9のリクエスト入力画面dis3において入力したリクエスト情報d32が表示されたものである。
【0065】
これにより、出品者は、動画作成画面dis5に表示されたリクエスト情報d32を見ながら、自撮り動画O51を撮影することができる。すなわち、出品者は、リクエスト情報d32を見て、リクエスト内容を把握した後に、撮影ボタンI52を押下して、メッセージ動画d41の撮影を開始する(ステップS37)。このメッセージ動画d41は、出品者が、リクエスト情報d32に基づいて、メッセージ音声を発したり、外見及び姿勢を変化させたりして、購入者の要望に応えた自撮り動画である。次いで、出品者は、表示された再生時間(撮影時間)や経過時間に基づいて、再度、撮影ボタンI52を押下して、メッセージ動画の撮影を終了させる。この結果、撮影されたメッセージ動画d41は、端末2の記憶部21に記録される。
【0066】
メッセージ動画d41の撮影が終了すると、出品者の端末2は、アップロード画面dis6を表示する(ステップS38)。
図12にアップロード画面dis6の一例を示す。アップロード画面dis6には、アップロードボタンI63(例えば、「今すぐアップロード」と表示されたボタン)のほか、アップロード画面dis6を終了させるボタン(例えば、「あとでアップロード」と表示されたボタン)が設けられている。また、アップロード画面dis6には、各種編集ボタンI62(例えば、スタンプ、サイン、トリミング、動画挿入、音楽挿入などのボタン)が設けられており、撮影したメッセージ動画d41の編集も可能である。なお、撮影されたメッセージ動画d41、及びその後、編集されたメッセージ動画d41は、表示部O61で再生可能である。これにより、出品者は、自ら撮影したメッセージ動画の内容を確認することができる。そして、内容に満足できない場合には、ステップS37の処理を繰り返すことにより、再度、メッセージ動画を撮影することが可能である。
【0067】
出品者は、アップロード画面dis6において、アップロードボタンI63を押下して、アップロードの指示を行うと(ステップS39)、出品者の端末2から撮影されたメッセージ動画d41がサーバ1に送信される(ステップS40)。
【0068】
サーバ1は、メッセージ動画d41を受信すると、選択された購入ID及びメッセージ動画d41に基づいて動画データd40を作成し、作成した動画データd40を動画DB114に登録する(ステップS41)。
【0069】
なお、
図5に示した動画登録処理では、撮影されたメッセージ動画d41を個別にサーバ1に送信するアップロードを行ったが(ステップS39)、撮影されたメッセージ動画d41をまとめて複数アップロードするようにしてもよい。この場合には、図示しない一括アップロード画面において、アップロードの対象となるメッセージ動画を選択し、選択したメッセージ動画(撮影済みかつアップロードされていないメッセージ動画)をまとめてアップロードするものである。
【0070】
また、
図5に示した購入処理では、端末2の端末用アプリの機能を用いて、動画作成支援処理及び動画登録処理を実行したが、これとは別に、端末2のブラウザ機能を用いて、動画作成支援処理及び動画登録処理を実行してもよい。この場合には、サーバ1は、ステップS34において、動画作成画面用のデータに基づいて動画作成画面を作成し、作成した動画作成画面を出品者の端末2に送信するものである。端末2のブラウザ機能を用いた場合の動画作成画面dis7を
図13に示す。この場合には、出品者が、表示されたリクエスト情報O72〜O76の内容を確認して撮影ボタン077を押下すると、端末2が備えるビデオカメラのアプリケーションが起動してしまうので、撮影中はリクエスト情報O72〜O76を見ることができない。すなわち、
図11の動画作成画面dis5と異なり、リクエスト情報d32を見ながら撮影することができないが、リクエスト情報d32の内容を記憶しておくことにより、購入者のリクエストに応じたメッセージ動画を作成することができる。
【0071】
このように本実施の形態に係る動画作成支援処理及び動画登録処理によれば、出品者は、購入者側が入力したリクエスト情報d32、つまり、自撮り動画に対する音声や映像に関する種々のリクエストの内容を確認しながら、自撮り動画を撮影することができるので、購入者の嗜好性が反映されたメッセージ動画を容易に作成することができる。この結果、購入者の嗜好性が反映されたオリジナルなメッセージ動画が作成されることとなる。
【0072】
<動画出力処理>
次に、
図6を用いて、メッセージ動画提供システム100の動画出力処理について説明する。なお、
図6は、メッセージ動画提供システム100の動画出力処理の流れを示すシーケンス図であり、ストリーミング再生によりメッセージ動画を再生する場合を示している。
【0073】
購入者は、購入者の端末2からメッセージ動画の選択指示を行い(ステップS51)、選択されたメッセージ動画に対して動画再生指示を行う(ステップS52)。例えば、メッセージ動画提供サービスに用意された「動画選択画面」を表示すると、購入者が購入した商品のメッセージ動画が一覧表示されるので、購入者は、この一覧表示の中から再生したいメッセージ動画を選択した後、当該メッセージ動画を再生させる指示を行う。この結果、購入者の端末2から選択されたメッセージ動画の再生要求がサーバ1に送信される(ステップS53)。
【0074】
サーバ1は、購入者の端末2からメッセージ動画の再生要求表示を受信すると、選択されたメッセージ動画の購入IDに基づいて、動画DB114から該当する動画データd40を選択し、選択した動画データd40のメッセージ動画d41を再生する(ステップS54)。この結果、再生されたメッセージ動画d42は随時、再生され購入者の端末2に送信される(ステップS55)。
【0075】
この結果、サーバ1からメッセージ動画d41を受信した購入者の端末2は、メッセージ動画d41を再生する(ステップS56)。
【0076】
このように本実施の形態に係る動画出力処理によれば、購入者は、自らの動画再生指示により、購入したメッセージ動画d41を視聴することができるので、日時や場所の制約を受けずにオリジナルなメッセージ動画d41の視聴を楽しむことができる。また、ストリーミング再生でなく、ダウンロードや記録媒体での納品の場合も、日時や場所の制約を受けずにオリジナルなメッセージ動画d41の視聴を楽しむことができる。
【0077】
以上、本実施の形態のメッセージ動画提供システム100によれば、例えば、アーティストがファン一人一人に対してメッセージ動画を提供する場合において、ファンの要望を反映したオリジナルなメッセージ動画をファンに届けることができるので、両者が満足するプライベートなコミュニケーションを成立させることができる。
【0078】
より詳しくは、アーティスト側にすれば、イベントでなくても、ファンと直接的なコミュニケーションを取ることができるので、ファンに親近感を覚えてもらうことができ、継続的なファンになってもらうことができる。また、ファン側にすれば、他のファンに介在されないプライベートなコミュニケーションの機会を得ることができるので、より充実した満足感を得ることができる。
【0079】
なお、
図7〜
図13に示した例では、アーティストが1人である場合について説明したが、グループで構成されるアーティストでもよい。この場合には、メッセージ動画の撮影の対象となる人物は複数となる。
【0080】
また、本実施形態では、アーティストがメッセージ動画を単独の商品として販売する方法について説明したが、メッセージ動画の提供方法はこれに限定されない。例えば、所定のサイトで販売されているデータや画像(静止画、動画)などのダウンロード商品、又はグッズなどの物理的商品を購入した場合に、付随的に本メッセージ動画を提供するようにしてもよい。また、CDショップなどの実店舗で販売されているCDなどの商品を購入した場合、該商品の中に封入されているクーポンなどを用いた申込に対して本メッセージ動画を提供するようにしてもよい。
【0081】
<その他の実施の形態>
なお、上記実施の形態においては、動画メッセージを提供する第一のユーザをアーティスト、動画メッセージを購入する第二のユーザをそのファンとして説明したが、第一のユーザ及び第二のユーザはこれに限定されるものではない。例えば、第一のユーザは、スポーツ選手や芸能人など不特定多数のファンを有する者であればよく、そのような者がファンに対してパーソナルな動画メッセージを届ける場合にも適用は可能である。また、上記実施の形態では、第一のユーザは複数の第二のユーザに対して動画メッセージを届ける場合を想定して説明したが、第一のユーザが一の第二のユーザに対して動画メッセージを届ける場合であってもよい。商品の販売という観点からは異なるが、例えば、リアルタイムにコミュニケーションを取れない親しい者同士(例えば、恋人同士)がメッセージ動画提供サービスの機能を用いて、相手のリクエストに合わせたメッセージ動画を相手に届けるようにしてもよい。勿論、この場合には、上記で説明した商品情報d21の一部は不要である(例えば、価格、販売期間、販売数などの情報)。
【0082】
このように上記実施の形態に係るメッセージ動画提供システム100は、プライベートな動画メッセージをやりとりしたいあらゆる二者間のコミュニケーションに適用することが可能である。
【0083】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができ、そのような変形や変更を伴うものもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
出品者端末及び購入者端末と相互に通信可能なサーバは、出品者が自撮り動画を商品として出品し、購入者が該商品を購入するシステムにおいて購入者のリクエストに応じた自撮り動画を購入者に提供する装置であり、出品者端末から商品情報を受け付ける手段と、受け付けた商品情報を購入者端末に送信する手段と、商品情報を表示した購入者端末から購入指示を受付ける手段と、自撮りする際のリクエスト情報を購入者端末から受け付ける手段と、受け付けたリクエスト情報を出品者端末に送信する手段と、表示されたリクエスト情報に基づいて撮影された自撮り動画を出品者端から受け付ける手段と、受け付けた自撮り動画を購入者端末に送信する手段と、備える。