特許第6131290号(P6131290)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 力晶科技股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許6131290フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法
<>
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000002
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000003
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000004
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000005
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000006
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000007
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000008
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000009
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000010
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000011
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000012
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000013
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000014
  • 特許6131290-フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6131290
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】フラッシュメモリ構造、及びフラッシュメモリ構造を製造する方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/115 20170101AFI20170508BHJP
   H01L 29/788 20060101ALI20170508BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20170508BHJP
   H01L 29/792 20060101ALI20170508BHJP
【FI】
   H01L27/10 434
   H01L29/78 371
【請求項の数】11
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-102110(P2015-102110)
(22)【出願日】2015年5月19日
(65)【公開番号】特開2016-58709(P2016-58709A)
(43)【公開日】2016年4月21日
【審査請求日】2015年5月19日
(31)【優先権主張番号】103130630
(32)【優先日】2014年9月4日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】599092848
【氏名又は名称】力晶科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】許 正源
(72)【発明者】
【氏名】應 宗樺
【審査官】 小山 満
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−060138(JP,A)
【文献】 特開2012−129522(JP,A)
【文献】 特開2013−026305(JP,A)
【文献】 特開2004−186319(JP,A)
【文献】 特開2010−021496(JP,A)
【文献】 特開2014−022394(JP,A)
【文献】 特開2010−040995(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/115−27/11597
H01L 21/336
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラッシュメモリを製造する方法であって、
アレイ領域を有する基体を提供するステップと、
前記基体の前記アレイ領域を覆うために第1の絶縁層、第1の導電層、及び第2の絶縁層を形成するステップと、
少なくとも1つの第1のトレンチを、前記第1の導電層において、及び前記第2の絶縁層において形成するステップと、
前記第2の絶縁層を覆うために前記アレイ領域において第2の導電層及びマスク層を形成するステップであって、前記第2の導電層が前記第1のトレンチを満たす、ステップと、
パターニングされたマスク層を形成するためにマスク層をパターニングするステップと、
前記パターニングされたマスク層の側面にスペーサを形成するステップと、
第1のゲート構造及び第2のゲート構造を形成するように、エッチング処理を行うためのマスクとして前記パターニングされたマスク層及び前記スペーサを一体的に使用するステップであって、前記第1のゲート構造が前記第1のトレンチを含み、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する、ステップと、
前記マスク層を覆うためにパターニングされたフォトレジストを形成するステップと、
前記パターニングされたマスク層、パターニングされた第2の導電層、及びパターニングされた第2の絶縁層を形成し、前記パターニングされたマスク層から前記パターニングされた第2の絶縁層まで伸びる前記スペーサを形成するように、前記マスク層、前記第2の導電層、及び前記第2の絶縁層をエッチングするためのエッチングマスクとして前記パターニングされたフォトレジストを使用するステップとを含む、フラッシュメモリを製造する方法。
【請求項2】
前記第1のゲート構造が選択ゲート構造を含み、前記第2のゲート構造が制御ゲート構造及びフローティングゲート構造を含む、請求項1に記載のフラッシュメモリを製造する方法。
【請求項3】
前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造との間に配置された隙間が、50オングストロームから400オングストロームである、請求項1に記載のフラッシュメモリを製造する方法。
【請求項4】
フラッシュメモリ構造であって、
第1のゲート構造と、
第2のゲート構造と、
前記第1のゲート構造に、及び前記第2のゲート構造にそれぞれ配置されたソース及びドレインとを備え、
前記第1のゲート構造及び前記第2のゲート構造が基体に沿って隣同士に形成され、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在し、
前記第1のゲート構造及び前記第2のゲート構造が、それぞれ、第1の絶縁層と、第1の導電層と、第2の絶縁層と、第2の導電層と、マスク層と、前記マスク層の側面を覆うためのスペーサとを備え、
前記第1のゲート構造の前記第1の導電層及び前記第2の絶縁層がトレンチを有しており、前記第2の導電層が前記第1の導電層を結合するように前記トレンチまで伸び、
前記第1のゲート構造が選択ゲートとしての機能を果たし、前記第2のゲート構造が制御ゲート及びフローティングゲートとしての機能を果たすとともに、
前記フラッシュメモリ構造が、
0電圧を前記選択ゲートに印加し、0電圧を前記基体に印加し、5〜9ボルトを前記ソースに印加し、0電圧を前記ドレインに印加するか又は前記ドレインをフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを前記制御ゲートに印加することにより消去される、フラッシュメモリ構造。
【請求項5】
前記スペーサが、前記第2の導電層の側面を覆うように下方へ伸びる、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項6】
前記スペーサが、前記第2の導電層の側面、及び前記第2の絶縁層の側面を覆うように下方へ伸びる、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項7】
前記スペーサが、前記第2の導電層の側面、前記第2の絶縁層の側面、及び前記第1の導電層の側面を覆うように下方へ伸びる、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項8】
前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造との間に配置された隙間が、50オングストロームから400オングストロームである、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項9】
前記フラッシュメモリ構造が、
Vcc電圧を前記選択ゲートに印加し、0電圧を前記基体に印加し、0電圧を前記ソースに印加し、1ボルトを前記ドレインに印加し、そしてVcc電圧を前記制御ゲートに印加することにより読み取られる、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項10】
前記フラッシュメモリ構造が、
1〜4ボルトを前記選択ゲートに印加し、0電圧を前記基体に印加し、3〜5.5ボルトを前記ソースに印加し、0電圧又は1〜2マイクロアンペアを前記ドレインに印加し、そして8.5〜13ボルトを前記制御ゲートに印加することによりプログラムされる、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【請求項11】
前記フラッシュメモリ構造が、
0電圧を前記選択ゲートに印加し、7〜11ボルトを前記基体に印加し、0電圧を前記ソースに印加するか又は前記ソースをフローティング状態に維持し、0電圧を前記ドレインに印加するか又は前記ドレインをフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを前記制御ゲートに印加することにより消去される、請求項に記載のフラッシュメモリ構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フラッシュメモリゲート構造、及びフラッシュメモリゲート構造を製造する方法に関する。具体的には、本発明は、選択ゲート構造とフローティングゲート構造との間に配置されたより小さな隙間を有するゲート構造の他に、ゲート構造を製造する方法を同様に対象にする。
【0002】
この出願は、2014年9月4日に出願された台湾の優先権主張出願(Priority Patent Application)第103130630号の利益を要求し、これにより、その内容が全ての目的のためにそれらの全体の参照によってここに組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
フラッシュメモリは、不揮発性記憶装置である。情報は、外部電源の供給がない場合、それでもなおメモリに保存される。近年では、電気的に再プログラム及び再消去することができるフラッシュメモリの利点のために、フラッシュメモリは、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ、携帯情報端末(PDA)、又はシステムオンチップ(SOC)において広く使用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、分割ゲートタイプのフラッシュメモリを製造する現在の工程において、選択ゲートと制御ゲートとの間のオーバーレイシフトの問題がしばしば発生する。別の問題は、複雑なステップである。したがって、状況を改良するための解決法が必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これを考慮した結果、本発明は、問題を解決するために、フラッシュメモリゲート構造、及びフラッシュメモリゲート構造を製造する方法を提案する。
【0006】
本発明の1つの好ましい実施例によれば、フラッシュメモリゲート構造を製造する方法が提供される。最初に、基体が提供される。その基体はアレイ領域を有している。次に、第1の絶縁層、第1の導電層、及び第2の絶縁層が、基体のアレイ領域を覆うように順次に形成される。そのあとで、少なくとも1つの第1のトレンチが、第1の導電層において、及び第2の絶縁層において形成される。そして、第2の導電層及びマスク層が第2の絶縁層を覆うようにアレイ領域において形成される。第2の導電層は第1のトレンチを満たす。そのあとで、パターニングされたマスク層を形成するために、マスク層がパターニングされる。次に、スペーサが、パターニングされたマスク層の側面に形成される。その後、パターニングされたマスク層及びスペーサは、第1のゲート構造及び第2のゲート構造を形成するために、エッチング処理を実行するためのマスクとして使用される。第1のゲート構造は第1のトレンチを含み、第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。
【0007】
本発明の別の実施例によれば、フラッシュメモリ構造が提供される。フラッシュメモリ構造は、第1のゲート構造、第2のゲート構造、それぞれフラッシュメモリ構造の2つの端部(side)に配置されたソース及びドレインを含む。第1のゲート構造及び第2のゲート構造は基体に沿って隣同士に形成され、第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。第1のゲート構造及び第2のゲート構造は、それぞれ、第1の絶縁層と、第1の導電層と、第2の絶縁層と、第2の導電層と、マスク層と、マスク層の側面を覆うためのスペーサとを備える。第1のゲート構造の第1の導電層及び第2の絶縁層はトレンチを有しており、第2の導電層が第1の導電層を結合するようにトレンチまで伸びる。第1のゲート構造は選択ゲートとしての機能を果たし、第2のゲート構造は制御ゲート及びフローティングゲートとしての機能を果たす。
【0008】
本発明の別の実施例によれば、フラッシュメモリ構造を読み取る方法が提供される。フラッシュメモリ構造は、基体に沿って形成された第1のゲート構造及び第2のゲート構造を含む。第1のゲート構造は選択ゲートを含み、第2のゲート構造は制御ゲートを含む。第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。ソース及びドレインは、それぞれフラッシュメモリ構造の2つの端部における基体に配置される。フラッシュメモリ構造は、Vcc電圧を選択ゲートに印加し、0電圧を基体に印加し、0電圧をソースに印加し、1ボルトをドレインに印加し、そしてVcc電圧を制御ゲートに印加することにより読み取られる。
【0009】
本発明の別の実施例によれば、フラッシュメモリ構造をプログラムする方法が提供される。フラッシュメモリ構造は、基体に沿って形成された第1のゲート構造及び第2のゲート構造を含む。第1のゲート構造は選択ゲートを含み、第2のゲート構造は制御ゲートを含む。第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。ソース及びドレインは、それぞれフラッシュメモリ構造の2つの端部における基体に配置される。フラッシュメモリ構造は、1〜4ボルトを選択ゲートに印加し、0電圧を基体に印加し、3〜5.5ボルトをソースに印加し、0電圧又は1〜2マイクロアンペアをドレインに印加し、そして8.5〜13ボルトを制御ゲートに印加することによりプログラムされる。
【0010】
本発明の別の実施例によれば、フラッシュメモリ構造を消去する方法が提供される。フラッシュメモリ構造は、基体に沿って形成された第1のゲート構造及び第2のゲート構造を含む。第1のゲート構造は選択ゲートを含み、第2のゲート構造は制御ゲートを含む。第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。ソース及びドレインは、それぞれフラッシュメモリ構造の2つの端部における基体に配置される。フラッシュメモリ構造は、0電圧を選択ゲートに印加し、7〜11ボルトを基体に印加し、0電圧をソースに印加するか又はソースをフローティング状態に維持し、0電圧をドレインに印加するか又はドレインをフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを制御ゲートに印加することにより消去される。
【0011】
本発明の別の実施例によれば、フラッシュメモリ構造を消去する方法が提供される。フラッシュメモリ構造は、基体に沿って形成された第1のゲート構造及び第2のゲート構造を含む。第1のゲート構造は選択ゲートを含み、第2のゲート構造は制御ゲートを含む。第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間が存在する。ソース及びドレインは、それぞれフラッシュメモリ構造の2つの端部における基体に配置される。フラッシュメモリ構造は、0電圧を選択ゲートに印加し、0電圧を基体に印加し、5〜9ボルトをソースに印加し、0電圧をドレインに印加するか又はドレインをフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを制御ゲートに印加することにより消去される。
【0012】
本発明のこれらの目的及び他の目的は、様々な図表及び図面において例示される好ましい実施例の下記の詳細な説明を読んだ後で当業者には確かに明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図2】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図3】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図4】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図5】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図6】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図7】本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する図である。
図8A】本発明の1つの好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲートを製造するための変形を例示する図である。
図8B】本発明の別の好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲートを製造するための変形を例示する図である。
図8C】本発明の別の好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲートを製造するための変形を例示する図である。
図9A】本発明の1つの好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲート構造の変形を例示する図である。
図9B】本発明の別の好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲート構造の変形を例示する図である。
図9C】本発明の別の好ましい実施例によるフラッシュメモリのゲート構造の変形を例示する図である。
図10】異なるモードに基づいた本発明のフラッシュメモリ構造の動作のための電圧を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、理解を容易にするための添付の実施例及び図面、そして本発明の効果を参照して、下記に、より完全に説明されるであろう。
【0015】
図1から図7は、本発明のフラッシュメモリのゲートを製造するための好ましい実施例を例示する。
【0016】
最初に、基体10が提供される。基体10はアレイ領域Aを有している。2番目に、第1の絶縁層12、第1の導電層14、及び第2の絶縁層16が順次に形成される。第1の絶縁層12及び第2の絶縁層16は、独立的に、シリコン酸化物、酸化・窒化物(oxy-nitrides)、又は高k誘電体(high-k dielectric material)のような、単一の層の絶縁材又は複数の層の絶縁材から構成され得る。本発明の1つの好ましい実施例によれば、第1の絶縁層12はシリコン酸化物であり得るとともに、第2の絶縁層16は、酸化膜−窒化膜−酸化膜、又は酸化膜−窒化膜−酸化膜−窒化膜などのような、シリコン酸化物及び窒化ケイ素から構成される合成された層であり得る。第1の導電層14は、ポリシリコン、金属ケイ素化合物、又は特定の仕事関数(work function)の金属素材であり得る。本発明の1つの好ましい実施例によれば、第1の導電層14はポリシリコンであり得る。
【0017】
次に、図2において示されるように、パターニングされたマスク層18が形成され、パターニングされたマスク層18は、アレイ領域Aの一部分の第2の絶縁層16を露出する。そして、パターニングされたマスク層18は、第1の導電層14における、そして第2の絶縁層16における複数のトレンチ20を形成するために、第2の絶縁層16及び第1の導電層14をエッチングするためのエッチングマスクとしての機能を果たす。後でパターニングされたマスク層18は除去される。
【0018】
図3において示されるように、第2の導電層22及びマスク層24は、アレイ領域Aの第2の絶縁層16を覆うように順次に形成され、第2の導電層22は、アレイ領域Aにおけるトレンチ20を満たす。第2の導電層22は、ポリシリコン、ケイ素化合物、又は特定の仕事関数の金属素材であり得る。マスク層24は、窒化ケイ素又は他の適当な材料であり得る。
【0019】
図4において示されるように、現像プロセス(development process)と同調して、リソグラフィープロセス(lithographic process)が、パターニングされたフォトレジスト層26を形成し、アレイ領域Aの一部分のマスク層24を露出するために使用される。詳細において、パターニングされたフォトレジスト層26は、下記のステップにおける選択ゲート構造、制御ゲート構造、及びフローティングゲート構造の位置を定義する。次に、図5において示されるように、パターニングされたフォトレジスト層26は、マスク層24をエッチングするためのマスクとしての機能を果たし、第2の導電層22は、アレイ領域Aにおけるパターニングされたマスク層24’を形成するためのエッチング阻止層としての機能を果たす。そして、パターニングされたフォトレジスト層26は除去される。図6において示されるように、スペーサ材料層28は、パターニングされたマスク層24’に沿ってコンフォーマルに(conformally)形成される。図7において示されるように、アレイ領域Aにおけるスペーサ材料層28は、パターニングされたマスク層24’の側面に配置されたスペーサ30を形成するようにドライエッチングされる。スペーサ30及びパターニングされたマスク層24’は、その場合に、基体10が露出されるまで自己整合(self-alignment)によって、パターニングされた第1の絶縁層12’、パターニングされた第1の導電層14’、パターニングされた第2の絶縁層16’、及びパターニングされた第2の導電層22’を形成するように、そして第1のゲート構造32及び第2のゲート構造34を形成するように、第2の導電層22まで、第2の絶縁層16まで、第1の導電層14まで、そして第1の絶縁層12まで、ずっと順次にエッチングするために、一体的にマスクとしての機能を果たす。第1のゲート構造32は、パターニングされた第1の絶縁層12’、パターニングされた第1の導電層14’、パターニングされた第2の絶縁層16’、パターニングされた第2の導電層22’、及びトレンチ20を含む。さらに、第1のゲート構造32は、あとで選択ゲート構造としての機能を果たすことになる。第2のゲート構造34におけるパターニングされた第2の導電層22’及びパターニングされた第2の絶縁層16’は、あとで制御ゲート構造としての機能を果たすことになる。パターニングされた第1の導電層14’及びパターニングされた第1の絶縁層12’は、あとでフローティングゲート構造としての機能を果たすことになる。これで本発明のフラッシュメモリ構造100は組み立てられた。後で、ソース102及びドレイン104がフラッシュメモリ構造100の左側(左端部)における基体及び右側(右端部)における基体に形成される。
【0020】
ここで図7を参照すると、第1のゲート構造32と第2のゲート構造34との間に配置された小さな隙間Dが存在する。本発明の1つの好ましい実施例によれば、隙間Dの寸法は、50オングストロームと400オングストロームとの間にある。さらに、本発明の別の好ましい実施例によれば、第1のゲート構造32及び第2のゲート構造34の先端部のパターニングされたマスク層24’及びスペーサ30は除去され得る。
【0021】
以前の図4において、パターニングされたフォトレジスト層26がマスク層24をエッチングするためのマスクとしての機能を果たす場合に、第2の導電層22は、エッチング阻止層としての機能を果たす。本発明の別の好ましい実施例によれば、第2の絶縁層16及び第1の導電層14は、マスク層24がエッチングされる場合に、それぞれエッチング阻止層としての機能を果たす。ここで、図5図6図7図8A図8B、及び図8Cを同時に参照する。図8Aにおいて示されるように、マスク層24がエッチングされた後で、パターニングされたフォトレジスト層26は、第2の導電層22をエッチングするためのマスクとしての機能を果たし、第2の絶縁層16は、エッチング阻止層としての機能を果たす。その場合に、パターニングされた第2の導電層22’が形成され、図7において形成されるスペーサ30は、パターニングされたマスク層24’から下方へ伸びるとともに、パターニングされた第2の導電層22’の側面を覆う。図8Bにおいて示されるように、マスク層24がエッチングされた後で、パターニングされたフォトレジスト層26は、第2の導電層22及び第2の絶縁層16をエッチングするためのマスクとしての機能を果たし、一方、第1の導電層14は、パターニングされた第2の導電層22’及びパターニングされた第2の絶縁層16’を形成するためのエッチング阻止層としての機能を果たす。図7において形成されるスペーサ30は、パターニングされたマスク層24’から下方へ伸びるとともに、パターニングされた第2の導電層22’の側面の他に、パターニングされた第2の絶縁層16’の側面を同様に覆う。図8Cにおいて示されるように、マスク層24がエッチングされた後で、パターニングされたフォトレジスト層26は、複数のトレンチ42がパターニングされた第1の導電層14’において形成されるとともに、第1の絶縁層12が任意に露出されるまで第2の導電層22及び第2の絶縁層16及び第1の導電層14をエッチングするためのマスクとしての機能を果たす。その結果、パターニングされた第2の導電層22’、パターニングされた第2の絶縁層16’、パターニングされた第1の導電層14’、及び複数のトレンチ42が形成される。図7において形成されるスペーサ30は、パターニングされたマスク層24’から下方へ伸びるとともに、パターニングされた第2の導電層22’、パターニングされた第2の絶縁層16’、及びパターニングされた第1の導電層14’を覆う。
【0022】
以前の図8A図8B、及び図8Cにおいて、パターニングされたマスク層24’及びスペーサ30は、図9A図9B、及び図9Cにおいて例示されたようにフラッシュメモリ構造100を形成するために基体10の表面までずっとエッチングするための後のステップにおけるマスクとしての機能を果たす。図9A図8Aのフォローアップ(follow-up)であり、図9B図8Bのフォローアップであり、そして図9C図8Cのフォローアップである。
【0023】
ここで、図7図10を同時に参照する。図10は、異なるモードに基づいた本発明のフラッシュメモリ構造の動作のための電圧を例示する。本発明のフラッシュメモリ構造100は、第1のゲート構造32、第2のゲート構造34、及び第1のゲート構造32と第2のゲート構造34との間に配置された小さな隙間を含み、したがって、フラッシュメモリの消去動作のために、ファウラーノルドハイムトンネリング効果又はバンド間トンネリング効果が使用され得る。本発明の1つの好ましい実施例によれば、1〜4ボルトを選択ゲートに印加し、0電圧を基体10に印加し、3〜5.5ボルトをソース102に印加し、0電圧又は1〜2マイクロアンペアをドレイン104に印加し、そして8.5〜13ボルトを制御ゲートに印加することにより、フラッシュメモリ構造100をプログラムすることが実行される。
【0024】
Vcc電圧を選択ゲートに印加し、0電圧を基体10に印加し、0電圧をソース102に印加し、1ボルトをドレイン104に印加し、そしてVcc電圧を制御ゲートに印加することにより、フラッシュメモリ構造100を読み取ることが実行される。
【0025】
フラッシュメモリ構造100を消去するためにファウラーノルドハイムトンネリング効果が使用される場合に、0電圧を選択ゲートに印加し、7〜11ボルトを基体10に印加し、0電圧をソース102に印加するか又はソース102をフローティング状態に維持し、0電圧をドレイン104に印加するか又はドレイン104をフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを制御ゲートに印加することにより、動作が実行される。
【0026】
フラッシュメモリ構造100を消去するためにバンド間トンネリング効果が使用される場合に、0電圧を選択ゲートに印加し、0電圧を基体10に印加し、5〜9ボルトをソース102に印加し、0電圧をドレイン104に印加するか又はドレイン104をフローティング状態に維持し、そして−7〜−11ボルトを制御ゲートに印加することにより、動作が実行される。
【0027】
本発明は、自己整合によって第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間を定義するためにスペーサを使用し、したがって、第1のゲート構造と第2のゲート構造との間に配置された隙間の寸法は、フォトマスクにより一般に定義される従来の隙間より小さく、フォトマスクを使用することによるオーバーレイシフト問題は回避されることができる。
【0028】
当業者は、本発明の教示を維持しながらデバイス及び方法の多数の修正及び変更が行われ得るということに、容易に気付くことになる。その結果、上記の開示は、添付された特許請求の範囲の境界と範囲によってのみ限定されると解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0029】
10 基体
12 第1の絶縁層
12’ 第1の絶縁層
14 第1の導電層
14’ 第1の導電層
16 第2の絶縁層
16’ 第2の絶縁層
18 マスク層
20 トレンチ
22 第2の導電層
22’ 第2の導電層
24 マスク層
24’ マスク層
26 フォトレジスト層
28 スペーサ材料層
30 スペーサ
32 第1のゲート構造
34 第2のゲート構造
42 トレンチ
100 フラッシュメモリ構造
102 ソース
104 ドレイン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図9C
図10