特許第6131308号(P6131308)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6131308
(24)【登録日】2017年4月21日
(45)【発行日】2017年5月17日
(54)【発明の名称】カメラモジュール及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20170508BHJP
   G02B 7/02 20060101ALI20170508BHJP
   G03B 11/00 20060101ALI20170508BHJP
   G03B 17/02 20060101ALI20170508BHJP
【FI】
   H04N5/225 D
   G02B7/02 E
   G03B11/00
   G03B17/02
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-225033(P2015-225033)
(22)【出願日】2015年11月17日
(65)【公開番号】特開2017-60146(P2017-60146A)
(43)【公開日】2017年3月23日
【審査請求日】2015年11月17日
(31)【優先権主張番号】104131052
(32)【優先日】2015年9月18日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】503386056
【氏名又は名称】正▲うえ▼精密工業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】羅 瑞祥
(72)【発明者】
【氏名】施 玉庭
【審査官】 ▲徳▼田 賢二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−252797(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/104394(WO,A1)
【文献】 特開2008−227575(JP,A)
【文献】 米国特許第9088705(US,B1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0076976(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/225
G02B 7/02
G03B 11/00
G03B 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラモジュールであって、回路基板、レンズホルダー、レンズセット、アダプターボード、イメージ感知チップを有し、
前記回路基板には、透明エリアを設置し、
前記レンズホルダーは、前記回路基板の上表面に固定し、前記透明エリアを覆い、
前記レンズセットは、少なくとも一枚の結像レンズを有し、且つ前記レンズホルダー中に取り付けられ、これにより前記レンズセットが形成する光軸は、前記透明エリアを通過し、
前記アダプターボードは、前記回路基板の下表面に設置され、前記回路基板と電気的に連接され、
前記イメージ感知チップは、前記アダプターボードに固定され、前記アダプターボードと電気的に連接され、
且つこれにより前記イメージ感知チップは、光軸上に位置し、
前記アダプターボードには、貫通孔を設置し、
前記貫通孔の外周縁には、複数の配線接点を設置し、
前記イメージ感知チップには、複数のチップ接点を設置し、前記イメージ感知チップを、前記貫通孔に嵌め入れ、前記アダプターボード中に固定し、且つ前記配線接点と前記チップ接点とは、導電材料を通して、電気的連接を形成することを特徴とするカメラモジュール。
【請求項2】
前記透明エリアは、貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記透明エリア中には、フィルターを設置することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記アダプターボードの上表面には、複数の電極接点を設置し、
前記回路基板の下表面には、前記電極接点に対応する複数の導電パッドを設置し、
前記電極接点と前記導電パッドとは、導電材料を通して、電気的連接を形成することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記導電材料は、金属線であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記電極接点は、前記イメージ感知チップの外周縁を取り囲んで設置され、
前記導電パッドは、前記透明エリアの外周縁を取り囲んで設置されることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
カメラモジュールの製造方法は、以下を含み、
回路基板を準備し、
前記回路基板上には、透明エリアを設置し、予め設置する電子パーツを収容して接続し、
イメージ感知チップ及びアダプターボードを準備し、前記イメージ感知チップを、前記アダプターボード上に取り付け、前記アダプターボードと電気的に連接し、
前記アダプターボードは、前記回路基板の下表面に密着設置され、前記回路基板と電気的に連接され、且つこれにより、前記イメージ感知チップは、前記透明エリアに対応し、 レンズホルダー及びレンズセットを準備し、
前記レンズセットは、前記レンズホルダーの中に取り付けられ、前記レンズホルダーを、前記回路基板の上表面に取り付け、
これにより、前記レンズセットの光軸は、前記透明エリアを通過し、
前記イメージ感知チップを、前記アダプターボード上に取り付けるステップ中には、以下のステップをさらに含み、
前記アダプターボードには、貫通孔を形成し、前記貫通孔の外周縁には、複数の配線接点を形成し、
前記イメージ感知チップに対して、チップスケールパッケージ処理を行い、複数のチップ接点を形成し、
パッケージ後のイメージ感知チップを、前記貫通孔に嵌め入れ、前記配線接点と前記チップ接点との間で、ボンディング処理を行い、
これにより、前記イメージ感知チップと前記アダプターボードとを、電気的に連接させることを特徴とする請求項8に記載のカメラモジュールの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカメラモジュールに関し、特に携帯式デバイスに取り付けられる小型カメラモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
消費市場の需要に牽引され、携帯式電子デバイスにより多くの機能を搭載し、同時に製造時間を短縮し、コストを引き下げることが求められている。
そのため、電子デバイス中に応用される各種パーツはどれも、小型化及びモジュール化の方向へと発展している。
【0003】
図1Aは、第一種従来のカメラモジュール101の模式図である。
説明の便のため、本説明書及び図中の上方は、被写体に向かう方向に統一し、下方は、結像面及び感光パーツに向かう方向に統一する。
以下では文中に特に説明がない限り、すべてこれを原則とする。
【0004】
図1Aに示す従来のカメラモジュール101は、回路板201、回路板201上表面に設置されるレンズアセンブリ30及びレンズアセンブリ30と回路板201との間に取り付けられる感光チップ501を有する。
感光チップ501は、CSP技術(Chip Scale Package)を採用し、先ずセラミック或いはプラスチック材料により感光チップ501の外部にパッケージ層51を形成後、さらに表面実装技術(SMT)により、パッケージが完了した感光チップ501を、回路板201上に溶接する。
且つレンズアセンブリ30中には、レンズアセンブリ311、レンズ331上方に取り付けられる少なくとも一枚のレンズ331及びフィルター35を有する。
フィルター35は、レンズ331と感光チップ501との間に取り付けられる。
【0005】
設計の上では、カメラモジュール101の総高度hの最小化を目指すが、レンズアセンブリ30には光学設計上に制限がある。
そのため、レンズ331の頂端から感光チップ501まで距離h1は、特定の距離に保つ必要がある
すなわち、カメラモジュール101総高度hを決定するのは、カメラモジュール101底部から感光チップ501までの距離h2を、いかにして最小化するかである。
図から分かるように、従来のカメラモジュール101の感光チップ501は、パッケージを経た後、高度が明らかに拡大し、カメラモジュール101の総高度hを減少させることは難しい。
【0006】
次に、第二種従来のカメラモジュール101の模式図である図1Bに示す通り、カメラモジュール101底部から感光チップ501までの距離h2をさらに縮小するため、図1B中に示す従来の技術中では、イメージ感知チップの厚さを増やさずに、感光チップ501と回路板201とを固定し、感光チップ501を内部へと陥没した搭載台53中に嵌めて設置し、パッケージ層51に置換する。
感光チップ501は、搭載台53の下表面より、下から上へと内部へと陥没した搭載台53中に入るため、図1A中の第一種従来の技術と比較し、カメラモジュール101底部から感光チップ501までの距離h2を効果的に減らすことができる。
【0007】
第三種従来のカメラモジュール101の模式図である図1Cに示す通り、カメラモジュール101底部から感光チップ501までの距離h2をさらに縮小するため、図1Cに示す例では、回路板201上貫通位置23を設置し、且つ感光チップ501を、貫通位置23中に嵌め入れ、カメラモジュール101の総高度hをさらに減少させる。
【0008】
しかし、感光チップ501を回路板201の貫通位置23中に嵌め入れれば、カメラモジュール101の総高度hを減少させられるが、この時、感光チップ501は、四周の粘着接合にのみ頼って固定されるため、外力作用を受けて回路板201と容易に分離してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的はカメラモジュールの全体高度を減らし、生産効率を高めることができるカメラモジュール及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によるカメラモジュールは、回路基板、レンズホルダー、レンズセット、アダプターボード、イメージ感知チップを有する。
該回路基板には、透明エリアを設置する。
該レンズホルダーは、該回路基板の上表面に固定し、該透明エリアを覆う。
該レンズセットは、少なくとも一枚の結像レンズを有し、且つ該レンズホルダー中に取り付けられる。
これにより、該レンズセットが形成する光軸は、透明エリアを通過する。
該アダプターボードは、該回路基板の下表面に設置され、該回路基板と電気的に連接される。
該イメージ感知チップは、該アダプターボードに固定され、該アダプターボードと電気的に連接され、且つこれにより該イメージ感知チップは、光軸上に位置する。
【0011】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールにおいて、該透明エリアは、貫通孔に形成する。
【0012】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールにおいて、該透明エリア中には、フィルターを設置する。
【0013】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールにおいて、該アダプターボードの上表面には、複数の電極接点を設置する。
該回路基板の下表面には、該電極接点に対応する複数の導電パッドを設置し、該電極接点と該導電パッドとは、導電材料を通して、電気的連接を形成する。
こうして、該アダプターボードと該回路基板とは、電気的に連接する。
【0014】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールにおいて、該アダプターボードには、貫通孔を設置し、該貫通孔の外周縁には、複数の配線接点を設置する。
該イメージ感知チップには、複数のチップ接点を設置し、該イメージ感知チップを、貫通孔に嵌め入れ、該アダプターボード中に固定される。
且つ該配線接点と該チップ接点とは、導電材料を通して、電気的連接を形成する。
こうして、該アダプターボードと該イメージ感知チップとは、電気的に連接する。
【0015】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールにおいて、該導電材料は、金属線である。
【0016】
本発明のカメラモジュールの製造方法は、以下のステップを含む。
回路基板を準備する。
回路基板上には、透明エリアを設置し、予め設置する電子パーツを収容して接続する。
イメージ感知チップ及びアダプターボードを準備する。
該イメージ感知チップを、該アダプターボード上に取り付け、該アダプターボードと電気的に連接され、これにより該イメージ感知チップと該アダプターボードの上表面とはフラットとなる。
該アダプターボードは、該回路基板の下表面に密着設置され、該回路基板と電気的に連接される。
且つこれにより該イメージ感知チップは、該透明エリアに対して対応する。
レンズホルダー及びレンズセットを準備する。
該レンズセットを、該レンズホルダー中に取り付け、該レンズホルダーを、該回路基板の上表面に取り付ける。
これにより、該レンズセットの光軸は、該透明エリアを通過する。
【0017】
本発明の一実施形態によるカメラモジュールの製造方法において、イメージ感知チップを、アダプターボード上に取り付けるステップ中には、以下のステップをさらに含む。
該アダプターボードには、貫通孔を形成し、該貫通孔の外周縁には、複数の配線接点を形成する。
該イメージ感知チップに対して、チップスケールパッケージ処理(CSP)を行い、複数のチップ接点を形成する。
パッケージ後のイメージ感知チップを、該貫通孔に嵌め入れ、該配線接点と該チップ接点との間に、メタルボンディング処理を行う。
これにより、該イメージ感知チップと該アダプターボードとを、電気的に連接させる。
【発明の効果】
【0018】
本発明のカメラモジュールは、回路基板をイメージ感知チップとレンズセットとの間に取り付けることで、カメラモジュール全体の高度を減少させる目的を達成することができる。
且つアダプターボードの作用により、イメージ感知チップの取付をより堅固にできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1A】第一種従来の技術の断面図である。
図1B】第二種従来の技術の断面図である。
図1C】第三種従来の技術の断面図である。
図2】本発明カメラモジュール第一実施形態の断面立体図である。
図3A】本発明従来の技術の断面図である。
図3B】本発明第一実施形態の断面図である。
図4A】本発明第二実施形態の断面図である。
図4B】本発明第三実施形態の断面図である。
図5】本発明のカメラモジュールの回路基板とアダプターボードの分解図である。
図6A】本発明のイメージ感知チップ及びレンズセットを回路基板に取り付ける断面模式図である。
図6B】本発明のイメージ感知チップ及びレンズセットを回路基板に取り付ける断面模式図である。
図6C】本発明のイメージ感知チップ及びレンズセットを回路基板に取り付ける断面模式図である。
図7A】本発明のイメージ感知チップを回路基板に取り付ける断面模式図である。
図7B】本発明のイメージ感知チップを回路基板に取り付ける断面模式図である。
図7C】本発明のイメージ感知チップを回路基板に取り付ける断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図2に示す通り、本発明のカメラモジュール10は、回路基板20、レンズホルダー31、レンズセット32、アダプターボード60、イメージ感知チップ50を有する。
回路基板20には、透明エリア22を設置する。
レンズホルダー31は、回路基板20の上表面に固定し、透明エリア22を覆う。
レンズセット32は、少なくとも一枚の結像レンズ33を有し、且つレンズホルダー31中に取り付けられる。
これにより、レンズセット32が形成する光軸34は、透明エリア22を通過する。
アダプターボード60は、回路基板20の下表面に密着設置され、回路基板20と電気的に連接される。
イメージ感知チップ50は、アダプターボード60に固定され、アダプターボード60と電気的に連接する。
且つこれによりイメージ感知チップ50は、光軸34上に位置する。
【0021】
レンズセット32からイメージ感知チップまでの距離h1は、光学設計の制限があり、予定の高度を維持する必要がある。
よって、従来の技術の断面図である図3Aと第一実施形態の断面図である図3Bを比較すると、第一実施形態の断面図である図3Bは回路基板20を、レンズセット32とイメージ感知チップ50との間に設置し、カメラモジュール10の全体高度を効果的に低下させることができる。
【0022】
さらに図2に示す通り、一実施形態中の透明エリア22は貫通孔で、且つレンズホルダー31中には、フィルター35をさらに設置する。
フィルター35は、レンズセット32が構成する光軸34上に設置される。
よって、レンズセット32を通過した光線は、フィルター35をさらに通過し、それからイメージ感知チップ50に到達するため、結像品質を高めることができる。
しかも、これはフィルター35をレンズホルダー31中に設置するよう制限することはない。
【0023】
図4Aに示す第二実施形態中では、フィルター35は、回路基板20の上表面に密着設置される。
よって、レンズセット32を通過した光線は、フィルター35を通過することができる。
図4Bに示す第三実施形態中では、フィルター35は、回路基板20の透明エリア22中に取り付けられる。
よって、レンズセット32を通過した光線は、フィルター35を通過することができる。
且つ図4Aに示す実施形態であろうと、図4Bに示す実施形態であろうと、フィルター35の取り付け位置は、レンズホルダー31と回路基板20とが形成する収容設置空間中に設置される。
よって、カメラモジュール10の全体高度を拡大させることはない。
【0024】
図5に示す通り、アダプターボード60と回路基板20とを電気的に連接させるため、アダプターボード60の上表面には、複数の電極接点52を設置する。
回路基板20の下表面には、電極接点52に対応する複数の導電パッド21を設置する。
電極接点52と導電パッド21とは、導電材料40を通して、電気的連接を形成し、こうしてアダプターボード60と回路基板20とを電気的に連接させる。
【0025】
イメージ感知チップ50とアダプターボード60とを電気的に連接させるため、アダプターボード60には、貫通孔61を設置し、貫通孔61の外周縁には、複数の配線接点62を設置する。
イメージ感知チップ50には、複数のチップ接点63を設置し、イメージ感知チップ50を、貫通孔61に嵌め入れ、アダプターボード60中に固定する。
且つ配線接点62とチップ接点63とは、導電材料40を通して、電気的連接を形成し、こうしてアダプターボード60とイメージ感知チップ50とは、電気的に連接する。
【0026】
且つ本実施形態において、イメージ感知チップ50は、パッケージにより、表面にパッケージ層51を形成する。
イメージ感知チップ50を、貫通孔61に嵌め入れると、パッケージ層51の上表面とアダプターボード60の上表面とは、フラットとなる。
【0027】
図6A図6B図6Cに示す通り、イメージ感知チップ及びレンズセットを回路基板に取り付けるのは、以下の通りである。
回路基板20を準備する。
回路基板20上には、透明エリア22を設置し、予め設置する電子パーツを収容して接続する。
イメージ感知チップ50及びアダプターボード60を準備する。
イメージ感知チップ50を、アダプターボード60上に取り付け、アダプターボード60と電気的に連接する。
アダプターボード60を、回路基板20の下表面に密着設置し、回路基板20と電気的に連接する。
且つこれによりイメージ感知チップ50は、透明エリア22に対して対応する。
レンズホルダー31及びレンズセット32を準備する。
レンズセット32を、レンズホルダー31中に取り付け、レンズホルダー31を、回路基板20の上表面に取り付ける。
これにより、レンズセット32の光軸34は、透明エリア22を通過する。
【0028】
さらに図5図7A図7B図7Cに示す通り、メージ感知チップ50を回路基板20下表面に取り付けるステップ中には、以下のステップをさらに含む。
アダプターボード60には、貫通孔61を形成し、貫通孔61の外周縁には、複数の配線接点62を形成する。
イメージ感知チップ50に対して、チップスケールパッケージ(Chip Scale Package、CSP)を行い、複数のチップ接点63を形成する。
パッケージ後のイメージ感知チップ50を、貫通孔61に嵌め入れ、配線接点62とチップ接点63との間に、メタルボンディング処理を行う。
これにより、イメージ感知チップ50とアダプターボード60とを、電気的に連接させる。
【0029】
上記を総合すると、本発明は、回路基板20をイメージ感知チップ50とレンズセット32との間に取り付けることで、カメラモジュール10全体の高度を減少させる目的を達成することができる。
且つアダプターボード60の作用により、イメージ感知チップ50の取付をより堅固とすることができる。
【0030】
前述した本発明の実施形態は本発明を限定するものではなく、よって、本発明により保護される範囲は後述される特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0031】
10 カメラモジュール
20 回路基板
21 導電パッド
22 透明エリア
31 レンズホルダー
32 レンズセット
33 結像レンズ
34 光軸
35 フィルター
40 導電材料
50 イメージ感知チップ
51 パッケージ層
52 電極接点
60 アダプターボード
61 貫通孔
62 配線接点
63 チップ接点
図1A
図1B
図1C
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C