特許第6131492号(P6131492)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6131492新しいインダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸誘導体およびGPR40受容体作動薬としてのそれらの使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6131492
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】新しいインダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸誘導体およびGPR40受容体作動薬としてのそれらの使用
(51)【国際特許分類】
   C07D 307/78 20060101AFI20170515BHJP
   C07D 405/12 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 407/12 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 409/12 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 413/12 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20170515BHJP
   C07D 417/12 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/343 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/41 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/351 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4155 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/382 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4025 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/443 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/397 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/381 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4525 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/541 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4245 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4196 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/4433 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20170515BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20170515BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20170515BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20170515BHJP
   A61P 3/06 20060101ALI20170515BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20170515BHJP
【FI】
   C07D307/78CSP
   C07D405/12
   C07D407/12
   C07D409/12
   C07D413/12
   C07D405/14
   C07D413/14
   C07D417/12
   A61K31/343
   A61K31/41
   A61K31/506
   A61K31/351
   A61K31/422
   A61K31/4155
   A61K31/382
   A61K31/4025
   A61K31/443
   A61K31/397
   A61K31/381
   A61K31/4525
   A61K31/427
   A61K31/541
   A61K31/4245
   A61K31/4196
   A61K31/501
   A61K31/4178
   A61K31/5377
   A61K31/4545
   A61K31/4439
   A61K31/4433
   A61K31/497
   A61K31/553
   A61P3/10
   A61P3/04
   A61P9/00
   A61P3/06
   A61K45/00
【請求項の数】15
【全頁数】432
(21)【出願番号】特願2015-502285(P2015-502285)
(86)(22)【出願日】2013年3月25日
(65)【公表番号】特表2015-511613(P2015-511613A)
(43)【公表日】2015年4月20日
(86)【国際出願番号】EP2013056313
(87)【国際公開番号】WO2013144098
(87)【国際公開日】20131003
【審査請求日】2016年3月25日
(31)【優先権主張番号】12161240.2
(32)【優先日】2012年3月26日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】503385923
【氏名又は名称】ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100084663
【弁理士】
【氏名又は名称】箱田 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100093300
【弁理士】
【氏名又は名称】浅井 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(72)【発明者】
【氏名】エックハルト マティアス
(72)【発明者】
【氏名】フラッティーニ サラ
(72)【発明者】
【氏名】ハンプレヒト ディーター
(72)【発明者】
【氏名】ヒンメルスバッハ フランク
(72)【発明者】
【氏名】ラングコップ エルケ
(72)【発明者】
【氏名】リンガード イアン
(72)【発明者】
【氏名】ペーターズ シュテファン
(72)【発明者】
【氏名】ヴァーグナー ホルガー
【審査官】 早川 裕之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−343792(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/143733(WO,A1)
【文献】 特開2005−015461(JP,A)
【文献】 特表2009−542580(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/072691(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/144097(WO,A1)
【文献】 NEGORO NOBUYUKI,IDENTIFICATION OF FUSED-RING ALKANOIC ACIDS 以下省略,JOURNAL OF MEDICINAL CHEMISTRY,2012年 1月16日,V55 N4,P1538-1552
【文献】 MIKAMI SATOSHI,DISCOVERY OF PHENYLPROPANOIC ACID DERIVATIVES 以下省略,JOURNAL OF MEDICINAL CHEMISTRY,2012年 3月19日,V55 N8,P3756-3776
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 307/78
C07D 405/12
C07D 405/14
C07D 407/12
C07D 409/12
C07D 413/12
C07D 413/14
C07D 417/12
A61K 31/343〜553
A61K 45/00
A61P 3/04〜10
A61P 9/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物またはその塩。
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
I
(式中、
1は、フェニル環、テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環からなる群から選択され、
前記フェニルまたは芳香族複素環には第2の環が縮合環化されていてもよく、
前記第2の環は、5員または6員の不飽和または芳香族であり、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有していてもよく、ただしヘテロ原子の2つまでのみが、OおよびSであり、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環において、ヘテロ原子の存在とは独立に、1つまたは2つのCH2基は、−C(=O)−、−S(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環は、1つの基R3で置換されており、
フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環のそれぞれは、R4から独立に選択される1〜4個の基でさらに置換されていてもよく、
前記芳香族複素環および/または前記第2の環において、1つまたは複数のNH基中のH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
2は、mが1である場合には、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−O−からなる群から選択され、
あるいは、mが2である場合には、一方の基R2はFであり、他方の基R2はF、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−Oからなる群から選択され、
3は、C1-6−アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−NH−、(C1-4−アルキル)2N−、C1-6−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3は、C1-4−アルキル−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、HNRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、HO2C−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−O−C(=O)−、ヘテロシクリル−O−C(=O)−、−NHRN、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C3-6−シクロアルキル−S−、ヘテロシクリル−S−、フェニル−S−、ヘテロアリール−S−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、HNRN−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NH−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NH−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位を含有している複素芳香族基において、この基は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4アルキル、HO−C1-4−アルキル、C2-4−アルケニル、C2-4−アルキニル、H2N−、C1-4−アルキル−NH−、(C1-4−アルキル)2N−、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2になることはできず、
4は、F、Cl、Br、I、CN、−OH、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、HO−C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、−NRNH、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
5は、Cl、Br、I、C1-4−アルキル−、CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、HO−C(=O)−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、−NHRN、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C1-4−アルキル−S−、C3-6−シクロアルキル−S−、ヘテロシクリル−S−、フェニル−S−、ヘテロアリール−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位を含有している複素芳香族基において、この基は、−NRN−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、
各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
6は、F、Cl、Br、I、CN、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、HO−C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−、RNHN−、C1-4−アルキル−O−、−S(=O)−C1-4−アルキル、およびS(=O)2−C1-4−アルキルからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
Nは、互いに独立に、H、C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−C(=O)−、C1-4−アルキル−NH−C(=O)−、C1-4−アルキル−N(C1-4−アルキル)−C(=O)−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択され、
mは、1または2であり、
先に言及した任意の定義において、別段指定されない限り、任意のアルキル基は、直鎖または分岐であってよい)
【請求項2】
1が、フェニル環、テトラゾリル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環(ただし、ヘテロ原子の1つまでは、−O−または−S−である)、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群から選択され、前記フェニル環ならびに5員および6員の芳香族複素環には第2の環が縮合環化されていてもよく、前記第2の環は、5員または6員の不飽和または芳香族であり、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有していてもよく、ただし、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環において、ヘテロ原子の存在とは独立に、1つまたは2つの−CH2−基は、−C(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記芳香族複素環および/または前記第2の環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
前記フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環のそれぞれは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもよく、
2が、mが1である場合には、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−O−からなる群から選択され、
あるいは、mが2である場合には、一方の基R2はFであり、他方の基R2はF、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−Oからなる群から選択され、
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、C1-4−アルキル−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、HNRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、HNRN−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NH−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NH−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2になることはできず、
4が、F、Cl、Br、CN、C1-3−アルキル、C3-4−シクロアルキル−、HO−C1-3−アルキル、C1-3−アルキル−O−C1-3−アルキル、−NRNH、C1-4−アルキル−O−、C3-5−シクロアルキル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−からなる群から選択され、任意のアルキルおよびシクロアルキル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
5が、Cl、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、−NH2、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、テトラゾリル環、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
6が、F、Cl、−CN、C1-3−アルキル、シクロプロピル、HO−C1-3−アルキル−、H3C−O−C1-3−アルキル−、H3C−O−、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群から選択され、列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
Nが、H、C1-3−アルキル、H3C−C(=O)−またはC1-3−アルキル−S(=O)2−である、
請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項3】
1が、フェニル環、テトラゾリル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群から選択され、
前記5員の芳香族複素環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、RNまたはR3で置き換えられており、
前記フェニル環、テトラゾリル環および芳香族複素環のそれぞれは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもよい、
請求項2に記載の化合物またはその塩。
【請求項4】
1が、フェニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群から選択され、前記フェニル環、ならびに5員および6員の芳香族複素環に第2の5員または6員の不飽和または芳香環が縮合環化しており、前記第2の環は、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有していてもよく、ただし、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環中、1つまたは2つの−CH2−基は、−C(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記芳香族複素環および前記第2の環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
各縮合環化したフェニル環および縮合環化した芳香族複素環は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもい、
請求項2に記載の化合物またはその塩。
【請求項5】
1が、
【化2】
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からなる群から選択され、
各基は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよく、
2が、mが1である場合には、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−O−からなる群から選択され、
あるいは、mが2である場合には、一方の基R2はFであり、他方の基R2はF、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−Oからなる群から選択され、
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
4が、F、Cl、CN、−CH3、−CF3、イソプロピル、シクロプロピル、H3C−O−CH2−、H3C−O−およびF3C−O−からなる群から選択され、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、 R6が、F、Cl、−CN、−CH3、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項6】
1が、
【化3】
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であり、
2が、mが1である場合には、Cl、F3C−およびNC−からなる群から選択され、あるいは、mが2である場合には、一方の基R2はFであり、他方の基R2はF、Cl、F3C−およびNC−からなる群から選択され、
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基は、R5から選択される1つの基で置換されており、1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3C−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−O−、ヘテロアリール−O−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各ヘテロシクリル基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5で置き換えられており、
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、 R6が、F、−CH3、CNおよび−OCH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項7】
2がF3C−であり、
mが1である、
請求項1から6までのいずれか1項に記載の化合物またはその塩。
【請求項8】
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からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項9】
請求項1から8までのいずれか1項に記載の化合物の、薬学的に許容される塩。
【請求項10】
請求項1からまでのいずれか1項に記載の1つもしくは複数の化合物、または1つもしくは複数の薬学的に許容されるその塩を含む、医薬組成物。
【請求項11】
代謝性疾患ならびにその疾患に関連する状態の予防および/または治療に使用するための、請求項1から8までのいずれか1項に記載の1つもしくは複数の化合物または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物。
【請求項12】
代謝性疾患またはその疾患に関連する状態が、糖尿病、インスリン抵抗性、肥満、心血管疾患および脂質異常症から選択される、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
代謝性疾患が2型真性糖尿病である、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項14】
請求項1から8までのいずれか1項に記載の1つもしくは複数の化合物、または1つもしくは複数の薬学的に許容されるその塩、および1つまたは複数の追加の治療剤を含む、医薬組成物。
【請求項15】
追加の治療剤が、抗糖尿病剤、体重過多および/または肥満を治療するための薬剤、ならびに高血圧、心不全および/またはアテローム性動脈硬化症を治療するための薬剤からなる群から選択される、請求項14に記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Gタンパク質共役受容体40(GPR40、遊離脂肪酸受容体FFAR1としても公知)の作動薬である新規なインダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸、これらの調製方法、これらの化合物を含有している医薬組成物、およびGPR40の機能を調節することによって影響を受け得る疾患を予防し、かつ/または治療するためのそれらの医療用途に関する。特に、本発明の医薬組成物は、代謝性疾患、例えば糖尿病、より具体的には2型真性糖尿病、ならびにその疾患に関連する、インスリン抵抗性、肥満、心血管疾患および脂質異常症を含めた状態の予防および/または治療に適している。
【背景技術】
【0002】
代謝性疾患は、異常代謝過程によって引き起こされる疾患であり、遺伝的酵素異常に起因して先天性の場合があり、あるいは内分泌臓器の疾患または肝臓もしくは膵臓などの代謝的に重要な臓器の不全に起因して後天性の場合もある。
真性糖尿病は、複数の原因因子に由来する病態または過程であり、臓器が受けた損傷および代謝過程の機能障害に関連する慢性高血糖症と定義される。糖尿病は、その病因に応じて、絶対的な事象(インスリン分泌の欠乏または低下)に起因するか、またはインスリンの相対的な欠乏に起因する、いくつかの形態の糖尿病に区別される。I型真性糖尿病(IDDM、インスリン依存性真性糖尿病)は、一般に20歳未満の青年に生じる。I型真性糖尿病は、自己免疫的病因を有し、それによって膵島炎が生じると共に、後に、インスリン合成に関与するランゲルハンス島のベータ細胞が破壊されると想定されている。さらに、成人における潜在性自己免疫性糖尿病(LADA;Diabetes Care. 8: 1460-1467, 2001)では、ベータ細胞は、自己免疫攻撃に起因して破壊される。残りの膵島細胞によって産生されるインスリンの量が非常に少なくなり、その結果、血糖レベルが上昇する(高血糖症)。II型真性糖尿病は、一般に高齢で生じる。II型真性糖尿病は、とりわけ、肝臓および骨格筋におけるインスリン抵抗性だけでなく、ランゲルハンス島の欠陥にも関連している。同じく、高血糖レベル(および高血中脂質レベル)によって、ベータ細胞機能の機能障害が生じ、ベータ細胞のアポトーシスが増大する。
持続的な高血糖症または不適切に制御された高血糖症は、広範な病理に関連する。現在の一般的な抗糖尿病薬物は、血糖レベルの上昇および低下の発生を完全に防止するのに十分には血糖レベルを制御しないので、糖尿病は、身体に大きな障害をもたらす疾患である。血糖レベルが範囲外になると、毒性が生じ、長期間の合併症、例えば網膜症、腎症、神経障害および末梢血管疾患が引き起こされる。糖尿病を有するヒトが実質的に危険に曝される、肥満、高血圧、脳卒中、心疾患および高脂血症などの多くの関連状態も存在する。
【0003】
肥満は、心血管疾患、高血圧、糖尿病、高脂血症などのその後の疾患に罹患する危険性の増大、および死亡率の増大に関連する。糖尿病(インスリン抵抗性)および肥満は、「メタボリック症候群」の一部であり、これはいくつかの疾患に関連すると定義されている(シンドロームX、インスリン抵抗性症候群、または死の四重奏とも呼ばれる)。これらは、しばしば同じ患者に生じ、II型糖尿病および心血管疾患の発症の主な危険因子である。II型糖尿病、心疾患、およびメタボリック症候群の他の発症を治療するには、脂質レベルおよびグルコースレベルの制御が必要であることが示唆されている(例えば、Diabetes 48: 1836-1841, 1999; JAMA 288: 2209-2716, 2002参照)。
遊離脂肪酸受容体GPR40(FFAR、FFAR1、またはFFA1とも呼ばれる)は、細胞表面受容体であり、Gタンパク質共役受容体の遺伝子スーパーファミリーの一員であり、当初は、対応するタンパク質における7つの推定上の膜貫通領域が存在すると推定されたことに基づいて、いわゆるオーファン受容体、すなわち公知の配位子が見つからない受容体と識別された(Sawzdargo et al. (1997) Biochem. Biophys. Res. Commun. 239: 543-547)。GPR40は、いくつかの特定の細胞型、すなわち膵臓β細胞およびインスリン分泌細胞株、ならびに腸内分泌細胞、味覚細胞に高度に発現することが見出されており、免疫細胞、脾細胞、ならびにヒトおよびサルの脳内に発現することが報告されている。一方、Gsタンパク質およびGiタンパク質の活性化は、cAMPの細胞内レベルを調節することも報告されているが、様々な鎖長の脂肪酸がGPR40の内因性リガンドになると考えられ、その脂肪酸の活性化は、主に、細胞内シグナル伝達Gタンパク質のGqファミリーの調節、およびそれに付随する高カルシウムレベルの誘発に関連する。GPR40は、特に長鎖FFA、特にオレイン酸、ならびにPPARガンマ作動薬であるロシグリタゾンによって活性化される。
【0004】
GPR40の活性化因子として働く脂肪酸は、インスリン分泌細胞に発現するGPR40受容体を介して、インスリンの血漿グルコース誘発性分泌の上昇を増大すると認識されている(Itoh et al. (2003) Nature 422: 173-176;Briscoe et al. (2003) J. Biol. Chem. 278: 11303-11311;Kotarsky et al. (2003) Biochem. Biophys. Res. Commun. 301: 406-410)。当初の議論にかかわらず、GPR40作動薬の使用は、糖尿病の治療のためにインスリン放出を増大するのに適していると思われる(例えばDiabetes 2008, 57, 2211; J. Med. Chem. 2007, 50, 2807参照)。典型的に、長期の糖尿病治療によって、島活性が次第に低下するので、2型糖尿病患者は、長期間の治療が終了した後も、その代わりに毎日のインスリン注射による治療を必要とする。GPR40作動薬は、島機能を修復または保存する潜在的な可能性を有することができ、したがって、GPR40作動薬は、2型糖尿病患者の島機能の低下および喪失を遅延または防止できるという点でも有益となり得る。
【0005】
インクレチンGLP−1(グルカゴン様ペプチド−1)およびGIP(グルコース依存性インスリン分泌性ペプチド;胃抑制ペプチドとしても公知)は、インスリン分泌を刺激し、DPP−4によってインビボで急速に不活化されることが十分に確立されている。これらのペプチジルホルモンは、小腸上皮に位置する内分泌細胞によって分泌される。これらの内分泌細胞は、消化管腔内のグルコース濃度の増大を感知すると、インクレチン放出の誘発因子として作用する。インクレチンは、膵臓のベータ細胞への循環を介して運ばれ、食事の消化から生じる血糖の増大に関与して、より多量のインスリンをベータ細胞に分泌させる。さらに、CCK、GLP−1、GIP、PYYおよび可能な他のペプチドを含めた、腸内分泌細胞からのインクレチンの放出に対するGPR40調節因子の役割を示す研究によって、GPR40調節因子は、例えばインスリン放出に対するGLP−1と可能なGIPの相乗効果によって、間接的に膵ベータ細胞からのインスリンの放出が増強されることに寄与することもでき、他のインクレチン放出は、代謝性疾患に対するGPR40の調節の全体的に有益な貢献にも寄与し得ることが示唆されている。インクレチン血漿レベルの上昇を介する、インスリン放出に対するGPR40の調節の間接的な貢献は、DPP−4の阻害剤などのインクレチン分解に関与する酵素の阻害剤を併用投与することによって、さらに増強することができる。
インスリン不均衡は、重篤な代謝性疾患であるII型真性糖尿病などの状態をもたらす。インスリン分泌を調節するGPR40機能の調節は、GPR40機能を調節することができる治療剤が、糖尿病、ならびにその疾患に関連する、インスリン抵抗性、肥満、心血管疾患および脂質異常症を含めた状態などの障害を治療するのに有用となり得ることを示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、Gタンパク質共役受容体GPR40に関して活性な、特にGタンパク質共役受容体GPR40の作動薬である、式(I)の化合物と以下に記載される新しい化合物、特に新しい2,3−インダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸を提供することである。
本発明のさらなる一目的は、Gタンパク質共役受容体GPR40に対してインビトロおよび/またはインビボで活性化効果を有し、医薬として使用するのに適した薬理学的特性および薬物動態特性を有する新しい化合物、特に新しいインダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸を提供することである。
本発明のさらなる一目的は、特に、代謝性障害、例えば糖尿病、脂質異常症および/または肥満を治療するのに有効なGPR40作動薬を提供することである。
【0007】
本発明のさらなる一目的は、患者のGタンパク質共役受容体GPR40を活性化することによって媒介される疾患または状態を治療する方法を提供することである。
本発明のさらなる一目的は、本発明による少なくとも1つの化合物を含む医薬組成物を提供することである。
本発明のさらなる一目的は、本発明による少なくとも1つの化合物と、1つまたは複数の追加の治療剤の組合せを提供することである。
本発明のさらなる目的は、本明細書で先および以下に記載する説明、ならびに例によって当業者に明らかになる。
【0008】
GPR40調節因子、例えば国際公開第2004041266号(欧州特許第1559422号)、国際公開第2007033002号および国際公開第2009157418号に開示の化合物が、当技術分野で公知である。本発明のインダニルオキシジヒドロベンゾフラニル酢酸は、増強された効力、高い代謝的および/または化学的安定性、高い選択性および耐用性、増強された可溶性、ならびに安定な塩を形成する可能性などのいくつかの利点を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様では、本発明は、式Iの化合物
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
I
(式中、
1は、フェニル環、テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環からなる群R1−G1から選択され、
第2の環は、前記フェニルまたは芳香族複素環に縮合環化されていてもよく、
前記第2の環は、5員または6員の不飽和または芳香族であり、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有していてもよく、ただしヘテロ原子の2つまでのみが、OおよびSであり、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環において、ヘテロ原子の存在とは独立に、1つまたは2つのCH2基は、−C(=O)−、−S(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環は、1つの基R3で置換されており、
フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環のそれぞれは、R4から独立に選択される1〜4個の基でさらに置換されていてもよく、
前記芳香族複素環および/または前記第2の環において、1つまたは複数のNH基中のH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
【0010】
2は、F、Cl、Br、I、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル、NC−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、HO−C(=O)−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、C1-4−アルキルオキシ、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群R2−G1から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、複数のR2は、mが2または3である場合には同じでも異なっていてもよく、
【0011】
3は、C1-6−アルキル、C2-6−アルケニル、C2-6−アルキニル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−NH−、(C1-4−アルキル)2N−、C1-6−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2からなる群R3−G1から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3は、C1-4−アルキル−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、HNRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、HO2C−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−O−C(=O)−、ヘテロシクリル−O−C(=O)−、−NHRN、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C3-6−シクロアルキル−S−、ヘテロシクリル−S−、フェニル−S−、ヘテロアリール−S−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、HNRN−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
【0012】
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜5個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NH−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NH−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基
から選択され、
【0013】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位を含有している複素芳香族基において、この基は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、C3-4−アルケニル、C3-4−アルキニル、H2N−、C1-4−アルキル−NH−、(C1-4−アルキル)2N−、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2になることはできず、
【0014】
4は、F、Cl、Br、I、CN、−OH、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、HO−C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、−NRNH、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群R4−G1から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
【0015】
5は、Cl、Br、I、C1-4−アルキル−、CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、HO−C(=O)−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、−NHRN、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C1-4−アルキル−S−、C3-6−シクロアルキル−S−、ヘテロシクリル−S−、フェニル−S−、ヘテロアリール−S−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールからなる群R5−G1から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0016】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-7−シクロアルキル基
から選択され、
【0017】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員または6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位を含有している複素芳香族基において、この基は、−NRN−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、
各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0018】
6は、F、Cl、Br、I、CN、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、HO−C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−、RNHN−、C1-4−アルキル−O−、−S(=O)−C1-4−アルキル、およびS(=O)2−C1-4−アルキルからなる群R6−G1から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
Nは、互いに独立に、H、C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−C(=O)−、C1-4−アルキル−NH−C(=O)−、C1-4−アルキル−N(C1-4−アルキル)−C(=O)−、C1-4−アルキル−O−C(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群RN−G1から選択され、
mは、0、1、2および3から選択される整数であり、
本明細書で先に言及した任意の定義において、別段指定されない限り、任意のアルキル基またはサブ基は、直鎖または分岐であってよい)、
そのイソ型、互変異性体、立体異性体、代謝産物、プロドラッグ、溶媒和物、水和物および塩、特に無機もしくは有機酸もしくは塩基との生理的に許容されるその塩、またはそれらの組合せに関する。
「1つまたは複数のF原子で置換されていてもよい」という表現は、それぞれの基またはサブ部分の炭素原子に結合した1つから逐次的にすべてのH原子が、F原子によって置き換えられていてもよく、または置き換えられていなくてもよいことを意味し、好ましくは1〜5個のH原子、またはより好ましくは1〜3個のH原子が、F原子によって置き換えられていてもよい。
定義内で使用される拡張文字−Gnは、それぞれの置換基の種数nを識別することを意味する。例えば、R1−G1は、置換基R1の種数1を定義する。
【0019】
さらなる一態様では、本発明は、一般式Iの1つもしくは複数の化合物、または本発明による1つもしくは複数の薬学的に許容されるその塩を含み、1つまたは複数の不活性な担体および/または希釈剤を一緒に含んでいてもよい医薬組成物に関する。
さらなる一態様では、本発明は、一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を患者に投与することを特徴とする、治療を必要としている患者のGタンパク質共役受容体GPR40を活性化することによって媒介される疾患または状態を治療する方法に関する。
本発明の別の態様によれば、治療有効量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を患者に投与することを特徴とする、治療を必要としている患者の糖尿病、脂質異常症および/または肥満などの代謝性疾患または障害を治療する方法を提供する。
本発明の別の態様によれば、本明細書で先および以下に記載する治療方法のための医薬を製造するための、一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩の使用を提供する。
本発明の別の態様によれば、本明細書で先および以下に記載する治療方法で使用するための、一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を提供する。
【0020】
さらなる一態様では、本発明は、治療を必要としている患者に、治療有効量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を、治療有効量の1つまたは複数の追加の治療剤と組み合わせて投与するステップを含む、患者のGタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって媒介される疾患または状態を治療する方法に関する。
さらなる一態様では、本発明は、Gタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって媒介される疾患または状態を治療するために、一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を、1つまたは複数の追加の治療剤と組み合わせて使用することに関する。
さらなる一態様では、本発明は、一般式Iによる化合物または薬学的に許容されるその塩および1つまたは複数の追加の治療剤を含み、1つまたは複数の不活性な担体および/または希釈剤を一緒に含んでいてもよい、医薬組成物に関する。
本発明の他の態様は、本明細書で先および以下に記載の明細書および実験部分から、当業者に明らかになる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
別段指定されない限り、基、残基および置換基、特にR1、R2、R3、R4、R5、R6、RNおよびmは、先および以下に定義の通りである。残基、置換基または基が、例えばRNとして化合物中に数回生じる場合、それらは同じまたは異なる意味を有することができる。本発明による化合物の個々の基および置換基のいくつかの好ましい意味を、以下に記載する。これらの定義は、どれもそれぞれ互いに組み合わせることができる。
【0022】
1
1−G1:
基R1は、好ましくは本明細書で先に定義の通り、群R1−G1から選択される。
1−G2:
一実施形態によれば、基R1は、フェニル環、テトラゾリル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環(ただし、ヘテロ原子の1つまでは、−O−または−S−である)、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群R1−G2から選択され、
第2の環は、前記フェニル環ならびに5員および6員の芳香族複素環に縮合環化されていてもよく、前記第2の環は、5員または6員の不飽和または芳香族であり、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有していてもよく、ただし、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環において、ヘテロ原子の存在とは独立に、1つまたは2つの−CH2−基は、−C(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記芳香族複素環および/または前記第2の環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
前記フェニル環、テトラゾリル環、芳香族複素環、縮合環化したフェニル環、および縮合環化した芳香族複素環のそれぞれは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもよい。
【0023】
1−G2a:
一実施形態によれば、基R1は、フェニル環、テトラゾリル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群R1−G2aから選択され、
前記5員の芳香族複素環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、RNまたはR3で置き換えられており、
前記フェニル環、テトラゾリル環および芳香族複素環のそれぞれは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもよい。
【0024】
1−G2b:
一実施形態によれば、基R1は、フェニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される2つまたは3つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環からなる群R1−G2bから選択され、第2の5員または6員の不飽和または芳香環は、前記フェニル環、ならびに=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有していてもよい5員および6員の芳香族複素環に縮合環化しており、ただし、O−O、S−SおよびS−O結合は形成されず、前記第2の環中、1つまたは2つの−CH2−基は、−C(=O)−または−S(=O)2−によって置き換えられていてもよく、
前記芳香族複素環および前記第2の環中、1つまたは複数のNH基におけるH原子は、存在する場合には、RNまたはR3によって置き換えられており、
各縮合環化したフェニル環および縮合環化した芳香族複素環は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの置換基でさらに置換されていてもよい。
【0025】
1−G3:
一実施形態によれば、基R1は、
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G3から選択され、
各基は、1つの基R3で置換されており、R4および
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
1−G3a:
一実施形態によれば、基R1は、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G3aから選択され、
各基は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
【0026】
1−G3b:
一実施形態によれば、基R1は、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G3bから選択される。
【0027】
1−G3c:
別の実施形態では、基R1は、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G4から選択され、これは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
【0028】
1−G4:
別の実施形態によれば、基R1は、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G4から選択され、
各基は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
1−G4a:
別の実施形態では、基R1は、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G4aから選択され、これは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
【0029】
1−G4b:
別の実施形態では、基R1は、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G4bから選択され、これは、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよい。
【0030】
1−G5:
別の実施形態では、基R1は、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G5から選択される。
1−G5a:
別の実施形態では、基R1は、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R1−G5aから選択される。
【0031】
2
2−G1:
基R2は、好ましくは、本明細書で先に定義の群R2−G1から選択される。
2−G2:
別の実施形態では、基R2は、F、Cl、Br、H3C−、H2FC−、F3C−、シクロプロピル、NC−、F2HC−O−、F3C−O−およびH3C−S(=O)2−からなる群R2−G2から選択される。
2−G3:
別の実施形態では、基R2は、F、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−O−からなる群R2−G3から選択される。
【0032】
2−G4:
別の実施形態では、基R2は、F、ClおよびNC−からなる群R2−G4から選択される。
2−G4a:
別の実施形態では、基R2は、F、Cl、F3C−およびNC−からなる群R2−G4aから選択される。
2−G4b:
別の実施形態では、基R2は、Fからなる群R2−G4bから選択される。
2−G4c:
別の実施形態では、基R2は、F3C−からなる群R2−G4cから選択される。
【0033】
3
3−G1:
基R3は、好ましくは、本明細書で先に定義の群R3−G1から選択される。
3−G2a:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群R3−G2から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、
1-4−アルキル−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、HNRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、HNRN−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリール、
から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0034】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NH−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NH−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0035】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2になることはできない。
【0036】
3−G2a:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2−からなる群R3−G2aから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、C1-4−アルキル−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、HNRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、フェニル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、フェニル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−S(=O)2NRN−、フェニル−S(=O)2NRN−、ヘテロアリール−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、ヘテロシクリル−S(=O)−、フェニル−S(=O)−、ヘテロアリール−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、フェニル−S(=O)2−、ヘテロアリール−S(=O)2−、HNRN−S(=O)2−、C1-4−アルキル−NRN−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0037】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NH−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NH−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0038】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、およびC1-4−アルキル−S(=O)2になることはできない。
【0039】
3−G3:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群R3−G3から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0040】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0041】
ヘテロアリールは、
ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできない。
【0042】
3−G3a:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群R3−G3aから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、
1つのHO−またはH3C−O−基で置換されているC3−アルキル−S(=O)2−;
3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、テトラヒドロピラン−4−イル−NH−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリール
から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0043】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできない。
【0044】
3−G4:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群R3−G4から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から選択される1つの基で置換されており、1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3C−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−O−、ヘテロアリール−O−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各ヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
【0045】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、
=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1〜2個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできない。
【0046】
3−G4a:
別の実施形態では、基R3は、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群R3−G4aから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から選択される1つの基で置換されており、1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよく、
あるいは、基R3は、
2つのHO−基で置換されているC5−アルキル−O−;
1つのHO−またはH3C−O−基で置換されているC3−アルキル−S(=O)2−;ならびに
3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、HO−(H3C)2C−CH2−NH−C(=O)−、テトラヒドロピラン−4−イル−NH−C(=O)−、H3C−NRN−C(=O)−、H3C−S(=O)2−NH−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリール
から選択され、
列挙されている基に含まれる各ヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
【0047】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0048】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3は全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできない。
【0049】
3−G5:
別の実施形態によれば、基R3は、
1つのNC−基で置換されているシクロプロピル;
1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよいが、必然的に、シクロプロピル、NC−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3CNH−C(=O)−、(H3C)2N−C(=O)−、(H3C)2N−、HO−、C1-2−アルキル−O−、C1-2−アルキル−O−C2−アルキル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールから選択される1つの基で置換されているC1-4−アルキル−O−
[各ヘテロシクリル基およびサブ基は、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、テトラヒドロフラニル、スルホラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニル、モルホリニル、およびオキサゾリジン−2−オニルからなる群から選択され、これらのそれぞれは、1つのH3C−基で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、C1-3−アルキル−S(=O)2−Nによって置き換えられていてもよく、
ヘテロアリールは、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、およびピリジン−2−オニルからなる群から選択され、これらのそれぞれは、1つのH3C−基で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、N−CH3によって置き換えられていてもよい];
【0050】
−N(CH3)S(=O)2CH3または−OHで置換されているC4-5−シクロアルキル−O−;
3C−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3C−NH−C(=O)−、(H3C)2N−C(=O)−、モルホリン−4−イル−C(=O)−、3,6−ジヒドロピラニル、1−メタンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、ピロリジン−2−オニル;
アゼチジニルオキシおよびピロリジニルオキシ[これら両方のそれぞれにおいて、NH基は、NRNによって置き換えられている];
テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニルオキシ、H2N−S(=O)2−;ならびに
フェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリルおよびピリミジニル[NH基は、存在する場合には、N−CH3によって置き換えられていてもよい]
からなる群R3−G5から選択される。
【0051】
3−G5a:
別の実施形態によれば、基R3は、
1つのHO−基で置換されているC5−アルキル;
3C−C(=O)−NH−、H3C−S(=O)2−NH−およびH3C−S(=O)2−から選択される1つの基で置換されているC2-3−アルキル;
1つのNC−基で置換されているシクロプロピル;
(H3C)3C−CH2−O−;2つのHO−基で置換されているC5−アルキル−O−;
シクロプロピル−CH2−O−およびシクロヘキシル−CH2−O−[両方のシクロアルキル基のそれぞれは、1つのHO−基で置換されており、1つまたは2つのF原子で置換されていてもよい];
1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよいが、必然的に、シクロプロピル、NC−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3CNH−C(=O)−、(H3C)2N−C(=O)−、(H3C)2N−、H3C−C(=O)−NH−、(H3C)3C−O−C(=O)−NH−、H3C−S(=O)2−NH−、HO−、C1-2−アルキル−O−、C1-2−アルキル−O−C2−アルキル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールから選択される1つの基で置換されているC1-4−アルキル−O−
[各ヘテロシクリル基およびサブ基は、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、テトラヒドロフラニル、スルホラニル、1,1−ジオキソ−イソチアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニル、モルホリン−4−イル、およびオキサゾリジン−2−オン−3−イルからなる群から選択され、これらのそれぞれは、H3C−およびHO−基から選択される1つの基で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、C1-3−アルキル−S(=O)2−Nによって置き換えられていてもよく、
ヘテロアリールは、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、ピリジニルおよびピリジン−2−オニルからなる群から選択され、NH基は、存在する場合には、N−CH3によって置き換えられていてもよく、各ヘテロアリールは、1つのH3C−または1つのH3C−O−基で置換されていてもよい];
【0052】
1つのH3C−S(=O)2−N(CH3)−または1つのHO−基で置換されており、1つのH3C−基で置換されていてもよい、C4-5−シクロアルキル−O−;
アゼチジニルオキシ、ピロリジニルオキシ、ピロリジン−2−オニルオキシ、ピペリジニルオキシおよび1,1−ジオキソ−[1,2]チアジナニルオキシ[これらのそれぞれにおいて、NH基は、N−CH3またはN−S(=O)2−CH3によって置き換えられていてもよい];
テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニルオキシおよびフェニルオキシ;
3C−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3C−NH−C(=O)−、HO−(H3C)2C−CH2−NH−C(=O)−、(H3C)2N−C(=O)−、テトラヒドロピラン−4−イル−NH−C(=O)−、モルホリン−4−イル−C(=O)−、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、モルホリン−4−イル、[1,4]オキサゼパン−4−イル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロピラニル、1−メタンスルホニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、ピロリジン−2−オニル、6−オキソ−3,6−ジヒドロ−ピラン−4−イル;
3C−S(=O)2−NH−、H2N−S(=O)2−;
【0053】
1つのHO−またはH3C−O−基で置換されているC3−アルキル−S(=O)2−;ならびに
フェニル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリジン−2−オニル、ピリミジン−2−オニル、ピリミジン−4−オニル、およびピリダジン−3−オニル[これらは、1つのH3C−基で置換されていてもよく、−CH3、−CH2−CH3、−CH(CH32、シクロプロピル、−CF3、−C(CH32−OH、−O−CH3および−CH2−C(CH32−OHから選択される1つの基で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、N−CH3、N−CH2−C(CH32−OHまたはN−C(CH32−CH2−OHによって置き換えられていてもよい]
からなる群R3−G5aから選択される。
【0054】
3−G6:
別の実施形態によれば、基R3は、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R3−G6から選択される。
【0055】
3−G6a:
別の実施形態によれば、基R3は、
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群R3−G6aから選択される。
【0056】
4
4−G1:
基R4は、好ましくは、本明細書で先に定義の群R4−G1から選択される。
【0057】
4−G2:
別の実施形態では、基R4は、F、Cl、Br、CN、C1-3−アルキル、C3-4−シクロアルキル−、HO−C1-3−アルキル、C1-3−アルキル−O−C1-3−アルキル、−NRNH、C1-4−アルキル−O−、C3-5−シクロアルキル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−からなる群R4−G2から選択され、任意のアルキルおよびシクロアルキル基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよい。
4−G3:
別の実施形態では、基R4は、F、Cl、CN、−CH3、−CF3、イソプロピル、シクロプロピル、H3C−O−CH2−、H3C−O−およびF3C−O−からなる群R4−G3から選択される。
【0058】
4−G4:
別の実施形態では、基R4は、CH3からなる群R4−G4から選択される。
4−G4a:
別の実施形態では、基R4は、FおよびCF3からなる群R4−G4aから選択される。
【0059】
5
5−G1:
基R5は、好ましくは、本明細書で先に定義の群R5−G1から選択される。
【0060】
5−G2:
一実施形態では、基R5は、Cl、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、−NH2、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群R5−G2から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、テトラゾリル環、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい。
【0061】
5−G2a:
一実施形態では、基R5は、Cl、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C3-6−シクロアルキル−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−NRN−C(=O)−、ヘテロアリール−NRN−C(=O)−、−NH2、C1-4−アルキル−NRN−、−NHC(=O)−O−C(CH33、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、ヘテロアリール−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、C3-6−シクロアルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群R5−G2aから選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0062】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0063】
ヘテロアリールは、テトラゾリル環、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい。
【0064】
5−G3:
一実施形態では、基R5は、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群R5−G3から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0065】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1または2個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい。
【0066】
5−G3a:
一実施形態では、基R5は、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、−NHC(=O)−O−C(CH33、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群R5−G3aから選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0067】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1または2個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1または2個の置換基で置換されていてもよい。
【0068】
5−G4:
別の実施形態では、基R5は、C1-2−アルキル−、−CN、C3-5−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、−C(=O)NHCH3、−C(=O)N(CH32、−N(CH32、H3C−C(=O)NH−、H3C−C(=O)NCH3−、H3C−S(=O)2NH−、H3C−S(=O)2NCH3−、−OH、C1-3−アルキル−O−、C1-2−アルキル−O−C2−アルキル−O−、C3-5−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群R5−G4から選択され、
ヘテロシクリルは、
アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、テトラヒドロフラニル、スルホラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニル、モルホリニルおよびオキサゾリジン−2−オニル環から選択され、これらの環のそれぞれは、1つのCH3で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、NS(=O)2−C1-3−アルキルで置き換えられていてもよく、
ヘテロアリールは、
ピリジン−2−オニル、イミダゾリル、ピラゾリルおよびオキサゾリル環から選択され、NH基を有するヘテロアリール基において、この単位は、N−CH3基によって置き換えられていてもよい。
【0069】
5−G4a:
別の実施形態では、基R5は、C1-2−アルキル−、−CN、2−ヒドロキシ−イソブチル、C3-5−シクロアルキル、1−ヒドロキシ−シクロプロピル、4,4−ジフルオロ−1−ヒドロキシ−シクロヘキサ−1−イル、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、−C(=O)NHCH3、−C(=O)N(CH32、−N(CH32、H3C−C(=O)NH−、H3C−C(=O)NCH3−、H3C−S(=O)2NH−、H3C−S(=O)2NCH3−、−NHC(=O)−O−C(CH33、−OH、C1-3−アルキル−O−、C1-2−アルキル−O−C2−アルキル−O−、C3-5−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、H3C−S(=O)−、H3C−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニル、およびヘテロアリールからなる群R5−G4aから選択され、
【0070】
ヘテロシクリルは、
アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、テトラヒドロフラニル、スルホラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオピラニル、モルホリニル、1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イルおよびオキサゾリジン−2−オニル環から選択され、これらの環のそれぞれは、1つのCH3または1つのOH基で置換されていてもよく、NH基は、存在する場合には、NS(=O)2−C1-3−アルキルで置き換えられていてもよく、
ヘテロアリールは、
ピリジン−2−オニル、ピリジニル、イミダゾリル、ピラゾリルおよびオキサゾリル環から選択され、これらの環のそれぞれは、H3C−O−基で置換されていてもよく、NH基を有するヘテロアリール基において、この単位は、N−CH3基によって置き換えられていてもよい。
【0071】
5−G5:
別の実施形態によれば、基R5は、−CH3、シクロプロピル、−CN、−C(=O)NH2、−C(=O)NHCH3、−C(=O)N(CH32、−N(CH32
−N(CH3)S(=O)2CH3、−OH、−O−CH3、−O−CH2CH3、−O−CH2CH2−O−CH3、−O−CH2CH2−O−CH2CH3、−S(=O)CH3、−S(=O)2CH3
【化19】
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からなる群R5−G5から選択される。
【0072】
5−G5a:
別の実施形態によれば、基R5は、−CH3、シクロプロピル、−CN、−C(=O)NH2、−C(=O)NHCH3、−C(=O)N(CH32、−N(CH32、−NHC(=O)CH3、−NHS(=O)2CH3、N(CH3)S(=O)2CH3、NHC(=O)−O−C(CH33、−OH、−O−CH3、−O−CH2CH3、−O−CH2CH2−O−CH3、−O−CH2CH2−O−CH2CH3、−S(=O)CH3
−S(=O)2CH3
【化20】
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からなる群R5−G5aから選択される。
【0073】
6
6−G1:
基R6は、好ましくは、本明細書で先に定義の群R6−G1から選択される。
【0074】
6−G2:
別の実施形態では、基R6は、F、Cl、−CN、C1-3−アルキル、シクロプロピル、HO−C1-3−アルキル−、H3C−O−C1-3−アルキル−、H3C−O−、−S(=O)CH3および−S(=O)2−CH3からなる群R6−G2から選択され、列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよい。
6−G2a:
一実施形態では、基R6は、F、Cl、−CN、C1-3−アルキル、シクロプロピル、HO−C1-4−アルキル−、H3C−O−C1-4−アルキル−、H3C−O−、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群R6−G2aから選択され、列挙されている基に含まれる任意のアルキルおよびシクロアルキル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよい。
【0075】
6−G3:
別の実施形態では、基R6は、F、Cl、−CN、−CH3、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3および−S(=O)2−CH3からなる群R6−G3から選択される。
6−G3a:
別の実施形態では、基R6は、F、Cl、C1-3アルキル、シクロプロピル、HO−C1-4アルキル−、−CN、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3および−S(=O)2−CH3からなる群R6−G3aから選択される。
6−G4:
別の実施形態では、基R6は、F、−CH3、CNおよび−OCH3からなる群R6−G4から選択される。
6−G4a:
別の実施形態では、基R6は、F、−CH3、−CH2−CH3、−CH(CH32、シクロプロピル、HO−CH(CH32−、HO−CH2−C(CH32−、HO−C(CH32−CH2−、−CF3、CNおよび−OCH3からなる群R6−G4aから選択される。
【0076】
N
N−G1:
基RNは、好ましくは、本明細書で先に定義の群RN−G1から選択される。
N−G2:
別の実施形態では、基RNは、H、C1-3アルキル、H3C−C(=O)−およびC1-3アルキル−S(=O)2−からなる群RN−G2から選択される。
N−G3:
別の実施形態では、基RNは、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3アルキル−S(=O)2−からなる群RN−G3から選択される。
【0077】
m:
添え字mは、0、1、2または3から選択される整数である。
一実施形態によれば、添え字mは、0、1または2である。
別の実施形態によれば、添え字mは、1または2である。
別の実施形態によれば、添え字mは、1である。
別の実施形態によれば、添え字mは、2である。
本発明による好ましい亜属実施形態(E)の例を、以下の表に示す。各実施形態の各置換基は、本明細書で先に記載した定義に従って定義され、式Iのすべての他の置換基は、本明細書で先に記載した定義に従って定義される。
【0078】
【表1】
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【0079】
以下の式Iの化合物の好ましい実施形態を、一般式(I.1)〜(I.3)を使用して説明する。その任意の互変異性体、溶媒和物、水和物および塩、特に薬学的に許容されるその塩も包含される。
【0080】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0081】
好ましいのは、
1が、
【化22】
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からなる群から選択され、
各基は、1つの基R3で置換されており、R4から独立に選択される1つまたは2つの基でさらに置換されていてもよく、
2が、F、Cl、Br、H2FC−、F3C−、NC−およびF3C−O−からなる群から選択され、
【0082】
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0083】
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており、
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
4が、F、Cl、CN、−CH3、−CF3、イソプロピル、シクロプロピル、H3C−O−CH2−、H3C−O−およびF3C−O−からなる群から選択され、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0084】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0085】
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
6が、F、Cl、−CN、−CH3、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択され、
mが、1または2である、
式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩である。
【0086】
より好ましいのは、
【化23】
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であり、
2が、F、ClおよびNC−からなる群から選択され、
【0087】
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から選択される1つの基で置換されており、1つまたは2つのH3C−基で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、H3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、H3C−NRN−C(=O)−、ヘテロシクリル−O−、ヘテロアリール−O−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールから選択され、
列挙されている基に含まれる各ヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
【0088】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NH−、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0089】
ヘテロアリールは、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5で置き換えられており、
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0090】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0091】
ヘテロアリールは、ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
6が、F、−CH3、CNおよび−OCH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択され、
mが、1または2である、
式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩である。
【0092】
好ましいのは、
【化24】
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であり、
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、1つのHO−またはH3C−O−基で置換されているC3−アルキル−S(=O)2−;
3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、テトラヒドロピラン−4−イル−NH−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリール
から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されており、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0093】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0094】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、−NHC(=O)−O−C(CH33、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0095】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0096】
ヘテロアリールは、
ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
6が、F、Cl、C1-3−アルキル、シクロプロピル、HO−C1-4−アルキル−、−CN、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択される、
式(I.2)の化合物および薬学的に許容されるその塩である。
【0097】
好ましいのは、
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
【0098】
3が、C1-4−アルキル、C3-6−シクロアルキル−、C1-4−アルキル−O−、およびC3-6−シクロアルキル−O−からなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキルおよびシクロアルキル基ならびに各アルキルおよびシクロアルキルサブ基は、R5から独立に選択される1〜3個の基で置換されており、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
あるいは、R3が、1つのHO−またはH3C−O−基で置換されているC3−アルキル−S(=O)2−;
3C−C(=O)−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、テトラヒドロピラン−4−イル−NH−C(=O)−、C1-3−アルキル−NRN−C(=O)−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C3-6−シクロアルキル−C(=O)NRN−、ヘテロシクリル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、ヘテロシクリル−O−、フェニル−O−、ヘテロアリール−O−、ヘテロシクリル−S(=O)2−、H2N−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリール
から選択され、
列挙されている基に含まれる各アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、R5から独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、1〜3個のF原子で置換されていてもよく、
各フェニルおよびヘテロアリール基は、R6から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく、
【0099】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NH−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NH−、−O−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-7−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NH−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が、−C(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または一不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
【0100】
ヘテロアリールは、
テトラゾリル、=N−、−NH−、OおよびSから互いに独立に選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、−HC=N−単位は、−NH−C(=O)−によって置き換えられていてもよく、
1つまたは複数のNH基を有するヘテロアリールおよびヘテロシクリル環において、NH基のそれぞれは、NRNまたはNR5によって置き換えられており
ただし、R3が全体で、C1-4−アルキル−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル、HO−C1-4−アルキル、およびC1-4−アルキル−O−になることはできず、
5が、C1-4−アルキル−、−CN、C3-6−シクロアルキル−、ヘテロシクリル−C(=O)−、H2N−C(=O)−、C1-4−アルキル−NRN−C(=O)−、−NHC(=O)−O−C(CH33、C1-4−アルキル−NRN−、C1-4−アルキル−C(=O)NRN−、C1-4−アルキル−S(=O)2NRN−、−OH、C1-4−アルキル−O−、C1-4−アルキル−O−C1-4−アルキル−O−、C3-6−シクロアルキル−O−、ヘテロシクリル−O−、C1-4−アルキル−S(=O)−、C1-4−アルキル−S(=O)2−、ヘテロシクリル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
列挙されている基に含まれる任意のアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル基またはサブ基は、1つまたは複数のF原子で置換されていてもよく、H3C−、HO−、H3C−O−および−CNから独立に選択される1つまたは2つの基で置換されていてもよく、
【0101】
ヘテロシクリルは、
1つのCH2基が−NRN−または−O−によって置き換えられている、シクロブチル基、
1つのCH2基が−C(=O)−、−NRN−、−O−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、
1つのCH2基が−NRN−もしくは−O−によって置き換えられており、第2のCH2基が−NRN−、−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基、ならびに
2つのCH2基が−NRN−によって置き換えられているか、または一方のCH2基が−NRN−によって置き換えられており、他方のCH2基が−O−によって置き換えられており、第3のCH2基が−C(=O)−、−S(=O)−もしくは−S(=O)2−によって置き換えられており、かつ/または1つのCH基がNによって置き換えられている、飽和または部分的に不飽和のC5-6−シクロアルキル基
から選択され、
ヘテロアリールは、
ピリジン−2−オニル環、=N−、−NH−、−O−および−S−から互いに独立に選択される1つまたは2つのヘテロ原子を含有している5員の芳香族複素環、ならびに1つまたは2つの=N−原子を含有している6員の芳香族複素環から選択され、1つまたは複数のNH基を有する芳香族複素環において、NH基のそれぞれは、NRNによって置き換えられており、各ヘテロアリール基は、F、Cl、−CH3、−CNおよび−O−CH3から独立に選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、
6が、F、Cl、C1-3−アルキル、シクロプロピル、HO−C1-4−アルキル−、−CN、−CF3、−OCH3、−OCF3、−S(=O)CH3、および−S(=O)2−CH3からなる群から選択され、
Nが、H、H3C−、H3C−C(=O)−およびC1-3−アルキル−S(=O)2−からなる群から選択される、
式(I.3)の化合物および薬学的に許容されるその塩である。
【0102】
特に好ましい化合物、ならびにそれらの互変異性体および立体異性体、その塩、または任意のその溶媒和物もしくは水和物を、以下の実験部分に記載する。
【0103】
本発明による化合物およびそれらの中間体は、有機合成の文献に記載の、当業者に公知の合成方法を使用して得ることができる。好ましくは、化合物は、特に実験部分に記載の通り、以下により完全に説明される調製方法と同様にして得られる。ある場合には、反応スキームを実施するのに採用される順序は、変えることができる。当業者には公知であるが、ここでは詳説されていないこれらの反応の変形形態を使用することもできる。本発明による化合物を調製するための一般的な方法は、以下のスキームを研究することによって当業者には明らかになろう。出発化合物は市販されており、または文献もしくは本明細書に記載の方法によって調製することができ、または類似のもしくは同様の方式で調製することができる。反応を実施する前に、化合物における任意の対応する官能基を、通常の保護基を使用して保護することができる。これらの保護基は、当業者に周知の方法を使用して、反応順序における適切な段階で、再び切断することができる。
【0104】
本発明の化合物Iは、好ましくはスキーム1に概説した通り、保護形態または遮蔽形態のカルボン酸官能基を担持する前駆体1から得られる。R1、R2およびmは、本明細書で先および以下に定義の意味を有する。カルボン酸に適した前駆体基は、例えば、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、シアノ、オレフィン、オキサゾールまたはチアゾールであり得る。これらすべての基は、有機化学文献に記載されている当業者に公知の異なる手段によって、カルボン酸官能基に変形されている。好ましい前駆体基は、C1-4−アルキルまたはベンジルカルボキシラートであり、これらのそれぞれは、フッ素、メチルおよび/またはメトキシでさらに一置換または多置換されていてもよい。これらのエステル基を、塩酸もしくは硫酸などの酸、または水酸化リチウム、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を用いて加水分解すると、カルボン酸官能基を得ることができる。加水分解は、好ましくは、水性溶媒、例えば水およびテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アルコール、例えばメタノール、エタノールおよびイソプロパノール、またはジメチルスルホキシド中で、0〜120℃において実施される。tert−ブチルエステルは、好ましくは、酸性条件下で、例えばトリフルオロ酢酸または塩酸の下で、ジクロロメタン、1,4−ジオキサン、イソプロパノールまたは酢酸エチルなどの溶媒中で切断される。ベンジルエステルは、有利には、遷移金属、好ましくはパラジウム炭素の存在下で水素を使用して切断される。芳香環上にメトキシ基などの電子供与基を担持しているベンジルエステルは、酸化条件下で除去することもできる。硝酸セリウムアンモニウム(CAN)または2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノキノン(DDQ)は、共にこの手法で一般に使用される試薬である。
【0105】
スキーム1:本発明の化合物を得るためのカルボン酸官能基の遊離
【化26】
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【0106】
同様に、化合物1は、脱離基を担持しているインダン2、およびカルボン酸前駆体基で修飾されているフェノール3から得ることができる(スキーム2)。スキーム2のR1、R2およびmは、本明細書で先および以下に定義の意味を有する。2における脱離基LGは、求核置換を介して3におけるOで置き換えられる。適切なLGは、Cl、Br、I、メチルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、p−トリルスルホニルオキシ、およびトリフルオロメチルスルホニルオキシであり得る。反応は、通常、塩基の存在下で、例えばトリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、炭酸塩、例えばLi2CO3、Na2CO3、K2CO3およびCs2CO3、水酸化物、例えばLiOH、NaOHおよびKOH、アルコラート、例えばNaOMe、NaOEtおよびKOtBu、水素化物、例えばNaHおよびKH、アミド、例えばNaNH2、KN(SiMe32およびLiN(iPr)2、ならびに酸化物、例えばCaOおよびAg2Oの存在下で実施される。添加剤、例えば銀塩、例えばAgNO3、AgOSO2CF3およびAg2CO3、クラウンエーテル、例えば12−クラウン−4、15−クラウン−5および18−クラウン−6、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPT)、ならびに1,3−ジメチル−3,4,5,6−ジヒドロ−2−ピリミジノン(DMPU)は、反応が進行するのに有益な場合があり、または必須の場合もある。好ましい溶媒は、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、アセトン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、アルコール、例えばエタノールもしくはイソプロパノール、水、またはその混合物であるが、これらの溶媒のすべてを、先に列挙した各添加剤および塩基と組み合わせられるわけではない。適切な反応温度は、−20〜140℃の範囲である。
【0107】
スキーム2:前駆体1の調製
【化27】
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【0108】
構成成分2および3を組み合わせるための代替の反応が、光延反応またはその変形形態である(スキーム3)。スキーム3のR1、R2およびmは、本明細書で先および以下に定義の意味を有する。反応は、通常、ホスフィンおよびアゾジカルボン酸エステルまたはアミドを用いて、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、トルエン、ベンゼン、ジクロロメタンまたはその混合物中、−30〜100℃で実施される。しばしば使用されるホスフィンは、トリフェニルホスフィンおよびトリブチルホスフィンであり、これらは一般に、アゾジカルボン酸ジメチル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボン酸ジ−(4−クロロベンジル)、アゾジカルボン酸ジベンジル、アゾジカルボン酸ジ−tert−ブチル、アゾジカルボン酸ビス−(ジメチルアミド)、アゾジカルボン酸ジピペリジド、またはアゾジカルボン酸ジモルホリドと組み合わされる。
【0109】
スキーム3:前駆体1を得るための光延反応
【化28】
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【0110】
中間体2’は、好都合には、インダノン4から得られ、インダノン4は、フェニルプロピオン酸誘導体5から調製することができる(スキーム4)。スキーム4のR1、R2およびmは、本明細書で先および以下に定義の意味を有する。分子内アシル化(Friedel−Craftsアシル化)、5→4については、相当多数の手法が報告されている。反応は、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸無水物、カルボン酸塩化物もしくはカルボン酸フッ化物、またはニトリルで出発して、触媒としてルイス酸を使用して実施することができる。以下のルイス酸は、より頻繁に使用されるルイス酸のいくつかである。臭化水素酸、ヨウ化水素酸、塩酸、硫酸、リン酸、P410、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ClSO3H、Sc(OSO2CF33、Tb(OSO2CF33、SnCl4、FeCl3、AlBr3、AlCl3、SbCl5、BCl3、BF3、ZnCl2、モンモリロナイト、POCl3、およびPCl5。反応は、例えばジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ニトロベンゼン、クロロベンゼン、二硫化炭素、その混合物中で、または追加の溶媒なしに過剰のルイス酸中で、0〜180℃において実施することができる。カルボン酸は、好ましくはポリリン酸中で0〜120℃において反応するが、カルボン酸塩化物は、好ましくはジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタン中、0〜80℃においてAlCl3と反応する。
【0111】
スキーム4におけるケト基のその後の還元は、有機合成では標準的な変換であり、これは、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、または水素化ジイソブチルアルミニウムを用いて達成することができる。水素化ホウ素ナトリウムは、水溶液またはアルコール溶液中で0〜60℃において用いられるが、列挙した他の還元剤は、好ましくは、不活性な溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジクロロメタンおよびトルエン中で−80〜60℃において使用される。ケト基の還元を、立体選択的な方式で実施して、鏡像異性的に濃縮された形態または純粋な形態のアルコールを提供することもできる。適切な不斉還元剤は、鏡像異性的に純粋な遷移金属触媒の存在下で、鏡像異性的に純粋な[1,3,2]オキサザボロール(コーリー−バクシ−柴田反応またはコーリー−Itsuno反応)またはギ酸、ギ酸塩、水素もしくはシランと組み合わされたボランである。先の手法に典型的な反応条件は、例えば、ジクロロメタン、トルエン、メタノール、テトラヒドロフランまたはその混合物中、0〜60℃における、ボラン(例えばジメチルスルフィドと錯体を形成する)および(R)−または(S)−3,3−ジフェニル−1−メチルテトラヒドロ−1H,3H−ピローロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールである。不斉遷移金属触媒、例えばルテニウム錯体、例えばクロロ{[(1S,2S)−(−)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル](4−トルエンスルホニル)−アミド}−(メシチレン)ルテニウム(II)を使用すると、例えば、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で、ジクロロメタン中、−20〜60℃においてギ酸を使用して、高い鏡像異性体過剰率でヒドロキシ化合物を得ることができる。
【0112】
スキーム4:中間体2’の調製
【化29】
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【0113】
あるいは、インダノン4は、スキーム5に記載の通り合成することができる。R1、R2およびmは、本明細書で先および以下に定義の意味を有する。ベンゼン6および3−ハロ−プロピオン酸もしくはその誘導体またはアクリル酸もしくはその誘導体で出発すると、Friedel−Craftsアルキル化およびアシル化反応を組み合わせることによって、ワンポットまたは2つの別個の反応で、必要なインダノン4を得ることができる(式1)。これらの反応は、ルイス酸、例えばトリフル酸、硫酸、リン酸、AlCl3、ZnCl2および五酸化リンによって触媒され、好ましくは追加の溶媒なしに、過剰のルイス酸、またはジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、シクロヘキサンもしくは二硫化炭素中で、0〜140℃において実施される。好ましい組合せは、ジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタン(dichlorethane)中、20〜80℃で化合物6、3−クロロ−プロピオニルクロリドおよびAlCl3を含む。
エチニルベンゼン7で出発すると、一酸化炭素との遷移金属触媒型反応によって、インダノン4を得ることができる(式2)。ロジウムが好ましい触媒ベースであり、これは、ホスフィン、例えばトリフェニルホスフィン、および塩基、例えばトリエチルアミンと組み合わされ、溶媒、好ましくはテトラヒドロフラン中、高い一酸化炭素圧力、好ましくは50〜150バールで、150〜200℃において使用される(例えばJ. Org. Chem. 1993, 58, 5386-92参照)。
【0114】
また、遷移金属の存在下で、2−ハロまたは擬ハロで置換されているスチレン8と一酸化炭素を組み合わせると、インダノン4を調製することができる(式3)。パラジウム触媒が好ましく、これは、一酸化炭素または一酸化炭素供給源としてのモリブデンヘキサカルボニルと併用される。好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、および1,4−ジオキサンであり、これらは好ましくは、通常の加熱またはマイクロ波照射によって20〜150℃で用いられる。この変換では、ピリジンおよび塩化テトラブチルアンモニウムが好ましい添加剤である(例えばJ. Am. Chem. Soc. 2003, 125, 4804-7およびJ. Org. Chem. 2005, 70, 346-9参照)。
【0115】
スキーム5:中間体4の調製
【化30】
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【0116】
構成成分3の一般的な合成経路を、スキーム6に概説する。2−ヨードまたはブロモエーテル9は、その場で生成した炭素アニオンまたは炭素ラジカルを二重結合に付加し、その後、プロトンによって環式アニオンを捕捉し、水素化物供給源によって環式ラジカルを捕捉することによって、インダン3に変換することができる(式1)。nBuLi、iPrMgCl、iPrMgCl*LiCl、Mg、Mg*LiCl、ZnおよびZn*LiClは、C−IまたはC−Br結合をC−M結合(M=Li、MgI、ZnI等)に変換するのに好ましい、二重結合に付加するのに十分な求核性を有する試薬である。リチウム試薬とマグネシウム試薬の反応は、好ましくは、ヘキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、トルエンまたはその混合物中で、−100〜60℃において実施される。Znは、好ましくは、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリジノンまたはその混合物中で、0〜100℃において使用される。ラジカル経路にしばしば用いられる反応条件は、例えばベンゼン中、60〜100℃におけるトリブチルスズ水素化物、アゾビスイソブチロニトリル(例えばJ. Org. Chem. 1987, 52, 4072-8参照)、ならびにN,N−ジメチルホルムアミド中、UV照射の下、20〜120℃におけるNaH3B(CN)である(例えばSynlett 2005, 2248-50参照)。
【0117】
アリルエーテル10と一酸化炭素を組み合わせると、インダン3を得る別の可能性が得られる(式2)。反応は、好ましくは、パラジウム触媒を用いて、一酸化炭素または一酸化炭素供給源としてのモリブデンヘキサカルボニルの存在下で実施される(例えばTetrahedron Lett. 2010, 51, 2102-5参照)。
ベンゾフラン11またはジヒドロベンゾフラン12から出発すると、二重結合を還元した後にインダン3が得られる。水素が好ましい還元剤であり、これは主に、遷移金属触媒、例えばパラジウム炭素、ラネーニッケルおよびPtO2と組み合わせて用いられる。好ましくは、水素圧力1〜100バールおよび温度20〜120℃で、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アルコール、例えばメタノールおよびエタノール、酢酸、水またはその混合物が、溶媒として使用される。この反応を、立体選択的に実施して、鏡像異性的に濃縮された形態または純粋な形態の化合物3を提供することもできる。
【0118】
スキーム6:構成成分3の調製
【化31】
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【0119】
スキーム6における出発化合物の合成は、有機合成で使用される標準の手順を含む。例えば、中間体11は、スキーム7に記載の通り調製することができる。したがって、化合物11は化合物13から得ることができ、化合物13は、フェノール14およびエステル15から組み立てることができる。後者の変換は、ルイス酸、例えば硫酸、ZrCl4、InCl3、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、HIまたはamberlystの存在下で、トルエン、ジクロロメタン、酢酸、エタノール、水中で、または溶媒なしに過剰のルイス酸中で、0〜120℃において実現することができる。化合物13から中間体11への変換は、好ましくは塩基条件で、水溶液中で水酸化ナトリウムを用いて0〜100℃において達成される。
【0120】
スキーム7:出発化合物11の調製
【化32】
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【0121】
提示の合成経路は、保護基を利用することができる。例えば、存在する潜在的な反応基、例えばヒドロキシ、カルボニル、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノまたはイミノは、反応中は通常の保護基によって保護することができ、その保護基は、反応後に再び切断される。それぞれの官能基に適した保護基およびそれらの除去は、当業者に周知であり、有機合成の文献に記載されている。
【0122】
一般式Iの化合物は、先に言及した通り、それらのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーに分割することができる。したがって、例えばシス/トランス混合物は、それらのシスおよびトランス異性体に分割することができ、ラセミ化合物は、それらのエナンチオマーに分離することができる。
シス/トランス混合物は、例えばクロマトグラフィーによって、それらのシスおよびトランス異性体に分割することができる。ラセミ体として生じる一般式Iの化合物は、それ自体公知の方法によってそれらの光学的対掌体に分離することができ、一般式Iの化合物のジアステレオマー混合物は、それらの異なる物理化学的特性を活用することによって、それ自体公知の方法を使用して、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別結晶化を使用してそれらのジアステレオマーに分割することができる。その後得られた化合物がラセミ体である場合、それらは、前述の通りエナンチオマーに分割することができる。
【0123】
ラセミ体は、好ましくは、キラル相によるカラムクロマトグラフィーによって、または光学的に活性な溶媒からの結晶化によって、またはラセミ化合物と共に塩もしくは誘導体、例えばエステルもしくはアミドを形成する光学的に活性な物質と反応させることによって分割される。塩は、塩基性化合物については鏡像異性的に純粋な酸を用いて、酸性化合物については鏡像異性的に純粋な塩基を用いて形成することができる。ジアステレオマー誘導体は、鏡像異性的に純粋な補助化合物、例えば酸、それらの活性化誘導体またはアルコールを用いて形成される。こうして得られた塩または誘導体のジアステレオマー混合物の分離は、それらの異なる物理化学的特性、例えば可溶性の差異を利用することによって実現することができ、遊離対掌体は、適切な薬剤の作用によって、純粋なジアステレオマー塩または誘導体から放出させることができる。このような目的で一般に使用される光学的に活性な酸、ならびに補助残基として適用できる光学的に活性なアルコールは、当業者に公知である。
前述の通り、式Iの化合物は、特に製薬上の使用に合った塩、薬学的に許容される塩に変換することができる。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、親化合物が、その酸塩または塩基塩を生成することによって修飾される、開示の化合物の誘導体を指す。
また本発明による化合物は、有利には、以下の例に記載の方法を使用して得ることができ、これらの方法は、この目的のために、文献から当業者に公知の方法と組み合わせることもできる。
【0124】
用語および定義
本明細書で特に定義されていない用語は、本開示および状況に照らして当業者によって与えられるはずの意味を与えられるべきである。しかし、本明細書で使用される場合、矛盾が特定されない限り、以下の用語は示されている意味を有し、以下の慣習が順守される。
用語「本発明による化合物」、「式(I)の化合物」、「本発明の化合物」等は、それらの互変異性体、立体異性体およびその混合物、ならびにその塩、特に薬学的に許容されるその塩、ならびにこのような互変異性体、立体異性体およびその塩の溶媒和物および水和物を含むこのような化合物の溶媒和物および水和物を含めた、本発明による式(I)の化合物を指す。
用語「治療」および「治療する」は、防止的、すなわち予防的または治療的、すなわち治癒的および/または緩和的治療の両方を網羅する。したがって、用語「治療」および「治療する」は、前記状態を、特に明白な形態で既に発症している患者の治療的な治療を含む。治療的な治療は、特定の徴候の症状を緩和するための対症療法であってよく、あるいは徴候の状態を逆転もしくは部分的に逆転させるか、または疾患の進行を停止もしくは緩徐するための原因療法であってもよい。したがって、本発明の組成物および方法は、例えば長期間の治療的な治療として、ならびに長期療法のために使用することができる。さらに、用語「治療」および「治療する」は、予防治療、すなわち本明細書で先に列挙した状態を発症する危険性がある患者の治療を含み、したがって前記危険性を低減することを含む。
【0125】
本発明は、治療を必要としている患者に言及する場合、主に哺乳動物、特にヒトの治療に関する。
用語「治療有効量」は、(i)特定の疾患もしくは状態を治療もしくは防止し、(ii)特定の疾患もしくは状態の1つもしくは複数の症状を減弱、緩和もしくは排除し、または(iii)本明細書に記載の特定の疾患もしくは状態の1つもしくは複数の症状の発症を防止もしくは遅延させる、本発明の化合物の量を意味する。
用語「調節された」または「調節」または「調節する」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、本発明の1つまたは複数の化合物によるGタンパク質共役受容体GPR40の活性化を指す。
用語「媒介された」または「媒介」または「媒介する」は、本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、(i)特定の疾患もしくは状態の防止を含む治療、(ii)特定の疾患もしくは状態の1つもしくは複数の症状の減衰、緩和もしくは排除、または(iii)本明細書に記載の特定の疾患もしくは状態の1つもしくは複数の症状の発症の防止もしくは遅延を指す。
用語「置換されている」は、本明細書で使用される場合、原子の通常の原子価を超えず、置換によって容認できるほど安定な化合物が得られる限り、指定の原子、ラジカルまたは部分上の任意の1つまたは複数の水素が、指示された群から選択されたもので置き換えられることを意味する。
【0126】
以下に定義の基、ラジカルまたは部分において、炭素原子の数は、しばしばその基に先行して特定されており、例えばC1-6−アルキルは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基またはアルキルラジカルを意味する。一般に、2つ以上のサブ基を含む基では、最後に指名されたサブ基がラジカルの付着点であり、例えば置換基「アリール−C1-3−アルキル−」は、C1-3−アルキル基に結合しているアリール基を意味し、C1-3−アルキル基は、その置換基が付着しているコアまたは基に結合している。
本発明の化合物が、化学名の形態でも式としても図示されている場合に、任意の矛盾がある場合には、式が優先するものとする。
アスタリスクは、下位式において、定義されているコア分子に接続している結合を示すために使用することができる。
置換基の原子の記数は、置換基が付着しているコアまたは基の最も近くにある原子から出発する。
【0127】
例えば、用語「3−カルボキシプロピル−基」は、以下の置換基を表し、
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
式中、カルボキシ基は、プロピル基の第3の炭素原子に付着している。用語「1−メチルプロピル−」、「2,2−ジメチルプロピル−」または「シクロプロピルメチル−」基は、以下の基を表す。
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
アスタリスクは、下位式において、定義されているコア分子に接続している結合を示すために使用することができる。
【0128】
基の定義において、用語「式中、各X、YおよびZ基は、置換されていてもよい」等は、各基X、各基Yおよび各基Zが、それぞれ別個の基として、または構成された基のそれぞれ一部として、定義されている通り置換されていてもよいことを示す。例えば、定義「Rexは、H、C1-3−アルキル、C3-6−シクロアルキル、C3-6−シクロアルキル−C1-3−アルキルまたはC1-3−アルキル−O−を示し、各アルキル基は、1つまたは複数のLexで置換されていてもよい」等は、アルキルという用語を含む前述の基のそれぞれにおいて、すなわち基C1-3−アルキル、C3-6−シクロアルキル−C1-3−アルキルおよびC1-3−アルキル−O−のそれぞれにおいて、アルキル部分が、定義されている通りLexで置換されていてもよいことを意味する。
具体的に示されない限り、本明細書および添付の特許請求の範囲を通して、所与の化学式または名称は、互変異性体、ならびにすべての立体異性体、光学異性体および幾何異性体(例えばエナンチオマー、ジアステレオマー、E/Z異性体等)およびそのラセミ体、ならびに別個のエナンチオマーの異なる割合の混合物、ジアステレオマー混合物、または先の形態のいずれかの混合物を網羅するものとし、ここで、このような異性体およびエナンチオマー、ならびに薬学的に許容されるその塩を含めた塩およびその溶媒和物、例えば遊離化合物の溶媒和物または化合物の塩の溶媒和物を含めた水和物などが存在する。
【0129】
「薬学的に許容される」という句は、本明細書では、良好な医学的判断の中で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応、または他の問題もしくは合併症なしにヒトおよび動物の組織と接触させて使用するのに適しており、妥当な損益比に見合う化合物、材料、組成物および/または剤形を指すために用いられる。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、親化合物が、薬学的に許容されるその酸塩または塩基塩を生成することによって修飾される、開示の化合物の誘導体を指す。
例えば、本発明の化合物を精製または単離するのに有用な、先に列挙されているもの以外の他の酸の塩(例えばトリフルオロ酢酸塩)も、本発明の一部を構成する。
ハロゲンという用語は、一般に、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を示す。
【0130】
nが整数1〜nである「C1-n−アルキル」という用語は、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、1〜n個のC原子を有する非環式、飽和、分岐または直鎖炭化水素ラジカルを示す。例えばC1-5−アルキルという用語は、以下のラジカルH3C−、H3C−CH2−、H3C−CH2−CH2−、H3C−CH(CH3)−、H3C−CH2−CH2−CH2−、H3C−CH2−CH(CH3)−、H3C−CH(CH3)−CH2−、H3C−C(CH32−、H3C−CH2−CH2−CH2−CH2−、H3C−CH2−CH2−CH(CH3)−、H3C−CH2−CH(CH3)−CH2−、H3C−CH(CH3)−CH2−CH2−、H3C−CH2−C(CH32−、H3C−C(CH32−CH2−、H3C−CH(CH3)−CH(CH3)−およびH3C−CH2−CH(CH2CH3)−を包含する。
nが整数1〜nである「C1-n−アルキレン」という用語は、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、1〜n個の炭素原子を含有する非環式、直鎖または分岐鎖の二価のアルキルラジカルを示す。例えばC1-4−アルキレンという用語には、−(CH2)−、−(CH2−CH2)−、−(CH(CH3))−、−(CH2−CH2−CH2)−、−(C(CH32)−、−(CH(CH2CH3))−、−(CH(CH3)−CH2)−、−(CH2−CH(CH3))−、−(CH2−CH2−CH2−CH2)−、−(CH2−CH2−CH(CH3))−、−(CH(CH3)−CH2−CH2)−、−(CH2−CH(CH3)−CH2)−、−(CH2−C(CH32)−、−(C (CH32−CH2)−、−(CH(CH3)−CH(CH3))−、−(CH2−CH(CH2CH3))−、−(CH(CH2CH3)−CH2)−、−(CH(CH2CH2CH3))−、−(CHCH(CH32)−および−C(CH3)(CH2CH3)−が含まれる。
【0131】
用語「C2-n−アルケニル」は、少なくとも2つの炭素原子を有する「C1-n−アルキル」に関する定義において定義されている基に対して、前記基の炭素原子の少なくとも2つが二重結合によって互いに結合している場合に使用される。例えば用語C2-3−アルケニルには、−CH=CH2、−CH=CH−CH3、−CH2−CH=CH2が含まれる。
用語「C2-n−アルケニレン」は、少なくとも2つの炭素原子を有する「C1-n−アルキレン」に関する定義において定義されている基に対して、前記基の炭素原子の少なくとも2つが二重結合によって互いに結合している場合に使用される。例えば用語C2-3−アルケニレンには、−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、−CH2−CH=CH−が含まれる。
用語「C2-n−アルキニル」は、少なくとも2つの炭素原子を有する「C1-n−アルキル」に関する定義において定義されている基に対して、前記基の炭素原子の少なくとも2つが三重結合によって互いに結合している場合に使用される。例えば用語C2-3−アルキニルには、−C≡CH、−C≡C−CH3、−CH2−C≡CHが含まれる。
用語「C2-n−アルキニレン」は、少なくとも2つの炭素原子を有する「C1-n−アルキレン」に関する定義において定義されている基に対して、前記基の炭素原子の少なくとも2つが三重結合によって互いに結合している場合に使用される。例えば用語C2-3−アルキニレンには、−C≡C−、−C≡C−CH2−、−CH2−C≡C−が含まれる。
【0132】
用語「C3-n−カルボシクリル」は、単独でまたは別のラジカルと組み合わせて使用される場合、3〜n個のC原子を有する単環式、二環式または三環式の飽和または不飽和の炭化水素ラジカルを示す。炭化水素ラジカルは、好ましくは非芳香族である。好ましくは3〜n個のC原子は、1つまたは2つの環を形成する。二環式または三環式環系の場合、それらの環は、単結合を介して互いに付着していてもよく、または縮合していてもよく、またはスピロ環もしくは架橋環系を形成することができる。例えば用語C3-10−カルボシクリルには、C3-10−シクロアルキル(cylcoalkyl)、C3-10−シクロアルケニル、オクタヒドロペンタレニル、オクタヒドロインデニル、デカヒドロナフチル、インダニル、テトラヒドロナフチルが含まれる。最も好ましくは、用語C3-n−カルボシクリルは、C3-n−シクロアルキル、特にC3-7−シクロアルキルを示す。
【0133】
nが整数4〜nである用語「C3-n−シクロアルキル」は、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、3〜n個のC原子を有する環式、飽和、非分岐の炭化水素ラジカルを示す。環式基は、単環、二環、三環またはスピロ環式、最も好ましくは単環式であり得る。このようなシクロアルキル基の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロドデシル、ビシクロ[3.2.1.]オクチル、スピロ[4.5]デシル、ノルピニル、ノルボニル、ノルカリル、アダマンチル等が含まれる。
nが整数3〜nである用語「C3-n−シクロアルケニル」は、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、少なくとも2つが二重結合によって互いに結合している3〜n個のC原子を有する、環式の、不飽和であるが非芳香族、非分岐の炭化水素ラジカルを示す。例えば用語C3-7−シクロアルケニルには、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプテニル、シクロヘプタジエニルおよびシクロヘプタトリエニルが含まれる。
【0134】
用語「アリール」は、本明細書で使用される場合、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、別段特定されない限り、6個の炭素原子を含有している炭素環式芳香族の単環式基を示し、これは、芳香族、飽和または不飽和であってよい第2の5員または6員の炭素環式基にさらに縮合していてもよい。アリールには、フェニル、インダニル、インデニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、テトラヒドロナフチルおよびジヒドロナフチルが含まれるが、それらに限定されない。より好ましくは、用語「アリール」は、本明細書で使用される場合、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、フェニルまたはナフチル、最も好ましくはフェニルを示す。
【0135】
用語「ヘテロシクリル」は、別段特定されない限り、N、OまたはS(O)r(r=0、1または2)から選択される1つまたは複数のヘテロ原子を含有しており、カルボニル基をさらに有していてもよい、飽和または不飽和の単環、二環、三環またはスピロ環系、好ましくは単環、二環またはスピロ環系を意味する。より好ましくは、用語「ヘテロシクリル」は、本明細書で使用される場合、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、N、OまたはS(O)r(r=0、1または2)から選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有しており、カルボニル基をさらに有していてもよい、飽和または不飽和の、さらにより好ましくは飽和の単環、二環またはスピロ環系を意味する。用語「ヘテロシクリル」は、あらゆる可能な異性体形態を含むものとする。このような基の例には、アジリジニル、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、アゼパニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラノニル、テトラヒドロピラノニル、ピロリジノニル、ピペリジノニル、ピペラジノニル、モルホリノニルが含まれる。
【0136】
したがって、用語「ヘテロシクリル」には、適切な価数が維持される限り、各形態が共有結合を介して任意の原子に付着していてもよいので、ラジカルとして図示されていない以下の例示的な構造が含まれる。
【化35】
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【化36】
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【化37】
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【0137】
用語「ヘテロアリール」は、別段特定されない限り、N、OまたはS(O)r(r=0、1または2)から選択される1つまたは複数のヘテロ原子を含有している、単環式または多環式、好ましくは単環式または二環式環系を意味し、ここで、ヘテロ原子の少なくとも1つは芳香環の一部であり、前記環系は、カルボニル基を有することができる。より好ましくは、用語「ヘテロアリール」は、本明細書で使用される場合、単独でまたは別のラジカルと組み合わさって、N、OまたはS(O)r(r=0、1または2)から選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有している、単環式または二環式環系を意味し、ここで、ヘテロ原子の少なくとも1つは芳香環の一部であり、前記環系は、カルボニル基を有することができる。用語「ヘテロアリール」は、あらゆる可能な異性体形態を含むものとする。
【0138】
したがって、用語「ヘテロアリール」には、適切な価数が維持される限り、各形態が共有結合を介して任意の原子に付着していてもよいので、ラジカルとして図示されていない以下の例示的な構造が含まれる。
【0139】
【化38】
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【化39】
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【0140】
前述の用語の多くは、式または基の定義において反復して使用することができ、各場合、前述の意味の1つを互いに独立に有することができる。
【0141】
薬理学的活性
本発明の化合物の活性は、以下のアッセイを使用して実証することができる。
【0142】
アッセイI:
IPOneアッセイ系を使用するIP1蓄積測定−ヒトGPR40受容体を安定に発現する1321N1細胞(Euroscreen、ベルギー)を、コラーゲンでコーティングした黒色クリアボトム384ウェルプレート中、10%FCS、1%ピルビン酸Naおよび400μg/mLのG418を含有する培地に、アッセイを開始する24時間前に播種する。IP1を、製造者の説明に従ってアッセイする(Cisbio Bioassays、フランス)。手短には、アッセイを、LiClを含まない刺激緩衝液(10mMのHepes、1mMのCaCl2、0.5mMのMgCl2、4.2mMのKCl、146mMのNaClおよび5.5mMのグルコース、pH7.4)によって培地を置換することによって開始する。LiClを入れて最終的なLiCl濃度を50mMにした刺激緩衝液で希釈した化合物を添加することによって、細胞を37℃、10%CO2で1時間刺激する。アッセイを、製造者によって提供されたHTRF−コンジュゲート(IP1−d2および抗IP1クリプタートTb)および溶解緩衝液を添加することによって停止する。室温で1時間インキュベーションした後、プレートを、EnVision(商標)、Perkin Elmerを使用して測定する。次に、665/615nMで得られた蛍光比を使用して、GraphPad Prism 5(Graphpad Software Inc、USA)を使用し、IP1基準曲線を使用する補間およびその後のS字型曲線適合により可変ヒル勾配を得ることによってpEC50値を算出する。
【0143】
本発明による化合物は、典型的に、約1nM〜約10μMの範囲、好ましくは1μM未満、より好ましくは100nM未満のEC50値を有する。
アッセイIで求めた本発明による化合物のEC50値を、以下の表に示す。化合物の番号は、実験部分の例の番号に相当する。
【0144】
【表2】
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【0145】
アッセイII:
IPOneアッセイ系を使用するIP1蓄積測定−ヒトGPR40受容体を安定に発現する1321N1細胞(Euroscreen、ベルギー)を、白色384ウェルプレート中、10%FCS、1%ピルビン酸Naおよび400μg/mLのG418を含有する培地に、アッセイを開始する24時間前に播種する。IP1を、製造者の説明に従ってアッセイする(Cisbio Bioassays、フランス)。手短には、アッセイを、刺激緩衝液(10mMのHepes、1mMのCaCl2、0.5mMのMgCl2、4.2mMのKCl、146mMのNaCl、5.5mMのグルコースおよび50mMのLiCl、pH7.4)によって培地を置換することによって開始する。LiClを含有する刺激緩衝液で希釈した化合物を添加することによって、細胞を37℃、5%CO2で1時間刺激する。アッセイを、製造者によって提供されたHTRF−コンジュゲート(IP1−d2および抗IP1クリプタートTb)および溶解緩衝液を添加することによって停止する。室温で1時間インキュベーションした後、プレートを、EnVision(商標)、Perkin Elmerを使用して測定する。次に、665/615nMで得られた蛍光比を使用して、Assay Explorer 3.3ソフトウェア(Accelrys,Inc.)を使用し、IP1基準曲線を使用する補間およびその後のS字型曲線適合により可変ヒル勾配を得ることによってpEC50値を算出する。
【0146】
本発明による化合物は、典型的に、約1nM〜約10μMの範囲、好ましくは1μM未満、より好ましくは100nM未満のEC50値を有する。
アッセイIIで求めた本発明による化合物のEC50値を、以下の表に示す。化合物の番号は、実験部分の例の番号に相当する。
【0147】
【表3】
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【0148】
対応する塩を含めた本発明による一般式Iの化合物は、Gタンパク質共役受容体GPR40の活性、特に作動活性を調節するそれらの能力を考慮すると、Gタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって影響を受け得るか、または媒介されるあらゆる疾患または状態の治療に理論的に適している。
【0149】
したがって、本発明は、医薬としての一般式Iの化合物に関する。
さらに本発明は、本発明による一般式Iの化合物または医薬組成物を、患者、好ましくはヒトにおけるGタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって媒介される疾患または状態の治療および/または防止のために使用することに関する。
さらに別の態様では、本発明は、治療有効量の本発明の化合物または医薬組成物を、治療を必要としている患者、好ましくはヒトに投与するステップを含む、哺乳動物におけるGタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって媒介される疾患または状態を治療する方法に関する。
【0150】
Gタンパク質共役受容体GPR40の作動薬によって媒介される疾患および状態は、代謝性疾患または状態を包含する。一態様によれば、本発明の化合物および医薬組成物は、真性糖尿病、特に2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病の合併症(例えば網膜症、腎症または神経障害、糖尿病性足病変、潰瘍または大血管障害など)、代謝性アシドーシスまたはケトーシス、反応性低血糖、高インスリン血症、グルコース代謝障害、インスリン抵抗性、メタボリック症候群、異なる起源の脂質異常症、アテローム性動脈硬化症および関連疾患、肥満、高血圧、慢性心不全、浮腫、ならびに高尿酸血症を治療するのに特に適している。
また、本発明の化合物および医薬組成物は、例えば膵ベータ細胞のアポトーシスまたは壊死などのベータ細胞変性を防止するのに適している。また、本発明の化合物および医薬組成物は、膵臓細胞の機能を改善または修復するのに適しており、膵ベータ細胞の数および大きさを増大するのにも適している。
したがって、別の態様によれば、本発明は、患者の代謝性疾患の進行を防止、遅延、緩徐し、かつ/または代謝性疾患を治療し、特に糖血症制御および/またはベータ細胞機能を改善するのに使用するための、本発明の式Iの化合物および医薬組成物に関する。
別の態様では、本発明は、2型糖尿病、体重過多、肥満、糖尿病の合併症および関連する病理的状態の進行を防止、遅延、緩徐し、かつ/またはそれらを治療するのに使用するための、本発明による式Iの化合物および医薬組成物に関する。
【0151】
さらに、本発明による化合物および医薬組成物は、以下の治療方法の1つまたは複数において使用するのに適している。
−代謝性疾患、例えば1型糖尿病、2型糖尿病、不十分な耐糖能、インスリン抵抗性、高血糖症、高脂血症、高コレステロール血症、脂質異常症、シンドロームX、メタボリック症候群、肥満、高血圧、慢性全身性炎症、網膜症、神経障害、腎症、アテローム性動脈硬化症、内皮機能障害または骨関連疾患(例えば、骨粗鬆症、関節リウマチまたは変形性関節症)などの進行を防止、遅延、緩徐し、またはそれらを治療する方法、
−糖血症制御を改善し、かつ/または空腹時血漿グルコース、食後血漿グルコースおよび/もしくはグリコシル化ヘモグロビンHbA1cを低下する方法、
−耐糖能障害、インスリン抵抗性および/またはメタボリック症候群が、2型糖尿病に進行するのを防止、遅延、緩徐または逆転する方法、
−糖尿病の合併症の中でも、例えば網膜症、腎症または神経障害、糖尿病性足病変、潰瘍または大血管障害などから選択される状態または疾患の進行を防止、遅延、緩徐し、またはそれらを治療する方法、
−体重を低下し、または体重増加を防止し、または体重減少を補助する方法、
−膵ベータ細胞の分解を防止もしくは治療し、かつ/または膵ベータ細胞の機能を改善かつ/もしくは修復し、かつ/または膵臓インスリン分泌の機能を修復する方法、
−インスリン感受性を維持し、かつ/もしくは改善し、かつ/または高インスリン血症および/もしくはインスリン抵抗性を防止もしくは治療する方法。
【0152】
特に、本発明による化合物および医薬組成物は、肥満、糖尿病(1型および2型糖尿病を含む、好ましくは2型真性糖尿病)および/または糖尿病の合併症(例えば網膜症、腎症または神経障害、糖尿病性足病変、潰瘍または大血管障害など)の治療に適している。
本発明による化合物は、特に2型真性糖尿病を治療するのに最も適している。
【0153】
1日に適用できる一般式Iの化合物の用量範囲は、通常、患者の体重1kg当たり0.001〜10mg、例えば体重1kg当たり0.01〜8mgである。各投与量単位は、好都合には、0.1〜1000mg、例えば0.5〜500mgを含有することができる。
実際の治療有効量または治療投与量は、当然のことながら、当業者に公知の因子、例えば患者の年齢および体重、投与経路、ならびに疾患の重症度によって変わることになる。いずれの場合も、化合物および組成物は、患者の独特の状態に基づいて治療有効量を送達できる投与量および方式で投与されることになる。
本発明による化合物、1つまたは複数の追加の治療剤との任意の組合せを含む本発明による組成物は、経口、経皮、吸入、非経口または舌下経路によって投与することができる。可能な投与方法の中でも、経口または静脈内投与が好ましい。
【0154】
医薬組成物
1つまたは複数のさらなる治療剤と組み合わせてもよい、式Iの化合物を投与するのに適した調製物は、当業者には明らかであり、それには、例えば錠剤、丸剤、カプセル剤、坐剤、ロゼンジ剤、トローチ剤、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤、サシェ剤、注射剤、吸入剤および散剤等が含まれる。経口製剤、特に固体形態、例えば錠剤またはカプセル剤などが好ましい。薬学的に活性な化合物の含量は、有利には、全体としての組成物の0.1〜90重量%、例えば1〜70重量%の範囲である。
適切な錠剤は、例えば、式Iによる1つまたは複数の化合物を、公知の賦形剤、例えば不活性希釈剤、担体、崩壊剤、アジュバント、界面活性剤、結合剤および/または滑沢剤と混合することによって得ることができる。錠剤は、いくつかの層からなっていてもよい。所望の調製物に適した特定の賦形剤、担体および/または希釈剤は、当業者の専門知識に基づいて当業者に明らかになろう。好ましいのは、所望の特定の製剤および投与方法に適したものである。本発明による調製物または製剤は、当業者によく知られているそれ自体公知の方法を使用して、例えば本発明による式Iの少なくとも1つの化合物、またはこのような化合物の薬学的に許容される塩を、1つまたは複数の賦形剤、担体および/または希釈剤と混合または組み合わせるなどによって、調製することができる。
【0155】
併用療法
本発明の化合物はさらに、1つまたは複数の、好ましくは1つの追加の治療剤と組み合わせることができる。一実施形態によれば、追加の治療剤は、特に、代謝性疾患または状態、例えば真性糖尿病、肥満、糖尿病性合併症、高血圧、高脂血症などに関連する、本明細書で先に記載した疾患または状態の治療に有用な治療剤の群から選択される。このような組合せに適した追加の治療剤には、特に、例えば列挙した徴候の1つに関する1つもしくは複数の活性物質の治療効果を増強するもの、および/または1つもしくは複数の活性物質の投与量を低減できるものが含まれる。
したがって、本発明の化合物は、抗糖尿病剤、体重過多および/または肥満を治療するための薬剤、ならびに高血圧、心不全および/またはアテローム性動脈硬化症を治療するための薬剤からなる群から選択される1つまたは複数の追加の治療剤と組み合わせることができる。
【0156】
抗糖尿病剤は、例えばメトホルミン、スルホニル尿素、ナテグリニド、レパグリニド、チアゾリジンジオン、PPAR−(アルファ、ガンマまたはアルファ/ガンマ)作動薬もしくは調節因子、アルファ−グルコシダーゼ阻害剤、DPPIV阻害剤、SGLT2−阻害剤、インスリンおよびインスリン類似体、GLP−1およびGLP−1類似体もしくはアミリンおよびアミリン類似体、シクロセット、11β−HSD阻害剤である。他の適切な組合せパートナーは、タンパク質チロシンホスファターゼ1の阻害剤、肝臓内グルコース産生の調節解除に影響を及ぼす物質、例えばグルコース−6−ホスファターゼ、またはフルクトース−1,6−ビスホスファターゼ、グリコーゲンホスホリラーゼの阻害剤など、グルカゴン受容体拮抗薬、およびホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ、グリコーゲン合成酵素キナーゼもしくはピルビン酸デヒドロキナーゼ(dehydrokinase)の阻害剤、アルファ2−拮抗薬、CCR−2拮抗薬、またはグルコキナーゼ活性化因子である。1つまたは複数の脂質低下剤、例えばHMG−CoA−還元酵素阻害剤、フィブラート、ニコチン酸およびその誘導体、PPAR−(アルファ、ガンマまたはアルファ/ガンマ)作動薬もしくは調節因子、PPAR−デルタ作動薬、ACAT阻害剤もしくはコレステロール吸収阻害剤、例えば胆汁酸結合物質、例えば回腸胆汁酸輸送の阻害剤、MTP阻害剤、またはHDL上昇化合物、例えばCETP阻害剤もしくはABC1制御因子なども、組合せパートナーとして適している。
【0157】
体重過多および/または肥満を治療するための治療剤は、例えば、カンナビノイド1受容体の拮抗薬、MCH−1受容体拮抗薬、MC4受容体作動薬、NPY5またはNPY2拮抗薬、β3−作動薬、レプチンまたはレプチン模倣薬、5HT2c受容体の作動薬である。
高血圧、慢性心不全および/またはアテローム性動脈硬化症を治療するための治療剤は、例えばA−II拮抗薬またはACE阻害剤、ECE阻害剤、利尿剤、β遮断薬、Ca拮抗薬、中枢性降圧薬、アルファ−2−アドレナリン受容体の拮抗薬、中性エンドペプチダーゼの阻害剤、血小板凝集阻害剤等であり、またはそれらの組合せが適している。好ましくは、高血圧および糖尿病の合併症の治療または防止のために、しばしばヒドロクロロチアジドなどの利尿剤と組み合わせて、アンギオテンシンII受容体拮抗薬が使用される。
前述の組合せパートナーの投与量は、通常は、普通に推奨される最低用量の1/5から、普通に推奨される用量の1/1までである。
【0158】
好ましくは、本発明の化合物、および/または1つもしくは複数の追加の治療剤と組み合わせてもよい、本発明の化合物を含む医薬組成物は、運動および/または食事とあわせて投与される。
したがって別の態様では、本発明は、Gタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって影響を受け得るか、または媒介される疾患または状態、特に本明細書で先および以下に記載の疾患または状態を治療するために、本発明による化合物を、本明細書で先および以下に記載の1つまたは複数の追加の治療剤と組み合わせて使用することに関する。
さらに別の態様では、本発明は、治療有効量の本発明の化合物を、本明細書で先および以下に記載の治療有効量の1つまたは複数の追加の治療剤と組み合わせて、治療を必要としている患者、好ましくはヒトに投与するステップを含む、患者のGタンパク質共役受容体GPR40の活性化によって媒介される疾患または状態を治療する方法に関する。
本発明による化合物と追加の治療剤の併用は、同時にまたは時間差を設けて行うことができる。
本発明による化合物と1つまたは複数の追加の治療剤は、両方が1つの製剤、例えば1つの錠剤もしくはカプセル剤として一緒に存在していてもよく、または2つの同一のもしくは異なる製剤で別個に、例えばいわゆるパーツキットとして存在していてもよい。
結果的に、別の態様では、本発明は、本発明による化合物、ならびに本明細書で先および以下に記載の1つまたは複数の追加の治療剤を含み、1つまたは複数の不活性な担体および/または希釈剤を一緒に含んでいてもよい医薬組成物に関する。
本発明の他の特徴および利点は、例えば本発明の原則を例示する、以下により詳細に記載する例から明らかになろう。
【実施例】
【0159】
用語「周囲温度」および「室温」は、交換可能に使用され、約20℃の温度を示す。
序文
原則として、調製した化合物について1H−NMRおよび/または質量スペクトルを得た。Rf値は、Merckシリカゲル60F254プレートおよび254nmのUV光を使用して求める。
【0160】
生成物の特徴を決定するために、分析的HPLCパラメータを用いた(TFAは、トリフルオロ酢酸を示す)。
【表4】
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【0161】
以下の例は、本発明をそれらに限定することなく例示するものとする。
【0162】
中間体1
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−メチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化40】
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【0163】
ステップ1:(S)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
ギ酸(3.2mL)を、氷浴中で冷却したトリエチルアミン(10.5mL)のジクロロメタン(50mL)溶液に添加する。4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(5g)を添加し、フラスコをアルゴンで5分間パージする。クロロ{[(1S,2S)−(−)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル](4−トルエンスルホニル)アミド}−(メシチレン)ルテニウム(II)(700mg;あるいは、触媒をその場でN−[(1S,2S)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル]−4−メチルベンゼンスルホンアミドおよびジクロロ(p−シメン)−ルテニウム(II)ダイマーから形成する)を添加し、混合物を室温で16時間撹拌する。水を添加し、得られた混合物をジクロロメタンで抽出する。混合抽出物を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:4.5g;LC(方法1):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=195[M+H−H2O]+
ステップ2:メチル2−(6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)アセタート
2−(6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)酢酸(調製については、国際公開第2008001931号を参照;14.0g)、濃硫酸(5mL)およびメタノール(250mL)の混合物を、還流温度で4時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を濃縮する。酢酸エチルを残渣に添加し、得られた混合物を、水、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル2:1→1:2)、標題化合物を得る。収量:9.0g;質量スペクトル(ESI+):m/z=207[M+H]+
【0164】
ステップ3:(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−(6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)アセタート(5.00g)、10%パラジウム炭素(0.50g)およびメタノール(50mL)の混合物を、水素雰囲気(3バール)下で室温において3時間振とうする。触媒を濾過によって分離し、濾液を濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル4:1→1:1)、メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートを油として得る。それを静置すると固化した。収量:2.60g;質量スペクトル(ESI+):m/z=209[M+H]+
エナンチオマーを、キラル相でSFCによって分離する(カラム:Daicel ADH、5μm、250mm×20mm;溶出剤:scCO2/(イソプロパノール+0.2%ジエチルアミン)80:20、70mL/分):
(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート:tR=2.33分。
(R)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート:tR=2.75分。
あるいは、標題化合物は、国際公開第2008001931号に記載の通りにして得ることができる。
【0165】
ステップ4:3−(メチルスルホニル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナート
3−(メチルスルホニル)プロパン−1−オール(1.0g)のジクロロメタン(10mL)およびピリジン(1.5mL)溶液に、0℃でp−トルエン−スルホニルクロリド(1.38g)を数回に分けて添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、1MのHCl水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:1.6g;LC(方法1):tR=0.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=293[M+H]+
ステップ5:2−ブロモ−1−メチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン
3−ブロモ−4−メチルフェノール(200mg)およびK2CO3(193mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、3−(メチルスルホニル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナート(375mg)を添加する。混合物を90℃で12時間撹拌し、次に水と酢酸エチルに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→20:80)、標題化合物を得る。収量:268mg;LC(方法1):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=307[M+H]+
【0166】
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(7.5g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液を、(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(4.4g)、(S)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(4.5g)およびトリフェニルホスフィン(8.3g)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に5〜10℃で滴加する。得られた溶液を12時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、次に水、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで逐次的に洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:5.5g;LC(方法1):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=403[M+H]+
【0167】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(4.4g)、ビス−(ピナコラート)−ジボロン(3.7g)および酢酸カリウム(2.8g)を1,4−ジオキサンに懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(400mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で2時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→60:40)、標題化合物を得る。収量:2.3g;LC(方法1):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI+):m/z=451[M+H]+
【0168】
ステップ8:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−メチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(50mg)、2−ブロモ−1−メチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン(38mg)、K2CO3(46mg)およびテトラブチル−アンモニウムブロミド(9mg)を、トルエン(1mL)および水(1mL)に懸濁させ、アルゴンで5分間パージする。テトラキス−トリフェニルホスフィン−パラジウム(0)(26mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を120℃で2時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:34mg;LC(方法1):tR=1.37分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0169】
中間体2
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化41】
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【0170】
ステップ1:4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法1):tR=1.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=259[M+H]+
ステップ2:4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
マイクロ波バイアル中、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(610mg)、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(475mg)、Na2CO3(1M水溶液8mL)、トルエン(8mL)およびエタノール(2.5mL)の混合物をアルゴンで5分間パージする。テトラキス−トリフェニルホスフィン−パラジウム(0)(140mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を110℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:210mg;LC(方法1):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=253[M+H]+
【0171】
ステップ3:4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。混合物を90℃で6日間加熱する。LC(方法1):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=373[M+H]+
ステップ4:(S)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法1):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=357[M+H−H2O]+
【0172】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ6に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を1時間撹拌する。LC(方法1):tR=1.38分;質量スペクトル(ESI+):m/z=582[M+NH4+
【0173】
中間体3
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(1−フェニル−1H−テトラゾル−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化42】
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マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(150mg)、5−クロロ−1−フェニル−1H−テトラゾール(66mg)およびBa(OH)2(171mg)を、1,4−ジオキサン(1.3mL)に懸濁させ、アルゴンで5分間パージする。ビス−(ジベンジリデンアセトン)−パラジウム(0)(19mg)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(27mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を、100℃で1時間、120℃で30分間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をテトラヒドロフランで希釈し、濾過し、次のステップで直接使用する(例3)。
【0174】
中間体4
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化43】
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【0175】
ステップ1:3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェノール
2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール(1.5g)およびトリエチルアミン(2.3mL)をジクロロメタン(15mL)に溶解させ、0℃に冷却し、tert−ブチルクロロジメチルシラン(1.7g)および4−ジメチルアミノピリジン(133mg)で処理する。混合物を室温で12時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、1M塩酸、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→60:40)、標題化合物を得る。収量:2.1g;LC(方法1):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=253[M+H]+
【0176】
ステップ2:3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルトリフルオロメタン−スルホナート
3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェノール(2.1g)および2,6−ジメチルピリジン(ルチジン)(2mL)をジクロロメタン(20mL)に溶解させ、0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.6mL)で処理する。混合物を室温で3時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:2.6g;LC(方法1):tR=1.60分。
ステップ3:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルトリフルオロメタンスルホナートおよびメチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.66分;質量スペクトル(ESI+):m/z=559[M+H−H2O]+
【0177】
ステップ4:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(95mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に、0℃でフッ化テトラブチルアンモニウム(テトラヒドロフラン中1M溶液700μL)を添加する。混合物を室温で3時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:33mg;LC(方法1):tR=1.37分;質量スペクトル(ESI+):m/z=445[M+H]+
【0178】
ステップ5:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(メチルスルホニル)プロピル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法1):tR=1.36分;質量スペクトル(ESI+):m/z=565[M+H−H2O]+
【0179】
中間体5
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化44】
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【0180】
ステップ1:(S)−テトラヒドロフラン−3−イル4−メチルベンゼンスルホナート
標題化合物を、中間体1のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−テトラヒドロフラン−3−オールから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=243[M+H]+
ステップ2:(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフラン
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−テトラヒドロフラン−3−イル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法1):tR=1.40分;質量スペクトル(ESI+):m/z=271[M+H]+
【0181】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(100mg)および(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフラン(66mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)およびNa2CO3(2M水溶液390μL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(10mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を90℃で2時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をメタノールで希釈し、逆相HPLCによって精製する。収量:35mg;LC(方法2):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0182】
中間体6
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化45】
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【0183】
ステップ1:(R)−テトラヒドロフラン−3−イル4−メチルベンゼンスルホナート
標題化合物を、中間体1のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、(R)−テトラヒドロフラン−3−オールから調製する。反応を、触媒量の4−ジメチルアミノピリジンの存在下で進行させる。質量スペクトル(ESI+):m/z=243[M+H]+
ステップ2:(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフラン
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、(R)−テトラヒドロフラン−3−イル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法1):tR=1.30分;質量スペクトル(ESI+):m/z=271[M+H]+
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフランから調製する。LC(方法1):tR=1.46分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0184】
中間体7
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オール
【化46】
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【0185】
ステップ1:3−ヒドロキシ−3−メチルブチル4−メチルベンゼンスルホナート
標題化合物を、中間体1のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−メチルブタン−1,3−ジオールおよび4−メチルベンゼン−1−スルホニルクロリドから調製する。粗製生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)。質量スペクトル(ESI+):m/z=276[M+NH4+
ステップ2:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オール
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよび3−ヒドロキシ−3−メチルブチル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法1):tR=1.35分;質量スペクトル(ESI+):m/z=269[M+H−H2O]+
【0186】
中間体8
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化47】
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【0187】
ステップ1:(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
標題化合物を、中間体4のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよびtert−ブチルクロロジメチルシランから調製する。LC(方法1):tR=1.62分;質量スペクトル(ESI+):m/z=315[M+H]+
【0188】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランおよびメチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.65分;質量スペクトル(ESI+):m/z=559[M+H−H2O]+
【0189】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.36分;質量スペクトル(ESI+):m/z=445[M+H]+
【0190】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(37mg)およびK2CO3(24mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、1−ブロモ−2−メトキシエタン(10μL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。1−ブロモ−2−メトキシエタン(10μL)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌する。1−ブロモ−2−メトキシエタン(10μL)を添加した後、混合物を50℃で12時間撹拌し、その後1−ブロモ−2−メトキシエタン(20μL)およびK2CO3(12mg)を添加する。混合物を50℃でさらに5時間撹拌し、次に酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:28mg;LC(方法1):tR=1.47分;質量スペクトル(ESI+):m/z=503[M+H]+
【0191】
中間体9
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化48】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(37mg)およびK2CO3(24mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタン(17mg)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。1−ブロモ−2−メトキシエタン(10mg)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→20:80)、標題化合物を得る。収量:33mg;LC(方法1):tR=1.50分;質量スペクトル(ESI+):m/z=529[M+H]+
【0192】
中間体10
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化49】
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【0193】
ステップ1:3−ブロモ−2−メチルアニリン
1−ブロモ−2−メチル−3−ニトロベンゼン(4g)をエタノール(30mL)および酢酸(6mL)に溶解させ、穏やかに加熱還流させる。鉄粉末(4.1g)を少量ずつ添加し、混合物を2時間加熱する。3N塩酸(0.5mL)を添加した後、鉄粉末(1g)を注意しながら添加し、混合物を8時間加熱還流させる。室温に冷却した後、2N水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を添加し、混合物をセライトで濾過し、濾過ケーキを酢酸エチルですすぐ。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させることによって、標題化合物を得る。収量:3.1g;TLC:rf=0.34(シリカゲル、石油エーテル(petrole ether)/酢酸エチル5:1)。
ステップ2:3−ブロモ−2−メチルフェノール
−5℃で、3−ブロモ−2−メチルアニリンを1M硫酸(20mL)に溶解させる。亜硝酸ナトリウム(1.4g)の水(3mL)溶液を滴加し、混合物を15分間撹拌する。次に、濃硫酸(6.8mL)を滴加し、混合物を100℃にして1時間加熱する。混合物を0℃に冷却し、水で希釈し、ジエチルエーテルで2回抽出する。混合有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル83:17→50:50)、標題化合物を得る。収量:1.6g;質量スペクトル(ESI-):m/z=185[M−H]-
【0194】
ステップ3:1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルベンゼン
アルゴン下で、NaH(鉱物油中約60%;26mg)を、冷却した(0℃)3−ブロモ−2−メチルフェノール(100mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に添加する。混合物を10分間撹拌し、次に1−ブロモ−2−メトキシエタン(60μL)を添加する。次に混合物を、室温で12時間、50℃で6時間撹拌する。NaH(鉱物油中約60%;20mg)および1−ブロモ−2−メトキシエタン(50μL)を逐次的に添加し、混合物を8時間加熱還流させる。室温に冷却した後、混合物を水と酢酸エチルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5)、標題化合物を得る。収量:74mg;LC(方法3):tR=1.07分;TLC:rf=0.40(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル9:1)。
【0195】
ステップ4:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(50mg)および1−ブロモ−3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルベンゼン(33mg)およびK3PO4(100mg)を、テトラヒドロフラン(5mL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(8mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で1.5時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:34mg;LC(方法3):tR=1.59分;質量スペクトル(ESI+):m/z=489[M+H]+
【0196】
中間体11
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化50】
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【0197】
ステップ1:2−(3−ブロモ−2−メチルフェノキシ)エタノール
3−ブロモ−2−メチルフェノール(145mg)およびK2CO3(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に、2−ブロモエタノール(60μL)を添加する。混合物を80℃で2時間撹拌する。2−ブロモエタノール(350μL)を添加し、混合物を、80℃で2時間、120℃で18時間加熱する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:87mg;TLC:rf=0.30(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル2:1)。
ステップ2:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体10のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(3−ブロモ−2−メチルフェノキシ)エタノールから調製する。LC(方法3):tR=1.41分;質量スペクトル(ESI+):m/z=475[M+H]+
【0198】
中間体12
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化51】
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【0199】
ステップ1:3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタン
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(3.0g)およびK2CO3(5.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタン(2.95g)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、次に飽和NaHCO3水溶液と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで抽出し、混合有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70:30)、標題化合物を得る。収量:3.5g;LC(方法4):tR=1.81分;質量スペクトル(ESI+):m/z=285[M+H]+
【0200】
ステップ2:(S)−4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法1):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=213[M+H−H2O]+
【0201】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(18g)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液を、45分間かけて(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(11g)、(S)−4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(11.95g)およびトリブチルホスフィン(19.3mL)のテトラヒドロフラン(320mL)溶液に−10℃で滴加する。得られた溶液を30分間撹拌し、次に飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。水相をジクロロメタンで抽出する。混合有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:10.35g;LC(方法1):tR=1.41分;質量スペクトル(ESI+):m/z=421[M+H]+
【0202】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(7.0g)、ビス−(ピナコラート)−ジボロン(5.6g)および酢酸カリウム(4.2g)を、1,4−ジオキサンに懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(600mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で4時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:5.85g;LC(方法1):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI+):m/z=469[M+H]+
【0203】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(500mg)、3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタン(450mg)、K3PO4(450mg)を、トルエン(2.5mL)および水(250μL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(12mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(44mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で4時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:420mg;LC(方法4):tR=1.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=569[M+Na]+
【0204】
中間体13
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化52】
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【0205】
ステップ1:(テトラヒドロフラン−3−イル)メチルメタンスルホナート
冷却した(0℃)(テトラヒドロフラン−3−イル)メタノール(3.0mL)およびトリエチルアミン(5.7mL)のジクロロメタン(30mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(3.1mL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。0℃に冷却した後、トリエチルアミン(1.3mL)および塩化メタンスルホニル(0.7mL)を添加し、混合物を室温で12時間撹拌する。混合物をジクロロメタンと飽和NaHCO3水溶液に分け、30分間激しく撹拌する。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:5.6g;TLC:rf=0.35(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル1:1);質量スペクトル(ESI+):m/z=181[M+H]+
ステップ2:3−(ブロモメチル)テトラヒドロフラン
(テトラヒドロフラン−3−イル)メチルメタンスルホナート(5.6g)のアセトン(80mL)溶液に、臭化リチウム(13.6g)を添加する。混合物を4時間加熱還流させる。次に、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をジクロロメタンと水に分ける。有機相を分離し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させる。残渣をジクロロメタンに溶解させ、小型シリカゲルプラグで濾過する。濃縮して、標題化合物を得る。収量:3.9g;TLC:rf=0.80(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル1:1)。
【0206】
ステップ3:3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロフラン
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよび3−(ブロモメチル)テトラヒドロフランから調製する。LC(方法1):tR=1.37分;質量スペクトル(ESI+):m/z=285[M+H]+
【0207】
ステップ4:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(170mg)および3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロフラン(170mg)およびK3PO4(290mg)を、テトラヒドロフラン(10mL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(27mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→50:50)、標題化合物を得る。収量:47mg;LC(方法1):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI+):m/z=569[M+Na]+
【0208】
中間体14
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(1−シアノシクロプロピル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化53】
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【0209】
ステップ1:1−(2−ブロモフェニル)シクロプロパンカルボニトリル
2−(2−ブロモフェニル)アセトニトリル(1.7mL)、1−ブロモ−2−クロロエタン(3.2mL)およびベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(60mg)の混合物に、NaOH(10.6g)の水(11mL)溶液を0℃で滴加する。混合物を、0℃で15分間、55℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、水、1N塩酸、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:2.9g;LC(方法6):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=222[M+H]+
ステップ2:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(1−シアノシクロプロピル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体13のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(2−ブロモフェニル)シクロプロパンカルボニトリルから調製する。反応温度は120℃である。LC(方法4):tR=1.78分;質量スペクトル(ESI+):m/z=466[M+H]+
【0210】
中間体15
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
ステップ1:2−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロフラン
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよび2−(ブロモメチル)テトラヒドロフランから調製する。LC(方法1):tR=1.37分;質量スペクトル(ESI+):m/z=285[M+H]+
【0212】
ステップ2:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−テトラヒドロフランから調製する。LC(方法1):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI+):m/z=569[M+Na]+
【0213】
中間体16
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。LC(方法4):tR=1.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=571[M+Na]+
【0214】
中間体17
メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化56】
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【0215】
ステップ1:メチル3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)プロパノアート
2−ブロモ−4−フルオロ−1−ヨードベンゼン(3.1g)および3,3−ジメトキシプロパ−1−エン(1.8mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、塩化テトラブチルアンモニウム(2.9g)およびN−エチルジイソプロピルアミン(3.5mL)を添加し、混合物をアルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(118mg)を添加し、混合物を90℃にして2時間加熱する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、1N塩酸で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5→90:10)、標題化合物(1.4g)を得、それを次のステップで直接使用する。
ステップ2:3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)プロパン酸
メチル3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)プロパノアート(1.4g)のテトラヒドロフラン(10mL)およびメタノール(10mL)溶液に、4MのNaOH水溶液(10mL)を添加し、混合物を50℃にして3時間加熱する。有機溶媒を真空中で蒸発させ、残渣を水で希釈し、tert−ブチル−メチル−エーテルで洗浄する。水相を、4M塩酸(10mL)を添加することによって中和し、混合物を1時間撹拌する。形成した沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:1.2g;LC(方法3):tR=0.71分;質量スペクトル(ESI-):m/z=245[M−H]-
【0216】
ステップ3:4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
アルゴン下で、3−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)プロパン酸(1.2g)を、トリフルオロメタンスルホン酸(15mL)に室温で少量ずつ添加する。混合物を、60℃で2時間、80℃で16時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を氷水にゆっくり注ぐ。水相を酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相を、飽和Na2CO3水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させる。残渣をジクロロメタン(40mL)と共に撹拌し、濾過し、ジクロロメタンで洗浄する。混合ジクロロメタン相を濃縮して、標題化合物を得る。収量:970mg;LC(方法3):tR=0.60分;質量スペクトル(ESI+):m/z=229[M+H]+
ステップ4:(S)−4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法3):tR=0.72分;質量スペクトル(ESI-):m/z=229[M−H]-
【0217】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.60分;質量スペクトル(ESI+):m/z=421[M+H]+
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.70分;質量スペクトル(ESI+):m/z=469[M+H]+
【0218】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。LC(方法3):tR=1.68分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0219】
中間体18
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化57】
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標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタンから調製する。LC(方法3):tR=1.68分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0220】
中間体19
メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化58】
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【0221】
ステップ1:4−(5−ブロモ−4,6−ジメチルピリミジン−2−イルオキシ)−2−メチルブタン−2−オール
アルゴン下で、3−メチルブタン−1,3−ジオール(650μL)を、NaH懸濁液(鉱物油中約60%;400mg)に0℃で添加する。混合物を1時間撹拌し、次に5−ブロモ−2−クロロ−4,6−ジメチルピリミジン(1.2g)で処理する。室温で2時間撹拌した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、氷水およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル70:39→50:50)、標題化合物を得る。収量:1.1g;LC(方法3):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=289[M+H]+
【0222】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(5−ブロモ−4,6−ジメチルピリミジン−2−イルオキシ)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。LC(方法3):tR=1.43分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0223】
中間体20
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化59】
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標題化合物を、中間体10のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(5−ブロモ−4,6−ジメチルピリミジン−2−イルオキシ)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。混合物を110℃で6時間加熱する。LC(方法3):tR=1.38分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0224】
中間体21
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化60】
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【0225】
ステップ1:5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン
標題化合物を、中間体19のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、(3−メチルオキセタン−3−イル)メタノールおよび5−ブロモ−2−クロロ−4,6−ジメチルピリミジンから調製する。LC(方法3):tR=0.74分;質量スペクトル(ESI+):m/z=287[M+H]+
【0226】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体10のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジンから調製する。混合物を110℃で6時間加熱する。LC(方法3):tR=1.41分;質量スペクトル(ESI+):m/z=531[M+H]+
【0227】
中間体22
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化61】
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標題化合物を、中間体10のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび5−ブロモ−4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジンから調製する。混合物を100℃で12時間加熱する。LC(方法3):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0228】
中間体23
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルフィニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化62】
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【0229】
ステップ1:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾ−フラン−3−イル)アセタートおよび(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランから調製する。LC(方法4):tR=2.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=599[M+Na]+
【0230】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=485[M+Na]+
【0231】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルチオ)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(280mg)および2−(メチルチオ)−エタノール(54μL)のトルエン(8mL)溶液に、1,1’−(アゾジカルボニル)−ジピペリジン(240mg)およびトリブチルホスフィン(240μL)を逐次的に添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分け、30分間撹拌する。各相を分離し、有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:235mg;LC(方法4):tR=1.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=537[M+H]+
【0232】
ステップ4:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルフィニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルチオ)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(230mg)のメタノール(4mL)および水(2mL)溶液に、ペルオキソ一硫酸(peroxomonoslufate)カリウム(オキソン(登録商標))(490mg)を添加する。混合物を室温で1時間撹拌し、次にジクロロメタンと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して粗製生成物を得、それを次のステップで直接使用する。収量:220mg;LC(方法4):tR=1.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=553[M+H]+
【0233】
中間体24
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化63】
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【0234】
ステップ1:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメタンスルホナート
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(20g)のテトラヒドロフラン(150mL)およびトリエチルアミン(28.5mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(15.5mL)をゆっくり添加すると同時に、温度を30℃未満に維持する。混合物を室温で12時間撹拌する。沈殿物を濾別し、テトラヒドロフランで2回洗浄する。混合有機相を濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:29.4g;TLC:rf=0.36(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル1:1);質量スペクトル(ESI+):m/z=198[M+NH4+
【0235】
ステップ2:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(3g)のN−メチル−ピロリドン(10mL)溶液に、Cs2CO3(9.7g)およびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメタンスルホナート(5.4g)をゆっくり添加する。混合物を140℃で3時間加熱する。室温に冷却した後、混合物を飽和Na2CO3水溶液と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで抽出し、混合有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:1.2g;LC(方法4):tR=1.83分。
【0236】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピランから調製する。LC(方法4):tR=1.92分;質量スペクトル(ESI+):m/z=569[M+Na]+
【0237】
中間体25
メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化64】
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【0238】
ステップ1:2−ブロモ−4−クロロ−1−ヨードベンゼン
2−ブロモ−4−クロロアニリン(15g)の濃塩酸(85mL)溶液に、NaNO2(5.5g)の水(10mL)溶液を−15℃で添加し、混合物を30分間撹拌する。次に、その混合物を、KI(109g)の水(200mL)溶液に室温で添加する。18時間撹拌した後、混合物をジクロロメタンと10%Na223水溶液に分ける。有機相を10%Na223水溶液およびブラインで洗浄し、濃縮して標題化合物を得る。収量:16.4g;質量スペクトル(EI):m/z=316[M]+
ステップ2:メチル3−(2−ブロモ−4−クロロフェニル)プロパノアート
標題化合物を、中間体17のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−4−クロロ−1−ヨードベンゼンから調製する。LC(方法1):tR=1.31分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277[M+H]+
【0239】
ステップ3:3−(2−ブロモ−4−クロロフェニル)プロパン酸
メチル3−(2−ブロモ−4−クロロフェニル)プロパノアート(5g)のテトラヒドロフラン(20mL)およびメタノール(20mL)溶液に、4MのNaOH水溶液(35mL)を添加し、混合物を50℃にして3時間加熱する。有機溶媒を真空中で蒸発させ、残渣を水で希釈し、酢酸エチルで3回洗浄する。水相を、4M塩酸(10mL)を添加することによって中和し、酢酸エチルで3回抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(Na2SO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:4.7g;LC(方法1):tR=1.21分。
ステップ4:4−ブロモ−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
塩化オキサリル(3.6mL)を3−(2−ブロモ−4−クロロフェニル)プロパン酸(4.4g)のジクロロメタン(40mL)溶液に滴加する。混合物を40℃で2時間撹拌し、次にAlCl3(2.7g)で処理する。混合物を1時間加熱還流させ、室温に冷却し、酢酸エチルと飽和NaHCO3水溶液に分ける。水相を酢酸エチルで2回抽出し、混合有機相をブラインで洗浄する。乾燥させた後(Na2SO4)、溶媒を蒸発させる。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5→90:10)、標題化合物を得る。収量:3.7g;LC(方法1):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=245[M+H]+
【0240】
ステップ5:(S)−4−ブロモ−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法1):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI-):m/z=245[M−H]-
【0241】
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.52分;質量スペクトル(ESI+):m/z=437[M+H]+
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.31分;質量スペクトル(ESI+):m/z=485[M+H]+
【0242】
ステップ8:メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(300mg)、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(194mg)、K3PO4(394mg)を、トルエン(3mL)および水(0.5mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(41mg)およびトリス−(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(26mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:236mg;LC(方法8):tR=1.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=563[M+Na]+
【0243】
中間体26
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化65】
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【0244】
ステップ1:メチル3−(2−ブロモ−4,5−ジフルオロフェニル)プロパノアート
標題化合物を、中間体17のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、1,2−ジブロモ−4,5−ジフルオロベンゼンから調製する。混合物を110℃にして12時間加熱する。LC(方法4):tR=1.69分。
ステップ2:3−(2−ブロモ−4,5−ジフルオロフェニル)プロパン酸
標題化合物を、中間体17のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル3−(2−ブロモ−4,5−ジフルオロフェニル)プロパノアートから調製する。混合物を室温で24時間撹拌する。LC(方法4):tR=1.56分;質量スペクトル(ESI-):m/z=263[M−H]-
【0245】
ステップ3:4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体25のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−(2−ブロモ−4,5−ジフルオロフェニル)プロパン酸から調製する。混合物を1時間加熱還流させ、室温で12時間撹拌する。LC(方法4):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=247[M+H]+
ステップ4:(S)−4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法4):tR=1.51分。
【0246】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=439[M+H]+
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−6,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従ってメチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=487[M+H]+
【0247】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロ−2H−ピランから調製する。LC(方法4):tR=1.94分;質量スペクトル(ESI+):m/z=587[M+H]+
【0248】
中間体27
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化66】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタンから調製する。LC(方法4):tR=1.94分;質量スペクトル(ESI+):m/z=587[M+H]+
【0249】
中間体28
メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化67】
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標題化合物を、中間体25のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタンから調製する。混合物を100℃にして4時間加熱する。LC(方法8):tR=1.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=563[M+H]+
【0250】
中間体29
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化68】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフランから調製する。LC(方法4):tR=1.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+Na]+
【0251】
中間体30
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化69】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロフランから調製する。LC(方法4):tR=1.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+Na]+
【0252】
中間体31
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化70】
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【0253】
ステップ1:2−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従って、3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタンから調製する。混合物を100℃にして12時間加熱する。質量スペクトル(ESI+):m/z=333[M+H]+
【0254】
ステップ2:(S)−4−ブロモ−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法4):tR=1.48分。
【0255】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=421[M+H]+
【0256】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランから調製する。反応を、水がない状態で100℃において12時間かけて進行させる。LC(方法7):tR=1.22分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0257】
中間体32
メチル2−((S)−6−((R)−6−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化71】
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マイクロ波バイアル中、NaCN(16mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(90mg)のN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)(2mL)溶液に添加し、混合物をアルゴンで5分間パージする。NiBr2(35mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を180℃にして30分間加熱する。混合物を水と酢酸エチルに分離する。水相を酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:34mg;LC(方法7):tR=0.79分。
【0258】
中間体33
メチル2−((3S)−6−((1R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化72】
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【0259】
ステップ1:2−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
標題化合物を、中間体1のステップ7に記載の手順に類似の手順に従って、3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロフランから調製する。混合物を120℃にして48時間加熱する。LC(方法1):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI+):m/z=333[M+H]+
【0260】
ステップ2:4−ブロモ−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
マイクロ波バイアル中、ナトリウムメタンチオラート(methanthiolate)(2g)を、4−ブロモ−5−メトキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンのN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に添加する。バイアルを封止し、混合物を130℃にして2時間加熱する。混合物を酢酸エチルと1NのHCl水溶液に分ける。水相を酢酸エチルで抽出し、混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をジエチルエーテルと研和する。沈殿物を濾別し、真空中で乾燥させて、標題化合物を得る。収量:1.15g;LC(方法1):tR=0.84分;質量スペクトル(ESI+):m/z=227[M+H]+
【0261】
ステップ3:4−ブロモ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルトリフルオロメタンスルホナート
4−ブロモ−5−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(5g)および2,6−ジメチルピリジン(5.1mL)を、ジクロロメタン(50mL)に溶解させ、0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(4mL)で滴下処理する。混合物を室温で2時間撹拌し、次に飽和NH4Cl水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:5.9g;LC(方法7):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=359[M+H]+
【0262】
ステップ4:4−ブロモ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
Zn(CN)2(600mg)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(920mg)を、4−ブロモ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルトリフルオロメタンスルホナート(5.9g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に添加し、混合物をアルゴンで5分間パージする。トリス−(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(760mg)を添加し、混合物を70℃にして1時間加熱する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:1.5g;LC(方法7):tR=0.88分;質量スペクトル(ESI-):m/z=234[M−H]-
【0263】
ステップ5:(S)−4−ブロモ−1−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリル
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリルから調製する。LC(方法7):tR=0.84分;質量スペクトル(ESI+):m/z=260[M+Na]+
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−1−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−カルボニトリルおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=428[M+H]+
【0264】
ステップ7:メチル2−((3S)−6−((1R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体25のステップ8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランから調製する。反応を、100℃で48時間かけて進行させる。LC(方法8):tR=0.73分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0265】
中間体33a
((S)−6−{(R)−5−シアノ−4−[4−(3−メタンスルホニル−プロポキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化73】
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【0266】
ステップ1:{(S)−6−[(R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(1.7g)、(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2,6−ジメチルフェニル)ボロン酸(欧州特許第1726580号、2006年)(2.22g)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(85mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(36mg)および炭酸ナトリウム(120mg)を、トルエン(40mL)および水(5mL)中で110℃において12時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、得られた粗製生成物を、フラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100;0→50:50)、標題化合物を得る。収量:450mg。
【0267】
ステップ2:((S)−6−{(R)−5−シアノ−4−[4−(3−メタンスルホニル−プロポキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
{(S)−6−[(R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(112mg)、メタンスルホン酸3−メタンスルホニル−プロピルエステル(Moltzen, Ejner K et al. Journal of Medicinal Chemistry, 1995, vol.38, #11 p. 2009-2017)(73.5mg)および炭酸セシウム(150mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド2mL中で3時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンに溶解させ、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70.30)、標題化合物を得る。収量:45mg。
【0268】
中間体33b
((S)−6−{(R)−5−シアノ−4−[4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化74】
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標題化合物を、中間体33aのステップ2と同様にして、中間体49gaから出発して調製する。
【0269】
中間体33c
((S)−6−{(R)−5−シアノ−4−[4−((R)−1−メタンスルホニル−ピロリジン−3−イルオキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化75】
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標題化合物を、中間体33aのステップ2と同様にして、中間体49eaから出発して調製する。
【0270】
中間体34
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
ステップ1:1−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン−2−オール
マイクロ波バイアル中、2,2−ジメチルオキシラン(2.2g)を、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよびK2CO3(11g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)懸濁液に添加する。バイアルを封止し、混合物を120℃にして48時間加熱する。室温に冷却した後、混合物を飽和Na2CO3水溶液と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで2回抽出し、混合有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:2.9g;LC(方法4):tR=1.76分;質量スペクトル(ESI+):m/z=273[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン−2−オールから調製する。LC(方法8):tR=0.77分;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0272】
中間体35
メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化77】
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【0273】
ステップ1:3−ヒドロキシシクロペンチル4−メチルベンゼンスルホナート
標題化合物を、中間体1のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、シクロペンタン−1,3−ジオールから調製する。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(石油エーテル/酢酸エチル90:10→10:90)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=0.86分;質量スペクトル(ESI+):m/z=257[M+H]+
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロペンタノール
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、3−ヒドロキシシクロペンチル4−メチルベンゼンスルホナートおよび4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールから調製する。LC(方法7):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=285[M+H]+
【0274】
ステップ3:メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロペンタノールから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0275】
中間体36
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化78】
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【0276】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトニトリル
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(500mg)およびCs2CO3(1.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、2−ブロモアセトニトリル(290μL)を添加し、混合物を35℃で2時間撹拌する。混合物を水に注ぎ、15分間撹拌する。沈殿物を濾別し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:535mg;質量スペクトル(EI):m/z=239[M]+
【0277】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(シアノメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトニトリルから調製する。LC(方法8):tR=0.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=502[M+H]+
【0278】
ステップ3:2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
1MのNaOH水溶液(400μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(シアノメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(120mg)のメタノール(4mL)溶液に添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。メタノールを真空中で蒸発させ、残渣を水で希釈する。1M塩酸(400μL)を添加し、水相をジクロロメタンで2回抽出する。混合有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(石油エーテル/酢酸エチル60:40→0:100)。こうして得られた生成物を、n−ヘキサンから結晶化して、標題化合物を得る。収量:75mg;LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=521[M+H]+
【0279】
中間体37
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化79】
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【0280】
ステップ1:5,5−ジメチル−[1,3,2]ジオキサチアン2−オキシド
塩化チオニル(735mL)を、氷浴中で冷却した2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール(1g)のジクロロメタン(10mL)溶液に添加する。混合物を40℃にして3時間加熱し、飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:535mg;TLC:rf=0.65(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル3:1)。
【0281】
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール
マイクロ波バイアル中、Cs2CO3(5.4g)を、5,5−ジメチル−[1,3,2]ジオキサチアン2−オキシド(500mg)および4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(670mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に添加する。バイアルを封止し、混合物を120℃にして12時間加熱する。混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を2MのNaOH水溶液で3回洗浄し、ブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、濃縮し、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:372mg;LC(方法7):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=287[M+H]+
【0282】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(250mg)、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール(226mg)、K3PO4(230mg)を、トルエン(2mL)および水(200μL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(12mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(44mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→60:40)、標題化合物を得る。収量:99mg;LC(方法8):tR=0.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0283】
さらに、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−オキソプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートを単離する。収量:83mg;LC(方法8):tR=0.95分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0284】
中間体38
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化80】
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【0285】
ステップ1:3−メトキシ−2,2−ジメチルプロピルメタンスルホナート
塩化メタンスルホニル(330mL)を、氷浴中で冷却した3−メトキシ−2,2−ジメチルプロパン−1−オール(250mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.1mL)のジクロロメタン(3mL)溶液に滴加する。混合物を室温で12時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相を1N塩酸、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで2回洗浄する。次に、有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:407mg;TLC:rf=0.75(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル3:1)。
【0286】
ステップ2:2−ブロモ−5−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−1,3−ジメチルベンゼン
マイクロ波バイアル中、Cs2CO3(3.3g)およびKI(50mg)を、3−メトキシ−2,2−ジメチルプロピルメタンスルホナート(407mg)および4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(415mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に添加する。バイアルを封止し、混合物を120℃にして12時間加熱する。混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→80:20)。こうして得られた生成物を、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:171mg;LC(方法8):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=301[M+H]+
【0287】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−ブロモ−5−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−1,3−ジメチルベンゼンから調製する。LC(方法8):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=563[M+H]+
【0288】
中間体39
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化81】
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【0289】
ステップ1:5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−1,3−ジメチルベンゼン
2CO3(1.75g)を、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(2g)およびベンジルブロミド(1.43mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に添加し、混合物を80℃にして12時間加熱する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル98:2→80:20)、標題化合物を得る。収量:2.38g;TLC:rf=0.50(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル9:1);質量スペクトル(ESI+):m/z=291[M+H]+
【0290】
ステップ2:4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルボロン酸
アルゴン下で、5−(ベンジルオキシ)−2−ブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(2.38g)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解させ、−78℃に冷却する。n−ブチルリチウム(テトラヒドロフラン中1.6M溶液6.2mL)を滴加し、混合物を4時間撹拌した後、ホウ酸トリイソプロピル(5.7mL)を滴加する。混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。次に、混合物を2N塩酸上に注ぎ、30分間激しく撹拌する。各相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をn−ヘキサンから結晶化する。沈殿物を濾別し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:1.38g;LC(方法7):tR=0.94分;質量スペクトル(ESI-):m/z=255[M−H]-
【0291】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(130mg)、4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルボロン酸(120mg)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(18mg)およびK3PO4(200mg)を、トルエン(2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(5mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→40:60)、標題化合物を得る。収量:125mg;LC(方法10):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=560[M+H]+
【0292】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(120mg)のメタノール(10mL)溶液に、10%パラジウム活性炭(20mg)を添加し、混合物を圧力2バールで2時間かけて水素化する。触媒を濾別し、メタノールで洗浄する。混合母液を濃縮して、標題化合物を得る。収量:84mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=470[M+H]+
【0293】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(80mg)およびCs2CO3(120mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタン(30μL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、次に飽和NH4Cl水溶液とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→10:90)、標題化合物を得る。収量:50mg;LC(方法9):tR=1.21分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0294】
中間体40
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化82】
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【0295】
ステップ1:5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジン
マイクロ波バイアル中、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼン(1g)および5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン(665mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)およびNa2CO3(2M水溶液4mL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(85mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を60℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を水と酢酸エチルに分離する。水相を酢酸エチルで抽出し、混合有機相をブラインで洗浄する。次に、有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→50:50)、標題化合物を得る。収量:446mg;LC(方法9):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=263[M+H]+
【0296】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(100mg)、5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジン(85mg)、K3PO4(90mg)を、トルエン(1mL)および水(100μL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(2.4mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(8.8mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。混合物をテトラヒドロフランで希釈し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:40mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0297】
中間体41
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(オキサゾル−2−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)オキサゾール
マイクロ波バイアル中、4−ブロモ−3,5−ジメチルベンズアミド(200mg)を2−ブロモ−1,1−ジエトキシエタン(1mL)と混合し、バイアルを封止し、混合物を150℃にして30分間加熱する。混合物をアセトニトリル(2mL)で希釈し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:125mg;LC(方法7):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=252[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(オキサゾル−2−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体40のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)オキサゾールから調製する。LC(方法11):tR=1.27分;質量スペクトル(ESI+):m/z=514[M+H]+
【0299】
中間体42
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
ステップ1:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール
標題化合物を、中間体40のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼンおよび1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製する。LC(方法9):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=265[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体40のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾールから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=527[M+H]+
【0301】
中間体43
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
ステップ1:5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール
標題化合物を、中間体40のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼンおよび1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから調製する。LC(方法9):tR=1.11分;質量スペクトル(ESI+):m/z=265[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体40のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾールから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=527[M+H]+
【0303】
中間体44
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノプロパン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパンニトリル
アルゴン下で、ジイソプロピルアミン(diisopropylamin)(650μL)をテトラヒドロフラン(6mL)に溶解させ、−30℃に冷却し、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン中1.6M溶液2.75mL)で滴下処理する。混合物を30分間撹拌し、−78℃に冷却し、次に2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトニトリル(350mg)およびヨウ化メチル(549μL)のテトラヒドロフラン(6mL)溶液で滴下処理する。混合物を2時間撹拌し、0℃に温め、1時間撹拌する。反応を、飽和NH4Cl水溶液を添加することによってクエンチし、水相をジエチルエーテルで抽出し、有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル95:5→60:40)、標題化合物を得る。収量:120mg;質量スペクトル(EI):m/z=267[M]+
【0305】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノプロパン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパンニトリルから調製する。LC(方法7):tR=1.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=530[M+H]+
【0306】
中間体45
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化87】
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ジメチルアミン(テトラヒドロフラン中2M溶液95μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−オキソプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(83mg)および酢酸(13μL)の1,2−ジクロロエタン(2mL)溶液に添加する。混合物を20分間撹拌し、次にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(130mg)で処理する。12時間撹拌した後、混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:20mg;LC(方法13):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=576[M+H]+
【0307】
中間体46
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化88】
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【0308】
ステップ1:2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル4−メチルベンゼンスルホナート
p−トルエンスルホニルクロリド(1g)を、氷浴中で冷却した1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オン(500μL)およびピリジン(1.5mL)のジクロロメタン(8mL)溶液に少しずつ添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、1M塩酸とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(酢酸エチル)、標題化合物を得る。収量:390mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=284[M+H]+
【0309】
ステップ2:1−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2−オン
Cs2CO3(850mg)を、2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル4−メチルベンゼンスルホナート(390mg)および4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液に添加する。混合物を50℃にして12時間加熱し、ジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(酢酸エチル)、標題化合物を得る。収量:210mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=312[M+H]+
【0310】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)ピロリジン−2−オンから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法8):tR=0.68分;質量スペクトル(ESI+):m/z=574[M+H]+
【0311】
中間体47
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化89】
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【0312】
ステップ1:(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)トリメチルシラン
2,5−ジブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(500mg)のジエチルエーテル(3mL)およびテトラヒドロフラン(2.5mL)溶液を、−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム(n−ヘキサン中10M溶液200μL)で滴下処理する。混合物を1時間撹拌し、クロロ−トリメチル−シラン(275μL)で滴下処理する。2時間撹拌した後、反応を、飽和NH4Cl水溶液を添加することによってクエンチする。混合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→90:10)、標題化合物を得る。収量:260mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=279[M+Na]+
【0313】
ステップ2:7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体12のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法8):tR=0.36分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277[M+H]+
【0314】
ステップ3:4−(2,6−ジメチル−4−(トリメチルシリル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンおよび(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)トリメチルシランから調製する。LC(方法8):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=327[M+H]+
【0315】
ステップ4:7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
4−(2,6−ジメチル−4−(トリメチルシリル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(110mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解させ、−30℃に冷却し、ICl(ジクロロメタン中1M溶液355μL)で滴下処理する。混合物を1時間撹拌し、次に飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相を、10%Na223水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:160mg;LC(方法8):tR=0.66分;質量スペクトル(ESI+):m/z=381[M+H]+
【0316】
ステップ5:(S)−7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法8):tR=0.65分;質量スペクトル(ESI-):m/z=381[M−H]-
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=595[M+Na]+
【0317】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体13のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランから調製する。LC(方法8):tR=0.92分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+Na]+
【0318】
中間体48
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化90】
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【0319】
ステップ1:4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニウムクロリド
tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(10g)を、ジクロロメタン(100mL)およびイソプロパノール中5MのHCl(120mL)に溶解させ、12時間撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣をトルエンに再び溶解させ、溶媒を再び蒸発させて、標題化合物を得る。収量:8g;LC(方法11):tR=0.68分;質量スペクトル(ESI+):m/z=210[M+H]+
【0320】
ステップ2:1−(メチルスルホニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン
冷却した(0℃)4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニウムクロリド(8g)およびN−エチルジイソプロピルアミン(12mL)のジクロロメタン(100mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(3mL)を滴加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物をジクロロメタンと0.1M塩酸に分ける。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をジエチルエーテルから結晶化させて、標題化合物を得る。収量:7.4g;LC(方法15):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=288[M+H]+
【0321】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体13のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヨード−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(メチルスルホニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンから調製する。LC(方法8):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=628[M+Na]+
【0322】
中間体49a
(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル)メタノール
【化91】
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1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−カルボン酸(300mg)を、乾燥テトラヒドロフラン(10mL)に溶解させる。反応混合物を0℃に冷却し、ボランテトラヒドロフラン錯体(2mL)を滴加する。0℃で1時間撹拌した後、混合物を真空下で濃縮し、ジクロロメタンと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:250mg。
【0323】
中間体49b
(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メタノール
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体49aと同様にして、1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−カルボン酸から出発して調製する。
中間体49c
tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)アゼチジン−1−カルボキシラート
【0324】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体49aと同様にして、1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸から出発して調製する。
【0325】
中間体49d
1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルメタンスルホナート
【化94】
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アゼチジン−3−オール(3.3g)およびDIPEA(20mL)を、乾燥テトラヒドロフラン(40mL)に溶解させる。30分後、反応混合物を0℃に冷却し、塩化メタンスルホニル(10.9g)を滴加する。周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル70:30)、標題化合物を得る。収量:5g。
【0326】
以下の表の中間体を、中間体49dに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
中間体49g
1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルメタンスルホナート
【化95】
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塩化メタンスルホニル(0.15mL)、(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メタノール(150mg)およびトリエチルアミン(0.3mL)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中で0℃において撹拌する。30分後、反応混合物を周囲温度に温める。3時間撹拌した後、混合物をジクロロメタンで希釈し、10%KHSO4水溶液で洗浄し、次に10%K2CO3水溶液で洗浄する。有機相を、相分離カートリッジに通過させることによって収集し、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ジクロロメタン/メタノール100:0→95:5)、標題化合物を得る。収量:197mg。
【0328】
以下の中間体を、中間体49gと同様にして、対応するアルコールから出発して調製する。
【表6】
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【0329】
中間体49h
トランス−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロブチル4−メチルベンゼンスルホナート
【化96】
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トランス−tert−ブチル−3−ヒドロキシシクロブチルカルバマート(440mg)、p−トルエンスルホニルクロリド(498mg)およびピリジン(0.74mL)を、ジクロロメタン(7mL)に溶解させ、触媒量の4−(ジメチルアミノ)ピリジンを添加する。反応混合物を周囲温度で終夜撹拌し、濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を20%クエン酸水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:806mg。
【0330】
以下の中間体を、中間体49hと同様にして、対応するアルコールから出発して調製する。
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
中間体49i
メタンスルホン酸1−メタンスルホニル−3−メチル−アゼチジン−3−イルメチルエステル
【化97】
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【0332】
ステップ1:3−ヒドロキシメチル−3−メチル−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
3−メチル−アゼチジン−1,3−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル3−メチルエステル(国際公開第2006/73361号、2006年)(1.1g)を、テトラヒドロフラン20mLに溶解させる。水素化ホウ素リチウム(テトラヒドロフラン中2M溶液16.8mL)を滴加し、反応混合物を終夜室温で撹拌する。反応混合物を水で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:970mg。
ステップ2:3−ヒドロキシメチル−3−メチル−アゼチジンヒドロクロリド
3−ヒドロキシメチル−3−メチル−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g)を、エチルエーテル5mLに溶解させる。2M塩酸水溶液(4mL)を添加し、反応混合物を終夜撹拌し、次に真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:600mg。
ステップ3:メタンスルホン酸1−メタンスルホニル−3−メチル−アゼチジン−3−イルメチルエステル
標題化合物を、中間体49dに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【0333】
中間体49j
メタンスルホン酸2−メタンスルホニル−2−メチル−プロピルエステル
【化98】
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標題化合物を、中間体49gに記載の手順に類似の手順に従って、2−メタンスルホニル−2−メチル−プロパン−1−オールから出発して調製する(Rouchard, Jean; Moons, Chantal; Meyer, Joseph Bulletin de la Societe Chimique de France, 1980, vol.2, #9-10 p.441-443)。
【0334】
中間体50a
1,1−ジオキソ−3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロチオフェン
【化99】
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中間体49a(235mg)、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(318mg)、ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(396mg)およびトリフェニルホスフィン(451mg)を、ジクロロメタン(100mL)に溶解させる。混合物を周囲温度で2時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:260mg。
【0335】
中間体50aa
(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオフェン1,1−ジオキシド
【化100】
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標題化合物を、ラセミ体である1,1−ジオキソ−3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロチオフェンをキラルHPLCクロマトグラフィーによって分離して得る。キラルHPLC(方法1a):tR=18.85分。絶対配置は未知である。
【0336】
中間体50ab
(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオフェン1,1−ジオキシド
【化101】
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さらに、キラルカラムから溶出させて、標題化合物を得る。キラルHPLC(方法1a):tR=23.57分。絶対配置は未知である。
【0337】
中間体50b
1,1−ジオキソ−4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン
【化102】
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標題化合物を、中間体50aと同様にして、中間体49bから出発して調製する。
【0338】
中間体50ba
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオピラン1,1−ジオキシド
【化103】
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3−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン1,1−ジオキシド(1g)を、N,N−ジメチルホルムアミド40mLに溶解させる。4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(885mg)および炭酸セシウム(2.85g)を添加し、反応混合物を130℃で終夜撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮する。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:800mg。
【0339】
中間体50bb
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−ピラン−4−オール
【化104】
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4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(1g)および炭酸セシウム(5.7g)を、N,N−ジメチルアセトアミド30mLに懸濁させ、1,6−ジオキサ−スピロ[2.5]オクタン(米国特許出願公開第2012/46304号、2012年)(1.78g)を添加し、反応混合物を110℃で終夜撹拌する。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5)、標題化合物を得る。収量:400mg。
【0340】
中間体50bc
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−オール
【化105】
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【0341】
ステップ1:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール
標題化合物を、中間体50bbと同様にして、1−オキサ−6−チア−スピロ[2.5]オクタン(欧州特許第1726580号、2006年)から出発して調製する。
ステップ2:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−オール
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオピラン−4−オール(820mg)を、テトラヒドロフラン20mL中で撹拌する。ペルオキソ一硫酸カリウム(4.33g)の水5mL溶液を滴加し、反応混合物を室温で2時間撹拌する。水を添加し、反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→0:100)、標題化合物を得る。収量:850mg。
【0342】
中間体50c
3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)アゼチジン
【化106】
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【0343】
ステップ1:tert−ブチル3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシラート
標題化合物を、中間体50aの調製に記載した通り、中間体49cおよび4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールから出発して調製する。
ステップ2:3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)アゼチジン
tert−ブチル3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)アゼチジン−1−カルボキシラート(900mg)およびトリフルオロ酢酸(0.3mL)を、ジクロロメタン(40mL)に溶解させる。反応混合物を0℃で6時間撹拌し、NaHCO3飽和水溶液で希釈し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:400mg。
【0344】
中間体50d
3−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン
【化107】
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中間体50c(400mg)およびN−エチルジイソプロピルアミン(0.48mL)を、乾燥ジクロロメタン(26mL)に溶解させる。反応混合物を0℃に冷却し、塩化メタンスルホニル(0.1mL)を滴加する。周囲温度で0.5時間撹拌した後、混合物をジクロロメタンと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:330mg。
【0345】
以下の表のブロモ−アリール中間体を、中間体50dに記載の手順に類似の手順に従って、中間体50cおよび対応する塩化スルホニルから出発して調製する。
【表8】
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【0346】
中間体50g
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン
【化108】
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マイクロ波バイアル中、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(1g)および水素化ナトリウム(100mg)を、乾燥N,N−ジメチルアセトアミド(25mL)中で30分間撹拌する。中間体49d(1g)を添加し、バイアルを封止し、混合物を140℃で1.5時間撹拌する(100W)。周囲温度に冷却した後、混合物を濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70:30)、標題化合物を得る。収量:500mg。
【0347】
中間体50ga
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−1−メタンスルホニル−ピペリジン
【化109】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49faから出発して調製する。
【0348】
中間体50gb
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシメチル)−1−メタンスルホニル−3−メチル−アゼチジン
【化110】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49iから出発して調製する。
【0349】
中間体50gc
(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−1−メタンスルホニル−ピロリジン
【化111】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49eaから出発して調製する。
【0350】
中間体50gd
(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−1−メタンスルホニル−ピペリジン
【化112】
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【0351】
ステップ1:(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49fbから出発して調製する。
ステップ2:(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−ピペリジンヒドロクロリド
標題化合物を、中間体49iの調製のステップ2と同様にして、(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから出発して調製する。
ステップ3:(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−1−メタンスルホニル−ピペリジン
標題化合物を、中間体50dと同様にして、(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−ピペリジンヒドロクロリドから出発して調製する。
【0352】
中間体50ge
(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−1−メタンスルホニル−ピペリジン
【化113】
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標題化合物を、中間体50gdと同様にして、中間体49fcから出発して調製する。
【0353】
中間体50h
1,1−ジオキソ−4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)テトラヒドロ−2H−チオピラン
【化114】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49gから出発して調製する。
中間体50ha
2−ブロモ−5−(2−メタンスルホニル−2−メチル−プロポキシ)−1,3−ジメチル−ベンゼン
【化115】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49jから出発して調製する。
【0354】
中間体50i
N−((1s,3s)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチル)−N−メチルメタンスルホンアミド
【化116】
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【0355】
ステップ1:tert−ブチルcis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチルカルバマート
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(450mg)および水素化ナトリウム(60mg)を、N,N−ジメチルアセトアミド(15mL)中で30分間撹拌する。中間体49h(300mg)を添加し、混合物を80℃で3時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→40:60)、標題化合物を得る。収量:200mg。
ステップ2:cis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブタンアミン
tert−ブチルcis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチルカルバマート(200mg)およびトリフルオロ酢酸(0.13mL)を、ジクロロメタン(6mL)に溶解させる。反応混合物を0℃で5時間撹拌し、NaHCO3飽和水溶液で希釈し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:400mg。
【0356】
ステップ3:N−(cis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチル)メタンスルホンアミド
塩化メタンスルホニル(0.16mL)、cis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブタンアミン(300mg)およびトリエチルアミン(0.3mL)を、0℃において乾燥ジクロロメタン(25mL)中で撹拌する。10分後、反応混合物を周囲温度に温める。3時間撹拌した後、混合物をジクロロメタンで希釈し、10%KHSO4水溶液で洗浄し、次に10%K2CO3水溶液で洗浄する。有機相を相分離器に通過させ、濃縮した。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→50:50)、標題化合物を得る。収量:200mg。
ステップ4:N−(cis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチル)−N−メチルメタンスルホンアミド
N−(cis−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)シクロブチル)メタンスルホンアミド(130mg)および水素化ナトリウム(16mg)を、N,N−ジメチルアセトアミド(2mL)中で10分間撹拌する。ヨードメタン(0.1mL)を添加し、混合物を周囲温度で終夜撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(極性を漸増させたシクロヘキサン/酢酸エチル勾配)、標題化合物を得る。収量:110mg。
【0357】
中間体50j
(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
【化117】
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4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(3.5g)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(212mg)およびトリエチルアミン(2.7mL)を、ジクロロメタン(25mL)中で0℃において撹拌し、次にtert−ブチルジメチルクロロシラン(19mL)を滴加する。反応混合物を周囲温度に温め、終夜撹拌する。反応混合物をジクロロメタン(dicloromethane)で希釈し、HCl水溶液(1M、25mL)で洗浄し、次に飽和NaHCO3水溶液(25mL)で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:5.4g。
【0358】
中間体50k
1−ブロモ−2−メチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン
【化118】
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【0359】
ステップ1:(3−(3−ブロモ−2−メチルフェノキシ)プロピル)(メチル)スルファン
3−ブロモ−2−メチルフェノール(0.10g)、3−(メチルチオ)プロパノール(0.055mL)、トリ−n−ブチルホスフィン(0.12g)および1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン(0.15g)を、テトラヒドロフラン(tetrahydofurane)中で16時間撹拌する。水を添加し、混合物をジエチルエーテルで抽出する。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、揮発物を減圧下で除去する。カラムクロマトグラフィー処理した後(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル勾配100:0〜50:50)、生成物(80mg)を得る。
ステップ2:1−ブロモ−2−メチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン
(3−(3−ブロモ−2−メチルフェノキシ)プロピル)(メチル)スルファン(0.90g)および3−クロロ過安息香酸(1.7g)を、ジクロロメタン(15mL)中で16時間かけて反応させる。K2CO3飽和溶液を激しく撹拌しながら添加し、有機層を収集し、洗浄し(ブライン)、乾燥させ(Na2SO4)、揮発物を減圧下で除去する。カラムクロマトグラフィー処理した後(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル勾配100:0〜70:30)、生成物(0.91g)を得る。
【0360】
中間体50ka
2−ブロモ−5−(4−メタンスルホニル−ブトキシ)−1,3−ジメチル−ベンゼン
【化119】
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標題化合物を、中間体50kと同様にして、4−メチルスルファニル−ブタン−1−オールおよび4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノールから調製する。
【0361】
中間体50l
4−(3−ブロモ−2−メチル−フェノキシ)−テトラヒドロ−チオピラン1,1−ジオキシド
【化120】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、中間体49gおよび3−ブロモ−2−メチル−フェノールから出発して調製する。
【0362】
中間体50m
2−ブロモ−5−((R)−3−メタンスルホニル−2−メチル−プロポキシ)−1,3−ジメチル−ベンゼン
【化121】
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【0363】
ステップ1:(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロパン−1−オール
(S)−3−ブロモ−2−メチル−1−プロパノール(150mg)、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(98.5mg)および炭酸カリウムを、アセトニトリル5mL中で80℃において4時間撹拌する。反応混合物を室温に冷却し、水を添加し、反応混合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して固体を得、それを次のステップでさらなる精製なしに使用する。収量:130mg。
ステップ2:メタンスルホン酸(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピルエステル
(S)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロパン−1−オール(130mg)、塩化メタンスルホニル(0.073mL)およびトリエチルアミン(0.264mL)を、ジクロロメタン5mL中で室温において終夜撹拌する。反応混合物を、クエン酸飽和水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して標題化合物を得、それを次のステップでさらなる精製なしに使用する。収量:148mg。
【0364】
ステップ3:2−ブロモ−5−((R)−3−メタンスルホニル−2−メチル−プロポキシ)−1,3−ジメチル−ベンゼン
メタンスルホン酸(R)−3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピルエステル(148mg)およびメタンスルフィン酸ナトリウム(215mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド3mL中で80℃において4時間撹拌する。反応混合物を室温に冷却し、水を添加し、反応混合物をジエチルエーテルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して標題化合物を得る。収量:118mg。
【0365】
中間体50n
2−ブロモ−5−((S)−3−メタンスルホニル−2−メチル−プロポキシ)−1,3−ジメチル−ベンゼン
【化122】
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標題化合物を、中間体50mと同様にして、(R)−3−ブロモ−2−メチル−1−プロパノールから出発して調製する。
【0366】
中間体50o
2−[2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−エチル]−イソチアゾリジン1,1−ジオキシド
【化123】
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標題化合物を、中間体50gと同様にして、メタンスルホン酸2−(1,1−ジオキソ−1−イソチアゾリジン−2−イル)−エチルエステル(欧州特許第1479684号、2004年)から出発して調製する。
【0367】
中間体50p
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド
【化124】
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2−チア−1−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン2,2−ジオキシド(Liang, Jiang-Lin et al., Organic Letters, 2002, vol.4, #25 p.4507-4510)(300mg)を、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(1.14g)および水素化ナトリウム(60%鉱物油懸濁液140mg)のN,N−ジメチルアセトアミド25mL懸濁液に添加する。反応混合物を130℃で5時間撹拌する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→30:70)、標題化合物を得る。収量:220mg。
【0368】
中間体50q
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド
【化125】
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4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−[1,2]チアジナン1,1−ジオキシド(110mg)および水素化ナトリウム(60%鉱物油懸濁液14.5mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド2mLに懸濁させる。ヨードメタン(0.02mL)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌する。溶媒を除去し、水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:110mg。
【0369】
中間体50r
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロパン−1−オール
【化126】
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【0370】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸
−30℃で撹拌した4−3,5−ジメチルフェノール(5g)のアセトン100mL溶液に、水酸化ナトリウム(31g)を添加し、反応混合物を30分間で室温にし、次に3時間かけて温めて還流させる。反応混合物を真空下で濃縮し、氷冷水を添加し、酸性pHになるまで6MのHCl溶液を添加する。反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ヘキサン/酢酸エチル:50/50)、標題化合物を得る。収量:8g。
【0371】
ステップ2:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロパン−1−オール
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸(4.45g)を、テトラヒドロフラン50mLに溶解させ、ボランメチルスルフィド錯体(2.6mL)を添加し、反応混合物を室温で5時間撹拌する。反応混合物を0℃に冷却し、10%HCl水溶液を滴加し、反応混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:2.6g。
【0372】
中間体50s
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピオンアミド
【化127】
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2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−プロピオン酸(500mg)を、テトラヒドロフラン10mLに懸濁させ、1,1’−カルボニルジイミダゾール(carbonyldimidazole)(217mg)および30%水酸化アンモニウム水溶液を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルを添加し、有機溶液を10%HCl水溶液で洗浄する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:300mg。
【0373】
中間体50ta
4−(4−ブロモ−3−メチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−ピラン−4−オール
【化128】
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標題化合物を、中間体50bbと同様にして、4−ブロモ−3−メチルフェノールから出発して調製する。
【0374】
中間体50tb
4−(4−ブロモ−3−メチル−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−チオピラン1,1−ジオキシド
【化129】
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中間体49ga(400mg)をN,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解させ、4−ブロモ−3−メチルフェノール(309mg)および炭酸セシウム(1.08g)を添加し、反応混合物を130℃で12時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、水を添加し、反応混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣を酢酸エチルと研和して、標題化合物を得る。収量:250g。
【0375】
中間体50tc
4−(4−ブロモ−3−メチル−フェノキシ)−2−メチル−ブタン−2−オール
【化130】
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中間体7ステップ1(440mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド5mLに溶解させ、4−ブロモ−3−メチルフェノール(300mg)および炭酸セシウム(950g)を添加し、反応混合物を80℃で5時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:250mg。
【0376】
中間体50td
4−(4−ブロモ−3−メチル−フェノキシメチル)−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−オール
【化131】
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標題化合物を、中間体50bcと同様にして、4−ブロモ−3−メチルフェノールから出発して調製する。
【0377】
中間体50ua
4−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェノキシメチル)−テトラヒドロ−ピラン−4−オール
【化132】
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標題化合物を、中間体50bbと同様にして、4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェノールから出発して調製する。
【0378】
中間体50ub
1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェノキシ)−2−メチル−プロパン−2−オール
【化133】
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標題化合物を、中間体50uaと同様にして、2,2−ジメチル−オキシランから出発して調製する。
【0379】
中間体50uc
4−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェノキシ)−2−メチル−ブタン−2−オール
【化134】
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中間体7ステップ1(1g)をN,N’−ジメチルアセトアミド10mLに溶解させ、4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェノール(1g)および炭酸セシウム(2.5g)を添加し、反応混合物を80℃で5時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:640mg。
【0380】
以下の中間体を、中間体50ucと同様にして、対応するトシラート中間体から出発して調製する。
【表9】
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【0381】
中間体50uf
5−ブロモ−1,3−ジフルオロ−2−(3−メタンスルホニル−プロポキシ)−ベンゼン
【化135】
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標題化合物を、中間体50ucと同様にして、メタンスルホン酸3−メタンスルホニル−プロピルエステルから出発して調製する。
【0382】
中間体50ug
2−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾール
【化136】
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酢酸ヒドラジド(340mg)、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾル−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボラート(1.63g)およびジ−イソプロピル−エチルアミン(1.64g)を、アセトニトリル20mL中で室温において5分間撹拌する。4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−安息香酸(国際公開第2005/12283号、2005年)(1g)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌し、次に70℃で3時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量:300mg。
【0383】
中間体50uh
3−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロ−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール
【化137】
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【0384】
ステップ1:4−アミノ−2,6−ジフルオロ−N−ヒドロキシ−ベンズアミジン
マイクロ波バイアル中、4−アミノ−2,5−ジフルオロ−ベンゾニトリル(2g)を、エタノール10mLに溶解させる。ヒドロキシルアミン(1.71g)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で1時間撹拌する(100W)。溶媒を除去し、残渣を水で洗浄する。沈殿した固体を真空下で乾燥させ、次のステップでさらなる精製なしに使用する。収量:2.4g。
ステップ2:3,5−ジフルオロ−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニルアミン
4−アミノ−2,6−ジフルオロ−N−ヒドロキシ−ベンズアミジン(2.4g)、塩化アセチル(25.64mL)およびトリエチルアミン(5.35mL)を、1,4−ジオキサン10mL中で室温において30分間撹拌し、次に120℃で2時間撹拌する。溶媒を除去し、残渣を重炭酸塩飽和水溶液と酢酸エチルに分ける。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50.50)、標題化合物を得る。収量:620mg。
ステップ3:4−アミノ−2,6−ジフルオロ−N−ヒドロキシ−ベンズアミジン
臭化銅(790mg)およびtert−ブチルニトライト(870mL)を、アセトニトリル15mL中で65℃において20分間撹拌し、3,5−ジフルオロ−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニルアミン(620mg)を添加し、反応混合物を65℃で4時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:700mg。
【0385】
中間体50w
4−(4−ブロモ−2,6−ジメチル−フェノキシ)−2−メチル−ブタン−2−オール
【化138】
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標題化合物を、中間体7と同様にして、4−ブロモ−2,6−ジメチル−フェノールから出発して調製する。
【0386】
中間体50x
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オール
【化139】
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【0387】
ステップ1:3−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オール
5−フルオロ−1,3−ジメチル−2−ニトロベンゼン(2g)、3−メルカプト−1−プロパノール(1.5mL)および炭酸カリウム(2.4g)を、N,N−ジメチルホルムアミド20mL中で60℃において4時間撹拌する。反応混合物を0℃に冷却し、3−クロロ過安息香酸(10g)を添加する。反応混合物を室温で1時間撹拌し、水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を、重炭酸塩飽和水溶液、5%亜硫酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄する。溶媒を除去して標題化合物を得、次のステップでさらなる精製なしに使用する。収量:2.8g。
ステップ2:3−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オール
3−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オールをエタノール15mLに溶解させ、Pd/C(5%)(55mg)を添加し、反応混合物を水素雰囲気(3バール)下で3時間撹拌する。反応混合物をセライトパッドで濾過し、溶媒を真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:1g。
ステップ3:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オール
標題化合物を、中間体50uhの調製のステップ3と類似の手順に従って、2:3−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オールから出発して調製する。収量:740mg。
【0388】
中間体50y
2−ブロモ−5−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−1,3−ジメチル−ベンゼン
【化140】
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【0389】
ステップ1:5−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−1,3−ジメチル−2−ニトロ−ベンゼン
3−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ベンゼンスルホニル)−プロパン−1−オール(1.4g)をアセトニトリル20mLに溶解させ、炭酸セシウム(3.34g)およびヨードメタン(iodometane)(638mL)を添加し、反応混合物を終夜室温で撹拌する。水を添加し、反応混合物をエチルエーテルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ヘキサン/酢酸エチル100:0→50.50)、標題化合物を得る。収量:1g。
ステップ2:4−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−2,6−ジメチル−フェニルアミン
標題化合物を、中間体50xの調製のステップ2と類似の手順に従って、5−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−1,3−ジメチル−2−ニトロ−ベンゼンから出発して調製する。
ステップ3:2−ブロモ−5−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−1,3−ジメチル−ベンゼン
標題化合物を、中間体50uhの調製のステップ3と類似の手順に従って、4−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−2,6−ジメチル−フェニルアミンから出発して調製する。
【0390】
中間体50z
4−(2−ブロモ−ピリミジン−5−イルオキシ)−2−メチル−ブタン−2−オール
【化141】
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3−メチル−1,3−ブタンジオール(180mgを、N,N−ジメチルホルムアミド5mL中で0℃において撹拌し、水素化ナトリウム(60%鉱物油懸濁液6mg)を添加し、反応混合物を2時間撹拌し、次にそれを2−ブロモ−4−フルオロ−ピリミジン(300mg)のN,N−ジメチルホルムアミド5mL溶液に滴加し、反応混合物を0℃で再び2時間撹拌する。溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(ヘキサン/酢酸エチル90:10→70:30)、標題化合物を得る。収量:20mg。
【0391】
中間体51a
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化142】
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マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(130mg)、中間体50g(104mg)、K3PO4(133mg)を、トルエン(2mL)および水(200μL)に懸濁させ、窒素で10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(5mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(8.5mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を120℃で1時間撹拌する(100W)。周囲温度に冷却した後、混合物を、ジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:55mg。
【0392】
以下の表の中間体を、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび対応する出発ブロモ−アリール中間体から、中間体51aに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【0393】
【表10】
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【0394】
中間体51i
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化143】
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【0395】
ステップ1:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(500mg)、中間体50j(500mg)、K3PO4(450mg)を、トルエン(2.5mL)および水(0.2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(12mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(44mg)を添加し、混合物を100℃で終夜撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を、ジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:440mg。
【0396】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(440mg)およびテトラヒドロフラン中フッ化テトラブチルアンモニウム(1M;3.1mL)を、テトラヒドロフラン(5mL)中で周囲温度において終夜撹拌する。反応混合物を、ジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:280mg。
【0397】
中間体51j
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−1−(メチルスルホニル)ピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化144】
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メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(60mg)、中間体49eおよびK2CO3(34mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁させ、95℃で72時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→75:25)、標題化合物を得る。収量:29mg。
【0398】
中間体51k
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化145】
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標題化合物を、中間体51jと同様にして、中間体49fおよび中間体51iから出発して調製する。
【0399】
中間体51l
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルオキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化146】
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標題化合物を、中間体51aと同様にして、中間体50hおよび中間体52から出発して調製する。
【0400】
中間体51la
((S)−6−{(R)−5,7−ジフルオロ−4−[4−(1−メタンスルホニル−アゼチジン−3−イルメトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化147】
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標題化合物を、中間体51aと同様にして、中間体50dおよび中間体52から出発して調製する。
【0401】
中間体51m
メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(2−メチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化148】
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標題化合物を、中間体51aに記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび中間体50kから調製する。
LC(方法17):tR=1.38分。
【0402】
中間体52
メチル2−((S)−6−((R)−5,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化149】
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【0403】
ステップ1:メチル3−(2−ブロモ−3,5−ジフルオロフェニル)プロパノアート
1,2−ジブロモ−3,5−ジフルオロベンゼン(4.5g)、3,3−ジメトキシプロパ−1−エン(5.1mL)、塩化テトラブチルアンモニウム(4.6g)およびトリエチルアミン(3.5mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中混合物を、窒素で20分間パージする。酢酸パラジウム(II)(111mg)を添加し、混合物を90℃で16時間加熱する。冷却した後、混合物を、HCl水溶液(1M)とジエチルエーテルに分け、有機層を乾燥させ(Na2SO4)、揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して(シリカゲル;n−ヘキサン/酢酸エチル98:2→80:20)、標題化合物(3.6g)を得る。
GC(方法1):tR=9.36分。
ステップ2:3−(2−ブロモ−3,5−ジフルオロフェニル)プロパン酸
NaOH水溶液(4M、13.5mL)および2−プロパノール(30mL)中、メチル3−(2−ブロモ−3,5−ジフルオロフェニル)プロパノアート(4.3g)を、50℃で2時間加熱する。水を添加し、混合物をジエチルエーテルで洗浄し、濃縮HCl水溶液を添加することによってpH約5の酸性にし、ジエチルエーテルで2回抽出する。酸性にした混合物の混合抽出物をブラインで洗浄し、揮発物を減圧下で蒸発させる。得られた材料(3.6g)を、次のステップでさらなる精製なしに使用する。
LC(方法16):tR=0.99分。
【0404】
ステップ3:4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
3−(2−ブロモ−3,5−ジフルオロフェニル)プロパン酸(3.0g)を、クロロスルホン酸(10mL)と共に周囲温度で2時間撹拌する。次に混合物を、激しく撹拌した水および氷混合物(200mL)に滴加し、さらに15分間撹拌する。ジエチルエーテルで抽出し、その後、有機層を水、NaOH(0.2M)およびブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、溶媒を減圧下で除去して、粗製生成物(2.7g)を得、それを、次のステップでさらなる精製なしに使用する。
LC(方法16):tR=1.16分。
ステップ4:(S)−4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
ジクロロメタン中、トリエチルアミン(3.7mL)に、氷浴中で冷却しながらギ酸(1.3mL)を滴加する。4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(2.9g)を添加し、混合物をアルゴン流で脱気する。クロロ([(1S,2S)−(−)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル](4−トルエンスルホニル)アミド)(メシチレン)ルテニウム(II)を添加し、混合物を周囲温度で16時間撹拌する。混合物を水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、溶媒を減圧下で除去する。カラムクロマトグラフィーによって精製して(シリカゲル;n−ヘキサン/酢酸エチル98:2→80:20)、標題化合物(2.5g)を得る。
GC(方法1):tR=9.33分。キラルHPLC tR=9.33分(Column Daicel Chiralcel OJ−H;250×4.6mm 5μm;n−ヘキサン/EtOH95:5;1mL/分;25℃)。
【0405】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
(S)−4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール(1.5g)、(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(1.4g)、トリフェニルホスフィン(1.7g)およびジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(1.5g)を、テトラヒドロフラン(50mL)中で1時間撹拌する。揮発物を減圧下で蒸発させ、残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して(シリカゲル;n−ヘキサン/酢酸エチル98:2→80:20)、標題化合物(1.5g)を得る。
LC(方法16):tR=2.82分。
【0406】
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−5,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(210mg)、ビス(ピナコラート)ジボロン(182mg)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(35mg)および酢酸カリウム(117mg)を、マイクロ波バイアル中、乾燥1,4−ジオキサン(3mL)に懸濁させ、アルゴン流で5分間脱気する。混合物を、マイクロ波照射の下で120℃において150分間加熱し、次に酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、有機相を乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物(220mg)を得る。
LC(方法18):tR=0.75分;質量スペクトル:m/z=487[M+H]+
【0407】
中間体52a
[(S)−6−((R)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
【化150】
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【0408】
ステップ1:2−ブロモ−1−ヨード−3−トリフルオロメチル−ベンゼン
2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニルアミン(8g)を、水90mL中で0℃において撹拌し、硫酸(96%)(27mL)を添加し、反応混合物を30分間撹拌する。亜硝酸ナトリウム(2.40g)の水5mL溶液を滴加し、0℃で30分間が経過した後、ヨウ化カリウム(9.24g)およびヨウ素(9.31g)を添加する。窒素の発生が完了した後、反応混合物を40℃にして30分間温める。飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン100%)、標題化合物を得る。収量:10g。
ステップ2:3−(2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸メチルエステル
標題化合物を、中間体17の調製のステップ1に類似の手順に従って、2−ブロモ−1−ヨード−3−トリフルオロメチル−ベンゼンから出発して調製する。
【0409】
ステップ3:3−(2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸
標題化合物を、中間体17の調製のステップ2と類似の手順に従って、3−(2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸メチルエステルから出発して調製する。
ステップ4:4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オン
3−(2−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸(3g)、塩化オキサリル(1.8mL)および数滴のN,N−ジメチルホルムアミドを、ジクロロメタン30mL中、還流下で1時間撹拌する。溶媒を除去し、トリフルオロメタンスルホン酸(20mL)を添加し、反応混合物を60℃で3時間撹拌する。反応混合物を、氷冷水300mLにゆっくり滴加し、次に重炭酸塩飽和水溶液と酢酸エチルに分ける。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:2.5g。
【0410】
ステップ5:(S)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オール
標題化合物を、中間体1の調製のステップ1に類似の手順に従って、4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オンから出発して得る。
ステップ6:[(S)−6−((R)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体1の調製のステップ6に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オールから出発して得る。
【0411】
中間体52b
(S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
【化151】
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標題化合物を、中間体52aの調製で記載した手順と類似の手順に従って、ステップ2において2,3−ジブロモ−5−フルオロ−ベンゾトリフルオリドを出発材料として用いて出発して調製する。
【0412】
中間体52c
[(S)−6−((R)−4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
【化152】
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【0413】
ステップ1:4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オン
3−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸(米国特許出願公開第2005/261310号、2005年)(1.45g)を、トリフルオロメタンスルホン酸15mLに懸濁させる。反応混合物を85℃で4時間撹拌する。氷水を添加し、次に重炭酸塩飽和水溶液を添加する。反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:600mg。
ステップ2:(S)−4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オール
標題化合物を、中間体1の調製のステップ1に類似の手順に従って、4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オンから出発して得る。
ステップ3:[(S)−6−((R)−4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体1の調製のステップ6に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オールから出発して得る。
【0414】
中間体52d
[(S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
【化153】
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【0415】
ステップ1:(E)−3−(2−アミノ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリル酸エチルエステル
2−ブロモ−4−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)アニリン(15g)、エチルアクリラート(17.45g)、トリ−o−トリル−ホスフィン(phosphyne)(1.77g)、酢酸パラジウム(II)(650mg)およびN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(15g)を、プロピオニトリル100mL中で100℃において12時間撹拌する。反応混合物を真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:10g。
ステップ2:(E)−3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリル酸エチルエステル
標題化合物を、中間体50uhの調製のステップ3と類似の手順に従って、(E)−3−(2−アミノ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリル酸エチルエステルから出発して調製する。
【0416】
ステップ3:3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸エチルエステル
(E)−3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリル酸エチルエステル(10g)およびヒドラジン水和物(5mL)を、エタノール180mLに溶解させ、反応混合物を0℃に冷却し、過酸化水素(12mL)を滴加する。10分後、反応混合物を70℃にして2時間温める。反応混合物を真空下で濃縮し、残渣を水と酢酸エチルに分ける。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:10g。
ステップ4:3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸
標題化合物を、中間体17の調製のステップ2と類似の手順に従って、3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸エチルエステルから出発して調製する。
【0417】
ステップ5:4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オン
標題化合物を、中間体52cの調製のステップ1に類似の手順に従って、3−(2−ブロモ−5−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸から出発して調製する。
ステップ6:(S)−4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オール
標題化合物を、中間体1の調製のステップ1に類似の手順に従って、4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オンから出発して得る。
ステップ7:[(S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体1の調製のステップ6に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−7−フルオロ−6−トリフルオロメチル−インダン−1−オールから出発して得る。
【0418】
中間体52aa
{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化154】
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【0419】
ステップ1:((S)−6−{(R)−4−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチルインダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
中間体52a(1g)、4−(tert−ブチル−ジメチルシリルオキシ)フェニルボロン酸(500mg)、炭酸カリウム(822mg)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(218mg)およびトリシクロヘキシル−ホスフィン(44mg)を、1,4−ジオキサン15mLおよび水3mL中で撹拌し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(73mg)を添加し、反応混合物を110℃で2時間撹拌する。塩化アンモニウム飽和水溶液を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:1g。
【0420】
ステップ2:{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
((S)−6−{(R)−4−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチルインダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル(570mg)を、テトラヒドロフラン50mLに溶解させる。フッ化テトラブチルアンモニウム(19mL)を添加し、反応混合物を終夜室温で撹拌する。反応混合物を、塩化アンモニウム飽和水溶液と酢酸エチルに分ける。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→30:70)、標題化合物を得る。収量:80mg。
【0421】
中間体52aa’
{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化155】
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標題化合物を、中間体52aaの調製においてジクロロメタン/メタノール80:20でカラムからさらに溶出することによって得る。
【0422】
中間体52aa’’
{(S)−6−[(R)−4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化156】
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【0423】
ステップ1:{(S)−6−[(R)−4−(4−ベンジルオキシ−2−フルオロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体52aaの調製のステップ1に類似の手順に従って、2−フルオロ−4−(ベンジルオキシ)フェニルボロン酸から出発して調製する。
【0424】
ステップ2:{(S)−6−[(R)−4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
{(S)−6−[(R)−4−(4−ベンジルオキシ−2−フルオロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(500mg)を、テトラヒドロフラン10mLおよびメタノール20mLに溶解させ、Pd/C(5%)(10mg)を添加し、反応混合物を水素雰囲気下(50psi)で2時間撹拌する。反応混合物をセライトパッドで濾過し、溶媒を真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→75:25)、標題化合物を得る。収量:300mg。
【0425】
中間体52aaa
((S)−6−{(R)−4−[4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化157】
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標題化合物を、中間体50tbの調製に類似の手順に従って、中間体52aaおよびメシラート中間体49gaから出発して調製する。
【0426】
以下の中間体を、中間体52aaaと同様にして、中間体52aaおよび対応するメシラート中間体から出発して調製する。
【表11】
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【0427】
中間体52aai
((S)−6−{(R)−4−[4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダニルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化158】
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標題化合物を、中間体50tcの調製に類似の手順に従って、中間体52aaおよびトシラート中間体49haから出発して調製する。
【0428】
以下の中間体を、中間体52aaiと同様にして、中間体52aaおよび対応するトシラート中間体から出発して調製する。
【表12】
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【0429】
中間体52aan
((S)−6−{(R)−4−[4−(4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化159】
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標題化合物を、中間体50bbの調製に類似の手順に従って、中間体52aaおよびエポキシド中間体1,6−ジオキサ−スピロ[2.5]オクタン(米国特許出願公開第2012/46304号、2012年)から出発して調製する。
【0430】
以下の中間体を、中間体52aanと同様にして、中間体52aaおよび対応するエポキシド中間体から出発して調製する。
【表13】
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【0431】
中間体52aap
((S)−6−{(R)−4−[4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−2−フルオロ−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化160】
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標題化合物を、中間体52aaaと同様にして、中間体52aa’’から出発して調製する。
【0432】
中間体52ba
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化161】
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標題化合物を、中間体52aaと同様にして、中間体52bから出発して調製する。
【0433】
以下の中間体を、中間体52aaaまたは52aaiと同様にして、中間体52baおよび対応するメシラート中間体またはトシラート中間体から出発して調製する。
【表14】
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【0434】
以下の中間体を、中間体52aanと同様にして、中間体52baおよび対応するエポキシド中間体から出発して調製する。
【表15】
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【0435】
中間体52ca
{(S)−6−[(R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化162】
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標題化合物を、中間体52の調製のステップ6と同様にして、中間体52cから出発して調製する。
【0436】
中間体52caa
((S)−6−{(R)−4−[4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化163】
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標題化合物を、中間体52caおよび中間体7から出発して、中間体51aに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【0437】
以下の表の中間体を、中間体52caおよび対応する出発ブロモ−アリール中間体から、中間体52caaに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表16】
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【0438】
中間体52da
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−6−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化164】
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標題化合物を、中間体52の調製のステップ6と同様にして、中間体52dから出発して調製する。
【0439】
以下の表の中間体を、中間体52daおよび対応する出発ブロモ−アリール中間体から、中間体52caaに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表17】
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【0440】
中間体52ea
{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
ステップ1:N−(4−ブロモ−1−オキソ−インダン−5−イル)−アセトアミド
N−(1−オキソ−インダン−5−イル)−アセトアミド(5.0g)を、アセトニトリル(40mL)、水(1mL)および酢酸(1mL)の混合物に懸濁させ、N−ブロモスクシンイミド(5.64g)を添加する。混合物を6時間加熱還流させ、次に室温に冷却する。標題化合物を濾過によって収集し、真空下で乾燥させる。収量3.14g。
【0442】
ステップ2:5−アミノ−4−ブロモ−インダン−1−オン
N−(4−ブロモ−1−オキソ−インダン−5−イル)−アセトアミド(1.81g)を2M塩酸水溶液に懸濁させ、100℃で2時間加熱し、次に室温に冷却する。標題化合物を濾過によって収集し、真空下で乾燥させる。収量1.37g。
【0443】
ステップ3:5−アミノ−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−インダン−1−オン
トルエン(80mL)および水(40mL)を、窒素流で30分間脱気し、次に、窒素でフラッシュしたフラスコに入れた5−アミノ−4−ブロモ−インダン−1−オン(700mg)、4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル−ボロン酸(例39、ステップ2、3.3g)および炭酸ナトリウム(1.15g)に添加する。混合物を窒素雰囲気下で終夜加熱還流させ、次に室温に冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、各相を分離する。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70:30)、標題化合物を得る。収量985mg。
【0444】
ステップ4:4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−ヨード−インダン−1−オン
5−アミノ−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−インダン−1−オン(985mg)をジヨードメタンに懸濁させ、100℃に加熱する。硝酸イソアミル(1.47mL)を添加し、混合物を100℃で30分間撹拌し、次に室温に冷却する。過剰の試薬を、真空下で蒸留することによって除去し(90℃、8ミリバール)、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量776mg。
【0445】
ステップ5:4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オン
4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−ヨード−インダン−1−オン(770mg)を、オーバーヘッド機械撹拌装置を備えたフラスコに入れたN−メチルピロリドン(20mL)に懸濁させ、ヨウ化銅(I)(9.39g)を添加し、その後メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセタート(4mL)を添加する。混合物を110℃で30分間撹拌し、次に2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセタート(4mL)をさらに添加し、その混合物を100℃で90分間撹拌する。2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセタートのさらなる一部(4mL)を添加し、混合物を110℃で30分間撹拌し、次に室温に冷却する。混合物を水(150mL)および酢酸エチル(150mL)で希釈し、十分に振とうし、各相を分離する。有機相をブラインで洗浄し、溶媒を真空下で除去する。残渣をジエチルエーテルに懸濁させ、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る(収量452mg)。
【0446】
ステップ6:(S)−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オール
トリエチルアミン0.46mL)をジクロロメタン(2mL)に懸濁させ、0℃に冷却する。ギ酸(0.15mL)を添加し、混合物を5分間撹拌する。4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オン(452mg)を添加し、その後クロロ([(1S,2S)−(−)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエチル](4トルエンスルホニル)アミド)(メシチレン)ルテニウム(II)(14mg)を添加し、混合物を室温で終夜撹拌する。溶液をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量494mg。
【0447】
ステップ7:{(S)−6−[(R)−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
(S)−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オール(494mg)、(S)−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル(275mg)、トリフェニルホスフィン(345mg)およびジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(303mg)を、乾燥テトラヒドロフラン(10mL)中で0℃において組み合わせる。混合物を室温に温め、2時間撹拌する。溶媒を真空下で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量573mg。
【0448】
ステップ8:{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
{(S)−6−[(R)−4−(4−ベンジルオキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(350mg)を、メタノール(20mL)に懸濁させ、10%パラジウム炭素(35mg)を添加する。混合物を水素雰囲気下で2バールにおいて1時間振とうし、次にセライトで濾過し、溶媒を除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→90:10)、標題化合物を得る。収量213mg。
【0449】
中間体52eaa
((S)−6−{(R)−4−[4−(4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−4−イルメトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化166】
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{(S)−6−[(R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(中間体52ea、79mg)、1,6−ジオキサ−スピロ[2.5]オクタン(30mg)および炭酸セシウム(134mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させ、100℃で3時間撹拌する。1,6−ジオキサ−スピロ[2.5]オクタンの追加の一部(30mg)を添加し、混合物を100℃でさらに2時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る(収量35mg)。
【0450】
中間体52eab
((S)−6−{(R)−4−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化167】
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標題化合物を、中間体50bcの調製に記載の手順に類似の手順に従って、中間体52eaから出発して調製する。
【0451】
中間体52eac
((S)−6−{(R)−4−[4−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化168】
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中間体52ea(78mg)、中間体7(67mg)および炭酸セシウム(133mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させ、100℃で1時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量64mg。
【0452】
中間体52ead
((S)−6−{(R)−4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化169】
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中間体52ea(78mg)、酸化イソブチレン(19mg)および炭酸セシウム(133mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させ、100℃で1時間撹拌する。酸化イソブチレンのさらなる一部(48mg)を添加し、混合物を100℃で2時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量28mg。
【0453】
中間体52eae
((S)−6−{(R)−4−[2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化170】
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中間体52ea(78mg)、中間体49ha(66mg)および炭酸セシウム(133mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させ、100℃で1時間撹拌する。トルエン−4−スルホン酸テトラヒドロ−ピラン−4−イルエステル(66mg)を添加し、混合物を100℃で2時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70:30)、標題化合物を得る。収量50mg。
【0454】
中間体52eaf
((S)−6−{(R)−4−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化171】
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【0455】
ステップ1:{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
中間体52ea(213mg)およびピリジン(74μL)をジクロロメタン(10mL)に懸濁させ、0℃に冷却する。塩化トリフルオロメタンスルホニル(0.127mL)を添加し、混合物を室温に温め、30分間撹拌する。混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液、1M塩酸水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去して、粗製標題化合物を得、それをさらなる精製なしに使用する。収量291mg。
【0456】
ステップ2:{(S)−6−[(R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(291mg)、シアン化亜鉛(80mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21mg)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(25mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁させ、アルゴン流で脱気し、70℃で1時間撹拌する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→90:10)、標題化合物を得る。収量66mg。
【0457】
ステップ3:((S)−6−{(R)−4−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチルインダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
{(S)−6−[(R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(61mg)を無水エタノール(7mL)に懸濁させ、塩酸ヒドロキシルアミン(12mg)およびトリエチルアミン(24μL)を添加する。混合物を2時間還流させ、次に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去して、粗製標題化合物を得、それをさらなる精製なしに使用する。収量64mg。
【0458】
ステップ4:((S)−6−{(R)−4−[2,6−ジメチル−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
((S)−6−{(R)−4−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル(64mg)を無水エタノール(7mL)に懸濁させ、無水酢酸(20mg)およびトリエチルアミン(46μL)を添加する。混合物を3時間還流させ、次に冷却し、溶媒を真空下で除去する。残渣をジクロロメタンと水に分け、有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量41mg。
【0459】
中間体52fa
1−[4−(4−ブロモ−フェニル)−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オール
【化172】
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1−ブロモ−4−ヨード−ブロモベンゼン(780mg)および2−メチル−1−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾル−1−イル]−プロパン−2−オール(米国特許出願公開第2011/76291号、2011年)(832mg)を、1,4−ジオキサン6mLおよび水2mL中で撹拌し、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(100mg)および炭酸セシウム(1.8g)を添加し、反応混合物を、窒素雰囲気下で100℃において終夜撹拌する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:670mg。
【0460】
中間体52fb
3−(4−ブロモ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール
【化173】
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4−ブロモベンズイミドエチルエーテルヒドロクロリド(国際公開第2010/62571号、2010年)(3g)、トリフルオロ酢酸ヒドラジド(2.53g)およびトリエチルアミン(2.55g)を、1,4−ジオキサン中で室温において終夜撹拌する。溶媒を真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:2.8g。
【0461】
中間体52fc
3−(4−ブロモ−フェニル)−5−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール
【化174】
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標題化合物を、3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]−オキサジアゾール(国際公開第2006/40192号、2006年)と同様にして、塩化シクロプロパンカルボニルから出発して調製する。
【0462】
中間体52fca
3−(4−ブロモ−フェニル)−5−エチル−[1,2,4]オキサジアゾール
【化175】
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標題化合物を、3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]−オキサジアゾール(国際公開第2006/40192号、2006年)と同様にして、塩化プロピオニルから出発して調製する。
【0463】
中間体52fcb
3−(4−ブロモ−フェニル)−5−イソプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール
【化176】
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標題化合物を、3−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]−オキサジアゾール(国際公開第2006/40192号、2006年)と同様にして、塩化イソブチリルから出発して調製する。
【0464】
中間体52fda
5−(4−ブロモ−フェニル)−1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール
【化177】
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中間体52fb(2.8g)および水酸化カリウム(132mg)を、アセトン30mL中で撹拌し、ヨードメタン(0.211mL)を添加し、反応混合物を終夜室温で撹拌する。溶媒を真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:220mg。
【0465】
中間体52fdb
3−(4−ブロモ−フェニル)−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール
【化178】
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標題化合物を、中間体52fdaの調製で実施したフラッシュクロマトグラフィーによってさらに溶出することによって得る。
【0466】
中間体52fe
2−[3−(4−ブロモ−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾル−5−イル]−プロパン−2−オール
【化179】
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2−ヒドロキシイソ酪酸(970mg)、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾル−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボラート(1.79g)およびトリエチルアミン(1.8g)を、アセトニトリル20mL中で室温において5分間撹拌し、4−ブロモ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドアミド(国際公開第2004/101546号、2004年)(1g)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌する。混合物を真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:530mg。
【0467】
中間体52fea
1−[3−(4−ブロモ−フェニル)−[1,2,4]オキサジアゾル−5−イル]−2−メチル−プロパン−2−オール
【化180】
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標題化合物を、中間体52feと同様にして、ベータ−ヒドロキシ−イソ吉草酸から出発して調製する。
中間体52ff
4−(4−ブロモ−フェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール
【化181】
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標題化合物を、中間体52faと同様にして、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル(tetranethyl)−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから出発して調製する。
【0468】
中間体52fg
5−(4−ブロモ−フェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール
【化182】
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標題化合物を、中間体52faと同様にして、1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールから出発して調製する。
【0469】
中間体52fha
1−(4−ブロモ−フェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール
【化183】
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1−ブロモ−4−ヨード−ブロモベンゼン(4g)、3−メチル−ピラゾール(2.85g)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(0.38mL)、ヨウ化銅(I)(673mg)および炭酸セシウム(3.45g)を、N,N−ジメチルホルムアミド20mL中で100℃において24時間撹拌する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:650mg。
中間体52fhb
1−(4−ブロモ−フェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール
【化184】
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標題化合物を、中間体52fhaの調製においてカラムからさらに溶出することによって得る。
【0470】
中間体52fi
1−(4−ブロモ−フェニル)−3−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール
【化185】
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標題化合物を、中間体52fhaと同様にして、3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾールから出発して調製する。
【0471】
中間体52fj
4−(4−ブロモ−フェニル)−ピリダジン
【化186】
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4−(トリブチルスタンニル)ピリダジン(pyridazyne)(1.1g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(136mg)、トリ−o−トリルホスフィン(280mg)、トリエチルアミン(1.24g)および1−ブロモ−4−ヨード−ベンゼン(927mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド4mL中で80℃において3時間撹拌する。溶媒を除去し、残渣を塩化アンモニウム飽和水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→70:30)、標題化合物を得る。収量:350mg。
【0472】
中間体52fk
5−(4−ブロモ−フェニル)−1−メチル−1H−ピリジン−2−オン
【化187】
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標題化合物を、中間体52faと同様にして、1−メチル−5−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピリジン−2(1H)−オン(国際公開第2010/47982号、2010年)から出発して調製する。
【0473】
中間体52fl
2−[1−(4−ブロモ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾル−3−イル]−プロパン−2−オール
【化188】
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【0474】
ステップ1:1−(4−ブロモ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸メチルエステル
4−ブロモフェニルボロン酸(1.58g)、メチル−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシラート(1g)、酢酸銅(I)およびピリジン(1.94mL)を、ジクロロメタン20mL中で酸素雰囲気下において72時間撹拌する。水酸化アンモニウム飽和水溶液を添加し、反応混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量:1.6mg。
ステップ2:2−[1−(4−ブロモ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾル−3−イル]−プロパン−2−オール
1−(4−ブロモ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−カルボン酸メチルエステル(400mg)を、乾燥テトラヒドロフラン10mLに溶解させ、臭化メチルマグネシウム(テトラヒドロフラン中3M溶液1mL)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50.50)、標題化合物を得る。収量:390mg。
【0475】
中間体52fm
1−[4−(4−ブロモ−フェニル)−3,5−ジメチル−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オール
【化189】
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【0476】
ステップ1:1−[3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オール
マイクロ波バイアル中、3,5−ジメチルピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(500mg)を酸化イソブチレン(1mL)に溶解させ、炭酸セシウム(147mg)を添加し、反応混合物を、マイクロ波照射(100W)の下で120℃において30分間撹拌する。酢酸エチルを添加し、反応混合物を濾過する。有機相を真空下で濃縮して標題化合物を得、次のステップでさらなる精製なしに使用する。収量:630mg。
ステップ2:1−[4−(4−ブロモ−フェニル)−3,5−ジメチル−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オール
標題化合物を、中間体52faと同様にして、1−[3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オールから出発して調製する。
【0477】
中間体52fn
1−(4−ブロモ−フェニル)−3−イソプロピル−1H−ピラゾール
【化190】
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標題化合物を、中間体52fhaと同様にして、3−イソプロピルピラゾールから出発して調製する。
【0478】
中間体52fo
2−[5−(4−ブロモ−フェニル)−2−メチル−2H−[1,2,4]トリアゾル−3−イル]−プロパン−2−オール
【化191】
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2−ヒドロキシイソ酪酸(1.1g)、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾル−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボラート(2.04g)およびトリエチルアミン(2g)を、アセトニトリル20mL中で室温において5分間撹拌し、4−ブロモ−N−(メチルアミノ)ベンゼンカルボキシイミドアミド(国際公開第2009/105500号、2009年)(2g)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌し、次に80℃で2時間撹拌する。溶媒を真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:280mg。
【0479】
中間体52ga
2−メチル−1−{4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピラゾル−1−イル}−プロパン−2−オール
【化192】
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中間体52fa(452mg)を1,4−ジオキサン25mL中で撹拌し、ビス(ピナコラート)ジボロン(405mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)(100mg)および酢酸カリウム(324mg)を添加し、反応混合物を、窒素雰囲気下で100℃において6時間撹拌する。溶媒を除去する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を収集し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:310mg。
【0480】
以下の表の中間体を、対応する出発ブロモ−アリール中間体から、中間体52gaに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表18】
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【0481】
中間体52gzda
4−(3−イソプロピル−ピラゾル−1−イル)−ボロン酸
【化193】
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中間体52gzd(3.6g)、メタ過ヨウ素酸ナトリウム(24.7g)および酢酸アンモニウム(8.9g)を、アセトン40mLおよび水40mL中で室温において終夜撹拌する。反応混合物を濾過し、溶媒を濃縮する。残渣を0℃に冷却し、塩基性pHになるまで1M水酸化ナトリウム水溶液を添加する。有機相をジクロロメタンで抽出し、分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:390mg。
【0482】
中間体52gzg
4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルカルバモイル)−ベンゼンボロン酸
【化194】
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4−カルボキシフェニルボロン酸(500mg)および塩酸4−アミノテトラヒドロフラン(aminoetrahydrofurane)(413mg)のテトラヒドロフラン20mL中混合物に、N,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1.55g)およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾル−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボラート(953mg)を添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌する。溶媒を除去し、残渣を1M塩酸水溶液と酢酸エチルに分ける。沈殿した固体を濾過し、真空下で乾燥させて、標題化合物を得る。収量:537mg。
【0483】
以下の表の中間体を、対応する出発ブロモ−アリール中間体から、中間体52gaに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表19】
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【0484】
中間体52gzui
1−{4−[2,6−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピラゾル−1−イル}−2−メチル−プロパン−2−オール
【化195】
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【0485】
ステップ1:3,5−ジフルオロ−4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−ピラゾル−4−イル]−フェノール
標題化合物を、中間体52aaの調製のステップ1に記載のものに従って、1−[3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾル−1−イル]−2−メチル−プロパン−2−オールおよび4−ブロモ−3,5−ジフルオロフェノールから調製する。
【0486】
ステップ2:トリフルオロ−メタンスルホン酸3,5−ジフルオロ−4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−ピラゾル−4−イル]−フェニルエステル
3,5−ジフルオロ−4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−ピラゾル−4−イル]−フェノール(900mg)を、ジクロロメタン10mL中で0℃において撹拌する。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.41mL)を滴加し、反応混合物を30分間撹拌する。反応混合物を重炭酸塩飽和水溶液とジクロロメタンに分け、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:900mg。
【0487】
ステップ3:1−{4−[2,6−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピラゾル−1−イル}−2−メチル−プロパン−2−オール
標題化合物を、中間体52gaと同様にして、トリフルオロ−メタンスルホン酸3,5−ジフルオロ−4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−ピラゾル−4−イル]−フェニルエステルから出発して調製する。
【0488】
中間体52ha
[(S)−6−((R)−4−{4−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−1H−ピラゾル−4−イル]−フェニル}−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル]−酢酸メチルエステル
【化196】
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中間体52a(89mg)、中間体52ga(86mg)、炭酸カリウム(78mg)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(21mg)およびトリシクロヘキシル−ホスフィン(4mg)を、1,4−ジオキサン4mLおよび水1mL中で撹拌し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(7mg)を添加し、反応混合物を110℃で1時間撹拌する。水を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:34mg。
【0489】
以下の表の中間体を、中間体52aおよび対応する出発ボロン酸エステル中間体から、中間体52haについて記載した手順と類似の手順に従って調製する。
【表20】
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【0490】
中間体52hzp
((S)−6−{(R)−4−[5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−ピリミジン−2−イル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化197】
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【0491】
ステップ1:((S)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン
(S)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オール(1g)、tert−ブチル−ジメチルクロロシラン(895mg)、イミダゾール(810mg)および4−ジメチルアミノピリジン(45mg)を、ジクロロメタン20mL中で室温において1時間撹拌する。反応混合物を水で洗浄し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→90:10)、標題化合物を得る。収量:1.32g。
【0492】
ステップ2:(S)−1−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−5−トリフルオロメチル−インダン−4−ボロン酸
((S)−4−ブロモ−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(1.2g)を、テトラヒドロフラン20mL中で−78℃において撹拌し、2MのN−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液(1.82mL)を添加し、反応混合物を2時間撹拌する。ホウ酸トリイソプロピル(800mg)を添加し、反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次に室温に戻し、1時間撹拌する。飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、反応混合物を酢酸エチルで抽出する。有機相をブラインで洗浄し、分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して標題化合物を得る。収量:1.14g。
【0493】
ステップ3:(S)−4−[5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−ピリミジン−2−イル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−オール
マイクロ波バイアル中、中間体50z(99mg)、(S)−1−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−5−トリフルオロメチル−インダン−4−ボロン酸(10mg)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(46mg)および重炭酸塩飽和水溶液(450mL)を、1,2−ジメトキシエタン2mLに懸濁させる。反応混合物を、MWオーブンで120℃において1時間照射する(50W)。溶媒を除去し、飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、反応混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相をブラインで洗浄し、層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→40:60)、標題化合物を得る。収量:55mg。
【0494】
ステップ4:((S)−6−{(R)−4−[5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−ピリミジン−2−イル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体1の調製のステップ6に見られる通り、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートと同様にして調製する。
【0495】
中間体52hzq
((S)−6−{(R)−4−[4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルカルバモイル)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化198】
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中間体52a(70mg)、中間体52gzg(186mg)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N’−ジメチルアミノ)ビフェニル(6mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14mg)および炭酸ナトリウム(56mg)を、トルエン10mLおよび水5mL中で90℃において4時間撹拌し、次に、室温で終夜撹拌する。反応混合物を水で洗浄し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル70:30→50:50)、標題化合物を得る。収量:31mg。
【0496】
以下の表の中間体を、中間体52bおよび対応する出発ボロン酸エステル中間体から、中間体52haに記載の手順に類似の手順に従って調製する。
【表21】
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【0497】
中間体53
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化199】
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【0498】
ステップ1:2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(0.5g)、3−メチルチオプロパノール(0.25mL)、トリフェニルホスフィン(710mg)およびジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(624mg)を、ジクロロメタン(10mL)に溶解させ、2時間撹拌する。3−クロロ過安息香酸(1.3g)を添加し、混合物を終夜撹拌する。混合物を飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を、相分離カートリッジを通過させることによって収集し、溶媒を真空下で除去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→0:100)、標題化合物(480mg)を得る。
【0499】
ステップ2:2−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン
2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン(100mg)、ビス(ピナコラート)ジボロン(158mg)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(23mg)および酢酸カリウム(92mg)を、マイクロ波バイアルに入れた乾燥1,4−ジオキサン(3mL)に懸濁させ、窒素流で5分間脱気する。混合物を、マイクロ波照射の下で110℃において60分間加熱する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、有機相を乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→0:100)、標題化合物(110mg)を得る。
LC(方法19):tR=1.24分;質量スペクトル:m/z=386[M+NH4+
【0500】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート[中間体13、ステップ3](32mg)、2−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(42mg)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(4mg)および炭酸セシウム(50mg)を、トルエン(2mL)に懸濁させ、窒素流で5分間脱気する。混合物を、マイクロ波照射の下で120℃において90分間加熱する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、有機相を乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物(9mg)を得る。LC(方法19):tR=1.38分;質量スペクトル:m/z=583[M+H]+
【0501】
中間体54
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化200】
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【0502】
メチル2−((S)−6−((R)−5,7−ジフルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体52、220mg)、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)ベンゼン(中間体53、ステップ1;153mg)、酢酸パラジウム(II)(7mg)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(13mg)およびK3PO4(202mg)を、トルエン(5mL)および水(0.5mL)に懸濁させ、アルゴン流で5分間脱気する。混合物を、マイクロ波照射の下で120℃において2.5時間加熱する。混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、有機相を乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→0:100)、標題化合物(29mg)を得る。
LC(方法19):tR=1.38分;質量スペクトル:m/z=601[M+H]+
【0503】
中間体55
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(オキサゾル−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル))アセタート
【化201】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)および5−(2−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾール(33.6mg)を、ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタンとの錯体(1:1)](8.2mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において終夜振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:15.7mg;LC(方法22):tR=1.67分;質量スペクトル(ESI+):m/z=490[M+Na]+
【0504】
中間体56
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(オキサゾル−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化202】
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【0505】
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)および5−(2−ブロモフェニル)−1,3−オキサゾール(33.6mg)を、ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において終夜振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:25mg;LC(方法22):tR=1.67分;質量スペクトル(ESI+):m/z=468[M+H]+
【0506】
中間体57
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化203】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)および1−(2−ブロモフェニル)ピロリジン−2−オン(36.0mg)を、ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において終夜振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:16.4mg;LC(方法11):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=484[M+H]+
【0507】
中間体58
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(イソキサゾル−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化204】
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【0508】
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)および5−(2−ブロモフェニル)イソオキサゾール(33.6mg)をジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において5時間振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:3mg;LC(方法11):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=490[M+Na]+
【0509】
中間体59
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−カルバモイル−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化205】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)および4−ブロモ−3,5−ジメチル−ベンズアミド(34.2mg)を、ジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において5時間振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:21.9mg;LC(方法23):tR=1.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=472[M+H]+
【0510】
中間体60
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−スルファモイルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化206】
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【0511】
メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(40.3mg)および4−スルファモイルフェニルボロン酸(40.2mg)をジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において12時間振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:4.8mg。
【0512】
中間体61
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−アセチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化207】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(40.3mg)および2−アセチルフェニルボロン酸(32.8mg)をジメチルホルムアミド(1mL)に溶解させ、アルゴンでパージする。[1,1’−ビス(ジ−tertブチルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(6.5mg)およびCs2CO3水溶液(0.1mL、2Mol/L)を添加し、反応混合物を、封止バイアル中で80℃において12時間振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:5.9mg;LC(方法24):tR=1.38分。
【0513】
中間体62
2−((3S)−6−((1R)−4−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
ステップ1:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(200mg)、3−ブロモ−2−メチルベンゾニトリル(169mg)、K3PO4(274mg)、酢酸パラジウム(II)(10mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(18mg)を、トルエン(10mL)および水(2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。バイアルを封止し、混合物を100℃で4時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10)、標題化合物を得る。収量:124mg;LC(方法20):tR=8.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=558[M+−H]+
【0515】
ステップ2:2−((3S)−6−((1R)−4−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
LiOHxH2O(131mg)を、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(119mg)のテトラヒドロフラン(1mL)、水(1mL)およびメタノール(1mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物を濃縮し、0℃に冷却し、水で希釈し、4MのHCl水溶液で酸性にする。得られた混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:103mg;LC(方法20):tR=6.30分;質量スペクトル(ESI-):m/z=442[M−H]-
【0516】
中間体63
2−((S)−6−((R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化209】
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【0517】
ステップ1:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(200mg)、4−ブロモ−3,5−ジメチルベンゾニトリル(90mg)、K3PO4(273mg)、酢酸パラジウム(II)(10mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(17mg)を、トルエン(10mL)および水(2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。バイアルを封止し、混合物を100℃で4時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10)、標題化合物を得る。収量:85mg;LC(方法19):tR=1.52分;質量スペクトル(ESI+):m/z=471[M+−H]+
【0518】
ステップ2:2−((S)−6−((R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
LiOHxH2O(38mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(85mg)のテトラヒドロフラン(1mL)、水(1mL)およびメタノール(1mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物を濃縮し、0℃に冷却し、水で希釈し、4MのHCl水溶液で酸性にする。得られた混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ジクロロメタン(dichloroemthane)/メタノール/酢酸9:0.05:0.05)、標題化合物を得る。収量:41mg;LC(方法20):tR=6.91分;質量スペクトル(ESI-):m/z=456[M−H]-
【0519】
中間体64
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ジメチルカルバモイル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化210】
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【0520】
ステップ1:N,N,3,5−テトラメチル−4−ニトロベンズアミド
1,1’−カルボニルジイミダゾール(914mg)を、3,5−ジメチル−4−ニトロ安息香酸(1g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に添加する。混合物を室温で3時間撹拌し、ジメチルアミン(7.7mL、テトラヒドロフラン中2M)を添加し、混合物をさらに30分間撹拌する。濃縮した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、塩酸(0.2M)、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:1g;LC(方法20):tR=5.11分;質量スペクトル(ESI+):m/z=223[M+H]+
【0521】
ステップ2:4−アミノ−N,N,3,5−テトラメチルベンズアミド
10%パラジウム炭素(100mg)を、N,N,3,5−テトラメチル−4−ニトロベンズアミド(1g)のメタノール(10mL)溶液に添加し、混合物を2バールの水素圧の下で3時間かけて水素化する。次に触媒を濾別し、メタノールで洗浄する。混合母液を濃縮して、標題化合物を得る。収量:1g;LC(方法20):tR=2.75分;質量スペクトル(ESI+):m/z=193[M+H]+
【0522】
ステップ3:4−ヨード−N,N,3,5−テトラメチルベンズアミド
4−アミノ−N,N,3,5−テトラメチルベンズアミド(500mg)を濃塩酸(2mL)に溶解させ、0℃に冷却し、NaNO2(269mg)の水(0.5mL)溶液で滴下処理する。混合物を1時間撹拌し、KI(1.3g)の水(1.5mL)溶液を滴加する。混合物を15分間撹拌し、室温に温め、次にジクロロメタンと水に分ける。有機相を、10%Na223水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:300mg;LC(方法20):tR=6.32分;質量スペクトル(ESI+):m/z=304[M+H]+
【0523】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ジメチルカルバモイル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(75mg)、4−ヨード−N,N,3,5−テトラメチルベンズアミド(97mg)、K3PO4(102mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(7mg)を、トルエン(2mL)および水(0.2mL)に懸濁し、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(4mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を120℃で5時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:70mg;LC(方法25):tR=1.41分;質量スペクトル(ESI+):m/z=518[M+H]+
【0524】
中間体65
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化211】
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【0525】
ステップ1:N,3,5−トリメチル−4−ニトロベンズアミド
1,1’−カルボニルジイミダゾール(914mg)を、3,5−ジメチル−4−ニトロ安息香酸(1g)のテトラヒドロフラン(10mL)懸濁液に添加する。混合物を室温で3時間撹拌し、メチルアミン(7.7mL、テトラヒドロフラン中2M)を添加し、混合物をさらに30分間撹拌する。濃縮した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、塩酸(0.2M)、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:1g;LC(方法20):tR=4.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=209[M+H]+
ステップ2:4−アミノ−N,3,5−トリメチルベンズアミド
10%パラジウム炭素(100mg)を、N,3,5−トリメチル−4−ニトロベンズアミド(1g)のメタノール(10mL)溶液に添加し、混合物を3バールの水素圧の下で3時間かけて水素化させる。次に触媒を濾別し、メタノールで洗浄する。混合母液を濃縮して、標題化合物を得る。収量:850mg;LC(方法21):tR=6.02;質量スペクトル(ESI+):m/z=179[M+H]+
【0526】
ステップ3:4−ヨード−N,3,5−トリメチルベンズアミド
4−アミノ−N,3,5−トリメチルベンズアミド(850mg)を濃塩酸(2mL)に溶解させ、0℃に冷却し、NaNO2(580mg)の水(0.5mL)溶液で滴下処理する。混合物を1時間撹拌し、KI(2.8g)の水(1.5mL)溶液を滴加する。混合物を15分間撹拌し、室温に温め、次にジクロロメタンと水に分ける。有機相を10%Na223水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:850mg;LC(方法20):tR=5.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=290[M+H]+
【0527】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(75mg)、4−ヨード−N,3,5−トリメチルベンズアミド(93mg)、K3PO4(102mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(7mg)を、トルエン(1.8mL)および水(0.2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(4mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を120℃で5時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:16mg;LC(方法25):tR=1.32分;質量スペクトル(ESI+):m/z=504[M+H]+
【0528】
中間体66
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化212】
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【0529】
ステップ1:(3,5−ジメチル−4−ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノン
1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.66g)を、3,5−ジメチル−4−ニトロ安息香酸(1g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に添加する。混合物を室温で3時間撹拌し、モルホリン(0.9mL)を添加し、混合物をさらに30分間撹拌する。濃縮した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、塩酸(0.2M)、飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:1.3g;LC(方法20):tR=5.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=265[M+H]+
【0530】
ステップ2:(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)(モルホリノ)メタノン
10%パラジウム炭素(100mg)を、(3,5−ジメチル−4−ニトロフェニル)(モルホリノ)メタノン(1.3g)のメタノール(10mL)溶液に添加し、混合物を、2バールの水素圧の下で3時間かけて水素化する。次に触媒を濾別し、メタノールで洗浄する。混合母液を濃縮して、標題化合物を得る。収量:1.1g;LC(方法20):tR=1.94;質量スペクトル(ESI+):m/z=235[M+H]+
【0531】
ステップ3:(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)(モルホリノ)メタノン
(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)(モルホリノ)メタノン(1.2g)を、濃塩酸(2mL)に溶解させ、0℃に冷却し、NaNO2(530mg)の水(0.5mL)溶液で滴下処理する。混合物を1時間撹拌し、KI(2.6g)の水(1.5mL)溶液を滴加する。混合物を、0℃で15分間、室温で12時間撹拌し、次にジクロロメタンと水に分ける。有機相を10%Na223水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→50:50)、標題化合物を得る。収量:1.1g;LC(方法20):tR=6.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=346[M+H]+
【0532】
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(75mg)、(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)(モルホリノ)メタノン(110mg)、K3PO4(102mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(7mg)を、トルエン(2mL)および水(0.2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(4mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を120℃で5時間撹拌する。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→80:20)、標題化合物を得る。収量:55mg;LC(方法25):tR=1.38分;質量スペクトル(ESI+):m/z=560[M+H]+
【0533】
中間体66a
((S)−6−{(R)−7−フルオロ−4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピルカルバモイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化213】
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【0534】
ステップ1:N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ベンズアミド
標題化合物を、中間体66の調製のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オールから出発して調製する(Kasai, Shizuo et al. Journal of Medicinal Chemistry, 2012, vol.55, #9 p.4336-4351)。
ステップ2:4−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−ベンズアミド
標題化合物を、中間体50xの調製のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ベンズアミドから出発して調製する。
【0535】
ステップ3:4−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−ベンズアミド
標題化合物を、中間体50xの調製のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、4−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−ベンズアミドから出発して調製する。
ステップ4:((S)−6−{(R)−7−フルオロ−4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピルカルバモイル)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
標題化合物を、中間体1の調製のステップ6に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−ベンズアミドから出発して調製する。
【0536】
中間体67
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化214】
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【0537】
ステップ1:2−シアノ−2−メチルプロピル4−メチルベンゼンスルホナート
3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンニトリル(0.5g)のジクロロメタン(8mL)およびピリジン(1.5mL)溶液に、0℃でp−トルエン−スルホニルクロリド(1.0g)を数回に分けて添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、ジエチルエーテルで希釈し、1MのHCl水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル90:10→50:50)、標題化合物を得る。収量:770mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=254[M+H]+
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパンニトリル
2−シアノ−2−メチルプロピル4−メチルベンゼンスルホナート(760mg)および4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(500mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)溶液に、Cs2CO3(2.0g)を添加する。混合物を80℃で12時間撹拌し、ジエチルエーテルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:572mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=282[M+H]+
【0538】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパンニトリルから調製する。LC(方法8):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=544[M+H]+
【0539】
中間体68
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化215】
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標題化合物を、中間体39のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−ヒドロキシ−3−メチルブチル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法7):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=578[M+Na]+
【0540】
中間体69
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化216】
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メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(136mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、4−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン(72mg)およびCs2CO3(200mg)を添加する。混合物を、室温で12時間、100℃で1時間撹拌する。4−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン(72mg)を添加し、混合物を100℃にしてさらに3時間加熱する。次に混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで逐次的に洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→40:60)、標題化合物を得る。収量:37mg;LC(方法7):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0541】
中間体70
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化217】
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【0542】
ステップ1:tert−ブチル2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチルカルバマート
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(200mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、tert−ブチル2−ブロモエチルカルバマート(270mg)およびCs2CO3(810mg)を添加する。混合物を室温で20時間撹拌する。tert−ブチル2−ブロモエチルカルバマート(110mg)およびCs2CO3(325mg)を添加し、混合物を4時間撹拌する。再び、tert−ブチル2−ブロモエチルカルバマート(110mg)およびCs2CO3(325mg)を添加し、混合物を12時間撹拌する。混合物を水とジエチルエーテルに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→80:20)、標題化合物を得る。収量:320mg;LC(方法8):tR=0.66分;質量スペクトル(ESI+):m/z=344[M+H]+
【0543】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよびtert−ブチル2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチルカルバマートから調製する。LC(方法8):tR=0.92分;質量スペクトル(ESI+):m/z=606[M+H]+
【0544】
中間体71
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化218】
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メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(120mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、2,2−ジメチルオキシラン(30μL)およびCs2CO3(167mg)を添加する。混合物を100℃で12時間撹拌する。2,2−ジメチルオキシラン(30μL)およびCs2CO3(167mg)を添加し、混合物を100℃で5時間撹拌する。次に、混合物を飽和水と酢酸エチルに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:48mg;LC(方法7):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=542[M+H]+
【0545】
中間体72
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化219】
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【0546】
ステップ1:4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール
標題化合物を、中間体1のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノールおよび1,6−ジオキサスピロ[2.5]オクタンから調製する。LC(方法7):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI-):m/z=313[M−H]-
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチルメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=577[M+H]+
【0547】
中間体73
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化220】
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【0548】
ステップ1:5−アリル−2−ブロモ−1,3−ジメチルベンゼン
イソプロピルマグネシウムクロリド(テトラヒドロフラン中2M溶液6.15mL)のテトラヒドロフラン(75mL)溶液に、0℃でn−ブチルリチウム(n−ヘキサン中1.6M溶液15.4mL)を滴加する。混合物を10分間撹拌し、2,5−ジブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(5g)のテトラヒドロフラン(75mL)溶液を10分以内に添加する。混合物を2時間撹拌し、−40℃に冷却し、次にCuCNxLiCl(テトラヒドロフラン中1M溶液5.5mL)を滴加する。5分間撹拌した後、3−ブロモプロペン(6.6mL)を滴加し、混合物を1時間撹拌し、室温に温め、さらに12時間撹拌する。次に反応を、飽和NH4Cl水溶液を添加することによってクエンチする。混合物をジエチルエーテルで抽出し、有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(ジクロロメタン)、標題化合物を得る。収量:3.76g;LC(方法8):tR=0.83分;質量スペクトル(ESI+):m/z=225[M+H]+
【0549】
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン−1−オール
5−アリル−2−ブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(1.0g)溶液を0℃に冷却し、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン(9−BBN、テトラヒドロフラン中0.5M溶液26mL)を滴加し、混合物を室温で2時間撹拌する。0℃に冷却した後、NaOH(6.7mL、4M)およびH22(6.7mL、35%)を滴加する。混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。次に、混合物をブラインとジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5→70:30)、標題化合物を得る。収量:750mg;LC(方法8):tR=0.28分;質量スペクトル(ESI+):m/z=260[M+NH4+
【0550】
ステップ3:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロパナール
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン−1−オール(250mg)のジクロロメタン(5mL)溶液に、0℃で1,1−ジヒドロ−1,1,1−トリアセトキシ−1,2−ベンズヨードキソル−3(1H)−オン(デス−マーチンペルヨージナン(periodinan)、ジクロロメタン中15%溶液2.7mL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、0℃に冷却し、1,1−ジヒドロ−1,1,1−トリアセトキシ−1,2−ベンズヨードキソル−3(1H)−オン(デス−マーチンペルヨージナン、ジクロロメタン中15%溶液1.6mL)を添加する。4時間撹拌した後、イソプロパノール(5mL)を添加し、混合物を15分間撹拌し、溶媒を真空中で蒸発させる。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:120mg;LC(方法8):tR=0.38分;質量スペクトル(ESI-):m/z=239[M−H]-
ステップ4:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン−2−オール
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロパナール(120mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に、0℃で臭化メチルマグネシウム(テトラヒドロフラン/トルエン1:3中1.4M溶液800μL)を添加する。30分間撹拌した後、混合物を飽和NH4Cl水溶液とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:130mg;LC(方法8):tR=0.37分;質量スペクトル(ESI+):m/z=274[M+NH4+
【0551】
ステップ5:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン−2−オン
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン−2−オール(130mg)のジクロロメタン(8mL)溶液に、0℃で1,1−ジヒドロ−1,1,1−トリアセトキシ−1,2−ベンズヨードキソル−3(1H)−オン(デス−マーチンペルヨージナン、ジクロロメタン中15%溶液1.4mL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。溶媒を真空中で蒸発させる。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:100mg;LC(方法8):tR=0.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=255[M+H]+
ステップ6:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルブタン−2−オール
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)ブタン−2−オン(100mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に、0℃で臭化メチルマグネシウム(テトラヒドロフラン/トルエン1:3中1.4M溶液840μL)を添加する。混合物を2時間撹拌すると同時に、室温に温め、次に飽和NH4Cl水溶液とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:105mg;LC(方法8):tR=0.47分;質量スペクトル(ESI+):m/z=271[M+H]+
【0552】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。LC(方法8):tR=0.83分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0553】
中間体74
1−オキサ−6−チアスピロ[2.5]オクタン
【化221】
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トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(2g)のジメチルスルホキシド(15mL)懸濁液に、NaH(鉱物油中60%分散液820mg)を少しずつ添加する。混合物を1時間撹拌し、ジヒドロ−2H−チオピラン−4(3H)−オン(2g)のジメチルスルホキシド(2mL)溶液を滴加する。混合物を12時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで2回洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:742mg;LC(方法7):tR=0.64分;質量スペクトル(ESI+):m/z=131[M+H]+
【0554】
中間体75
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((1,1−ジオキソ−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化222】
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【0555】
ステップ1:4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(700mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(7mL)溶液に、Cs2CO3(1.7g)および1−オキサ−6−チアスピロ[2.5]オクタン(586mg)を添加する。混合物を100℃で12時間撹拌する。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→60:40)、標題化合物を得る。収量:986mg;LC(方法7):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=348[M+NH4+
【0556】
ステップ2:1,1−ジオキソ−4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール
4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール(175mg)のジクロロメタン(3mL)溶液に、−10℃でメタ−クロロ−過安息香酸(MCPBA、270mg、70%)を添加する。混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。混合物をジクロロメタンで希釈し、1MのNaOH水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル70:30→0:100)、標題化合物を得る。収量:152mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=380[M+NH4+
【0557】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((1,1−ジオキソ−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(190mg)、1,1−ジオキソ−4−((4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−オール(150mg)、K3PO4(250mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(21mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)および水(100μL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(6mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を110℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を、ジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル50:50→0:100)、標題化合物を得る。収量:90mg;LC(方法8):tR=0.53分;質量スペクトル(ESI+):m/z=625[M+H]+
【0558】
中間体76
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロピル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化223】
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【0559】
ステップ1:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロピルメタンスルホナート
冷却した(0℃)3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン−1−オール(250mg)およびトリエチルアミン(160μL)のジクロロメタン(2mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(850μL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物をジクロロメタンと飽和NaHCO3水溶液に分け、30分間激しく撹拌する。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→50:50)、標題化合物を得る。収量:235mg;LC(方法8):tR=0.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=343[M+Na]+
ステップ2:(3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロピル)(メチル)スルファン
NaSMe(65mg)を、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロピルメタンスルホナート(230mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に添加する。混合物を12時間撹拌する。NaSMe(25mg)を添加し、混合物を1時間撹拌する。次に、混合物を水とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→80:20)、標題化合物を得る。収量:145mg;LC(方法8):tR=0.88分。
【0560】
ステップ3:2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ベンゼン
標題化合物を、中間体75のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、(3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)プロピル)(メチル)スルファンから調製する。LC(方法7):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=305[M+H]+
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロピル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロピル)ベンゼンから調製する。LC(方法8):tR=0.66分;質量スペクトル(ESI+):m/z=567[M+H]+
【0561】
中間体77
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化224】
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【0562】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エタンアミン
tert−ブチル2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチルカルバマート(310mg)のジクロロメタン(8mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(700μL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。次に、飽和K2CO3水溶液を添加し、混合物を30分間撹拌し、各相を分離する。有機相を飽和K2CO3水溶液で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:200mg;LC(方法7):tR=0.83分;質量スペクトル(ESI+):m/z=244[M+H]+
【0563】
ステップ2:N−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)メタンスルホンアミド
冷却した(0℃)2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エタンアミン(100mg)およびトリエチルアミン(63μL)のジクロロメタン(2mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(32μL)を添加する。混合物を0℃で2時間撹拌する。次に、混合物をジクロロメタンと水に分ける。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:90mg;LC(方法7):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=322[M+H]+
【0564】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよびN−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)メタンスルホンアミドから調製する。LC(方法8):tR=0.59分;質量スペクトル(ESI+):m/z=584[M+H]+
【0565】
中間体78
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエチル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
ステップ1:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタノール
薄青色が観測されるまで、O3を、冷却した(−78℃)5−アリル−2−ブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(2g)のジクロロメタン(70mL)溶液中に発泡させる。次に、色が消失するまで、O2を溶液中に発泡させる。その後、メタノール(70mL)およびNaBH4(1.45g)を添加し、混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。次に、混合物を1MのHCl水溶液とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5→70:30)、標題化合物を得る。収量:390mg;LC(方法8):tR=0.22分;質量スペクトル(ESI+):m/z=211[M+H−H2O]+
ステップ2:N,N−ジ−tert−ブトキシカルボニル−2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタンアミン
ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラート(2.85g)のジクロロメタン(10mL)溶液を、2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタノール(950mg)、ジ−tertブチル−イミノジカルボキシラート(3.75g)およびトリブチルホスフィン(4.4mL)のジクロロメタン(40mL)溶液に−10℃で15分間かけて滴加する。得られた溶液を2時間撹拌すると同時に、室温に温め、次に飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。水相をジクロロメタンで抽出する。混合有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:1.19g;LC(方法8):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=451[M+Na]+
【0567】
ステップ3:tert−ブチル4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチルカルバマート
N,N−ジ−tert−ブトキシカルボニル−2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタンアミン(1.19g)のジクロロメタン(25mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(320μL)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。次に、混合物を飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→70:30)、標題化合物を得る。収量:550mg;LC(方法8):tR=0.68分;質量スペクトル(ESI+):m/z=328[M+H]+
【0568】
ステップ4:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタンアミン
標題化合物を、中間体77のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、tert−ブチル4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチルカルバマートから調製する。LC(方法7):tR=0.83分;質量スペクトル(ESI+):m/z=228[M+H]+
【0569】
ステップ5:N−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチル)アセトアミド
冷却した(0℃)2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタンアミン(100mg)およびトリエチルアミン(68μL)のジクロロメタン(3mL)溶液に、塩化アセチル(31μL)を添加する。混合物を0℃で2時間撹拌する。次に、混合物をジクロロメタンと水に分ける。有機相を分離し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:25mg;LC(方法7):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=270[M+H]+
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエチル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよびN−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチル)アセトアミドから調製する。LC(方法8):tR=0.53分;質量スペクトル(ESI+):m/z=532[M+H]+
【0570】
中間体79
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化226】
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【0571】
ステップ1:N−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)アセトアミド
標題化合物を、中間体78のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エタンアミンから調製する。LC(方法7):tR=0.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=286[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよびN−(2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)エチル)アセトアミドから調製する。LC(方法8):tR=0.50分;質量スペクトル(ESI+):m/z=548[M+H]+
【0572】
中間体80
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化227】
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【0573】
ステップ1:N−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチル)メタンスルホンアミド
標題化合物を、中間体77のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、2−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)エタンアミンから調製する。LC(方法7):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=306[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよびN−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェネチル)メタンスルホンアミドから調製する。LC(方法8):tR=0.58分;質量スペクトル(ESI+):m/z=568[M+H]+
【0574】
中間体81
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化228】
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【0575】
ステップ1:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルピロリジン−2−オン
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(100mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、3−ブロモ−1−メチルピロリジン−2−オン(100mg)およびK2CO3(105mg)を添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。次に、混合物を水とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→50:50)、標題化合物を得る。収量:65mg;LC(方法7):tR=1.0分;質量スペクトル(ESI+):m/z=298[M+H]+
【0576】
ステップ2:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルピロリジン−2−オンから調製する。LC(方法8):tR=0.60分;質量スペクトル(ESI+):m/z=560[M+H]+
【0577】
中間体82
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化229】
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【0578】
ステップ1:5,5−ジメチル−[1,3,2]ジオキサチアン−2−オキシド
2,2−ジメチル−プロパン−1,3−ジオール(1g)のジクロロメタン(5mL)溶液に、0℃で塩化チオニル(735μL)を滴加する。混合物を40℃で3時間撹拌し、次に飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:1g;TLC:rf=0.65(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル3:1)。
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(625mg)およびCs2CO3(5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中混合物に、5,5−ジメチル−[1,3,2]ジオキサチアン−2−オキシド(467mg)を添加する。混合物を100℃で12時間撹拌し、次に水と酢酸エチルに分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:251mg;LC(方法7):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=287[M+H]+
【0579】
ステップ3:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロピルメタンスルホナート
冷却した(0℃)3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロパン−1−オール(251mg)およびトリエチルアミン(160μL)のジクロロメタン(3mL)溶液に、塩化メタンスルホニル(75μL)を添加する。混合物を2日間撹拌すると同時に、室温に温める。次に、混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→50:50)、標題化合物を得る。収量:271mg;LC(方法7):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=365[M+H]+
【0580】
ステップ4:2−ブロモ−5−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−1,3−ジメチルベンゼン
マイクロ波バイアル中、メタンスルフィン酸ナトリウム(720mg)を、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2,2−ジメチルプロピルメタンスルホナート(271mg)のN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)(8mL)溶液に添加する。混合物を180℃で30分間加熱する。次に、混合物をジエチルエーテルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:32mg;LC(方法8):tR=0.47分;質量スペクトル(ESI+):m/z=349[M+H]+
【0581】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび2−ブロモ−5−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−1,3−ジメチルベンゼンから調製する。LC(方法8):tR=0.81分;質量スペクトル(ESI+):m/z=611[M+H]+
【0582】
中間体83
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルシクロペンタノール(エナンチオマー1およびエナンチオマー2)
【化230】
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【0583】
ステップ1:3−(ベンジルオキシ)シクロペンタノール
アルゴン下で、NaH(鉱物油中60%分散液;2.85g)を、冷却した(0℃)シクロペンタン−1,3−ジオール(3.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に添加する。混合物を12時間撹拌し、その後(4.2mL)を滴加し、室温で12時間撹拌する。その後、混合物を飽和NH4Cl水溶液とジエチルエーテルに分ける。有機相を水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル50:50→20:80)、標題化合物を得る。収量:540mg;LC(方法7):tR=0.85分;質量スペクトル(ESI+):m/z=193[M+H]+
ステップ2:3−(ベンジルオキシ)シクロペンタノン
3−(ベンジルオキシ)シクロペンタノール(530mg)のジクロロメタン(8mL)溶液に、0℃で1,1−ジヒドロ−1,1,1−トリアセトキシ−1,2−ベンズヨードキソル−3(1H)−オン(デス−マーチンペルヨージナン、ジクロロメタン中15%溶液8mL)を添加する。混合物を3時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、1MのNaOH水溶液で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル90:10→40:60)、標題化合物を得る。収量:430mg;LC(方法7):tR=0.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=191[M+H]+
【0584】
ステップ3:3−(ベンジルオキシ)−1−メチルシクロペンタノール
臭化メチルマグネシウム(4.8mL、トルエン/テトラヒドロフラン3:1中1.4M溶液)を、3−(ベンジルオキシ)シクロペンタノン(420mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液にアルゴン下で−78℃において滴加する。混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温め、1MのHCl水溶液と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を真空中で蒸発させて、標題化合物を得る。収量:400mg;LC(方法7):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=229[M+Na]+
【0585】
ステップ4:1−メチルシクロペンタン−1,3−ジオール
標題化合物を、中間体39のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−(ベンジルオキシ)−1−メチルシクロペンタノールから調製する。混合物を12時間かけて水素化する。TLC:rf=0.18(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル1:1)。
ステップ5:3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチル4−メチルベンゼンスルホナート
標題化合物を、中間体46のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、1−メチルシクロペンタン−1,3−ジオールから調製する。TLC:rf=0.48(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル1:1)。
【0586】
ステップ6:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルシクロペンタノール(エナンチオマー1およびエナンチオマー2)
4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(300mg)およびCs2CO3(600mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物に、3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチル4−メチルベンゼンスルホナート(275mg)を添加する。混合物を50℃で12時間撹拌し、次に水とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(石油エーテル/酢酸エチル90:10→30:70)。エナンチオマーを、キラル相でSFCによって分離する(カラム:Daicel IA、5μm、250mm×10mm;溶出剤:scCO2/(メタノール+0.2%ジエチルアミン)85:15、10mL/分)。
エナンチオマー1:tR=4.7分;収量:31mg;LC(方法8):tR=0.47分;質量スペクトル(ESI+):m/z=299[M+H]+
エナンチオマー2:tR=5.7分;収量:42mg;LC(方法8):tR=0.47分;質量スペクトル(ESI+):m/z=299[M+H]+
【0587】
中間体84
メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(ジアステレオマー1)
【化231】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルシクロペンタノール(エナンチオマー1)から調製する。LC(方法8):tR=0.81分。
【0588】
中間体85
メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(ジアステレオマー2)
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−1−メチルシクロペンタノール(エナンチオマー2)から調製する。LC(方法8):tR=0.81分。
【0589】
中間体86
メチル2−((3S)−6−(7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化233】
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【0590】
ステップ1:4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
NaBH4(60mg)を、4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(500mg)のメタノール(5mL)溶液にアルゴン下で0℃において少しずつ添加する。混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温め、氷水と酢酸エチルに分ける。1MのHCl水溶液を、激しく撹拌しながらゆっくり添加する。各相を分離し、有機相をブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル95:5→70:30)、標題化合物を得る。収量:425mg。
ステップ2:メチル2−((3S)−6−(4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=421[M+H]+
【0591】
ステップ3:メチル2−((3S)−6−(7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−(4−ブロモ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=469[M+H]+
【0592】
ステップ4:メチル2−((3S)−6−(7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−(7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オールから調製する。LC(方法8):tR=0.74分/0.78分(ジアステレオマー混合物);質量スペクトル(ESI+):m/z=571[M+Na]+
【0593】
中間体87
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化234】
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メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(40mg)およびK2CO3(15mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、4−(クロロメチル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(15mg)を添加する。混合物を80℃で12時間撹拌し、次に水とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:44mg;LC(方法9):tR=1.11分;質量スペクトル(ESI+):m/z=591[M+H]+
【0594】
中間体88
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(40mg)およびK2CO3(15mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物に、4−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(17mg)を添加する。混合物を80℃で12時間撹拌する。K2CO3(15mg)および4−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(17mg)を添加し、混合物を80℃で6時間撹拌する。再び、K2CO3(15mg)および4−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(17mg)を添加し、混合物を80℃で12時間撹拌する。次に、混合物を水とジエチルエーテルに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:35mg;LC(方法9):tR=1.23分;質量スペクトル(ESI+):m/z=568[M+H]+
【0595】
中間体89
4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンおよび4−(4−(7−フルオロ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オン
【化236】
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【0596】
ステップ1:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン
マイクロ波バイアル中、2,5−ジブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(800mg)、2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(640mg)およびK3PO4(1.3g)を、トルエン(12mL)および水(1.2mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(100mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を60℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル99:1→60:40)、標題化合物を得る。収量:404mg。
【0597】
ステップ2:4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンおよび4−(4−(7−フルオロ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オン
マイクロ波バイアル中、7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(200mg)、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(200mg)、K3PO4(310mg)およびジシクロヘキシル(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(S−Phos)(25mg)を、トルエン(2mL)、1,4−ジオキサン(2mL)および水(250μL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。酢酸パラジウム(II)(7mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を110℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルと飽和NH4Cl水溶液に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル90:10→50:50)、標題化合物を得る。
4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン:収量:100mg;LC(方法7):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=337[M+H]+
4−(4−(7−フルオロ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−3,5−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オン:収量:48mg;LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=351[M+H]+
【0598】
中間体90
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化237】
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【0599】
ステップ1:7−フルオロ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(100mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、10%パラジウム活性炭(30mg)を添加し、混合物を、2バールの圧力で12時間かけて水素化する。触媒を濾別し、メタノールで洗浄する。混合母液を濃縮し、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル80:20→50:50)、標題化合物を得る。収量:55mg;LC(方法8):tR=0.36分;質量スペクトル(ESI+):m/z=339[M+H]+
【0600】
ステップ2:(S)−7−フルオロ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、7−フルオロ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=363[M+Na]+
【0601】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−7−フルオロ−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法26):tR=0.95分;質量スペクトル(ESI+):m/z=531[M+H]+
【0602】
中間体91
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化238】
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【0603】
ステップ1:(S)−4−(7−フルオロ−1−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オン
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−(7−フルオロ−1−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オンから調製する。LC(方法7):tR=0.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=353[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−(7−フルオロ−1−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−オンおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=543[M+H]+
【0604】
中間体92
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化239】
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【0605】
ステップ1:メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(170mg)および2,6−ジメチルピリジン(ルチジン)(85μL)を、ジクロロメタン(2mL)に溶解させ、0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(80μL)で滴下処理する。混合物を室温で4時間撹拌し、0℃に冷却し、2,6−ジメチルピリジン(ルチジン)(85μL)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(80μL)を添加し、混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。0℃に冷却した後、2,6−ジメチルピリジン(ルチジン)(85μL)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(80μL)を添加し、混合物を4時間撹拌すると同時に、室温に温める。混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。収量:225mg;LC(方法9):tR=1.25分、質量スペクトル(ESI+):m/z=602[M+H]+
【0606】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(50mg)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリミジン(23mg)およびK3PO4(40mg)を、テトラヒドロフラン(2mL)に懸濁させる。混合物をアルゴンで10分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(3mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を70℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:27mg;LC(方法9):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=532[M+H]+
【0607】
中間体93
メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化240】
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【0608】
ステップ1:1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルボロン酸
4−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(8g)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を、冷却した(−18℃)イソプロピルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフラン溶液(2M溶液32mL)に滴加する。混合物を−10℃で1時間撹拌し、次にホウ酸トリメチル(8.1mL)を滴加する。その後、混合物を12時間撹拌すると同時に、室温に温める。混合物を0℃に冷却し、塩酸(19mL、4N)を添加し、混合物を酢酸エチルで希釈する。12時間撹拌した後、有機相をデカントする。酢酸エチル(50mL)および水(50mL)を残渣に添加し、その後ジクロロメタン(250mL)を添加する。混合物を5分間撹拌し、形成された沈殿物を濾過によって単離する。固体材料をジイソプロピルエーテルと研和し、濾過し、真空中で乾燥させる。収量:4.6g;質量スペクトル(ESI+):m/z=154[M+H]+
【0609】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン(dihydroyridin)−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(50mg)、1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルボロン酸(17mg)を、Na2CO3水溶液(125μL、2Mテトラヒドロフラン(2mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)と混合する。混合物をアルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(3mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を70℃で2時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、飽和NH4Cl水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:32mg;LC(方法9):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=561[M+H]+
【0610】
中間体94
メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3イル)アセタート
【化241】
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【0611】
ステップ1:(S)−4−ブロモ−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法7):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI-):m/z=244、246、248[M−H]-
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.84分;質量スペクトル(ESI+):m/z=437、439、441[M+H]+
【0612】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体39のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルボロン酸から調製する。LC(方法8):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=569[M+H]+
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、テトラヒドロフラン中ラネーニッケルの存在下で室温において水素化することによって、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−クロロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.63分;質量スペクトル(ESI-):m/z=477、479[M−H]-
【0613】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体39のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(ブロモメチル)−3−メチルオキセタンから調製する。LC(方法8):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=563、565[M+H]+
【0614】
中間体95
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ビス(メトキシメチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化242】
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【0615】
ステップ1:ジメチル5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)イソフタラート
ジメチル5−ヒドロキシイソフタラート(500mg)、(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホナート(915mg)および炭酸(carbonte)カリウム(850mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物を、50℃で5時間撹拌する。反応混合物を水で希釈し、沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=0.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=295[M+H]+
ステップ2:(5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)−1,3−フェニレン)ジメタノール
標題化合物を、テトラヒドロフラン中水素化リチウムアルミニウムで還元することによって、ジメチル5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)イソフタラートから調製する。LC(方法7):tR=0.69分;質量スペクトル(ESI+):m/z=239[M+H]+
【0616】
ステップ3:(2−ブロモ−5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)−1,3−フェニレン)ジメタノール
NBS(212mg)を、アセトニトリル(5mL)中((5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)−1,3−フェニレン)ジメタノール(270mg)に添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌する。溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル50:50→0:100)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=0.76分;質量スペクトル(ESI-):m/z=315[M−H]-
【0617】
ステップ4:3−((4−ブロモ−3,5−ビス(メトキシメチル)フェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタン
水素化ナトリウム(鉱物油中50%;150mg)を、テトラヒドロフラン(10mL中(2−ブロモ−5−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)−1,3−フェニレン)ジメタノール(370mg)にアルゴン雰囲気下で添加する。得られた混合物を室温で20分間撹拌した後、ヨウ化メチル(546mg)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌する。さらなる水素化ナトリウム(鉱物油中50%;110mg)およびヨウ化メチル(200μL)を添加し、混合物を終夜室温で撹拌する。反応混合物を氷水でクエンチし、酢酸エチルで抽出する。混合抽出物を水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル90:10→60:40)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=362[M+NH4+
【0618】
ステップ5:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ビス(メトキシメチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−((4−ブロモ−3,5−ビス(メトキシメチル)フェノキシ)メチル)−3−メチルオキセタンから調製する。LC(方法8):tR=0.72分;質量スペクトル(ESI+):m/z=607[M+H]+
【0619】
中間体96
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾル−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化243】
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ステップ1:1−(4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−ピラゾル−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼン(1.00g)、2−メチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾル−1−イル)プロパン−2−オール(1.11g)、および2MのNa2CO3水溶液(4.0mL)のN,N−ジメチルホルムアミド中混合物を、アルゴンで3分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(85mg)を添加し、混合物を60℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を水および酢酸エチルで希釈する。有機相をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。LC(方法11):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=323、325[M+H]+
【0620】
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾル−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−ピラゾル−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オールから調製する。LC(方法11):tR=1.23分;質量スペクトル(ESI+):m/z=585[M+H]+
【0621】
中間体97
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化244】
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【0622】
ステップ1:4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼンおよび1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルボロン酸から調製する。LC(方法11):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=292、294[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンから調製する。LC(方法11):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0623】
中間体98
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化245】
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【0624】
ステップ1:5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼンおよび1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンから調製する。LC(方法11):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=292、294[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オンから調製する。LC(方法11):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0625】
中間体99
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化246】
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【0626】
ステップ1:1−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール
2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチルベンゼン(500mg)、1,2,4−トリアゾール(340mg)、炭酸カリウム(770mg)、およびヨウ化銅(I)(232mg)のN−メチル−2−ピロリジノン中混合物を、130℃で終夜撹拌する。さらなる炭酸カリウム(770mg)およびヨウ化銅(I)(232mg)を添加し、混合物を150℃にして4時間加熱する。室温に冷却した後、混合物をテトラヒドロフランで希釈し、濾過する。濾液を真空中で濃縮し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=252、254[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび1−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾールから調製する。LC(方法7):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=514[M+H]+
【0627】
中間体100
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化247】
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【0628】
ステップ1:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)フラン
2,5−ジブロモ−1,3−ジメチルベンゼン(2.00g)、1−フラン−3−イルボロン酸(856mg)、および2MのNa2CO3水溶液(11mL)の1,4−ジオキサン(40mL)中混合物を、アルゴンで5分間パージする。テトラキス−トリフェニルホスフィン−パラジウム(0)(270mg)を添加し、混合物を100℃で終夜撹拌する。さらなるテトラキス−トリフェニルホスフィン−パラジウム(0)(50mg)を添加し、混合物を100℃でさらに5時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を、酢酸エチルおよびNH4Cl水溶液で希釈する。水相を酢酸エチルで抽出し、混合抽出物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→90:10)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=1.22分;質量スペクトル(EI+):m/z=250[M]+
【0629】
ステップ2:3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2,5−ジヒドロフラン
トリエチルシラン(3.67mL)を、3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)フラン(580mg)のトリフルオロ酢酸溶液に滴加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌する。飽和NaHCO3水溶液を添加し、水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。混合抽出物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5)、標題化合物を得る。LC(方法9):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=251、253[M+H]+
【0630】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2,5−ジヒドロフランから調製する。LC(方法9):tR=1.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
ステップ4:2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
標題化合物を、中間体62のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、LiOHxH2Oの代わりにNaOHを使用して、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=0.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=501[M+H]+
【0631】
中間体101
【化248】
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【0632】
ステップ1:2−ブロモ−1−クロロ−5−フルオロ−3−ヨードベンゼン
tert−ブチルニトライト(4.00ml)を、臭化銅(II)のアセトニトリル(50mL)懸濁液に0℃で滴加する。混合物を65℃に加熱し、30分間撹拌する。2−クロロ−4−フルオロ−6−ヨード−フェニルアミン(6.30g)のアセトニトリル(15mL)溶液を滴加し、得られた混合物を65℃で1時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を、酢酸エチルおよび飽和NaHCO3溶液で希釈する。水相を酢酸エチルで抽出し、混合抽出物をブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→98:2)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=1.18分;質量スペクトル(EI+):m/z=334[M]+
ステップ2:メチル3−(2−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロフェニル)プロパノアート
標題化合物を、中間体17のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1−クロロ−5−フルオロ−3−ヨードベンゼンから調製する。LC(方法7):tR=1.11分。
【0633】
ステップ3:3−(2−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロフェニル)プロパン酸
標題化合物を、中間体17のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、メチル3−(2−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロフェニル)プロパノアートから調製する。LC(方法9):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI-):m/z=279[M−H]-
ステップ4:4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
標題化合物を、中間体25のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−(2−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロフェニル)プロパン酸から調製する。LC(方法9):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=263[M+H]+
【0634】
ステップ5:(S)−4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体1のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンから調製する。LC(方法9):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI-):m/z=263[M−H]-
ステップ6:メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.23分;質量スペクトル(ESI+):m/z=455[M+H]+
【0635】
ステップ7:メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体39のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−ブロモ−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニルボロン酸から調製する。LC(方法9):tR=1.32分。
ステップ8:メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体39のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ベンジルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−5−クロロ−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=497[M+H]+
【0636】
ステップ9:メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体39のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび3−ヒドロキシ−3−メチルブチル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法9):tR=1.25分。
【0637】
中間体102
メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化249】
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標題化合物を、中間体39のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートおよび(S)−テトラヒドロフラン−3−イル4−メチルベンゼンスルホナートから調製する。LC(方法9):tR=1.26分。
【0638】
中間体103
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化250】
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【0639】
ステップ1:(S)−tert−ブチルジメチル(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)シラン
標題化合物を、中間体12のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−(4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)(tert−ブチル)ジメチルシランから調製する。LC(方法8):tR=1.26分。
ステップ2:3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フルオロピリジン
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、(S)−tert−ブチルジメチル(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)シランおよび3−ブロモ−2−フルオロピリジンから調製する。LC(方法8):tR=1.32分;質量スペクトル(ESI+):m/z=344[M+H]+
【0640】
ステップ3:3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン
3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フルオロピリジン(230mg)のN−メチル−ピロリドン(pyrrolidon)(NMP、2mL)溶液に、ピロリジン(166μL)添加する。混合物を100℃で12時間撹拌し、水と酢酸エチルに分け、水相を酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:260mg;LC(方法7):tR=1.15分。
ステップ4:(1S)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.70分。
【0641】
ステップ5:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(1S)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=0.96分。
【0642】
中間体104
2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
【化251】
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標題化合物を、中間体12のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、4−ブロモ−2,6−ジメチルアニリンから調製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=248[M+H]+
【0643】
中間体105
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化252】
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【0644】
ステップ1:6−クロロ−3−メチルピリミジン−4(3H)−オン
6−クロロピリミジン−4(3H)−オン(5g)、ヨウ化メチル(2.6mL)およびK2CO3(10.6g)のアセトン(100mL)中混合物を、終夜室温で撹拌する。混合物を水と酢酸エチルに分離する。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をジイソプロピルエーテルと研和して、標題化合物を得る。収量:5.1g;LC(方法11):tR=0.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=145[M+H]+
ステップ2:6−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルピリミジン−4(3H)−オン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、6−クロロ−3−メチルピリミジン−4(3H)−オンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を65℃で12時間撹拌する。LC(方法11):tR=0.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=230[M+H]+
【0645】
ステップ3:6−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルピリミジン−4(3H)−オン
6−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルピリミジン−4(3H)−オン(2.6g)およびp−トルエンスルホン酸一水和物(6.5g)のtert−ブタノール(30mL)溶液に、10〜15℃でNaNO3(1.6g)およびKI(4.7g)の水(10mL)溶液を滴加する。混合物を15℃で20分間、室温で3時間撹拌する。その後、混合物を、水(50mL)、飽和NaHCO3水溶液(20mL)および10%Na223水溶液(20mL)で処理する。混合物を酢酸エチルで4回抽出する。混合有機相を10%Na223水溶液およびブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させる。粗製生成物を次のステップで直接使用する。
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、6−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルピリミジン−4(3H)−オンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0646】
中間体106
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化253】
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【0647】
ステップ1:5−ブロモ−1−メチルピリミジン−2(1H)−オン
5−ブロモピリミジン−2(1H)−オン(3g)、ヨウ化メチル(1.1mL)およびK2CO3(2.4g)のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中混合物を、室温で5時間撹拌する。混合物を濾過し、母液を濃縮する。残渣を水とジクロロメタンに分離する。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:385mg;LC(方法9):tR=0.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=189[M+H]+
ステップ2:5−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、5−ブロモ−1−メチルピリミジン−2(1H)−オンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を70℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=0.63分;質量スペクトル(ESI+):m/z=230[M+H]+
【0648】
ステップ3:5−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オンから調製する。LC(方法9):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=341[M+H]+
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法14):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0649】
中間体107
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化254】
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【0650】
ステップ1:2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)アニリン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、臭化水素酸4−ブロモピリダジンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を70℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=0.66分;質量スペクトル(ESI+):m/z=200[M+H]+
ステップ2:4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリダジン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)アニリンから調製する。LC(方法9):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=311[M+H]+
【0651】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリダジンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0652】
中間体108
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化255】
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【0653】
ステップ1:2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)アニリン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、塩酸4−ブロモピリミジンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を70℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=0.74分;質量スペクトル(ESI+):m/z=200[M+H]+
ステップ2:4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)アニリンから調製する。LC(方法9):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=311[M+H]+
【0654】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.26分。
【0655】
中間体109
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化256】
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【0656】
ステップ1:5−クロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
4,5−ジクロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン(1g)を、HI水溶液(57%、8.5mL)に溶解させ、混合物を12時間加熱還流させる。室温に冷却した後、混合物をNa223水溶液(30%、100mL)で処理し、1時間撹拌する。次に、混合物をジクロロメタンで3回抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をジイソプロピルエーテルと研和する。収量:414mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=145[M+H]+
ステップ2:5−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、5−クロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を60℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=230[M+H]+
【0657】
ステップ3:5−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンから調製する。LC(方法9):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=341[M+H]+
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法14):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0658】
中間体110
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化257】
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【0659】
ステップ1:4−(2−メトキシピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルアニリン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、4−クロロ−2−メトキシピリミジンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を60℃で12時間撹拌する。LC(方法14):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=230[M+H]+
ステップ2:4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メトキシピリミジン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンから調製する。LC(方法14):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=341[M+H]+
【0660】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メトキシピリミジンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0661】
中間体111
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化258】
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【0662】
ステップ1:5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−テトラゾール
4−ブロモ−3,5−ジメチルベンゾニトリル(1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、NH4Cl(770mg)およびNaN3(800mg)を添加し、混合物を100℃にして12時間加熱する。室温に冷却した後、混合物を水で希釈する。形成した沈殿物を濾別し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:650mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=253[M+H]+
ステップ2:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−テトラゾールおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0663】
中間体112
5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾールおよび5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール
【化259】
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5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−テトラゾール(780mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)溶液に、KOH(432mg)およびMeI(210μL)を添加し、混合物を室温で4時間撹拌する。次に混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで3回抽出する。混合有機相を水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル95:5→70:30)、標題化合物を得る。
5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール:収量:135mg;LC(方法11):tR=1.03分;質量スペクトル(ESI+):m/z=267[M+H]+
5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール:収量:660mg;LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=267[M+H]+
【0664】
中間体113
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化260】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾールおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=529[M+H]+
【0665】
中間体114
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化261】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾールおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=529[M+H]+
【0666】
中間体115
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化262】
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【0667】
ステップ1:4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジン−2(1H)−オン
4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メトキシピリミジンを、33%HBrの酢酸溶液(7.7mL)に溶解させ、混合物を室温で12時間撹拌する。次に混合物を水で希釈する。形成した沈殿物を濾別し、アセトンで洗浄し、乾燥させる。収量:1g;LC(方法11):tR=0.92分;質量スペクトル(ESI+):m/z=327[M+H]+
ステップ2:4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オン
4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)ピリミジン−2(1H)−オン(500mg)、ヨウ化メチル(165μL)およびK2CO3(254mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中混合物を、室温で12時間撹拌する。次に、混合物を水とジクロロメタンに分ける。水相をジクロロメタンで2回抽出し、混合有機相をブラインで洗浄する。乾燥させた後(MgSO4)、溶媒を蒸発させる。残渣をジエチルエーテルと研和する。固体を濾別し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:380mg;LC(方法11):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=341[M+H]+
【0668】
ステップ3:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−1−メチルピリミジン−2(1H)−オンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0669】
中間体116
1−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールおよび2−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オール
【化263】
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【0670】
5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−1H−テトラゾール(500mg)のメタノール(5mL)溶液に、Cs2CO3(645mg)および1,1−ジメチルオキシラン(450μL)を添加する。バイアルを封止し、混合物を60℃にして3時間加熱する。Cs2CO3(400mg)および1,1−ジメチルオキシラン(300μL)を添加し、混合物を60℃にして12時間加熱する。1,1−ジメチルオキシラン(450μL)を添加した後、混合物を80℃にして6時間加熱する。次に溶媒を蒸発させ、残渣を水と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで2回抽出し、混合有機相を乾燥させる(MgSO4)。濃縮した後、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。
1−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オール:収量:310mg;LC(方法11):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=325[M+H]+
2−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オール:収量:40mg;LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=325[M+H]+
【0671】
中間体117
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化264】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、1−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−2−オールおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=587[M+H]+
【0672】
中間体118
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、2−(5−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェニル)−2H−テトラゾル−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オールおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=587[M+H]+
【0673】
中間体119
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化266】
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【0674】
ステップ1:3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン
標題化合物を、中間体103のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、ピペリジンおよび3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フルオロピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.20分。
【0675】
ステップ2:(1S)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ピペリジン−1−イル)ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.73分。
ステップ3:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(1S)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=0.92分。
【0676】
中間体120
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化267】
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【0677】
ステップ1:3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フェノキシピリジン
3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フルオロピリジン(220mg)をN−メチルピロリドン(NMP、2.5mL)に溶解させ、LiOtBuのテトラヒドロフラン(1mL、1M)溶液およびフェノール(phenole)(180mg)で処理し、200℃にして2時間加熱する。こうして得られた混合物を、次のステップで直接使用する。
ステップ2:(1S)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フェノキシピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.98分。
ステップ3:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、((1S)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.22分。
【0678】
中間体121
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化268】
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【0679】
ステップ1:3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン
2,2−ジメチルプロパン−1−オール(59mg)を0℃でN−メチルピロリドン(NMP、2mL)に溶解させ、NaH(27mg、鉱物油中55%分散液)で処理し、15分間撹拌する。混合物を室温に温め、3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−フルオロピリジン(200mg)のN−メチルピロリドン(NMP、1mL)溶液で処理し、75℃で12時間撹拌する。2,2−ジメチルプロパン−1−オール(59mg)およびNaH(27mg、鉱物油中55%分散液)を添加し、混合物を80℃で4時間撹拌する。こうして得られた混合物を、次のステップで直接使用する。
【0680】
ステップ2:(1S)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
標題化合物を、中間体4のステップ4に記載の手順に類似の手順に従って、3−((1S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)−2−(ネオペンチルオキシ)ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.11分。
【0681】
ステップ3:メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、(1S)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールおよび(S)−メチル2−(6−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法15):tR=1.32分。
【0682】
中間体122
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化269】
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【0683】
ステップ1:6−クロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
標題化合物を、中間体106のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、6−クロロピリダジン−3(2H)−オンから調製する。
ステップ2:6−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
標題化合物を、中間体5のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、6−クロロ−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンから調製する。混合物を60℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=0.78分;質量スペクトル(ESI+):m/z=230[M+H]+
【0684】
ステップ3:6−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オン
標題化合物を、中間体105のステップ3に記載の手順に類似の手順に従って、6−(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンから調製する。LC(方法7):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=341[M+H]+
ステップ4:メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、6−(4−ヨード−3,5−ジメチルフェニル)−2−メチルピリダジン−3(2H)−オンおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0685】
中間体123
メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化270】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−N,N−ジメチルベンズアミドおよびメチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=490[M+H]+
【0686】
中間体124
5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾールおよび5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール
【化271】
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【0687】
ステップ1:5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−2H−テトラゾール
マイクロ波バイアル中、2−フルオロ−6−ヨードベンゾニトリル(1g)およびアジドトリブチルスズ(1.12mL)を、トルエン(8.4mL)に溶解させる。バイアルを封止し、混合物を125℃にして72時間加熱する。室温に冷却した後、溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製する。収量:494mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=291[M+H]+
ステップ2:5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾールおよび5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール
5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−2H−テトラゾール(986mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.4mL)溶液に、K2CO3(530mg)およびMeI(295μL)を添加し、混合物を室温で12時間撹拌する。次に溶媒を蒸発させ、残渣を水と酢酸エチルに分ける。水相を酢酸エチルで2回抽出し、混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(Na2SO4)。濃縮した後、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。
5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール:収量:547mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=305[M+H]+
5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−2−メチル−2H−テトラゾール:収量:457mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=305[M+H]+
【0688】
中間体125
メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(3−フルオロ−2−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化272】
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【0689】
マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(100mg)、5−(2−フルオロ−6−ヨードフェニル)−1−メチル−1H−テトラゾール(78mg)、K3PO4(136mg)を、1,4−ジオキサン(3mL)に懸濁させ、アルゴンで10分間パージする。[1,3−ビス(2,6−ジ−3−ペンチルフェニル)イミダゾル(inidazol)−2−イリデン](3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド(8.5mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を100℃で12時間撹拌する。室温に冷却した後、溶媒を蒸発させ、こうして得られた生成物を次のステップで直接使用する。
【0690】
中間体126
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジン
【化273】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=0.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=262/264(Br)[M+H]+
【0691】
中間体127
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−4−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化274】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジンから調製する。LC(方法9):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0692】
中間体128
{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化275】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−ブロモ−3−ヨード−ピリジンから調製する。LC(方法9):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=498/500(Br)[M+H]+
【0693】
中間体129
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フラン−3−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化276】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよびフラン−3−ボロン酸から調製する。LC(方法9):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=486[M+H]+
【0694】
中間体130
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フェニル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化277】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよびフェニルボロン酸から調製する。LC(方法9):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=496[M+H]+
【0695】
中間体131
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メチル−ピリジン
【化278】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリジンおよび2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=0.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0696】
中間体132
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,3,5−トリメチル−ピラゾール
【化279】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,5−トリメチル−ピラゾールおよび2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法7):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=293/295(Br)[M+H]+
【0697】
中間体133
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,3,5−トリメチル−ピラゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化280】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,3,5−トリメチル−ピラゾールから調製する。LC(方法9):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0698】
中間体134
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−(3,6−ジヒドロピラン−4−イル)−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化281】
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標題化合物のメチルエステルを、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピランから調製する。メチルエステルである{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(3,6−ジヒドロピラン−4−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルをけん化することによって、例10に記載の手順に類似の手順に従って標題化合物を得る。LC(方法9):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=488[M+H]+
【0699】
中間体135
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリジン
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、5−メチル−ピリジン−3−ボロン酸および2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0700】
中間体136
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリジンから調製する。
【0701】
中間体137
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジン
【化284】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、ピリジン−3−ボロン酸および2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=262/264(Br)[M+H]+
【0702】
中間体138
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−3−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジンから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0703】
中間体139
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリミジン
【化286】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−5−メチル−ピリミジンから調製する。LC(方法7):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277/279(Br)[M+H]+
【0704】
中間体140
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化287】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリミジンから調製する。LC(方法9):tR=1.27分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0705】
中間体141
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピラジン
【化288】
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【0706】
ステップ1:2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼン
撹拌棒を備えたフラスコ中、2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼン(1.0g)、ビス−(ピナコラート)−ジボロン(1.0g)、酢酸カリウム(1.1g)およびジメチルスルホキシド(10mL)を、アルゴンで5分間パージする。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)(0.26g)を室温で添加し、混合物を90℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、水を添加し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出する。混合抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相クロマトグラフィーで処理して(HPLC;アセトニトリル/水)、標題化合物を得る。LC(方法9):tR=1.30分;質量スペクトル(ESI+):m/z=311/313(Br)[M+H]+
ステップ2:2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピラジン
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−5−メチル−ピラジンから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=277/279(Br)[M+H]+
【0707】
中間体142
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化289】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピラジンから調製する。
【0708】
中間体143
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリミジン
【化290】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび4−ブロモ−2,6−ジメチル−ピリミジンから調製する。LC(方法7):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=291/293(Br)[M+H]+
【0709】
中間体144
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリミジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリミジンから調製する。LC(方法9):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=553[M+H]+
【0710】
中間体145
4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メトキシ−ピリジン
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−メトキシ−ピリジン−4−ボロン酸および2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=293/295(Br)[M+H]+
【0711】
中間体146
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メトキシ−ピリジンから調製する。LC(方法9):tR=1.30分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0712】
中間体147
5−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メチル−ピリジン
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−メチル−ピリジン−5−ボロン酸および2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法9):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0713】
中間体148
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび5−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法9):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0714】
中間体149
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピラジン
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−6−メチル−ピラジンから調製する。LC(方法9):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277/279(Br)[M+H]+
【0715】
中間体150
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピラジンから調製する。LC(方法26):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0716】
中間体151
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−4−メチル−ピリミジン
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−4−メチル−ピリミジンから調製する。LC(方法9):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277/279(Br)[M+H]+
【0717】
中間体152
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−4−メチル−ピリミジンから調製する。LC(方法26):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0718】
中間体153
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピリダジン
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび3−ブロモ−6−メチル−ピリダジンから調製する。LC(方法9):tR=1.11分;質量スペクトル(ESI+):m/z=277/279(Br)[M+H]+
【0719】
中間体154
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピリダジンから調製する。LC(方法26):tR=0.75分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0720】
中間体155
4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリジン
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
ステップ1:2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼン
標題化合物を、中間体141のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、5−ブロモ−2−クロロ−1,3−ジメチル−ベンゼンおよびビス−(ピナコラート)−ジボロンから調製する。LC(方法7):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=552[M+H]+
ステップ2:4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリジン
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび4−ブロモ−2,6−ジメチル−ピリジンから調製する。質量スペクトル(ESI+):m/z=246/248(Cl)[M+H]+
【0722】
中間体156
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−2,6−ジメチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=552[M+H]+
【0723】
中間体157
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピラジン
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ヨード−ピラジンから調製する。LC(方法9):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=263/265(Br)[M+H]+
【0724】
中間体158
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピラジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピラジンから調製する。LC(方法9):tR=1.31分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0725】
中間体159
2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−シクロプロピル−ピラジン
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−5−シクロプロピル−ピラジンから調製する。LC(方法11):tR=1.28分;質量スペクトル(ESI+):m/z=259/261(Cl)[M+H]+
【0726】
中間体160
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−シクロプロピル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−シクロプロピル−ピラジンから調製する。LC(方法7):tR=1.31分;質量スペクトル(ESI+):m/z=565[M+H]+
【0727】
中間体161
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−(2,6−ジメチル−フェニル)−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2,6−ジメチル−フェニルボロン酸から調製する。
【0728】
中間体162
3−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−エチル−ピリダジン
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ(cloro)−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび3−ブロモ−6−エチル−ピリダジンから調製する。LC(方法11):tR=1.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=247/249(Cl)[M+H]+
【0729】
中間体163
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−エチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−エチル−ピリダジンから調製する。LC(方法7):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=553[M+H]+
【0730】
中間体164
5−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メトキシ−ピリジン
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−メトキシ−ピリジン−5−ボロン酸および5−ブロモ−2−クロロ−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法7):tR=1.21分;質量スペクトル(ESI+):m/z=248/250(Cl)[M+H]+
【0731】
中間体165
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび5−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メトキシ−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.29分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0732】
中間体166
3−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メトキシ−ピリダジン
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび3−クロロ−5−メトキシ−ピリダジンから調製する。LC(方法11):tR=0.93分;質量スペクトル(ESI+):m/z=249/251(Cl)[M+H]+
【0733】
中間体167
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メトキシ−ピリダジンから調製する。LC(方法11):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0734】
中間体168
5−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−3−メチル−ピリダジン
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、3−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリダジンおよび5−ブロモ−2−クロロ−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法11):tR=0.91分;質量スペクトル(ESI+):m/z=233/235(Cl)[M+H]+
【0735】
中間体169
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび5−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−3−メチル−ピリダジンから調製する。LC(方法11):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0736】
中間体170
4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,2−ジメチル−イミダゾール
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび4−ブロモ−1,2−ジメチル−イミダゾールから調製する。
【0737】
中間体171
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,2−ジメチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【0738】
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,2−ジメチル−イミダゾールから調製する。LC(方法7):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0739】
中間体172
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−チアゾール
【化319】
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2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼン(0.28g)、2−チアゾリル亜鉛ブロミド(テトラヒドロフラン中0.5mol/L;1.9mL)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(52mg)およびテトラヒドロフラン(5mL)の混合物を、アルゴン雰囲気下で100℃において3時間撹拌する。室温に冷却した後、水を添加し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出する。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル)、標題化合物を得る。LC(方法9):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=268/270(Br)[M+H]+
【0740】
中間体173
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−チアゾル−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−チアゾールから調製する。LC(方法7):tR=1.29分;質量スペクトル(ESI+):m/z=530[M+H]+
【0741】
中間体174
4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1−メチル−イミダゾール
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、5−ブロモ−2−クロロ−1,3−ジメチル−ベンゼンおよび1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−イミダゾールから調製する。
【0742】
中間体175
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1−メチル−イミダゾールから調製する。
【0743】
中間体176
4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン
【化323】
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4−ブロモ−3,5−ジメチル−ベンゾニトリル(1.50g)、塩酸ヒドロキシルアミン(0.90g)、トリエチルアミン(1.8mL)およびエタノール(30mL)の混合物を、還流温度で4時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を濃縮し、残渣を水に溶解させ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出する。混合抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル7:3→3:7)、標題化合物を得る。LC(方法11):tR=0.73分;質量スペクトル(ESI+):m/z=243/245(Br)[M+H]+
【0744】
中間体177
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
無水酢酸(0.35mL)を、4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン(0.30g)のコリジン(3mL)溶液に室温で添加する。溶液を室温で1時間、次に120℃で3時間撹拌する。室温に冷却した後、混合物を濃縮し、残渣を水およびアセトニトリルに溶解させ、得られた混合物を濾過する。濾液を逆相クロマトグラフィーで処理して(HPLC;アセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸)、標題化合物を得る。LC(方法11):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=267/269(Br)[M+H]+
【0745】
中間体178
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾールから調製する。LC(方法11):tR=1.28分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+Na]+
【0746】
中間体179
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メトキシ−ピリジン
【化326】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、カリウム5−メトキシ−ピリジン−2−トリフルオロボラートおよび2−ブロモ−5−ヨード−1,3−ジメチル−ベンゼンから調製する。LC(方法8):tR=0.72分;質量スペクトル(ESI+):m/z=292/294(Br)[M+H]+
【0747】
中間体180
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化327】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メトキシ−ピリジンから調製する。LC(方法8):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0748】
中間体181
3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−(2−ヒドロキシ−プロパ−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール
【化328】
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2−(ベンゾトリアゾル−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU;0.55g)を、2−ヒドロキシ−イソ酪酸(0.18g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に室温で添加する。溶液を室温で10分間撹拌した後、4−ブロモ−N−ヒドロキシ−3,5−ジメチル−ベンズアミジン(0.40g)を添加する。溶液を室温でさらに10分間撹拌し、次に110℃で終夜撹拌する。室温に冷却した後、水を添加し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出する。混合抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相クロマトグラフィーで処理して(HPLC;アセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸)、標題化合物を得る。LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=313/315(Br)[M+H]+
【0749】
中間体182
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−[2−ヒドロキシ−プロパ−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化329】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび3−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−(2−ヒドロキシ−プロパ−2−イル)−[1,2,4]オキサジアゾールから調製する。LC(方法11):tR=1.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=573[M+H]+
【0750】
中間体183
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジン
【化330】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.91分;質量スペクトル(ESI+):m/z=262/264(Br)[M+H]+
【0751】
中間体184
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0752】
中間体185
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−3−メチル−ピリジン
【化332】
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標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−3−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0753】
中間体186
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化333】
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標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−3−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0754】
中間体187
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピリジン
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−6−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0755】
中間体188
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−6−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0756】
中間体189
2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−4−メチル−ピリジン
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−ブロモ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−4−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=276/278(Br)[M+H]+
【0757】
中間体190
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−4−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0758】
中間体191
2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−4,6−ジメチル−ピリジン
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−4,6−ジメチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=246/248(Cl)[M+H]+
【0759】
中間体192
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4,6−ジメチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−4,6−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=552[M+H]+
【0760】
中間体193
2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,4−ジメチル−イミダゾール
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−1,4−ジメチル−イミダゾールから調製する。LC(方法7):tR=0.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=235/237(Cl)[M+H]+
【0761】
中間体194
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,4−ジメチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1,4−ジメチル−イミダゾールから調製する。LC(方法7):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0762】
中間体195
2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリジン
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ブロモ−5−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=0.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=232/234(Cl)[M+H]+
【0763】
中間体196
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−5−メチル−ピリジンから調製する。LC(方法7):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0764】
中間体197
2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1−メチル−イミダゾール
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体96のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、2−クロロ−1,3−ジメチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンゼンおよび2−ヨード−1−メチル−イミダゾールから調製する。LC(方法7):tR=0.80分;質量スペクトル(ESI+):m/z=221/223(Cl)[M+H]+
【0765】
中間体198
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび2−(4−クロロ−3,5−ジメチル−フェニル)−1−メチル−イミダゾールから調製する。LC(方法7):tR=1.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=527[M+H]+
【0766】
中間体199
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(シクロプロピルメトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)およびブロモメチルシクロプロパン(29.4μl)をジメチルホルムアミド(2mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(63mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:17mg;LC(方法27):tR=1.32分。
【0767】
中間体200
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および3−(クロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール(39.2mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:44.5mg;LC(方法23):tR=2.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=557[M+H]+
【0768】
中間体201
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および4−(クロロメチル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(47.3mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:49.6mg;LC(方法23):tR=1.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=584[M+H]+
【0769】
中間体202
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((2−メトキシピリジン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および4−(クロロメチル)−2−メトキシピリジンヒドロクロリド(58.2mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:42mg;LC(方法23):tR=2.21分;質量スペクトル(ESI+):m/z=584[M+H]+
【0771】
中間体203
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(オキサゾル−2−イルメトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化350】
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メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および2−(クロロメチル)オキサゾール(25.3mg)をジメチルホルムアミド(2.0mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうした。別の一部の2−(クロロメチル)オキサゾール(25.3mg)および炭酸カリウム(62mg)を添加し、混合物を再び60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:30.9mg;LC(方法23):tR=2.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=544[M+H]+
【0772】
中間体204
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−イミダゾル−2−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化351】
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【0773】
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および2−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール(39.2mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうした。別の一部の2−(クロロメチル)−1−メチル−1H−イミダゾール(39.2mg)および炭酸カリウム(62mg)を添加し、混合物を再び60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:31.5mg;LC(方法23):tR=1.54分;質量スペクトル(ESI+):m/z=557[M+H]+
【0774】
中間体205
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化352】
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メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(138mg)および4−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(160.3mg)をジメチルホルムアミド(5mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(185.7mg)を添加した。反応混合物を60℃で48時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:117mg;LC(方法23):tR=2.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=561[M+H]+
【0775】
中間体206
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化353】
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【0776】
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾールヒドロクロリド(50.1mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(62mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうした。別の一部の5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾールヒドロクロリド(50.1mg)および炭酸カリウム(62mg)を添加し、混合物を再び60℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:27.8mg;LC(方法11):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=557[M+H]+
【0777】
中間体207
メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化354】
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メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51i)(46.3mg)および4−(クロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾールジヒドロクロリド(61.1mg)をジメチルホルムアミド(1.8mL)に懸濁させ、炭酸カリウム(124.4mg)を添加した。反応混合物を60℃で24時間振とうし、70℃で72時間振とうした。別の一部の4−(クロロメチル)−1−メチル−1H−ピラゾールジヒドロクロリド(124.4mg)および炭酸カリウム(124.4mg)を添加し、混合物を再び120℃で24時間振とうし、次に逆相HPLCによって直接的にクロマトグラフィー処理した。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:10.1mg;LC(方法23):tR=2.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=557[M+H]+
【0778】
(例1)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−メチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化355】
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【0779】
4MのNaOH水溶液(39μL)を、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−メチル−5−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(34mg)のテトラヒドロフラン(0.5mL)およびメタノール(0.5mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物を水で希釈し、4MのHCl水溶液(41μL)で中和する。得られた混合物を酢酸(acatete)エチルで抽出し、混合抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(シクロヘキサン/酢酸エチル70:30→10:90)。こうして得られた生成物をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:25mg;LC(方法1):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=537[M+H]+
【0780】
(例2)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化356】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.31分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0781】
(例3)
2−((3S)−6−((1R)−4−(1−フェニル−1H−テトラゾル−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化357】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を35℃で1時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法1):tR=1.62分;質量スペクトル(ESI+):m/z=455[M+H]+
【0782】
(例4)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化358】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.62分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0783】
(例5)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化359】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.85分;質量スペクトル(ESI-):m/z=499[M−H]-
【0784】
(例6)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化360】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法4):tR=1.86分;質量スペクトル(ESI-):m/z=499[M−H]-
【0785】
(例7)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化361】
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マイクロ波バイアル中、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(100mg)、4−(4−ブロモ−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルブタン−2−オール(70mg)、Na2CO3(2M水溶液1.2mL)、1,4−ジオキサン(3mL)およびエタノール(1mL)の混合物を、アルゴンで5分間パージする。テトラキス−トリフェニルホスフィン−パラジウム(0)(13mg)を添加し、バイアルを封止し、混合物を90℃で12時間撹拌する。混合物を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:23mg;LC(方法5):tR=1.48分;質量スペクトル(ESI-):m/z=515[M−H]-
【0786】
(例8)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化362】
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【0787】
1MのNaOH水溶液(80μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(28mg)のイソプロパノール(2mL)溶液に添加する。混合物を40℃で12時間撹拌する。1N塩酸(80μL)を添加した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(シクロヘキサン/酢酸エチル80:20→0:100)。こうして得られた生成物をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:18mg;LC(方法1):tR=1.40分;質量スペクトル(ESI+):m/z=489[M+H]+
【0788】
(例9)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化363】
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標題化合物を、例8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0789】
(例10)
2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化364】
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1MのNaOH水溶液(340μL)を、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−メトキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(33mg)のテトラヒドロフラン(2mL)およびメタノール(2mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。有機溶媒を真空中で蒸発させる。残渣を水で希釈し、1MのHCl水溶液(340μL)で中和する。混合物を1時間撹拌する。形成した沈殿物を濾別し、水で洗浄し、真空中で乾燥させて、標題化合物を得る。収量:32mg;LC(方法3):tR=1.43分;質量スペクトル(ESI+):m/z=475[M+H]+
【0790】
(例11)
2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化365】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=461[M+H]+
【0791】
(例12)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化366】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0792】
(例13)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.42分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0793】
(例14)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(1−シアノシクロプロピル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化368】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(1−シアノシクロプロピル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.84分;質量スペクトル(ESI+):m/z=452[M+H]+
【0794】
(例15)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例8に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法1):tR=1.42分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0795】
(例16)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化370】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.85分;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0796】
(例17)
2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化371】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.54分;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0797】
(例18)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化372】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.56分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0798】
(例19)
2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化373】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−フルオロ−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.30分;質量スペクトル(ESI+):m/z=537[M+H]+
【0799】
(例20)
2−((S)−6−((R)−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−4,6−ジメチルピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=519[M+H]+
【0800】
(例21)
2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化375】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.25分;質量スペクトル(ESI+):m/z=517[M+H]+
【0801】
(例22)
2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化376】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4,6−ジメチル−2−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)ピリミジン−5−イル)−6−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法3):tR=1.29分;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0802】
(例23)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルフィニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化377】
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1MのNaOH水溶液(480μL)を、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルフィニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(180mg)のメタノール(5mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物を1MのHCl水溶液で中和し、ジエチルエーテルとブラインに分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル60:40→10:90)、標題化合物を得る。収量:80mg;LC(方法4):tR=1.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+NH4+
【0803】
(例24)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化378】
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2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルフィニル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(70mg)のメタノール(1.5mL)および水(0.75mL)溶液に、ペルオキソ一硫酸カリウム(オキソン(登録商標))(150mg)を添加する。混合物を室温で3時間撹拌し、次にペルオキソ一硫酸カリウム(オキソン(登録商標))(80mg)を添加する。室温で12時間撹拌した後、混合物を酢酸エチルと水に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(シクロヘキサン/酢酸エチル50:50→0:100)。こうして得られた生成物をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:7mg;LC(方法4):tR=1.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=555[M+H]+
【0804】
(例25)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化379】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0805】
(例26)
2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化380】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.78分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0806】
(例27)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化381】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0807】
(例28)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化382】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−6,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0808】
(例29)
2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化383】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−6−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0809】
(例30)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化384】
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1MのNaOH水溶液(585μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(125mg)のメタノール(3mL)溶液に添加する。混合物を40℃で12時間撹拌する。1N塩酸(585μL)を添加した後、混合物をジエチルエーテルで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理する(シクロヘキサン/酢酸エチル70:30→20:80)。こうして得られた生成物をアセトニトリル/水(1:1)に溶解させ、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:55mg;LC(方法4):tR=1.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=519[M+H]+
【0810】
(例31)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化385】
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標題化合物を、例30に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法4):tR=1.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=519[M+H]+
【0811】
(例32)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI-):m/z=531[M−H]-
【0812】
(例33)
2−((S)−6−((R)−6−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化387】
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4MのNaOH水溶液(200μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−6−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(34mg)のテトラヒドロフラン(1mL)およびメタノール(1mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で3時間撹拌する。有機溶媒を蒸発させ、残渣を水と酢酸エチルに分ける。4MのHCl水溶液を添加して、pHを3に調節する。各相を分離し、水相を酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣を逆相HPLCによって精製する。生成物を含有している画分をプールし、アセトニトリルを蒸発させ、1MのHCl水溶液を添加することによって、残渣をpH3の酸性にする。沈殿物を濾別し、乾燥させて、標題化合物を得る。収量:9mg;LC(方法7):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI-):m/z=538[M−H]-
【0813】
(例34)
2−((3S)−6−((1R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化388】
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1MのNaOH水溶液(37μL)を、メチル2−((3S)−6−((1R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(10mg)のメタノール(2mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で12時間撹拌し、1MのNaOH水溶液(37μL)で処理し、50℃で12時間加熱する。1NのHCl水溶液を添加することによって混合物を中和し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:2mg;LC(方法8):tR=0.44分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0814】
(例35)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化389】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.50分;質量スペクトル(ESI+):m/z=521[M+H]+
【0815】
(例36)
2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化390】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して(石油エーテル/酢酸エチル50:50→0:10)、標題化合物を得る。LC(方法8):tR=0.41分;質量スペクトル(ESI+):m/z=533[M+H]+
【0816】
(例37)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルアミノ)−2−オキソエトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化391】
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マイクロ波バイアル中、2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(15mg)を、2Mのメチルアミン(methylamin)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液に溶解させる。バイアルを封止し、混合物を80℃にして12時間加熱する。混合物を濃縮し、残渣を逆相HPLCによって精製する。収量:8mg;LC(方法9):tR=1.03分;質量スペクトル(ESI+):m/z=520[M+H]+
【0817】
(例38)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化392】
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標題化合物を、例37に記載の手順に類似の手順に従って、2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸および2Mのジメチルアミン(dimethylamin)のテトラヒドロフラン溶液から調製する。LC(方法9):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=534[M+H]+
【0818】
(例39)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アミノ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例37に記載の手順に類似の手順に従って、2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸および0.5Mのアンモニアの1,4−ジオキサン溶液から調製する。LC(方法9):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=506[M+H]+
【0819】
(例40)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例30に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.67分;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0820】
(例41)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化395】
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1MのNaOH水溶液(450μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−メトキシ−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(82mg)のメタノール(2mL)溶液に添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。1N塩酸(450μL)を添加し、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:39mg;LC(方法8):tR=0.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0821】
(例42)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.43分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0822】
(例43)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
1MのNaOH水溶液(167μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(35mg)のメタノール(3mL)溶液に添加する。混合物を40℃で1時間撹拌する。1N塩酸(167μL)を添加した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。こうして得られた生成物を1,4−ジオキサンに溶解させ、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量:29mg;LC(方法11):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=511[M+H]+
【0823】
(例44)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(オキサゾル−2−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化398】
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標題化合物を、例43に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(オキサゾル−2−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI+):m/z=500[M+H]+
【0824】
(例45)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例43に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=513[M+H]+
【0825】
(例46)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化400】
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標題化合物を、例43に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=513[M+H]+
【0826】
(例47)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノプロパン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化401】
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1MのLiOH水溶液(500μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノプロパン−2−イルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(130mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に添加する。混合物を室温で48時間撹拌する。1N塩酸(500μL)を添加し、残渣を逆相HPLCによって精製する。こうして得られた生成物を、シリカゲルでクロマトグラフィー処理して(石油エーテル/酢酸エチル80:20→20:80)、標題化合物を得る。収量:23mg;LC(方法12):tR=0.67分;質量スペクトル(ESI+):m/z=516[M+H]+
【0827】
(例48)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化402】
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1MのNaOH水溶液(70μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(20mg)のメタノール(2mL)溶液に室温で添加する。混合物を室温で48時間撹拌し、1MのNaOH水溶液(70μL)で処理し、50℃で4時間加熱する。1NのHCl水溶液を添加することによって混合物を中和し、逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:11mg;LC(方法14):tR=0.95分;質量スペクトル(ESI+):m/z=562[M+H]+
【0828】
(例48a)
((S)−6−{(R)−5−シアノ−4−[4−(3−メタンスルホニル−プロポキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化403】
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中間体33a(45mg)および1MのNaOH水溶液(0.11mL)を、2−プロパノール2.5mL中で室温において12時間撹拌する。溶媒を除去し、10%クエン酸水溶液(10mL)を添加する。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、標題化合物を得る。収量:21mg。LC(方法20):tR=6.29分;質量スペクトル(ESI+):m/z=576[M+H]+
【0829】
以下の例を、例48aと同様にして、対応するエステル中間体から出発して調製する。
【表22】
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【0830】
(例49)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化404】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.35分;質量スペクトル(ESI+):m/z=560[M+H]+
【0831】
(例50)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化405】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。室温で12時間、50℃で3時間かけて反応させる。LC(方法8):tR=0.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0832】
(例51)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化406】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。室温で12時間、50℃で3時間かけて反応させる。LC(方法8):tR=0.51分;質量スペクトル(ESI+):m/z=592[M+H]+
【0833】
(例52)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化407】
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NaOH水溶液(1M;39μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51a、50mg)の水(0.5mL)およびイソプロパノール(0.5mL)溶液に周囲温度で添加する。混合物を周囲温度で12時間撹拌する。混合物を濃縮し、10%クエン酸水溶液で酸性にする。得られた混合物をジクロロメタン(dochloromethane)で抽出し、抽出液を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル80:30→0:100)、標題化合物を得る。収量:35mg。
LC(方法20):tR=6.19分;質量スペクトル(ESI-):m/z=580[M−H]-
【0834】
以下の表の例を、例52に記載の手順に類似の手順に従って、対応する出発エステル中間体から調製する。
【表23】
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【0835】
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【0836】
(例62aa)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−6−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化408】
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標題化合物を、中間体52caaから出発して、例52と同様にして調製する。
【0837】
以下の例を、対応するエステル中間体から出発して、例52と同様にして調製する。
【表24】
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【0838】
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【0839】
(例62eb)
((S)−6−{(R)−4−[4−(4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−チオピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化409】
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標題化合物を、中間体50bcの調製のステップ1に記載の手順に類似の手順に従って、中間体52aa’から出発して調製する。
LC(方法20C):tR=7.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=601[M+H]+
【0840】
(例62ec)
((S)−6−{(R)−4−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化410】
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標題化合物を、中間体50bcの調製のステップ2に記載の手順に類似の手順に従って、例62ebから出発して調製する。
LC(方法20B):tR=2.33分;質量スペクトル(ESI+):m/z=633[M+H]+
【0841】
(例62ed)
((S)−6−{(R)−4−[2−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化411】
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【0842】
標題化合物を、中間体50bcの調製に記載の手順に類似の手順に従って、中間体52aa’’から出発して調製する。
LC(方法20B):tR=2.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=651[M+H]+
【0843】
(例62ee)
((S)−6−{(R)−7−フルオロ−4−[4−(4−ヒドロキシ−1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化412】
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標題化合物を、中間体52baから出発して、例62edと同様にして調製する。LC(方法20B):tR=2.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=651[M+H]+
【0844】
(例62ef)
((S)−6−{(R)−4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化413】
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中間52aa(90mg)および炭酸セシウム(120g)をN,N−ジメチルホルムアミド2mLに懸濁させ、酸化イソブチレン(20g)を添加し、反応混合物を100℃で3時間撹拌する。水を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量:22mg。
LC(方法20B):tR=3.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0845】
(例62eg)
((S)−6−{(R)−7−フルオロ−4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロポキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化414】
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標題化合物を、中間体52baから出発して、例62efと同様にして調製する。
LC(方法20D):tR=4.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=561[M+H]+
【0846】
(例62eh)
((S)−6−{(R)−7−フルオロ−4−[4−(4−ヒドロキシ−テトラヒドロ−ピラン−4−イルメトキシ)−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化415】
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標題化合物を、中間体52baおよび1,6−ジオキサ−スピロ[2.5]オクタン(米国特許出願公開第2012/46304号、2012年)から出発して、例62efと同様にして調製する。
LC(方法20B):tR=2.76分;質量スペクトル(ESI+):m/z=603[M+H]+
【0847】
(例62ei)
((S)−6−{(R)−4−[4−(2,3−ジヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化416】
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【0848】
中間体52ea(128mg l)、2−オキシラニル−プロパン−2−オール(64mg)および炭酸セシウム(179mg)を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミドに懸濁させ、100℃で5時間撹拌する。混合物を水で希釈し、1M塩酸水溶液で酸性にし、酢酸エチルで抽出する。有機相は硫酸マグネシウム(magensium)であり、溶媒を真空下で除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して(ジクロロメタン/メタノール/酢酸90:1:1)、標題化合物を得る(収量45mg)。
LC(方法20B):tR=2.97分;質量スペクトル(ESI-):m/z=599[M−H]-
【0849】
(例62ej)
((S)−6−{(R)−4−[4−((R)−2,3−ジヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸メチルエステル
【化417】
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例62eiを分取キラルHPLCによって分離して、標題化合物を得る。
キラルHPLC(方法1c):tR=7.75分
LC(方法20B):tR=2.82。質量スペクトル(ESI-):m/z=599[M−H]-
絶対配置は未知である。
【0850】
(例62ek)
((S)−6−{(R)−4−[4−((S)−2,3−ジヒドロキシ−3−メチル−ブトキシ)−2,6−ジメチル−フェニル]−5−トリフルオロメチル−インダン−1−イルオキシ}−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル)−酢酸
【化418】
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標題化合物を、例62ejの調製でキラルHPLCクロマトグラフィーによりさらに溶出することによって得る。
キラルHPLC(方法1c):tR=7.84分
LC(方法20B):tR=2.83。質量スペクトル(ESI-):m/z=599[M−H]-
絶対配置は未知である。
【0851】
(例63)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化419】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体53;9mg)をエタノール(1mL)に懸濁させ、NaOH水溶液(1M;0.2mL)を添加する。混合物を1時間撹拌し、次に真空下で濃縮し、HCl水溶液(1M)で酸性にし、ジクロロメタンで2回抽出する。混合有機抽出物を乾燥させ、溶媒を除去して、標題化合物(8.5mg)を得る。LC(方法20):tR=6.37分;質量スペクトル(ESI-):m/z=567[M−H]-
【0852】
(例64)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化420】
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標題化合物を、例63に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−5,7−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体54;29mg)から調製する。収量25mg。
LC(方法20):tR=6.20分;質量スペクトル:m/z=587[M+H]+
【0853】
(例65)
2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(2−メチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化421】
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メタノール(3mL)およびNaOH水溶液(1M;0.5mL)中、メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(2−メチル−3−(3−(メチルスルホニル)プロポキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(中間体51m;64mg)を16時間撹拌し、真空下で濃縮し、HCl水溶液(1M)で酸性にし、ジエチルエーテルで抽出する。形成した沈殿物を濾過によって収集し、いくらかのn−ヘキサンで洗浄し、乾燥させ、その後n−ヘキサンおよびジエチルエーテルの混合物と研和して、標題化合物(30mg)を得る。
LC(方法20):tR=6.15分;質量スペクトル:m/z=555[M+H]+
【0854】
(例66)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(オキサゾル−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化422】
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中間体55(15.7mg)を、メタノール(1mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させ、水酸化ナトリウム水溶液(0.084mL、1Mol/L)を添加する。反応混合物を終夜室温で振とうし、溶媒の半分を減圧下で除去する。塩酸水溶液(0.084mL、1Mol/L)および水を添加する。沈殿した生成物を収集し、水で洗浄する。有機相を酢酸エチルで抽出し、蒸発させ、残渣を逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理して、さらなる生成物を得る。収量7mg、LC(方法22):tR=1.6分;質量スペクトル(ESI+):m/z=454[M+H]+
【0855】
以下の表の例を、例66に記載の手順に類似の手順に従って、対応する出発エステル中間体から調製する。
【表25】
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【0856】
(例71)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−1H−イミダゾル−2−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化423】
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2−クロロメチル−1−メチル−1H−イミダゾール(39mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(45mg)のジメチルホルムアミド(2mL)溶液に懸濁させ、固体K2CO3(63mg)を添加する。反応混合物を60℃で加熱し、24時間振とうする。反応混合物をトリフルオロ酢酸水溶液で酸性にし、濾過し、逆相HPLCによってクロマトグラフィー処理する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物のメチルエステルを得る。
【0857】
エステルを、メタノール(1mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させ、NaOH水溶液(0.2mL、1Mol/L)を添加した。反応混合物を室温で72時間振とうする。塩酸水溶液(0.2mL、1Mol/L)およびジメチルホルムアミド(1mL)を添加し、生成物を逆相HPLCによって精製する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。LC(方法24):tR=0.75分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0858】
以下の表の例を、例71と同様にして、2−((S)−6−((R)−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから、それぞれのハロゲン化アルキルでアルキル化し、その後エステルをけん化することによって調製する。
【表26】
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【0859】
(例88)
2−((S)−6−((R)−4−(4−スルファモイルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化424】
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メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−スルファモイルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(4.8mg)を、メタノール(1mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させ、水酸化ナトリウム水溶液(0.2mL、1Mol/L)を添加する。反応混合物を室温で36時間振とうし、溶媒の半分を減圧下で除去する。塩酸水溶液(0.2mL、1Mol/L)およびN,N−ジメチルホルムアミドを添加し、生成物を逆相HPLCによって精製する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量2.6mg、LC(方法14):tR=0.54分;質量スペクトル(ESI-):m/z=464[M−H]-
【0860】
(例89)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−アセチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化425】
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メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−アセチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(5.9mg)を、メタノール(1mL)およびテトラヒドロフラン(1mL)に溶解させ、水酸化ナトリウム水溶液(0.2mL、1Mol/L)を添加する。反応混合物を室温で36時間振とうし、溶媒の半分を減圧下で除去する。塩酸水溶液(0.2mL、1Mol/L)およびN,N−ジメチルホルムアミドを添加し、生成物を逆相HPLCによって精製する。生成物画分を収集し、凍結乾燥させて、標題化合物を得る。収量5.4mg、LC(方法14):tR=0.65分;質量スペクトル(ESI-):m/z=427[M−H]-
【0861】
(例90)
2−((3S)−6−((1R)−4−(3−カルバモイル−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化426】
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30%NH3水溶液(4.2mL)および35%H22水溶液(1.4ml)を、2−((3S)−6−((1R)−4−(3−シアノ−2−メチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(30mg)のエタノール(5mL)溶液に0℃で添加する。混合物を室温で12時間撹拌すると同時に、室温に温める。混合物を濃縮し、水で希釈し、4MのHCl水溶液で中和する。得られた混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:29mg;LC(方法20):tR=5.02分;質量スペクトル(ESI+):m/z=462[M+H]+
【0862】
(例91)
2−((S)−6−((R)−4−(4−カルバモイル−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化427】
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30%NH3水溶液(250μL)および35%H22水溶液(83μl)を、2−((S)−6−((R)−4−(4−シアノ−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(19mg)のエタノール(2mL)溶液に0℃で添加する。混合物を室温で12時間撹拌すると同時に、室温に温める。混合物を濃縮し、水で希釈し、4MのHCl水溶液で中和する。得られた混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:19mg;LC(方法20):tR=5.33分;質量スペクトル(ESI+):m/z=476[M+H]+
【0863】
(例92)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(ジメチルカルバモイル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化428】
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LiOHxH2O(11mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(ジメチルカルバモイル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(70mg)のエタノール(2.6mL)および水(0.5mL)溶液に添加し、混合物を室温で24時間撹拌する。濃縮した後、混合物を水で希釈し、クエン酸水溶液で酸性にし、ジクロロメタンで抽出する。濃縮した後、混合物をジクロロメタンとクエン酸に分ける。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量21mg、LC(方法20):tR=5.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=504[M+H]+
【0864】
(例93)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化429】
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LiOHxH2O(3mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(20mg)のエタノール(0.77mL)および水(0.5mL)溶液に添加し、混合物を室温で24時間撹拌する。濃縮した後、混合物を水で希釈し、クエン酸水溶液で酸性にし、ジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル100:0→60:40)、標題化合物を得る。収量11mg、LC(方法20):tR=5.54分;質量スペクトル(ESI+):m/z=490[M+H]+
【0865】
(例94)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化430】
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LiOHxH2O(4.1mg)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(55mg)のエタノール(1.9mL)および水(0.5mL)溶液に添加し、混合物を室温で24時間撹拌する。濃縮した後、混合物を水で希釈し、クエン酸水溶液で酸性にし、ジクロロメタンで抽出する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル50:50)、標題化合物を得る。収量10mg、LC(方法20):tR=5.73分;質量スペクトル(ESI+):m/z=546[M+H]+
【0866】
(例95)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化431】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−シアノ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.70分;質量スペクトル(ESI+):m/z=530[M+H]+
【0867】
(例96)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化432】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、2日間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=559[M+NH4+
【0868】
(例97)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化433】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルオキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で2日間、50℃で2時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0869】
(例98)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化434】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で2日間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法8):tR=0.73分;質量スペクトル(ESI+):m/z=592[M+H]+
【0870】
(例99)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化435】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、2日間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.07分;質量スペクトル(ESI+):m/z=545[M+NH4+
【0871】
(例100)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化436】
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【0872】
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。TLC:rf=0.2(シリカゲル、酢酸エチル);質量スペクトル(ESI+):m/z=563[M+H]+
【0873】
(例101)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化437】
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1MのNaOH水溶液(310μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(110mg)のメタノール(4mL)溶液に添加する。混合物を、室温で12時間、50℃で2日間撹拌する。1MのNaOH水溶液(100μL)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌する。メタノールを真空中で蒸発させ、残渣を水で希釈し、1MのHCl水溶液で中和する。得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させて、標題化合物を得る。収量:80mg;LC(方法8):tR=0.59分;質量スペクトル(ESI+):m/z=519[M+H]+
【0874】
(例102)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化438】
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メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(100mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に、Cs2CO3(106mg)および1−オキサ−6−チアスピロ[2.5]オクタン(37mg)を添加する。混合物を100℃で12時間撹拌する。混合物を水で希釈し、1MのHCl水溶液で酸性にし、酢酸エチルで2回抽出する。混合有機相を、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮する。残渣をシリカゲルでクロマトグラフィー処理して(シクロヘキサン/酢酸エチル/メタノール80:20:0→0:80:20)、標題化合物を得る。収量:31mg;LC(方法7):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=579[M+H]+
【0875】
(例103)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((1,1−ジオキソ−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化439】
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1MのNaOH水溶液(250μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((1,1−ジオキソ−4−ヒドロキシテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(85mg)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。次に、混合物を酢酸エチルで希釈し、1MのHCl水溶液で中和する。得られた混合物を飽和NaCl水溶液で希釈し、各相を分離する。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濃縮して標題化合物を得る。収量:80mg;LC(方法7):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=611[M+H]+
【0876】
(例104)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロピル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化440】
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1MのNaOH水溶液(50μL)を、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−(メチルスルホニル)プロピル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(20mg)のメタノール(2mL)溶液に添加する。混合物を、室温で12時間、50℃で2日間撹拌する。1MのNaOH水溶液(18μL)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌する。メタノールを真空中で蒸発させ、残渣を水で希釈し、1MのHCl水溶液で中和する。得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製して、標題化合物を得る。収量:7mg;LC(方法8):tR=0.34分;質量スペクトル(ESI+):m/z=553[M+H]+
【0877】
(例105)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化441】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で2日間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=570[M+H]+
【0878】
(例106)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエチル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエチル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で12時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=518[M+H]+
【0879】
(例107)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2−アセトアミドエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で5時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.03分;質量スペクトル(ESI+):m/z=534[M+H]+
【0880】
(例108)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−(メチルスルホンアミド)エチル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で20時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0881】
(例109)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−((1−ヒドロキシシクロプロピル)メトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化445】
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【0882】
塩化エチルマグネシウム(テトラヒドロフラン中1M溶液380μL)を、2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸のテトラヒドロフラン(4mL)溶液にアルゴン下で滴加する。混合物を室温で30分間撹拌する。Ti(OiPr)4(120μL)を滴加し、30分間撹拌した後、塩化エチルマグネシウム(テトラヒドロフラン中1M溶液1.15mL)を滴加する。混合物を2時間撹拌し、酢酸エチルと飽和NH4Cl水溶液に分け、30分間激しく撹拌する。セライトで濾過した後、各相を分離し、水相をジエチルエーテルで抽出し、混合有機相をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、残渣を逆相HPLCによって精製する。収量:38mg;LC(方法8):tR=0.38分;質量スペクトル(ESI+):m/z=519[M+H]+
【0883】
(例110)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化446】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソピロリジン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で12時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=546[M+H]+
【0884】
(例111)
2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,2−ジメチル−3−(メチルスルホニル)プロポキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で3時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=597[M+H]+
【0885】
(例112)
2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(ジアステレオマー1)
【化448】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(ジアステレオマー1)から調製する。LC(方法8):tR=0.54分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0886】
(例113)
2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(ジアステレオマー2)
【化449】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルシクロペンチルオキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(ジアステレオマー2)から調製する。LC(方法8):tR=0.56分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0887】
(例114)
2−((S)−6−((S)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化450】
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1MのNaOH水溶液(39μL)を、メチル2−((3S)−6−(7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート(48mg)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に添加する。混合物を室温で12時間撹拌する。混合物を水で希釈し、4MのHCl水溶液(41μL)で中和する。得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、混合抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させる(MgSO4)。溶媒を蒸発させた後、ジアステレオマーをSFCによってキラル相で分離する(カラム:Daicel ADH、5μm、250mm×10mm;溶出剤:scCO2/(メタノール+0.2%ジエチルアミン)80:20、10mL/分):
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(ジアステレオマー1):tR=22.1分;収量:15mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
2−((S)−6−((S)−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸(ジアステレオマー2):tR=31.1分;収量:10mg;質量スペクトル(ESI+):m/z=535[M+H]+
【0888】
(例115)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化451】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で2日間、50℃で2時間撹拌する。LC(方法9):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=577[M+H]+
【0889】
(例116)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化452】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で2日間撹拌する。LC(方法9):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=554[M+H]+
【0890】
(例117)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化453】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法26):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=517[M+H]+
【0891】
(例118)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化454】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−オキソ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=529[M+H]+
【0892】
(例119)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化455】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で12時間撹拌する。LC(方法9):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=518[M+H]+
【0893】
(例120)
2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化456】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、50℃で4時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=547[M+H]+
【0894】
(例121)
2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化457】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.71分;質量スペクトル(ESI+):m/z=549[M+H]+
【0895】
(例122)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ビス(メトキシメチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化458】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ビス(メトキシメチル)−4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法8):tR=0.43分;質量スペクトル(ESI+):m/z=593[M+H]+
【0896】
(例123)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾル−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化459】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾル−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=571[M+H]+
【0897】
(例124)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化460】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0898】
(例125)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化461】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法11):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0899】
(例126)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化462】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=500[M+H]+
【0900】
(例127)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2,6−ジメチル−4−(テトラヒドロフラン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化463】
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標題化合物を、2−((S)−6−((R)−4−(4−(2,5−ジヒドロフラン−3−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸から、パラジウムの存在下(炭素担持10%)、酢酸エチル中で室温において水素化することによって調製する。LC(方法9):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=503[M+H]+
【0901】
(例128)
2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化464】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−7−フルオロ−4−(4−(3−ヒドロキシ−3−メチルブトキシ)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI-):m/z=567[M−H]-
【0902】
(例129)
2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化465】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−クロロ−4−(2,6−ジメチル−4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法9):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI-):m/z=551[M−H]-
【0903】
(例130)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化466】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=0.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=457[M+H]+
【0904】
(例131)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化467】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−5−シアノ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で1時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0905】
(例132)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。LC(方法15):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0906】
(例133)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化469】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で4時間撹拌する。LC(方法15):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=511[M+H]+
【0907】
(例134)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化470】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(ピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。LC(方法15):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=511[M+H]+
【0908】
(例135)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化471】
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【0909】
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で2日間撹拌する。LC(方法14):tR=0.82分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0910】
(例136)
メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタート
【化472】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−メトキシピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で4時間撹拌する。LC(方法8):tR=0.60分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0911】
(例137)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化473】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=501[M+H]+
【0912】
(例138)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化474】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で3時間撹拌する。LC(方法11):tR=1.17分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0913】
(例139)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化475】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0914】
(例140)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化476】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリミジン−4−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、室温で6時間撹拌する。LC(方法11):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0915】
(例141)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化477】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。LC(方法11):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI+):m/z=573[M+H]+
【0916】
(例142)
2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化478】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−7−フルオロ−4−(4−(2−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イル)−2H−テトラゾル−5−イル)−2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。混合物を、40℃で2時間撹拌する。LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=573[M+H]+
【0917】
(例143)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化479】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=0.90分;質量スペクトル(ESI+):m/z=471[M+H]+
【0918】
(例144)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化480】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−フェノキシピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.12分;質量スペクトル(ESI+):m/z=480[M+H]+
【0919】
(例145)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化481】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ネオペンチルオキシ)ピリジン−3−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法15):tR=1.26分;質量スペクトル(ESI+):m/z=492[M+H]+
【0920】
(例146)
2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化482】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((S)−6−((R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。LC(方法7):tR=1.09分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0921】
(例147)
2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化483】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1R)−4−(2−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−7−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=476[M+H]+
【0922】
(例148)
2−((3S)−6−((1R)−7−フルオロ−4−(3−フルオロ−2−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)酢酸
【化484】
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標題化合物を、例1に記載の手順に類似の手順に従って、メチル2−((3S)−6−((1S)−7−フルオロ−4−(3−フルオロ−2−(1−メチル−1H−テトラゾル−5−イル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジヒドロベンゾフラン−3−イル)アセタートから調製する。生成物を逆相HPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.01分;質量スペクトル(ESI+):m/z=505[M+H]+
【0923】
(例149)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−4−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化485】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−4−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=510[M+H]+
【0924】
(例150)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フラン−3−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化486】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フラン−3−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=472[M+H]+
【0925】
(例151)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フェニル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フェニル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.04分;質量スペクトル(ESI+):m/z=482[M+H]+
【0926】
(例152)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メチル−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化488】
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標題化合物のメチルエステルを、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび4−(4−ブロモ−3,5−ジメチル−フェニル)−2−メチル−ピリジンから調製する。例10に記載の手順に類似の手順に従ってメチルエステルをけん化することによって、標題化合物を得る。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.95分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0927】
(例153)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−[2−(1,3,5−トリメチル−ピラゾル−4−イル)−ピリジン−3−イル]−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
【0928】
標題化合物のメチルエステルを、中間体12のステップ5に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−ブロモ−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび1,3,5−トリメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾールから調製する。メチルエステルである{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−[2−(1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾル−4−イル)−ピリジン−3−イル]−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルを、例10に記載の手順に類似の手順に従ってけん化することによって、標題化合物を得る。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=514[M+H]+
【0929】
(例154)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,3,5−トリメチル−ピラゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(1,3,5−トリメチル−ピラゾル−4−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.13分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0930】
(例155)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−テトラヒドロピラン−4−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化491】
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{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−(3,6−ジヒドロ−ピラン−4−イル)−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸(30mg)、10%パラジウム炭素(10mg)およびメタノール(3mL)の混合物を、水素雰囲気(3バール)下で室温において12時間振とうする。混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得る。LC(方法9):tR=0.96分;質量スペクトル(ESI+):m/z=490[M+H]+
【0931】
(例156)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0932】
(例157)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−3−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化493】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−3−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=510[M+H]+
【0933】
(例158)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
【0934】
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.19分;質量スペクトル(ESI-):m/z=523[M−H]-
【0935】
(例159)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化495】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.05分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0936】
(例160)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリミジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化496】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリミジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.15分;質量スペクトル(ESI-):m/z=537[M−H]-
【0937】
(例161)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化497】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2−メトキシ−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.23分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0938】
(例162)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化498】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.84分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0939】
(例163)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化499】
[この文献は図面を表示できません]
【0940】
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.18分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0941】
(例164)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化500】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリミジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI-):m/z=523[M−H]-
【0942】
(例165)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化501】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.08分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0943】
(例166)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化502】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(2,6−ジメチル−ピリジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0944】
(例167)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピラジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化503】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピラジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=1.14分;質量スペクトル(ESI+):m/z=511[M+H]+
【0945】
(例168)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−シクロプロピル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化504】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−シクロプロピル−ピラジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.27分;質量スペクトル(ESI+):m/z=551[M+H]+
【0946】
(例169)
{(S)−6−[(R)−4−(2−(2,6−ジメチル−フェニル)−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化505】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2−(2,6−ジメチル−フェニル)−ピリジン−3−イル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.80分;質量スペクトル(ESI+):m/z=510[M+H]+
【0947】
(例170)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−エチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化506】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−エチル−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.06分;質量スペクトル(ESI+):m/z=539[M+H]+
【0948】
(例171)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化507】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.24分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0949】
(例172)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化508】
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標題化合物を、例173に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルおよび[1,4]オキサゼパンから調製する。LC(方法9):tR=0.87分;質量スペクトル(ESI+):m/z=505[M+H]+
【0950】
(例173)
{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化509】
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{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2−フルオロ−ピリジン−3−イル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステル(0.10g)、モルホリン(0.10g)およびN−メチル−ピロリドン(2mL)の混合物を、180℃で48時間撹拌する。室温に冷却した後、2NのNaOH水溶液(0.5mL)を添加し、得られた混合物を40℃で2時間撹拌する。混合物を1NのHCl水溶液で中和し、濃縮する。残渣を逆相クロマトグラフィーで処理して(HPLC;アセトニトリル/水)、標題化合物を得る。LC(方法7):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=491[M+H]+
【0951】
(例174)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化510】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリダジン−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.10分;質量スペクトル(ESI+):m/z=541[M+H]+
【0952】
(例175)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化511】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリダジン−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。LC(方法11):tR=1.00分;質量スペクトル(ESI+):m/z=525[M+H]+
【0953】
(例176)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,2−ジメチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化512】
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【0954】
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(1,2−ジメチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.88分;質量スペクトル(ESI+):m/z=527[M+H]+
【0955】
(例177)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−チアゾル−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化513】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−チアゾル−2−イル−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=1.21分;質量スペクトル(ESI+):m/z=516[M+H]+
【0956】
(例178)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化514】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−4−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法9):tR=0.89分;質量スペクトル(ESI+):m/z=513[M+H]+
【0957】
(例179)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化515】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.20分;質量スペクトル(ESI+):m/z=515[M+H]+
【0958】
(例180)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化516】
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標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メトキシ−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法8):tR=0.79分;質量スペクトル(ESI+):m/z=540[M+H]+
【0959】
(例181)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−[2−ヒドロキシ−プロパ−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化517】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(5−[2−ヒドロキシ−プロパ−2−イル]−[1,2,4]オキサジアゾル−3−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法11):tR=1.16分;質量スペクトル(ESI+):m/z=559[M+H]+
【0961】
(例182)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化518】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−ピリジン−2−イル−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=510[M+H]+
【0962】
(例183)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化519】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.97分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0963】
(例184)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化520】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0964】
(例185)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化521】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.98分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0965】
(例186)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4,6−ジメチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化522】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(4,6−ジメチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=538[M+H]+
【0966】
(例187)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1,4−ジメチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化523】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(1,4−ジメチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.95分;質量スペクトル(ESI+):m/z=527[M+H]+
【0967】
(例188)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化524】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(5−メチル−ピリジン−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.99分;質量スペクトル(ESI+):m/z=524[M+H]+
【0968】
(例189)
{(S)−6−[(R)−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−7−フルオロ−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸
【化525】
[この文献は図面を表示できません]
標題化合物を、例10に記載の手順に類似の手順に従って、{(S)−6−[(R)−7−フルオロ−4−(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−イミダゾル−2−イル)−フェニル)−インダン−1−イルオキシ]−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−3−イル}−酢酸メチルエステルから調製する。標題化合物が水溶液から沈殿しない場合、粗製標題化合物をHPLCによって精製する。LC(方法7):tR=0.94分;質量スペクトル(ESI+):m/z=513[M+H]+
【0969】
【表27】
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【0970】
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