【課題を解決するための手段】
【0018】
この目的は、請求項1に記載のシステムおよび請求項17に記載の方法によって解決される。好ましい諸実施形態は従属請求項に記述されている。
【0019】
本発明は、トレイに荷を積みかつ/または荷を積んだトレイ
から荷降ろしをするためのシステムに関し、このシステムは、トレイを搬送するための第1のコンベヤであって、前記トレイが輸送方向に移動される第1のコンベヤと、前記第1のコンベヤの後の降下装置であって、前記降下装置がトレイを前記第1のコンベヤから降下装置の後のストリップコンベヤまで輸送するために設けられ、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第1のコンベヤのレベルに関して下げられ、降下装置がさらにトレイを前記ストリップコンベヤ上へ下げるために設けられる、降下装置と、前記ストリップコンベヤの後のリフトアウト装置(lift−out device)であって、前記リフトアウト装置が、トレイを前記ストリップコンベヤから前記リフトアウト装置の後の第2のコンベヤまで輸送するために設けられ、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第2のコンベヤのレベルに関して下げられ、前記リフトアウト装置がさらに前記ストリップコンベヤからトレイを持ち上げるために設けられる、リフトアウト装置と、を備える。
【0020】
これを達成するために、前記第1のコンベヤまたは前記第2のコンベヤのレベルはそれぞれのコンベヤの搬送面の高さと見なすことができる。例えば、この高さは、システムが位置している工場ホールのフロアから測定することができる。高さを決定するための別の基準が使用されてもよい。ストリップの上部リムによって形成された表面は前記ストリップコンベヤのレベルと見なすこともできる。ストリップが水平でない上部リムを有する場合、レベルは、ストリップコンベヤの表面から最も遠いところにあるストリップの一部によって決定することができる。
【0021】
トレイは、前記ストリップコンベヤをトレイ内に受け入れるように設計されたスロットを含む。好ましくは、スロットは連続的に形成され、すなわち、スロットはトレイの下面から上面まで延びる。前記スロット間にトレイの材料で構成されたウェブまたはフィンが設けられてもよく、それによって荷がトレイ上で輸送されうるようにトレイの安定性を確保する。
【0022】
トレイを降下装置によってストリップコンベヤ上へ下げることにより、ストリップコンベヤ上に設けられたストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロット内に垂直に入り、ストリップコンベヤからトレイをリフトアウト装置によって持ち上げる間に、ストリップはストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出る。
【0023】
このようにストリップがトレイのスロット内にまたはトレイのスロットからの垂直に入るのを支援するために、スロットの側面はストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置することができる。
【0024】
ストリップがトレイのスロット内に入っているまたはトレイのスロットから下げられている領域内では、ストリップコンベヤのストリップは、高いストリップ密度またはトレイフロア内のスロット間の非常に短い距離を可能にするように平行に配列することができる(振動は別として、ストリップコンベヤはスロットをストリップと同期させかつ荷積みおよび/または荷降ろしする領域内を真っすぐに移動するので、ストリップの支持領域はストリップコンベヤの輸送速度に対して水平移動しない)。
【0025】
第1のコンベヤ、降下装置、ストリップコンベヤ、リフトアウト装置、および第2のコンベヤは、トレイが前記要素によって連続的に輸送されうるような形で順に配置することができる。
【0026】
これに関連して、「後の(subsequent)」という用語は、例えば、降下装置が第1のコンベヤの領域の後に配置されることを意味し、第1のコンベヤの領域では、コンベヤベルトが輸送方向から下方へ屈曲されていて、トレイがコンベヤベルトから降下装置まで転送されうるようにする。同様に、リフトアウト装置は第2のコンベヤの領域の後に配置することができ、第2のコンベヤの領域では、コンベヤベルトが輸送方向に上方へ屈曲されている。
【0027】
システムの降下装置は、トレイを前記第1のコンベヤからストリップコンベヤ上へ下げることができるようにする第1の傾斜面を含むことができ、リフトアウト装置は、トレイを前記ストリップコンベヤから前記第2のコンベヤ上に持ち上げることができるようにする別の傾斜面を含むことができる。
【0028】
例として、降下装置の傾斜面は、輸送方向に移動するトレイが最初に到達する前記一方の側が前記第1のコンベヤのレベルまたは前記第1のコンベヤのレベルのわずかに下方(例えば、5mm、8mm、または10mm)にあるような形で設計することができる。したがって、前記第1のコンベヤによって輸送されたトレイは降下装置に支障なく転送されうることになる。前記一方の側が第1のコンベヤのレベルのわずかに上方に配置されれば、トレイは前記一方の側にぶつかることになる。しかしながら、前記一方の側が前記第1のコンベヤのレベルよりはるかに下方に配置されれば、トレイは、前記トレイに置かれた荷がバランスを崩しうるようなステップを通じて降下装置にまで下げられることになる。
【0029】
リフトアウト装置の傾斜面は、輸送方向に移動するトレイがリフトアウト装置から離れる一方の側が前記第2のコンベヤのレベルまたは前記第2のコンベヤのレベルのわずかに上方(例えば、5mm、8mm、または10mm)にあるように設計することができる。したがって、前記リフトアウト装置によって前記第2のコンベヤまで輸送されたトレイは、前記コンベヤに容易かつ安全に転送することができる。
【0030】
傾斜面を利用すると、トレイが前記第1のコンベヤと前記ストリップコンベヤとの間のレベル差ならびに前記ストリップコンベヤと前記第2のコンベヤとの間のレベル差を乗り越えるのに役立つ。有利には、傾斜面は、前記トレイ上で輸送される荷が荷の安全な輸送を確保するようにバランスを崩さないように設計される。
【0031】
「後の」という用語は、例えば、システムの要素(第1のコンベヤ、降下装置、ストリップコンベヤ、リフトアウト装置、第2のコンベヤ)は、システムの要素が輸送方向に上下にまたはその逆に空間的に配置されることを意味することもできる。このことは、ストリップコンベヤのストリップがこの場合はトレイのスロット内にまたはトレイのスロットから出入りするので、降下装置およびストリップコンベヤの領域内ならびにストリップコンベヤおよびリフトアウト装置の領域内で有利である。
【0032】
ストリップコンベヤのレベルは一般に、下からトレイのスロット内に入るべきストリップがストリップコンベヤから始まるので、前記第1のコンベヤおよび前記第2のコンベヤのレベルの下にある。前記第1のコンベヤおよび前記第2のコンベヤのレベルは互いに同じでも異なっていてもよい。
【0033】
第1のコンベヤからのトレイは、前記第1の傾斜面(降下装置)を横切ってストリップコンベヤまで移動し、前記ストリップコンベヤ上に配置されたストリップは下からトレイのスロット内に垂直に入る。ストリップは、完全に入ると、例えば、前記トレイに置かれた荷が前記ストリップによって持ち上げられ、それによって荷とトレイの表面との間に間隔が生じるように、トレイの上面から突出することが好ましい。
【0034】
ストリップコンベヤのストリップは、ストリップの上部リム(上部リムはストリップコンベヤの上面に対して最も大きい間隔がある)を通り抜けることができる仮想面が水平に延びるように、矩形形状とすることができる。荷をストリップに押し付けるまたはストリップから押すのをより容易かつ安全にするために、ストリップは、ストリップが上部リムに荷をストリップに押し付けるまたはストリップから押す方向の面取り縁を含むように設計することもできる。
【0035】
面取り縁は、ストリップコンベヤの上面に関して2°、5°または10°の角度をもつことができるが、より小さい角度、より大きい角度、または中間の角度も考えられる。この種の面取り縁は、上部ストリップ縁部の長さの4分の1、3分の1、または2分の1にわたって延びることができるが、前記面取り縁のより短い長さ、より長い長さ、または中間の長さも考えられる。
【0036】
加えて、上述のストリップの実施形態のリムには外側丸みを設けることができる。この目的のために、2つの狭いストリップ側面が互いに隣接するリムの丸み、および/または、1つの狭い側面と1つの表面側とが互いに隣接するリムの丸みを設けることができる。この種の丸みは、例えば四分円の形をとることができ、円の半径は、ストリップ厚みの5分の1、4分の1、または3分の1の形をとることも考えられる。より大きい半径、より小さい半径、または中間の半径も考えられるかもしれない。
【0037】
固体ストリップを使用する代わりに、狭い側面、外側丸み、および面取り縁が固体であるが、表面側は固体でないストリップが使用されてもよい。したがって、ストリップは弓形または円弧形の直交直径を有する。表面側は、通路を含むハチの巣状構造または格子状構造とすることができる。
【0038】
ストリップがトレイのスロット内に入った状態のトレイは、ストリップコンベヤから第2の傾斜面(リフトアウト装置)を通って第2のコンベヤまで移動し、前記トレイは、第2の傾斜面に沿って移動する間に、輸送時にストリップコンベヤからトレイを持ち上げることによりストリップがトレイから外へ徐々に動かされるように、ストリップコンベヤから第2のコンベヤのレベルまで進む。荷がストリップによってストリップコンベヤ上に持ち上げられ、それによって荷とトレイとの間の距離に達している可能性があるとすぐに、荷は、スロットからストリップを動かすことによりトレイの表面の方へ下げられ、トレイの表面と接触する。
【0039】
第1の傾斜面および第2の傾斜面はそれぞれ少なくとも1つのスライドレールを含むことができ、前記少なくとも1つのスライドレールはそれぞれ従動ローラおよび/または非従動ローラを含むことが好ましい。
【0040】
従動ローラは、ストリップコンベヤがトレイを移動させるように、ストリップがスロット内に入る前に傾斜面上でトレイを輸送する働きをすることができる。その上、従動ローラは、例えば、トレイが制御されずに過度の速度に達する可能性がある場合に、意図的でない力がトレイ上の荷に作用することが禁止されうるように、前記傾斜面上でのトレイの輸送速度を制御することができる。
【0041】
非従動ローラはトレイの円滑な前進を支援することができる。
【0042】
前記第1の傾斜面の代わりに、降下装置は、トレイを前記第1のコンベヤからストリップコンベヤ上へ下げることができるようにする第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(sectional flanged roller track)を備えることができ、前記第2の傾斜面の代わりに、降下装置は、トレイをストリップコンベヤから第2のコンベヤ上に持ち上げることができるようにする第2のセクショナルフランジ付きローラトラックを備えることができる。
【0043】
セクショナルフランジ付きローラトラックは複数の別々に移動できるセクションを含むことができ、前記セクションはそれぞれ、上向きまたは下向きに移動することができる。トレイは、個々のセクションの中でフランジ付きローラによって前進させられる。有利には、前記フランジ付きローラは、トレイフロアが単にトレイリムに載っているように横フランジ付きローラとして設計される。したがって、トレイスロットおよび、したがってストリップもまた、横フランジ付きローラと妨害する形で相互作用せずに最大の長さにすることができる。
【0044】
このシステムでは第1の傾斜面および第2のセクショナルフランジ付きローラトラックあるいは第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび第2の傾斜面を利用することも可能である。
【0045】
第1のセクショナルフランジ付きローラトラックは昇降されうるセクションを含むことができ、および/または、第2のセクショナルフランジ付きローラトラックは昇降されうるセクションを含むことができる。第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび/または第2のセクショナルフランジ付きローラトラックはそれぞれ、1つ、2つ、3つ、または4つ以上のセクションを含むことができ、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび第2のセクショナルフランジ付きローラトラック内のセクションの数は互いに異なっていてもよく、あるいは同じサイズでもよい。
【0046】
基本位置では、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは持ち上げられた状態とすることができる。すなわち、トレイが載っているローラゾーンは第1のコンベヤのレベル(または、実施形態に応じて、例えば前記第1のコンベヤのレベルの下方5mm、8mm、または10mm)にある。
【0047】
トレイが第1のコンベヤから第1のセクショナルフランジ付きローラトラックまで輸送されるときに、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは、これらのセクションのうちのすべてまたは複数を好ましくは同時に下げることによって下げることができる。トレイが前記セクションのうちの1つの上を移動するとすぐに(すなわち、前記セクション上にもはや利用可能なトレイはない)、前記セクションは、基本位置に、すなわち下げられた状態から持ち上げられた状態に戻されることができる。したがって、別のトレイが依然としてセクショナルフランジ付きローラトラック(残りのセクション上)を通って輸送されている間に、別のトレイが第1のセクショナルフランジ付きローラトラック上に置かれてもよい。したがって、前記セクショナルフランジ付きローラトラック上の2つのトレイの間の輸送距離は、トレイの長さより短くすることができる。
【0048】
第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションを下げることにより、トレイはストリップコンベヤのレベルにまで運ばれ、ストリップは下からトレイスロット内に入ることができる。
【0049】
ストリップコンベヤにより、トレイは第2のセクショナルフランジ付きローラトラックまで移動することができ、基本位置にある前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラックの前記セクションのうちのすべてまたは複数が下げられた状態にある。次にトレイが第2のセクショナルフランジ付きローラトラック上に置かれているときに、前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは、すべてまたは複数のセクションを好ましくは同時に持ち上げることによって持ち上げることができる。トレイが前記セクションのうちの1つの上を移動するとすぐに、前記セクションは、基本位置に、すなわち持ち上げられた状態から下げられた状態に戻されることができる。
【0050】
セクションを持ち上げることにより、ストリップは、トレイが前記第2のコンベヤによってさらに搬送されるのを可能にするように、トレイスロットから外へ動かされる。
【0051】
システムは、トレイのスロットをストリップと同期させるための同期要素をさらに備えることができ、前記同期要素は、前記トレイのウェブがストリップコンベヤのストリップに接したときにトレイに影響を及ぼし、ウェブは2つのストリップの間に配置される。
【0052】
同期要素は、ふき取りブラシまたはばね式加圧バーを含む制動要素を備えることができる。機械的影響により、これらの実施形態は、例えば、制動要素に要するメンテナンスが少なくなるようにトレイの両側またはウェブに作用する。
【0053】
別の実施形態では、同期要素は、回転界磁石またはヒステリシス要素によって制動効果を生み出しかつばね要素によって押し下げられるベルトまたは摩擦車を含む制動要素を備えることができる。制動要素の前述の実施形態とは逆に、この場合、機械的影響は別として電気的影響も有効になる。
【0054】
ウェブがストリップに接した場合、制動要素は、ウェブとストリップとの間の摩擦係数より大きいが、トレイが制動要素の上でまたは制動要素を横切って搬送されうるほど小さい機械抵抗を作り出す。
【0055】
スロットをストリップと機械的に同期させることにより、制御ループによって制御されなければならないセンサおよびアクチュエータの使用を最小限に抑えることができるので、システムの制御要件はできるだけ少なく抑えることができる。しかし、トレイを制動または加速するためのセンサおよびアクチュエータを用いた機械的解決法、あるいはコンベヤ技術は、スロットとストリップコンベヤのストリップとの効果的で妥当な価格の同期をもたらすことができる。
【0056】
さらに、同期要素はストリップコンベヤに付着されたキャリアを備えることができ、トレイのさらなる輸送が好ましくはかかるキャリアによって支持され、キャリアは好ましくは、キャリアがストリップから突出しかつ1つのトレイの長さより大きい距離のところでストリップコンベヤ上に配置されるように設計される。
【0057】
システムは、ストリップコンベヤのレベルに設けられた付属のコンベヤをさらに備えることができ、かかる付属のコンベヤは、トレイに積まれるべき荷を輸送しかつ/またはトレイから降ろされるべき荷を受け入れるためのものである。
【0058】
さらに、システムは、荷を付属のコンベヤ上に降ろす、または、前記付属のコンベヤから前記トレイに荷を積むための、ストリップコンベヤの上のメカニカルガイダンスの形のプッシングオフ/プッシングオン要素を備えることができ、メカニカルガイダンスは好ましくは、滑り摩擦を改善するためのローラまたは能動的に駆動されるローラを設けられ、前記プッシングオフ/プッシングオン要素には好ましくは、円弧状輪郭、滑り摩擦が変化するゾーン、および/または能動駆動部、好ましくは前記プッシングオフ/プッシングオン要素の一端に設けられた駆動ローラを有する。したがって、荷の回転を開始しかつ/または支援するように付属のコンベヤと相互作用して荷にトルクが伝達されうる。
【0059】
プッシングオフ/プッシングオン要素は、荷を付属のコンベヤ上に降ろすための、または、前記付属のコンベヤからトレイに荷を積むための要素の形で設けることができ、かかる要素はストリップコンベヤの上をストリップコンベヤまで同期して移動する。
【0060】
ストリップは、ストリップコンベヤの輸送方向に対して横方向に小さい静止摩擦および滑り摩擦をもつ丸くなった縁部を備えることができる。
【0061】
トレイは、ストリップコンベヤが連続的に駆動されている状態で荷積みおよび/または荷降ろしされることが好ましい。同様に、スロットをストリップと同期させることもまた、ストリップコンベヤが連続的に駆動されている状態で行うことができる。
【0062】
さらに、本発明は、トレイに荷を積みかつ/または荷を積んだトレイ
から荷降ろしをするための方法に関し、この方法は、トレイを第1のコンベヤによって輸送方向に輸送するステップと、トレイを前記第1のコンベヤの後の降下装置によって前記降下装置の後のストリップコンベヤ上へ下げるステップであって、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第1のコンベヤのレベルに関して下げられるステップと、トレイを前記ストリップコンベヤによって前記ストリップコンベヤの後のリフトアウト装置まで輸送するステップと、前記ストリップコンベヤからトレイを前記リフトアウト装置によって持ち上げるステップと、トレイを前記リフトアウト装置の後の第2のコンベヤまで輸送するステップであって、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第2のコンベヤのレベルに関して下げられるステップと、を含み、トレイは、前記ストリップコンベヤのストリップをトレイ内に受け入れるように設計されたスロットを含み、トレイを前記降下装置によってストリップコンベヤ上へ下げる間に、前記ストリップコンベヤ上に配置されたストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロット内に垂直に入り、前記ストリップコンベヤからトレイを前記リフトアウト装置によって持ち上げる間に、ストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出る。
【0063】
加えて、この方法は、トレイのスロットをストリップと同期させるステップを含むことができ、かかる同期ステップの間、トレイのウェブがストリップコンベヤのストリップに当接したときにトレイに効果が及ぼされ、前記ウェブは2つのストリップの間に設けられる。
【0064】
有利には、この方法は、トレイに荷を積むステップをさらに含み、前記荷は、前記ストリップコンベヤのレベルにある付属のコンベヤによって輸送され、前記荷は、プッシングオフ/プッシングオン要素によって前記付属のコンベヤから前記ストリップコンベヤのストリップ上に運ばれ、ストリップはトレイのスロット内に導入される、および/または、この方法は、荷を積んだトレイ
から荷降ろしをするステップをさらに含み、前記荷は、前記ストリップコンベヤの前記ストリップから前記付属のコンベヤ上に運ばれ、ストリップはトレイのスロット内に導入される。
【0065】
本発明のさらなる利点、特徴および詳細は、好ましい諸実施形態の以下の説明ならびに下記図面から得ることができる。