特許第6132345号(P6132345)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6132345表示割合に応じて分割地図画像の表示を制御する表示装置、方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6132345
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】表示割合に応じて分割地図画像の表示を制御する表示装置、方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20170515BHJP
   G01C 21/26 20060101ALI20170515BHJP
   G08G 1/137 20060101ALI20170515BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20170515BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20170515BHJP
【FI】
   G09B29/00 A
   G01C21/26 A
   G08G1/137
   G06T1/00 200E
   G06T11/60 300
【請求項の数】12
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-123624(P2013-123624)
(22)【出願日】2013年6月12日
(65)【公開番号】特開2014-240916(P2014-240916A)
(43)【公開日】2014年12月25日
【審査請求日】2016年1月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100135068
【弁理士】
【氏名又は名称】早原 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】村松 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】高木 悟
【審査官】 古川 直樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−058861(JP,A)
【文献】 特開2003−254762(JP,A)
【文献】 特開2009−245266(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 23/00 − 29/14
G01C 21/00 − 21/36
G01C 23/00 − 25/00
G06T 1/00
G06T 11/60 − 13/80
G06T 17/05
G06T 19/00 − 19/20
G08G 1/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された各分割地図画像について、前記表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項3】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項4】
情報量がほぼ同一となるように分割された複数の分割地図画像を蓄積する分割地図画像蓄積手段を有し、
前記表示制御手段は、表示すべき分割地図画像のみを、前記分割地図画像蓄積手段から取得する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
情報量がほぼ同一となるように分割された複数の分割地図画像を蓄積する地図サーバと通信可能であって、
前記表示制御手段は、表示すべき分割地図画像のみについて、前記地図サーバへ取得要求を送信し、その分割地図画像を受信する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記分割地図画像は、同一の地図範囲に対して階層状に複数の分割地図画像から構成されており、
前記分割地図画像選択手段は、全ての階層における複数の分割地図画像を選択し、
前記表示判定手段は、全ての階層における分割地図画像を合わせて判定し、
前記表示制御手段は、異なる階層の分割地図画像を重畳して表示するように制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された各分割地図画像について、前記表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
前記表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置表示方法において、
前記装置は、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された各分割地図画像について、前記表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする装置の表示方法。
【請求項11】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置表示方法において、
前記装置は、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする装置の表示方法。
【請求項12】
1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置を用いた表示方法において、
前記装置は、
前記ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された複数の分割地図画像を、前記表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、前記ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする装置の表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の分割地図画像を並べてディスプレイに表示する表示装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等の広域ネットワークには、地図サーバが接続されており、地図サーバは、背景地図や対象物が描画された地図画像を蓄積している。端末は、地図サーバから地図画像を受信し、ディスプレイに表示することができる。特に、近年では一般的に、スマートフォンのような端末が、地図サーバから地図画像を受信し且つディスプレイに表示することができる。
【0003】
通常、地図サーバは、一定の規則に基づいて地図画像を分割して蓄積している。分割地図画像は、タイル状(メッシュ状)に並べることができる一定領域の矩形状に分割したものである。分割地図画像には、インデックス(識別子)が付与されている。地図サーバは、分割地図画像のインデックスを管理することによって、分割地図画像同士の間の位置関係を管理することができる。
【0004】
一方、緯度経度等の座標で一定領域に等分割した分割地図画像においては、1枚毎の情報量は、全て同じではない。即ち、分割地図画像の表示範囲は同一であっても、表示している場所によっては、その分割地図画像の情報量は異なる。地図画像を表示する端末のメモリの制約から1枚の分割地図画像の情報量に上限を設定すると、分割地図画像の表示範囲を狭くしなければならず、分割地図画像の数が増加する。また、分割地図画像の数の増加に伴って、分割地図画像を管理するインデックスの数が増加し、更に個々の分割地図画像のヘッダ・フッタ数も増加する。
【0005】
これに対し、全ての分割地図画像の情報量をほぼ同一とすると共に、異なる表示範囲の分割地図画像を生成する技術がある(例えば特許文献1及び特許文献2)。これらの技術によれば、小さい情報量の分割地図画像が大量に生成されることを防ぎ、地図サーバの管理コストを低減させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−254762号公報
【特許文献2】特開2009−58861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特に特許文献2に記載の技術によれば、全ての分割地図画像について情報量がほぼ同一となるものの、ディスプレイに並べて表示される際に必要な情報量の合計はほぼ同一とならない。広い表示範囲の分割地図画像が並ぶ地域の地図情報を表示する場合、分割地図画像の数は少ないために、速やかに表示される。一方で、狭い表示範囲の分割地図画像が並ぶ地域の地図情報を表示する場合、分割地図画像の数は多いために、表示されるまでに時間を要する。また、同じ地域であっても、狭い表示範囲の地図情報を表示する場合、分割地図画像の数は少ないために、速やかに表示される。一方で、広い表示範囲の地図情報を表示する場合、分割地図画像の数は多いために、表示されるまでに時間を要する。即ち、地図画像に対するユーザの移動や拡大/縮小操作によって、端末における分割地図画像の表示負荷が異なるという課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、地図に対する移動や拡大/縮小操作によって、並べて表示すべき分割地図画像の枚数が多くなっても、表示負荷が無用に大きくならないようにする表示装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された各分割地図画像について、表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する表示装置において、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の表示装置における他の実施形態によれば、
情報量がほぼ同一となるように分割された複数の分割地図画像を蓄積する分割地図画像蓄積手段を有し、
表示制御手段は、表示すべき分割地図画像のみを、分割地図画像蓄積手段から取得することも好ましい。
【0013】
本発明の表示装置における他の実施形態によれば、
情報量がほぼ同一となるように分割された複数の分割地図画像を蓄積する地図サーバと通信可能であって、
表示制御手段は、表示すべき分割地図画像のみについて、地図サーバへ取得要求を送信し、その分割地図画像を受信することも好ましい。
【0014】
本発明の表示装置における他の実施形態によれば、
分割地図画像は、同一の地図範囲に対して階層状に複数の分割地図画像から構成されており、
分割地図画像選択手段は、全ての階層における複数の分割地図画像を選択し、
表示判定手段は、全ての階層における分割地図画像を合わせて判定し、
表示制御手段は、異なる階層の分割地図画像を重畳して表示するように制御する
ことも好ましい。
【0015】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された各分割地図画像について、表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する分割地図画像選択手段と、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する表示判定手段と、
表示判定手段によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する表示制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置表示方法において、
装置は、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された各分割地図画像について、表示範囲に対する表示割合が所定割合以下か否かを判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置表示方法において、
装置は、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲に対する表示割合が高い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も高い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割した複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示する装置を用いた表示方法において、
装置は、
ディスプレイの表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する第1のステップと、
選択された複数の分割地図画像を、表示範囲の中心に近い分割地図画像から順に並べて、各分割地図画像について最も近い表示割合から当該分割地図画像までの表示割合を加算した加算表示割合を算出し、各分割地図画像について当該加算表示割合が所定割合以上となる場合に真と判定する第2のステップと、
第2のステップによって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に表示しないように制御する第3のステップと
実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の表示装置、方法及びプログラムによれば、地図に対する移動や拡大/縮小操作によって、並べて表示すべき分割地図画像の枚数が多くなっても、表示負荷が無用に大きくならないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】日本地図を分割した分割地図画像の区分図である。
図2】分割地図画像の表示割合を表す説明図である。
図3】本発明の第1の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
図4】本発明の第2の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
図5】本発明の第3の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
図6】本発明における表示装置の機能構成図である。
図7】本発明における端末と地図サーバとの間のシーケンス図である。
図8】階層状に構成された分割地図画像を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0024】
図1は、日本地図を分割した分割地図画像の区分図である。
【0025】
図1によれば、1枚の日本地図を、最初に1/4に段階的に等分割している。ここで、分割地図画像3については、ほとんど海上領域しか表していない。分割地図画像3の情報量が所定閾値(例えば100Kバイト)以下である場合、当該分割地図画像3はそれ以上に分割しない。分割地図画像3のように広い領域で且つ小さい情報量の分割地図画像は、そのまま1枚の分割地図画像として管理する。
【0026】
また、各分割地図画像には、その位置に応じて、左上から時計回り順に、識別番号が付与される。また、その識別番号は、大きい分割地図画像から順に、階層的に付与される。勿論、各分割地図画像の四辺を示す座標値を、管理情報として直接的に蓄積しているものであってもよい。
【0027】
次に、所定閾値よりも大きい分割地図画像1、2及び4をそれぞれ、更に1/4に等分割する。ここで、分割地図画像1−1〜4、2−1〜4、4−1〜4の各々について、その情報量が所定閾値以下であるか否かを判定する。その情報量が所定閾値以下である分割地図画像1−1〜2、2−2〜3、4−2〜4は、それ以上に分割しない。このように再帰的に処理を実行することによって、最終的には、全ての分割地図画像について情報量をほぼ同一とすることができる(例えば特許文献2参照)。図1によれば、最終的な区分された分割地図画像が表されている。
【0028】
図1によれば、表示装置のディスプレイ上における表示範囲が表されている。ここでは、異なる位置に2つの表示範囲が表されている。
表示範囲1は、6枚の分割地図画像からなる。各分割地図画像のデータ量(情報量)を100Kバイトとすると、合計値は600Kバイトとなる。
表示範囲2は、18枚の分割地図画像からなる。各分割地図画像のデータ量を100Kバイトとすると、合計値は1.8Mバイトとなる。
このように、分割地図画像のデータ量をほぼ同じになるように分割した場合であっても、表示の際に必要となるデータ量は大きく異なる。
【0029】
図2は、分割地図画像の表示割合を表す説明図である。
【0030】
図2によれば、ディスプレイの表示範囲に、5枚の分割地図画像が表示されている。このとき、各分割地図画像の表示割合は、以下のようになっている。
分割地図画像1 : 38.9%
分割地図画像2−1: 20.8%
分割地図画像2−4: 27.8%
分割地図画像3−1: 6.9%
分割地図画像4−2: 5.6%
このように、10%以下の表示割合しか占めない分割地図画像3−1及び4−2であっても、40%近くの表示割合の分割地図画像1と同じデータ量を要する。しかしながら、表示割合が10%以下となる分割地図画像3−1及び4−2は、ユーザの視点から、地図を認識するためにそれほど重要ではない。
【0031】
そこで、本発明によれば、表示割合に応じて、分割地図画像の表示/非表示を制御する。具体的には、以下のような3つの実施形態がある。
第1の実施形態[各分割地図画像について表示割合に応じた表示制御]
第2の実施形態[表示割合の広い分割地図画像の順に、加算表示割合に応じた表示制御]
第3の実施形態[中心に近い分割地図画像の順に、加算表示割合に応じた表示制御]
【0032】
<第1の実施形態>
[各分割地図画像について表示割合に応じた表示制御]
図3は、本発明の第1の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
【0033】
図3によれば、図2と比較して、所定の表示判定閾値以下となる分割地図画像を表示しないように制御する。図3によれば、表示/非表示を切り替える表示判定閾値を、例えば10%としている。このとき、表示判定閾値10%以下の分割地図画像が「非表示」とされ、それよりも大きい分割地図画像のみが「表示」とされる。
[表示] 分割地図画像1 : 38.9%
[表示] 分割地図画像2−1: 20.8%
[表示] 分割地図画像2−4: 27.8%
[非表示]分割地図画像3−1: 6.9%
[非表示]分割地図画像4−2: 5.6%
【0034】
一方で、例えば表示判定閾値=30%とすることもできるが、逆に表示すべき分割地図画像が少なくなり、地図の閲覧の観点からは好ましくない。
[表示] 分割地図画像1 : 38.9%
[非表示]分割地図画像2−1: 20.8%
[非表示]分割地図画像2−4: 27.8%
[非表示]分割地図画像3−1: 6.9%
[非表示]分割地図画像4−2: 5.6%
【0035】
一般に、1つの表示判定閾値を設定することによって、同時に表示される分割地図画像の上限数が決定される。例えば以下のようになる。
表示判定閾値10% : 分割地図画像の上限数10枚
表示判定閾値20% : 分割地図画像の上限数 5枚
【0036】
従って、以下の条件を満たすように、「表示判定閾値」、即ち、「同時に表示される分割地図画像の上限数」を決定することによって、表示装置の表示パフォーマンスを低下させないように表示させることができる。
分割地図画像1枚あたりのデータ量×同時に表示される分割地図画像の上限数
≦ 端末の表示パフォーマンスが悪くならないデータ量の上限
【0037】
<第2の実施形態>
[表示割合の広い分割地図画像の順に、加算表示割合に応じた表示制御]
図4は、本発明の第2の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
【0038】
第1の実施形態のように各分割地図画像の表示割合で判定すると、ディスプレイの表示範囲に表示される分割地図画像の枚数が多くなるほど、1枚の分割地図画像の表示割合が小さくなり、結果的に、表示判定閾値によっては表示されにくくなる。
【0039】
そこで、第2の実施形態によれば、複数の分割地図画像を、表示範囲に対する表示割合の高いものから順に表示していき、その加算表示割合が例えば表示判定閾値以上か否かによって判定する。例えば表示判定閾値=80%とすると、例えば以下のように判定される。
[表示] 分割地図画像1 : 38.9% (加算表示割合38.9%)
[表示] 分割地図画像2−4: 27.8%※(加算表示割合66.7%)
[非表示]分割地図画像2−1: 20.8% (加算表示割合87.5%)
[非表示]分割地図画像3−1: 6.9% (加算表示割合94.4%)
[非表示]分割地図画像4−2: 5.6% (加算表示割合 100%)
【0040】
また、例えば表示判定閾値=90%とすると、以下のように判定される。
[表示] 分割地図画像1 : 38.9% (加算表示割合38.9%)
[表示] 分割地図画像2−4: 27.8% (加算表示割合66.7%)
[表示] 分割地図画像2−1: 20.8%※(加算表示割合87.5%)
[非表示]分割地図画像3−1: 6.9% (加算表示割合94.4%)
[非表示]分割地図画像4−2: 5.6% (加算表示割合 100%)
【0041】
<第3の実施形態>
[中心に近い分割地図画像の順に、加算表示割合に応じた表示制御]
図5は、本発明の第3の実施形態における分割地図画像の表示を表す説明図である。
【0042】
第1及び第2の実施形態によれば、分割地図画像の表示割合のみで表示を制御するために、表示範囲の中心に近い分割地図画像であるにも拘わらず、表示割合が小さい場合には、表示されにくくなる。
【0043】
そこで、第3の実施形態によれば、複数の分割地図画像を、表示範囲の中心から近い順にその表示割合を加算し、その加算表示割合が表示判定閾値以上か否かによって判定する。例えば表示判定閾値=90%とすると、例えば以下のように判定される。
[表示] 分割地図画像2−4: 27.8% (加算表示割合27.8%)
[表示] 分割地図画像1 : 38.9% (加算表示割合66.7%)
[表示] 分割地図画像2−1: 20.8%※(加算表示割合87.5%)
[非表示]分割地図画像3−1: 6.9% (加算表示割合94.4%)
[非表示]分割地図画像4−2: 5.6% (加算表示割合 100%)
近さ(距離)を算出する方法としては、簡単には、表示範囲の中心座標と、分割地図画像の四辺(画像枠)との間の最も近い距離によって算出できる。分割地図画像の四辺は、インデックス情報の座標点、高さ及び幅の情報から算出できる。
【0044】
図6は、本発明における表示装置の機能構成図である。
【0045】
図6によれば、本発明の表示装置1は、少なくともディスプレイを有し、複数の分割地図画像を、ディスプレイの表示範囲に並べて表示するものである。この表示装置1は、一般には、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータのような端末である。また、そのディスプレイの表示範囲に表示される分割地図画像は、1つの地図画像をタイル状に並べることができるように矩形状に分割したものである(例えば特許文献2参照)。
【0046】
図6の端末(表示装置)1は、ハードウェアとしてディスプレイ101と、オプション的に地図サーバ2とネットワークを介して通信可能な通信インタフェース102とを有する。また、端末1は、分割地図画像選択部111と、表示判定部112と、表示制御部113と、分割地図画像蓄積部121と、リクエスト送信部122と、レスポンス受信部123とを有する。これら機能構成部は、端末のような装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、装置を用いた表示方法としても理解できる。
【0047】
分割地図画像選択部111は、ディスプレイ101の表示範囲に並べて表示すべき複数の分割地図画像を選択する。分割地図画像選択部111は、例えば図1のような分割地図画像のインデックス情報をのみ予め保持している。分割地図画像毎に設定されるインデックス情報は、少なくとも1点の座標点(緯度・経度)と、その座標点を左上とした高さ及び幅とを有する。これらインデックス情報は、通信インタフェース102を介して、地図サーバ2から予め受信して記憶したものであってもよい。分割地図画像選択部111は、これらインデックス情報を用いて、ディスプレイ101の表示範囲に並べるべき分割地図画像を選択する。
【0048】
表示判定部112は、前述した3つの実施形態に応じて判定する。
(1)選択された各分割地図画像について、表示範囲に対する表示割合が所定割合(表示判定閾値)以下か否かを判定する(前述した図3参照)。
(2)選択された複数の分割地図画像を、表示範囲に対する表示割合が高いものから順にその表示割合を加算し、その加算表示割合が所定割合以上か否かを判定する(前述した図4参照)。
(3)選択された複数の分割地図画像を、表示範囲の中心から近い順にその表示割合を加算し、その加算表示割合が所定割合以上か否かを判定する(前述した図5参照)。
【0049】
表示制御部113は、表示判定部112によって真と判定された1つ以上の当該分割地図画像を、ディスプレイ101の表示範囲に表示しないように制御する。表示制御部113は、実際に表示すべき分割地図画像のみを、分割地図画像蓄積部121から、又は、リクエスト送信部122及びレスポンス受信部123から取得する。それら分割地図画像は、ディスプレイ101の表示範囲に並べて表示される。
【0050】
分割地図画像蓄積部121は、情報量がほぼ同一となるように分割された複数の分割地図画像を蓄積する(例えば特許文献2参照)。
【0051】
リクエスト送信部122は、表示制御部113から指示された分割地図画像の取得要求を、通信インタフェース102を介して地図サーバ2へ送信する。
【0052】
レスポンス受信部123は、分割地図画像を含む取得応答を、地図サーバ2から通信インタフェース102を介して受信する。受信した分割地図画像は、表示制御部113へ出力される。
【0053】
図7は、本発明における端末と地図サーバとの間のシーケンス図である。
【0054】
(S11)端末1は、地図サーバ2へインデックス取得要求を送信する。
(S12)これに対し、地図サーバ2は、端末1へ、分割地図画像のインデックス情報を含むインデックス応答を返信する。インデックス情報は、各分割地図画像における座標点、高さ及び幅を含むタグである。
【0055】
(S13)端末1に対するユーザ操作(例えばスライド、ピンチイン/ピンチアウト)に応じて、ディスプレイの表示範囲に表示すべき分割地図画像が変化する。このとき、端末1の表示制御部113によって表示すべきと判定された分割地図画像についてのみ、分割地図画像取得要求を地図サーバ2へ送信する。
(S14)これに対し、地図サーバ2は、分割地図画像取得要求に対応する分割地図画像を応答する。端末1は、これら分割地図画像をディスプレイの表示範囲に並べて表示する。
【0056】
(S15)端末1に対する更なるユーザ操作に応じて、ディスプレイの表示範囲に表示すべき分割地図画像が変化する。このとき、端末1は、更なる分割地図画像取得要求を地図サーバ2へ送信する。
(S16)これに対し、地図サーバ2は、分割地図画像取得要求に対応する分割地図画像を応答する。端末1は、これら分割地図画像をディスプレイの表示範囲に並べて表示する。
【0057】
図8は、重畳可能なレイヤで表された分割地図画像の説明図である。
【0058】
図8によれば、分割地図画像は、同一の地図範囲に対して階層状に複数の分割地図画像から構成される。レイヤ間では、1枚の分割地図画像に1枚の分割地図画像が対応していてもよいし、1枚の分割地図画像に複数(例えば4枚)の分割地図画像が対応していてもよい。図8によれば、レイヤ毎の分割地図画像が、以下のように異なる情報を有する。
レイヤ1:海岸線の地図画像
レイヤ2:道路の地図画像
レイヤ3:建物の地図画像
これら複数のレイヤの分割地図画像を重畳して、1枚の地図画像を表示することができる。
【0059】
ここで、前述した図3から図5によれば、同一レイヤ上における表示割合に応じて表示/非表示を制御したが、同じ方法で、複数のレイヤを合わせて表示割合に応じて表示/非表示を制御してもよい。分割地図画像選択部111は、全ての階層における複数の分割地図画像を選択する。表示判定部112は、全ての階層における分割地図画像を合わせて判定する。そして、表示制御部113は、異なる階層の分割地図画像を重畳して表示するように制御する。
【0060】
また、複数のレイヤの中で優先順位を設け、同一の表示割合の分割地図画像であっても、優先的なレイヤの分割地図画像を優先的に表示することもできる。優先度の高い第1のレイヤの分割地図画像と、優先度の低い第2のレイヤの分割地図画像とが、同一の表示割合であったとする。このとき、第1のレイヤの分割地図画像の表示/非表示を判定した後、第2のレイヤの分割地図画像の表示/非表示を判定する。
【0061】
また、優先順位を設ける他の実施形態として、前述した加算表示割合に応じた表示制御について、優先度の高い第1のレイヤから加算することもできる。表示判定閾値=180%とすると、優先度の高い第1のレイヤで100%まで加算された後、優先度の低い第2のレイヤで残りの80%まで加算される。
【0062】
以上、詳細に説明したように、本発明の表示装置、方法及びプログラムによれば、地図に対する移動や拡大/縮小操作によって、並べて表示すべき分割地図画像の枚数が多くなっても、表示負荷が無用に大きくならないようにすることができる。
【0063】
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【符号の説明】
【0064】
1 表示装置、端末
101 ディスプレイ
102 通信インタフェース
111 分割地図画像選択部
112 表示判定部
113 表示制御部
121 分割地図画像蓄積部
122 リクエスト送信部
123 レスポンス受信部
2 地図サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8