(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
監視カメラを商店街や公共の場所等の屋外に設置する商談においては、ビル等の施設内に設置する商談と比較して設置場所の平面図の入手、監視カメラの仮設等が困難であり、商談がスムーズに進められない場合がある。
【0007】
本発明は、オンライン地図情報サービスを有効利用して撮影手段を設置した状況をイメージしやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、オンライン地図情報サービスから取得された、指定された区域の地図を地図表示領域に表示する地図表示処理手段、前記地図表示領域に表示された地図上において撮影手段の設置地点がユーザに指定されると、その指定された地図上の位置に当該撮影手段を示すアイコンを表示するアイコン表示処理手段、前記地図表示領域に表示された地図上において撮影手段の設置地点がユーザに指定されると、当該撮影手段の設置地点を示す情報を少なくとも含む撮影手段情報を当該撮影手段に対応させて生成し、記憶手段に保存する情報管理手段、地図上に表示されたいずれかの前記アイコンがユーザに選択されると、その選択された前記アイコンに対応する撮影手段により撮影された画像として、オンライン地図情報サービスから取得された、当該撮影手段の設置地点において撮影された写真画像を写真画像表示領域に表示する画像表示処理手段、
ユーザにより入力された格納先から現場の写真画像を取得する画像取得手段、として機能させ
、前記画像表示処理手段は、ユーザにより現場の写真画像の格納先が入力された場合、オンライン地図情報サービスから取得された写真画像に代えて、前記画像取得手段により取得された現場の写真画像を前記写真画像表示領域に表示することを特徴とする。
【0009】
また、前記撮影手段情報には、当該撮影手段の撮影方向を示す情報が含まれており、前記画像表示処理手段は、オンライン地図情報サービスが提供する風景を撮影した写真画像の中から、当該撮影手段の設置地点から当該撮影手段に対応する前記撮影手段情報により特定される撮影方向を撮影したときの写真画像を取得することを特徴とする。
【0010】
また、コンピュータを、更に、前記記憶手段に保存された撮影手段情報を撮影手段情報表示領域に表示する撮影手段情報表示処理手段として機能させることを特徴とする。
【0011】
また、前記情報管理手段は、ユーザによる入力又はユーザ操作に応じて前記撮影手段に対応する撮影手段情報の更新を行い、前記アイコン表示処理手段は、撮影手段情報の更新に応じて更新された撮影手段情報に対応する撮影手段に対応するアイコンの表示を更新することを特徴とする。
【0012】
また、前記撮影手段情報には、前記撮影手段の画角又は焦点距離を示す撮影範囲情報の少なくとも一方が含まれており、前記アイコン表示処理手段は、撮影範囲情報を視覚的に表す画像を付加して前記アイコンを表示することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る情報処理装置は、オンライン地図情報サービスから取得された、指定された区域の地図を地図表示領域に表示する地図表示処理手段と、前記地図表示領域に表示された地図上において撮影手段の設置地点がユーザに指定されると、その指定された地図上の位置に当該撮影手段を示すアイコンを表示するアイコン表示処理手段と、前記地図表示領域に表示された地図上において撮影手段の設置地点がユーザに指定されると、当該撮影手段の設置地点を示す情報を少なくとも含む撮影手段情報を当該撮影手段に対応させて生成し、記憶手段に保存する情報管理手段と、地図上に表示されたいずれかの前記アイコンがユーザに選択されると、その選択された前記アイコンに対応する撮影手段により撮影された画像として、オンライン地図情報サービスから取得された、当該撮影手段の設置地点において撮影された写真画像を写真画像表示領域に表示する画像表示処理手段と、
ユーザにより入力された格納先から現場の写真画像を取得する画像取得手段と、を有
し、前記画像表示処理手段は、ユーザにより現場の写真画像の格納先が入力された場合、オンライン地図情報サービスから取得された写真画像に代えて、前記画像取得手段により取得された現場の写真画像を前記写真画像表示領域に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、オンライン地図情報サービスから取得した地図情報や写真画像を有効利用して撮影手段を設置した状況をイメージしやすくすることができる。
【0016】
また、撮影手段の設置地点から撮影手段情報により特定される撮影方向を撮影したときの写真画像を取得することができる。
【0017】
また、撮影手段の画角又は焦点距離の少なくとも一方が視覚的に把握しやすいように表示することができる。
【0018】
また、オンライン地図情報サービスから取得された写真画像に代えて自ら用意した画像を撮影手段により撮影された画像として表示することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る情報処理装置の一実施の形態であるタブレット端末を含むネットワークシステムの全体構成図である。
図1には、タブレット端末10とオンライン地図情報サービスを提供するサーバ2と、各コンピュータ10,2を接続するインターネット4と、が示されている。
【0022】
オンライン地図情報サービスは、指定された場所の地図の提供をインターネット4を介して行う地図情報サービスである。例えば、グーグル社が提供するグーグルマップ(Google Maps)がこのサービスに該当する。本実施の形態では、オンライン地図情報サービスとしてグーグルマップを利用することを想定して説明する。グーグル社はまた、グーグルマップにより画面表示された地図上に、人型のアイコン(ペグマン)をドラッグ&ドロップすると、そのドロップした位置から指定された方向の写真画像を画面に表示するストリートビュー機能を提供している。本実施の形態では、このストリートビュー機能が提供する風景を撮影したパノラマ写真画像を有効利用する。
【0023】
タブレット端末10は、インターネット4を介してオンライン地図情報サービスを利用可能な情報処理装置の一形態である。本実施の形態では、情報処理装置として、商店街や工場周辺に監視カメラを設置する商談を行う営業員等に携帯され客先での使用に便利なタブレット端末10を想定して説明するが、モバイルPCや来客に対する商談にも使用可能な携帯性のないデスクトップPC等にて実現してもよい。
【0024】
図2は、本実施の形態におけるタブレット端末10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態においてタブレット端末10を形成するコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、
図2に示したようにCPU21、ROM22、RAM23、ハードディスクドライブ(HDD)24、入出力手段として設けられた操作パネル25、通信手段として設けられたネットワークコントローラ26を内部バス27に接続して構成される。なお、PCの場合は、入力手段としてマウスやキーボード、表示手段としてディスプレイをそれぞれ接続する入出力コントローラを内部バス27に接続して構成すればよい。
【0025】
図3は、本実施の形態におけるタブレット端末10にインストールされた商談ツール(アプリケーション)が操作パネル25に表示する画像の一例を示す図である。この画像は、写真画像表示領域31、地図表示領域32及びカメラ情報表示領域33を含んでいる。地図表示領域32には、オンライン地図情報サービスから取得した地図が監視カメラの設置予定の区域の平面図として表示される。詳細は後述するが、この表示された地図上に監視カメラのアイコン34が置かれることで、監視カメラの設置地点が特定される。
図3では、3台の監視カメラに対応するアイコン34a,34b,34cが地図上に配置されているが、これらを区別することなく説明する場合は上記の通り「アイコン34」と総称する。
【0026】
なお、本実施の形態においては、監視カメラを現場に実際に設置するのではなく、商談の過程において設置すると仮定しているに過ぎない。そして、監視カメラをその仮定的に設置する場所を示すために、タブレット端末10上で動作する商談ツールは、各監視カメラの設置地点に対応させて、地図表示領域32に表示された地図上にアイコン34を表示する。つまり、監視カメラとアイコン34とは1対1の関係にあり、地図上におけるアイコン34が置かれることで表示位置が決まると、現場における監視カメラの設置地点が一意に決まる。このように、地図上に置かれるのは監視カメラの設置地点を示すアイコンであるが、説明の便宜上、「地図上に監視カメラを置く」などのように説明する場合もある。
【0027】
カメラ情報表示領域33には、地図表示領域32に表示された地図上に置かれた監視カメラ毎に生成され、カメラ情報記憶部17に記憶されたカメラ情報がリスト表示される。
【0028】
写真画像表示領域31には、地図表示領域32に表示されたアイコン34の中からユーザにより選択されたアイコン34に対応する監視カメラによって撮影された写真画像が表示される。監視カメラは、実際には動画で撮影するかもしれないが、写真画像を便宜的に用いる。本実施の形態では、監視カメラによって撮影された写真画像として、ストリートビューが提供するパノラマ写真画像を利用する。なお、本実施の形態では、ストリートビューが提供するパノラマ写真画像に代えて、実際に撮影した写真画像も表示可能としているが、この写真画像の表示の詳細については追って説明する。
【0029】
操作パネル25に表示される画像は、以上説明した監視カメラの設置場所を示す地図、設置した監視カメラに関する情報、いずれかの監視カメラにより撮影された写真にて構成される。
【0030】
図4は、本実施の形態におけるタブレット端末10のブロック構成図である。本実施の形態におけるタブレット端末10は、入力操作受付部11、表示処理部12、オンライン地図情報取得部13、カメラ情報管理部14、画像取得部15、処理制御部16及びカメラ情報記憶部17を有している。なお、本実施の形態の説明に用いない構成要素は図から省略している。入力操作受付部11は、操作パネル25からの入力、操作パネル25に対する操作を受け付ける。表示処理部12は、操作パネル25への表示に関する処理を行う。具体的には、表示処理部12は、グーグルマップから取得された、指定された区域の地図を地図表示領域32に表示する地図表示処理手段、地図上に表示されたいずれかのアイコン34がユーザに選択されると、その選択されたアイコン34に対応する監視カメラにより撮影された画像として、グーグルマップから取得された、当該監視カメラの設置地点において撮影された写真画像を写真画像表示領域31に表示する画像表示処理手段、カメラ情報記憶部17に保存されたカメラ情報をカメラ情報表示領域33に表示する撮影手段情報表示処理手段、更に地図表示領域32に表示された地図上において監視カメラの設置地点がユーザに指定されると、その指定された地図上の位置に当該監視カメラを示すアイコンを表示するアイコン表示処理手段、として設けられている。
【0031】
オンライン地図情報取得部13は、指定された地図情報や写真画像をインターネット4を介してグーグルマップから取得する。カメラ情報管理部14は、カメラ情報記憶部17に記憶されたカメラ情報の管理を行う。具体的には、カメラ情報管理部14は、地図表示領域32に表示された地図上において監視カメラの設置地点がユーザに指定されると、つまりアイコン34が地図上に置かれると、当該監視カメラの設置地点を示す情報を少なくとも含むカメラ情報を当該監視カメラに対応させて生成し、カメラ情報記憶部17に保存する情報管理手段として設けられている。写真画像表示領域31には、基本的にストリートビューの写真画像が表示されるが、実際の現場において撮影された写真画像等が事前に用意されている場合、その写真画像を写真画像表示領域31に表示してもよい。画像取得部15は、ストリートビューの写真画像に代えて写真画像表示領域31に表示する写真画像を取得する画像取得手段として設けられている。
【0032】
処理制御部16は、前述した各構成要素11〜15と連携動作して商談ツールが提供する処理機能を発揮させる。例えば、入力操作受付部11がユーザによる操作指示やユーザにより入力された情報を受け付けると、その操作指示に応じてオンライン地図情報取得部13に情報の取得を指示したり、カメラ情報記憶部17への情報の書き込みや読み出しをカメラ情報管理部14に指示したり、地図やアイコンの表示、表示内容の変更等を表示処理部12に指示したりする。また、オンライン地図情報取得部13やカメラ情報管理部14により情報が取得されると、その情報の表示を表示処理部12に指示する。このように、各構成要素11〜15は、処理制御部16からの指示に応じて各種処理を実行する。
【0033】
タブレット端末10における各構成要素11〜16は、タブレット端末10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、カメラ情報記憶部17は、タブレット端末10に搭載されたHDD24にて実現される。あるいは、RAM23又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
【0034】
また、本実施の形態で用いるプログラム(上記商談ツール)は、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPU21がプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
【0035】
次に本実施の形態における動作について説明する。本実施の形態では、商店街等の屋外に監視カメラを設置する商談を客先において行う場合を例にして説明する。
【0036】
商談を行う営業員(ユーザ)は、本実施の形態におけるタブレット端末10を携帯して、商談相手となる客先の事業所に訪問する。そして、商談の際、商談ツールを起動すると、表示処理部12は、
図5に例示したようなプロジェクト管理画面を表示する。本実施の形態では、新規の商談を想定しているので、ユーザは操作パネル25に表示された新規ボタン51を選択する。入力操作受付部11がその新規ボタン51の選択を受け付けると、表示処理部12は、表示する地域を指定する入力フィールドを操作パネル25に表示する。ユーザがその入力フィールドからプロジェクト名及び監視カメラの設置対象とする地域を特定する住所等の情報を入力すると、オンライン地図情報取得部13は、その入力された情報に基づき該当する地域の地図をオンライン地図情報サービスから取得する。これにより、表示処理部12は、
図3に示した商談用の画像を操作パネル25に表示し、その画像の地図表示領域32に、オンライン地図情報取得部13により取得された地図を表示する。
【0037】
ここで、ユーザは、地図表示領域32に表示された地図の表示範囲が狭すぎるとスライドバー35のスライダ若しくはマイナスボタンを操作することで地図を拡大表示させ、一方、地図の表示範囲が広すぎるとスライドバー35のスライダ若しくはプラスボタンを操作して地図を縮小表示させる。このようにして、地図表示領域32に表示される地図が適切な表示範囲となるよう調整する。表示処理部12は、このユーザ操作に応じて地図の拡縮を行う。なお、この時点では、写真画像表示領域31及びカメラ情報表示領域33には、何も表示されていない。また、プロパティ画面36も表示されない。
【0038】
以上のようにして監視カメラを設置する区域を画面に表示させると、ユーザは、続いて監視カメラの設置場所を決めていく作業を開始する。そのために、ユーザは、監視カメラ設置用のアイコン37を指先でドラッグし、設置しようとする地図上の位置でドロップする。この操作は、グーグルマップにおいてペグマンを地図上に置く操作と同じでよい。
【0039】
入力操作受付部11がその操作を受け付けると、表示処理部12は、その操作に応じてドロップ操作された地図上の位置にアイコン34を表示する。地図上にアイコン37が新たに置かれると、カメラ情報管理部14は、当該監視カメラに関するカメラ情報を生成し、カメラ情報記憶部17に登録、保存する。
【0040】
図6は、本実施の形態におけるカメラ情報のデータ構成の一例を示した図である。本実施の形態におけるカメラ情報は、監視カメラを識別する識別番号に、設置位置情報、カメラ型番、画角、方角、焦点距離及び画像情報の各データを対応付けして生成される。設置位置情報は、監視カメラが設置された地点を示す情報である。設置される地点は、地図上にアイコン34がドロップされた位置により特定され、例えばグーグルマップから取得する経緯度情報が設定される。カメラ型番は、監視カメラの機種を特定する情報である。カメラの機種が特定されることで画角や焦点距離に対して指定可能な値の範囲が制限される。画角及び焦点距離は、設置する監視カメラに設定される画角及び焦点距離である。方角は、設置する監視カメラの撮影方向であり、対応するアイコン34が地図上に置かれたときに決まる。例えば、真北を0°として時計回り方向の角度で示す。画像情報には、監視カメラが撮影した画像を特定する情報が設定される。
【0041】
カメラ情報管理部14は、地図上にアイコン37が新たに置かれると、その置かれた位置に対応する経緯度情報を取得し、カメラ情報の設置位置情報に設定する。監視カメラの型番は、ユーザに設定させるようにしてもよいが、本実施の形態では、初期値として事前に設定されている型番を自動的に設定する。監視カメラには、画角及び焦点距離の初期値が機種毎に予め設定されており、型番により監視カメラの機種が特定されると、その機種に対応する初期値を読み出し、カメラ情報の画角及び焦点距離に設定する。地図上に監視カメラが新たに置かれる場合、その監視カメラの向きは初期値により予め決められているものとすると、カメラ情報管理部14は、その初期値をカメラ情報の方角に設定する。設置位置情報及び方角がカメラ情報に設定されると、オンライン地図情報取得部13は、設置位置情報に設定された経緯度情報により特定される監視カメラの設置場所から当該監視カメラが向いている方向に合致する写真画像をオンライン地図情報サービスから取得する。カメラ情報管理部14は、このようにして取得された写真画像を特定する情報をカメラ情報の画像情報に設定する。オンライン地図情報サービスから写真画像を取得する場合、写真画像を特定する情報は写真画像データそのものではなくURLでよい。
【0042】
カメラ情報管理部14が以上のようにして生成したカメラ情報をカメラ情報記憶部17に登録すると、その登録されたカメラ情報は、表示処理部12によりカメラ情報表示領域33に表示される。カメラ情報表示領域33には、カメラ情報の全ての項目データを表示してもよい。ただ、カメラ情報表示領域33のスペースからして全項目を一度に表示することは困難な場合、スクロールにより項目データの内容が確認できるようにしてもよいし、
図3に例示したように画角や方角等、監視カメラの設置に関連する一部の情報を抽出して表示するようにしてもよい。また、表示処理部12は、地図上に新たに置かれたアイコン34の中に、対応する監視カメラに割り振られた識別番号を表示する。
図3に例示したように、アイコン34aに識別番号“1”を含めて表示することで、アイコン34aと、カメラ情報表示領域33に表示された識別番号(No.)が“1”のカメラ情報との対応関係が一目瞭然に把握できる。
【0043】
更に、カメラ情報の画角及び焦点距離を参照して、表示処理部12は、アイコン34に対応させて監視カメラの撮影範囲が視覚的にイメージしやすいように撮影範囲情報を示す画像をアイコン34に付加して表示する。
図3に示した表示例によると、監視カメラの形状をしたアイコン34の画像のレンズの部分に扇形形状の画像41を撮影範囲情報を示す画像として付ける。この画像41の扇形の中心角が画角を示し、半径が焦点距離を示す。なお、
図3では、扇形の画像41を破線で図示したが、表示形態はこれに限定する必要はなく、例えば半透明の色を付けるなどして描画するようにしてもよい。
【0044】
監視カメラに対応するアイコン34を地図上に設置すると、ユーザは、アイコン34を左クリックなどして写真画像の表示を指示する。この指示に応じて、表示処理部12は、カメラ情報記憶部17から、対応する監視カメラのカメラ情報に含まれる画像情報を読み出し、その読み出した情報に基づき写真画像表示領域31に表示する。すなわち、選択された監視カメラの位置から、当該監視カメラに対応するカメラ情報から特定される撮影方向及び範囲の写真画像が写真画像表示領域31に表示されることになる。
【0045】
以上のようにして、タブレット端末10の操作パネル25には、監視カメラを設置する区域において監視カメラの設置場所と、その設置場所からの撮影されたときの写真画像が表示されることになるので、監視カメラを実際に現場に設置しなくても設置したときの状況をイメージしやすい。
【0046】
以上のようにして、監視カメラが地図上に新たに設置されると、カメラ情報が新規に生成、登録されることになるが、設定されたカメラ情報の内容を変更したい場合、例えば、監視カメラの設置場所を変更したい場合、その監視カメラに対応するアイコン34を指先を用いてドラッグ&ドロップすればよい。この操作によって地図上におけるアイコン34の位置が変更されると、カメラ情報管理部14は、オンライン地図情報取得部13と連携して、当該監視カメラのカメラ情報の設置位置情報を更新する。
【0047】
また、監視カメラの設置場所と同様に監視カメラの設置する向き(撮影方向)も監視カメラの設置に関して重要な要素であるが、監視カメラを設置する方角を変更する場合、アイコン34の端部若しくは扇形形状の画像41をスワイプすることでアイコン34を回転させ、アイコン34のレンズの向きを監視カメラにより撮影させたい方向に合わせるようにして変更してもよい。このスワイプ操作に応じてアイコンの初期の向き(現在の向き)からの回転角度を検出して、当該監視カメラのカメラ情報の方角を更新する。
【0048】
あるいは、カメラ情報表示領域33に表示されている、対応するカメラ情報の編集ボタン38をクリック選択する。これにより、操作パネル25にプロパティ画面36が表示され、この画面から方角の値を変更する。プロパティ画面36の表示位置は、変更対象の監視カメラのアイコン34の近傍、アイコン34の重複しない位置などと適宜調整すればよい。なお、変更を中止したい場合は中止ボタン39を選択する。これにより、変更は中止され、またプロパティ画面36は操作パネル25から消去される。また、値を変更して保存ボタン40を選択すると、その変更された値でカメラ情報記憶部17に記憶されたカメラ情報は更新され、またこの更新に伴いカメラ情報表示領域33の表示内容は更新される。カメラ情報が更新されると、表示処理部12は、この更新に応じて写真画像表示領域33に表示されている画像を回転させ、監視カメラの向いている写真画像を表示する。
【0049】
編集ボタン38をクリック選択した場合は、方角のみならず。画角及び焦点距離も同様にして変更可能であり、その変更に応じてカメラ情報は更新され、表示処理部12は、この更新に応じて、地図表示領域32に表示されている画像41の形状を変更し、また、写真画像表示領域33に表示されている画像を拡縮するなど調整する。
【0050】
また、カメラ情報の変更は、編集ボタン38を選択すること以外に、アイコン34を右クリックすることで変更してもよい。すなわち、アイコン34を右クリックされると右クリックメニューを表示するようにし、そのメニューの中に、「プロパティ」などのようにプロパティ画面36を表示させるメニュー項目を含めておく。そして、そのメニュー項目が選択されると、表示処理部12は、プロパティ画面36を表示する。表示した後の処理は、前述したとおりである。あるいは、カメラ情報表示領域33に表示されているカメラ情報を直接編集できるようにしてもよい。
【0051】
なお、本実施の形態では、編集ボタン36の選択やアイコン34の右クリックでプロパティ画面36が表示されると説明したが、アイコン37が新たに地図上に置かれた時点でプロパティ画面36を自動的に表示して、カメラ情報をユーザに入力できるようにしてもよい。
【0052】
また、写真画像表示領域31に表示された写真画像に対し、左右方向にスワイプすることで、写真画像表示領域31に表示される写真画像をそのスワイプ方向に対応させてスライドする。スライドビューが提供する写真はパノラマ画像なので、この撮影方向を調整する操作にも容易に対応可能である。このスワイプ操作に連動させて地図表示領域32に表示されたアイコン34及び画像41の向きを調整する。操作パネル25から指先が離れると、その離す行為を確定操作とみなして、カメラ情報管理部14は、カメラ情報記憶部17に記憶されたカメラ情報の方角を更新し、表示処理部12は、記憶されているカメラ情報の更新に応じてカメラ情報表示領域33に表示されているカメラ情報を更新する。
【0053】
また、監視カメラの型番等、
図3に表れていないカメラ情報も編集ボタン38を選択させて変更できるようにしてもよい。
【0054】
ところで、監視カメラであることから本来動画像が収集されるところを、本実施の形態では、ストリートビューが持っているパノラマ写真画像を利用して、当該監視カメラの位置からの指定された撮影方向の写真画像として写真画像表示領域31に表示するようにした。ただ、ユーザが現場に足を運んでデジタル写真を実際に撮っている場合があるかもしれない。そこで、本実施の形態では、ストリートビューが提供している写真画像に代えて、実際の現場において撮影された写真画像を写真画像表示領域31に表示してもよい。
【0055】
すなわち、現場の写真画像(以下、「現場画像」)が存在する場合、ユーザは、対応するアイコン34を右クリックする。この操作に応じて表示されるメニューの中に、「外部画像添付」などのようにストリートビューが提供する写真画像に代えて表示する画像をカメラ情報に対応付けるメニュー項目を含めておく。そして、そのメニュー項目が選択されると、表示処理部12は、操作パネル25に入力フィールドを表示し、現場画像の格納先をこの入力フィールドからユーザに入力させる。カメラ情報管理部14は、この入力された現場画像の格納先情報をカメラ情報記憶部17に記憶された当該監視カメラのカメラ情報の画像情報に設定する。これにより、当該監視カメラのアイコン34が左クリックにより選択された場合、現場画像がカメラ情報表示領域33に表示されることになる。
【0056】
以上の説明では、1台の監視カメラを設置したときの動作について説明した。本実施の形態では、複数の監視カメラを地図上に設置することができる。すなわち、1台の監視カメラ(識別番号が“1”)を設置した後、アイコン37を地図上の所望の位置にドラッグ&ドロップ操作により新たに置く。この操作に応じて、当該監視カメラに対応したカメラ情報が生成、保存される。このカメラ情報に識別番号“2”が付与されたとすると、地図上に新たに配置されたアイコン34bに識別番号“2”を含めて表示する。そして、前述したように、画角、焦点距離、方角等がユーザによって適宜調整される。
【0057】
ここで、アイコン34bが左クリックされると、対応する画像情報がカメラ情報記憶部17から読み出されて、写真画像表示領域31に表示されることになる。アイコン34aに対応する監視カメラの位置からの写真画像が写真画像表示領域31に表示されていた場合、写真画像表示領域31に表示される画像は、アイコン34bに対応する監視カメラの位置からの写真画像に置き換わることになる。
【0058】
なお、どの監視カメラからの撮影画像が写真画像表示領域31に表示されているかを認識しやすいように、写真画像が表示されているアイコン34の色を変えるなど、写真画像が表示されていない他のアイコン34と表示形態を異ならせたり、カメラ情報表示領域33に表示されるカメラ情報の表示形態を強調表示、異なる色表示、点滅等させて写真画像が表示されていない他の監視カメラと表示形態を異ならせたりしてもよい。
【0059】
また、地図上に表示されているアイコン34を削除したい場合、すなわち設置しようとした監視カメラを撤去する場合、ユーザは、対応するアイコン34を右クリックする。この操作に応じて表示されるメニューの中に、「削除」などのメニュー項目を含めておく。そして、そのメニュー項目が選択されると、カメラ情報管理部14は、対応する監視カメラのカメラ情報をカメラ情報記憶部17から削除する。表示処理部12は、対応する監視カメラのアイコン34を削除し、カメラ情報表示領域33から該当するカメラ情報を消去する。また、削除対象の監視カメラの写真画像が写真画像表示領域31に表示されていた場合には、その写真画像を消去する。
【0060】
以上のように、商店街等に監視カメラの設置した状況を設定すると、その内容、具体的には地図表示領域32に表示した地図、カメラ情報等を組にして、プロジェクト名を付加して図示しないデータベースに保存する。データベースに保存しておくことで、
図5のプロジェクト管理画面から選択されると、当該プロジェクトにおいて過去に設定した内容をデータベースから読み出し、
図3に示したように操作パネル25に表示させることができる。
【0061】
以上説明したように、本実施の形態では、既存のオンライン地図情報サービスが提供する地図情報やストリートビュー画像を有効利用することで監視カメラを実際に設置しなくても、監視カメラを設置した場所から撮影したような写真画像を提供することができるので、監視カメラを設置した状況のイメージがしやすくなる。これにより、商談をスムーズに進めることが可能になる。
【0062】
なお、本実施の形態では、商店街等の屋外に監視カメラを設置する商談に提供した場合を例にして説明したが、前述した商談ツールを持つ処理機能を商談以外に利用してもよい。また、撮影手段として、動画像を撮る監視カメラ以外の機器を用いてもよい。