特許第6132983号(P6132983)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6132983雲台とそれを用いる画像形成装置、及び無人機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6132983
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】雲台とそれを用いる画像形成装置、及び無人機
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20060101AFI20170515BHJP
   H04N 5/222 20060101ALI20170515BHJP
   B64C 39/02 20060101ALI20170515BHJP
   B64D 47/08 20060101ALI20170515BHJP
   F16M 13/00 20060101ALI20170515BHJP
   F16M 11/00 20060101ALI20170515BHJP
   F16M 11/20 20060101ALI20170515BHJP
   F16M 11/04 20060101ALI20170515BHJP
   F16M 11/12 20060101ALI20170515BHJP
【FI】
   G03B17/56 B
   H04N5/222 B
   B64C39/02
   B64D47/08
   F16M13/00 C
   F16M11/00 A
   F16M11/20 B
   F16M11/04 L
   F16M11/12 A
【請求項の数】34
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2016-536995(P2016-536995)
(86)(22)【出願日】2014年9月24日
(65)【公表番号】特表2017-508999(P2017-508999A)
(43)【公表日】2017年3月30日
(86)【国際出願番号】CN2014087278
(87)【国際公開番号】WO2016045009
(87)【国際公開日】20160331
【審査請求日】2016年6月14日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513068816
【氏名又は名称】エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SZ DJI TECHNOLOGY CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ザオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、キロン
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−131830(JP,A)
【文献】 特開2004−242128(JP,A)
【文献】 特開2005−234230(JP,A)
【文献】 特開平07−103394(JP,A)
【文献】 実公昭49−045690(JP,Y1)
【文献】 中国特許出願公開第101758929(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/56
B64C 39/02
B64D 47/08
F16M 11/00
F16M 11/04
F16M 11/12
F16M 11/20
F16M 13/00
H04N 5/222
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
雲台であって、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる雲台であって、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部とを連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される、雲台。
【請求項2】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する請求項に記載の雲台。
【請求項3】
雲台であって、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる雲台であって、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部とを連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は前記第1角度調節機構を保持する、雲台。
【請求項4】
雲台であって、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる雲台であって、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する、雲台。
【請求項5】
雲台であって、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる雲台であって、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離させる雲台。
【請求項6】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する請求項5に記載の雲台。
【請求項7】
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆される、画像形成装置。
【請求項8】
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容されて前記ヨー軸モータの回動軸と連結する、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容されて前記ヨー軸モータの回動軸と連結する画像形成装置。
【請求項10】
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される請求項7から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される、画像形成装置。
【請求項12】
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護する請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結する請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容される請求項13に記載の画像形成装置。
【請求項15】
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含み、
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する画像形成装置。
【請求項16】
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容される請求項15に記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して積荷に連結する請求項15または16に記載の画像形成装置。
【請求項18】
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容される請求項17に記載の画像形成装置。
【請求項19】
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられる請求項7から18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項20】
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設され、
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離する画像形成装置。
【請求項21】
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定される請求項20に記載の画像形成装置。
【請求項22】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する請求項20又は21に記載の画像形成装置。
【請求項23】
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合する請求項22に記載の画像形成装置。
【請求項24】
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させる請求項22又は23に記載の画像形成装置。
【請求項25】
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合する請求項22から24のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項26】
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合する請求項22から25のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項27】
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合する請求項26に記載の画像形成装置。
【請求項28】
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条である請求項27に記載の画像形成装置。
【請求項29】
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続する請求項23から28のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項30】
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結する請求項21から29のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項31】
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮する請求項30に記載の画像形成装置。
【請求項32】
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通する請求項31に記載の画像形成装置。
【請求項33】
無人機であって、請求項7から32のいずれか一項に記載の画像形成装置を含む無人機。
【請求項34】
無人機であって、請求項1から6のいずれか一項に記載の雲台を含む無人機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は雲台とそれを用いる画像形成装置、及び無人機に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の航空機の雲台と航空機との間の接続は機械的連結と信号線路による接続を含み、機械的連結は一般的に固定連結であり、且つ多くの場合には、ネジによる固定連結を用いる。ユーザーは使用のときに、一般的に自身の需要に応じて雲台を取り付けるか否かを選択する。現在、雲台と航空機との接続はクイックリリース連結を用いる。既存の構造は、クイックリリース組立体と雲台のヨー軸を同軸にさせて雲台を航空機に取り付けるように設計される。このような構造は直接に鉛直方向における高さを増加させ、低重心化に不利であり、且つ航空機と適合するとき外観に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が主に解決しようとする課題は、高さを下げることができる雲台及びそれを用いる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の課題を解決するために、本発明の1つの技術案は、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含む雲台を提供することである。前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられる。前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる。前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設される。
【0005】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含む。
【0006】
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆される。
【0007】
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容され前記ヨー軸モータの回動軸と連結する。
【0008】
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される。
【0009】
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護する。
【0010】
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結する。
【0011】
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容される。
【0012】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する。
【0013】
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容される。
【0014】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結する。
【0015】
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容される。
【0016】
前記積荷は撮像素子である。
【0017】
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられる。
【0018】
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離する。
【0019】
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定される。
【0020】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する。
【0021】
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合する。
【0022】
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させる。
【0023】
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合する。
【0024】
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合する。
【0025】
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合する。
【0026】
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条である。
【0027】
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続する。
【0028】
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結する。
【0029】
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮する。
【0030】
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通する。
【0031】
上述の課題を解決するために、本発明の1つの技術案は、雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設される画像形成装置である。
【0032】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含む。
【0033】
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆される。
【0034】
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容され前記ヨー軸モータの回動軸と連結する。
【0035】
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される。
【0036】
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護する。
【0037】
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結する。
【0038】
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容される。
【0039】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する。
【0040】
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容される。
【0041】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結する。
【0042】
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容される。
【0043】
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられる。
【0044】
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離する。
【0045】
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定される。
【0046】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する。
【0047】
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合する。
【0048】
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させる。
【0049】
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合する。
【0050】
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合する。
【0051】
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合する。
【0052】
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条である。
【0053】
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続する。
【0054】
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結する。
【0055】
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮する。
【0056】
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通する。
【0057】
上述の課題を解決するために、本発明の1つ技術案は、上述の画像形成装置を含む無人機である。
【0058】
上述の課題を解決するために、本発明の1つ技術案は、上述の雲台を含む無人機である。
【発明の効果】
【0059】
本発明の利点は以下の通りである。従来技術と区別して、本発明に係る雲台の前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設されることにより、雲台の高さを下げて、垂直方向における無人機の高さを低減させ、構造を更にコンパクトにし、無人機の外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
図1図1は、本発明の実施例の第1実施例による画像形成装置の立体組立図である。
図2図2は、図1における画像形成装置の立体分解図である。
図3図3は、図2における画像形成装置を別の視角から示す立体分解図である。
図4図4は、図3における画像形成装置のクイックリリース装置の立体組立図である。
図5図5は、図4における画像形成装置のクイックリリース装置の立体分解図である。
図6図6は、本発明の実施例の第2実施例による画像形成装置の立体組立図である。
図7図7は、図6における画像形成装置の立体分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下では、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術的解決手段を明確かつ完全に説明する。当然ながら、ここで説明する実施形態は本発明の実施形態の全てではなく一部にすぎない。当業者が創造的な作業なしに本発明の実施形態に基づいて得る他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に入る。
【0062】
図1〜5に示すように、本発明の第1実施例による画像形成装置100は無人機(図示せず)に設置される。前記無人機は、撮像、撮影、モニタリング、サンプリングの補助装置としてもよく、航空系(例えば回転翼航空機又は固定翼航空機)、水系(例えば潜水艦又は船舶)、道路系(例えば自動車)又は宇宙系(例えば衛星、宇宙ステーション、又は宇宙船)などの分野に搭載されてもよい。前記無人機は雲台と前記雲台に搭載される積荷を含む。前記雲台は前記積荷の固定、前記積荷の姿勢を任意に調節すること(例えば、前記積荷の高さ、傾斜角及び/又は方向の変更)及び前記積荷を所定姿勢で安定して保持することに用いられる。前記積荷はカメラやビデオカメラなどの撮像装置であってもよく、前記画像形成装置100を含む。
【0063】
前記画像形成装置100は雲台10と前記雲台10に設置され且つ前記雲台10の駆動により回動することができる撮像素子20を含む。
【0064】
本実施例において、前記雲台10は三軸雲台であり、キャリアプレート11と、前記キャリアプレート11に着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体12と、前記キャリアプレート11に回動可能に設置される第1角度調節機構13と、前記第1角度調節機構13に回動可能に設置される第2角度調節機構14と、前記第2角度調節機構14に回動可能に設置される第3角度調節機構15とを含む。前記撮像素子20は前記第3角度調節機構15と直接連結する。
【0065】
本実施例において、前記キャリアプレート11は平板であり、第1表面111と前記第1表面111の反対側にある第2表面112とを含む。前記第1表面111は前記第2表面112に略平行である。前記第1表面111には収容溝1110が設けられる。前記第1表面111には4つの位置決め柱114が設けられる。4つの前記位置決め柱114は前記収容溝1110を囲んでいる。
【0066】
前記クイックリリース組立体12は、第1筒体121、前記第1筒体121内に収容される第2筒体122、前記第2筒体122と固定連結する連結板123、及び前記第1筒体121と前記第2筒体122の間に着脱可能に取り付けられるプラグ部材124を含む。前記第2筒体122と前記第1筒体121は同軸であり、且つ前記第1筒体121は前記第2筒体122に対して回動することができる。前記プラグ部材124には第1コネクタ1240が設けられる。
【0067】
前記第1筒体121は貫通する円筒構造である。前記第1筒体121は軸方向において対向設置される第1端1211と第2端1212を含む。前記第2端1212の端面には側板12aが延び、且つ前記側板12aはL字状側板である。具体的に、前記側板12aは水平端1213及び垂直端1214を含む。前記垂直端1213は前記水平端1214と前記第2端1212に略直交して連結する。
【0068】
前記垂直端1214には第1位置決め凸台122aが設けられる。前記第1位置決め凸台122aは連結部1221とダイヤル部1222を含む。前記連結部1221は前記垂直端1214の端面に設けられ、且つ前記連結部1221は弧状凸条である。前記ダイヤル部1222は前記第1筒体121の外周に設けられ、且つ前記ダイヤル部1222は前記連結部1221の中心に位置する。前記ダイヤル部1222は前記第1筒体121の外周に沿って凸設される台形凸台であり、且つ前記ダイヤル部1222と前記第1筒体121は一体成形される。前記ダイヤル部1222は前記第1筒体121の手持ちを容易にする。前記ダイヤル部1222にはネジ山付き貫通孔1222aが設けられる。本実施例において、前記ネジ山付き貫通孔1222aは前記ダイヤル部1222の中心に設けられる。
【0069】
前記第1端1211の内壁には少なくとも1つの凸条11aが設けられ、前記少なくとも1つの凸条11aは前記第1端1211の内壁の周方向に沿って伸びている。本実施例において、前記第1端1211の内壁には3つの前記凸条11aが設けられ、且つ前記3つの前記凸条11aはいずれも前記第1端1211の内壁に沿って伸びる弧状条である。前記連結を容易にするために、前記3つの凸条11aの一端にはいずれも面取り部が設けられる。当然のことながら、他の実施例において、前記凸条11aは1つ、2つ又は4つあってもよい。
【0070】
3つの前記凸条11aと前記側板12aの水平端1213の端面は一緒に摺動溝11bを形成し、前記摺動溝11bは前記第1端11の内壁の周方向に沿って伸びる弧状溝である。本実施例において、前記摺動溝11bは前記第1端1211の内壁に沿って伸びる円溝である。
【0071】
前記摺動溝11bの端部には少なくとも1つのポート113が設けられ、前記少なくとも1つのポート113は前記第1端1211の内壁の周方向に沿って伸びる弧状溝である。本実施例において、前記ポート113は3つある。3つの前記凸条11aは2つずつ、3つの前記ポート113を形成する。当然のことながら、他の実施例において、前記ポート113の数は1つ、2つ又は4つであってもよい。前記ポート111の形状は他の形状であってもよく、例えば円形、角形又はU字形であってもよい。
【0072】
本実施例において、前記第2筒体122は貫通する円筒構造である。前記第2筒体122はフランジ盤構造である。前記第2筒体122は前記第1筒体121内に収容され、且つ前記第2筒体122と前記第1筒体122は同軸に回動連結する。前記第2筒体122は軸方向において対向設置される第3端1223と第4端1224を含む。前記第3端1223は円環状構造である。前記第3端1223の端面には4つのネジ穴211が設けられ、前記4つのネジ穴211は前記第2筒体122の軸心に沿って四角形に配列される。前記第3端1223の内壁には2つの螺柱212が凸設され、前記2つの螺柱212は前記第2筒体122の軸心に対して対称的に設置される。前記2つの螺柱212にはそれぞれガイド貫通孔212aが設けられ、2つの前記ガイド貫通孔212aは前記第2筒体122と他の部品を連結する時にガイド作用を提供する。前記第3端1223の端面には2つの第1連結ブロック213が設けられ、前記2つの第1連結ブロック213は前記第2筒体122の中心に対して対称的に設置される。前記2つの第1連結ブロック213はいずれも角形ブロックである。前記2つの第1連結ブロック213は前記第2筒体122と他の部品を連結する時に支持ガイド作用を提供する。
【0073】
前記第3端1223の周方向には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔はそれぞれ第1プランジャ孔214及び第2プランジャ孔215である。前記第1プランジャ孔214と第2プランジャ孔215の中心の距離は前記第1位置決め凸台122aの長さと等しく、これによって前記第1筒体121と前記第2筒体122の適合を容易にする。
【0074】
前記第四端1224は前記第3端1223に外延する段差面である。前記第四端1224は前記第1筒体121と第2筒体122を連結することに用いられる。前記第2筒体122を前記第1筒体121内に挿入する場合、前記第四端1224は前記側板12aの水平端1213の端面に支持されて、前記第2筒体は前記第1筒体10内に挿入され、前記第1筒体10内からの前記第2筒体20の脱落を防止し、更に前記第1筒体121は自身の軸線を中心に前記第2筒体122に対して回動することができる。
【0075】
更に、前記第1位置決め凸台122aのダイヤル部1222をダイヤルすると、前記第1筒体10は自身の軸線を中心に回動する。
【0076】
前記連結板123と前記第2筒体122は固定連結する。前記連結板123は四角薄板である。前記連結板123はネジ33により前記第2筒体122と固定連結する。具体的に、前記連結板123には前記第2筒体122の第3端1223の端面における4つの前記ネジ穴211の位置に対応して4つのネジ33が設置される。4つの前記ネジ33はそれぞれ前記ネジ穴211と適合して前記連結板123と前記第2筒体122を固定連結する。
【0077】
本実施例において、前記連結板123には4つの孔31が設けられ、前記4つの孔31はそれぞれ4つのボルト30と適合して、前記連結板30と前記無人機を互いに固定する。
【0078】
前記連結板123は対向設置される第1端面1231と第2端面1232を含み、前記第1端面1231は前記第2筒体122に向かって、前記第1端面1231には第2位置決め凸台32aが更に設けられ、且つ前記第2位置決め凸台32aは前記第1端面32に設けられる弧状凸条である。前記第2位置決め凸台32aは前記側板12aの垂直端1214の端面と貼合し、前記第2位置決め凸台32aは前記第1位置決め凸台122aの連結部1221と当接して、前記第1筒体121の回動位置を制限することに用いられる。前記第1筒体121が前記連結部1221まで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記第1筒体121は前記第2位置決め凸台32aの位置制限作用によりその回動が停止する。
【0079】
前記第1端面1231には第1コネクタ33aが設けられ、前記第1コネクタ33aは、前記連結板123に連結される前記無人機の信号を受信することに用いられる。
【0080】
前記プラグ部材124は4つの前記位置決め柱114により前記第1筒体121と着脱可能に連結する。本実施例において、前記プラグ部材124はディスクの板状構造である。前記プラグ部材124の外周には少なくとも1つの凸条41bが凸設され、前記少なくとも1つの凸条41bは前記少なくとも1つのポート113と対応して適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条41bは前記少なくとも1つのポート113を通過し前記摺動溝11bに出入りすることができる。本実施例において、前記凸条41bは3つある。3つの前記凸条41bはそれぞれ3つの前記ポート113と対応して適合する。
【0081】
更に、3つの前記凸条41bはいずれも前記プラグ部材124の外周に設けられる弧状凸条である。
【0082】
前記プラグ部材124が前記第1筒体121と連結する場合、前記凸条41bと前記ポート113を対応して適合させる。
【0083】
本実施例において、前記プラグ部材124には弾性部材41aと第2コネクタ1240が更に設けられる。前記弾性部材41aは緩衝パッドであり、前記プラグ部材124が前記第1筒体121と連結する場合、前記第1筒体121は前記弾性部材41aを圧縮して、前記プラグ部材124と前記第1筒体121の間の連結強度を向上させる。前記弾性部材41aは前記プラグ部材124に粘着される。本実施例において、前記弾性部材41aは粘着剤により前記プラグ部材124に粘着される。前記弾性部材41aには前記弾性部材41aの円周に沿って均等に分配される複数のドット413が凸設されて、前記プラグ部材124と前記第1筒体124の間の摩擦力を増加させる。当然のことながら、他の実施例において、前記弾性部材41aは他のものであってもよく、例えばゴムグロメット、ゴムパッド又はシリコンパッドなどであってもよい。
【0084】
更に、前記プラグ部材124が前記第1筒体121と連結する場合、前記弾性部材41aは前記第1筒体121の圧力を受けるため圧縮されて、前記プラグ部材124を前記第1筒体121と更に連結させ、これによって両者の連結の密着性を保証する。且つ、前記弾性部材41aに前記ドット413が設けられるため、前記弾性部材41aを更に圧縮して、前記第1筒体121と前記プラグ部材124の摩擦力を増加させ、更に連結の強度を増加させる。また、前記連結板123に前記無人機が連結する場合、前記無人機が飛行するときに空気抵抗の影響を受けて振動するため、前記弾性部材41aは前記無人機が受ける振動を低減して、前記無人機を更に順調に飛行させることに用いられてもよい。
【0085】
前記プラグ部材124には2本のガイドポール41cが更に設けられる。2本の前記ガイドポール41cは前記弾性部材41aを通過し、且つ前記弾性部材41aの中心に対して対称的に設置される。2本の前記ガイドポール41cは前記第2筒体122における2つの前記ガイド貫通孔212aを通過して、前記プラグ部材124と前記第1筒体121は直線に沿って連結することができ、これによって両者の連結の順調性を向上させる。
【0086】
前記第1筒体121が前記第1位置決め凸台122aの連結部1221まで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記凸条41bは前記ポート113を通過し前記摺動溝11bに出入りすることができ、これによって前記プラグ部材124と前記第1筒体121をロック又は分離する。
【0087】
本実施例において、前記凸条41bが前記摺動溝11b内に位置し、且つ前記第1筒体10が第1方向に沿って前記第1位置決め凸台122aまで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記プラグ部材124は前記第1筒体121にロックされる。
【0088】
前記第1筒体121が第2方向に沿って前記第1位置決め凸台122aまで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記凸条41bは前記摺動溝11b内において前記ポート113と対応する位置まで摺動し、前記凸条41bは前記ポート113を通過し前記摺動溝11bから滑り出して、前記プラグ部材124と前記第1筒体121を分離させ、これによって前記プラグ部材124と前記第1筒体121の間のロック及び分離を実現し、迅速な着脱の効果が得られる。
【0089】
前記第1方向と前記第2方向は互いに逆方向である。本実施例において、前記第1方向は反時計方向であり、前記第2方向は時計方向である。当然のことながら、他の実施例において、前記第1方向は時計方向であってもよく、前記第2方向は反時計方向であってもよい。
【0090】
前記雲台のクイックリリース組立体12はプランジャ50を更に含み、前記プランジャ50は前記ダイヤル部1222に設けられる。本実施例において、前記プランジャ50は前記貫通孔1222a内に設けられる。前記プランジャ50は先端部51を含み、前記先端部51は球状構造である。前記第1筒体10が前記第1位置決め凸台122aまで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記プランジャ50の先端部51は前記第1プランジャ孔214又は前記第2プランジャ孔215と適合する。
【0091】
具体的に、前記第1筒体10が前記第1方向に沿って前記第1位置決め凸台122aまで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記プラグ部材40は前記第1筒体10にロックされ、前記先端部51は第1プランジャ孔214と適合し且つ音を生じて、ユーザーが前記プラグ部材40と前記第1筒体10のロック状態を迅速に判断することに容易にし、ユーザーの使い勝手を向上させ、このとき、前記第1コネクタ33aは前記第2コネクタ1240に電気的に接続する。同じ理由で、前記第1筒体10が前記第2方向Bに沿って前記第1位置決め凸台122aまで回動し前記第2位置決め凸台32aと当接する場合、前記プラグ部材40と前記第1筒体10は分離し、このとき、前記先端部51は前記第2プランジャ孔215と適合し且つ音を生じて、前記第1筒体10と前記プラグ部材40の分離状態を迅速に判断することに容易にする。また、前記プランジャ50が前記第1プランジャ孔214又は第2プランジャ孔215と適合するとき音を生じるため、前記ダイヤル部1222をダイヤルするとき手の感触が更に良好になり、本装置のユーザー体験性を向上させる。
【0092】
前記第1角度調節機構13は第1電子調整機131と、前記第1電子調整機131と電気的に接続するヨー軸モータ132と、前記ヨー軸モータ132と回動連結する第1ホルダ133とを含む。前記第1電子調整機131は前記収容溝1110内に設置され且つ前記クイックリリース組立体12により被覆される。前記ヨー軸モータ132と前記クイックリリース組立体12は前記キャリアプレート11に併設される。前記キャリアプレート11の第2表面112には位置決め装置1120が更に設置される。本実施例において、前記ヨー軸モータ132はブラシレスモータである。前記ヨー軸モータ132の回動軸は前記位置決め装置1120内に収容され、前記第1ホルダ133の一端は前記位置決め装置1120内に収容され且つ前記ヨー軸モータ132の回動軸と連結して、前記第1ホルダ133を前記ヨー軸モータ132の駆動により前記ヨー軸モータ132の回動軸と同期回動させる。
【0093】
前記第2角度調節機構14は第2電子調整機と、第1連結軸141と、第2ホルダ142と、ロール軸モータ143とを含む。前記第2電子調整機は前記第1ホルダ133の他端に収容され、即ち前記キャリアプレート11から離れる一端に収容される。前記第1連結軸141の一端は前記キャリアプレート11から離れる前記第1ホルダ133の一端に固定される。前記第1連結軸141の他端は前記ロール軸モータ143を通過して前記第2ホルダ142の一端に連結する。具体的に、前記ロール軸モータ143はブラシレスモータであり、前記ロール軸モータ143のステータ部は前記第1連結軸141に固定され、前記ロール軸モータ143のロータ部は前記第2ホルダ142の一端に収容される。
【0094】
前記第3角度調節機構15は第3電子調整機と、第2連結軸151と、ピッチ軸モータ152とを含む。前記第3電子調整機は前記第2ホルダ142の他端に収容され、即ち前記第1ホルダ133から離れる一端に収容される。前記第2連結軸151の一端は前記第1ホルダ133から離れる前記第2ホルダ142の一端に固定される。前記第2連結軸151の他端は前記ピッチ軸モータ152により前記撮像素子20に連結する。具体的に、前記ピッチ軸モータ152はブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータ152のステータ部は前記第2連結軸151に固定され、前記ピッチ軸モータ152のロータ部は前記撮像素子20の筐体21内に収容される。
【0095】
前記撮像素子20は、前記筐体21内に収容される映像検知器と画像処理回路とを含む。前記映像検知器はCCD又はCMOSの1つであってもよい。前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続する。前記撮像素子20は画像又は映像を撮ることに用いられる。
【0096】
当然のことながら、他の実施例において、撮像素子20は順に連結し且つ異なる回動軸に沿って積荷を回動させる第1調節機構と第2調節機構のみを含んでもよい。また、第2調節機構(ロール角調節機構)又は第3調節機構(ピッチ角調節機構)のみを設置してもよい。
【0097】
当然のことながら、雲台10は順に連結し且つ異なる回動軸に沿って撮像素子20を回動させる複数の角度調節機構を含んでもよい。
【0098】
当然のことながら、前記クイックリリース組立体12の構造はこれに限定されず、クイックリリース機能を実現できればよく、本実施例に限定されない。
【0099】
当然のことながら、前記撮像素子20は他の積荷、例えばスプレーなどであってもよく、本実施例に限定されない。
【0100】
図6〜7に示すように、本発明の第2実施例による画像形成装置200については、第2実施例の画像形成装置200は第1実施例の画像形成装置100の構造と実質的に同様であり、相違点はキャリアプレート201の構造と第1角度調節機構202の構造である。
【0101】
本実施例において、前記キャリアプレート201は「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部2011と、第2キャリア部2012と、前記第1キャリア部2011と前記第2キャリア部2012を連結する第1連結部2013とを含む。前記第1キャリア部2011の垂直方向における高さは前記第2キャリア部2012の前記第1キャリア部2011と直交する方向における高さより高い。前記第1連結部2013は前記第1キャリア部2011と前記第2キャリア部2012の間に連結する。前記クイックリリース組立体62は前記第2キャリア部2012上に保持される。前記第1キャリア部2011は第1平面2011aと前記第1平面2011aの反対側にある第2平面2011bとを含む。前記第1平面2011aは前記第2平面2011bに略平行である。前記第1電子調整機70は前記第1平面2011aに設置される。前記キャリアプレート201には蓋体80が更に設置され、前記蓋体80は前記第1電子調整機70上に覆って、前記第1電子調整機70を保護する。
【0102】
本実施例において、前記第1角度調節機構202はヨー方向モータ連結軸2021を更に含む。前記ヨー方向モータ連結軸2021の一端は前記第2平面2011bに固定される。前記ヨー方向モータ連結軸2021の他端は前記ヨー軸モータ90を通過して前記第1ホルダ90の一端に連結する。具体的に、前記ヨー軸モータ90はブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータ90のステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸2021に固定され、前記ヨー軸モータ90のロータ部は前記第1ホルダ90の一端に収容される。
【0103】
本発明に係る雲台の前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設されることにより、雲台の高さを下げて、垂直方向における無人機の高さを低減させ、構造を更にコンパクトにし、無人機の外観を向上させることができる。
【0104】
以上の説明は本発明に係る実施形態にすぎず、本発明の特許保護範囲を限定しようとするものではない。本発明の明細書及び添付図面によって作成したすべての同等構造又は同等フロー変更を、直接又は間接的に他の関連する技術分野に実施することは、いずれも同じ理由により本発明の特許保護範囲内に含まれる。
[項目1]
雲台であって、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる雲台であって、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設されることを特徴とする雲台。
[項目2]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含むことを特徴とする項目1に記載の雲台。
[項目3]
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され且つ前記クイックリリース組立体により被覆されることを特徴とする項目1に記載の雲台。
[項目4]
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容され前記ヨー軸モータの回動軸と連結することを特徴とする項目3に記載の雲台。
[項目5]
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置されることを特徴とする項目2に記載の雲台。
[項目6]
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護することを特徴とする項目5に記載の雲台。
[項目7]
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結することを特徴とする項目5に記載の雲台。
[項目8]
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容されることを特徴とする項目7に記載の雲台。
[項目9]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結することを特徴とする項目2に記載の雲台。
[項目10]
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容されることを特徴とする項目9に記載の雲台。
[項目11]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結することを特徴とする項目9に記載の雲台。
[項目12]
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容されることを特徴とする項目11に記載の雲台。
[項目13]
前記積荷は撮像素子であることを特徴とする項目1に記載の雲台。
[項目14]
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられることを特徴とする項目13に記載の雲台。
[項目15]
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離させることを特徴とする項目1に記載の雲台。
[項目16]
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定されることを特徴とする項目15に記載の雲台。
[項目17]
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動することを特徴とする項目15に記載の雲台。
[項目18]
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合することを特徴とする項目17に記載の雲台。
[項目19]
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させることを特徴とする項目17に記載の雲台。
[項目20]
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合することを特徴とする項目17に記載の雲台。
[項目21]
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合することを特徴とする項目17に記載の雲台。
[項目22]
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合することを特徴とする項目21に記載の雲台。
[項目23]
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条であることを特徴とする項目22に記載の雲台。
[項目24]
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続することを特徴とする項目18に記載の雲台。
[項目25]
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結することを特徴とする項目15に記載の雲台。
[項目26]
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮することを特徴とする項目25に記載の雲台。
[項目27]
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通することを特徴とする項目26に記載の雲台。
[項目28]
雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられる画像形成装置であって、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設されることを特徴とする画像形成装置。
[項目29]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含むことを特徴とする項目28に記載の画像形成装置。
[項目30]
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆されることを特徴とする項目28に記載の画像形成装置。
[項目31]
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容されて前記ヨー軸モータの回動軸と連結することを特徴とする項目30に記載の画像形成装置。
[項目32]
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置されることを特徴とする項目29に記載の画像形成装置。
[項目33]
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護することを特徴とする項目32に記載の画像形成装置。
[項目34]
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結することを特徴とする項目32に記載の画像形成装置。
[項目35]
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容されることを特徴とする項目34に記載の画像形成装置。
[項目36]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結することを特徴とする項目29に記載の画像形成装置。
[項目37]
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容されることを特徴とする項目36に記載の画像形成装置。
[項目38]
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結することを特徴とする項目36に記載の画像形成装置。
[項目39]
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容されることを特徴とする項目38に記載の画像形成装置。
[項目40]
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられることを特徴とする項目28に記載の画像形成装置。
[項目41]
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離することを特徴とする項目28に記載の画像形成装置。
[項目42]
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定されることを特徴とする項目41に記載の画像形成装置。
[項目43]
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動することを特徴とする項目41に記載の画像形成装置。
[項目44]
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合することを特徴とする項目43に記載の画像形成装置。
[項目45]
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させることを特徴とする項目43に記載の画像形成装置。
[項目46]
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合することを特徴とする項目43に記載の画像形成装置。
[項目47]
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合することを特徴とする項目43に記載の画像形成装置。
[項目48]
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合することを特徴とする項目47に記載の画像形成装置。
[項目49]
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条であることを特徴とする項目48に記載の画像形成装置。
[項目50]
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続することを特徴とする項目44に記載の画像形成装置。
[項目51]
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結することを特徴とする項目41に記載の画像形成装置。
[項目52]
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮することを特徴とする項目51に記載の画像形成装置。
[項目53]
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通することを特徴とする項目52に記載の画像形成装置。
[項目54]
無人機であって、項目28〜53のいずれか一項に記載の画像形成装置を含むことを特徴とする無人機。
[項目55]
無人機であって、項目1〜27のいずれか一項に記載の雲台を含むことを特徴とする無人機。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7