【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の課題を解決するために、本発明の1つの技術案は、キャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含む雲台を提供することである。前記少なくとも1つの角度調節機構は積荷と連結して前記積荷の回動を駆動することに用いられる。前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられる。前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設される。
【0005】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含む。
【0006】
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆される。
【0007】
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容され前記ヨー軸モータの回動軸と連結する。
【0008】
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される。
【0009】
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護する。
【0010】
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結する。
【0011】
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容される。
【0012】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する。
【0013】
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容される。
【0014】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結する。
【0015】
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容される。
【0016】
前記積荷は撮像素子である。
【0017】
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられる。
【0018】
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離する。
【0019】
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定される。
【0020】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する。
【0021】
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合する。
【0022】
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させる。
【0023】
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合する。
【0024】
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合する。
【0025】
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合する。
【0026】
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条である。
【0027】
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続する。
【0028】
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結する。
【0029】
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮する。
【0030】
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通する。
【0031】
上述の課題を解決するために、本発明の1つの技術案は、雲台と前記雲台に設置され且つ前記雲台の駆動により回動することができる撮像素子とを含み、前記雲台はキャリアプレートと、前記キャリアプレートに着脱可能に取り付けられるクイックリリース組立体と、前記キャリアプレートに回動可能に設置される少なくとも1つの角度調節機構とを含み、前記少なくとも1つの角度調節機構は前記撮像素子と連結して前記撮像素子の回動を駆動することに用いられ、前記クイックリリース組立体は前記雲台を無人機に着脱可能に取り付けることに用いられ、前記クイックリリース組立体と少なくとも1つの角度調節機構は前記キャリアプレートに併設される画像形成装置である。
【0032】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第1角度調節機構を含み、前記第1角度調節機構は第1電子調整機と、前記第1電子調整機と電気的に接続するヨー軸モータと、前記ヨー軸モータと回動連結する第1ホルダとを含む。
【0033】
前記キャリアプレートは平板であり、第1表面と前記第1表面の反対側にある第2表面とを含み、前記第1表面には収容溝が設けられ、前記第1電子調整機は前記収容溝内に設置され前記クイックリリース組立体により被覆される。
【0034】
前記キャリアプレートの第2表面には位置決め装置が更に設置され、前記ヨー軸モータの回動軸は前記位置決め装置内に収容され、前記第1ホルダの一端は前記位置決め装置内に収容され前記ヨー軸モータの回動軸と連結する。
【0035】
前記キャリアプレートは「Z」形のスキップフロア構造であり、第1キャリア部と、第2キャリア部と、前記第1キャリア部と前記第2キャリア部を連結する第1連結部とを含み、前記第1キャリア部の垂直方向における高さは前記第2キャリア部の前記第1キャリア部と直交する方向における高さより高く、前記第1連結部は前記第1キャリア部と前記第2キャリア部の間に連結し、前記クイックリリース組立体は前記第2キャリア部上に保持され、前記第1キャリア部は第1平面と前記第1平面の反対側にある第2平面とを含み、前記第1電子調整機は前記第1平面に設置される。
【0036】
前記キャリアプレートには蓋体が更に設置され、前記蓋体は前記第1電子調整機上に覆って、前記第1電子調整機を保護する。
【0037】
前記第1角度調節機構はヨー方向モータ連結軸を更に含み、前記ヨー方向モータ連結軸の一端は前記第2平面に固定され、前記ヨー方向モータ連結軸の他端は前記ヨー軸モータを通過して前記第1ホルダの一端に連結する。
【0038】
前記ヨー軸モータはブラシレスモータであり、前記横ヨー軸モータのステータ部は前記ヨー方向モータ連結軸に固定され、前記ヨー軸モータのロータ部は前記第1ホルダの一端に収容される。
【0039】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第2角度調節機構を更に含み、前記第2角度調節機構は第2電子調整機と、第1連結軸と、第2ホルダと、ロール軸モータとを含み、前記第2電子調整機は前記第1ホルダの他端に収容され、前記第1連結軸の一端は前記キャリアプレートから離れる前記第1ホルダの一端に固定され、前記第1連結軸の他端は前記ロール軸モータを通過して前記第2ホルダの一端に連結する。
【0040】
前記ロール軸モータはブラシレスモータであり、前記ロール軸モータのステータ部は前記第1連結軸に固定され、前記ロール軸モータのロータ部は前記第2ホルダの一端に収容される。
【0041】
前記少なくとも1つの角度調節機構は第3角度調節機構を更に含み、前記第3角度調節機構は第3電子調整機と、第2連結軸と、ピッチ軸モータとを含み、前記第3電子調整機は前記第2ホルダの他端に収容され、前記第2連結軸の一端は前記第1ホルダから離れる前記第2ホルダの一端に固定され、前記第2連結軸の他端は前記ピッチ軸モータを通過して前記積荷に連結する。
【0042】
前記ピッチ軸モータはブラシレスモータであり、前記ピッチ軸モータのステータ部は前記第2連結軸に固定され、前記ピッチ軸モータのロータ部は前記積荷に収容される。
【0043】
前記撮像素子は筐体及び前記筐体内に収容される映像検知器と画像処理回路を含み、前記画像処理回路と前記映像検知器は電気的に接続し、前記撮像素子は画像又は映像を撮ることに用いられる。
【0044】
前記クイックリリース組立体は第1筒体と、第2筒体と、プラグ部材と、連結板とを含み、
前記第1筒体は軸方向において対向配置される第1端と第2端を含み、前記第1端の内壁には摺動溝が設けられ、前記摺動溝は前記内壁の周方向に沿って延び、且つ前記摺動溝の端部には少なくとも1つのポートが設けられ、前記第2端の端面には第1位置決め凸台が設けられており、
前記第2筒体は前記第1筒体内に収容され、両者は同軸であり且つ互いに回動連結しており、
前記プラグ部材は前記第1筒体と前記第2筒体の間に着脱可能に取り付けられ、前記プラグ部材の外周には少なくとも1つの凸条が凸設され、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートと適合し、且つ前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、
前記連結板は前記第2筒体と固定連結し、前記連結板は飛行装置を連結することに用いられ、前記連結板には第2位置決め凸台が設けられ、前記第2位置決め凸台は前記第1位置決め凸台と当接して、前記第1筒体の回動位置を制限することに用いられ、
前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動する場合、前記少なくとも1つの凸条は前記少なくとも1つのポートを通過し前記摺動溝に出入りすることができ、これにより前記プラグ部材と前記第1筒体をロック又は分離する。
【0045】
前記プラグ部材は前記キャリアプレートに固定される。
【0046】
前記第2端には側板が外延し、前記側板は水平端及び垂直端を含み、前記第1位置決め凸台は連結部とダイヤル部を含み、前記連結部は前記垂直端の端面に設けられ、且つ前記連結部は弧状凸条であり、前記ダイヤル部は前記第1筒体の外周に凸設され、且つ前記ダイヤル部は前記連結部の中心に位置しており、前記ダイヤル部をダイヤルすると、前記第1筒体は自身の軸線の周りを回動する。
【0047】
前記ダイヤル部の中心には貫通孔が設けられ、前記貫通孔内にはプランジャが設置され、前記第2筒体の外周には2つのプランジャ孔が設けられ、前記2つのプランジャ孔の中心の距離は前記連結部の長さと等しく、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接するまで前記第1筒体を回動すると、前記プランジャは1つの前記プランジャ孔と適合する。
【0048】
前記第2筒体には段差面が外延し、前記段差面は前記水平端の端面に支持され、前記段差面は前記第1筒体及び第2筒体を連結して、前記第2筒体を前記第1筒体内に挿入させる。
【0049】
前記第2位置決め凸台は前記連結板に設けられる弧状条であり、前記第2位置決め凸台は前記垂直端の端面と貼合する。
【0050】
前記クイックリリース組立体は3つの前記ポートを含み、3つの前記ポートはそれぞれ前記第1端と隣接する前記摺動溝の端部に設けられ、前記プラグ部材には3つの前記凸条が設けられ、前記3つの凸条はそれぞれ前記3つのポートと対応して適合する。
【0051】
前記第1端の内壁には3つの凸条が更に凸設され、3つの前記凸条はいずれも弧状条であり、3つの前記凸条と前記水平端の端面は前記摺動溝を形成し、3つの前記凸条の間には3つの前記ポートが形成され、3つの前記ポートは前記3つの凸条と対応して適合する。
【0052】
3つの前記凸条はいずれも前記プラグ部材の外周に設けられる弧状凸条である。
【0053】
前記連結板には第1コネクタが更に設けられ、前記プラグ部材には第2コネクタが更に設けられ、前記第1位置決め凸台が前記第2位置決め凸台と当接する場合、前記第1コネクタは前記第2コネクタに電気的に接続する。
【0054】
前記クイックリリース組立体は弾性部材を更に含み、前記弾性部材は軸方向において前記プラグ部材と前記第1筒体の間に弾性的に連結する。
【0055】
前記弾性部材は緩衝パッドであり、前記プラグ部材が前記第1筒体と連結する場合、前記第1筒体は前記弾性部材を圧縮する。
【0056】
前記プラグ部材には2本のガイドポールが更に設けられ、前記2本のガイドポールは前記弾性部材を貫通し、且つ前記弾性部材の中心に対して対称的に設置され、前記第2筒体には2つのガイド孔が設けられ、前記2本のガイドポールは前記2つのガイド孔を貫通する。
【0057】
上述の課題を解決するために、本発明の1つ技術案は、上述の画像形成装置を含む無人機である。
【0058】
上述の課題を解決するために、本発明の1つ技術案は、上述の雲台を含む無人機である。