(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
可視光のみによる照明と可視光に紫外光を加えた照明とを切換え可能とする構成を備えた第1の衣料品照明装置と、可視光のみによる照明と可視光に紫外光を加えた照明とを切換え可能とする構成を備えた第2の衣料品照明装置とを有し、相互に連携して前記切換を行なうことを特徴とする衣料品照明システム。
前記第1の衣料品照明装置において可視光に紫外光を加えた照明が行なわれるとき前記第2の衣料品照明装置において可視光のみによる照明を行なうことを特徴とする請求項7記載の衣料品照明システム。
前記第1の衣料品照明装置は試着室の照明装置であるとともに、前記第2の衣料品照明装置は天井灯照明装置であることを特徴とする請求項8記載の衣料品照明システム。
可視光に紫外光を加えた照明が行なわれている前記第1の衣料品照明装置の照明下にある白色の衣料品が前記第2の衣料品照明装置の照明下に持ち出されたとき前記第2の衣料品照明装置において可視光のみによる照明を可視光に紫外光を加えた照明に切換えることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の衣料品照明システム。
前記第1の衣料品照明装置は陳列棚の照明装置であるとともに、前記第2の衣料品照明装置は天井灯照明装置であることを特徴とする請求項12記載の衣料品照明システム。
外光検知手段を有し、前記外光検知手段が所定以上の外光を検知するとき前記第2の衣料品照明装置における可視光のみによる照明を継続することを特徴とする請求項12または13記載の衣料品照明システム。
開店時間外であるとき前記第2の衣料品照明装置における可視光のみによる照明を継続することを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載の衣料品照明システム。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る衣料品照明装置の実施例1を示す斜視図および正面図である。
図1(A)は衣料品照明装置2の斜視図であり、衣料品照明装置2は本体4と回転フィルタ盤6を有する。なお、
図1(A)は説明の必要上、本体4と回転フィルタ盤6を分解して図示しているが、実際には、回転フィルタ盤6は本体4の前面に接して配置され、矢印8に示すように、中心軸10の周りを回転可能である。
【0017】
本体4の正面には中心軸10に回転対象に複数のLED群12が配置されており、これらのLED群12はそれぞれか可視光域から紫外光域に渡る帯域の照明光を射出する。一方、回転フィルタ盤6には可視光域のみの光を透過させる通常照明用フィルタ群14、および可視光域から紫外光域に渡る帯域の光を透過させる白色衣料照明用フィルタ群16が中心軸10に回転対象に交互に配置されている。そして、中心軸10まわりに回転フィルタ盤6を回転させることにより、すべてのLED群12の前に通常照明用フィルタ群14が位置する状態と、すべてのLED群12の前に白色衣料照明用フィルタ群16が位置する状態とが切り換えられるようになっている。
【0018】
衣料品には、染料で染められた色物の衣料品と、白色の衣料品があるが、白色衣料品は例えば木綿等はそのままの状態ではいわゆる生成り色になるため蛍光剤が入れられており、これに紫外光が当たることにより純白に見えるようにしている。太陽光や蛍光灯等の通常光には自然に紫外光が含まれているため、上記のように構成された白色の衣料品は意図通り純白に見える。
【0019】
これに対し、LED照明では可視光域の光のみを照射できるよう構成できる、これは衣料品一般にとっては利点であり、紫外域の光によって色物の衣料品が退色することが防止できる。例えば、濃い色調の紳士服などは、明るい通常照明下で所定時間以上衣料品売場に陳列しておくと紫外光による退色のため廃棄せざるを得ないことが知られているが、可視光域の光のみを照射できるよう構成したLED照明ではこのような問題が軽減される。
【0020】
これに対し、可視光域の光のみを照射できるよう構成できるよう構成したLED照明装置により白色の衣料品を照明すると、蛍光材が入っているにもかかわらず衣料品売場内では生成り色に見え、購買意欲を減退させる。かといって、従来と同様に紫外光域の光も照射できるようにを含むようLED照明装置を構成すると、せっかくのLED照明の利点が損なわれ、色物の衣料品が退色することを防止できなくなる。
【0021】
ここにおいて、上記の実施例1の構成は、回転フィルタ盤6を回転させることにより、色物の衣料品を対象に可視光域の光のみを照射できる状態と、白色の衣料品を対象に可視光域の光とともに紫外光域の光も照射できるよう切り換える構成を提供する。
図1(B)および(C)は、この切り換えを説明するための回転フィルタ盤6の正面図であり、通常照明用フィルタ群14および白色衣料照明用フィルタ群16の位置関係をLED群12とともに示している。
【0022】
図1(B)は、すべてのLED群12の前に通常照明用フィルタ群14が位置する状態を示しており、LED群12から照射される紫外光成分がカットされて可視光域の光のみが照射される。衣料品照明装置2の照明範囲の陳列棚等に色物の衣料品が置かれているときは、衣料品照明装置2を
図1(B)の状態にすることにより、色物の衣料品の退色を防止することができる。
【0023】
一方、
図1(C)は、
図1(B)の状態から矢印8の方向に回転フィルタ盤6をフィルタ1つ分回転させた状態を示しており、すべてのLED群12の前に白色衣料照明用フィルタ群16が位置する状態を示しており、LED群12から照射される紫外光成分も白色衣料照明用フィルタ群16を透過し、可視光域の光とともに照射される。衣料品照明装置2の照明範囲の陳列棚等に白色の衣料品が置かれているときは、衣料品照明装置2を
図1(C)の状態にすることにより、紫外光が蛍光剤に作用して白色の衣料品を意図通りの純白に見せることができる。また、白色の衣料品は基本的に染料等が含まれていないため、退色の問題は少ない。なお、
図1(C)の状態から
図1(B)の状態に戻すには、矢印18の方向に回転フィルタ盤6をフィルタ1つ分逆回転させる。実施例1では、通常照明用フィルタ群14および白色衣料照明用フィルタ群16の各フィルタが交互に循環配置されているので矢印14で示す同方向に回転フィルタ盤6をさらにフィルタ1つ分回転させても
図1(C)の状態から
図1(B)の状態に戻すことができる。
【0024】
なお、実施例1において、LED群12自体において、可視光域の照明光とともに照射射される紫外光域の照明光の混在成分比が白色の衣料品の照明に適するよう調整されている場合には、回転フィルタ盤6の白色衣料照明用フィルタ群16を省略し、回転フィルタ盤6の該当する位置に単なる素通しの開口を設ける構成としてもよい。
【0025】
なお回転フィルタ盤6は、手動により回転させることができるが、モータやソレノイドアクチュエータなどの駆動源により駆動可能とし、この駆動源を制御することにより回転させることも可能である。このような制御においては信号による電気的制御ができるので、有線または無線による遠隔操作も可能となるり、天井灯など手の届かない場所に設置された照明にも適用できる。
【実施例2】
【0026】
図2は、本発明の実施の形態に係る衣料品照明装置の実施例2を示す正面図およびブロック図である。
図2(A)は、実施例2の衣料品用照明装置22の正面図である。実施例2の衣料品用照明装置22は、
図1における実施例1の本体4と同様の外観形状をしているので
図2では斜視図を省略している。
図2(A)には衣料品用照明装置22に配置される複数のLED群を示しており、可視光域の光のみを照射する比較的多数の可視光LED群24と、いわゆるブラックライトに該当する比較的少数の紫外光LED群26が配置されている。そして、衣料品照明装置22の照明範囲の陳列棚等に色物の衣料品が置かれているときは、可視光LED群24のみを点灯するとともに、照明範囲の陳列棚等に白色の衣料品が置かれているときは、可視光LED群24とともに紫外光LED群26を点灯させる。これによって、実施例1と同様にして、色物の衣料品の退色を防止するとともに白色の衣料品を意図通りの純白に見せることができる。
【0027】
なお、実施例2において、白物の衣料品を照明する平均的な明るさ色物の衣料品を照明する平均的な明るさよりも明るくする意図があるときは、紫外光LED群26を、実施例1におけるような可視光域から紫外光域に渡る帯域の照明光を射出する紫外光付加LED群に置き換えてもよい。これによって、可視光LED群24とともに紫外光付加LED群を点灯させたときは、紫外光域の照明光が混在するようになるとともに、可視光域の照明光も明るくなる。
【0028】
図2(B)は、実施例2のは、本発明の実施の形態に係る衣料品照明装置の実施例2を示す正面図およびブロック図である。
図2(A)は、実施例2の衣料品用照明装置をLED灯28の部分とコントローラ30の部分に分けて図示したブロック図である。LED灯28の部分は
図2(A)に示した可視光LED群24および紫外光LED群26を含み、コントローラ30の部分はその点灯を制御する。
【0029】
コントローラ30の電源回路32には電灯線34から電力が供給され、スイッチ36を介して可視光LED群24のみを点灯させるか、または可視光LED群24とともに紫外光LED群26を点灯させるか、またはいずれをも点灯させないかが切り換えられる。スイッチ36は手動操作できる操作部38によって制御される他、赤外線または近距離電波によるリモコン信号40を送受信する送受信部42により外部から無線で遠隔操作される。
【実施例3】
【0030】
図3は、本発明の実施の形態に係る衣料品照明装置の実施例3を示すブロック図であり、LED灯42の部分とコントローラ44の部分に分けて図示している。実施例3は、単なるオンオフだけでなくいわゆる調光を可能にするもので、全体の明るさおよび可視光域の照明光と紫外光域の照明光の混在比率を連続的に制御できる。実施例3のLED灯42におけるLED群46は、可視光域のみの照明光を射出する可視光LED群46および可視光域から紫外光域に渡る帯域の照明光を射出する紫外光付加LED群紫外光付加LED群48を有する。可視光LED群46および紫外光付加LED群48は、それぞれスイッチ素子50および52を介して定電流源54および56に接続されている。また、可視光LED群46および紫外光付加LED群48には、コントローラ44の電源回路58を介して電灯線60から電力が供給される。
【0031】
以上の構成において、スイッチ素子50および52をそれぞれ個別に制御すれば、可視光LED群46および紫外光付加LED群48の点灯状態を個別に制御できる。スイッチ素子50および52は、それぞれPWM制御部62および64によりパルス駆動されており、それぞれのPWM制御におけるデューティーサイクルを100%からゼロの間で変更することによりフル点灯から消灯の間で可視光LED群46および紫外光付加LED群48の明るさを独立に調光できる。
【0032】
PWM制御部62および64にそれぞれ個別に与えられるデューティーサイクルは個別デューティー制御部66が制御する。個別デューティー制御部66はコントローラ44の照明制御部68によって制御されている。照明制御部68は記憶部70を備え、可視光LED群46および紫外光付加LED群48の明るさの制御に基づく結果としての可視光と紫外光との混在比率および全体としての明るさの組み合わせを予め数種類選択可能にプリセットしておくことができる。例えば、紫外光付加LED48のデューティーサイクルをゼロにすれば、色物の衣料品を対象とした照明ができる。また、その状態において可視光LED46のデューティーサイクルを変えれば色物の衣料品を対象とした照明の明るさを変えることができる。また、可視光LED46のデューティーサイクルを固定して紫外光付加LED48のデューティーサイクルを変えれば紫外光成分の混在比率を調節でき、例えば紫外光成分の混在比率を小さく抑える設定をすれば、色物の衣料品と白色の衣料品が混在して置かれた陳列棚に対して折衷的な照明を行なうことができる。
【0033】
なお、紫外光成分の混在比率の調節は、紫外光付加LED48のデューティーサイクルを固定して可視光LED46のデューティーサイクルの方を変えることによっても可能である。可視光LED46のデューティーサイクルと紫外光付加LED48のデューティーサイクルの組み合わせは、所望する全体の明るさと照明対象に応じ、任意にプリセットし、かつ選択することができる。照明制御部68の操作は、手動操作可能な操作部72、またはリモコン信号74を受信する送受信部76により行なうことができる。
【実施例4】
【0034】
図4は、本発明の実施の形態に係る実施例4のブロック図であり、
図1から3の実施例の衣料品照明装置等を適用した衣料品照明制御システムを示す。実施例4は、例として
図2の実施例2における衣料品照明装置22を適用して説明するので、
図2と共通部分には共通の番号を付し、必要のない限り説明を省略する。なお、実施例4の衣料品照明制御システムにおいては、
図2の実施例2に限らず、
図1から
図3の実施例またはこれらに類する他の実施例も適用可能である。これについては後述する実施例4以降の各実施例でも同様である。
【0035】
図4の実施例4は、衣料品売場82として構成され、陳列台84の上面裏側に
図2のLED灯28と同様の陳列台LED灯86が配置され、陳列棚88に載せられた衣料品90を照明している。また、陳列棚88の裏側には陳列台LED灯92が配置され、陳列棚94に載せられた衣料品96を照明している。これらの陳列台LED灯86、92は、
図2の実施例2におけるコントローラ30と同様の陳列台コントローラ98により制御されている。なお、陳列台コントローラ98では、簡単のため、電源回路32の図示を省略している。陳列台LED灯86、92は、陳列棚88、94にそれぞれ載せられた衣料品90、96が色物の衣料品か白色の衣料品かに応じ、紫外光LED群26を点灯するか否か切り換えられる。
図4では、簡単のため陳列台LED灯86、92共通のスイッチ36を図示しているが、実際には陳列棚毎に紫外光を付加するか否か切り換えるため、LED灯86、92のそれぞれを制御する専用スイッチを設ける。この点については後述する実施例においても触れる。
【0036】
統括コンとローラ100は、衣料品売場82内の照明を統括制御するためのCPU102を備えている。そして、陳列台84の照明制御のためには、CPU102の制御に基づき、送受信部104からのリモコン信号40が陳列台コンとローラ98の送受信部42に送信される。CPU102は手動操作が可能な操作部106の操作によっても、送受信部104からリモコン信号40を送信することができる。
【0037】
以上のように、例えば陳列台の照明制御は手動操作に基づくリモコン信号40によっても制御可能であるが、次にCPUによる自動制御について説明する。統括コントローラ100は外光センサ108を備え、窓110からの自然紫外光を含んだ外光112の入射の有無を検知する。そして、所定以上の外光112の入射がある場合には、陳列台LED灯86、92からの紫外光の照射は不要なので、衣料品90、96が白色の衣料品であっても、陳列台LED灯86、92からの紫外光の照射を自動停止する。
【0038】
次に、時間に基づく自動照明制御について説明する。統括コントローラ100には時計114が備えられており、CPU102は時計114の情報に基づき、衣料品売場82の始業前の時間帯および終業後の時間帯において陳列台LED灯86、92からの紫外光の照射を自動停止する。顧客116が衣料品売場82内におらず、従業員だけである場合は、白色の衣料品であってもこれを純白に見せる必要はないので、上記のように就業時間外では紫外光を混在させた照明を停止し、紫外光が混在する照明範囲に色物の衣料品が混じって置かれている場合などにおける退色を防止する。勿論、従業員だけの場合であっても、白色の衣料品の照明状態をテストする必要があるときは、操作部38または操作部106によって手動で紫外光が混在した照明に切り換えることが可能である。
【0039】
統括コントローラ100は、さらに衣料品売場82内の複数のLED灯の連携制御を行なうことができる。例えば、統括コントローラ100は天井LED灯118を陳列台84の状況と連携させて制御することができる。天井LED灯118および天井コントローラ120は、
図2の衣料品用照明装置22と同様の構成であり、衣料品売り場82全体に可視光域の照明光とともに紫外光域の照明光を照射することができるとともに可視光域のみの照明光に切換える制御ができる。なお、
図4の天井コントローラ120では簡単のため、操作部と電源回路の図示を省略している。
【0040】
天井LED灯118は、衣料品売り場82内を広く照明するので、その照明範囲内には色物の衣料品と白色の衣料品が混在している可能性が高い。従って、色物の衣料品の退色を避けるため、天井LED灯118においては、通常は紫外線の照射を行わず、可視光域のみの照明光で衣料品売場82の照明を行う。個々の陳列台では照明対象の衣料品に応じて照明の制御が行われるので、白色の衣料品に対しては、例えば陳列台LED灯86、92からの紫外光の照射に任せ、上記のように天井LED灯118による衣料品売場82全体の照明については可視光域のみの光とすることは合理的である。
【0041】
しかしながら、顧客116が例えば陳列棚88から衣料品90を取り出し、これが白色の衣料品であった場合には、衣料品90が陳列台LED86からの紫外光の照射範囲から離れ、生成り色に見えることなる。このため
図4の実施例4では、陳列台84に不図示の取り出しセンサ(後述の実施例で詳述)を設け、紫外光照明下の衣料品90が陳列棚88から取り出されたことが検知されると、陳列台コントローラ98の送受信部42から統括コントローラの送受信部104に検知信号40が送信される。送受信部104が検知信号40を受けるとCPU102は、送受信部104から天井コントローラ120の送受信部124に指令信号126を送信し、スイッチ122により天井LED灯118を切換えて可視光とともに紫外光が照射されるようにする。これによって、顧客116が白色の衣料品90を手に取っても、これが生成り色に見えることが防止される。統括コントローラ100は例えば上記のような衣料品売場82内の複数のLED灯の連携制御を行なう。
【0042】
衣料品売場82には、さらに鏡127を備えた試着室兼昼光コーナー128が設けられている。試着室兼昼光コーナー128における試着室LED灯130および試着室コントローラ132は、
図2の衣料品用照明装置22と同様の構成であり、試着室兼昼光コーナー128内に可視光域の照明光とともに紫外光域の照明光を照射することができるとともに可視光域のみの照明光に切換える制御ができる。なお、
図4の試着室コントローラ132では簡単のため、電源回路の図示を省略している。試着室兼昼光コーナー128では、白色の衣料品を試着する際において、これが生成り色に見えるのを防止するとともに、昼光の元での種々の衣料品の色を確認することを可能とする。
【0043】
なお、少なくとも試着室兼昼光コーナー128内で白色の衣料品が生成り色になるのを防止すればよいので、顧客116が陳列棚88から衣料品90を取り出して試着室兼昼光コーナー128に持ち込むまでの間は白色の衣料品が生成り色に見えるのを許容するよう衣料品売場82を構成することもできる。つまり、天井LED灯118による衣料品売場82全体の照明については常に可視光域のみの光とし、衣料品売場82内の色物の衣料品の退色防止を優先する。この場合は、天井光LED灯の切換え制御を省略し、天井光LED灯については可視光域のみの光を照射する構成のものを採用することができる。
【0044】
試着室兼昼光コーナー128の制御を具体的に説明すると、顧客116が陳列棚88から白色の衣料品90を取り出した旨の検知信号40が統括コントローラ100の送受信部104で受信されると、CPU102は、送受信部104から試着室コントローラ132の送受信部134に指令信号136を送信し、スイッチ138により試着室LED灯130を切換えて可視光とともに紫外光が照射されるようにする。これによって、顧客116が白色の衣料品90を試着室兼昼光コーナー128に持ち込んだときにこれが生成り色に見えることが防止される。統括コントローラ100は、このような衣料品売場82内の複数のLED灯の連携制御も行なう。
【0045】
試着室LED灯130の切換えは、試着室コントローラ132の操作部140の手動操作でスイッチ138を切換えることによっても可能である。この場合、操作部140によって試着室LED灯130が可視光のみの状態から紫外光も照射されるようスイッチ138が切換えられたとき、送受信部134から統括コントローラ100の送受信部104に報告信号136が送信される。送受信部104が報告信号136を受けるとCPU102は、送受信部104から天井コントローラ120の送受信部124に指令信号126を送信し、天井LED灯118から可視光とともに紫外光が照射されていた場合にこれを可視光のみとするよう切換える。つまり、白色の衣料品90が陳列台84から持ち出されて試着室兼昼光コーナー128に運ばれる間に生成り色に見えるのを防止するために天井LED灯118から可視光とともに紫外光が照射していた場合、白色の衣料品が試着室LED灯130に持ち込まれればその必要がなくなるので、自動的にスイッチ122により天井LED灯118を切換えて可視光のみの照射に復帰させる。統括コントローラ100は、このような衣料品売場82内の複数のLED灯の連携制御も行なう。なお、この場合、操作部140の手動操作に代えて試着室兼昼光コーナー128に不図示の人感センサ(後述の実施例で詳述)を設け、自動的に試着室LED灯130を紫外光も照射されるよう切換え、これに伴って、自動的に天井LED灯118が可視光のみの照射に復帰するよう構成することもできる。
【実施例5】
【0046】
図5は、本発明の実施の形態に係る実施例5のブロック図であり、
図4の実施例4と同様にして衣料品照明制御システムを示す。
図5の実施例5における衣料品売場142は、
図4の実施例4の衣料品売場82と共通する部分が多いので、同じ部分に同じ番号を付して必要のない限り説明を省略する。また、統括コントローラ100および試着室兼昼光コーナー128は詳細構成が同じなので、
図5では内部のブロックの図示も省略する。
【0047】
図5の実施例5が
図4の実施例4と異なるのは、陳列台144および陳列台コントローラ146の構成であり、陳列棚88、94に置かれている衣料品148、150が色物の衣料品か白色の衣料品かを自動的に識別して陳列台LED灯86、92を可視光のみで照明するか紫外光を加えて照明するか切換えるための具体的な手段が示されている。また、陳列棚から衣料品を取り出したことを自動検知する手段も示されている。
【0048】
以下具体的に説明すると、衣料品148、150にはそれぞれICタグ152、154が貼り付けられており、ICタグリーダ156、158は電波160、162によってICタグ152、154の貼り付けられた衣料品148、150が色物の衣料品か白色の衣料品かを識別する。そして識別結果がサブCPU164に送信され、サブCPU164は識別結果に応じてスイッチ166、168を制御することにより陳列台LED灯86、92を可視光のみで照明するか紫外光を加えて照明するか切換える。例えば、陳列棚88に置かれているの衣料品148が色物であることをICタグリーダ156が検知すると、サブCPU164はスイッチ166を制御して陳列台LED灯86から可視光のみが照射されるようにする。一方、陳列棚94に置かれている衣料品150が白色のものであることをICタグリーダ158が検知すると、サブCPU164はスイッチ168を制御して陳列台LED灯92から可視光に加えて紫外光が照射されるようにする。
【0049】
以上のように実施例5では、陳列棚に置かれている衣料品の種類を自動的に識別して陳列棚毎に適切な照明を選択する。さらに、ICタグリーダ156、158はそれぞれ陳列棚88、94から取り出されたことを検知し、サブCPU164は検知結果を送受信部42から統括コントローラ100に通知する。統括コントローラはこの通知を受けて天井コントローラ124に指示し、取り出されたのが白色の衣料品である場合には、天井LED灯118からの照明に紫外光を加えるよう自動制御する。例えば、陳列棚94から白色の衣料品150が白色のものである場合、天井LED灯118からの照明を自動切換えし、可視光に加えて紫外光が照射されるようにする。これに対し、陳列棚88から色物の衣料品148が取り出された場合は天井LEDからの可視光のみによる照明を継続する。
【実施例6】
【0050】
図6は、本発明の実施の形態に係る実施例6のブロック図であり、
図4、5における実施例4、5と同様にして衣料品照明制御システムを構成する。また、実施例6は、実施例4、5と共通するところが多いので、
図6では陳列台172および陳列台コントローラ174以外の部分の図示を省略し、それらの説明も省略する。また、図示している部分においても実施例4、5と同じ部分には同じ番号を付して必要のない限り説明を省略する。
【0051】
図6の実施例6が、
図4、5における実施例4、5と異なるのは、白色の衣料品に紫外光域の光を照射する際、実施例4、5では衣料品の表面に紫外光域の光を照射して反射方向に蛍光を得ていたのに対し、実施例6では、衣料品の裏面に紫外光域の光を照射してその透過方向に蛍光を得るよう構成した点である。
【0052】
具体的に説明すると、陳列棚88における照明は
図4の実施例と同じであって、陳列棚88に置かれた衣料品90が白色の衣料品であった場合、陳列台LED灯86からの照明光に含まれる紫外光により衣料品からの反射光176の中に含まれる蛍光により衣料品90が純白に見える。これに対し、陳列棚178の照明においては上部において可視光のみを下方に照射する陳列台可視光LED灯180が配置されるとともに、陳列棚178は紫外線透過材料で構成され、その背面(下面)には上方に向けて紫外光を照射する陳列台紫外光LED灯182が配置される。そして、陳列台可視光LED灯180は衣料品の如何にかかわらず点灯されるとともに陳列台紫外光LED灯182は陳列台178に置かれた衣料品が白色のものである場合のみ点灯される。
【0053】
以上の構成によって、陳列棚178に置かれた衣料品184が白色の衣料品であった場合、可視光については陳列台可視光LED灯180からの照明光による反射光186が得られるとともに、陳列台紫外光LED灯182からの透過光188の中に含まれる蛍光により衣料品184が純白に見える。
【0054】
図6の実施例6における陳列台172は、さらに仕切り板190を隔ててハンガーコーナーが設けられており、ハンガー192に衣料品194が吊るされている。そして、ハンガーコーナーの上部には可視光のみを下方に照射する陳列台可視光LED灯196が配置されるとともに、ハンガー192は紫外線透過材料で構成され、その内部には外に向かって紫外光を照射する陳列台紫外光LED灯198が配置されている。そして、陳列台可視光LED灯196はハンガー192に吊るされた衣料品の如何にかかわらず点灯されるとともにハンガー192内部の陳列台紫外光LED灯198は吊るされた衣料品194が白色のものである場合のみ点灯される。
【0055】
以上の構成によって、ハンガー192に吊るされた衣料品194が白色の衣料品であった場合、可視光については陳列台可視光LED灯196からの照明光による反射光200が得られるとともに、陳列台紫外光LED灯198からの透過光202の中に含まれる蛍光により衣料品194が純白に見える。
【0056】
陳列台コントローラ174におけるサブCPU204は、操作部38の操作、送受信部42が受信する信号、または不図示のICタグリーダによる検知のいずれかに基づいてスイッチ36、206、208、210、212をそれぞれ制御する。スイッチ36の制御は実施例4等と同様である。また、スイッチ206、210は衣料品の如何にかかわらず照明の要否に基づいてオンオフされる。一方、スイッチ208、212は、スイッチ206、210がオンされているという条件下において、衣料品が色物であるときはオフされ、衣料品が白色のものであるときはオンされる。
【実施例7】
【0057】
図7は、本発明の実施の形態に係る実施例7のブロック図であり、
図4から
図6における実施例4から実施例6と同様にして衣料品照明制御システムを示す。
図7の実施例7における衣料品売場214は、
図4の実施例4の衣料品売場82と共通する部分が多いので、同じ部分に同じ番号を付し、必要のない限り説明を省略する。また、統括コントローラ100、陳列台84および陳列台コントローラ98は詳細構成が同じなので、
図7では内部のブロックの図示も省略する。
【0058】
図7の実施例7が
図4の実施例4と異なるのは、試着室コントローラ218が人感センサ220を備え、サブCPU224は顧客116が試着室兼昼光コーナー216に入った時にスイッチ138に指示して自動的に試着室LED灯130をオンすることである。さらに、試着室コントローラ218はICタグリーダ222を備え、顧客116が試着室兼昼光コーナー216に持ち込んだのが白色の衣料品であるか否か検知する。サブCPU224はICタグリーダ222に応答し、持ち込まれたのが白色の衣料品である場合にはスイッチ138を制御して試着室LED灯130から可視光に加えて紫外光が照射されるよう切換える。
【0059】
また、白色の衣料品を陳列台84から持ち出して衣料品売り場214内を移動した顧客116が試着室兼昼光コーナー216に入ったことが人感センサ220によって検知されると、送受信部134から統括コントローラ100に報告信号136が送信される。これに応答して統括コントローラ100は天井コントローラ120の送受信部124に指令信号126を送信し、スイッチ122により天井LED灯118を切換えて、可視光とともに紫外光が照射されていた場合においてこれを可視光のみとする。
【実施例8】
【0060】
図8は、本発明の実施の形態に係る実施例8のブロック図であり、
図4から
図7における実施例4から実施例7と同様にして衣料品照明制御システムを示す。
図8の実施例8における衣料品売場226は、
図4の実施例4の衣料品売場82と共通する部分が多いので、同じ部分に同じ番号を付して必要のない限り説明を省略する。
【0061】
図8の実施例8が
図4の実施例4と異なるのは、各コントローラの連携手段である。すなわち、
図4の実施例4の衣料品売場82における各コントローラ98、100、120、128は、送受信部42、104、124、134の間の双方向無線通信信号40、126、136によって行われている。これに対し、
図8の実施例8の衣料品売場226では、各コントローラ228、230、232、234の間の連携は、電力線通信(PLC)によって行われる。
図7の実施例7までの説明では省略していたが、衣料品売場226には電力線236が分電盤238に引き込まれており、屋内配線ケーブル240によって衣料品売場226内各部に給電されている。さらに衣料品売場226内各部には電力線通信モデムが設けられ、屋内配線ケーブル240を通じた電力線通信により連携している。
【0062】
具体的に説明すると、統括コントローラ230の各部に給電している電源回路242が電力線通信モデム244を介して屋内配線ケーブル240に接続されている。そして、電力線通信モデム244の分波合成機能によりCPU102は屋内配線ケーブル240から通信信号を授受する。同様にして、陳列台コントローラ228、天井コントローラ232、試着室コントローラ234のスイッチ36、122、138はそれぞれ電力線通信モデム246、248、250を介して屋内配線ケーブル240に接続されている。そして、電力線通信モデム246、248、250の分波合成機能により屋内配線ケーブル240から通信信号を授受し、統括コントローラ230のCPU102と通信している。
【実施例9】
【0063】
図9は、本発明の実施の形態に係る実施例9のブロック図であり、
図4から
図8における実施例4から実施例7に説明した衣料品照明制御システムに用いることができる一体化照明灯252を示す。なお、
図9の実施例9の各部構成は、
図4から
図7における実施例4から実施例7の構成と共通する部分が多いので、同じ部分には同じ番号を付して必要のない限り説明を省略する。実施例9は、実施例4から実施例7で説明したコントローラ、通信機能、人感センサ、ICタグリーダの機能をLED灯と一体化した照明器具として構成され、汎用の照明器具の電力接続部に接続するだけで実施例4から実施例7で説明した衣料品売場の機能が実現できるようにしたものである。
【0064】
具体的には、コンセント、ソケット、照明器具の照明灯交換部等に一体化照明灯252の汎用照明器具電力接続部254を接続する。コンセント、ソケット、照明器具の照明灯交換部等は、衣料品売場における陳列台、天井、試着室等における既存のものでよい。上記のように一体化照明灯252は、LED灯28とともに送受信部42を備えたコントローラ256. 人感センサ220、ICタグリーダ156を一体化しているので、汎用照明器具電力接続部254を既存の電力接続部に接続するだけで、衣料品売場の各部照明において実施例4から実施例7に説明した機能を実現することができる。
【実施例10】
【0065】
図10は、本発明の実施の形態に係る実施例10のブロック図であり、
図8における実施例8に説明した衣料品照明制御システムに用いることができる一体化照明灯258を示す。なお、
図10の実施例10の各部構成は、
図8、9における実施例8、9の構成と共通する部分が多いので、同じ部分には同じ番号を付して必要のない限り説明を省略する。実施例10は、実施例8で説明したコントローラ、通信機能、人感センサ、ICタグリーダの機能をLED灯と一体化した照明器具として構成され、実施例9と同様にして、汎用の照明器具の電力接続部に接続するだけで、実施例8で説明した衣料品売場の機能が実現できるようにしたものである。実施例9と異なるのは通信機能が電力線通信であることを前提にして構成されている点である。
【0066】
具体的には、実施例9と同様にして、コンセント、ソケット、照明器具の照明灯交換部等に一体化照明灯252の汎用照明器具電力接続部254を接続する。上記のように一体化照明灯258は、LED灯28とともにコントローラ262. 電力線通信モデム260、人感センサ220、ICタグリーダ156を一体化しているので、汎用照明器具電力接続部254を既存の電力接続部に接続するだけで、衣料品売場の各部照明において実施例8に説明した電力線通信による連携機能を実現することができる。
【0067】
図11は、
図4から
図8に示す実施例4から実施例8において用いられる統括コントローラ100のCPU102の動作を示すフローチャートである。フローは統括コントローラの電源が投入されるとスタートし、まずステップSで他の各コントローラとの間の通信を確立する。そして、ステップS4で天井灯118を可視光のみで点灯させる指示を行う。次いで、ステップS6で試着室LED灯130を紫外光なしの昼光色で点灯させる指示を行う。さらにステップS8では、全陳台における全ての陳列台LEDを可視光のみで点灯させる指示を行ってステップS10に移行する。
【0068】
ステップS10では、衣料品売場82等の開店時間帯であるかまたは開店前もしくは閉店後であるかチェックする。そして開店時間帯でなければステップS12に移行し、LED灯の発光に紫外光付加するための手動操作が行われているか否かチェックする。そしてこの操作が行われていればステップS14に移行する。一方、ステップS10で回転時間帯であることが確認された場合もステップS14に移行する。
【0069】
ステップS14では、陳列棚の点灯が行われているか否かの確認を行う。そして点灯が確認されるとステップS16に進み、紫外光の付加を許可してステップS18に移行する。上記ステップS14は、可視光での点灯が行われていない状態で紫外光が照射される状態を防止するために置かれているものである。これは、特に、
図6の実施例6の可視光LED180と紫外光LED182または可視光LED196と紫外光LED198のように可視光LEDと紫外光LEDが離れて配置されている場合等において、紫外光LEDのみ誤って点灯しているのに気付かない等の不都合を防止するのに有益である。なお、ステップS16に至った時点では、紫外光の付加が実行されるわけではなく、以後の機能に基づき紫外光の付加が指示されたときにその実行を予め許可されるだけである。
【0070】
ステップS18では、白色の衣料品が陳列されている陳列棚があるか否かチェックする。このチェックは、例えば
図5の実施例5におけるICタグリーダ156からの情報に基づいて行うことができる。おこうことができる。統括コントローラ100自体の制御履歴に基づいて行うことができる。また、陳列台コントローラ146等の操作部38の操作に基づいて行うこともできる。白色の衣料品が陳列されている陳列台があることが確認された場合はステップS20に進み、衣料品売場142等に所定以上の外光112の入射があ
るか否か
図4に示す外光センサ108の出力に基づいてチェックされる。そしてが外光の入射が所定以下であった場合、ステップS22に進んで、白色の衣料品が陳列されている陳列棚のLED灯に紫外光を付加する指示を行ってステップS24に移行する。
【0071】
一方、ステップS18で白色の衣料品が陳列されている陳列棚がないことが確認された場合、または、ステップS20で衣料品売場に所定以上の外光入射がることが確認された場合はステップS26に進み、全陳列棚のLEDを可視光のみで点灯させる指示を行ってステップS24に移行する。このように、白色の衣料品が陳列されている陳列台があっても外光入射が所定以上である場合は、全陳列棚のLEDを可視光のみで点灯させる。なお、ステップS14で陳列棚の点灯が行われていることが確認できない場合は最初から紫外光を付加するための処理は行わず、ステップS25で陳列棚に関する限りの紫外光付加禁止を行ってステップS24に移行する。
【0072】
ステップS24では、陳列棚に陳列されていた白色の衣料品が陳列棚から持ち出されている状態にあるか否かのチェックが行われる。このチェックは、例えば
図5の実施例5におけるICタグリーダ156からの情報に基づいて行うことができる。そして、ステップS24で白色の衣料品が陳列棚から持ち出されていることが確認された場合、その白色の衣料品が天井LEDの照明範囲にあるか、または試着室で試着中であることを意味するのでステップS28における試着室制御処理、およびステップS30における天井灯連携処理を行ってステップS32に移行する。これらの処理の詳細は後述する。なお、ステップS24で白色の衣料品が陳列棚から持ち出されていることが確認されない場合、直接ステップS32に移行する。
【0073】
一方、ステップS10で衣料品売場の開店時間帯でないことが確認され、かつステップS12で紫外光付加の手動操作も行われていないことが確認されると、ステップS34に進み、衣料品売場全体のすべてのLED灯からの紫外光付加を禁止してステップS32に移行する。これによって、開店時間帯以外における無用な紫外光の付加を避け、衣料品の退色を防止することができる。これに対し、既に述べたようにステップS12で手動操作を行えば、開店前または閉店後であっても陳列台における紫外光付加による白色の衣料品の照明状況およびステップS28におかえる試着室制御処理およびステップS30における天井灯連携処理のテスト等を行うことができる。
【0074】
ステップS32では、統括コントローラの電源がオフされたか否かチェックし、電源オフが検知されない場合はステップS10に戻る。以下、電源オフが検知されない限りステップS10からステップS34が繰り返され、種々の状況変化に対応する。一方、ステップS32で統括コントローラの電源オフが検知されるとフローを終了する。
【0075】
図12は、
図11のステップS28における試着室制御処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、ステップS42で、
図7に示す人感センサ220により試着室/昼光コーナー216に人が入っているか否かチェックする。人感センサ220による検知がない場合はステップS44に進み、操作部140が操作されているか否かをチェックする。操作されていれば試着室/昼光コーナー216が使用中であることを意味する。なお、操作部140は前述のように紫外光を付加するか否かを手動で切り換える機能も有するが、
図12では自動切換えの機能を説明しており、ここで活用される操作部140の操作は、上記のように、単に試着室/昼光コーナー216が使用中であるか空いているかを外部に表示する機能である。
【0076】
ステップS44で試着室/昼光コーナー216が使用中であることを示す操作が確認されるとフローはステップS46に進む。また、ステップS42で、人感センサ220が試着室/昼光コーナー216に人が入っていることを確認した場合は直接ステップS46に進む。ステップS46では、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれているか否かがチェックされる。このチェックは、
図7に示すICタグリーダ222等により可能である。
【0077】
ステップS46で、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれていることが確認されるとステップS48に進み、試着室LED灯130からの照明に紫外光を付加するよう指示してフローを終了する。一方、ステップS46で、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれていることが確認されない場合は、ステップS50に移行し、試着室LED灯130の照明への紫外光付加を禁止してフローを終了する。またステップS44で試着室/昼光コーナー216が使用中であることを示す操作が確認されない場合もステップS50に移行し、試着室LED灯130の照明への紫外光付加を禁止してフローを終了する。
【0078】
図12のフローが終了すると、
図11のフローにおけるステップS30に移行する。上記のように、電源オフが検知されない限り
図11のステップS10からステップS34が繰り返されるが、この繰り返しの中でステップS28に至る度に
図12のフローが実行され、状況変化に応じて、紫外光を付加するか否かの自動切換えが行なわれる。
【0079】
図13は、
図11のステップS30における天井灯連携処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートすると、まずステップS52で、
図4に示す外光センサ108の出力に基づいて衣料品売場142等に所定以上の外光112の入射があるか否かがチェックされる。外光の入射が所定以下であるとステップS54に進み、
図7に示す人感センサ220により試着室/昼光コーナー216に人が入っているか否かチェックする。ステップS54で人感センサ220による検知がない場合はステップS56に進み、
図12のステップS44と同様にして操作部140が操作されているか否かをチェックする。
【0080】
ステップS56で試着室/昼光コーナー216が使用中であることを示す操作が確認されるとフローはステップS58に進む。また、ステップS54で、人感センサ220が試着室/昼光コーナー216に人が入っていることを確認した場合は直接ステップS58に進む。ステップS58では、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれているか否かがチェックされる。
【0081】
ステップS58で、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれていることが確認されるとステップS60に進み、天井灯118からの照明への紫外光付加禁止を指示してフローを終了する。これは、後述の機能により、陳列棚から持ち出された白色の衣料品を照明するため天井灯118の照明に紫外光が付加された場合において、その白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれることにより不要となった天井灯118からの紫外光をオフすることに該当する。なお、ステップS52で所定以上の外光入射が検知される場合は陳列棚から白色の衣料品が持ち出されても天井灯118の照明に紫外光を付加する必要がないので、直接ステップS60に移行し、天井灯118からの照明への紫外光付加禁止を指示してフローを終了する。
【0082】
一方、ステップS46で、白色の衣料品が試着室/昼光コーナー216に持ち込まれていることが確認されない場合は、ステップS58に移行し、天井灯118の照明への紫外光付加を指示してフローを終了する。この場合は、試着室/昼光コーナー216に持ち込まれた衣料品は色物であり、他の顧客によって陳列棚から持ち出された白色の衣料品はまだ天井灯118の照明下にあると考えられるからである。またステップS56で試着室/昼光コーナー216が使用中であることを示す操作が確認されない場合もステップS62に移行し、天井灯118の照明への紫外光付加を指示してフローを終了する。この場合も白色の衣料品を陳列棚から持ち出した顧客がまだ試着室/昼光コーナー216に到着しておらず、白色の衣料品はまだ天井灯118の照明下にあると考えられるからである。
【0083】
図13のフローが終了すると、
図11のフローにおけるステップS32に移行する。上記のように、電源オフが検知されない限り
図11のステップS10からステップS34が繰り返されるが、この繰り返しの中でステップS30に至る度に
図12のフローが実行され、白色の衣料品の所在状況の変化に応じ、試着室/昼光コーナー216の照明制御と連携して天井灯の照明に紫外光を付加するか否かの自動切換えが行なわれる。
【0084】
本発明の実施は、上記の実施例に限るものではなく、上記した本発明の種々の利点は、他の実施形態においても享受できる。例えば、
図11のフローチャートは統括コントローラ100のCPU102の動作を示すものとして説明したが、その一部の機能を各コントローラに分担させてもよい。具体的には、
図5の実施例5に示した陳列台コントローラ146のサブCPU164または
図6の実施例6に示した陳列台コントローラ174のサブCPU204に、陳列台のLED灯を制御する機能を分担させることが可能である。また
図7の実施例7に示した試着室コントローラ218のサブCPU224に、試着室のLED灯を制御する機能を分担させることも可能である。このように機能を分担させた場合、統括コントローラ100のCPU102と各サブCPUとは互いに情報交換をしながら連携して動作する。