特許第6133713号(P6133713)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6133713情報表示装置および情報表示装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6133713
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】情報表示装置および情報表示装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/50 20060101AFI20170515BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20170515BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20170515BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20170515BHJP
   G08G 1/095 20060101ALN20170515BHJP
   G08G 1/0955 20060101ALN20170515BHJP
   G09F 21/04 20060101ALN20170515BHJP
【FI】
   B60Q1/50 Z
   G09G5/00 510B
   G09G5/00 510H
   G09G5/00 510V
   G09G5/00 550C
   G09G5/02 B
   G09F9/00 366G
   !G08G1/095 L
   !G08G1/0955 A
   !G09F21/04 Z
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-141726(P2013-141726)
(22)【出願日】2013年7月5日
(65)【公開番号】特開2015-13591(P2015-13591A)
(43)【公開日】2015年1月22日
【審査請求日】2016年5月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000243881
【氏名又は名称】名古屋電機工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100117466
【弁理士】
【氏名又は名称】岩上 渉
(72)【発明者】
【氏名】吉田 智
(72)【発明者】
【氏名】四宮 守
【審査官】 丸山 裕樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−252153(JP,A)
【文献】 特開2010−134143(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/00 − 1/56
G09G 5/00 − 5/02
G09F 9/00, 21/04
G08G 1/095
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が停止しているか否かを検出する停止検出手段と、
複数色での表示が可能であるとともに前記車両の外部に対して外部用情報を表示する外部用情報表示手段と、
前記車両が停止している場合に所定色数を最大色数として前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示し、前記車両が走行している場合に前記所定色数よりも少ない色数を最大色数として前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示する外部用情報表示制御手段と、
を備える情報表示装置。
【請求項2】
前記外部用情報表示制御手段は、
前記車両が停止している場合に前記所定色数を最大色数として所定の情報を示す前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示し、
前記車両が走行している場合に前記所定色数よりも少ない色数を最大色数として前記所定の情報を示す前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示する、
請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記外部用情報表示制御手段は、
前記車両が走行している場合に、赤、黄赤、黄、黄緑、緑のいずれかまたは組み合わせによって前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示する、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の情報表示装置。
【請求項4】
複数色での表示が可能であるとともに操作者に対して操作者用情報を表示する操作者用情報表示手段と、
前記外部用情報と同一の情報を示す前記操作者用情報を前記外部用情報と同一の色で前記操作者用情報表示手段に表示する操作者用情報表示制御手段と、
をさらに備える、
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記操作者による前記外部用情報の変更指示および変更後の前記外部用情報の選択を受け付ける入力手段をさらに備え、
前記操作者用情報表示制御手段は、
前記車両が走行している状態で前記変更指示が受け付けられた場合、前記所定色数よりも少ない色数を最大色数として前記外部用情報表示手段に前記外部用情報を表示する際の色とともに前記外部用情報を選択するための選択肢を示す前記操作者用情報を前記操作者用情報表示手段に表示し、
前記入力手段は、
前記選択肢の選択によって変更後の前記外部用情報および色を受け付け、
前記外部用情報表示制御手段は、
変更後の前記外部用情報を前記入力手段によって受け付けた色で前記外部用情報表示手段に表示する、
請求項4に記載の情報表示装置。
【請求項6】
車両が停止しているか否かを検出する停止検出手段と、
複数色での表示が可能であるとともに前記車両の外部に対して外部用情報を表示する外部用情報表示手段と、を備える情報表示装置の制御方法であって、
前記車両が停止している場合に所定色数を最大色数として前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示し、前記車両が走行している場合に前記所定色数よりも少ない色数を最大色数として前記外部用情報を前記外部用情報表示手段に表示する、
情報表示装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置および情報表示装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、後方の車両に対して道路工事や交通規制等の情報を伝達するために、車両の後方に向けて当該情報を表示する表示装置を搭載した車両が利用されており、当該車両においては、走行中や停止中に当該情報を表示装置に表示して当該情報を後方の車両に対して伝達している。
【0003】
また、後方の車両に対して道路工事や交通規制等の情報以外の情報を視認可能に表示する各種の技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両の後方に対して情報を表示する表示装置において、通常走行の状態で広告等の自由情報が表示され、運転者の操作が行われた場合に操作に応じた操作情報が表示される構成が開示されている。特許文献2にも同様の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2593725号公報
【特許文献2】実用新案登録第2525797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的には、多数の色を利用することで情報伝達が容易になるが、多数の色を利用して車両の後方に道路工事や交通規制等の情報を伝達する場合、誤認を誘発することなく情報伝達することが困難であった。すなわち、道路工事や交通規制等の情報を周囲の者が認識する際の誤認の発生確率は、道路工事や交通規制等の情報を表示する表示装置を搭載した車両の動作と当該情報の色に大きく依存し、車両が走行している場合において情報を表示するための色が多くなるほど誤認が生じる可能性が高くなる。例えば、表示装置を搭載した車両が走行している際に、一般的な車両の前照灯や後退灯の色と同等の白色で道路工事や交通規制等の情報を表示すると、周囲の車両の運転者等に、対向車が存在すると誤認させる可能性がある。また、対向車が存在するという誤認が生じないとしても、運転者が前方の情報に利用された白色が前照灯や後退灯ではないと認識するためには各種の情報の分析が必要になる。そして、運転者が分析すべき前方の状況が複雑である場合、表示装置に対する運転者の注意が散漫になり、誤認の原因となる。しかし、表示装置を搭載した車両が側道等に停止している場合、周囲の道路等との関係から表示装置が搭載された車両が停止しているか否かを周囲の車両の運転者が認識することは極めて容易である。従って、停止している場合に白色で情報を表示しても誤認の原因にはなりにくい。むろん、前照灯や後退灯などの灯火と異なるもの、例えば、車体の塗装や車体表面での反射光等も誤認の原因として想定可能である。
【0006】
さらに、上述した従来の技術は、車両の走行中において情報の切替を行う技術であり、誤認の発生確率が表示装置を搭載した車両の動作と当該情報の色に大きく依存することは、全く考慮されていない。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、情報表示装置に表示された情報の誤認の発生を抑制する表示を行うことが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、車両が停止している場合に所定色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示手段に表示し、車両が走行している場合に所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示手段に表示する情報表示装置を構成する。すなわち、車両が走行している場合には、車両が停止している場合よりも最大色数が少なくなるように外部用情報が表示される。この構成によれば、車両が走行している場合に外部用情報を表示するために使用される色の数を抑制することができる。従って、車両が走行している場合においても停止している場合と同様の色数で外部用情報を表示する構成と比較して、誤認の発生を抑制するように外部用情報を表示することが可能である。
【0008】
ここで、停止検出手段は、車両が停止しているか否かを検出することができればよく、車両の動作(車速等)を検出する各種のセンサや、車両の停止や走行に伴って利用される装置(サイドブレーキ、シフトレバー、アクセルペダル等)の利用状況を検出する各種のセンサ等によって車両が停止しているか否かを検出することが可能である。むろん、停止検出手段は、停止していることを検出しても良いし、走行していることを検出しても良い。すなわち、前者であれば車両の車速が0km/h(あるいは0km/hと同等の小さい値)であること等を検出すれば良く、後者であれば車速が0km/hではないこと(あるいは走行中と見なせる閾値以上であること)等を検出すれば良い。
【0009】
外部用情報表示手段は、複数色での表示が可能であるとともに車両の外部に対して外部用情報を表示することができればよい。すなわち、外部用情報表示手段によって複数色での表示が可能であることにより、車両が停止している場合と走行している場合とにおいて異なる最大色数を設定できるように構成されれば良い。このように最大色数が異なると、車両が停止している場合において、外部用情報表示手段で表示可能な色の少なくとも1色は走行している場合に表示されない。従って、表示されない色に起因して誤認が誘発されることはなく、誤認が発生することを防止することができる。
【0010】
外部用情報は、車両の外部の観察者(他の車両(例えば後続車)の運転者等)に伝達すべき情報であれば良く、例えば、道路上に存在し得る観察者に伝達すべき交通情報等が外部用情報に該当する。交通情報は、交通に関連する情報であれば良く、道路に関する状況(工事、規制、渋滞、標識等)の情報であっても良いし、交通に影響する環境(天候等)の情報であっても良い。むろん、外部用情報は観察者が認識可能な情報であれば良く、文字、図形これらの組み合わせ等によって構成可能である。
【0011】
外部用情報は車両の外部に対して表示されれば良く、当該外部用情報を視認する観察者が存在する位置は限定されない。例えば、外部用情報を車両の後方に向けて表示しても良いし、側面や前方に向けて表示しても良い。
【0012】
外部用情報表示制御手段は、車両が停止している場合よりも車両が走行している場合の方が、外部用情報を表示するために使用する色の最大色数が少なくなるように制御して外部用情報を外部用情報表示手段に表示することができればよい。すなわち、車両が走行している場合に表示され得る色数を抑制することによって、誤認が発生することを防止することができればよい。
【0013】
車両が停止している場合の最大色数である所定色数は、複数色であれば良く具体的な値は限定されないが、可能な限り多数であることが好ましい。すなわち、外部用情報の少なくとも一部に現実に存在する地物を模した画像を利用する場合、車両が停止した状況下においては当該地物の現実の色と異なる色で当該画像を構成すると、当該画像を誤認しやすくなってしまう。そこで、可能な限り多数の色を所定色数とすれば、多くの外部用情報において、現実に存在する地物に即した画像で外部用情報を構成することが可能になり、誤認の発生を抑制することができる。なお、現実に存在する地物としては、標識や雨滴、雪等が挙げられる。
【0014】
なお、可能な限り多数の色を所定色数とするための構成例として、外部用情報表示手段で表示可能な色の最大数を所定色数とする構成を採用可能である。例えば、外部用情報表示手段がN色の発光素子(Nは2あるいは3以上)を備え、N色の光の組み合わせで色を表現する場合において、各発光素子の発光強度(階調)を複数段階に制御可能であれば、各発光素子の階調数(階調数は2以上の整数)の積が所定色数となる。
【0015】
所定色数よりも少ない色数は、(所定色数−1)以下の値であれば良く、所定色数から除外された色が表示されないことによって、車両が走行している場合において外部用情報が誤認される可能性を抑制することができればよい。従って、この限りにおいて、各種の要因によって所定色数よりも少ない色数を決定することができ、誤認を誘発しやすい色(例えば、白色、高輝度の色、高彩度の色等)を所定色数から除外するように決定しても良い。また、外部用情報表示手段の機構の特徴から所定色数よりも少ない色数を決定しても良く、例えば、N色の発光素子の少なくとも1色を使用しない構成とすることで所定色数よりも少ない色数を決定する構成としても良い。
【0016】
さらに、車両が停止している場合に所定色数を最大色数として所定の情報を示す外部用情報を外部用情報表示手段に表示し、車両が走行している場合に所定色数よりも少ない色数を最大色数として当該所定の情報を示す外部用情報を外部用情報表示手段に表示する構成としても良い。すなわち、車両が停止している場合と走行している場合とで外部用情報は変化せず同一であるが、最大色数は変化するように構成されても良い。具体的には、車両の周囲の観察者に伝達すべき情報の内容が同一であるとしても、最大色数が変化するように構成される。
【0017】
例えば、車両が停止している場合と走行している場合との双方で通行止め等の交通情報を外部用情報として表示する構成において、車両が停止している場合には白色を含む色で通行止めを示す標識の画像を構成して外部用情報とし、車両が走行している場合には白色を含まない色で通行止めを示す標識の画像を構成して外部用情報とする構成等を想定可能である。以上の構成によれば、車両が停止している場合には視認しやすい状態で外部用情報としての所定の情報を表示することができ、車両が走行している場合には誤認が発生することを防止しながら外部用情報としての所定の情報を表示することができる。
【0018】
さらに、車両が走行している場合に、赤、黄赤、黄、黄緑、緑のいずれかまたは組み合わせによって外部用情報を外部用情報表示手段に表示する構成としても良い。すなわち、赤、黄赤、黄、黄緑、緑は、車両の後部における赤色の尾灯(テールライト)、黄赤色や黄色の方向指示器の灯火、従来における作業車等の情報表示装置(交通情報等の情報表示装置)での表示等に多用されている色である。従って、車両の後方に存在する観察者が、赤、黄赤、黄、黄緑、緑を含む外部用情報が移動している状態で当該外部用情報を視認したとしても違和感を覚えない。このため、車両が走行している場合に外部用情報に使用される色が赤、黄赤、黄、黄緑、緑に限定された場合、誤認の発生を抑制することが可能である。なお、緑を出力可能であれば、作業車等の情報表示装置での表示等で多用される赤との混色で黄赤を表現可能になるため、赤とともに緑を組み合わせることで外部用情報を表示するように構成することが好ましい。むろん、各色は、赤、緑の発光素子による混色で表現されても良いし、赤、緑、青の発光素子による混色で表現されても良いし、他の色の発光素子が使用されても良い。
【0019】
なお、赤、黄赤、黄、黄緑、緑は、誤認の発生が抑制されるように決定されれば良く、例えば、JIS Z 8701によるXYZ表色系の色度座標における基本色名の色度区分に基づいて規定することができる(JIS Z 8110)。図3は、JIS Z 8701によるXYZ表色系の色度座標で基本色名の色度区分を示した図であり、当該同図3に示す「赤」区分に含まれる色を赤、「黄赤」区分に含まれる色を黄赤、「黄」区分に含まれる色を黄、「黄緑」区分に含まれる色を黄緑、「緑」区分に含まれる色を緑とみなす構成等を採用可能である(JIS Z 8110)。むろん、各区分においてうすい色は含まれ、例えば、「緑」区分に「うすい緑」は含まれる。また、赤は色度x=0.697、y=0.303、黄赤は色度x=0.614、y=0.385、緑は色度x=0.320、y=0.590のように規定しても良いし(JIS Z8110,Z8703,Z8701)、他の表記、3刺激値やドミナント波長を利用して規定されていても良い。むろん、車両が停止している場合は車両が走行している場合よりも最大色数が多ければ良く、赤、黄赤、黄、黄緑、緑に対して少なくとも1色(青や白等)が加えられた色数を最大色数とすれば良い。
【0020】
さらに、外部用情報表示手段を視認することなく表示中の外部用情報を確認できるように構成しても良い。例えば、複数色での表示が可能であるとともに操作者に対して操作者用情報を表示する操作者用情報表示手段と、外部用情報と同一の情報を示す操作者用情報を外部用情報と同一の色で操作者用情報表示手段に表示する操作者用情報表示制御手段と、をさらに備える構成としても良い。すなわち、操作者用情報表示手段に外部用情報と同一の情報を示す操作者用情報を表示することで、操作者が外部用情報を認識できる構成において、外部用情報と同一の色で操作者用情報が表示される構成とする。
【0021】
この構成によれば、操作者は、外部用情報表示手段を実際に視認することなく表示中の外部用情報およびその色を確認することができ、外部用情報の確認作業の作業負担が低減される。なお、操作者用情報表示手段は、操作者が視認できる位置に配置されていれば良いが、外部用情報表示手段の表示部を視認できない位置に配置されることが好ましい。例えば、車室内の運転席や助手席から視認可能な位置等に配置する構成を採用可能である。
【0022】
さらに、操作者が外部用情報を変更する際の作業容易性を向上させる構成を採用しても良い。例えば、操作者による外部用情報の変更指示および変更後の外部用情報の選択を受け付ける入力手段をさらに備える構成とし、車両が走行している状態で変更指示が受け付けられた場合、所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報表示手段に外部用情報を表示する際の色とともに外部用情報を選択するための選択肢を示す操作者用情報を操作者用情報表示手段に表示し、入力手段が、選択肢の選択によって変更後の外部用情報および色を受け付け、外部用情報表示制御手段が、変更後の外部用情報を入力手段によって受け付けた色で外部用情報表示手段に表示する構成としても良い。
【0023】
すなわち、入力手段によって操作者による外部用情報の変更指示と変更後の外部用情報の選択とを受け付ける構成において、操作者用情報表示手段に操作者用情報を表示することにより外部用情報を選択するための選択肢を提示する。この構成において、車両が走行している状態で変更指示が受け付けられた場合、所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報表示手段に外部用情報を表示する際の色とともに外部用情報を選択するための選択肢となるように、操作者用情報を表示する。この結果、操作者が、操作者用情報表示手段に表示された操作者用情報を視認して選択肢を選択すれば、変更後の外部用情報および色を選択することになる。そこで、この選択に応じて外部用情報を外部用情報表示手段に表示すれば、所定色数よりも少ない色数を最大色数とした状態で、選択された外部用情報を表示することが可能になる。
【0024】
ここで、操作者用情報は、所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報表示手段に外部用情報を表示する際の色を選択するように構成されており、所定色数を最大色数として外部用情報表示手段に外部用情報を表示する際の色を選択するようには構成されていない。すなわち、走行している場合に表示される外部用情報の色を選択するように構成されており、停止している場合に表示される外部用情報の色を選択するようには構成されていない。従って、操作者が、操作者用情報に基づいて外部用情報を選択することにより、外部用情報の選択とともに、走行している場合に表示されるべき色を設定することができる。むろん、車両が停止している場合において、車両が停止している場合に表示されるべき色とともに外部用情報を選択するように操作者用情報を表示する構成としても良い。
【0025】
以上は、本発明が装置として実現される場合について説明したが、かかる装置を実現する方法やプログラム、当該プログラムを記録した媒体としても発明は実現可能である。また、以上のような情報表示装置は単独で実現される場合もあるし、ある方法に適用され、あるいは同方法が他の機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。また、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、実現態様は適宜、変更可能である。また、ソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であっても良いし光磁気記録媒体であっても良いし、今後開発されるいかなる記録媒体においても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】(1A)(1B)は本発明の一実施形態にかかる情報表示装置を搭載した車両を示す模式図。(1C)は本発明の一実施形態にかかる情報表示装置のブロック図、(1D)は外部用情報の表示例を示す図である。
図2】外部用情報表示処理を示すフローチャートである。
図3】XYZ表色系の色度座標で基本色名の色度区分を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)情報表示装置の構成:
(2)外部情報表示処理:
(3)他の実施形態:
【0028】
(1)情報表示装置の構成:
図1A図1Bは本発明の一実施形態にかかる情報表示装置を搭載した車両1を示す模式図であり、図1Cは本発明の一実施形態にかかる情報表示装置のブロック図である。なお、図1Aは車両1を側面から眺めた状態を示し、図1Bは車両1を後方から眺めた状態を示している。
【0029】
図1Cに示すように、本発明の情報表示装置は制御部10、記録媒体20、外部用情報表示部30、サイドブレーキセンサ40、ユーザI/F部50を備えている。制御部10は、図示しないCPU,RAM,ROM等によって構成され、記録媒体20やROMに記録されたプログラムを実行することができる。
【0030】
本実施形態において制御部10は、記録媒体20と外部用情報表示部30とサイドブレーキセンサ40とユーザI/F部50とに接続されており、外部用情報表示部30とサイドブレーキセンサ40とユーザI/F部50の動作を制御することができる。また、本実施形態において、ROMには情報表示プログラムが記録されており、制御部10は、当該情報表示プログラムを実行し、操作者が選択した外部用情報を外部用情報表示部30に表示することが可能である。
【0031】
サイドブレーキセンサ40は、車両1に備えられたサイドブレーキが機能している状態であるか否かを検出するセンサである。制御部10は、当該サイドブレーキセンサ40の出力信号に基づいて、サイドブレーキが機能している状態を車両1が停止した状態であると見なし、サイドブレーキが機能していない状態を車両1が走行している状態であると見なす。すなわち、制御部10は、サイドブレーキセンサ40の出力信号に基づいて、車両1が停止しているか否か(車両1が停止していることまたは走行していること)を検出することができる。
【0032】
外部用情報表示部30は、複数色での表示が可能であるとともに車両1の外部に対して外部用情報を表示する装置である。すなわち、外部用情報表示部30は、表示パネルに備えられた複数の画素毎に表示内容を調整することによって、表示パネル上に任意の画像を表示する装置である。本実施形態にかかる外部用情報表示部30において、各画素は赤、緑、青の3色の発光素子によって構成されている。各発光素子においては、出力光の強度を調整することが可能であり、各素子において複数の階調で発光することが可能である。従って、各素子で出力可能な階調数の積が外部用情報表示部30によって出力可能な色の最大数となる。本実施形態においては、当該最大数を所定色数と呼ぶ。
【0033】
本実施形態において、外部用情報表示部30は車両1の荷台31上に設置されており、外部用情報表示部30の表示面は車両1の後方に向けて配向されている。従って、図1Bに示すように車両1の後方から観察者が外部用情報表示部30を視認している状態において、観察者は外部用情報表示部30の表示パネル上の画像を視認することができる。なお、本実施形態において、情報表示装置を構成する他の部位(制御部10、記録媒体20、サイドブレーキセンサ40、ユーザI/F部50)は車両1の車室内に設置されている。
【0034】
記録媒体20には、外部用情報表示部30に外部用情報を表示する際の画像(文字を含む)を示す画像データとして、フルカラーデータ20aと減色データ20bとが記録されている。本実施形態において外部用情報は車両1の後方に伝達すべき交通情報であり、例えば、通行止等の交通規制や天候等の状態、交通標識を示す画像によって外部用情報が車両1の後方に伝達される。
【0035】
従って、フルカラーデータ20aおよび減色データ20bは、車両1の後方に伝達すべき複数の交通情報を示す複数の画像を示す画像データである。フルカラーデータ20aは、所定色数、すなわち、外部用情報表示部30にて表示可能な色の最大数を最大色数として構成された画像を示す画像データである。一方、減色データ20bは、所定色数よりも少ない色数を最大色数として構成された画像を示す画像データである。なお、フルカラーデータ20aが示す外部用情報と減色データ20bが示す外部用情報とは、色が異なるが伝達すべき情報は同一である。例えば、外部用情報が通行止を示す画像で構成される場合、所定色数を最大色数として当該画像を表現したデータがフルカラーデータ20aであり、所定色数より少ない色を最大色数として当該画像を表現したデータが減色データ20bである。そして、停止中、走行中の双方にて表示し得る他の外部用情報も同様であり、異なる色のデータがフルカラーデータ20aと減色データ20bとの2種類用意されている。
【0036】
なお、減色データ20bが示す画像の色は、フルカラーデータ20aが示す画像の色よりも少なければ良いが、本実施形態においては、フルカラーデータ20aが示す画像の色が所定色数(外部用情報表示部30によって出力可能な色の最大数)である一方、減色データ20bが示す画像の色は、赤、黄赤、黄、黄緑、緑の各色に限定されている。すなわち、減色データ20bが示す画像は、赤、黄赤、黄、黄緑、緑のいずれかまたは組み合わせによって構成されている。図1Dは、通行止を示す標識の画像で外部用情報が構成される例を示している。この場合、例えば、フルカラーデータ20aが示す画像において通行止を示す文字L1が赤、通行止を示す文字L2が青、標識の部位S1が赤、標識の部位S2(部位S1に囲まれた部位)が白によって構成され、減色データ20bが示す画像において通行止を示す文字L1が赤、通行止を示す文字L2が黄赤、標識の部位S1が赤、標識の部位S2が黒(非点灯)によって構成される例が想定される。
【0037】
制御部10は、車両1の動作に応じてフルカラーデータ20aおよび減色データ20bに基づいて、外部用情報表示部30上に画像を表示するための制御を行う機能を備えている。すなわち、上述の情報表示部プログラムにより、制御部10は、車両1が停止している場合に所定色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示し、車両1が走行している場合に所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示する機能を実行する。
【0038】
具体的には、制御部10は、サイドブレーキセンサ40の出力信号に基づいてサイドブレーキが機能しているか否かを判定する。サイドブレーキが機能している状態である場合、制御部10は、車両1が停止していると見なし、フルカラーデータ20aに基づいて外部用情報表示部30に外部用情報を表示させる。この結果、所定色数を最大色数として構成された外部用情報が外部用情報表示部30に表示される。サイドブレーキが機能している状態でない場合、制御部10は、車両1が走行していると見なし、減色データ20bに基づいて外部用情報表示部30に外部用情報を表示させる。この結果、所定色数よりも少ない色数を最大色数として構成された外部用情報が外部用情報表示部30に表示される。
【0039】
ユーザI/F部50は、タッチパネルディスプレイであり、表示部に任意の画像を表示可能であり、表示部の表示面のタッチ入力部に対する操作者の指の接触によって操作者所望の情報を入力する装置である。本実施形態においては、当該ユーザI/F部50の表示部が、複数色での表示が可能であるとともに操作者に対して操作者用情報を表示する操作者用情報表示部50aを構成する。また、ユーザI/F部50のタッチ入力部が、操作者による外部用情報の変更指示および変更後の外部用情報の選択を受け付ける入力部50bを構成する。
【0040】
すなわち、制御部10は、上述の情報表示部プログラムにより、ユーザI/F部50に対して制御信号を出力し、外部用情報表示部30に対して表示させる外部用情報を操作者に選択させ、また、変更させるための表示を行う。具体的には、外部用情報を選択、または変更するための表示を行うために、制御部10は、ユーザI/F部50に対して制御信号を出力し、外部用情報を選択、または変更するための選択肢を表示させる。
【0041】
本実施形態において、当該選択肢は外部用情報と同一の情報を示す画像によって構成され、当該操作者用情報を示す画像は、外部用情報と同一の色で操作者用情報表示部50aに表示される。すなわち、制御部10は、外部用情報の選択肢をユーザI/F部50に表示する際に、サイドブレーキセンサ40の出力信号を取得し、当該出力信号によって車両1が停止中であると見なされる場合、制御部10は、フルカラーデータ20aに基づいて操作者用情報としての画像を描画するための制御信号を生成し、ユーザI/F部50に対して出力する。この結果、停止中に外部用情報表示部30に表示されるべき外部用情報と同一の色で操作者用情報が操作者用情報表示部50aに表示される。
【0042】
一方、サイドブレーキセンサ40の出力信号によって車両1が走行中であると見なされる場合、制御部10は、減色データ20bに基づいて操作者用情報としての画像を描画するための制御信号を生成し、ユーザI/F部50に対して出力する。この結果、走行中に外部用情報表示部30に表示されるべき外部用情報と同一の色で操作者用情報が操作者用情報表示部50aに表示される。
【0043】
操作者が入力部50bによって選択肢を選択すると、当該選択を示す信号がユーザI/F部50から出力され、制御部10は、当該信号に基づいて選択を受け付ける。そして、制御部10は、選択された外部用情報を示す画像をフルカラーデータ20aあるいは減色データ20bから取得し、外部用情報表示部30に対して表示する。この結果、選択された外部用情報あるいは変更指示がなされた外部用情報が、車両1の動作(停止あるいは走行)に応じた色で外部用情報表示部30に表示される。
【0044】
以上の構成によれば、車両1の走行に伴って外部用情報表示部30が移動している場合に外部用情報を表示するために使用される色の数を、停止している場合と比較して抑制することができる。従って、車両1が走行している場合においても停止している場合と同様の色数で外部用情報を表示する構成と比較して、誤認の発生を抑制することが可能である。
【0045】
さらに、走行している場合において外部用情報表示部30に表示される色は、赤、黄赤、黄、黄緑、緑である。そして、これらの赤、黄赤、黄、黄緑、緑は、車両1の後部における赤色の尾灯(テールライト)、黄赤色や黄色の方向指示器の灯火、従来における作業車等の情報表示装置(交通情報等の情報表示装置)での表示等に多用されている色である。従って、車両1の後方に存在する観察者が、赤、黄赤、黄、黄緑、緑を含む外部用情報が移動している状態で当該外部用情報を視認したとしても違和感を覚えない。このため、車両1が走行している場合に外部用情報に使用される色が赤、黄赤、黄、黄緑、緑に限定された場合であっても、誤認の発生を抑制することが可能である。
【0046】
(2)外部情報表示処理:
次に、以上の構成の情報表示装置が実行する外部情報表示処理を説明する。図2は、外部情報表示処理を示すフローチャートである。外部情報表示処理は、車両1において電装部品の電源がオンになることによって実行が開始される。当該外部情報表示処理において、制御部10は、まず、サイドブレーキがオンであるか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部10は、サイドブレーキセンサ40の出力信号に基づいてサイドブレーキが機能している状態と見なせる場合にサイドブレーキがオン、機能していない状態と見なせる場合にサイドブレーキがオフであると判定する。
【0047】
ステップS100において、サイドブレーキがオンであると判定された場合、すなわち、車両1が停止していると見なせる場合、制御部10は、フルカラーデータ20aに基づいて操作者用情報の描画データを生成する(ステップS105)。すなわち、制御部10は、表示対象となる外部用情報を操作者に選択させるため、フルカラーデータ20aが示す画像を選択肢としてユーザI/F部50に表示するための描画データを生成する。
【0048】
次に、制御部10は、フルカラーデータ20aに基づいて操作者用情報を表示する(ステップS110)。すなわち、制御部10は、ステップS105にて生成された描画データをユーザI/F部50に対して出力する。ユーザI/F部50の操作者用情報表示部50aにおいては当該描画データに基づいて表示を行い、この結果、外部用情報の選択肢としての操作者用情報が操作者用情報表示部50aに表示される。この場合においては、所定色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示する際の色と同一の色で、選択肢としての操作者用情報が操作者用情報表示部50aに表示されることになる。
【0049】
次に、制御部10は、外部用情報の選択を受け付ける(ステップS115)。すなわち、制御部10は、ユーザI/F部50の入力部50bによって操作者が操作者用情報を選択した場合に出力される信号を取得し、当該信号に基づいて、選択された操作者用情報を特定する。さらに、制御部10は、選択された操作者用情報と同一の外部用情報が表示対象として選択されたとみなす。なお、制御部10は、当該選択により、外部用情報とともに色も選択されたと見なす。すなわち、ステップS100においてサイドブレーキがオンであると判定された場合、制御部10は、選択された外部用情報の色はフルカラーデータ20aで指定される色であると見なす。
【0050】
次に、制御部10は、選択された外部用情報を表示する(ステップS120)。すなわち、制御部10は、フルカラーデータ20aを参照して選択された外部用情報の画像データを取得し、当該画像データを外部用情報表示部30に対して出力する。この結果、外部用情報表示部30においては、ステップS115にて選択された外部用情報を表示する。
【0051】
一方、ステップS100において、サイドブレーキがオンであると判定されない場合、すなわち、車両1が走行していると見なせる場合、制御部10は、ステップS125〜S140を実行する。当該ステップS125〜S140の処理は、ステップS105〜S120の処理とほぼ同様であるが、扱うデータがフルカラーデータ20aではなく減色データ20bである点で異なっている。
【0052】
すなわち、ステップS125において制御部10は、減色データ20bに基づいて操作者用情報の描画データを生成し、ステップS130において操作者用情報表示部50aに表示する。この結果、赤、黄赤、黄、黄緑、緑によって外部用情報を外部用情報表示部30に表示する際の色と同一の色で、選択肢としての操作者用情報が操作者用情報表示部50aに表示される。さらに、制御部10は、ステップS135においてユーザI/F部50の入力部50bによって操作者の選択を受け付け、ステップS140において選択された外部用情報を表示する。この結果、赤、黄赤、黄、黄緑、緑によって外部用情報が外部用情報表示部30に表示される。
【0053】
以上の処理によれば、車両1が停止中である場合、走行中である場合のいずれにおいても、各場合に外部用情報表示部30に表示されるべき色で操作者用情報が表示され、当該操作者用情報に基づいて外部用情報が選択、表示される。そして、操作者が操作者用情報に基づいて外部用情報を選択すると、外部用情報の選択とともに車両1の動作(停止または走行)に応じた色も選択される。このため、車両1が停止している場合に走行中に表示すべき色が誤って選択されることはないし、車両1が走行している場合に停止中に表示すべき色が誤って選択されることはない。
【0054】
なお、ステップS100が初回に実行される場合、ステップS105,S110においては、初期に外部用情報表示部30に表示するための外部用情報を選択するための描画データを生成することになる。一方、ステップS100〜S170の処理を経てステップS105,S110が2回目以降に実行される場合、ステップS105,S110においては、外部用情報を変更して外部用情報表示部30に表示するために変更後の外部用情報を選択するための描画データを生成することになる。
【0055】
ステップS120またはステップS140にて外部用情報を表示すると、制御部10は、さらに、サイドブレーキがオンであるか否かを判定する(ステップS145)。このステップにより制御部10は、車両1の状態が停止している状態から走行している状態に変化し、または、車両1の状態が走行している状態から停止している状態に変化したか否かを監視する。
【0056】
ステップS145において、サイドブレーキがオンであると判定された場合、制御部10は、フルカラーデータ20aに基づいて外部用情報を表示し(ステップS150)、フルカラーデータ20aに基づいて操作者用情報を表示する(ステップS155)。すなわち、ステップS115またはステップS135にて選択された外部用情報と同一の情報を外部用情報表示部30と操作者用情報表示部50aに表示する。この結果、所定色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示する際の色と同一の色で、外部用情報表示部30および操作者用情報表示部50aの表示がなされる。
【0057】
一方、ステップS145において、サイドブレーキがオンであると判定されない場合、制御部10は、減色データ20bに基づいて外部用情報を表示し(ステップS160)、減色データ20bに基づいて操作者用情報を表示する(ステップS165)。すなわち、ステップS115またはステップS135にて選択された外部用情報と同一の情報を外部用情報表示部30と操作者用情報表示部50aに表示する。この結果、所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示する際の色と同一の色で、外部用情報表示部30および操作者用情報表示部50aの表示がなされる。
【0058】
従って、ステップS145の段階で車両1の動作(停止または走行)がそれ以前と比較して変化していない場合には外部用情報表示部30および操作者用情報表示部50aにおける表示色は変化しない。車両1の動作が変化した場合には外部用情報表示部30および操作者用情報表示部50aにおける表示色が変化する。この結果、操作者が操作者用情報表示部50aを視認することにより、外部用情報表示部30を実際に視認することなく表示中の外部用情報およびその色を確認することができる。
【0059】
さらに、ステップS145〜ステップS175の処理が繰り返されている過程においては、車両1が停止している場合と走行している場合とで外部用情報は変化せず同一である。一方、外部用情報を構成する画像の最大色数は変化する。すなわち、車両1が停止している場合と走行している場合とで外部用情報の色が変化し得る状態となる。従って、車両1が停止している場合には視認しやすい状態で外部用情報としての所定の情報を表示することができ、車両1が走行している場合には誤認が発生することを防止しながら外部用情報としての所定の情報を表示することができる。
【0060】
ステップS155またはステップS165が実行されると、制御部10は、外部用情報の変更指示があったか否かを判定する(ステップS170)。すなわち、本実施形態において、制御部10は、ユーザI/F部50の操作者用情報表示部50aに外部用情報を変更するための指示ボタンを表示しており、ユーザI/F部50の入力部50bによって当該指示ボタンを使用した指示を操作者が行った場合、制御部10は、外部用情報の変更指示があったと見なす。そして、ステップS170において、外部用情報の変更指示があったと判定された場合、制御部10は、ステップS100以降の処理を繰り返す。一方、ステップS170において、外部用情報の変更指示があったと判定されない場合、制御部10は、電源オフがなされるまでステップS145以降の処理を繰り返す(ステップS175)。すなわち、車両1の動作に応じた色で外部用情報を外部用情報表示部30に表示するための処理を繰り返す。
【0061】
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、車両の停止中よりも走行中の方が画像を構成するための最大色数が少なくなるように構成されている限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、外部用情報表示部30が備える発行素子の色は各画素について3色である構成に限定されず、2色や4色以上であっても良い。また、所定色数より少ない色で外部用情報を表示する際に、各画素の特定の色の発光素子を点灯させないことで色数を少なくする構成としても良い。
【0062】
さらに、車両が停止しているか否かを判定するための構成として、車速センサを利用しても良い。また、車速センサとサイドブレーキセンサとを併用しても良いし、他のセンサを使用または併用しても良い。
【0063】
さらに、操作者用情報が外部用情報と同様の画像である構成の他にも、種々の構成を採用可能であり、例えば、外部用情報に対応した番号を操作者用情報としても良い。この場合、操作者用情報表示部50aにおいて画像の色は提示されないが、車両が停止している状態で番号が選択された場合には、所定色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示するための色が選択されたと見なす。また、車両が走行している状態で番号が選択された場合には、所定色数よりも少ない色数を最大色数として外部用情報を外部用情報表示部30に表示するための色が選択されたと見なす。
【0064】
さらに、表示対象となる外部用情報が車両の動作に応じて変化する構成としても良く、車両の位置によって表示対象となる外部用情報が変化する構成等を採用可能である。例えば、車両の目的地が道路上の事故現場である場合、目的地に到達する前においては車線が減少することを示す外部用情報を表示し、目的地に到達した後においては事故現場に注意することを示す外部用情報を表示する構成等を採用可能である。むろん、この構成においても、車両の動作に応じて外部用情報を構成する画像の最大色数が変化する。なお、この構成において、変化前後の外部用情報は操作者が指定しても良いし、走行開始前に設定された外部用情報を車両の現在位置に応じて自動で切り替える構成であっても良い。むろん車両が停止している場合と走行している場合とで外部用情報が変化しても良い。
【0065】
さらに、外部用情報が変化する場合、変化の前後において中間的な画像を外部用情報表示部30に表示させても良い。例えば、色や絵が徐々に変化する中間的な画像を表示する構成等を採用可能である。
【0066】
さらに、所定色数を最大色数として構成された外部用情報が外部用情報表示部30に表示されている状態においては、車両を停止状態から走行状態に加速させることができないように構成されていても良い。例えば、車両のイグニションがオンであり、かつ、サイドブレーキが機能している状態においては、スロットルペダルを操作できないようにロックするような装置(アクセルインターロック装置)を備える構成としても良い。
【0067】
さらに、外部用情報表示部30における表示を行うためのエネルギー(車両を駆動させるためのエネルギーと外部用情報表示部30を動作させるためのエネルギーとが兼用である場合も含む)が閾値以下になった場合に、外部用情報表示部30の輝度を低下させる構成や色数を減少させる構成としても良い。この構成によれば、外部用情報表示部30の運用可能期間を長期化することができる。
【符号の説明】
【0068】
1…車両、10…制御部、20…記録媒体、20a…フルカラーデータ、20b…減色データ、30…外部用情報表示部、31…荷台、40…サイドブレーキセンサ、50…ユーザI/F部、50a…操作者用情報表示部、50b…入力部
図1
図2
図3