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特許6133956単語帳学習コンテンツを提供する方法とシステム、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6133956
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】単語帳学習コンテンツを提供する方法とシステム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170515BHJP
【FI】
   G06F13/00 540P
【請求項の数】20
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-200737(P2015-200737)
(22)【出願日】2015年10月9日
(65)【公開番号】特開2016-115335(P2016-115335A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2015年10月9日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0179526
(32)【優先日】2014年12月12日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】金 星 ▲榕▼
【審査官】 佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−516905(JP,A)
【文献】 特開2007−334797(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実現されるコンテンツ提供方法であって、
単語帳リストから学習対象単語を選定し、
ネットワーク状態がオンライン状態かオフライン状態かを判定し、ネットワーク状態がオンライン状態では、所定の基準に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決め、
前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供すること
を含む、コンテンツ提供方法。
【請求項2】
前記学習対象単語を選定することは、
例文がある単語、未暗記単語、単語帳登録順、例文がある単語の該当する例文を構成する単語数、難易度のうち少なくとも1つを単語選定規則として適用し、前記単語選定規則にしたがって前記単語帳リストから前記学習対象単語を選定すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項3】
前記学習対象単語を選定することは、
前記単語帳リストに変更事項があるか、または所定の期間を周期として前記学習対象単語を更新すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項4】
前記コンテンツ類型を決めることは、
オフライン状態では、前記コンテンツの存在の有無およびダウンロードの可否を基準として前記コンテンツ類型を決める(a)段階、および
オンライン状態では、前記コンテンツのダウンロードの可否とは関係なく、前記コンテンツの存在の有無を基準として前記コンテンツ類型を決める(b)段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項5】
前記コンテンツ類型を決めることは、
オフライン状態では、前記学習対象単語の例文と前記例文の翻訳文の存在の有無およびダウンロードの可否を基準として前記コンテンツ類型を決める(a)段階、および
オンライン状態では、前記例文と前記翻訳文のダウンロードの可否とは関係なく、前記例文と前記翻訳文の存在の有無を基準として前記コンテンツ類型を決める(b)段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項6】
前記(a)段階は、
前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文があって前記例文と前記翻訳文がダウンロード済みの単語の場合は、前記単語の見出し語と意味を提供する第1類型または前記例文と前記翻訳文を提供する第2類型として決める段階
を含む、請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項7】
前記(a)段階は、
前記学習対象単語のうち、前記例文がない単語と、前記例文はあるが前記翻訳文がない単語、および前記例文と前記翻訳文はあるがダウンロードされていない単語の場合は、前記学習対象単語から除外させること
をさらに含む、請求項6に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項8】
前記(a)段階は、
前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文はあるが前記例文と前記翻訳文がダウンロードされていない単語の場合は、前記単語の見出し語と意味を提供する第1類型として決め、
前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文があって前記例文と前記翻訳文がダウンロード済みの単語の場合は、前記例文と前記翻訳文を提供する第2類型として決めること
を含む、請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項9】
前記(b)段階は、
前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文がある単語の場合は、前記単語の見出し語と意味を提供する第1類型または前記例文と前記翻訳文を提供する第2類型として決め、
前記学習対象単語のうち、前記例文はあるが前記翻訳文がない単語の場合は、前記例文に対する翻訳参加の機会を提供する第3類型として決めること
を含む、請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項10】
前記(b)段階は、
前記学習対象単語のうち、前記例文がない単語の場合は、前記学習対象単語から除外させること
をさらに含む、請求項9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項11】
前記第1類型と前記第2類型は、定められた割合によって決まること
を特徴とする、請求項6または9に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項12】
前記第2類型は、前記例文に含まれた前記学習対象単語を空欄(blank)で処理すること
を特徴とする、請求項6、8、および9のうちいずれか一項に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項13】
前記コンテンツ類型は、
前記学習対象単語の見出し語と意味を提供する第1類型と、前記学習対象単語の例文と前記例文が翻訳された翻訳文を提供する第2類型、および前記学習対象単語の例文に対する翻訳参加の機会を提供する第3類型に区分され、
前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供することは、
前記第1類型と前記第2類型のプッシュ通知によって前記単語帳リストの個別の単語別の学習のための学習コースへの移動を提供し、
前記第3類型のプッシュ通知によって前記例文の翻訳参加のための翻訳参加ページへの移動を提供すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
【請求項14】
コンピュータシステムが学習コンテンツを提供するように制御する命令(instruction)を含むコンピュータプログラムあって、
前記命令は、
単語帳リストから学習対象単語を選定し、
ネットワーク状態がオンライン状態かオフライン状態かを判定し、ネットワーク状態がオンライン状態では、所定の基準に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決め、
前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供すること
を含む方法によって前記コンピュータシステムを制御する、コンピュータプログラム。
【請求項15】
単語帳リストから学習対象単語を選定する選定部と、
ネットワーク状態がオンライン状態かオフライン状態かを判定し、ネットワーク状態がオンライン状態では、所定の基準に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決める決定部と、
前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供する提供部と
を備える、コンテンツ提供システム。
【請求項16】
前記選定部は、
例文がある単語、未暗記単語、単語帳登録順、例文がある単語の該当する例文を構成する単語数、難易度のうち少なくとも1つを単語選定規則として適用し、前記単語選定規則にしたがって前記単語帳リストから前記学習対象単語を選定すること
を特徴とする、請求項15に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項17】
前記決定部は、
オフライン時には、前記学習対象単語の例文と前記例文の翻訳文の存在の有無およびダウンロードの可否を基準として前記コンテンツ類型を決め、
オンライン時には、前記例文と前記翻訳文のダウンロードの可否とは関係なく、前記例文と前記翻訳文の存在の有無を基準として前記コンテンツ類型を決めること
を特徴とする、請求項15に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項18】
前記オフライン時には、前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文があって前記例文と前記翻訳文がダウンロード済みの単語の場合、前記単語の見出し語と意味を提供する第1類型または前記例文と前記翻訳文を提供する第2類型として決め、前記学習対象単語のうち、前記例文がない単語と、前記例文はあるが前記翻訳文がない単語、および前記例文と前記翻訳文はあるがダウンロードされていない単語の場合は、前記学習対象単語から除外させること
を特徴とする、請求項17に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項19】
前記オンライン時には、前記学習対象単語のうち、前記例文と前記翻訳文がある単語の場合、前記単語の見出し語と意味を提供する第1類型または前記例文と前記翻訳文を提供する第2類型として決め、前記学習対象単語のうち、前記例文はあるが前記翻訳文がない単語の場合は、前記例文に対する翻訳参加の機会を提供する第3類型として決め、前記学習対象単語のうち、前記例文がない単語の場合は、前記学習対象単語から除外させること
を特徴とする、請求項17に記載のコンテンツ提供システム。
【請求項20】
前記コンテンツ類型は、
前記学習対象単語の見出し語と意味を提供する第1類型と、前記学習対象単語の例文と前記例文が翻訳された翻訳文を提供する第2類型、および前記学習対象単語の例文に対する翻訳参加の機会を提供する第3類型に区分し、
前記提供部は、
前記第1類型と前記第2類型のプッシュ通知によって前記単語帳リストの個別の単語別の学習のための学習コースへの移動を提供し、
前記第3類型のプッシュ通知によって前記例文の翻訳参加のための翻訳参加ページへの移動を提供すること
を特徴とする、請求項15に記載のコンテンツ提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、単語帳学習のためにコンテンツを提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
初期の移動通信端末機には、単に通話の機能のみが備えられていたが、現在の移動通信端末機は、単なる通話の機能を越え、MP3や無線インターネットのような多様なマルチメディア機能を兼ね備えている。
【0003】
さらに、このような移動通信端末機のマルチメディア機能を利用することができる多くの付加サービス(例えば、モバイルゲームや無線インターネットなど)が提供されている。
【0004】
移動通信端末機の大部分は、無線インターネットブラウザ(例えば、WAPブラウザやMEブラウザなど)を利用して無線インターネットサービスを実行することができ、無線インターネットプラットフォーム(例えば、GVM、BREW、Java(登録商標)など)を利用していつでもどこでも多様な情報を検索できるようになった。
【0005】
このような趨勢により、辞書(dictionary)機能を移動通信端末機に付加して便宜性の向上を図ろうとする方法が、特許文献1に提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10−1999−0034308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
単語帳を利用して学習コンテンツを提供することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【0008】
ネットワーク状態に応じて異なる学習コンテンツを提供することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータによって実現されるコンテンツ提供方法であって、単語帳リストから学習対象単語を選定し、ネットワーク状態に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決め、および前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供することを含むコンテンツ提供方法を提供する。
【0010】
コンピュータシステムが学習コンテンツを提供するように制御する命令(instruction)を含むコンピュータで読み取り可能な媒体であって、前記命令は、単語帳リストから学習対象単語を選定し、ネットワーク状態に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決め、および前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供することを含む方法によって前記コンピュータシステムを制御するコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0011】
単語帳リストから学習対象単語を選定する選定部、ネットワーク状態に応じて前記学習対象単語に対するコンテンツ類型を決める決定部、および前記学習対象単語と関連するコンテンツを前記コンテンツ類型のプッシュ通知によって提供する提供部を備えるコンテンツ提供システムを提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施形態によると、単語帳学習のためのプッシュ通知(push notification)を提供することにより、ユーザが単語帳にアクセスしなくても、プッシュ通知によって学習コンテンツをすぐに確認して学習することができることから、ユーザの便宜性と学習の効率性を高めることができる。
【0013】
本発明の実施形態によると、端末にダウンロードされた辞書情報やネットワークのオフライン/オンライン状態に応じて異なる学習コンテンツを提供することにより、より多様かつ高次元的な学習環境を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態において、ユーザ端末とコンテンツ提供システムの概略図である。
図2】本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ提供システムの内部構成を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ提供方法を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態において、単語のプールを選定する過程の一例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態において、単語のプールを選定する過程の一例を示したフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態において、コンテンツ類型を決める過程の一例を示したフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ類型を例示的に示した図である。
図8】本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ類型を例示的に示した図である。
図9】本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ類型を例示的に示した図である。
図10】本発明の一実施形態において、プッシュ通知による学習経路を例示的に示した図である。
図11】本発明の一実施形態において、プッシュ通知による学習経路を例示的に示した図である。
図12】本発明の一実施形態において、ネットワーク状態による例文提供個別の単語の例文を提供する経路を例示的に示した図である。
図13】本発明の一実施形態において、ネットワーク状態による例文提供個別の単語の例文を提供する経路を例示的に示した図である。
図14】本発明の一実施形態において、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
本実施形態は、単語帳サービスを提供する技術に関し、より詳細には、単語帳学習のためのコンテンツを提供する方法とシステム、および記録媒体に関する。
【0017】
本明細書において単語帳サービスは、単語学習などを目的として提供されるものであって、辞書上の単語、熟語、例文などを格納して閲覧、編集、印刷などを行うことができるサービスを意味する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態において、ユーザ端末とコンテンツ提供システムの概略図である。図1では、コンテンツ提供システム100およびユーザ端末101を示している。図1において矢印は、コンテンツ提供システム100とユーザ端末101との間において、無線ネットワークを介してデータを送受信することを意味する。
【0019】
ユーザ端末101とは、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)、ウェアラブルコンピュータ(wearable computer)などのモバイルデバイスであって、コンテンツ提供システム100と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続、またはサービス専用アプリケーション(以下、「単語帳アプリ」と称する)のインストールおよび実行が可能なすべての端末装置を意味する。このとき、ユーザ端末101は、ウェブ/モバイルサイトの接続または単語帳アプリの制御下に、サービス画面の構成、データ入力、データ送受信、データの格納などのようなサービス全般の動作を行ってもよい。
【0020】
コンテンツ提供システム100は、ユーザ端末を対象にして単語帳サービスを提供するサービスプラットフォームの役割をする。このとき、コンテンツ提供システム100は、ユーザ端末101上にアプリケーション形態で実現されてもよいが、これに限定されることはなく、クライアント−サーバー環境で単語帳サービスを提供するサービスプラットフォームに含まれる形態で実現されることも可能である。特に、コンテンツ提供システム100は、単語帳学習のためのプッシュ通知(push notification)と学習コンテンツを提供するものである。
【0021】
本実施形態において、単語帳アプリは、基本的に、格納された単語帳リストを提供する機能と、単語帳リストを利用して学習のためのプッシュ通知と学習コンテンツを提供する機能などを含む。このような単語帳アプリは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよく、あるいは特定のアプリケーション(例えば、辞書アプリなど)イン−アプリ(in−app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0022】
以下では、単語帳アプリを利用したサービス環境について具体的に説明しているが、これに限定されることはなく、本発明が適用された単語帳サービスは、ウェブ/モバイルサイトに接続して、ウェブアプリケーションなどによっても実現が可能である。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態において、コンテンツ提供システムの内部構成を示したブロック図であり、図3は、本発明の一実施形態において、コンテンツ提供方法を示したフローチャートである。
【0024】
図2に示すように、本実施形態に係る情報提供システム200は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を備えてもよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241およびサービス提供ルーチン242を備えてもよい。プロセッサ210は、選定部211と決定部212、および提供部213を備えてもよい。他の実施形態において情報提供システム200は、図2に示す構成要素よりもさらに多くの構成要素を含むか、一部の構成要素が省略されることもある。
【0025】
メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでもよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241とサービス提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてもよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用してメモリ240とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み出してもよい。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでもよい。他の実施形態においてソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を利用してメモリ240に読み出しもよい。
【0026】
バス220は、情報提供システム200の構成要素間の通信およびデータの送受信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス(high−speed serial bus)、並列バス(parallel bus)、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてもよい。
【0027】
ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200をコンピュータネットワークに連結するためのコンピュータハードウェア構成要素であってもよい。ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200を無線または有線を介してコンピュータネットワークに連結させてもよい。
【0028】
データベース250は、単語帳アプリによって構成されるものであって、オンライン上の辞書DB(database)システムから基本辞書情報をダウンロードして単語帳リストとして格納および維持する役割をする。一例として、データベース250は、オフラインのローカル環境で単語帳機能を提供するために利用されてもよい。ここで、基本辞書情報は、ユーザが辞書上で探した単語を対象にしたものであって、各単語別に綴字(見出し語)と発音記号、発音の音声データ、少なくとも一部の意味、さらに少なくとも一部の例文とこの例文の翻訳文などを含んでもよい。例えば、少なくとも一部の意味は、単語がもつ辞書上の多様な意味のうち20字以内の主要な意味に限定されてもよく、少なくとも一部の例文も、該当する単語に対して辞書上に登録された多様な例文のうち1つの代表的な例文に限定されてもよい。各単語には、例文と翻訳文の存在の有無に関する情報が含まれてもよい。言い換えれば、辞書上の単語は、例文がない単語、例文はあるが翻訳文がない単語、例文もあって翻訳文もある単語に区分されてもよい。上述した基本辞書情報は、辞書DBシステムから一括ダウンロードされてもよく、一部の辞書情報(例えば、例文や翻訳文など)の場合には、特定の時点(例えば、ユーザが単語帳リストにアクセスした時点など)にダウンロードされてもよい。また、各単語には、辞書上に区分された難易度に関する情報(例えば、上/中/下)が含まれてもよい。さらに、データベース250は、ユーザによって設定された暗記の済・未済にしたがって暗記単語と未暗記単語に区分して単語帳リストを格納してもよい。
【0029】
このとき、コンテンツ提供システム200は、データベース250に対する同期化によってクラウド基盤の単語帳サービスを支援してもよい。言い換えれば、単語帳リストに含まれた単語は、オンライン時にはユーザアカウントにログインしており、ユーザが同期化を設定しておくと、データベース250のユーザ情報とマッチングしてデータベース250に同期化することにより、他のデバイスやPCで探して格納しておいた単語も同じリストプールに維持されるようになる。リストプールは、登録された単語リストを保存または管理する一種の集合を意味する。したがって、コンテンツ提供システム200は、データベース250の同期化した単語帳リストにより、どのようなデバイスでも同じ単語リストプールを維持して単語帳学習をサービスすることができる。
【0030】
プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、およびコンテンツ提供システム200の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてもよい。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230により、そしてバス220を介してプロセッサ210に提供されてもよい。プロセッサ210は、選定部211と決定部212、および提供部213のためのプログラムコードを実行するように構成されてもよい。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記憶装置に格納されてもよい。
【0031】
選定部211と決定部212、および提供部213は、図3の段階310〜330を実行するために構成されてもよい。
【0032】
段階310で、選定部211は、プッシュ通知および学習を提供するために単語帳リストから単語のプールを選定する。単語のプールは、登録された単語を保存または管理する、一種の集合を意味する。選定基準の一例として、選定部211は、データベース250に格納された単語帳リストから例文がある単語のうち少なくとも一部を選定してもよい。他の例として、選定部211は、データベース250に格納された単語帳リストから未暗記単語のうち少なくとも一部を選定してもよい。さらに他の例として、選定部211は、単語帳リストに最近登録された順(最新順)を基準として単語のプールを選定してもよい。さらに他の例として、選定部211は、データベース250に格納された単語帳リストから難易度を基準として単語のプールを選定してもよい。例えば、選定部211は、単語帳リストからユーザが要求する難易度の単語をプッシュ通知および学習対象として選定してもよい。さらに他の例として、選定部211は、データベース250に格納された単語帳リストから、例文がある単語のうち例文に含まれた単語数を基準として単語のプールを選定してもよい。例えば、単語帳リストから、一定数以上の単語を含む例文がある単語をプッシュ通知および学習対象として選定してもよい。さらに他の例として、選定部211は、単語選定の優先順位として、上述した選定基準(例文の有無、最新順、暗記の済・未済、例文中の単語数、難易度など)のうち2つ以上の選定基準を組み合わせて単語のプールを選定してもよい。例えば、例文がある単語を前提として、例文がある単語のうち未暗記単語あるいは最新の単語を選定したり、例文がある単語のうち最近登録された未暗記単語を選定したりしてもよく、さらに未暗記単語を前提として、未暗記単語を単語の難易度が上位レベルの最新の単語、単語の難易度が中間レベルの最新の単語、単語の難易度が下位レベルの最新の単語に区分して単語のプールを選定してもよい。
【0033】
また、選定部211は、学習対象単語として選定された単語のプールを所定の時点で更新してもよい。一例として、選定部211は、一定の期間(例えば、1日や1週間など)を周期として単語のプールを更新してもよい。他の例として、選定部211は、単語帳に変更事項が発生した時点で単語のプールを更新してもよい。例えば、ユーザが新たに単語を登録した場合、暗記単語と未暗記単語が修正された場合、基本辞書情報がアップデートされた場合などの変更事項が生じたときに単語のプールを更新してもよい。
【0034】
段階320で、決定部212は、ネットワーク状態に応じて単語のプールに対するコンテンツ類型を決める。単語帳学習のためのコンテンツは、(1)単語と意味を提供する第1類型、(2)単語の例文を提供する第2類型、(3)単語の例文に対する翻訳参加の機会を提供する第3類型に区分されてもよい。第1類型は、単語の綴字と発音記号、少なくとも一部の意味を表示するものであり、第2類型は、単語の例文を提供するが、該当する単語を空欄(blank)で処理することで、空欄に入る単語を考えたり直接入力できたりするようにするものである。最後に、第3類型は、単語を含んだ例文を提供し、該当する例文の翻訳に参加できるようにするものである。このとき、決定部212は、ユーザ端末のネットワークがオフライン状態であるときには、例文の存在の有無およびダウンロードの可否によってコンテンツ類型を決めてもよい。一例として、決定部212は、オフライン環境で、例文と翻訳文があってダウンロード済みの単語の場合には、第1類型と第2類型として決めてもよい。例文と翻訳文があってダウンロード済みの単語の場合には、第1類型と第2類型のプッシュ通知の割合(例えば、第1類型:第2類型=1:2、第1類型:第2類型=2:1など)を適用してもよい。他の例として、決定部212は、オフライン環境で、例文と翻訳文はあるがダウンロードされていない単語の場合には第1類型として決め、例文と翻訳文があってダウンロード済みの単語の場合には第2類型として決めてもよい。さらに他の例として、決定部212は、オフライン環境で、例文または翻訳文がなかったりダウンロードされたりしていない単語の場合には、プッシュ通知および学習の対象として該当する単語を除外させてもよい。また、決定部212は、ネットワークがオンライン状態であるときには、例文と翻訳文のダウンロードの可否とは関係なく、例文と翻訳文の存在の有無によってコンテンツ類型を決めてもよい。一例として、決定部212は、オンライン環境で、例文と翻訳文がある単語の場合には、第1類型と第2類型として決めてもよい。同じように、例文と翻訳文がある単語の場合には、第1類型と第2類型のプッシュ通知の割合を適用してもよい。他の例として、決定部212は、オンライン環境で、例文はあるが翻訳文がない単語の場合には、翻訳参加の機会を提供するために第3類型として決めてもよい。さらに他の例として、決定部212は、オンライン環境で、例文がない単語の場合には、プッシュ通知および学習の対象として該当する単語を除外させてもよい。
【0035】
段階330で、提供部213は、単語帳学習のために選定された単語のプールに対し、段階320で決まったコンテンツ類型によってプッシュ通知を提供してもよい。このとき、プッシュ通知は、基本的にオフライン環境で動作してもよいが、端末に一部の辞書情報がダウンロードされておらずにネットワーク接続が可能な場合には、オンラインでデータをインポートしてプッシュ通知および表示が可能となる。また、プッシュ通知は、事前に定められた回数と時間帯を基準にして学習コンテンツを提供してもよいが、このとき、プッシュ通知回数と時間帯は、システム上でデフォルトとして定められていたり、ユーザによって設定されていたりしてもよい。すなわち、提供部213は、ネットワーク状態に応じて学習コンテンツを異にし、事前に定められた時間帯内に設定された回数だけプッシュ通知して単語帳学習を提供することができる。
【0036】
また、提供部213は、コンテンツ類型別にユーザの要請に応じた学習経路を提供してもよい。一例として、提供部213は、第1類型と第2類型の場合には単語帳の個別の単語に対する暗記学習コースを提供してもよく、第3類型の場合には例文の翻訳に参加することができる翻訳参加ページに移動してもよい。
【0037】
また、提供部213は、単語帳リストに含まれた単語の例文が要請されたときに、ネットワーク状態に応じて該当する単語の例文を提供してもよい。このとき、提供部213は、ユーザが単語帳リストで特定の単語の例文を要請した場合、ネットワーク接続状態であるときには、オンライン上の例文リスト全体を含む例文リストページをポップアップで提供してもよい。例文リストページには、最も簡単かつ基本的な例文が最上位に掲載されるようにする整列規則が適用されてもよいが、一例として、単語の意味別に例文を分類して例文リストページ上に整列してもよい。このため、オンライン辞書上の例文を活用することにより、単語と翻訳に含まれた意味を共にマッチングして(例えば、見出し語の意味:go−行く/例文検索:going−く途中)例文を分類してもよく、さらに基本単語の例文を優先的に拡充して意味別にマニュアルで分類してもよい。また、利用者の要求難易度と単語数の例文順に整列してもよいが、例えば、難易度を上(星2)/中(星1)/下(星0)に分けると仮定すると、難易度と単語数別の優先順位は次のような順で整列されてもよい。
【0038】
1.(4−8単語)&{星2の単語だけで構成された例文&(星1or星0の単語なし)}
2.(9−15単語)&{星2の単語だけで構成された例文&(星1or星0の単語なし)}
3.(4−8単語)&{(星2or星1を含む)&星0の単語がない例文}
4.(9−15単語)&{(星2or星1を含む)&星0の単語がない例文}
5.(4−8単語)&{(星2or星1を含む)&星0の単語が含まれた例文}
6.(9−15単語)&{星2or星1を含む)&星0の単語が含まれた例文}
7.(3単語以下or15単語超過)&{星2の単語だけで構成された例文&(星1or星0の単語なし)}
8.(3単語以下or15単語超過)&{(星2or星1を含む)&星0の単語がない例文}
9.(3単語以下or15単語超過)&{(星2or星1を含む)&星0の単語が含まれた例文}
【0039】
図4は、本発明の一実施形態において、単語のプールを選定する過程の一例を示したフローチャートである。一実施形態に係る単語選定過程は、図2を参照しながら説明した選定部211によってそれぞれの段階が実行されてもよい。
【0040】
単語選定の優先順位として、ユーザが辞書上で探した単語が単語帳アプリに格納されていることと、例文がある単語を対象にしてプッシュ通知および学習を提供することを前提とする。
【0041】
まず、選定部211は、単語帳に少なくとも1つ以上の単語が格納されているかと、格納されている単語のうち未暗記単語が少なくとも1つ以上あるかを判断する(401〜402)。
【0042】
これにより、選定部211は、単語帳に1つ以上の単語が格納されており、そのうち1つ以上の単語が未暗記単語である場合に、未暗記単語でプッシュ通知のための単語のプールを選定してもよい(403)。このとき、選定部211は、単語帳に格納された未暗記単語のうち少なくとも一部、例えば、単語登録順を基準にして最新の単語を学習対象単語として選定してもよい。
【0043】
一方、選定部211は、単語帳に格納された単語がなかったり、単語帳に格納された単語はあるが未暗記単語がない場合には、単語帳学習のためのプッシュ通知を中止したり、エラーメッセージをプッシュ通知によって提供してもよい(404)。
【0044】
例えば、選定部211は、単語のプールの選定過程において選定条件に対応する単語が存在しない場合には、図5に示すように、該当の状態を知らせるエラーメッセージ(例えば、「Word cardに学習可能な単語がありません。」)を含む通知ウィンドウ510を表示してもよい。このとき、通知ウィンドウ510には、エラーメッセージと共に単語帳アプリのホーム画面に移動するための経路を提供してもよい。
【0045】
したがって、本実施形態では、プッシュ通知および学習を提供するために、単語帳リストから学習対象として意味のある単語を選定することができる。
【0046】
図6は、本発明の一実施形態において、コンテンツ類型を決める過程の一例を示したフローチャートである。一実施形態に係るコンテンツ類型決定過程は、図2を参照しながら説明した決定部212によってそれぞれの段階が実行されてもよい。
【0047】
単語のプールの選定が完了すると、決定部212は、ユーザ端末のネットワーク状態を確認してもよい(601)。本実施形態では、プッシュ通知のための学習コンテンツがネットワーク状態に応じて異なってもよい。
【0048】
(1)ユーザ端末のネットワーク接続が不可能なオフライン状態の場合、
(1−1)決定部212は、単語のプールとして選定された単語のうち、例文と翻訳文があってユーザ端末にダウンロード済みの単語の場合は、第1類型と第2類型に分類してもよい(602、603)。このとき、第1類型と第2類型の間にプッシュ通知の割合を適用し、適用した割合で学習コンテンツが提供されてもよい。
(1−2)決定部212は、この他の単語、すなわち、例文がない単語、例文はあるが翻訳文がない単語、または例文と翻訳文があるがダウンロードされていない単語の場合は、これらに該当する単語をプッシュ通知の対象から除外してもよい(602、604)。
【0049】
(2)ユーザ端末のネットワーク接続が可能なオンライン状態の場合、
(2−1)決定部212は、単語のプールとして選定された単語のうち、例文と翻訳文がある単語の場合は、第1類型と第2類型に分類してもよい(605、606)。同じように、第1類型と第2類型の間にプッシュ通知の割合を適用し、適用した割合で学習コンテンツが提供されてもよい。
(2−2)決定部212は、単語のプールとして選定された単語のうち、例文はあるが翻訳文がない単語の場合は、第3類型に分類してもよい(607、608)。すなわち、決定部212は、例文に対する翻訳文がなく、翻訳参加が可能な例文だけがある単語の場合は、第3類型に分類してもよい。
(2−3)決定部212は、単語のプールとして選定された単語のうち、例文がない単語の場合は、該当する単語をプッシュ通知の対象から除外してもよい(607、604)。
【0050】
上述した規則の他にも拡大または変形はいくらでも可能であり、例えば、オフライン環境で、単語の例文と翻訳文があるがダウンロードされていない場合は第1類型に分類し、単語の例文と翻訳文があってダウンロード済みの場合は第2類型に分類し、その他の残りの単語はプッシュ通知および学習対象から除外させることも可能である。
【0051】
図7図9は、本発明の一実施形態において、単語帳学習のためのコンテンツ類型を例示的に示した図である。
【0052】
図7は、第1類型のプッシュ通知コンテンツを示したものであって、通知ウィンドウ720に学習対象単語の綴字と発音記号、主要な意味を表示することにより、ユーザが単語の綴字と意味を中心に単語暗記学習をできるように支援する。
【0053】
図8は、第2類型のプッシュ通知コンテンツを示したものであって、通知ウィンドウ830に学習対象単語の例文を表示してもよい。このとき、通知ウィンドウ830では、学習対象単語を表示せずに空欄で処理することにより、該当する単語を考えたり直接入力できたりするようにする方式の学習を提供する。
【0054】
図9は、第3類型のプッシュ通知コンテンツを示したものであって、通知ウィンドウ940に学習対象単語の例文を表示し、該当する例文の翻訳参加の経路を提供することにより、ユーザの例文翻訳への参加を誘導する。
【0055】
図10図11は、本発明の一実施形態において、プッシュ通知による学習経路を例示的に示した図である。
【0056】
図10を参照すると、第1類型のプッシュ通知ウィンドウ1020または第2類型のプッシュ通知ウィンドウ1030でユーザが学習要請をした場合、単語帳リストの未暗記単語を順に示しながら単語暗記学習を支援する学習コースページ1000に移動してもよい。このとき、学習コースページ1000は、プッシュ通知ウィンドウ1020、1030の学習対象に該当する単語を1番目の暗記対象として表示してもよい。
【0057】
図11を参照すると、第3類型のプッシュ通知ウィンドウ1140でユーザが学習要請をした場合、例文の翻訳に参加することができる翻訳参加ページ1100に移動してもよい。プッシュ通知ウィンドウ1140の学習対象に該当する単語の場合は、例文はあるが翻訳文がない単語であって、該当する単語の例文をユーザが直接翻訳できるように翻訳参加ページ1100を提供してもよい。
【0058】
図12および図13は、本発明の一実施形態において、ネットワーク状態に応じて個別の単語の例文を提供する経路を例示的に示した図である。
【0059】
図12を参照すると、ユーザが単語帳リストから個別の単語カード1201上の例文表示ボタンを入力した場合、ネットワーク接続が可能な状態では、オンライン辞書上の全体例文を表示する例文リストページ1200に移動してもよい。一方、図13に示すように、ユーザ端末がネットワーク接続が不可能な状態では、ユーザの例文要請に対してオフライン通知とネットワーク接続の案内のためのポップアップウィンドウ1301を表示することにより、ユーザに例文をインポートできない状態であることを知らせると同時に、ネットワーク接続を誘導してもよい。さらに、ユーザが例文を要請した単語が例文のない単語である場合には、該当する単語と関連する例文がないことを知らせるポップアップウィンドウ1302を表示することも可能である。
【0060】
したがって、単語帳リストに含まれた単語の例文が要請されたときには、ネットワーク状態をチェックし、オンライン状態であるときには、該当する単語のオンライン辞書上の例文全体を提供することができる。
【0061】
図14は、本発明の一実施形態において、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。コンピュータシステム1400は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)1410、メモリ(memory)1420、周辺装置インタフェース(peripheral interface)1430、入/出力サブシステム(I/O subsystem)1440、電力回路1450、および通信回路1460を少なくとも備えてもよい。このとき、コンピュータシステム1400は、ユーザ端末に該当してもよい。
【0062】
メモリ1420は、一例として、高速ランダムアクセスメモリ(high−speed random access memory)、磁気ディスク、エスラム(SRAM)、ディーラム(DRAM)、ロム(ROM)、フラッシュメモリ、または不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ1420は、コンピュータシステム1400の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語の集合、またはその他にも多様なデータを含んでもよい。このとき、プロセッサ1410や周辺装置インタフェース1430などの他のコンポーネントからメモリ1420へのアクセスは、プロセッサ1410によって制御されてもよい。
【0063】
周辺装置インタフェース1430は、コンピュータシステム1400の入力および/または出力周辺装置をプロセッサ1410およびメモリ1420に結合させてもよい。プロセッサ1410は、メモリ1420に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語の集合を実行し、コンピュータシステム1400のための多様な機能を実行してデータを処理してもよい。
【0064】
入/出力サブシステム1440は、多様な入/出力周辺装置を周辺装置インタフェース1430に結合させてもよい。例えば、入/出力サブシステム1440は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要によってはタッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース1430に結合させるためのコントローラを含んでもよい。他の形態によると、入/出力周辺装置は、入/出力サブシステム1440を経ずに周辺装置インタフェース1430に結合されてもよい。
【0065】
電力回路1450は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してもよい。例えば、電力回路1450は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、停電検知回路(power failure detection circuit)、電力変換器やインバータ、電力状態表示器または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでもよい。
【0066】
通信回路1460は、少なくとも1つの外部ポートを利用して他のコンピュータシステムと通信を可能にしてもよい。または、上述したように、必要によって通信回路1460はRF回路を備え、電磁気信号(electromagnetic signal)など知られたRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。
【0067】
このような図14の実施形態は、コンピュータシステム1400の一例に過ぎず、コンピュータシステム1400は、図14に示された一部のコンポーネントが省略されたり、図14に示されていない追加のコンポーネントをさらに備えたり、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、図14に示したコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに備えてもよく、通信回路1460に多様な通信方式(WiFi、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbee(登録商標)など)のRF通信のための回路が備えられてもよい。コンピュータシステム1400に備えられてもよいコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
【0068】
上述した情報提供方法は、図1図13を参照しながら説明した詳細内容を土台とし、より短縮された動作または追加される動作を含んでもよい。または、2つ以上の動作を組み合わせてもよく、動作の順序や位置が変更されてもよい。
【0069】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行されることができるプログラム命令(instruction)形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。
【0070】
本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラムまたはモバイル端末専用のアプリケーションで構成されてもよい。また、本発明の実施形態に係る方法は、単語帳アプリがユーザ端末機を制御して実行されてもよい。このようなアプリケーションは、ファイル配布システムが提供するファイルを利用してユーザ端末機にインストールされてもよい。一例として、ファイル配布システムは、ユーザ端末機の要請に応じて前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を備えてもよい。
【0071】
このように、本発明の実施形態によると、単語帳学習のためのプッシュ通知を提供することにより、ユーザが単語帳にアクセスしなくても、プッシュ通知によって学習コンテンツをすぐに確認して学習することができることから、ユーザの便宜性と学習の効率性を高めることができる。特に、本発明の実施形態によると、端末にダウンロード済みの辞書情報やネットワークのオフライン/オンライン状態に応じて異なる学習コンテンツを提供することにより、より多様かつ高次元的な学習環境を支援することができる。
【0072】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データをアクセス、格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数類型の処理要素を含んでもよいことを理解することができる。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0073】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望通りに動作するように処理装置を構成したり、独立的または結合的に(collectively)処理装置を命令したりしてもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具体化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって連結したコンピュータシステム上に分散し、分散した方法によって格納されたり実行されたりしてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0074】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行が可能なプログラム命令形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者にとって公知で使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0075】
以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順序で実行されたり、および/または説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態で結合または組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0076】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0077】
200:コンテンツ提供システム
211:選定部
212:決定部
213:提供部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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