【実施例】
【0250】
以下の実施例は、説明のために提供され、本発明の式(I)又は式(II)の化合物及びそのような化合物の調製を制限するものではない。
【0251】
中間体の合成
3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチル安息香酸(4)の合成
【0252】
【化11】
【0253】
ジクロロメタン(100mL)及びDMF(0.25mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(4.09g、25.3mmol)の懸濁液に、0℃で塩化オキサリル(4.15mL、48.0mmol)を10分間かけて滴加した。反応を室温にゆっくりと温め、完全な変換がLCMSにより検出されるまで撹拌した。続いて反応を乾固するまで低減し、ジクロロメタン(100mL)に懸濁し、ジクロロメタン(100mL)及びトリエチルアミン(7.1mL)中のメチル3−アミノ−4−メチルベンゾエート(2)(4.6g、27.9mmol)の溶液を加えた。内容物を室温で4時間撹拌し、ジクロロメタン(100mL)で希釈した。反応を水、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、乾固するまで低減した。粗固体をジエチルエーテルで粉砕して、過剰アニリンを除去し、乾燥して、メチル3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルベンゾエート(3)を白色の固体として得た。MS m/z 310.1(M+1)
+。
【0254】
THF(225ml)及びMeOH(150mL)中の3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルベンゾエート(3)(5.43g、17.6mmol)の懸濁液に、LiOH 3M(17.5mL)及び水(50mL)を加えた。反応を室温で12時間撹拌し、次にroto−vapにより容量を低減して、THF及びMeOHを除去した。混合物を水(75mL)で希釈し、HCl(17.5mLの3M溶液)で中和した。得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥して、3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチル安息香酸(4)を白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.0 (s, 1H), 9.45 (dt, J = 6.8, 1.2 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.98 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.79 (dt, J = 9.2, 1.2 Hz, 1H), 7.76 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J = 9.2, 9.2, 1.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.17 (td, J = 6.8, 1.2 Hz, 1H), 2.35 (s, 3H).MS m/z 296.1(M+1)
+。
【0255】
2−ヒドロキシ−1−フェニルグアニジン(5)の合成
【0256】
【化12】
【0257】
MeOH(10mL)中のBrCN(0.11g,1.1mmo)の溶液に、0℃で固体KOAc(0.32g、3.3mmol)及びMeOH(1mL)中のアニリン(0.1mL、1.1mmol)の溶液を加えた。反応を3時間撹拌し、次に水(15mL)とジクロロメタン(25mL)に分配した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、乾固するまで低減して、N−フェニルシアナミドを得て、これを精製することなく直ぐに使用した。
【0258】
N−フェニルシアナミドをEtOH(7mL)に溶解し、H
2NOH(1.5当量の50%水溶液)で処理した。混合物を室温で12時間撹拌し、次に乾固するまで低減して、2−ヒドロキシ−1−フェニルグアニジン(5)を明澄な黄色油状物として得て、これを精製することなく使用した。
【0259】
N’−ヒドロキシ−6−メチルピコリンイミドアミド(6)の合成
【0260】
【化13】
【0261】
6−メチルピコリノニトリル(12mg、0.1mmol)をEtOH(0.5mL)に溶解し、H
2NOH(1.5当量の50%水溶液)で処理した。混合物を室温で12時間撹拌し、次に乾固するまで低減して、N’−ヒドロキシ−6−メチルピコリンイミドアミド(6)を明澄な黄色油状物として得て、これを精製することなく使用した。
【0262】
N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)の合成
【0263】
【化14】
【0264】
ジクロロメタン(300mL)及びDMF(0.5mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(16.6g、102mmol)の懸濁液に、0℃で塩化オキサリル(45mL、510mmol)を10分間かけて滴加した。反応を室温にゆっくりと温め、完全な変換がMeOH中のLCMSにより検出されるまで撹拌した。続いて反応を乾固するまで低減し、ジクロロエタン(100mL)に懸濁し、ジクロロエタン(200mL)及びPr
2NEt(55mL)中の3−アミノ−4−メチルベンゾニトリル(7)(15g、113mmol)の溶液に0℃で加えた。添加した後、冷浴を取り外し、内容物を室温で1時間撹拌し、次に50℃で更に2時間加熱した。反応が完了した後、混合物を冷却し、白色の沈殿物が形成された。混合物を濾過し、固体を冷ジクロロメタンで洗浄した。約10gの所望のN−(5−シアノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(8)を得た。濾液を、飽和NH
4Cl、飽和NaHCO
3、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、乾固するまで低減した。粗固体をジエチルエーテルで粉砕して、過剰アニリンを除去し、濾過して、別の産出物のN−(5−シアノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(8)を白色の固体として得た。MS m/z 277.1(M+1)。
【0265】
EtOH(225ml)中のN−(5−シアノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(8)(10g、36.2mmol)の撹拌及び冷却した(0℃)懸濁液に、NH
2OH(6mL、水中50%溶液)を加えた。添加した後、反応を室温で2時間撹拌し、次に50℃で更に2時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を冷蔵庫に一晩保存した。得られた沈殿物を濾過し、冷EtOHで洗浄し、真空下で乾燥して、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)を白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.40 (dt, J = 6.8, 1.2 Hz, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.88 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.79 (dt, J = 9.2, 1.2 Hz, 1H), 7.76 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.52 (ddd, J = 9.2, 9.2, 1.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.17 (td, J = 6.8, 1.2 Hz, 1H), 2.49 (s, 3H).MS m/z 310.1(M+1)
+。
【0266】
5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(17)の合成
【0267】
【化15】
【0268】
無水THF(10mL)中の2−(ベンジルオキシ)アセトアルデヒド(5g、33.3mmol)を、THF(100mL)中のアリルマグネシウムクロリド(25mL、THF中2M、50mmol)の撹拌及び冷却した溶液に−78℃で滴加した。添加した後、溶液を0℃に温め、飽和NH
4Cl溶液で停止させた。標準的な水性処理の後、残渣を、EtOAc及びヘキサンを使用するシリカにより精製して、1−(ベンジルオキシ)ペンタ−4−エン−2−オール(11)を得た。
【0269】
NaH(4.8g,120mmol)を、THF(100mL)中の1−(ベンジルオキシ)ペンタ−4−エン−2−オール(11)(15.3g、79.6mmol)の撹拌した溶液に0℃で少量ずつ加えた。添加した後、混合物を室温に温め、0℃の冷却する前に、更に1時間撹拌した。臭化アリル(9mL、103.5mmol)を反応に加え、得られた混合物を室温に温め、次に50℃で一晩加熱した。室温に冷却した後、混合物を飽和NH
4Clで停止させ、標準的な条件下で処理した。残渣を、Et
2O及びヘキサンを使用するシリカにより精製して、((2−(アリルオキシ)ペンタ−4−エニルオキシ)メチル)ベンゼン(12)を得た。
【0270】
ベンジリデン−ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ジクロロルテニウム、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)ベンジリジンルテニウム(IV)クロリド−グラブス第1世代触媒(0.5g、0.54mmol)を、トルエン(200mL)中の((2−(アリルオキシ)ペンタ−4−エニルオキシ)メチル)ベンゼン(12)(4g、17.2mmol)の撹拌した溶液に一度に加えた。得られた混合物を、イソプロパノール(18mL)及びNaOH(0.17g)を加える前に、N
2下において50℃で2時間加熱した。次に混合物を120℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣を、Et
2O及びヘキサンを使用するシリカゲルにより精製して、2−(ベンジルオキシメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(13)を得た。
【0271】
BH
3.SMe
2(17mL、THF中1M)を、THF(100mL)中の2−(ベンジルオキシメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(13)(2.87g、14.06mmol)の撹拌した溶液に−78℃でゆっくりと加えた。得られた混合物を一晩かけて室温に温めた。混合物を、0℃で1M NaOH(50mL)、続くH
2O
2(13mL、水中30%)のゆっくりとした添加により停止させた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。水性処理の後、残渣を、EtOAc及びヘキサンを使用するシリカゲルにより精製して、6−(ベンジルオキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(14)を得た。
【0272】
DMSO(1.15mL、16.2mmol)を、ジクロロメタン(60mL)中の塩化オキサリル(1mL、10.8mmol)の撹拌した溶液に−78℃で加えた。10分後、6−(ベンジルオキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(14)のジクロロメタン溶液(1.20g、5.40mmol)を加えた。撹拌を1時間続け、次にトリエチルアミン(3.8mL、27mmol)を加え、ゆっくりと0℃に温めた。反応を飽和NH
4Cl溶液に注ぎ、有機相をブラインで洗浄し、乾燥した(NaSO
4)。残渣を、EtOAc及びヘキサンを使用するシリカゲルにより精製して、6−(ベンジルオキシメチル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(15)を得た。
【0273】
Deoxo−Fluor(4.6mL、25mmol)を、プラスチック容器内のトルエン(20mL)中の6−(ベンジルオキシメチル)ジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(15)(1.1g、5.06mmol)の−78℃の溶液に滴加した。混合物を一晩かけて室温に温め、飽和NaHCO
3溶液に注ぎ、Et
2Oで抽出した。ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥した後、残渣を、EtOAc及びヘキサンを使用するシリカゲルにより精製して、2−(ベンジルオキシメチル)−5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン(16)を得た。
【0274】
H
2(バルーン)を、MeOH(20mL)中のPd(OH)
2/C(0.2g)及び2−(ベンジルオキシメチル)−5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン(16)(1.05g、4.3mmol)の撹拌した混合物に導入した。2時間後、混合物をセライトパッドで濾過し、溶媒を蒸発させて、粗アルコール生成物を得た。油状物をトルエンと共沸して、残留水を除去し、生成物を続く工程に直接使用した。
【0275】
DMSO(0.3mL、4.11mmol)を、ジクロロメタン(20mL)中の塩化オキサリル(0.28mL、3.15mmol)の撹拌した溶液に−78℃で加えた。10分後、前工程のアルコールのジクロロメタン溶液(0.33g、1.37mmol)を加えた。トリエチルアミン(1.0mL、6.85mmol)を加える前に1時間撹拌を続け、10分後、反応を0℃に温めた。反応を飽和NH
4Cl溶液に注ぎ、有機相をブラインで洗浄し、乾燥した(NaSO
4)。粗アルデヒドをシリカゲルパッドで濾過し、続く工程に直接使用した。
【0276】
NaClO
2(0.74g、8.22mmol)を、水(10mL)及びt−BuOH(10mL)中の前工程のアルデヒド(1.37mmol)、3−メチル−2−ブテン(2mL)及びNaH
2PO
4(2.81g、20.5mmol)の撹拌した混合物に0℃で一度に加えた。室温で2時間撹拌した後、混合物をEtOAcとブラインに分配した。有機相を乾燥し(MgSO
4)、濾過した。残渣を、EtOAc及びヘキサンを使用するシリカゲルにより精製して、5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(17)を明澄な油状物として得た。MS m/z 167.1(M+1)
+。
【0277】
N−(5−(5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(21)の合成
【0278】
【化16】
【0279】
バイアルに、1,4−ジオキサン(2mL)及びCH
3CN(1mL)中のtert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F39)(145mg、0.3mmol)及び4N HClを加えた。反応を45分間撹拌した。溶媒を濃縮し、高真空下に置いた。固体を水/アセトニトリルに取り、pHを炭酸アンモニウムの水溶液で中性に調整し、凍結乾燥して、N−(5−(5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(21)を得て、これを次の工程に直接使用した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.85 (s, 1 H), 9.66 - 9.64 (m, 1 H), 9.42 (bs, 1 H), 9.28 (s, 1 H), 8.10 - 8.08 (m, 2 H), 8.02 - 7.98 (m, 1 H), 7.89 - 7.87 (m, 1 H), 7.59 - 7.53 (m, 2 H), 4.53 - 4.47 (m, 1 H), 4.36 - 4.29 (m, 4 H), 2.40 (s, 3 H).MS m/z 375.1(M+1)
+。
【0280】
7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24)の合成
【0281】
【化17】
【0282】
エチル2−クロロアセテート(20mL、187mmol)及びギ酸エチル(15.1mL、187mmol)を、無水ジイソプロピルエーテル(300mL)中のカリウムtert−ブトキシド(21.4g、188mmol)の撹拌及び冷却した懸濁液に同時に加えた。添加した後、反応を室温に温め、一晩撹拌した。黄色の懸濁液を濾過し、固体カリウム2−クロロ−3−エトキシ−3−オキソプロパ−1−エン−1−オレート(22)を真空乾燥し、続く工程に直接使用した。
【0283】
EtOH(5mL)中の4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(128mg、0.791mmol)及びカリウム2−クロロ−3−エトキシ−3−オキソプロパ−1−エン−1−オレート(22)(500mg、2.64mmol)の撹拌懸濁液に、室温で硫酸(70μL、1.32mmol)を滴加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次に78℃で3時間加熱した。反応を室温に冷却し、溶媒を濃縮した。残渣を水に取り、pHを飽和重炭酸ナトリウムにより6〜8に調整した。粗生成物を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(23)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 259.3(M+1)
+。
【0284】
THF:MeOH(4:1、1.5mL)中のエチル7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(23)(100mg、0.387mmol)の撹拌溶液に、2N LiOH(0.25mL)を加えた。反応を60℃で1時間加熱した。次に室温に冷却し、pHを1N HClにより4〜5に調整した。溶媒を部分的に濃縮し、得られた水層を凍結乾燥して、7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.44 (d, J = 7.2 Hz, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 8.31 - 8.30 (m, 1 H), 7.48 (dd, J = 2.0, 7.6 Hz, 1 H).MS m/z 231.2(M+1)
+。
【0285】
以下の化合物は、7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24)について記載されたプロトコールに従って調製した。
【0286】
5,6,7,8−ジュウテロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24n)の合成
【0287】
【化18】
【0288】
2−アミノピリジン(D6)(10g、99.91mmol)及びカリウム2−クロロ−3−エトキシ−3−オキソプロパ−1−エン−1−オレート(22)(46.93g、250mmol)を無水EtOH(300mL)に懸濁し、H
2SO
4(6.65mL、128.8mmol)を周囲温度で滴加した。添加した後、得られた混合物を、ピリジン(20mL)を添加し、還流を一晩続ける前に、3時間加熱還流した。次に反応を冷却し、溶媒を蒸発させた。残渣を飽和NaHCO
3溶液とEtOAcに分配した。水相をEtOAcで更に抽出し、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥した(MgSO
4)した。濾過及び濃縮した後、残渣を、EtOAc/ヘキサンを使用するシリカにより精製して、エチル5,6,7,8−ジュウテロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレートを得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 8.30 (s, 1H), 4.42 (q, J = 8.4 Hz, 2 H), 1.34 (t, J = 8.4 Hz, 3 H).MS m/z 195.1(M+1)
+。
【0289】
LiOH(15.8g、377.1mmol)を、THF(100mL)、MeOH(100mL)及びH
2O(100mL)中のエチル5,6,7,8−ジュウテロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(18.7g、95.3mmol)の撹拌した溶液に加えた。3時間後、溶媒を蒸発させ、固体を水に再懸濁した。NaHSO
4(50g)を溶液に加えて中性にし、沈殿物を濾過した。固体5,6,7,8−ジュウテロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24n)を真空オーブンで乾燥し、更に精製することなく使用した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 8.22 (s, 1 H).MS m/z 167.0(M+1)
+。
【0290】
【表1-1】
【表1-2】
【0291】
6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(25)の合成
【0292】
【化19】
【0293】
EtOH(100mL)中の5−ブロモピリジン−2−アミン(1.2g、7.05mmol)及びエチル2−クロロ−3−ヒドロキシアクリレートカリウム塩(6.6g、28.19mmol)(22と同様の方法により調製した)の撹拌懸濁液に、室温で硫酸(751μL、14.10mmol)を滴加した。反応混合物を78℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、溶媒を濃縮した。残渣を水に取り、pHを飽和重炭酸ナトリウムにより6〜8に調整した。粗生成物を酢酸エチルで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、エチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)を得た。MS m/z 270.2(M+1)
+。
【0294】
無水1,4−ジオキサン(6mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(500mg、1.86mmol)、シアン化アリル(224uL、2.79mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(26mg、0.028mmol)、[(t−Bu)
3PH]BF
4(16mg、0.056mmol)及びN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(433μL、2.04mmol)の撹拌混合物を、95℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、濾過した。溶媒を濃縮した。粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、エチル6−(3−シアノプロパ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24v)を得た。MS m/z 256.4(M+1)
+。
【0295】
EtOH:EtOAc(1:1、10mL)中のエチル6−(3−シアノプロパ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24v)(400mg、1.57mmol)の撹拌溶液に、触媒Pd/C(10重量%、湿量基準)を加えた。反応をバルーンにより一晩水素化し、次にセライトで濾過した。粗生成物エチル6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24w)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 258.4(M+1)
+。
【0296】
THF:MeOH(4:1、5mL)中のエチル6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24w)(375mg、1.46mmol)の撹拌溶液に、2N LiOH(500μL)を加えた。反応を50℃で45分間加熱し、次に室温に冷却し、pHを1N HClにより3〜4に調整した。溶媒を部分的に濃縮し、残りの水性物を凍結乾燥して、6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(25)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.21 - 9.19 (m, 1 H), 8.45 (s, 1 H), 7.85 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1 H), 7.70 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1 H), 2.82 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.55 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.97 - 1.90 (m, 2 H).MS m/z 230.3(M+1)
+。
【0297】
N−(5−(5−(アミノメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(26)の合成
【0298】
【化20】
【0299】
アセトニトリル(1mL)中のtert−ブチル(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル(メチル)カルバメート(F54)(90mg、0.195mmol)の撹拌懸濁液に、ジオキサン(1mL)及び水(0.5mL)中の4N HClを加えた。反応混合物を室温で45分間撹拌した。次に溶媒を濃縮し、粗生成物を高真空下で乾燥した。粗生成物N−(5−(5−(アミノメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(26)を、更に精製することなく次に工程に使用した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.04 (s, 1 H), 9.46 - 9.44 (m, 1 H), 8.74 (s, 2 H), 8.63 (s, 1 H), 8.15 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.86 - 7.80 (m, 2 H), 7.59 - 7.54 (m, 1 H), 7.55 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.23 - 7.20 (m, 1 H), 4.62 (s, 2 H), 2.39 (s, 3 H).MS m/z 349.4(M+1)
+。
【0300】
メチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)の合成
【0301】
【化21】
【0302】
EtOH(20mL)中の4−メチル−3−ニトロベンゾニトリル(2g、12.33mmol)、ヒドロキシルアミン塩化水素(1g、14.80mmol)及びN、N−ジイソプロピルエチルアミン(3.2mL、18.50mmol)の撹拌混合物を、78℃で3時間加熱した。次に溶媒を濃縮し、粗生成物を高真空下で乾燥した。粗生成物を水に取り、固体を真空濾過により収集した。粗生成物(27)を更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 196.3(M+1)
+。
【0303】
無水NMP(12mL)中のboc−アゼチジン−3−カルボン酸(1.9g、9.22mmol)の撹拌溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)(1.5g、9.22mmol)を加えた。反応を5分間撹拌した。次に、N’−ヒドロキシ−4−メチル−3−ニトロベンズイミドアミド(27)(1.2g、6.1mmol)を加え、反応を25分間撹拌した。次に、反応をマイクロ波により115℃で12分間加熱した。粗生成物を酢酸エチルで抽出した。有機物を水/ブライン混合物、続いてブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮し、粗生成物tert−ブチル3−(3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(28)をジクロロメタン及び最小限のテトラヒドロフランに取り、シリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 361.4(M+1)
+。
【0304】
アセトニトリル(2mL)中のtert−ブチル3−(3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(28)(1g、2.78mmol)の撹拌懸濁液に、ジオキサン(5mL)中の4N HClを加えた。反応を室温で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗生成物を高真空下で乾燥して、5−(アゼチジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール塩酸塩(29)を得た。MS m/z 261.4(M+1)
+。
【0305】
無水ジクロロメタン(20mL)中の5−(アゼチジン−3−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール塩酸塩(29)(825mg、2.78mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL,6.95mmol)及びクロロギ酸メチル(215μL、2.78mmol)を滴加した。反応を室温で25分間撹拌した。粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、3−(3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(30)を得た。MS m/z 425.39(M+1)
+。
【0306】
EtOH(20mL)中のメチル3−(3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(30)(795mg、2.50mmol)の撹拌懸濁液に、塩化第一スズ二水和物(2.3g、9.99mmol)を加えた。反応混合物を78℃で3時間加熱した。次に反応を室温に冷却し、溶媒を部分的に濃縮した。pHを重炭酸ナトリウムの飽和溶液により僅かに塩基性pHに調整した。得られた白色の懸濁液を濾過し、水及び酢酸エチルで洗浄した。水性物を酢酸エチルで抽出し、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮して、メチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 7.32 (d, J = 1.6 Hz, 1 H), 7.12 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 5.19 (s, 2 H), 4.38 - 4.31 (m, 2 H), 4.27 - 4.20 (m, 1 H), 4.19 - 4.16 (m, 2 H), 3.60 (s, 3 H), 2.10 (s, 3 H).MS m/z 289.12.(M+1)
+。
【0307】
N−(5−(5−(クロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(38)の合成
【0308】
【化22】
【0309】
無水NMP(10mL)中のN−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(500mg、1.62mmol)及び2−クロロ酢酸無水物(553mg、3.23mmol)の混合物を、マイクロ波により110℃で12分間加熱した。粗物質を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機物を水/ブライン混合物で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、N−(5−(5−(クロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(38)を得た。MS m/z 378.9(M+1)
+。
【0310】
(Z)−6−フルオロ−N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(40)の合成
【0311】
【化23】
【0312】
塩化オキサリル(10mL、110mmol)を、ジクロロメタン(20mL)中の6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24b)(2g、11mmol)及び触媒量のDMFの撹拌した懸濁液に滴加した。5時間後、溶媒を蒸発させ、固体を無水DCE(20mL)に懸濁し、DCE(10mL)中の3−アミノ−4−メチルベンゾニトリル(1.45g、11mmol)及びDIEA(6mmol)の撹拌した溶液に0℃で加えた。添加した後、反応を60℃で5時間加熱した。混合物を標準的な水性処理及びシリカ精製に付して、N−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(39)を固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.14 (s, 1 H), 9.45 (dd, J = 5.2, 2.0 Hz, 1H), 8.62 (s, 1 H), 7.90 - 7.87 (m, 2 H), 7.68-7.63 (m, 1 H), 7.53 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 295.1(M+1)
+。
【0313】
NH
2OH(5mL、16.1mmol)を、N−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(39)(0.95g、3.23mmol)の撹拌した懸濁液に一度に加えた。得られた懸濁液を60℃で一晩加熱し、次に0℃に冷却した。生成物(Z)−6−フルオロ−N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(40)を濾過により収集した。MS m/z 328.1(M+1)
+。
【0314】
メチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42)の合成
【0315】
【化24】
【0316】
無水ジクロロメタン(2mL)中の7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24f)(400mg、1.67mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(325μL、3.72mmol)を滴加した。次に1滴の無水DMFを加え、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を、無水ピリジン(1mL)中のメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(429mg、1.49mmol)の撹拌溶液に0℃で少量ずつ加えた。反応をアルゴン下、室温で30分間撹拌した。次に反応を水で停止させた。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、メチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42)を得た。MS m/z 511.1(M+1)
+。
【0317】
以下の化合物は、メチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42)について記載されたプロトコールに従って調製した。
【0318】
【表2】
【0319】
(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチルメタンスルホネート(44)の合成
【0320】
【化25】
【0321】
カルボニルジイミダゾール(CDI)(324mg、2.0mmol)を、NMP中2−アセトキシ酢酸(236mg、2.0mmol)の撹拌した溶液に加えた。20分後、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(310mg、1.0mmol)を一度に加え、得られた溶液を、マイクロ波反応器により125℃で15分間加熱する前に、1時間撹拌した。反応溶液を標準的な水性処理に付して、残渣を得て、これをTHF/MeOH/H
2O(3:2:1)中の水酸化リチウム一水和物(252mg、6.0mmol)により加水分解した。全ての溶媒を除去した後、2M NaHCO
3(10mL)を加えた。沈殿物を濾過し、空気乾燥して、N−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(43)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.02 (s, 1H), 9.46 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.82 (m, 2H), 7.53 (m, 2H), 7.18 (m, 1H), 6.08 (m, 1H), 4.80 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 350.1(M+1)
+。
【0322】
DCM(5mL)中のN−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(43)(210mg、0.6mmol)及びDIEA(0.32mL、1.8mmol)の溶液に、MsCl(138mg、1.2mmol)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次に標準的水性処理に付した。粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチルメタンスルホネート(44)(180mg、収率70%)を得た。MS m/z 428.1(M+1)
+。
【0323】
以下の化合物は、(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチルメタンスルホネート(44)について記載されたプロトコールに従って調製した。
【0324】
【表3】
【0325】
N−(5−(5−(3−アミノオキセタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(47)の合成
【0326】
【化26】
【0327】
CH
3CN(10mL)中の3−アミノオキセタン−3−カルボン酸(117.0mg、1.0mmol)及びNMe
4OH・5H
2O(TMAH)(181.0mg、1.0mmol)の混合物を、室温で30分間撹拌した。次に(Boc)
2O(327.3mg、1.5mmol)を加え、得られた混合物を一晩撹拌した。水(10mL)を加え、混合物をエーテル(20mL)で抽出した。水層をクエン酸(固体)の添加によりpH=2に酸性化し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、粗3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)オキセタン−3−カルボン酸(45)を得て、これを更に精製することなく使用した。MS m/z 218.1(M+1)
+。
【0328】
カルボニルジイミダゾール(CDI)(162.2mg、1.0mmol)を、NMP(1.0mL)中の3−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)オキセタン−3−カルボン酸(45)(217.1mg、1.0mmol)の撹拌した溶液に加えた。20分後、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(150.0mg、0.5mmol)を一度に加え、得られた溶液を、マイクロ波反応器により125℃で15分間加熱する前に、1時間撹拌した。反応溶液を標準的な水性処理に付して、残渣を得て、これをシリカクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル(3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)カルバメート(46)(159mg、収率65%)を得た。MS m/z 491.2(M+1)
+。
【0329】
(3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)カルバメート(46)(29.5mg、0.06mmol)をTFA(0.5mL)に溶解し、室温で10分間撹拌した。次にTFAを真空下で除去して、粗N−(5−(5−(3−アミノオキセタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(47)をTFA塩として得て、これを更に精製することなく使用した。MS m/z 391.1(M+1)
+。
【0330】
N−(2−フルオロ−5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50)の合成
【0331】
【化27】
【0332】
AcOH(100mL)中の4−フルオロ−3−ニトロベンゾニトリル(5.0g、30.1mmol)及びFe粉末(5.05g、90.3mmol)の混合物をN
2下、80℃で1時間加熱した。次に溶媒を真空下で除去し、水(200mL)を残渣に加えた。溶液をNa
2CO
3の添加によりpH6に調整し、DCM(2×200mL)で抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、3−アミノ−4−フルオロベンゾニトリル(48)を得て、これを更に精製することなく使用した。MS m/z 137.0(M+1)
+。
【0333】
無水ジクロロメタン(50mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(3.0g、18.5mmol)の撹拌懸濁液に、0℃で塩化オキサリル(4.84mL、55.5mmol)を滴加した。次に3滴の無水DMFを加え、反応混合物を室温で15分間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を、無水ピリジン(50mL)中の3−アミノ−4−フルオロベンゾニトリル(48)(2.5g、18.5mmol)の撹拌溶液に室温で加えた。反応を20分間撹拌し、水(200mL)で停止させ、更に10分間撹拌した。次に沈殿物を濾過し、空気乾燥して、N−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(49)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.40 (s, 1H), 9.43 (td, J = 1.2, 6.8 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.21 (dd, J = 2.0, 7.2 Hz, 1H), 7.78-7.84 (m, 2H), 7.54-7.63 (m, 2H), 7.22 (dt, J = 1.2, 6.8, 1H).MS m/z 281.1(M+1)
+。
【0334】
NH
2OH(10mL、32.1mmol)を、EtOH(100mL)中のN−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(49)(3.6g、12.85mmol)の撹拌した懸濁液に一度に加えた。得られた懸濁液を70℃で3時間加熱し、次に溶媒を除去して、N−(2−フルオロ−5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.21 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 9.45 (td, J = 1.2, 7.2 Hz, 1H), 8.61 (s, 1H), 7.95 (dd, J = 2.4, 7.6 Hz, 1H), 7.79 (td, J = 1.2, 8.8 Hz, 1H), 7.51-7.60 (m, 2H), 7.31-7.37 (m, 1H), 7.19 (dt, J = 1.2, 6.8, 1H), 5.88 (s, 2H).MS m/z 314.1(M+1)
+。
【0335】
以下の化合物は、N−(2−フルオロ−5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50)について記載されたプロトコールに従って調製した。
【0336】
【表4】
【0337】
5−アミノ−2−フルオロ−4−メチルベンゾニトリル(51)の合成
【0338】
【化28】
【0339】
NMP中の5−ブロモ−4−フルオロ−2−メチルアニリン(2.04g、10.0mmol)、CuCN(889mg、10.0mmol)及びCuI(1.9g、10.0mmol)の混合物をN
2で5分間パージし、次に密閉し、マイクロ波条件下において195℃で30分間加熱した。混合物を標準的な水性処理に付して、残渣を得て、これをシリカクロマトグラフィーにより精製して、5−アミノ−2−フルオロ−4−メチルベンゾニトリル(51)(540mg、収率36%)を得た。MS m/z 151.0(M+1)
+。
【0340】
N−(5−(5−(アゼチジン−3−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(55)の合成
【0341】
【化29】
【0342】
カルボニルジイミダゾール(CDI)(52.0mg、0.32mmol)を、NMP(1.0mL)中の2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)酢酸(69.0mg、0.32mmol)の撹拌した溶液に加えた。20分後、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(49.5mg、0.16mmol)を一度に加え、得られた溶液を、マイクロ波反応器により125℃で15分間加熱する前に、30分間撹拌した。反応混合物を、撹拌しながら水(20mL)に滴加した。沈殿物を濾過し、乾燥して、tert−ブチル3−((3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(54)を得た。MS m/z 489.2(M+1)
+。
【0343】
3−((3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(54)(29.3mg、0.06mmol)をTFA(0.5,mL)に溶解し、室温で10分間撹拌した。次にTFAを真空下で除去して、粗N−(5−(5−(アゼチジン−3−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(55)を得て、これを更に精製することなく使用した。MS m/z 389.2(M+1)
+。
【0344】
2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン酸(58)の合成
【0345】
【化30】
【0346】
DMF(2mL)中のメチル2−ブロモ−3−メトキシプロパノエート(132.0mg、0.66mmol)、3,3−ジフルオロピロリジン(70.6mg、0.66mmol)及びK
2CO
3(91.2mg、0.66mmol)の混合物を90℃で3時間加熱した。混合物を標準的な水性処理に付して、残渣を得て、これをTHF/MeOH/H
2O(3:2:1、5mL)に溶解した。LiOH(6N、3.3mmol)を加え、得られた混合物を室温で30分間撹拌した。溶液を6N HClの添加によりpH6に酸性化した。全ての溶媒を真空下で除去して、粗2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−メトキシプロパン酸(58)を得て、これを精製することなく使用した。MS m/z 210.1(M+1)
+。
【0347】
6−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(61)の合成
【0348】
【化31】
【0349】
EtOH(10mL)中の(6−アミノピリジン−3−イル)メタノール(1.24mg、10.0mmol)及びエチル2−クロロ−3−ヒドロキシアクリレートカリウム塩(29)(3.76g、20.0mmol)の撹拌懸濁液に、室温で濃硫酸(10.0mmol)を滴加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、ピリジン(0.92g、12.0mmol)を加えた。得られた混合物を85℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、溶媒を濃縮した。残渣を水に取り、溶液を飽和重炭酸ナトリウムによりpH8に調整した。粗生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物エチル6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(59)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.16 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.19 (dd, J = 1.6, 6.8 Hz, 1H), 5.57 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 4.63 (d, J = 6.0, 2H), 4.36 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.35 (t, J = 6.8 Hz, 3H).MS m/z 221.1(M+1)
+。
【0350】
ジクロロメタン(10mL)中のエチル6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(59)(497.0mg、2.26mmol)、DMAP(12.2mg、0.1mmol)及び1H−イミダゾール(154.0mg、2.26mmol)の懸濁液に、TIPSCl(523.0mg、2.71mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で除去して、粗エチル6−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(60)を得た。MS m/z 377.2(M+1)
+。
【0351】
上記で得た粗エチル6−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(60)を、THF/MeOH/H2O(3:2:1、5mL)に溶解した。6N LiOH(2.27mL、13.6mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。全ての溶媒を除去し、6N HClをpH5〜6になるまで加えた。EtOAc(5mL)を加え、混合物を1時間撹拌した。沈殿物を濾過し、乾燥して、6−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(61)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.37 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.76 (dd, J = 1.2, 9.2 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 4.94 (s, 2H), 1.20 (m, 3H), 1.08 (d, J = 6.8 Hz, 18H).MS m/z 349.2(M+1)
+。
【0352】
7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(63)の合成
【0353】
【化32】
【0354】
DMF(2mL)中の5−エチル7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート24g(202mg、0.75mmol)の溶液に、(1H−ピラゾール−3−イル)ボロン酸(101mg、0.903mmol)、1.8M K
2CO
3(1.3mL、2.26mmol)及びPd(PPh
3)
4(87mg、0.075mmol)を加えた。反応を排気し、窒素を2回戻し充填し、次にマイクロ波オーブンにより160℃で10分間加熱した。反応混合物をセライトパッドで濾過した後、混合物をNH
4Clの飽和溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮して、エチル7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(62)を得た。MS(m/z)257.1(M+1)
+。
【0355】
THF:MeOH:H
2O(3:2:1、1.6mL)中のエチル7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(62)(103mg、0.4mmol)の撹拌溶液に6N LiOH(0.035mL)を加えた。反応を室温で20分間撹拌した。pHを3N HClにより4〜5に調整した。得られた混合物を濃縮して、7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(63)を得た。MS(m/z)229.2(M+1)
+。
【0356】
N−(5−アミノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(67)の合成
【0357】
【化33】
【0358】
塩化オキサリル(10mL)を、無水ジクロロメタン(100mL)及び数滴のDMF中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(3g、18.5mmol)の撹拌した溶液に滴加した。得られた溶液を、これを蒸発乾固する前に室温で5時間撹拌し、新たなジクロロメタンを、得られた酸塩化物に加えて懸濁液にした。別のフラスコにおいて、tert−ブチル3−アミノ−4−メチルフェニルカルバメート(65)(4.5g、20.3mmol)及びDIEA(10mL)をジクロロメタン(100mL)に溶解し、上記の酸塩化物溶液をゆっくりと加えた。得られた溶液を室温で一晩撹拌した。飽和NH
4Clを反応溶液に加え、相を分離した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過した。蒸発させた後、残渣を、ヘキサン及びEtOAcを使用するシリカゲルカラムにより精製して、tert−ブチル3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニルカルバメート(66)を僅かに黄色の固体として得た。
【0359】
TFA(50mL)を、Me
2S(5mL)及びジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニルカルバメート(66)の撹拌した懸濁液に加えた。2時間後、溶液を蒸発させ、ジクロロメタンと飽和NaHCO
3に分配した。水層をジクロロメタンで数回抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥した。N−(5−アミノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(67)を単離し、更に精製することなく使用した。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ9.44 (d, J = 6.8 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 7.67 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.38 - 7.33 (m, 2 H), 6.98 - 6.94 (m, 2 H), 2.19 (s, 3 H).MS m/z 267.1(M+1)
+。
【0360】
(E)−N−(5−(2−ヒドロキシグアニジノ)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(69)の合成
【0361】
【化34】
【0362】
MeOH(100mL)中のN−(5−アミノ−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(67)(4.53g、15mmol)に、KOAc(4.41g、45mmol)を加え、混合物を室温で5分間撹拌し、次に、MeOH(30mL)中のBrCN(1.62g、15mmol)の溶液を滴加する前に、0℃に冷却した。得られた混合物を室温にゆっくりと温め、一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣に水(150mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、濾過し、水(2×20mL)で洗浄し、次に空気乾燥して、N−(5−シアンアミド−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(68)を白色の固体として得た。
【0363】
200mLのEtOH中のN−(5−シアンアミド−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(68)の3.52g(12.1mmol)の懸濁液に、0.75mLのNH
2OH(水中50重量%、12.1mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。沈殿物を濾過し、EtOH(10mL)で洗浄し、空気乾燥して、N−(5−(2−ヒドロキシグアニジノ)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(69)を白色の固体として得て、これを更に精製することなく次の工程に直接使用した。
1H NMR (400MHz, d6-DMSO) δ 9.44 (s, 1H), 9.46 (dd, J = 6.8, 0.8 Hz, 1 H), 8.54 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 7.76 (dd, J = 7.2, 2.2 Hz, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.52 - 7.43 (m, 2 H), 7.18 - 7.06 (m, 2 H), 2.13 (s, 3 H).MS m/z 325.1(M+1)
+。
【0364】
6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(72)の合成
【0365】
【化35】
【0366】
無水1,4−ジオキサン(5mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(500mg、1.86mmol)、tert−ブチルアクリレート(408uL、2.79mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(51mg、0.056mmol)、[(t−Bu)
3PH]BF
4(27mg、0.093mmol)及びN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(738uL、3.48mmol)の撹拌混合物を、95℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、濾過した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、エチル6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロパ−1−エン−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(70)を得た。MS m/z 317.14(M+1)
+。
【0367】
エタノール:酢酸エチル(1:1、10mL)中のエチル6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロパ−1−エン−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(70)(460mg、1.80mmol)及び10重量%のPd/C(湿潤)の撹拌混合物を、一晩水素化した。反応をセライトで濾過し、溶媒を濃縮した。粗エチル6−(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(71)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 319.16(M+1)
+。
【0368】
THF:MeOH(4:1、4mL)中のエチル6−(3−tert−ブトキシ−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(71)(400mg、1.26mmol)及び2N LiOH(1mL)の撹拌混合物を、60℃で30分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを10%クエン酸により3〜5に調整した。溶媒を部分的に低減した。得られた固体を真空濾過により収集し、過剰水で洗浄した。粗6−(3−(tert−ブトキシ)−3−オキソプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(72)を乾燥し、更に精製することなく次の工程に使用した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.11 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 7.72 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1 H), 2.91 (t, J = 6.8 Hz, 2 H), 2.60 (t, J = 7.2, 2 H), 1.33 (s, 9 H).MS m/z 291.13(M+1)
+。
【0369】
6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(75)の合成
【0370】
【化36】
【0371】
無水1,4−ジオキサン(4mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(250mg、0.929mmol)、アクリロニトリル(92uL、1.39mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(26mg、0.0279mmol)、[(t−Bu)
3PH]BF
4(13mg、0.0465mmol)及びN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(217uL、1.02mmol)の撹拌混合物を、95℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、濾過した。溶媒を濃縮し、粗6−(2−シアノビニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(73)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 242.09(M+1)
+。
【0372】
エタノール:酢酸エチル(1:1、5mL)中のエチル6−(2−シアノビニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(73)(115mg、0.451mmol)及び10重量%のPd/C(湿潤)の撹拌混合物を、一晩水素化した。反応をセライトで濾過し、溶媒を除去した。粗エチル6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(74)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 244.10(M+1)
+。
【0373】
THF:MeOH(4:1、3mL)中のエチル6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(74)(100mg、0.411mmol)及び2N LiOH(0.2mL)の撹拌混合物を、50℃で45分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを10%クエン酸により3〜5に調整した。溶媒を部分的に低減した。得られた固体を真空濾過により収集し、過剰水で洗浄した。粗6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(75)を乾燥し、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 416.07(M+1)
+。
【0374】
6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(78)の合成
【0375】
【化37】
【0376】
無水1,4−ジオキサン(4mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(250mg、0.929mmol)、メチルビニルケトン(151uL、1.86mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(26mg、0.0279mmol)、[(t−Bu)
3PH]BF
4(13mg、0.0465mmol)及びN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(217uL、1.02mmol)の撹拌混合物を、95℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、濾過した。溶媒を濃縮し、粗6−(3−オキソブタ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(76)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 259.10(M+1)
+。
【0377】
エタノール:酢酸エチル(1:1、8mL)中のエチル6−(3−オキソブタ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(76)(200mg、0.774mmol)及び10重量%のPd/C(湿潤)の撹拌混合物を、一晩水素化した。反応をセライトで濾過し、溶媒を濃縮した。粗6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(77)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 261.12(M+1)
+。
【0378】
THF:MeOH(4:1、3mL)中のエチル6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(77)(190mg、0.730mmol)及び2N LiOH(0.2mL)の撹拌混合物を、50℃で45分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを10%クエン酸により3〜5に調整した。溶媒を部分的に低減した。得られた固体を真空濾過により収集し、過剰水で洗浄した。粗6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(78)を乾燥し、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 233.08(M+1)
+。
【0379】
6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(80)の合成
【0380】
【化38】
【0381】
無水アセトニトリル(8mL)中のエチル7−ヒドロキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24t)(500mg、2.43mmol)及びクロロジフルオロ酢酸ナトリウム(444mg、2.91mmol)の混合物を、マイクロ波により125℃で12分間加熱した。溶媒を濃縮し、粗生成物エチル7−(ジフルオロメトキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(79)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 257.07(M+1)
+。
【0382】
THF:MeOH(4:1、5mL)中のエチル7−(ジフルオロメトキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(79)(150mg、0.585mmol)及び2N LiOH(1mL)の撹拌混合物を、60℃で45分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを1N HClにより4〜5に調整した。溶媒を部分的に低減し、粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(80)を得た。MS m/z 229.03(M+1)
+。
【0383】
N−(5−(5−(1−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(83)の合成
【0384】
【化39】
【0385】
ジクロロメタン:水(1:1、15mL)中のN−(5−(5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド塩酸塩(21)(200mg、0.487mmol)、炭酸カリウム(202mg、1.46mmol)及び臭化シアン(103mg、0.974mmol)の撹拌混合物を、45℃で1.5時間加熱した。反応を室温に冷却し、層を分離した。水層をDCMで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。合わせた有機物を濃縮した。得られた固体をヘキサンで洗浄して、N−(5−(5−(1−シアノアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(82)を得た。MS m/z 400.14(M+1)
+。
【0386】
エタノール中のN−(5−(5−(1−シアノアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(82)(50mg、0.125mmol)、ヒドロキシルアミンHCl(13mg、0.188mmol)及びDIEA(44uL、0.250mmol)の撹拌混合物を、78℃で2時間加熱した。溶媒を高真空下で濃縮及び乾燥した。粗N−(5−(5−(1−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(83)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 433.17(M+1)
+。
【0387】
7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(86)の合成
【0388】
【化40】
【0389】
無水1,4−ジオキサン(10mL)中のエチル7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24g)(500mg、1.86mmol)、メチルビニルケトン(301uL、3.72mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(51mg、0.056mmol)、[(t−Bu)
3PH]BF
4(27mg、0.093mmol)及びN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(433uL、2.04mmol)の撹拌混合物を、95℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、濾過した。溶媒を濃縮し、粗エチル7−(3−オキソブタ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(84)をシリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 259.10(M+1)
+。
【0390】
エタノール:酢酸エチル(1:1、8mL)中のエチル7−(3−オキソブタ−1−エニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(84)(92mg、0.356mmol)及び10重量%のPd/C(湿潤)の撹拌混合物を、一晩水素化した。反応をセライトで濾過し、溶媒を濃縮した。粗エチル7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(85)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 261.12(M+1)
+。
【0391】
THF:MeOH(4:1、3mL)中のエチル7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(85)(90mg、0.346mmol)及び2N LiOH(0.5mL)の撹拌混合物を、60℃で45分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを10%クエン酸により3〜5に調整した。溶媒を部分的に濃縮し、粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(86)を得た。MS m/z 233.08(M+1)
+。
【0392】
7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(95)の合成
【0393】
【化41】
【0394】
無水THF(3mL)中のエチル7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24g)(500mg、1.86mmol)、PEPPSI(63.2mg、0.093mmol)及び2−ヨードプロパン(928uL、9.3mmol)の撹拌溶液に、0℃で窒素流下においてメチル−d
3−マグネシウムヨージド(5.6mL、5.57mmol)を加えた。反応を室温で5時間撹拌した。次に反応をNH
4Clで停止させた。粗生成物をエーテルで抽出し、水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。生成物を、ジクロロメタン中10%MeOHを使用するシリカゲルにより精製して、エチル7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(94)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 8.85 (dd, J = 0.4, 7.0 Hz, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.36 (s, 1H), 6.86 (dd, J =1.6, 7.2 Hz, 1H), 4.10 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.09 (t, J = 7.2 Hz, 3H).MS m/z 208.1(M+1)
+。
【0395】
THF:MeOH:H
2O(3:2:1、3mL)中のエチル7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(94)(142mg、0.69mmol)の撹拌懸濁液に、6N LiOH(0.34mL)を加えた。反応を室温で2時間撹拌し、次に重硫酸ナトリウム一水和物で中和し、濃縮して、7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(95)を得て、これを精製することなく直ぐに使用した。MS(m/z)180.1(M+1)
+。
【0396】
6−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(98)の合成
【0397】
【化42】
【0398】
DCM(5mL)中のエチル6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(59)(460mg、2.2mmol)及びDIEA(0.78mL、4.4mmol)の溶液に、MsCl(303mg、2.64mmol)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次に標準的水性処理に付して、残渣を得た。粗生成物を2,2,2−トリフルオロエタノール(2mL)に溶解し、K
2CO
3(608mg、4.4mmol)を加えた。反応混合物を80℃で2時間加熱した。完了すると、反応混合物を希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、残渣を得て、これをシリカクロマトグラフィーにより精製して、エチル6−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(97)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 9.33 (m, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.76 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 4.76 (s, 2H), 4.44 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.92 (q, J = 8.4 Hz, 2H), 1.45 (t, J = 7.2 Hz, 3H).MS m/z 303.1(M+1)
+。
【0399】
THF/MeOH/H
2O(3:2:1、5mL)中のエチル6−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(97)(280mg、0.92mmol)の溶液を6N LiOH(0.92mL、5.52mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。全ての溶媒を除去し、6N HClを加えてpH5〜6に調整した。次に混合物をHPLCにより精製して、6−((2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(98)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.34 (m, 1H), 8.40 (s, 1H), 7.88 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 4.83 (s, 2H), 4.18 (q, J = 9.6 Hz, 2H).MS m/z 275.1(M+1)
+。
【0400】
6−(3−(メトキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(99)の合成
【0401】
【化43】
【0402】
2−エトキシエタノール(5mL)中のエチル6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24q)(265mg、1.23mmol)及び2−メトキシアセトヒドラジド(193mg、1.85mmol)の溶液に、NaOMe(MeOH中0.5M、3.7mL)を加えた。混合物を密閉バイアルにおいて110℃で一晩加熱した。反応混合物をHPLCにより精製して、6−(3−(メトキシメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(99)を得た。MS m/z 274.1(M+1)
+。
【0403】
5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルアニリン(109)の合成
【0404】
【化44】
【0405】
テトラヒドロフラン(300mL)中の(Z)−N’−ヒドロキシ−4−メチル−3−ニトロベンズイミドアミド(27)(30g、153.71mmol、1.00当量)及びDIEA(39.7g、307.18mmol、2.00当量)の溶液に、テトラヒドロフラン(50mL)中のトリホスゲン(18.2g)の溶液を滴加した。反応を室温で1時間撹拌し、次に更に1時間加熱還流した。得られた溶液を500mLの水に注ぎ、3×300mLの酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブライン(3×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20:1)により精製して、3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(106)を淡黄色の固体として得た。MS m/z 222.1(M+1)
+。
【0406】
POCl
3(120mL)中の3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5(4H)−オン(106)(12g、54.26mmol)の溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(12mL)を加えた。得られた溶液を72時間加熱還流し、次に真空下で濃縮した。残渣を水(250mL)に溶解し、酢酸エチル(3×250mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×250mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により精製して、5−クロロ−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(107)を白色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 8.64 (dd, J =1.5, 8.4Hz, 1H), 8.18 (dd, J = 1.5, 7.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J =8.1Hz, 1H), 2.70 (s, 3H).MS m/z 240.7(M+1)
+。
【0407】
CH
3CN(40mL)中の5−クロロ−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(107)(3.6g、15.02mmol、1.00当量)の溶液に、トリエチルアミン(3.03g、29.94mmol)及びアゼチジン塩酸塩(1.68g、17.96mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮し、分取HPLCにより精製して、5−(アゼチジン−1−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(108)を白色の固体として得た。MS m/z 261.1(M+1)
+。
【0408】
エタノール(25mL)中の5−(アゼチジン−1−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(108)(1.4g、5.38mmol)の撹拌した溶液に、SnCl
2・2H
2O(6.07g、26.90mmol)を加えた。得られた溶液を環流下で20分間撹拌し、次に室温に冷却し、真空下で濃縮した。残渣を飽和水酸化ナトリウム(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×250mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=10:1)により精製して、5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルアニリン(109)(0.8g、収率65%)を白色の固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 7.28-7.36 (m, 2H), 7.12 (d, J =7.8Hz, 1H), 4.32 (t, J =7.5Hz, 4H), 3.69 (brs, 2H), 2.47-2.57 (m, 2H), 2.21 (s, 3H).MS m/z 231.1(M+1)
+。
【0409】
6−カルバモイルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(110)の合成
【0410】
【化45】
【0411】
THF:MeOH(4:1、5mL)中のエチル6−シアノイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24q)(500mg、2.32mmol)の撹拌溶液に、2N LiOH(4mL)を加えた。反応を60℃で2時間加熱し、次に、10%クエン酸で酸性化した。溶媒を部分的に濃縮し、得られた固体を真空濾過により収集し、過剰水で洗浄した。生成物を粗固体から精製して、6−カルバモイルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(110)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.80 (s, 1H), 8.33 - 8.31 (m, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.95 (dd, J = 2.0, 9.6 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H).MS m/z 205.05(M+1)
+。
【0412】
6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(114)の合成
【0413】
【化46】
【0414】
無水トルエン(10mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(1g、3.72mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(215mg、0.19mmol)の撹拌混合物に、アルゴン下でトリブチル[2−エトキシエテニル]スタンナン(1.7g、4.65mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波密閉管において90℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、セライトで濾過した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、(E)−エチル6−(2−エトキシビニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(111)を得た。MS m/z 261.3(M+1)
+。
【0415】
THF:H
2O(1:1、4mL)中のエチル6−(2−エトキシビニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(111)(240mg、1.15mmol)の撹拌溶液を、50℃で一晩加熱した。反応を室温に冷却し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で中和した。粗生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮し、粗エチル6−(2−オキソエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(112)を、更に精製することなく次の工程に使用した。MS m/z 233.3(M+1)
+。
【0416】
DCM(5mL)及び1−メチルピペラジン(231μL、2.30mmol)中の粗エチル6−(2−オキソエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(112)(214mg、0.92mmol)の撹拌溶液に、室温でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(586mg、2.77mmol)を少量ずつ加えた。反応を室温で一晩撹拌した。溶媒を濃縮した。粗物質を10%重炭酸ナトリウム及び酢酸エチルに取った。有機物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、メチル6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(113)を得た。MS m/z 304.4(M+1)
+。
【0417】
THF:MeOH(4:1、4mL)中のメチル6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(113)(215mg、0.68mmol)の撹拌溶液に、2N LiOH(3mL)を加えた。反応を60℃で45分間加熱した。pHを1N HClにより4〜5に調整し、濃縮した。粗生成物を分取HPLCにより精製して、6−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(114)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.25 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 7.83 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 4.65 - 4.19 (m, 8H), 3.49 - 3.30 (m, 2H), 3.04 - 2.99 (m, 2H), 2.81 (s, 3H).MS m/z 316.1(M+1)
+。
【0418】
tert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−イルスルホニルカルバメート(128)の合成
【0419】
【化47】
【0420】
無水ピリジン(1.5mL)中のN−(5−(5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(21)(50mg、0.133mmol)の撹拌溶液に、0℃でtert−ブチルクロロスルホニルカルバメート(35mg、0.160mmol)を加えた。反応を室温で1時間撹拌した。反応を水で停止させ、溶媒を濃縮した。粗生成物tert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−イルスルホニルカルバメート(128)を、分取HPLCにより精製した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 11.27 (s, 1H), 10.25 (s, 1H), 9.55 - 9.53 (m, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.07 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.93 - 7.90 (m, 1H), 7.84 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.75 - 7.71 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.37 - 7.34 (m, 1H), 4.37 - 4.33 (m, 5H), 2.38 (s, 3H), 1.38 (s, 9H).MS m/z 554.17(M+1)
+。
【0421】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(133)の合成
【0422】
【化48】
【0423】
無水ジクロロメタン(5mL)中の6−(((トリイソプロピルシリル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(61)(70mg、0.20mmol)の撹拌懸濁液に、室温で塩化オキサリル(0.05mL、2.22mmol)を滴加した。次に1滴の無水DMFを加え、反応混合物を室温で15分間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を、無水ピリジン(5mL)中のメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(51.1mg、0.18mmol)の撹拌溶液に室温で加えた。反応を20分間撹拌した。水(20mL)を反応混合物に加え、EtOAcにより抽出し、有機溶媒を除去した後に残渣を得た。上記の残渣に、THF(0.5mL)及びTBAF(THF中1M、0.30mL)を加え、得られた混合物を30分間撹拌した。THFを除去し、残渣をEtOAc(20mL)に溶解し、水で2回洗浄した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、粗残渣を得て、これをDCM(1mL)に溶解し、続いてDIEA(52mg、0.40mmol)及びMsCl(46mg、0.4mmol)を加えた。反応を10分間撹拌した。混合物をDCM(10mL)で希釈し、水で洗浄した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(133)を得て、これを更に精製することなく使用した。MS m/z 541.1(M+1)
+。
【0424】
5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−アミン(134)の合成
【0425】
【化49】
【0426】
電磁式撹拌バーを有するマイクロ波管に、CuI(382mg、2.0mmol)、Cs
2CO
3(6.5g、20.0mmol)、4−メチル−1H−イミダゾール(1.15g、14.0mmol)、5−ブロモピリジン−2−アミン(1.75g、10.0mmol)及びDMF(10mL)をN
2下で投入した。系を密閉し、次に2回排気し、N
2を充填し戻した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次に120℃で48時間加熱した。次に反応混合物を周囲温度に冷却し、30mLの酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。合わせた有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより精製して、5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−アミン(134)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 8.09 (m, 1H), 7.85 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.56 (dd, J = 2.8, 8.8 Hz, 1H), 7.22 (t, J = 1.2 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 0.8, 8.8 Hz, 1H), 6.15 (s, 2H), 2.14 (d, J = 1.2 Hz, 3H).MS m/z 175.1(M+1)
+。
【0427】
6−ブロモ−N−(5−(5−((3−シアノアゼチジン−1−イル)メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(143)の合成
【0428】
【化50】
【0429】
カルボニルジイミダゾール(CDI)(2.3g、14.24mmol)を、NMP(10mL)中の2−アセトキシ酢酸(1.68g、14.24mmol)の撹拌した溶液に加えた。30分後、6−ブロモ−N−(5−(N−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50f)(1.38g、3.56mmol)を一度に加え、得られた溶液を、マイクロ波反応器により125℃で15分間加熱する前に、30分間撹拌した。反応溶液を標準的な水性処理に付して、残渣を得て、これをTHF/MeOH/H
2O(3:2:1)中の水酸化リチウム一水和物(897mg、21.36mmol)により加水分解した。全ての溶媒を除去した後、2M NaHCO
3(10mL)を加えた。沈殿物を濾過し、空気乾燥して、6−ブロモ−N−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(142)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.14 (s, 1H), 9.64 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.11 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 0.8, 9.6 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 2.0, 9.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.09 (s, 1H), 4.81 (s, 2H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 427.9、429.9(M+1)
+。
【0430】
ジクロロメタン(5mL)中の6−ブロモ−N−(5−(5−(ヒドロキシメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(142)(200mg、0.47mmol)及びDIEA(0.25mL、1.41mmol)の溶液に、MsCl(108.1mg、0.94mmol)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次にジクロロメタン(10mL)で希釈し、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、残渣を得て、これをDMF(2mL)に溶解した。次に、アゼチジン−3−カルボニトリル(116mg、1.41mmol)を加え、反応混合物を80℃で1時間加熱した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮し、粗生成物を得て、これをシリカクロマトグラフィーにより精製して、6−ブロモ−N−(5−(5−((3−シアノアゼチジン−1−イル)メチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(143)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.15 (s, 1H), 9.62 (dd, J = 0.8, 2.0 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.07 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 0.8, 9.6 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 2.0, 9.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.06 (s, 2H), 3.67 (m, 2H), 3.51-3.60 (m, 3H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 492.0、494.0(M+1)
+。
【0431】
6−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(146)の合成
【0432】
【化51】
【0433】
無水ジオキサン(8mL)中のエチル6−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(24s)(500mg、1.86mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(472mg、1.86mmol)、ジクロロ−ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(65mg、0.093mmol)及び酢酸カリウム(456mg、4.65mmol)の混合物を、95℃で4時間加熱した。反応は黒色になった。反応を冷却し、セライトで濾過した。溶媒を濃縮した。油状物をEtOAcに取った。有機物を水/ブライン混合物、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物を、シリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 317(M+1)
+。
【0434】
無水ジオキサン(4mL)中の5−ブロモ−2,4−ジメチルチアゾール(171mg、0.89mmol)、エチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(144)(250mg、1.07mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(39mg、0.05mmol)及び2M炭酸ナトリウムの溶液(300uL)の混合物を、マイクロ波により135℃で25分間加熱した。反応をセライトで濾過した。粗生成物を水及び酢酸エチルに取った。有機物を水/ブライン混合物で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物を、シリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 302.09(M+1)
+。
【0435】
THF:MeOH(4:1、4mL)中のエチル6−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシレート(145)(190mg、0.630mmol)及び2N LiOH(1mL)の混合物を、60℃で30分間加熱した。反応を室温に冷却し、pHを10%クエン酸により4〜5に調整した。溶媒を部分的に低減し、得られた固体を真空濾過により収集して、6−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(146)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.34 (s, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.87 (dd, J = 0.8, 9.2 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.41 (s, 3H).MS m/z 274.06(M+1)
+。
【0436】
N−(5−(5−(クロロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(151)の合成
【0437】
【化52】
【0438】
無水1−メチル−2−ピロリジノン(10mL)中のN−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド9(500mg、1.62mmol)及び2−クロロ酢酸無水物(553mg、3.23mmol)の混合物を、マイクロ波により110℃で12分間加熱した。粗物質を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機物を水/ブライン混合物で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。粗生成物を、シリカクロマトグラフィーにより精製した。MS m/z 368.08(M+1)
+。
【0439】
最終化合物の合成
N−(5−(5−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F10)の合成
【0440】
【化53】
【0441】
HATU(0.134g、0.355mmol)を、無水DMF(3mL)中の5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸(17)(53mg、0.31mmol)及びDIEA(60L、0.355mmol)の撹拌した溶液に一度に加えた。10分後、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(0.1g、0.323mmol)を一度に加え、更に30分間撹拌を続け、次に110℃で30分間加熱した。反応を濾過し、分取逆相HPLCにより精製して、N−(5−(5−(5,5−ジフルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F10)を白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
4-MeOH) δ 9.73 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.17 (m, 1H), 7.98 - 7.95 (m, 3H), 7.52 - 7.50 (m, 2H), 5.06 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 4.07 - 4.00 (m, 1H), 3.91 - 3.81 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 2.40 - 2.21 (m, 4H).MS m/z 440.1(M+1)
+。
【0442】
tert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F13)の合成
【0443】
【化54】
【0444】
無水NMP(4mL)中のBoc−アゼチジン−3−カルボン酸(162mg、0.8mmol)の撹拌溶液に、CDI(131mg、0.8mmol)を加えた。反応を2分間撹拌した。N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(9)(250mg、0.8mmol)を加え、反応を15分間撹拌し、次にマイクロ波により120℃で15分間加熱した。粗物質を逆相HPLCにより精製して、tert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F13)を白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.17 (s 1H), 9.51 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.10 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.86 (dt, J = 12, 2.0 Hz, 2H), 7.68 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.31 (td, J = 6.8, 0.8 Hz, 1H), 4.06-4.38 (m, 5H) 2.37 (s, 3H), 1.40 (s, 9H).MS m/z 476.2(M+1)
+。
【0445】
メチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F15)の合成
【0446】
【化55】
【0447】
無水ピリジン(1mL)中のN−(5−(5−(アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(21)(25mg、0.0667mmol)の撹拌溶液に、メチルクロロホルメート(5μL、0.667mmol)を加えた。反応を室温で10分間撹拌した。pHを10%クエン酸により中性に調整した。粗物質を逆相HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F15)を白色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.18 (s 1H), 9.52 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.71 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.82-7.91 (m, 2H), 7.69 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.31 (td, J = 7.2, 0.8 Hz, 1H), 4.15-4.44 (m, 5H) 3.59 (s, 3H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 433.3(M+1)
+。
【0448】
N−(2−メチル−5−(5−(モルホリノメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F22)の合成
【0449】
【化56】
【0450】
DMF(1mL)中の(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチルメタンスルホネート(44)(21.4mg、0.05mmol)、DIEA(13.0mg、0.1mmol)及びモルホリン(13.0mg、0.15mmol)の溶液を、80℃で4時間加熱した。粗生成物を分取HPLCにより精製して、N−(2−メチル−5−(5−(モルホリノメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F22)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
2Cl
2) δ 9.60 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.89 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.54 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.15 (m, 1H), 3.93 (s, 2H), 3.75 (m, 4H), 2.67 (m, 4H), 2.48 (s, 3H).MS m/z 419.2(M+1)
+。注:モルホリンのHCl塩(0.15mmol)を使用する場合、AgNO
3(0.15mmol)が、ClによるOMs基の置き換えを回避するために必要になる。
【0451】
N−(2−メチル−5−(5−(1−スルファモイルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F23)の合成
【0452】
【化57】
【0453】
CH
3CN(0.5mL)中のtert−ブチル3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−イルスルホニルカルバメート(128)(25mg、0.0452mmol)の撹拌溶液に、HCl(ジオキサン中4N、1mL)を加えた。反応を30分間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗物質を分取HPLCにより精製して、N−(2−メチル−5−(5−(1−スルファモイルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F23)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.14 (s, 1H), 9.51 - 9.48 (m, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.11 (d, J = 1.6 Hz, 1H),7.87 - 7.84 (m, 2H), 7.66 - 7.61 (m, 1H), 7.52 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.29 - 7.25 (m, 1H), 7.13 (s, 2H), 4.24 - 4.18 (m, 1H), 4.16 - 4.12 (m, 2H), 4.05 - 4.01 (m, 2H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 454.59(M+1)
+。
【0454】
(3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)カルバメート(F26)の合成
【0455】
【化58】
【0456】
無水ジクロロメタン(1mL)中のN−(5−(5−(3−アミノオキセタン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(47)(8.0mg、0.02mmol)及びDIEA(5.2mg、0.04mmol)の撹拌溶液に、メチルクロロホルメート(2.3mg、0.024mmol)を加えた。反応を室温で10分間撹拌した。溶媒を除去し、粗物質を分取HPLCにより精製して、メチルメチル(3−(3−(3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)カルバメート(F26)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 9.46 (m, 1H), 8.48 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.81 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz 1H),7.69 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.31 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.98 (dt, J = 0.8, 6.8 Hz, 1H), 5.12 (m, 2H), 4.91 (m, 2H), 3.66 (s, 3H), 2.36 (s, 3H).MS m/z 449.1(M+1)
+。
【0457】
3−(3−(4−(フルオロ−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F27)の合成
【0458】
【化59】
【0459】
無水NMP(4mL)中のBoc−アゼチジン−3−カルボン酸(162mg、0.8mmol)の撹拌溶液に、CDI(131mg、0.8mmol)を加えた。反応を10分間撹拌した。N−(2−フルオロ−5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50)(125mg、0.4mmol)を加え、反応を15分間撹拌し、次にマイクロ波により125℃で15分間加熱した。粗物質を逆相HPLCにより精製して、tert−ブチル3−(3−(4−フルオロ−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F27)を白色の固体として得た。MS m/z 479.2(M+1)
+。
【0460】
N−(5−(5−(1−(エチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F28)の合成
【0461】
【化60】
【0462】
tert−ブチル3−(3−(4−フルオロ−3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F27)(14.4mg、0.03mmol)をTFA(0.5,mL)に溶解し、室温で10分間撹拌した。次に、TFAを真空下で除去した。残渣を無水ジクロロメタン(1mL)及びDIEA(13.0mg、0.10mmol)に溶解し、エタンスルホニルクロリド(5.8mg、0.045mmol)を加えた。反応を室温で10分間撹拌した。溶媒を除去し、粗物質を分取HPLCにより精製して、N−(5−(5−(1−(エチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F28)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ 9.50 (d, J = 2 Hz, 1H), 9.09 (dd, J = 2, 7.2 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.87 (m, 1H), 7.79 (m, 1H), 7.71 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.41 (m, 1H), 7.22 (dd, J = 8.8, 10.4 Hz, 1H), 7.02 (dt, J = 0.8, 6.8 Hz, 1H), 4.34 (m, 4H), 4.07 (m, 1H), 3.00 (q, J = 7.6 Hz, 2H), 1.35 (t, J = 7.6 Hz, 3H).MS m/z 471.1(M+1)
+。
【0463】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F52)の合成
【0464】
【化61】
【0465】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24a)(50mg、0.217mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(19μL、0.228mmol)を滴加した。次に1滴の無水DMFを加え、反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を、無水ピリジン(1mL)中のメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(47mg、0.163mmol)の撹拌溶液に0℃で少量ずつ加えた。反応をアルゴン下、室温で10分間撹拌し、水で停止させた。粗生成物を分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F52)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.27 (s, 1H), 9.90 - 9.85 (m, 1H), 8.72 (s, 1H), 8.08 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.02 - 7.99 (m, 1H), 7.86 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 2.0, 9.2 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.37 - 4.19 (m, 5H), 3.59 (s, 3H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 501.43(M+1)
+。
【0466】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F56)の合成
【0467】
【化62】
【0468】
メチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42)(40mg、0.078mmol)、1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(19.6mg、0.094mmol)及び及びPd(PPh
3)
4(9mg、0.0078mmol)を、撹拌バーを備えたフラスコに加えた。フラスコを排気し、窒素を数回戻し充填した。DMF(1mL)及び1.8M K
2CO
3(0.094mmol)を、シリンジにより加えた。フラスコを密閉し、80℃で12時間加熱した。反応を濾過し、分取逆送HPLCにより直接精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F56)を得た。MS m/z 513.2(M+1)
+。
【0469】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F57)の合成
【0470】
【化63】
【0471】
無水ジクロロメタン(3mL)中の7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24)(89mg、0.387mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(34uL、0.407mmol)を滴加した。次に1滴の無水DMFを加え、反応混合物を0℃で1.5時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を、無水ピリジン(1.5mL)中のメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(19mg、0.0645mmol)の撹拌溶液に0℃で加えた。反応をアルゴン下、室温で20分間撹拌した。粗生成物を濾過し、分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F57)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.25 (s, 1H), 9.64 - 9.61 (m, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.33 - 8.30 (m, 1H), 8.10 (dd, J = 1.6 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 2.0, 7.6 Hz, 1H), 4.40 - 4.33 (m, 2H), 4.31 - 4.25 (m, 1H), 4.22 - 4.18 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.38 (s, 3H).MS m/z 501.43(M+1)
+。
【0472】
メチル3−(3−(3−(6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F59)の合成
【0473】
【化64】
【0474】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(25)(50mg、0.218mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(20μL、0.240mmol)を滴加した。次に1滴の無水DMFを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を真空下で乾燥した。酸塩化物及びメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(31mg、0.109mmol)のアルゴン下で℃に冷却した混合物に、無水ピリジン(2mL)を加えた。反応をアルゴン下、室温で20分間撹拌した。溶媒を濃縮した。粗生成物メチル3−(3−(3−(6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F59)を、シリカクロマトグラフィーにより精製した。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.13 (s, 1H), 9.38 - 9.36 (m, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.11 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.86 - 7.82 (m, 2H), 7.63 - 7.60 (m, 1H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.39 - 4.34 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.21 - 4.18 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.81 - 2.77 (m, 2H), 2.60 - 2.52 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 1.97 - 1.90 (m 2H).MS m/z 500.52(M+1)
+。
【0475】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F61)の合成
【0476】
【化65】
【0477】
無水ジクロロメタン(5mL)中の7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24i)(100mg、0.568mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(53uL、0.624mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(2mL)中の酸塩化物及びメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(82mg、0.283mmol)の撹拌混合物を、室温で2時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F61)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 9.97 (s, 1H), 9.33 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.09 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 1.6, 7.2 Hz, 1H), 4.39 - 4.33 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.22 - 4.16 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.36 (s, 3H).MS m/z 447.17(M+1)
+。
【0478】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F62)の合成
【0479】
【化66】
【0480】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24j)(35mg、0.196mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(17uL、0.206mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(1.5mL)中の酸塩化物及びメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(28mg、0.098mmol)の撹拌混合物を、室温で2時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗生成物をシリカクロマトグラフィーにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F62)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.15 (s, 1H), 9.36 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 1.2, 9.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.39 - 4.34 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.22 - 4.17 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.37 (s, 3H).MS m/z 447.17(M+1)
+。
【0481】
メチル3−(3−(3−(6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F64)の合成
【0482】
【化67】
【0483】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(75)(50mg、0.232mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(22uL、0.256mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を真空下で乾燥した。メチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(33mg、0.116mmol)及び無水ピリジン(2mL)を、酸塩化物に加えた。反応をアルゴン下、室温で20分間撹拌した。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F64)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.08 (s, 1H), 9.45 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.12 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 2.0, 5.6 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.38 - 4.33 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.21 - 4.18 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 3.01 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.91 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.38 (s, 3H).MS m/z 486.18(M+1)
+。
【0484】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F65)の合成
【0485】
【化68】
【0486】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−(3−シアノブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(78)(50mg、0.215mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(20uL、0.237mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を真空下で乾燥した。次に、メチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(27mg、0.0796mmol)及び無水ピリジン(1mL)を、酸塩化物に加えた。反応をアルゴン下、室温で20分間撹拌した。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F65)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.02 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.10 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.83 (dd, J = 2.0, 8.0 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 1.6, 9.2 Hz, 1H), 4.39 - 4.34 (m, 2H), 4.31 - 4.25 (m, 1H), 4.22 - 4.18 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.85 (s, 4H), 2.37 (s, 3H), 2.10 (s, 3H).MS m/z 503.2(M+1)
+。
【0487】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(2−モルホリノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F66)の合成
【0488】
【化69】
【0489】
無水ジクロロメタン(2mL)中の6−(2−モルホリノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24l)(50mg、0.182mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(17uL、0.200mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(1.5mL)中の酸塩化物及びメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(26mg、0.0908mmol)の撹拌混合物を、室温で2時間撹拌した。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(2−モルホリノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F66)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.07 (s, 1H), 9.46 (s, 1H), 8.61 (s, 1H), 8.12 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.86 - 7.83 (m, 2H), 7.52 - 7.49 (m, 2H), 4.39 - 4.36 (m, 2H), 4.31 - 4.26 (m, 1H), 4.21 - 4.17 (m, 2H), 4.03 - 4.00 (m, 2H), 3.69 - 3.63 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 3.54 - 3.44 (m, 4H), 3.14 - 3.10 (m, 4H), 2.38 (s, 3H).MS m/z 546.24(M+1)
+。
【0490】
メチル3−(3−(3−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F67)の合成
【0491】
【化70】
【0492】
無水THF(1mL)中のメチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F65)(10mg、0.0199mmol)の撹拌溶液に、−78℃でアルゴン流下においてメチルマグネシウムブロミド(27uL、0.080mmol)を加えた。反応を室温で15分間撹拌し、次に0℃に冷却し、1N HClで停止させた。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F67)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.10 (s, 1H), 9.34 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.10 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.78 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.56 - 7.54 (m, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.39 - 4.34 (m, 2H), 4.31 - 4.25 (m, 1H), 4.22 - 4.17 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.76 - 2.72 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.71 - 1.67 (m, 2H), 1.15 (s, 6H).MS m/z 519.23(M+1)
+。
【0493】
(メチル3−(3−(3−(7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F68)の合成
【0494】
【化71】
【0495】
酢酸エチル(0.1mL)中の7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(63)(31.7mg、0.14mmol)及びメチル(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチルカルバメート(31)(52mg、0.18mmol)の撹拌溶液に、プロピルホスホン酸無水物(酢酸エチル中50重量% 0.41mL)を加えた。反応を80℃で12時間加熱した。得られた混合物を酢酸エチルで希釈し、1N Na
2CO
3で洗浄した。水性処理した後、残渣を逆相HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F68)を得た。MS(m/z)499.1(M+1)
+。
【0496】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F73)の合成
【0497】
【化72】
【0498】
無水ジクロロメタン(2mL)中の7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(86)(40mg、0.172mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でアルゴン下に塩化オキサリル(16uL、0.189mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、粗固体を真空下で乾燥した。メチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(25mg、0.086mmol)及び無水ピリジン(1mL)を、酸塩化物に加えた。反応をアルゴン下、室温で20分間撹拌した。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F73)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.24 (s, 1H), 9.44 - 9.41 (m, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.09 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.51 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.32 - 7.29 (m, 1H), 4.39 - 4.35 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.21 - 4.17 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.98 - 2.91 (m, 4H), 2.37 (s, 3H), 2.13 (s, 3H).MS m/z 503.2(M+1)
+。
【0499】
メチル3−(3−(3−(7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F74)の合成
【0500】
【化73】
【0501】
無水THF(1mL)中のメチル3−(3−(4−メチル−3−(7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F194)(10mg、0.0199mmol)の撹拌溶液に、−78℃でアルゴン流下においてメチルマグネシウムブロミド(27uL、0.080mmol)を加えた。反応を室温で15分間撹拌し、1N HClにより0℃で停止させた。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F74)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.11 (s, 1H), 9.41 - 9.38 (m, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.84 (dd, J = 1.2, 7.6 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.21 - 7.17 (m, 1H), 4.39 - 4.35 (m, 2H), 4.31 - 4.24 (m, 1H), 4.22 - 4.18 (m, 2H), 3.59 (s, 3H), 2.82 - 2.77 (m, 2H), 2.37 (s, 3H), 1.74 - 1.69 (m, 2H), 1.17 (s, 6H).MS m/z 519.23(M+1)
+。
【0502】
N−(2−メチル−5−(3−モルホリノ−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F75)の合成
【0503】
【化74】
【0504】
無水NMP(1mL)中の3−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチル安息香酸(4)(41mg、0.138mmol)の撹拌懸濁液を、マイクロ波により105℃で2分間加熱して、全ての固体を溶解した。次に1,1’−カルボニルイミダゾール(22mg、0.138mmol)を加え、反応を室温で15分間撹拌した。N’−ヒドロキシモルホリン−4−カルボキシイミドアミド(20mg、0.138mmol)を加え、反応を30分間撹拌した。反応をマイクロ波により130℃で15分間加熱した。粗生成物を逆相分取HPLCにより精製して、N−(2−メチル−5−(3−モルホリノ−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F75)を得た。
1H NMR (400MHz, d
6-DMSO) δ 10.18 (s, 1H), 9.52 - 9.48 (m, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.11 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.88 - 7.83 (m, 2H), 7.68 - 7.63 (m, 1H), 7.54 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.31 - 7.27 (m, 1H), 3.72 - 3.69 (m, 4H), 3.41 - 3.38 (m, 4H), 2.39 (s, 3H).MS m/z 405.16(M+1)
+。
【0505】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(5,6,7,8−(D
4)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F76)の合成
【0506】
【化75】
【0507】
塩化オキサリル(6mL、69mmol)を、5,6,7,8−ジュウテロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(24n)(1.91g、11.5mmol)及びDMF(0.1ml)の撹拌した懸濁液に滴加した。混合物を一晩撹拌し、揮発物を蒸発させた。無水ピリジン(50mL)中のメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(3.23g、11.2mmol)を、固体の酸塩化物に0℃で加えた。添加した後、混合物を室温に温め、5時間加熱(50℃)する前に、3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を飽和NH
4Cl及びEtOAcで撹拌した。沈殿物が形成され、それを濾過し、水及びEtOAcで洗浄して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(5,6,7,8−(D
4)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F76)を灰色の固体として得た。
1H NMR (400MHz, d
4-MeOH) 8.70 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.96 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.48 - 4.44 (m, 2H), 4.32 - 4.29 (m, 2H), 4.24 - 4.19 (m, 1H), 3.69 (s, 3H), 2.42 (s, 3H).MS m/z 438.1(M+1)
+。
【0508】
N−(5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F77)の合成
【0509】
【化76】
【0510】
無水ジクロロメタン(2mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(71mg、0.39mmol)の撹拌懸濁液に、塩化オキサリル(173uL、1.98mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(2mL)中の酸塩化物及び5−(アゼチジン−1−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(109)(85mg、0.29mmol)の撹拌混合物を、室温で30分間撹拌した。粗生成物を、ジクロロメタン中10%MeOHを使用するシリカゲルにより精製して、N−(5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F77)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
2Cl
2) δ 10.10 (s, 1H), 9.51 - 9.48 (m, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.94 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.86 - 7.83 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.64 - 7.60 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.27 - 7.24 (m, 1H), 4.26 - 4.22 (m, 4H), 2.48 - 2.40 (m, 2H), 2.34 (s, 3H).MS m/z 374.15(M+1)
+。
【0511】
メチル3−(3−(5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−2,4−ジメチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F79)の合成
【0512】
【化77】
【0513】
無水NMP(1mL)中のBoc−アゼチジン−3−カルボン酸(20mg、0.1mmol)の撹拌溶液に、CDI(16.3mg、0.1mmol)を加えた。反応を10分間撹拌した。次に、N−(5−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)−2,4−ジメチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(50c)(15mg、0.05mmol)を加え、反応を15分間撹拌した。反応をマイクロ波により125℃で15分間加熱した。反応混合物を、水(20mL)に滴加し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥し、濾過し、濃縮して、残渣を得て、これを0.5mLのTFAに溶解し、10分間撹拌した。次にTFAを真空下で除去し、残渣をDCM(1mL)に溶解し、続いてTEA(15mg、0.15mmol)及びクロロギ酸メチル(6mg、0.06mmol)を加えた。溶媒を除去し、残渣をHPLCにより精製して、メチル3−(3−(5−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−2,4−ジメチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F79)を得た。MS m/z 447.1(M+1)
+。
【0514】
メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−メチル−d3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F80)の合成
【0515】
【化78】
【0516】
無水ジクロロメタン(2mL)中の7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(95)(71mg、0.39mmol)の撹拌懸濁液に、塩化オキサリル(173uL、1.98mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(2mL)中の酸塩化物及びメチル3−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(31)(85mg、0.29mmol)の撹拌混合物を、室温で30分間撹拌した。粗生成物を、ジクロロメタン中10%MeOHを使用するシリカゲルにより精製して、メチル3−(3−(4−メチル−3−(7−メチル−d
3−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F80)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
2Cl
2) δ 9.71 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 9.15 (s, 1H), 9.04 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 7.95 (dd, J =1.2, 8.2 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.48 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.46 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.39 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.37 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.16 (m, 1H), 3.72 (s, 3H), 2.77 (s, 3H).MS m/z 450.1(M+1)
+。
【0517】
N−(5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F77)の合成
【0518】
【化79】
【0519】
無水ジクロロメタン(2mL)中のイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1)(71mg、0.39mmol)の撹拌懸濁液に、塩化オキサリル(173uL、1.98mmol)を滴加した。次に1滴の無水N,N−ジメチルホルムアミドを加え、反応混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒を濃縮した。無水ピリジン(2mL)中の酸塩化物及び5−(アゼチジン−1−イル)−3−(4−メチル−3−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール(109)(85mg、0.29mmol)の撹拌混合物を、室温で30分間撹拌した。粗生成物を、ジクロロメタン中10%MeOHを使用するシリカゲルにより精製して、N−(5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド(F77)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
2Cl
2) δ 10.10 (s, 1H), 9.51 - 9.48 (m, 1H), 8.65 (s, 1H), 7.94 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.86 - 7.83 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 1.6, 7.6 Hz, 1H), 7.64 - 7.60 (m, 1H), 7.43 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.27 - 7.24 (m, 1H), 4.26 - 4.22 (m, 4H), 2.48 - 2.40 (m, 2H), 2.34 (s, 3H).MS m/z 374.15(M+1)
+。
【0520】
メチル3−(3−(3−(6−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F95)の合成
【0521】
【化80】
【0522】
2,2−ジフルオロエタノール(0.5mL)中のメチル3−(3−(4−メチル−3−(6−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(133)(15.0mg、0.028mmol)及びK
2CO
3(8.3mg、0.06mmol)を、120℃で5分間加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、メチル3−(3−(3−(6−((2,2−ジフルオロエトキシ)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F95)を得た。MS m/z 527.1(M+1)
+。
【0523】
メチル3−(3−(3−(7−ジュウテロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F97)の合成
【0524】
【化81】
【0525】
方法A:
無水THF(5mL)中のメチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42g)(0.185g、0.36mmol)の混合物を、アルゴンを数分間泡立てることにより脱気した。次に、Pd(OAc)
2(7.9mg、0.036mmol、PPh
3(38.0mg、0.144mmol)、TMEDA(83.4mg、0.72mmol)、最後にNaBD
4(60.6mg、1.44mmol)を順番に導入した。混合物をアルゴン下、65℃で2時間加熱した。残渣をブラインに取り、酢酸エチルで抽出した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル3−(3−(3−(7−ジュウテロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F97)を得た。
1H NMR (400MHz, CD
4OD) δ 9.53 (dd, J = 0.8, 7.2 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.16 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 0.8, 7.2 Hz, 1H), 4.47 (m, 2H), 4.33 (m, 2H), 4.24 (m, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.43 (s, 3H).MS m/z 434.1(M+1)
+。
【0526】
方法B:
メチル3−(3−(3−(7−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(42g)(0.20g、0.39mmol)をMeOD(1mL)で処理し、10分間撹拌し、濃縮した。次に残渣をMeOD(5mL)に加え、続いて5%Pd担持アルミナ(150mg)を加えた。反応混合物にD
2バルーンを投入し、室温で2時間撹拌した。反応が完了した後、混合物をセライドパッドで濾過し、濾液を濃縮して粗物質を得て、これをフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、メチル3−(3−(3−(7−ジュウテロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド)−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(F97)を得た。1H NMR (400MHz, CD4OD) δ 9.53 (dd, J = 0.8, 7.2 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.16 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 1.6, 8.0 Hz, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 0.8, 7.2 Hz, 1H), 4.47 (m, 2H), 4.33 (m, 2H), 4.24 (m, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.43 (s, 3H).MS m/z 434.1(M+1)
+。
【0527】
1nM〜100nMの範囲のIC
50値を有し、上記に記載された手順に従って調製された式(I)及び式(II)の代表的な化合物を表1に記載する。
【0528】
【表5-1】
【表5-2】
【表5-3】
【表5-4】
【表5-5】
【表5-6】
【表5-7】
【表5-8】
【表5-9】
【表5-10】
【表5-11】
【表5-12】
【表5-13】
【表5-14】
【表5-15】
【表5-16】
【表5-17】
【表5-18】
【表5-19】
【表5-20】
【0529】
100nMを超えるC−kit阻害IC
50値を有し、上記に記載された手順に従って調製された式(I)及び式(II)の代表的な化合物を表2に記載する。
【0530】
【表6-1】
【表6-2】
【表6-3】
【表6-4】
【表6-5】
【表6-6】
【表6-7】
【表6-8】
【表6-9】
【表6-10】
【表6-11】
【表6-12】
【表6-13】
【表6-14】
【表6-15】
【表6-16】
【表6-17】
【表6-18】
【表6-19】
【表6-20】
【表6-21】
【表6-22】
【表6-23】
【表6-24】
【表6-25】
【表6-26】
【表6-27】
【表6-28】
【表6-29】
【表6-30】
【表6-31】
【表6-32】
【表6-33】
【表6-34】
【表6-35】
【0531】
アッセイ
本明細書において提供される式(I)及び式(II)の化合物を、下記に記載される適切なアッセイの使用によりc−kit及びPDGFRキナーゼを阻害する能力を測定するためにアッセイした。c−kit阻害は、Mo7e細胞繁殖アッセイを使用して評価し、PDGFR阻害は、Rat A10細胞繁殖アッセイ及びヒトTG/HA−VSMC細胞繁殖アッセイを使用して評価した。
【0532】
Mo7e細胞繁殖アッセイ
表1及び表2の化合物を、384ウエルフォーマットにおいてc−kitを内因的に発現するヒトMo7e細胞を使用して、SCF依存性繁殖の阻害について試験した。3倍連続希釈した試験化合物(Cmax=10mM)を、ヒト組み換えSCFにより刺激されたMo7e細胞の抗繁殖活性について評価した。48時間の37℃でのインキュベーションの後、細胞生存率は、細胞に25uLのCellTiter Glo(Promega)を添加することにより測定し、ルミネセンスは、CLIPR CCDカメラ(Molecular Devices)により測定した。
【0533】
Rat A10細胞繁殖アッセイ
Rat A10細胞(ATCC)を、1%のFBS又は20%のFBS及び10ng/mLの組み換えラットPDGF−BBを20,000細胞/mLで補充したDMEMに再懸濁した。細胞を50μL/ウエルで384ウエルプレートにアリコートし、37℃で4時間インキュベートした。DMSOで3倍連続希釈した試験化合物の0.5μLを各ウエルに加えた。プレートをインキュベーターに戻して、更に68時間置いた。25μLのCellTiter−Glo(Promega)を各ウエルに加え、プレートをベンチで15分間インキュベートした。次にルミネセンスを、CLIPR CCDカメラ(Molecular Devices)の使用により読み取った。
【0534】
ヒトTG/HA−VSMC細胞繁殖アッセイ
ヒトTG/HA−VSMC細胞(ATCC)を、1%のFBS及び30ng/mLの組み換えヒトPDGF−BBを60,000細胞/mLで補充したDMEMに再懸濁した。細胞を50μL/ウエルで384ウエルプレートにアリコートし、37℃で4時間インキュベートした。DMSOで3倍連続希釈した試験化合物の0.5μLを各ウエルに加えた。プレートをインキュベーターに戻して、更に68時間置いた。25μLのCellTiter−Glo(Promega)を各ウエルに加え、プレートをベンチで15分間インキュベートした。次にルミネセンスを、CLIPR CCDカメラ(Molecular Devices)の使用により読み取った。
【0535】
特定のアッセイ結果
遊離形態又は医薬的に許容可能な塩形態の式(I)及び式(II)の多様な化合物は、例えば本明細書に記載されている試験により示され、表1及び表2に提示されている薬理学的特性を示す。IC
50値は、ベースラインから最大応答の半分の応答を誘発する当該の試験化合物の濃度として示される。100nM以下のc−kit阻害値の特定のIC
50を有する式(I)又は式(II)の特定の化合物が、表1に提示されており、一方、100nMを超えるc−kit阻害値の特定のIC
50を有する式(I)又は式(II)の特定の化合物が、表2に提示されている。
【0536】
他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜1μMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜500nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜200nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜100nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜50nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜25nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜10nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜5nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。他の実施形態において、式(I)又は式(II)の化合物は、1nM〜2.5nMの範囲のc−kit阻害のIC
50値を有する。
【0537】
本明細書で記載された実施例及び実施形態は、説明の目的のみのためであり、それに関して多様な修正又は変更が当業者には示唆され、本明細書の精神及び範囲内、並びに添付の請求項の範囲内に含まれることが理解される。
本発明は以下を提供する。
[1]
式(I)若しくは式(II)の化合物又はその医薬的に許容可能な塩:
【化82】
[式中、
mは1であり、R20は、H、ハロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、重水素、重水素化C1〜C6アルキル、−CN、−(CR92)nOR4、−C(O)R4、−(CR92)nC(=O)OR4、R10、−(CR92)nR10、−((CR92)nO)tR4、−(CR92)nO(CR92)nR7、−(CR92)nC(=O)R4、−C(=O)N(R4)2、−OR4及び−(CR92)nCNから選択されるか;又は
mは4であり、R20は重水素であり;
R1は、C1〜C6アルキル及びハロから選択され;
各R11は、H、ハロ及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
L1は、結合、−NH−又は−C(O)NH−であり;
L2は、−(CR92)n−、−CHR6−、−(CR92)nO−、−NH−、−(CR92)nC(=O)−、−C(=O)O(CR92)n−、−(CR92)nOC(=O)NR4−、−(CR92)nNR4C(=O)(CR92)n−、−(CR92)nNR4C(=O)−又は−(CR92)nNR4C(=O)O−であり;
R2は、R3又はL2R3であり;
R3は、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、ピペリジノン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン、ピロリジン−2−オン、並びにN、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここでR3の置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6アルキル ハロ、−CN、C1〜C6ハロアルキル、−OR4、−C(=O)OR4、−C(=O)R4、−C(=O)R7、−C(=O)OR5、−(CR92)nOR4、−O(CR92)nOR4、−C(=O)O(CR92)nOR4、−N(R4)2、−C(=O)NR42、−NR4C(=O)OR4、−NR4C(=O)(CR92)nOR4、−NR4(CR92)nOR4、−NR4S(=O)2R4、−N(C(=O)OR4)2、R8、−(CR92)nR8、重水素化C1〜C6アルコキシ、−S(=O)2R4、−S(=O)2R7、−S(=O)2R8、−S(=O)2N(R4)2、−S(=O)2NHC(=O)OR4、−S(=O)2(CR92)nC(=O)OR4、S(=O)2(CR92)nOR4、スピロ結合ジオキソラン、C1〜C6アルキルで置換されているスピロ結合ジオキソラン、スピロ結合ジオキサン、スピロ結合テトラヒドロフランリイ(trahydrofuranly)、スピロ結合オキセタン、スピロ結合シクロブタノン、スピロ結合シクロブタノール、C1アルキル架橋、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロシクロアルキル、並びにN、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有し、C1〜C6アルキル、ハロ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、−OR4及びR8から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されている5〜6員ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1〜4つの置換基で置換されており;
各R4は、H及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
R5は、非置換C3〜C8シクロアルキル、N若しくはOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロシクロアルキル又はC1〜C6アルキルから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されているC3〜C8シクロアルキルであり;
各R6は、−NR4C(O)OR4、−OR4及び−(CR92)nOR4から独立して選択され;
各R7は、C1〜C6ハロアルキルから独立して選択され;
R8は、非置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、非置換C3〜C8シクロアルキル、N、O及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、置換フェニル、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、置換C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3(5H)−オン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン、並びにピロリジン−2−オンから選択され、
ここで、R8の置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、置換C3〜C8シクロアルキル、並びに置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6シクロアルキル、−(C(R9)2)nOR4、−(C(R9)2)nR5、−(C(R9)2)nC(O)OR4、−C(O)OR4及び−S(O)2R4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており;
各R9は、H及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
R10は、非置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、非置換C3〜C8シクロアルキル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、置換フェニル、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、置換C3〜C8シクロアルキル、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン、並びにピロリジン−2−オンから選択され、
ここで、R8の置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、置換C3〜C8シクロアルキル、並びに置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6シクロアルキル[Me]、−(C(R9)2)nOR4、−(C(R9)2)nR5、−(C(R9)2)nC(O)OR4及び−S(O)2R4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており;
tは、1、2又は3であり;
各nは、1、2、3及び4から独立して選択される]。
[2]
式(Ia)、式(IIa)、式(Ib)又は式(IIb):
【化83】
[式中、
mは1であり、R20は、H、ハロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、重水素、重水素化C1〜C6アルキル、−CN、−(CR92)nOR4、−C(O)R4、−(CR92)nC(=O)OR4、R10、−(CR92)nR10、−((CR92)nO)tR4、−(CR92)nO(CR92)nR7、−(CR92)nC(=O)R4、−C(=O)N(R4)2、−OR4及び−(CR92)nCNから選択されるか;又は
mは4であり、R20は重水素であり;
R1は、C1〜C6アルキル及びハロから選択され;
各R11は、H、ハロ及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
L2は、−(CR92)n−、−CHR6−、−(CR92)nO−、−NH−、−(CR92)nC(=O)−、−C(=O)O(CR92)n−、−(CR92)nOC(=O)NR4−、−(CR92)nNR4C(=O)(CR92)n−、−(CR92)nNR4C(=O)−又は−(CR92)nNR4C(=O)O−であり;
R2は、R3又はL2R3であり;
R3は、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、ピペリジノン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン、ピロリジン−2−オン、並びにN、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここでR3の置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6アルキル ハロ、−CN、C1〜C6ハロアルキル、−OR4、−C(=O)OR4、−C(=O)R4、−C(=O)R7、−C(=O)OR5、−(CR92)nOR4、−O(CR92)nOR4、−C(=O)O(CR92)nOR4、−N(R4)2、−C(=O)NR42、−NR4C(=O)OR4、−NR4C(=O)(CR92)nOR4、−NR4(CR92)nOR4、−NR4S(=O)2R4、−N(C(=O)OR4)2、R8、−(CR92)nR8、重水素化C1〜C6アルコキシ、−S(=O)2R4、−S(=O)2R7、−S(=O)2R8、−S(=O)2N(R4)2、−S(=O)2NHC(=O)OR4、−S(=O)2(CR92)nC(=O)OR4、S(=O)2(CR92)nOR4、スピロ結合ジオキソラン、C1〜C6アルキルで置換されているスピロ結合ジオキソラン、スピロ結合ジオキサン、スピロ結合テトラヒドロフランリイ(tetrahydrofuranly)、スピロ結合オキセタン、スピロ結合シクロブタノン、スピロ結合シクロブタノール、C1アルキル架橋、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロシクロアルキル、並びにN、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有し、C1〜C6アルキル、ハロ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、−OR4及びR8から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されている5〜6員ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1〜4つの置換基で置換されており;
各R4は、H及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
R5は、非置換C3〜C8シクロアルキル、N若しくはOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロシクロアルキル又はC1〜C6アルキルから独立して選択される1〜3つの置換基で置換されているC3〜C8シクロアルキルであり;
各R6は、−NR4C(O)OR4、−OR4及び−(CR92)nOR4から独立して選択され;
各R7は、C1〜C6ハロアルキルから独立して選択され;
R8は、非置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、非置換C3〜C8シクロアルキル、N、O及びSから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、置換フェニル、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、置換C3〜C8シクロアルキル、テトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3(5H)−オン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン及びピロリジン−2−オンから選択され、
ここで、R8の置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、置換C3〜C8シクロアルキル及び置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6アルキル、−(C(R9)2)nOR4、−(C(R9)2)nR5、−(C(R9)2)nC(O)OR4、−C(O)OR4及び−S(O)2R4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており;
各R9は、H及びC1〜C6アルキルから独立して選択され;
R10は、非置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、非置換C3〜C8シクロアルキル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、置換フェニル、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、置換C3〜C8シクロアルキル、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン及びピロリジン−2−オンから選択され、
ここで、R8の置換フェニル、N、O及びSから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、置換C3〜C8シクロアルキル及び置換4〜6員ヘテロシクロアルキルは、C1〜C6アルキル[Me]、−(C(R9)2)nOR4、−(C(R9)2)nR5、−(C(R9)2)nC(O)OR4及び−S(O)2R4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されており;
tは、1、2又は3であり;
各nは、1、2、3及び4から独立して選択される]
の化合物である、請求項1に記載の化合物。
[3]
R1が、−CH3及びFから選択される、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
[4]
R1が−CH3である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
[5]
各R11が、H、F及び−CH3から独立して選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
[6]
各R11がHである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
[7]
R3が、N及びOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、ピペリジノン、オキサゾリジン−2−オン、ピロリジノン、ピロリジン−2−オン、並びにN及びOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキルから選択され、
R3の置換4〜6員ヘテロシクロアルキルが、C1〜C6アルキル、ハロ、−CN、C1〜C6ハロアルキル、−OR4、−C(=O)OR4、−C(=O)R4、−C(=O)R7、−C(=O)OR5、−(CR92)nOR4、−C(=O)O(CR92)nOR4、−C(=O)NR42、−NR4C(=O)OR4、−NR4C(=O)(CR92)nOR4、−R8、−(CR92)nR8、−S(=O)2R4、−S(=O)2R7、−S(=O)2R8、−S(=O)2N(R4)2、−S(=O)2NHC(=O)OR4、−S(=O)2(CR92)nOR4、−S(=O)2(CR92)nC(=O)OR4及びC1アルキル架橋から独立して選択される1〜4つの置換基で置換されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
[8]
各R4が、H、メチル、エチル、プロピル、ブチル、i−プロピル及びt−ブチルから独立して選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
[9]
各R5が、シクロプロピル、メチルで置換されているシクロプロピル又はモルホリニルである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
[10]
各R7が、CH2F、−CHF2、−CH2CHF2、−CH2CF3及び−CF3から独立して選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
[11]
各R9が、H、メチル及びエチルから独立して選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
[12]
R8が、非置換フェニル、N及びOから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する非置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する非置換5員ヘテロアリール、N及びOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する非置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、N及びOから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、N及びOから独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する置換4〜6員ヘテロシクロアルキル、並びにテトラヒドロ−1H−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3(5H)−オンから選択され、R8のN及びOから独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する置換5〜6員ヘテロアリール、Nから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する置換5員ヘテロアリール、並びに置換4〜6員ヘテロシクロアルキルが、C1〜C6アルキル及び−C(=O)OR4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
[13]
R8が、ピリジニル、ピラゾリル テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピリミジニル及びオキサジアゾリルから選択され、これらのそれぞれが、非置換である又は−CH3及び−C(=O)OC(CH3)3から独立して選択される1〜2つの置換基で置換されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
[14]
R3が、アゼチジニル、アゼチジン−1−イル、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、ピロリジニル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、ピペリジニル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロピラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、オキセタニル、オキセタン−2−イル、オキセタン−3−イル、モルホリニル、モルホリン−2−イル、モルホリン−3−イル及びモルホリン−4−イルから選択され、これらのそれぞれが非置換である又はこれらのそれぞれが、−CH3、−CH2CH3、F、−CF3、−CN、−OH、−C(=O)CF3、−OCH3、−C(=O)OCH3、−C(=O)CH3、−C(=O)OCH2CH2OCH3、−C=(O)OCH2CH3、−C(=O)OC(CH3)3、−CH2OH、−CH2OCH3、−CH2CH2CH2OCH3、−NHC(=O)OC(CH3)3、−NHC(=O)OCH3、−C(=O)N(CH3)2、−S(=O)2CH3、−S(=O)2CH2CH3、−S(=O)2CH2CH2CH3、−S(=O)2CH2CH2CH2CH3、−S(=O)2CH(CH3)2、−S(=O)2CH2CH2C(=O)OCH3、−S(=O)2CH2CH2OCH3、−S(=O)2CHF2、−S(=O)2NH2、−S(=O)2NHC(=O)OC(CH3)3、C1アルキル架橋、−C(=O)OR5、−S(=O)2R8、−(CR92)nR8及びR8から独立して選択される1〜4つの置換基で置換されている、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
[15]
R3が、−C(=O)OCH3で置換されているアゼチジニルである、
請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
[16]
mが1であり、R20が、H、ハロ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、重水素、重水素化C1〜C6アルキル、−CN、−(CR92)nOR4、−C(O)R4、−(CR92)nC(=O)OR4、R10、−(CR92)nR10、−(CR92)nO(CR92)nR7、−(CR92)nC(=O)R4、−OR4及び−(CR92)nCNから選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
[17]
mが1であり、R20が、H、−D、−F、−CH3、−CF3、−CN、−CH2CH2CH2CN、−CH2CH2CN、−OCH3、−CH2CH2C(=O)OC(CH3)3、−C(=O)CH3、−CH2CH2C(=O)CH3、−CD3、−CH2OH、−CH2CH2C(CH3)2OH、−CH2C(CH3)2OH、−C(CH3)2OH、−CH2OCH3、−CH2OCH2CF3、−CH2OCH2CHF2、及び−CH2OCH2CH2Fから選択される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
[18]
mが1であり、R20が−CH3である、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物。
[19]
mが1であり、R20がHである、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
[20]
R10が、モルホリニル、ピペリジニル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ピペラジニル、ピペラジン−1−イル、ピラゾリル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル、4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル、チアゾリル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾリル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イルから選択され、これらがそれぞれ非置換である又はこれらがそれぞれC1〜C6アルキル、−(CR92)nOR4、−(C(R9)2)nC(O)OR4、−(C(R9)2)nR5及び−S(=O)2R4から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されているか、或いは、
R10が、オキサゾリジン−2−オン及びピロリジン−2−オンから選択される、
請求項1から19のいずれか一項に記載の化合物。
[21]
R10が、モルホリニル、ピペリジニル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ピペラジニル、ピペラジン−1−イル、ピラゾリル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル、4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル、1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル、チアゾリル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾリル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イルから選択され、これらがそれぞれ非置換であるか又はこれらがそれぞれ−CH3、−CH2CH2OH、−CH2C(O)OH、−CH2CH2OH、−CH2C(CH3)2OH、−S(O)2CH3及び−CH2CH2−R5から独立して選択される1〜3つの置換基で置換されている、
請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
[22]
mが4であり、R20が重水素である、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
[23]
N−{5−[3−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[3−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{3−[(1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[3−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[3−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(オキソラン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル2−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−{5−[5−(5,5−ジフルオロオキサン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(2S)−5,5−ジフルオロオキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(2R)−5,5−ジフルオロオキサン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
tert−ブチル3−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−{5−[5−(1−メタンスルホニルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メチル−5−{5−[1−(プロパン−1−スルホニル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−4−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(オキソラン−2−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[1−(エタンスルホニル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{5−[3−(モルホリン−4−イル)プロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(モルホリン−4−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(1−スルファモイルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
tert−ブチル(2S)−2−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−(5−{5−[(2S)−1−メタンスルホニルアゼチジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチルN−{3−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]オキセタン−3−イル}カルバメート;
tert−ブチル3−[3−(4−フルオロ−3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−(5−{5−[1−(エタンスルホニル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[1−(ブタン−1−スルホニル)アゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(2S)−4,4−ジフルオロ−1−メタンスルホニルピロリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル4−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−{5−[5−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(4−メタンスルホニルモルホリン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(2S)−1−メタンスルホニルピロリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(2R)−4−メタンスルホニルモルホリン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−[5−(5−{[(3S)−1−メタンスルホニルピロリジン−3−イル]メチル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(3R)−1−メタンスルホニルピペリジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル(2S)−2−{[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]メチル}ピロリジン−1−カルボキシレート;
N−[5−(5−{[(2S)−1−メタンスルホニルピロリジン−2−イル]メチル}−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{5−[(3,3,4,4−テトラフルオロピロリジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[1−(ジフルオロメタン)スルホニルアゼチジン−3−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−2−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−フルオロフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{5−[(2S)−1−(プロパン−2−スルホニル)アゼチジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−3−イルメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(1S)−1−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(5−{5−[(1S)−1−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)エチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
エチル3−[3−(3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{7−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[7−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[7−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−{5−[5−(1−メタンスルホニル−3−メチルアゼチジン−3−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−(3−{3−[6−(3−シアノプロピル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]−4−メチルフェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{6−メトキシイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−{3−[4−メチル−3−(7−{1−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド)フェニル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{3−[6−(2−シアノエチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]−4−メチルフェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[6−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{6−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{3−[6−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]−4−メチルフェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[7−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{[5−(オキサン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]アミノ}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−[2−メチル−5−({5−[(2R)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−[2−メチル−5−({5−[(2S)−オキソラン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}アミノ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[7−(3−オキソブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−(3−{3−[7−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]−4−メチルフェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−{2−メチル−5−[3−(モルホリン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{5,6,7,8−テトラジュウテロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−{5−[5−(アゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−[3−(5−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−2,4−ジメチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
7−フルオロ−N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−4−イルアミノ)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
6−メチル−N−{2−メチル−5−[5−(オキサン−4−イルアミノ)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−(3−{4−メチル−3−[6−(モルホリン−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド]フェニル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(4−メチル−3−{6−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
N−(5−{5−[3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)アゼチジン−1−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)−6−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
7−メチル−N−{2−メチル−5−[5−(モルホリン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−{5−[5−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルフェニル}−7−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
7−メチル−N−(2−メチル−5−{5−[3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
N−(2−メチル−5−{3−[(1S,4S)−2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}フェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド;
メチル3−[3−(3−{6−[(2,2−ジフルオロエトキシ)メチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{6−[(2−フルオロエトキシ)メチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{7−ヒドロゲンイオイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート;
メチル3−[3−(3−{6−ヒドロゲンイオイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}−4−メチルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート、及び
N−(5−{5−[(3−シアノアゼチジン−1−イル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}−2−メチルフェニル)−6−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキサミド
から選択される、請求項1に記載の化合物。
[24]
メチル3−[3−(4−メチル−3−{5,6,7,8−テトラジュウテロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−アミド}フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレートから選択される、請求項1に記載の化合物。
[25]
治療有効量の請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
[26]
キナーゼにより仲介される疾患の治療をその必要性のある患者において行うための薬剤であって、治療有効量の請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物を含み、キナーゼが、c−kit、PDGFRα及びPDGFRβから選択され、疾患が、肥満細胞関連疾患、呼吸器疾患、炎症性障害、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、自己免疫性障害、代謝疾患、線維症疾患、皮膚疾患、肺動脈性肺高血圧症(PAH)又は原発性肺高血圧症(PPH)である、薬剤。
[27]
疾患が、喘息、アレルギー性鼻炎、肺動脈性肺高血圧症(PAH)、肺線維症、肝線維症、心臓線維症、強皮症、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、じんま疹、皮膚病、I型糖尿病又はII型糖尿病である、請求項26に記載の薬剤。
[28]
c−kit、PDGFRα及びPDGFRβから選択されるキナーゼの調整が関与する疾患又は障害を患者において治療する薬剤の製造における、請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物の使用。
[29]
キナーゼの調整が関与する疾患又は障害を治療する方法であって、有効量の請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物をそのような治療の必要な系又は対象に投与することを含み、キナーゼがc−kit、PDGFRα及びPDGFRβから選択される、方法。
[30]
疾患が、肥満細胞関連疾患、呼吸器疾患、炎症性障害、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、自己免疫性障害、代謝疾患、線維症疾患、皮膚疾患、肺動脈性肺高血圧症(PAH)又は原発性肺高血圧症(PPH)である、請求項29に記載の方法。
[31]
疾患が、喘息、アレルギー性鼻炎、肺動脈性肺高血圧症(PAH)、肺線維症、肝線維症、心臓線維症、強皮症、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、じんま疹、皮膚病、I型糖尿病又はII型糖尿病である、請求項30に記載の方法。
[32]
キナーゼ活性を調整する方法であって、その必要性のある系又は対象に、治療有効量の請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩若しくはその医薬組成物を投与することを含み、キナーゼがc−kit、PDGFRα及びPDGFRβである、方法。
[33]
c−kit、PDGFRα、PDGFRβ又はこれらの組合せにより仲介される疾患の治療に使用され、疾患が肥満細胞関連疾患、呼吸器疾患、炎症性障害、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、自己免疫性障害、代謝疾患、線維症疾患、皮膚疾患、肺動脈性肺高血圧症(PAH)及び原発性肺高血圧症(PPH)から選択される、請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物。
[34]
疾患が、喘息、アレルギー性鼻炎、肺動脈性肺高血圧症(PAH)、肺線維症、肝線維症、心臓線維症、強皮症、過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD)、じんま疹、皮膚病、I型糖尿病又はII型糖尿病である、請求項33に記載の化合物。