特許第6134547号(P6134547)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6134547熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびその成形用の金型
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6134547
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびその成形用の金型
(51)【国際特許分類】
   B29C 39/38 20060101AFI20170515BHJP
   B29C 33/02 20060101ALI20170515BHJP
   B29C 45/26 20060101ALI20170515BHJP
   B29C 45/14 20060101ALI20170515BHJP
   B29C 39/10 20060101ALI20170515BHJP
   B29C 35/08 20060101ALI20170515BHJP
   B29K 101/10 20060101ALN20170515BHJP
【FI】
   B29C39/38
   B29C33/02
   B29C45/26
   B29C45/14
   B29C39/10
   B29C35/08
   B29K101:10
【請求項の数】7
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-54538(P2013-54538)
(22)【出願日】2013年3月18日
(65)【公開番号】特開2014-180759(P2014-180759A)
(43)【公開日】2014年9月29日
【審査請求日】2016年2月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000190116
【氏名又は名称】信越ポリマー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110973
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 洋
(72)【発明者】
【氏名】桑原 知彦
(72)【発明者】
【氏名】矢嶋 敏嗣
【審査官】 内藤 康彰
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−149908(JP,A)
【文献】 特開2011−168036(JP,A)
【文献】 特開昭55−117627(JP,A)
【文献】 特開2000−084933(JP,A)
【文献】 特開2001−191380(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C33/00−51/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金型内に金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形する、熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法であって、
上記金型は、それを構成する第1金型および/または第2金型にIHコイルを備え、上記第1金型における上記金属部品と接する部位に弾性部材を備え、
上記第1金型と上記第2金型との間に形成されるキャビティ内に、上記金属部品をインサートするインサート工程と、
上記第1金型と上記第2金型とを型締めする型締工程と、
上記キャビティ内に未硬化状態の熱硬化性樹脂を供給する樹脂供給工程と、
上記IHコイルに電流を流して、上記金属部品自体または上記金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、上記金属部品を上記熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱する加熱工程と、
上記金属部品の加熱によって上記熱硬化性樹脂を硬化する硬化工程と、
を含み、
前記IHコイルは、前記金属部品との間に空間を介在させ又は非磁性材料を介在させて前記第1金型および/または前記第2金型に備えられ、
前記加熱工程では、磁性体から成る前記金属部品を、直接、電磁誘導加熱することを特徴とする熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法。
【請求項2】
前記IHコイルは、磁性体から成る前記金属部品との間隔よりも、前記IHコイルより内方の前記第1金型および/または前記第2金型との間隔を大きくするように、前記第1金型および/または前記第2金型に備えられており、
前記加熱工程では、前記IHコイルは、それを備える前記第1金型および/または前記第2金型よりも前記金属部品を優位に電磁誘導加熱することを特徴とする請求項1または請求項に記載の熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法。
【請求項3】
金型内に金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形する、熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法であって、
上記金型は、それを構成する第1金型および/または第2金型にIHコイルを備え、上記第1金型における上記金属部品と接する部位に弾性部材を備え、
上記第1金型と上記第2金型との間に形成されるキャビティ内に、上記金属部品をインサートするインサート工程と、
上記第1金型と上記第2金型とを型締めする型締工程と、
上記キャビティ内に未硬化状態の熱硬化性樹脂を供給する樹脂供給工程と、
上記IHコイルに電流を流して、上記金属部品自体または上記金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、上記金属部品を上記熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱する加熱工程と、
上記金属部品の加熱によって上記熱硬化性樹脂を硬化する硬化工程と、
を含み、
前記金属部品を非磁性金属で構成する場合において、前記インサート工程時若しくはそれに先立ち、前記IHコイルと前記金属部品との間に前記介在部材を配置し、
前記加熱工程では、前記金属部品は、前記IHコイルにより電磁誘導加熱される前記介在部材から加熱されることを特徴とする熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法。
【請求項4】
前記熱硬化性樹脂をシリコーンゴムとする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法。
【請求項5】
金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形するインサート成形に使用可能な金型であって、
第1金型及び第2金型を備え、
上記第1金型と上記第2金型との間に、上記金属部品をセットするためのキャビティを備え、
上記第1金型および/または上記第2金型はIHコイルを備え、
上記第1金型または上記第2金型は、未硬化状態の上記熱硬化性樹脂を上記キャビティに供給する樹脂供給路を備え、
上記第1金型は、上記金属部品と接する部位に弾性部材を備え、
上記IHコイルに電流を流して、上記金属部品自体または上記金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、上記金属部品を上記熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱可能とし、
前記IHコイルは、前記金属部品との間に空間を介在させ又は非磁性材料を介在させて前記第1金型および/または前記第2金型に備えられ、磁性体から成る前記金属部品を、直接、電磁誘導加熱することを特徴とするインサート成形用の金型。
【請求項6】
前記IHコイルは、磁性体から成る前記金属部品との間隔よりも、前記IHコイルより内方の前記第1金型および/または前記第2金型との間隔を大きくするように、前記第1金型および/または前記第2金型に備えられており、
前記IHコイルは、それを備える前記第1金型および/または前記第2金型よりも前記金属部品を優位に電磁誘導加熱することを特徴とする請求項に記載のインサート成形用の金型。
【請求項7】
金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形するインサート成形に使用可能な金型であって、
第1金型及び第2金型を備え、
上記第1金型と上記第2金型との間に、上記金属部品をセットするためのキャビティを備え、
上記第1金型および/または上記第2金型はIHコイルを備え、
上記第1金型または上記第2金型は、未硬化状態の上記熱硬化性樹脂を上記キャビティに供給する樹脂供給路を備え、
上記第1金型は、上記金属部品と接する部位に弾性部材を備え、
上記IHコイルに電流を流して、上記金属部品自体または上記金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、上記金属部品を上記熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱可能とし、
前記IHコイルと前記金属部品との間に前記介在部材を配置し、
非磁性金属からなる前記金属部品を、前記IHコイルにより電磁誘導加熱される前記介在部材から加熱することを特徴とするインサート成形用の金型。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属部品を金型内にインサートして熱硬化性樹脂を供給して一体成形を行う方法およびその成形に用いる金型に関する。
【背景技術】
【0002】
金属と樹脂との一体化部品は、近年、自動車、電気・電子機器、日用品等の様々な製品の一部あるいは筐体に広く用いられている。例えば、金属部品を熱硬化性樹脂にインサートした複合品を製造する場合、予め金属部品を金型内にセットしておき、金型内に熱硬化性樹脂を射出して成形するインサート成形が行われている。当該インサート成形の一般的な方法としては、予め金型を加熱してから金属部品を金型内にインサートして、そこに熱硬化性樹脂を供給する成形方法(「成形法1」とする)、予め加熱した金属部品を金型内にインサートして、そこに熱硬化性樹脂を供給する成形方法(「成形法2」)、あるいは加熱手段を備えた金型内に金属部品をインサートし、加熱手段により加熱された金型からの熱を利用して金属部品を加熱し、そこに熱硬化性樹脂を供給する成形方法(「成形法3」)などが知られている。成形法1あるいは成形法3に好適に用いられる加熱手段を搭載した金型は、例えば、特許文献1〜7に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−185472号公報
【特許文献2】特開2006−35617号公報
【特許文献3】特開2005−335234号公報
【特許文献4】特開2006−315259号公報
【特許文献5】特開2001−300999号公報
【特許文献6】特開2005−179084号公報
【特許文献7】特表平11−502781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の成形法1〜3には、次のような問題がある。まず、成形法1の場合には、金属部品は、金型からの熱伝導によって樹脂の硬化温度まで加熱される必要がある。このため、金属部品の加熱時間が長くなり、生産性が低下する。また、金型を加熱するため、金属部品毎の厚さのばらつきに対応するための弾性部材を金属部品と金型の間に敷設することが難しく、金属部品と金型との隙間の形成に起因したバリの発生が起きやすく、製品の歩留まりが悪くなるという問題に加え、金型の内側が金属部品に接した跡が残るという問題もある。
【0005】
成形法2の場合には、金属部品を樹脂の硬化温度まで予熱する必要から、金属部品に接する樹脂の硬化速度が大き過ぎ、樹脂の流動長が短くなるという問題がある。このため、薄肉の成形を行う場合には、特に、樹脂が十分に行き渡らない可能性が高くなる。また、成形法1と同様、弾性部材を使用できずに、バリの発生や金型の押し跡が残るという問題もある。
【0006】
成形法3の場合には、成形法1と同様の問題に加え、金型全体の加熱とその制御が必要になる。金属部品は、加熱手段から金型を介して間接的に加熱されるため、加熱効率が低くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、成形サイクルを短くし、加熱効率を高めると共に、高精度の一体成形品を安定して得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明者らは、樹脂の硬化温度以下の状況で金属部品に樹脂を供給してから金属部品を急速に加熱する方法を鋭意研究し、本発明の完成に至った。具体的な課題解決手段は、以下のとおりである。
【0009】
上記目的を達成するための一実施の形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、金型内に金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形する方法であって、金型には、それを構成する第1金型および/または第2金型にIHコイルを備え、第1金型における金属部品と接する部位に弾性部材を備え、第1金型と第2金型との間に形成されるキャビティ内に金属部品をインサートするインサート工程と、第1金型と第2金型とを型締めする型締工程と、キャビティ内に未硬化状態の熱硬化性樹脂を供給する樹脂供給工程と、IHコイルに電流を流して、金属部品自体または金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、金属部品を熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱する加熱工程と、金属部品の加熱によって熱硬化性樹脂を硬化する硬化工程とを含む。
【0010】
また、別の実施の形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、さらに、IHコイルを、金属部品との間に空間を介在させ又は非磁性材料を介在させて第1金型および/または第2金型に備え、加熱工程では、磁性体から成る金属部品を、直接、電磁誘導加熱する方法である。
【0011】
別の実施の形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、また、IHコイルを、磁性体から成る金属部品との間隔よりも、IHコイルより内方の第1金型および/または第2金型との間隔を大きくするように、第1金型および/または第2金型に備え、加熱工程では、IHコイルにより、それを備える第1金型および/または第2金型よりも金属部品を優位に電磁誘導加熱する方法である。
【0012】
別の実施の形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、また、金属部品を非磁性金属で構成する場合において、インサート工程時若しくはそれに先立ち、IHコイルと金属部品との間に介在部材を配置し、加熱工程では、金属部品を、IHコイルにより電磁誘導加熱される介在部材から加熱する方法である。
【0013】
別の実施の形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、特に、熱硬化性樹脂としてシリコーンゴムを用いる方法である。
【0014】
また、本発明の一実施の形態に係るインサート成形用の金型は、金属部品をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形するインサート成形に使用可能な金型であって、第1金型及び第2金型を備え、第1金型と第2金型との間に、金属部品をセットするためのキャビティを備え、第1金型および/または第2金型にIHコイルを備え、第1金型または第2金型に、未硬化状態の熱硬化性樹脂をキャビティに供給する樹脂供給路を備え、第1金型には、金属部品と接する部位に弾性部材を備え、IHコイルに電流を流して、金属部品自体または金属部品に接する強磁性材料から主に成る介在部材を電磁誘導加熱して、金属部品を熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱可能とする金型である。
【0015】
別の実施の形態に係るインサート成形用の金型は、さらに、IHコイルを、金属部品との間に空間を介在させ又は非磁性材料を介在させて第1金型および/または第2金型に備え、磁性体から成る金属部品を、直接、電磁誘導加熱することのできる金型である。
【0016】
また、別の実施の形態に係るインサート成形用の金型は、IHコイルを、磁性体から成る金属部品との間隔よりも、IHコイルより内方の第1金型および/または第2金型との間隔を大きくするように、第1金型および/または第2金型に備え、IHコイルにより、それを備える第1金型および/または第2金型よりも金属部品を優位に電磁誘導加熱することのできる金型である。
【0017】
また、別の実施の形態に係るインサート成形用の金型は、IHコイルと金属部品との間に介在部材を配置し、非磁性金属からなる金属部品を、IHコイルにより電磁誘導加熱される介在部材から加熱することのできる金型である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、金属部品と熱硬化性樹脂との一体成形に際し、成形サイクルを短くし、加熱効率を高めると共に、高精度の一体成形品を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明の第一実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面(A)および当該金型を構成する第2金型の上面(B)を示す。
図2図2は、本発明の第一実施形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法の主な工程のフローチャートを示す。
図3図3は、図2のステップS101〜S102までの状況を示す。
図4図4は、図2のステップS103の状況を示す。
図5図5は、図2のステップS104〜S105までの状況を示す。
図6図6は、図1のIHコイルに電流を流して金属部品を加熱する機構を模式的に示す。
図7図7は、図2のステップS106の状況を示す。
図8図8は、本発明の第二実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面を示す。
図9図9は、本発明の第三実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびインサート成形用の金型の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下、金型の構造と、その金型を用いた成形方法とを、同一の実施形態の中で説明する。
【0021】
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面(A)および当該金型を構成する第2金型の上面(B)を示す。
【0022】
第一実施形態に係るインサート成形用の金型(以後、単に「金型」という)1は、第1金型2と、第2金型3とを備える。この実施形態では、第1金型2および第2金型3は、非磁性金属から成り、好ましくは、アルミニウム、アルミニウム合金、あるいは非磁性ステンレススチールから成る。しかし、第1金型2および第2金型3は、成形部の周囲のみを上記の非磁性金属から構成され、その他を鉄あるいはタングステン鋼などの強磁性金属から構成されていても良い。
【0023】
この実施形態では、金型1を用いたインサート成形に供するインサート部品として、鉄あるいはIH対応ステンレススチールに代表される磁性体から成る金属部品10を用いる。ただし、後述の第三実施形態の状況下では、金属部品10として非磁性金属からなる部品を用いることもできる。金属部品10は、その上面に薄厚の凹部11を備える。凹部11は、樹脂を供給する部位に相当する。
【0024】
第1金型2は、その上面に、リング形状の樹脂供給口20を有すると共に、樹脂供給口20から第1金型2の厚さ方向に貫通する樹脂供給路21を有する。第1金型2は、第2金型3と対向する側の面(下面)に、薄厚の凹部を有しており、その凹部に弾性部材22を固定して備える。弾性部材22は、樹脂供給路21に貫通する貫通孔を有しており、樹脂供給口20から樹脂供給路21を経て流れてくる樹脂を弾性部材22の厚さ方向に通すことができるように構成されている。弾性部材22は、非磁性体であって、インサート部品(=金属部品10)よりも低硬度であって弾力に富む材料から好適に構成される。弾性部材22は、金属部品10の厚さにバラツキがあっても、そのバラツキを吸収して、金属部品10の上面と弾性部材22との間に隙間が生じないようにする機能を有する。弾性部材22としては、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PAI)などに代表される樹脂材料を好適に使用できる。
【0025】
第2金型3は、上部材30、断熱板31、下部材32を順に積層した構造を有する。断熱板31は、上部材30および下部材32とは異なる材料であって断熱特性の高い材料から成り、成形部を有する上部材30からの熱を遮蔽して下部材32に伝わりにくくする機能を有する。上部材30は、第1金型2と対向する上面側に、成形部としてのキャビティ33を開口して備える。キャビティ33は、金属部品10を配置可能な凹部である。なお、この実施形態では、キャビティ33を第2金型3にのみ備えるが、第1金型2と第2金型3との間にキャビティ33を備えるならば、第1金型2にのみ、あるいは第1金型2と第2金型3の両方に備えても良い。上部材30は、キャビティ33の底面から上部材30の内方(下方ともいう)に向かって窪む凹部34を複数備える。この実施形態では、凹部34は、図1(B)に示すように、キャビティ33の開口面側から見て、キャビティ33の底面下方において、同心矩形状に2個形成されている。しかし、凹部34の形状および個数は、この実施形態に限定されない。凹部34の開口部近傍であって、キャビティ33の底面より突出しない範囲内には、IHコイル35が配置されている。IHコイル35は、凹部34内において、高耐熱性樹脂、ガラス繊維、アルミニウム等の非磁性金属、あるいはセラミックスなどの固定材(不図示)により固定されている。当該固定材は、好ましくは、凹部34の側壁とIHコイル35との隙間につめるように、凹部34に備える。ただし、固定材を凹部34の側壁のみならず、凹部34の底部に接するように備えても良い。IHコイル35は、金型1の外部に配置されるIHインバータ(不図示)の制御の下で電流を流すと、電流の流れる方向に対して、同心円状でかつ時計の針の回転方向に沿う磁力線を発生する。この結果、IHコイル35近傍に配置される金属部品10に渦電流が発生し、金属部品10が発熱する。
【0026】
上部材30は、凹部34とは別の位置に、キャビティ33の底面から上部材30の厚さ方向に貫通する2本の貫通孔36を備える。断熱板31にも、貫通孔36の位置に、断熱板31の厚さ方向に貫通する2個の貫通孔31aを備える。下部材32は、断熱板31と対向する上面側に、凹部37を開口して備える。凹部37には、成形品をキャビティ33から押し出すための押出部材38が配置されている。押出部材38は、2本のロッド39を備え、各ロッド39を各貫通孔36内に挿入した状態で、凹部37内に配置されている。押出部材38は、その構成材料について特に限定されず、強磁性金属、非磁性金属、セラミックス材料、あるいはカーボン材料により好適に構成される。ロッド39は、押出部材38の一部を構成し、強磁性金属、非磁性金属、セラミックス材料、あるいはカーボン材料により構成できるが、IHコイル35によって発熱しないように、強磁性材料以外の材料から好適に構成される。下部材32は、その下面から凹部37に貫通する貫通孔40を備える。成形後、駆動部材(不図示)を貫通孔40に差し込み、押出部材38をキャビティ33に向かって押込むと、2本のロッド39は、キャビティ33内の成形品をキャビティ33の開口方向に向かって押し出すことができる。なお、貫通孔36の数およびロッド39の数は、それぞれ2個に限定されるものではなく、1個あるいは3個以上設けることもできる。
【0027】
このように、金型1は、金属部品10をインサートして熱硬化性樹脂と一体成形するインサート成形に使用可能であって、第1金型2及び第2金型3を備え、第1金型2と第2金型3との間に、金属部品10をセットするためのキャビティ33を備え、第2金型3にIHコイル35を備え、第1金型2に、未硬化状態の熱硬化性樹脂をキャビティ33に供給する樹脂供給路21を備え、第1金型2には、金属部品10と接する部位に弾性部材22を備え、IHコイル35に電流を流して、金属部品10自体を電磁誘導加熱して、金属部品10を熱硬化性樹脂の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱可能とする。特に、金型1は、IHコイル35を、金属部品10との間に空間を介在させて第2金型3に備え、磁性体から成る金属部品10を、直接、電磁誘導加熱することができるものである。
【0028】
図2は、本発明の第一実施形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法の主な工程のフローチャートを示す。図3は、図2のステップS101〜S102までの状況を示す。図4は、図2のステップS103の状況を示す。図5は、図2のステップS104〜S105までの状況を示す。図6は、図1のIHコイルに電流を流して金属部品を加熱する機構を模式的に示す。図7は、図2のステップS106の状況を示す。
【0029】
本発明の第一実施形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、主に、図2に示すステップS101〜ステップS106の各工程から成る。以下、各工程について、図3図7を参照しながら説明する。
【0030】
(1)ステップS101(インサート工程)
ステップS101は、第1金型2と第2金型3との間に形成されるキャビティ33内に金属部品10をインサートするインサート工程である。具体的には、第2金型3に形成されたキャビティ33に、凹部11を第1金型2の側に向けて金属部品10を挿入する。
【0031】
(2)ステップS102(型締工程)
ステップS102は、第1金型2と第2金型3とを型締めする型締工程である。具体的には、ステップS101の後、第2金型3の上に第1金型2を配置して互いに所定の圧力をもって締める。型締後には、金型1と、その内部の金属部品10とは、図3に示すような状況にある。
【0032】
(3)ステップS103(樹脂供給工程)
ステップS103は、キャビティ33内に未硬化状態の熱硬化性樹脂45を供給する樹脂供給工程である。具体的には、図4に示すように、第1金型2の樹脂供給口20から樹脂供給路21を経て、未硬化状態の熱硬化性樹脂45をキャビティ33内にある金属部品10の凹部11に向けて流し込む。本願における熱硬化性樹脂45は、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニルエステル、ポリフタル酸ジアリル、ポリイミド、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、フラン樹脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、マレイン樹脂あるいはジシクロペンタジエン樹脂等の樹脂の他、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、アクリルゴムあるいはフッ素ゴム等の熱硬化性のゴム材料も含むように広義に解釈される。特に、熱硬化性樹脂として、シリコーンゴムを用いるのが好ましい。
【0033】
(4)ステップS104(加熱工程)
ステップS104は、IHコイル35に電流を流して、金属部品10自体を電磁誘導加熱して、金属部品10を熱硬化性樹脂45の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱する加熱工程である。図5に示すように、IHコイル35に電流を流すと、金属部品10内に渦電流46が発生する。渦電流46は、図5中、見やすいように描かれているだけであり、実際の生成状況と必ずしも一致するものではない。渦電流46が金属部品10中に生成する結果、金属部品10は発熱する。ここで、第2金型3が特に強磁性材料にて構成されている場合には、IHコイル35から金属部品10までの距離(間隔L1)を、IHコイル35から凹部34の底部までの距離(間隔L2)よりも短くし、IHコイル35によって第2金型3を発熱しにくくする方が好ましい。これにより、金属部品10を金型1に対して優位に加熱することが可能になる。
【0034】
かかる電磁誘導加熱のメカニズムは、図6に示すとおりである。すなわち、コイル51に電流を流すと(電流は、紙面の表裏方向いずれかの方向に流れるものとする)、コイル51の周囲に磁力線52が発生する。この結果、磁力線52に触れる磁性体50の内部に、渦電流53が発生する。すると、磁性体50は、渦電流53により発熱する。
【0035】
(5)ステップS105(硬化工程)
ステップS105は、金属部品10の加熱に伴い熱硬化性樹脂45を硬化する硬化工程である。ステップS104により金属部品10が急速に発熱すると、その熱を受け取った熱硬化性樹脂45は硬化する。このように、IHコイル35を用いると、金型1を介さずに、直接、磁性体から成る金属部品10を加熱でき、その熱を利用して熱硬化性樹脂45を硬化することができる。このため、金型1にヒータ等を配置して加熱する場合と比較して、短時間で加熱及び成形可能となる。また、未硬化状態の熱硬化性樹脂45をキャビティ33内に流し込んでから、金属部品10を加熱できるので、熱硬化性樹脂45が所定部位に十分流れ込んでから硬化させることができる。したがって、熱硬化性樹脂45が流れ込む前に硬化してしまうといった不具合を防止できる。
【0036】
(6)ステップS106(取出工程)
ステップS106は、成形後に、成形体60をキャビティ33内から取り出す取出工程である。具体的には、図7に示すように、貫通孔40から駆動部材を差し込んで押出部材38を押し込み、ロッド39を介して成形体60(金属部品10と凹部11内の硬化樹脂45aとの一体成形品)をキャビティ33内から押し出す。第1金型2内の硬化樹脂45aと成形体60の硬化樹脂45aとは、第1金型2を成形体60から分離する際に切断可能である。
【0037】
このように、この実施形態に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法は、金型1内に金属部品10をインサートして熱硬化性樹脂45と一体成形する方法であって、金型1には、それを構成する第2金型3にIHコイル35を備え、第1金型2における金属部品10と接する部位に弾性部材22を備え、第1金型2と第2金型3との間に形成されるキャビティ33内に金属部品10をインサートするインサート工程(ステップS101)と、第1金型2と第2金型3とを型締めする型締工程(ステップS102)と、キャビティ33内に未硬化状態の熱硬化性樹脂45を供給する樹脂供給工程(ステップS103)と、IHコイル35に電流を流して、金属部品10自体を電磁誘導加熱して、金属部品10を熱硬化性樹脂45の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱する加熱工程(ステップS104)と、金属部品10の加熱によって熱硬化性樹脂45を硬化する硬化工程(ステップS105)とを含む。特に、IHコイル35を、金属部品10との間に空間を介在させて第2金型3に備え、加熱工程(ステップS104)では、磁性体から成る金属部品10を、直接、電磁誘導加熱する。このため、金型1を加熱しない、あるいは加熱しにくい状況にて、金属部品10を直接的に加熱することができる。このため、熱硬化性樹脂45を金属部品10の所定箇所(ここでは、凹部11)に流し込んだ後に、IHコイル35に電流を流して、一体成形を実行できる。しかも、かかる電磁誘導加熱によれば、金属部品10を急速に加熱できるので、成形サイクルを短くできる。
【0038】
さらに、IHコイル35を、磁性体から成る金属部品10との間隔L1よりも、IHコイル35より内方の第2金型3との間隔L2を大きくするように、第2金型3に備え、加熱工程(ステップS104)では、IHコイル35により、それを備える第2金型3よりも金属部品10を優位に電磁誘導加熱することができる。このため、磁性金属(特に、強磁性金属)から成る金型1を用いても、金型1への熱伝達を抑制できる。
【0039】
<第二実施形態>
次に、本発明に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびインサート成形用の金型の第二実施形態について説明する。この実施形態における成形方法は、第一実施形態と同様、図2に示す各工程から成るため、その重複した説明を省略する。また、第二実施形態に係る金型において、第一実施形態に係る金型と共通する部分については、同じ符号を付し、かつその重複した説明を省略する。
【0040】
図8は、本発明の第二実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面を示す。
【0041】
第二実施形態に係る金型1は、第1金型2にIHコイル65を備える点で、第一実施形態と異なる。第1金型2は、弾性部材22の上方に、弾性部材22側に開口して内方に向かって窪む複数の凹部64を備える。各凹部64は、樹脂供給路21の位置を避け、キャビティ33の開口面と対向して、第1金型2に形成されている。各凹部64は、その開口側に近い位置に、IHコイル65を備える。IHコイル65は、弾性部材22と接触し、あるいは非接触状態で、凹部64に備えられていても良い。IHコイル65は、弾性部材22と非接触状態にある場合には、弾性部材22との間に空間を介在するように、凹部64に固定される。また、IHコイル65から各凹部64の閉鎖状の天面までの距離は、好ましくは、第1金型2を過度に加熱させない程度に十分な長さである。
【0042】
このように、第二実施形態に係る金型1は、第1金型2及び第2金型3を備え、第2金型3側に、金属部品10をセットするためのキャビティ33を備え、第1金型2側にIHコイル65を備え、第1金型2に、未硬化状態の熱硬化性樹脂45をキャビティ33に供給する樹脂供給路21を備え、第1金型2には、金属部品10と接する部位に弾性部材22を備え、IHコイル65に電流を流して、金属部品10自体を電磁誘導加熱して、金属部品10を熱硬化性樹脂45の硬化温度若しくはそれ以上の温度まで加熱可能とする。特に、IHコイル65は、金属部品10との間に空間および非磁性材料から成る弾性部材22の内、少なくとも弾性部材22を介在させて第1金型2に備えられ、磁性体から成る金属部品10を、直接、電磁誘導加熱する。このため、熱硬化性樹脂45を金属部品10の凹部11に流し込んだ後に、IHコイル65に電流を流して、一体成形を実行できる。しかも、かかる電磁誘導加熱によれば、金属部品10を急速に加熱できるので、成形サイクルを短くできる。
【0043】
また、IHコイル65から凹部64の閉鎖状の天面までの距離は、IHコイル65から金属部品10までの距離より長い。すなわち、IHコイル65と磁性体から成る金属部品10との間隔よりも、IHコイル65とそれより内方の第1金型2との間隔を大きくするように、IHコイル65は第1金型2に備えられている。このため、IHコイル65により、それを備える第1金型2よりも金属部品10を優位に電磁誘導加熱することができる。このため、磁性金属(特に、強磁性金属)から成る金型1を用いても、金型1への熱伝達を抑制できる。
【0044】
<第三実施形態>
次に、本発明に係る熱硬化性樹脂の金属部品インサート成形方法およびインサート成形用の金型の第三実施形態について説明する。この実施形態における成形方法は、第一実施形態と同様、図2に示す各工程から成るため、その重複した説明を省略する。また、第三実施形態に係る金型において、第一実施形態に係る金型と共通する部分については、同じ符号を付し、かつその重複した説明を省略する。
【0045】
図9は、本発明の第三実施形態に係るインサート成形用の金型の側断面を示す。
【0046】
第三実施形態に係る金型1は、第2金型3に備えるIHコイル35と、金属部品10との間に、介在部材70を備える点で、第一実施形態と異なる。介在部材70は、主に強磁性材料により構成される。介在部材70は、凹部34の開口面側からIHコイル35の上方を覆うように、凹部34に配置される。介在部材70のIHコイル35を覆う上面は、好ましくはキャビティ33の底面を兼ねる。このため、金属部品10は、その底を介在部材70に接触した状態でキャビティ33内に配置される。介在部材70は、IHコイル35に流れる電流に起因した渦電流を内部に生じ、それ自体が加熱する。このため、金属部品10として非磁性金属から成る部品を使用する場合であっても、金属部品10自体を発熱させる場合と比べると若干長い時間を要するものの、従来よりも短時間にて金属部品10を加熱できる。
【0047】
<その他の実施形態>
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態に限定されることなく、種々変更実施可能である。
【0048】
上述の第一実施形態では、凹部34を開口した状態で金属部品10をキャビティ33内にインサートしているが、凹部34の開口面を塞ぐようにキャビティ33の底にガラスあるいはアルミニウム等から成る部材を配置し、当該部材をIHコイル35と金属部品10との間に介在させた状態にてIHコイル35に電流を流し、金属部品10を発熱させるようにしても良い。すなわち、金属部品10は、空気あるいは非磁性材料から成る部材のいずれを介在させた状態でも、IHコイル35により加熱可能である。当該非磁性材料から成る部材は、特に、金属部品10が薄厚のため、成形時の樹脂圧に耐えられず、変形若しくは破損するのを防止する機能も有する。一方、金属部品10が薄厚で、かつ非磁性材料から成る場合には、第三実施形態で説明した介在部材70をIHコイル35と金属部品10との間に備えることにより、成形時の樹脂圧に耐え、かつ介在部材70の発熱によって金属部品10を加熱することができる。
【0049】
上述の第二実施形態では、IHコイル65を第1金型2側に備えるようにしたが、これに加えて、第2金型3側にIHコイル35を備えるようにし、金属部品10を両方のIHコイル35,65により発熱するようにしても良い。
【0050】
金型1は、IHコイル35,65の通電に起因して発熱しないような非磁性材料にて形成されるのが好ましいが、磁性材料(例えば、強磁性材料)を所定部位に含んでいても良い。例えば、金型1の主要部分を磁性材料で形成し、キャビティ33の周辺、特にIHコイル35,65の周辺を非磁性材料で構成するようにしても良い。かかる構成の場合、磁性材料から成る金属部品10を加熱するときに金型1の余計な発熱を抑制できる。一方、第三実施形態で説明したように、非磁性材料から成る金属部品10を用いてインサート成形を行う場合には、IHコイル35の通電により金属部品10を発熱させることはできないので、介在部材70のようなキャビティ33内に別途設置できる強磁性材料を用意し、あるいはキャビティ33周辺を強磁性材料から主に成る部材で分離不能に形成する方法を用いるのが好ましい。このような方法を用いると、金属部品10を間接加熱することにはなるが、金型1の主要部分を加熱せず、キャビティ33周辺のみを加熱するだけで良いので、金型1を余計に加熱することはない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、金属と熱硬化性樹脂との一体成形に利用できる。
【符号の説明】
【0052】
1 金型
2 第1金型
3 第2金型
10 金属部品
21 樹脂供給路
22 弾性部材
33 キャビティ
35 IHコイル
45 熱硬化性樹脂(シリコーンゴムはその一例)
65 IHコイル
70 介在部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9