(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6134701
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】LEDアレイ制御のための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
H05B 37/02 20060101AFI20170515BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20170515BHJP
H04N 5/66 20060101ALI20170515BHJP
【FI】
H05B37/02 J
H01L33/00 J
H04N5/66 102A
【請求項の数】15
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-502662(P2014-502662)
(86)(22)【出願日】2012年3月26日
(65)【公表番号】特表2014-515865(P2014-515865A)
(43)【公表日】2014年7月3日
(86)【国際出願番号】US2012030599
(87)【国際公開番号】WO2012135135
(87)【国際公開日】20121004
【審査請求日】2015年3月24日
(31)【優先権主張番号】13/072,183
(32)【優先日】2011年3月25日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390020248
【氏名又は名称】日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507107291
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
(74)【上記1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】アリ カレヴィ ヴァーナネン
(72)【発明者】
【氏名】ユッシ ペッテリ ティッカナン
(72)【発明者】
【氏名】ウラディミール トゥロンディン
【審査官】
田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−268890(JP,A)
【文献】
特開2009−025806(JP,A)
【文献】
特開2009−053475(JP,A)
【文献】
特開2006−301450(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 37/02
H01L 33/00
H04N 5/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光ダイオード(LED)アレイを駆動するための制御モジュールであって、
前記制御モジュールが、前記制御モジュールの内部の構成要素と前記制御モジュールの外部の構成要素との間の電気的接続を提供するための複数の電気的端子を含み、
前記LEDアレイが、N個の前記電気的端子への個別の接続のために構成される前記制御モジュールの外部に配置される少なくともN>2個のコラム導体を含むと共に、Y個の前記電気的端子への個別の接続のために構成される前記制御モジュールの外部に配置される少なくともY>2個のロー導体を含み、前記制御モジュールの外部に配置される少なくともN×Y個のLEDを更に含み、少なくとも1つのLEDが前記コラム導体とロー導体の各個別の対の間に接続され、
前記制御モジュールが、前記制御モジュール内に配置される、
前記N個の電気的端子の個別の電気的端子に電気的に接続される出力を有するN個のLED電流ドライバと、
Y個のトランジスタスイッチであって、前記トランジスタスイッチの各々が、前記Y個の電気的端子の個別の電気的端子に別々に接続されるスイッチ端子の第1のセットを有すると共に、共通電圧ポイントに電気的に接続されるスイッチ端子の第2のセットを有する、前記Y個のトランジスタスイッチと、
連続する数の個別のLED駆動期間の各々の間に、前記N個のLED電流ドライバと前記Y個のトランジスタスイッチの状態を制御するためコントローラであって、LED駆動期間の所与のLED駆動期間の間に、前記N個のLED電流ドライバの全てがアクティブにされ、前記トランジスタスイッチの1つのみがオンにされ、そのため、前記オントランジスタスイッチに関連付けられるロー導体に接続される前記N個のLEDのみが駆動されようにする、前記コントローラと、
を更に含む、制御モジュール。
【請求項2】
請求項1に記載の制御モジュールであって、
一連の連続するピクチャフレームの間に画像が生成され、各ピクチャフレームが少なくとも3つのサブフレームに小区分され、各サブフレームが前記LED駆動期間の少なくとも1つを含む、制御モジュール。
【請求項3】
請求項2に記載の制御モジュールであって、
各サブフレームが、前記ロー導体の第1のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第1の駆動期間と、その後に続く、前記ロー導体の第2のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第2の駆動期間と、その後に続く、前記ロー導体の第3のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第3の駆動期間とを含む、制御モジュール。
【請求項4】
請求項3に記載の制御モジュールであって、
各ピクチャフレームが少なくとも4つのサブフレームに小区分され、各サブフレームが、前記ロー導体の第1のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第1の駆動期間と、その後に続く、前記ロー導体の第2のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第2の駆動期間と、その後に続く、前記ロー導体の第3のロー導体に接続される前記LEDが駆動される第3の駆動期間とを含む、制御モジュール。
【請求項5】
請求項1に記載の制御モジュールであって、
前記N個のLED電流ドライバの各々が、調節可能な電流レベル出力を含み、前記コントローラが、前記電流ドライバ電流レベル出力の各々を別々に制御するように構成される、制御モジュール。
【請求項6】
発光ダイオード(LED)アレイと制御モジュールとを含む照明アッセンブリであって、
前記発光ダイオード(LED)アレイが、
Nが少なくとも3である、N個のコラム導体と、
Yが少なくとも3である、Y個のロー導体と、
少なくともN×Y個のLEDであって、少なくとも1つのLEDが前記コラム導体とロー導体との各個別の対の間に接続され、第1の色のLEDのみが前記ロー導体の第1のロー導体に接続され、第2の色のLEDのみが前記ロー導体の第2のロー導体に接続され、第3の色のLEDのみが前記ロー導体の第3のロー導体に接続され、前記第1、第2及び第3の色が異なる色である、前記少なくともN×Y個のLEDと、
を含み、
前記制御モジュールが、
前記制御モジュール内の構成要素と前記制御モジュールの外の構成要素との間の電気的接続を提供するための複数の電気的端子であって、前記制御モジュールの外の構成要素が前記LEDアレイを含み、N個の前記電気的端子が前記コラム導体の個別のコラム導体に接続され、Y個の前記電気的端子が前記ロー導体の個別のロー導体に接続される、前記複数の電気的端子と、
前記制御モジュールの内部にあり、前記N個の電気的端子の個別の電気的端子に電気的に接続される出力を有する、N個のLED電流ドライバと、
前記制御モジュールの内部のY個のトランジスタスイッチであって、前記トランジスタスイッチの各々が、前記Y個の電気的端子の個別の電気的端子に別々に接続される第1の端子のセットを有し、各前記トランジスタスイッチが、共通電圧ポイントに電気的に接続される端子の第2のセットを有する、前記Y個のトランジスタスイッチと、
前記制御モジュールの内部にあり、前記N個のLED電流ドライバと前記Y個のトランジスタスイッチとの状態を制御するために構成される、コントローラと、
を含む、照明アッセンブリ。
【請求項7】
請求項6に記載の照明アッセンブリであって、
前記コントローラが、連続する数の個別のLED駆動期間の所与の1つの間に、前記N個のLED電流ドライバの全てがアクティブにされ、前記トランジスタスイッチの1つのみがオンにされ、そのため、前記オントランジスタスイッチに関連付けられるロー導体に接続される前記少なくともN個のLEDのみが駆動されるように更に構成される、照明アッセンブリ。
【請求項8】
請求項7に記載の照明アッセンブリであって、
少なくとも2つのLEDが、コラム導体とロー導体の各個別の対の間に直列に接続される、照明アッセンブリ。
【請求項9】
請求項6に記載の制御モジュールであって、
前記N個のLED電流ドライバの各々が、調節可能な電流レベル出力を含み、前記コントローラが、前記電流ドライバ電流レベル出力の各々を別々に制御することができる、照明アッセンブリ。
【請求項10】
請求項6に記載の制御モジュールであって、
一連の連続するピクチャフレームの間に画像が生成され、各ピクチャフレームが少なくとも3つのサブフレームに小区分され、各サブフレームが、その間に少なくとも前記LEDの幾つかが駆動される、少なくとも1つのLED駆動期間を含む、制御モジュール。
【請求項11】
請求項10に記載の制御モジュールであって、
各サブフレームが、前記第1の色の前記LEDのみが駆動される第1の複数のLED駆動期間と、前記第2の色の前記LEDのみが駆動される第2の複数のLED駆動期間と、前記第3の色の前記LEDのみが駆動される第3の複数のLED駆動期間とを含む、制御モジュール。
【請求項12】
請求項10に記載の制御モジュールであって、
前記サブフレームの第1のサブフレームの間に、前記第1の複数のLED駆動期間の全期間が、前記第2の複数のLED駆動期間の全期間を超え、且つ、前記第3の複数のLED駆動期間の全期間を超え、
前記サブフレームの第2のサブフレームの間に、前記第2の複数のLED駆動期間の全期間が、前記第1の複数のLED駆動期間の全期間を超え、且つ、前記第3の複数のLED駆動期間の全期間を超え、更に、
前記サブフレームの第3のサブフレームの間に、前記第3の複数の駆動期間の全期間が、前記第1の複数の駆動期間の全期間を超え、且つ、前記第2の複数のドライバ期間の全期間を超える、制御モジュール。
【請求項13】
請求項12に記載の制御モジュールであって、
前記第1、第2及び第3のサブフレームの各々の間に、前記第1、第2及び第3の複数のLED駆動期間がインターリーブされる、制御モジュール。
【請求項14】
一連の連続するピクチャフレームにわたって第1、第2及び第3の異なる色のLEDのアレイを駆動するための方法であって、前記ピクチャフレームの各々が少なくとも3つのサブフレームに分割され、
前記サブフレームの各々の間に、前記第1、第2及び第3の色のLEDを個別の時間に駆動すること、
を含み、
前記サブフレームの第1のサブフレームの間に、前記第2の色の前記LEDが駆動される全期間を超え、且つ、前記第3の色の前記LEDが駆動される全期間を超える、全期間の間に、前記第1の色のLEDが駆動され、
前記サブフレームの第2のサブフレームの間に、前記第1の色の前記LEDが駆動される全期間を超え、且つ、前記第3の色の前記LEDが駆動される全期間を超える、全期間の間に、前記第2の色の前記LEDが駆動され、
前記サブフレームの第3のサブフレームの間に、前記第1の色の前記LEDが駆動される全期間を超え、且つ、前記第2の色の前記LEDが駆動される全期間を超える、全期間の間に、第3の色の前記LEDが駆動され、
前記ピクチャフレームの各々が少なくとも4つのサブフレームに区分され、
前記サブフレームの第4のサブフレームの間に、前記第1の色の前記LEDが駆動される全期間を超え、且つ、前記第3の色の前記LEDが駆動される全期間を超える、全期間の間に、前記第2の色のLEDが駆動される、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、
前記サブフレームの前記第1、第2、第3及び第4のサブフレームが各ピクチャフレームの間に順次に生成され、前記第1、第2及び第3の色が、それぞれ赤、緑及び青である、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、概して電子的ディスプレイに関し、特に、LCDディスプレイ及び同様のもののバックライティングのためのLED制御回路要素に関連する。
【背景技術】
【0002】
図1は、従来の液晶ディスプレイ(LCD)を示し、これは、画像を画定するため種々のイメージ画素を生成するLCDパネル20を含む。バックライトユニット24が、光をLCDパネルに提供するように動作し、光導体プレート22がLCDパネルとバックライトユニット24との間に配置されている。バックライトユニット24は、冷陰極蛍光灯などの他のバックライティングデバイスと較べて改善された電力消費、輝度、及び重さを提供する発光ダイオード(LED)を用いる。カラーディスプレイを提供するため、LEDバックライトユニットは、赤、緑、及び青色(RGB)LEDの組み合わせを含み得、これらは、フィールドシーケンシャルカラー(FSC)駆動方法と称されるものを用いて駆動される。この方法は、人間の視覚の残像効果に依存することにより色を表示する。
図2のタイミング図に見られるように、1つの画像フレーム(又はピクチャフレーム)が3個のサブピクチャ(サブフレーム)に区分される。典型的なピクチャフレームの始めに、赤色サブピクチャがあり、その後緑色サブピクチャが続き、その後青色サブピクチャが続く。赤色サブピクチャの始めに、LCDパネル20がリフレッシュされ、バックライトユニット24内の赤色LEDが駆動される。そのため、赤色サブピクチャの間、画像の赤色成分が表示される。後続の緑色サブピクチャ及び青色サブピクチャの間、同じシーケンスが実行される。個別のカラーサブピクチャは人の目では検出されず、その結果、概してフリッカのないフルカラー画像となる。
【0003】
図1のLEDバックライトパネル24は比較的大きなLCDディスプレイに適していることに留意されたい。より小さなディスプレイでは、バックライティングLEDは、ディスプレイの全体的な厚みが実質的に低減されるようにLCDパネル20の端部に配置される。光ガイド(図示せず)がその後用いられて光をパネルにわたって等しく拡散させる。
【0004】
FSC駆動方法を用いてLEDバックライトユニット24を駆動するための回路要素は典型的に、ユニット自体とは別個の回路モジュールに位置する。典型的な回路モジュールは、集積回路パッケージに配置される集積回路の形式であり得、そのパッケージは、LEDユニット24及び他の外部回路構成要素とインタフェースするための限定された数のピン(電気的端子)を有する。
【発明の概要】
【0005】
説明される実施例は、限定された数のピンのみを必要とするが、パネルの個別のLEDに最適化された駆動を提供することが可能なFSC駆動方法及び他の方法を用いてLEDバックライトパネルを駆動するための回路モジュールを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、従来技術のLCDカラーディスプレイを示し、これは、赤、緑、及び青色LEDを用いるLEDバックライトユニットを含む。
【0007】
【
図2】
図2は、従来技術に従ったフィールドシーケンシャルカラー(FSC)駆動方法を示すタイミング図である。
【0008】
【
図3】
図3は、LEDマトリックスに接続される例示の一実施例に従ったLED制御モジュールを示す。
【0009】
【
図4】
図4は、LEDマトリックスに接続される別の実施例に従ったLED制御モジュールを示す。
【0010】
【
図5A】
図5Aは、
図3のLEDアレイの変形を示し、ここで、単一のLEDとは対照的に、複数のLEDが、選択されたローと導体ラインとの間に配置される。
【
図5B】
図5Bは、
図4のLEDアレイの変形を示し、ここで、単一のLEDとは対照的に、複数のLEDが、選択されたローと導体ラインとの間に配置される。
【0011】
【
図6】
図6は、代替のFSC駆動方法のタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図3は、LEDマトリックスアレイを駆動するための制御モジュール28の例示の一実施例を示す。制御モジュールは典型的に、外部構成要素とインタフェースするためのピンなどの、電気的端子を含む回路パッケージにより囲まれる集積回路の形式で実装される。回路パッケージは、デバイスの電気的端子として機能するコンタクトバンプを用いる表面実装デバイス(SMD)であってもよい。
【0013】
アレイのLEDはロー及びコラムに配され、アレイは好ましくはフィールドシーケンシャルカラー(FSC)駆動用に構成される。このアレイは、8個の赤色LEDの第1のロー44、8個の緑色LEDの第2のロー46、及び8個の青色LEDの第3のロー48を含む。ロー48におけるLEDのカソードはすべて第1のロー導体ライン42Aに接続され、第1のロー導体ライン42Aは、制御モジュール28のピン(電気的端子)32Aに接続される。ロー46におけるLEDのカソードはすべて第2のロー導体ライン42Bに接続され、第2のロー導体ライン42Bは制御モジュールのピン32Bに接続される。ロー44におけるLEDのカソードはすべて第3のロー導体ライン42Cに接続され、第3のロー導体ライン42Cは制御モジュール28のピン32Cに接続される。
【0014】
LEDの8個のコラムの各々は、関連するコラム導体ライン40A〜40Hを有し、コラム導体ラインの各々はそれぞれの制御モジュールピン30A〜30Hに接続される。特定のコラムにおけるLEDのアノードは、そのコラムに関連付けられるコラム導体ラインに接続される。例として、第1のコラムの赤色、緑色、及び青色LEDのアノードは、そのコラムに関連付けられるコラム導体ライン40Aに接続される。
【0015】
制御モジュール28は、3個のトランジスタスイッチ36A、36B、及び36Cを含み、これらは、制御モジュールピン32A、32B、及び32C(ロードライバピン)の個別の制御モジュールピンに接続されるそれぞれのスイッチ端子を有する。トランジスタスイッチの相対するスイッチ端子は、制御モジュールの回路接地に共通に接続される。後に説明するように、スイッチ36A、36B、及び36Cの状態は、モジュール28のFSC駆動制御50により独立して制御される。コラムドライバピン30A〜30Hの各々は、制御モジュール28内に配置される関連するLEDドライバ34A〜34Hを有し、LEDドライバは各々FSC駆動制御50により独立して制御される(明確にするため制御ラインは省略している)。駆動制御50は、本開示をよめば当業者に理解され得る方式で実装され得る。
【0016】
FSCドライバ制御50は、LCDを制御するためのコントローラと同期して動作する。
図2及び
図3のLEDアレイ及び制御モジュールの両方のタイミング図を参照すると、典型的なピクチャフレームは、赤色サブピクチャ画像のためLCDをリフレッシュすることにより始まる。リフレッシュの後、アレイの8個の赤色LCDが駆動される(アクティブにされる)。このアクションを実行するため、FSC駆動制御50は、トランジスタ36Cをオン状態に切り替え、他のスイッチ36B及び36Cはオフのままとする。そのため、ロー導体ライン42Cが接地され、ライン42B及び42Cは開回路のままである。FSC駆動制御50は更に、LEDドライバ34A〜34Hの各々を作動させる。緑色及び青色LEDのカソードは接地に接続されていないため、駆動電流が赤色LEDを駆動するために選択される。赤色サブピクチャの終わりで、制御50は、8個のLEDドライバをオフにして赤色LEDがイナクティブにされるようにする。また、制御50はトランジスタ36Cをオフにする。赤色サブピクチャの終わりに続いて、緑色サブピクチャのためLCDがリフレッシュされる。次に、制御50がトランジスタスイッチ36BをオンにしLEDドライバ34A〜34Hをイネーブルにするとき、緑色LED46が駆動される。ここでも、駆動電流が、緑色LEDを駆動するため制御50により最適化され得る。緑色サブピクチャの終わりに、緑色LEDがイナクティブにされ、青色LED48がアクティブにされるとき青色サブピクチャのためにシーケンスが繰り返される。
【0017】
LEDドライバ34A〜34Hは、制御された精度で駆動電流を提供するように実装されることが好ましく、制御された精度は12ビット電流解像度であることが好ましい。そのため、FSC駆動制御50は、ドライバの各々を独立して制御することができ、それにより、駆動特性を個別のLEDに整合させる能力を提供する。上述したように、異なるカラーLEDに対する最適駆動電流は異なり、制御50はサブピクチャの色に従って適切な調節をすることが可能である。また、各LEDの状態に関してフィードバック信号を制御50に提供するようにドライバが構成され得、そのため、所与のローにおける個別のLEDへの駆動も制御50により最適化され得る。
【0018】
図4は、当該制御モジュールの別の実施例52を示す。この場合、LEDは、関連するコラム導体ライン58A〜58Hにカソードが接続され、関連するロー導体ライン60A〜60Cにアノードが接続されるようにマトリックスに配される。8個のLEDドライバがモジュール52に含まれ、これらは、それぞれのモジュールピン30A〜30Hに接続される。LEDドライバは、コラム導体ライン上にある電流をソースするのではなく、シンクするように構成される。ここでもLEDドライバの状態は、FSC駆動制御50により独立して制御される。スイッチングトランジスタ56A、56B、及び56Cが提供され、これらは、それぞれのモジュールピン32A、32B、及び32Cに別々に接続される端子の1つのセットを有する。スイッチ端子の他方のセットは、正の電源V
DDに共通に接続される。スイッチ32A、32B、及び32Cは、FSC制御50により別々に制御され、それにより、3個のロー導体ライン60A、60B、及び60Cのうち選択された一つが供給電圧V
DDに接続され得る。
【0019】
典型的なFSC駆動シーケンス中、駆動制御50がスイッチ56AをONにし、更に8個のLEDドライバ54A〜54Hをアクティブにするとき、赤色サブピクチャの間、赤色LEDロー60がアクティブにされる。そのため、駆動電流が電源V
DDからONスイッチ56Aを介して及び8個の赤色LEDを介してLEDドライバに流れ得る。ここでも、LEDドライバ54A〜54Hが、
図3の実施例のドライバ34A〜34Hに関連して上述した同じ制御特徴を有することが好ましい。
【0020】
図3及び
図4に関連して説明されるLEDマトリックスは、各N×Yコラム/ロー位置に対して単一のLEDを用いる。他の実施例において、説明されるマトリックスの単一LEDを、通常は同じ色の、2個又はそれ以上のLEDで置き換えることもできる。例として、
図5Aは、
図3のコラム導体ライン40Aとロー導体ライン42Cとの間に接続される一対のLEDを示す。更なる例として、
図5Bは、ロー導体ライン60Aとコラム導体ライン58Aとの間に接続される一対のLEDを示す。単一ドライバによる同時の複数のLEDの駆動に対応するため、
図4の電圧V
DDを含む駆動電圧レベルに、及びLEDドライバ54A〜54H及び34A〜34H特性にも、適切な調節が成される。
【0021】
図6は、代替のFSC駆動方法のタイミング図である。この場合、ピクチャフレームが3個ではなく4個のサブフレームに区分される。第1、第2、及び第3のサブフレームの間、それぞれの赤色、緑色、及び青色LEDが支配的であり、第4のサブフレームにおいて緑色LEDのための期間が繰り返される。任意の1つの時間に単一カラーのLEDのみが駆動され得るため、サブフレームの各々が、赤、緑、及び青色駆動期間のシーケンスを含み、これらの駆動期間がインターリーブされる。そのため、
図6から分かるように、所与のサブフレームの間、異なる色のLEDの3つのセットが時間多重化される。第1のサブフレームの間、
図3のロー44の赤色LEDが第1の期間の間オンにされ、その後ロー46の緑色LEDが続き、その後ロー48の青色LEDが続き、サブフレームの残りにわたって色のこのインターリーブが行われる。所与のサブフレームの間の3つのLEDカラーの寄与は、所与の色のLEDがオンになるそれぞれの全時間によって、及び各色の輝度によって決まる。
図6の例において、第1のサブフレームの間、赤色が支配的であり、第2のサブフレームの間、緑色が支配的であり、第3のサブフレームの間、青色が支配的であり、第4のサブフレームの間、再び緑色が支配的である。或るサブフレームにおいて或る色が支配的であるとき、支配的である色のLEDが駆動される全期間が、そのサブフレームの間他の色のLEDの任意の一つが駆動される全期間を超える。
【0022】
当業者であれば、本発明の特許請求の範囲内で、説明した例示の実施例に変形が成され得ること、及び多くの他の実施例が可能であることが分かるであろう。