特許第6134963号(P6134963)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6134963スクリーンキャプチャ方法、装置、および端末デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6134963
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】スクリーンキャプチャ方法、装置、および端末デバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20170522BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20170522BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20170522BHJP
   H04M 1/247 20060101ALI20170522BHJP
【FI】
   G06F3/0484 150
   G06F3/0488
   G06F3/041 595
   H04M1/247
【請求項の数】15
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-528304(P2016-528304)
(86)(22)【出願日】2014年3月10日
(65)【公表番号】特表2016-529608(P2016-529608A)
(43)【公表日】2016年9月23日
(86)【国際出願番号】CN2014073114
(87)【国際公開番号】WO2015032190
(87)【国際公開日】20150312
【審査請求日】2016年1月21日
(31)【優先権主張番号】201310405023.6
(32)【優先日】2013年9月9日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲鄭▼ ▲凱▼方
【審査官】 若林 治男
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−058856(JP,A)
【文献】 特開2013−171365(JP,A)
【文献】 特表2012−524474(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/116219(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G06F 3/041
G06F 3/0488
H04M 1/247
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、前記同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップと、
前記スクリーンキャプチャ領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得するステップと
を含
2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された後、かつ前記同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、
前記同一方向の平行スワイプに従って、前記同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得するステップと、
前記同一方向の平行スワイプに従って、前記同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するステップと
を更に含む、スクリーンキャプチャ方法。
【請求項2】
前記同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する前記ステップが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の前記始点位置、前記終点位置、および前記スワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の前記始点位置、前記終点位置、および前記スワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得する前記ステップが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記スワイプトラックと水平線とによって、または前記スワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の前記始点位置、前記終点位置、および前記スワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得する前記ステップが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置との間の接続線と水平線とによって、または前記接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するステップ、または
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するステップ
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記領域が矩形ではない場合、前記スクリーンキャプチャ領域は、前記領域によってカバーされる最大エリアの矩形領域または前記領域によってカバーされる最小エリアの矩形領域である、請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】
2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、前記同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように構成された第1の取得モジュールと、
前記第1の取得モジュールによって取得された前記スクリーンキャプチャ領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得するように構成されたスクリーンキャプチャモジュールと
を含
前記2本の指が前記スクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることを前記第1の取得モジュールが検出した後、かつ前記同一方向の平行スワイプに従って、前記スクリーンキャプチャ領域が取得されるよりも前に、前記同一方向の平行スワイプに従って、前記同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、前記同一方向の平行スワイプに従って、前記同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように構成された第2の取得モジュールを更に含む、スクリーンキャプチャ装置。
【請求項7】
前記第1の取得モジュールが、
前記第2の取得モジュールによって取得される前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の前記始点位置、前記終点位置、および前記スワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項6に記載のスクリーンキャプチャ装置。
【請求項8】
前記第1の取得モジュールが、
前記第2の取得モジュールによって取得される前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記スワイプトラックと水平線とによって、または前記スワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項7に記載のスクリーンキャプチャ装置。
【請求項9】
前記第1の取得モジュールが、
前記第2の取得モジュールによって取得される前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置との間の接続線と水平線とによって、または前記接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するか、または
前記第2の取得モジュールによって取得される前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項7に記載のスクリーンキャプチャ装置。
【請求項10】
前記第1の取得モジュールが、
前記領域が矩形ではない場合、前記スクリーンキャプチャ領域が前記領域によってカバーされる最大エリアの矩形領域または前記領域によってカバーされる最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される、請求項8または9に記載のスクリーンキャプチャ装置。
【請求項11】
端末デバイスであって、
前記端末デバイスによって提供される機能に対応する操作インターフェースを提示し、受信されたタッチ操作に対応するタッチ信号を取得するように構成されたタッチディスプレイと、
前記タッチディスプレイによって取得される前記タッチ信号に従って、前記タッチディスプレイによって受信される前記タッチ操作を決定し、前記タッチ操作が同一方向の平行スワイプである場合、前記同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得し、前記スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像をキャプチャするように構成されたプロセッサと
を含
前記プロセッサは、
前記同一方向の平行スワイプに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、前記同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、前記同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように更に構成される、端末デバイス。
【請求項12】
前記プロセッサが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の前記始点位置、前記終点位置、および前記スワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項11に記載の端末デバイス。
【請求項13】
前記プロセッサが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記スワイプトラックと水平線とによって、または前記スワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項12に記載の端末デバイス。
【請求項14】
前記プロセッサが、
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置との間の接続線と水平線とによって、または前記接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するか、または
前記始点位置および/または前記終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、前記始点位置と前記終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、前記スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される、請求項12に記載の端末デバイス。
【請求項15】
前記プロセッサが、
前記領域が矩形ではない場合、前記スクリーンキャプチャ領域が前記領域によってカバーされる最大エリアの矩形領域または前記領域によってカバーされる最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される、請求項13または14に記載の端末デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、タッチアプリケーションの分野に関し、詳細には、スクリーンキャプチャ方法、装置、および端末デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
インテリジェントな端末デバイスの開発に伴い、スクリーンキャプチャ機能は端末デバイスの基本的な構成となってきた。しかしながら、今日までほとんどの端末デバイスに関して、スクリーンキャプチャは、ハードウェアのボタンの組合せを用いて実装されており、キャプチャできるのはスクリーン全体に表示された画像のみであり、これは内容の適切性を欠く。したがって、ユーザは、通常、キャプチャした画像に対するクリッピング等の更なる加工を実行する必要があり、この操作は面倒かつ複雑である。いくつかの最新の端末デバイスに関しては、スクリーン上でスタイラスのスワイプトラックを認識することによって特定の領域のスクリーンキャプチャを実装できる。しかしながら、特定の領域のスクリーンキャプチャは、スタイラスの助けを借りてのみ実装できる。つまり、スクリーンキャプチャ操作は面倒かつ複雑であり、ユーザ体感はまだ更に改善されるべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、ジェスチャ認識を使用してスクリーン表示領域内の画像の一部分をキャプチャできる、スクリーンキャプチャ方法、装置、および端末デバイスを提供する。
【0004】
第1の態様によれば、スクリーンキャプチャ方法が提供され、方法は、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップと、スクリーンキャプチャ領域に従って、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得するステップとを含む。
【0005】
第1の態様を参照する、第1の可能な実装様式では、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された後、かつ同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、方法は、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得するステップと、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するステップとを更に含む。
【0006】
第1の態様の第1の可能な実装様式を参照する、第2の可能な実装様式では、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを含む。
【0007】
第1の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第3の可能な実装様式では、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを含む。
【0008】
第1の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第4の可能な実装様式では、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップ、または始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを含む。
【0009】
第1の態様の第3または第4の可能な実装様式を参照する、第5の可能な実装様式では、領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域は、領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域である。
【0010】
第2の態様によれば、スクリーンキャプチャ装置が提供され、スクリーンキャプチャ装置は、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように構成された第1の取得モジュールと、第1の取得モジュールによって取得されたスクリーンキャプチャ領域に従って、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得するように構成されたスクリーンキャプチャモジュールとを含む。
【0011】
第2の態様を参照する、第1の可能な実装様式では、スクリーンキャプチャ装置は、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることを第1の取得モジュールが検出した後、かつ同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域が取得されるよりも前に、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように構成された第2の取得モジュールを更に含む。
【0012】
第2の態様の第1の可能な実装様式を参照する、第2の可能な実装様式では、第1の取得モジュールは、第2の取得モジュールによって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0013】
第2の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第3の可能な実装様式では、第1の取得モジュールは、第2の取得モジュールによって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0014】
第2の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第4の可能な実装様式では、第1の取得モジュールは、第2の取得モジュールによって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成されるか、または第2の取得モジュールによって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0015】
第2の態様の第3または第4の可能な実装様式を参照する、第5の可能な実装様式では、第1の取得モジュールは、領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域が領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される。
【0016】
第3の態様によれば、端末デバイスが提供され、端末デバイスは、端末デバイスによって提供される機能に対応する操作インターフェースを提示し、受信されたタッチ操作に対応するタッチ信号を取得するように構成されたタッチディスプレイと、タッチディスプレイによって取得されるタッチ信号に従って、タッチディスプレイによって受信されるタッチ操作を決定し、タッチ操作が同一方向の平行スワイプである場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得し、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像をキャプチャするように構成されたプロセッサとを含む。
【0017】
第3の態様を参照する、第1の可能な実装様式では、プロセッサは、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように更に構成される。
【0018】
第3の態様の第1の可能な実装様式を参照する、第2の可能な実装様式では、プロセッサは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0019】
第3の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第3の可能な実装様式では、プロセッサは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0020】
第3の態様の第2の可能な実装様式を参照する、第4の可能な実装様式では、プロセッサは、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するか、または始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように更に構成される。
【0021】
第3の態様の第3または第4の可能な実装様式を参照する、第5の可能な実装様式では、プロセッサは、領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域が領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される。
【0022】
前述の技術的解決策に基づいて、本発明の実施形態におけるスクリーンキャプチャ方法、装置、および端末デバイスによれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつスクリーンキャプチャ方法は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0023】
本発明の実施形態において技術的解決策をより明確に説明するために、本発明のまたは先行技術の実施形態を説明するために必要な添付の図面を以下に簡潔に紹介する。以下の説明において添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すものにすぎず、当業者はこれらの添付の図面から創作的な努力を伴うことなく他の図面を想起し得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法の概略的なフローチャートである。
図2】本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法の別の概略的なフローチャートである。
図3】本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ操作の概略図である。
図4図3に示すスクリーンキャプチャ操作が成功した場合の表示画像である。
図5】本発明の実施形態による別のスクリーンキャプチャ操作の概略図である。
図6図5に示すスクリーンキャプチャ操作が成功した場合のディスプレイ画像である。
図7】本発明の別の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法の概略的なフローチャートである。
図8】本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ装置の概略的なブロック図である。
図9】本発明の実施形態による端末デバイスの概略的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面を参照して以下に明確かつ十分に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなくその一部であることは明らかである。本発明の実施形態に基づいて創作的な努力を伴わずに当業者が得る全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に包含されるべきである。
【0026】
本発明の実施形態では、ユーザ機器(User Equipment、UEと略す)は、携帯電話、タブレットコンピュータ、移動端末を有するコンピュータ等であってよいことを理解されたい。例えば、端末デバイスは、携帯可能な、ポケットサイズの、手持ちサイズの、コンピュータが組み込まれた、または車載移動装置であってもよい。しかしながら、本発明の実施形態はこれらに限定されない。
【0027】
図1は、本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法100の概略的なフローチャートを示し、スクリーンキャプチャ装置によってこの方法を実行してよい。選択的に、スクリーンキャプチャ装置は、独立した装置であってよく、または端末デバイス内のモジュールであってよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれらに限定されない。図1に示すように、方法100は以下のステップを含む。
【0028】
ステップS110:2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることを検出した場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する。
【0029】
ステップS120:スクリーンキャプチャ領域に従って、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得する。
【0030】
したがって、本発明のこの実施形態におけるスクリーンキャプチャ方法によれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつ方法は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0031】
選択的に、ステップS110において、スクリーンキャプチャ装置は、スクリーンキャプチャ装置のスクリーン上でタッチポイントを検出してよい。端末デバイスがスクリーン上で2つのタッチポイントを検出した(即ち、2本の指が同時にスクリーンにタッチする)場合、かつ2つのタッチポイントが連続的かつ滑らかに時間経過とともに移動する場合、2つのタッチポイントの移動トラックに従って、2本の指のタッチ操作を決定してよい。
【0032】
選択的に、2つのタッチポイントが時間経過とともに同一方向にスクリーンに沿って平行に連続的に移動することをスクリーンキャプチャ装置が検出した(即ち、2本の指がスクリーン上を同一方向に平行に間断なくスワイプする)場合、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定できる。選択的に、2つのタッチポイントの移動トラックは、直線であってよく、またはほぼ直線である曲線であってよい。この場合、スクリーンキャプチャ装置は、移動トラックに対応する直線を得るために、ほぼ直線である曲線に対して平滑化処理を実行してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0033】
具体的には、2つのタッチポイントの移動トラックが同一方向の平行を維持する場合、スクリーンキャプチャ装置は、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることを決定できる。また、2つのタッチポイントの移動トラックがほぼ同一方向に平行である(即ち、夾角が2つのタッチポイントの移動トラック間の事前設定の夾角範囲内である)場合、スクリーンキャプチャ装置は、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプしていることを決定でき、ここで事前設定の夾角範囲の設定は、可能な限りタッチ操作の決定誤りを回避すべきである。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0034】
選択的に、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることをスクリーンキャプチャ装置が決定すると、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得し、始点位置および/または終点位置に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得してよい。これに対応して図2に示すように、2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることの検出後、かつ同一方向の平行スワイプに応じたスクリーンキャプチャ領域の取得よりも前に、方法100は以下のステップを更に含む。
【0035】
ステップS130:同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得する。
【0036】
ステップS140:同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得する。
【0037】
端末デバイスによるスクリーンキャプチャ操作の認識誤りを回避するために、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの始点位置および終点位置がスクリーンの事前設定のエッジ表示領域内に存在することが検出された場合のみ、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよい。具体的には、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの2つの始点が両方ともエッジ表示領域内に存在する場合のみ、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよく、または同一方向の平行スワイプの1つまたは2つの始点がエッジ表示領域内に存在する場合、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよい。選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの2つの終点位置が両方ともエッジ表示領域内に存在する場合のみ、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよく、または同一方向の平行スワイプの1つまたは2つの終点位置がエッジ表示領域内に存在する場合、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよい。選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの少なくとも1つの始点および少なくとも1つの終点位置が両方ともエッジ表示領域内に存在する場合のみ、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定してよく、または、同一方向の平行スワイプの少なくとも1つの始点および/または少なくとも1つの終点がエッジ表示領域内に存在する場合、タッチ操作が同一方向の平行スワイプであることを決定してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれらに限定されない。
【0038】
エッジ表示領域を事前設定してよい。エッジ表示領域はスクリーンの表示領域の境界上の位置を含んでよく、かつエッジ表示領域はスクリーンの表示領域の内側であるが事前設定の矩形領域の外側の領域であってよく、ここで事前設定の矩形領域は、スクリーンの表示領域内であり、スクリーンの表示領域と同心である。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0039】
選択的に、ステップS110において、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、具体的には以下のステップを含む。
【0040】
ステップS111:始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する。
【0041】
選択的に、別の実施形態では、同一方向の平行スワイプの始点が事前設定の矩形領域内に存在することをスクリーンキャプチャ装置が検出した場合、始点が端末デバイスのエッジ表示領域の外側であることを決定できる。同一方向の平行スワイプの終点が事前設定の矩形領域内に存在することをスクリーンキャプチャ装置が検出した場合、終点が端末デバイスのエッジ表示領域の外側に存在することを決定できる。同一方向の平行スワイプの2つの始点位置のどちらもエッジ表示領域内に存在しないこと、および/または同一方向の平行スワイプの2つの終点位置のどちらもエッジ表示領域内に存在しないことを端末デバイスが検出した場合、端末デバイスは、タッチ操作が無効な操作であることを決定でき、スクリーンキャプチャ操作を実行しない。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0042】
本発明のこの実施形態では、同一方向の平行スワイプの始点位置および終点位置は、スクリーンキャプチャ装置によって決定される同一方向の平行スワイプの始点位置および終点位置を示し、スクリーンキャプチャ装置によって決定される同一方向の平行スワイプの始点位置および終点位置は、スクリーンの表示領域が配置される上面上の2本の指の実際のスワイプの始点位置および終点位置とは異なっていてよいことを理解されたい。例えば、2本の指がスクリーンの表示領域を横切って連続的にスワイプし、それぞれが、スクリーンが配置される上面上にあるがスクリーンの表示領域の外側にある一点を始点として取り、かつ表示領域の外側にあり上面の別の側部上にある一点において停止する場合、スクリーンキャプチャ装置はスクリーンの表示領域の外側のタッチ信号を検出できないので、スクリーンキャプチャ装置によって検出される同一方向の平行スワイプの始点位置および終点位置は、全てスクリーンの表示領域の境界上に存在する。したがって、同一方向の平行スワイプの始点および終点は、全てスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在すると考えてよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0043】
選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置は、複数の任意の様式でスクリーンキャプチャ領域を取得してよい。例えば、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として用いるか、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックに対して平滑化処理を実行して、平滑化されたスワイプトラックと水平線とによって、または平滑化されたスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用するか、または、スワイプトラックの始点と終点との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい、等である。これに対して、ステップS111において、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、具体的には以下のステップを含む。
【0044】
ステップS111a:始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する。
【0045】
スクリーンキャプチャ装置は、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線によって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよく、または、スワイプトラックに対して平滑化処理を実行して、平滑化されたスワイプトラックと水平線とによって、または平滑化されたスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。具体的には、図3に示すように、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックが水平方向に沿っている場合、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの2つのスワイプトラックと2本の垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。選択的に、図5に示すように、スワイプトラックが垂直方向に沿っている場合、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプの2つのスワイプトラックと2本の水平線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。選択的に、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックと水平方向との間に90度に等しくない斜角が存在する場合、スクリーンキャプチャ装置は、スワイプトラックの斜角に従って、スワイプトラックと水平線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用するか、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域をスクリーンキャプチャ領域として使用するかを決定してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0046】
選択的に、別の実施形態では、ステップS111において、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップは、
ステップS111b:始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップ、または
ステップS111c:始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するステップを具体的に含む。
【0047】
具体的には、ステップS111bにおいて、同一方向の平行スワイプの2つのスワイプトラックの始点と終点との間の接続線が両方とも水平方向に沿っており、2つの始点位置と2つの終点位置とが別々に同一の垂直線上に存在する場合、スクリーンキャプチャ装置は、2つの接続線と垂直線とによって囲まれる矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。選択的に、2つのスワイプトラックの始点位置と終点位置との間の接続線が両方とも垂直方向に沿っており、2つの始点位置と2つの終点位置とが別々に同一の水平線上に存在する場合、スクリーンキャプチャ装置は、2つの接続線と水平線とによって囲まれる矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。選択的に、同一方向の平行スワイプの始点位置と終点位置との間の接続線が、水平方向にも沿わず、垂直方向にも沿わず、2つの始点位置と2つの終点位置とが別々に同一の水平線または垂直線上に存在する場合、スクリーンキャプチャ装置は、2つの接続線と垂直線または水平線とによって囲まれる平行四辺形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。選択的に、2つのスワイプトラックの始点位置が同一の垂直線または水平線上に存在しない場合、スクリーンキャプチャ装置は、特定の原則に基づき、始点位置のうちの1つを、スクリーンキャプチャ領域を取得するための基準として選択してよい。これに対応して、2つのスワイプトラックの終点位置が同一の垂直線上に存在しない場合、スクリーンキャプチャ装置は、特定の原則に基づき、終点位置のうちの1つを、スクリーンキャプチャ領域を取得するための基準として選択してもよく、ここでこの原則は、スクリーンキャプチャ領域が比較的大きなまたは小さなエリアを有すること等であってよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0048】
ステップS111cにおいて、スクリーンキャプチャ装置は、次いで、2つのスワイプトラックの始点位置と終点位置とを接続し、4つの接続線によって囲まれる四辺形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用する。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0049】
選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置は、2本の指のスワイプの始点位置と終点位置との間の接続線と接続線に対して垂直な線とによって囲まれる矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してもよい。具体的には、同一方向の平行スワイプのスワイプ方向が水平方向である場合、始点位置と終点位置との間の接続線に対して垂直な線は垂直線であり、または同一方向の平行スワイプのスワイプ方向が垂直方向である場合、始点位置と終点位置との間の接続線に対して垂直な線は水平線である。選択的に、同一方向の平行スワイプの始点位置と終点位置との間の接続線が完全に平行ではなく、極めて小さな角度を有する場合、スクリーンキャプチャ装置は、接続線のうちの1本を他の接続線を調整するための基準として使用してよく、これにより、2本の接続線は互いに対して平行になる。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0050】
選択的に、水平方向および垂直方向について、スクリーンキャプチャ装置の現在の姿勢におけるスクリーンキャプチャ装置の長手方向を水平方向として使用してよく、スクリーンキャプチャ装置の緯線方向を垂直方向として使用してよく、または、スクリーンキャプチャ装置の現在の姿勢に関係なく、垂直方向は常に重力の方向であってよく、水平方向は垂直方向に垂直な方向であってよい。どのような場合においても、水平線は水平方向に対して平行であり、垂直線は垂直方向に対して平行である。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0051】
選択的に、方法100は以下のステップを更に含む。
【0052】
ステップS150:ステップS111bまたはステップS111cにおいて取得された領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域が領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域であることを決定する。
【0053】
具体的には、ステップS111bにおいて取得された平行四辺形領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域として矩形領域を得るために平行四辺形領域を加工してよい。具体的には、スクリーンキャプチャ装置は、平行四辺形の2つの端部を2つの三角形領域で貼り付け、取得された矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用するか、または2つの内部の三角形領域を平行四辺形から切り出し、得られた矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0054】
ステップS111cにおいて取得された四辺形領域が平行四辺形でない場合、スクリーンキャプチャ装置は、平行四辺形を得るために四辺形に対して加工操作を実行して、平行四辺形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用してよく、または、スクリーンキャプチャ装置は、矩形領域を得るために四辺形領域に対して加工操作を更に実行して、矩形領域をスクリーンキャプチャ領域として使用する。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0055】
選択的に、別の実施形態では、更に、スクリーンキャプチャ装置は、スクリーンキャプチャが成功するかまたは失敗した後に、スクリーンキャプチャの結果をユーザに通知してよい。これに対応して、方法100は以下のステップを更に含む。
【0056】
ステップS160:スクリーンキャプチャ操作の実行が成功したことをユーザに通知する。
【0057】
スクリーンキャプチャ装置は、プロンプト音を鳴らすことによってユーザに通知してよく、またはスクリーン上に成功または失敗を示す画像を表示することによってユーザに通知してよい。具体的には、成功を示す画像は、キャプチャされた画像であってよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0058】
選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置は、キャプチャされた画像を表示する際に画像に対する操作オプションを表示してよく、これにより、ユーザは画像に対して更なる操作および加工を実行できる。これに対応して、方法100は以下のステップを更に含む。
【0059】
ステップS170:スクリーン上に画像を提示し、同時に画像に対する操作オプションを提示する。
【0060】
図4および図6に示すように、操作オプションは、共有オプション、キャンセルオプション、および保存オプションを含んでよい。選択的に、操作オプションは、3つのオプションのうちの少なくとも1つのオプションを含んでよく、操作オプションは、別のオプションを更に含んでよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。ユーザは、要求に従って、対応する操作オプションをタップできる。ユーザの操作命令を受信した後、スクリーンキャプチャ装置は、操作命令に従って、画像に対して対応する操作を実行してよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0061】
したがって、本発明のこの実施形態におけるスクリーンキャプチャ方法によれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつ方法は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0062】
以下では、特定の例を参照することにより、本発明の実施形態において提供されるスクリーンキャプチャ方法を詳細に説明する。図7は、本発明の別の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法200の概略的なフローチャートである。スクリーンキャプチャ装置によって方法を実行してよい。図7に示すように、方法200は以下のステップを含む。
【0063】
ステップS210:スクリーン上で指により実行されたタッチ操作を検出する。
【0064】
ステップS220:2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、同一方向の平行スワイプの始点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内であるか否かを決定する。
【0065】
同一方向の平行スワイプは、水平方向に沿った同一方向の平行スワイプであってよく、または垂直方向に沿った同一方向の平行スワイプであってよい。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。同一方向の平行スワイプの2つの始点位置が両方ともエッジ表示領域内に存在すること、または同一方向の平行スワイプの少なくとも1つの始点位置がエッジ表示領域内に存在することをスクリーンキャプチャ装置が検出した場合、スクリーンキャプチャ装置はステップS230を実行し、そうでなければ、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプが無効な操作であることを決定し、方法200の手順は終了する。
【0066】
ステップS230:同一方向の平行スワイプの終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在するか否かを決定する。
【0067】
同一方向の平行スワイプの2つの終点位置が両方ともエッジ表示領域内に存在すること、または同一方向の平行スワイプの少なくとも1つの終点位置がエッジ表示領域内に存在することをスクリーンキャプチャ装置が検出した場合、スクリーンキャプチャ装置はステップS240を実行し、そうでなければ、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプが無効な操作であることを決定し、方法200の手順は終了する。
【0068】
ステップS240:同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する。
【0069】
スクリーンキャプチャ装置は、複数の様式を用いることによってスクリーンキャプチャ領域を決定できる。例えば、スクリーンキャプチャ装置は、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックに従って、または同一方向の平行スワイプの始点位置および/もしくは終点位置に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得する。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0070】
ステップS250:スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像をキャプチャする。
【0071】
ステップS260:画像をスクリーン上に提示し、画像に対する操作オプションを提示する。
【0072】
したがって、本発明のこの実施形態におけるスクリーンキャプチャ方法によれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつ方法は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0073】
図7の例は、本発明の実施形態の範囲を限定するためではなく、当業者が本発明の実施形態をよりよく理解するのを助けることを単に意図したものであることを理解されたい。当業者は、図7に列挙された例による様々な等価の修正または変更を確かに行うことができ、これらは本発明の実施形態の保護範囲に包含されるものである。
【0074】
前述の工程の順番は実行順序を示すわけではないことを理解されたい。工程の実行順序は、工程の機能および内部論理によって決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装工程のいかなる限定とも考えるべきではない。
【0075】
上記では、図1図7を参照することにより、本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ方法を詳細に説明している。以下では、図8および図9を参照して、本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ装置および端末デバイスをより詳細に説明する。
【0076】
図8は、本発明の実施形態によるスクリーンキャプチャ装置300の概略的なブロック図である。図8に示すように、スクリーンキャプチャ装置300は、
2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることが検出された場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように構成された第1の取得モジュール310と、
第1の取得モジュール310によって取得されたスクリーンキャプチャ領域に従って、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像を取得するように構成されたスクリーンキャプチャモジュール320とを含む。
【0077】
したがって、本発明のこの実施形態におけるスクリーンキャプチャ装置によれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつスクリーンキャプチャ装置は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0078】
選択的に、スクリーンキャプチャ装置300は、
2本の指がスクリーン上で同一方向に平行にスワイプすることを第1の取得モジュール320が検出した後、かつ第1の取得モジュール320が同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、同一方向の平行スワイプに従って、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように構成された第2の取得モジュール330を更に含む。
【0079】
選択的に、別の実施形態では、第1の取得モジュール310は、第2の取得モジュール330によって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0080】
選択的に、別の実施形態では、第1の取得モジュール310は、
第2の取得モジュール330によって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0081】
選択的に、別の実施形態では、第1の取得モジュール310は、
第2の取得モジュール330によって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成されるか、または
第2の取得モジュール330によって取得される始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0082】
選択的に、別の実施形態では、第1の取得モジュール310は、領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域が領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される。
【0083】
選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置300は、
スクリーンキャプチャモジュール320が画像のキャプチャに成功した場合、スクリーンキャプチャ操作の実行が成功したことをユーザに通知するように構成された通知モジュール340を更に備える。
【0084】
選択的に、別の実施形態では、スクリーンキャプチャ装置300は、
スクリーンキャプチャモジュール320によってキャプチャされた画像をスクリーン上に提示し、同時に画像に対する操作オプションを提示するように構成された表示モジュール350を更に備える。
【0085】
本発明のこの実施形態によるスクリーンキャプチャ装置300のモジュールの前述の操作および/または機能、ならびに他の操作および/または機能は、それぞれ図1図7の方法の対応する手順を実装するために使用される。簡潔にするために、詳細は本明細書中で再び説明しない。
【0086】
したがって、本発明のこの実施形態におけるスクリーンキャプチャ装置によれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつスクリーンキャプチャ装置は、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0087】
図9は本発明の実施形態による端末デバイス400の概略的なブロック図である。図9に示すように、端末デバイス400は、
端末デバイスによって提供される機能に対応する操作インターフェースを提示し、受信されたタッチ操作に対応するタッチ信号を取得するように構成されたタッチディスプレイ410と、
タッチディスプレイ410によって取得されたタッチ信号に従って、タッチディスプレイによって受信されたタッチ操作を決定し、タッチ操作が同一方向の平行スワイプである場合、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得し、スクリーンキャプチャ領域内に表示された画像をキャプチャするように構成されたプロセッサ420とを含む。
【0088】
したがって、本発明のこの実施形態における端末デバイスによれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつ端末デバイスは、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0089】
タッチディスプレイ410は、タッチディスプレイによって受信されるタッチ操作を取得し、タッチ操作に対応するタッチ信号を生成してよい。次いで、タッチディスプレイ410は、タッチ信号をプロセッサ420へと伝送してよく、プロセッサ420はタッチ操作を認識する。タッチ操作が2つのタッチポイントの同一方向の平行スワイプであることをプロセッサ420が認識した場合、プロセッサ420は、タッチ操作がスクリーンキャプチャ操作であることを決定し、スクリーンキャプチャ操作に従って、スクリーンキャプチャ動作を実行できる。しかしながら、本発明のこの実施形態はこれに限定されない。
【0090】
本発明のこの実施形態では、プロセッサ420は、中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPUと略す)であってよく、またはプロセッサ420は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネント等であってよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、またはプロセッサは任意の従来のプロセッサ等であってよい。
【0091】
実装工程では、プロセッサ420内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形態の命令を用いることによって、前述の方法のステップを完成させてよい。本発明の実施形態を参照して開示された方法のステップを、ハードウェアのプロセッサによって直接的に実行するかまたは完成させてよく、または、ハードウェアとプロセッサ内のソフトウェアモジュールとの組合せを用いることによって実行するかまたは完成させてよい。ソフトウェアモジュールを、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリもしくは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、またはレジスタ等のフィールド内の成熟したストレージ媒体内に配置してよい。ストレージ媒体はメモリ内に配置される。プロセッサ420は、メモリから情報を読み出し、ハードウェアと併せて前述の方法のステップを完成させる。反復を避けるために、詳細は本明細書中で再び説明しない。
【0092】
選択的に、プロセッサ420は、同一方向の平行スワイプに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するよりも前に、同一方向の平行スワイプのスワイプトラックを取得し、同一方向の平行スワイプの始点位置および/または終点位置を取得するように更に構成される。
【0093】
選択的に、別の実施形態では、プロセッサ420は、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、複数の始点位置、終点位置、およびスワイプトラックのうちのいずれか1つまたはそれらの任意の組合せに従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0094】
選択的に、別の実施形態では、プロセッサ420は、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、スワイプトラックと水平線とによって、またはスワイプトラックと垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0095】
選択的に、別の実施形態では、
プロセッサ420は、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置との間の接続線と水平線とによって、または接続線と垂直線とによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成されるか、または
プロセッサ420は、始点位置および/または終点位置がスクリーンエッジにおいて表示領域内に存在する場合、始点位置と終点位置とを連続的に接続することによって囲まれる領域に従って、スクリーンキャプチャ領域を取得するように具体的に構成される。
【0096】
選択的に、別の実施形態では、プロセッサ420は、領域が矩形ではない場合、スクリーンキャプチャ領域が領域によってカバーされる最大エリアまたは最小エリアの矩形領域であることを決定するように更に構成される。
【0097】
選択的に、別の実施形態では、プロセッサ420は、画像のキャプチャに成功した場合、スクリーンキャプチャ操作の実行が成功したことをユーザに通知するように更に構成される。
【0098】
選択的に、別の実施形態では、タッチディスプレイ410は、プロセッサ420によってキャプチャされた画像をスクリーン上に提示し、同時に画像に対する操作オプションを提示するように更に構成される。
【0099】
本発明のこの実施形態による端末デバイス400のモジュールの前述の操作および/または機能、ならびに他の操作および/または機能は、それぞれ図1図7の方法の対応する手順を実装するために使用される。簡潔にするために、詳細は本明細書中で再び説明しない。
【0100】
したがって、本発明のこの実施形態における端末デバイスによれば、スクリーンキャプチャ操作は、スクリーン上で2本の指の同一方向の平行スワイプを認識することによって実行され、これにより、ユーザは、個別の要求に従って、スクリーン領域の一部分に表示された画像をキャプチャでき、かつ端末デバイスは、外部ツールの助けを借りることなく様々なタッチ操作端末デバイスに適用でき、これにより、操作が簡略化され、ユーザ体感が改善される。
【0101】
本発明の実施形態では、用語「および/または(and/or)」は、関連するオブジェクト間の関連する関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを示すものであることを理解されたい。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合、を表現し得る。加えて、本明細書中の文字「/」は、一般的には関連するオブジェクト間の「または(or)」の関係を示す。
【0102】
当業者は、本明細書で開示される実施形態を参照して説明された方法ステップおよびユニットを、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装してよいことが分かるだろう。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、機能によって各実施形態のステップおよび組成の説明を上述で概して説明してきた。機能をハードウェアまたはソフトウェアのどちらによって実行するかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約条件に左右される。当業者は、異なる方法を使用して、各特定の用途のために説明した機能を実装してよいが、実装が本発明の範囲を超えると解釈されるべきではない。
【0103】
利便性のおよび簡潔な説明を目的として、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業工程について、前述の方法の実施形態における対応する工程に対して基準を作ってよいことは当業者には明確に理解されるであろうし、詳細は本明細書中では再び説明しない。
【0104】
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法を他の様式で実装してよいことを理解されたい。例えば、説明した装置の実施形態は単なる例示である。例えば、ユニットの分割は、単なる論理上の機能の分割であり、実際の実装においては他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたは部品を、別のシステムへと結合または統合してよく、またはいくつかの特徴を無視するかまたは実行しなくてよい。加えて、示したまたは記述した相互連結または直接連結または通信接続を、いくつかのインターフェースを通して実装してよい。装置またはユニット間の間接連結または通信接続を、電子的、機械的、または他の形態で実装してよい。
【0105】
別個の部分として説明されたユニットを、物理的に分離しても分離しなくてもよく、ユニットとして示した部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所に配置してよく、または複数のネットワークユニットに分散させてよい。本発明の実施形態の解決策の目的を達成するために、ユニットの一部または全てを実際の需要に従って選択してよい。
【0106】
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットを1つの処理ユニットへと統合してよく、または各ユニットは、物理的に単独で存在するか、または2つ以上のユニットを1つのユニットへと統合してよい。統合されたユニットを、ハードウェアの形態で実装してよく、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装してよい。
【0107】
統合されたユニットをソフトウェアの機能ユニットの形態で実装し、独立した製品として販売または使用する場合、統合されたユニットをコンピュータ可読ストレージ媒体に記憶してよい。このような理解に基づき、本発明の技術的解決策を本質的に、または従来技術に寄与する部分を、または技術的解決策の全てまたは一部を、ソフトウェア製品の形態で実装してよい。ソフトウェア製品は、ストレージ媒体に記憶され、本発明の実施形態で説明した方法のステップの全てまたは一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)に命じるいくつかの命令を含む。前述のストレージ媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク、または光学ディスク等の、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
【0108】
前述の説明は、本発明の具体的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図したものではない。本発明において開示される技術的範囲内で当業者が容易に想起するいかなる修正または交換も、本発明の保護範囲に包含されるべきである。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に属するべきである。
【符号の説明】
【0109】
300 スクリーンキャプチャ装置
310 第1の取得モジュール
320 スクリーンキャプチャモジュール
330 第2の取得モジュール
340 通知モジュール
350 表示モジュール
400 端末デバイス
410 タッチディスプレイ
420 プロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9