【文献】
ナノ・メディア おサイフケータイとデジタルサイネージを活用した「ストア連動型販促プラットフォーム」の運用を開始,CardWave,eCURE株式会社,2010年 7月25日,第23巻第2号,p.41
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0009】
図1は本実施形態に係る表示システムの概略構成を示すブロック図である。表示システム1には、本発明に係る表示装置としてのデジタルサイネージ装置2と、ネットワークNを介してデジタルサイネージ装置2に通信自在なサーバ3と、例えばNFCなどの近距離無線通信技術によってデジタルサイネージ装置2に通信自在な携帯端末4とが備えられている。
【0010】
図2はデジタルサイネージ装置2の主制御構成を示すブロック図である。デジタルサイネージ装置2は、人物画像の映像光を照射する投影部21と、投影部21から照射された映像光を背面で受けて前面に投影する人型のスクリーン部22とを備えている。
【0011】
投影部21は、画像や音声からなるコンテンツデータに基づいて各部を制御する制御部23と、制御部23に接続され、当該制御部23から出力された映像データを映像光に変換してスクリーン部22に向けて照射するプロジェクタ24と、各コンテンツデータを記憶する記憶部25と、ネットワークNを介してサーバ3と通信する通信部26とを備えている。
【0012】
次に、スクリーン部22について説明する。
図3は、スクリーン部22の概略構成を示す正面図である。
図3に示すようにスクリーン部22には、人物の上半身が表示される表示部27と、表示部27を支持する台座28とが備えられている。
表示部27の外形は人物の上半身を模した形状に形成されている。表示部27は、映像光の照射方向に対して略直交する例えばアクリル板などの一枚の透光板29により形成されている。透光板29の背面には背面投影用のフィルムスクリーンが積層され、なおかつフィルムスクリーンの背面にはフィルム状のフレネルレンズが積層されている。そして、表示部27における人物の目に対応する部分には、例えばカメラなどの撮像部30が設けられている。この撮像部30が表示部27に対向する空間の映像をリアルタイムに撮像している。
台座28には、携帯端末4と近距離通信し携帯端末4に対して情報を読み書きするためのリーダライター部(近距離通信部)31と、ボタン式の操作部32と、スピーカなどの音声出力部33と、マイクなどの音声入力部34とが設けられている。
リーダライター部31、操作部32、音声出力部33、音声入力部34及び撮像部30は、
図2に示すように制御部23に接続されている。
【0013】
記憶部25には、各コンテンツデータ以外にも景品情報が記憶されている。景品情報とは、デジタルサイネージ装置2と携帯端末4とが通信をする際に実行されるくじ引きに関する情報であり、くじ引きの当選確率や、当選時に提供される景品の内容等を含んでいる。
【0014】
この景品情報は、携帯端末4の主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて決定されるようになっている。
図4は、携帯端末4の主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づく景品情報の変更例について示す説明図である。
携帯端末4のユーザは、夜間勤務者以外であると大抵の場合深夜帯に自宅に滞在しているものと考えられる。また、夜間勤務者であっても所定の時間帯には自宅に滞在していることが想定される。つまり、時間帯は異なるもののいずれのユーザでも一日のうち特定の時間帯には自宅に滞在しているのが一般的である。ここで、多数の基地局50のうち、自宅滞在時に携帯端末4が接続しているホーム基地局を特定できれば、携帯端末4の主要滞在エリアを特定することが可能である。
【0015】
本実施形態では、携帯端末4の主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて景品情報の内容が変更されるようになっている。
例えば、デジタルサイネージ装置2から所定距離だけ離れた地点を基準値Pとする。基準値Pよりも近距離となる区間を近距離区間R1、基準値Pよりも遠距離となる区間を遠距離区間R2とする。なお、本実施形態では2つの区間で説明するが、これに限らず所定距離毎に区間を分けてもよい。
主要滞在エリアが近距離区間R1である場合は商品群Aから景品を選択する。また、この場合の当選確率はデジタルサイネージ装置2に近いほど低く、遠いほど高く設定されている。近距離用の商品群Aは、近距離在住者に対する商品群となるのでリピート率を高める効果が望める商品構成となっている。具体的には、来週から使えるが有効期限の短いクーポン券などである。
他方、主要滞在エリアが遠距離区間R2である場合は商品群Bから景品を選択する。この場合においても当選確率はデジタルサイネージ装置2に近いほど低く、遠いほど高く設定されている。遠距離用の商品群Bは、遠距離在住者に対する商品群となるのでその場での満足度を高める効果が望める商品構成となっている。具体的には、その場で還元でき、割引率も商品群Aのものよりも高めのクーポン券などである。
【0016】
各区間R1,R2とも多数の基地局50が存在しているが、便宜上、
図4においては近距離区間R1内の近い側に第一基地局51、遠い側に第二基地局52を図示し、遠距離区間R2内の近い側に第三基地局53、遠い側に第四基地局54を図示している。
例えば、第一基地局51の通信エリアを主要滞在エリアとする場合、商品群Aから景品が選択され、当選確率は比較的低くなる。第二基地局52の通信エリアを主要滞在エリアとする場合、商品群Aから景品が選択され、当選確率は比較的高くなる。
また、第三基地局53の通信エリアを主要滞在エリアとする場合、商品群Bから景品が選択され、当選確率は比較的低くなる。第四基地局54の通信エリアを主要滞在エリアとする場合、商品群Bから景品が選択され、当選確率は比較的高くなる。
【0017】
制御部23はリーダライター部31に対して携帯端末4がかざされると、読み取り時においては携帯端末4に記憶されている情報を、リーダライター部31を介して読み出す。他方、書き込み時においては制御部23は書き込み情報を、リーダライター部31を介して携帯端末4に記憶させる。
制御部23は、リーダライター部31を介して携帯端末4から入力された情報内にホーム基地局を示す識別情報がある場合には、当該識別情報からホーム基地局がカバーするエリア(主要滞在エリア)を判断し、この主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて景品情報の内容を決定する。具体的には制御部23は記憶部25内にある景品情報の一覧から、主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて最適なものを選択し、景品情報の内容を決定する。そして、制御部23は、決定した景品情報をリーダライター部31から携帯端末4に出力させる。
【0018】
また、制御部23は、操作部32からの操作信号に基づいて、操作内容に関連したコンテンツデータを記憶部25から読み出し、プロジェクタ24及び音声出力部33を制御する。
制御部23は、撮像部30から得られた画像や、音声入力部34から得られた音声を解析し、その解析内容に関連したコンテンツデータを記憶部25から読み出して、プロジェクタ24及び音声出力部33を制御する。
制御部23は、携帯端末4からの情報や、操作部32からの操作信号によっては、通信部26を制御してサーバ3と通信を行う。通信により得られた情報は記憶部25に格納される。
【0019】
図5は、携帯端末4の主制御構成を示すブロック図である。
携帯端末4は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット式端末などの携帯機器である。
図5に示すように携帯端末4には、例えば表示部41と、操作部42と、通信部43と、近距離通信部44と、記憶部45と、これらを制御する制御部46とが設けられている。
表示部41は例えば液晶パネルや有機ELパネルなどから構成されている。
操作部42は例えばタッチパネルや、操作キーなどである。
通信部43は3GやLTE、Wi−Fiなどの規格に応じた通信を行う。
近距離通信部44は例えばNFCなどの近距離無線通信技術によってデジタルサイネージ装置2のリーダライター部31と通信を行う。
記憶部45には、デジタルサイネージ装置2との通信を行うためのアプリケーションが記憶されている。デジタルサイネージ装置2との通信を行うためのアプリケーションとしては、クーポン取得アプリなどが挙げられる。また、記憶部45には、通信部43が接続した各地の基地局の識別情報(例えば基地局ID番号等)が記憶されている。
ユーザによってクーポン取得アプリを起動した後に、近距離通信部44がデジタルサイネージ装置2のリーダライター部31に接近すると、制御部46は近距離通信部44及びリーダライター部31を介してデジタルサイネージ装置2と情報の送受を実行する。
【0020】
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、携帯端末4で実行されるホーム基地局判断処理について説明する。
図6はホーム基地局判断処理の流れを示すフローチャートである。なお、携帯端末4の制御部46は、クーポン取得アプリを実行するとそれ以降バックグラウンドでホーム基地局判断処理を実行し続ける。
【0021】
ステップS1では、制御部46は、現在の通信部43の通信可能な通信種類が3G及び/又はLTEであるか、Wi−Fiであるかを判断し、3G及び/又はLTEである場合にはステップS2に移行し、Wi−Fiである場合にはステップS4に移行する。
【0022】
ステップS2では、制御部46は、現在接続している基地局50の識別情報を取得し、ステップS3に移行する。
ステップS3では、制御部46は、現在の時刻が所定時間帯内であるか否かを判断し、所定時間帯である場合にはステップS6に移行し、所定時間帯でない場合にはステップS1に移行する。
ここで所定時間とは、携帯端末4のユーザが自宅に滞在している可能性の高い時間帯のことであり、ユーザ毎に任意に設定可能となっている。
【0023】
ステップS4では、制御部46は、現在の時刻が所定時間帯内であるか否かを判断し、所定時間帯である場合にはステップS5に移行し、所定時間帯でない場合にはステップS1に移行する。
ステップS5では、制御部46は、Wi−Fi接続直前に接続していた基地局50の識別情報を取得し、ステップS6に移行する。
【0024】
ステップS6では、制御部46は、同一所定時間帯内で総接続回数の更新が行われたか否かを判断し、行われている場合はステップS1に移行し、行われていない場合はステップS7に移行する。
ステップS7では、制御部46は、取得した識別情報に対応する基地局50の総接続回数を1増やすことで更新する。
ステップS8では、制御部46は、総接続回数の一番多い基地局50をホーム基地局と設定し、ステップS1に移行する。
【0025】
このホーム基地局判断処理が一日に一度だけ基地局50の総接続回数を1だけ増加させていくので、一日に所定時間帯が一度来ればホーム基地局の更新作業が一度行われることになる。
【0026】
次に、デジタルサイネージ装置2で実行される当たり判定処理について説明する。
図7は当たり判定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、デジタルサイネージ装置2の制御部23は、リーダライター部31に対して携帯端末4がかざされるとリーダライター部31を制御して携帯端末4との近距離通信を実行する。
【0027】
ステップS22では、制御部23は、ステップS21での近距離通信によって、携帯端末4に登録されているホーム基地局の識別情報の取得を完了したか否かを判断し、完了した場合にはステップS23に移行し、完了していない場合にはステップS25に移行する。
ステップS23では、制御部23は、取得した識別情報からホーム基地局の位置情報を取得する。この際、ネットワークを介してサーバに接続し、当該サーバ3から識別情報を基にしてホーム基地局の位置情報を取得する。なお、各基地局50の位置情報が記憶部25に記憶されているのであれば記憶部25からホーム基地局の位置情報を取得することも可能である。
【0028】
ステップS24では、制御部23は、ホーム基地局の位置情報の取得を完了したか否かを判断し、完了した場合にはステップS26に移行し、完了していない場合にはステップS25に移行する。
ステップS25では、制御部23は、プロジェクタ24を制御して、ホーム基地局の識別情報や位置情報が取得できていない旨を示す未取得通知表示を実行し、ステップS21に移行する。これにより、携帯端末4との近距離通信が促される。
【0029】
ステップS26では、制御部23は、景品情報決定処理を実行する。
図8は景品情報決定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS261では、制御部23は、ホーム基地局の位置情報と、デジタルサイネージ装置2の位置情報に基づいて両者間の距離を算出する。
ステップS262では、制御部23は、算出した距離が基準値Pよりも近い場合は、携帯端末4のユーザの主要滞在エリアが近距離区間R1としてステップS263に移行する。他方、算出した距離が基準値Pよりも遠い場合は、制御部23は、携帯端末4のユーザの主要滞在エリアが遠距離区間R2としてステップS264に移行する。
【0030】
ステップS263では、制御部23は景品情報の内容を近距離区間R1用の商品群Aから選択し、ステップS265に移行する。
ステップS264では、制御部23は景品情報の内容を遠距離区間R2用の商品群Bから選択し、ステップS265に移行する。
ステップS265では、制御部23は、携帯端末4のユーザの主要滞在エリアが各区間R1,R2内での位置を特定して当選確率を決定する。具体的には区間R1の場合、デジタルサイネージ装置2の位置情報を基準としてホーム基地局の位置情報との位置を特定し、区間内の位置を決定し、区間R2の場合、基準値Pを基準としてホーム基地局の位置情報との位置を特定する。これにより、区間内での位置を特定することができる。当選確率は例えば、ある値に対して区間内の位置に対して線形に増加するようにしてもよいし、非線形でも良い、また、所定の値に区間内の位置に応じた値にある値をかけたものをたしてもよい。制御部23は、当選確率を景品情報の内容の一部として設定し、景品情報決定処理を終了してから、ステップS27に移行する。
【0031】
図7に示すようにステップS27では、制御部23は乱数を発生させて景品情報内の当選率と比較することでくじ引きを実行する。つまり、制御部23が本発明に係るくじ引き手段である。
ステップS28では、制御部23は、プロジェクタ24を制御して、くじ引きの結果を表示する。
ステップS29では、制御部23は、くじ引きの結果がハズレの場合はそのまま終了し、当たりの場合はステップS30に移行する。
【0032】
ステップS30では、制御部23は、プロジェクタ24を制御して、近距離通信要求表示を実行する。
ステップS31では、制御部23は、リーダライター部31と携帯端末4とが通信可能な状態か否かを判断し、通信可能な状態であればステップS32に移行し、通信ができない状態であればステップS30に移行して、携帯端末4がリーダライター部31にかざされるまで待機する。
ステップS32では、制御部23は、ステップS263或いはステップS264で選択した景品情報を、リーダライター部31を介して携帯端末4に出力する。これにより、景品がユーザに提供される。つまり、制御部23が本発明に係る通信制御手段である。
【0033】
以上のように、本実施形態によれば、携帯端末4の位置情報から特定された携帯端末4の主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて景品情報の内容が決定されているので、携帯端末4のユーザの主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離感に応じて販売促進効果の高い景品を提供することができる。したがって、より高い広告効果を発揮することができる。
【0034】
また、デジタルサイネージ装置2で決定した景品情報がリーダライター部31から携帯端末4に出力されているので、紙などの別の媒体に出力しなくとも、ユーザが所有する携帯端末4に直接景品を提供することができる。
【0035】
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば上記実施形態では、表示装置として投影式のデジタルサイネージ装置2を例示して説明したが、液晶パネル或いは有機ELパネルを用いたデジタルサイネージ装置を表示装置として適用することも可能である。
【0036】
また、本実施形態では、デジタルサイネージ装置2との通信を行うため、それ専用のアプリケーションを実行するようになっているが、これ以外にも携帯端末4に搭載されているインターネットブラウザによってネット上のアプリケーションを実行することでデジタルサイネージ装置2との通信を行うことも可能である。
【0037】
また、上述したような総接続回数に基づいてホーム基地局を決定する手法以外にも、基地局の接続リストが取得可能であるならば、その接続リストから一日あたり若しくは所定時間帯あたりで最も接続回数の多い基地局をホーム基地局と設定することも可能である。
上記実施形態では、携帯端末4が接続した基地局に基づいて位置情報が作成されている場合を例示して説明したが、携帯端末4がGPS機能を搭載しているものであれば、そのGPSによる計測結果を位置情報として用いることも可能である。また、携帯端末4に対してユーザの自宅住所を登録可能としておけば、その自宅住所を位置情報として用いることも可能である。
なお、本実施形態のように携帯端末4が接続した基地局50に基づいて位置情報が作成されていると、ユーザに個人情報が用いられていることを意識させずに主要滞在エリアを特定することが可能である。
【0038】
また、上記実施形態では、当たり判定決定処理をデジタルサイネージ装置2で実行する場合について例示したが、当たり判定決定処理をサーバ3で実行することも可能である。この場合、リーダライター部31を介してデジタルサイネージ装置2が取得した携帯端末4からの情報が通信部26から入力されると、サーバ3は、携帯端末4の位置情報から特定された主要滞在エリアとデジタルサイネージ装置2との距離に基づいて景品情報の内容を決定し、当該決定した景品情報をデジタルサイネージ装置2に出力するようになっている。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
【0040】
〔付記〕
<請求項1>
位置情報を有する携帯端末と通信自在な表示装置において、
前記携帯端末と通信を行うための通信部と、
前記通信部を介して取得した前記携帯端末からの情報を基に景品情報を決定する制御部とを備え、
前記制御部は、前記携帯端末の位置情報から特定された前記携帯端末の主要滞在エリアと前記表示装置との距離に基づいて前記景品情報の内容を決定することを特徴とする表示装置。
<請求項2>
請求項1記載の表示装置において、
前記制御部は、決定した前記景品情報を前記通信部から前記携帯端末に出力させることを特徴とする表示装置。
<請求項3>
請求項1又は2記載の表示装置において、
前記位置情報は、前記携帯端末が接続した基地局に基づき作成されていることを特徴とする表示装置。
<請求項4>
請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記制御部は、前記主要滞在エリアが所定の距離毎の区間に位置するかを特定し、当該特定された区間によって前記景品情報の内容を決定することを特徴とする表示装置。
<請求項5>
請求項4記載の表示装置において、
前記制御部は、前記特定された区間内における前記主要滞在エリアの位置に基づいて前記景品情報の当選確率を変更することを特徴とする表示装置。
<請求項6>
請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記通信部は、近距離通信によって前記携帯端末と通信を行う近距離通信部であることを特徴とする表示装置。
<請求項7>
請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記景品情報に基づいて当選か否かを決定するくじ引き手段と、
前記くじ引き手段が当選したと決定した場合に、前記携帯端末に前記景品情報を前記通信部によって送信する通信制御部とを備えたことを特徴とする表示装置。
<請求項8>
請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置において、
映像光を照射する投影部と、
前記投影部から照射された映像光を背面で受けて前面に投影する人型のスクリーン部とを備えることを特徴とする表示装置。
<請求項9>
位置情報を有する携帯端末と通信自在な表示装置と、
前記表示装置とネットワークを介して接続されたサーバとを備え、
前記表示装置は、
前記携帯端末と近距離通信を行うための近距離通信部と、
前記サーバと通信を行うための通信部とを備え、
前記サーバは、
前記近距離通信部を介して前記表示装置が取得した前記携帯端末からの情報が前記通信部から入力されると、前記携帯端末の位置情報から特定された前記携帯端末の主要滞在エリアと前記表示装置との距離に基づいて景品情報の内容を決定し、当該決定した前記景品情報を前記表示装置に出力することを特徴とする表示システム。