【文献】
Unstructured Supplementary Service Data(USSD),3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT2”3GPP2”,3GPP2 インターネット<URL:http://www.3gpp2.org/Public_html/specs/X.S0065-0_v1.0_20120505.pdf>,2012年 4月,3GPP2 X.S0065 v1.0,P.6−P.9
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタであるとき、前記加入者データサーバによって送信された前記USSDサービスメッセージを受信する前記ステップの前に、前記方法が、
第1の登録メッセージを受信するステップであって、前記第1の登録メッセージが、前記CSCFエンティティを介して前記モバイル端末によって送信され、前記モバイル端末の前記識別情報および指示情報を担持し、前記指示情報が、前記モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される、ステップと、
前記指示情報にしたがって、前記モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するステップと、
前記モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを作成するステップであって、前記第2の登録メッセージが、前記アプリケーションサーバのアドレス情報および前記モバイル端末の前記識別情報を担持する、ステップと、
前記第2の登録メッセージを前記加入者データサーバに送信し、そのため、前記加入者データサーバが前記アドレス情報と前記モバイル端末の識別子との間の対応関係を記録する、ステップと、
前記加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信するステップと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
前記加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタであるとき、前記受信ユニットが、第1の登録メッセージを受信するようにさらに構成され、前記第1の登録メッセージが、前記CSCFエンティティを介して前記モバイル端末によって送信され、前記モバイル端末の前記識別情報および指示情報を担持し、前記指示情報が、前記モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、
前記実行ユニットが、前記受信ユニットによって受信された前記指示情報にしたがって、前記モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するようにさらに構成され、
前記生成ユニットが、前記モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすると前記実行ユニットが判断したとき、第2の登録メッセージを生成するようにさらに構成され、前記第2の登録メッセージが、前記アプリケーションサーバのアドレス情報および前記モバイル端末の前記識別情報を担持し、
前記送信ユニットが、前記加入者データサーバに、前記生成ユニットによって生成された前記第2の登録メッセージを送信し、そのため、前記加入者データサーバが、前記アドレス情報と前記モバイル端末の識別子との間の対応を記録するようにさらに構成され、
前記受信ユニットが、前記加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信するようにさらに構成された、請求項8に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、USSDサービスが既存のネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始され得ない問題を解決するために、USSDサービスを処理するための方法および装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様によれば、本発明は、非構造付加サービスデータ
(USSD
)サービスを処理するための方法を提供し、方法は、
アプリケーションサーバが、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバによって、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介してモバイル端末にインバイトメッセージを送信するステップであって、インバイトメッセージがUSSDサービスの識別子を含む、ステップと、
インバイト応答を受信するステップであって、インバイト応答が、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報が、USSDサービスの識別子を含む、ステップと、
応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成するステップであって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持する、ステップと、
加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信し、そのため、加入者データサーバが、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがってUSSDサービスを処理する、ステップと
を含む。
【0009】
第1の可能な実施態様では、アプリケーションサーバが、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすることを判断する前に、方法が、
加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するステップであって、USSDサービスメッセージが、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持する、ステップと、
モバイル端末の識別情報にしたがってモバイル端末のアクセスネットワークを決定するステップと、
モバイル端末のアクセスネットワークがボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワークである場合、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断するステップと
をさらに含む。
【0010】
第1の態様、または第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様では、加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0011】
第1の態様、または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様では、加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するステップが、
ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDセンタによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するステップを含み、
加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信するステップが、
USSDセンタに、ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信するステップを含む。
【0012】
第1の態様、または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実施態様に関連して、第4の可能な実施態様では、加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタであるとき、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するステップの前に、方法が、
第1の登録メッセージを受信するステップであって、第1の登録メッセージが、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される、ステップと、
指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するステップと、
モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを作成するステップであって、第2の登録メッセージが、アプリケーションサーバのアドレス情報およびモバイル端末の識別情報を担持する、ステップと、
第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバがアドレス情報とモバイル端末の識別子との間の対応関係を記録する、ステップと、
加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信するステップと
をさらに含む。
【0013】
第2の態様によれば、本発明は、USSDサービスを処理するための方法を提供し、方法は、
ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末によって、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信するステップであって、インバイトメッセージが、USSDサービスの識別子を含む、ステップと、
CSCFエンティティを介して、USSDサービスの識別子にしたがって、アプリケーションサーバにインバイト応答を送信するステップであって、インバイト応答が、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報が、USSDサービスの識別子を含み、そのため、アプリケーションサーバが、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを作成し、加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスを処理するように加入者データサーバに指示するために使用される、ステップと
を含む。
【0014】
第1の可能な実施態様では、モバイル端末が、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信する前に、方法が、
第1の登録メッセージを、CSCFエンティティを介してアプリケーションサーバに送信するステップをさらに含み、第1の登録メッセージが、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、そのため、アプリケーションサーバが、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバのアドレス情報およびモバイル端末の識別子を担持する第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバが、第2の登録メッセージにしたがって、アドレス情報とモバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0015】
第2の態様、または第2の態様の第1の可能な実施態様の方法に関連して、第2の可能な実施態様の方法では、加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0016】
第3の態様によれば、本発明は、USSDサービスを処理するための装置を提供し、装置は、
ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断されたとき、インバイトメッセージを、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介してモバイル端末に送信するように構成された送信ユニットであって、インバイトメッセージが、USSDサービスの識別子を含む、送信ユニットと、
インバイト応答を受信するように構成された受信ユニットであって、インバイト応答が、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報が、USSDサービスの識別子を含む、受信ユニットと、
受信ユニットによって受信された応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成するように構成された生成ユニットであって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持する、生成ユニットと
を含み、
送信ユニットが、USSDサービスを実行することを要求する、生成ユニットによって生成されたメッセージを、加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバが、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理するようにさらに構成される。
【0017】
第1の可能な実施態様では、受信ユニットが、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するようにさらに構成され、USSDサービスメッセージが、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持し、
装置が、モバイル端末の識別情報にしたがってモバイル端末のアクセスネットワークを決定するように構成された決定ユニットと、
モバイル端末のアクセスネットワークがボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワークである場合、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するように構成された実行ユニットと
をさらに含む。
【0018】
第3の態様、または第3の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様では、加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタHLR、またはUSSDセンタを含む。
【0019】
第3の態様、または第3の態様の第1もしくは第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様では、加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、受信ユニットが、具体的には、
ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDセンタによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するように構成され、
送信ユニットが、具体的には、USSDセンタに、ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信するように構成される。
【0020】
第3の態様、または第3の態様の第1もしくは第2の可能な実施態様に関連して、第4の可能な実施態様では、加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタであるとき、受信ユニットが、第1の登録メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の登録メッセージが、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、
実行ユニットが、受信ユニットによって受信された指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するようにさらに構成され、
生成ユニットが、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすると実行ユニットが判断したとき、第2の登録メッセージを生成するようにさらに構成され、第2の登録メッセージが、アプリケーションサーバのアドレス情報およびモバイル端末の識別情報を担持し、
送信ユニットが、加入者データサーバに、生成ユニットによって生成された第2の登録メッセージを送信し、そのため、加入者データサーバが、アドレス情報とモバイル端末の識別子との間の対応を記録するようにさらに構成され、
受信ユニットが、加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信するようにさらに構成される。
【0021】
第4の態様によれば、本発明は、USSDサービスを処理するための装置を提供し、装置が、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上に配置され、装置が、
CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、インバイトメッセージが、USSDサービスの識別子を含む、受信ユニットと、
受信ユニットによって受信されたインバイトメッセージに含まれるUSSDサービスの識別子にしたがって、CSCFエンティティを介して、インバイト応答をアプリケーションサーバに送信するように構成された送信ユニットであって、インバイト応答が、加入者によって入力された応答情報を担持し、そのため、アプリケーションサーバが、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを加入者データサーバに送信し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスを処理するように加入者データサーバに指示するために使用される、送信ユニットと
を備える。
【0022】
第1の可能な実施態様では、送信ユニットが、CSCFエンティティを介してアプリケーションサーバに第1の登録メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の登録メッセージが、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、そのため、アプリケーションサーバが、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステムIMS上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージが、アプリケーションサーバのアドレス情報およびモバイル端末の識別子を担持し、アプリケーションサーバが、第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバが、第2の登録メッセージにしたがって、アドレス情報とモバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0023】
第4の態様、または第4の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様では、加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0024】
本発明の実施形態による、非構造付加サービスデータ
(USSD
)サービスを処理するための方法および装置は、VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、アプリケーションサーバが、USSDサービスを担持するメッセージをモバイル端末に送信し、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバが、応答情報を担持するメッセージにしたがってUSSDサービスを処理するように使用される。これは、ネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末へのUSSDサービスの開始を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0025】
本発明の実施形態での技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施形態および従来技術を説明するために必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明の添付図面は、単に本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、創造的な努力なしで、依然としてこれらの添付図面から他の図面を導き出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下は、本発明の実施形態で添付図面を参照して本発明の実施形態の技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明した実施形態は、本発明の実施形態の単なる一部であり、すべてではない。創造的な努力なしで本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0028】
図2を参照し、以下は、本発明の一実施形態によるUSSDサービスを処理するための方法を説明するために、
図1を例として使用する。
図1は、本発明の実施形態1によるUSSDサービスを処理するための方法のフローチャートであり、
図2は、本発明の一実施形態によるUSSDサービスを処理するためのシステムの図である。
図1に示す実施形態は、アプリケーションサーバ(Application Server、略してAS)によって実行される。
図1に示すように、この実施形態は、以下のステップを含む。
【0029】
ステップ110:アプリケーションサーバが、VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム(IP Multimedia Subsystem、略してIMS)上のUSSD動作をサポートするとき、アプリケーションサーバは、呼セッション制御機能エンティティを介して、インバイトメッセージをモバイル端末に送信し、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含む。
【0030】
具体的には、
図2に示すように、図の左側のモバイル端末は、VoLTEネットワーク上のモバイル端末であり、図の右側のモバイル端末は、従来の2G/3Gネットワーク上のモバイル端末である。
図2によるUSSDサービスを処理するためのシステムの図は、本発明の実施形態でのUSSDサービスを処理するための方法を実施するために使用される。
【0031】
USSDゲートウェイは、シグナリングシステムNo.7のモバイルアプリケーション部(Mobile Application Part、略してMAP)プロトコルを使用することによって、VoLTEネットワークおよび従来の2G/3Gネットワークに接続され、USSDゲートウェイは、ネットワーク通信プロトコル(TCP/IP)プロトコルを使用することによって、USSDセンタに接続される。実際のネットワーキングシナリオでは、USSDゲートウェイは、一般に、USSDセンタに組み込まれる。
【0032】
VoLTEネットワークでは、モバイル端末とアプリケーションサーバとの間の通信は、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、略してSIP)を使用することによって完了し、従来の2G/3Gネットワークでは、モバイル端末とモバイルスイッチングセンタ(Mobile Switching Center、略してMSC)との間の通信は、MAPプロトコルを使用することによって完了する。
【0033】
アプリケーションサーバが、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすることを判断する前に、アプリケーションサーバは、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信し、USSDサービスメッセージは、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持し、アプリケーションサーバは、モバイル端末の識別情報にしたがって、モバイル端末のアクセスネットワークを決定し、ここで、アプリケーションサーバによるドメイン選択は、従来技術にしたがい、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。モバイル端末のアクセスネットワークがVoLTEネットワークである場合、アプリケーションサーバは、モバイル端末がIMS上のUSSD動作(IPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上の非構造付加サービスデータ(USSD)動作)をサポートするかどうかを判断する。
【0034】
現在、USSDサービスは、フライト状況、列車運行状況、船のタイムスケジュール、株式情報、映画チケット情報、または天気予報などのような、一般の情報を取得するための様々なサービスを含むことができる。
【0035】
USSDサービスの識別子は、USSDサービスのタイプを識別するために使用される。
【0036】
モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすることが言及されるとき、IMSネットワーク上で、モバイル端末がUSSDサービスをサポートすることができることを意味し、さらに、本発明のこの実施形態では、VoLTEネットワークは、IMSコアネットワークおよびLTEデータアクセスネットワークで構成され、IMS上のUSSD動作をサポートするモバイル端末の能力は、VoLTEネットワーク上で、モバイル端末がネットワーク側から開始されたUSSDサービスをサポートすることができることを意味することができる。
【0037】
アプリケーションサーバが、モバイル端末のアクセスネットワークがVoLTEネットワークであり、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバは、呼セッション制御機能(Call Session Control Function、略してCSCF)エンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信し、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含み、具体的には、アプリケーションサーバは、サービングCSCF(Serving-CSCF、略してS-CSCF)エンティティおよびプロキシCSCF(Proxy-CSCF、略してP-CSCF)エンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信することができる。
【0038】
例として、限定としてではなく、インバイトメッセージは、具体的には、Inviteメッセージであり得る。
【0039】
本発明のこの実施形態では、加入者データサーバは、具体的には、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、略してHSS)、ホームロケーションレジスタ(Home Location Register、略してHLR)、またはUSSDセンタを含み、USSDセンタは、主に、様々なアプリケーションセンタのためのインターフェース、例えば、証券取引所または銀行のようなアプリケーションセンタのためのインターフェースを提供し、USSDセンタは、さらに、USSDサービスを処理することができる。
【0040】
加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、アプリケーションサーバが加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するステップは、具体的には、
アプリケーションサーバが、HLRまたはHSSを介して、USSDセンタによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信する。
【0041】
本発明のこの実施形態では、USSDサービスメッセージは、具体的には、USSDサービス要求メッセージまたはUSSDサービス通知メッセージを含み、USSDサービス要求メッセージは、具体的には、MAP_UNSTRUCTURED_SS_REQUEST_reqメッセージであり得、USSDサービス通知メッセージは、具体的には、MAP_UNSTRUCTURED_SS_NOTIFY_reqメッセージであり得る。
【0042】
ステップ120:アプリケーションサーバは、インバイト応答を受信し、インバイト応答は、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報は、USSDサービスの識別子を含む。
【0043】
具体的には、インバイトメッセージを受信した後、モバイル端末は、インバイトメッセージが受信されたことをアプリケーションサーバに通知するために、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信し、アプリケーションサーバとSIPセッションを確立し、ハンドシェイクメッセージを受信した後、アプリケーションサーバは、ハンドシェイクメッセージが受信されたことをモバイル端末に通知するために、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に確認メッセージを送信し、モバイル端末とSIPセッションを確立する。
【0044】
インバイトメッセージを受信した後モバイル端末は、インバイトメッセージを解析することを必要とし、インバイトメッセージからUSSDサービスの識別子を抽出し、モバイル端末は、モバイル端末の表示領域にUSSDサービスの識別子を表示し、加入者によって入力された応答情報を受信し、応答情報は、加入者によってUSSDサービスの識別子に固有に作られた応答であり、モバイル端末は、応答情報を使用することによって、インバイト応答を生成する。
【0045】
例として、限定としてではなく、インバイト応答は、具体的には、Infoメッセージであり得る。
【0046】
ステップ130:アプリケーションサーバは、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスの識別子を担持する。
【0047】
具体的には、インバイト応答を受信した後、アプリケーションサーバは、インバイト応答を解析し、インバイト応答メッセージから応答情報を抽出し、応答情報を使用することによって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成する。
【0048】
例として、限定としてではなく、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、具体的には、MAP_UNSTRUCTURED_SS_REQUEST_rspメッセージ、またはMAP_UNSTRUCTURED_SS_NOTIFY_rspメッセージを含むことができる。具体的には、USSDサービスメッセージがUSSDサービス要求メッセージであるとき、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、MAP_UNSTRUCTURED_SS_REQUEST_rspメッセージであり、または、USSDサービスメッセージがUSSDサービス通知メッセージであるとき、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、MAP_UNSTRUCTURED_SS_NOTIFY_rspメッセージである。
【0049】
ステップ140:アプリケーションサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを、加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理する。
【0050】
具体的には、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを受信した後、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを解析し、このメッセージに担持された応答情報およびUSSDサービスの識別子を抽出する。具体的な実施態様では、応答情報およびUSSDサービスの識別子を抽出した後、加入者データサーバは、USSDサービスの識別子にしたがって、加入者の応答情報が、USSDサービスの識別子に対応するUSSDサービスに固有の応答であると結論する。加入者データサーバが、このUSSDサービスが加入者によって入力された応答情報にしたがって処理され得ることを確認したとき、加入者データサーバは、このUSSDサービスを応答情報にしたがって処理し、処理が完了した後、加入者データサーバは、アプリケーションサーバに閉鎖(close)メッセージを送信し、閉鎖情報を受信した後、アプリケーションサーバは、加入者データサーバへの接続を開放し、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に終了メッセージを送信し、終了メッセージを受信した後、モバイル端末は、ネットワーク側とのSIPセッションを開放し、モバイル端末が終了メッセージを受信したことをアプリケーションサーバに通知するために、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信し、ハンドシェイクメッセージを受信した後、アプリケーションサーバも、モバイル端末とのSIPセッションを開放し、これまでのネットワーク側から開始されたUSSDサービスは、完了する。
【0051】
別の具体的な実施態様では、加入者データサーバが、応答情報を抽出した後、加入者とのさらなる通信相互作用が実行される必要があるとみなしたとき、加入者データサーバは、アプリケーションサーバにUSSDサービスメッセージを送信し続け、アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末にUSSDサービスメッセージを送信し、加入者データサーバが、USSDサービスが加入者によって入力された応答情報にしたがって処理され得るとみなすまで、ステップ120およびステップ130を繰り返す。次いで、加入者データサーバは、応答情報にしたがってこのUSSDサービスを処理し、処理が完了した後、加入者データサーバは、アプリケーションサーバに閉鎖メッセージを送信し、閉鎖メッセージを受信した後、アプリケーションサーバは、加入者データサーバへの接続を開放し、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に終了メッセージを送信し、終了メッセージを受信した後、モバイル端末は、ネットワーク側とのSIPセッションを開放し、終了メッセージが受信されたことをアプリケーションサーバに通知するために、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信し、ハンドシェイクメッセージを受信した後、アプリケーションサーバも、モバイル端末とのSIPセッションを開放し、これまでのネットワーク側から開始されたUSSDサービスは、完了する。
【0052】
加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、アプリケーションサーバは、HLRまたはHSSを介して、USSDサービスを実行することを要求するメッセージをUSSDセンタに送信する。
【0053】
例として、限定としてではなく、閉鎖メッセージは、具体的には、MAP_CLOSE_INDメッセージであり得、終了メッセージは、具体的には、BYEメッセージであり得る。
【0054】
よりさらには、実際のユースケースでは、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージがUSSDサービス通知メッセージであるとき、加入者データサーバは、USSDサービス通知メッセージを一度だけ送信し、応答情報にしたがってこのUSSDサービスを完了し、このUSSDサービスを終了するために、アプリケーションサーバにセッション閉鎖メッセージを送信する。
【0055】
加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージがUSSDサービス要求メッセージであるとき、加入者データサーバは、USSDサービス要求メッセージを少なくとも一度送信することができ、少なくとも1つのUSSDサービス通知メッセージに対する応答情報にしたがってこのUSSDサービスを完了し、このUSSDサービスを終了するために、アプリケーションサーバにセッション閉鎖メッセージを送信する。
【0056】
本発明のこの実施形態によるUSSDサービスを処理するための方法では、VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、アプリケーションサーバは、USSDサービスを担持するメッセージをモバイル端末に送信し、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがってUSSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0057】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して詳細に、本発明の具体的な実施形態をさらに説明する。
【0058】
以下は、
図3を、本発明の実施形態2によるUSSDサービスを処理するための方法を説明するための例として使用する。
図3は、本発明の実施形態2によるUSSDサービスを処理するための方法のフローチャートである。本発明のこの実施形態は、VoLTEネットワーク上のモバイル端末によって実行される。
図3に示すように、本実施形態は、以下のステップを含む。
【0059】
ステップ310:ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信し、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含む。
【0060】
具体的には、モバイル端末が、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信する前に、アプリケーションサーバは、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信し、USSDサービスメッセージは、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持し、アプリケーションサーバは、モバイル端末の識別情報にしたがって、モバイル端末のアクセスネットワークを決定する。
【0061】
VoLTEネットワーク上のモバイル端末が、IMS上のUSSD動作をサポートするとき、アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信し、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含み、具体的には、アプリケーションサーバは、S-CSCFエンティティおよびP-CSCFエンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信することができる。
【0062】
本発明のこの実施形態では、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージは、具体的には、USSDサービス要求メッセージ、またはUSSDサービス通知メッセージを含む。
【0063】
例として、限定としてではなく、インバイトメッセージは、具体的には、Inviteメッセージである。
【0064】
本発明のこの実施形態では、加入者データサーバは、具体的には、HSS、HLR、またはUSSDセンタを含む。
【0065】
ステップ320:USSDサービスの識別子にしたがって、モバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにインバイト応答を送信し、インバイト応答は、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報は、USSDサービスの識別子を含み、そのため、アプリケーションサーバは、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを加入者データサーバに送信し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスの識別子を担持し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスを処理するように加入者データサーバに指示するために使用される。
【0066】
具体的には、インバイトメッセージを受信した後、モバイル端末は、インバイトメッセージが受信されたことをアプリケーションサーバに通知するために、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信し、アプリケーションサーバとのSIPセッションを確立し、ハンドシェイクメッセージを受信した後、アプリケーションサーバは、ハンドシェイクメッセージが受信されたことをモバイル端末に通知するために、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に承認メッセージを送信し、モバイル端末とのSIPセッションを確立する。
【0067】
インバイトメッセージを受信した後、モバイル端末は、インバイトメッセージを解析し、インバイトメッセージからUSSDサービスの識別子を抽出し、モバイル端末は、モバイル端末の表示領域にUSSDサービスの識別子を表示し、加入者によって入力された応答情報を受信し、応答情報は、加入者によってUSSDサービスの識別子に固有に作られた応答であり、モバイル端末は、応答メッセージを使用することによって、インバイト応答を生成する。
【0068】
例として、限定としてではなく、インバイト応答は、具体的には、Infoメッセージであり得る。
【0069】
モバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにインバイト応答を送信し、インバイト応答を受信した後、アプリケーションサーバは、インバイト応答を解析し、インバイト応答メッセージから応答情報を抽出し、応答情報を使用することによって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを加入者データサーバに送信することを必要とし、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理する。
【0070】
実施形態1は、加入者データサーバがUSSDサービスを実行することを要求するメッセージにしたがってUSSDサービスを完了する方法を詳細に説明しており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0071】
本発明のこの実施形態にしたがってUSSDサービスを処理するための方法では、VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、モバイル端末は、USSDサービスを担持する、アプリケーションサーバによって送信されたメッセージを受信し、加入者によってUSSDサービスに固有に作られた応答情報をアプリケーションサーバに送信し、そのため、アプリケーションサーバは、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがってUSSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0072】
上記の2つの実施形態は、アプリケーションサーバおよびモバイル端末のそれぞれの視点から、USSDサービスを処理するための方法を説明する。さらに、上記の実施形態で説明されるUSSDサービスを処理するための手順は、
図4に示すシグナリングフローによって完了され得る。
図4は、本発明の一実施形態によるUSSDサービスを処理するための方法のシグナリングフローチャートである。この実施形態では、加入者データサーバは、HSSであり、シグナリングフローは、加入者データサーバがHLRであるときと同様である。したがって、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
図4に示すように、方法は、具体的には、以下のステップを含む。
【0073】
ステップ401:HSSは、アプリケーションサーバにUSSDサービスメッセージを送信し、USSDサービスメッセージは、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持する。
【0074】
具体的には、HSSは、アプリケーションサーバにUSSDサービスメッセージを自動的に送信し、USSDサービスメッセージは、モバイル端末の識別情報およびUSSDサービスの識別子を担持する。
【0075】
USSDサービスメッセージの具体的な形態は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0076】
ステップ402:アプリケーションサーバは、モバイル端末のアクセスネットワークを決定する。
【0077】
具体的には、HSSによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信した後、アプリケーションサーバは、モバイル端末の識別情報にしたがってモバイル端末のアクセスネットワークを決定する。
【0078】
ステップ403:アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信する。
【0079】
具体的には、アプリケーションサーバが、モバイル端末のアクセスネットワークがVoLTEネットワークであると判断したとき、アプリケーションサーバは、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する。
【0080】
アプリケーションサーバが、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信し、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含み、具体的には、本発明のこの実施形態のアプリケーションサーバは、S-CSCFエンティティまたはP-CSCFエンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信することができる。
【0081】
アプリケーションサーバがCSCFエンティティを介してモバイル端末にインバイトメッセージを送信する手順、および、インバイトメッセージの具体的な形態は、本発明の上記の実施形態で説明されている。
【0082】
ステップ404:モバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信する。
【0083】
モバイル端末によって、CSCFエンティティを介してアプリケーションサーバにハンドシェイクメッセージを送信する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0084】
ステップ405:アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に承認メッセージを送信する。
【0085】
アプリケーションサーバによって、CSCFエンティティを介してモバイル端末に承認メッセージを送信する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0086】
ステップ406:モバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにインバイト応答を送信し、インバイト応答は、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報は、USSDサービスの識別子を含む。
【0087】
具体的には、インバイトメッセージを受信した後、モバイル端末は、加入者によって入力された応答情報を受信し、モバイル端末は、応答情報を使用することによって、インバイト応答を生成する。
【0088】
アプリケーションサーバによって、CSCFエンティティを介してモバイル端末に承認メッセージを送信する手順、およびインバイト応答の具体的な形態は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0089】
ステップ407:アプリケーションサーバは、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージをHSSに送信する。
【0090】
具体的には、インバイト応答を受信した後、アプリケーションサーバは、インバイト応答を解析し、インバイト応答メッセージから応答情報を抽出し、応答情報を使用することによって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成する。
【0091】
アプリケーションサーバによって、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージをHSSに送信する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0092】
USSDサービスを実行することを要求するメッセージの具体的な形態は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0093】
ステップ408:HSSは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理する。
【0094】
具体的には、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを受信した後、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを解析し、このメッセージに担持された応答情報およびUSSDサービスの識別子を抽出する。
【0095】
アプリケーションサーバによって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがってUSSDサービスを処理する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0096】
ステップ409:HSSは、アプリケーションサーバに閉鎖メッセージを送信する。
【0097】
HSSによって、アプリケーションサーバに閉鎖メッセージを送信する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0098】
ステップ410:アプリケーションサーバは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末に終了メッセージを送信する。
【0099】
アプリケーションサーバによって、CSCFエンティティを介してモバイル端末に終了メッセージを送信する手順は、本発明の上記の実施形態で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0100】
さらに、USSDサービスがUSSDセンタによって開始されるとき、具体的な手順は、上記の実施形態で説明したものと同様であり、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0101】
本発明の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して詳細に、本発明の具体的な実施形態をさらに説明する。
【0102】
本発明の実施形態1のステップ110の前に、モバイル端末を登録するステップが、さらに含まれ得る。モバイル端末を登録するステップは、アプリケーションサーバによってモバイル端末のアクセスネットワークを決定する手順を単純化することができる。以下は、モバイル端末を登録するステップを説明するために、実施形態3を使用する。本発明の実施形態3は、アプリケーションサーバによって実行される。
【0103】
ステップ510:モバイル端末は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバに第1の登録メッセージを送信する。
【0104】
具体的には、モバイル端末は、CSCFエンティティに第1の登録メッセージを送信する。具体的には、モバイル端末は、P-CSCFエンティティに第1の登録メッセージを送信することができ、第1の登録メッセージを受信した後に、P-CSCFエンティティは、第1の登録メッセージが受信されたことをモバイル端末に通知するために、モバイル端末にハンドシェイクメッセージを送信する。
【0105】
ステップ520:アプリケーションサーバは、第1の登録メッセージを受信し、第1の登録メッセージは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末によって送信され、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報は、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される。
【0106】
具体的には、第1の登録メッセージを受信した後、CSCFエンティティは、第1の登録メッセージが受信されたことをモバイル端末に通知するために、モバイル端末にハンドシェイクメッセージを送信し、CSCFエンティティは、さらにアプリケーションサーバに第1の登録メッセージを転送し、CSCFエンティティによって転送された第1の登録メッセージを受信した後、アプリケーションサーバは、第1の登録メッセージが受信されたことをCSCFエンティティに通知するために、CSCFエンティティにハンドシェイクメッセージを送信し、モバイル端末の識別情報および指示情報は、第1の登録メッセージのヘッダ(CONTACT)に担持され、指示情報は具体的には、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される。
【0107】
例として、限定としてではなく、第1の登録メッセージは、具体的には、REGISTERメッセージであり得、指示情報は、具体的には、本発明では限定されないパラメータ、+g.3gpp.ussdであり得る。
【0108】
ステップ530:アプリケーションサーバは、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する。
【0109】
具体的には、アプリケーションサーバは、指示情報にしたがって、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断し、モバイル端末の識別情報、および判断の結果を、ローカルデータベースに記憶する。
【0110】
さらに、アプリケーションサーバは、モバイル端末の識別情報、および判断の結果を、ローカルデータベースに記憶し、そのため、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する実施形態1のステップ110では、アプリケーションサーバは、モバイル端末の識別情報にしたがって、対応するモバイル端末の判断結果についてローカルデータベースを検索し、それにより判断処理を完了する。
【0111】
ステップ540:アプリケーションサーバは、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持する。
【0112】
具体的には、アプリケーションサーバは、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持する。
【0113】
ステップ550:アプリケーションサーバは、加入者データサーバに第2の登録メッセージを送信し、そのため、加入者データサーバは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0114】
具体的には、アプリケーションサーバは、加入者データサーバに生成された第2の登録メッセージを送信し、そのため、加入者データサーバは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0115】
加入者データサーバがHLRであるとき、アプリケーションサーバは、第1のインターフェースを介して、HLRに第2の登録メッセージを送信し、そのため、HLRは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録し、加入者データサーバがHSSであるとき、アプリケーションサーバは、第2のインターフェースを介して、HSSに第2の登録メッセージを送信し、そのため、HSSは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0116】
ステップ560:アプリケーションサーバは、加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信する。
【0117】
具体的には、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録した後、加入者データサーバは、アプリケーションサーバに登録成功メッセージを送信する。
【0118】
好ましい例では、加入者データサーバがHLRまたはHSSであり、プリセットアドレス情報が加入者データサーバに存在するとき、第2の登録メッセージに担持されたアドレス情報がプリセットアドレス情報と同じであるかどうかが識別され、第2の登録メッセージに担持されたアドレス情報がプリセットアドレス情報と同じである場合、登録成功メッセージがアプリケーションサーバに送信され、または、第2の登録メッセージに担持されたアドレス情報がプリセットアドレス情報と異なる場合、登録失敗メッセージが送信される。
【0119】
さらに、加入者データサーバがHLRまたはHSSであるとき、アプリケーションサーバは、加入者データサーバに第2の登録メッセージを送信し、そのため、加入者データサーバは、USSDサービスメッセージを送信するとき、登録されたアプリケーションサーバにUSSDサービスメッセージを送信し、または、プリセットアドレス情報に対応するアプリケーションサーバにUSSDサービスメッセージを送信する。
【0120】
よりさらには、本発明のこの実施形態では、第1のインターフェースは、Jインターフェースであり、第2の登録情報は、具体的には、MAP_ATM_Reqメッセージであり得、第2のインターフェースは、Shインターフェースであり、第2の登録情報は、具体的には、Sh_PURメッセージであり得る。
【0121】
上記の実施形態3は、モバイル端末の登録処理を説明する。さらに、上記の実施形態3によるモバイル端末の登録処理は、
図6に示すシグナリングフローによって完了することができる。
図6は、本発明の一実施形態によるモバイル端末の登録処理のシグナリングフローチャートである。この実施形態では、加入者データサーバは、HSSであり、シグナリングフローは、加入者データサーバがHLRであるときと同様である。したがって、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
図6に示すように、登録処理は、具体的には、以下のステップを含む。
【0122】
ステップ601:モバイル端末は、CSCFエンティティに第1の登録メッセージを送信する。
【0123】
具体的には、モバイル端末は、CSCFエンティティに第1の登録メッセージを送信する。さらに、本発明のこの実施形態では、モバイル端末は、P-CSCFエンティティに第1の登録メッセージを送信し、第1の登録メッセージを受信した後、P-CSCFエンティティは、第1の登録メッセージが受信されたことをモバイル端末に通知するために、モバイル端末にハンドシェイクメッセージを送信する。
【0124】
第1の登録メッセージは、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報は、具体的には、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される。
【0125】
ステップ602:CSCFエンティティは、モバイル端末にハンドシェイクメッセージを送信する。
【0126】
CSCFエンティティによって、モバイル端末にハンドシェイクメッセージを送信する処理は、本発明の上記の実施形態3で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0127】
ステップ603:CSCFエンティティは、アプリケーションサーバに第1の登録メッセージを送信する。
【0128】
具体的には、第1の登録メッセージを受信した後、CSCFエンティティは、アプリケーションサーバに第1の登録メッセージを転送する。
【0129】
ステップ604:アプリケーションサーバは、第1の登録メッセージを受信し、第1の登録メッセージは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末によって送信される。
【0130】
具体的には、アプリケーションサーバは、CSCFエンティティによって転送された第1の登録メッセージを受信する。
【0131】
第1の登録メッセージの具体的な形態は、本発明の上記の実施形態3で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0132】
ステップ605:アプリケーションサーバは、CSCFエンティティにハンドシェイクメッセージを送信する。
【0133】
アプリケーションサーバによって、CSCFエンティティにハンドシェイクメッセージを送信する処理は、本発明の上記の実施形態3で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0134】
ステップ606:アプリケーションサーバは、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する。
【0135】
具体的には、アプリケーションサーバは、指示情報にしたがって、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断し、モバイル端末の識別情報、および判断の結果を、ローカルデータベースに記憶する。
【0136】
ステップ607:アプリケーションサーバは、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持する。
【0137】
具体的には、アプリケーションサーバは、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持する。
【0138】
ステップ608:アプリケーションサーバは、HSSに第2の登録メッセージを送信し、そのため、HSSは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0139】
具体的には、アプリケーションサーバは、HSSに生成された第2の登録メッセージを送信し、そのため、HSSは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0140】
アプリケーションサーバによって、HSSに第2の登録メッセージを送信する手順は、本発明の上記の実施形態3で説明されており、詳細は、本明細書では繰り返し説明しない。
【0141】
ステップ609:アプリケーションサーバは、HSSによって送信された登録成功メッセージを受信する。
【0142】
具体的には、HSSは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録した後、アプリケーションサーバに登録成功メッセージを送信する。
【0143】
対応して、本発明の実施形態4は、実施形態1のUSSDサービスを処理するための方法を実施するために、USSDサービスを処理するための装置を提供する。
図7に示すように、USSDサービスを処理するための装置は、送信ユニット710と、受信ユニット720と、生成ユニット730とを含む。
【0144】
装置の送信ユニット710は、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断されたとき、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信するように構成され、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含み、
受信ユニット720は、インバイト応答を受信するように構成され、インバイト応答は、CSCFエンティティを介して、モバイル端末によって送信され、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報は、USSDサービスの識別子を含み、
生成ユニット730は、受信ユニットによって受信された応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成するように構成され、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスの識別子を担持し、
送信ユニット710は、USSDサービスを実行することを要求する、生成ユニットによって生成されたメッセージを、加入者データサーバに送信するようにさらに構成され、そのため、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理する。
【0145】
受信ユニット720は、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するようにさらに構成され、USSDサービスメッセージは、モバイル端末の識別情報、およびUSSDサービスの識別子を担持し、
装置は、モバイル端末の識別情報にしたがって、モバイル端末のアクセスネットワークを決定するように構成された決定ユニット740と、
モバイル端末のアクセスネットワークがボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワークである場合、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するように構成された実行ユニット750と
をさらに含む。
【0146】
加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0147】
加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、受信ユニット720は、具体的には、ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDセンタによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信するように構成され、
送信ユニットは、具体的には、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを、ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介してUSSDセンタに送信するように構成される。
【0148】
加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタであるとき、受信ユニット720は、第1の登録メッセージを受信するようにさらに構成され、第1の登録メッセージは、CSCFエンティティを介して、モバイル端末によって送信され、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報は、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、
実行ユニット750は、受信ユニットによって受信された指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断するようにさらに構成され、
生成ユニット730は、モバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートすると実行ユニットが判断したとき、第2の登録メッセージを生成するようにさらに構成され、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持し、
送信ユニット710は、生成ユニットによって生成された第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信するようにさらに構成され、そのため、加入者データサーバは、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0149】
受信ユニット720は、加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信するようにさらに構成される。
【0150】
VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、本発明のこの実施形態によるUSSDサービスを処理するための装置は、USSDサービスを担持する情報をモバイル端末に送信し、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがって、USSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0151】
対応して、本発明の実施形態5は、実施形態2のUSSDサービスを処理するための方法を実施するためにUSSDサービスを処理するための装置をさらに提供する。
図8に示すように、USSDサービスを処理するための装置は、受信ユニット810と、送信ユニット820とを含む。
【0152】
装置は、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューションLTEネットワーク上に配置され、装置の受信ユニット810は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信するように構成され、インバイトメッセージは、USSDサービスの識別子を含み、
送信ユニット820は、受信ユニットによって受信されたインバイトメッセージに含まれるUSSDサービスの識別子にしたがって、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバにインバイト応答を送信するように構成され、インバイト応答は、加入者によって入力された応答情報を担持し、そのため、アプリケーションサーバは、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを加入者データサーバに送信し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスの識別子を担持し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージは、USSDサービスを処理するように加入者データサーバに指示するために使用される。
【0153】
送信ユニット820は、CSCFエンティティを介して、アプリケーションサーバに第1の登録メッセージを送信するようにさらに構成され、第1の登録メッセージは、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報は、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、そのため、アプリケーションサーバは、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステムIMS上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージは、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別子を担持し、アプリケーションサーバは、加入者データサーバに第2の登録メッセージを送信し、加入者データサーバは、第2の登録メッセージにしたがって、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する。
【0154】
加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0155】
本発明のこの実施形態によるUSSDサービスを処理するための装置が、VoLTEネットワーク上に配置され、IMS上のUSSD動作をサポートするとき、装置は、アプリケーションサーバからUSSDサービスを担持する情報を受信し、加入者によってUSSDサービスに固有に作られた応答情報をアプリケーションサーバに送信し、そのため、アプリケーションサーバは、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがって、USSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0156】
加えて、本発明の実施形態4によるUSSDサービスを処理するための装置は、以下のようにさらに実施され得る。
図9に示すように、USSDサービスを処理するための装置は、ネットワークインターフェース910と、プロセッサ920と、メモリ930とを含む。
【0157】
ネットワークインターフェース910は、CSCFエンティティおよび加入者データサーバとの双方向通信を実行するように構成される。
【0158】
メモリ930は、永久記憶装置、例えば、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリであり得、メモリ930は、ソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバを有する。ソフトウェアモジュールは、本発明の上記の方法の様々な機能モジュールを実行することができ、デバイスドライバは、ネットワークおよびインターフェースドライバであり得る。
【0159】
起動中、これらのソフトウェア構成要素は、メモリ930にロードされ、次いで、プロセッサ920によって実行される。メモリ930のソフトウェア構成要素を実行するとき、プロセッサ920は、以下の機能、すなわち、
アプリケーションサーバが、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバによって、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介して、モバイル端末にインバイトメッセージを送信する機能であって、インバイトメッセージが、USSDサービスの識別子を含む、機能と、
インバイト応答を受信する機能であって、インバイト応答が、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報が、USSDサービスの識別子を含む、機能と、
応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成する機能であって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持する、機能と、
加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信する機能であって、そのため、加入者データサーバは、USSDサービスを実行することを要求するメッセージに担持されたUSSDサービスの識別子にしたがって、USSDサービスを処理する、機能と
を実施することができる。
【0160】
さらに、メモリ930のソフトウェア構成要素にアクセスした後、プロセッサは、以下の機能、すなわち、
加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信する機能であって、USSDサービスメッセージが、モバイル端末の識別情報、およびUSSDサーバの識別子を担持する、機能と、
モバイル端末の識別情報にしたがって、モバイル端末のアクセスネットワークを決定する機能と、
モバイル端末のアクセスネットワークが、ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワークである場合、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する機能と
をさらに実施することができる。
【0161】
さらに、加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0162】
さらに、メモリ
930のソフトウェア構成要素にアクセスした後、プロセッサは、以下の機能をさらに実施することができ、すなわち、
加入者データサーバがUSSDセンタであるとき、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信する機能が、
ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDセンタによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信する機能を含み、
加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信する機能が、
USSDセンタに、ホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタを介して、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信する機能を含む。
【0163】
さらに、加入者データサーバがホーム加入者サーバまたはホームロケーションレジスタである場合は、加入者データサーバによって送信されたUSSDサービスメッセージを受信する前で、メモリ
930のソフトウェア構成要素にアクセスした後に、プロセッサは、以下の機能、すなわち、
第1の登録メッセージを受信する機能であって、第1の登録メッセージが、CSCFエンティティを介してモバイル端末によって送信され、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用される、機能と、
指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを判断する機能と、
モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするとき、第2の登録メッセージを生成する機能であって、第2の登録メッセージが、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別情報を担持する、機能と、
第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信する機能であって、そのため、加入者データサーバが、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する、機能と、
加入者データサーバによって送信された登録成功メッセージを受信する機能と
をさらに実施することができる。
【0164】
VoLTEネットワーク上のモバイル端末がIMS上のUSSD動作をサポートするとき、本発明のこの実施形態によるUSSDサービスを処理するための装置は、USSDサービスを担持するメッセージをモバイル端末に送信し、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがって、USSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0165】
加えて、本発明の実施形態5によるUSSDサービスを処理するための装置は、以下のようにさらに実施され得る。
図10に示すように、USSDサービスを処理するための装置は、ネットワークインターフェース1010と、プロセッサ1020と、メモリ1030とを含む。
【0166】
ネットワークインターフェース1010は、CSCFエンティティおよびアプリケーショ
ンサーバとの双方向通信を実行するように構成される。
【0167】
メモリ1030は、永久記憶装置、例えば、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリであり得、メモリ1030は、ソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバを有する。ソフトウェアモジュールは、本発明の上記の方法の様々な機能モジュールを実行することができ、デバイスドライバは、ネットワークおよびインターフェースドライバであり得る。
【0168】
起動中、これらのソフトウェア構成要素は、メモリ1030にロードされ、次いで、プロセッサ1020によって実行される。メモリ1030のソフトウェア構成要素を実行するとき、プロセッサ1020は、以下の機能、すなわち、
ボイス・オーバ・ロング・ターム・エボリューション・ネットワーク上のモバイル端末によって、呼セッション制御機能
(CSCF
)エンティティを介して、アプリケーションサーバによって送信されたインバイトメッセージを受信する機能であって、インバイトメッセージが、USSDサービスの識別子を含む、機能と、
USSDサービスの識別子にしたがって、CSCFエンティティを介して、インバイト応答をアプリケーションサーバに送信する機能であって、インバイト応答が、加入者によって入力された応答情報を担持し、応答情報が、USSDサービスの識別子を含み、そのため、アプリケーションサーバが、応答情報にしたがって、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを生成し、加入者データサーバに、USSDサービスを実行することを要求するメッセージを送信し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスの識別子を担持し、USSDサービスを実行することを要求するメッセージが、USSDサービスを処理するように加入者データサーバに指示するために使用される、機能と
を実施することができる。
【0169】
さらに、メモリ1030のソフトウェア構成要素にアクセスした後、プロセッサは、以下の機能、すなわち、
CSCFエンティティを介して、第1の登録メッセージをアプリケーションサーバに送信する機能であって、第1の登録メッセージが、モバイル端末の識別情報および指示情報を担持し、指示情報が、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートするかどうかを示すために使用され、そのため、指示情報にしたがって、モバイル端末がIPマルチメディア・コア・ネットワーク・サブシステム上のUSSD動作をサポートすると判断したとき、アプリケーションサーバが、第2の登録メッセージを生成し、第2の登録メッセージが、アプリケーションサーバのアドレス情報、およびモバイル端末の識別子を担持し、アプリケーションサーバが、第2の登録メッセージを加入者データサーバに送信し、そのため、加入者データサーバが、第2の登録メッセージにしたがって、アドレス情報と、モバイル端末の識別子との間の対応を記録する、機能をさらに実施することができる。
【0170】
加入者データサーバは、ホーム加入者サーバ、ホームロケーションレジスタ、またはUSSDセンタを含む。
【0171】
本発明のこの実施形態によるUSSDサービスを処理するための装置が、VoLTEネットワーク上に配置され、IMS上のUSSD動作をサポートするとき、装置は、アプリケーションサーバからUSSDサービスを担持する情報を受信し、加入者によってUSSDサービスに固有に作られた応答情報をアプリケーションサーバに送信し、そのため、アプリケーションサーバは、応答情報を担持するメッセージを加入者データサーバに送信し、加入者データサーバは、応答情報を担持するメッセージにしたがって、USSDサービスを処理する。これは、USSDサービスがネットワーク側からVoLTEネットワーク上のモバイル端末に開始される方法を規定する標準がないことに起因する従来技術の制限を排除する。
【0172】
上記の実施形態の説明に基づいて、当業者は、本発明が、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせによって実施され得ることを明らかに理解することができる。本発明が、ソフトウェアによって実施されるとき、上記の機能は、コンピュータ可読媒体に記憶され得、または、コンピュータ可読媒体内の1つまたは複数の命令もしくはコードとして送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、通信媒体とを含み、通信媒体は、コンピュータプログラムがある場所から別の場所に転送されることを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。以下は、例を提供するが、限定を課さない。コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、もしくは別の光ディスク記憶装置もしくはディスク記憶媒体、もしくは別の磁気記憶デバイス、または、期待されるプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で搬送もしくは記憶することができ、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。加えて、任意の接続が、コンピュータ可読媒体として適切に定義され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用することによって、ウェブサイト、サーバ、または別の遠隔ソースから転送される場合、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、より対線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、それらが属する媒体の固定に含まれる。例えば、本発明によって使用されるディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスクCD、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、一般に、磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)は、レーザ手段によって光学的にデータをコピーする。上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の保護範囲に含まれるべきである。
【0173】
本明細書中の実施形態は、すべて、進歩的(progressive)な方法で説明されており、実施形態の同じまたは同様の部分に対して、参照は、実施形態になされ得、各実施形態は、他の実施形態との相違点に焦点を当てていることに留意すべきである。特に、装置の実施形態は、基本的には、方法の実施形態と同様であり、したがって、簡単に説明され、各ユニットの特定の機能の実行プロセスについて、参照は、方法の実施形態での部分的な説明になされ得る。説明した装置の実施形態は、単なる例示である。別個の部分として説明したユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであってもなくてもよく、一か所に配置されても、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。モジュールのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際のニーズにしたがって選択され得る。当業者は、創造的な努力なしで、本発明の実施形態を理解し、実施することができる。
【0174】
要約すると、上記で説明したものは、本発明の技術的解決策の単なる例示的な実施形態であるが、本発明の保護範囲を限定することを意図しない。本発明の要旨および原理から逸脱することなくなされ得る任意の修正、等価の置換、または改良は、本発明の保護範囲内に入るものとする。