【実施例】
【0014】
本発明は段ボール箱の上下部を弁当箱フタ状ピース1.2とし、それにリブ14・15(
図2・3)を井桁に組み込み、さらなる強度の為に追加リブ4を組み合わせ、それを厚い敷物、あるいは衝立として利用するものである。
本発明の製造は既存の段ボール箱製造法で可能である。
【0015】
以下に本発明の使い方(組み立て方)を、
図1・2・3・4・5を参照して説明する。
まず、厚い敷物(座布団、マット)とする使い方を示す(
図4)。
梱包した段ボールの開封は、開封切り離し部3を剥がして切り取り、上部弁当フタ状ピース1を外し、梱包された内容物10を取り出す。次に下の追加リブ4用部分をミシン目6で切り離し、下部弁当フタ状段ボール2を分離する。
一組、あるいは数組同梱されたリブ用段ボールシート11・12(
図2・3)をリブ切り離しミシン目13でリブ14・15(長さはAとB)を切り離し、それぞれを井桁に組んで、弁当箱フタ状ピース1・2にはめ込む(
図4A)。
厚い敷物として利用する場合で強度が足りない時は、切り離した追加リブ4を適宜に切り、井桁の升目の中に丸めてはめ込む(
図4A)。
井桁に組んだリブ14・15と追加リブ4(
図4A)が落ちないようにテープ等で止め、厚い敷物のひとつの部品として完成し、裏返して使用する。単品では座布団(
図4A)、連結、貼り合わせてマット(
図4B)とする。連結には両面テープ7を利用する。
次に衝立としての使い方(組み立て方)を示す。
上下の弁当箱フタ状段ボール1・2を上記と同じに切り離し、弁当フタ状ピース1・2にリブ用段ボールシート11・12をリブ切り離しミシン目13で切り離したリブ14・15を
図4Aと同様、井桁に組み込んだものが、衝立の一つの部品となり、それを裏表交互に市松状に貼りあわせ組んで衝立とする(
図5A)。連結には両面テープ7を利用する。
衝立を組み合わせ、個別のブースを作るときは、リブ用段ボールシート11・12(
図2・3)あるいは追加リブ4をリブ2連で切り離し、真ん中で折って衝立端部に両面テープ7を使って貼りつけ衝立を直交させる(
図5B)
【0016】
基本的な使い方を踏まえたうえで、あらかじめ段ボール箱に施す加工について述べる。
加工寸法は弁当箱フタ状ピース1・2の内寸高さDが基本となる。リブ用段ボールシート11・12(
図2・3)から切り離すリブ14・15、追加リブ4の切り離し幅は、全てDと同じとする(
図1・2・3)。
段ボールの縦強度は中芯方向9に依って大きく違うので、その方向に留意する必要がある。段ボールの外箱(
図1)では段ボール高さ方向を中芯方向9とし、結果、上下弁当フタ状ピース1・2の内寸D方向、追加リブ4の幅(D)方向が中芯方向9になる。
一組以上同梱されるリブ用段ボールシート11・12(
図2・3)は、ダンボール箱の内寸(内のり寸法)A・Bが外寸となる。井桁に組む為にミシン目13で切り離されたリブ14・15の幅(D)は同じだが、切り離し方向は直行し、長さは中芯A方向リブ用段ボールシート11(
図2)ではBとなり、中芯B方向リブ用段ボールシート12(
図3)ではAとなる。また、縦強度の確保の為、リブ14・15の中芯方向9は、いずれも切り離し幅(D)方向とし、リブ用段ボールシート11・12(
図2・3)の外寸は同じだが、中芯方向9は直交する。
リブ用段ボールシート11・12(
図2・3)から切り離したリブ14・15を井桁に組むための井桁組用スリット8は、弁当フタ状ピース1.2の高さ(内寸)Dと共通である切り離し幅(D)の2分の1の長さとなり、そのスリット幅は用いる段ボール厚に依る。
次にそれぞれのリブ用段ボールシート11・12(
図2・3)のリブ14・15の数、井桁組用スリット8の数、寸法割り振りについて述べる。
以下の記述は、本発明の災害救援物資用段ボールが、上下の弁当箱フタ状段ボール1・2が2つ取れ、リブ用段ボールシート11・12(
図2・3)が一組同梱され、それぞれ取れるリブ14・15の数が複数である場合である(
図1・2・3)。この条件が変われば、数、寸法割りは適宜対応する必要がある(
図4・5にあるようなリブの数になる場合など)。
中芯A方向リブ用段ボールシート11(
図2)で取れるリブ(長さB)14の数は、A寸法をDで割った数(+余り)となる。弁当フタ状段ボール1・2は2つ取れる(
図1)ので、リブ(長さB)14はそれぞれに半数づつ使うことになる。それで、井桁組用スリット8の数は、中芯B方向リブ用段ボールシート12(
図3)で取れるリブ(長さA)15の数の半分となり、そのスリット間隔Eは、中芯B方向リブ用段ボール12(
図3)で取れるリブ数の半分に1を足した数で割った寸法となる。
中芯B方向リブ用段ボールシート12(
図3)のリブ(長さA)15の数は、B寸法をDで割った数(+余り)となり、上記と同じく、その井桁組用スリット8の数は、中芯A方向リブ用段ボールシート11(
図2)で取れるリブ14の数の半分となり、そのスリット間隔Eは、中芯A方向リブ用段ボールシート11(
図2)のリブ数の半分に1を足した数で割った寸法となる。
本発明の段ボール箱には1組以上のリブ用段ボールシート11・12(
図2・3)を同梱するが、弁当箱フタ状ピース1・2の大きさ、使用する段ボール強度や出来上がる厚い敷物に求める強度に応じて、その組数を増やし、リブ14・15の枚数を増やして、組んだ井桁の間隔を小さくし強度を上げることが出来る。その場合は井桁組用スリット8の数が増えスリット間隔Eも狭まる。
追加リブ4は、ダンボール箱の高さ(内寸)Cから、弁当フタ状ピース1・2の高さ(内寸)D×2と切り離し部3の幅を引いたのものがDより大きくなる場合に設定できる(
図1)。
【0017】
上下の弁当箱フタ状ピース1・2に予め両面テープ7を貼っておくと、組み立てが容易となる。その際、弁当フタ状ピース1・2の厚さの中心部では無く、それぞれ上と下にずらして貼付すると、衝立として市松に組み立てて使用する場合、接着面積が広くなり、強度が得やすい(
図5)。
【0018】
タトウ式のダンボール箱等、薄いもので、追加リブ4を取ることができない場合、リブ用段ボールシート11・12(
図2.3)を追加(同梱)するのみで良い。
【0019】
リブ用段ボールシート11・12(
図2.3)は、ダンボール箱の生産時に出る余りのシートが段ボール箱間口(内寸)A及び段ボール箱奥行(内寸)Bより長く、かつ、中芯方向の幅がリブ幅Dより大きければければ、それを使うことも可能で、それによって、コストをさらに下げることが出来る。
【0020】
本発明は段ボール箱を畳んだ状態で備蓄も可能である。そのまま避難所に送れば、厚い敷物や衝立を供給することになり、むろん、救援物資を梱包し送るともできる。