(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の前記対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を含み、
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより前記現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する前記ステップは、
前記現在の距離パラメータが前記第1の距離パラメータであるときに、前記第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップ、または、
前記現在の距離パラメータが前記第2の距離パラメータであるときに、前記第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップ
を備える請求項1に記載の方法。
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の前記対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を備え、ここで、N≧3であり、
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより前記現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する前記ステップは、
前記現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するステップと、
前記目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップと、
を備える請求項1に記載の方法。
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の前記対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を備え、前記決定ユニットは、具体的には、前記現在の距離パラメータが前記第1の距離パラメータであるときに前記第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成され、或いは、前記現在の距離パラメータが前記第2の距離パラメータであるときに前記第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される請求項8に記載の装置。
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の前記対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、前記決定ユニットは、具体的には、前記現在の距離パラメータが前記第1の距離パラメータであるときに前記第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される請求項8に記載の装置。
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の前記対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を備え、ここで、N≧3であり、前記決定ユニットは、具体的には、前記現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するとともに、前記目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを前記現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される請求項8に記載の装置。
前記第2の取得ユニットは、具体的には、前記端末の距離センサを使用することによりユーザと前記ディスプレイスクリーンとの間の距離を決定するとともに、その距離にしたがって前記端末の前記現在の距離パラメータを決定するように構成される請求項8から11のいずれか一項に記載の装置。
前記第2の取得ユニットは、具体的には、前記端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定するとともに、前記現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、前記現在の距離パラメータを取得するように構成される請求項8から11のいずれか一項に記載の装置。
前記第2の取得ユニットは、具体的には、前記端末のユーザにより現在使用される使用シナリオを決定するとともに、前記現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、前記現在の距離パラメータを取得するように構成される請求項8から11のいずれか一項に記載の装置。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ技術の開発に伴って、人々は、ディスプレイスクリーン上の画像のレンダリング品質に関して益々高い要求を有する。画像のエイリアシング現象は、画質に影響を及ぼす主要な因子のうちの1つである。
図1はレンダリングされた画像であり、画像中のパターン間の境界にエイリアシングが存在することが
図1から明らかに分かる。エイリアシング現象が発生される理由は、人々が別個の方法を使用することにより(例えばピクセル点を使用することにより)連続した三次元世界をレンダリングしようと試みるからである。
【0003】
従来技術では、画像エイリアシング現象を回避するために、様々なアンチエイリアシング(Anti-aliasing)技術が提案される。いわゆるアンチエイリアシングは、レンダリングされた画像の画中に発生されるエイリアスエッジを滑らかにすることである。従来のアンチエイリアシング技術では、アンチエイリアシング目的を達成するためにスクリーン上のピクセル点に関してスーパーサンプリングが行われ、例えば、スーパーサンプリングアンチエイリアシング(Super Sampling Anti-aliasing, SSAA)技術は、各ピクセルに関して複数回にわたってサンプリングを行う必要がある。SSAAの使用中、各ピクセルのサンプルの量が2または4に設定される場合があり、この場合、実際のレンダリング量および帯域幅需要は、オリジナル画像のそれの2×2倍または4×4倍である。明らかに、SSAAにより必要とされる計算量がかなり多いことが分かる。SSAA技術を改善して最適化するために、その後、マルチサンプリングアンチエイリアシング(Multi Sampling Anti-aliasing, MSAA)技術、形態学的アンチエイリアシング(Morphological Anti-aliasing, MLAA)技術、高速近似アンチエイリアシング(Fast Approximate Anti-aliasing, FXAA)技術、および、高度サブピクセル形態学的アンチエイリアシング(Enhanced Subpixel Morphological Anti-aliasing, SMAA)技術が更に提案される。MSAAは、SSAAの改良された技術であると見なすことができるとともに、「エッジ検出」能力を有する。すなわち、画像に関してアンチエイリアシング処理を行うためにMSAAが使用されるときには、スクリーン上の1つのピクセル点に関するスーパーサンプリングのみが幾何学的物体のエッジなどの位置で行われる。このようにすると、MSAAを行う必要があるピクセルの量が全体の視点のピクセルの量に比べてかなり少なく、したがって、多くの状況では、MSAAの計算ロスがSSAAのそれよりもかなり少ない。
図2は、MSAA技術を用いて
図1が処理された後に取得された結果を示し、
図2中の物体の境界のエイリアシングが既に平滑化されているのが分かる。
【0004】
MLAAは形態学的アンチエイリアシング技術であり、この技術では、パターンレンダリング中に、作業が行われず、また、計算が完了されるまでアンチエイリアシング処理が行われず、最終的なレンダリング結果をいつでも出力できる状態にある。したがって、MLAAは後処理技術と見なされ得る。MLAAの特定の実施原理は以下ごときである。すなわち、エッジの色収差によってエイリアシングの形態が計算され、その後、色収差間の計算された過渡的な色を使用することによって、エイリアシングの隙間が満たされ、それにより、形態学的アンチエイリアシング効果が得られる。MLAAは、性能が従来のMSAAよりもかなり有益であるとともに、フレームの量に対する影響を大きく減少させる。
図3は、MLAAを用いて画像を処理する効果を示し、この場合、処理前の画像が
図3の左側にあり、MLAAを用いて処理された画像が
図3の右側にある。左側の画像と右側の画像とを比較することにより分かるように、MLAAはエイリアシング現象を効果的に抑制する。
【0005】
レンダリングされた画像の画質を向上させる以外に、従来のSSAA並びに改良されたMSAAおよびMLAAはいずれも、画像レンダリングの計算オーバーヘッドを増大させる。しかしながら、異なるシナリオは、画像アンチエイリアシング効果に関して異なる要求を有し、また、従来技術では、ビデオ画像処理が始まる時点で、アンチエイリアシング効果を動的に調整することができず、これは柔軟性がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、画像のアンチエイリアシング処理態様を動的に調整するための画像アンチエイリアシング方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様によれば、画像アンチエイリアシング方法が提供され、該方法は、端末で表示されるべき画像を取得するステップと、端末の現在の距離パラメータを取得するステップであって、現在の距離パラメータが、端末のユーザの眼と端末のディスプレイスクリーンとの間の距離を示すために使用される、ステップと、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定するステップと、表示されるべき画像に関して現在のアンチエイリアシングアルゴリズムにしたがってアンチエイリアシング処理を行うステップとを含む。
【0008】
第1の態様に関連して、第1の態様の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を含み、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する前記ステップは、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに、第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップ、または、現在の距離パラメータが第2の距離パラメータであるときに、第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップを含む。
【0009】
第1の態様に関連して、第1の態様の他の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する前記ステップは、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに、第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップを含む。
【0010】
第1の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の他の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を備え、ここで、N≧3であり、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する前記ステップは、現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するステップと、目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するステップとを含む。
【0011】
第1の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の他の実施態様において、端末の現在の距離パラメータを取得する前記ステップは、端末の距離センサを使用することによりユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離を決定するステップと、該距離にしたがって端末の現在の距離パラメータを決定するステップとを含む。
【0012】
第1の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の他の実施態様において、端末の現在の距離パラメータを取得する前記ステップは、端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定するステップと、現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するステップとを含む。
【0013】
第1の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の他の実施態様において、現在の距離パラメータを取得する前記ステップは、端末のユーザにより現在使用される使用シナリオを決定するステップと、現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するステップとを含む。
【0014】
第2の態様によれば、画像アンチエイリアシング装置が提供され、該装置は、端末で表示されるべき画像を取得するように構成される第1の取得ユニットと、端末の現在の距離パラメータを取得するように構成される第2の取得ユニットであって、端末のユーザの眼と端末のディスプレイスクリーンとの間の距離を示すために現在の距離パラメータが使用される、第2の取得ユニットと、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定するように構成される決定ユニットと、現在のアンチエイリアシングアルゴリズムにしたがって表示されるべき画像に関してアンチエイリアシング処理を行うように構成されるアンチエイリアシング処理ユニットとを含む。
【0015】
第2の態様に関連して、第2の態様の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を備え、決定ユニットは、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成され、或いは、現在の距離パラメータが第2の距離パラメータであるときに第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0016】
第2の態様に関連して、第2の態様の他の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、決定ユニットは、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0017】
第2の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の他の実施態様において、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を備え、ここで、N≧3であり、決定ユニットは、具体的には、現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するとともに、目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0018】
第2の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の他の実施態様において、第2の取得ユニットは、具体的には、端末の距離センサを使用することによりユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離を決定するとともに、その距離にしたがって端末の現在の距離パラメータを決定するように構成される。
【0019】
第2の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の他の実施態様において、第2の取得ユニットは、具体的には、端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定するとともに、現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0020】
第2の態様または前述した実施態様のいずれか1つに関連して、第2の態様の他の実施態様において、第2の取得ユニットは、具体的には、端末のユーザによる現在の使用シナリオを決定するとともに、現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0021】
本発明の実施形態では、表示されるべき画像に関して距離パラメータに基づいてアンチエイリアシング処理が行われ、すなわち、画像のアンチエイリアシング処理態様が距離パラメータにしたがって動的に調整され、これは従来技術と比べて柔軟性がある。
【0022】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、本発明の実施形態を説明するために必要とされる添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明の幾つかの実施形態を示しているにすぎず、当業者は、依然として、創造的な労力を伴うことなく、これらの添付図面から他の図面を導き出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策について明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく一部である。創造的な労力を伴うことなく本発明の実施形態に基づいて当業者により得られる他の実施形態の全ては、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0025】
携帯端末の絶え間ない開発、および、様々な投影機器の普及に伴い、人々は、ビデオ画像のレンダリングに関してより高い要求を有する。例えば、ユーザは、ビデオを携帯端末で見る際、ビデオ画像の質の高いレンダリング効果を求める以外に、電力消費量をできる限り減らすことができることを更に望む。他の例に関し、大型スクリーンを伴う投影機器で再生されるビデオ画像の場合には、ビデオ画像の質の高いレンダリング効果に加えて、所定のフレームレートを確保する必要がある。
【0026】
エイリアシングがディスプレイスクリーン上で比較的捕えにくく、観察者がスクリーンに近づいているときにだけエイリアシングを観察できることは良く知られている。言い換えると、スクリーン上に表示されるエイリアシングの明瞭度は、観察者とスクリーンとの間の距離に関係している。一般に、観察者によって観察されるエイリアシングは、観察者がスクリーンに近づくにつれて明瞭になる。観察者がスクリーンから更に遠く離れれば、観察者が見ることができるエイリアシングが大きく減少し、或いは更には、特定の距離の全体にわたって観察者がエイリアシングを感知できない。
【0027】
携帯端末(例えば携帯電話など)のユーザがディスプレイスクリーン上でビデオを見るときには、ユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離が絶えず変化する。同様に、大型スクリーンを伴う投影機器の視聴者は動いてもおり、したがって、視聴者と投影機器との間の距離も動的に変化する。異なる距離では、アンチエイリアシング効果に関する視聴者の認識度が異なる。そのため、ユーザの眼とディスプレイスクリーンとの間の距離がある程度に達すると、アンチエイリアシング計算によってもたらされるレンダリング効果の改善は、非常に小さくなる或いは更には完全に無視され得る。この場合に、細かいアンチエイリアシングレンダリングが画像(表示された画)に対して依然として行われれば、計算リソースが無駄にされる。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態に係る画像アンチエイリアシング方法の概略フローチャートである。
図4の方法は以下を含む。
【0029】
410:端末で表示されるべき画像を取得する。
【0030】
表示されるべき画像が一般的な画像レンダリングによって得られる画像であってもよいことを理解すべきである。一般的な画像レンダリングの後に、異なる度合いのエイリアシング現象が画像に概ね存在することに留意すべきであり、この場合には、画像が未だ出力されず、画像のデータがバッファ(例えばG-バッファなど)に記憶される。具体的には、一般的な画像レンダリングは、画像の幾何学的なポリゴンを計算し、表面材料の特性を決定し、入射照明を計算し、照明の表面への影響を計算することなどを含んでもよい。一般的な画像レンダリングを用いて、画像のピクセル値(明度)、輝度(Luma)値、または、深度値などの情報を取得できる。
【0031】
420:端末の現在の距離パラメータを取得する。この場合、現在の距離パラメータは、端末のユーザの眼と端末のディスプレイスクリーンとの間の距離を示すために使用される。
【0032】
随意的には、一実施形態として、ステップ420は、端末の距離センサを使用することによりユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離を決定すること、および、その距離にしたがって端末の現在の距離パラメータを決定することを含んでもよい。
【0033】
随意的には、一実施形態として、ステップ420は、端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定すること、および、現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得することを含んでもよい。
【0034】
各アプリケーションと距離パラメータとの間の対応を定めることができるとともに、アプリケーションタイプと距離パラメータとの間の対応も定めることができることを理解すべきである。例えば、ユーザがブック型のAPPを使用する際には、ディスプレイスクリーンのサイズと人の眼の視力の平均値とに基づいて、ユーザの眼と携帯電話のディスプレイスクリーンとの間の距離が大雑把に推定されてもよい。
【0035】
随意的に、一実施形態として、端末の現在の距離パラメータを取得することは、端末の使用シナリオを決定すること、および、現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得することを含む。
【0036】
430:距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定する。
【0037】
ステップ430の実施態様が多様であって本発明のこの実施形態で特に限定されないことを理解すべきである。一実施態様として、距離が異なるときには、異なるアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよい。例えば、距離が比較的近いときには、精度がより高いSSAAアルゴリズムが選択されてもよく、また、距離が比較的遠いときには、計算速度がより速いMLAAアルゴリズムが使用されてもよい。他の実施態様として、距離が比較的近いときには、質が比較的高いアンチエイリアシングパラメータが選択されてもよく、また、距離が比較的遠いときには、アンチエイリアシングパラメータを調整することによって画像のアンチエイリアシング品質が低下されてもよい。例えば、SSAAアルゴリズムが使用されて、距離が比較的近いときには、各ピクセルのサンプルの量が4に設定されてもよく、また、距離が比較的遠いときには、各ピクセルのサンプルの量が2に設定されてもよい。ステップ430の他の実施態様は、特定の実施形態に関連して後に詳しく説明され、ここでは再び詳しく説明しない。
【0038】
440:表示されるべき画像に関して現在のアンチエイリアシングアルゴリズムにしたがってアンチエイリアシング処理を行う。
【0039】
ステップ440に関しては従来技術を参照し、ここでは再び詳しく説明しない。
【0040】
本発明のこの実施形態では、表示されるべき画像に関して距離パラメータに基づいてアンチエイリアシング処理が行われ、すなわち、アンチエイリアシング処理態様が距離パラメータにしたがって動的に調整され、これは従来技術と比べて柔軟性がある。具体的には、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的遠いときには、計算リソースを節約するために、計算速度が速いが一般的な質を伴うアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよく、また、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的近いときには、画像レンダリング品質を向上させるために、質が高いアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよい。
【0041】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を含み、また、ステップ430は、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定すること、および、現在の距離パラメータが第2の距離パラメータであるときに第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定することを含んでもよい。
【0042】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、また、ステップ430は、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定することを含んでもよい。
【0043】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を含み、ここで、N≧3であり、また、ステップ430は、現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択すること、および、目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定することを含んでもよい。
【0044】
以下の実施形態では、形態学的なアンチエイリアシングアルゴリズムに基づき、端末に表示されるべき画像のアンチエイリアシングアルゴリズムをリアルタイムで調整するべく距離パラメータが導入される。形態学的なアンチエイリアシングアルゴリズムは、MLAAであってもよく、または、SMAAであってもよい。理解の便宜上、従来技術におけるMLAAの粗いプロセスについて最初に簡単に紹介する。
【0045】
第1に、境界検出アルゴリズムを使用することにより、表示されるべき画像の現在の境界(または、当初の境界とも称される)が取得される。具体的には、表示されるべき画像の現在の境界上のピクセル点が取得される。
【0046】
第2に、現在の境界に基づいて、境界再構成が行われるとともに、再構成された境界が取得される。具体的には、再構成された境界上のピクセル点が取得される。
【0047】
最後に、形態学的なアンチエイリアシングアルゴリズムを使用することにより、再構成された境界上のピクセル点に基づいて、表示されるべき画像に関してアンチエイリアシング処理が行われる。具体的には、再構成された境界上のピクセル点およびその近傍の領域内のピクセル点の重みが最初に計算されてもよく、その後、その重みに基づいて色が混合されて、アンチエイリアシング処理後の画像を得る。特定の実施に関しては従来技術が参照され、ここではその詳細について再び説明しない。
【0048】
図5は、前述の計算フレームワーク下の一実施形態のフローチャートである。
図5における方法は以下を含む。
【0049】
510:端末の表示されるべき画像を取得する。
【0050】
表示されるべき画像が一般的な画像レンダリングによって得られる画像であってもよいことを理解すべきである。一般的な画像レンダリングの後に、異なる度合いのエイリアシング現象が画像に概ね存在することに留意すべきであり、この場合には、画像が未だ出力されず、画像のデータがバッファ(例えばG-バッファなど)に記憶される。具体的には、一般的な画像レンダリングは、画像の幾何学的なポリゴンを計算し、表面材料の特性を決定し、入射照明を計算し、照明の表面への影響を計算することなどを含んでもよい。一般的な画像レンダリングを用いて、画像のピクセル値(明度)、輝度(Luma)値、または、深度値などの情報を取得できる。
【0051】
520:表示されるべき画像の現在の境界上のピクセル点を取得する。
【0052】
具体的には、閾値と相俟って明度、輝度(Luma)値、または、深度値にしたがって制御が行われてもよく、また、ピクセルごとにレンダリング結果に関して境界検出が行われる。特定の実施中に、各ピクセルの上側のピクセルおよび左側のピクセルだけが検出されてもよく、また、繰り返し検出を避けるために、ピクセル点の下側のピクセルおよび右側のピクセルに関する検出が省かれてもよい(ピクセル点の該ピクセル点に隣接する上側のピクセルおよび左側のピクセルに関する検出は、ピクセル点の下側のピクセルおよび右側のピクセルに関する検出を含む)。全てのピクセルに関する検出が完了した後、表示されるべき画像の現在の境界上のピクセル点が取得されてもよい。
【0053】
530:端末の距離パラメータを取得する。
【0054】
前述の距離を取得する複数の態様が存在してもよく、例えば、ディスプレイスクリーンが携帯電話のディスプレイスクリーンであって、視聴者が携帯電話のユーザであるときには、携帯電話の距離センサを使用することによってユーザの眼とディスプレイスクリーンとの間の距離が取得されてもよいことを理解すべきである。随意的に、ユーザの眼とスクリーンとの間の距離は、ユーザにより使用されるAPPのタイプまたは携帯電話で予め設定される使用シナリオに基づいて推定されてもよい。例えば、ユーザがブック型APPを使用し、表示されるべき画像が文字画像であるときには、ディスプレイスクリーンのサイズと人の眼の視力の平均値とに基づいて、ユーザの眼と携帯電話のディスプレイスクリーンとの間の距離が大雑把に推定されてもよい。
【0055】
540:距離パラメータにしたがって、距離パラメータに対応する候補値をアンチエイリアシングパラメータの複数の候補値からアンチエイリアシングパラメータの値として選択する。この場合、アンチエイリアシングパラメータは、境界決定閾値、水平エッジでの検索のための最大ステップサイズ、および、ベベルエッジでの検索のための最大ステップサイズを含んでもよく、また、アンチエイリアシングパラメータが幾何学的な境界を更に含んでもよい。
【0056】
すなわち、異なるアンチエイリアシングパラメータは異なるアンチエイリアシングアルゴリズムに対応している。
【0057】
具体的には、距離パラメータが取得された後、レンダリングされるべき最終的な画の画質が距離パラメータにしたがって等級付けられてもよい。例えば、以下の画質等級付け態様が使用される。すなわち、4つのプロファイルが設定され、これらのプロファイルは、別々に、それぞれ10cm未満、10cm〜20cm、20cm〜30cm、および、30cm超の人の眼とディスプレイスクリーンとの間の対応距離である超、高、中、低である。異なる画質等級は、異なるアンチエイリアシングパラメータに対応していてもよく、すなわち、異なる境界決定閾値、水平エッジでの検索のための最大ステップサイズ、幾何学的境界、および、ベベルエッジでの検索のための最大ステップサイズ、例えば、低(0.15, 4, 100, 0), 中(0.1, 8, 100, 0), 高(0.1, 16, 25, 8), 超(0.05, 32, 25, 16)などに対応していてもよい。この場合、幾何学的境界の値が100であると、それは、幾何学的境界に関する検出が行われないことを示し、その値が減少するにつれて、アンチエイリアシングの効果が増大する。
【0058】
550:現在の境界上のピクセル点とアンチエイリアシングパラメータとにしたがって、表示されるべき画像の再構成された境界上のピクセル点を決定する。
【0059】
具体的には、再構成された境界は、ラインタイプに関して、主に水平である境界および主に垂直である境界の2つのタイプに分類されてもよく、これらの2つは計算態様が類似する。主に水平である境界が再構成される一例が挙げられる。水平方向における現在の境界上のピクセル点xのステップ幅Lが最初に計算され、その後、直線状のラインが左へおよび右へ別々に延ばされる。一例として右への検索を挙げると、次のステップ幅は、L、L-1 、またはL+1であってもよい。x=x+Lの位置におけるピクセルがラインセグメントの終点であれば、すなわち、ピクセルが境界の決定閾値を満たすとともに、境界が幾何学的境界であれば、検索が行われ続ける。さもなければ、x=x+L−1またはx=x+L+1の位置におけるピクセルがラインセグメントの終点である場合、検索が終了する。前述した3つの位置のいずれもラインセグメントの終点でなければ、検索プロセスが終了して、現在の終点位置xが戻される。検索プロセスは、長くて水平エッジでの検索のための最大ステップサイズの時間にわたって行われる。
【0060】
新たなステップ幅がLまたはL’(L’=L−1またはL+1)であることが決定された後、x+Lおよびx+L’の2つのステップ幅のいずれかにおけるピクセルがラインセグメントの終点であるかどうかが検出され続ける。ピクセルが終点であれば、x=x+Lおよびx=x+L’が循環され続ける。ピクセルが終点でなければ、終点検出が終了し、現在の終点位置xが戻される。プロセスは、長くてベベルエッジでの検索のための最大ステップサイズの時間にわたって行われる。これまでのところ、xの新たな位置は、再構成された境界上のピクセル点である。
【0061】
560:形態学的なアンチエイリアシングアルゴリズムを使用することにより再構成された境界上のピクセル点にしたがってアンチエイリアシング処理を行う。
【0062】
ステップ560の特定の実施に関しては、従来技術が参照されてもよい。例えば、再構成された境界上のピクセル点および周囲のピクセル点の重みが最初に計算され、その後、その重みに基づいて色が混合される。
【0063】
具体的には、再構成された境界と現在の境界との間に生み出される面積にしたがって、再構成されたピクセルに対する再構成された境界の周囲のピクセルの重みが計算される。ピクセルによって占められる面積は以下のようである。すなわち、再構成された境界がピクセルの上側境界を通過する例を挙げると、ピクセルに対する上側ピクセルの重みは、上側境界と、再構成された境界と、ピクセルの左右の境界とによって取り囲まれる面積、すなわち、ピクセルに対する上側ピクセルの影響の重み値である。再構成された境界が左側の境界を通過する状況に対しても同様の方法を適用できる。
【0064】
アンチエイリアシングのピクセルp_0(すなわち、再構成された境界上のピクセル点p_0)の重み(例えばp_e1, p_e2, p_e3,…など)が取得された後、以下のようにピクセルp_0の最終的な色が計算されてもよい。すなわち、p_0_new=p_0×p_w0+p_e1×p_w1+p_e2×p_w2+p_e3×p_w3+….であり、ここで、pは、成分R, G, Bを含むピクセル値である。アンチエイリアシング処理を必要とする全てのピクセルが処理された後、結果として生じる画が出力される。
【0065】
以上は、
図4および
図5に関連して本発明の実施形態に係る画像アンチエイリアシング方法について詳しく記載し、また、以下は、
図6および
図7に関連して本発明の一実施形態に係る画像アンチエイリアシング装置について詳しく説明する。
図6および
図7におけるアンチエイリアシング装置が
図4および
図5における方法のステップを実施することができ、また、繰り返しを避けるために、繰り返しの説明が適切に省かれることを理解すべきである。
【0066】
図6は、本発明の一実施形態に係る画像アンチエイリアシング装置の概略ブロック図である。
図6におけるアンチエイリアシング装置600は、
端末で表示されるべき画像を取得するように構成される第1の取得ユニット610と、
端末の現在の距離パラメータを取得するように構成される第2の取得ユニット620であって、端末のユーザの眼と端末のディスプレイスクリーンとの間の距離を示すために現在の距離パラメータが使用される、第2の取得ユニット620と、
距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定するように構成される決定ユニット630と、
現在のアンチエイリアシングアルゴリズムにしたがって表示されるべき画像に関してアンチエイリアシング処理を行うように構成されるアンチエイリアシング処理ユニット640と、
を含む。
【0067】
本発明のこの実施形態では、表示されるべき画像に関して距離パラメータに基づいてアンチエイリアシング処理が行われ、すなわち、アンチエイリアシング処理態様が距離パラメータにしたがって動的に調整され、これは従来技術と比べて柔軟性がある。具体的には、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的遠いときには、計算リソースを節約するために、計算速度が速いが一般的な質を伴うアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよく、また、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的近いときには、画像レンダリング品質を向上させるために、質が高いアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよい。
【0068】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を含み、また、決定ユニット630は、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成され、或いは、現在の距離パラメータが第2の距離パラメータであるときに第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0069】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、また、決定ユニット630は、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0070】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を含み、ここで、N≧3であり、また、決定ユニット630は、具体的には、現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するとともに、目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0071】
随意的には、一実施形態として、第2の取得ユニット620は、具体的には、端末の距離センサを使用することによりユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離を決定するとともに、その距離にしたがって端末の現在の距離パラメータを決定するように構成される。
【0072】
随意的には、一実施形態として、第2の取得ユニット620は、具体的には、端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定するとともに、現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0073】
随意的に、一実施形態として、第2の取得ユニット620は、具体的には、端末の使用シナリオを決定するとともに、現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0074】
図7は、本発明の一実施形態に係る画像アンチエイリアシング装置の概略ブロック図である。
図7におけるアンチエイリアシング装置700は、
プログラムを記憶するように構成されるメモリ710と、
プログラムを実行するように構成されるプロセッサ720であって、プログラムが実行されるときに、プロセッサ720は、端末で表示されるべき画像を取得するように構成され、プロセッサ720は、端末の現在の距離パラメータを取得するように構成され、この場合、端末のユーザの眼と端末のディスプレイスクリーンとの間の距離を示すために現在の距離パラメータが使用され、プロセッサ720は、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を使用することにより現在の距離パラメータにしたがって現在のアンチエイリアシングアルゴリズムを決定するように構成され、プロセッサ720は、現在のアンチエイリアシングアルゴリズムにしたがって表示されるべき画像に関してアンチエイリアシング処理を行うように構成される、プロセッサ720と、
を含む。
【0075】
本発明のこの実施形態では、表示されるべき画像に関して距離パラメータに基づいてアンチエイリアシング処理が行われ、すなわち、アンチエイリアシング処理態様が距離パラメータにしたがって動的に調整され、これは従来技術と比べて柔軟性がある。具体的には、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的遠いときには、計算リソースを節約するために、計算速度が速いが一般的な質を伴うアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよく、また、視聴者とディスプレイスクリーンとの間の距離が比較的近いときには、画像レンダリング品質を向上させるために、質が高いアンチエイリアシングアルゴリズムが使用されてもよい。
【0076】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応、および、第2の距離パラメータと第2のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応を含み、また、プロセッサ720は、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成され、或いは、現在の距離パラメータが第2の距離パラメータであるときに第2のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0077】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、第1の距離パラメータと第1のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応であり、また、プロセッサ720は、具体的には、現在の距離パラメータが第1の距離パラメータであるときに第1のアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0078】
随意的に、一実施形態として、距離パラメータとアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の対応は、N個の距離パラメータとN個のアンチエイリアシングアルゴリズムとの間の一対一の対応を含み、ここで、N≧3であり、また、プロセッサ720は、具体的には、現在の距離パラメータが属する目標距離パラメータをN個の距離パラメータから選択するとともに、目標距離パラメータに対応するアンチエイリアシングアルゴリズムを現在のアンチエイリアシングアルゴリズムとして決定するように構成される。
【0079】
随意的には、一実施形態として、プロセッサ720は、具体的には、端末の距離センサを使用することによりユーザとディスプレイスクリーンとの間の距離を決定するとともに、その距離にしたがって端末の現在の距離パラメータを決定するように構成される。
【0080】
随意的には、一実施形態として、プロセッサ720は、具体的には、端末のユーザによって現在使用されるアプリケーションを決定するとともに、現在使用されるアプリケーションと、アプリケーションと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0081】
随意的に、一実施形態として、プロセッサ720は、具体的には、端末の使用シナリオを決定するとともに、現在の使用シナリオと、使用シナリオと距離パラメータとの間の対応とにしたがって、現在の距離パラメータを取得するように構成される。
【0082】
本発明のこの実施形態における用語「および/または」は、関連する対象を説明するために関連関係のみを記載し、3つの関係が存在し得ることを表わすことを理解すべきである。例えば、Aおよび/またはBは以下の3つの場合を表わし得る。すなわち、Aのみが存在し、AおよびBの両方が存在し、および、Bのみが存在する。また、この明細書中の文字「/」は、一般に、関連する対象間の「または」関係を示す。
【0083】
当業者であれば気付くように、この明細書中に開示される実施形態に記載される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、これらの組み合わせによって実施されてもよい。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、先の説明は、機能にしがたって各例の組成およびステップについて記載してきた。機能がハードウェアによって或いはソフトウェアによって果たされるかどうかは、特定の用途と技術的解決策の設計制約条件とに依存する。当業者は、記載された機能をそれぞれの特定の用途のために実施するべく異なる方法を使用してもよいが、その実施が本発明の範囲を越えると見なされるべきでない。
【0084】
当業者により明確に理解されるように、便宜のため、また、説明を簡単にするため、前述のシステム、装置、および、ユニットの詳細な作業プロセスに関しては、前述した方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、ここでは再び詳しく説明しない。
【0085】
本出願において与えられる幾つかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および、方法が他の態様で実施されてもよいことを理解すべきである。例えば、前述した装置の実施形態は単なる典型例にすぎない。例えば、ユニット分割は、単に論理機能分割にすぎず、実際の実施において他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ或いは他のシステムに組み込まれてもよく、または、幾つかの特徴が無視され或いは実行されなくてもよい。加えて、表示され或いは論じられた相互結合または直接的な結合または通信接続は、幾つかのインタフェースを介して実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または、他の形態で実施されてもよい。
【0086】
別個の部品として記載されるユニットは、物理的に別個であってもよく或いは別個でなくてもよく、また、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく或いは物理的なユニットでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、または、複数のネットワークユニット上に分布されてもよい。本発明の実施形態の解決策の目的を達成するために、実際のニーズにしたがってユニットの一部または全部が選択されてもよい。
【0087】
また、本発明の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットに組み込まれてもよく、或いは、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットが1つのユニットに組み込まれる。組み込みユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0088】
組み込みユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装されて独立した製品として販売され或いは使用されるときには、組み込みユニットがコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づき、本発明の技術的解決策は従来技術に本質的に或いは部分的に寄与し、または、技術的解決策の一部或いは全部がソフトウェアプロダクトの形態で実装されてもよい。ソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶されるとともに、本発明の実施形態に記載される方法のステップの全部または一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、または、ネットワークデバイスであってもよい)に指示するための幾つかの命令を含む。前述した記憶媒体としては、プログラムコードを記憶できる任意の媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、除去可能なハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または、光ディスクなどが挙げられる。
【0089】
前述の説明は、本発明の単なる特定の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定しようとするものではない。本発明に開示される技術的範囲内で当業者により容易に考え出される改変または置換は、本発明の保護範囲内に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求項の保護範囲に制約されるものとする。