特許第6135963号(P6135963)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6135963複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6135963
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/42 20060101AFI20170522BHJP
   H04W 92/08 20090101ALI20170522BHJP
【FI】
   H04M3/42 Z
   H04W92/08
【請求項の数】22
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2016-520254(P2016-520254)
(86)(22)【出願日】2014年5月26日
(65)【公表番号】特表2016-522653(P2016-522653A)
(43)【公表日】2016年7月28日
(86)【国際出願番号】CN2014078375
(87)【国際公開番号】WO2015014151
(87)【国際公開日】20150205
【審査請求日】2015年12月18日
(31)【優先権主張番号】201310329442.6
(32)【優先日】2013年7月31日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】熊 ▲イン▼▲イン▼
【審査官】 藤江 大望
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−231352(JP,A)
【文献】 特表2011−509575(JP,A)
【文献】 特開2008−109527(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0042442(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0081611(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24−7/26
H04M3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
H04W4/00−8/24
8/26−16/32
24/00−28/00
28/02−72/02
72/04−74/02
74/04−74/06
74/08−84/10
84/12−88/06
88/08−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想加入者識別モジュールSIMカードを共有する複数の端末のための方法であって、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、前記方法は、
前記第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するステップであって、前記仮想SIMカードを有効にするための前記要求は仮想SIMカード識別子および加入者識別情報を有する、ステップと、
前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定するステップと、
前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップと、
前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしていない場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にするステップと
を有する方法。
【請求項2】
前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する前記ステップは、
前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、前記仮想SIMカード識別子に従って有効化関係テーブルを照会するステップであって、前記有効化関係テーブルは、前記仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを有する、ステップである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にする前記ステップの後、前記方法は、
前記第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードを無効にするための要求を受信するステップであって、前記仮想SIMカードを無効にするための前記要求は、前記加入者識別情報と、前記第1の端末の端末識別子と、前記仮想SIMカード識別子とを有する、ステップと、
前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記第1の端末の前記端末識別子および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して無効にするステップと
をさらに有する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の端末が前記仮想SIMカードを格納する前に、前記方法は、
前記第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードに加入するための要求を受信するステップであって、前記仮想SIMカードに加入するための前記要求は、前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有する、ステップと、
前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、前記第1の端末に前記注文の注文番号を送信するステップであって、前記注文は前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有する、ステップと、
前記第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信するステップであって、前記支払い要求および前記支払い結果通知の両方が前記注文番号を有する、ステップと、
前記支払い結果通知に従って、前記第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、前記第1の端末が成功裏に支払った場合、前記支払い結果通知における前記注文番号に従って、対応する前記注文における前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を取得し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを前記第1の端末に送信するステップと
をさらに有する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する前記ステップの後、前記方法は、
前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にすることを防ぐステップ
をさらに有する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する前記ステップの後、前記方法は、
前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記仮想SIMカードを前記第2の端末に対して無効にした後、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にするステップ
をさらに有する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
仮想SIMカードを共有する複数の端末のための方法であって、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、前記方法は、
前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信するステップであって、前記仮想SIMカードを有効にするための前記要求は、仮想SIMカード識別子および加入者識別情報を有する、ステップと、
前記仮想カードサーバが、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、前記第1の端末によって、前記仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信するステップであって、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしていない場合、前記有効化応答メッセージは有効化成功メッセージである、ステップと、
前記有効化成功メッセージを受信した後、前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードを有効にするステップと
を有する方法。
【請求項8】
前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードを有効にする前記ステップの後、前記方法は、
前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードを無効にするための要求を前記仮想カードサーバに送信するステップであって、前記仮想SIMカードを無効にするための前記要求は、前記加入者識別情報と、前記第1の端末の端末識別子と、前記仮想SIMカード識別子とを有する、ステップと、
前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記第1の端末の前記端末識別子および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、前記第1の端末によって、前記仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信するステップであって、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合であり前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているとき、前記無効化応答メッセージは無効化成功メッセージである、ステップと、
前記無効化成功メッセージを受信した後、前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードを無効にするステップと
をさらに有する、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の端末が前記仮想SIMカードを格納する前に、前記方法は、
前記第1の端末によって、前記仮想SIMカードに加入するための要求を前記仮想カードサーバに送信するステップであって、前記仮想SIMカードに加入するための前記要求は前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有する、ステップと、
前記第1の端末によって、前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信するステップと、
前記第1の端末によって、支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信するステップであって、前記支払い要求は前記注文番号を有する、ステップと、
前記サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、前記第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、前記第1の端末によって、前記仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信するステップであって、前記支払い結果通知は前記注文番号を有し、前記支払い結果通知が前記第1の端末が成功裏に支払ったことを示す場合、前記加入応答メッセージは加入成功メッセージである、ステップと
をさらに有する、請求項またはに記載の方法。
【請求項10】
複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための仮想カードサーバであって、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、前記仮想カードサーバは通信ユニットおよび判定ユニットを有し、
前記通信ユニットは、第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するように構成され、前記仮想SIMカードを有効にするための前記要求は仮想SIMカード識別子および加入者識別情報を有し、
前記判定ユニットは、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしていない場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にするように構成される、仮想カードサーバ。
【請求項11】
前記判定ユニットは、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、前記仮想SIMカード識別子に従って有効化関係テーブルを照会するように構成され、前記有効化関係テーブルは、前記仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを有する、請求項10に記載の仮想カードサーバ。
【請求項12】
前記通信ユニットは、第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードを無効にするための要求を受信するようにさらに構成され、前記仮想SIMカードを無効にするための前記要求は、前記加入者識別情報と、前記第1の端末の端末識別子と、前記仮想SIMカード識別子とを有し、
前記判定ユニットは、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記第1の端末の前記端末識別子および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して無効にするようにさらに構成される
請求項10または11に記載の仮想カードサーバ。
【請求項13】
前記仮想カードサーバは注文ユニットをさらに有し、
前記通信ユニットは、第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードに加入するための要求を受信するようにさらに構成され、前記仮想SIMカードに加入するための前記要求は、前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有し、
前記注文ユニットは、前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、前記第1の端末に前記注文の注文番号を送信するように構成され、前記注文は前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有し、
前記通信ユニットは、前記第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信するようにさらに構成され、前記支払い要求および前記支払い結果通知の両方が前記注文番号を有し、
前記判定ユニットは、前記支払い結果通知に従って、前記第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、前記第1の端末が成功裏に支払った場合、前記支払い結果通知における前記注文番号に従って、対応する前記注文における前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を取得し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを前記第1の端末に送信するようにさらに構成される
請求項10乃至12のいずれか1項に記載の仮想カードサーバ。
【請求項14】
前記判定ユニットは、前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にすることを防ぐようにさらに構成される、
請求項10乃至13のいずれか1項に記載の仮想カードサーバ。
【請求項15】
前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記判定ユニットは、前記仮想SIMカードを前記第2の端末に対して無効にした後、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にする
請求項10乃至13のいずれか1項に記載の仮想カードサーバ。
【請求項16】
複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための端末であって、同じ仮想SIMカードのデータを格納する第1の端末および第2の端末を有し、前記第1の端末は通信ユニットおよび管理ユニットを有し、
前記通信ユニットは、前記仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信するように構成され、前記仮想SIMカードを有効にするための前記要求は、仮想SIMカード識別子および加入者識別情報を有し、且つ
前記通信ユニットは、前記仮想カードサーバが、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、前記仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信するように構成され、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしていない場合、前記有効化応答メッセージは有効化成功メッセージであり、
前記管理ユニットは、前記通信ユニットが前記有効化成功メッセージを受信した後、前記仮想SIMカードを有効にするように構成される
端末。
【請求項17】
前記通信ユニットは、前記仮想SIMカードを無効にするための要求を前記仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、前記仮想SIMカードを無効にするための前記要求は、前記加入者識別情報と、前記第1の端末の端末識別子と、前記仮想SIMカード識別子とを有し、且つ
前記通信ユニットは、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記第1の端末の前記端末識別子および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、前記仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信するようにさらに構成され、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合であり前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているとき、前記無効化応答メッセージは無効化成功メッセージであり、
前記管理ユニットは、前記通信ユニットが前記無効化成功メッセージを受信した後、前記仮想SIMカードを無効にするようにさらに構成される
請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記通信ユニットは、前記仮想SIMカードに加入するための要求を前記仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、前記仮想SIMカードに加入するための前記要求は前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有し、且つ
前記通信ユニットは、前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信し、前記注文番号を有する支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信し、前記サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、前記第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、前記仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信するようにさらに構成され、前記支払い結果通知は前記注文番号を有し、前記支払い結果通知が前記第1の端末が成功裏に支払ったことを示す場合、前記加入応答メッセージは加入成功メッセージである
請求項16または17に記載の端末。
【請求項19】
複数の端末が仮想SIMカードを共有するためのシステムであって、前記システムは、請求項10乃至15のいずれか1項に記載の前記仮想カードサーバおよび請求項16乃至18のいずれか1項に記載の前記端末を有する、システム。
【請求項20】
プロセッサ1201と、メモリ1202と、通信インタフェース1203とを有する仮想カードサーバであって、
前記通信インタフェース1203は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求と、前記仮想SIMカードを無効にするための要求と、前記仮想SIMカードに加入するための要求とを受信するように構成され、
前記メモリ1202はプログラム命令を格納するように構成され、
前記プロセッサ1201は、前記第1の端末によって送信される、前記仮想SIMカードを有効にするための、仮想SIMカード識別子および加入者識別情報を含む、前記要求が受信された後、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、前記第2の端末が前記仮想SIMカードを有効にしていない場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して有効にするための、前記メモリ1202内に格納される前記プログラム命令を呼び出すように構成される、
仮想カードサーバ。
【請求項21】
前記プロセッサ1201は、前記端末によって送信される、前記仮想SIMカードを無効にするための前記要求が受信された後、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間に前記加入関係が存在する場合、前記第1の端末の端末識別子および前記仮想SIMカード識別子に従って、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、前記第1の端末が前記仮想SIMカードを有効にしている場合、前記仮想SIMカードを前記第1の端末に対して無効にするための、前記メモリ1202内に格納される前記プログラム命令を呼び出すようにさらに構成される、請求項20に記載の仮想カードサーバ。
【請求項22】
前記プロセッサ1201は、前記端末によって送信される、前記仮想SIMカードに加入するための前記要求が受信された後、
前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、前記第1の端末に前記注文の注文番号を送信する動作であって、前記注文は前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を有する、動作と、
前記第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信する動作であって、前記支払い要求および前記支払い結果通知の両方が前記注文番号を有する、動作と、
前記支払い結果通知に従って、前記第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、前記第1の端末が成功裏に支払った場合、前記支払い結果通知における前記注文番号に従って、対応する前記注文における前記加入者識別情報および前記仮想SIMカード識別子を取得し、前記加入者識別情報と前記仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを前記第1の端末に送信する動作と
を行うための、前記メモリ1202内に格納される前記プログラム命令を呼び出すようにさらに構成される、請求項20または21に記載の仮想カードサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2013年7月31日に中国特許庁に出願された、“METHOD, TERMINAL, SERVER, AND SYSTEM FOR MULTIPLE TERMINALS TO SHARE VIRTUAL SIM CARD”と題する、中国特許出願番号第201310329442.6への優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明はコンピュータおよび通信技術の分野に関し、詳細には、複数の端末が仮想加入者識別モジュールSIM(Subscriber Identity Module)カードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、通信技術とモバイル端末の急速な発展によって、共通の加入者は、複数のモバイル電話または複数のタブレット・コンピュータのような、複数のモバイル端末を有することができる。従って、加入者は複数の端末間で1つのSIMカードを共有することを希望する。
【0004】
物理的なSIMカードを使用する加入者が複数のモバイル端末間でそのSIMカードを共有したい場合、加入者は物理的なSIMカードを一方の端末から手動で取り出して、物理的なSIMカードを他方のモバイル端末にインストールする必要がある。物理的なSIMカードを手動で取り出してインストールすることは面倒である。加入者が物理的なSIMカードを複数のモバイル端末間で頻繁に切り替える必要がある場合、非常に不便である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための動作ステップを簡潔にするために、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステムを提供する。
【0006】
前述の技術的な課題を解決するために、本発明の実施形態は以下の技術的な解決手段を開示する。
【0007】
第1の態様に基づくと、複数の端末が仮想加入者識別モジュールSIMカードを共有するための方法が提供され、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、方法は、
第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するステップであって、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、
仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップと、
第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするステップと
を含む。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施方法では、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップは、
第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、仮想SIMカード識別子に従って有効化関係テーブルを照会するステップであって、有効化関係テーブルは、仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを含む、ステップである。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実施方法では、仮想SIMカードを有効にするための要求は加入者識別情報をさらに含み、
仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップの前に、方法は、
加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップを実行するステップ
をさらに含む。
【0010】
第1の態様の第3の可能な実施方法では、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするステップの後、方法は、
第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを無効にするための要求を受信するステップであって、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む、ステップと、
加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にするステップと
をさらに含む。
【0011】
第1の態様の第4の可能な実施方法では、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に、方法は、
第1の端末によって送信される、仮想SIMカードに加入するための要求を受信するステップであって、仮想SIMカードに加入するための要求は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、
加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、第1の端末に注文の注文番号を送信するステップであって、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、
第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信するステップであって、支払い要求および支払い結果通知の両方が注文番号を含む、ステップと、
支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、第1の端末が成功裏に支払った場合、支払い結果通知における注文番号に従って、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を取得し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを第1の端末に送信するステップと
をさらに含む。
【0012】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれか1つを参照すると、第1の態様の第5の可能な実施方法では、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップの後、方法は、
第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、第1の端末が仮想SIMカードを有効にすることを防ぐステップ
をさらに含む。
【0013】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれか1つを参照すると、第1の態様の第6の可能な実施方法では、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップの後、方法は、
第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第2の端末に対して無効にした後、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするステップ
をさらに含む。
【0014】
第2の態様に基づくと、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法が提供され、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、方法は、
第1の端末によって、仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信するステップであって、仮想SIMカードを有効にするための要求は、仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、
仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、第1の端末によって、仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信するステップであって、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、有効化応答メッセージは有効化成功メッセージである、ステップと、
有効化成功メッセージを受信した後、第1の端末によって、仮想SIMカードを有効にするステップと
を含む。
【0015】
第2の態様の第1の可能な実施方法では、第1の端末によって、仮想SIMカードを有効にするステップの後、方法は、
第1の端末によって、仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに送信するステップであって、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む、ステップと、
加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、第1の端末によって、仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信するステップであって、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合であり第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているとき、無効化応答メッセージは無効化成功メッセージである、ステップと、
無効化成功メッセージを受信した後、第1の端末によって、仮想SIMカードを無効にするステップと
をさらに含む。
【0016】
第2の態様の第2の可能な実施方法では、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に、方法は、
第1の端末によって、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信するステップであって、仮想SIMカードに加入するための要求は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、
第1の端末によって、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って、仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信するステップと、
第1の端末によって、支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信するステップであって、支払い要求は注文番号を含む、ステップと、
サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、第1の端末によって、仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信するステップであって、支払い結果通知は注文番号を含み、支払い結果通知が第1の端末が成功裏に支払ったことを示す場合、加入応答メッセージは加入成功メッセージである、ステップと
をさらに含む。
【0017】
第3の態様に基づくと、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための仮想カードサーバが提供され、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、仮想カードサーバは通信ユニットおよび判定ユニットを含み、
通信ユニットは、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するように構成され、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含み、
判定ユニットは、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするように構成される。
【0018】
第3の態様の第1の可能な実施方法では、判定ユニットは、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、仮想SIMカード識別子に従って有効化関係テーブルを照会するように構成され、有効化関係テーブルは、仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを含む。
【0019】
第3の態様の第2の可能な実施方法では、仮想SIMカードを有効にするための要求は加入者識別情報をさらに含み、
対応して、判定ユニットは、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップを実行するようにさらに構成される。
【0020】
第3の態様の第3の可能な実施方法では、通信ユニットは、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを無効にするための要求を受信するようにさらに構成され、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含み、
判定ユニットは、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にするようにさらに構成される。
【0021】
第3の態様の第4の可能な実施方法では、仮想カードサーバは注文ユニットをさらに含み、
通信ユニットは、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードに加入するための要求を受信するようにさらに構成され、仮想SIMカードに加入するための要求は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含み、
注文ユニットは、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、第1の端末に注文の注文番号を送信するように構成され、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含み、
通信ユニットは、第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信するようにさらに構成され、支払い要求および支払い結果通知の両方が注文番号を含み、
判定ユニットは、支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、第1の端末が成功裏に支払った場合、支払い結果通知における注文番号に従って、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を取得し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを第1の端末に送信するようにさらに構成される。
【0022】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第5の可能な実施方法では、判定ユニットは、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、第1の端末が仮想SIMカードを有効にすることを防ぐようにさらに構成される。
【0023】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方法から第4の可能な実施方法のうちのいずれか1つを参照すると、第3の態様の第6の可能な実施方法では、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、判定ユニットは、仮想SIMカードを第2の端末に対して無効にした後、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にする。
【0024】
第4の態様に基づくと、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための端末が提供され、同じ仮想SIMカードのデータを格納する第1の端末および第2の端末を含み、第1の端末は通信ユニットおよび管理ユニットを含み、
通信ユニットは、仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信するように構成され、仮想SIMカードを有効にするための要求は、仮想SIMカード識別子を含み、且つ
通信ユニットは、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信するように構成され、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、有効化応答メッセージは有効化成功メッセージであり、
管理ユニットは、通信ユニットが有効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを有効にするように構成される。
【0025】
第4の態様の第1の可能な実施方法では、通信ユニットは、仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含み、且つ
通信ユニットは、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信するようにさらに構成され、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合であり第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているとき、無効化応答メッセージは無効化成功メッセージであり、
管理ユニットは、通信ユニットが無効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを無効にするようにさらに構成される。
【0026】
第4の態様の第2の可能な実施方法では、通信ユニットは、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、仮想SIMカードに加入するための要求は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含み、且つ
通信ユニットは、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って、仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信し、注文番号を含む支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信し、サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信するようにさらに構成され、支払い結果通知は注文番号を含み、支払い結果通知が第1の端末が成功裏に支払ったことを示す場合、加入応答メッセージは加入成功メッセージである。
【0027】
第5の態様に基づくと、複数の端末が仮想SIMカードを共有するためのシステムが提供され、システムは前述の仮想カードサーバおよび前述の端末を含む。本発明における複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステムに基づくと、方法では、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求が受信され、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含み、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかが判定され、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードは第1の端末に対して有効にされる。方法、端末、サーバおよびシステムに基づくと、仮想SIMカードを共有する各端末は上述のように1つの仮想SIMカードを格納し、仮想カードサーバは、複数の端末のうちのただ1つの端末が同時に仮想SIMカードを使用してモバイルネットワークにアクセスすることを保証するために、端末を管理および制御し、それによって、同じ加入者の複数の端末が1つの仮想SIMカードを排他的に使用してモバイルネットワークにアクセスすることを実施し、そのことは複数の端末が仮想SIMカードを共有するための動作ステップを簡潔にする。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明の実施形態における技術的な解決手段または従来技術における技術的な解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態または従来技術を説明するために必要な添付図面を簡潔に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、創造的努力なくしてこれらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
【0029】
図1図1は、本発明の実施形態1に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図2図2は、本発明の実施形態3に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図3図3は、本発明の実施形態4に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図4図4は、本発明の実施形態5に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図5図5は、本発明の実施形態8に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図6図6は、本発明の実施形態9に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図7図7は、本発明の実施形態10に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図8図8は、本発明の実施形態11に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。
図9図9は、本発明の実施形態12に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための仮想カードサーバのモジュールの概略構成図である。
図10図10は、本発明の実施形態15に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための仮想カードサーバの概略構成図である。
図11図11は、本発明の実施形態18に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための第1の端末のモジュールの概略構成図である。
図12図12は、コンピュータシステムに基づいて実装される仮想カードサーバの実施形態を示す。
図13図13は、コンピュータシステムに基づいて実装される第1の端末の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の実施形態の目的、技術的な解決手段および利点をより明確にするために、以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的な解決手段を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり全てではない。創造的努力なくして本発明の実施形態に基づいて当業者によって取得された他の実施形態の全ては、本発明の保護範囲に包含されるべきである。
【0031】
モバイル端末が徐々に普及してきたため、共通の加入者は、複数のモバイル電話または複数のタブレット・コンピュータのような複数のモバイル端末を有することができる。加入者は、複数の端末間で1つのSIMカードを簡便に共有することを希望する。本発明は、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法を提供する。方法では、複数の端末は1つの仮想SIMカードを共有する。すなわち、複数の端末は全て、仮想SIMカードのデータをダウンロードする。しかしながら、各端末が仮想SIMカードを有効にすることを希望する前に、すなわち、仮想SIMカードを使用することによってモバイルネットワークにアクセスすることを希望する前に、各端末は、仮想カードサーバに適用する必要があり、ただ1つの端末が同時に仮想SIMカードを使用することによって、モバイルネットワークにアクセスすることが保証されるとき、仮想カードサーバは、仮想SIMカードを、アプリケーションを開始する端末に対して有効にすることを許可または防止する。
【0032】
以下では、さらに、添付図面および実施形態を参照して、本発明の具体的な実施方法を詳細に説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するために使用され、本発明の範囲を限定するものではない。
【0033】
実施形態1
【0034】
図1は、本発明の実施形態1に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図1に示されるように、第1の端末および第2の端末は同じ仮想SIMカードのデータを格納し、方法は以下のステップを含む。
【0035】
110.第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信し、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含む。
【0036】
さらに、方法は仮想カードサーバによって実行されてもよい。第1の端末および第2の端末は一般に、モバイル電話のようなモバイル端末であり、また、デスクトップ・コンピュータのような非モバイル端末であってもよい。さらに、第1の端末および第2の端末は仮想SIMカードをサポートする必要がある。第1の端末と仮想カードサーバとの間の通信ネットワークおよび第2の端末と仮想カードサーバとの間の通信ネットワークは一般に、ワイヤレス・フィデリティWiFiネットワークのような無線ネットワークであってもよく、また、有線ネットワークであってもよい。
【0037】
第1の端末は自動的に、加入者の指示に従って、仮想SIMカード識別子を取得してもよいとともに、仮想SIMカードを有効にするための要求を生成してもよく、且つ仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信してもよい。仮想SIMカード識別子は、オペレータによって割り当てられる国際移動体加入者識別番号(International Mobile SubscriberIdentificationNumber, IMSI)であってもよい。
【0038】
120.仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する。
【0039】
130.第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にする。
【0040】
さらに、仮想SIMカードを共有する第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている可能性がある。オペレータのモバイルネットワークの制限のために、ただ1つの端末が同時に仮想SIMカードを使用してモバイルネットワークにアクセスすることが許可される。従って、仮想カードサーバは第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する必要があり、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを有効にするための要求を現在送信している第1の端末に対して仮想SIMカードを有効にし、すなわち、仮想SIMカードを有効にするための要求を現在送信している第1の端末に対して仮想SIMカードが有効にされていることを示すために、対応する有効化表示を修正し、有効化成功メッセージを第1の端末に送信する。有効化成功メッセージを受信した後、第1の端末は、仮想SIMカードを有効にするための動作を実行する。本発明における、複数の端末が仮想加入者識別モジュールSIMカードを共有するための方法に基づくと、仮想SIMカードを共有する各端末は上述のように1つの仮想SIMカードを格納し、仮想カードサーバは、複数の端末のうちのただ1つの端末が同時に仮想SIMカードを使用してモバイルネットワークにアクセスすることを保証するために、端末を管理および制御し、それによって、同じ加入者の複数の端末が1つの仮想SIMカードを排他的に使用してモバイルネットワークにアクセスすることを実施し、そのことは複数の端末が仮想SIMカードを共有するための動作ステップを簡潔にする。
【0041】
実施形態2
【0042】
仮想SIMカードを有効にするための要求は、加入者識別情報をさらに含んでもよい。
【0043】
さらに、第1の端末は自動的に、加入者の指示に従って第1の端末の端末識別子および加入者識別情報を取得し、仮想SIMカード識別子とともに、それらを仮想SIMカードを有効にするための要求に追加してもよい。
【0044】
ステップ120の前に、方法は、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、次のステップを実行し、そうでなければ処理手続きを終了するステップをさらに含む。加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定することは、許可された加入者、すなわち、仮想SIMカードに加入している加入者のみが仮想SIMカードを有効にできることを保証することができる。
【0045】
さらに、ステップ120における、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップは、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、有効化関係テーブルを照会するステップであって、有効化関係テーブルは以下の表1に示されるとともに、仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを少なくとも含む。有効化関係テーブルを照会することによって、第1の端末以外の、仮想SIMカード識別子に対応する第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかがわかる。
【0046】
【表1】
【0047】
本実施形態におけるステップは、実施形態1と組み合わせられてもよい。
【0048】
実施形態3
【0049】
仮想SIMカードを有効にしている端末は、一定期間仮想SIMカードを有効にした後、仮想SIMカードを無効にしてもよく、その結果、別の端末は仮想SIMカードを有効にすることができる。
【0050】
図2は、本発明の実施形態3に係る、複数の端末が共有される仮想SIMカードを無効にするための方法のフローチャートである。図2に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0051】
210.第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを無効にするための要求を受信し、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む。
【0052】
さらに、端末は自動的に、加入者の指示に従って、加入者識別情報と、端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを取得するとともに仮想SIMカードを無効にするための要求を生成し、且つ仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに送信してもよい。
【0053】
220.加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、次のステップを実行し、そうでなければ処理手続きを終了する。
【0054】
さらに、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するとき、加入者識別情報に対応する加入者が仮想SIMカードに事前に加入していることを示し、加入者はこの場合にのみ、仮想SIMカードを無効にする権限を持ち、そうでなければ、加入者は仮想SIMカードを無効にする権限を持たず、且つ仮想カードサーバは、加入者が仮想SIMカードに加入していないことを加入者に通知するために、第1の無効化エラーメッセージを端末にフィードバックする。
【0055】
230.第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にする。
【0056】
さらに、このステップでは、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、実施形態2に示される有効化関係テーブルが照会されてもよい。第1の端末が仮想SIMカードを事前に有効にしている場合のみ、第1の端末は仮想SIMカードを無効にする権限を持ち、そうでなければ、第1の端末は仮想SIMカードを無効にする権限を持たず、且つ仮想カードサーバは、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしていないことを第1の端末に通知するために、第2の無効化エラーメッセージを端末にフィードバックする。仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にするステップは、仮想SIMカードが第1の端末に対して無効にされていることを示し、無効化成功メッセージを第1の端末に送信するステップを含み、無効化成功メッセージを受信した後、第1の端末は、仮想SIMカードを無効にする動作を実行する。
【0057】
本実施形態におけるステップは実施形態1または2と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを有効にした後に実行される。
【0058】
実施形態4
【0059】
加入者が仮想SIMカードに加入するプロセスは、既存のオンラインショッピング手順と同様であってもよく、例えば、クライアントまたはブラウザは、仮想カードオペレータのオンラインストアで仮想SIMカードに加入するために使用される。加えて、実施形態4は、具体的な加入方法の実施形態を提供する。
【0060】
図3は、本発明の実施形態4に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図3に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0061】
310.第1の端末によって送信される、仮想SIMカードに加入するための要求を受信し、仮想SIMカードに加入するための要求は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む。
【0062】
さらに、加入者が選択し、加入者の選択の後に加入者の指示を生成し、加入者の指示を第1の端末に入力するために、仮想カードサーバは、ネットワークを使用することによって、利用可能な仮想SIMカード識別子を加入者に事前に提供してもよく、加入者の指示および加入者によって事前に登録された加入者識別情報に従って、第1の端末は仮想SIMカードに加入するための要求を生成するとともに、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信する。
【0063】
320.加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、第1の端末に注文の注文番号を送信し、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む。
【0064】
さらに、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を記録し、さらに、支払いが行われていないという現在の状態を追加的に記録してもよい。注文番号は1対1方式で注文に対応する。
【0065】
330.第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信し、支払い要求および支払い結果通知の両方が注文番号を含む。
【0066】
さらに、第1の端末は、注文番号を受信した後、支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信し、支払い要求は注文番号および銀行口座のような関連情報を含む。サードパーティ支払いサーバは、支払い要求に従って、料金差引(fee deduction)の操作を実行した後、注文番号を含む支払い結果通知を生成し、支払い結果通知を仮想カードサーバにフィードバックする。
【0067】
340.支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、第1の端末が成功裏に支払った場合、支払い結果通知における注文番号に従って、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を取得し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを第1の端末に送信する。
【0068】
さらに、第1の端末が成功裏に支払われた後、仮想カードサーバは、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って、以下の表2に示される加入関係テーブルを確立し、且つ仮想SIMカードがダウンロード可能であることを加入者に通知するために、加入仮想メッセージを第1の端末に送信する。
【0069】
【表2】
【0070】
本実施形態におけるステップは実施形態1、2または3と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に完了する。
【0071】
実施形態5
【0072】
加入者は、仮想SIMカードに加入した後、仮想SIMカードをダウンロードしてもよい。実施形態5は、具体的なダウンロード方法を提供する。
【0073】
図4は、本発明の実施形態5に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図4に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0074】
410.第1の端末に対する安全な通信チャネルを確立する。
【0075】
さらに、安全な通信チャネルがWiFiに基づいて実装されてもよく、または、インターネットにアクセスすることができる仮想SIMカードが第1の端末に対して出荷時に事前に設定されてもよく、その結果、第1の端末が購入されるとき、加入者はインターネットアクセス能力を有することができる。さらに、第1の端末に対して事前に設定された仮想SIMカードは、限定サービスにのみアクセスすることができ、例えば、第1の端末の製造業者のサービスおよび仮想カードオペレータのサービスにのみアクセスすることができる。加えて、前述の実施形態4における、第1の端末が仮想SIMカードに加入するプロセスは、事前に設定された仮想SIMカードに基づいて実施されてもまたよい。
【0076】
420.安全な通信チャネルを使用することによって、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードをダウンロードするための要求を受信し、仮想SIMカードをダウンロードするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む。
【0077】
さらに、加入者の指示に従って、端末は、仮想SIMカードをダウンロードするための要求を生成し、仮想SIMカードをダウンロードするための要求を仮想カードサーバに送信してもよい。
【0078】
430.加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、次のステップを実行し、そうでなければ処理手続きを終了する。
【0079】
さらに、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するとき、加入者識別情報に対応する加入者が仮想SIMカードに事前に加入していることを示し、加入者はこの場合にのみ、仮想SIMカードをダウンロードする権限を持ち、そうでなければ、加入者は仮想SIMカードをダウンロードする権限を持たず、且つ仮想カードサーバは、加入者が仮想SIMカードに加入していないことを加入者に通知するために、ダウンロードエラー情報を端末にフィードバックする。
【0080】
440.第1の端末の端末識別子と仮想SIMカード識別子との間の結合関係を確立し、安全な通信チャネルを使用することによって、仮想SIMカードを第1の端末に送信する。
【0081】
さらに、仮想SIMカードを第1の端末に送信するのと同時に、仮想カードサーバは、仮想SIMカードをダウンロードした全ての端末の端末識別子を記録するために、表3に示されるものと同様の、端末識別子と仮想SIMカード識別子との間の結合関係テーブルを格納し、それによって、対応する端末が仮想SIMカードを有効にする権限を持つかどうかの次の判定を容易にする。初期状態における有効化状態の欄は無効であり、端末が仮想SIMカードを有効にすることを申込むとともに仮想カードサーバによって許可された後、有効に更新され、1および0が有効および無効をそれぞれ示すために使用されてもよい。
【0082】
【表3】
【0083】
本実施形態におけるステップは実施形態1、2、3または4と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に完了する。
【0084】
実施形態6
【0085】
実施形態6では、ステップ120の後、方法は、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、第1の端末が仮想SIMカードを有効にすることを防ぐステップをさらに含む。
【0086】
換言すると、本実施形態では、第1の端末以外の別の端末が仮想SIMカードを有効にしているとともに仮想SIMカードを無効にしていないとき、仮想カードサーバは第1の端末が仮想SIMカードを有効にすることを防ぐ。
【0087】
本実施形態に係る方法は実施形態1、2、3、4または5と組み合わせられてもよい。
【0088】
実施形態7
【0089】
実施形態7では、ステップ120の後、方法は、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第2の端末に対して無効にした後、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするステップをさらに含む。
【0090】
換言すると、本実施形態では、第1の端末以外の別の端末が仮想SIMカードを有効にしているとともに仮想SIMカードを無効にしていないとき、第1の端末の、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信した後、仮想カードサーバは第1の端末が仮想SIMカードを占有することを許可し、すなわち、第2の端末が仮想SIMカードを無効にすることを強制するとともに、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にする。
【0091】
本実施形態に係る方法は実施形態1、2、3、4または5と組み合わせられてもよい。
【0092】
実施形態8
【0093】
図5は、本発明の実施形態8に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図5に示されるように、実施形態8に係る方法では、第1の端末は仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信し、第1の端末および第2の端末は同じ仮想SIMカードのデータを格納する。
【0094】
方法は以下のステップを含む。
【0095】
510.第1の端末は、仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信し、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含む。
【0096】
520.仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、第1の端末は、仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信し、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、有効化応答メッセージは有効化成功メッセージである。
【0097】
530.有効化成功メッセージを受信した後、第1の端末は仮想SIMカードを有効にする。
【0098】
加えて、第1の端末が、仮想カードサーバによってフィードバックされた有効化応答メッセージを、ネットワークの例外等の理由により事前に設定された期間内に受信しない場合、対応する判定を再び行った後、有効化応答メッセージを端末に再びフィードバックするように仮想カードサーバをトリガするために、第1の端末は仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに再送してもよく、且つ以前に生成された有効化応答メッセージを再送するように仮想カードサーバをトリガするために、第1の端末はまた、状態再送要求を仮想カードサーバに送信してもよい。
【0099】
実施形態9
【0100】
図6は、本発明の実施形態9に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図6に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0101】
610.第1の端末は、仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに送信し、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む。
【0102】
620.加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、第1の端末は、仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するとともに第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているとき、無効化応答メッセージは無効化成功メッセージである。
【0103】
加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在しない場合、加入者が仮想SIMカードに加入していないことを加入者に通知するために、無効化応答メッセージは一般に、第1無効化エラーメッセージである。第1の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、加入者が仮想SIMカードを有効にしていないことを加入者に通知するために、無効化応答メッセージは一般に、第2無効化エラーメッセージである。
【0104】
630.無効化成功メッセージを受信した後、第1の端末は仮想SIMカードを無効にする。
【0105】
本実施形態に係る方法は実施形態8と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを有効にした後に実行される。
【0106】
加えて、第1の端末が、ネットワークの例外等の理由により事前に設定された期間内に仮想カードサーバの無効化応答メッセージを受信しない場合、対応する判定を再び行った後、無効化応答メッセージを第1の端末に再送するように仮想カードサーバをトリガするために、第1の端末は仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに再送してもよく、且つ以前に生成された無効化応答メッセージを再送するように仮想カードサーバをトリガするために、第1の端末はまた、状態再送要求を仮想カードサーバに送信してもよい。
【0107】
実施形態10
【0108】
図7は、本発明の実施形態10に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図7に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0109】
710.第1の端末は、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信し、仮想SIMカードに加入するための要求は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む。
【0110】
さらに、加入者が選択し、加入者の選択の後に加入者の指示を生成し、加入者の指示を第1の端末に入力するために、仮想カードサーバは、ネットワークを使用することによって、利用可能な仮想SIMカード識別子を加入者に事前に提供してもよく、加入者の指示および加入者によって事前に登録された加入者識別情報に従って、第1の端末は仮想SIMカードに加入するための要求を生成するとともに、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信する。
【0111】
720.第1の端末は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って、仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信する。
【0112】
730.第1の端末は、支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信し、支払い要求は注文番号を含む。
【0113】
さらに、第1の端末は、注文番号を受信した後、加入者の指示に従って、支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信してもよく、支払い要求は注文番号および銀行口座のような関連情報を含む。サードパーティ支払いサーバは、支払い要求に従って、料金差引(fee deduction)の操作を実行した後、注文番号を含む支払い結果通知を生成し、支払い結果通知を仮想カードサーバにフィードバックする。
【0114】
740.サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、第1の端末は、仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信し、支払い結果通知は注文番号を含み、支払い結果通知が第1の端末が成功裏に支払ったことを示すとき、応答メッセージは加入成功メッセージである。
【0115】
本実施形態に係る方法は実施形態8または9と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に実行される。
【0116】
実施形態11
【0117】
図8は、本発明の実施形態11に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法のフローチャートである。図8に示されるように、方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0118】
810.第1の端末は、仮想カードサーバに対する安全な通信チャネルを確立する。
【0119】
さらに、安全な通信チャネルがWiFiに基づいて実装されてもよく、または、インターネットにアクセスすることができる仮想SIMカードが第1の端末に対して出荷時に事前に設定されてもよく、その結果、第1の端末が購入されるとき、加入者はインターネットアクセス能力を有することができる。さらに、第1の端末に対して事前に設定された仮想SIMカードは、限定サービスにのみアクセスすることができ、例えば、第1の端末の製造業者のサービスおよび仮想カードオペレータのサービスにのみアクセスすることができる。加えて、前述の実施形態11における、端末が仮想SIMカードに加入するプロセスは、事前に設定された仮想SIMカードに基づいて実施されてもまたよい。
【0120】
820.第1の端末は、安全な通信チャネルを使用することによって、仮想SIMカードをダウンロードするための要求を仮想カードサーバに送信し、仮想SIMカードをダウンロードするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む。
【0121】
830.加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定した後、第1の端末は、安全な通信チャネルを使用することによって、仮想カードサーバによって送信されるダウンロード応答メッセージを受信し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するとき、仮想カードサーバは、第1の端末の端末識別子と仮想SIMカード識別子との間の結合関係を確立し、ダウンロード応答メッセージはダウンロード成功メッセージである。
【0122】
840.ダウンロード成功メッセージを受信した後、第1の端末は仮想SIMカードをダウンロードし、仮想SIMカードを格納する。
【0123】
本実施形態に係る方法は実施形態8、9または10と組み合わせられてもよく、一般に、第1の端末が仮想SIMカードを格納する前に実行される。
【0124】
実施形態12
【0125】
図9は、本発明の実施形態12に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための仮想カードサーバの概略構成図である。図9に示されるように、仮想カードサーバ900は通信ユニット910および判定ユニット920を含む。
【0126】
通信ユニット910は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するように構成され、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含む。
【0127】
判定ユニット920は、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするように構成される。
【0128】
第1の端末および第2の端末は同じ仮想SIMカードのデータを格納する。
【0129】
実施形態13
【0130】
本実施方法では、判定ユニット920は、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するために、仮想SIMカード識別子に従って有効化関係テーブルを照会するように構成され、有効化関係テーブルは、仮想SIMカード識別子と、端末識別子と、有効化表示とを含む。
【0131】
加えて、仮想SIMカードを有効にするための要求は、加入者識別情報をさらに含む。
【0132】
対応して、判定ユニット920は、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップを実行するようにさらに構成される。
【0133】
実施形態14
【0134】
本実施形態では、通信ユニット910は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを無効にするための要求を受信するようにさらに構成され、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含む。
【0135】
判定ユニット920は、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定し、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にするようにさらに構成される。
【0136】
実施形態15
【0137】
本実施形態では、図10に示されるように、仮想カードサーバ900は、端末が仮想SIMカードに加入する関連処理手続きを処理するための注文ユニット1010をさらに含む。
【0138】
さらに、通信ユニット910は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードに加入するための要求を受信するようにさらに構成され、仮想SIMカードに加入するための要求は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む。
【0139】
注文ユニット1010は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、第1の端末に注文の注文番号を送信するように構成され、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む。
【0140】
通信ユニット910は、第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信するようにさらに構成され、支払い要求および支払い結果通知の両方が注文番号を含む。
【0141】
判定ユニット920は、支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、第1の端末が成功裏に支払った場合、支払い結果通知における注文番号に従って、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を取得し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを第1の端末に送信するようにさらに構成される。
【0142】
実施形態16
【0143】
本実施形態では、判定ユニット920は、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、第1の端末が仮想SIMカードを有効にすることを防ぐようにさらに構成される。
【0144】
本実施形態は、実施形態12、13、14または15と組み合わせられてもよい。
【0145】
実施形態17
【0146】
本実施形態では、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するとき、且つ第2の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、判定ユニットは、仮想SIMカードを第2の端末に対して無効にした後、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にする。
【0147】
本実施形態は、実施形態12、13、14または15と組み合わせられてもよい。
【0148】
実施形態18
【0149】
図11は、本発明の実施形態18に係る、複数の端末が仮想SIMカードを共有することを実施するための端末の概略構成図であって、端末は同じ仮想SIMカードのデータを格納する第1の端末および第2の端末を含む。図11に示されるように、第1の端末1100は通信ユニット1110および管理ユニット1120を含む。
【0150】
通信ユニット1110は、仮想SIMカードを有効にするための要求を仮想カードサーバに送信するように構成され、仮想SIMカードを有効にするための要求は、仮想SIMカード識別子を含み、且つ
通信ユニット1110は、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、仮想カードサーバによって送信される有効化応答メッセージを受信するように構成され、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、有効化応答メッセージは有効化成功メッセージである。
【0151】
管理ユニット1120は、通信ユニットが有効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを有効にするように構成される。加えて、第2の端末および第1の端末は同じ構成を有し、繰返し説明はされない。
【0152】
実施形態19
【0153】
本実施形態では、通信ユニット1110は、仮想SIMカードを無効にするための要求を仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、仮想SIMカードを無効にするための要求は、加入者識別情報と、第1の端末の端末識別子と、仮想SIMカード識別子とを含み、且つ
通信ユニット1110は、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定し、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定した後、仮想カードサーバによって送信される無効化応答メッセージを受信するようにさらに構成され、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合であり第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているとき、無効化応答メッセージは無効化成功メッセージである。
【0154】
管理ユニット1120は、通信ユニットが無効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを無効にするようにさらに構成される。
【0155】
実施形態20
【0156】
本実施形態では、通信ユニット1110は、仮想SIMカードに加入するための要求を仮想カードサーバに送信するようにさらに構成され、仮想SIMカードに加入するための要求は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含み、且つ
通信ユニット1110は、加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って、仮想カードサーバによって送信される注文番号を受信し、注文番号を含む支払い要求をサードパーティ支払いサーバに送信し、サードパーティ支払いサーバによって送信される支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定した後、仮想カードサーバによってフィードバックされる加入応答メッセージを受信するようにさらに構成され、支払い結果通知は注文番号を含み、支払い結果通知が第1の端末が成功裏に支払ったことを示す場合、加入応答メッセージは加入成功メッセージである。
【0157】
実施形態21
【0158】
本実施形態は、複数の端末が仮想SIMカードを共有するためのシステムを提供し、システムは、実施形態12乃至17のいずれか1つに係る仮想カードサーバおよび実施形態18乃至20のいずれか1つに係る端末を含む。
【0159】
本発明の本実施形態における仮想カードサーバはコンピュータシステムに基づいて実装されてもよいとともに、図1図2図3および図4に示される方法は、コンピュータシステムに基づく仮想カードサーバ上で全て実施されてもよい。図12は、コンピュータシステムに基づいて実装される仮想カードサーバの実施形態を示す。本実施形態における仮想カードサーバはプロセッサ1201と、メモリ1202と、通信インタフェース1203とを含んでもよい。
【0160】
通信インタフェース1203は第1の端末と通信するように構成される。第1の端末と仮想カードサーバとの間で交換される(図1図2図3および図4における方法の実施形態で示されるような)メッセージは全て、通信インタフェース1203を介して送受信される。さらに、通信インタフェース1203は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求と、仮想SIMカードを無効にするための要求と、仮想SIMカードに加入するための要求とを受信するように構成される。
【0161】
メモリ1202はプログラム命令を格納するように構成される。
【0162】
プロセッサ1201は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求が受信された後、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する動作と、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にする動作を行うための、メモリ1202内に格納されるプログラム命令を呼び出すように構成される。
【0163】
プロセッサ1201は、端末によって送信される、仮想SIMカードを無効にするための要求が受信された後、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在するかどうかを判定する動作と、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間に加入関係が存在する場合、第1の端末の端末識別子および仮想SIMカード識別子に従って、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定する動作と、第1の端末が仮想SIMカードを有効にしている場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して無効にする動作とを行うための、メモリ1202内に格納されるプログラム命令を呼び出すようにさらに構成される。
【0164】
プロセッサ1201は、端末によって送信される、仮想SIMカードに加入するための要求が受信された後、
加入者識別情報および仮想SIMカード識別子に従って注文を生成し、第1の端末に注文の注文番号を送信する動作であって、注文は加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を含む、動作と、
第1の端末によって送信される支払い要求に従って、サードパーティ支払いサーバによってフィードバックされる支払い結果通知を受信する動作であって、支払い要求および支払い結果通知の両方が注文番号を含む、動作と、
支払い結果通知に従って、第1の端末が成功裏に支払ったかどうかを判定し、第1の端末が成功裏に支払った場合、支払い結果通知における注文番号に従って、対応する注文における加入者識別情報および仮想SIMカード識別子を取得し、加入者識別情報と仮想SIMカード識別子との間の加入関係を確立し、加入成功メッセージを第1の端末に送信する動作と
を行うための、メモリ1202内に格納されるプログラム命令を呼び出すようにさらに構成される。
【0165】
プロセッサ1201は、中央処理装置(central processing unit,CPU)や特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)等であってもよい。本実施形態における仮想カードサーバはバス1204を含んでもよい。プロセッサ1201、メモリ1202および通信インタフェース1203は、バス1204を使用することによって互いに接続されるとともに通信してもよい。メモリ1202は、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)または磁気ディスクのような記憶機能を有するエンティティを含んでもよい。
【0166】
本発明の本実施形態における第1の端末はコンピュータシステムに基づいて実装されてもよいとともに、図5図6図7および図8に示される方法は、コンピュータシステムに基づく端末上で全て実施されてもよい。図13は、コンピュータシステムに基づいて実装される第1の端末の実施形態を示す。本実施形態における第1の端末はプロセッサ1301と、メモリ1302と、通信インタフェース1303とを含んでもよい。
【0167】
通信インタフェース1303は仮想カードサーバと通信するように構成される。第1の端末と仮想カードサーバとの間で交換される(図5図6図7および図8における方法の実施形態で示されるような)メッセージは全て、通信インタフェース1303を介して送受信される。メモリ1302はプログラム命令を格納するように構成される。
【0168】
プロセッサ1301は、有効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを有効にするように構成される。
【0169】
プロセッサ1301は、無効化成功メッセージを受信した後、仮想SIMカードを無効にするようにさらに構成される。
【0170】
プロセッサ1301は、中央処理装置(central processing unit,CPU)や特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)等であってもよい。本実施形態における第1の端末はバス1304を含んでもよい。プロセッサ1301、メモリ1302および通信インタフェース1303は、バス1304を使用することによって互いに接続されるとともに通信してもよい。メモリ1302は、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)、読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)または磁気ディスクのような記憶機能を有するエンティティを含んでもよい。
【0171】
加えて、第2の端末および第1の端末は同じハードウェア構成を有し、繰返し説明はされない。
【0172】
本発明の実施形態における、複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法、端末、サーバおよびシステムに基づくと、第1の端末および第2の端末は、同じ仮想SIMカードのデータを格納し、方法は、第1の端末によって送信される、仮想SIMカードを有効にするための要求を受信するステップであって、仮想SIMカードを有効にするための要求は仮想SIMカード識別子を含む、ステップと、仮想SIMカード識別子に従って、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしているかどうかを判定するステップと、第2の端末が仮想SIMカードを有効にしていない場合、仮想SIMカードを第1の端末に対して有効にするステップとを含む。複数の端末が仮想SIMカードを共有するための方法に基づくと、仮想SIMカードを共有する各端末は上述のように1つの仮想SIMカードを格納し、仮想カードサーバは、複数の端末のうちのただ1つの端末が同時に仮想SIMカードを使用してモバイルネットワークにアクセスすることを保証するために、端末を管理および制御し、それによって、同じ加入者の複数の端末が1つの仮想SIMカードを排他的に使用してモバイルネットワークにアクセスすることを実施し、そのことは複数の端末が仮想SIMカードを共有するための動作ステップを簡潔にする。
【0173】
当業者は、本発明の態様または態様の可能な実施方法は、システム、方法またはコンピュータプログラム製品として実施されてもよいことを理解することができる。従って、本発明の態様または態様の可能な実施方法は、完全にハードウェアの実施形態の形態を使用してもよく、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア等を含む)の形態を使用してもよく、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態を使用してもよく、それらは全て一般に、「回路」、「モジュール」または「システム」と呼ばれる。加えて、本発明の態様または態様の可能な実施方法は、コンピュータプログラム製品の形態を使用してもよいとともに、コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体に格納されるコンピュータ可読プログラムコードを参照する。
【0174】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバまたは携帯型読み出し専用メモリ(CD-ROM)のような、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線または半導体のシステム、端末または装置、またはそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定はされない。
【0175】
コンピュータ内のプロセッサは、コンピュータ可読媒体内のコンピュータ可読プログラムコードを読み出し、その結果、プロセッサはフローチャート内の各ステップまたはステップの組み合わせで示される機能的なアクションを実行することができるとともに、ブロック図内の各ブロックまたはブロックの組み合わせで示される機能的なアクションを実施する装置を生成することができる。
【0176】
コンピュータ可読プログラムコードは、完全に加入者のコンピュータで実行されるか、部分的に加入者のコンピュータで実行されるか、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的に加入者のコンピュータで実行されるか、部分的にリモートコンピュータで実行されるか、または完全にリモートコンピュータまたはリモートサーバで実行されることができる。いくつかの代替の実施の解決手段では、フローチャートのステップまたはブロック図内のブロックによって示される機能は、図に示された順序で起こらなくてもよいことがまた留意されるべきである。例えば、関係する機能に応じて、連続的に示される2つのステップまたは2つのブロックがほぼ同時に行われてもよく、またはこれらのブロックは時には逆の順序で行われてもよい。
【0177】
当業者が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に対する様々な修正および変更を行うことができることは明らかである。このように、本発明に対する修正および変更が本発明の特許請求の範囲および均等な技術に包含される場合、本発明はまた、これらの修正および変更を含むことを意図される。
【符号の説明】
【0178】
900 仮想カードサーバ
910 通信ユニット
920 判定ユニット
1010 注文ユニット
1100 第1の端末
1110 通信ユニット
1120 管理ユニット
1201 プロセッサ
1202 メモリ
1203 通信インタフェース
1301 プロセッサ
1302 メモリ
1303 通信インタフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13