【実施例】
【0016】
図1(A)に示すように、本実施例における熱交換器1は、一対のヘッダーであるヘッダーパイプ2、3と、複数(本実施例では10本)の扁平伝熱管4と、複数(本実施例では11個)のフィン5と、一対のサイドプレート6と、複数(本実施例では8本)の導水部材7とから構成されている。
【0017】
ヘッダーパイプ2、3は、アルミニウムまたはアルミニウム合金(以下、これらを総称してアルミニウム材と記載する)の押出成型等によって略円筒形状に形成されており、その上下端はキャップ部材にて塞がれている。また、一方のヘッダーパイプ2(
図1(A)において左側)の外方側上端部付近には、図示しない圧縮機から吐出された高圧のガス冷媒の流入口である冷媒流入口2aが設けられており、他方のヘッダーパイプ3(
図1(A)において右側)の外方側下端部付近には、熱交換器1で空気と熱交換を行って高圧の液冷媒となった冷媒を流出させる冷媒流出口3aが設けられている。
【0018】
扁平伝熱管4は、アルミニウム材を押出加工や引抜加工等によって断面扁平状に形成される。
図1(A)に示すように、扁平伝熱管4は、後述する熱交換器1の組み立て後になされる折り曲げ加工によって一端から他端に向かって波形に形成されるものであり、ヘッダーパイプ2、3への接続部を基底部4cとして中央部に向かって順に山折部4d、谷折部4bが繰り返されるように扁平伝熱管4が折り曲げられる。これにより、基底部4cあるいは谷折部4bと山折部4dとの間は所定の角度に傾斜した傾斜面4eとなる。ここで、山折部4dは、基底部4cどうしを結んだ直線より上方で扁平伝熱管4が折れ曲がっている部分を指し、谷折部4bは、基底部4cどうしを結んだ直線と略同じ高さで扁平伝熱管4が折れ曲がっている部分を指すものとする。
【0019】
図1(B)に示すように、上述した基底部4cおよび谷折部4bの上面側は、後述する折り曲げ冶具80の押さえピン84が当接する上面当接部4gとされている。また、山折部4dの下面側は、折り曲げ冶具80の折り曲げピン83が当接する下面当接部4fとされている。また、後述する扁平伝熱管4表面の前縁あるいは後縁となる側端部4hにおける、各基底部4cおよび各谷折部4bに対応する箇所には、後述する導水部材7を装着するための凹部4aが設けられている。尚、上述した空気の流れは、熱交換器1の近傍に配置される図示しない室外ファンの回転によって生ずる。
【0020】
扁平伝熱管4は、上下に互いに平行となるように複数段配列されている。これにより、
図1(A)に示すように、上述した凹部4aが上下方向に一直線上に並ぶ。また、扁平伝熱管4の内部には、図示しない冷媒流路が扁平伝熱管の長手方向(
図1(A)において左右方向)に沿って複数本形成されており、扁平伝熱管4の両端がヘッダーパイプ2、3に接続されてヘッダーパイプ2、3間が連通するようになっている。
【0021】
フィン5は、アルミニウム材からなる板材を波形に複数回折り曲げて形成したコルゲートフィンである。
図1(A)に示すように、フィン5の長さ寸法は扁平伝熱管4の長手方向の寸法と略同一とされており、フィン5の幅寸法は扁平伝熱管4の幅寸法と同じあるいはやや小さい寸法とされている。また、フィン5における扁平伝熱管4の山折部4dや谷折部4bに対応した箇所は、他の箇所に比べてコルゲート形状とするための折り曲げピッチを大きくした冶具挿入部5aとされている。フィン5は、複数の扁平伝熱管4それぞれの表面(谷折部4b、山折部4d、および、傾斜面4eを形成する面)に、扁平伝熱管4の形状に沿って配置され、扁平伝熱管4の谷折部4b、山折部4dおよび傾斜面4eとフィン5の波形形状の頂部(フィン5の上部および下部)とが後述するろう付けによって接合されている。
【0022】
サイドプレート6は、アルミニウム材からなる板材を打ち抜き等によって、扁平伝熱管4と同一の幅寸法となるよう形成されている。サイドプレート6は、後述する熱交換器1の組み立て後になされる折り曲げ加工によって扁平伝熱管4と同時に扁平伝熱管4と同様に折り曲げられているものであり、ヘッダーパイプ2、3への接続部を基底部62として中央部に向かって順に山折部63、谷折部61が繰り返されるようにサイドプレート6が折り曲げられる。これにより、基底部62あるいは谷折部61と山折部63との間は所定の角度に傾斜した傾斜面64となる。ここで、山折部63は、基底部62どうしを結んだ直線より上方でサイドプレート6が折れ曲がっている部分を指し、谷折部61は、基底部63どうしを結んだ直線と略同じ高さでサイドプレート6が折れ曲がっている部分を指すものとする。
【0023】
図1(B)に示すように、上述した基底部62および谷折部61の上面側は、後述する折り曲げ冶具80の押さえピン84が当接する上面当接部66とされている。また、山折部63の下面側は、折り曲げ冶具80の折り曲げピン83が当接する下面当接部65とされている。
【0024】
また、サイドプレート6は、基底部62の先端部がヘッダーパイプ2、3の円筒形状に対応した円弧形状とされており、この先端部がヘッダーパイプ2、3に接合されるとともに、サイドプレート6それぞれの表面(谷折部61、山折部63、および、傾斜面64を形成する面)が最上段および最下段のフィン5に接するように配置される。また、サイドプレート6表面の前縁あるいは後縁となる側端部67における、各基底部62および各谷折部61に対応する箇所には、後述する導水部材7を装着するための切欠部60が設けられている。尚、上述した空気の流れは、熱交換器1の近傍に配置される図示しない室外ファンの回転によって生ずる。尚、この切欠部60は、
図1(A)に示すように、サイドプレート6がヘッダーパイプ2、3に接合された際に、扁平伝熱管4に設けられた凹部4aと左右方向に同位置となるように設けられる。
【0025】
導水部材7は、アルミニウム材からなり断面が扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60の大きさに対応した略円形状とされるとともに、その長さは上下のサイドプレート6間の寸法より少し長く形成されている。
図1(A)に示すように、導水部材7は、扁平伝熱管4の凹部4aおよび上下のサイドプレート6の切欠部60に、上部のサイドプレート6の上面から導水部材7の一端が突き出すとともに下部のサイドプレート6の下面から導水部材7の他端が突き出すように装着される。
【0026】
尚、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、導水部材7の各表面には、これら本体を形成するアルミニウム材よりも融点が低いアルミニウム材からなるろう材層が設けられている。具体的には、アルミニウム材(例えば、A3000系やA1000系(JIS)等)の表面にこれより融点の低いろう材(例えば、Al−Si系)をクラッドしたブレージング材を用いて、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、導水部材7を形成する。このとき、ろう材層を設けない扁平伝熱管4やサイドプレート6もA3000系やA1000系(JIS)等のアルミニウム材で形成する。
【0027】
次に、
図1(A)を用いて、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4との接続状態、および、熱交換器1での冷媒の流れについて説明する。まず、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4との接続状態を説明する。
図1(A)に示すように、ヘッダーパイプ2内部は仕切板2bによって上室2c、下室2dの2室に分割されており、上室2cに冷媒流入口2aが設けられている。また、ヘッダーパイプ3内部も仕切板3bによって上室3c、下室3dの2室に分割されており、下室3dに冷媒流出口3aが設けられている。
【0028】
ヘッダーパイプ2、3に備えられた仕切板2b、3bにより、10本の扁平伝熱管4が以下のように分けられている。まず、最上段の扁平伝熱管4を含みこれより下方に配置された5本の扁平伝熱管4を管路群Xとしている。管路群Xを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ2の上室2cに接続され、他端がヘッダーパイプ3の上室3cに接続されている。
【0029】
また、管路群Xの下方に配置されている3本の扁平伝熱管4を管路群Yとしている。管路群Yを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ3の上室3cに接続され、他端がヘッダーパイプ2の下室2dに接続されている。さらには、管路群Yの下方に配置されている2本の扁平伝熱管4を管路群Zとしている。管路群Zを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ2の下室2dに接続され、他端がヘッダーパイプ3の下室3dに接続されている。
【0030】
次に、熱交換器1での冷媒の流れについて説明する。尚、ここでは熱交換器1が凝縮器として機能する場合を例に挙げて説明する。圧縮機から吐出された高圧のガス冷媒は、冷媒回路を流れて冷媒流入口2aからヘッダーパイプ2の上室2cに流入する。ヘッダーパイプ2の上室2cに流入した冷媒は、管路群Xを流れてヘッダーパイプ3の上室3cに流入する。ヘッダーパイプ3の上室3cに流入した冷媒は、管路群Yを流れてヘッダーパイプ2の下室2dに流入する。ヘッダーパイプ2の下室2dに流入した冷媒は、管路群Zを流れてヘッダーパイプ3の下室3dに流入する。そして、ヘッダーパイプ3の下室3dに流入した冷媒は、冷媒流出口3aから冷媒回路へ流出する。
【0031】
以上説明したように熱交換器1を冷媒が流れることによって冷媒と空気との熱交換が行われ、高圧のガス状態で熱交換器1に流入した冷媒は高圧の液冷媒となって熱交換器1から流出する。尚、
図1において、上述した冷媒の流れを矢印で示している。また、熱交換器1が蒸発器として機能する場合の冷媒の流れは、凝縮器として機能する場合と逆となり、冷媒流出口3aから流入した冷媒が、順に下室3d→管路群Z→下室2d→管路群Y→上室3c→管路群X→上室2c、と流れて冷媒流入口2aから冷媒回路へ流出する。
【0032】
次に、熱交換器1の組み立て工程および組み立て後の折り曲げ加工について、
図1乃至
図3を用いて説明する。熱交換器1の組み立てでは、まずヘッダーパイプ2、3を平行に対峙させ、これらヘッダーパイプ2、3間に扁平伝熱管4およびサイドプレート6を配置してヘッダーパイプ2、3に連結する(連結工程)。具体的には、最上部および最下部にサイドプレート6が配置され、その間に10本の扁平伝熱管4が互いに平行に配置される。
【0033】
尚、図示は省略するが、ヘッダーパイプ2、3には、扁平伝熱管4およびサイドプレート6の断面形状に対応した孔を形成した連結部が設けられており、前述したように、扁平伝熱管4の両端部をヘッダーパイプ2、3の連結部に連結することによって、ヘッダーパイプ2とヘッダーパイプ3とが扁平伝熱管4内部の冷媒流路によって連通するようになる。
【0034】
次に、複数の扁平伝熱管4それぞれの間、上部のサイドプレート6とその下方に配置された扁平伝熱管4との間、および、下部のサイドプレート6とその上方に配置された扁平伝熱管4との間に、それぞれフィン5を挿入する(フィン挿入工程)。次に、扁平伝熱管4の凹部4aおよび上下のサイドプレート6の切欠部60に導水部材7を挿入する。
【0035】
そして、上記のように相互に組み合わされた熱交換器1の各構成部材の仮組み状態を、冶具等を用いて保持する。これにより、熱交換器1の仮組みが完了し、仮組みした熱交換器1をベルトコンベア等で溶接炉内に搬送する。溶接炉内に熱交換器1を搬送した後、溶接炉を所定温度(ろう材が溶ける温度)として熱交換器1のろう付けを開始する(溶着工程)。具体的には、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、導水部材7に設けられているろう材が溶けて、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4およびサイドプレート6との接続部や、扁平伝熱管4およびサイドプレート6とフィン5との接合部、導水部材7と扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60との接触部にろう材が流れる。そして、熱交換器1を溶接炉から取り出せば、温度低下に伴ってろう材が再び固まり、熱交換器1の各接続部、各接触部、および各接合部が固着されて、熱交換器1の組み立てが完了して
図3(A)に示す状態となる。
【0036】
次に、組み立てが完了した熱交換器1を、
図2に示す折り曲げ冶具80を使用して
図1に示す状態に折り曲げ加工する(折り曲げ工程)。折り曲げ冶具80は、複数の変形冶具(第2冶具)である折り曲げピン83を有する3個の可動冶具である可動部81と、複数の押さえ冶具(第1冶具)である押さえピン84を有する4個の固定冶具である固定部82とを備えている。
図2に示すように、4個の固定部82の間に3個の可動部81が配置されている。
【0037】
可動部81は、固定部82に対して上方(
図2(A)における矢印方法)に摺動可能に取り付けられており、
図2(B)は可動部81を上方へ摺動させた状態を示している。可動部81には、各々2列×12段、系24本の折り曲げピン83が設けられており、熱交換器1の折り曲げ加工を行う際に、扁平伝熱管4およびサイドプレート6の下方に位置して各々の山折部4dおよび山折部63を形成する。
【0038】
また、固定部82には、各々2列×12段、系24本の押さえピン84が設けられており、熱交換器1の折り曲げ加工を行う際に、扁平伝熱管4およびサイドプレート6の上方に位置して各々の谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび62を形成する。
尚、可動部81および固定部82の幅寸法や折り曲げピン83や押さえピン84の左右方向の位置については、フィン5の冶具挿入部5aの位置、つまりは、折り曲げ加工後に扁平伝熱管4およびサイドプレート6の谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび62、山折部4dおよび山折部63、となる位置に対応して定められている。
【0039】
次に、折り曲げ冶具80を用いた熱交換器1の折り曲げ加工について、具体的に説明する。まず、
図3(A)に示すように、ろう付けまで完了した熱交換器1を折り曲げ冶具80にセットする。このとき、可動部81の折り曲げピン83は扁平伝熱管4およびサイドプレート6を折り曲げた後に形成される下面当接部4fおよび下面当接部65に対応する箇所に当接し、固定部82の押さえピン84は扁平伝熱管4およびサイドプレート6を折り曲げた後に形成される上面当接部4gおよび上面当接部66に対応する箇所に当接する。
【0040】
尚、フィン5における折り曲げピン83や押さえピン84が挿入される箇所の折り曲げピッチは、他の箇所の折り曲げピッチと比べて大きくした冶具挿入部5aとなっているので、フィンピッチが狭い場合に比べて折り曲げピン83や押さえピン84がフィン5に当たってフィン5を変形させたり破損させたりする虞が少なくなっている。
【0041】
熱交換器1の折り曲げ冶具80へのセットが完了すれば、3個の可動部81を上方に折り曲げたい角度(傾斜面4eおよび傾斜面64の角度)に対応した距離だけ摺動させる。このとき、扁平伝熱管4およびサイドプレート6における固定部82の押さえピン84が接触している箇所が扁平伝熱管4およびサイドプレート6押さえているので、
図3(B)に示すように、扁平伝熱管4およびサイドプレート6における可動部81の折り曲げピン83が接触している箇所が扁平伝熱管4およびサイドプレート6を上方へ折り曲げ変形させる。
【0042】
以上の作業により、折り曲げ加工後に形成される上面当接部4gおよび上面当接部66に対応する箇所が、扁平伝熱管4およびサイドプレート6各々の谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび62となるとともに、折り曲げ加工後に形成される下面当接部4fおよび下面当接部65に対応する箇所が、扁平伝熱管4およびサイドプレート6各々の山折部4dおよび山折部63となる。
【0043】
尚、本実施例の熱交換器1では、折り曲げ加工により折れ曲がって、谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび基底部62、山折部4dおよび山折部63となる箇所に対応する部分のフィン5のピッチを、その他の部分のピッチより広くした冶具挿入部5aとしている。折り曲げる部分のフィン5のピッチを他の部分のピッチと同じとしていると、熱交換器1を折り曲げた際にフィン5における折り曲げ箇所に応力が集中してフィン5の変形や破断が発生する虞があるが、本実施例のようにフィン5に冶具挿入部5aを設けておけば、熱交換器1の折り曲げ加工がより行い易くなるとともに、折り曲げ加工によるフィン5の変形や破断が発生しづらくなる。
【0044】
以上説明したように、本発明の熱交換器1は、熱交換器1を構成する各部材を溶着した後に扁平伝熱管4やサイドプレート6に山折部や谷折部を設けるための折り曲げ加工を行う。従って、折り曲げ前の扁平伝熱管4やサイドプレート6が平坦な状態でフィン5を溶着して扁平伝熱管4やサイドプレート6とフィン5とを確実に接触させた状態で溶着工程ができ、その後の折り曲げ加工においても溶着により上記接触部が浮いたり外れたりしないので、扁平伝熱管4とフィン5との間での熱伝導ロスが小さく、熱交換効率低下を抑制できる。
【0045】
尚、以上説明した実施例では、溶着工程として熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部をろう材により固着させる場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、ろう材に代えて熱硬化性の接着剤を用いて、熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部を固着させてもよい。また、サイドプレート6はアルミニウム材からなる板材で形成されているが、扁平伝熱管4のようにアルミニウム材の押出加工や引抜加工により内部に冷媒流路を有する構造としてもよい。
【0046】
また、本実施例では、折り曲げ冶具を使用して熱交換器1の折り曲げ加工を行うときに、可動部81を上方へ摺動させて山折部4dや山折部63を形成したが、これとは逆に、山折部4dや山折部63を形成したい箇所に対応する冶具を固定部83とするとともに、谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび基底部62を形成したい箇所に対応する冶具を可動部81とし、可動部81を摺動させて谷折部4bおよび谷折部61、基底部4cおよび基底部62を形成してもよい。
【0047】
また、扁平伝熱管4およびサイドプレート6は、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部4cおよび基底部62として中央部に向かって順に山折部4dおよび山折部63、谷折部4bおよび谷折部61が繰り返されるように折り曲げる場合について説明したが、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部62として中央部に向かって順に谷折部4bおよび谷折部61、山折部4dおよび山折部63が繰り返されるように折り曲げてもよい。
【0048】
さらには、折り曲げ冶具80には、山折部4dおよび山折部63、谷折部4bおよび谷折部61を形成するための折り曲げピン83や押さえピン84が2本備えられている場合を説明したが、これに限られるものではなく、山折部4dおよび山折部63、谷折部4bおよび谷折部61を形成できるのであれば、折り曲げピン83や押さえピン84が1本あるいは3本以上であってもよい。