(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の種類の発光素子のそれぞれから発する光の色温度の差が1800K以上であり、前記発光部間の距離が、前記パイプの外部直径と0.6との乗算値よりも小さく、かつ、前記発光部における複数の種類の発光素子間の距離が、前記発光部間の距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のランプ。
前記2種類の発光素子のうち、一方の種類の発光素子は第一電源の正極に第一配線を介して接続されるとともに負極に第二配線を介して接続され、他方の種類の発光素子は第二電源の正極に第三配線を介して接続されるとともに負極に前記第二配線を介して接続されることを特徴とする請求項3に記載のランプ。
前記パイプは、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である前記透光性材料を含んで形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のランプ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、各実施形態に係るランプを説明する。各実施形態において同一の機能を有する構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するランプは、一例を示すに過ぎず、本発明を限定するものではない。また、以下の実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組み合わせてもよい。
【0011】
以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、ランプは、
パイプの内部に配置された基板に所定の方向に並んで設けられ、それぞれ異なる色の光を発し、かつ、それぞれ発する光の光束が別々に制御可能な複数の種類の発光素子を有する複数の発光部を具備する。
実施形態のランプは、2種類の発光素子をそれぞれ異なる色温度であって、必ず同時に発光させる形態で用いるものである。実施形態のランプは、発光素子により発された光を拡散する、直線透過率が0%から50%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されたパイプを具備する。そして、実施形態のランプにおいて、
複数の種類の発光素子を、それぞれ異なる色温度で同時に発光させ、異なる発光部間における同一の色の光を発する同一の種類の発光素子間の距離が、パイプの内部直径よりも小さく、パイプの
内壁のうち、発光素子と対向する位置から発光素子までの距離が、パイプの内部半径よりも大きい。これにより、発光素子から、発光素子により発せられた光が拡散されて出力されるパイプの面までの距離が、大きくなる。また、パイプの内部直径に対して同一の色を発する発光素子間の距離が小さくなる。そのため、パイプから発せられる光の明るさのムラが抑制される。
【0012】
また、以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、複数の種類の発光素子は、例えば、2種類の発光素子である。この場合に、以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、2種類の発光素子のうち、一方の種類の発光素子は、第一電源の正極に第一配線を介して接続されるとともに負極に第二配線を介して接続され、他方の種類の発光素子は、第二電源の正極に第三配線を介して接続されるとともに負極に第二配線を介して接続される。これにより、2種類の両方の発光素子において、第二配線が共通して用いられる。そのため、配線数が少なくなるので、ランプの内部構造がコンパクトになる。
【0013】
また、以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、パイプは、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。好ましくは、パイプは、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。
【0014】
また、以下の第2の実施形態において、複数の種類の発光素子のそれぞれから発する光の色温度の差が1800K以上であり、発光部間の距離が、パイプの外部直径と0.6との乗算値よりも小さく、かつ、発光部における複数の種類の発光素子間の距離が、発光部間の距離よりも小さい。これにより、発光部間の距離に対して、異なる色の光を発する発光素子間の距離が小さくなる。そのため、パイプから発せられる光の色のムラが抑制される。また、パイプの外部直径に基づく値に対して発光部間の距離が小さくなる。そのため、パイプから発せられる光の明るさのムラが抑制される。
【0015】
また、以下の第3の実施形態において、2種類の発光素子のうち、一方の種類の発光素子が発する光の色温度が所定の色温度よりも低く、他方の種類の発光素子が発する光の色温度が所定の色温度よりも高く、2種類の発光素子の両方の発光素子から光が発せられた状態で、2種類の発光素子のそれぞれの発光素子から発される光の光束が制御されることで、発光部から発される光の色温度が所定の色温度となる。したがって、このような2種類の発光素子を有する発光部を具備するランプによれば、ランプから発される光の色のムラを抑制することができる。
【0016】
また、以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、パイプを形成する樹脂材料には、例えば、ポリカーポネート樹脂を用いることができるが、これに限られず、ガラスを用いることもできる。このパイプは、樹脂材料に適量の光拡散剤を混ぜて形成することが好ましい。
【0017】
また、以下の第1の実施形態〜第3の実施形態において、半導体の発光素子としては、LEDチップを挙げることができるが、これに限られず、例えば、半導体レーザー、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を用いることもできる。
【0018】
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態の直管形ランプと、直管形ランプを備えた照明装置、例えば、照明器具とについて、
図1〜
図7を参照して説明する。
【0019】
図1は、第1の実施形態に係る照明器具を示す斜視図である。また、
図2は、
図1に示す照明器具の断面図である。
図1および
図2中、符号1は、直付け形の照明器具を例示している。
【0020】
照明器具1は、装置本体(器具本体)2と、点灯装置3と、対をなす第一、第二のソケット4a、4bと、反射部材5と、光源をなす直管形のランプ11等を具備する。
【0021】
図2に示す装置本体2は、例えば、細長い形状の金属板で作られている。装置本体2は、
図2を描いた紙面の表裏方向に延びている。装置本体2は、例えば、屋内の天井に図示しない複数のねじを用いて固定される。
【0022】
点灯装置3は、装置本体2の長手方向の中間部に固定されている。点灯装置3は、第一点灯装置3a、第二点灯装置3b及び制御装置3cを有する。
【0023】
第一点灯装置3aは、制御装置3cの制御により、商用交流電源を受けて直流出力を生成し、直流出力を後述のランプ11の発光素子45aに供給する。第二点灯装置3bは、制御装置3cの制御により、商用交流電源を受けて直流出力を生成し、直流出力を後述のランプ11の発光素子45bに供給する。
【0024】
制御装置3cは、発する光の色が異なる後述する発光素子45a及び後述する発光素子45bに流れる電流を制御して、発光素子45a及び発光素子45bのそれぞれから発される光の光束を制御する。これにより、制御装置3cは、発光素子45aから発せられる光と発光素子45bから発せられる光とが混合した光の色の制御及び明るさの制御を行う。具体的には、制御装置3cは、第一点灯装置3aから発光素子45aに供給される電流の大きさを制御するとともに、第二点灯装置3bから発光素子45bに供給される電流の大きさを制御して、発光素子45aから発せられる光と発光素子45bから発せられる光とが混合した光の色の制御及び明るさの制御を行う。
【0025】
なお、装置本体2に、図示しない電源端子台、複数の部材指示金具、及び、一対のソケット支持部材等がそれぞれ取り付けられている。電源端子台には、天井裏から引き込まれた商用交流電源の電源線が接続される。更に、電源端子台は、図示しない器具内配線を経由して点灯装置3に電気的に接続されている。
【0026】
ソケット4a、4bは、ソケット支持部材に連結されて装置本体2の長手方向両端部にそれぞれ配設されている。ソケット4a、4bは、回転装着式のものである。
【0027】
図3は、
図1の照明器具の結線図である。
図3に示すように、ソケット4a、4bは、後述のランプピン16a、16bが接続される一対の端子金具8又は9を有する。後述のランプ11に電源を供給するために、第一のソケット4aの3つの端子金具8のうち2つの端子金具8が第一点灯装置3aに器具内配線を介して接続されている。また、第一のソケット4aの3つの端子金具8のうち2つの端子金具8が第二点灯装置3bに器具内配線を介して接続されている。なお、第二のソケット4bの端子金具9には、いかなる配線も接続されていない。
【0028】
図2に示すように、反射部材5は、例えば、金属製の底板部5aと、側板部5bと、端板5cとを有していて、上面が開放されたトラフ形状をなしている。底板部5aは、平らである。側板部5bは、底板部5aの幅方向両端から斜め上向きに折り曲げられている。端板5cは、底板部5aと側板部5bとの長手方向の端が作る端面開口を閉じている。底板部5aと側板部5bをなす金属板は、表面が白色系の色を呈するカラー鋼板からなる。このため、底板部5aと側板部5bの表面は、反射面となっている。底板部5aの長手方向両端部に、図示しないソケット通孔がそれぞれ開けられている。
【0029】
反射部材5は、装置本体2、及び、装置本体2に取り付けられた各部品を覆っている。この状態は取り外し可能な化粧ねじ(
図1参照)6により保持されている。化粧ねじ6は、底板部5aを上向きに貫通して部材支持金具にねじ込まれている。化粧ねじ6は、工具を用いることなく手回し操作することが可能である。ソケット4a、4bは、ソケット通孔を通って底板部5aの下側に突出されている。
【0030】
照明器具1は、次に説明するランプ11を一本のみ支持する構成に限られず、例えば、ソケットを二対備えて、ランプ11を二本支持することも可能である。
【0031】
ソケット4a、4bに取外し可能に支持されるランプ11を
図2〜
図7を参照して以下説明する。
【0032】
ランプ11は、既存の蛍光ランプと同様な寸法と外径を有している。このランプ11は、パイプ12と、このパイプ12の両端に取付けられた第一口金13a、第二口金13bと、梁14と、複数、例えば、4個の発光モジュール15を具備している。なお、4個の発光モジュール15を区別する場合は、添字a〜dを付して図示するとともに説明する。
【0033】
パイプ12は、透光性の樹脂材料で例えば長尺状に形成されている。パイプ12をなす樹脂材料には、光の拡散材が混ぜられたポリカーボネート樹脂を好適に使用できる。このパイプ12の拡散透過率は90%〜95%であることが好ましい。また、パイプ12は、直線透過率が0%〜20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。好ましくは、パイプ12は、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。
図2に示すようにパイプ12は、その使用状態で上部となる部位の内面に一対の凸部12aを有している。
【0034】
第一口金13aはパイプ12の長手方向の一端部に取付けられ、第二口金13bはパイプ12の長手方向の他端部に取付けられている。これら第一、第二口金13a、13bはソケット4a、4bに取外し可能に接続される。この接続によって、ソケット4a、4bに支持されたランプ11は、反射部材5の底板部5aの直下に配置される。ランプ11から外部に出射される光の一部は、反射部材5の側板部5bに入射される。
【0035】
図3に示すように、第一口金13aは、その外部に突出する3本のランプピン16aを有している。これらのランプピン16aは、互いに電気的に絶縁されている。これとともに、三本のランプピン16aの先端部は、互いに離れるように、ほぼ直角に曲がっていて、L字形状をなしている。
図3に示すように、第二口金13bは、その外部に突出する一方のランプピン16bを有している。このランプピン16bは、円柱状の軸部と、円柱状の軸部の先端部に設けられ、正面形状(図示しない)が楕円形状、または、長円形状である先端部を有していて、側面T字形状をなしている。
【0036】
第一口金13aの3本のランプピン16aが、ソケット4aの3つの端子金具8に接続されるとともに、第二口金13bのランプピン16bが、ソケット4bの端子金具9に接続されることによって、ランプ11がソケット4a、4bに機械的に支持される。この支持状態で、ソケット4a内の端子金具8と、これに接した第一口金13aのランプピン16aとにより、ランプ11への給電が可能である。
【0037】
同一の色の光を発する発光素子45aは、直列に接続されている。発光素子45aのダイオードのアノード側は、第一配線の一例である配線70aによって第一点灯装置3aの正極に接続され、発光素子45aのダイオードのカソード側は、第二配線の一例である配線70cによって第一点灯装置3aの負極に接続されている。また、同一の色の光を発する発光素子45bは、直列に接続されている。発光素子45bのダイオードのアノード側は、第三配線の一例である配線70bによって第二点灯装置3bの正極に接続され、発光素子45bのダイオードのカソード側は、配線70cによって第二点灯装置3bの負極に接続されている。すなわち、本実施形態では、2種類の発光素子45a、45bのうち、一方の種類の発光素子45aは第一電源の一例である第一点灯装置3aの正極に配線70aを介して接続されるとともに負極に配線70bを介して接続される。また、他方の種類の発光素子45bは、第二電源の一例である第二点灯装置3bの正極に配線70cを介して接続されるとともに負極に配線70bを介して接続される。これにより、2種類の両方の発光素子45a、45bにおいて、配線70bが共通して用いられる。そのため、配線数が少なくなるので、ランプ11の内部構造がコンパクトになる。
【0038】
図2に示すように、梁14は、パイプ12に収容されている。梁14は、機械的強度に優れたバー材であり、例えば、軽量化のためにアルミニウム合金で形成されている。梁14の長手方向の両端は、第一口金13a、第二口金13bに電気的に絶縁されて連結されている。
【0039】
図4は、発光モジュールの一例を示す図である。
図4に示すように、4個の発光モジュール15a〜15bは、いずれも細長い長方形に形成されていて、真っ直ぐな列をなして並べられている。この発光モジュール列の長さは、梁14の全長と略等しい。各発光モジュール15a〜15dは、梁14にねじ込まれた図示しないねじで固定されている。
【0040】
このため、発光モジュール15a〜15dは、梁14とともに、パイプ12に収容されている。この支持状態で、各発光モジュール15a〜15dの幅方向両端部は、パイプ12の凸部12aに載置されている。それによって、各発光モジュール15a〜15dは、パイプ12内の最大幅より上側に略水平に配設されている。
【0041】
発光モジュール15a〜15dは、基板21と、それぞれ異なる色の光を発する2種類の対となる発光素子(発光素子45a及び発光素子45b)を有する複数の発光部45を有する。発光素子45a及び発光素子45bを有する発光部45は、基板21に所定の方向に複数並んで設けられている。また、発光素子45a及び発光素子45bは、それぞれ発する光の光束が別々に制御可能である。すなわち、発光素子45a及び発光素子45bのそれぞれが発する光の光束は、制御装置3cによって別々に制御される。また、例えば、発光素子45aは、青色の光を発し、発光素子45bは、黄色の光を発する。
【0042】
ここで、
図5を参照して、パイプ12内の基板21の位置について説明する。
図5は、パイプ12内の基板21の位置について説明するための図である。本実施形態では、
図5の例に示すように、パイプ12の内部の直径(内部直径)をrとし、パイプの内部の最下部から基板21までの距離をdとすると、パイプ12内の基板21の位置は次の式(1)で表される。
r/2<d (1)
【0043】
すなわち、基板21は、パイプ12内の最大幅部(中心部)より上側に配設される。よって、各発光モジュール15a〜15dもパイプ12内の最大幅部より上側に配設されることとなる。そのため、発光モジュールがパイプ12内の最大幅より下側に配設されている場合と比較して、発光素子45a、45bから、発光素子45a、45bにより発せられた光が拡散されて出力されるパイプ12の面までの距離が大きくなる。そのため、本実施形態に係るパイプ12によれば、パイプ12から発せられる光の明るさのムラを抑制することができる。
【0044】
また、本実施形態では、
図4の例に示すように、同一の種類の発光素子45a間の距離をaとすると、同一の種類の発光素子45a間の距離の大きさは、次の式(2)で表される。
a<r (2)
【0045】
すなわち、本実施形態では、パイプ12の内部直径rに対して同一の色を発する発光素子45a間の距離が小さい。そのため、本実施形態に係るパイプ12によれば、パイプ12から発せられる光の明るさのムラが抑制される。
【0046】
ここで、上述した発光素子45a間の距離aの値は、例えば、12.3mm以下の値であり、パイプの内部の最下部から基板21までの距離dの値は、例えば、15mm以上の値である。
【0047】
図6は、
図4中F7−F7線に沿って示す発光モジュールの断面図である。以下、発光素子45aを通る線に沿った断面図について説明するが、発光素子45bを通る線に沿った断面図についても同様であるので、発光素子45bを通る線に沿った断面図については説明を省略する。
【0048】
図6に示すように、発光モジュール15は、基板21と、配線パターン25と、保護部材41と、発光素子45aと、第一ワイヤ51と、第二ワイヤ52と、封止部材54と、各種の電機部品55〜59とを備えている。
【0049】
基板21は、ベース22と、金属箔23と、カバー層24とで形成されている。
【0050】
ベース22は、樹脂例えばガラスエポキシ樹脂で作られた平らな板からなる。このガラスエポキシ樹脂性の基板(FR−4)は、熱伝導性が低く比較的安価である。ベース22は、ガラスコンポジット基板(CEM−3)又はその他の合成樹脂材料で形成してもよい。
【0051】
図6に示すように、金属箔23は、基板21の裏面に積層されていて、例えば、銅箔よりなる。カバー層24は、ベース22の周部裏面および金属箔23にわたって積層されている。このカバー層24は、絶縁材料、例えば、合成樹脂製のレジスト層からなる。基板21は、裏面に積層された金属箔23およびカバー層24によって、反りが抑制されて補強される。
【0052】
配線パターン25は、三層構造をなして、ベース22の表面(つまり、基板21の表面)に形成されている。第一層Uは、ベース22の表面にめっきされた銅で形成されている。第二層Mは、第一層U上にめっきされていて、ニッケルで形成されている。第三層Tは、第二層M上にめっきされていて、銀で形成されている。
【0053】
したがって、配線パターン25の表面は、銀製である。この銀製の第三層Tは、反射面をなしており、その全光線反射率は、90%以上である。
【0054】
保護部材41には、電気絶縁性の合成樹脂を主成分とした、例えば、白色のレジスト層を好適に用いることができる。この白色レジスト層は、光の反射率が高い反射層として機能する。保護部材41は、配線パターン25の大部分を覆って、基板21上に形成されている。
【0055】
各実装パッド26および各導電接続部27は、基板21上に保護部材41が形成された段階で、この保護部材41で覆われることなく第三層Tが露出された部分で形成されている。各実装パッド26は、基板21の長手方向に並べられている。各導電接続部27は、各実装パッド26と対をなして、実装パッド26の近傍にそれぞれ配設されている。そのため、各導電接続部27は、実装パッド26の配設ピッチと同じ配設ピッチで基板21の長手方向に並べられている。
【0056】
発光素子45aは、LEDのベアチップを含む。LEDのベアチップには、サファイヤ製の素子基板の一面に発光層を備えていて、平面形状は長方形である。
【0057】
発光素子45aは、上述した一面と反対側の素子基板の他面を、反射面である実装パッド26に接着剤46を用いて固定されている。発光素子45aは、基板21の長手方向(中心軸線が延びる方向)に並べられた発光素子列を形成している。
【0058】
発光素子45aの接着箇所は、実装パッド26の中央であることが好ましい。これにより、発光素子45aの周りの反射面領域で、発光素子45から放射されて実装パッド26に入射した光を反射できる。
【0059】
この場合、実装パッド26に、入射される光は、発光素子45aに近いほど強く、この強い光を反射面領域で反射できる。
【0060】
LEDのベアチップを含む発光素子45aの発光は、半導体のp−n接合に順方向電流を流すことで実現されるので、この発光素子45aは、電気エネルギーを直接光に変換する固体素子である。こうした発光原理で発光する発光素子45aは、通電によりファイラメントを高温に白熱させて、その熱放射により可視光を放射させる白熱電球と比較して、省エネルギー効果を有する。
【0061】
接着剤46は、接着の耐久性を得るうえで耐熱性を有し、さらに、発光素子45aの直下でも反射ができるようにするために、透光性を有していることが好ましい。このような接着剤46として、シリコーン樹脂系の接着剤を用いることができる。
【0062】
第一ワイヤ51と、第二ワイヤ52とは、金属細線、例えば、金の細線からなり、ボンディングマシンを用いて配線されている。
【0063】
図6に示すように、第一ワイヤ51は、発光素子45aと、第一配線パターン25aの導電接続部27とを電気的に接続して設けられている。この場合、ファーストボンディングにより、第一ワイヤ51の一端部51aが発光素子45aの電極に接続される。セカンドボンディングにより、第一ワイヤ51の他端部51bが導電接続部27に接続される。
【0064】
第一ワイヤ51の一端部51aは、発光素子45aの厚み方向に、この発光素子45aから離れる方向に突出されている。導電接続部27は、発光素子45aの厚み方向を基準に、この発光素子45aの上述した電極、および、他の電極よりも基板21側によっている。この導電接続部27に対して第一ワイヤ51の他端部51bは、斜めに接続されている。
【0065】
第一ワイヤ51の中間部51cは、一端部51aと他端部51bとの間を占めた部位である。この中間部51cは、
図6に示すように、一端部51aから曲がって発光素子45aと平行となるように形成されている。発光素子45aに対する中間部51cの突出高さhは、75μm以上125μm以下、好ましくは、60μm以上100μm以下に規定されている。これにより、ワイヤボンディングされた第一ワイヤ51は、発光素子45aを基準とする高さを低く保持して配線されている。
【0066】
以上のように、配線された第一ワイヤ51の中間部51cと他端部51bとは、発光素子45aが列を形成する方向と直交する方向に延びている。こうした配線は、実装パッド26に対する発光素子45aの上述した配置により実現される。この配線により、第一ワイヤ51の長さを短くすることができる。このため、平面視において、第一ワイヤ51が発光素子45aに対し斜めに配線される場合に比較して、第一ワイヤ51のコストを低減できる。
【0067】
第二ワイヤ52は、ワイヤボンディングにより発光素子45aと第一配線パターン25aの一部からなる実装パッド26を接続して設けられている。この場合、ファーストボンディングにより、第二ワイヤ52の一端部が発光素子45aの上述した他の電極に接続される。セカンドボンディングにより、第二ワイヤ52の他端部は、実装パッド26に接続される。
【0068】
したがって、各発光モジュール15の基板21に実装された複数の発光素子45aは、電気的に接続される。また、各基板21に実装された複数の発光素子45a群の間も電気的に接続される。また、これらの複数の発光素子45aは、第一点灯装置3aから電力が供給されると発光する。
【0069】
図7は、発光モジュールが備える封止部材の構成を示す模式図である。
図7で模式的に示すように、封止部材54は、主成分である樹脂54aに、蛍光体54bと、フィラー54cとをそれぞれ適量混ぜて形成されている。
【0070】
樹脂54aは、透光性を有する熱可塑性の樹脂を用いることができる。樹脂54aには、例えば、レジン系シリコーン樹脂を用いることが好ましい。レジン系シリコーン樹脂は、三次元架橋された組織を有しているので、透光性のシリコーンゴムよりも硬い。
【0071】
蛍光体54bは、発光素子45a、45bが発した光によって励起されて、発光素子45a、45bが発する光の色とは異なる色の光を放射する。例えば、発光素子45aが青色の光を発する場合には、蛍光体54bとして、励起によって、青色の光に対し補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用される。
【0072】
封止部材54は、実装パッド26、導電接続部27、発光素子45a、第一ワイヤ51、及び、第二ワイヤ52を埋めることによって、これらを封止して、基板21上に形成されている。この封止部材54は、未硬化の状態で発光素子45aを目掛けて滴下され、この後に、加熱処理されることによって、硬化して形成される。封止部材54の滴下(ポッティング)には、ディスペンサ等が用いられる。
【0073】
硬化された封止部材54は、基板21上に、この基板21の長手方向に所定間隔で並べられて、発光素子45aの列に準じて、封止部材列を形成して配設される。硬化された封止部材54は、ドーム形状をなしている。
【0074】
封止部材54の直径D(
図6参照)は、パッド径D1の1.0倍〜1.4倍に規定され、本実施形態の場合、直径Dは、4.0mm〜5.0mmである。これにより、封止部材54から、実装パッド26の一部が食み出ることが抑制される。これとともに、実装パッド26に対し、封止部材54は、多すぎることがなく、後述のアスペクト比を保持しつつ封止部材54の使用量を適正にできる。なお、封止部材54の高さHと直径Dを規定するために、発光素子45a等を囲む枠等は存在しない。そのため、封止部材54の直径Dと高さHは、封止部材54の滴下量と、硬度と、硬化されるまでの時間によって制御されるようになっている。
【0075】
発光素子45aを基準とする封止部材54の高さHは、1.0mm以上である。この1.0mm以上の高さHを確保するために、封止部材54のアスペクト比は、0.20〜1.00に設定されている。ここで、封止部材54のアスペクト比とは、発光素子45aを基準とする封止部材54の高さHに対する封止部材54の直径Dの比(H/D)である。
【0076】
更に、封止部材54の直交径の比は、0.55〜1.00である。ここで、直交径の比とは、基板21に接着された封止部材54の底面の互いに直交する直径X、Yの比を指している。直径Xは、発光素子45aの中心を通って任意に描かれる封止部材54の底面の直径である。直径Yは、直径Xに直交して描かれる封止部材54の底面の直径である。
【0077】
ここで
図4の説明に戻る。
図4に示す電気部品55は、コンデンサである。電気部品56は、コネクタである。電気部品57は、整流用ダイオード、すなわち、整流回路である。電気部品58は、抵抗である。電気部品59は、入力コネクタである。整流回路である電機部品57は、第一点灯装置3a及び第二点灯装置3bから供給された電力を整流する。
【0078】
コンデンサである電気部品55は、4個の発光モジュール15のそれぞれに実装されている。このコンデンサは、例えば、発光素子45a群、発光素子45b群のそれぞれに対して並列に接続されている。
【0079】
こうして配設された電気部品55は、各発光モジュール15の配線パターン25に重畳されたノイズを発光素子群に対してバイパスして流すバイパス素子として機能する。これにより、発光素子群へのノイズの重畳が抑制される。したがって、
図3に示すスイッチSWにより、電源がオフされた状態で、ノイズが発光素子45a、45bに流れることによるランプ11の暗点灯を抑制することが可能である。
【0080】
コネクタである電気部品56は、発光モジュール列の長手方向両端部に配設された発光モジュール15a、15dについては、一端部のみに実装されている。さらに、電気部品56は、発光モジュール15a、15d間に配設された発光モジュール15b、15cについては、それらの長手方向両端部にそれぞれ実装されている。電機部品56によって、各発光モジュール15の発光素子45a群が、電気的に直列に接続されるとともに、各発光モジュール15の発光素子45b群が、電気的に直列に接続される。
【0081】
入力コネクタである電気部品59は、発光モジュール15aの配線パターン25aに接続されている。電気部品59に接続された図示しない電線は、この電気部品59に近いほうに配設されている第一口金13aのランプピン16aにそれぞれ接続されている。
【0082】
前記構成の直管形のランプ11の両端を照明器具1のソケット4a、4bに支持させた状態でスイッチSWがオンされることにより、第一点灯装置3a及び第二点灯装置3bを経由して、ランプ11の第一口金13aに、第一のソケット4aから給電される。この給電により、各発光素子45a及び各発光素子45bが、一斉に発光し、それに伴い、封止部材54から出射された光が、パイプ12で拡散されるとともに、パイプ12を透過して外部に出射される。これにより、ランプ11の下方空間が照明される。これとともに、パイプ12から出射された光の一部は、反射部材5の側板部5bで反射されて、ランプ11よりも上側の空間等を照明する。
【0083】
以上、説明したように、第1の実施形態のランプ11は、基板21に所定の方向に並んで設けられ、それぞれ異なる色の光を発し、かつ、それぞれ発する光の光束が別々に制御可能な複数の種類の発光素子45a、45bを有する複数の発光部45を具備する。また、第1の実施形態のランプ11は、発光素子45a、45bにより発された光を拡散する、直線透過率が0%から50%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されたパイプ12を具備する。そして、第1の実施形態のランプ11において、異なる発光部45間における同一の色の光を発する同一の種類の発光素子45a間の距離aが、パイプ12の内部直径rよりも小さく、パイプ12の下部から発光素子45a、45bまでの距離dが、パイプ12の内部半径(r/2)よりも大きい。そのため、発光モジュールがパイプ12内の最大幅より下側に配設されている場合と比較して、発光素子45a、45bから、発光素子45a、45bにより発せられた光が拡散されて出力されるパイプ12の面までの距離が大きくなる。また、パイプ12の内部直径rに対して同一の色を発する発光素子45a間の距離が小さくなる。そのため、本実施形態に係るパイプ12によれば、パイプ12から発せられる光の明るさのムラを抑制することができる。
【0084】
また、本実施形態では、発光素子45a、45b上に、主成分である樹脂54aに蛍光体54bと、フィラー54cとがそれぞれ適量混ぜられた封止部材54が、ドーム形状に形成されている。このため、SMD発光体と比べて基板表面の低い位置で発光し、かつ、広い範囲に配光できる。そのため、本実施形態のランプ11では、発光モジュール15a〜15dがパイプ12内の最大幅部より上側に配設された場合には、より一層広い範囲に配光できるので、SMD発光体と比べて、明るさのムラや色のムラなどを抑制することができる。
【0085】
また、第1の実施形態のランプ11では、2種類の発光素子45a、45bのうち、一方の種類の発光素子45aは、第一点灯装置3aの正極に配線70aを介して接続されるとともに負極に配線70bを介して接続され、他方の種類の発光素子45bは、第二点灯装置3bの正極に配線70cを介して接続されるとともに負極に配線70bを介して接続される。これにより、2種類の両方の発光素子45a、45bにおいて、配線70bが共通して用いられる。そのため、配線数が少なくなるので、ランプ11の内部構造がコンパクトになる。
【0086】
また、第1の実施形態のランプ11では、パイプ12は、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。好ましくは、パイプ12は、直線透過率が0%から20%までのいずれかの値である透光性材料を含んで形成されている。
【0087】
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第2実施形態は、第1の実施形態と比較して、発光部45における発光素子45aと発光素子45bとの距離と、発光部45間の距離と、パイプ12の外部の直径(外部直径)との関係が所定の関係を有する点が異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0088】
図8、9は、発光部45における発光素子45aと発光素子45bとの距離と、発光部45間の距離と、パイプ12の外部直径との関係を説明するための図である。
【0089】
図8に例に示すように、発光部45における発光素子45aと発光素子45bとの距離をd1、発光部45間の距離をd2とし、
図9の例に示すように、パイプ12の外部直径をRとすると、本実施形態では、次の式(3)、式(4)が示す関係を満たす。
d2<0.6×R (3)
d1/d2<1 (4)
【0090】
また、更に好ましくは、本実施形態では、式(3)に代えて、下記の式(5)が示す関係を満たす。
d2<0.45×R (5)
【0091】
すなわち、本実施形態では、発光素子45a及び発光素子45bを有する発光部45間の距離d2が、パイプ12の外部直径Rと0.6との乗算値よりも小さく、好ましくは、外部直径Rと0.45との乗算値よりも小さく、かつ、発光部45における2種類の発光素子45a、45b間の距離d1が、発光部45間の距離d2よりも小さい。
【0092】
例えば、上記の関係を満たす場合には、発光部45間の距離d2に対して、異なる色の光を発する発光素子45a、45b間の距離d1が小さくなる。そのため、パイプ12から発せられる光の色のムラが抑制される。また、パイプ12の外部直径Rに基づく値に対して発光部45間の距離d2が小さくなる。そのため、パイプ12から発せられる光の明るさのムラが抑制される。
【0093】
本実施形態では、発光素子45a、45b上に、主成分である樹脂54aに蛍光体54bと、フィラー54cとがそれぞれ適量混ぜられた封止部材54が、ドーム形状に形成されている。このため、SMD発光体と比べて基板表面の低い位置で発光し、かつ、広い範囲に配光できるので、発光素子45a、45bから発する2種類の色の光を混合しやすくなる。実験によって、式(3)及び式(4)または式(4)及び式(5)の関係を満たす場合に、特に、2種類の発光素子45a、45bのそれぞれから発する光の色温度の差が1800K以上であるときに、ランプ11から発する光の色のムラが低減されることがわかった。
【0094】
ここで、実験の内容の一部について説明する。まず、発する光の色温度が3500Kと5500Kのφ(直径)5mmで高さ1mmの2種類の発光素子を有する発光部が、基板の長手方向に1列に並んだ発光モジュールを用いて、パイプ12から出力される光のパイプ12の長手方向の色温度の最大値と最小値との差について測定した。この発光モジュールでは、上記R=30mm、上記d2=21mm、上記d1=8mmである。すなわち、この発光モジュールは、上記式(4)が示す関係を満たすが、上記式(3)及び式(5)が示す関係を満たさない。この実験の測定結果では、パイプ12から出力される光の色温度の最大値と最低値との差が300Kであり色のムラが目立った。
【0095】
次に、発する光の色温度が3500Kと5500Kのφ(直径)5mmで高さ1mmの2種類の発光素子を有する発光部45が、先の
図8に示すように、基板の長手方向に1列に並んだ発光モジュールを用いて、パイプ12から出力される光のパイプ12の長手方向の色温度の最大値と最小値との差について測定した。この発光モジュールでは、上記R=30mm、上記d2=12mm、上記d1=8mmである。すなわち、この発光モジュールは、上記式(3)、式(4)及び式(5)が示す関係全てを満たす。この実験の測定結果では、パイプ12から出力される光の色温度の最大値と最低値との差が50Kであり色のムラが目立たない。
【0096】
次の実験について
図10を参照して説明する。
図10は、実験を説明するための図である。発する光の色温度が3500Kと5500Kのφ(直径)5mmで高さ1mmの2種類の発光素子を有する発光部45が、
図10に示すように、基板の長手方向に千鳥格子状に並んだ発光モジュールを用いて、パイプ12から出力される光のパイプ12の長手方向の色温度の最大値と最小値との差について測定した。この発光モジュールでは、上記R=30mm、上記d2=12mm、上記d1=8mmである。すなわち、この発光モジュールは、上記式(3)、式(4)及び式(5)が示す関係全てを満たす。この実験の測定結果では、パイプ12から出力される光の色温度の最大値と最低値との差が50Kであり色のムラが目立たない。
【0097】
以上のことから、第2の実施形態のランプ11のように、式(3)及び式(4)または式(4)及び式(5)の関係を満たす場合には、ランプ11から発する光の色のムラを抑制することができる。特に、2種類の発光素子45a、45bのそれぞれから発する光の色温度の差が1800K以上であるときに、顕著に、色のムラが目立たなくなる。
【0098】
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態と比較して、常時、2種類の発光素子45a、45bを点灯させながら、2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が目標の色温度となるように制御する点が異なる。なお、その他の点については、第1の実施形態および第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、以下の説明では、発光素子45a、45bと、発光素子45a、45b上に形成された樹脂54とを合わせて、発光素子54a、54bとする。
【0099】
本実施形態では、制御部3cは、発光部45における2種類の発光素子45a、45bから発されるそれぞれの光の光束を制御して、2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が目標の色温度(3500K〜5500K)となるように制御する。
【0100】
本実施形態では、例えば、下記の表1に示すように、発する光の色温度が目標の色温度よりも低い3000Kである発光素子54aと、発する光の色温度が目標の色温度よりも高い5800Kである発光素子54bとを用いる。
【0102】
ここで、色温度が3000Kに対応する色は、「L色」と称される。また、色温度が5800Kに対応する色は、「D色」と称される。
【0103】
表1に示すように、制御部3cは、発光部45における2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が3500Kとなるようにする場合には、次の制御を行う。すなわち、制御部3cは、第一点灯装置3aから最大電流が発光素子45aに流れるように第一点灯装置3aを制御するとともに、第二点灯装置3bから最大電流の10%が発光素子45bに流れるように第二点灯装置3aを制御する。これにより、2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が3500Kとなる。
【0104】
また、表1に示すように、制御部3cは、発光部45における2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が5500Kとなるようにする場合には、次の制御を行う。すなわち、制御部3cは、第一点灯装置3aから最大電流の10%が発光素子45aに流れるように第一点灯装置3aを制御するとともに、第二点灯装置3bから最大電流が発光素子45bに流れるように第二点灯装置3aを制御する。これにより、2種類の発光素子45a、45bから発される光を混合した光の色温度が5500Kとなる。
【0105】
上述したように、本実施形態の照明器具1では、発光部45における2種類の発光素子45a、45bのうち、一方の種類の発光素子45bが発する光の色温度が目標の色温度よりも低く、他方の種類の発光素子45aが発する光の色温度が目標の色温度よりも高い。そして、照明器具1の制御部3cは、2種類の発光素子45a、45bのいずれかの発光素子を消灯させることなく、両方の発光素子が点灯した状態で、2種類の発光素子45a、45bのそれぞれから発される光の光束を制御することで、発光素子45a、45bを有する発光部45から発される光(混合した光)の色温度を目標の色温度とする。したがって、照明器具1によれば、いずれかの発光素子を消灯させることなく、両方の発光素子を点灯した状態で、ランプ11から発される光の色温度を制御するので、ランプ11から発される光の色のムラを抑制することができる。
【0106】
以上、説明したように、本実施形態のランプ11では、2種類の発光素子45a、45bのうち、一方の種類の発光素子45bが発する光の色温度が目標の色温度よりも低く、他方の種類の発光素子45aが発する光の色温度が目標の色温度よりも高い。また、2種類の発光素子45a、45bの両方の発光素子から光が発せられた状態で、2種類の発光素子45a、45bのそれぞれの発光素子から発される光の光束が制御されることで、発光素子45a、45bを有する発光部45から発される光の色温度が目標の色温度となる。したがって、このような2種類の発光素子45a、45bを有する発光部45を具備するランプ11によれば、ランプ11から発される光の色のムラを抑制することができる。
【0107】
以上説明したとおり、上記各実施形態によれば、明るさのムラを抑制することができる。
【0108】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。