(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記支持装置は、前記被搬送物の姿勢を測定する水平器と、該水平器の測定状態を撮像する監視用カメラとを有し、前記監視用カメラによって撮像された画像をモニターで確認しながら被搬送物を水平に支持する
請求項1または請求項2に記載の搬送システム。
前記吊り枠体は、天井部と、複数の脚部とを有し、前記被搬送物は前記天井部の下で前記各脚部に囲まれたスペースに位置し、前記各脚部の先端と前記被搬送物との間に前記取り付け装置がそれぞれ設けられている
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の搬送システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術においては、複数本のワイヤーのフックを吊荷に手作業で掛け止める必要がある。
吊荷にフックを掛け止める場所が、不安定な場所であり、吊荷が重量の重い作業用ロボットや建設機械等の重機であった場合、吊荷にフックを掛け止める作業が煩雑なものとなっていた。
【0005】
また、地震や台風等の災害で、作業環境が悪く、作業者が立ち入ることが困難な作業現場へ重機を搬送する場合、例えばヘリコプター等を使用して搬送することが必要となり、搬送作業が大掛かりなものとなり、作業現場での解体作業や復旧作業が思うようにはかどらないことが問題となっていた。
【0006】
本発明は上述した従来の課題に鑑みてなされたものであり、作業者が立ち入ることが困難な作業現場でも、遠隔操作によって、被搬送物を簡単かつ安全に搬入・搬出することができる搬送システム及び搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した従来の課題を解決し、上述した目的を達成するため、吊り枠体を被搬送物の複数個所に位置決めする複数の位置決め装置と、前記位置決め装置によって位置決めされた前記吊り枠体を前記被搬送物に着脱自在に取り付ける複数の取付け装置と、前記被搬送物が取り付けられた前記吊り枠体を吊り上げ前記被搬送物を回収する搬出装置と、
前記被搬送物が取り付けられた前記吊り枠体を吊り上げて前記被搬送物を搬入する搬入装置と、搬入された前記被搬送物を水平に支持する支持装置と、前記各装置を外部から作動制御する遠隔操作装置とを有し、前記取付け装置は、係止用孔と該係止用孔に対して挿脱自在な係止用ピンを有することを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場から、遠隔操作によって、被搬送物を搬出して、回収することができる。
また、この構成によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場でも、被搬送物を遠隔操作によって搬入し、被搬送物を作業現場で水平に支持することができる。
【0009】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記支持装置は、アウトリガーを有することを特徴とする。
この構成によれば、被搬送物の水平支持を安定かつ確実なものとすることができる。
【0010】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記支持装置は、前記被搬送物の姿勢を測定する水平器と、該水平器の測定状態を撮像する監視用カメラとを有し、前記監視用カメラによって撮像された画像をモニターで確認しながら被搬送物を水平に支持することを特徴とする。
この構成によれば、作業者は被搬送物の水平状態を画像で確認しながら、被搬送物を水平に支持することができ、被搬送物を簡単かつ確実に水平に支持することができる。
【0011】
好適には、前記搬出装置及び前記搬入装置及は、搬送クレーンを含み、前記監視用カメラは、前記搬送クレーンの先端に取り付けられている。
【0012】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記吊り枠体が前記被搬送物の所定の位置に位置決めされたことを検出する位置決め検出装置と、前記吊り枠体が前記被搬送物の所定の位置に取付けられたことを検出する取付け検出装置とを有することを特徴とする。
この構成によれば、被搬送物に対する吊り枠体の位置決め状態及び取付け状態を確実なものとして被搬送物を搬送することができ、被搬送物を確実かつ安全に搬送することができる。
【0013】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記各検出装置による検出結果を表示する表示装置と、該表示装置の表示状態を撮像する監視用カメラとを有することを特徴とする。
この構成によれば、作業者は被搬送物に対する吊り枠体の位置決め状態及び取付け状態を画像で確認することができ、被搬送物を簡単かつ安全に搬送することができる。
【0014】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記位置決め装置、前記取付け装置、前記検出装置及び前記表示装置と前記遠隔
操作装置を無線で接続する作動制御部と、前記位置決め装置、前記取付け装置、前記検出装置及び前記表示装置の駆動電源とが前記吊り枠体に取付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、位置決め装置、取付け装置、検出装置及び表示装置を無線によって制御することができ、吊り枠体を吊り上げ搬送するとき、搬送装置の動作が通信ケーブルや電源コードによって阻害されることを防ぐことができる。
【0015】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて
、前記位置決め装置は、前記吊り枠体を前記被搬送物に位置決めする嵌合ユニットと、前記吊り枠体を前記被搬送物の所定の位置にガイドするガイド部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、吊り枠体を被搬送物の所定の位置に簡単かつ正確に位置決めすることができる。
【0016】
好適には、本発明は、前記係止用孔のピン挿入口はテーパー状に形成され、前記ピン挿入口で前記係止用ピンの前記係止用孔への挿入をガイドすることを特徴とする。
この構成によれば、係止用孔の中心軸に対して係止用ピンの中心軸がずれていても係止用ピンを係止用孔へスムーズに挿入することができ、被搬送物に対して吊り枠体を簡単に取り付けることができる。
【0017】
好適には、本発明は、前記搬送システムにおいて、前記吊り枠体は、天井部と、複数の脚部とを有し、前記被搬送物は前記天井部の下で前記各脚部に囲まれたスペースに位置し、前記各脚部の先端と前記被搬送物との間に前記取り付け装置がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、被搬送物の搬送状態を吊り枠体の脚部の間から確認しながら搬送することができる。
【0018】
本発明の搬送方法は、遠隔操作によって被搬送物の搬出を行う搬送方法であって、吊り枠体を作業現場に搬送する工程と、作業現場に搬送された前記吊り枠体を被搬送物の所定の複数個所に位置決めする工程と、吊り枠体を被搬送物の所定の複数個所に位置決めする工程と、前記吊り枠体と前記被搬送物との取付け装置を構成する係止用孔へ係止用ピンを挿入することにより前記吊り枠体を前記被搬送物の所定の複数個所に取付ける工程と、被搬送物が取り付けられた前記吊り枠体を吊り上げて前記被搬送物を作業現場から搬出する搬出工程を有することを特徴とする。
【0019】
この方法によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場からでも、被搬送物を遠隔操作によって搬出することができる。
【0020】
本発明の搬送方法は、遠隔操作によって被搬送物の搬入及び搬出を行う搬送方法あって、吊り枠体を被搬送物の所定の複数個所に位置決めする工程と、前記吊り枠体と前記被搬送物との取付け手段を構成する係止用孔へ係止用ピンを挿入することによって前記吊り枠体を前記被搬送物の所定の複数個所に取付ける工程と、前記被搬送物が取付けられた前記吊り枠体を吊り上げ前記被搬送物を作業現場へ搬入する搬入工程と、前記係止用孔から前記係止用ピンを引き抜くことにより作業現場へ搬入された前記被搬送物を前記吊り枠体から取外す工程と、取外された前記吊り枠体を作業現場から搬出する搬出工程と、作業現場へ搬入された前記被搬送物を水平に支持する支持工程と、作業現場で前記吊り枠体を前記被搬送物の複数個所に位置決めする工程と、作業現場で前記取付け装置を構成する前記係止用孔へ前記係止用ピンを挿入することによって前記吊り枠体を前記被搬送物の所定の複数個所に取付ける工程と、前記被搬送物が取り付けられた前記吊り枠体を吊り上げて前記被搬送物を作業現場から搬出する搬出工程とを有することを特徴とする。
【0021】
この方法によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場でも、被搬送物を遠隔操作によって搬入・搬出することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場でも、被搬送物を遠隔操作により簡単かつ安全に搬入・搬出することができる搬送システム及び搬送方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態に係る搬送システム及び搬送方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送システムのブロック図である。
図2は、搬送システムの概要を示す側面図である。
図3は、本発明の実施形態の切断装置に吊り枠体が取り付けられている状態を示す側面図である。
図4は、吊り枠体の拡大斜視図である。
図5は、吊り枠体の位置決め装置及び取付け装置の部分を示す拡大断面図であり、吊り枠体が位置決め取付けられる前の状態を示す図である。
図6は、吊り枠体の位置決め装置及び取付け装置の部分を示す拡大断面図であり、吊り枠体が位置決め取付けられた後の状態を示す図である。
図7は、吊り枠体の位置決め装置の第1嵌合体の部分を示す拡大正面図である。
図8は、第1嵌合体の部分を示す拡大側面図である。
図9は、第1嵌合体の部分を示す拡大底面図である。
図10は、吊り枠体の位置決め装置の第2嵌合体の部分を示す拡大側面図である。
図11は、吊り枠体の脚部の先端が吊り枠体の位置決め装置のガイド部に沿ってガイドされる状態を示す拡大側面図である。
図12は、吊り枠体の脚部の先端が切断装置に位置決めされた状態を示す拡大側面図である。
【0025】
本実施形態においては、被搬送物として切断装置1を例に取り上げたものである。本発明の被搬送物は切断装置1に限定されず、搬入・搬出されるあらゆるものに適用される。特に、作業者が立ち入ることが困難な作業現場に搬入・搬出される被搬送物に対して好適である。
【0026】
(搬送システムの全体構成)
図1〜
図3に示すように、搬送システムは、被搬送物となる切断装置1を吊り上げるための吊り枠体2と、吊り枠体2を切断装置1に複数の箇所に位置決めするための複数の位置決め装置3と、各位置決め装置3によって位置決めされた吊り枠体2を切断装置1に着脱自在に取り付けるための複数の取付け装置4と、切断装置1を作業現場で水平に支持するための支持装置5と、吊り枠体2によって吊り上げられた切断装置1を搬入・搬出する搬送装置6と、切断装置1と位置決め装置2と取付け装置3と支持装置4と搬送装置6を外部から作動制御するための遠隔操作装置7と、吊り枠体2が切断装置1の所定の位置に位置決めされたことを検出するとともに、吊り枠体2が切断装置1の所定の位置に取付けられたことを検出するための検出装置8、前記検出装置8による検出結果を表示するための表示装置9を有している。
【0027】
(吊り枠体)
図4に示すように、吊り枠体2は、四角形状の天井部2Aと、天井部2Aの四隅部に垂下形成されている4本の脚部2Bを有している。切断装置1は天井部2Aの下で各脚部2Bによって囲まれたスペース内に位置する状態になる。
【0028】
本発明の吊り枠体2は、天井部2Aに垂下形成された3本の脚部2Bを有し、切断装置1が3本の脚部2Bによって囲まれるように構成されたものであってもよく、切断装置1が天井部2Aの下で脚部2Bによって囲まれる構成であれば、脚部2Bの本数には限定されない。
なお、各脚部2Bの基台1A上への位置決め構造及び取付け構造は同一につき、以下の説明においては、1本の脚部2Bについてのみ説明する。
【0029】
吊り枠体2の脚部2Bの上部には脚部2Bの先端が切断装置1の基台1A上の所定の位置に位置決めされる状態を確認するための第1監視用カメラ7A及び第2監視用カメラ7Bが取付けられている。作業者は各監視用カメラ7A、7Bによって撮像される動画を遠隔操作装置7に備えられているモニター70で確認しながら吊り枠体2を吊り下していくことができる。
【0030】
吊り枠体2の天井部2A上には複数の吊り部2Cが設けられている。これら吊り部2Cには吊り枠体2を吊り上げ・吊り下ろし切断装置1を搬送するために搬送装置6を構成する第1ワイヤー6Aが取付けられる。第1ワイヤー6Aには搬送装置6を構成する搬送クレーン6Bの先端に取付けられた第2ワイヤー6Cのフック部6Dが引っ掛けられ、吊り枠体2が、搬送クレーン6Bによって、吊り上げ・吊り下げられる。
吊り枠体2の天井部2Aには位置決め装置3、取付け装置4、検出装置8及び表示装置9と遠隔操作装置7を無線で接続するための制御ボックス12が取付けられている。制御ボックス12内には、位置決め装置3、取付け装置4、検出装置8及び表示装置9の駆動を制御する作動制御部12Aや駆動電源部12Bが組み込まれている。
【0031】
このように、位置決め装置3、取付け装置4、検出装置8及び表示装置9が無線によって遠隔操作されることによって、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上へ位置決めするとき、そして基台1Aへ取付けるとき、または基台1Aから取り外すときに通信コードや電源コードが各ワイヤー6A、6Cに引っ掛かるようなことはなく、吊り枠体2の搬送及び吊り枠体2の切断装置1への着脱作業を簡単に行うことができる。
【0032】
なお、本発明は、位置決め装置3、取付け装置4、検出装置8及び表示装置9が有線にて遠隔操作される構成ものであってもよく、作業現場の環境に応じて遠隔操作の手段を選択することができる。
【0033】
(位置決め装置)
図5及び
図6に示すように、位置決め装置3は、吊り枠体2の脚部2Bの先端と、切断装置1を構成する基台1Aとの間に設けられた嵌合ユニット30を有している。吊り枠体2の脚部2Bの先端には、嵌合ユニット30を構成する第1嵌合体31が取付けられている。切断装置1の基台1A上には、嵌合ユニット30を構成する第2嵌合体32が取付けられている。第1嵌合体31は、
図7〜
図9に示すように、嵌合凹部31Aを有している。第2嵌合体32は、
図10に示すように、嵌合凹部31Aに垂直方向から嵌合されるU字形状の嵌合凸部42Aを有している。嵌合凹部41Aの嵌合口31Bは嵌合凸部32Aが嵌合凹部31Aにスムーズに嵌合されるようにテーパー状に形成されている。
【0034】
嵌合凸部32Aの先端32aは嵌合凹部31Aにスムーズに嵌合されるように円弧状に形成されている。嵌合凸部32Aには取付け装置4を構成する係止用ピン40が挿入される係止用孔41が水平方向に開口形成されている。係止用孔41の係止用ピン40の挿入口41Aは係止用ピン40が係止用孔41へスムーズに挿入されるようにテーパー状に形成されている。
【0035】
吊り枠体2が切断装置1の基台1A上に吊り下げられていくと、脚部2Bに取付けられている第1嵌合体31は、
図5A中矢印A方向に移動する。そうすると、第2嵌合体32の嵌合凸部32Aは第1嵌合体31の嵌合凹部31Aに嵌合され、脚部2Bの先端が切断装置1の基台1A上の所定の位置に位置決めされる。
【0036】
図11及び
図12に示すように、切断装置1の基台1A上において、第2嵌合体32と近接した位置には、吊り枠体2の第1嵌合体31が基台1A上の第2嵌合体32の方向にスムーズに移動するようにガイドするガイド部33が設けられている。ガイド部33は基台1Aの内方側に下り傾斜する滑り台33Aを有している。
【0037】
吊り枠体2の脚部2Bが
図11中矢印B方向に吊り下されていく途中で、吊り枠体2の吊り下す位置にずれが生じたとき、脚部2Bの先端に設けられている第1嵌合体31がガイド部33の滑り台33Aに当接して、吊り枠体2の吊り下される位置が修正されながら、
図12に示すように、第1嵌合体31が第2嵌合体32に位置決めされる。したがって、吊り枠体2を遠隔操作で切断装置1の基台1A上に位置決めする場合であっても、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の位置に短時間で簡単に位置決めることができる。
【0038】
なお、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上に位置決めするとき、第1監視用カメラ7Aと第2監視用カメラ7Bによって、位置決め状態が撮像されるので、その動画を遠隔操作装置7に備えられているモニター70で確認しながら、吊り枠体2を吊り下していくことができる。したがって、吊り枠体2の位置決め作業を簡単かつ確実に行うことができる。
【0039】
(取付け装置)
図5及び
図6に示すように、吊り枠体2の取付け装置4は、第1嵌合体31の側部に一体的に取付けられている。
第1嵌合体31内には、取付け装置4を構成する係止用ピン40が水平に往復移動するようにガイドするピンガイド孔31Cが嵌合凹部31Aと直交するように形成されている。取付け装置4は係止用ピン40を水平に往復動するピン駆動部42を有している。ピン駆動部42によって、係止用ピン40は嵌合凹部31Aに対して直交して往復移動される。
【0040】
ピン駆動部42は、ラック・アンド・ピニオン機構43を有している。ラック・アンド・ピニオン機構43は、モータ部43Aと、モータ部43Aの駆動により回転させられるピニオン部43Bと、ピニオン部43Bの駆動により往復直線動させられるラック部43Cとからなり、ピニオン部43Bの回転をラック部43Cにより直線動に変換する機構である。
【0041】
ラック部43Cの先端には係止用ピン40が同軸状に取付けられており、係止用ピン40はラック部43Cの往復動により、第1嵌合体31の嵌合凹部31Aに対して直交する方向に往復移動される。
【0042】
なお、本発明は、ピン駆動部42が油圧ピストンで駆動される構造であってもよく、または電磁ソレノイドで駆動される構造であってもよく、ピン駆動部42のピン駆動構造はラック・アンド・ピニオン機構43に限定されない。
【0043】
第2嵌合体32には取付け装置4を構成する係止用孔41が形成されている。吊り枠体2の脚部2Bが吊り下されて、第1嵌合体31が
図5中矢印A方向に移動すると、嵌合凹部31Aが嵌合凸部32Aに嵌合され脚部2Bが基台1A上の所定の位置に位置決めされる。そうすると、第2嵌合体32の係止用孔41はピンガイド孔31Cに対応した位置に位置決めされる。この状態で、係止用ピン40を嵌合凹部31Aと直交する方向に駆動させると係止用ピン40は
図6に示すように係止用孔41へ挿入され、吊り枠体2の脚部2Bの先端が切断装置1の基台1A上の所定の位置に取付け固定される。
【0044】
係止用ピン40が係止用孔41へ挿入されるとき、係止用ピン40の中心軸が係止用孔41の中心軸に対してずれていても、係止用孔41のピン挿入口41Aはテーパー状に形成されているので、係止用ピン40は係止用孔41のピン挿入口41Aで挿入がガイドされながら係止用孔41へ挿入される。したがって、係止用ピン40と係止用孔41との位置合わせ精度はラフなものであっても、係止用ピン40を係止用孔41へ挿入することができる。
【0045】
なお、本発明は、吊り枠体2の取付け装置4を構成する第1嵌合体31とピン駆動部42が本実施形態の切断装置1の基台1A側に設けられるとともに、第2嵌合体32が脚部2Bの先端に設けられた構成のものであってもよい。すなわち、係止用ピン40が切断装置1の基台1A側に設けられるとともに、係止用孔41が脚部2Bの先端に設けられた構成のものであってもよい。
【0046】
(検出装置)
検出装置8は、吊り枠体2が切断装置1の基台1A上の所定の位置に位置決めされたことを検出する位置決め検出装置である第1近接センサ8Aと、係止用ピン40が係止用孔41へ挿入されたことを検出する取付け検出装置である第2近接センサ8Bを有している。
【0047】
第1近接センサ8Aは、
図4に示すように、ピン駆動部42の側面から突出するように設けられており、第1嵌合体31が切断装置1の基台1A上の所定の位置に位置決めされたことを検出する。
【0048】
第2近接センサ8Bは、
図5及び
図6に示すように係止用ピン40の基端に設けられおり、係止用ピン40が係止用孔41へ挿入されたことを検出する。
【0049】
なお、本発明は、係止用ピン40が係止用孔41から抜かれたときも検出するように構成されたものであってもよい。係止用ピン40が抜かれたことが検出されると、作業現場へ切断装置1を搬入して、吊り枠体2のみを作業現場から搬出して回収する場合、吊り枠体2を安全かつ確実に搬出することができる。
【0050】
(表示装置)
表示装置9は、
図4に示すように、第1近接センサ8Aに対応して検出結果を表示する表示部となる4個のランプ9Aと、第2近接センサ8bによる検出結果を表示する回転灯9Bを有している。4個のランプ9Aは吊り枠体2の天井部2Aの側部に取付けられている。第1嵌合体31が基台1A上の所定の位置に位置決めされると各第1近接センサ8Aは脚部2Bが基台1A上に位置決めされたことを検出し、第1近接センサ8aに対応した各ランプ9Aが点灯する構成となっている。4個全てのランプ9Aが点灯されると、全ての脚部2B第1嵌合体31が基台1A上の所定の位置に位置決めされたことになる。
【0051】
回転灯9Bは、吊り枠体2の天井部2Aに取付けられている。係止用ピン40が係止用孔41へ挿入され第2嵌合体32が基台1A上の所定の位置に取付けられると第2近接センサ8Bは脚部2Bが基台1A上に取付けられたことを検出する。そして、4本全ての脚部2Bの先端が基台1A上に取り付けられると、回転灯9Bが点灯する構成となっている。
【0052】
ランプ9A及び回転灯9Bは、カメラ専用クレーン13の先端に取り付けられている第3監視用カメラ7Cによって撮像される。したがって、作業者は吊り枠体2の位置決め状態及び取付け状態の動画像を遠隔操作装置7に備えられているモニター70で確認することによって、吊り枠体2が切断装置1の基台1A上に位置決めされ、そして取付けられたことを確認することができ、吊り枠体2の位置決め取付け作業を簡単かつ確実に行うことができる。なお、第3監視用カメラ7Cはカメラ専用クレーン13の伸縮・旋回操作により、撮像対象位置を鮮明に撮像することができる。
【0053】
なお、吊り枠体2の位置決め作業は、遠隔操作装置7のモニター70で確認しながら作業を行う作業者と、カメラ専用クレーン13の第3監視用カメラ7Cの操作を専門に行う作業者との2名体勢で行われる。モニター70を見ることができないカメラ操作作業者は、ランプ9A及び回転灯9Bの動作をカメラ専用クレーン13の運転室からの目視によって確認して、吊り枠体2の位置決め状態及び取付け状態を確認することができる。したがって、カメラ操作作業者は、第3監視用カメラ7Cの操作を安心して行うことができる。
【0054】
なお、本発明は、第3監視用カメラ7Cが、本実施形態の切断装置1の基台1A上に取り付けられたものであってもよく、第3監視用カメラ7Cはランプ9A及び回転灯9Bが撮像範囲に位置する場所に取り付けられていればよい。
【0055】
(支持装置)
図13及び
図14に示すように、支持装置5は、アウトリガー50を有している。アウトリガー50を構成する4本の支持脚部51は、基台1Aにおいて、吊り枠体2の脚部2Bが設置される近傍に開閉自在に取付けられている。アウトリガー50は切断装置1を搬送するときは支持脚部51が閉じられた状態に支持される。
【0056】
切断装置1の基台1A上には、切断装置1の姿勢を測定するための第1水平器14Aが取付けられている。第1水平器14Aの測定状態はカメラ専用クレーンの13の第3監視用カメラ7Cによって撮像される。また、第1水平器14Aは搬送クレーン6Bの先端に取付けられている第4監視用カメラ7Dでも撮像される。第4監視用カメラ7Dによって撮像された動画はモニター70で確認できるようになっている。
したがって、作業者は、第1水平器14Aの測定状態をモニター70で確認しながら、切断装置1の姿勢を制御して、切断装置1を水平に支持することができる。
【0057】
(切断装置)
図13及び
図14に示すように、本実施形態の切断装置1は、基台1A上に設置されている多軸ロボット(以下、クローラーロボットという)10と、クローラーロボット10の腕部10Aの先端に取付けられた切断刃駆動装置15と、切断刃駆動装置15によって駆動される円盤状の切断刃16を有している。
【0058】
図15に示すように、クローラーロボット10は6関節を備えた6軸ロボットである。クローラーロボット10は、胴体部10Bを
図15中矢印C方向に水平に回転させる第1軸10aと、胴体部10Bを前後(
図15中矢印D方向)に動かす第2軸10bと、腕部10Aを上下(
図15中矢印E方向)に動かす第3軸10Cと、腕部10Aを
図15中矢印F方向に回転させる第4軸10dと、腕部10Aの先端を上下(
図15中矢印G方向)に振る第5軸10eと、腕部10Aの先端を
図15中矢印H方向に回転させる第6軸10fが備えられている。
【0059】
切断刃駆動装置15は、クローラーロボット10の腕部10Aの先端に取付けられている。
図16示すように、切断刃駆動装置15はラック・アンド・ピニオン機構17を有している。ラック・アンド・ピニオン機構17は、モータ部17Aと、モータ部17Aの駆動により回転させられるピニオン部17Bと、ピニオン部17Bの駆動により往復直線動させられるラック部17Cとからなり、ピニオン部17Bの回転をラック部17Cにより直線動に変換する機構である。モータ部17Bの側部にはモータ制御部17Dが取り付けられている。
【0060】
ピニオン部17Bは腕部10Aの先端に取付けられており、切断刃16はラック部17Cの先端に取付けられている。切断刃16はラック部17Cの直線駆動によって、
図16中矢印I方向または矢印J方向に直線的に駆動される。切断刃16は
図16矢印I方向へ駆動されると切断動作となり、
図16中矢印J方向へ駆動されると切断退避動作となる。
切断刃16が、クローラーロボット10の腕部10Aの先端に取付けられているので、腕部10Aの上下駆動、左右駆動及び回転駆動によって、多くの障害物が存在して作業が行い難い作業現場に設置されている被切断物の位置に切断刃16を搬送することができる。
【0061】
なお、クローラーロボット10の胴体部10Bには第5監視用カメラ7Eが取り付けられている。切断刃16を被切断物が設置されている場所へ搬送するとき、第5監視用カメラ7Eによって撮像される画像をモニター70で見ながら搬送することができる。したがって、切断刃16をスムーズに被切断物が設置されている場所に搬送するとともに被切断物の所定の位置に位置合わせすることができる。
【0062】
作業現場で、被切断物を切断するとき、クローラーロボット10の腕部10Aの先端に取付けられている切断刃16は、切断刃駆動装置15によって、切断刃16の刃面16Aが被切断物の切断面に対して直角となるように切断刃16の姿勢が制御されるように構成されている。
したがって、回転運動するクローラーロボット10の腕部10Aの先端に切断刃16が取付けられていても、切断刃16の刃面16Aが被切断物の切断面に対して直角となるように姿勢制御され、そして、ラック部17Cの直線駆動によって、被切断物を真直ぐに切断することができる。したがって、切断刃16によって被切断物をスムーズ切断することができる。
【0063】
また、クローラーロボット10の胴体部10Bには、搬送用クレーン6Aによって吊り下げ・吊り上げられる吊り枠体2の動きを撮像するための第6監視用カメラ7Fが取付けられている。また、ピニオン部17Bの上面には切断刃16の姿勢を測定する第2水平器14Bが取り付けられ、ラック部17Cの先端の上面には切断刃16の姿勢を測定する第3水平器14Cが取り付けられている。
なお、モータ制御部17Dの側面には、ラック部17Cを軸回転させることにより、切断刃16の姿勢が、
図16に示す垂直状態から、水平状態に変更されたとき、切断刃16の姿勢を測定する第4水平器14Dが取付けられている。また、ラック部17Cの先端の側面には切断刃16の水平状態の姿勢を測定する第5水平器14Eが取付けられている。
【0064】
第2水平器14B、第3水平器14C、第4水平器14D及び第5水平器14Eの測定状態は搬送クレーン6Bの第4監視用カメラ7Dによって撮像され、モニター70で確認することができる。なお、各水平器14B、14C、14D、14Eの測定状態はカメラ専用クレーン13の第3監視用カメラ7Cによっても撮像される構成されている。
【0065】
なお、ラック部17Cの先端には被切断物に対する切断刃16の切断状態を撮像するための第7監視用カメラ7Gが取付けられている。第7監視用カメラ7Gによって撮像された被切断物の切断状態の動画はモニター70で確認できる。
【0066】
基台1A上には、切断装置1の駆動を制御する制御ボックス71が取り付けられている。また、基台1A上には、遠隔操作装置7と制御ボックス71との間を接続する通信ケーブル(図示は省略する)や電源ケーブル(図示は省略する)が巻回収納されるケーブルドラム72が取付けられている。したがって、切断装置1は有線にて遠隔操作される。
【0067】
(搬送装置)
図2に示すように、搬送装置6は、搬送クレーン6Bを備えている。搬送装置6は、吊り枠体2の天井部2Aに取付けられた吊り部2Cに第1ワイヤー6Aを取付け、搬送クレーン6Bに取付けられたフック部6Dを第1ワイヤー6Aに引っ掛けて、吊り枠体2を吊り上げ・吊り下げることによって、切断装置1を作業現場へ搬入・搬出できように構成されている。また、吊り枠体2だけを作業現場にから搬入・搬出することもできる。
【0068】
なお、本発明は、吊り枠体2が金属材料で形成さていた場合、搬送クレーン6Bに設けられている第1ワイヤー6Aに電磁マグネットを取付け、電磁マグネットを天井部2Aに吸着させることにより、吊り枠体2を吊り上げ・吊り下げる構成により、切断装置1を搬入・搬出する構成のものであってもよく、吊り枠体2を吊り上げ・吊り下げる構造は本実施形態には限定されない。
【0069】
搬送クレーン6Bの先端に取付けられた第4監視用カメラ7Dは、吊り枠体2を吊り上げ・吊り下げする動作状態及びクローラーロボット10の動作状態を撮像することができる。そして、それら各状態はモニター70で確認できる。また、吊り枠体2の吊り上げ・吊り下げ動作状態は、ラック部17Cの先端に取付けられた第7監視用カメラ7Gによっても撮像され、その状態を動画によってモニター70で確認することができる。第7監視用カメラ7Gはクローラーロボット10の腕部10Aと胴体部10Bの上下または回転等の操作とラック部17Cの直線駆動操作により、撮影対象位置をピンポイントで映すことができる。
【0070】
(遠隔操作装置)
図2に示すように、遠隔操作装置7は、作業者が立ち入ることが困難な作業現場から離れた位置に設置された操作室や操作車両内に設けられている。
遠隔操作装置7と支持装置5との間、遠隔操作装置7と切断装置1との間、遠隔操作装置7と搬送装置6との間は、通信ケーブル及び電源ケーブルによって接続されている。
また、遠隔操作装置7には、各監視用カメラ7A、7B、7C、7Dによって撮像された、切断装置1、位置決め装置3、取付け装置4、支持装置5、搬送装置6、検出装置8及び表示装置9の動作状態の動画を確認できるモニター70が組み込まれている。
【0071】
上述した実施形態の搬送システムによれば、搬送クレーン6Bによって、吊り枠体2を吊り上げて、吊り枠体2を遠隔操作によって、作業現場に搬送し、作業現場に置かれている切断装置1に吊り枠体2を取付けて、切断装置1を作業現場から搬出し、回収することができる。したがって、作業者が立ち入ることが困難な作業現場からでも、切断装置1を遠隔操作により搬出し、回収することができる。
【0072】
また、上述した実施形態の搬送システムによれば、吊り枠体2が取付けられた切断装置1を遠隔操作によって、作業現場へ搬入することができる。また、遠隔操作によって、作業現場へ搬入した切断装置1に吊り枠体2を取付けて、切断装置1を作業現場から搬出し、回収することができる。
【0073】
(搬送方法)
<切断装置の搬出方法>
図17に従い、切断装置2を作業現場から遠隔操作により搬出する場合について説明する。
「ステップ1:ST1」
作業者が、遠隔操作装置7に備えられているモニター70を見ながら、保管場所に置かれている吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り上げて吊り枠体2を作業現場へ搬送する。
「ステップ2:ST2」
吊り枠体2が作業現場に搬送されたとき、作業現場に設置されている切断装置1の基台1A上に吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り下し、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の複数個所に位置決めする。
「ステップ3:ST3」
吊り枠体2と切断装置1の取付け装置4を構成する係止用孔41へ係止用ピン40を挿入することによって、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の複数個所に取付ける。
「ステップ4:ST4」
切断装置1が取付けられ吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り上げ、切断装置1を作業現場から搬出し、保管場所に回収する。
上述した本実施形態の搬出方法によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場に設置されている切断装置1を遠隔操作によって簡単かつ安全に搬出することができる。
【0074】
<切断装置の搬入・搬出方法>
図18に従い、切断装置2を作業現場に遠隔操作により搬入搬出する場合について説明する。
「ステップ10:ST10」
作業者が、遠隔操作装置7に備えられているモニター70を見ながら、保管場所に置かれている吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって切断装置1の基台1A上に吊り下し、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の複数個所に位置決めする。
「ステップ11:ST11」
吊り枠体2と切断装置1との取付け装置4を構成する係止用孔41へ係止用ピン40を挿入することによって、吊り枠体2を切断装置1の基台1上の所定の複数個所に取付ける。
「ステップ12:ST12」
切断装置1が取付けられた吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り上げて、切断装置1を作業現場に搬入する。
「ステップ13:ST13」
切断装置1が作業現場に搬入されたとき、切断装置1を搬送クレーン6Bによって吊り下し、係止用孔41から係止用ピン40を抜取る。係止用ピン40の抜取りによって、搬入された切断装置1から吊り枠体2を取り外す。
「ステップ14:ST14」
切断装置1から取外された吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り上げて作業現場から搬送し、保管場所に回収する。
「ステップ15:ST15」
支持装置5を構成するアウトリガー50の支持脚部51によって、作業現場へ搬入された切断装置1を水平に支持する。
「ステップ16:ST16」
切断作業終了後、保管場所に置かれている吊り枠体2を搬送クレーン6Bで吊り上げて、作業現場へ搬送する。
「ステップ17:ST17」
吊り枠体2の作業現場への搬送後、吊り枠体2を作業現場に設置されている切断装置1の基台1A上に搬送クレーン6Bによって吊り下し、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の複数個所に位置決めする。
「ステップ18:ST18」
吊り枠体2と切断装置1の取付け装置4を構成する係止用孔41へ係止用ピン40を挿入することによって、吊り枠体2を切断装置1の基台1A上の所定の複数個所に取付ける。
「ステップ19:ST19」
切断装置1が取付けられた吊り枠体2を搬送クレーン6Bによって吊り上げ、切断装置1を作業現場から搬出し、保管場所へ回収する。
【0075】
上述した実施形態の搬入・搬出方法によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場に切断装置1を遠隔操作によって簡単かつ安全に搬入することができる。また、切断作業終了後、切断装置1を遠隔操作によって簡単かつ安全に作業現場から搬出し、保管場所に回収することができる。
【0076】
なお、
図18に示す切断装置1の搬入・搬出方法におけるステップ16〜ステップ19は、
図17に示す切断装置1の搬出方法のステップ1〜ステップ4と同じである。
【0077】
このように、本発明の搬送システム及び搬送方法によれば、作業者が立ち入ることが困難な作業現場でも、遠隔操作によって、被搬送物を簡単かつ安全に搬入・搬出することができ
【0078】
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【解決手段】 搬送システムは、被搬送物である切断装置1を吊り上げるための吊り枠体2と、吊り枠体2を切断装置1の複数の箇所に位置決めするための複数の位置決め装置3と、各位置決め装置3によって位置決めされた吊り枠体2を切断装置1に着脱自在に取り付けるための複数の取付け装置4と、吊り枠体2によって吊り上げられた切断装置1を搬入・搬出する搬送装置6と、取付け装置4と支持装置5と切断装置1と搬送装置6を外部から作動制御する遠隔操作装置7とを有し、被搬送物となる切断装置1を遠隔操作で作業現場へ搬送する。