特許第6137680号(P6137680)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6137680
(24)【登録日】2017年5月12日
(45)【発行日】2017年5月31日
(54)【発明の名称】引き出し内整理構造
(51)【国際特許分類】
   A47B 88/969 20170101AFI20170522BHJP
【FI】
   A47B88/20
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-131864(P2013-131864)
(22)【出願日】2013年6月24日
(65)【公開番号】特開2015-6213(P2015-6213A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2016年6月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】505455978
【氏名又は名称】コイズミファニテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087701
【弁理士】
【氏名又は名称】稲岡 耕作
(74)【代理人】
【識別番号】100101328
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 実夫
(72)【発明者】
【氏名】亀井 博樹
【審査官】 蔵野 いづみ
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−016934(JP,U)
【文献】 実開平04−128634(JP,U)
【文献】 実開昭62−185553(JP,U)
【文献】 特開2006−340741(JP,A)
【文献】 特開2011−197395(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 88/969
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き出し内に配置される少なくとも1枚の横仕切り板を含む仕切り部材と、
前記仕切り部材によって仕切られた引き出し内の複数の領域に対応付けられるように、前記横仕切り板の上辺から下方へ切除された矩形の切欠窓と、
前記切欠窓に嵌められ、左右両側の支点を中心に前後方向に回動可能なネームプレートとを有し、
前記ネームプレートには、引き出し内の対応付けられた領域に収納すべき物品名が表示されていることを特徴とする、引き出し内整理構造。
【請求項2】
前記ネームプレートは、左右両側辺から左右に突出する支軸を有し、
前記切欠窓の左右の枠部には、前記ネームプレートの支軸が嵌合する凹溝が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の引き出し内整理構造。
【請求項3】
前記ネームプレートの正面には、手前側の領域に収納すべき物品名が表示されており、
前記ネームプレートの裏面には、奥側の領域に収納すべき物品名が表示されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の引き出し内整理構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、机の引き出し内を整理するための整理構造に関する。
【背景技術】
【0002】
机の引き出し内を整理するための整理構造に関しては、種々の技術が提案されている。
たとえば、特許文献1には、「引き出し整理具」が提案されている。
特許文献2には、「引き出しの仕切り部材」が提案されていて、コイルばねにより可動可能な仕切り板が開示されている。
特許文献3には、高さの異なる複数種類の仕切り板を備えた「事務用品整理箱」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−75973号公報
【特許文献2】特開平9−322832号公報
【特許文献3】実開平5−86246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来提案されている種々の引き出し内整理構造は、各種の仕切り板で引き出し内を仕切り、仕切った複数の領域にそれぞれ所定の収納物を収納できるようにした構成である。
ところが、仕切られた複数の領域にそれぞれ何を収納するのかについては、表示などはされておらず、引き出し内の収納物(たとえば文房具等)を出し入れするうちに、どの領域に何を収納すべきであるかの区別が曖昧となり、整理に不十分な構成であるという課題があった。
【0005】
この発明は、このような背景のもとになされたもので、仕切られた複数の領域において、それぞれ何を収納すべきかを表示するネームプレートが設けられ、しかもそのネームプレートが収納物の出し入れの邪魔にならないように工夫された引き出し内整理構造を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、引き出し内に配置される少なくとも1枚の横仕切り板を含む仕切り部材と、前記仕切り部材によって仕切られた引き出し内の複数の領域に対応付けられるように、前記横仕切り板の上辺から下方へ切除された矩形の切欠窓と、前記切欠窓に嵌められ、左右両側の支点を中心に前後方向に回動可能なネームプレートとを有し、前記ネームプレートには、引き出し内の対応付けられた領域に収納すべき物品名が表示されていることを特徴とする、引き出し内整理構造である。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記ネームプレートは、左右両側辺から左右に突出する支軸を有し、前記切欠窓の左右の枠部には、前記ネームプレートの支軸が嵌合する凹溝が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の引き出し内整理構造である。
請求項3記載の発明は、前記ネームプレートの正面には、手前側の領域に収納すべき物品名が表示されており、前記ネームプレートの裏面には、奥側の領域に収納すべき物品名が表示されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の引き出し内整理構造である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、引き出し内の仕切られた複数の領域に対応付けられて、それぞれの領域に収納すべき物品名がネームプレートにより表示されている。従って、収納物の整理機能が向上した引き出し内整理構造とすることができる。
しかも、ネームプレートは、収納物の出し入れに邪魔にならないように回動可能な構成であり、ネームプレートの表示が見やすい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、この発明の一実施形態に係る引き出し内整理構造の構成概要図である。
図2図2は、この発明の一実施形態に係る引き出し内整理構造の横仕切り板の正面図である。
図3図3は、横仕切り板の平面図である。
図4図4は、横仕切り板の右側面図である。
図5図5は、横仕切り板の底面図である。
図6図6は、横仕切り板の要部拡大部分正面図である。
図7図7は、横仕切り板の要部拡大部分平面図である。
図8図8は、図6のA−A矢視図である。
図9図9は、図6のB−B矢視図である。
図10図10は、ネームプレートの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下には、図面を参照して、この発明の一実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る引き出し内整理構造の構成概要図である。
引き出し内整理構造10は、机の引き出し1の収納空間2内に配置された例えば2枚の縦仕切り板11および例えば2枚の横仕切り板12を含んでいる。縦仕切り板11および横仕切り板12は、交差連結体を構成するように組み合わされており、全体として仕切り部材13を構成している。
【0011】
その結果、仕切り部材13、すなわち縦仕切り板11および横仕切り板12によって、机の引き出し1内の収納空間2は、複数の収納領域21〜29に仕切られている。
この実施形態の特徴は、仕切り部材13によって仕切られた引き出し1内の複数の収納領域21〜29にそれぞれ対応付けられるように、横仕切り板12に切欠窓14が形成されていることである。各切欠窓14は、横仕切り板12の上辺から下方へ向かって切除された矩形の窓となっている。すなわち、各切欠窓14は、両側枠および下枠を有するが、上枠は備えておらず、上方は開放された窓となっている。
【0012】
そして、この実施形態のさらなる特徴は、各切欠窓14に、ネームプレート15が嵌められていることである。各ネームプレート15は、それぞれ、切欠窓14に嵌められ、左右両側の支点を中心に前後方向に回動可能に取り付けられている。各ネームプレートには、引き出し1内の対応付けられた収納領域21〜29に収納すべき物品名が表示されている。
【0013】
より具体的には、ネームプレート15の正面には、前側の収納領域に収納する物品名(例えば「消しゴム」)が記載されている。また、ネームプレート15の裏面には、後方側に位置する収納領域に収納すべき物品名(例えば「のり」)が表示されている。
このような構成であるから、ネームプレート15を回動させ、当該ネームプレート15を通常の垂直状態から水平に近い状態とすることによって、対応する収納領域に何を収納すべきかを極めて容易に確認することができる。
【0014】
また、収納領域に物品を収納後は、ネームプレート15を垂直な状態にし、横仕切り板12とほぼ面一にすることにより、ネームプレート15が収納物の取り出しの邪魔になったりすることはない。
この実施形態によれば、机の引き出し1内の収納空間2を複数の収納領域に仕切ることができ、しかも仕切った複数の収納領域に何を収納すべきかを、容易に確認できる構成とすることができる。よって、引き出し1の中を整理しやすく、また収納物が特定の収納領域にきちんと収納できるといった効果を奏する整理構造とすることができる。
【0015】
なお、仕切り部材13は、少なくとも1枚の横仕切り板12によって構成することも可能である。
図2は、横仕切り板12の正面図、図3は横仕切り板12の平面図、図4は横仕切り板12の右側面図、図5は横仕切り板12の底面図である。
これら図2図5を参照して、横仕切り板12は、机の引き出し1内の横方向寸法に対応した横長長方形状の仕切り板である。当該仕切り板12には、縦仕切り板12を組み合わせることができるように、たとえば長さ方向中央部において、底面側から切り込まれたスリット16と、スリット16と横仕切り板12の左端とのほぼ中央部において、底面側から切り込まれたスリット17が形成されている。縦仕切り板11は、これらスリット16、17に対応付けられたスリットを備えており、横仕切り板12に対して縦仕切り板11はいわゆる井桁状に組み合わせることができる。つまり、縦仕切り板11と横仕切り板12とを、ほぼ直角に交差するように連結させ、井桁状の仕切り部材に組み立てることができる。
【0016】
横仕切り板12には、縦仕切り板11と組み立てられて仕切られる各収納領域に対応する位置に、言い換えればスリット16、17で区画された縦仕切り板12の各区画領域中央部において、上辺から下方へ切除された矩形の切欠窓14が形成されている。各切欠窓14の周囲は窓枠が構成されるように、やや板厚が厚くされた枠部18が設けられている。そして切欠窓14の左右の枠部18には、たとえば切欠窓14の上端開放部から底にむかって4分の1〜3分の1ほど下方へ下がった位置に、軸受け溝19が形成されている。
【0017】
図6は、図2における切欠窓14部分の拡大正面図であり、図7はその平面図であり、図8図6のA−A矢視図であり、図9図6のB−B矢視図である。
これら図6図9を参照して、切欠窓14の左右枠部18には、その裏面側から形成された軸受け溝19が設けられていることがわかる。
図10は、切欠窓14に嵌められるネームプレート15の正面図である。ネームプレート15は、切欠窓14に嵌まる大きさの矩形の板であり、左右両側辺から両側へ突出する支軸20が設けられている。ネームプレート15は、例えば樹脂で一体成形されており、その表面および裏面には、物品名表示領域が備えられている。この物品名表示領域に、たとえばシールプリント等で表示された物品名や物品図を貼り付けることにより、ネームプレート15が物品名を表示するプレートとして機能する。
【0018】
ネームプレート15の切欠窓14への取り付けは、ネームプレート15の支軸20を切欠窓の枠部18に形成された軸受け溝19へ嵌め込むことにより行う。軸受け溝19は、その入口がやや狭められており、ネームプレート15の支軸20をいわゆるクリック感を持って軸受け溝19へ嵌め込むことができる。そして嵌められた後は、軸受け溝19から支軸20が容易に抜け出ることはない。
【0019】
切欠窓14に嵌められたネームプレート15は、支軸20を中心に前後方向に回動可能であり、所望の角度に回動させた状態で、その位置で止まるように支軸20および軸受け溝19の寸法が設計されている。
【産業上の利用可能性】
【0020】
この発明に係る引き出し内整理構造は、机、特に学習机等の文房具類等を収納する引き出しを備えた学習机に対し、引き出し内に収納する文房具を適切に整理するのに好適な整理構造を提供することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【符号の説明】
【0021】
1 机の引き出し
2 収納空間
10 引き出し内整理構造
11 縦仕切り板
12 横仕切り板
13 仕切り部材
14 切欠窓
15 ネームプレート
16、17 スリット
18 枠部
19 軸受け溝
20 支軸
21〜29 収納領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10